JPH071294B2 - 配電線事故点探査システム - Google Patents

配電線事故点探査システム

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JPH071294B2
JPH071294B2 JP5077148A JP7714893A JPH071294B2 JP H071294 B2 JPH071294 B2 JP H071294B2 JP 5077148 A JP5077148 A JP 5077148A JP 7714893 A JP7714893 A JP 7714893A JP H071294 B2 JPH071294 B2 JP H071294B2
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直敏 高岡
光朗 相田
康博 棚橋
勝則 青木
光春 久富
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は短絡電流が配電線に流
れた場合には短絡表示を行ない、又、地絡故障が配電線
に生じた場合には配電線に生じた地絡故障点を検出する
ように、探索信号注入装置から配電線に注入された探索
信号に基づいて、地絡故障表示を行なう信号注入式短絡
・地絡検出装置を使用した配電線事故点探査システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から配電線に地絡故障が生じたとき
には事故区間の早期発見と、故障区間の分離及び健全区
間の早期送電の観点からまず変電所遮断器を開き、次に
変電所遮断器を再閉路するとともに電源側の区分開閉器
から順次投入して健全区間に再送電を行い、地絡故障区
間に至った時に変電所遮断器が再遮断される。そして、
変電所の遮断器が再々閉路されたときには前記地絡故障
区間を区分する区分開閉器を開放状態にロックして地絡
故障区間のみが分離され、健全区間のみ再送電が行なわ
れることにより、地絡故障区間を探索している。そし
て、地絡故障区間が探索できると、その故障区間におい
て各電柱に設けられた関連配電機器の絶縁抵抗測定を反
復実行することにより地絡点の検出を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来は地
絡故障区間が分かった後にその地絡故障区間に存在する
電柱等に配設される関連配電機器を各電柱毎に順次絶縁
抵抗測定を行なっていたため、これに多くの時間を要す
るという作業上の問題点があり、地絡点の検出時間がか
かる欠点があった。上記のような問題を解消するため
に、特公昭53−26293号では、接地事故点を探査
するために、配電線に高電圧パルスを印加し、配電線に
流れるパルス電流をアンテナ付きの受信器により検出す
るようにしたものが提案されている。
【0004】ところが、このアンテナは分割可能な貫通
形の変流器にて構成され、移動した地点でこのアンテナ
を配電線に取付た上で受信器により検出を行っていたた
め、次の検出地点に移動する場合には、前記アンテナを
取り外さなければならない問題があった。このために探
索のための移動時間がアンテナの配電線に対する着脱作
業の時間が必然的に必要となって、事故点の探査に時間
を要する問題がある。
【0005】この発明は前記問題点を解消して、探査時
間を短くして事故点の探査を容易に行うことができると
ともに、短絡事故時及び地絡事故時をともに共通の表示
器にて事故表示をおこなうことができる配電線事故点探
査システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の信号注入式短
絡・地絡検出装置は、配電線に短絡電流が流れたとき電
流検出器を介して短絡電流を検知し、短絡電流検知信号
を出力する短絡検出回路と、地絡故障に伴う無電圧時に
配電線に注入される探索信号を前記電流検出器を介して
検知したとき、検知信号を出力する探索信号検出回路
と、前記短絡検出回路が出力する短絡電流検知信号又は
前記探索信号検出回路が出力する検知信号に基づいてオ
ン動作して、表示駆動電流を出力し、表示器を事故表示
させる表示用スイッチング回路と、前記表示器が事故表
示を行った後定常表示復帰を行わせるための表示復帰信
号を表示器に出力する復帰駆動回路と、を一体に備えた
制御回路を含む信号注入式短絡・地絡検出装置を電柱等
の検知箇所に常時付着せしめたことをその要旨とするも
のである。
【0007】
【作用】前記構成により、配電線に短絡電流が流れたと
き短絡検出回路は電流検出器を介して短絡電流を検知
し、短絡電流検知信号を出力する。すると、表示用スイ
ッチング回路は前記短絡電流検知信号に基づきオン動作
して、表示駆動電流を出力し、表示器を事故表示させ
る。
【0008】又、配電線に地絡故障が生じ、変電所の遮
断器がトリップされた状態において、配電線に探索信号
が注入されると、その探索信号を探索信号検出回路が前
記電流検出器を介して検知し、検知信号を出力する。前
記探索信号検出回路からの検知信号に基づいて表示用ス
イッチング回路がオン動作して、表示駆動電流を出力
し、表示器を事故表示させる。
【0009】そして、復帰駆動回路は前記表示器が事故
表示を行なった後、同表示器の定常表示復帰を行なわせ
るための表示復帰信号を表示器に出力し、表示器を定常
表示に復帰させる。従って、事故点を探査する場合に
は、作業員は探索信号注入箇所から配電線路に沿って定
常表示を行っている検知箇所を順に移動し、事故表示を
行っている表示器を探索することにより、地絡事故点が
判別できる。
【0010】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図13に従って説明する。まず、このシステムに使用
され、各相ごとに取着される信号注入式短絡・地絡検出
装置Hの概要を図1〜図9に従って説明すると、図1に
示すようにこの短絡・地絡検出装置Hは短絡電流・探索
信号をそれぞれ検出する電流検出器101と、同電流検
出器101が検知した各種信号を入力し、その信号に基
づいて表示駆動電流及び復帰駆動電流を出力する制御回
路102と、同制御回路102からの駆動電流及び復帰
駆動電流により定常表示から事故表示及び事故表示から
定常表示に復帰する表示器IDとから構成されている。 (電流検出器101)前記電流検出器101は第一及び
第二の電流変成器CT1,CT2とからなり、配電線に
短絡電流及び探索信号が流れたとき、その二次側から変
成電流を出力する。 (制御回路102)制御回路102は大別して配電線L
に流れる短絡電流を検知して表示駆動電流を出力し、表
示器IDを短絡表示させる短絡検出部と、地絡故障時に
変電所の遮断器がトリップした状態において配電線に注
入された探索信号を前記第一の電流変成器CT1を介し
て検知し、表示駆動電流を出力し、表示器IDを表示駆
動する探索信号検出部Yと、前記表示器IDが表示を行
なった後前記表示器IDの表示復帰を行なわせるための
復帰駆動電流を表示器IDに出力する復帰駆動回路Tと
から構成されている。 (短絡検出部)短絡検出部から説明すると、図4に示す
ように前記第一の電流変成器CT1に接続される両端子
P1,P2間にはチョークコイル2,3を介して整流回
路としての全波整流器4が接続されている。又、両端子
P1,P2間にはサージ吸収回路としてのサージアブソ
ーバ5が接続されている。
【0011】全波整流器4のプラス・マイナス両端子間
には平滑コンデンサC18と、後記するリセットリレー
RY2のb接点RYb,抵抗R2,ツェナーダイオード
ZD1及び抵抗R6の直列回路とが互いに並列に接続さ
れている。前記b接点RYbのマイナス端子と全波整流
器4のマイナス端子間には抵抗R1とダイオードアレイ
Da1との直列回路が接続されている。
【0012】前記平滑コンデンサC18,抵抗R1及び
ダイオードアレイDa1とから図2に示す電圧検出回路
hが構成されている。なお、リセットリレーRY2のb
接点RYbの両端子には抵抗R40とコンデンサC30
との直列回路から構成される開閉サージ吸収回路aが並
列に接続されている。
【0013】又、図4に示すように前記抵抗R2のマイ
ナス端子と前記全波整流器4のマイナス端子間には切替
スイッチSと、互いに抵抗値が異なる抵抗R4及び抵抗
R5の並列回路との直列回路が接続されている。前記切
替スイッチSを抵抗R4又は抵抗R5側に切替接続する
ことにより、この短絡・地絡検出装置Hを異なる定常の
負荷電流が流れる配電線Lに対し取着することができる
ようになっている。
【0014】前記ツェナーダイオードZD1は所定値以
上の短絡電流が配電線Lに流れたとき第一の電流変成器
CT1が出力する変成電流が全波整流器4にて全波整流
された信号によりブレークダウンするようになってい
る。前記抵抗R6のプラス端子にはアンド回路6が接続
され、前記ツェナーダイオードZD1がブーレクダウン
したとき、アンド回路6の入力端子に論理値1に対応す
る抵抗R6の電圧を印加するようになっている。なお、
抵抗R6の両端子に並列に接続されたコンデンサC2は
ノイズ防止用である。
【0015】前記ダイオードアレイDa1のプラス端子
側にはナンド回路7が接続されている。そして、配電線
Lに短絡・地絡事故等により変電所の遮断器がトリップ
したとき、ナンド回路7の入力端子に論理値0に対応す
るダイオードアレイDa1間の電圧(すなわち無電圧)
を印加するようになっている。すなわち、ナンド回路7
は前記論理値0を入力すると、論理値1に対応する信号
を出力するようになっている。なお、ダイオードアレイ
Da1間の両端子に並列に接続されたコンデンサC1は
ノイズ防止用である。
【0016】後記する電源回路Zの出力端子P3(プラ
ス端子)と前記全波整流器4のマイナス端子間にはスイ
ッチングトランジスタTr1のコレクタ・エミッタと抵
抗R33の直列回路が接続され、前記抵抗R33の両端
子にはコンデンサC19が並列に接続されている。
【0017】図4に示すように前記ナンド回路7、抵抗
R3、スイッチングトランジスタTr1とにより図2に
おける無電圧判別スイッチング回路jが構成されるとと
もに、前記コンデンサC19、抵抗R33とにより信号
メモリ回路kが構成されている。
【0018】前記スイッチングトランジスタTr1と抵
抗R33の直列回路にはダイオードD9、充電抵抗R3
4、及びリレー駆動電源nとしてのコンデンサC20の
直列回路が並列に接続され、常時コンデンサC20を充
電するようになっている。
【0019】前記コンデンサC20の両端子間にはサイ
リスタSCR4及びセットリレーRY1の直列回路が並
列に接続されている。前記セットリレーRY1は励磁さ
れると、前記b接点RYbを開路するとともに、後記す
る探索信号検出部Yのa接点RYaを閉路する。このサ
イリスタSCR4及びセットリレーRY1とによりリレ
ー駆動回路mが構成されている。さらに、前記サイリス
タSCR4のゲート端子には前記コンデンサC19のプ
ラス端子が接続されるとともに、アノード端子はゲート
回路としてのアンド回路8の一方の入力端子に接続され
ている。前記スイッチングトランジスタTr1のベース
端子には前記ナンド回路7の出力端子が抵抗R3を介し
て接続されている。
【0020】従って、ナンド回路7が論理値1に対応す
る信号をスイッチングトランジスタTr1のベース端子
に印加すると、同スイッチングトランジスタTr1が導
通するようになっている。そして、前記スイッチングト
ランジスタTr1が導通すると前記コンデンサC19・
抵抗R33の信号メモリ回路kから前記サイリスタSC
R4のゲート端子に対し電圧を印加する。すると、サイ
リスタSCR4が導通し、コンデンサC20の電荷が放
電されてセットリレーRY1を励磁するとともに、アン
ド回路8の一方の入力端子に対して論理値1に対応する
信号(無電圧検知信号)を出力するようになっている。
【0021】後記する電源回路Zの出力端子P3(プラ
ス端子)と前記全波整流器4のマイナス端子間にはスイ
ッチングトランジスタTr2のコレクタ・エミッタと抵
抗R8の直列回路が接続されている。同スイッチングト
ランジスタTr2のベース端子には抵抗R7を介して前
記アンド回路6の出力端子が接続されている。従って、
アンド回路6が論理値1に対応する信号をスイッチング
トランジスタTr2のベース端子に印加すると、同スイ
ッチングトランジスタTr2がオン動作(導通)するよ
うになっている。
【0022】前記ツェナーダイオードZD1、抵抗R
6、コンデンサC2、アンド回路6、抵抗R7及びスイ
ッチングトランジスタTr2とにより図2における電流
判別スイッチング回路bが構成されている。
【0023】前記抵抗R8の両端子間にはダイオードD
1、抵抗R9の直列回路が接続され、前記抵抗R9の両
端子にはコンデンサC3が並列に接続されている。図4
に示すようにアンド回路8はその他方の入力端子が前記
抵抗R9のプラス端子に対し接続されている。そして、
前記スイッチングトランジスタTr2がオン動作(導
通)すると、抵抗R8の電圧がダイオードD1を介して
前記コンデンサC3、抵抗R9のCR回路に印加され、
同CR回路はその時定数により、アンド回路8の他方の
入力端子に一定時間論理値1に対応する電圧(短絡電流
検知信号)を印加する。前記コンデンサC3と抵抗R9
とにより図2に示す短絡電流検知信号遅延回路としての
信号メモリ回路dが構成されている。すなわち、短絡電
流検出のメモリをコンデンサC3と抵抗R9の信号メモ
リ回路dの時定数にて得るようになっている。
【0024】又、アンド回路8は他方の入力端子にコン
デンサC3、抵抗R9のCR回路の時定数により一定時
間論理値1に対応する電圧(短絡電流検知信号)が印加
されている間に一方の入力端子に論理値1に対応する信
号(無電圧検知信号)を入力すると、論理値1に対応す
る電圧(スイッチ信号)をその出力端子から印加するよ
うになっている。
【0025】図2に示すように前記サージ吸収回路5、
整流回路4、電流判別スイッチング回路b、信号メモリ
回路d、電圧検出回路h、無電圧判別スイッチング回路
j、信号メモリ回路k、リレー駆動回路m及びリレー駆
動電源n等により短絡検出回路Xが構成されている。
【0026】図4に示すように電源回路Zの出力端子P
3(プラス端子)と全波整流器4のマイナス端子間には
スイッチングトランジスタTr3のコレクタ・エミッタ
と抵抗R11の直列回路が接続されている。又、前記抵
抗R11の両端子間にはコンデンサC10が並列に接続
されている。そして、前記スイッチングトランジスタT
r3のベース端子には前記アンド回路8の出力端子が抵
抗R10を介して接続されている。
【0027】後記する電源回路Zの出力端子P3(プラ
ス端子)と前記全波整流器6のマイナス端子間にはダイ
オードD3、充電抵抗R12、駆動電源としてのコンデ
ンサC4の直列回路が接続され、常時コンデンサC4を
充電するようになっている。前記ダイオードD3、充電
抵抗R12、駆動電源としてのコンデンサC4の直列回
路により図2に示す表示駆動電源充電回路eが構成され
ている。
【0028】図4に示す前記コンデンサC4のプラス端
子及び表示器IDのセット端子14間には表示用スイッ
チング回路fとしてのサイリスタSCR1、ダイオード
D4の直列回路が接続され、コンデンサC4のマイナス
端子は図5に示す表示器IDの共通端子13に接続され
ている。そして、前記スイッチングトランジスタTr3
のエミッタ端子はサイリスタSCR1のゲート端子に接
続されている。
【0029】従って、前記アンド回路8から論理値1に
対応する信号が前記スイッチングトランジスタTr3の
ベース端子に印加されると、同スイッチングトランジス
タTr3はオン動作(導通)され、前記抵抗R11とコ
ンデンサC10に電圧を印加する。その結果、前記抵抗
R11とコンデンサC10から前記サイリスタSCR1
のゲート端子に電圧(スイッチ信号)を印加し、同サイ
リスタSCR1を導通させるようになっている。そし
て、サイリスタSCR1の導通により、コンデンサC4
の電荷が放電され、表示器IDに短絡表示駆動電流を出
力するようになっている。
【0030】図5に示すように前記ダイオードD4のマ
イナス端子と全波整流器4のマイナス端子4間には微分
回路を構成するコンデンサC11と抵抗R24の直列回
路が接続され、前記抵抗R24のプラス端子は後記する
時限回路TのIC23に対し接続されている。そして、
前記サイリスタSCR1の導通により、コンデンサC4
の電荷が放電され、前記表示器IDに表示駆動電流が出
力されると、このコンデンサC11と抵抗R24の微分
回路の分圧点からクリア制御信号が時限回路TのIC2
3に出力するようになっている。前記コンデンサC11
と抵抗R24とにより電圧増幅回路g(図2参照)が構
成されている。
【0031】さらに、図5に示すように前記ダイオード
D4のマイナス端子と全波整流器4のマイナス端子間に
は微分回路vを構成するコンデンサC12と抵抗R25
の直列回路が接続され、前記抵抗R25のプラス端子は
後記する探索信号検出部YのサイリスタSCR2のゲー
ト端子に接続されている。
【0032】そして、前記サイリスタSCR1の導通に
より、コンデンサC4の電荷が放電され、前記表示器I
Dに表示駆動電流が出力されると、コンデンサC12と
抵抗R25の微分回路vの分圧点からゲートトリガー電
圧がサイリスタSCR2のゲート端子に印加するように
なっている。 (表示器ID)ここで表示器IDを図7〜図9に従って
詳細に説明する。
【0033】表示器IDは複数の磁気反転表示器から構
成される。図8(a),(b)において一つの磁気反転
表示器は両端部がN極及びS極に磁化されたディスク1
0が回動軸11を中心に回転可能に支承され、又、丸棒
状のステータ12がディスク10のS極と対応する磁極
部12a及びディスク10のN極と対応する磁極部12
bを有するように形成されている。なお、前記ステータ
12は保磁力の小さな材質にて形成するのが好ましい。
前記両磁極部12a,12b間には同磁極部12a,1
2bが図8(a)の状態にてディスク10の両端磁極に
対し同極性に磁化されるように共通端子13とセット端
子14に両端が接続される駆動コイル15が巻回されて
いる。
【0034】又、前記駆動コイル15に隣接して前記両
磁極部12a,12b間には同磁極部12a,12bが
図8(a)の状態にてディスク10の両端磁極に対し、
同極性に磁化されるように共通端子13とリセット端子
16に接続される復帰駆動コイル17が巻回されてい
る。前記ディスク10の表面10a及び裏面10bには
互いに異なる色の標識(この実施例では表面10aは黒
色、裏面10bは赤色)が表示されている。そして、各
磁気反転表示器の駆動コイル15及び復帰駆動コイル1
7は互いに並列に接続されている(図7参照)。
【0035】従って、表示器IDにセット端子14を介
して表示駆動電流が流れると、各駆動コイル15が励磁
され、図8(b)に示すように磁極部12aがS極に、
磁極部12bがN極に磁化され、各ディスク10はその
N極が磁極部12a(S極)に、そのS極が磁極部12
b(N極)に対向するように反転回動され、各ディスク
10の裏面10bに付された標識が図9(b)に示すよ
うに外部へ一斉に表示(短絡表示)される。
【0036】又、反対に表示器IDにリセット端子16
を介して復帰駆動電流が流れると、各復帰駆動コイル1
7は励磁され、図8(a)に示すように磁極部12aが
N極に、磁極部12bがS極に磁化され、各ディスク1
0はそのN極が磁極部12a(N極)に、そのS極が磁
極部12b(S極)に対向するように反転回動され、各
ディスク10の表面10aに付された標識が図9(a)
に示すように外部へ一斉に定常表示される。 (探索信号検出部Y)探索信号検出部Yについて説明す
ると、図4に示す前記全波整流器4のプラス、マイナス
両端子間には図5に示すようにセットリレーRY1のa
接点RYa、平滑コンデンサC5の直列回路が接続され
ている。同平滑コンデンサC5の両端子間にはツェナー
ダイオードZD2、ダイオードアレイDa2の直列回路
が並列に接続されている。なお、リセットリレーRY1
のa接点RYaの両端子には抵抗R41とコンデンサC
31との直列回路から構成される図3に示す開閉サージ
吸収回路γが並列に接続されている。
【0037】前記ツェナーダイオードZD2は配電線L
に流れる通常の負荷電流に基づいて第一の電流変成器C
T1から出力される変成電流が全波整流器4にて全波整
流された信号によりブレークダウンするようになってい
る。前記ダイオードアレイDa2のプラス端子にはアン
ド回路20が接続され、前記ツェナーダイオードZD2
がブレークダウンしたとき、アンド回路20の入力端子
に論理値1に対応するダイオードアレイDa2の電圧を
印加するようになっている。
【0038】後記する電源回路Zの出力端子P3(プラ
ス端子)と前記全波整流器4のマイナス端子間にはスイ
ッチングトランジスタTr4のコレクタ・エミッタと抵
抗R14の直列回路が接続され、前記抵抗R14の両端
子にはコンデンサC21が並列に接続されている。前記
スイッチングトランジスタTr4のベース端子には抵抗
R13を介して前記アンド回路20の出力端子が接続さ
れている。そして、アンド回路20から論理値1に対応
する信号がスイッチングトランジスタTr4のベース端
子に印加されると、同スイッチングトランジスタTr4
がオン動作するようになっている。
【0039】前記ツェナーダイオードZD2、ダイオー
ドアレイDa2、アンド回路20、抵抗R13及びスイ
ッチングトランジスタTr4とにより図3に示す電圧判
別回路pが構成されている。
【0040】図5に示すように後記する電源回路Zの出
力端子P3(プラス端子)と前記全波整流器4のマイナ
ス端子間にはダイオードD5、充電抵抗R15及びリレ
ー駆動電源αとしてのコンデンサC6の直列回路が接続
され、常時コンデンサC6を充電するようになってい
る。前記コンデンサC6の両端子間にはサイリスタSC
R2及びリセットリレーRY2の直列回路が並列に接続
されている。
【0041】前記リセットリレーRY2により図3に示
すリレー駆動回路wが構成されている。前記リセットリ
レーRY2は励磁されると、前記短絡検出回路Xのb接
点RYbを閉路するとともに、a接点RYaを開路す
る。さらに、前記サイリスタSCR2のゲート端子には
前記コンデンサC21のプラス端子が接続されている。
【0042】従って、前記スイッチングトランジスタT
r4が導通すると前記コンデンサC21、抵抗R14の
回路から前記サイリスタSCR2のゲート端子に対し電
圧を印加する。すると、サイリスタSCR2が導通して
コンデンサC6の電荷が放電され、リセットリレーRY
2を励磁するようになっている。前記サイリスタSCR
2により図3に示すスイッチング回路uが構成されてい
る。
【0043】図5に示すように前記平滑コンデンサC5
の両端子には抵抗R16、抵抗R17の直列回路が並列
に接続されている。又、前記抵抗R17の両端子にはコ
ンデンサC7が並列に接続され、コンデンサC7のプラ
ス端子にはアンド回路21の入力端子が接続されてい
る。そして、前記a接点RYaが閉路すると、論理値1
に対応する抵抗R17の電圧を前記アンド回路21の入
力端子に対し印加し、同アンド回路21の出力端子から
論理値1に対応する電圧(検知信号)を印加するように
なっている。
【0044】前記抵抗R16、抵抗R17、コンデンサ
C7及びアンド回路21とにより図3に示す探索信号検
出回路qが構成されている。図5に示すように後記する
電源回路Zの出力端子P3(プラス端子)と前記全波整
流器4のマイナス端子間にはスイッチングトランジスタ
Tr5のコレクタ・エミッタと抵抗R19との直列回路
が接続され、スイッチングトランジスタTr5のベース
端子には抵抗R18を介して前記アンド回路21の出力
端子が接続されている。そして、スイッチングトランジ
スタTr5のベース端子に論理値1に対応する電圧が印
加されると、同スイッチングトランジスタTr5は導通
するようになっている。
【0045】後記する電源回路Zの出力端子P3(プラ
ス端子)と前記全波整流器4のマイナス端子間にはスイ
ッチングトランジスタTr6のコレクタ・エミッタと抵
抗R21との直列回路が接続され、スイッチングトラン
ジスタTr6のベース端子には抵抗R20を介して前記
抵抗R19のプラス端子が接続されている。又、前記抵
抗R19のマイナス端子と前記抵抗R20のマイナス端
子間にはコンデンサC8が接続されている。
【0046】同様に後記する電源回路Zの出力端子P3
(プラス端子)と前記全波整流器4のマイナス端子間に
はスイッチングトランジスタTr7のコレクタ・エミッ
タと抵抗R23との直列回路が接続され、スイッチング
トランジスタTr7のベース端子には抵抗R22を介し
て前記抵抗R21のプラス端子が接続されている。又、
前記抵抗R21のマイナス端子と前記抵抗R22のマイ
ナス端子間にはコンデンサC9が接続されている。
【0047】前記抵抗R23の両端子間にはコンデンサ
C10が並列に接続され、前記スイッチングトランジス
タTr7のエミッタ端子は前記サイリスタSCR1のゲ
ート端子に接続されている。
【0048】前記スイッチングトランジスタTr5〜T
r7、抵抗R19〜R22、コンデンサC8、コンデン
サC9とにより図3に示す遅延回路tが構成されてい
る。
【0049】従って、図5に示す前記アンド回路21の
出力端子から論理値1に対応する電圧(検知信号)がス
イッチングトランジスタTr5のベース端子に印加され
ると、同スイッチングトランジスタTr5は導通する。
すると、抵抗R19の電圧が抵抗R20・コンデンサC
8の回路に印加され、同CR回路からスイッチングトラ
ンジスタTr6のベース端子に電圧を印加する。する
と、スイッチングトランジスタTr6が導通し、同様に
抵抗R21の電圧が抵抗R22・コンデンサC9の回路
に印加され、同CR回路からスイッチングトランジスタ
Tr7のベース端子に電圧を印加する。
【0050】続いて、スイッチングトランジスタTr7
が導通し、抵抗R23とコンデンサC10の微分回路か
らサイリスタSCR1のゲート端子に電圧(スイッチ信
号)を印加する。
【0051】このように各CR回路の時定数により一定
時間遅延されて前記サイリスタSCR1を導通するよう
になっている。すなわち、図3に示すこの探索信号検出
部Yは探索信号検出回路qにおける探索信号の検出時間
が前記電圧判別回路pにおける再送電流の検出時間より
も遅れるように設定されている。従って、探索信号が注
入された後にすぐに再送電流を電圧判別回路pが検知す
ると、同電圧判別回路pが動作し、表示器IDが誤動作
しないようになっている。
【0052】図5に示すように前記ダイオードD4のマ
イナス端子と全波整流器4のマイナス端子間には微分回
路を構成するコンデンサC12と抵抗R25の直列回路
が接続され、前記抵抗R25のプラス端子は前記サイリ
スタSCR2のゲート端子に対し接続されている。そし
て、前記サイリスタSCR1の導通により、コンデンサ
C4の電荷が放電され、前記表示器IDに表示駆動電流
が出力されると、このコンデンサC12と抵抗R25の
微分回路の分圧点からゲートトリガー電圧がサイリスタ
SCR2のゲート端子にするようになっている。 (復帰駆動回路T)次に復帰駆動回路について説明す
る。
【0053】図5に示すようにIC23には抵抗R2
6、コンデンサC13、抵抗R27からなる発振回路β
が接続され、同IC23はその発振回路の発振数を分割
するようになっている。
【0054】電源回路Zの出力端子P3(プラス端子)
と前記IC23の端子間にはダイオードD7、充電抵抗
R31及び駆動電源としてのコンデンサC16の直列回
路が接続され、常時コンデンサC16を充電するように
なっている。前記ダイオードD7、充電抵抗R31及び
駆動電源としてのコンデンサC16とから復帰駆動電源
充電回路δが構成されている。同コンデンサC16のプ
ラス端子はサイリスタSCR3、ダイオードD6の直列
回路を介して表示器IDのリセット端子16に接続さ
れ、コンデンサC16のマイナス端子は表示器IDの共
通端子に接続されている。
【0055】電源回路Zの出力端子P3(プラス端子)
と前記IC23のマイナス端子間にはスイッチングトラ
ンジスタTr8のコレクタ・エミッタを介して抵抗R2
9の直列回路が接続されている。同抵抗R29の両端子
にはコンデンサC15、抵抗R30の直列回路が並列に
接続されている。コンデンサC15のマイナス端子はサ
イリスタSCR3のゲート端子に接続されている。前記
コンデンサC15と抵抗R30とにより微分回路が構成
されている。
【0056】そして、前記スイッチングトランジスタT
r8のベース端子には前記IC23の出力端子が抵抗R
28を介して接続されている。なお、抵抗R29の両端
子に並列に接続されたコンデンサC14はノイズ防止用
である。
【0057】前記スイッチングトランジスタTr8、コ
ンデンサC14、抵抗R29、抵抗R30、コンデンサ
C15及びサイリスタSCR3とによりスイッチング回
路ε(図3参照)が構成されている。
【0058】このIC23はコンデンサC11、抵抗R
24の微分回路からのクリア制御信号を入力すると、発
振回路の発振数の分割をクリアして、発振数の再分割を
開始するようになっている。そして、IC23は所定数
分割すると、すなわち、所定時間経過すると、抵抗R2
8を介してスイッチングトランジスタTr8のベース端
子に電圧を印加する。
【0059】すると、スイッチングトランジスタTr8
はオン動作(導通)され、前記コンデンサC15と抵抗
R30の微分回路に電圧が印加される。その結果、同微
分回路から前記サイリスタSCR3のゲート端子に電圧
を印加し、同サイリスタSCR3をオン動作(導通)さ
せるようになっている。そして、サイリスタSCR3の
導通により、コンデンサC16の電荷が放電され、表示
器IDに表示復帰信号としての復帰駆動電流を出力する
ようになっている。 (電源回路Z)次に、前記制御回路を構成する各回路の
電源となる電源回路Zについて説明する。
【0060】図6に示すように第二の電流変成器CT2
の2次側に接続される両端子P4,P5にはチョークコ
イル23,25を介して整流回路としての全波整流器2
6が接続されている。又、両端子P4,P5間にはサー
ジ吸収回路としてのサージアブソーバ27が接続されて
いる。
【0061】全波整流器26のプラス,マイナス両端子
間には平滑コンデンサC17と、ダイオードアレイDa
3と、トランジスタTr9、ダイオードD8及び充電可
能なバッテリBの直列回路とがそれぞれ並列に接続され
ている。又、前記トランジスタTrのコレクタ端子・ベ
ース端子間には抵抗R32が接続されている。
【0062】前記ダイオードアレイDa3にて図3にお
ける第一の定電圧回路ζが構成されるとともに、抵抗R
32及びトランジスタTr9とにより第二の定電圧回路
ηが構成されている。
【0063】この電源回路Zは第二の電流変成器CT2
で検出した負荷電流を前記全波整流器26で全波整流し
た後、ダイオードアレイDa3間の順方向電圧を前記ト
ランジスタTr9等にてさらに定電圧化し、バッテリB
を充電するようになっている。そして、定常の負荷電流
が配電線Lに流れているときは前記バックアップ用のバ
ッテリBを消費せず、負荷電流により、前記各部に駆動
電流を供給するようになっている。そして、変電所の遮
断器がトリップして配電線Lに負荷電流が流れなくなっ
たときにはバックアップ用のバッテリBが各部に必要な
駆動電流を出力端子P3から供給するようになってい
る。
【0064】以上のように構成された短絡・地絡検出装
置Hの制御回路102の作用について説明する。配電線
Lに定常の負荷電流が流れている場合には電源回路Zに
おいては第二の電流変成器CT2から若干の変成電流が
出力され、その変成電流は全波整流器26により全波整
流され、電源回路ZのバッテリBを充電する。さらに、
電源回路Zは各回路X等の駆動電源としてのコンデンサ
C4,C6,C16,C20を充電する。
【0065】又、このとき短絡検出部においては図4に
示すb接点RYbが閉路されるとともに、第一の電流変
成器CT1から同じく若干の変成電流が出力され、その
変成電流は全波整流器4にて全波整流された後その大部
分が抵抗R1及びダイオードアレイDa1にて消費され
る。なお、この時探索信号検出部Yにおいてはa接点R
Yaは開路されている。
【0066】そして、この状態では変電所の遮断器はト
リップしていなく、又、各回路のサイリスタSCR1〜
サイリスタSCR4に印加されるアノード分圧及びゲー
ト電圧は微小(ゲートトリガー電圧以下)であるのでサ
イリスタSCR1〜サイリスタSCR4はオフ状態であ
る。
【0067】この状態で例えば第一の電流変成器CT1
が取着されている配電線Lに変電所の遮断器がトリップ
可能な短絡電流が流れると、第一の電流変成器CT1か
ら短絡検出部に変成電流が出力される。そして、この変
成電流は全波整流器4にて全波整流されて、ツェナーダ
イオードZD1をブレークダウンする。すると、アンド
回路6の入力端子に論理値1に対応する抵抗R6の電圧
が印加され、同アンド回路6が論理値1に対応する信号
をスイッチングトランジスタTr2のベース端子に印加
する。その結果、スイッチングトランジスタTr2がオ
ン動作(導通)する。
【0068】すると、抵抗R8の電圧がダイオードD1
を介して前記コンデンサC3,抵抗R9のCR回路に印
加され、同CR回路はその時定数により、ゲート回路と
してのアンド回路8の他方の入力端子に一定時間論理値
1に対応する電圧(短絡電流検知信号)を印加する。一
方、前記短絡電流により変電所の遮断器がトリップし、
その結果、配電線Lが無電圧になると、第一の電流変成
器CT1を介して短絡検出回路Xが検知する。すなわ
ち、ナンド回路7の入力端子に論理値0に対応するダイ
オードアレイDa1間の電圧(すなわち無電圧)が印加
される。
【0069】すると、ナンド回路7が論理値1に対応す
る信号をスイッチングトランジスタTr1のベース端子
に印加することにより、スイッチングトランジスタTr
1が導通する。そして、前記スイッチングトランジスタ
Tr1が導通すると前記コンデンサC19・抵抗R33
の微分回路からサイリスタSCR4のゲート端子にゲー
ト電圧を印加する。
【0070】すると、サイリスタSCR4が導通し、コ
ンデンサC20の電荷が放電されてセットリレーRY1
を励磁するとともに、アンド回路8の一方の入力端子に
対して論理値1に対応する信号(無電圧検知信号)を出
力する。このセットリレーRY1の励磁により短絡検出
回路Xのb接点RYbは開路されるとともに、探索信号
検出部Yのa接点RYaが閉路されるが、このとき配電
線Lは無電圧状態なため、探索信号検出部Yは動作しな
い。
【0071】このようにアンド回路8は他方の入力端子
にコンデンサC3,抵抗R9のCR回路の時定数により
一定時間論理値1に対応する電圧(短絡電流検知信号)
が印加されている間に一方の入力端子に論理値1に対応
する電圧(無電圧検知信号)を入力すると、論理値1に
対応する電圧(スイッチ信号)をその出力端子から印加
する。
【0072】前記アンド回路8から論理値1に対応する
信号が前記スイッチングトランジスタTr3のベース端
子に印加されると、同スイッチングトランジスタTr3
はオン動作(導通)され、前記コンデンサC10と抵抗
R11に電圧を印加する。その結果、コンデンサC10
と抵抗R23の微分回路から前記サイリスタSCR1の
ゲート端子に電圧(スイッチ信号)が印加され、サイリ
スタSCR1を導通させる。
【0073】このサイリスタSCR1の導通により、充
電されていたコンデンサC4の電荷が放電され、図5に
示す表示器IDに表示駆動電流を出力する。この表示駆
動電流により表示器IDは短絡表示を行う。又、前記表
示器IDに表示駆動電流が出力されると同時にコンデン
サC11と抵抗R24の微分回路の分圧点からクリア制
御信号を時限回路TのIC23に出力する。又、コンデ
ンサC12と抵抗R25の微分回路の分圧点からゲート
トリガー電圧をサイリスタSCR2のゲート端子に印加
する。すると、サイリスタSCR2は導通され、コンデ
ンサC6の電荷が放電されてリセットリレーRY2を励
磁することにより、短絡検出回路Xのb接点RYbが閉
路されるとともに、a接点RYaが開路される。すなわ
ち、短絡検出回路Xが待機状態となる。
【0074】一方、IC23はクリア制御信号を入力す
ると、発振回路βの発振数の分割をクリアして、発振数
の再分割を開始する。そして、IC23は所定回数分割
すると、すなわち、所定時間経過すると、抵抗R28を
介してスイッチングトランジスタTr8のベース端子に
電圧を印加する。
【0075】すると、スイッチングトランジスタTr8
はオン動作(導通)され、前記コンデンサC15と抵抗
R30の微分回路に電圧が印加される。その結果、同微
分回路から前記サイリスタSCR3のゲート端子に電圧
を印加し、同サイリスタSCR3をオン動作(導通)さ
せる。このサイリスタSCR3の導通により、コンデン
サC16の電荷が放電され、表示器IDに表示復帰信号
としての復帰駆動電流を一定時間後に出力する。
【0076】この復帰駆動電流により表示器IDはリセ
ットされ、定常表示状態に復帰する。次に、配電線Lに
地絡故障が生じた場合について説明する。
【0077】配電線Lに地絡故障が生じ、変電所の遮断
器がトリップすると、前記短絡電流が流れて変電所の遮
断器がトリップした場合と同様に配電線Lが無電圧にな
る。すると、短絡検出回路Xのナンド回路7がスイッチ
ングトランジスタTr1を導通させ、さらに、前記スイ
ッチングトランジスタTr1が導通すると前記コンデン
サC19・抵抗R33からサイリスタSCR4のゲート
端子にゲート電圧を印加する。
【0078】すると、サイリスタSCR4が導通し、コ
ンデンサC20の電荷が放電されてセットリレーRY1
を励磁する。このセットリレーRY1の励磁により短絡
検出回路Xのb接点RYbは開路されるとともに、探索
信号検出部Yのa接点RYaが閉路される。そして、こ
の状態で配電線Lに探索信号が注入されると、第一の電
流変成器CT1を介して前記探索信号を図5に示す探索
信号検出部Yが検知する。
【0079】すなわち、前記a接点RYaが閉路する
と、論理値1に対応する抵抗R17の電圧が前記アンド
回路21の入力端子に対し印加され、同アンド回路21
の出力端子から論理値1に対応する電圧がスイッチング
トランジスタTr5のベース端子に印加される。する
と、同スイッチングトランジスタTr5が導通され、抵
抗R19の電圧が抵抗R20・コンデンサC8の回路に
印加され、同CR回路からスイッチングトランジスタT
r6のベース端子に電圧を印加する。続いて、スイッチ
ングトランジスタTr6が導通し、同様に抵抗R21の
電圧が抵抗R22・コンデンサC9の回路に印加され、
同CR回路からスイッチングトランジスタTr7のベー
ス端子に電圧が印加される。
【0080】すると、スイッチングトランジスタTr7
が導通され、抵抗R23とコンデンサC10の微分回路
からサイリスタSCR1のゲート端子に電圧(スイッチ
信号)が印加される。このように各CR回路の時定数に
より一定時間遅延されてサイリスタSCR1のゲート端
子に電圧(スイッチ信号)が印加される。
【0081】そして、前記サイリスタSCR1が導通さ
れると、コンデンサC4の電荷が放電され、表示器ID
に表示駆動電流が出力される。この表示駆動電流によ
り、表示器IDは事故表示を行う。又、前記表示器ID
に表示駆動電流が出力されると同時にコンデンサC11
と抵抗R24の微分回路の分圧点からクリア制御信号を
復帰駆動回路TのIC23に出力する。又、コンデンサ
C12と抵抗R25の微分回路の分圧点からゲートトリ
ガー電圧をサイリスタSCR2のゲート端子に印加す
る。
【0082】すると、前記短絡電流が配電線Lに流れた
ときと同様にサイリスタSCR2は導通され、コンデン
サC6の電荷が放電されてリセットリレーRY2を励磁
することにより、短絡検出回路Xのb接点RYbが閉路
されるとともに、a接点RYaが開路される。すなわ
ち、短絡検出回路Xが待機状態となる。
【0083】一方、復帰駆動回路Tは前記短絡電流が流
れたときと同様にタイマー動作し、所定時間後に表示器
IDに復帰駆動電流を一定時間後に出力する。この復帰
駆動電流により表示器IDはリセットされ、定常表示状
態に復帰される。
【0084】なお、配電線Lに地絡故障が生じて変電所
の遮断器がトリップし、その後探索信号を検出せずにそ
の後変電所の再送電が成功した場合には前記探索信号検
出部Yのa接点RYaが閉路されている状態で再送電が
行われることになる。すなわち、探索信号検出部Yのa
接点RYaが閉路されている状態で変電所の再送電が行
われることになり、このとき配電線Lには通常の負荷電
流が流れる。
【0085】すると、探索信号検出部Yにおける電圧判
別回路pのツェナーダイオードZD2がブレークダウン
し、アンド回路20の入力端子に論理値1に対応するダ
イオードアレイDa2の電圧を印加する。続いてアンド
回路20が論理値1に対応する信号をスイッチングトラ
ンジスタTr4のベース端子に印加し、同スイッチング
トランジスタTr4がオン動作(導通)される。
【0086】前記スイッチングトランジスタTr4が導
通されると前記コンデンサC21・抵抗R14の回路か
ら前記サイリスタSCR2のゲート端子に対し電圧を印
加する。すると、サイリスタSCR2が導通してコンデ
ンサC6の電荷が放電され、リセットリレーRY2を励
磁する。
【0087】このリセットリレーRY2の励磁により、
短絡検出回路Xのb接点RYbが閉路されるとともにa
接点RYaが開路され、短絡・地絡表示装置は短絡電流
の事故検出を待機する状態となる。
【0088】このようにこの実施例では第一の電流変成
器CT1にて検出したダイオードアレイDa2間の順方
向電圧を定電圧化し、バッテリbを充電する内部電源タ
イプとなっているため、別電源を不要とする。
【0089】又、短絡検出回路Xではダイオードアレイ
Da1間の順方向電圧の有無で無電圧を検出しているの
でPTあるいは大地間の電位を検出する必要がなく、そ
のため絶縁性能に対し危惧の虞がない。又、短絡検出回
路Xにおいて短絡電流検出のメモリをコンデンサC3と
抵抗R9のメモリ回路の時定数にて得ているのでメモリ
時間が有効に損失なくとることができる。
【0090】又、表示器IDはコンデンサC4の放電に
より、表示駆動されるようになっており、セットリレー
RY1及びリセットリレーRY2はコンデンサC20及
びC6の放電により動作させるようになっているので、
駆動のための電流をほとんど消費しなくて済む。又、こ
の実施例では表示器IDが磁気反転表示器を電気的に並
列に接続しているので、回路インピーダンスが低下し、
駆動電源として採用したコンデンサC4及び復帰駆動回
路TのコンデンサC16の放電効率が良くなり、表示駆
動及び復帰表示駆動が確実となる。
【0091】さらに、表示器IDの駆動コイル15はコ
ンデンサC11と抵抗R24との直列回路に対し並列に
接続されて、表示駆動に支障がないようにされ、CR分
圧点からIC23にクリア制御信号を出力しているの
で、表示器が表示駆動してからリセットするまでの時限
が正確となる。さらに制御回路は前記のようにICを採
用しているため、制御回路の消費電流が小さくて済む利
点がある。
【0092】次に前記信号注入式短絡・地絡検出装置を
使用した地絡点検出システムを図10〜図13に従って
説明する。なお、図中、30は送電線、31は変電所の
遮断器(以下、CBという)を示し、CB31を介して
配電線Lは送電線30に接続され、各相を図10に示す
ようにLa,Lb,及びLcで表す。
【0093】32は前記CB31の直近負荷側に設けた
変電所の零相変流器(以下、ZCTという)、33は送
電線30に設けた接地変圧器(以下、GPTという)で
あって、両者32,33により配電線Lに生ずる一線地
絡故障を検出し、方向性地絡継電器34を作動させて前
記CB31をトリップし、送電線30から配電線Lを切
り離すようにしている。
【0094】配電線Lには区分開閉器SSが多数個配置
されており、同区分開閉器SSにより多数の区間An
(n=1,2,3………)が区分されている。この区分
開閉器SSは従来公知の区分開閉器であって、図12に
示すようにある区間内で地絡故障が生じると(T1
時)、変電所CB31が事故回線を選択遮断し(T2
時)、事故線路が無電圧になると、遅延開放時間Zを経
て各区分開閉器SSが開路動作する(T6時)ようにな
っている。ついで、CB31の再閉路(T3時)により
電圧が印加されると、X時間後(T7時)にCB31に
隣接する第1番目の区分開閉器SSが閉路し、以下順次
負荷側の区分開閉器SSに電圧が印加されると、それぞ
れ同じくX時間後に同様に閉路する。
【0095】このように電源側の区分開閉器SSから順
次投入されて健全区間に再送電が行なわれ、地絡故障区
間に至った時に変電所CB31が再遮断(T4時)され
る。そして、変電所のCB31が再々閉路されたとき
(T5時)には前記地絡故障区間を区分する区分開閉器
SSが開放状態にロックされて地絡故障区間のみが分離
されるようになっている。
【0096】35は前記各相の配電線Lに対しZCT3
2の直近負荷側にて結合された探索信号注入装置であっ
て、接地されている(図10参照)。この探索信号注入
装置35から出力される探索信号は全波電流波形(図1
3参照)となっている。探索信号として全波電流波形を
採用する理由は短絡・地絡検出装置Hの電流変成器CT
1,CT2が短絡電流及び探索信号を共に検出可能とす
るためである。又、高圧配電線路にこの全波電流波形の
探索信号を注入した際にも配電線路浮遊容量による損失
電流が少ない(CR時定数による漏れ電流のみ)ためで
ある。
【0097】この探索信号注入装置35は変電所CB3
1が遮断した時(T2時)、CB31からのトリップ信
号を入力し、そのトリップ信号に基づきCB31が遮断
した時(T2時)から前記最初の区分開閉器SSが開路
する時(T6時)までの遅延開放時間Zを利用して探索
信号を三相一括して注入するようになっている。
【0098】なお、この探索信号の注入は前記最初の区
分開閉器SSが開路するまでに終了するように設定され
ている(図12に示すT8時からT9時までの時間)。
この探索信号注入装置35の駆動電源はCB31の電源
側に接続されるトランスTrによって構成されている。
【0099】そして、短絡・地絡検出装置Hは図10に
示すように配電線Lの各区間Anにおいて各相に複数取
着され、互いに所定距離離間配置されている。 なお、
第10図において、ASは常閉開閉器である。
【0100】次に前記のように構成されたシステムの作
用について説明する。今、図11において配電線Lの区
間A3においてa相のm点で一線地絡事故が生じたもの
とする(T1時)。なお。説明の便宜上図11において
は配電線Lのa相Laについてのみ図示する。
【0101】すると、変電所のZCT32が零相電流
を、GPT33が零相電圧を地絡信号として出力し、継
電器34を介してCB31にトリップ信号が送られ、変
電所CB31が開路される(T2時)。すると、探索信
号注入装置35はCB31からのトリップ信号を入力
し、そのトリップ信号に基づきCB31が遮断した時
(T2時)から区分開閉器SSが開路する時(T6時)
までの遅延開放時間Zを利用して探索信号を配電線各相
La,Lb,Lcにそれぞれ注入する(図12に示すT
8からT9時までの時間)。
【0102】すると、探索信号注入装置35、配電線L
a、地絡点m及び探索信号注入装置35を通る閉ループ
の経路で循環電流が流れ、その結果、前記探索信号注入
装置35の注入点と地絡点Pとの間に配置された検出装
置、すなわち、A1区間及びA2区間の検出装置H1等
及びA3区間の検出装置H2,H3が表示する。
【0103】一方、b,c相に関しても地絡点mの代わ
りに配電線Lの対地静電容量を含む閉ループが形成され
るが、このループのインピーダンスは高く、流れる探索
信号レベルは低くなり、他の二相Lb,Lcに配置され
た検出装置Hは定常表示のままである。又、a相に取付
けられた検出装置であっても探索信号が一定レベル以上
に達しないため地絡点mより負荷側に設けられた検出装
置H4等は定常表示にとどまる。
【0104】このように探索信号注入装置35により地
絡点mまでの表示装置に地絡表示が行われるが、この探
索信号の注入は区分開閉器SSが開路する以前(T9
時)に終了する。前記のように探索信号注入装置35が
探索信号を注入した後(すなわち、変電所CB31が遮
断してからZ時間を経過した後)に区分開閉器SSが開
路動作する(T6時)。ついでCB31の再閉路(T3
時)により電圧が印加されると、X時間後(T7時)に
変電所CB31に隣接する第1番目の区分開閉器SSが
閉路し、以下順次負荷側の区分開閉器SSに電圧が印加
されると同じくX時間後に同様に閉路する。
【0105】このように電源側の区分開閉器SSから順
次投入されて健全区間に再送電が行なわれ、地絡故障区
間に至った時に変電所CB31が再遮断される(T4
時)。そして、変電所のCB31が再々閉路されたとき
(T5時)には前記地絡故障区間A3を区分する区分開
閉器SSが開放状態にロックされて地絡故障区間A3の
みが分離され、健全区間のみ再送電が行なわれる。
【0106】前記のように地絡故障区間A3は区分開閉
器SSが開放状態にロックされることにより探知できる
ので、ついで、作業員はその地絡故障区間において電源
側から負荷側へ向かって出発する。そして、順次事故
(地絡)表示状態の検出装置Hを探索していけば、事故
表示を行なっていない検出装置H4の一つ手前の地絡表
示中の検出装置H3が配置された地点から検出装置H4
が配置された地点間に地絡点mがあることを判別でき
る。
【0107】なお、地絡点mの探索にあたり分岐地点α
においては一方の負荷側の分岐線に設けられた検出装置
H5と、他方の負荷側の分岐線に設けられた検出装置H
3とを比較し、検出装置Hが事故(地絡)表示を行なっ
ている側の分岐線に沿って進めばよい。
【0108】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、例えば電流変成器を前記実施例で一対設
けた第一の電流変成器CT1及び第二の電流変成器CT
2を共通の電流変成器として一個の電流変成器にて構成
してもよく、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で任意
に変更することも可能である。
【0109】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれ
ば、短絡時には短絡電流検知信号に基づき表示駆動が行
われる一方、地絡故障が生じ無電圧状態の後には注入さ
れた探索信号検知に基づき表示駆動される構成になって
いるため、短絡事故時及び地絡事故時をともに共通の表
示器にて事故表示をおこなうことができ、作業員が事故
区間において電源側から順次負荷側へ一次巡回するだけ
で時間を要することなく事故点を簡単に特定できるとと
もに、この短絡・地絡検出装置を配電線に数多く配置す
ればそのことによって故障探査時間の短縮ひいては早期
復旧に貢献できる
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した実施例の短絡・地絡検出
装置の電気ブロック回路図である。
【図2】同じく短絡・地絡検出装置の短絡検出部の電気
ブロック回路図である。
【図3】同じく短絡・地絡検出装置の探索信号検出部及
び電源回路のブロック回路図である。
【図4】同じく短絡・地絡検出装置の短絡検出部の回路
図である。
【図5】同じく短絡・地絡検出装置の探索信号検出部及
び復帰駆動回路の回路図である。
【図6】同じく短絡・地絡検出装置の電源回路図であ
る。
【図7】同じく短絡・地絡検出装置の表示器の電気回路
である。
【図8】(a)、(b)は表示器の略体図である。
【図9】(a)、(b)は表示器の底面図である。
【図10】配電線系統図である。
【図11】作用の説明のための配電線図である。
【図12】タイムチャートである。
【図13】探索信号の波形図である。
【符号の説明】101…電流検出器、102…制御回
路、CT1…第一の電流変成器(電流検出器)、f…表
示用スイッチング回路、H…短絡・地絡検出装置、ID
…表示器、L…配電線、q…探索信号検出回路、T…復
帰駆動回路、X…短絡検出回路
フロントページの続き (72)発明者 青木 勝則 愛知県犬山市字上小針1番地 株式会社 高松電気製作所 内 (72)発明者 久富 光春 愛知県犬山市字上小針1番地 株式会社 高松電気製作所 内 (56)参考文献 特開 昭58−123311(JP,A) 特開 昭55−117414(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線に短絡電流が流れたとき電流検出
    器を介して短絡電流を検知し、短絡電流検知信号を出力
    する短絡検出回路と、地絡故障に伴う無電圧時に配電線
    に注入される探索信号を前記電流検出器を介して検知し
    たとき、検知信号を出力する探索信号検出回路と、前記
    短絡検出回路が出力する短絡電流検知信号又は前記探索
    信号検出回路が出力する検知信号に基づいてオン動作し
    て、表示駆動電流を出力し、表示器を事故表示させる表
    示用スイッチング回路と、前記表示器が事故表示を行っ
    た後定常表示復帰を行わせるための表示復帰信号を表示
    器に出力する復帰駆動回路と、を一体に備えた制御回路
    を含む信号注入式短絡・地絡検出装置を電柱等の検知箇
    所に常時付着せしめたことを特徴とする配電線事故点探
    査システム。
JP5077148A 1993-04-02 1993-04-02 配電線事故点探査システム Expired - Lifetime JPH071294B2 (ja)

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