JPH0713023A - 位相差フィルム、及び位相差フィルムの波長依存性の調整方法 - Google Patents

位相差フィルム、及び位相差フィルムの波長依存性の調整方法

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JPH0713023A
JPH0713023A JP17601593A JP17601593A JPH0713023A JP H0713023 A JPH0713023 A JP H0713023A JP 17601593 A JP17601593 A JP 17601593A JP 17601593 A JP17601593 A JP 17601593A JP H0713023 A JPH0713023 A JP H0713023A
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JP
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retardation film
plasticizer
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wavelength dependence
parts
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JP17601593A
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Junji Takase
純治 高瀬
Masako Kojima
理子 小島
Sadao Fujii
貞男 藤井
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 熱可塑性樹脂100重量部に対して可塑剤を
2〜20重量部含有してなる位相差フィルム。 【効果】 波長依存性の調整された位相差フィルムが提
供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学フィルムに関し、さ
らに詳しくは可塑剤を添加することにより波長依存性を
調整可能とした位相差フィルム、及び位相差フィルムの
波長依存性の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示デバイスの分野で使用さ
れる光学フィルムとしては、特にSTN液晶表示装置の
表示品位を向上させるための位相差フィルムが種々検討
されている。
【0003】最近、STN液晶表示装置の応答性を向上
させる検討がなされているが、高速応答には現在主に用
いられているPC位相差フィルムの波長依存性(R=
1.15)では表示品位が不十分で、もっとR値の大き
なものが望まれている。Rの値は液晶セルの構成に応じ
て最も好ましい値であり、位相差フィルムでR値をコン
トロールできることが望まれている。しかしながら、R
値はポリマーの構造で決定されるため、2枚の異なる種
類の構造を持つフィルムを重ねて用いる方法(特開平3
−13917、特開平3−13916等)が提案されて
いる。しかし、コストアップになることと、重ね合わせ
の角度調整、接着等プロセス上不利な点が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、安価で、煩
雑な工程を必要とすることなく、容易に波長依存性を調
整した位相差フィルム、及び位相差フィルムの波長依存
性の調整方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる実状
に鑑み鋭意研究の結果、可塑剤を含有させることにより
上記課題が解決されることを見出し本発明を完成した。
即ち、本発明の第1は、熱可塑性樹脂100重量部に対
して可塑剤を2〜20重量部含有してなる位相差フィル
ムを、本発明の第2は、熱可塑性樹脂100重量部に対
して可塑剤を2〜20重量部添加することを特徴とす
る、位相差フィルムの波長依存性の調整方法をそれぞれ
内容とするものである。
【0006】位相差フィルムは、フィルムを延伸して複
屈折(Δn)を生じさせ、Re=Δn・d(dはフィル
ムの厚み)で表されるRe(レターデーション)をもた
せたものである。位相差フィルムの品質では偏光板に挟
んだときの色むらが重要であるが、原反フィルムの膜厚
精度が色むらと密接に関している。原反の製造方法とし
ては、押出成形あるいはポリマーを溶媒に溶解した溶液
からのキャスティングがあるが、膜厚精度、表面性の点
で、キャスティングによるフィルム化が好適である。位
相差フィルムのReとしては、10〜2000nmの範
囲から用いる液晶デバイスに応じたReが選ばれる。
【0007】本発明に用いられる熱可塑性樹脂として
は、ポリアリレート、ポリカーボネート等が挙げられる
が、ポリアリレートが耐熱性、透明性の点で好ましい。
【0008】可塑剤は、一般的には熱可塑性高分子の溶
融成形において樹脂の加工性改良を目的として添加され
るが、本発明では波長依存性を調整する目的で添加す
る。使用できる可塑剤の種類としては、ポリマーととも
に溶剤に溶解し、その溶液をガラスあるいはベルト上に
流延してフィルム状にし、剥離して高温で溶剤を乾燥し
た後、延伸して所定のReを持つ位相差フィルムを得る
工程において透明性等フィルムの外観を損なわないもの
なら何でも使用可能である。
【0009】かかる可塑剤としては、例えばフタル酸系
可塑剤としてはフタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、
フタル酸ジ−n−ブチル、フタル酸ジ−n−オクチル、
フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジイソオク
チル、フタル酸n−オクチル、フタル酸ジ−n−デシ
ル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジ−n−ドデシ
ル、フタル酸ジイソトリデシル、フタル酸ジシクロヘキ
シル、フタル酸ブチルベンジル、イソフタル酸ジ2エチ
ルヘキシル;脂肪族二塩基酸系可塑剤としては、アジピ
ン酸−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジ−n−デシ
ル、アジピン酸ジイソデシル、アゼライン酸ジ−2−エ
チルヘキシル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ−2
−エチルヘキシル;リン酸エステル系可塑剤としては、
リン酸トリブチル、リン酸トリ−2−エチルヘキシル、
リン酸2エチルヘキシル、リン酸トリクレジール;エポ
キシ系可塑剤としてはエポキシ化大豆油、エポキシ化ト
ール油脂肪酸2エチルヘキシル;脂肪酸エステル系可塑
剤としてはステアリン酸ブチル、オレイン酸ブチル;含
塩素系可塑剤としては、塩素化パラフィン、塩素化脂肪
酸メチル;高分子系可塑剤としては、エステル基を含有
する高分子系可塑剤(アジピン酸、セバシン酸、フタル
酸等二塩基酸と1,2−プロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール等のグリコールとの重縮合物)、
エーテル基を含有する高分子系可塑剤(ポリエチレング
リコールジメチルエーテル、ポリエチレングリコール安
息香酸エステル)等が挙げられ、これらは単独あるいは
2種以上を混合して使用してもよい。また、これらの可
塑剤のうち、移行性が小さい等の点でポリエステル系、
ポリエーテル系等の高分子系可塑剤が好ましい。
【0010】可塑剤は、熱可塑性樹脂100重量部に対
して2〜20重量部添加される。2重量部未満では充分
な効果が得られず、また20重量部を越えると耐熱性の
低下、可塑剤のブリード等の問題が生じる。本発明フィ
ルムは、表面保護の目的で、その片面ないし両面に通常
の透明なハードコート層を有していてもよいし、ガスバ
リア層を有していてもよい。本発明によれば、下記式
(I)で表される波長依存性Rを0.02以上増大させ
ることが可能である。 R=Re(400)/Re(550) (I) 但し、Re(400)は波長400nmにおけるレター
デーション Re(550)は波長550nmにおけるレターデーシ
ョン
【0011】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0012】実施例1 A:非晶質芳香族ポリエステル(PAR1)の合成 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン2
0.11g、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)メタン15.06g、パラ−t−ブチルフェ
ノール0.95g、ハイドロサルファイトナトリウム
0.26g、5N−NaOH水溶液78.2ml、水17
6.8mlを窒素雰囲気中にて300mlナス型フラスコ中
で混合し、5℃に冷却して2価フェノールのアルカリ水
溶液を調製した。一方、テレフタル酸クロライド21.
32g、イソフタル酸クロライド9.14gを塩化メチ
レン255mlに窒素雰囲気下に別の300mlナス型フラ
スコに溶解し、5℃に冷却した。1リットルセパラブル
フラスコ中に水137ml、触媒としてベンジルトリブチ
ルアンモニウムクロライド0.16gを窒素雰囲気中に
仕込んでおき同様に冷却した。これを激しく攪拌しなが
ら、上記の2液を同時に10分間にわたってポンプで連
続的に添加した。添加終了後、2時間後にベンゾイルク
ロライド0.42gを塩化メチレン5mlに溶解し、この
中に添加した後、20分後に攪拌を停止した。水層をデ
カントした後、同量の水を加え攪拌しながら少量の塩酸
で中和した。デカントと水洗による脱塩を繰り返した
後、塩化メチレン300mlを加えて稀釈し、この溶液を
40〜50℃に加熱し、塩化メチレンとの共沸脱水によ
りポリマー塩化メチレン中の水を除去しポリマー濃度1
5重量%になるまで塩化メチレンを蒸留した。当ポリマ
ーの分子量はηsp/c=0.90(32℃、クロロホ
ルム中0.32g/dl)であった。
【0013】B:位相差フィルムの作成 上記Aで得られたポリマーの塩化メチレン溶液に、表1
に示す可塑剤を添加して混合した。これらの溶液をSU
S板上に流延し室温で60分放置後フィルムを剥し、4
片固定治具に挟んで表1に示す条件で乾燥し、約100
μm厚のフィルムを得た。このフィルムから11cm×1
1cmのサンプルを切りとり、延伸試験装置(東洋精機製
作所、X4HD−HT)を用いて延伸し、オーク製作所
株式会社の顕微偏光分光光度計(TFM−120AF
T)を用いて波長依存性を測定した〔延伸速度:10cm
/min (100%/min )、延伸倍率:1.2倍〕。結
果を表1に示す。
【0014】実施例2 A:非晶質芳香族ポリエステル(PAR2)の合成 ビス(3,5−ジメチル−4ヒドロキシフェニル)スル
ホン20.79g、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン15.49g(モル比5/5)、パラ−
t−ブチルフェノール0.62g、ハイドロサルファイ
トナトリウム0.48g、NaOH 13.44g、水
224.4mlを窒素雰囲気中にて300mlナス型フラス
コ中で混合し、5℃に冷却して2価フェノールのアルカ
リ水溶液を調製した。一方、テレフタル酸クロライド1
3.99g、イソフタル酸クロライド13.99gを塩
化メチレン233mlに窒素雰囲気下に別の300mlナス
型フラスコに溶解し、5℃に冷却した。1リットルセパ
ラブルフラスコ中に水130ml、触媒としてテトラブチ
ルホスホニウムブロマイド0.14gを窒素雰囲気中に
仕込んでおき同様に冷却した。これを激しく攪拌しなが
ら、上記の2液を同時に10分間にわたってポンプで連
続的に添加した。添加終了後、2時間後にベンゾイルク
ロライド0.42gを塩化メチレン5mlに溶解し、この
中に添加した後、20分後に攪拌を停止した。水層をデ
カントした後、同量の水を加え攪拌しながら少量の塩酸
で中和した。デカントと水洗による脱塩を繰り返した
後、塩化メチレン300mlを加えて稀釈し、この溶液を
40〜50℃に加熱し、塩化メチレンとの共沸脱水によ
りポリマー塩化メチレン中の水を除去しポリマー濃度1
8重量%になるまで塩化メチレンを蒸留した。当ポリマ
ーの分子量はηsp/c=0.85(32℃、クロロホ
ルム中0.32g/dl)、TMA法により求めたTgは
240℃であった。
【0015】B:位相差フィルムの作成 上記Aで得られたポリマーの塩化メチレン溶液に、表1
に示す可塑剤を添加して混合した。これらの溶液をSU
S板上に流延し室温で60分放置後フィルムを剥し、4
片固定治具に挟んで表1に示す条件で乾燥し、約100
μm厚のフィルムを得た。このフィルムから11cm×1
1cmのサンプルを切りとり、延伸試験装置(東洋精機製
作所、X4HD−HT)を用いて延伸し、オーク製作所
株式会社の顕微偏光分光光度計(TFM−120AF
T)を用いて波長依存性を測定した〔延伸速度:10cm
/min (100%/min )、延伸倍率:1.2倍〕。結
果を表1に示す。
【0016】
【表1】 *1 樹脂100重量部に対する重量部数 *2 波長依存性 R=Re(400)/Re(55
0) 但し、Re(400)は波長400nmにおけるレター
デーション Re(550)は波長550nmにおけるレターデーシ
ョン *3 W−1000 大日本インキ化学工業株式会社製 ポリエステル系高分子可塑剤 *4 DEP ジエチルフタレート
【0017】
【発明の効果】叙上の通り、本発明によれば、可塑剤の
添加により波長依存性の調整された位相差フィルムを得
ることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂100重量部に対して可塑
    剤を2〜20重量部含有してなる位相差フィルム。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂がポリアリレートである請
    求項1記載の位相差フィルム。
  3. 【請求項3】 下記式(I)で表される波長依存性Rを
    0.02以上大きくした請求項1又は2記載の位相差フ
    ィルム。 R=Re(400)/Re(550) (I) 但し、Re(400)は波長400nmにおけるレター
    デーション Re(550)は波長550nmにおけるレターデーシ
    ョン
  4. 【請求項4】 可塑剤がフタル酸系、ポリエステル系、
    ポリエーテル系、脂肪族二塩基酸系、リン酸エステル
    系、エポキシ系、脂肪酸エステル系及び含塩素系よりな
    る群から選択される少なくとも1種である請求項1〜3
    記載の位相差フィルム。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂100重量部に対して可塑
    剤を2〜20重量部添加することを特徴とする、位相差
    フィルムの波長依存性の調整方法。
JP17601593A 1993-06-22 1993-06-22 位相差フィルム、及び位相差フィルムの波長依存性の調整方法 Withdrawn JPH0713023A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5875014A (en) * 1996-05-09 1999-02-23 Sumitomo Chemical Company, Limited Optically anisotropic film and liquid crystal display apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5875014A (en) * 1996-05-09 1999-02-23 Sumitomo Chemical Company, Limited Optically anisotropic film and liquid crystal display apparatus
EP0806697A3 (en) * 1996-05-09 2001-05-30 Sumitomo Chemical Company, Limited Optically anisotropic film and liquid crystal display apparatus

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