JPH07128795A - 帯電防止性を有する塗布組成物並びに該組成物を被覆したプラスチックフィルム及びその製造方法 - Google Patents
帯電防止性を有する塗布組成物並びに該組成物を被覆したプラスチックフィルム及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH07128795A JPH07128795A JP5292502A JP29250293A JPH07128795A JP H07128795 A JPH07128795 A JP H07128795A JP 5292502 A JP5292502 A JP 5292502A JP 29250293 A JP29250293 A JP 29250293A JP H07128795 A JPH07128795 A JP H07128795A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- polyester
- film
- composition
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接着性、透明性及び帯電防止性に優れ、か
つ、写真性能に悪影響を与えない優れた性能を有するフ
ィルムを得ることができる組成物及び該組成物を塗布し
たプラスチックフィルムを提供すること。 【構成】 (a) 水溶性導電性高分子、(b) 水溶性ポリエ
ステルとビニル系重合体を構成要素とする共重合体又は
組成物、及び(c) ポリグリセリンを少なくとも含むこと
を特徴とする組成物。
つ、写真性能に悪影響を与えない優れた性能を有するフ
ィルムを得ることができる組成物及び該組成物を塗布し
たプラスチックフィルムを提供すること。 【構成】 (a) 水溶性導電性高分子、(b) 水溶性ポリエ
ステルとビニル系重合体を構成要素とする共重合体又は
組成物、及び(c) ポリグリセリンを少なくとも含むこと
を特徴とする組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックフィルム
に接着性及び帯電防止性を付与することができる組成物
に関し、更に、該組成物を塗布したプラスチックフィル
ムに関する。
に接着性及び帯電防止性を付与することができる組成物
に関し、更に、該組成物を塗布したプラスチックフィル
ムに関する。
【0002】
【発明の背景】プラスチックフィルムは各種の光学的用
途に用いられている。
途に用いられている。
【0003】二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムに代表されるポリエステルフィルムは、透明性、寸
法安定性、機械的特性、電気特性、耐薬品性等に優れて
いるという特徴を有するため、磁気記録材料、電気絶縁
材料、写真感光材料等の基材フィルムとして多方面で使
用されている。しかし、ポリエステルフィルムをこれら
材料の基材フィルムとして使用する場合には、基材その
ものが電気絶縁体であるため静電気の蓄積が著しく問題
があった。そのため、従来からポリエステルフィルムに
帯電防止性を付与することが研究されてきており、種々
の方法が開発されている。例えば、ポリエステルフィル
ム中にアニオン型界面活性剤、アクリル共重合体とスル
ホン化ポリスチレン、金属粉、酸化すず−アンチモン系
導電剤等を練り込んだり、また、これらを配合した塗布
剤をポリエステルフィルムに塗布したりする方法がとら
れていた。
ルムに代表されるポリエステルフィルムは、透明性、寸
法安定性、機械的特性、電気特性、耐薬品性等に優れて
いるという特徴を有するため、磁気記録材料、電気絶縁
材料、写真感光材料等の基材フィルムとして多方面で使
用されている。しかし、ポリエステルフィルムをこれら
材料の基材フィルムとして使用する場合には、基材その
ものが電気絶縁体であるため静電気の蓄積が著しく問題
があった。そのため、従来からポリエステルフィルムに
帯電防止性を付与することが研究されてきており、種々
の方法が開発されている。例えば、ポリエステルフィル
ム中にアニオン型界面活性剤、アクリル共重合体とスル
ホン化ポリスチレン、金属粉、酸化すず−アンチモン系
導電剤等を練り込んだり、また、これらを配合した塗布
剤をポリエステルフィルムに塗布したりする方法がとら
れていた。
【0004】しかしながら、ポリエステルフィルムにア
ニオン型界面活性剤を練り込んだり、塗布剤中に配合し
て塗布した場合には、アニオン型界面活性剤がポリエス
テルフィルムの表面にブリードアウトし、表面に曇りが
生じ透明性が低下するばかりでなく、ブリードアウトし
たアニオン型界面活性剤が表面接着性を阻害し好ましく
なかった。さらに、これらフィルムを写真感光材料の支
持体として使用した場合、ブリードアウトしたアニオン
型界面活性剤が写真感光材料層にマイグレートするため
写真性能に対しても悪影響を及ぼし、例えば、かぶり・
感度低下などの欠点が発生した。
ニオン型界面活性剤を練り込んだり、塗布剤中に配合し
て塗布した場合には、アニオン型界面活性剤がポリエス
テルフィルムの表面にブリードアウトし、表面に曇りが
生じ透明性が低下するばかりでなく、ブリードアウトし
たアニオン型界面活性剤が表面接着性を阻害し好ましく
なかった。さらに、これらフィルムを写真感光材料の支
持体として使用した場合、ブリードアウトしたアニオン
型界面活性剤が写真感光材料層にマイグレートするため
写真性能に対しても悪影響を及ぼし、例えば、かぶり・
感度低下などの欠点が発生した。
【0005】また、スルホン化ポリスチレン及び/又は
その塩を有するポリマーとアクリル系共重合体からなる
組成物をポリエステルフィルム上に塗布して、表層にス
ルホン酸基を有するポリエステルフィルムを得る技術
は、接着性、透明性、帯電防止性の点で未だ不十分であ
った。
その塩を有するポリマーとアクリル系共重合体からなる
組成物をポリエステルフィルム上に塗布して、表層にス
ルホン酸基を有するポリエステルフィルムを得る技術
は、接着性、透明性、帯電防止性の点で未だ不十分であ
った。
【0006】さらに、ポリエステルフィルムにスルホン
化ポリスチレン又はその塩を練り込んだものは、スルホ
ン化ポリスチレン又はその塩とポリエステルフィルムと
の親和性が悪いため延伸によりミクロ層分離が発生し、
透明性が低下するという問題があった。
化ポリスチレン又はその塩を練り込んだものは、スルホ
ン化ポリスチレン又はその塩とポリエステルフィルムと
の親和性が悪いため延伸によりミクロ層分離が発生し、
透明性が低下するという問題があった。
【0007】金属粉や酸化すず−アンチモン系導電剤
は、帯電防止効果は優れてはいるが、やはり透明性に劣
り、また、接着性も不十分であった。
は、帯電防止効果は優れてはいるが、やはり透明性に劣
り、また、接着性も不十分であった。
【0008】特開昭64−9242号公報、特開平1−
287142号公報には、帯電防止剤としてスルホン化
ポリスチレンを用い、延伸工程を加圧水中または加圧ス
チーム存在下で行うことによって透明性・帯電防止性を
有するフィルムを得る技術が開示されている。しかし、
この方法は、作業上危険をともない工程管理も複雑で実
用上好ましくないばかりでなく、スルホン酸基が表面に
配向し、ゼラチンをバインダーとする写真感光材料層と
の間に十分な接着性が得られなかった。
287142号公報には、帯電防止剤としてスルホン化
ポリスチレンを用い、延伸工程を加圧水中または加圧ス
チーム存在下で行うことによって透明性・帯電防止性を
有するフィルムを得る技術が開示されている。しかし、
この方法は、作業上危険をともない工程管理も複雑で実
用上好ましくないばかりでなく、スルホン酸基が表面に
配向し、ゼラチンをバインダーとする写真感光材料層と
の間に十分な接着性が得られなかった。
【0009】また、帯電防止性を付与するために、水溶
性導電性高分子を使用することも知られているが、これ
ら水溶性導電性高分子を用いた場合、接着性に問題があ
った。
性導電性高分子を使用することも知られているが、これ
ら水溶性導電性高分子を用いた場合、接着性に問題があ
った。
【0010】したがって、通常の延伸工程によって、接
着性、透明性及び帯電防止性に優れ、かつ、写真感光材
料の支持体として用いた場合、写真性能に悪影響を与え
ない優れた性能を有するフィルムを得ることができる技
術が望まれていた。
着性、透明性及び帯電防止性に優れ、かつ、写真感光材
料の支持体として用いた場合、写真性能に悪影響を与え
ない優れた性能を有するフィルムを得ることができる技
術が望まれていた。
【0011】
【発明が解決すべき課題】本発明は、上記問題点を克服
すべくなされたものであり、接着性、透明性及び帯電防
止性に優れ、かつ、写真性能に悪影響を与えない優れた
性能を有するフィルムを得ることができる組成物及び該
組成物を塗布したプラスチックフィルムを提供すること
にある。
すべくなされたものであり、接着性、透明性及び帯電防
止性に優れ、かつ、写真性能に悪影響を与えない優れた
性能を有するフィルムを得ることができる組成物及び該
組成物を塗布したプラスチックフィルムを提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、 (1) (a)水溶性導電性高分子、(b)水溶性ポリエステ
ルとビニル系重合体を構成要素とする共重合体又は組成
物、及び(c)ポリグリセリンを少なくとも含むことを特
徴とする組成物。 (2) 水溶性ポリエステルとビニル系重合体を構成要
素とする共重合体又は組成物が、幹ポリマーが水溶性ポ
リエステルであって枝ポリマーがビニル系重合体である
共重合体であることを特徴とする上記(1)記載の組成
物。 (3) 水溶性ポリエステルとビニル系重合体を構成要
素とする共重合体又は組成物が、水溶性ポリエステルの
存在下にビニル系単量体を重合させたものであることを
特徴とする上記(1)又は(2)記載の組成物。 (4) 水溶性ポリエステルとビニル系重合体を構成要
素とする共重合体又は組成物が、水溶性ポリエステルの
水溶液中でビニル系単量体を分散重合させたものである
ことを特徴とする上記(1)又は(3)記載の組成物。 (5) 上記(1)〜(4)記載の組成物からなるプラ
イマー層を設けてなることを特徴とするプラスチックフ
ィルム。 (6) プラスチックフィルムがポリエステルフィルム
であることを特徴とする上記(5)記載のプラスチック
フィルム。 (7) ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、
(a)水溶性導電性高分子、(b)水溶性ポリエステルとビニ
ル系重合体を構成要素とする共重合体又は組成物及び
(c)ポリグリセリンを少なくとも含む水性プライマー液
を塗布し、次いで乾燥、延伸、熱処理を施して結晶配向
を完了させたことを特徴とするポリエステルフィルム。 (8) ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、
(a)水溶性導電性高分子、(b)水溶性ポリエステルとビニ
ル系重合体を構成要素とする共重合体又は組成物及び
(c)ポリグリセリンを少なくとも含む水性プライマー液
を塗布し、次いで乾燥、延伸、熱処理を施して結晶配向
を完了させることを特徴とするポリエステルフィルムの
製造方法。 によって達成することができる。
ルとビニル系重合体を構成要素とする共重合体又は組成
物、及び(c)ポリグリセリンを少なくとも含むことを特
徴とする組成物。 (2) 水溶性ポリエステルとビニル系重合体を構成要
素とする共重合体又は組成物が、幹ポリマーが水溶性ポ
リエステルであって枝ポリマーがビニル系重合体である
共重合体であることを特徴とする上記(1)記載の組成
物。 (3) 水溶性ポリエステルとビニル系重合体を構成要
素とする共重合体又は組成物が、水溶性ポリエステルの
存在下にビニル系単量体を重合させたものであることを
特徴とする上記(1)又は(2)記載の組成物。 (4) 水溶性ポリエステルとビニル系重合体を構成要
素とする共重合体又は組成物が、水溶性ポリエステルの
水溶液中でビニル系単量体を分散重合させたものである
ことを特徴とする上記(1)又は(3)記載の組成物。 (5) 上記(1)〜(4)記載の組成物からなるプラ
イマー層を設けてなることを特徴とするプラスチックフ
ィルム。 (6) プラスチックフィルムがポリエステルフィルム
であることを特徴とする上記(5)記載のプラスチック
フィルム。 (7) ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、
(a)水溶性導電性高分子、(b)水溶性ポリエステルとビニ
ル系重合体を構成要素とする共重合体又は組成物及び
(c)ポリグリセリンを少なくとも含む水性プライマー液
を塗布し、次いで乾燥、延伸、熱処理を施して結晶配向
を完了させたことを特徴とするポリエステルフィルム。 (8) ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、
(a)水溶性導電性高分子、(b)水溶性ポリエステルとビニ
ル系重合体を構成要素とする共重合体又は組成物及び
(c)ポリグリセリンを少なくとも含む水性プライマー液
を塗布し、次いで乾燥、延伸、熱処理を施して結晶配向
を完了させることを特徴とするポリエステルフィルムの
製造方法。 によって達成することができる。
【0013】以下、本発明を詳しく説明する。
【0014】先ず、本発明の組成物を構成する水溶性導
電性高分子について説明する。
電性高分子について説明する。
【0015】水溶性導電性高分子としては、例えば、ス
ルホン酸基、硫酸エステル基、4級アンモニウム塩、3
級アンモニウム塩及びカルボキシル基から選ばれる少な
くとも1つの導電性基を有するポリマーが挙げられる。
特に、スルホン酸基、カルボキシル基、硫酸エステル基
及びそれらの塩の少なくとも1つを有するポリマーが好
ましい。導電性基はポリマー1分子当り5重量%以上必
要とする。上記水溶性導電性高分子中には、ヒドロキシ
基、アミノ基、エポキシ基、アジリジン基、活性メチレ
ン基、スルフィン酸基、アルデヒド基、ビニルスルホン
基等を含んでもよい。
ルホン酸基、硫酸エステル基、4級アンモニウム塩、3
級アンモニウム塩及びカルボキシル基から選ばれる少な
くとも1つの導電性基を有するポリマーが挙げられる。
特に、スルホン酸基、カルボキシル基、硫酸エステル基
及びそれらの塩の少なくとも1つを有するポリマーが好
ましい。導電性基はポリマー1分子当り5重量%以上必
要とする。上記水溶性導電性高分子中には、ヒドロキシ
基、アミノ基、エポキシ基、アジリジン基、活性メチレ
ン基、スルフィン酸基、アルデヒド基、ビニルスルホン
基等を含んでもよい。
【0016】本発明の組成物を構成する水溶性導電性高
分子としては、下記に示す一般式で表される構成単位を
分子中に有するポリマーが好ましい。該ポリマーは、ホ
モポリマーであってもあるいは他の単量体と共重合した
共重合ポリマーであってもよい。
分子としては、下記に示す一般式で表される構成単位を
分子中に有するポリマーが好ましい。該ポリマーは、ホ
モポリマーであってもあるいは他の単量体と共重合した
共重合ポリマーであってもよい。
【0017】
【化1】 [式中、nは正の整数を表し、Mは対イオンを示す。]
共重合ポリマーを形成する共重合可能な他の単量体とし
ては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン、p−メチルスチレン等の芳香族化合物;アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸の
エステル類;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のモノもしくはジ
カルボン酸又はジカルボン酸の無水物;ブタジエン、イ
ソプレン、2−クロル−1,3−ブタジエン、1−クロ
ル−1,3−ブタジエン等の脂肪族共役ジエン;アクリ
ロニトリル、メタアクリロニトリル等のビニルシアン化
合物;塩化ビニル;塩化ビニリデン;ビニルエチルケト
ン;ビニルメチルエーテル;酢酸ビニル;ギ酸ビニル;
アリルアセテート;メタアリルアセテート;アクリルア
ミド;N−メチロールアクリルアミド;アクリル酸グリ
シジル;メタアクリル酸グリシジル;アクロレイン;ア
リルアルコールが挙げられる。
共重合ポリマーを形成する共重合可能な他の単量体とし
ては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン、p−メチルスチレン等の芳香族化合物;アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸の
エステル類;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のモノもしくはジ
カルボン酸又はジカルボン酸の無水物;ブタジエン、イ
ソプレン、2−クロル−1,3−ブタジエン、1−クロ
ル−1,3−ブタジエン等の脂肪族共役ジエン;アクリ
ロニトリル、メタアクリロニトリル等のビニルシアン化
合物;塩化ビニル;塩化ビニリデン;ビニルエチルケト
ン;ビニルメチルエーテル;酢酸ビニル;ギ酸ビニル;
アリルアセテート;メタアリルアセテート;アクリルア
ミド;N−メチロールアクリルアミド;アクリル酸グリ
シジル;メタアクリル酸グリシジル;アクロレイン;ア
リルアルコールが挙げられる。
【0018】本発明においては、帯電防止性、透明性、
接着性の観点からすると、上記一般式で表される構成単
位を分子中に有する水溶性導電性高分子は上記共重合可
能な単量体を10〜50%含有することが好ましい。ま
た、本発明に用いられる水溶性導電性高分子の数平均分
子量は特に限定されないが、二軸延伸後の透明性の点か
らすると500〜1,000,000の範囲であること
が好ましく、1,000〜100,000の範囲である
ことがさらに好ましい。
接着性の観点からすると、上記一般式で表される構成単
位を分子中に有する水溶性導電性高分子は上記共重合可
能な単量体を10〜50%含有することが好ましい。ま
た、本発明に用いられる水溶性導電性高分子の数平均分
子量は特に限定されないが、二軸延伸後の透明性の点か
らすると500〜1,000,000の範囲であること
が好ましく、1,000〜100,000の範囲である
ことがさらに好ましい。
【0019】上記一般式で表される構成単位において、
スルホン酸の対イオンとしては、H+、Na+、K+、N
H4 +、Li+、Ca++等のカチオン性イオンが挙げられ
る。それらの中でもH+、NH4 +イオンは帯電防止性及
び透明性の点で好ましい。
スルホン酸の対イオンとしては、H+、Na+、K+、N
H4 +、Li+、Ca++等のカチオン性イオンが挙げられ
る。それらの中でもH+、NH4 +イオンは帯電防止性及
び透明性の点で好ましい。
【0020】次に、本発明の組成物を構成する水溶性ポ
リエステルとビニル系重合体を構成要素とする共重合体
又は組成物について説明する。
リエステルとビニル系重合体を構成要素とする共重合体
又は組成物について説明する。
【0021】上記水溶性ポリエステルとビニル系重合体
を構成要素とする共重合体又は組成物は、水溶性ポリエ
ステルの存在下でビニル系単量体を重合させることによ
って、例えば、水溶性ポリエステルの有機溶媒溶液ある
いは水溶液にビニル系単量体を溶解あるいは分散させビ
ニル系単量体を重合させることによって得ることができ
る。
を構成要素とする共重合体又は組成物は、水溶性ポリエ
ステルの存在下でビニル系単量体を重合させることによ
って、例えば、水溶性ポリエステルの有機溶媒溶液ある
いは水溶液にビニル系単量体を溶解あるいは分散させビ
ニル系単量体を重合させることによって得ることができ
る。
【0022】上記水溶性ポリエステルとビニル系重合体
を構成要素とする共重合体又は組成物の作成に用いられ
る水溶性ポリエステルとしては、例えば、多塩基酸又は
そのエステル形成性誘導体とポリオール又はそのエステ
ル形成性誘導体とを重縮合反応して得られる実質的に線
状のポリマーが挙げられる。
を構成要素とする共重合体又は組成物の作成に用いられ
る水溶性ポリエステルとしては、例えば、多塩基酸又は
そのエステル形成性誘導体とポリオール又はそのエステ
ル形成性誘導体とを重縮合反応して得られる実質的に線
状のポリマーが挙げられる。
【0023】上記水溶性ポリエステルの多塩基酸成分と
しては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、無水フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セ
バシン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ダイマー
酸を用いることができ、これら成分と共にマレイン酸、
フマール酸、イタコン酸などの不飽和多塩基酸やp−ヒ
ドロキシ安息香酸、p−(β−ヒドロキシエトキシ)安
息香酸等のヒドロキシカルボン酸を小割合で用いること
ができる。
しては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、無水フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セ
バシン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ダイマー
酸を用いることができ、これら成分と共にマレイン酸、
フマール酸、イタコン酸などの不飽和多塩基酸やp−ヒ
ドロキシ安息香酸、p−(β−ヒドロキシエトキシ)安
息香酸等のヒドロキシカルボン酸を小割合で用いること
ができる。
【0024】また、ポリオール成分としては、例えば、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−
ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ジプロピレ
ングリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シ
クロヘキサンジメタノール、キシリレングリコール、ト
リメチロールプロパン、ポリ(エチレンオキシド)グリ
コール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコールを
用いることができる。
エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−
ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ジプロピレ
ングリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シ
クロヘキサンジメタノール、キシリレングリコール、ト
リメチロールプロパン、ポリ(エチレンオキシド)グリ
コール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコールを
用いることができる。
【0025】ポリエステルに水溶性を付与するために
は、親水性基を有する成分、例えば、スルホン酸塩を有
する成分、ジエチレングリコール成分、ポリアルキレン
エーテルグリコール成分等をポリエステル中に共重合成
分として導入するのが有効な手段である。特に、親水性
基を有する成分としてスルホン酸塩を有するジカルボン
酸を用いるのが好ましく、この場合、スルホン酸塩を有
するジカルボン酸成分は、ポリエステルの全ジカルボン
酸成分に対して5〜15モル%含有させることが好まし
い。
は、親水性基を有する成分、例えば、スルホン酸塩を有
する成分、ジエチレングリコール成分、ポリアルキレン
エーテルグリコール成分等をポリエステル中に共重合成
分として導入するのが有効な手段である。特に、親水性
基を有する成分としてスルホン酸塩を有するジカルボン
酸を用いるのが好ましく、この場合、スルホン酸塩を有
するジカルボン酸成分は、ポリエステルの全ジカルボン
酸成分に対して5〜15モル%含有させることが好まし
い。
【0026】上記スルホン酸塩を有するジカルボン酸と
しては、スルホン酸アルカリ金属塩の基を有するものが
特に好ましく、例えば、4−スルホイソフタル酸、5−
スルホイソフタル酸、スルホテレフタル酸、4−スルホ
フタル酸、4−スルホナフタレン−2,7−ジカルボン
酸、5−(4−スルホフェノキシ)イソフタル酸などの
アルカリ金属塩を挙ることができるが、その中でも5−
スルホイソフタル酸ナトリウム塩が特に好ましい。これ
らのスルホン酸塩を有するジカルボン酸は、水溶性及び
耐水性の点から全ジカルボン酸成分に対し5〜15モル
%用いることが特に好ましい。
しては、スルホン酸アルカリ金属塩の基を有するものが
特に好ましく、例えば、4−スルホイソフタル酸、5−
スルホイソフタル酸、スルホテレフタル酸、4−スルホ
フタル酸、4−スルホナフタレン−2,7−ジカルボン
酸、5−(4−スルホフェノキシ)イソフタル酸などの
アルカリ金属塩を挙ることができるが、その中でも5−
スルホイソフタル酸ナトリウム塩が特に好ましい。これ
らのスルホン酸塩を有するジカルボン酸は、水溶性及び
耐水性の点から全ジカルボン酸成分に対し5〜15モル
%用いることが特に好ましい。
【0027】本発明の水溶性ポリエステルは、出発原料
としてジカルボン酸又はそのエステル形成性誘導体及び
グリコール又はそのエステル形成性誘導体を用いて合成
することができる。合成には種々の方法を用いることが
でき、例えば、エステル交換法あるいは直接エステル化
法でジカルボン酸とグリコールとの初期縮合物を形成
し、これを溶融重合するという公知のポリエステルの製
造法によって得ることができる。更に具体的に述べれ
ば、例えば、ジカルボン酸のエステル、例えばジカルボ
ン酸のジメチルエステルとグリコールとでエステル交換
反応を行い、メタノールを留出せしめた後、徐々に減圧
し、高真空下、重縮合を行う方法、ジカルボン酸とグリ
コールのエステル化反応を行い、生成した水を留出せし
めた後、徐々に減圧し、高真空下、重縮合を行う方法、
ジカルボン酸のエステルとグリコールとでエステル交換
反応を行い、更に、ジカルボン酸を加えてエステル化反
応を行った後、高真空下、重縮合を行う方法が挙げられ
る。
としてジカルボン酸又はそのエステル形成性誘導体及び
グリコール又はそのエステル形成性誘導体を用いて合成
することができる。合成には種々の方法を用いることが
でき、例えば、エステル交換法あるいは直接エステル化
法でジカルボン酸とグリコールとの初期縮合物を形成
し、これを溶融重合するという公知のポリエステルの製
造法によって得ることができる。更に具体的に述べれ
ば、例えば、ジカルボン酸のエステル、例えばジカルボ
ン酸のジメチルエステルとグリコールとでエステル交換
反応を行い、メタノールを留出せしめた後、徐々に減圧
し、高真空下、重縮合を行う方法、ジカルボン酸とグリ
コールのエステル化反応を行い、生成した水を留出せし
めた後、徐々に減圧し、高真空下、重縮合を行う方法、
ジカルボン酸のエステルとグリコールとでエステル交換
反応を行い、更に、ジカルボン酸を加えてエステル化反
応を行った後、高真空下、重縮合を行う方法が挙げられ
る。
【0028】エステル交換触媒及び重縮合触媒としては
公知のものを使用することができ、エステル交換触媒と
しては、酢酸マンガン、酢酸カルシウム、酢酸亜鉛等
を、重縮合触媒としては三酸化アンチモン、酸化ゲルマ
ニウム、ジブチル錫オキシド、チタンテトラブトキシド
等を用いることができる。しかし、重合方法、触媒等の
種々条件は上述の例に限定されるものではない。
公知のものを使用することができ、エステル交換触媒と
しては、酢酸マンガン、酢酸カルシウム、酢酸亜鉛等
を、重縮合触媒としては三酸化アンチモン、酸化ゲルマ
ニウム、ジブチル錫オキシド、チタンテトラブトキシド
等を用いることができる。しかし、重合方法、触媒等の
種々条件は上述の例に限定されるものではない。
【0029】本発明において、上記水溶性ポリエステル
を合成するに当り、付加重合可能な基、例えば、カルボ
ン酸基、グリシジル基もしくはアミノ基を予め導入して
おき、該基に枝ポリマーが形成されるようにしておいて
もよい。
を合成するに当り、付加重合可能な基、例えば、カルボ
ン酸基、グリシジル基もしくはアミノ基を予め導入して
おき、該基に枝ポリマーが形成されるようにしておいて
もよい。
【0030】水溶性ポリエステルの存在下でのビニル系
単量体の重合は、水溶性ポリエステルとビニル系単量体
を共通の溶媒に溶解させ行ってもよく、また、水溶性ポ
リエステルを熱水中に溶解し、得られた水溶性ポリエス
テルの水溶液にビニル系単量体を分散させ行ってもよ
い。
単量体の重合は、水溶性ポリエステルとビニル系単量体
を共通の溶媒に溶解させ行ってもよく、また、水溶性ポ
リエステルを熱水中に溶解し、得られた水溶性ポリエス
テルの水溶液にビニル系単量体を分散させ行ってもよ
い。
【0031】ポリエステルの存在下でのビニル系単量体
の重合に有機溶媒を使用することは、工程設備が複雑に
なり、また、作業環境を汚染するので好ましくない。か
かる観点からすると、水溶性ポリエステルを熱水中に溶
解し、水溶性ポリエステルのマトリックス中にビニル系
単量体を分散添加し、乳化重合あるいは懸濁重合させる
ことが好ましい。
の重合に有機溶媒を使用することは、工程設備が複雑に
なり、また、作業環境を汚染するので好ましくない。か
かる観点からすると、水溶性ポリエステルを熱水中に溶
解し、水溶性ポリエステルのマトリックス中にビニル系
単量体を分散添加し、乳化重合あるいは懸濁重合させる
ことが好ましい。
【0032】ビニル系単量体を重合するには重合開始剤
が用いられる。用いることができる重合開始剤として
は、例えば、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過
硫酸ナトリウム、過酸化ベンゾイルが挙げられる。この
中で好ましいものは過硫酸アンモニウムである。
が用いられる。用いることができる重合開始剤として
は、例えば、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過
硫酸ナトリウム、過酸化ベンゾイルが挙げられる。この
中で好ましいものは過硫酸アンモニウムである。
【0033】水溶性ポリエステルのマトリックス中での
ビニル系単量体の重合は、界面活性剤を使用することな
く行うことができるが、重合安定性を改良する目的で、
界面活性剤を乳化剤として用いることも可能である。こ
の場合、一般のノニオン型・アニオン型いずれの界面活
性剤も使用することができる。
ビニル系単量体の重合は、界面活性剤を使用することな
く行うことができるが、重合安定性を改良する目的で、
界面活性剤を乳化剤として用いることも可能である。こ
の場合、一般のノニオン型・アニオン型いずれの界面活
性剤も使用することができる。
【0034】水溶性ポリエステルにビニル系単量体をグ
ラフト重合した場合、幹ポリマーである水溶性ポリエス
テルに枝ポリマーとなるビニル系重合体が結合したグラ
フト重合体が形成されるとともにビニル系単量体の重合
体も形成されるが、これら形成されたビニル系重合体は
除去しても除去しなくてもよい。
ラフト重合した場合、幹ポリマーである水溶性ポリエス
テルに枝ポリマーとなるビニル系重合体が結合したグラ
フト重合体が形成されるとともにビニル系単量体の重合
体も形成されるが、これら形成されたビニル系重合体は
除去しても除去しなくてもよい。
【0035】水溶性ポリエステルとビニル系重合体を構
成要素とする共重合体又は組成物を得るには、ビニル系
単量体を(水溶性ポリエステル)/(ビニル系単量体)
が99/1〜5/95の範囲内にあるように使用するの
が好ましい。更に、ビニル系単量体は、(水溶性ポリエ
ステル)/(ビニル系単量体)が97/3〜50/50
の範囲内にあることが更に好ましく、95/5〜80/
20の範囲内にあることが特に好ましい。
成要素とする共重合体又は組成物を得るには、ビニル系
単量体を(水溶性ポリエステル)/(ビニル系単量体)
が99/1〜5/95の範囲内にあるように使用するの
が好ましい。更に、ビニル系単量体は、(水溶性ポリエ
ステル)/(ビニル系単量体)が97/3〜50/50
の範囲内にあることが更に好ましく、95/5〜80/
20の範囲内にあることが特に好ましい。
【0036】使用することができるビニル系単量体とし
ては、例えば、アルキルアクリレート、アルキルメタク
リレート(アルキル基としてはメチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、シクロ
ヘキシル基、フェニル基、ベンジル基、フェニルエチル
基等);2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピル
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート
等のヒドロキシ含有モノマー;アクリルアミド、メタク
リルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−メチル
アクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N
−メチロールアクリルアミド、N,N−ジメチロールア
クリルアミド、N−メトキシメチルアクリルアミド等の
アミド基含有モノマー;N,N−ジエチルアミノエチル
アクリレート、N,N−ジエチルアミノメタクリレート
のアミノ基含有モノマー;グリシジルアクリレート、グ
リシジルメタクリレート等のエポキシ基含有モノマー;
アクリル酸、メタクリル酸及びそれらの塩(ナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩)等のカルボキシル基
またはその塩を含有するモノマー;スチレンスルホン
酸、ビニルスルホン酸及びそれらの塩(ナトリウム塩、
カリウム塩、アンモニウム塩)等のスルホン酸基又はそ
の塩を含有するモノマー;イタコン酸、マレイン酸、フ
マール酸及びそれらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、
アンモニウム塩)等のカルボキシル基またはその塩を含
有するモノマー;無水マレイン酸、無水イタコン酸等の
酸無水物を含有するモノマー;スチレン;ビニルイソシ
アネート;アリルイソシアネート;ビニルメチルエーテ
ル;ビニルエチルエーテル;アクリロニトリル;塩化ビ
ニル;酢酸ビニル;塩化ビニリデン等が挙げられる。上
述のモノマーはその1種を用いてもよく、また、2種以
上を併用してもよい。
ては、例えば、アルキルアクリレート、アルキルメタク
リレート(アルキル基としてはメチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、シクロ
ヘキシル基、フェニル基、ベンジル基、フェニルエチル
基等);2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピル
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート
等のヒドロキシ含有モノマー;アクリルアミド、メタク
リルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−メチル
アクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N
−メチロールアクリルアミド、N,N−ジメチロールア
クリルアミド、N−メトキシメチルアクリルアミド等の
アミド基含有モノマー;N,N−ジエチルアミノエチル
アクリレート、N,N−ジエチルアミノメタクリレート
のアミノ基含有モノマー;グリシジルアクリレート、グ
リシジルメタクリレート等のエポキシ基含有モノマー;
アクリル酸、メタクリル酸及びそれらの塩(ナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩)等のカルボキシル基
またはその塩を含有するモノマー;スチレンスルホン
酸、ビニルスルホン酸及びそれらの塩(ナトリウム塩、
カリウム塩、アンモニウム塩)等のスルホン酸基又はそ
の塩を含有するモノマー;イタコン酸、マレイン酸、フ
マール酸及びそれらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、
アンモニウム塩)等のカルボキシル基またはその塩を含
有するモノマー;無水マレイン酸、無水イタコン酸等の
酸無水物を含有するモノマー;スチレン;ビニルイソシ
アネート;アリルイソシアネート;ビニルメチルエーテ
ル;ビニルエチルエーテル;アクリロニトリル;塩化ビ
ニル;酢酸ビニル;塩化ビニリデン等が挙げられる。上
述のモノマーはその1種を用いてもよく、また、2種以
上を併用してもよい。
【0037】次に、本発明の組成物を構成するポリグリ
セリンについて説明する。
セリンについて説明する。
【0038】上記ポリグリセリンとしては、例えば、
下記一般式で示される化合物が好ましい。
下記一般式で示される化合物が好ましい。
【0039】
【化2】 [式中、nは2以上20以下の整数である。]本発明に
おいて、ポリグリセリンは、水溶性導電性高分子と水溶
性ポリエステルとビニル系重合体を構成要素とする共重
合体又は組成物の固形分の合計量に対して0.01〜5
0重量%の範囲で用いることが好ましく、更に5〜40
重量%の範囲で用いることが好ましい。
おいて、ポリグリセリンは、水溶性導電性高分子と水溶
性ポリエステルとビニル系重合体を構成要素とする共重
合体又は組成物の固形分の合計量に対して0.01〜5
0重量%の範囲で用いることが好ましく、更に5〜40
重量%の範囲で用いることが好ましい。
【0040】水溶性導電性高分子及び水溶性ポリエステ
ルとビニル系重合体を構成要素とする共重合体又は組成
物よりなる塗布剤は分散安定性が悪く、擬集又はゲル化
を起こし易く、また、延伸性も劣るが、ポリグリセリン
を塗布剤中に含有させることにより塗布液の擬集又はゲ
ル化を起こさせず、延伸性も改善され、支持体に塗布し
た後にこれを延伸しても透明性を維持することができ
る。
ルとビニル系重合体を構成要素とする共重合体又は組成
物よりなる塗布剤は分散安定性が悪く、擬集又はゲル化
を起こし易く、また、延伸性も劣るが、ポリグリセリン
を塗布剤中に含有させることにより塗布液の擬集又はゲ
ル化を起こさせず、延伸性も改善され、支持体に塗布し
た後にこれを延伸しても透明性を維持することができ
る。
【0041】また、本発明において、水溶性導電性高分
子と水溶性ポリエステルとビニル系重合体を構成要素と
する共重合体又は組成物は、固形分として(水溶性導電
性高分子):(水溶性ポリエステルとビニル系重合体を
構成要素とする共重合体又は組成物)=70〜15(重
量%):30〜85(重量%)の割合で用いることが好
ましい。
子と水溶性ポリエステルとビニル系重合体を構成要素と
する共重合体又は組成物は、固形分として(水溶性導電
性高分子):(水溶性ポリエステルとビニル系重合体を
構成要素とする共重合体又は組成物)=70〜15(重
量%):30〜85(重量%)の割合で用いることが好
ましい。
【0042】本発明の組成物には、本発明の効果を損な
わない範囲内で、アニオン型界面活性剤;ノニオン型界
面活性剤;脂肪族ポリヒドロキシ化合物;スルホン化、
カルボキシル化、リン酸化、スルホアルキレン化、カル
ボキシルアルキレン化又はアルキルリン酸化した天然水
溶性ポリマー及びその塩;等を添加することができる。
また、これら化合物は併用することができる。
わない範囲内で、アニオン型界面活性剤;ノニオン型界
面活性剤;脂肪族ポリヒドロキシ化合物;スルホン化、
カルボキシル化、リン酸化、スルホアルキレン化、カル
ボキシルアルキレン化又はアルキルリン酸化した天然水
溶性ポリマー及びその塩;等を添加することができる。
また、これら化合物は併用することができる。
【0043】更に、本発明の組成物には、ブロッキング
防止剤、有機もしくは無機のフィラー、顔料、紫外線吸
収剤等の添加剤を添加することができる。
防止剤、有機もしくは無機のフィラー、顔料、紫外線吸
収剤等の添加剤を添加することができる。
【0044】上記化合物の添加量は、水溶性導電性高分
子と水溶性ポリエステルとビニル系重合体を構成要素と
する共重合体又は組成物の固形分の合計量に対して0〜
20重量%の範囲であることが望ましい。
子と水溶性ポリエステルとビニル系重合体を構成要素と
する共重合体又は組成物の固形分の合計量に対して0〜
20重量%の範囲であることが望ましい。
【0045】本発明の組成物は如何なるプラスチックフ
ィルムにも適用することができ、単層のプラスチックフ
ィルムでも該プラスチックフィルムを積層したものであ
ってもよい。適用できるプラスチックフィルム又はプラ
スチックフィルムの積層体としては、ポリエチレンフィ
ルム等のポリオレフィンフィルム、ポリエステルフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、ポリスチレンフィル
ム、ポリエチレンラミネート紙を挙げることができる
が、本発明においては、強度を有し写真用支持体として
有用なポリエステルフィルムに適用することが好まし
い。
ィルムにも適用することができ、単層のプラスチックフ
ィルムでも該プラスチックフィルムを積層したものであ
ってもよい。適用できるプラスチックフィルム又はプラ
スチックフィルムの積層体としては、ポリエチレンフィ
ルム等のポリオレフィンフィルム、ポリエステルフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、ポリスチレンフィル
ム、ポリエチレンラミネート紙を挙げることができる
が、本発明においては、強度を有し写真用支持体として
有用なポリエステルフィルムに適用することが好まし
い。
【0046】上記ポリエステルフィルムを構成するポリ
エステルは、主として芳香族二塩基酸またはそのエステ
ル形成性誘導体とジオールまたはそのエステル形成性誘
導体とから合成される線状ポリエステルである。係るポ
リエステルの具体例として、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレン
テレフタレート)、ポリエチレン−2,6−ナフタレン
ジカルボキシレートなどを例示することができる。これ
らポリエステルには共重合体及びこれらポリエステルと
小割合の他の樹脂とのブレンド物なども含まれる。
エステルは、主として芳香族二塩基酸またはそのエステ
ル形成性誘導体とジオールまたはそのエステル形成性誘
導体とから合成される線状ポリエステルである。係るポ
リエステルの具体例として、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレン
テレフタレート)、ポリエチレン−2,6−ナフタレン
ジカルボキシレートなどを例示することができる。これ
らポリエステルには共重合体及びこれらポリエステルと
小割合の他の樹脂とのブレンド物なども含まれる。
【0047】ポリエステルフィルムは、上記ポリエステ
ル樹脂を常法で溶融押出し、フィルム状となし、延伸
し、配向結晶化を完了せしめることにより得ることがで
きる。
ル樹脂を常法で溶融押出し、フィルム状となし、延伸
し、配向結晶化を完了せしめることにより得ることがで
きる。
【0048】本発明において、ポリエステルフィルムと
しては、示差走査型熱量計によって窒素気流中、10℃
/分の昇温速度において測定した結晶融解熱の値が4c
al/g以上を呈する程度に結晶配向したものが好まし
い。
しては、示差走査型熱量計によって窒素気流中、10℃
/分の昇温速度において測定した結晶融解熱の値が4c
al/g以上を呈する程度に結晶配向したものが好まし
い。
【0049】本発明の水溶性導電性高分子、水溶性ポリ
エステルとビニル系重合体を構成要素とする共重合体又
は組成物及びポリグリセリンを含む組成物(以下、本発
明の組成物という。)からなるプライマー層が延伸、熱
固定されたプラスチックフィルムに設けられている場
合、本発明の組成物からなるプライマー層は、プラスチ
ックフィルムの製膜工程を完了し、延伸・熱固定が完了
したプラスチックフィルムに塗布等の手段を用いて設け
てもよいし、また、製膜工程の途中の段階で、延伸、熱
固定が完了する前のプラスチックフィルムに塗布等の手
段を用いて設け、次いで、製膜工程を完了させてもよ
い。
エステルとビニル系重合体を構成要素とする共重合体又
は組成物及びポリグリセリンを含む組成物(以下、本発
明の組成物という。)からなるプライマー層が延伸、熱
固定されたプラスチックフィルムに設けられている場
合、本発明の組成物からなるプライマー層は、プラスチ
ックフィルムの製膜工程を完了し、延伸・熱固定が完了
したプラスチックフィルムに塗布等の手段を用いて設け
てもよいし、また、製膜工程の途中の段階で、延伸、熱
固定が完了する前のプラスチックフィルムに塗布等の手
段を用いて設け、次いで、製膜工程を完了させてもよ
い。
【0050】製膜工程を終了し、延伸・熱固定が完了し
たプラスチックフィルムにプライマー層を設ける場合、
所望の延伸倍率で二軸延伸熱固定されたプラスチックフ
ィルムに調整された塗布液を塗布し、120℃〜140
℃の熱風温度で乾燥しフィルム上に連続皮膜を形成させ
ることによりプライマー層を形成することができる。
たプラスチックフィルムにプライマー層を設ける場合、
所望の延伸倍率で二軸延伸熱固定されたプラスチックフ
ィルムに調整された塗布液を塗布し、120℃〜140
℃の熱風温度で乾燥しフィルム上に連続皮膜を形成させ
ることによりプライマー層を形成することができる。
【0051】プラスチックフィルムがポリエステルフィ
ルムである場合、延伸・熱固定は、例えば、ポリエステ
ルフィルムを2〜5倍の倍率で縦延伸し、次いで、2〜
5倍の倍率で横延伸し、熱固定することにより行うこと
ができる。
ルムである場合、延伸・熱固定は、例えば、ポリエステ
ルフィルムを2〜5倍の倍率で縦延伸し、次いで、2〜
5倍の倍率で横延伸し、熱固定することにより行うこと
ができる。
【0052】また、製膜工程の途中の段階で、延伸・熱
固定が完了する前のプラスチックフィルムにプライマー
層を設ける場合、プライマー層を形成する塗布液を塗布
する時期は、ポリマーをフィルム状に溶融押出し、未延
伸フィルムを得た段階であってもよく、また、該未延伸
フィルムを延伸させるが最終延伸倍率までは延伸させて
はいない延伸フィルム、例えば、縦方向または横方向の
いずれか一方に延伸した一軸延伸フィルム、縦または横
方向に更に延伸することによって配向結晶化を完成させ
ることができる程度に縦及び横方向の二方向に延伸した
二軸延伸フィルムを得た段階であってもよい。
固定が完了する前のプラスチックフィルムにプライマー
層を設ける場合、プライマー層を形成する塗布液を塗布
する時期は、ポリマーをフィルム状に溶融押出し、未延
伸フィルムを得た段階であってもよく、また、該未延伸
フィルムを延伸させるが最終延伸倍率までは延伸させて
はいない延伸フィルム、例えば、縦方向または横方向の
いずれか一方に延伸した一軸延伸フィルム、縦または横
方向に更に延伸することによって配向結晶化を完成させ
ることができる程度に縦及び横方向の二方向に延伸した
二軸延伸フィルムを得た段階であってもよい。
【0053】次いで、これらプライマー層を形成する塗
布液が塗布された未延伸フィルムあるいは最終延伸倍率
までは延伸させてはいない延伸フィルムは、乾燥され、
延伸、熱固定等の工程に導かれ、所望の延伸倍率で延伸
され、熱固定を完了する。例えば、ポリエステルフィル
ムを縦に1軸延伸した段階でプライマー層を形成する塗
布液を塗布した場合、塗布された縦1軸延伸ポリエステ
ルフィルムは、ステンターに導かれて横延伸され、熱固
定される。この間に塗布液は乾燥し、フィルム上に連続
皮膜を形成する。乾燥は延伸前或いは延伸時に行うこと
が好ましい。
布液が塗布された未延伸フィルムあるいは最終延伸倍率
までは延伸させてはいない延伸フィルムは、乾燥され、
延伸、熱固定等の工程に導かれ、所望の延伸倍率で延伸
され、熱固定を完了する。例えば、ポリエステルフィル
ムを縦に1軸延伸した段階でプライマー層を形成する塗
布液を塗布した場合、塗布された縦1軸延伸ポリエステ
ルフィルムは、ステンターに導かれて横延伸され、熱固
定される。この間に塗布液は乾燥し、フィルム上に連続
皮膜を形成する。乾燥は延伸前或いは延伸時に行うこと
が好ましい。
【0054】プラスチックフィルムの配向結晶化条件、
例えば延伸、熱固定等の条件は、従来から当業界に蓄積
された条件を採用することができる。
例えば延伸、熱固定等の条件は、従来から当業界に蓄積
された条件を採用することができる。
【0055】本発明において、本発明のプライマー層
は、製膜工程の途中の段階で設けることが好ましい。
は、製膜工程の途中の段階で設けることが好ましい。
【0056】本発明の組成物は、水性の塗布液として使
用されるのが好ましく、塗布液濃度は、通常、20重量
%以下であり、好ましくは15重量%以下である。ま
た、塗布量は、フィルム1m2当り塗布液重量で1〜30
g、さらには5〜20gが好ましい。
用されるのが好ましく、塗布液濃度は、通常、20重量
%以下であり、好ましくは15重量%以下である。ま
た、塗布量は、フィルム1m2当り塗布液重量で1〜30
g、さらには5〜20gが好ましい。
【0057】塗布方法としては、公知の種々の方法を用
いることができる。例えば、ロールコート法、グラビア
ロールコート法、ロールブラッシュ法、スプレーコート
法、エアーナイフコート法、バーコート法、含浸法及び
カーテンコート法等を単独でもしくは組み合わせて使用
することができる。
いることができる。例えば、ロールコート法、グラビア
ロールコート法、ロールブラッシュ法、スプレーコート
法、エアーナイフコート法、バーコート法、含浸法及び
カーテンコート法等を単独でもしくは組み合わせて使用
することができる。
【0058】上記のようにして得られたポリエステルフ
ィルム等のプラスチックフィルムは、透明性、帯電防止
性に優れ、親水性コロイド層に対して良好な接着性を有
し、写真感光材料として使用した場合、写真性能を劣化
させず、また、ハロゲン化銀乳剤層とも優れた接着性を
示す。
ィルム等のプラスチックフィルムは、透明性、帯電防止
性に優れ、親水性コロイド層に対して良好な接着性を有
し、写真感光材料として使用した場合、写真性能を劣化
させず、また、ハロゲン化銀乳剤層とも優れた接着性を
示す。
【0059】本発明の組成物からなるプライマー層を設
けたプラスチックフィルムは、プライマー層の上に少な
くとも1層の親水性コロイド層を設け、各種フィルムと
することができる。また、プライマー層の上に少なくと
も1層のハロゲン化銀乳剤層を設けて写真感光材料とす
ることができる。
けたプラスチックフィルムは、プライマー層の上に少な
くとも1層の親水性コロイド層を設け、各種フィルムと
することができる。また、プライマー層の上に少なくと
も1層のハロゲン化銀乳剤層を設けて写真感光材料とす
ることができる。
【0060】上記親水性コロイド層を形成する親水性コ
ロイドとしては、例えば、ゼラチン、アルブミン、カゼ
イン等の蛋白質;ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、セルロース硫酸エステル類等の
セルロース誘導体、アルギン酸、澱粉誘導体等の糖誘導
体;ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール部分
アセタール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリ
ル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール等の単一重合
体あるいは共重合体の如き多種の合成親水高分子物質が
挙げられるが、好ましくは、ゼラチンである。ゼラチン
は、石灰処理ゼラチンのほか酸処理ゼラチンやブル・ソ
サイエティ・サイエンス・ホトグラフィー・ジャパン
(Bull.Soc.Sci.Phot.Japa
n),No.16,30頁(1966)に記載されてい
るような酸素処理ゼラチンであってもよく、ゼラチンの
加水分解物や酵素分解物であってもよい。また、さらに
は、ゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグラフ
トポリマーであってもよい。
ロイドとしては、例えば、ゼラチン、アルブミン、カゼ
イン等の蛋白質;ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、セルロース硫酸エステル類等の
セルロース誘導体、アルギン酸、澱粉誘導体等の糖誘導
体;ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール部分
アセタール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリ
ル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール等の単一重合
体あるいは共重合体の如き多種の合成親水高分子物質が
挙げられるが、好ましくは、ゼラチンである。ゼラチン
は、石灰処理ゼラチンのほか酸処理ゼラチンやブル・ソ
サイエティ・サイエンス・ホトグラフィー・ジャパン
(Bull.Soc.Sci.Phot.Japa
n),No.16,30頁(1966)に記載されてい
るような酸素処理ゼラチンであってもよく、ゼラチンの
加水分解物や酵素分解物であってもよい。また、さらに
は、ゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグラフ
トポリマーであってもよい。
【0061】本発明の組成物からなるプライマー層の上
に設けるハロゲン化銀乳剤には、通常の種々のハロゲン
化銀乳剤を任意に用いることができる。また、該乳剤
は、常法により化学増感することができ、増感色素を用
いて所望の波長域に光学増感できる。
に設けるハロゲン化銀乳剤には、通常の種々のハロゲン
化銀乳剤を任意に用いることができる。また、該乳剤
は、常法により化学増感することができ、増感色素を用
いて所望の波長域に光学増感できる。
【0062】また、ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止
剤、硬膜剤、酸化防止剤等を加えることができる。該乳
剤のバインダーとしては、ゼラチンを用いるのが有利で
ある。
剤、硬膜剤、酸化防止剤等を加えることができる。該乳
剤のバインダーとしては、ゼラチンを用いるのが有利で
ある。
【0063】ハロゲン化銀乳剤層は、硬膜剤を用いて膜
強度を高めることができるが、このような硬膜剤として
は、アルデヒド系、アジリジン系、イソオキサゾール
系、エポキシ系、ビニルスルホン系、アクリロイル系、
カルボジイミド系、トリアジン系、高分子型、その他マ
レイミド系、アセチレン系、メタンスルホン酸エステル
系の各硬膜剤を単独もしくは組み合わせて使用すること
ができる。また、可塑剤、水不溶性又は難溶性合成ポリ
マーの分散物(ラテックス)、カプラー、塗布助剤、帯
電防止剤、さらにはホルマリンスカベンジャー、蛍光増
白剤、マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活性剤、色カ
ブリ防止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤等を
含有させることもできる。
強度を高めることができるが、このような硬膜剤として
は、アルデヒド系、アジリジン系、イソオキサゾール
系、エポキシ系、ビニルスルホン系、アクリロイル系、
カルボジイミド系、トリアジン系、高分子型、その他マ
レイミド系、アセチレン系、メタンスルホン酸エステル
系の各硬膜剤を単独もしくは組み合わせて使用すること
ができる。また、可塑剤、水不溶性又は難溶性合成ポリ
マーの分散物(ラテックス)、カプラー、塗布助剤、帯
電防止剤、さらにはホルマリンスカベンジャー、蛍光増
白剤、マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活性剤、色カ
ブリ防止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤等を
含有させることもできる。
【0064】本発明のプラスチックフィルムにおいて、
上記ハロゲン化銀乳剤層以外にも種々の親水性コロイド
層を設けることができる。設けることができる親水性コ
ロイド層としては、保護層、フィルター層、バックコー
テイング層、ハレーション防止層、イラジエーション防
止層、中間層等が挙げられる。
上記ハロゲン化銀乳剤層以外にも種々の親水性コロイド
層を設けることができる。設けることができる親水性コ
ロイド層としては、保護層、フィルター層、バックコー
テイング層、ハレーション防止層、イラジエーション防
止層、中間層等が挙げられる。
【0065】本発明のプラスチックフィルムは、X線感
光材料、印刷感光材料、撮影用感光材料、観賞用感光材
料等種々の写真感光材料の支持体として用いることがで
きる。
光材料、印刷感光材料、撮影用感光材料、観賞用感光材
料等種々の写真感光材料の支持体として用いることがで
きる。
【0066】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。
する。
【0067】各実施例において、塗布液及びポリエステ
ルフィルムについて、下記の評価を行った。得られた結
果を表1に示す。
ルフィルムについて、下記の評価を行った。得られた結
果を表1に示す。
【0068】[塗布液の安定性]35℃の雰囲気下に2
4時間放置したときの塗布液の状態を目視で観察し、そ
の安定度合いを下記に示す評価基準にしたがって評価し
た。 評価基準 1.ゲル化する。 2.容器の底に沈降物が存在する。 3.凝集が発生するが安定である。 4.安定である。
4時間放置したときの塗布液の状態を目視で観察し、そ
の安定度合いを下記に示す評価基準にしたがって評価し
た。 評価基準 1.ゲル化する。 2.容器の底に沈降物が存在する。 3.凝集が発生するが安定である。 4.安定である。
【0069】[塗布膜の接着性]ポリエステルフィルム
上の塗布膜(プライマー層)に、ポリエステルフィルム
に対して45°の角度でカミソリで切り傷を入れ、該切
り傷にかかるようにセロファン粘着テープを圧着し、次
いで、セロファン粘着テープを急激に引き剥し、切り傷
から下のセロファン粘着テープを圧着した部分に対する
プライマー層の剥離面積を求め、接着性を下記に示す評
価基準にしたがって評価した。 評価基準 1.接着力は非常に弱く、プライマー層は完全に剥離す
る。 2.剥離面積はセロファン粘着テープを圧着した部分の
50%以上、100%未満である。 3.剥離面積はセロファン粘着テープを圧着した部分の
10%以上、50%未満である。 4.接着力は強く、剥離面積はセロファン粘着テープを
圧着した部分の5%以上、10%未満である。 5.接着力は非常に強く、剥離面積はセロファン粘着テ
ープを圧着した部分の5%未満である。
上の塗布膜(プライマー層)に、ポリエステルフィルム
に対して45°の角度でカミソリで切り傷を入れ、該切
り傷にかかるようにセロファン粘着テープを圧着し、次
いで、セロファン粘着テープを急激に引き剥し、切り傷
から下のセロファン粘着テープを圧着した部分に対する
プライマー層の剥離面積を求め、接着性を下記に示す評
価基準にしたがって評価した。 評価基準 1.接着力は非常に弱く、プライマー層は完全に剥離す
る。 2.剥離面積はセロファン粘着テープを圧着した部分の
50%以上、100%未満である。 3.剥離面積はセロファン粘着テープを圧着した部分の
10%以上、50%未満である。 4.接着力は強く、剥離面積はセロファン粘着テープを
圧着した部分の5%以上、10%未満である。 5.接着力は非常に強く、剥離面積はセロファン粘着テ
ープを圧着した部分の5%未満である。
【0070】[塗布膜の透明性]TURBIDIMETER MODEL
T−2600DA濁度計(東京電色(株))を用いてプ
ライマー層を有するポリエステルフィルムのへイズ
(%)を求めた。
T−2600DA濁度計(東京電色(株))を用いてプ
ライマー層を有するポリエステルフィルムのへイズ
(%)を求めた。
【0071】[塗布膜中の亀裂の有無]プライマー層を
有するポリエステルフィルムをメチレンブルーにて染色
した後、光学顕微鏡でプライマー層面の亀裂の状態を観
察し、下記に示す評価基準にしたがって評価した。 評価基準 1.長さが50μm以上の亀裂のあるもの 2.長さが50μm未満の微細な亀裂のあるもの 3.亀裂が全くないもの [塗布膜の帯電防止性]プライマー層の帯電防止性を表
面比抵抗で評価した。評価方法は、以下に示す絶縁抵抗
計MODEL−R−503(川口電機工業(株))を用
いて表面比抵抗値(Ω/□)を測定した。(評価表に
は、1og(Ω/□)で表示した。) 測定条件;印加電圧100V、平行電極5cm、電極間隙
1cm 調湿条件;55%RH、23℃の条件下に24時間調湿
する。
有するポリエステルフィルムをメチレンブルーにて染色
した後、光学顕微鏡でプライマー層面の亀裂の状態を観
察し、下記に示す評価基準にしたがって評価した。 評価基準 1.長さが50μm以上の亀裂のあるもの 2.長さが50μm未満の微細な亀裂のあるもの 3.亀裂が全くないもの [塗布膜の帯電防止性]プライマー層の帯電防止性を表
面比抵抗で評価した。評価方法は、以下に示す絶縁抵抗
計MODEL−R−503(川口電機工業(株))を用
いて表面比抵抗値(Ω/□)を測定した。(評価表に
は、1og(Ω/□)で表示した。) 測定条件;印加電圧100V、平行電極5cm、電極間隙
1cm 調湿条件;55%RH、23℃の条件下に24時間調湿
する。
【0072】[感光材料の接着性]両面にプライマー層
を有するポリエステルフィルムのそれぞれのプライマー
層の上にX線用ハロゲン化銀乳剤層を設けた試料につい
て、現像処理前の乾燥状態における膜付き(以下、生膜
付きという。)、現像処理中における膜付き(以下、ウ
ェット膜付きという。)及び現像処理後の乾燥状態にお
ける膜付き(以下、乾燥膜付きという。)を下記に示す
評価方法で評価した。
を有するポリエステルフィルムのそれぞれのプライマー
層の上にX線用ハロゲン化銀乳剤層を設けた試料につい
て、現像処理前の乾燥状態における膜付き(以下、生膜
付きという。)、現像処理中における膜付き(以下、ウ
ェット膜付きという。)及び現像処理後の乾燥状態にお
ける膜付き(以下、乾燥膜付きという。)を下記に示す
評価方法で評価した。
【0073】(生膜付き及び乾燥膜付き)現像処理前ま
たは現像処理後乾燥を終了した試料の一方の面のX線用
ハロゲン化銀乳剤層の表面に、ポリエステルフィルムに
対してカミソリで45゜の角度でポリエステルフィルム
にまで達する切り傷を入れ、該切り傷にかかるようにセ
ロファン粘着テープを圧着し、次いで、セロファン粘着
テープを急激に引き剥し、切り傷から下のセロファン粘
着テープを圧着した部分に対するX線用ハロゲン化銀乳
剤層の剥離面積を求め、生膜付き及び乾燥膜付きを下記
に示す評価基準にしたがって評価した。 評価基準 1.接着力は非常に弱く、X線用ハロゲン化銀乳剤層は
完全に剥離する。 2.剥離面積はセロファン粘着テープを圧着した部分の
50%以上、100%未満である。 3.剥離面積はセロファン粘着テープを圧着した部分の
20%以上、50%未満である。 4.接着力は強く、剥離面積はセロファン粘着テープを
圧着した部分の5%以上、20%未満である。 5.接着力は非常に強く、剥離面積はセロファン粘着テ
ープを圧着した部分の5%未満である。 評価4以上ならば実用上十分に膜付きが強いとみなせ
る。
たは現像処理後乾燥を終了した試料の一方の面のX線用
ハロゲン化銀乳剤層の表面に、ポリエステルフィルムに
対してカミソリで45゜の角度でポリエステルフィルム
にまで達する切り傷を入れ、該切り傷にかかるようにセ
ロファン粘着テープを圧着し、次いで、セロファン粘着
テープを急激に引き剥し、切り傷から下のセロファン粘
着テープを圧着した部分に対するX線用ハロゲン化銀乳
剤層の剥離面積を求め、生膜付き及び乾燥膜付きを下記
に示す評価基準にしたがって評価した。 評価基準 1.接着力は非常に弱く、X線用ハロゲン化銀乳剤層は
完全に剥離する。 2.剥離面積はセロファン粘着テープを圧着した部分の
50%以上、100%未満である。 3.剥離面積はセロファン粘着テープを圧着した部分の
20%以上、50%未満である。 4.接着力は強く、剥離面積はセロファン粘着テープを
圧着した部分の5%以上、20%未満である。 5.接着力は非常に強く、剥離面積はセロファン粘着テ
ープを圧着した部分の5%未満である。 評価4以上ならば実用上十分に膜付きが強いとみなせ
る。
【0074】(ウェット膜付き)現像−定着−水洗の各
現像処理中に、試料の一方の面のX線用ハロゲン化銀乳
剤層の表面に、鋭利な針でポリエステルフィルムにまで
達する傷を格子状につけ、該乳剤層を濡れたままの状態
でゴム手袋をつけた手で10秒間強くこする。この際に
剥離したX線用ハロゲン化銀乳剤層の面積を格子面積と
比較し、剥離面積を上記生膜付き及び乾燥膜付きの場合
と同様の評価基準にしたがって評価した。
現像処理中に、試料の一方の面のX線用ハロゲン化銀乳
剤層の表面に、鋭利な針でポリエステルフィルムにまで
達する傷を格子状につけ、該乳剤層を濡れたままの状態
でゴム手袋をつけた手で10秒間強くこする。この際に
剥離したX線用ハロゲン化銀乳剤層の面積を格子面積と
比較し、剥離面積を上記生膜付き及び乾燥膜付きの場合
と同様の評価基準にしたがって評価した。
【0075】[接着の耐アルカリ性]プライマー層を有
するポリエステルフィルムのプライマー層の上にX線用
ハロゲン化銀乳剤層を設けた試料を、50℃、1.5重
量%水酸化ナトリウムの水溶液中に垂直に静置浸漬し、
X線用ハロゲン化銀乳剤層が滑落するまでの時間を測定
する。(単位:秒)180秒以上であれば実技上問題な
いと考えられる。
するポリエステルフィルムのプライマー層の上にX線用
ハロゲン化銀乳剤層を設けた試料を、50℃、1.5重
量%水酸化ナトリウムの水溶液中に垂直に静置浸漬し、
X線用ハロゲン化銀乳剤層が滑落するまでの時間を測定
する。(単位:秒)180秒以上であれば実技上問題な
いと考えられる。
【0076】[写真性能−実写性]両面にプライマー層
を有するポリエステルフィルムのそれぞれのプライマー
層の上にX線用ハロゲン化銀乳剤層を設けた試料を、X
線写真用増感紙KO・250(コニカ株式会社製)では
さみ、胸部を撮影した。処理は、SRX−501自動現
像機(コニカ株式会社製)を用い、XD−90現理液
(コニカ株式会社製)にて32℃、90秒処理を行っ
た。上記のようにして現像した各試料について、実写性
を目視により観察し、下記に示す評価基準にしたがって
評価した。 評価基準 1.実用できない。 2.実用できる範囲内であるが、好ましくない。 3.実用できる。 4.良好である。 5.非常に良好。
を有するポリエステルフィルムのそれぞれのプライマー
層の上にX線用ハロゲン化銀乳剤層を設けた試料を、X
線写真用増感紙KO・250(コニカ株式会社製)では
さみ、胸部を撮影した。処理は、SRX−501自動現
像機(コニカ株式会社製)を用い、XD−90現理液
(コニカ株式会社製)にて32℃、90秒処理を行っ
た。上記のようにして現像した各試料について、実写性
を目視により観察し、下記に示す評価基準にしたがって
評価した。 評価基準 1.実用できない。 2.実用できる範囲内であるが、好ましくない。 3.実用できる。 4.良好である。 5.非常に良好。
【0077】但し、実写評価については、色調、鮮鋭
性、粒状性を含めて総合的な評価を行っている。
性、粒状性を含めて総合的な評価を行っている。
【0078】実施例1 テレフタル酸ジメチル34.02重量部、イソフタル酸
ジメチル25.52重量部、5−スルホイソフタル酸ジ
メチルナトリウム塩12.97重量部、エチレングリコ
ール47.85重量部、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール18.95重量部、酢酸カルシウム一水塩0.0
65重量部、酢酸マンガン四水塩0.022重量部を、
窒素気流下において170〜220℃でメタノールを留
去しながらエステル交換反応を行った後、リン酸トリメ
チル0.04重量部、重縮合触媒とし三酸化アンチモン
0.04重量部及び1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸15.08重量部を加え、220〜235℃の反応温
度でほぼ理論量の水を留去しエステル化を行った。その
後、更に反応系内を約1時間かけて滅圧、昇温し最終的
に280℃、1mmHg以下で約1時間重縮合を行い、ポリ
エステル共重合体(A)を得た。得られた共重合体
(A)の固有粘度は、0.35であった。
ジメチル25.52重量部、5−スルホイソフタル酸ジ
メチルナトリウム塩12.97重量部、エチレングリコ
ール47.85重量部、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール18.95重量部、酢酸カルシウム一水塩0.0
65重量部、酢酸マンガン四水塩0.022重量部を、
窒素気流下において170〜220℃でメタノールを留
去しながらエステル交換反応を行った後、リン酸トリメ
チル0.04重量部、重縮合触媒とし三酸化アンチモン
0.04重量部及び1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸15.08重量部を加え、220〜235℃の反応温
度でほぼ理論量の水を留去しエステル化を行った。その
後、更に反応系内を約1時間かけて滅圧、昇温し最終的
に280℃、1mmHg以下で約1時間重縮合を行い、ポリ
エステル共重合体(A)を得た。得られた共重合体
(A)の固有粘度は、0.35であった。
【0079】得られたポリエステル共重合体(A)90
0gを95℃の熱水6400g中で3時間撹拌し溶解し
た。この溶液に、スチレン100g及び過硫酸アンモニ
ウム1.0gを投入して80℃で5時間反応し、ビニル
系重合体により変性したポリエステル共重合体(A−
1)の溶液を得た。
0gを95℃の熱水6400g中で3時間撹拌し溶解し
た。この溶液に、スチレン100g及び過硫酸アンモニ
ウム1.0gを投入して80℃で5時間反応し、ビニル
系重合体により変性したポリエステル共重合体(A−
1)の溶液を得た。
【0080】得られた変性ポリエステル重合体(A−
1)の溶液に後掲の水溶性導電性高分子(B−1)を、
変性ポリエステル重合体(A−1)と水溶性導電性高分
子(B−1)とが重量比率で〔変性ポリエステル重合体
(A−1)〕/〔水溶性導電性高分子(B−1)〕=6
0/40となるように混合し、固形分が10重量%にな
るように調整し、調整液(A−B)を作成した。この調
整液(A−B)1,000重量部に後掲のポリグリセリ
ン(C−1)を全固形分重量に対し20.8重量部添加
して下引加工液を得た。
1)の溶液に後掲の水溶性導電性高分子(B−1)を、
変性ポリエステル重合体(A−1)と水溶性導電性高分
子(B−1)とが重量比率で〔変性ポリエステル重合体
(A−1)〕/〔水溶性導電性高分子(B−1)〕=6
0/40となるように混合し、固形分が10重量%にな
るように調整し、調整液(A−B)を作成した。この調
整液(A−B)1,000重量部に後掲のポリグリセリ
ン(C−1)を全固形分重量に対し20.8重量部添加
して下引加工液を得た。
【0081】また、固有粘度0.65のポリエチレンテ
レフタレートをTダイから280℃でフィルム状に溶融
押出して、静電印加させ、約30℃の冷却ドラム上で急
冷して未延伸フィルム(厚さ1,000μm)を得た。
この未延伸フィルムを75℃に予熱し、縦方向に3倍延
伸した後、フィルムの両面をコロナ放電処理をした。次
いでこのコロナ放電処理をしたフィルム上に、上記下引
加工液をワイヤーバーコーターにて二軸延伸後の塗布厚
みが0.3μmになるように塗布した後、100℃で横
方向に3倍延伸し、220℃で熱処理をし、両面に本発
明のプライマー層を設けた二軸延伸ポリエステルフィル
ムを得た。
レフタレートをTダイから280℃でフィルム状に溶融
押出して、静電印加させ、約30℃の冷却ドラム上で急
冷して未延伸フィルム(厚さ1,000μm)を得た。
この未延伸フィルムを75℃に予熱し、縦方向に3倍延
伸した後、フィルムの両面をコロナ放電処理をした。次
いでこのコロナ放電処理をしたフィルム上に、上記下引
加工液をワイヤーバーコーターにて二軸延伸後の塗布厚
みが0.3μmになるように塗布した後、100℃で横
方向に3倍延伸し、220℃で熱処理をし、両面に本発
明のプライマー層を設けた二軸延伸ポリエステルフィル
ムを得た。
【0082】実施例2 二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに、実施
例1に記載の下引加工液を塗布・乾燥し、実施例1と同
様の本発明のプライマー層を設けた二軸延伸ポリエステ
ルフィルムを得た。
例1に記載の下引加工液を塗布・乾燥し、実施例1と同
様の本発明のプライマー層を設けた二軸延伸ポリエステ
ルフィルムを得た。
【0083】実施例3 実施例1に記載の下引加工液において、変性ポリエステ
ル重合体(A−1)と水溶性導電性高分子(B−1)と
を、重量比率で〔変性ポリエステル重合体(A−1)〕
/〔水溶性導電性高分子(B−1)〕=85/15にな
るように変更して混合した以外は実施例1と同様にして
本発明のプライマー層を設けた二軸延伸ポリエステルフ
ィルムを得た。
ル重合体(A−1)と水溶性導電性高分子(B−1)と
を、重量比率で〔変性ポリエステル重合体(A−1)〕
/〔水溶性導電性高分子(B−1)〕=85/15にな
るように変更して混合した以外は実施例1と同様にして
本発明のプライマー層を設けた二軸延伸ポリエステルフ
ィルムを得た。
【0084】実施例4 実施例1に記載の下引加工液において、変性ポリエステ
ル重合体(A−1)と水溶性導電性高分子(B−1)と
を、重量比率で〔変性ポリエステル重合体(A−1)〕
/〔水溶性導電性高分子(B−1)〕=40/60にな
るように変更して混合した以外は実施例1と同様にして
本発明のプライマー層を設けた二軸延伸ポリエステルフ
ィルムを得た。
ル重合体(A−1)と水溶性導電性高分子(B−1)と
を、重量比率で〔変性ポリエステル重合体(A−1)〕
/〔水溶性導電性高分子(B−1)〕=40/60にな
るように変更して混合した以外は実施例1と同様にして
本発明のプライマー層を設けた二軸延伸ポリエステルフ
ィルムを得た。
【0085】実施例5 実施例1で得たポリエステル共重合体(A)500gを
95℃の熱水3400g中で3時間撹拌し溶解した。こ
の溶液に、グリシジルメタクリレート100g及び過硫
酸アンモニウム1.0g を投入して80℃で5時間反
応し、ビニル系重合体により変性したポリエステル共重
合体(A−2)の溶液を得た。
95℃の熱水3400g中で3時間撹拌し溶解した。こ
の溶液に、グリシジルメタクリレート100g及び過硫
酸アンモニウム1.0g を投入して80℃で5時間反
応し、ビニル系重合体により変性したポリエステル共重
合体(A−2)の溶液を得た。
【0086】実施例1に記載の下引加工液において、変
性ポリエステル重合体(A−1)に替えて上記変性ポリ
エステル重合体(A−2)を用い、また、変性ポリエス
テル重合体(A−2)と水溶性導電性高分子(B−1)
とを、重量比率で〔変性ポリエステル重合体(A−
2)〕/〔水溶性導電性高分子(B−1)〕=60/4
0になるように変更して混合した以外は実施例1と同様
にして本発明のプライマー層を設けた二軸延伸ポリエス
テルフィルムを得た。
性ポリエステル重合体(A−1)に替えて上記変性ポリ
エステル重合体(A−2)を用い、また、変性ポリエス
テル重合体(A−2)と水溶性導電性高分子(B−1)
とを、重量比率で〔変性ポリエステル重合体(A−
2)〕/〔水溶性導電性高分子(B−1)〕=60/4
0になるように変更して混合した以外は実施例1と同様
にして本発明のプライマー層を設けた二軸延伸ポリエス
テルフィルムを得た。
【0087】実施例6 実施例1で得たポリエステル共重合体(A)500gを
95℃の熱水3400g中で3時間撹拌し溶解した。こ
の溶液に、スチレン30g、ブチルメタクリレート30
g、グリシジルメタクリレート20g、アクリルアミド
20g及び過硫酸アンモニウム1.0gを投入して80
℃で5時間反応し、ビニル系重合体により変性したポリ
エステル共重合体(A−3)の溶液を得た。
95℃の熱水3400g中で3時間撹拌し溶解した。こ
の溶液に、スチレン30g、ブチルメタクリレート30
g、グリシジルメタクリレート20g、アクリルアミド
20g及び過硫酸アンモニウム1.0gを投入して80
℃で5時間反応し、ビニル系重合体により変性したポリ
エステル共重合体(A−3)の溶液を得た。
【0088】実施例1に記載の下引加工液において、変
性ポリエステル重合体(A−1)に替えて上記変性ポリ
エステル重合体(A−3)を用い、また、変性ポリエス
テル重合体(A−3)と水溶性導電性高分子(B−1)
とを、重量比率で〔変性ポリエステル重合体(A−
3)〕/〔水溶性導電性高分子(B−1)〕=60/4
0になるように変更して混合した以外は実施例1と同様
にして本発明のプライマー層を設けた二軸延伸ポリエス
テルフィルムを得た。
性ポリエステル重合体(A−1)に替えて上記変性ポリ
エステル重合体(A−3)を用い、また、変性ポリエス
テル重合体(A−3)と水溶性導電性高分子(B−1)
とを、重量比率で〔変性ポリエステル重合体(A−
3)〕/〔水溶性導電性高分子(B−1)〕=60/4
0になるように変更して混合した以外は実施例1と同様
にして本発明のプライマー層を設けた二軸延伸ポリエス
テルフィルムを得た。
【0089】実施例7 実施例1に記載の下引加工液において、水溶性導電性高
分子(B−1)に替えて後掲の水溶性導電性高分子(B
−2)を用いた以外は実施例1と同様にして本発明のプ
ライマー層を設けた二軸延伸ポリエステルフィルムを得
た。
分子(B−1)に替えて後掲の水溶性導電性高分子(B
−2)を用いた以外は実施例1と同様にして本発明のプ
ライマー層を設けた二軸延伸ポリエステルフィルムを得
た。
【0090】実施例8 実施例1に記載の下引加工液において、ポリグリセリン
(C−1)に替えて後掲のポリグリセリン(C−2)を
用いた以外は実施例1と同様にして本発明のプライマー
層を設けた二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
(C−1)に替えて後掲のポリグリセリン(C−2)を
用いた以外は実施例1と同様にして本発明のプライマー
層を設けた二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
【0091】実施例9 実施例1に記載の下引加工液において、ポリグリセリン
(C−1)の添加量を全固形分重量に対し25重量部と
変更した以外は実施例1と同様にして本発明のプライマ
ー層を設けた二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
(C−1)の添加量を全固形分重量に対し25重量部と
変更した以外は実施例1と同様にして本発明のプライマ
ー層を設けた二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
【0092】比較例1 ブタジエン(But)−スチレン(St)(30重量%
/70重量%)共重合体ラテックス/2,6−ジクロロ
−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナトリウム塩(=9
7.5重量%/2.5重量%固形分)に調整した下引加
工液を使用した以外は、実施例1と同様にして下引済二
軸延伸済ポリエチレンテレフタレートフィルムを得た。
/70重量%)共重合体ラテックス/2,6−ジクロロ
−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナトリウム塩(=9
7.5重量%/2.5重量%固形分)に調整した下引加
工液を使用した以外は、実施例1と同様にして下引済二
軸延伸済ポリエチレンテレフタレートフィルムを得た。
【0093】比較例2 塩化ビニリデン(VdCl)−メタクリル酸メチル(M
MA)−アクリル酸(AA)(70重量%/25重量%
/5重量%)共重合ラテックス/2,6−ジクロロ−6
−ヒドロキシ−s−トリアジンナトリウム塩(=97.
5重量%/2.5重量%固形分)に調整した下引加工液
を使用した以外は、実施例1と同様にして下引済二軸延
伸済ポリエチレンテレフタレートフィルムを得た。
MA)−アクリル酸(AA)(70重量%/25重量%
/5重量%)共重合ラテックス/2,6−ジクロロ−6
−ヒドロキシ−s−トリアジンナトリウム塩(=97.
5重量%/2.5重量%固形分)に調整した下引加工液
を使用した以外は、実施例1と同様にして下引済二軸延
伸済ポリエチレンテレフタレートフィルムを得た。
【0094】比較例3 水性ポリエステルWD−SIZE(イーストマン・コダ
ック社製)と水溶性アクリル系樹脂ジュリマーET−4
10(日本純薬社製)を60重量%/40重量%の重量
比で調整した水溶液/2,6−ジクロロ−6−ヒドロキ
シ−s−トリアジンナトリウム塩(=97.5重量%/
2.5重量%固形分)に調整した下引加工液を使用した
以外は、実施例1と同様にして下引済二軸延伸済ポリエ
チレンテレフタレートフィルムを得た。
ック社製)と水溶性アクリル系樹脂ジュリマーET−4
10(日本純薬社製)を60重量%/40重量%の重量
比で調整した水溶液/2,6−ジクロロ−6−ヒドロキ
シ−s−トリアジンナトリウム塩(=97.5重量%/
2.5重量%固形分)に調整した下引加工液を使用した
以外は、実施例1と同様にして下引済二軸延伸済ポリエ
チレンテレフタレートフィルムを得た。
【0095】
【化3】
【0096】
【表1】
【0097】
(1)本発明の組成物を構成する水溶性ポリエステルと
ビニル系重合体を構成要素とする共重合体又は組成物
は、有機溶媒を使用せずに作成することができ、また、
本発明の組成物も水性で得られるので、、引火の危険も
なく、作業環境上の問題もない。また、使用に際して
は、有機溶剤系の場合に比ベ設備が簡素化できる。 (2)本発明の組成物は、優れた分散安定性を示す。 (3)本発明の組成物からなるプライマー層は、プラス
チックフィルム、特にポリエステルフィルムとの接着性
に優れ、また、ハロゲン化銀乳剤層等の親水性ゼラチン
層との接着性に優れ、現像液中でも優れた接着性を示
す。 (4)本発明の組成物は造膜性に優れており、また、本
発明の組成物から形成されたプライマー層は、透明性も
良好でしかも優れた帯電防止性を有している。
ビニル系重合体を構成要素とする共重合体又は組成物
は、有機溶媒を使用せずに作成することができ、また、
本発明の組成物も水性で得られるので、、引火の危険も
なく、作業環境上の問題もない。また、使用に際して
は、有機溶剤系の場合に比ベ設備が簡素化できる。 (2)本発明の組成物は、優れた分散安定性を示す。 (3)本発明の組成物からなるプライマー層は、プラス
チックフィルム、特にポリエステルフィルムとの接着性
に優れ、また、ハロゲン化銀乳剤層等の親水性ゼラチン
層との接着性に優れ、現像液中でも優れた接着性を示
す。 (4)本発明の組成物は造膜性に優れており、また、本
発明の組成物から形成されたプライマー層は、透明性も
良好でしかも優れた帯電防止性を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 彰久 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 小澤 良道 山口県防府市大字大崎自由ケ丘3−22−19 (72)発明者 川本 均 山口県防府市鐘紡町4−1 (72)発明者 内藤 寛 山口県山口市大字吉敷2265−5 (72)発明者 佐藤 三夫 大阪府高槻市郡家新町22−23−206 (72)発明者 毛利 誠 大阪市都島区友渕町1丁目6番7−102 (72)発明者 小山 克哉 兵庫県伊丹市千僧5丁目4−1 セジュー ル千僧202号 (72)発明者 海老澤 幸夫 大阪府豊中市上野東1丁目3番27の204号
Claims (8)
- 【請求項1】 (a)水溶性導電性高分子、(b)水溶性ポリ
エステルとビニル系重合体を構成要素とする共重合体又
は組成物、及び(c)ポリグリセリンを少なくとも含むこ
とを特徴とする組成物。 - 【請求項2】 水溶性ポリエステルとビニル系重合体を
構成要素とする共重合体又は組成物が、幹ポリマーが水
溶性ポリエステルであって枝ポリマーがビニル系重合体
である共重合体であることを特徴とする請求項1記載の
組成物。 - 【請求項3】 水溶性ポリエステルとビニル系重合体を
構成要素とする共重合体又は組成物が、水溶性ポリエス
テルの存在下にビニル系単量体を重合させたものである
ことを特徴とする請求項1又は2記載の組成物。 - 【請求項4】 水溶性ポリエステルとビニル系重合体を
構成要素とする共重合体又は組成物が、水溶性ポリエス
テルの水溶液中でビニル系単量体を分散重合させたもの
であることを特徴とする請求項1又は3記載の組成物。 - 【請求項5】 請求項1〜4記載の組成物からなるプラ
イマー層を設けてなることを特徴とするプラスチックフ
ィルム。 - 【請求項6】 プラスチックフィルムがポリエステルフ
ィルムであることを特徴とする請求項5記載のプラスチ
ックフィルム。 - 【請求項7】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面
に、(a)水溶性導電性高分子、(b)水溶性ポリエステルと
ビニル系重合体を構成要素とする共重合体又は組成物及
び(c)ポリグリセリンを少なくとも含む水性プライマー
液を塗布し、次いで乾燥、延伸、熱処理を施して結晶配
向を完了させたことを特徴とするポリエステルフィル
ム。 - 【請求項8】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面
に、(a)水溶性導電性高分子、(b)水溶性ポリエステルと
ビニル系重合体を構成要素とする共重合体又は組成物及
び(c)ポリグリセリンを少なくとも含む水性プライマー
液を塗布し、次いで乾燥、延伸、熱処理を施して結晶配
向を完了させることを特徴とするポリエステルフィルム
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5292502A JPH07128795A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 帯電防止性を有する塗布組成物並びに該組成物を被覆したプラスチックフィルム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5292502A JPH07128795A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 帯電防止性を有する塗布組成物並びに該組成物を被覆したプラスチックフィルム及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07128795A true JPH07128795A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17782652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5292502A Pending JPH07128795A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 帯電防止性を有する塗布組成物並びに該組成物を被覆したプラスチックフィルム及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07128795A (ja) |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP5292502A patent/JPH07128795A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5545713A (en) | Primer coating, polyester film having a primer coating, and a process for coating film | |
| EP0376693B1 (en) | Polyester film having a copolyester as subbing layer | |
| US4135932A (en) | Process for preparation of photographic film involving corona treatment of polystyrene containing subbing layers and product | |
| US3072483A (en) | Photographic element comprising polyethylene terephthalate film base | |
| JP2649457B2 (ja) | 制電性易接着性ポリエステルフィルム及びその製造方法 | |
| JPH05279502A (ja) | 二軸延伸ポリエステルフィルム | |
| US5510233A (en) | Photographic material | |
| EP0661362B1 (en) | Coating composition for a subbing layer on a polyester film for light sensitive material | |
| JP3072932B2 (ja) | プラスチックフィルム積層物 | |
| US5496647A (en) | Primer coating, polyester film having a primer coating, and a process for coating film | |
| JPH07128795A (ja) | 帯電防止性を有する塗布組成物並びに該組成物を被覆したプラスチックフィルム及びその製造方法 | |
| JPH05216165A (ja) | 制電性易接着性ポリエステルフィルムおよびその製造方法 | |
| JPH05216164A (ja) | 帯電防止性能の付与されたプラスチックフィルムおよびその製造方法 | |
| JPH04151244A (ja) | 接着性に優れ帯電防止性を有する熱可塑性樹脂フィルム積層体 | |
| JP3040790B2 (ja) | ポリエステル共重合体及び該ポリエステル共重合体を含有する下引層を有するポリエステルフィルム若しくは写真感光材料 | |
| JP3041350B2 (ja) | 被覆ポリエステルフィルム支持体及びその製造方法 | |
| JP3086957B2 (ja) | プラスチックフィルム及び該フィルムを用いた写真感光材料 | |
| JPH05169592A (ja) | 被覆熱可塑性樹脂フィルム | |
| JPH07126416A (ja) | 接着性帯電防止性に優れたプラスチックフィルム | |
| JPH10177235A (ja) | ポリエステル系写真用支持体の製造方法 | |
| JPH07128786A (ja) | プライマー層を設けたポリエステルフィルム、該フィルムを支持体として用いた写真感光材料及びそれらの製造方法 | |
| JPH05341443A (ja) | 帯電防止性能の改良されたフィルムおよびその製造方法 | |
| JPH05341442A (ja) | 帯電防止性能の付与されたプラスチックフィルムおよび写真用感光材料 | |
| JP3458206B2 (ja) | 写真用支持体 | |
| JPH0136927B2 (ja) |