JPH07128552A - ケーブル用スペーサー - Google Patents
ケーブル用スペーサーInfo
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- JPH07128552A JPH07128552A JP5274543A JP27454393A JPH07128552A JP H07128552 A JPH07128552 A JP H07128552A JP 5274543 A JP5274543 A JP 5274543A JP 27454393 A JP27454393 A JP 27454393A JP H07128552 A JPH07128552 A JP H07128552A
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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- Non-Insulated Conductors (AREA)
Abstract
収納する螺旋状もしくは波状の条溝が形成されたケーブ
ル用スペーサーであって、引張弾性率が45GPa以
上、50℃におけるクリープ歪が2%以下、平均クリー
プ速度が2.0×10-8sec-1 以下の高分子材料によっ
て構成すると共に、横断面積を4mm2 以上とする。 【効果】 光ファイバー等のケーブルの保護用として、
敷設時の応力や各種外力によるケーブルの損傷を防止す
ると共に、苛酷な電界、磁界の環境条件下においても伝
送特性を安定に維持することのできるケーブル保護用の
スペーサーを提供する。
Description
ブルの保護用として用いられるスペーサーに関し、より
詳細には、ケーブル配線として実用化する際に受ける各
種外力によるケーブルの損傷を防止すると共に、苛酷な
電界、磁界の環境条件下においても伝送特性を安定に維
持することのできるケーブル保護用のスペーサーに関す
るものである。以下、本明細書では光ファイバーケーブ
ル用として用いられるスペーサーを主体にして説明を進
める。
線状態で受ける引張応力、圧縮応力、屈曲力、温度変化
による収縮・膨張力等の外力の影響を受けて伝送特性の
低下を起こす。そこでこうした問題点を改善するため、
光ファイバーを抗張力体により補強する方法が試みられ
ており、種々の補強材や補強法が提案されている。例え
ば、特開昭58−216205号公報には、光ファイバ
ーを取り囲む様に高強度繊維群を配置すると共に、外周
部を充填材により含浸一体化して補強層を形成した光フ
ァイバーケーブルが開示されており、また実開昭63−
188614号公報には、抗張力体を内部に埋設した高
分子材よりなる長尺材の長手方向に螺旋条溝を穿ち、該
条溝に光ファイバーを収納する構造のスペーサーが記載
されている。更に実開平1−103811号公報には、
抗張力体を内部に保有させることなくそれ自身で補強機
能を備えた長尺高分子材料の長手方向に螺旋条溝を穿
ち、該条溝に光フェイバーを収納するタイプのケーブル
用スペーサーを提案している。
ーの外周面を繊維群や含浸樹脂で被覆して補強するタイ
プのものでは、抗張力繊維等の材質をどの様に選択して
も、敷設時の引張応力や敷設後の残留応力が光ファイバ
ー心線に加わるのを完全に防止することはできず、光フ
ァイバーケーブルの伝送特性は少なからず悪影響を受け
る。一方、螺旋条溝の形成されたスペーサーを用いる方
法では、前記被覆強化型の光ファイバーケーブルに比べ
ると引張応力や圧縮応力による変形の影響を受け難い
が、たとえば前記実開昭63−188614号公報に開
示されている様な高引張弾性率の高分子材料、例えば超
高分子量ポリエチレンを素材に用いたノンメタリックス
ペーサーでは、一般に耐クリープ性が乏しいため、光フ
ァイバーケーブル敷設後の残留応力によって伝送特性が
低下する。そこで、こうした問題を解決するためスペー
サー形成体の螺旋条溝のピッチを細かくしたりあるいは
スペーサーの直径を大きくするといった改善を講ずるこ
とも考えられるが、いずれの対策を施したとしても、そ
れに伴ってスペーサー形成体の単位長さ当たりの光ファ
イバー心線の使用量が増大するため、期待される様な効
果は得られない。従って、光ファイバーケーブル敷設時
の応力を極力抑えるか若しくは敷設後に応力を除去する
といった対策を講じなければならず、ケーブル敷設作業
性や取扱性が低下するため現実性を欠く。
納される光ファイバーの収納を確実にするため、熱可塑
性樹脂を用いて条溝内に光ファイバー線材を溶融・接合
することも考えられる。ところが前記した公報に開示さ
れた様な超高分子量ポリエチレン等からなるスペーサー
形成体は、融点が低く且つ接着性にも劣るので、溶融接
合用熱可塑性樹脂の種類の選択幅は非常に狭く、しかも
該スペーサー形成体は非常に滑り易いため収納・保管お
よび敷設作業時の取扱性にも問題がある。
体を使用すると、耐クリープ性およびケーブル表面の滑
りの問題は解消されるが、該素材の力学特性は水分の影
響を受け易いため、長期に亘る安定した伝送性が要求さ
れるケーブル用スペーサーとしては適性を欠く。
来技術の問題点に着目してなされたものであって、その
目的は、高引張弾性率で且つ耐クリープ性や耐熱性に優
れ、しかも吸水性や滑り性が低くて耐久性および取扱性
に優れたケーブル用スペーサーを提供しようとするもの
である。
のできた本発明に係るケーブル用スペーサーの構成は、
長尺材の長手方向に沿ってケーブル用線材を収納する螺
旋状もしくは波状の条溝が形成されたケーブル用スペー
サーであって、引張弾性率が45GPa以上、50℃に
おけるクリープ歪が2%以下、平均クリープ速度が2.
0×10-8sec- 1 以下の高分子材料からなり、横断面積
が4mm2 以上であるところに要旨を有するものであ
る。また本発明に係る他の構成は、芯鞘型の長尺材にお
ける鞘材の長手方向に沿ってケーブル用線材を収納する
螺旋状もしくは波状の条溝が形成されたケーブル用スペ
ーサーであって、芯材は、45GPa以上の引張弾性率
を有し、且つ50℃におけるクリープ歪が2%以下、平
均クリープ速度が2.0×10-8sec-1 以下の高分子材
料からなり、また鞘材は、融点もしくは分解温度が30
0℃以下の高分子材料からなり、全体としての横断面積
が4mm2 以上であるところに要旨が存在する。
ァイバー心線、光ファイバー素線あるいは光ファイバー
テープ等のケーブル用線材に応力を生じさせることな
く、これらをケーブル内へ安全に収納・保護する機能を
果たすものであり、その基本構造は図1,2に例示する
通りである。
あり、いずれもスペーサーAにケーブル用線材Bを収納
・保護した状態を示している。そしてこのスペーサーA
は、後述する如く物性の特定された高分子材料からなる
長尺材に1条もしくは複数条(図示例では4条)の螺旋
条溝1が形成されており、該螺旋条溝1内にケーブル用
線材Bが収納・保護されている。尚この条溝は、螺旋状
のほか波状のものであっても構わない。
して引張弾性率が45GPa以上で且つ50℃における
クリープ歪が2%以下、平均クリープ速度が2.0×1
0-8sec-1以下の高分子材料を使用する。以下、これ
らの物性を定めた理由を詳述する。
どスペーサーの抗張力も高まるので好ましい。ところ
が、一般的に高分子材料を高抗張力化するには、その素
材となる重合体の分子量を高める必要があり、また重合
体の成形加工にも特殊な技術が必要になるので、重合工
程や加工工程を含めた生産性は低下してくる。従って、
実用可能性を考えると、許容される生産性と要求される
抗張力とのバランスを考慮して引張弾性率の上限を定め
ることが肝要である。引張弾性率が45GPa未満の高
分子材料を用いた場合、スペーサーの横断面積を大きく
することにより抗張力を高める方法も考えられるが、そ
れに伴うスペーサーの重量増加は、自重によるクリープ
の増大を招くほか取扱性の面で不利になる。従って本発
明では、この様な問題を生じることなく十分な抗張力を
確保するための要件として、引張弾性率が45GPa以
上の高分子材料を使用することが必須の要件となる。
0%を超えるものでは、ケーブル敷設時に受ける張力の
影響でケーブル用線材が変形し易くなる。本発明のスペ
ーサーは、前述の如く外周部に螺旋状もしくは波状の条
溝が形成されたもので、該条溝内にケーブル用線材を収
納するものであるから、スペーサー自体の長さはケーブ
ル用線材よりも短い。従ってスペーサー自体の変形量は
両者の差長によって吸収されるが、スペーサーが該差長
を超えて変形した場合には、ケーブル用線材がその影響
を受けて変形し伝送性が低下する。スペーサー自体の長
さとケーブル用線材の長さの差は、螺旋条溝もしくは波
状条溝のピッチやスペーサーの外径によって調節可能で
あり、例えば該条溝のピッチを小さくすれば差長を大き
くできる。スペーサーの外径によるが、クリープ歪が
2.0%を超える高分子材料からなるスペーサーでは、
その変形を吸収するための螺旋や波のピッチを極めて小
さくしなければならず現実的でなくなる。従って本発明
では、ケーブル敷設環境の温度条件も加味して、50℃
におけるクリープ歪の上限を2.0%と定めた。
プ速度も重要であり、2.0×10-8sec-1以下でなけ
ればならない。ちなみに、平均クリープ速度が2.0×
10-8sec-1を超える高分子材料からなるものでは、敷
設時の残留応力や自重によって該スペーサーが変形を起
こし、これが伝送性低下の原因となることがあり、いわ
ゆる耐久性が問題となる。
素材は、上記の様な物性を備えた高分子材料からなるも
のであり、その種類には特に制限がなく、たとえばポリ
エステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエチレンやポ
リプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、あるいは最近
開発された高分子材料であるポリベンザゾール系樹脂等
が挙げられる。これらは単独で使用してもよく或は2種
以上をブレンドしたものであってもよいが、最終成形品
(スペーサー)としたときの物性が前述の要件を満たす
様に分子量やブレンド比等を調整することが必須とな
る。
の外周部に穿った条溝にケーブル用線材を収納すると、
ケーブルユニットが得られる。通常は、このユニット外
周に押巻き加工を施して実用されるが、このとき、ケー
ブル用線材を熱可塑性樹脂で被覆しておき、該樹脂をス
ペーサーに溶融固着させると、スペーサーとケーブル用
線材との一体化が一層確実になるので好ましい。この様
な態様で使用する場合は、スペーサー素材として該溶融
固着時の熱に耐える耐熱性の高分子材料を使用するのが
よく、こうした観点からも好ましい高分子材料の1つと
してポリベンザゾール系重合体が挙げられる。
高分子材料であるポリベンザゾール系重合体よりなる長
尺物の製法について説明する。例えばメタンスルホン酸
を溶媒として25℃の温度で測定した固有粘度が25d
l/g以上のポリベンザゾール系重合体からスペーサー
用長尺物を製造する方法としては、ポリリン酸を溶媒と
して重合したポリベンザゾール系重合体ドープを紡糸口
金から吐出し、該紡糸口金の下方に配設した非溶媒性の
液体中を通過させ、次いでローラー群でストランドの速
度を調整しつつ牽引装置で振り落とし、該ストランドを
引き続いて非溶媒性の液体で洗浄した後、さらに不活性
気流中で乾燥することによって得ることができる。尚、
ポリベンザゾール系重合体の好ましい具体例としては、
ポリパラフェニレンベンツビスオキサゾール等が挙げら
れる。
性を満たす高分子材料からなる長尺物に、ケーブル用線
材を収納する螺旋状もしくは波状の条溝を1条以上、好
ましくは複数条形成したものであり、スペーサー本体と
なる長尺物は、通常ストランド形態又はシート形態とし
て製造されるが、この形態に応じた断面形と外径の調整
法が適用される。例えばストランド形態で製造する場合
には、その製造段階で目標寸法・形状に整形すればよ
く、またシート形態で製造される場合には、該シートを
スリットして重畳した積層体を引抜きダイで所定の寸法
・形状に整形すればよい。
限定されず、楕円形あるいは多角形等であってもよい。
そしてその断面寸法は、少なくとも1本のケーブル用線
材(たとえば光ファイバ−用心線では通常直径0.9m
m程度、素線では直径約0.4mm程度)が収納される
条溝を形成し得る大きさにする必要がある。そして、例
えば円形断面のスペーサー本体にU字型の条溝(例えば
幅w=1.5mm、深さ=1.5mm、半径=0.75
mm)を形成するには、スペーサー本体の外径を4mm
程度以上にすることが好ましい。その際、条溝形成後の
スペーサーの横断面積は4mm2 以上となる。このと
き、条溝形成後におけるスペーサーの横断面積が4mm
2 未満になると、ケーブル用線材の収納・保護性が低下
するばかりでなく、ケーブル敷設時の取扱性面でも必要
な抗張力が得られ難くなるので、該横断面積は4mm2
程度以上となる様に寸法調整すべきである。
なくとも1本のケーブル用線材が緩く収納されるもので
あればよく、この条溝はスペーサーの長手方向の外周部
に沿って螺旋状あるいは波形に形成される。そして、こ
の螺旋状または波形状の条溝内にケーブル用線材を緩く
収納することにより、曲げ等の外力が直接ケーブル用線
材に作用しない様にすることができる。
サーのクリープ歪みを考慮して設定すべきであるが、好
ましくは20mm以上、500mm以下とすることが望
まれる。20mm未満では、所定の伝送長さを確保する
為のケーブル用線材の使用量が相対的に増大するためコ
スト上昇となり、また500mmを超える長ピッチにな
ると、スペーサーのクリープ歪みによる変形がケーブル
用線材に及び易くなって伝送特性の低下を惹起し易くな
る。
としては、例えば図3に示す様な切削用ダイスを備えた
切削装置を用いて条溝を形成する方法、あるいは引抜き
ダイを用いたスペーサー用長尺物の製造工程で、条溝を
同時に成形し得る様な構造にダイを異形化し、該ダイを
回転させながらスペーサー本体の整形と同時に条溝を形
成する方法等が挙げられる。条溝形成方法はもとよりこ
れらの方法に限定されるものではないが、条溝の精度を
高めるうえでは、一旦スペーサー用長尺物を成形した
後、切削装置を用いて後加工により条溝を形成する方法
である。
を基本的に単一の高分子材料によって形成する例を示し
たが、前述の如く本発明で使用する高分子材料は、引張
弾性率が45GPa以上、50℃におけるクリープ歪み
が2%以下、平均クリープ速度が2.0×10-8sec
-1以下といった物性を有するものでなければならず、特
に切削加工性の乏しいものであるから、螺旋状もしくは
波状の条溝を切削加工によって事後的に成形することは
かなり難しい。
す様にスペーサーを芯鞘構造とし、芯部A1 は前述の如
く引張弾性率が45GPa以上、50℃におけるクリー
プ歪みが2%以下、平均クリープ速度が2.0×10-8
sec-1以下の物性要件を備えた高分子材料とする一
方、鞘部A2 は融点もしくは分解温度が300℃以下の
軟質高分子材料からなる複合構造のスペーサーとすれ
ば、芯部A1 の前述の如き優れた物性によってケーブル
敷設時の外力等に耐える強度が確保されると共に、軟質
高分子材料からなる鞘部を切削加工することによって螺
旋状もしくは波状の条溝1を容易に成形することがで
き、保護特性と加工性を共に満足するケーブル用スペー
サーが得られる。
加味すると、図4に示した様な複合構造のスペーサーが
最も実用的であると言える。尚、鞘部A2 を構成する高
分子材料の融点もしくは分解温度が300℃を超えるも
のでは、条溝1の成形加工性がそれほど改善されず、複
合構造とすることの利点が殆んど生かせなくなる。この
様な複合構造のスペーサーは、たとえば、芯部A1 を構
成する長尺材を前述の様な方法で予め作製しておき、押
出成形ダイの中心部にこの長尺材を通過させながら、そ
のまわりに鞘部A2 を構成する軟質高分子材料を押出す
る方法、等によって製造することができ、鞘部A2 への
条溝1の成形は、前述の如く事後的に切削加工によって
行なう方法、あるいは上記押出成形ダイの形状を工夫し
て芯部への被覆押出しと同時に条溝を形成する方法等を
採用すればよい。
従来型スペーサーと比べて格段に優れた機械的特性とケ
ーブル用線材保護特性を有し、前記従来型のスペーサー
の有する問題点をことごとく消し得ることになった。
スペーサとして利用する場合を主体にして説明したが、
その優れたケーブル用線材保護機能は、たとえばセンサ
・ケーブル、コントロールケーブル、溶接装置用ケーブ
ル等のケーブル線材用スペーサーとして用いた場合にも
有効に発揮される。
び作用効果をより具体的に説明するが、本発明はもとよ
り下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・
後記の趣旨に適合し得る範囲で変更して実施することも
可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包
含される。
定法は次の通りである。 <耐クリープ性>耐クリープ性は下記の二つの測定値で
評価した。即ち、試料(ケーブル用スペーサー)に破断
強力の1/3に相当する荷重をかけ、元試料長をL0
(cm)、50℃の雰囲気中で2時間経過後の試料長を
L1 (cm)、22時間経過後の試料長をL2 (cm)
を測定し、下記式によってクリープ歪みεt (%)と平
均クリープ速度ε(sec-1)を求めた。
c-1)
L−1013(1981)に準拠し、オリエンテック
(株)社製テンシロンを用いてつかみ間隔20cm、引
張速度100%/分でn=10の測定を行ない、強度−
伸度曲線の原点付近の最大勾配より算出した。 <曲げ試験>スペーサー型光ファイバーユニット4mを
試料として、半径250mmの金属製の車に180度曲
げ、張力10kgで10回繰り返し曲げ試験を行なった
後、光ファイバーの光伝送損失を評価した。光伝送損失
が0.20dB/Km以下を良好と判断した。 <ヒートサイクル試験>条溝内に光ファイバーを収納し
たスペーサーを−40℃と+60℃の雰囲気中に各1時
間づつ交互に放置することを50回繰り返した後、光フ
ァイバーの光伝送損失を評価した。光伝送損失が0.2
0dB/Km以下を良好と判断した。
合体[ポリ(パラフェニレンベンツビスオキサゾー
ル)]ドープを、直径5.0mmの細孔を有する紡糸口
金から吐出し、該紡糸口金の下方250mmに配設した
水槽中を通過させ、引き続き周速度20m/分のローラ
ーで速度を調節した後、該吐出物を水洗してから、牽引
装置で水を満たした容器中に振り落とし、該容器中に水
を連続的に供給しながらストランド中に残存リン量が2
000ppm以下となるまで洗浄する。次いで、該スト
ランドを窒素気流中に静置して水分率が2%以下になる
まで乾燥した。得られたストランドをスペーサー用長尺
物とし、これを図3に示した様な切削用ダイに通して4
本の螺旋溝を切削成形した。条溝は幅w=1.3mm、
深さd=1.9mm、半径r=0.7mmのU字型と
し、螺旋ピッチは100mm、スペーサー本体の横断面
積Sは10.5mm2 とした。
ン6樹脂で2次被覆した外径0.9mmの光ファイバー
心線を1本ずつ収納し、その外周に押巻きを施してスペ
ーサー型光ファイバーユニットを得た。尚この実験で用
いたストランドは、メタンスルホン酸を溶媒として25
℃の温度で測定した固有粘度が17、28および33d
l/gの3種のポリベンザゾール系重合体から製造した
ものであり、得られた各スペーサーの各種特性を表1に
示す。
と比較例1の抗張力(=引張弾性率×スペーサー横断面
積)は86,500kg,66,000kgと45,6
00kgである。そして実施例1,2の引張弾性率は本
発明の規定要件を満たしているのに対し、比較例の引張
弾性率は45GPa未満であり、光ファイバーケーブル
の敷設時の取扱性の尺度である許容張力(=抗張力×
0.2%)は実施例1,2が173kgおよび133k
gであるのに対し、比較例は91kgと低く取扱性に欠
けるものであることが分かる。なお、加熱サイクル試験
結果では、いずれも光伝送損失が0.07dB/Kmで
あり、繰り返し曲げ試験における光伝送性の変化も実用
レベルにあることが分かる。また耐クリープ性も実用上
全く問題ないレベルといえる。
から6.1mmに変更して抗張力を実施例1にほぼ合わ
せ、比較例1と同一の条件で条溝を形成して比較例2と
した。また実施例1におけるスペーサーの横断面積(1
0.5mm2)を3.7mm2 に変更した以外はすべて実
施例1と同様にして条溝を切削形成し比較例3とした。
また、比較例3におけるスペーサー横断面積を実質的に
変えることなく条溝数のみを1本に変更して比較例4と
した。各スペーサーの諸特性を表2に示す。
大きくして許容張力を実施例1と同レベルとしたもので
あるが、それに伴って単位長さ当たりのスペーサー重量
が増大し、取扱性が低下すると共に自重によるクリープ
歪み上昇の原因となるため好ましくない。また比較例
3,4からも明らかである様に、スペーサーの横断面積
が4mm2 未満では、引張弾性率45GPa以上の高分
子材料を用いたものであっても許容張力が低く、取扱性
に劣ることが分かる。
のまま追試して比較例5とした。即ち、粘度平均分子量
2×106 の高密度ポリエチレンを同公報に記載の方法
でデカリンに溶解してから冷却し、得られたゲル状粒子
をローラープレスで圧縮した。この圧縮シートをスリッ
トし、重ね合わせて引抜きダイに供給して90℃でダイ
引抜きを行なった。得られた引抜きダイ延伸物を1段目
120℃、次いで135℃の加熱空気槽中で多段延伸
し、円形断面のスペーサー用長尺物とし、その外周面に
前記実施例1と同様にして条溝を切削形成した。また、
スペーサー横断面積が実施例1と同じになる様に変更し
て比較例6とした。得られたスペーサーの各種特性を表
3に示す。
のスペーサーで許容張力を確保するには横断面積を大き
くしなければならず、実施例1のスペーサーに比べて単
位長さ当たりの重量は1.75倍になる。また、この素
材はクリープ歪みが8.0%と大きいため、敷設前後の
取扱性や敷設後の残留張力による光伝送性の変動の点で
スペーサーとしての性能は不十分である。一方比較例6
は、実施例1に比して許容張力が67kgと低く取扱性
に劣ることが分かる。
ランドをパッケージに巻き上げ、該ストランドを送り出
し装置から定張力で引き出して押出成形ダイの中心を通
過させながら、該長尺材の外周を溶融したポリエチレン
テレフタレート樹脂で厚さが均一になる様に被覆した。
引き続いて該被覆物を80℃以下の温度にまで冷却した
後、キャタピラーを有する引取装置で速度を規定しつ
つ、巻取機でパッケージに巻き上げた。得られた複合
(芯・鞘)構造のスペーサー用長尺物の鞘部に、実施例
1と同様の方法で4本の螺旋溝を切削成形した。次に、
これを実施例1と同じ条件で加工してスペーサー型光フ
ァイバーユニットを得た。
を、ポリエチレンテレフタレートからポリエーテルニト
リル[商品名ID300、出光興産(株)製]に変更し
た以外は実施例3と全く同様にして比較例7とした。各
スペーサーの諸特性を表4に示す。
定しており、またポリエチレンテレフタレート樹脂はポ
リベンズオキサゾール樹脂に比べて軟質であることから
切削加工も容易であった。また表4からも明らかである
様に、ケーブル特性も実施例1と同レベルである。これ
に対し、鞘部を形成する樹脂としてポリエーテルニトリ
ルを用いた比較例7では、ケーブル特性は実施例1と同
レベルであるが、溶融押出に際しポリエチレンテレフタ
レート樹脂に比べて高い溶融押出温度(370℃)で被
覆加工しなければならないため、加工時の溶融体の熱安
定性及び操作性が悪く、また該被覆物に条溝を成形する
際の加工性も不良であり、複合構造とした利点は見出せ
なかった。
ーサーは従来なかった高い抗張力と優れた耐クリープ性
を有しているので、たとえば高密度化光ファイバーケー
ブル用スペーサー等として使用することにより、光ファ
イバーケーブル設計上の自由度が高くなり、且つ許容張
力の向上により敷設時の取扱性も高められる。従って、
このスペーサーを用いることで、敷設前後の条件が苛酷
であっても光伝送等の損失の少ない光ファイバーの敷設
が可能となり、産業界に寄与すること大である。
一部見取り図である。
横断面図である。
ダイスを例示する斜視図である。
断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 長尺材の長手方向に沿ってケーブル用線
材を収納する螺旋状もしくは波状の条溝が形成されたケ
ーブル用スペーサーであって、引張弾性率が45GPa
以上、50℃におけるクリープ歪が2%以下、平均クリ
ープ速度が2.0×10-8sec-1 以下の高分子材料から
なり、横断面積が4mm2 以上であることを特徴とする
ケーブル用スペーサー。 - 【請求項2】 芯鞘型の長尺材における鞘材の長手方向
に沿ってケーブル用線材を収納する螺旋状もしくは波状
の条溝が形成されたケーブル用スペーサーであって、芯
材は、45GPa以上の引張弾性率を有し、且つ50℃
におけるクリープ歪が2%以下、平均クリープ速度が
2.0×10-8sec-1 以下の高分子材料からなり、また
鞘材は、融点もしくは分解温度が300℃以下の高分子
材料からなり、全体としての横断面積が4mm2 以上で
あることを特徴とするケーブル用スペーサー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27454393A JP3440511B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | ケーブル用スペーサー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27454393A JP3440511B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | ケーブル用スペーサー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07128552A true JPH07128552A (ja) | 1995-05-19 |
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