JPH07127657A - 半自動変速機のクラッチ機構 - Google Patents
半自動変速機のクラッチ機構Info
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- JPH07127657A JPH07127657A JP29741893A JP29741893A JPH07127657A JP H07127657 A JPH07127657 A JP H07127657A JP 29741893 A JP29741893 A JP 29741893A JP 29741893 A JP29741893 A JP 29741893A JP H07127657 A JPH07127657 A JP H07127657A
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- Japan
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- clutch
- driven member
- power transmission
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- driven
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- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】半自動変速装置のクラッチ機構において、簡単
な構成で、クラッチの滑りや変速ショックをなくす。 【構成】エンジン側の駆動部材SINと一体回転するクラ
ッチフランジ10、プレッシャプレート11、21、及
び変速機側の被駆動部材SOUT に取り付けたクラッチプ
レート12、22によって第1のクラッチ1、第2のク
ラッチ2を構成する。第1のクラッチ1と被駆動部材S
OUT との間にワンウェイクラッチ16を介装する。例え
ば2−3シフト時に、駆動部材SINの回転を一旦落とし
た後再び上昇させる。このとき接状態の第1のクラッチ
1及びワンウェイクラッチ16により、駆動部材SINの
回転数が被駆動部材SOUT に追いついたときに、それま
でフリーであったワンウェイクラッチ16がロックし
て、駆動が行われる。その後、第2のクラッチ2を接状
態とする。これにより、クラッチの滑りがない。
な構成で、クラッチの滑りや変速ショックをなくす。 【構成】エンジン側の駆動部材SINと一体回転するクラ
ッチフランジ10、プレッシャプレート11、21、及
び変速機側の被駆動部材SOUT に取り付けたクラッチプ
レート12、22によって第1のクラッチ1、第2のク
ラッチ2を構成する。第1のクラッチ1と被駆動部材S
OUT との間にワンウェイクラッチ16を介装する。例え
ば2−3シフト時に、駆動部材SINの回転を一旦落とし
た後再び上昇させる。このとき接状態の第1のクラッチ
1及びワンウェイクラッチ16により、駆動部材SINの
回転数が被駆動部材SOUT に追いついたときに、それま
でフリーであったワンウェイクラッチ16がロックし
て、駆動が行われる。その後、第2のクラッチ2を接状
態とする。これにより、クラッチの滑りがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の変速段を有する
変速機、特に自動車等に搭載されて好適な変速機に係
り、詳しくは、変速操作に際し、フットペダルによるク
ラッチの接断動作を不要にしたいわゆる半自動変速機の
クラッチ機構に関する。
変速機、特に自動車等に搭載されて好適な変速機に係
り、詳しくは、変速操作に際し、フットペダルによるク
ラッチの接断動作を不要にしたいわゆる半自動変速機の
クラッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車等の変速機として、
手動変速機と自動変速機が知られている。前者は変速機
自体の構造は簡単であるが、発進時や変速時の変速レバ
ーのシフト操作やフットペダルによるクラッチ操作等が
煩雑となる。これに反して、後者の自動変速機は、煩雑
な変速レバーやフットペダルの操作は不要で、変速レバ
ーを例えばD(ドライブ)レンジに合わせておきさえす
れば、発進加速、減速から定速走行まで、アクセル操作
ひとつで自動的に好適な走行状態を実現することができ
る。ところがこのような自動変速機も欠点があり、その
構造が非常に複雑で、装置全体が大型化しがちとなり、
しかも多数の摩擦係合要素を油圧によって断続すること
により好適な走行状態を作り出しているため、例えば定
速走行時においても常時油圧を供給し続ける必要がある
という問題が指摘されている。
手動変速機と自動変速機が知られている。前者は変速機
自体の構造は簡単であるが、発進時や変速時の変速レバ
ーのシフト操作やフットペダルによるクラッチ操作等が
煩雑となる。これに反して、後者の自動変速機は、煩雑
な変速レバーやフットペダルの操作は不要で、変速レバ
ーを例えばD(ドライブ)レンジに合わせておきさえす
れば、発進加速、減速から定速走行まで、アクセル操作
ひとつで自動的に好適な走行状態を実現することができ
る。ところがこのような自動変速機も欠点があり、その
構造が非常に複雑で、装置全体が大型化しがちとなり、
しかも多数の摩擦係合要素を油圧によって断続すること
により好適な走行状態を作り出しているため、例えば定
速走行時においても常時油圧を供給し続ける必要がある
という問題が指摘されている。
【0003】上述の手動及び自動変速機の欠点を補うも
のとして、半自動変速機が知られている。このものは、
手動変速機におけるクラッチペダルを排除し、変速レバ
ーのシフトに基づいて、油圧装置等によってクラッチ操
作を自動的に行うようにしたものである。変速に際し、
変速レバーのシフトは必要であるが、特に煩雑であった
フットペダルによるクラッチ操作が不要となり、さら
に、クラッチを除いた部分、例えば変速ギヤ等の構成に
ついては、手動変速機とほとんど同様に簡単なものであ
る。また、自動変速機の定速走行時に常時不可欠であっ
た油圧の供給はもちろん不要となる。
のとして、半自動変速機が知られている。このものは、
手動変速機におけるクラッチペダルを排除し、変速レバ
ーのシフトに基づいて、油圧装置等によってクラッチ操
作を自動的に行うようにしたものである。変速に際し、
変速レバーのシフトは必要であるが、特に煩雑であった
フットペダルによるクラッチ操作が不要となり、さら
に、クラッチを除いた部分、例えば変速ギヤ等の構成に
ついては、手動変速機とほとんど同様に簡単なものであ
る。また、自動変速機の定速走行時に常時不可欠であっ
た油圧の供給はもちろん不要となる。
【0004】すなわち、半自動変速機は、構成、操作が
簡単で、しかも油圧のロスが少ないという利点を有して
いる。
簡単で、しかも油圧のロスが少ないという利点を有して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
半自動変速機は、クラッチの断続操作を油圧装置等によ
って自動的に行っているために、クラッチの微妙な断続
操作を行うのが難しく、クラッチの滑りが多発して摩耗
を助長したり、急激な接続による変速ショックを発生さ
せたりするおそれがあった。さらにクラッチの特性は、
その摩耗等に基づいて漸次変化するため、これを加味し
た上で良好なクラッチの断続操作を実現するには、制御
装置等によって複雑な制御を行わなければならないとい
う問題がある。
半自動変速機は、クラッチの断続操作を油圧装置等によ
って自動的に行っているために、クラッチの微妙な断続
操作を行うのが難しく、クラッチの滑りが多発して摩耗
を助長したり、急激な接続による変速ショックを発生さ
せたりするおそれがあった。さらにクラッチの特性は、
その摩耗等に基づいて漸次変化するため、これを加味し
た上で良好なクラッチの断続操作を実現するには、制御
装置等によって複雑な制御を行わなければならないとい
う問題がある。
【0006】そこで、本発明は、後述のように動力伝達
系を2系統設け、しかもその一方にワンウェイクラッチ
を介装することにより、簡単な構成でありながら、クラ
ッチの微妙な断続操作を行うことなしに、クラッチの摩
耗や変速ショックを低減するようにした半自動変速機の
クラッチ機構を提供することを目的とするものである。
系を2系統設け、しかもその一方にワンウェイクラッチ
を介装することにより、簡単な構成でありながら、クラ
ッチの微妙な断続操作を行うことなしに、クラッチの摩
耗や変速ショックを低減するようにした半自動変速機の
クラッチ機構を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、原動機側の駆動部材と変速
装置側の被駆動部材との間に介装された第1のクラッチ
を介して動力の断続を行う第1の動力伝達系と、前記駆
動部材と前記被駆動部材との間に介装された第2のクラ
ッチを介して動力の断続を行う第2の動力伝達系と、前
記第1のクラッチと前記駆動部材、または前記第1のク
ラッチと前記被駆動部材との間に介装され、前記駆動部
材側から前記被駆動部材側への動力の伝達を許容すると
ともに、前記被駆動部材側から前記駆動部材側への動力
伝達を遮断するワンウェイクラッチとを備えることを特
徴とする。
みてなされたものであって、原動機側の駆動部材と変速
装置側の被駆動部材との間に介装された第1のクラッチ
を介して動力の断続を行う第1の動力伝達系と、前記駆
動部材と前記被駆動部材との間に介装された第2のクラ
ッチを介して動力の断続を行う第2の動力伝達系と、前
記第1のクラッチと前記駆動部材、または前記第1のク
ラッチと前記被駆動部材との間に介装され、前記駆動部
材側から前記被駆動部材側への動力の伝達を許容すると
ともに、前記被駆動部材側から前記駆動部材側への動力
伝達を遮断するワンウェイクラッチとを備えることを特
徴とする。
【0008】この場合、前記第1の動力伝達系は、変速
操作のない状態にて前記第1のクラッチを接状態にする
第1の付勢部材と、変速操作に基づく加圧状態にて前記
第1のクラッチを断状態にする第1の油圧装置とを有
し、また、前記第2の動力伝達系は、変速操作のない状
態にて前記第2のクラッチを接状態にする第2の付勢部
材と、変速操作に基づく加圧状態にて前記第2のクラッ
チを断状態にする第2の油圧装置とを有するようにして
もよい。
操作のない状態にて前記第1のクラッチを接状態にする
第1の付勢部材と、変速操作に基づく加圧状態にて前記
第1のクラッチを断状態にする第1の油圧装置とを有
し、また、前記第2の動力伝達系は、変速操作のない状
態にて前記第2のクラッチを接状態にする第2の付勢部
材と、変速操作に基づく加圧状態にて前記第2のクラッ
チを断状態にする第2の油圧装置とを有するようにして
もよい。
【0009】さらに、前記第1のクラッチ及び第2のク
ラッチは、それぞれ摩擦係合要素を有する摩擦クラッチ
とすることができる。
ラッチは、それぞれ摩擦係合要素を有する摩擦クラッチ
とすることができる。
【0010】加えて、前記第1の動力伝達系の摩擦クラ
ッチは、フルードカップリングを有し、該フルードカッ
プリングを介して動力の伝達を行うようにしてもよい。
ッチは、フルードカップリングを有し、該フルードカッ
プリングを介して動力の伝達を行うようにしてもよい。
【0011】
【作用】以下の作用の説明においては、本発明に係る変
速機のクラッチ機構を一般的な自動車に搭載した場合を
例に説明する。
速機のクラッチ機構を一般的な自動車に搭載した場合を
例に説明する。
【0012】上述の構成では、駆動部材と被駆動部材と
の間に、第1及び第2の動力伝達系を介装し、しかも第
1の動力伝達系には、駆動部材側から被駆動部材側にの
み動力が伝達され得るようにワンウェイクラッチを設け
ている。これにより、クラッチ機構全体としての主な2
つの機能、すなわち回転数のそれぞれ異なる駆動部材と
被駆動部材との回転数を徐々に同じにしていく機能(以
下「同期機能」という。)と、駆動部材と被駆動部材と
を直結して両軸の間に動力をダイレクトに伝達させる機
能(以下「伝達機能」という。)とを分離し、そして、
前者の同期機能を(ワンウェイクラッチを有する)第1
の動力伝達系、後者の伝達機能を第2の動力伝達系に分
担させることができる。この結果、駆動部材と被駆動部
材との間の動力の伝達は、発進時及び変速時には主とし
て第1の動力伝達系が、またそれ以外の時には主として
第2の動力伝達系が担当することになる。
の間に、第1及び第2の動力伝達系を介装し、しかも第
1の動力伝達系には、駆動部材側から被駆動部材側にの
み動力が伝達され得るようにワンウェイクラッチを設け
ている。これにより、クラッチ機構全体としての主な2
つの機能、すなわち回転数のそれぞれ異なる駆動部材と
被駆動部材との回転数を徐々に同じにしていく機能(以
下「同期機能」という。)と、駆動部材と被駆動部材と
を直結して両軸の間に動力をダイレクトに伝達させる機
能(以下「伝達機能」という。)とを分離し、そして、
前者の同期機能を(ワンウェイクラッチを有する)第1
の動力伝達系、後者の伝達機能を第2の動力伝達系に分
担させることができる。この結果、駆動部材と被駆動部
材との間の動力の伝達は、発進時及び変速時には主とし
て第1の動力伝達系が、またそれ以外の時には主として
第2の動力伝達系が担当することになる。
【0013】自動車を2速から3速に変速する場合を例
に詳述すると、変速前には、第1及び第2のクラッチは
接状態である。変速に際し、アクセルペダルを戻して駆
動部材の回転を落とし(アクセルペダルによらずシフト
に基づいてエンジンの回転数を直接制御するようにして
もよい。)、つづいて、変速レバーを2レンジから3レ
ンジにシフトすることに基づき、第2のクラッチが断状
態となる。このとき原動機側の駆動部材の回転数は急減
する。この時点で駆動部材の回転数が被駆動部材の回転
数よりも落ち、第1のクラッチのワンウェイクラッチは
フリーとなる。一方、変速機側の被駆動部材の回転は漸
減し、2−3シフトに伴う歯車の噛換えと同時に一旦急
減し、シフト後再び漸減するが、アイドル回転にまでは
落ちない。2−3シフトの終了後、アクセルペダルを踏
み込んで原動機の回転を上げる。すると、駆動部材の回
転数が被駆動部材の回転数に一致したときに、いままで
フリーであったワンウェイクラッチがロックし、駆動部
材の駆動力がワンウェイクラッチ、第1のクラッチを介
して被駆動部材に伝達される。その後、第2のクラッチ
を接状態にする。このときは既に、第1のクラッチ等に
よって駆動部材と被駆動部材との回転数がほぼ同じにな
っているので、第2のクラッチの接動作は、クラッチが
ほとんど滑ることなく円滑に行われる。また、シフト中
には、第1のクラッチは定常的に接状態を維持している
ので、第1のクラッチも滑ることはない。すなわち、ワ
ンウェイクラッチの作用により、変速時には、第1及び
第2のクラッチの双方とも滑ることはない。ただし、第
1のクラッチは、発進時には、従来と同様、半クラッチ
が必要である。
に詳述すると、変速前には、第1及び第2のクラッチは
接状態である。変速に際し、アクセルペダルを戻して駆
動部材の回転を落とし(アクセルペダルによらずシフト
に基づいてエンジンの回転数を直接制御するようにして
もよい。)、つづいて、変速レバーを2レンジから3レ
ンジにシフトすることに基づき、第2のクラッチが断状
態となる。このとき原動機側の駆動部材の回転数は急減
する。この時点で駆動部材の回転数が被駆動部材の回転
数よりも落ち、第1のクラッチのワンウェイクラッチは
フリーとなる。一方、変速機側の被駆動部材の回転は漸
減し、2−3シフトに伴う歯車の噛換えと同時に一旦急
減し、シフト後再び漸減するが、アイドル回転にまでは
落ちない。2−3シフトの終了後、アクセルペダルを踏
み込んで原動機の回転を上げる。すると、駆動部材の回
転数が被駆動部材の回転数に一致したときに、いままで
フリーであったワンウェイクラッチがロックし、駆動部
材の駆動力がワンウェイクラッチ、第1のクラッチを介
して被駆動部材に伝達される。その後、第2のクラッチ
を接状態にする。このときは既に、第1のクラッチ等に
よって駆動部材と被駆動部材との回転数がほぼ同じにな
っているので、第2のクラッチの接動作は、クラッチが
ほとんど滑ることなく円滑に行われる。また、シフト中
には、第1のクラッチは定常的に接状態を維持している
ので、第1のクラッチも滑ることはない。すなわち、ワ
ンウェイクラッチの作用により、変速時には、第1及び
第2のクラッチの双方とも滑ることはない。ただし、第
1のクラッチは、発進時には、従来と同様、半クラッチ
が必要である。
【0014】一方、変速を伴わない加減速時及び定速走
行時の動力の伝達は、駆動部材と被駆動部材とを直結す
る第2のクラッチによって行われる。ただし、被駆動部
材の回転数が駆動部材の回転数を上回る場合を除いて、
第1のクラッチによっても動力の伝達が行われる。
行時の動力の伝達は、駆動部材と被駆動部材とを直結す
る第2のクラッチによって行われる。ただし、被駆動部
材の回転数が駆動部材の回転数を上回る場合を除いて、
第1のクラッチによっても動力の伝達が行われる。
【0015】なお、第1のクラッチは、ワンウェイクラ
ッチの介装方向に基づき、ロック状態となる加速時に
は、駆動部材の駆動力を被駆動部材に伝達することがで
きるが、フリー状態となる減速時には、被駆動部材から
駆動部材に駆動力を伝達することができない。つまりエ
ンジンブレーキ時には、まったく作用しない。エンジン
ブレーキ時には、第2のクラッチが作用する。
ッチの介装方向に基づき、ロック状態となる加速時に
は、駆動部材の駆動力を被駆動部材に伝達することがで
きるが、フリー状態となる減速時には、被駆動部材から
駆動部材に駆動力を伝達することができない。つまりエ
ンジンブレーキ時には、まったく作用しない。エンジン
ブレーキ時には、第2のクラッチが作用する。
【0016】以上をまとめると、第1のクラッチは、基
本的に発進時以外は常時接状態をとるようにする。変速
時においても、ワンウェイクラッチの作用で駆動部材と
被駆動部材との動力の伝達が絶たれるので、接状態を維
持できる。これに対し、第2のクラッチは、発進時及び
変速時に断状態とし、それ以外は接状態とする。接動作
は第1のクラッチの作用に基づき、駆動部材と被駆動部
材との回転数がほぼ同じになってから行う。つまり、第
2のクラッチは、定常的に半クラッチを必要としない。
本的に発進時以外は常時接状態をとるようにする。変速
時においても、ワンウェイクラッチの作用で駆動部材と
被駆動部材との動力の伝達が絶たれるので、接状態を維
持できる。これに対し、第2のクラッチは、発進時及び
変速時に断状態とし、それ以外は接状態とする。接動作
は第1のクラッチの作用に基づき、駆動部材と被駆動部
材との回転数がほぼ同じになってから行う。つまり、第
2のクラッチは、定常的に半クラッチを必要としない。
【0017】なお、本発明の主要な部分である、第1の
動力伝達系のワンウェイクラッチ及び第1のクラッチを
介して駆動部材と被駆動部材との回転数をほぼ同じにし
てから第2のクラッチを接状態にする、という点につい
ては、加速時の変速はもちろん、減速時の変速、さらに
は発進時についても同様であるので、その説明は実施例
にて述べることにし、ここでは省略する。
動力伝達系のワンウェイクラッチ及び第1のクラッチを
介して駆動部材と被駆動部材との回転数をほぼ同じにし
てから第2のクラッチを接状態にする、という点につい
ては、加速時の変速はもちろん、減速時の変速、さらに
は発進時についても同様であるので、その説明は実施例
にて述べることにし、ここでは省略する。
【0018】次に、第1及び第2の動力伝達系の双方と
も、付勢部材によって接状態を作り、油圧装置の加圧に
よって断状態を作るようにしているが、断状態が必要な
変速時等(発進時を含む)は、自動車の一般的な走行に
おいて占める割合が少ない。したがって、油圧装置によ
る油圧の供給が少なくなり、自動変速機と異なり常時油
圧を供給する必要をなくすことができる。このため、油
圧を発生させるためのオイルポンプのロスをなくして燃
費等を向上させることができる。
も、付勢部材によって接状態を作り、油圧装置の加圧に
よって断状態を作るようにしているが、断状態が必要な
変速時等(発進時を含む)は、自動車の一般的な走行に
おいて占める割合が少ない。したがって、油圧装置によ
る油圧の供給が少なくなり、自動変速機と異なり常時油
圧を供給する必要をなくすことができる。このため、油
圧を発生させるためのオイルポンプのロスをなくして燃
費等を向上させることができる。
【0019】さらに、前述の第1及び第2のクラッチを
摩擦クラッチによって形成するときは、他の形式のクラ
ッチに比して、その構成を簡素化することができる。
摩擦クラッチによって形成するときは、他の形式のクラ
ッチに比して、その構成を簡素化することができる。
【0020】加えて、摩擦クラッチがフルードカップリ
ングを有するときは、低回転時のクラッチの引きずりを
低減させることができる。
ングを有するときは、低回転時のクラッチの引きずりを
低減させることができる。
【0021】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。なお、以下の説明においては、本発明に係
るクラッチ機構を、自動車のエンジン(原動機)と前進
3速の変速装置(いずれも不図示)の間に装着したもの
として説明する。 〈実施例1〉図1に、変速機のクラッチ機構Cを図示す
る。同図は、クラッチ機構Cの上半部の構成を示す縦断
面図、クラッチを作動させるための油圧制御装置を示す
図、及び自動車の走行状態とクラッチバルブの開閉、ワ
ンウェイクラッチ(OWC)の作動状態との関係を示す
表とによって構成されている。
て説明する。なお、以下の説明においては、本発明に係
るクラッチ機構を、自動車のエンジン(原動機)と前進
3速の変速装置(いずれも不図示)の間に装着したもの
として説明する。 〈実施例1〉図1に、変速機のクラッチ機構Cを図示す
る。同図は、クラッチ機構Cの上半部の構成を示す縦断
面図、クラッチを作動させるための油圧制御装置を示す
図、及び自動車の走行状態とクラッチバルブの開閉、ワ
ンウェイクラッチ(OWC)の作動状態との関係を示す
表とによって構成されている。
【0022】クラッチ機構Cは、エンジン側の駆動部材
(クラッチ機構Cにおいてエンジンの出力軸からの回転
がはじめに入力される部材という意味で以下「駆動軸」
という。なお、同図においては、円板状のプレートで図
示している。)SINと変速機側の被駆動部材(クラッチ
機構Cからの最終的な出力軸となる。以下「被駆動軸」
という。)SOUT との間に介装されており、両軸SIN、
SOUT の間に2つの動力伝達系、すなわち第1の動力伝
達系及び第2の動力伝達系を構成している。これら第1
及び第2の動力伝達系を具体的に構成している主なもの
は、それぞれ第1のクラッチ1、第2のクラッチ2であ
る。
(クラッチ機構Cにおいてエンジンの出力軸からの回転
がはじめに入力される部材という意味で以下「駆動軸」
という。なお、同図においては、円板状のプレートで図
示している。)SINと変速機側の被駆動部材(クラッチ
機構Cからの最終的な出力軸となる。以下「被駆動軸」
という。)SOUT との間に介装されており、両軸SIN、
SOUT の間に2つの動力伝達系、すなわち第1の動力伝
達系及び第2の動力伝達系を構成している。これら第1
及び第2の動力伝達系を具体的に構成している主なもの
は、それぞれ第1のクラッチ1、第2のクラッチ2であ
る。
【0023】第1のクラッチ1は、駆動軸SIN側にクラ
ッチフランジ10(これは後述の第2のクラッチ2にお
いても兼用される。)、プレッシャプレート11を有
し、これら部材によって挟持されるクラッチプレート1
2を被駆動軸SOUT 側に有する。クラッチフランジ10
は、被駆動軸SOUT の外側のケース部材10fの外周に
よって回転自在に支持された、軸方向に長いボス部10
a、ボス部10aの長手方向中央から外周方向に広がり
さらに最外周にて前方(以下、同図の左側を「前」、右
側を「後」という。)に延びるハブ部10b、そしてハ
ブ部10bの前端に内側に向けて固定されたフランジ部
10cを有する。フランジ部10cの外周側前方にはね
じ付きのボス10dが突設されており、このねじに螺合
するナット10eを介して円板状の駆動軸SINが前方か
ら固定されている。クラッチフランジ10に対しては、
この駆動軸SINを介してエンジンからの駆動力が伝達さ
れる。
ッチフランジ10(これは後述の第2のクラッチ2にお
いても兼用される。)、プレッシャプレート11を有
し、これら部材によって挟持されるクラッチプレート1
2を被駆動軸SOUT 側に有する。クラッチフランジ10
は、被駆動軸SOUT の外側のケース部材10fの外周に
よって回転自在に支持された、軸方向に長いボス部10
a、ボス部10aの長手方向中央から外周方向に広がり
さらに最外周にて前方(以下、同図の左側を「前」、右
側を「後」という。)に延びるハブ部10b、そしてハ
ブ部10bの前端に内側に向けて固定されたフランジ部
10cを有する。フランジ部10cの外周側前方にはね
じ付きのボス10dが突設されており、このねじに螺合
するナット10eを介して円板状の駆動軸SINが前方か
ら固定されている。クラッチフランジ10に対しては、
この駆動軸SINを介してエンジンからの駆動力が伝達さ
れる。
【0024】上述のクラッチフランジ10が被駆動軸S
OUT の軸方向(以下「前後方向」という。)には移動不
能に配置されているのに対し、プレッシャプレート11
は、クラッチフランジ10によって前後方向移動可能に
支持されている。プレッシャプレート11は、クラッチ
フランジ10のボス部10aの外周面によって、前後動
自在に支持された内側部11aと、内側部11aの外周
から前方に延びる中間部11bと、中間部11bの前端
から外側に広がるプレート部11cを有する。内側部1
1aとボス部10aの外周面との間には、パッキン11
dが介装されている。また内側部11aの前方には、ボ
ス部10a外周に嵌合されたスナップリング13aによ
って位置決めされた固定プレート13が配置され、それ
ぞれボス部10aの外周と、中間部11bとの間には、
Oリング13b、パッキン13cが装着されている。こ
れらの部材によって、プレッシャプレート11を前後動
させるための油圧室Aが形成されている。プレート部1
1cは、前述のクラッチフランジ10のフランジ部10
cに対向する位置に配置されており、プレート部11c
の背面には、クラッチフランジ10のハブ部10bとの
間にプレッシャプレート11全体を前方に付勢する付勢
部材15が配置されている。
OUT の軸方向(以下「前後方向」という。)には移動不
能に配置されているのに対し、プレッシャプレート11
は、クラッチフランジ10によって前後方向移動可能に
支持されている。プレッシャプレート11は、クラッチ
フランジ10のボス部10aの外周面によって、前後動
自在に支持された内側部11aと、内側部11aの外周
から前方に延びる中間部11bと、中間部11bの前端
から外側に広がるプレート部11cを有する。内側部1
1aとボス部10aの外周面との間には、パッキン11
dが介装されている。また内側部11aの前方には、ボ
ス部10a外周に嵌合されたスナップリング13aによ
って位置決めされた固定プレート13が配置され、それ
ぞれボス部10aの外周と、中間部11bとの間には、
Oリング13b、パッキン13cが装着されている。こ
れらの部材によって、プレッシャプレート11を前後動
させるための油圧室Aが形成されている。プレート部1
1cは、前述のクラッチフランジ10のフランジ部10
cに対向する位置に配置されており、プレート部11c
の背面には、クラッチフランジ10のハブ部10bとの
間にプレッシャプレート11全体を前方に付勢する付勢
部材15が配置されている。
【0025】プレッシャプレート11の前方には、クラ
ッチプレート12が配置されている。クラッチプレート
12は、内周側に、周方向に数個のばねを有するダンパ
12aが配置され、外周側には、表裏両面にクラッチフ
ェーシング12bが貼着されている。クラッチプレート
12の内側には規制板12c、12cによって、前後方
向の移動が規制されたワンウェイクラッチ16が装着さ
れている。ワンウェイクラッチ16は、被駆動軸SOUT
の外周にセレーション結合されたリング16aに内周側
が固定されている。これによりクラッチプレート12
は、被駆動軸SOUT によって前後動可能に支持されると
ともに、ワンウェイクラッチ16の装着方向に基づき、
その回転が規制される。
ッチプレート12が配置されている。クラッチプレート
12は、内周側に、周方向に数個のばねを有するダンパ
12aが配置され、外周側には、表裏両面にクラッチフ
ェーシング12bが貼着されている。クラッチプレート
12の内側には規制板12c、12cによって、前後方
向の移動が規制されたワンウェイクラッチ16が装着さ
れている。ワンウェイクラッチ16は、被駆動軸SOUT
の外周にセレーション結合されたリング16aに内周側
が固定されている。これによりクラッチプレート12
は、被駆動軸SOUT によって前後動可能に支持されると
ともに、ワンウェイクラッチ16の装着方向に基づき、
その回転が規制される。
【0026】次に第2のクラッチ2の構成を説明する。
第2のクラッチ2は、駆動軸SIN側にクラッチフランジ
10(上述の第1のクラッチ1と兼用)、プレッシャプ
レート21を有し、これら部材によって挟持されるクラ
ッチプレート22を被駆動軸SOUT 側に有する。クラッ
チフランジ10を囲むようにして配置されたプレッシャ
プレート21は、クラッチフランジ10によって前後方
向に移動可能に支持されている。プレッシャプレート2
1は、ボス部10aの外周面によって、前後動自在に支
持された内側部21aと、内側部21aから後方に延び
る中間部21bと、中間部21bをさらに外側に広げの
前方に延長した部分から内側に広がるプレート部21c
を有する。内側部21aとボス部10aの外周面との間
には、パッキン21dが介装されている。また内側部2
1aの後方には、ボス部10a外周に嵌合されたスナッ
プリング23aによって位置決めされた固定プレート2
3が配置され、それぞれボス部10aの外周と、中間部
21bとの間には、Oリング23b、パッキン23cが
装着されている。これらの部材によって、プレッシャプ
レート21を前後動させるための油圧室Bが形成されて
いる。プレート部21cは、前述のボス10dが貫通す
る透孔を有し、クラッチフランジ10のフランジ部10
cに対向する位置に配置されている。クラッチフランジ
10のハブ部10bの背面側とプレッシャプレート21
の間には、プレッシャプレート21全体を後方に付勢す
る付勢部材25が介装されている。
第2のクラッチ2は、駆動軸SIN側にクラッチフランジ
10(上述の第1のクラッチ1と兼用)、プレッシャプ
レート21を有し、これら部材によって挟持されるクラ
ッチプレート22を被駆動軸SOUT 側に有する。クラッ
チフランジ10を囲むようにして配置されたプレッシャ
プレート21は、クラッチフランジ10によって前後方
向に移動可能に支持されている。プレッシャプレート2
1は、ボス部10aの外周面によって、前後動自在に支
持された内側部21aと、内側部21aから後方に延び
る中間部21bと、中間部21bをさらに外側に広げの
前方に延長した部分から内側に広がるプレート部21c
を有する。内側部21aとボス部10aの外周面との間
には、パッキン21dが介装されている。また内側部2
1aの後方には、ボス部10a外周に嵌合されたスナッ
プリング23aによって位置決めされた固定プレート2
3が配置され、それぞれボス部10aの外周と、中間部
21bとの間には、Oリング23b、パッキン23cが
装着されている。これらの部材によって、プレッシャプ
レート21を前後動させるための油圧室Bが形成されて
いる。プレート部21cは、前述のボス10dが貫通す
る透孔を有し、クラッチフランジ10のフランジ部10
cに対向する位置に配置されている。クラッチフランジ
10のハブ部10bの背面側とプレッシャプレート21
の間には、プレッシャプレート21全体を後方に付勢す
る付勢部材25が介装されている。
【0027】プレッシャプレート21のプレート部21
cの内側には、クラッチプレート22が配置されてい
る。クラッチプレート22は、内周側に、ゴム等の弾性
部材を有するダンパ22aが配置され、外周側には、表
裏両面にクラッチフェーシング22bが貼着されてい
る。クラッチプレート22の内側は、被駆動軸SOUT の
外周にセレーション結合されている。これによりクラッ
チプレート22は、被駆動軸SOUT と一体回転するとと
もに、被駆動軸SOUT によって前後動可能に支持され
る。
cの内側には、クラッチプレート22が配置されてい
る。クラッチプレート22は、内周側に、ゴム等の弾性
部材を有するダンパ22aが配置され、外周側には、表
裏両面にクラッチフェーシング22bが貼着されてい
る。クラッチプレート22の内側は、被駆動軸SOUT の
外周にセレーション結合されている。これによりクラッ
チプレート22は、被駆動軸SOUT と一体回転するとと
もに、被駆動軸SOUT によって前後動可能に支持され
る。
【0028】上述の付勢部材15は変速操作のない状態
において、クラッチプレート12をフランジ部10cと
プレート部11cとの間に挟持する。すなわち第1のク
ラッチ1の接状態を作り出す。同様に付勢部材25は変
速操作のない状態において、クラッチプレート22をフ
ランジ部10cとプレート部21cとの間に挟持する。
すなわち第2のクラッチ2の接状態を作り出す。これら
変速操作のない状態の付勢部材15、25の付勢力に抗
して、第1のクラッチ1及び第2のクラッチ2の断状態
を作るのが、油圧室A及び油圧室Bに圧油を供給する油
圧制御装置30である。
において、クラッチプレート12をフランジ部10cと
プレート部11cとの間に挟持する。すなわち第1のク
ラッチ1の接状態を作り出す。同様に付勢部材25は変
速操作のない状態において、クラッチプレート22をフ
ランジ部10cとプレート部21cとの間に挟持する。
すなわち第2のクラッチ2の接状態を作り出す。これら
変速操作のない状態の付勢部材15、25の付勢力に抗
して、第1のクラッチ1及び第2のクラッチ2の断状態
を作るのが、油圧室A及び油圧室Bに圧油を供給する油
圧制御装置30である。
【0029】油圧制御装置30は、それぞれ油ポンプ3
2、バッファータンク31を介して、供給された油圧
を、それぞれクラッチソレノイド19、29の作動に基
づく、クラッチバルブV1、V2の開閉によって、クラ
ッチフランジ10のボス部10aの油路10d、10e
等を介して油圧室A及び油圧室Bに供給する油圧の圧力
を制御している。油圧制御装置30は、油圧室A、Bに
供給する油圧PA 、PBと、付勢部材15、25の付勢
力とのバランスによって、それぞれ第1、第2のクラッ
チ1、2の断続操作を行う。図1の左下の表に、クラッ
チバルブV1、V2及びワンウェイクラッチ16の作動
状態を示す。同表中、○印はクラッチバルブV1または
クラッチバルブV2が作動し、これにより油圧室Aまた
は油圧室Bに油圧PA または油圧PB が供給され、した
がって第1のクラッチ1(発進用クラッチ)または第2
のクラッチ2(変速用クラッチ)が断状態になることを
示し、×印は、油圧の供給が絶たれ、第1のクラッチ1
または第2のクラッチ2が接状態になることを示す。ま
た、第1のクラッチ1の接状態において、ワンウェイク
ラッチ16がロック(LOCK)すると、駆動軸SINか
ら被駆動軸SOUT への動力の伝達は行われるが、フリー
(FREE)のときは、動力の伝達は行われない。
2、バッファータンク31を介して、供給された油圧
を、それぞれクラッチソレノイド19、29の作動に基
づく、クラッチバルブV1、V2の開閉によって、クラ
ッチフランジ10のボス部10aの油路10d、10e
等を介して油圧室A及び油圧室Bに供給する油圧の圧力
を制御している。油圧制御装置30は、油圧室A、Bに
供給する油圧PA 、PBと、付勢部材15、25の付勢
力とのバランスによって、それぞれ第1、第2のクラッ
チ1、2の断続操作を行う。図1の左下の表に、クラッ
チバルブV1、V2及びワンウェイクラッチ16の作動
状態を示す。同表中、○印はクラッチバルブV1または
クラッチバルブV2が作動し、これにより油圧室Aまた
は油圧室Bに油圧PA または油圧PB が供給され、した
がって第1のクラッチ1(発進用クラッチ)または第2
のクラッチ2(変速用クラッチ)が断状態になることを
示し、×印は、油圧の供給が絶たれ、第1のクラッチ1
または第2のクラッチ2が接状態になることを示す。ま
た、第1のクラッチ1の接状態において、ワンウェイク
ラッチ16がロック(LOCK)すると、駆動軸SINか
ら被駆動軸SOUT への動力の伝達は行われるが、フリー
(FREE)のときは、動力の伝達は行われない。
【0030】図2に図1のクラッチ機構Cの概略構成
図、図3にクラッチ機構Cの作動図を示す。これらの図
と、上述の図1の表を参照してクラッチ機構Cの動作を
説明する。なお、図2中、E/Gはエンジンを、またT
/Mは変速装置を示している。
図、図3にクラッチ機構Cの作動図を示す。これらの図
と、上述の図1の表を参照してクラッチ機構Cの動作を
説明する。なお、図2中、E/Gはエンジンを、またT
/Mは変速装置を示している。
【0031】自動車の発進前の停止時には、第1、第2
のクラッチ1、2とも接状態である。ここで、シフトス
イッチONにする(変速レバーを1速にシフトする)
と、油圧室A、Bに油圧PA 、PB が供給され、第1及
び第2のクラッチ1、2が接状態となる。つづいて、ア
クセルを踏み込むとまず、駆動軸SINの回転が上昇し、
これとほぼ同時に油圧PA を徐々下がって、第1のクラ
ッチ1は、半クラッチ状態となり、ワンウェイクラッチ
16のロックに基づき、駆動軸SINの動力が徐々に伝達
されて被駆動軸SOUT の回転が上昇していく。そして半
クラッチ状態が終了して、第1のクラッチ1が完全に接
状態となると、駆動軸SINの回転数と被駆動軸SOUT の
回転数とが同じになり、これらは相互に等しい回転数で
ともに上昇し、加速が行われる。両軸の回転数が同じに
なった後、速やかに第2のクラッチ2を接状態にする。
なお、回転数を同時に上昇させる際、第2のクラッチ2
は、第1のクラッチ1の半クラッチ終了後、1−2シフ
ト前に、同図の点線S2に示すように断状態を継続する
こともできる。このような継続は、この間の時間間隔が
短いこと、またこの短時間内に「接」「断」の動作を行
うためには制御が複雑になること、この時間内において
はエンジンブレーキが使用される可能性が少ないこと、
等のもっぱら実用面での理由に基づいて行うものであ
り、この「断」「接」動作を省略することで、制御の簡
素化を図ることができる。
のクラッチ1、2とも接状態である。ここで、シフトス
イッチONにする(変速レバーを1速にシフトする)
と、油圧室A、Bに油圧PA 、PB が供給され、第1及
び第2のクラッチ1、2が接状態となる。つづいて、ア
クセルを踏み込むとまず、駆動軸SINの回転が上昇し、
これとほぼ同時に油圧PA を徐々下がって、第1のクラ
ッチ1は、半クラッチ状態となり、ワンウェイクラッチ
16のロックに基づき、駆動軸SINの動力が徐々に伝達
されて被駆動軸SOUT の回転が上昇していく。そして半
クラッチ状態が終了して、第1のクラッチ1が完全に接
状態となると、駆動軸SINの回転数と被駆動軸SOUT の
回転数とが同じになり、これらは相互に等しい回転数で
ともに上昇し、加速が行われる。両軸の回転数が同じに
なった後、速やかに第2のクラッチ2を接状態にする。
なお、回転数を同時に上昇させる際、第2のクラッチ2
は、第1のクラッチ1の半クラッチ終了後、1−2シフ
ト前に、同図の点線S2に示すように断状態を継続する
こともできる。このような継続は、この間の時間間隔が
短いこと、またこの短時間内に「接」「断」の動作を行
うためには制御が複雑になること、この時間内において
はエンジンブレーキが使用される可能性が少ないこと、
等のもっぱら実用面での理由に基づいて行うものであ
り、この「断」「接」動作を省略することで、制御の簡
素化を図ることができる。
【0032】第1のクラッチ1については、半クラッチ
終了後、自動車が停止する(または所定の速度以下にな
る)まで、接状態が継続される。
終了後、自動車が停止する(または所定の速度以下にな
る)まで、接状態が継続される。
【0033】発進加速が終了すると、アクセルをOFF
にし、1−2シフトを行う。このとき、第2のクラッチ
2は、断状態となる。アクセルOFFにより、駆動軸S
INの回転数が激減して、被駆動軸SOUT の回転数を下回
り、ワンウェイクラッチ16がフリーとなる。被駆動軸
SOUT の回転数は、漸減し、変速段の切換えの瞬間に一
旦急減し、つづいて漸減するが、駆動軸SINの回転数を
下回らない。1−2シフト終了後、アクセルONとする
と、駆動軸SINの回転数が急増する。そして、駆動軸S
INの回転数が被駆動軸SOUT の回転数に追いつくと、ワ
ンウェイクラッチ16がロックし、両軸の回転数が同じ
になる(第1のクラッチ1の同期機能)。この状態でア
クセルを踏み込むと、2速の加速が行われる。この加速
の開始後、速やかに第2のクラッチ2を接状態にする。
このときには、駆動軸SINと被駆動軸SOUT との回転数
が同期されているので、第2のクラッチ2の接動作は、
ほとんど滑りや急接続のない円滑なものとなり、もちろ
ん変速ショックも発生しない。
にし、1−2シフトを行う。このとき、第2のクラッチ
2は、断状態となる。アクセルOFFにより、駆動軸S
INの回転数が激減して、被駆動軸SOUT の回転数を下回
り、ワンウェイクラッチ16がフリーとなる。被駆動軸
SOUT の回転数は、漸減し、変速段の切換えの瞬間に一
旦急減し、つづいて漸減するが、駆動軸SINの回転数を
下回らない。1−2シフト終了後、アクセルONとする
と、駆動軸SINの回転数が急増する。そして、駆動軸S
INの回転数が被駆動軸SOUT の回転数に追いつくと、ワ
ンウェイクラッチ16がロックし、両軸の回転数が同じ
になる(第1のクラッチ1の同期機能)。この状態でア
クセルを踏み込むと、2速の加速が行われる。この加速
の開始後、速やかに第2のクラッチ2を接状態にする。
このときには、駆動軸SINと被駆動軸SOUT との回転数
が同期されているので、第2のクラッチ2の接動作は、
ほとんど滑りや急接続のない円滑なものとなり、もちろ
ん変速ショックも発生しない。
【0034】2速の加速が終了すると、アクセルをOF
Fして、2−3シフトに入る。なお、2−3シフトとこ
れにつづく3速加速についての、第1、第2のクラッチ
1、2、及びワンウェイクラッチ16の動作は、1−2
シフトとこれにつづく2速加速のときと同様なのでその
説明は省略する。さらに、減速時の3−2シフトについ
ても、シフト時に被駆動軸SOUT の回転数が一旦上昇す
ることを除いては、上述の1−2シフトや2−3シフト
とほとんど同じであるのでその説明の省略する。
Fして、2−3シフトに入る。なお、2−3シフトとこ
れにつづく3速加速についての、第1、第2のクラッチ
1、2、及びワンウェイクラッチ16の動作は、1−2
シフトとこれにつづく2速加速のときと同様なのでその
説明は省略する。さらに、減速時の3−2シフトについ
ても、シフト時に被駆動軸SOUT の回転数が一旦上昇す
ることを除いては、上述の1−2シフトや2−3シフト
とほとんど同じであるのでその説明の省略する。
【0035】以上の説明のように、上述の第1のクラッ
チ1及び第2のクラッチ2は、基本的には、実線に示す
ように動作させる。すなわち、第1のクラッチ1は、停
止時及び発進時に接状態をとり、他の場合は断状態をと
るようにする。一方、第2のクラッチ2は、停止時及び
発進時、さらに変速時に断状態とする。さらに、この第
2のクラッチ2の変速時の断状態とワンウェイクラッチ
16のフリーの状態が対応している。これらのことか
ら、ワンウェイクラッチ16を含めて考えた場合の第1
のクラッチ1は、発進時、変速時等に駆動軸SINと被駆
動軸SOUT との回転数を同じにするように機能し(同期
機能)、一方、第2のクラッチ2は、駆動軸SINと被駆
動軸SOUT との回転が同期された状態において接状態を
とり、加減速時及び定速走行時に駆動軸SINと被駆動軸
SOUT との間の動力の伝達を図るように機能する(伝達
機能)。なお、エンジンブレーキ時には、第1のクラッ
チ1のワンウェイクラッチ16がフリーとなり、このと
きは、第2のクラッチが作動することになる。
チ1及び第2のクラッチ2は、基本的には、実線に示す
ように動作させる。すなわち、第1のクラッチ1は、停
止時及び発進時に接状態をとり、他の場合は断状態をと
るようにする。一方、第2のクラッチ2は、停止時及び
発進時、さらに変速時に断状態とする。さらに、この第
2のクラッチ2の変速時の断状態とワンウェイクラッチ
16のフリーの状態が対応している。これらのことか
ら、ワンウェイクラッチ16を含めて考えた場合の第1
のクラッチ1は、発進時、変速時等に駆動軸SINと被駆
動軸SOUT との回転数を同じにするように機能し(同期
機能)、一方、第2のクラッチ2は、駆動軸SINと被駆
動軸SOUT との回転が同期された状態において接状態を
とり、加減速時及び定速走行時に駆動軸SINと被駆動軸
SOUT との間の動力の伝達を図るように機能する(伝達
機能)。なお、エンジンブレーキ時には、第1のクラッ
チ1のワンウェイクラッチ16がフリーとなり、このと
きは、第2のクラッチが作動することになる。
【0036】ところで、上述したのは、ワンウェイクラ
ッチ16を含めた第1のクラッチ1及び第2のクラッチ
2の基本的な動作であり、これらは設計上、実用上等の
理由により適宜に変更することもできる。図1の第2の
クラッチ2を前述のように図3の点線S2の部分にする
こともその例であり、さらには、例えば図1の第1のク
ラッチ1を図3の点線S1に示すように、1−2シフト
時に第1のクラッチ1を断状態としてもよい。これによ
り、発進時と同様に半クラッチが発生するが、第1のク
ラッチ1の容量を小さくしてコンパクト化することが可
能となる。もちろん、点線S1と同様な部分を2−3シ
フト、3−2シフトに設けてもよい。
ッチ16を含めた第1のクラッチ1及び第2のクラッチ
2の基本的な動作であり、これらは設計上、実用上等の
理由により適宜に変更することもできる。図1の第2の
クラッチ2を前述のように図3の点線S2の部分にする
こともその例であり、さらには、例えば図1の第1のク
ラッチ1を図3の点線S1に示すように、1−2シフト
時に第1のクラッチ1を断状態としてもよい。これによ
り、発進時と同様に半クラッチが発生するが、第1のク
ラッチ1の容量を小さくしてコンパクト化することが可
能となる。もちろん、点線S1と同様な部分を2−3シ
フト、3−2シフトに設けてもよい。
【0037】また、図3のS1を設けた場合、運転状況
によりシフト中にワンウェイクラッチ16に衝撃が発生
することもある。この場合には、第1のクラッチ1を発
進時と同様に半クラッチを使って接状態にし、クラッチ
を滑らせる変更することもできる。同様に、第2のクラ
ッチ2も接状態にあたって、クラッチを滑らせる変更を
すれば、さらに変速ショックの低減につながる。 〈実施例2〉図4、図5を参照して、実施例2を説明す
る。本実施例は、クラッチ機構Cの第1のクラッチ1の
ダンパ12に代えてフルードカップリング51を装着
し、流体を介して動力の断続を行っている。図5に第1
のクラッチ1、第2のクラッチ、ワンウェイクラッチ1
6等の作動図を示す。フルードカップリング51を装着
することにより、発進、変速、加減速、定速走行時等を
含む走行時に、第1のクラッチ1を接状態に維持したま
まにすることができ、その接断動作に係る制御を簡略化
することができる。ただし、この場合でも、第1のクラ
ッチ1は残しておき、ブレーキ、停止時等には、点線S
3に示すように、動力の伝達を完全に遮断するようにす
るとよい。 〈実施例3〉図6、図7を参照して実施例3を説明す
る。本実施例は、上述の実施例2の、フルードカップリ
ング51、第1のクラッチ1に代えて、ドラッグ防止機
能備えたフルードカップリング52を装着した例であ
る。このフルードカップリング52は、図7の拡大図に
示すように、それぞれ独立して回転するポンプ52aと
タービン52を有し、これらの内側に、流体の流れ(点
線)を規制する複数のじゃま板52c、ブレード52d
を設けたものである。これらじゃま板52cは、その形
状、配設位置が、定回転時に油流がブレード52d上に
落ちないように設定されている。これにより、発進時
(定速回転時)の引きずりを防止するようにしている。
なお、本実施例においては、実施例1の意味での狭義の
第1のクラッチ1は、省略されているが、フルードカッ
プリング52が駆動軸SINと被駆動軸S OUT との間の駆
動力の伝達の断続を行うという広い意味での第1のクラ
ッチを構成しており、本発明の趣旨からはずれるもので
はない。 〈実施例4〉図8に示す実施例4は、実施例1におけ
る、第1のクラッチ1のダンパ12aに代えて、ビスカ
スダンパ53を装着し、さらに第2のクラッチ2のダン
パ22aを省略することにより、クラッチ機構Cの全体
構成を簡略化するようにしている。
によりシフト中にワンウェイクラッチ16に衝撃が発生
することもある。この場合には、第1のクラッチ1を発
進時と同様に半クラッチを使って接状態にし、クラッチ
を滑らせる変更することもできる。同様に、第2のクラ
ッチ2も接状態にあたって、クラッチを滑らせる変更を
すれば、さらに変速ショックの低減につながる。 〈実施例2〉図4、図5を参照して、実施例2を説明す
る。本実施例は、クラッチ機構Cの第1のクラッチ1の
ダンパ12に代えてフルードカップリング51を装着
し、流体を介して動力の断続を行っている。図5に第1
のクラッチ1、第2のクラッチ、ワンウェイクラッチ1
6等の作動図を示す。フルードカップリング51を装着
することにより、発進、変速、加減速、定速走行時等を
含む走行時に、第1のクラッチ1を接状態に維持したま
まにすることができ、その接断動作に係る制御を簡略化
することができる。ただし、この場合でも、第1のクラ
ッチ1は残しておき、ブレーキ、停止時等には、点線S
3に示すように、動力の伝達を完全に遮断するようにす
るとよい。 〈実施例3〉図6、図7を参照して実施例3を説明す
る。本実施例は、上述の実施例2の、フルードカップリ
ング51、第1のクラッチ1に代えて、ドラッグ防止機
能備えたフルードカップリング52を装着した例であ
る。このフルードカップリング52は、図7の拡大図に
示すように、それぞれ独立して回転するポンプ52aと
タービン52を有し、これらの内側に、流体の流れ(点
線)を規制する複数のじゃま板52c、ブレード52d
を設けたものである。これらじゃま板52cは、その形
状、配設位置が、定回転時に油流がブレード52d上に
落ちないように設定されている。これにより、発進時
(定速回転時)の引きずりを防止するようにしている。
なお、本実施例においては、実施例1の意味での狭義の
第1のクラッチ1は、省略されているが、フルードカッ
プリング52が駆動軸SINと被駆動軸S OUT との間の駆
動力の伝達の断続を行うという広い意味での第1のクラ
ッチを構成しており、本発明の趣旨からはずれるもので
はない。 〈実施例4〉図8に示す実施例4は、実施例1におけ
る、第1のクラッチ1のダンパ12aに代えて、ビスカ
スダンパ53を装着し、さらに第2のクラッチ2のダン
パ22aを省略することにより、クラッチ機構Cの全体
構成を簡略化するようにしている。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
駆動部材と被駆動部材との間に、第1の動力伝達系と第
2の動力伝達系とを介装し、さらに第1の動力伝達系の
第1のクラッチと被駆動部材(または駆動部材)との間
にワンウェイクラッチを介装し、駆動部材と被駆動部材
との回転を同期させる同期機能と、同期後に両軸の間に
動力の伝達を行う伝達機能とをそれぞれ第1の動力伝達
系、第2の動力伝達系とに分担させることにより、簡単
な構成でありながら、クラッチの微妙な断続操作を行う
ことなしに、クラッチの摩耗や変速ショックを低減する
ことができる。
駆動部材と被駆動部材との間に、第1の動力伝達系と第
2の動力伝達系とを介装し、さらに第1の動力伝達系の
第1のクラッチと被駆動部材(または駆動部材)との間
にワンウェイクラッチを介装し、駆動部材と被駆動部材
との回転を同期させる同期機能と、同期後に両軸の間に
動力の伝達を行う伝達機能とをそれぞれ第1の動力伝達
系、第2の動力伝達系とに分担させることにより、簡単
な構成でありながら、クラッチの微妙な断続操作を行う
ことなしに、クラッチの摩耗や変速ショックを低減する
ことができる。
【図1】第1の実施例のクラッチ機構の上半部の構成を
示す縦断面、油圧制御装置のブロック図、第1、第2の
クラッチ及びワンウェイクラッチの動作表を示す。
示す縦断面、油圧制御装置のブロック図、第1、第2の
クラッチ及びワンウェイクラッチの動作表を示す。
【図2】実施例1のクラッチ機構の構成を示すスケルト
ン図。
ン図。
【図3】実施例1における、車速、駆動軸及び被駆動軸
の回転数、シフト操作、油圧、第1及び第2のクラッチ
の接断状態の関係を示す図。
の回転数、シフト操作、油圧、第1及び第2のクラッチ
の接断状態の関係を示す図。
【図4】実施例2のクラッチ機構の構成を示すスケルト
ン図。
ン図。
【図5】実施例2における、車速、駆動軸及び被駆動軸
の回転数、シフト操作、油圧、第1及び第2のクラッチ
の接断状態の関係を示す図。
の回転数、シフト操作、油圧、第1及び第2のクラッチ
の接断状態の関係を示す図。
【図6】実施例3のクラッチ機構の構成を示すスケルト
ン図。
ン図。
【図7】実施例3のフルードカップリングの拡大断面
図。
図。
【図8】実施例3のクラッチ機構の構成を示すスケルト
ン図。
ン図。
1 第1のクラッチ 2 第2のクラッチ 10 クラッチフランジ 11、21 プレッシャプレート 12、22 クラッチプレート 15、25 付勢部材 16 ワンウェイクラッチ 19、V1 第1の油圧装置(クラッチソレノイド、ク
ラッチバルブ) 29、V2 第2の油圧装置(クラッチソレノイド、ク
ラッチバルブ) 30 油圧制御装置 52、53 フルードカップリング C クラッチ機構 SIN 駆動部材(駆動軸) SOUT 被駆動部材(被駆動軸)
ラッチバルブ) 29、V2 第2の油圧装置(クラッチソレノイド、ク
ラッチバルブ) 30 油圧制御装置 52、53 フルードカップリング C クラッチ機構 SIN 駆動部材(駆動軸) SOUT 被駆動部材(被駆動軸)
フロントページの続き (72)発明者 有賀 秀喜 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内
Claims (4)
- 【請求項1】 原動機側の駆動部材と変速装置側の被駆
動部材との間に介装された第1のクラッチを介して動力
の断続を行う第1の動力伝達系と、 前記駆動部材と前記被駆動部材との間に介装された第2
のクラッチを介して動力の断続を行う第2の動力伝達系
と、 前記第1のクラッチと前記駆動部材、または前記第1の
クラッチと前記被駆動部材との間に介装され、前記駆動
部材側から前記被駆動部材側への動力の伝達を許容する
とともに、前記被駆動部材側から前記駆動部材側への動
力伝達を遮断するワンウェイクラッチとを備える、 ことを特徴とする半自動変速機のクラッチ機構。 - 【請求項2】 前記第1の動力伝達系は、変速操作のな
い状態にて前記第1のクラッチを接状態にする第1の付
勢部材と、変速操作に基づく加圧状態にて前記第1のク
ラッチを断状態にする第1の油圧装置とを有し、 また、前記第2の動力伝達系は、変速操作のない状態に
て前記第2のクラッチを接状態にする第2の付勢部材
と、変速操作に基づく加圧状態にて前記第2のクラッチ
を断状態にする第2の油圧装置とを有する、 ことを特徴とする請求項1記載の半自動変速機のクラッ
チ機構。 - 【請求項3】 前記第1のクラッチ及び第2のクラッチ
は、それぞれ摩擦係合要素を有する摩擦クラッチであ
る、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の半自動
変速機のクラッチ機構。 - 【請求項4】 前記第1の動力伝達系の摩擦クラッチ
は、フルードカップリングを有し、該フルードカップリ
ングを介して動力の伝達を行う、 ことを特徴とする請求項3記載の半自動変速機のクラッ
チ機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29741893A JPH07127657A (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | 半自動変速機のクラッチ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29741893A JPH07127657A (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | 半自動変速機のクラッチ機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07127657A true JPH07127657A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17846256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29741893A Pending JPH07127657A (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | 半自動変速機のクラッチ機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07127657A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6273799B1 (en) * | 1997-04-14 | 2001-08-14 | Pedrini, S.P.A. | Polishing head for plate materials in granite, hard stone or ceramic with abrasive segments having continuous oscillating tangential motion |
| FR2811726A1 (fr) * | 2000-07-17 | 2002-01-18 | Mannesmann Sachs Ag | Dispositif d'embrayage multiple |
| JP2002098168A (ja) * | 2000-09-22 | 2002-04-05 | Nsk Warner Kk | 発進クラッチ及びその制御方法 |
| KR100793885B1 (ko) * | 2006-09-21 | 2008-01-15 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속기의 클러치 |
| JP2009002520A (ja) * | 2001-08-14 | 2009-01-08 | Aisin Aw Co Ltd | 発進クラッチ装置 |
| US8297423B2 (en) | 2006-09-29 | 2012-10-30 | Honda Motor Co., Ltd. | Twin clutch apparatus |
-
1993
- 1993-11-01 JP JP29741893A patent/JPH07127657A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6273799B1 (en) * | 1997-04-14 | 2001-08-14 | Pedrini, S.P.A. | Polishing head for plate materials in granite, hard stone or ceramic with abrasive segments having continuous oscillating tangential motion |
| FR2811726A1 (fr) * | 2000-07-17 | 2002-01-18 | Mannesmann Sachs Ag | Dispositif d'embrayage multiple |
| JP2002098168A (ja) * | 2000-09-22 | 2002-04-05 | Nsk Warner Kk | 発進クラッチ及びその制御方法 |
| JP2009002520A (ja) * | 2001-08-14 | 2009-01-08 | Aisin Aw Co Ltd | 発進クラッチ装置 |
| KR100793885B1 (ko) * | 2006-09-21 | 2008-01-15 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속기의 클러치 |
| US8297423B2 (en) | 2006-09-29 | 2012-10-30 | Honda Motor Co., Ltd. | Twin clutch apparatus |
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