JPH071292A - 機械加工ラインのワーク自動測定方法 - Google Patents

機械加工ラインのワーク自動測定方法

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JPH071292A
JPH071292A JP14665293A JP14665293A JPH071292A JP H071292 A JPH071292 A JP H071292A JP 14665293 A JP14665293 A JP 14665293A JP 14665293 A JP14665293 A JP 14665293A JP H071292 A JPH071292 A JP H071292A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械を測定機として使用してワークの高
精度な測定を行う。 【構成】 ワークWが固定されるパレット1のそれぞれ
に予め機械用測定ブロック4,14,5,15と、ワー
クWと同材質のワーク用測定ブロック6とを取り付け
る。工作機械のタッチプローブでワークWの各部を測定
する際に、各測定ブロック4,14,5,15,6の測
定面を測定する。各測定面の実測値と予め設定された基
準座標値とから機械自体およびワークWの伸縮誤差補正
量を近似的に算出する。これらの伸縮誤差補正量に応じ
てワークW各部の実測値を補正した上で、最終的な測定
値として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC工作機械を中心と
して構成された機械加工ラインにおいて、ワークの寸法
をインラインで測定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ等の多自由度の工作機
械を中心として構成されて、内燃機関のシリンダヘッド
等の加工を行なう機械加工ラインにおいて、そのワーク
の穴位置や面位置等の測定を行なう場合には、加工ライ
ンの途中に測定ステージを設けるとともに、この測定ス
テージに三次元測定機等を据え付けるようにしている。
そして、上記のようにインラインでワークの測定を行う
場合には、測定機本体の温度変形やワークの温度変形等
による影響を極力回避して安定した高精度な測定結果を
得るために、少なくとも測定機を空調機能付きのカバー
で覆って恒温室構造とするなどの対策がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような機械加工
ラインにおいては、同一ラインで加工すべきワークの種
類の追加や変更、加工手順の変更等が往々にして発生
し、それに応じて加工ステージ(工程)の追加や入れ換
えによるライン編成の変更が余儀なくされることがあ
る。
【0004】このような場合には、加工ステージの入れ
換え等に応じて先の測定ステージの位置も変更しなけれ
ばならず、例えば特定の加工ステージと測定ステージと
を位置的に入れ換えるためには大規模な工事が必要とな
り、柔軟性の面で必ずしも十分でない。
【0005】その一方、上記の機械加工ラインのなかに
余剰(休止中)の工作機械が含まれているような場合、
その工作機械の位置と新たに設置したい測定ステージの
位置とが一致するようであれば、工作機械自体の多自由
度機能を有効利用してその工作機械自体を三次元測定機
として利用することも可能ではある。
【0006】しかしながら、工作機械自体を測定機とし
て利用しようとすると、前述したように季節による機械
自体の温度変化やワークの温度変化が不可避であるため
に、測定精度の上でこれらの温度変化を無視することが
できず、高精度の測定結果が望めない。
【0007】本発明は以上のような背景のもとになされ
たもので、多自由度の工作機械を実質的に測定機として
理容しながらも高精度な測定を行えるようにした方法を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、パレット搬送
方式でワークを搬送しながらこのワークに対し各加工ス
テージのNC工作機械により加工を施す一方、特定の加
工ステージでワークの穴位置および面位置等の測定を行
う機械加工ラインのワーク自動測定方法であって、前記
パレットのそれぞれに、工作機械自体の三次元方向の伸
縮誤差補正量を算出するのに必要な測定面をもつ機械用
測定ブロックと、ワークの伸縮誤差補正量を算出するの
に必要な測定面をもってワークと同材質のワーク用測定
ブロックとを予め取り付けておく。
【0009】そして、前記工作機械の主軸に装着された
測定用プローブを測定用NCプログラムに基づいて動か
して、ワークの所定の穴位置および面位置等とともに前
記各測定ブロックの測定面位置を測定し、前記各測定ブ
ロックの測定面の実測値と予め設定されたそれらの測定
面の基準座標値とに基づいて工作機械の各方向の伸縮誤
差補正量とワークの伸縮誤差補正量とを算出し、これら
の工作機械およびワークの伸縮誤差補正量に応じて前記
ワークの穴位置および面位置の実測値を補正した上で測
定値として出力することを特徴としている。
【0010】
【作用】この方法によると、各測定ブロックの測定面に
あらわれた誤差量をもとに工作機械の各方向の伸縮誤差
補正量とワークの伸縮誤差補正量とを比例演算等により
近似的に算出し、これらの伸縮誤差補正量に応じてワー
クの穴位置や面位置等に関する実測値を補正して測定値
とすることにより、工作機械を測定機として使用しなが
らも高精度な測定結果が得られることになる。
【0011】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示す図で、内燃機
関のシリンダヘッドの機械加工ラインの例を示してい
る。
【0012】図2に示すように、加工ステージS−1よ
りも前段のいくつかの前工程で機械加工が施されたワー
クは、加工ステージS−1〜S−3においてさらに別の
機械加工が施され、その後段の測定ステージM−1およ
びM−2においてワークは加工された穴や面が所定寸法
に仕上がっているかどうか測定される。そして、測定ス
テージM−1およびM−2を経たワークは再び加工ステ
ージS−4以降の各加工ステージS−4,S−5…にお
いて所定の機械加工が施される。
【0013】前記ワークWは、図1に示すようにパレッ
ト1に対し基準ブロック2とクランパー3等により予め
位置決め固定されていて、パレット1ごと図2の各ステ
ージ間を搬送されるとともに、パレット1は一つのワー
クWの加工が終了するごとにそのワークWを取り外した
上で循環再使用される。
【0014】一方、前記パレット1には、一対の素片4
a,4bの互いに共通の面m1,m2およびm11,m
12を内側と外側とになるように組み合わせた一対の機
械用測定ブロック4,14と、台形状の一対の機械用測
定ブロック5,15とが固定されているほか、パレット
1の上方には一対の穴H1,H2が形成されたワークW
と同材質のワーク用測定ブロック6が固定されている。
【0015】そして、これらの各測定ブロック4,1
4,5,15および6は各測定面の位置を測定すること
により、後述するように測定ステージM−1,M−2で
ワークWの穴位置や面位置等を測定するにあたって、そ
の測定値の伸縮誤差補正量を算出する際に使用される。
【0016】また、前記加工ステージS−1〜S−5お
よび測定ステージM−1,M−2は、図3に示すよう
に、タレット型のNC工作機械7と、そのNC工作機械
7のスピンドルヘッド8の自動交換を行う自動ヘッド交
換装置9と、前記ワークWをパレット1ごと位置決め固
定して、そのワークWの姿勢を所定の加工姿勢に変更す
るチルト−インデックス装置10とを中心として構成さ
れている。
【0017】そして、各加工ステージS−1〜S−5で
加工を行う際には、チルト−インデックス装置10を搬
送装置11側にシフトさせて、該搬送装置11によって
搬送されてきたワークWをチルト−インデックス装置1
0上に受け取って位置決めクランプした上で、そのチル
ト−インデックス機能によりワークWを所定の加工姿勢
に位置決めする。
【0018】その一方、NC型工作機械7は自動ヘッド
交換装置9のマガジン12との間でスピンドルヘッド8
の入れ換えを行いながら、そのタレットヘッド上のスピ
ンドルヘッド8を適宜加工位置に割り出して、チルト−
インデックス装置10上のワークWに対して穴加工や面
削り加工等を施すことになる。
【0019】さらに、前記測定ステージM−1,M−2
においては、複数のスピンドルヘッド8,8…のなかに
測定用プローブとしてのタッチプローブ13が装着され
たものを予め含ませておくことにより、NC工作機械7
の多自由度機能を利用してワークWの穴位置や面位置等
を測定することができる。
【0020】次に、前記測定ステージM−1,M−2で
の作業内容を順を追って詳細に説明する。
【0021】図3および図4に示すように、測定ステー
ジM−1,M−2のNC工作機械7のNC制御装置16
には予め測定用NCプログラムがダウンロードされてい
ることから、図3のチルト−インデックス装置10上に
ワークWが位置決め固定されると、NC工作機械7はス
ピンドルヘッド8に装着されたタッチプローブ13をワ
ークWに順次当てて穴位置や面位置等を測定することに
なるのであるが、それに先立って次のような処理を実行
する。
【0022】すなわち、最初に図1の機械用測定ブロッ
ク4の測定面m1,m2にそれぞれタッチプローブ13
を一回ずつ当てて各測定面m1,m2のX方向の位置を
測定するとともに、その上端の測定面f1のY方向の位
置を測定する(図4のステップS1)。同様に、もう一
方の機械用測定ブロック14の各測定面m11,m12
およびf2を測定する(ステップS2)。
【0023】そして、前記測定面m1,m2の実測値の
平均座標値と、同じく測定面m11,m12の平均座標
値とを求めた上、各測定面m1,m2とm11,m12
の基準座標値として予め設定された値と比較してその差
(ずれ量)を求め、さらに比例演算等を行って工作機械
7自体のX方向の近似的な伸縮誤差補正量を算出する。
【0024】同様に、前記測定面f1,f2同士の実測
値の平均座標値を求めた上、その測定面f1,f2の基
準座標値として予め設定された値と比較してその差を求
め、さらに比例演算等を行って工作機械7自体のY方向
の近似的な伸縮誤差補正量を算出する(ステップS
3)。
【0025】続いて、前記機械用測定ブロック5,15
の測定面a1,a2の位置を測定し、その測定面a1,
a2の実測値の平均座標値を求めた上で、その測定面a
1,a2の基準座標値として予め設定された値と比較し
て差を求め、さらに比例演算等を行って工作機械7自体
のZ方向の近似的な伸縮誤差補正量を算出する(ステッ
プS4,S5)。
【0026】さらに、前記ワーク用測定ブロック6につ
いて、二つの穴H1,H2のX方向およびY方向でのピ
ッチをそれぞれ測定し、これらのピッチの実測値と予め
設定されている基準寸法とを比較しつつ比例演算等を行
って、ワークW自体のX方向およびY方向での伸縮誤差
補正量を近似的に算出する(ステップS6,S7)。
【0027】以上のようにして各測定ブロック4,1
4,5,15および6について各測定面の位置測定が終
了したならば、ワークWのうち測定すべき穴や面にタッ
チプローブ13を当てて、それらの穴位置や面位置等を
測定する(ステップS8)。
【0028】そして、機械座標系からワーク座標系に座
標変換してワーク座標系を設定した上で、上記の測定に
よって得られたワークWの穴位置や面位置等の実測値
と、先に求めた機械自体のX,Y,Z方向の伸縮誤差補
正量およびワークW自体のX,Y方向の伸縮誤差補正量
との加減算を行って、実質的にワークW各部の実測値を
各伸縮誤差補正量で補正して最終的なワークの測定値を
算出する(ステップS9,S10)。
【0029】これにより、最終的に求められたワークW
の穴位置や面位置等の測定値には、温度変化による工作
機械7自体の伸縮誤差やワークW自体の伸縮誤差が考慮
されているので、測定精度の向上と測定結果の信頼性が
向上することになる。
【0030】続いて、図3に示したチルト−インデック
ス装置10の機能を利用してワークWをインデックス回
転させ、図1および図5に示すようにワークWの傾斜面
b1,b2がインデックス回転前の一般面b3と平行と
なるように順次姿勢変更した上で、その傾斜面b1,b
2の穴位置や面位置等を測定することになるのである
が、それに先立って次のような処理を実行する。
【0031】すなわち、上記のようにワークWを所定角
度だけインデックス回転させたならば(ステップS1
1)、機械用測定ブロック5,15のうちワークW側の
傾斜面b1,b2と同じ角度で傾斜している測定面c
1,c2についてX方向での2点の位置を測定する(ス
テップS12)。
【0032】そして、ワークWが規定角度だけインデッ
クス回転した時に上記2点のX方向での座標位置がとも
に等しくなって基準座標値と一致するようにその基準座
標値が予め設定されていることから、上記の測定面c
1,c2についての2点のX方向の測定値と、基準座標
値、ならびに先に求めたX方向での機械自体の伸縮誤差
補正量とで加減算を行うことにより、インデックス回転
誤差補正量を近似的に算出する(ステップS13)。
【0033】そののち、ワークWの傾斜面b1,b2の
穴位置や面位置等についての測定を行った上で、それら
の実測値と、先に求めたインデックス回転誤差補正量と
の加減算を行って、実質的にワークWの傾斜面b1,b
2についての実測値をインデックス回転誤差補正量で補
正して最終的な測定値を算出する(ステップS14,S
15)。
【0034】以上のようにしてワークWの穴位置や面位
置等の測定が終了したならば、NC制御装置16ではワ
ークWの各部の加工寸法の適否判定を行った上で(ステ
ップS16)、各測定値とその適否結果結果等を上位の
品質管理装置(例えばパーソナルコンピュータ)に記録
保管して測定作業を終了する(ステップS17)。
【0035】一方、図2に示した機械加工ラインで加工
すべきワークWの追加や変更に応じて同図のライン編成
を変更する場合、例えば図2の加工ステージS−3,S
−5を図6のように測定ステージM−1,M−2に変更
し、同時に図2の測定ステージM−1,M−2を図6の
ように加工ステージS−33,S−34に変更する場合
には次のように処理する。
【0036】すなわち、図3に示したように、加工ステ
ージであるか測定ステージであるかにかかわらず、いず
れのステージにもタッチプローブ13が装着された測定
用のスピンドルヘッド8が予め装備されているものとす
れば、それまで加工ステージであったステージS−3,
S−5のNC制御装置16に測定用のNCプログラムを
ロードするだけで測定ステージM−1,M−2に直ちに
改造可能であり、同様にそれまで測定ステージであった
ステージM−1,M−2のNC制御装置16に加工用の
NCプログラムをロードするだけで加工ステージS−3
3,S−34に直ちに改造することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、多自由度
のNC工作機械を実質的に測定機として利用しながら
も、パレットに付帯している測定ブロックの測定値をも
とに機械自体およびワークの伸縮誤差補正量を算出した
上で、この補正量に応じてワークの各部の実測値を補正
するようにしているので、恒温室等の設備を必要とする
ことなく測定精度の向上が図れるとともに、測定結果の
信頼性が向上する。
【0038】また、NCプログラムのロードのみで加工
ステージを測定ステージに、また逆に測定ステージを加
工ステージにそれぞれ改造可能であることから、ステー
ジの入れ換えを伴う機械加工ラインの編成替えが余儀な
くされた場合でも、大規模な工事を必要とすることなく
機械加工ラインの編成替えを行うことができるようにな
って、システム全体の柔軟性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用されるパレットの説明図で、
(A)はパレットの正面図、(B)は同図(A)の機械
用測定ブロックの拡大斜視図。
【図2】機械加工ラインの一例を示す概略説明図。
【図3】図2に示す機械加工ラインの各ステージでの構
成を示す説明図。
【図4】本発明の一実施例を示す処理手順のフローチャ
ート。
【図5】図1のワークの平面説明図。
【図6】図2の機械加工ラインでの編成替え後の概略説
明図。
【符号の説明】
1…パレット 4,14…機械用測定ブロック 5,15…機械用測定ブロック 6…ワーク用測定ブロック 7…NC工作機械 13…タッチプローブ 16…NC制御装置 M−1,M−2…測定ステージ W…ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット搬送方式でワークを搬送しなが
    らこのワークに対し各加工ステージのNC工作機械によ
    り加工を施す一方、特定の加工ステージでワークの穴位
    置および面位置等の測定を行う機械加工ラインのワーク
    自動測定方法であって、 前記パレットのそれぞれに、工作機械自体の三次元方向
    の伸縮誤差補正量を算出するのに必要な測定面をもつ機
    械用測定ブロックと、ワークの伸縮誤差補正量を算出す
    るのに必要な測定面をもってワークと同材質のワーク用
    測定ブロックとを予め取り付けておき、 前記工作機械の主軸に装着された測定用プローブを測定
    用NCプログラムに基づいて動かして、ワークの所定の
    穴位置および面位置等とともに前記各測定ブロックの測
    定面位置を測定し、 前記各測定ブロックの測定面の実測値と予め設定された
    それらの測定面の基準座標値とに基づいて工作機械の各
    方向の伸縮誤差補正量とワークの伸縮誤差補正量とを算
    出し、 これらの工作機械およびワークの伸縮誤差補正量に応じ
    て前記ワークの穴位置および面位置の実測値を補正した
    上で測定値として出力することを特徴とする機械加工ラ
    インのワーク自動測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103286631A (zh) * 2012-02-22 2013-09-11 北京福田康明斯发动机有限公司 用于箱体或壳体类零件的基准偏差补偿式加工方法和系统
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