JPH07128607A - 光ビーム偏向装置 - Google Patents
光ビーム偏向装置Info
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- JPH07128607A JPH07128607A JP27524093A JP27524093A JPH07128607A JP H07128607 A JPH07128607 A JP H07128607A JP 27524093 A JP27524093 A JP 27524093A JP 27524093 A JP27524093 A JP 27524093A JP H07128607 A JPH07128607 A JP H07128607A
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Landscapes
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 反射面の端部に光学的に使用しない未使用部
分を設けたプラスチック製の回転多面鏡を使用したもの
でありながら、回転多面鏡の大型化を抑制し、高画質の
維持を可能とした光ビーム偏向装置を提供することを目
的とする。 【構成】 回転多面鏡としてプラスチック成形により形
成されたものを用いるとともに、当該回転多面鏡の反射
面の少なくとも一方の端部に、光ビームの反射偏向に使
用しない未使用部分を設け、しかも当該反射面の未使用
部分は、反射面に照射される光ビームの大きさが大きく
なる端部側を、常にもう一方の端部側に比べて小さくな
るように設定するように構成した。
分を設けたプラスチック製の回転多面鏡を使用したもの
でありながら、回転多面鏡の大型化を抑制し、高画質の
維持を可能とした光ビーム偏向装置を提供することを目
的とする。 【構成】 回転多面鏡としてプラスチック成形により形
成されたものを用いるとともに、当該回転多面鏡の反射
面の少なくとも一方の端部に、光ビームの反射偏向に使
用しない未使用部分を設け、しかも当該反射面の未使用
部分は、反射面に照射される光ビームの大きさが大きく
なる端部側を、常にもう一方の端部側に比べて小さくな
るように設定するように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザープリンタや
デジタル複写機等の画像記録装置に用いられる光ビーム
偏向装置に関し、特に、光ビームを偏向させるために回
転多面鏡を使用した光ビーム偏向装置に関するものであ
る。
デジタル複写機等の画像記録装置に用いられる光ビーム
偏向装置に関し、特に、光ビームを偏向させるために回
転多面鏡を使用した光ビーム偏向装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザープリンタやデジタル複
写機等の画像記録装置に用いられる光ビーム偏向装置と
しては、光源から出射され結像光学系によって整形され
た光ビームを、高速で回転する回転多面鏡によって反射
偏向するように構成したものがある。この回転多面鏡
は、高さの低い正多角柱形状に形成された柱状部材から
なり、その回転軸に平行な複数の側面をすべて反射面と
したものである。
写機等の画像記録装置に用いられる光ビーム偏向装置と
しては、光源から出射され結像光学系によって整形され
た光ビームを、高速で回転する回転多面鏡によって反射
偏向するように構成したものがある。この回転多面鏡
は、高さの低い正多角柱形状に形成された柱状部材から
なり、その回転軸に平行な複数の側面をすべて反射面と
したものである。
【0003】図15は従来の光ビーム偏向装置を適用し
た走査光学系を示す概念図である。図において、レーザ
ー光源100から出射された光ビームLBは、第1の結
像光学系101を介して回転多面鏡102に入射され
る。この回転多面鏡102に入射した光ビームLBは、
その回転軸103に平行な反射面104によって反射さ
れるとともに、回転多面鏡102の回転に伴って偏向さ
れ、この回転多面鏡102によって偏向される反射光ビ
ームLB’の軌跡は、一定の走査面を形成する。上記回
転多面鏡102によって偏向される反射光ビームの軌跡
が、その回転軸103に垂直な平面(以下、この面を
「主走査平面」という)となり、かつ反射光ビームL
B’の軌跡が直線となるためには、回転多面鏡102に
入射する光ビームLBもまた上記主走査平面内にあるこ
とが必要となる。
た走査光学系を示す概念図である。図において、レーザ
ー光源100から出射された光ビームLBは、第1の結
像光学系101を介して回転多面鏡102に入射され
る。この回転多面鏡102に入射した光ビームLBは、
その回転軸103に平行な反射面104によって反射さ
れるとともに、回転多面鏡102の回転に伴って偏向さ
れ、この回転多面鏡102によって偏向される反射光ビ
ームLB’の軌跡は、一定の走査面を形成する。上記回
転多面鏡102によって偏向される反射光ビームの軌跡
が、その回転軸103に垂直な平面(以下、この面を
「主走査平面」という)となり、かつ反射光ビームL
B’の軌跡が直線となるためには、回転多面鏡102に
入射する光ビームLBもまた上記主走査平面内にあるこ
とが必要となる。
【0004】そして、上記回転多面鏡102の反射面1
03により反射された光ビームLB’は、f・θレンズ
等からなる第2の結像光学系105により被走査媒体1
06の表面にスポット結像されるとともに、回転多面鏡
102の回転に伴って被走査媒体106の主走査方向に
沿って走査される。その際、上記回転多面鏡102によ
って偏向される光ビームLB’は、第2の結像光学系1
05の光軸を中心にして偏向角±θ°の範囲に渡って走
査されるようになっている。ここで、上記f・θレンズ
105は、既知のように、主走査方向の平面内での焦点
距離をf、偏向角をθ、像高をyとしたときに、y=f
・θなる特性をもつレンズである。
03により反射された光ビームLB’は、f・θレンズ
等からなる第2の結像光学系105により被走査媒体1
06の表面にスポット結像されるとともに、回転多面鏡
102の回転に伴って被走査媒体106の主走査方向に
沿って走査される。その際、上記回転多面鏡102によ
って偏向される光ビームLB’は、第2の結像光学系1
05の光軸を中心にして偏向角±θ°の範囲に渡って走
査されるようになっている。ここで、上記f・θレンズ
105は、既知のように、主走査方向の平面内での焦点
距離をf、偏向角をθ、像高をyとしたときに、y=f
・θなる特性をもつレンズである。
【0005】図16は上記回転多面鏡によって反射偏向
される光ビームの状態を示すものである。
される光ビームの状態を示すものである。
【0006】ところで、この回転多面鏡102によって
偏向される反射光ビームLB’の軌跡が、上述したよう
に、その回転軸103に垂直な主走査平面となり、かつ
反射光ビームLB’の軌跡が直線となるためには、回転
多面鏡102に入射する光ビームLBも主走査平面内に
あることが必要となる。そのため、入射光ビームLB
は、図16に示すように、回転多面鏡102によって反
射偏向される光ビームLB’の偏向範囲±θ°の外側か
ら回転多面鏡102に入射する構成となる。
偏向される反射光ビームLB’の軌跡が、上述したよう
に、その回転軸103に垂直な主走査平面となり、かつ
反射光ビームLB’の軌跡が直線となるためには、回転
多面鏡102に入射する光ビームLBも主走査平面内に
あることが必要となる。そのため、入射光ビームLB
は、図16に示すように、回転多面鏡102によって反
射偏向される光ビームLB’の偏向範囲±θ°の外側か
ら回転多面鏡102に入射する構成となる。
【0007】図16において、X軸は偏向角θ=0°の
反射光ビームLB’を示しており、このX軸は、一般に
f・θレンズ等からなる第2の結像光学系105の光軸
と一致する。また、Y軸はX軸と直交するようにとられ
た座標軸であり(以下、他の図においてもX−Y座標は
同様にとるものとする)、原点Oは偏向角θ=0°の反
射光ビームLB’と反射面104の交点であって、入射
光ビームLBは、原点Oへ向けて入射する。そして、こ
の入射光ビームLBは、回転多面鏡102の反射面10
4により反射されるとともに、回転多面鏡102の回転
に伴って偏向されて、前述したように被走査媒体106
の走査開始端へ到る偏向角−θの反射光ビームから被走
査媒体106の走査終了端へ到る偏向角+θの反射光ビ
ームLB’まで、X軸に対して±θ°の偏向角の範囲を
走査するようになっている。従って、入射光ビームLB
がX軸となす角度wと偏向角θとの間には、 |w|>|θ| (1) なる関係が成り立つ。
反射光ビームLB’を示しており、このX軸は、一般に
f・θレンズ等からなる第2の結像光学系105の光軸
と一致する。また、Y軸はX軸と直交するようにとられ
た座標軸であり(以下、他の図においてもX−Y座標は
同様にとるものとする)、原点Oは偏向角θ=0°の反
射光ビームLB’と反射面104の交点であって、入射
光ビームLBは、原点Oへ向けて入射する。そして、こ
の入射光ビームLBは、回転多面鏡102の反射面10
4により反射されるとともに、回転多面鏡102の回転
に伴って偏向されて、前述したように被走査媒体106
の走査開始端へ到る偏向角−θの反射光ビームから被走
査媒体106の走査終了端へ到る偏向角+θの反射光ビ
ームLB’まで、X軸に対して±θ°の偏向角の範囲を
走査するようになっている。従って、入射光ビームLB
がX軸となす角度wと偏向角θとの間には、 |w|>|θ| (1) なる関係が成り立つ。
【0008】このように、上記回転多面鏡102は、回
転に伴う反射面104の移動によって光ビームLBを±
θ°の偏向角の範囲に渡って反射偏向するものである
が、回転軸103と反射点が一致しないため、光ビーム
LBの反射面104への入射点は、回転多面鏡102の
回転に伴って変動する。そのため、被走査媒体106の
走査開始端へ到る偏向角−θの反射光ビームLB’と被
走査媒体106の走査終了端へ到る偏向角+θの反射光
ビームLB’の反射状態は、X軸に対し対称とはならな
い。この偏向角−θの反射光ビームと偏向角+θの反射
光ビームLB’の反射状態が対称とならない理由を、被
走査媒体106の走査開始端へ到る偏向角−θの反射光
ビームLB’の反射状態を示した図17(a)と、被走
査媒体106の走査終了端へ到る偏向角+θの反射光ビ
ームLB’の反射状態を示した図17(b)を用いて詳
細に説明する。
転に伴う反射面104の移動によって光ビームLBを±
θ°の偏向角の範囲に渡って反射偏向するものである
が、回転軸103と反射点が一致しないため、光ビーム
LBの反射面104への入射点は、回転多面鏡102の
回転に伴って変動する。そのため、被走査媒体106の
走査開始端へ到る偏向角−θの反射光ビームLB’と被
走査媒体106の走査終了端へ到る偏向角+θの反射光
ビームLB’の反射状態は、X軸に対し対称とはならな
い。この偏向角−θの反射光ビームと偏向角+θの反射
光ビームLB’の反射状態が対称とならない理由を、被
走査媒体106の走査開始端へ到る偏向角−θの反射光
ビームLB’の反射状態を示した図17(a)と、被走
査媒体106の走査終了端へ到る偏向角+θの反射光ビ
ームLB’の反射状態を示した図17(b)を用いて詳
細に説明する。
【0009】図17において、入射光ビームは一定の太
さを有する平行光束として表されており、回転多面鏡1
02の回転軸103は図16に示すように原点Oを通り
X軸とw/2の角度をなす直線上にあり、偏向角θが0
°のときに反射面104の中心Cが座標軸X−Yの原点
Oに一致するものとする。また、図17(a)(b)に
示すように、回転多面鏡102の反射面104の中心C
と原点Oが一致する状態では、回転軸103から入射光
ビームLBの主光線と反射面の交点Oまでの距離は、回
転多面鏡102の内接半径Rと等しくなる。なお、図1
7(a)と図17(b)は、図16に示す状態を中心に
して回転多面鏡の回転角の大きさ(θ/2)が等しく、
向きが反対の場合をそれぞれ示している。
さを有する平行光束として表されており、回転多面鏡1
02の回転軸103は図16に示すように原点Oを通り
X軸とw/2の角度をなす直線上にあり、偏向角θが0
°のときに反射面104の中心Cが座標軸X−Yの原点
Oに一致するものとする。また、図17(a)(b)に
示すように、回転多面鏡102の反射面104の中心C
と原点Oが一致する状態では、回転軸103から入射光
ビームLBの主光線と反射面の交点Oまでの距離は、回
転多面鏡102の内接半径Rと等しくなる。なお、図1
7(a)と図17(b)は、図16に示す状態を中心に
して回転多面鏡の回転角の大きさ(θ/2)が等しく、
向きが反対の場合をそれぞれ示している。
【0010】図17(a)と図17(b)を比較する
と、回転多面鏡102の回転角の大きさ(θ/2)が互
いに等しいにもかかわらず、被走査媒体106の走査終
了端へ到る偏向角+θの反射光ビームLB’では、入射
光ビームLBの一部が反射面104から外れる所謂”け
られ”が発生しているのに対し、被走査媒体106の走
査開始端へ到る偏向角−θの反射光ビームLB’では、
反射面104に余裕があり、反射光ビームLB’の偏向
方向によって反射面104の利用効率に差があることが
わかる。
と、回転多面鏡102の回転角の大きさ(θ/2)が互
いに等しいにもかかわらず、被走査媒体106の走査終
了端へ到る偏向角+θの反射光ビームLB’では、入射
光ビームLBの一部が反射面104から外れる所謂”け
られ”が発生しているのに対し、被走査媒体106の走
査開始端へ到る偏向角−θの反射光ビームLB’では、
反射面104に余裕があり、反射光ビームLB’の偏向
方向によって反射面104の利用効率に差があることが
わかる。
【0011】この回転多面鏡102の反射面104にお
ける利用効率の差は、以下の2つの理由により発生す
る。まず、第1に、図17において、光ビームの反射点
をそれぞれA、Bとし、回転多面鏡102の反射面10
4の中心をC、回転軸をDとすると、回転多面鏡102
の回転によって反射点が反射面104の中心Cから離れ
た位置では、回転軸103から反射点A、Bまでの距離
DA、DBが、回転多面鏡102の内接半径Rよりも大
きくなる。このとき、入射光ビームLBは常にY座標の
マイナス側に存在するので、原点Oが反射面104の中
心Cを通過するまでは、図17(a)に示すように、反
射面の中心Cから反射点Aまでの距離CAが、反射面1
04の中心Cから原点Oまでの距離COよりも短い。こ
れに対し、原点Oが反射面104の中心Cを通過した後
は、図17(b)に示すように、反射面104の中心C
から反射点Bまでの距離CBが、反射面104の中心C
から原点Oまでの距離COよりも長くなる。従って、回
転多面鏡102の反射面104の中心Cからの回転角の
大きさ(θ/2)が等しく、その方向が反対の場合に
は、反射面104の中心Cから反射点Aまでの距離CA
と、反射面104の中心Cから反射点Bまでの距離CB
との間に、 CA<CB (2) なる関係がある。そのため、被走査媒体106の走査終
了端へ到る偏向角+θの反射光ビームLB’の方が、回
転多面鏡102の反射面104から外れ易い。
ける利用効率の差は、以下の2つの理由により発生す
る。まず、第1に、図17において、光ビームの反射点
をそれぞれA、Bとし、回転多面鏡102の反射面10
4の中心をC、回転軸をDとすると、回転多面鏡102
の回転によって反射点が反射面104の中心Cから離れ
た位置では、回転軸103から反射点A、Bまでの距離
DA、DBが、回転多面鏡102の内接半径Rよりも大
きくなる。このとき、入射光ビームLBは常にY座標の
マイナス側に存在するので、原点Oが反射面104の中
心Cを通過するまでは、図17(a)に示すように、反
射面の中心Cから反射点Aまでの距離CAが、反射面1
04の中心Cから原点Oまでの距離COよりも短い。こ
れに対し、原点Oが反射面104の中心Cを通過した後
は、図17(b)に示すように、反射面104の中心C
から反射点Bまでの距離CBが、反射面104の中心C
から原点Oまでの距離COよりも長くなる。従って、回
転多面鏡102の反射面104の中心Cからの回転角の
大きさ(θ/2)が等しく、その方向が反対の場合に
は、反射面104の中心Cから反射点Aまでの距離CA
と、反射面104の中心Cから反射点Bまでの距離CB
との間に、 CA<CB (2) なる関係がある。そのため、被走査媒体106の走査終
了端へ到る偏向角+θの反射光ビームLB’の方が、回
転多面鏡102の反射面104から外れ易い。
【0012】また、第2に、入射光ビームLBの反射面
104への入射角は、入射光ビームLBと反射光ビーム
LB’のなす角度が増すに従って大きくなるので、反射
面104上に投影される光ビームLBの幅もこれに伴っ
て大きくなる。そのため、被走査媒体106の走査終了
端へ到る偏向角+θの反射光ビームLB’の方が、回転
多面鏡102の反射面104から外れ易い。
104への入射角は、入射光ビームLBと反射光ビーム
LB’のなす角度が増すに従って大きくなるので、反射
面104上に投影される光ビームLBの幅もこれに伴っ
て大きくなる。そのため、被走査媒体106の走査終了
端へ到る偏向角+θの反射光ビームLB’の方が、回転
多面鏡102の反射面104から外れ易い。
【0013】以上述べた理由により、入射光ビームLB
となす角度が偏向角θ=0°より大きくなる偏向方向で
は、反射面104上に投影された光ビームLBが大きく
なる効果と反射点が反射面104の中心から遠ざかる効
果が重なり、光ビームLBのけられが発生する。
となす角度が偏向角θ=0°より大きくなる偏向方向で
は、反射面104上に投影された光ビームLBが大きく
なる効果と反射点が反射面104の中心から遠ざかる効
果が重なり、光ビームLBのけられが発生する。
【0014】このように、被走査媒体106の走査終了
端へ到る偏向角+θの反射光ビームLB’において光ビ
ームLBのけられが発生すると、その分だけ被走査媒体
106上に走査される光ビームLBの光量が低下し、被
走査媒体106上に記録される画像の濃度が低下すると
いう問題点が生じる。
端へ到る偏向角+θの反射光ビームLB’において光ビ
ームLBのけられが発生すると、その分だけ被走査媒体
106上に走査される光ビームLBの光量が低下し、被
走査媒体106上に記録される画像の濃度が低下すると
いう問題点が生じる。
【0015】そこで、かかる光ビームLBのけられに伴
う被走査媒体106上に走査される光ビームLB’の光
量低下という問題を解決するためには、図18に示すよ
うに、回転多面鏡102の回転軸103を被走査媒体1
06の走査終了端へ到る偏向角+θの反射光ビーム側へ
Δlだけ移動することにより、回転多面鏡102の反射
面104によって被走査媒体106の走査終了端へ到る
偏向角+θの反射光ビームLB’に”けられ”が発生す
るのを防止し、回転多面鏡102を必要以上に大型化さ
せずに反射面104を有効に利用することが考えられ
る。
う被走査媒体106上に走査される光ビームLB’の光
量低下という問題を解決するためには、図18に示すよ
うに、回転多面鏡102の回転軸103を被走査媒体1
06の走査終了端へ到る偏向角+θの反射光ビーム側へ
Δlだけ移動することにより、回転多面鏡102の反射
面104によって被走査媒体106の走査終了端へ到る
偏向角+θの反射光ビームLB’に”けられ”が発生す
るのを防止し、回転多面鏡102を必要以上に大型化さ
せずに反射面104を有効に利用することが考えられ
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如く回
転多面鏡102の回転軸103を図18に示すように被
走査媒体106の走査終了端へ到る偏向角+θの反射光
ビームLB’側へΔlだけ移動するように構成した場合
には、次のような問題点が新たに生じる。すなわち、上
記光ビーム偏向装置の場合には、最近、低コスト化を目
的として、回転多面鏡102を従来のようにアルミニウ
ム等の金属により製造するのではなく、プラスチック成
形により製造することが提案されており、実際に実施さ
れてきてもいる。
転多面鏡102の回転軸103を図18に示すように被
走査媒体106の走査終了端へ到る偏向角+θの反射光
ビームLB’側へΔlだけ移動するように構成した場合
には、次のような問題点が新たに生じる。すなわち、上
記光ビーム偏向装置の場合には、最近、低コスト化を目
的として、回転多面鏡102を従来のようにアルミニウ
ム等の金属により製造するのではなく、プラスチック成
形により製造することが提案されており、実際に実施さ
れてきてもいる。
【0017】ところで、このように回転多面鏡102を
プラスチック成形により製造した場合には、図19に破
線で示したエッジ部の精度を出すことが困難であるとい
う問題点がある。この回転多面鏡102のエッジ部の精
度を向上するには、プラスチック成形用の金型内におけ
る樹脂の挙動を細かく制御するとともに、成形時間を十
分にとり徐々に冷却することが考えられるが、こうした
場合には、プラスチック成形用の金型として特殊なもの
を使用する必要等があるため、設備費や加工費等が増加
するためコストアップを招き、回転多面鏡102をプラ
スチック成形により製造するという低コスト化の目的と
相反することとなる。
プラスチック成形により製造した場合には、図19に破
線で示したエッジ部の精度を出すことが困難であるとい
う問題点がある。この回転多面鏡102のエッジ部の精
度を向上するには、プラスチック成形用の金型内におけ
る樹脂の挙動を細かく制御するとともに、成形時間を十
分にとり徐々に冷却することが考えられるが、こうした
場合には、プラスチック成形用の金型として特殊なもの
を使用する必要等があるため、設備費や加工費等が増加
するためコストアップを招き、回転多面鏡102をプラ
スチック成形により製造するという低コスト化の目的と
相反することとなる。
【0018】そこで、上記回転多面鏡102をプラスチ
ック成形により製造する際の設備費や加工費等の増加に
伴うコストアップを防止するためには、図19に示すよ
うに、精度の出しにくいエッジ部を使用せず、エッジ部
以外の限定した範囲を光学的な使用範囲とすることが考
えられる。
ック成形により製造する際の設備費や加工費等の増加に
伴うコストアップを防止するためには、図19に示すよ
うに、精度の出しにくいエッジ部を使用せず、エッジ部
以外の限定した範囲を光学的な使用範囲とすることが考
えられる。
【0019】ところが、回転多面鏡102は、図16に
示すように、正多角形状に形成されているため、内接半
径Rと反射面104の大きさは一意的に決まり、反射面
104に未使用部分を設けると、前述したように回転軸
103の移動により反射面104のほぼ全域を使用する
回転多面鏡102に比べて、回転多面鏡102が大型化
するという問題点が新たに生じる。例えば、反射面10
4の数が6面で、直径が40mmの回転多面鏡102を
基準とした場合には、反射面104の未使用部分を両端
に2mmずつ設けると、回転多面鏡102の直径は約7
mm大きくなり、同じく反射面104の未使用部分を両
端に3mmずつ設けると、回転多面鏡102の直径は約
10mm以上大きくなる。そのため、反射面104に未
使用部分を設けることによる回転多面鏡102の直径の
増大は顕著なものであり、装置の大型化を招くという問
題点がある。
示すように、正多角形状に形成されているため、内接半
径Rと反射面104の大きさは一意的に決まり、反射面
104に未使用部分を設けると、前述したように回転軸
103の移動により反射面104のほぼ全域を使用する
回転多面鏡102に比べて、回転多面鏡102が大型化
するという問題点が新たに生じる。例えば、反射面10
4の数が6面で、直径が40mmの回転多面鏡102を
基準とした場合には、反射面104の未使用部分を両端
に2mmずつ設けると、回転多面鏡102の直径は約7
mm大きくなり、同じく反射面104の未使用部分を両
端に3mmずつ設けると、回転多面鏡102の直径は約
10mm以上大きくなる。そのため、反射面104に未
使用部分を設けることによる回転多面鏡102の直径の
増大は顕著なものであり、装置の大型化を招くという問
題点がある。
【0020】このように、回転多面鏡102の直径が大
きくなると、回転多面鏡102そのもの及び光ビーム偏
向装置の大型化を招くばかりか、このような光ビーム偏
向装置を用いたレーザープリンタ等の結像特性を損なう
という問題点をも生じる。すなわち、回転多面鏡102
を用いた光ビーム偏向装置に最大偏向角θよりも大きな
角度wをもって光ビームLBを入射させた場合には、図
17(a)、図17(b)に示すように、回転多面鏡1
02の回転に伴う原点からの反射点の移動が起こり、こ
の移動量は、回転多面鏡102が大きくなるに従って増
加する。この反射点の移動は、f・θレンズ等の結像レ
ンズ105側から見ると、入射瞳の移動、つまり、物点
が偏向角θに伴って光軸上を前後に移動することに等し
く、被走査媒体上の像面湾曲を大きくする要因となる。
この結果、被走査媒体106上の結像スポットの大きさ
が不均一となり、高画質の維持が困難となるという問題
点を新たに生じる。
きくなると、回転多面鏡102そのもの及び光ビーム偏
向装置の大型化を招くばかりか、このような光ビーム偏
向装置を用いたレーザープリンタ等の結像特性を損なう
という問題点をも生じる。すなわち、回転多面鏡102
を用いた光ビーム偏向装置に最大偏向角θよりも大きな
角度wをもって光ビームLBを入射させた場合には、図
17(a)、図17(b)に示すように、回転多面鏡1
02の回転に伴う原点からの反射点の移動が起こり、こ
の移動量は、回転多面鏡102が大きくなるに従って増
加する。この反射点の移動は、f・θレンズ等の結像レ
ンズ105側から見ると、入射瞳の移動、つまり、物点
が偏向角θに伴って光軸上を前後に移動することに等し
く、被走査媒体上の像面湾曲を大きくする要因となる。
この結果、被走査媒体106上の結像スポットの大きさ
が不均一となり、高画質の維持が困難となるという問題
点を新たに生じる。
【0021】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、反射面の端部に光学的に使用しない未使用部分
を設けたプラスチック製の回転多面鏡を使用したもので
ありながら、回転多面鏡の大型化を抑制し、高画質の維
持を可能とした光ビーム偏向装置を提供することにあ
る。
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、反射面の端部に光学的に使用しない未使用部分
を設けたプラスチック製の回転多面鏡を使用したもので
ありながら、回転多面鏡の大型化を抑制し、高画質の維
持を可能とした光ビーム偏向装置を提供することにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ビーム
偏向装置は、駆動モータによって等角速度で回転駆動さ
れる回転多面鏡を備え、この回転多面鏡の反射面に光ビ
ームを照射するとともに、当該回転多面鏡の反射面に照
射される光ビームを、回転多面鏡の回転に伴って反射偏
向する光ビーム偏向装置において、上記回転多面鏡とし
てプラスチック成形により形成されたものを用いるとと
もに、当該回転多面鏡の反射面の少なくとも一方の端部
に、光ビームの反射偏向に使用しない未使用部分を設
け、しかも当該反射面の未使用部分は、反射面に照射さ
れる光ビームの大きさが大きくなる端部側を、常にもう
一方の端部側に比べて小さくなるように設定するように
構成されている。
偏向装置は、駆動モータによって等角速度で回転駆動さ
れる回転多面鏡を備え、この回転多面鏡の反射面に光ビ
ームを照射するとともに、当該回転多面鏡の反射面に照
射される光ビームを、回転多面鏡の回転に伴って反射偏
向する光ビーム偏向装置において、上記回転多面鏡とし
てプラスチック成形により形成されたものを用いるとと
もに、当該回転多面鏡の反射面の少なくとも一方の端部
に、光ビームの反射偏向に使用しない未使用部分を設
け、しかも当該反射面の未使用部分は、反射面に照射さ
れる光ビームの大きさが大きくなる端部側を、常にもう
一方の端部側に比べて小さくなるように設定するように
構成されている。
【0023】上記回転多面鏡の反射面には、上述したよ
うに、その少なくとも一方の端部に、光ビームの反射偏
向に使用しない未使用部分が設られるが、好ましくは反
射面両方の端部に未使用部分が設られる。
うに、その少なくとも一方の端部に、光ビームの反射偏
向に使用しない未使用部分が設られるが、好ましくは反
射面両方の端部に未使用部分が設られる。
【0024】
【作用】この発明に係る光ビーム偏向装置においては、
回転多面鏡としてプラスチック成形により形成されたも
のを用いるとともに、当該回転多面鏡の反射面の少なく
とも一方の端部に、光ビームの反射偏向に使用しない未
使用部分を設け、しかも当該反射面の未使用部分は、反
射面に照射される光ビームの大きさが大きくなる端部側
を、常にもう一方の端部側に比べて小さくなるように設
定するように構成されているので、回転多面鏡としてプ
ラスチック成形により形成したものを用い、回転多面鏡
のエッジ部分に加工精度の低い部分が存在する場合で
も、この加工精度の低い反射面の端部によって反射され
る光ビームのうち、光ビームが小さい反射面の端部側の
未使用部分を大きく設定し、逆に、光ビームが大きい反
射面の端部側の未使用部分を小さく設定したので、回転
多面鏡の大型化を防止しつつ、加工精度の低い反射面の
端部によって光ビームが劣化するのを防止することがで
き、高画質の維持が可能な光ビーム偏向装置を提供する
ことができる。
回転多面鏡としてプラスチック成形により形成されたも
のを用いるとともに、当該回転多面鏡の反射面の少なく
とも一方の端部に、光ビームの反射偏向に使用しない未
使用部分を設け、しかも当該反射面の未使用部分は、反
射面に照射される光ビームの大きさが大きくなる端部側
を、常にもう一方の端部側に比べて小さくなるように設
定するように構成されているので、回転多面鏡としてプ
ラスチック成形により形成したものを用い、回転多面鏡
のエッジ部分に加工精度の低い部分が存在する場合で
も、この加工精度の低い反射面の端部によって反射され
る光ビームのうち、光ビームが小さい反射面の端部側の
未使用部分を大きく設定し、逆に、光ビームが大きい反
射面の端部側の未使用部分を小さく設定したので、回転
多面鏡の大型化を防止しつつ、加工精度の低い反射面の
端部によって光ビームが劣化するのを防止することがで
き、高画質の維持が可能な光ビーム偏向装置を提供する
ことができる。
【0025】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
明する。
【0026】図2はこの発明に係る光ビーム偏向装置を
適用した走査光学系の一実施例を示すものである。ここ
で、光ビームの偏向が行われる方向を主走査方向とし、
この主走査方向と直交する方向を副走査方向とする。
適用した走査光学系の一実施例を示すものである。ここ
で、光ビームの偏向が行われる方向を主走査方向とし、
この主走査方向と直交する方向を副走査方向とする。
【0027】この走査光学系は、レーザービームLBを
出射するレーザー光源1と、このレーザー光源1から出
射されたレーザービームLBを、後述する回転多面鏡3
に結像させるための第1の結像光学系2と、この第1の
結像光学系2によって結像されるレーザービームLBを
反射する複数の反射面3aを有する回転多面鏡3と、f
・θレンズ4と副走査方向にのみ屈折力を持つシリンド
リカルミラー5からなる第2の結像光学系と、被走査媒
体としての感光体ドラム6とから構成されている。そし
て、この走査光学系を使用したレーザープリンタは、感
光体ドラム6上に画像データに応じた画像を走査露光し
て静電潜像を形成し、この静電潜像を公知の電子写真プ
ロセスによって顕画像化して、この顕画像を転写用紙上
に転写定着することにより、画像の記録を行なうもので
ある。
出射するレーザー光源1と、このレーザー光源1から出
射されたレーザービームLBを、後述する回転多面鏡3
に結像させるための第1の結像光学系2と、この第1の
結像光学系2によって結像されるレーザービームLBを
反射する複数の反射面3aを有する回転多面鏡3と、f
・θレンズ4と副走査方向にのみ屈折力を持つシリンド
リカルミラー5からなる第2の結像光学系と、被走査媒
体としての感光体ドラム6とから構成されている。そし
て、この走査光学系を使用したレーザープリンタは、感
光体ドラム6上に画像データに応じた画像を走査露光し
て静電潜像を形成し、この静電潜像を公知の電子写真プ
ロセスによって顕画像化して、この顕画像を転写用紙上
に転写定着することにより、画像の記録を行なうもので
ある。
【0028】ここで、上記f・θレンズ4は、主走査方
向の平面内での焦点距離をf、偏向角をθ、像高をyと
したときに、y=f・θなる特性をもつレンズである。
また、このf・θレンズ4とシリンドリカルミラー5か
らなる第2の結像光学系は、各反射面3aの回転軸3b
に対する角度の差、いわゆる面倒れによって、被走査媒
体6の副走査方向に発生するピッチむらを補正するため
のものであり、回転多面鏡3の反射面3aと被走査媒体
6の表面が副走査平面内でほぼ共役な関係となってい
る。
向の平面内での焦点距離をf、偏向角をθ、像高をyと
したときに、y=f・θなる特性をもつレンズである。
また、このf・θレンズ4とシリンドリカルミラー5か
らなる第2の結像光学系は、各反射面3aの回転軸3b
に対する角度の差、いわゆる面倒れによって、被走査媒
体6の副走査方向に発生するピッチむらを補正するため
のものであり、回転多面鏡3の反射面3aと被走査媒体
6の表面が副走査平面内でほぼ共役な関係となってい
る。
【0029】上記レーザープリンタに適用される光ビー
ム偏向装置は、図3に示すように、複数の反射面3aを
有する回転多面鏡3と、この回転多面鏡3を等角速度で
高速に回転駆動するためのスキャナモータ9で構成され
ている。この光ビーム偏向装置は、レーザー光源1から
出射され第1の結像光学2によって回転多面鏡3の反射
面3aに結像されるレーザービームLBを、スキャナモ
ータ9により等角速度で回転駆動される回転多面鏡3の
反射面3aによって反射偏向するものである。
ム偏向装置は、図3に示すように、複数の反射面3aを
有する回転多面鏡3と、この回転多面鏡3を等角速度で
高速に回転駆動するためのスキャナモータ9で構成され
ている。この光ビーム偏向装置は、レーザー光源1から
出射され第1の結像光学2によって回転多面鏡3の反射
面3aに結像されるレーザービームLBを、スキャナモ
ータ9により等角速度で回転駆動される回転多面鏡3の
反射面3aによって反射偏向するものである。
【0030】また、上記回転多面鏡3の反射面3aによ
り反射された光ビームLB’は、図2に示すように、f
・θレンズ4等からなる第2の結像光学系により被走査
媒体6の表面にスポット結像されるとともに、回転多面
鏡3の回転に伴って被走査媒体6の主走査方向に沿って
偏向走査される。この回転多面鏡3によって偏向される
光ビームLB’は、図3に示すように、第2の結像光学
系の光軸8(X軸)を中心にして偏向角±θ°の範囲に
渡って走査されるようになっている。
り反射された光ビームLB’は、図2に示すように、f
・θレンズ4等からなる第2の結像光学系により被走査
媒体6の表面にスポット結像されるとともに、回転多面
鏡3の回転に伴って被走査媒体6の主走査方向に沿って
偏向走査される。この回転多面鏡3によって偏向される
光ビームLB’は、図3に示すように、第2の結像光学
系の光軸8(X軸)を中心にして偏向角±θ°の範囲に
渡って走査されるようになっている。
【0031】その際、上記回転多面鏡3によって偏向さ
れる反射光ビームLBの軌跡が、その回転軸3bに垂直
な平面(以下、この面を「主走査平面」という)とな
り、かつ反射光ビームLB’の軌跡が直線となるために
は、前述したように、回転多面鏡3に入射する光ビーム
LBもまた上記主走査平面内にあることが必要となる。
そのため、上記回転多面鏡3の反射面3aに入射するレ
ーザービームLBは、第2の結像光学系の光軸8に対
し、反射光ビームLB’の最大偏向角θより大きな角度
wをなして、回転多面鏡3の反射面3aに入射するよう
に、レーザー光源1と第1の結像光学系2が配置されて
いる。
れる反射光ビームLBの軌跡が、その回転軸3bに垂直
な平面(以下、この面を「主走査平面」という)とな
り、かつ反射光ビームLB’の軌跡が直線となるために
は、前述したように、回転多面鏡3に入射する光ビーム
LBもまた上記主走査平面内にあることが必要となる。
そのため、上記回転多面鏡3の反射面3aに入射するレ
ーザービームLBは、第2の結像光学系の光軸8に対
し、反射光ビームLB’の最大偏向角θより大きな角度
wをなして、回転多面鏡3の反射面3aに入射するよう
に、レーザー光源1と第1の結像光学系2が配置されて
いる。
【0032】さらに、上記回転多面鏡3としては、ポリ
カーボネート(PC)等のプラスチックによって高さの
低い正六角柱状に成形されたものに反射膜をコーテイン
グしたものが用いられており、この回転多面鏡3の反射
面3aは、図4に示すように、回転軸3bに平行となっ
ている。また、上記回転多面鏡3には、当該回転多面鏡
3を回転駆動するためのスキャナーモータ9と締結する
ための貫通穴10が中央に穿設されている。そして、こ
の回転多面鏡3は、図2に示すように、第1の結像光学
系2の光軸7と第2の結像光学系の光軸8を含む主走査
平面に対し、回転軸3bが直交するような状態で配置さ
れている。
カーボネート(PC)等のプラスチックによって高さの
低い正六角柱状に成形されたものに反射膜をコーテイン
グしたものが用いられており、この回転多面鏡3の反射
面3aは、図4に示すように、回転軸3bに平行となっ
ている。また、上記回転多面鏡3には、当該回転多面鏡
3を回転駆動するためのスキャナーモータ9と締結する
ための貫通穴10が中央に穿設されている。そして、こ
の回転多面鏡3は、図2に示すように、第1の結像光学
系2の光軸7と第2の結像光学系の光軸8を含む主走査
平面に対し、回転軸3bが直交するような状態で配置さ
れている。
【0033】ところで、このように回転多面鏡3として
プラスチック成形により製造したものを用いた場合に
は、回転多面鏡3のエッジ部分の加工精度を上げるのが
困難であり、回転多面鏡3の反射面3aの端部における
反射状態が必然的に低下せざるを得ない。
プラスチック成形により製造したものを用いた場合に
は、回転多面鏡3のエッジ部分の加工精度を上げるのが
困難であり、回転多面鏡3の反射面3aの端部における
反射状態が必然的に低下せざるを得ない。
【0034】そこで、この実施例では、回転多面鏡3を
大きくせず、かつその反射面3aの端部における反射状
態の低下が悪影響を及ぼすのを可能な限り防止するた
め、上記回転多面鏡3の回転軸3bを、図1に示すよう
に、入射光ビームLBと偏向角0°のときの反射光ビー
ムLB’(X軸)とが成す角度wの2等分線を延長した
線分gg’に対して、当該線分gg’に直交する方向で
あって入射ビームLB側にΔlだけ移動した位置3b’
に配置することにより、回転多面鏡3の反射面3aの少
なくとも一端に光学的に使用しない未使用部分3c、3
dを設けるように構成されている。しかも、この反射面
3aの未使用部分3c、3dの大きさは、当該反射面3
a上に投影される入射光ビームLBの大きさが回転多面
鏡3の回転に伴って大きくなる端部側3cが、他端側3
dに比べて小さくなるように設定されている。
大きくせず、かつその反射面3aの端部における反射状
態の低下が悪影響を及ぼすのを可能な限り防止するた
め、上記回転多面鏡3の回転軸3bを、図1に示すよう
に、入射光ビームLBと偏向角0°のときの反射光ビー
ムLB’(X軸)とが成す角度wの2等分線を延長した
線分gg’に対して、当該線分gg’に直交する方向で
あって入射ビームLB側にΔlだけ移動した位置3b’
に配置することにより、回転多面鏡3の反射面3aの少
なくとも一端に光学的に使用しない未使用部分3c、3
dを設けるように構成されている。しかも、この反射面
3aの未使用部分3c、3dの大きさは、当該反射面3
a上に投影される入射光ビームLBの大きさが回転多面
鏡3の回転に伴って大きくなる端部側3cが、他端側3
dに比べて小さくなるように設定されている。
【0035】すなわち、上記回転多面鏡3の反射面3a
上に投影される入射光ビームLBの大きさや位置は、図
5に示すように、当該回転多面鏡3の回転に伴って変化
するものであり、入射光ビームLBを反射偏向する反射
面3aの利用状態は、回転多面鏡3の回転に伴って変化
する。そのため、本発明者は、上記回転多面鏡3の反射
面3aの端部に光学的に使用しない未使用部分を設けた
場合でも、回転多面鏡3の反射面3aによって光ビーム
LBを良好な状態で反射偏向することができる条件を明
らかにするため、次に示すような種々の検討を行った。
上に投影される入射光ビームLBの大きさや位置は、図
5に示すように、当該回転多面鏡3の回転に伴って変化
するものであり、入射光ビームLBを反射偏向する反射
面3aの利用状態は、回転多面鏡3の回転に伴って変化
する。そのため、本発明者は、上記回転多面鏡3の反射
面3aの端部に光学的に使用しない未使用部分を設けた
場合でも、回転多面鏡3の反射面3aによって光ビーム
LBを良好な状態で反射偏向することができる条件を明
らかにするため、次に示すような種々の検討を行った。
【0036】まず、上記回転多面鏡3の反射面3aに投
影される入射光ビームLBの大きさが、回転多面鏡3の
回転に伴ってどのように変化するかについて検討した結
果を説明する。
影される入射光ビームLBの大きさが、回転多面鏡3の
回転に伴ってどのように変化するかについて検討した結
果を説明する。
【0037】図6は入射光ビームLBの主走査平面内に
おける直径BSiと、反射面3aに投影された光ビーム
LBの主走査平面内における直径(反射面3aへの光ビ
ームLBの投影形状は楕円形となるため、その長軸を意
味する)BSfの比「BSf/BSi」が、偏向角θに
対して変化する様子を、光ビームLBの入射方向(角度
w)を−60°、−75°、−90°に変えて示したも
のである。この図6は、入射光ビームLBの主走査平面
内における直径BSiと、反射面3aに投影された光ビ
ームLBの主走査平面内における直径BSfの比「BS
f/BSi」を用いているので、入射光ビームLBが任
意の大きさの場合に適用できるものである。また、入射
光ビームLBと反射面3aの法線のなす角度である入射
角iは、回転多面鏡3の大きさや面数に依存することな
く、偏向角θのみによって一意的に決まるので、回転多
面鏡3の大きさや面数も任意の場合に適用できる。つま
り、光ビームLBの偏向範囲±θ°の外側から光ビーム
LBを入射する場合に、入射光ビームLBと反射面3a
に投影される光ビームLBの大きさの比「BSf/BS
i」は、光ビームLBが入射する方向(角度w)と偏向
角θのみによって決まるものである。また、この関係
は、前述した回転多面鏡3の回転軸3aの位置にも影響
されないものである。なお、ここでは、偏向角θの範囲
を小型レーザープリンタ等で一般に用いられる程度の大
きさとして、θ=45°に設定した。
おける直径BSiと、反射面3aに投影された光ビーム
LBの主走査平面内における直径(反射面3aへの光ビ
ームLBの投影形状は楕円形となるため、その長軸を意
味する)BSfの比「BSf/BSi」が、偏向角θに
対して変化する様子を、光ビームLBの入射方向(角度
w)を−60°、−75°、−90°に変えて示したも
のである。この図6は、入射光ビームLBの主走査平面
内における直径BSiと、反射面3aに投影された光ビ
ームLBの主走査平面内における直径BSfの比「BS
f/BSi」を用いているので、入射光ビームLBが任
意の大きさの場合に適用できるものである。また、入射
光ビームLBと反射面3aの法線のなす角度である入射
角iは、回転多面鏡3の大きさや面数に依存することな
く、偏向角θのみによって一意的に決まるので、回転多
面鏡3の大きさや面数も任意の場合に適用できる。つま
り、光ビームLBの偏向範囲±θ°の外側から光ビーム
LBを入射する場合に、入射光ビームLBと反射面3a
に投影される光ビームLBの大きさの比「BSf/BS
i」は、光ビームLBが入射する方向(角度w)と偏向
角θのみによって決まるものである。また、この関係
は、前述した回転多面鏡3の回転軸3aの位置にも影響
されないものである。なお、ここでは、偏向角θの範囲
を小型レーザープリンタ等で一般に用いられる程度の大
きさとして、θ=45°に設定した。
【0038】図6から明らかなように、入射光ビームL
Bに対して反射光ビームLB’のなす角度が大きくな
る、すなわち偏向角θが−45°から+45°へ向けて
大きくなるに従って、入射光ビームLBと反射面3aに
投影される光ビームLBの大きさの比「BSf/BS
i」が急速に大きくなる、すなわち入射光ビームLBの
大きさは変化しないため、投影された光ビームLBの大
きさが急速に大きくなることがわかる。また、入射光ビ
ームLBがX軸に対してなす角度wの大きさが増すと、
この傾向はより顕著となり、|w|=90°では、反射
面3a上の光ビームLBの大きさに最大2.5程度の差
が生ずることがわかる。
Bに対して反射光ビームLB’のなす角度が大きくな
る、すなわち偏向角θが−45°から+45°へ向けて
大きくなるに従って、入射光ビームLBと反射面3aに
投影される光ビームLBの大きさの比「BSf/BS
i」が急速に大きくなる、すなわち入射光ビームLBの
大きさは変化しないため、投影された光ビームLBの大
きさが急速に大きくなることがわかる。また、入射光ビ
ームLBがX軸に対してなす角度wの大きさが増すと、
この傾向はより顕著となり、|w|=90°では、反射
面3a上の光ビームLBの大きさに最大2.5程度の差
が生ずることがわかる。
【0039】このように、光ビームLBの偏向角θが大
きくなるに従って、入射光ビームLBの主走査平面内に
おける直径BSiと、反射面3aに投影された光ビーム
LBの主走査平面内における直径BSfの比「BSf/
BSi」が急速に大きくなり、回転多面鏡3の反射面3
aに投影される光ビームLBの大きさが急速に大きくな
るため、光ビームLBの偏向角θが大きくなるに従っ
て、光ビームLBを反射するために使用される回転多面
鏡3の反射面3aの面積が大きくなることがわかる。
きくなるに従って、入射光ビームLBの主走査平面内に
おける直径BSiと、反射面3aに投影された光ビーム
LBの主走査平面内における直径BSfの比「BSf/
BSi」が急速に大きくなり、回転多面鏡3の反射面3
aに投影される光ビームLBの大きさが急速に大きくな
るため、光ビームLBの偏向角θが大きくなるに従っ
て、光ビームLBを反射するために使用される回転多面
鏡3の反射面3aの面積が大きくなることがわかる。
【0040】次に、回転多面鏡3の反射面3aの中心C
から反射点までの距離が、回転多面鏡3の大きさ(内接
半径R)及び光ビームLBの入射方向(角度w)により
どのように変化するかについて説明する。図7は光ビー
ムLBの偏向角θに応じて回転多面鏡3の反射面3aの
中心Cから反射点A、Bまでの距離が変化する様子を、
回転多面鏡3の大きさ(半径R)及び光ビームLBの入
射方向(角度w)を異ならせて検討した結果を示すもの
である。図7において、符号の取扱は、反射面3aの中
心Cおよび反射点A、Bの座標をY軸に投影したとき、
反射面3aの中心Cよりも反射点A、BのY座標の方が
大きい場合を正としている。また、回転多面鏡3の回転
軸3aは、入射光ビームLBと偏向角0°の反射光ビー
ムLB’がなす角度wの2等分線の延長上に来るように
設定されている。
から反射点までの距離が、回転多面鏡3の大きさ(内接
半径R)及び光ビームLBの入射方向(角度w)により
どのように変化するかについて説明する。図7は光ビー
ムLBの偏向角θに応じて回転多面鏡3の反射面3aの
中心Cから反射点A、Bまでの距離が変化する様子を、
回転多面鏡3の大きさ(半径R)及び光ビームLBの入
射方向(角度w)を異ならせて検討した結果を示すもの
である。図7において、符号の取扱は、反射面3aの中
心Cおよび反射点A、Bの座標をY軸に投影したとき、
反射面3aの中心Cよりも反射点A、BのY座標の方が
大きい場合を正としている。また、回転多面鏡3の回転
軸3aは、入射光ビームLBと偏向角0°の反射光ビー
ムLB’がなす角度wの2等分線の延長上に来るように
設定されている。
【0041】この図7から明らかなように、回転多面鏡
3の反射点Cの中心から反射点A、Bまでの距離は、偏
向角θの大きさが等しい場合、反射面3aへの入射角i
が大きくなるθ>0の偏向方向における距離CBがθ<
0の偏向方向における距離CAに比べて長くなることが
わかる。この傾向は、入射光ビームLBの入射角度|w
|が大きいほど顕著になり、下向きへの傾斜が急激に大
きくなることがわかる。また、回転多面鏡3が大きくな
る即ち内接半径Rが大きくなるほど、偏向角θによる反
射点A、Bまでの距離CA、CBの差が大きくなること
がわかる。
3の反射点Cの中心から反射点A、Bまでの距離は、偏
向角θの大きさが等しい場合、反射面3aへの入射角i
が大きくなるθ>0の偏向方向における距離CBがθ<
0の偏向方向における距離CAに比べて長くなることが
わかる。この傾向は、入射光ビームLBの入射角度|w
|が大きいほど顕著になり、下向きへの傾斜が急激に大
きくなることがわかる。また、回転多面鏡3が大きくな
る即ち内接半径Rが大きくなるほど、偏向角θによる反
射点A、Bまでの距離CA、CBの差が大きくなること
がわかる。
【0042】更に、図8は、上記回転多面鏡3の反射面
3aの中心Cから反射点A、Bまでの距離CA、CB
を、偏向方向が反対で偏向角θの大きさが等しい光ビー
ムLB間の差(CB−CA)で表した結果を示すもので
ある。横軸は偏向角θの絶対値|θ|、縦軸は偏向方向
が反対で偏向角θの大きさが等しい光ビームLB間の差
(CB−CA)を回転多面鏡3の内接半径Rで割ること
により無次元化した値である(CA、CBは図 の定
義に従う)。
3aの中心Cから反射点A、Bまでの距離CA、CB
を、偏向方向が反対で偏向角θの大きさが等しい光ビー
ムLB間の差(CB−CA)で表した結果を示すもので
ある。横軸は偏向角θの絶対値|θ|、縦軸は偏向方向
が反対で偏向角θの大きさが等しい光ビームLB間の差
(CB−CA)を回転多面鏡3の内接半径Rで割ること
により無次元化した値である(CA、CBは図 の定
義に従う)。
【0043】この図8から明らかなように、光ビームL
Bの偏向方向による反射面3aの利用効率の差を示す
(CB−CA)は、偏向角θの絶対値|θ|が大きくな
るに従って急激に増加するとともに、偏向角0°の反射
ビームLB’が入射光ビームLBに対してなす角度|w
|が大きくなると増加することがわかる。また、図8で
は、偏向方向が反対で偏向角θの大きさが等しい光ビー
ムLB間の差(CB−CA)を回転多面鏡3の内接半径
Rで割った値を示しているため、偏向方向が反対で偏向
角θの大きさが等しい光ビームLB間の差(CB−C
A)の絶対量は、回転多面鏡3の内接半径Rに比例し、
回転多面鏡3の内接半径Rが大きくなるに応じて増加す
ることがわかる。
Bの偏向方向による反射面3aの利用効率の差を示す
(CB−CA)は、偏向角θの絶対値|θ|が大きくな
るに従って急激に増加するとともに、偏向角0°の反射
ビームLB’が入射光ビームLBに対してなす角度|w
|が大きくなると増加することがわかる。また、図8で
は、偏向方向が反対で偏向角θの大きさが等しい光ビー
ムLB間の差(CB−CA)を回転多面鏡3の内接半径
Rで割った値を示しているため、偏向方向が反対で偏向
角θの大きさが等しい光ビームLB間の差(CB−C
A)の絶対量は、回転多面鏡3の内接半径Rに比例し、
回転多面鏡3の内接半径Rが大きくなるに応じて増加す
ることがわかる。
【0044】次に、以上の検討結果を踏まえて、具体的
な光ビームLBの大きさを考慮した場合について説明す
る。平行光ビームLBを回転多面鏡3に入射する場合、
被走査媒体6面上における第2の結像光学系の光軸8か
ら走査スポットの結像位置までの距離をY、偏向角をθ
としたとき、 Y=f・θ (3) の関係が成り立つと、被走査媒体6上の走査スポットは
等速で偏向走査される。ここにfは第2の結像光学系の
一部を構成するf・θレンズ4の焦点距離を示すもので
ある。また、被走査媒体6上に集光される光ビームL
B’のスポット径dと、f・θレンズ4に入射すべき光
ビームLB’のビーム径ω(光ビームの強度がビーム中
心の強度の1/e2 に低下する周縁部の径を指す)の間
には、一般に、 ω=(4/π)・λ・(f/d) (4) で表される関係が成り立つことが知られている。ここに
λは使用する光ビームLBの波長である。
な光ビームLBの大きさを考慮した場合について説明す
る。平行光ビームLBを回転多面鏡3に入射する場合、
被走査媒体6面上における第2の結像光学系の光軸8か
ら走査スポットの結像位置までの距離をY、偏向角をθ
としたとき、 Y=f・θ (3) の関係が成り立つと、被走査媒体6上の走査スポットは
等速で偏向走査される。ここにfは第2の結像光学系の
一部を構成するf・θレンズ4の焦点距離を示すもので
ある。また、被走査媒体6上に集光される光ビームL
B’のスポット径dと、f・θレンズ4に入射すべき光
ビームLB’のビーム径ω(光ビームの強度がビーム中
心の強度の1/e2 に低下する周縁部の径を指す)の間
には、一般に、 ω=(4/π)・λ・(f/d) (4) で表される関係が成り立つことが知られている。ここに
λは使用する光ビームLBの波長である。
【0045】いま、レーザープリンタで使用される記録
用紙の大きさをA4サイズとすると、被走査媒体6面上
における第2の結像光学系の光軸8から走査スポットの
結像位置までの距離Yの最大値は、A4サイズの記録用
紙の長辺の1/2である105mmとなり、偏向角θを
±45°とすると、f・θレンズ4の焦点距離fは、
(3)式より、f≒134mmと求まる。このとき、光
ビームLBの波長λを一般に使用されるレーザービーム
の波長780nmとし、被走査媒体上のスポット径dを
80μmとすると、光ビームLBのビーム径ωは、
(4)式より、ω=1.66mmと求まる。レーザープ
リンタの光学系において、光ビームLBが通過する部分
の有効径はビーム径ωの2倍程度あれば結像特性上支障
がないから、ビーム・トランケーション(光ビームのけ
られ)に対する安全係数kを2とし、入射する光ビーム
LBの直径BSiをω×k=3.3mmに設定して以下
の説明を行う。
用紙の大きさをA4サイズとすると、被走査媒体6面上
における第2の結像光学系の光軸8から走査スポットの
結像位置までの距離Yの最大値は、A4サイズの記録用
紙の長辺の1/2である105mmとなり、偏向角θを
±45°とすると、f・θレンズ4の焦点距離fは、
(3)式より、f≒134mmと求まる。このとき、光
ビームLBの波長λを一般に使用されるレーザービーム
の波長780nmとし、被走査媒体上のスポット径dを
80μmとすると、光ビームLBのビーム径ωは、
(4)式より、ω=1.66mmと求まる。レーザープ
リンタの光学系において、光ビームLBが通過する部分
の有効径はビーム径ωの2倍程度あれば結像特性上支障
がないから、ビーム・トランケーション(光ビームのけ
られ)に対する安全係数kを2とし、入射する光ビーム
LBの直径BSiをω×k=3.3mmに設定して以下
の説明を行う。
【0046】図9は、反射面3aの面数が6面の回転多
面鏡3に、主走査方向の直径が3.3mm(k=2)の
光ビームLBを入射した場合の偏向角θ=−45°及び
+45°における反射面3a両端のマージン(光ビーム
の端縁から反射面3aの端部までの長さ)を示すもので
あり、この反射面3aのマージンが正の場合には、図1
0(a)に示すように、光ビームLBを反射する反射面
3aの端部に余裕があることを、負の場合には、図10
(b)に示すように、光ビームLBを反射する反射面3
aの端部に余裕がなく光ビームLBの一部にけられが発
生することを表しており、反射面3aのマージンが0で
ある場合が、図10(c)に示すように、光ビームLB
の外径の端部が反射面3aの端部に一致する場合をそれ
ぞれ示している。なお、この図9において、回転多面鏡
3の回転軸3bは、入射光ビームLBと偏向角0°の反
射光ビームLB’がなす角度wの2等分線の延長上に来
るように設定されており、回転軸3bの移動は行ってい
ない。
面鏡3に、主走査方向の直径が3.3mm(k=2)の
光ビームLBを入射した場合の偏向角θ=−45°及び
+45°における反射面3a両端のマージン(光ビーム
の端縁から反射面3aの端部までの長さ)を示すもので
あり、この反射面3aのマージンが正の場合には、図1
0(a)に示すように、光ビームLBを反射する反射面
3aの端部に余裕があることを、負の場合には、図10
(b)に示すように、光ビームLBを反射する反射面3
aの端部に余裕がなく光ビームLBの一部にけられが発
生することを表しており、反射面3aのマージンが0で
ある場合が、図10(c)に示すように、光ビームLB
の外径の端部が反射面3aの端部に一致する場合をそれ
ぞれ示している。なお、この図9において、回転多面鏡
3の回転軸3bは、入射光ビームLBと偏向角0°の反
射光ビームLB’がなす角度wの2等分線の延長上に来
るように設定されており、回転軸3bの移動は行ってい
ない。
【0047】この図9から明らかなように、偏向角θ=
−45°では、図示した全ての条件で反射面3aに余裕
があることがわかる。また、光ビームLBの入射方向
(角度|w|)が60°、75°、90°と変化して
も、反射面3aのマージンはほとんど変化せず、光ビー
ムLBの入射方向の影響は小さく、回転多面鏡3の大き
さ(内接半径R)が増すと|w|によらず反射面3aの
マージンも大きくなることがわかる。
−45°では、図示した全ての条件で反射面3aに余裕
があることがわかる。また、光ビームLBの入射方向
(角度|w|)が60°、75°、90°と変化して
も、反射面3aのマージンはほとんど変化せず、光ビー
ムLBの入射方向の影響は小さく、回転多面鏡3の大き
さ(内接半径R)が増すと|w|によらず反射面3aの
マージンも大きくなることがわかる。
【0048】一方、偏向角θ=+45°の場合には、回
転多面鏡3の内接半径Rが30mm、|w|=60°の
場合にのみ反射面3aのマージンが正であって光ビーム
LBのけられが生じないことがわかる。つまり、回転多
面鏡3の回転軸3bの移動を行わない場合、光ビームL
Bのけられが生じるのを防止するためには、回転多面鏡
3の内接半径Rが30mm、つまり直径60mmの回転
多面鏡3が必要となり、回転多面鏡3が大型なものとな
ることがわかる。また、光ビームLBの入射方向を示す
角度|w|が大きくなると、反射面3aのマージンが大
幅に減少して急速に光ビームLBのけられが大きくなる
ことがわかる。これは図6に示した反射面3a上の光ビ
ームLBの大きさ、図8に示した反射面3aの中心Cか
ら反射点A、Bまでの距離(CB−CA)/Rの変化が
影響した結果である。ここで特徴的なことは、偏向角θ
=+45°の場合には回転多面鏡3の大型化による光ビ
ームのけられ減少効果が、θ=−45°の場合にくらべ
小さく、|w|=90°ではほとんど効果がないことで
ある。すなわち、偏向角θ=−45°の場合には、回転
多面鏡3の内接半径RがR=20、R=25、R=30
と大きくなり、回転多面鏡3が大型化するに従って反射
面3aのマージンがそれに伴って増加し、光ビームLB
のけられ減少効果が顕著に現れるのに対して、偏向角θ
=+45°の場合には、回転多面鏡3の内接半径RがR
=20、R=25、R=30と大きくなり、回転多面鏡
3を大型化しても、反射面3aのマージンがそれに伴っ
て増加する量はわずかであり、光ビームLBのけられ減
少効果が小さく、|w|=90°の場合には、回転多面
鏡3の内接半径Rが大きくなっても反射面3aのマージ
ンがほとんど変化せず、光ビームLBのけられ減少効果
がほとんどないことである。
転多面鏡3の内接半径Rが30mm、|w|=60°の
場合にのみ反射面3aのマージンが正であって光ビーム
LBのけられが生じないことがわかる。つまり、回転多
面鏡3の回転軸3bの移動を行わない場合、光ビームL
Bのけられが生じるのを防止するためには、回転多面鏡
3の内接半径Rが30mm、つまり直径60mmの回転
多面鏡3が必要となり、回転多面鏡3が大型なものとな
ることがわかる。また、光ビームLBの入射方向を示す
角度|w|が大きくなると、反射面3aのマージンが大
幅に減少して急速に光ビームLBのけられが大きくなる
ことがわかる。これは図6に示した反射面3a上の光ビ
ームLBの大きさ、図8に示した反射面3aの中心Cか
ら反射点A、Bまでの距離(CB−CA)/Rの変化が
影響した結果である。ここで特徴的なことは、偏向角θ
=+45°の場合には回転多面鏡3の大型化による光ビ
ームのけられ減少効果が、θ=−45°の場合にくらべ
小さく、|w|=90°ではほとんど効果がないことで
ある。すなわち、偏向角θ=−45°の場合には、回転
多面鏡3の内接半径RがR=20、R=25、R=30
と大きくなり、回転多面鏡3が大型化するに従って反射
面3aのマージンがそれに伴って増加し、光ビームLB
のけられ減少効果が顕著に現れるのに対して、偏向角θ
=+45°の場合には、回転多面鏡3の内接半径RがR
=20、R=25、R=30と大きくなり、回転多面鏡
3を大型化しても、反射面3aのマージンがそれに伴っ
て増加する量はわずかであり、光ビームLBのけられ減
少効果が小さく、|w|=90°の場合には、回転多面
鏡3の内接半径Rが大きくなっても反射面3aのマージ
ンがほとんど変化せず、光ビームLBのけられ減少効果
がほとんどないことである。
【0049】次に、偏向角θ=+45°の場合には、回
転多面鏡3を大型化しても、反射面3aのマージンがそ
れに伴って増加する量はわずかであり、|w|=90°
の場合には、回転多面鏡3の内接半径Rが大きくなって
も反射面3aのマージンがほとんど変化しない理由を、
図11により説明する。
転多面鏡3を大型化しても、反射面3aのマージンがそ
れに伴って増加する量はわずかであり、|w|=90°
の場合には、回転多面鏡3の内接半径Rが大きくなって
も反射面3aのマージンがほとんど変化しない理由を、
図11により説明する。
【0050】図11(a)は角度|w|=90°の場合
の回転多面鏡3の反射部分を示す拡大図、図11(b)
は角度|w|=60°の場合の回転多面鏡3の反射部分
を示す拡大図であり、光ビームLBの偏向角度はθ=+
45°に設定されている。この図から明らかなように、
角度|w|が大きくなると、(1)偏向角θ=+45°
の場合には、回転多面鏡3の反射面3aに投影される光
ビームLBの大きさが、図6から明らかなように、偏向
角θが小さい場合に比べて大きいので、回転多面鏡3の
内接半径Rを大きくして反射面3aを延長した効果が比
率的に小さくなり、(2)回転多面鏡3の内接半径Rが
大きくなると、反射面3aが外側へ繰り出すことにより
反射面3aの延長の効果を打ち消してしまうことがわか
る。これらの理由のうち、(1)が偏向角θ=−45°
に較べて偏向角θ=+45°の場合に回転多面鏡3の大
型化の効果が小さい原因であり、この理由(1)に理由
(2)が上乗せされることが|w|=90°で回転多面
鏡3の大型化の効果が、反射面3aのマージンの増加に
現れない原因である。
の回転多面鏡3の反射部分を示す拡大図、図11(b)
は角度|w|=60°の場合の回転多面鏡3の反射部分
を示す拡大図であり、光ビームLBの偏向角度はθ=+
45°に設定されている。この図から明らかなように、
角度|w|が大きくなると、(1)偏向角θ=+45°
の場合には、回転多面鏡3の反射面3aに投影される光
ビームLBの大きさが、図6から明らかなように、偏向
角θが小さい場合に比べて大きいので、回転多面鏡3の
内接半径Rを大きくして反射面3aを延長した効果が比
率的に小さくなり、(2)回転多面鏡3の内接半径Rが
大きくなると、反射面3aが外側へ繰り出すことにより
反射面3aの延長の効果を打ち消してしまうことがわか
る。これらの理由のうち、(1)が偏向角θ=−45°
に較べて偏向角θ=+45°の場合に回転多面鏡3の大
型化の効果が小さい原因であり、この理由(1)に理由
(2)が上乗せされることが|w|=90°で回転多面
鏡3の大型化の効果が、反射面3aのマージンの増加に
現れない原因である。
【0051】このように、図6から図11にわたって詳
細に検討してきたように、回転多面鏡3の反射面3aの
利用状態は、回転多面鏡3の回転状態によって異なり、
特に、反射面3a上に投影される入射光ビームLBの大
きさが回転多面鏡3の回転に伴って大きくなる側の端
部、つまり偏向角θが+45°となる端部と、他端部、
つまり偏向角θが−45°となる端部とでは、回転多面
鏡3の反射状態が大きく変化することがわかる。そし
て、上記回転多面鏡3の反射面3a上に投影される入射
光ビームLBの大きさが回転多面鏡3の回転に伴って大
きくなる側の端部、つまり偏向角θが+45°となる端
部では、図9に示すように、反射面3aのマージンが殆
どすべてマイナスであり、同端部においては、光ビーム
LBの”けられ”が発生することがわかる。
細に検討してきたように、回転多面鏡3の反射面3aの
利用状態は、回転多面鏡3の回転状態によって異なり、
特に、反射面3a上に投影される入射光ビームLBの大
きさが回転多面鏡3の回転に伴って大きくなる側の端
部、つまり偏向角θが+45°となる端部と、他端部、
つまり偏向角θが−45°となる端部とでは、回転多面
鏡3の反射状態が大きく変化することがわかる。そし
て、上記回転多面鏡3の反射面3a上に投影される入射
光ビームLBの大きさが回転多面鏡3の回転に伴って大
きくなる側の端部、つまり偏向角θが+45°となる端
部では、図9に示すように、反射面3aのマージンが殆
どすべてマイナスであり、同端部においては、光ビーム
LBの”けられ”が発生することがわかる。
【0052】そこで、この実施例では、回転多面鏡3の
回転軸3bを移動させることにより、光ビームの”けら
れ”が発生する端部側の反射面3aのマージンを増や
し、光ビームの”けられ”が発生するのを防止するよう
に構成されている。
回転軸3bを移動させることにより、光ビームの”けら
れ”が発生する端部側の反射面3aのマージンを増や
し、光ビームの”けられ”が発生するのを防止するよう
に構成されている。
【0053】ここで、回転多面鏡3の反射面3aにおい
て光ビームの”けられ”が発生するのを防止するため、
回転多面鏡3の反射面3aにおける光学的な未使用部分
について回転軸3bの移動と合わせて本発明者が検討し
た結果について説明する。図12は、回転多面鏡3の回
転軸3bの移動量|Δl|と反射面3a部分のマージン
の関係を示した図であり、図12(a)は回転多面鏡3
の内接曲率半径が20mmの場合、図12(b)は回転
多面鏡3の内接曲率半径が25mmの場合である。回転
多面鏡3の回転軸3bの移動方向は、図1に示すよう
に、入射光ビームLBと偏向角0°のときの反射光ビー
ムLB’(X軸)とが成す角度wの2等分線を延長した
線分gg’に対して、当該線分gg’に直交する方向で
あって光ビームLBが入射する側に設定されており、符
号は移動方向をY軸に投影したときマイナス方向へ向か
う場合をマイナスとするが、本明細書に示した実施例で
は、光ビームLBをすべてY軸に投影した状態でマイナ
ス側から入射する配置としているので、反射面3aの利
用効率を上げるために回転軸3bを移動すべき方向もす
べてマイナス方向となるので図 の横軸は移動量の大き
さ|Δl|で示してある。また、低コスト化を目的とす
るプラスチック成形による回転多面鏡3を用いる場合に
は、前述したように、成形精度を十分考慮した使用の仕
方をする必要があり、光学的に使用する有効面範囲を反
射面3aの寸法より小さくし、精度を得にくい反射面3
aの端部に未使用部分を設けることが望ましい。
て光ビームの”けられ”が発生するのを防止するため、
回転多面鏡3の反射面3aにおける光学的な未使用部分
について回転軸3bの移動と合わせて本発明者が検討し
た結果について説明する。図12は、回転多面鏡3の回
転軸3bの移動量|Δl|と反射面3a部分のマージン
の関係を示した図であり、図12(a)は回転多面鏡3
の内接曲率半径が20mmの場合、図12(b)は回転
多面鏡3の内接曲率半径が25mmの場合である。回転
多面鏡3の回転軸3bの移動方向は、図1に示すよう
に、入射光ビームLBと偏向角0°のときの反射光ビー
ムLB’(X軸)とが成す角度wの2等分線を延長した
線分gg’に対して、当該線分gg’に直交する方向で
あって光ビームLBが入射する側に設定されており、符
号は移動方向をY軸に投影したときマイナス方向へ向か
う場合をマイナスとするが、本明細書に示した実施例で
は、光ビームLBをすべてY軸に投影した状態でマイナ
ス側から入射する配置としているので、反射面3aの利
用効率を上げるために回転軸3bを移動すべき方向もす
べてマイナス方向となるので図 の横軸は移動量の大き
さ|Δl|で示してある。また、低コスト化を目的とす
るプラスチック成形による回転多面鏡3を用いる場合に
は、前述したように、成形精度を十分考慮した使用の仕
方をする必要があり、光学的に使用する有効面範囲を反
射面3aの寸法より小さくし、精度を得にくい反射面3
aの端部に未使用部分を設けることが望ましい。
【0054】図12(a)を参照すると、内接円半径R
が20mmの回転多面鏡3に3.3mm(k=2)の光
ビームLBを入射する場合、回転軸3bを移動すること
により反射面3aの両端に均等に確保できる未使用部分
の大きさ(マージン)は1mm前後であることがわか
り、光ビームLBの入射角度|w|が大きい場合は、回
転軸3bの移動量を大きくする必要があることがわか
る。また、プラスチック成形品からなる回転多面鏡3に
必要な未使用範囲の大きさ、すなわち反射面3aのマー
ジンを2mm程度とすると、図12(b)に示したよう
に、内接半径R=25mm(直径50mm)の回転多面
鏡3が必要となり、回転多面鏡3の大型化が要求される
ことがわかる。また、光ビームLBの入射方向は、|w
|=60°でのみ反射面3aのマージンを2mm程度と
するという条件を満たすことができ、光ビームLBの入
射方向を選択できずレイアウト設計の自由度が奪われる
ことになる。さらに、光ビームLBの入射角度|w|=
90°では、回転多面鏡3の内接半径Rを30mmまで
大きくしても未使用範囲2mmを確保できない。
が20mmの回転多面鏡3に3.3mm(k=2)の光
ビームLBを入射する場合、回転軸3bを移動すること
により反射面3aの両端に均等に確保できる未使用部分
の大きさ(マージン)は1mm前後であることがわか
り、光ビームLBの入射角度|w|が大きい場合は、回
転軸3bの移動量を大きくする必要があることがわか
る。また、プラスチック成形品からなる回転多面鏡3に
必要な未使用範囲の大きさ、すなわち反射面3aのマー
ジンを2mm程度とすると、図12(b)に示したよう
に、内接半径R=25mm(直径50mm)の回転多面
鏡3が必要となり、回転多面鏡3の大型化が要求される
ことがわかる。また、光ビームLBの入射方向は、|w
|=60°でのみ反射面3aのマージンを2mm程度と
するという条件を満たすことができ、光ビームLBの入
射方向を選択できずレイアウト設計の自由度が奪われる
ことになる。さらに、光ビームLBの入射角度|w|=
90°では、回転多面鏡3の内接半径Rを30mmまで
大きくしても未使用範囲2mmを確保できない。
【0055】さらに、回転多面鏡3の反射面3a上に投
影された光ビームLBのふるまいを詳しく説明する。図
13(a)は入射光ビームLBのビーム径がBSi=
3.3mm(k=2)、光ビームLBの入射角度w=−
75°、反射面3aの未使用範囲の大きさ2mmの場合
について、回転多面鏡3の反射面3aの様子を模式的に
示したものである。ここでは説明を簡単にするため、入
射光ビームLBの断面形状は円形であるとするが、入射
光ビームLBの断面形状が楕円形状等であっても同様に
適用することができることは勿論である。いま、入射光
ビームLBの強度をガウス分布とし、内側の楕円はビー
ム径(中心強度I0 の1/e2 )を、外側は当該ビーム
径の2倍(k=2)の径を表すものである。また、強度
分布がガウス分布で近似できる光ビームLB全体の光量
Qとし、ある限られた範囲に含まれる光量をQ’とする
と、ビーム径(内側の楕円)内ではQ’=86.5%、
k=2(外側の楕円)まで広げるとQ’=99.97%
となる。つまり、2つの楕円に挟まれた範囲に含まれる
光量は13%程度であるから、反射面3aを有効利用し
回転多面鏡3の大型化を抑制するためには、ビーム・ト
ランケーションに対する安全係数kを1とし、反射面3
aの未使用範囲を図13(b)に示すような未使用範囲
とすることが考えられる。このとき、回転多面鏡3の反
射面3aにおける精度が劣る部分を利用する光量の割合
は、13%より更に小さくなるので実用上許容できる範
囲と考えられる。
影された光ビームLBのふるまいを詳しく説明する。図
13(a)は入射光ビームLBのビーム径がBSi=
3.3mm(k=2)、光ビームLBの入射角度w=−
75°、反射面3aの未使用範囲の大きさ2mmの場合
について、回転多面鏡3の反射面3aの様子を模式的に
示したものである。ここでは説明を簡単にするため、入
射光ビームLBの断面形状は円形であるとするが、入射
光ビームLBの断面形状が楕円形状等であっても同様に
適用することができることは勿論である。いま、入射光
ビームLBの強度をガウス分布とし、内側の楕円はビー
ム径(中心強度I0 の1/e2 )を、外側は当該ビーム
径の2倍(k=2)の径を表すものである。また、強度
分布がガウス分布で近似できる光ビームLB全体の光量
Qとし、ある限られた範囲に含まれる光量をQ’とする
と、ビーム径(内側の楕円)内ではQ’=86.5%、
k=2(外側の楕円)まで広げるとQ’=99.97%
となる。つまり、2つの楕円に挟まれた範囲に含まれる
光量は13%程度であるから、反射面3aを有効利用し
回転多面鏡3の大型化を抑制するためには、ビーム・ト
ランケーションに対する安全係数kを1とし、反射面3
aの未使用範囲を図13(b)に示すような未使用範囲
とすることが考えられる。このとき、回転多面鏡3の反
射面3aにおける精度が劣る部分を利用する光量の割合
は、13%より更に小さくなるので実用上許容できる範
囲と考えられる。
【0056】ところが、金型を用いたプラスチック成形
による回転多面鏡3の長期にわたる繰り返し成形精度
は、従来のアルミニウム製回転多面鏡3の加工精度の安
定性にくらべ劣るので、反射面3aの両端の精度も長期
の生産の過程では変動すると考えるのが妥当である。そ
こで、反射面3aの精度の劣る範囲の変動量が反射面3
aの両端で同じとした場合には、光ビームLBが大きい
ほうが走査スポットの劣化に対する影響を受け難い。す
なわち、光ビームLBの面積が大きい方が、光ビームL
B全体における加工精度の劣る反射面3aによって走査
スポットの劣化を受ける領域の割合が小さく、結果的に
走査スポットの劣化に対する影響を受け難いことにな
る。
による回転多面鏡3の長期にわたる繰り返し成形精度
は、従来のアルミニウム製回転多面鏡3の加工精度の安
定性にくらべ劣るので、反射面3aの両端の精度も長期
の生産の過程では変動すると考えるのが妥当である。そ
こで、反射面3aの精度の劣る範囲の変動量が反射面3
aの両端で同じとした場合には、光ビームLBが大きい
ほうが走査スポットの劣化に対する影響を受け難い。す
なわち、光ビームLBの面積が大きい方が、光ビームL
B全体における加工精度の劣る反射面3aによって走査
スポットの劣化を受ける領域の割合が小さく、結果的に
走査スポットの劣化に対する影響を受け難いことにな
る。
【0057】そこで、図13(c)に示すように、回転
多面鏡3の反射面3aに照射される光ビームLBの面積
が大きく、精度が劣る範囲の拡大が走査スポット品質の
劣化に影響を与える感度が鈍い反射面3aの端部(偏向
角θが+45°となる端部)の未使用範囲を、反対側
(偏向角θが−45°となる端部)に比べ小さくするこ
とにより、回転多面鏡3の大型化を抑え、且つ走査スポ
ットの劣化を抑えることができる。
多面鏡3の反射面3aに照射される光ビームLBの面積
が大きく、精度が劣る範囲の拡大が走査スポット品質の
劣化に影響を与える感度が鈍い反射面3aの端部(偏向
角θが+45°となる端部)の未使用範囲を、反対側
(偏向角θが−45°となる端部)に比べ小さくするこ
とにより、回転多面鏡3の大型化を抑え、且つ走査スポ
ットの劣化を抑えることができる。
【0058】実施例1 この実施例1では、反射面3aの数が6面の回転多面鏡
3に直径3.3mm(k=2)の光ビームLBを入射角
w=−75°で入射するように構成した。この場合、回
転多面鏡3の反射面3aの両端の未使用部分をともに2
mmとすると、幾何学的な計算により直径52mm(回
転軸3bの移動量−2.6mm)が必要となる。これに
対し、光ビームLBが小さい反射面3aの端部の未使用
部分を2mm、光ビームLBが大きい反射面3aの端部
では0.35mmを未使用部分とすると、回転多面鏡3
の直径は45.2mm(回転軸3bの移動量−1.4m
m)となる。この結果、回転多面鏡3の直径を約7mm
小さくできることがわかる。このときの反射面3aの使
用状態が図13(c)である。
3に直径3.3mm(k=2)の光ビームLBを入射角
w=−75°で入射するように構成した。この場合、回
転多面鏡3の反射面3aの両端の未使用部分をともに2
mmとすると、幾何学的な計算により直径52mm(回
転軸3bの移動量−2.6mm)が必要となる。これに
対し、光ビームLBが小さい反射面3aの端部の未使用
部分を2mm、光ビームLBが大きい反射面3aの端部
では0.35mmを未使用部分とすると、回転多面鏡3
の直径は45.2mm(回転軸3bの移動量−1.4m
m)となる。この結果、回転多面鏡3の直径を約7mm
小さくできることがわかる。このときの反射面3aの使
用状態が図13(c)である。
【0059】以上の構成において、この実施例に係る光
ビーム偏向装置を適用したレーザプリンタでは、次のよ
うにして回転多面鏡が大型化するのを防止しつつ、しか
も光ビームのけられが発生することなく高画質の画像記
録が行えるようになっている。すなわち、上記光ビーム
偏向装置を適用したレーザプリンタでは、図3に示すよ
うに、回転多面鏡3がスキャナモータ9によって等角速
度でしかも高速で回転駆動され、この高速で回転駆動さ
れる回転多面鏡3の反射面3aには、図2に示すよう
に、レーザー光源1から出射された光ビームLBが第1
の結像光学系2を介して照射される。そして、この回転
多面鏡3の反射面3aに照射された光ビームLBは、当
該回転多面鏡3の反射面3aによって反射されるととも
に、当該回転多面鏡3の回転に伴って偏向され、第2の
結像光学系4、5を介して被走査媒体6としての感光体
ドラム上に、主走査方向に沿って走査結像される。
ビーム偏向装置を適用したレーザプリンタでは、次のよ
うにして回転多面鏡が大型化するのを防止しつつ、しか
も光ビームのけられが発生することなく高画質の画像記
録が行えるようになっている。すなわち、上記光ビーム
偏向装置を適用したレーザプリンタでは、図3に示すよ
うに、回転多面鏡3がスキャナモータ9によって等角速
度でしかも高速で回転駆動され、この高速で回転駆動さ
れる回転多面鏡3の反射面3aには、図2に示すよう
に、レーザー光源1から出射された光ビームLBが第1
の結像光学系2を介して照射される。そして、この回転
多面鏡3の反射面3aに照射された光ビームLBは、当
該回転多面鏡3の反射面3aによって反射されるととも
に、当該回転多面鏡3の回転に伴って偏向され、第2の
結像光学系4、5を介して被走査媒体6としての感光体
ドラム上に、主走査方向に沿って走査結像される。
【0060】その際、上記回転多面鏡3の回転軸3b
は、図1に示すように、入射光ビームLBと偏向角0°
のときの反射光ビームLB’(X軸)とが成す角度wの
2等分線を延長した線分gg’に対して、当該線分g
g’に直交する方向であって光ビームLBが入射する側
に、−1.4mmだけ移動されており、この回転多面鏡
3の反射面3aには、光ビームLBが小さい反射面3a
の端部(偏向角θ=−45°の端部)の未使用部分を2
mm、光ビームLBが大きい反射面3aの端部(偏向角
θ=+45°の端部)では0.35mmを未使用部分と
するように設定されている。そのため、上記回転多面鏡
3としてプラスチック成形により製造したものを使用
し、回転多面鏡3のエッジ部分に加工精度の低い部分が
存在する場合でも、この加工精度の低い反射面3aの端
部によって反射される光ビームLBのうち、光ビームの
けられの影響が大きい光ビームLBが小さい反射面3a
の端部(偏向角θ=−45°の端部)の未使用部分を2
mmと大きく設定し、逆に、光ビームのけられの影響が
小さい光ビームLBが大きい反射面3aの端部(偏向角
θ=+45°の端部)の未使用部分を0.35mmと大
幅に小さく設定したので、回転多面鏡3の大型化を防止
しつつ、加工精度の低い反射面3aの端部によって光ビ
ームLBが劣化するのを防止することができ、高画質の
維持が可能な光ビーム偏向装置を提供することができ
る。
は、図1に示すように、入射光ビームLBと偏向角0°
のときの反射光ビームLB’(X軸)とが成す角度wの
2等分線を延長した線分gg’に対して、当該線分g
g’に直交する方向であって光ビームLBが入射する側
に、−1.4mmだけ移動されており、この回転多面鏡
3の反射面3aには、光ビームLBが小さい反射面3a
の端部(偏向角θ=−45°の端部)の未使用部分を2
mm、光ビームLBが大きい反射面3aの端部(偏向角
θ=+45°の端部)では0.35mmを未使用部分と
するように設定されている。そのため、上記回転多面鏡
3としてプラスチック成形により製造したものを使用
し、回転多面鏡3のエッジ部分に加工精度の低い部分が
存在する場合でも、この加工精度の低い反射面3aの端
部によって反射される光ビームLBのうち、光ビームの
けられの影響が大きい光ビームLBが小さい反射面3a
の端部(偏向角θ=−45°の端部)の未使用部分を2
mmと大きく設定し、逆に、光ビームのけられの影響が
小さい光ビームLBが大きい反射面3aの端部(偏向角
θ=+45°の端部)の未使用部分を0.35mmと大
幅に小さく設定したので、回転多面鏡3の大型化を防止
しつつ、加工精度の低い反射面3aの端部によって光ビ
ームLBが劣化するのを防止することができ、高画質の
維持が可能な光ビーム偏向装置を提供することができ
る。
【0061】実施例2 この実施例2では、反射面3aの数が6面の回転多面鏡
3に直径3.3mm(k=2)の光ビームLBを入射角
w=−90°で入射するように構成した。この場合、回
転多面鏡3の反射面3aの両端の未使用部分をともに2
mmとすると、既に述べたように幾何学的な計算により
直径60mmの回転多面鏡で光ビームのけられが発生
し、不十分であり実用に耐えない。これに対し、光ビー
ムLBが小さい反射面3aの端部の未使用部分を2m
m、光ビームLBが大きい反射面3aの端部では未使用
部分を設けない(k=2の位置と反射面3aの端部を合
わせる。但し、k>1の範囲は2mmより大きい)とす
ると、回転多面鏡3の直径は48mm(回転軸3bの移
動量−2.2mm)となり、実用に耐える回転多面鏡3
を得ることができる。このときの反射面3aの使用状態
が図13(d)である。
3に直径3.3mm(k=2)の光ビームLBを入射角
w=−90°で入射するように構成した。この場合、回
転多面鏡3の反射面3aの両端の未使用部分をともに2
mmとすると、既に述べたように幾何学的な計算により
直径60mmの回転多面鏡で光ビームのけられが発生
し、不十分であり実用に耐えない。これに対し、光ビー
ムLBが小さい反射面3aの端部の未使用部分を2m
m、光ビームLBが大きい反射面3aの端部では未使用
部分を設けない(k=2の位置と反射面3aの端部を合
わせる。但し、k>1の範囲は2mmより大きい)とす
ると、回転多面鏡3の直径は48mm(回転軸3bの移
動量−2.2mm)となり、実用に耐える回転多面鏡3
を得ることができる。このときの反射面3aの使用状態
が図13(d)である。
【0062】なお、上記実施例では、図13において、
3c側をk=1の外側、3d側をk=2の外側としてい
るが、この数値に限定されるものではない。精度の変化
に敏感な反射面3a端の未使用部分の大きさが反対側に
対し大きくなっていれば適宜組み合わせを変え、同様の
効果を得ることができることは勿論である。また、未使
用範囲の大きさも実例に示した2mmに限られるもので
はなく、他の値でも良いことは勿論である。
3c側をk=1の外側、3d側をk=2の外側としてい
るが、この数値に限定されるものではない。精度の変化
に敏感な反射面3a端の未使用部分の大きさが反対側に
対し大きくなっていれば適宜組み合わせを変え、同様の
効果を得ることができることは勿論である。また、未使
用範囲の大きさも実例に示した2mmに限られるもので
はなく、他の値でも良いことは勿論である。
【0063】次に、回転多面鏡3の反射面3aの面数に
ついて説明する。図14は反射面3aが4面、内接半径
R=20mmの回転多面鏡3に対し、入射角w=−90
°でビーム径BSi=3.3mm(k=2)の光ビーム
LBを入射したときのθ=−45°(図14(a))、
θ=+45(図14(b))における反射状態を示した
図である。反射面3aの面数、入射角w以外は、図17
に示した6面の場合と同じものであるので、説明は省略
する。この図から、反射面3aの数が4面の場合は、入
射角w=−90°でも、回転多面鏡3の回転軸3bを移
動させずに光ビームの偏向が行えることがわかる。これ
は、回転多面鏡3の内接半径Rが同じ場合、反射面3a
の面数が少ないほうが反射面3aを大きくすることがで
きることによるものである。しかし、反射面3aの面数
を減らすと回転多面鏡3の一回転により走査できるライ
ン数が減り、印刷速度が低下するという難点がある。こ
の難点はスキャナモータ9の回転数を上げれば解決され
るが、反射面3aの数が4面で6面の場合と同じ印刷速
度を得るには、回転多面鏡3の回転数を1.5倍に上げ
なければならない。しかし、ベアリングの寿命等から回
転多面鏡3の回転数には限界があり、必然的に4面の回
転多面鏡3を使用すると印刷速度は下げるよりほかな
く、6面のプラスチック製回転多面鏡3が使用できる本
発明が有効となる。
ついて説明する。図14は反射面3aが4面、内接半径
R=20mmの回転多面鏡3に対し、入射角w=−90
°でビーム径BSi=3.3mm(k=2)の光ビーム
LBを入射したときのθ=−45°(図14(a))、
θ=+45(図14(b))における反射状態を示した
図である。反射面3aの面数、入射角w以外は、図17
に示した6面の場合と同じものであるので、説明は省略
する。この図から、反射面3aの数が4面の場合は、入
射角w=−90°でも、回転多面鏡3の回転軸3bを移
動させずに光ビームの偏向が行えることがわかる。これ
は、回転多面鏡3の内接半径Rが同じ場合、反射面3a
の面数が少ないほうが反射面3aを大きくすることがで
きることによるものである。しかし、反射面3aの面数
を減らすと回転多面鏡3の一回転により走査できるライ
ン数が減り、印刷速度が低下するという難点がある。こ
の難点はスキャナモータ9の回転数を上げれば解決され
るが、反射面3aの数が4面で6面の場合と同じ印刷速
度を得るには、回転多面鏡3の回転数を1.5倍に上げ
なければならない。しかし、ベアリングの寿命等から回
転多面鏡3の回転数には限界があり、必然的に4面の回
転多面鏡3を使用すると印刷速度は下げるよりほかな
く、6面のプラスチック製回転多面鏡3が使用できる本
発明が有効となる。
【0064】なお、回転多面鏡3の反射面3aの数につ
いては、例えば、6面のものが用いられるが、必ずしも
これに限定されるものではなく、他の数であっても良
い。
いては、例えば、6面のものが用いられるが、必ずしも
これに限定されるものではなく、他の数であっても良
い。
【0065】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、反射面の端部に光学的に使用しない未使用部
分を設けたプラスチック製の回転多面鏡を使用したもの
でありながら、回転多面鏡の大型化を抑制し、高画質の
維持を可能とした光ビーム偏向装置を提供することがで
きる。
るもので、反射面の端部に光学的に使用しない未使用部
分を設けたプラスチック製の回転多面鏡を使用したもの
でありながら、回転多面鏡の大型化を抑制し、高画質の
維持を可能とした光ビーム偏向装置を提供することがで
きる。
【図1】 図1はこの発明に係る光ビーム偏向装置の一
実施例の要部を示す平面説明図である。
実施例の要部を示す平面説明図である。
【図2】 図2はこの発明に係る光ビーム偏向装置の一
実施例を適用した走査光学系を示す斜視構成図である。
実施例を適用した走査光学系を示す斜視構成図である。
【図3】 図3はこの発明に係る光ビーム偏向装置の一
実施例の要部を示す斜視図である。
実施例の要部を示す斜視図である。
【図4】 図4は回転多面鏡を示す断面図である。
【図5】 図5は回転多面鏡による光ビームの反射状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図6】 図6は回転多面鏡の入射光ビーム径と反射面
上の光ビーム径との関係を示すグラフである。
上の光ビーム径との関係を示すグラフである。
【図7】 図7は光ビームの偏向方向と反射面の中心か
ら反射点までの距離との関係を示すグラフである。
ら反射点までの距離との関係を示すグラフである。
【図8】 図8は回転多面鏡の偏向角と反射面の中心か
ら反射点までの距離の差との関係を示すグラフである。
ら反射点までの距離の差との関係を示すグラフである。
【図9】 図9は光ビームの入射角|w|と反射面のマ
ージンとの関係を示すグラフである。
ージンとの関係を示すグラフである。
【図10】 図10(a)〜(c)は回転多面鏡の反射
面における光ビームのけられの発生状態をそれぞれ示す
説明図である。
面における光ビームのけられの発生状態をそれぞれ示す
説明図である。
【図11】 図11(a)(b)は回転多面鏡の反射面
における光ビームの反射状態をそれぞれ示す説明図であ
る。
における光ビームの反射状態をそれぞれ示す説明図であ
る。
【図12】 図12(a)(b)は回転多面鏡の回転軸
の移動量と反射面のマージンとの関係をそれぞれ示すグ
ラフである。
の移動量と反射面のマージンとの関係をそれぞれ示すグ
ラフである。
【図13】 図13(a)〜(d)は回転多面鏡の反射
面における光ビームの反射状態をそれぞれ示す説明図で
ある。
面における光ビームの反射状態をそれぞれ示す説明図で
ある。
【図14】 図14(a)(b)は回転多面鏡の反射面
における光ビームの反射状態をそれぞれ示す説明図であ
る。
における光ビームの反射状態をそれぞれ示す説明図であ
る。
【図15】 図15は従来の光ビーム偏向装置を適用し
たレーザープリンタを示す斜視構成図である。
たレーザープリンタを示す斜視構成図である。
【図16】 図16は従来の装置における回転多面鏡の
反射状態を示す説明図である。
反射状態を示す説明図である。
【図17】 図17(a)(b)は回転多面鏡の反射面
における光ビームの反射状態をそれぞれ示す説明図であ
る。
における光ビームの反射状態をそれぞれ示す説明図であ
る。
【図18】 図18は回転多面鏡の回転軸の移動状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図19】 図19はプラスチック製の回転多面鏡を示
す説明図である。
す説明図である。
1 レーザー光源、LB 光ビーム、2 第1の結像光
学系、3 回転多面鏡、3a 回転多面鏡の反射面、3
b 回転多面鏡の回転軸、3c、3d 反射面の未使用
部分、9 スキャナーモータ、θ 偏向角。
学系、3 回転多面鏡、3a 回転多面鏡の反射面、3
b 回転多面鏡の回転軸、3c、3d 反射面の未使用
部分、9 スキャナーモータ、θ 偏向角。
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動モータによって等角速度で回転駆動
される回転多面鏡を備え、この回転多面鏡の反射面に光
ビームを照射するとともに、当該回転多面鏡の反射面に
照射される光ビームを、回転多面鏡の回転に伴って反射
偏向する光ビーム偏向装置において、上記回転多面鏡と
してプラスチック成形により形成されたものを用いると
ともに、当該回転多面鏡の反射面の少なくとも一方の端
部に、光ビームの反射偏向に使用しない未使用部分を設
け、しかも当該反射面の未使用部分は、反射面に照射さ
れる光ビームの大きさが大きくなる端部側を、常にもう
一方の端部側に比べて小さくなるように設定したことを
特徴とする光ビーム偏向装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27524093A JPH07128607A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 光ビーム偏向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27524093A JPH07128607A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 光ビーム偏向装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07128607A true JPH07128607A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17552655
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27524093A Pending JPH07128607A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 光ビーム偏向装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07128607A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001281584A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-10 | Canon Inc | 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP27524093A patent/JPH07128607A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001281584A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-10 | Canon Inc | 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 |
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