JPH0712843U - 空調用吹出し口の消音ボックス - Google Patents

空調用吹出し口の消音ボックス

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JPH0712843U
JPH0712843U JP4534093U JP4534093U JPH0712843U JP H0712843 U JPH0712843 U JP H0712843U JP 4534093 U JP4534093 U JP 4534093U JP 4534093 U JP4534093 U JP 4534093U JP H0712843 U JPH0712843 U JP H0712843U
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glass wool
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wool mat
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JP4534093U
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邦夫 金口
秀樹 森山
久敏 中島
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Asahi Fiber Glass Co Ltd
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Asahi Fiber Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、せん断、引張り、剥離などの荷重
に強くなるように工夫を凝らしたボックス構造とし、こ
れにより接合面からのエアリークがないようにすると共
に、工業的に大量生産も可能な、低コストの空調用吹出
し口の消音ボックスを提供する。 【構成】 本発明の空調用吹出し口の消音ボックスは、
所定の空調用吹出し口の消音ボックスを切断した形状に
対応する形状を有すると共に、少なくともそれらの一方
が無蓋容器状である一対のグラスウールマット成型品
を、それらを突き合わせ面において接合することによ
り、前記消音ボックスの形状に組み立ててなることを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、いわゆるアネモ型吹出し口等の空調用吹出し口と送風ダクトとの間 に設置される消音ボックスに関するものであり、更に詳しくは、せん断、引張り 、剥離などの荷重に強く、工業的に大量生産も可能な、低コストの空調用吹出し 口の消音ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、空調用吹き出し口の消音ボックスについては、吸音性、断熱性、不燃性 及び軽量化を満足する材料で構成することが要求され、これらの要求性能を満た すグラスウール平板により組み立てられた消音ボックスは、広く知られている。
【0003】 例えば、図2に示したように、あらかじめアルミ箔を貼ったグラスウール平板 から天板2l、底板22、及び4枚の側板23を切り出し、各々の平板21乃至 23の突き合わせ部分を接着剤にて接着し、更に、図3に示したように、突き合 わせ部分でグラスウールの露出しているコバ部30を、送風エアーのリークを防 止するためにアルミ箔テープ31などでカバー仕上げしてなるものが従来より使 用されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような消音ボックスについては、ボックス全体の接合面 に、送風ダクトへの嵌め込み作業時の捻りによる偏心荷重やアネモ型吹出し口へ の取り付け作業による引っ張り荷重などに起因するせん断、引張りや剥離の外力 がかかるが、前述のように構成された従来の消音ボックスは、6面に対応する6 枚のグラスウール平板から組み立てられているため、上記のような外力に対し極 めて脆い構造となっており、そのため、前記送風ダクトへの嵌め込み作業等の時 にグラスウール平板同士の接合部が剥がれて開口しやすくなると共に、消音ボッ クス自体も変形してしまい、送風エアーのリークのため吸音性や断熱性が損なわ れるという難点があった。
【0005】 又、グラスウール平板の切り出し加工のみならず、接著剤とアルミ箔テープに よる接着工程は甚だしく工数が多く、且つ、能率の悪い作業であり、工業的生産 性、コスト等において多大の問題があることも指摘されていた。
【0006】 このような難点を解消するため、実公平4−51309号公報には、内部に補 強用のリブフレームを配設した空調用吹出口消音ボックスが開示されているが、 リブフレームの採用はグラスファイバーの軽量性を損なうおそれのあること大で あり、且つ、リブフレームをネジ止めする工程は、工業的生産性、コスト等にお いてやはり大きな難点となってしまう。
【0007】
【問題点を解決するための手段】
そこで、本考案は、せん断、引張り、剥離などの荷重に強くなるように工夫を 凝らしたボックス構造とし、これにより接合面からのエアリークがないようにす ると共に、工業的に大量生産も可能な、低コストの空調用吹出し口の消音ボック スを提供することを目的としてなされた。
【0008】 上記目的を達成するために本考案が採用した構成は、所定の空調用吹出し口の 消音ボックスを切断した形状に対応する形状を有すると共に、少なくともそれら の一方が無蓋容器状である一対のグラスウールマット成型品を、それらを突き合 わせ面において接合することにより、前記消音ボックスの形状に組み立ててなる ことを特徴とするものである。
【0009】 即ち、本考案の空調用吹出し口の消音ボックスを製造するには、まず、目的と する空調用吹出し口の消音ボックスを切断した形状に対応する形状を有すると共 に、少なくともそれらの一方が無蓋容器状である一対のグラスウールマット成型 品を準備する。この場合、前記空調用吹出し口の消音ボックスは、設置場所や、 空調用吹出し口と送風ダクトとのサイズその他に応じて形状、寸法等を自由に決 定することができ、特に制限はない。
【0010】 本考案で使用するグラスウールマット成型品は、上記空調用吹出し口用消音ボ ックスを切断した形状に対応する形状を有するものであり、その切断の態様は、 少なくともそれらの一方が無蓋容器状である限り、制限はない。
【0011】 図4は、上記説明した空調用吹出し口の消音ボックス及びそれを切断した形状 を有する上記グラスウールマット成型品を例示したものであり、図4(a)は立 方体状の消音ボックス4lを中央部横方向の切断線42で切断した形状のグラス ウールマット成型品43を、図4(b)は円筒状の消音ボックス44を中央部縦 方向の切断線45で切断した形状のグラスウールマット成型品46を、図4(c )は多面体状の消音ボックス47を下部横方向の切断線48で切断した形状のグ ラスウールマット成型品49、50をそれぞれ示している。尚、図4(c)に示 すように、グラスウールマット成型品は同一或いは対称のものから構成される必 要はなく、異なる形状のものでも良い。
【0012】 又、本考案で使用するグラスウールマット成型品については、図4(a)及び (c)に示すように、直線的な切断線42、48を有するグラスウールマット成 型品43及び49、50を接合(いわゆる突き付け)してもよいが、、図4(b )に示すように、ジグザグ状の切断線45を有するグラスウールマット成型品4 6を接合(いわゆる組継ぎ)してもよく、後者の場合は、前記せん断、引っ張り 、剥離などの荷重に対して更に一層耐荷力が増すので、大型ボックスに適用して 有効である。
【0013】 上記のような本考案で使用するグラスウールマット成型品は、例えば、未硬化 グラスウールマットをヒーターの組み込んである雄型と雌型の間にセットし、2 30℃程度に加熱すると共に加圧して、l.5〜6分間程度加熱加圧状態を保持 することにより製造することができる。
【0014】 尚、上記グラスウールマット成型品の製造に際しては、未硬化のグラスウール マットに、熱硬化性バインダーとして、例えばフェノール樹脂系、メラミン樹脂 系、尿素樹脂系のバインダーを添加することができ、その含有量は、ガラス繊維 に対し、固形分として10〜30%重量とするのが適当である。
【0015】 又、場合によっては、上記グラスウールマット成型品は、例えば図4(a)に 示すもののように所謂“深しぼり”形状となり、成型後に型から外しにくくなっ てしまうことも予想されるが、このようなグラスウールマット成型品は、例えば 図5に示すように、雄型51と、水平面押圧部52及び垂直面押圧部53、53 ’とから構成される雌型を使用し、これら雄型と雌型の間に未硬化グラスウール マット54をセットし、上記と同様にしてグラスウールマット成型品55を製造 すればよい(特公昭53−l3017号公報参照)。
【0016】 上記のようにして製造されたグラスウールマット成型品は、密度40〜300 Kg/m3、厚み8〜35mmの範囲のものが実用的であるが、消音ボックスの サイズや形状と要望する吸音性などに応じて、密度と厚みの組み合わせを選択す ることができる。
【0017】 一方、上記グラスウールマット成型品を接合して得られる消音ボックスの外側 に貼着されることとなるアルミ箔は、前記未硬化グラスウールマットと積層し、 そのまま雄型と雌型の間にセットしてグラスウールと一体に成型しても良いが、 先にグラスウールマット成型品を製造しておき、しかる後にアルミ箔をホットメ ルトフィルムなどで貼着してもよく、後者の方法によれば、アルミ箔面に“しわ ”の少ない美しい外観に仕上げることができる。
【0018】 尚、上記アルミ箔としては、厚さ10〜70μ程度のものが適当であるが、箔 の補強材として、ガラス繊維スクリムやガラス繊維クロス、不燃紙等とラミネー トして使用することが好ましい。
【0019】 最後に、上記グラスウールマット成型品に対し、必要に応じ短管等取付け用の 穴又は切り欠きを形成し、それらを接合すれば本考案消音ボックスとすることが できるのであるが、グラスウールマット成型品の接合は、例えばエポキシ樹脂系 、酢酸ビニル樹脂系、EVA樹脂系ホットメルトその他の接着剤などをグラスウ ールマット成型品の突き合わせ面に塗布し、強固に接着すればよい。
【0020】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図により説明する。
【0021】 図1において、1は立方体状の空調用吹出し口の消音ボックスを示し、この空 調用吹出し口消音ボックス1は、前記立方体を前後に均等に二分割した同一形状 を有する一対の無蓋容器形状のグラスウールマット成型品2、2’及び接続用短 管3、4により構成されている。
【0022】 一方のグラスウールマット成型品2について説明すると、これは、図5に示し た方法により、フェノール樹脂系バインダーを13%含んだ未硬化グラスウール マットを雄型と雌型の間にセットし、密度80Kg/m3、厚み25mmに圧縮 、加熱し、前記バインダーを硬化させて成型し、得られた成型品の外側に、ガラ ス繊維スクリムで補強された厚み25μのアルミ箔5をオレフィン樹脂系ホット メルトフィルムにて貼着した後、突き合わせ面6、及び、アネモ型吹出し口(図 示しない)との接続用短管3の穴径に合わせて嵌め込み穴3’を形成したもので ある。
【0023】 他方のグラスウールマット成型品2’は、上記グラスウールマット成型品2と 同様にして成型品を得、アルミ箔5を貼着した後、送風ダクト(図示しない)と の接続用短管4の穴径に合わせて嵌め込み穴4’を形成したものである。
【0024】 そして、上記空調用吹出し口の消音ボックス1は、得られたグラスウールマッ ト成型品2、2’に、EVA樹脂系ホットメルト接着剤により短管3、4をそれ ぞれ接着した後、突き合わせ面6にEVA樹脂系ホットメルト接着剤を充分塗布 し、成型品2、2’を確実に接合して組み立てたものである。
【0025】 このようにして製造された本考案空調用吹出し口の消音ボックスの一例に荷重 をかけて、接合面での剥離を破壊荷重とする試験をした。その結果、表lに示す ように、従来の消音ボックスと比較して、圧縮破壊強度で221%、加圧角曲げ 破壊強度で200%、引っ張り破壊強度で200%と、全体に約2倍の強度とな っており、極めて竪牢な構造になっていることが判明した。図中に矢印で圧縮( X)、加圧角曲げ(Y)及び引っ張り(Z)力の印加方向を示す。
【表1】
【0026】 このように製造された本考案空調用吹出し口の消音ボックスの一例は、加工工 程では従来品が6枚のグラスウールの平板を切り出す必要があったのに比較して 、わずか二つのグラスウールマット成型品の製造で済み、又、従来品では12面 のコバ接着の必要があったのに比較して、わずか4面の接着に激減したため、加 工工数の省力化と接着剤、アルミ箔テープの節減が可能となった。一方、本考案 空調用吹出し口消音ボックスの一例では、従来のグラスウール平板加工と比較し て、グラスウール成型品の成型作業が増えるが、成型作業は金型によるプレス量 産であり、量産効果も加味するとコストアップ分は極めて寡少にすみ、結局前記 のコスト節減が大きいので、全体として大輻に廉価な商品とすることができた。
【0027】
【考案の効果】
以上から明らかなように、本考案の消音ボックスは、従来のように多数のグラ スウール平板の切断と接着という工程が必要でなく、わずかの容器状の形の成型 品を接着組み立てるのみで良いから、グラスウールの切り屑も少なく、迅速に組 み立てていくことができるばかりか、大量生産も可能で、著しく安価な消音ボッ クスを安定供給することが可能となった。
【0028】 又、耐荷重強度も著しく向上し、施工現場での運搬、設置、送風ダクトやアネ モ型吹出し口との取り付け作業時などの取り扱いが極めて至便となるとともに、 エアーリークが防止されることになるため、空調システム全体としても経済的価 値のあるものとなる優れた効果がある。
【0029】 更に、必ずしも角筒状や円筒状等の単純な形状に限らず、多面体の異形ボック スも容易に製造できるので、ボックス内の送風気流の乱流摩擦抵抗を最小にする 形状などにも応用でき、発展性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す空調用吹出し口消音
ボックスの組み立て図。
【図2】従来のグラスウール平板による消音ボックス組
み立て図。
【図3】従来のグラスウール平板の突き合わせ部分図。
【図4】グラスウール成型品の形状例を示す図。
【図5】グラスウール成型品の製造に用いる金型の例を
示す断面図。
【符号の説明】
1 消音ボックス 2、2’ グラスウール成型品 3 吹出し口接続用短管 4 送風ダクト接続用短管 5 アルミ箔面 6 突き合わせ面 2l 天板 22 底板 23 側板 30 グラスウールコバ面 3l アルミ箔テープ 41 立方体状の消音ボックス 42 切断面 43 グラスウール成型品 44 円筒状の消音ボックス 45 切断面 46 グラスウール成型品 47 多角形状の消音ボックス 48 切断面 49、50 グラスウール成型品 5l 雄金型 52 雌金型 53、53’ 擺動する金型部分 54 未硬化のグラスウールマット 55 グラスウール成型品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 11/16

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の空調用吹出し口の消音ボックスを
    切断した形状に対応する形状を有すると共に、少なくと
    もそれらの一方が無蓋容器状である一対のグラスウール
    マット成型品を、それらを突き合わせ面において接合す
    ることにより、前記消音ボックスの形状に組み立ててな
    ることを特徴とする空調用吹出し口の消音ボックス。
  2. 【請求項2】 グラスウールマット成型品が、グラスウ
    ールとアルミ箔を積層したものである請求項1に記載の
    空調用吹出し口の消音ボックス。
  3. 【請求項3】 グラスウールマット成型品が、未硬化の
    グラスウールマットを雄雌の金型間に挟むと共に、加圧
    加熱することにより得られるものである請求項1に記載
    の空調用吹出し口の消音ボックス。
  4. 【請求項4】 グラスウールマット成型品が、未硬化の
    グラスウールマットとアルミ箔を積層し、それらを雄雌
    の金型間に挟むと共に、加圧加熱して一体成形すること
    により得られるものである請求項1に記載の空調用吹出
    し口の消音ボックス。
  5. 【請求項5】 グラスウールマット成型品が、短管等取
    付け用の穴又は切り欠きを有しているものである請求項
    1に記載の空調用吹出し口の消音ボックス。
JP4534093U 1993-07-28 1993-07-28 空調用吹出し口の消音ボックス Pending JPH0712843U (ja)

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