JPH07130405A - ボタン形空気電池および多孔性ポリオレフィン膜の製造法 - Google Patents
ボタン形空気電池および多孔性ポリオレフィン膜の製造法Info
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- JPH07130405A JPH07130405A JP5270623A JP27062393A JPH07130405A JP H07130405 A JPH07130405 A JP H07130405A JP 5270623 A JP5270623 A JP 5270623A JP 27062393 A JP27062393 A JP 27062393A JP H07130405 A JPH07130405 A JP H07130405A
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- porous polyolefin
- air
- membrane
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Inert Electrodes (AREA)
- Hybrid Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 撥水膜の改良により広い負荷範囲で放電性能
の安定したボタン形空気電池を廉価に得る。 【構成】 細孔を部分的に加圧圧縮、または紫外線硬化
型樹脂のインクを部分的に印刷して多孔度を低減させた
多孔性ポリオレフィン膜を撥水膜として用いており、こ
れを空気極と正極ケースの間に配した。それにより、従
来のテフロン膜より高ガーレNo.で透気性のバラツキ
の小さい膜が得られ、また広い負荷範囲で安定した放電
性能を示す空気電池を廉価に提供することができる。
の安定したボタン形空気電池を廉価に得る。 【構成】 細孔を部分的に加圧圧縮、または紫外線硬化
型樹脂のインクを部分的に印刷して多孔度を低減させた
多孔性ポリオレフィン膜を撥水膜として用いており、こ
れを空気極と正極ケースの間に配した。それにより、従
来のテフロン膜より高ガーレNo.で透気性のバラツキ
の小さい膜が得られ、また広い負荷範囲で安定した放電
性能を示す空気電池を廉価に提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多孔性ポリオレフィン
膜を空気孔に接して用いるボタン形空気電池に関するも
のである。
膜を空気孔に接して用いるボタン形空気電池に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】空気電池は、空気中の酸素を正極の活物
質として利用するため、他の一次電池に比べ大きなエネ
ルギー密度をもつ。また低水銀で環境にやさしいという
特長を有しているため、補聴器用電源を中心にその需要
を伸ばしている。
質として利用するため、他の一次電池に比べ大きなエネ
ルギー密度をもつ。また低水銀で環境にやさしいという
特長を有しているため、補聴器用電源を中心にその需要
を伸ばしている。
【0003】図1は従来の空気電池の構造を示すもので
ある。図に示すように、亜鉛1は負極ケースである封口
板2に収納され、ガスケット3を介して正極ケース4を
封口しており、セパレータ5が、空気極6と亜鉛1を隔
離している。7は空気中の酸素の電池内部への供給と、
電解液が電池外部へ漏出を防ぐための撥水膜であり、空
気孔8を設けた正極ケース4に、拡散紙9を介して接し
ている。シール紙10は未使用時に空気孔8を封鎖、空
気の侵入を遮断し電池の劣化を防止するためのものであ
る。
ある。図に示すように、亜鉛1は負極ケースである封口
板2に収納され、ガスケット3を介して正極ケース4を
封口しており、セパレータ5が、空気極6と亜鉛1を隔
離している。7は空気中の酸素の電池内部への供給と、
電解液が電池外部へ漏出を防ぐための撥水膜であり、空
気孔8を設けた正極ケース4に、拡散紙9を介して接し
ている。シール紙10は未使用時に空気孔8を封鎖、空
気の侵入を遮断し電池の劣化を防止するためのものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電池では、シール紙を剥がすと空気孔を通じて電池内部
と外界が接するため、長期放電中に電池内の水分が放出
される点および空気中の二酸化炭素を吸収し電解液の劣
化が生じる点などの悪影響を外界から受けて、充分な性
能が得られなくなるという欠点がある。
電池では、シール紙を剥がすと空気孔を通じて電池内部
と外界が接するため、長期放電中に電池内の水分が放出
される点および空気中の二酸化炭素を吸収し電解液の劣
化が生じる点などの悪影響を外界から受けて、充分な性
能が得られなくなるという欠点がある。
【0005】この点を改良するため、撥水膜の透気性
は、放電に必要な酸素流入量を確保しつつ、できるかぎ
り減少させる方向で検討されてきた。
は、放電に必要な酸素流入量を確保しつつ、できるかぎ
り減少させる方向で検討されてきた。
【0006】特開昭60−41763号公報記載のよう
に撥水膜を配したこの種のボタン形空気電池の場合、必
要酸素量の計算によると、撥水膜の透気性はJIS81
17の規定による透気度としてガーレNo.55000
s以下であることが分かっている。
に撥水膜を配したこの種のボタン形空気電池の場合、必
要酸素量の計算によると、撥水膜の透気性はJIS81
17の規定による透気度としてガーレNo.55000
s以下であることが分かっている。
【0007】ガーレNo.55000s以下の膜を製造
する場合、ガーレNo.の上限を55000sとして作
製するが、加工時のバラツキを考慮すると、ガーレN
o.55000s以上にならないようにガーレNo.の
センター値を低く設定する必要がある。こうすると、外
界のCO2あるいはH2Oの影響を受け易くなり放電性能
の低下が大きくなる。逆に、バラツキが小さければ、セ
ンター値を高ガーレNo.に設定することができるた
め、外界から受ける影響が小さくなり充分な電池性能が
得られる。このため、これまでセンター値を50000
s程度として、45000〜50000sの範囲で製造
できないか検討されてきたが、加工精度上バラツキが大
きく困難であった。
する場合、ガーレNo.の上限を55000sとして作
製するが、加工時のバラツキを考慮すると、ガーレN
o.55000s以上にならないようにガーレNo.の
センター値を低く設定する必要がある。こうすると、外
界のCO2あるいはH2Oの影響を受け易くなり放電性能
の低下が大きくなる。逆に、バラツキが小さければ、セ
ンター値を高ガーレNo.に設定することができるた
め、外界から受ける影響が小さくなり充分な電池性能が
得られる。このため、これまでセンター値を50000
s程度として、45000〜50000sの範囲で製造
できないか検討されてきたが、加工精度上バラツキが大
きく困難であった。
【0008】多孔性ポリオレフィン膜の製造法として
は、下記の2つの方法がある。 (従来例1) (1)ポリオレフィンのファインパウダーとフィラーを
混合し、フィルム状に、成型する工程。
は、下記の2つの方法がある。 (従来例1) (1)ポリオレフィンのファインパウダーとフィラーを
混合し、フィルム状に、成型する工程。
【0009】(2)フィラーを除去し、細孔をあける工
程。 (3)フィルムを延伸し、その透気性をコントロールす
る工程。
程。 (3)フィルムを延伸し、その透気性をコントロールす
る工程。
【0010】以上の3工程でつくる方法である。この方
法で高ガーレNo.の膜を作製する手段として、フィラ
ーを減少させて細孔を少なくする方法があるが、フィラ
ーが少なくなると細孔の分布に偏りが生じやすく、その
結果、ガーレNo.のバラツキが大きくなる欠点を有し
ている。
法で高ガーレNo.の膜を作製する手段として、フィラ
ーを減少させて細孔を少なくする方法があるが、フィラ
ーが少なくなると細孔の分布に偏りが生じやすく、その
結果、ガーレNo.のバラツキが大きくなる欠点を有し
ている。
【0011】従って、この方法で安定して生産できるガ
ーレNo.の範囲は、500〜5000sであった。
ーレNo.の範囲は、500〜5000sであった。
【0012】(従来例2)もう1つの方法としては、上
記3の工程で作製した多孔性ポリオレフィン膜を次工程
で全面的に平衡ロールで圧縮し、膜の細孔を縮小して透
気性を減少させる方法である。
記3の工程で作製した多孔性ポリオレフィン膜を次工程
で全面的に平衡ロールで圧縮し、膜の細孔を縮小して透
気性を減少させる方法である。
【0013】この方法で高ガーレNo.の膜を作製する
には、平衡ロールでの圧縮率を高めて細孔を小さくする
方法が取られている。しかし、過度の圧縮により細孔が
つぶれて全く透気しない膜ができるため、透気度のバラ
ツキが大きかった。
には、平衡ロールでの圧縮率を高めて細孔を小さくする
方法が取られている。しかし、過度の圧縮により細孔が
つぶれて全く透気しない膜ができるため、透気度のバラ
ツキが大きかった。
【0014】従って、この方法で安定して生産できるガ
ーレNo.の限界は、15000s程度であった。
ーレNo.の限界は、15000s程度であった。
【0015】また従来、撥水膜としては多孔性テフロン
膜が用いられてきたが、電池廃棄時の環境に対する問
題、材料が高価であるといった点から、同等の透気性と
酸素流入量をもつ廉価な膜が望まれていた。
膜が用いられてきたが、電池廃棄時の環境に対する問
題、材料が高価であるといった点から、同等の透気性と
酸素流入量をもつ廉価な膜が望まれていた。
【0016】本発明はこのような課題を解決するもの
で、高ガーレNo.で透気度のバラツキの小さい多孔性
ポリオレフィン膜を作製する方法を提供すること、なら
びにこの方法で作られた多孔性ポリオレフィン膜を用い
たボタン形空気電池を供給することを目的とする。
で、高ガーレNo.で透気度のバラツキの小さい多孔性
ポリオレフィン膜を作製する方法を提供すること、なら
びにこの方法で作られた多孔性ポリオレフィン膜を用い
たボタン形空気電池を供給することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は撥水膜として多孔性ポリオレフィン膜を用
い、これの細孔を部分的に加圧圧縮するか、あるいは紫
外線硬化型樹脂を塗布することにより部分的に細孔を閉
鎖する製造法で得られた膜を用いるものである。
め、本発明は撥水膜として多孔性ポリオレフィン膜を用
い、これの細孔を部分的に加圧圧縮するか、あるいは紫
外線硬化型樹脂を塗布することにより部分的に細孔を閉
鎖する製造法で得られた膜を用いるものである。
【0018】
【作用】この構成によれば、高ガーレNo.であると同
時に透気度のバラツキの小さい多孔性ポリオレフィン膜
を作製することができ、安定した酸素の供給を維持しつ
つ、大気中のCO2の流入およびH2Oの透過を防止でき
る。この結果、廉価に、広い負荷範囲において安定した
放電性能を発揮するボタン形空気電池を供給することが
可能となる。
時に透気度のバラツキの小さい多孔性ポリオレフィン膜
を作製することができ、安定した酸素の供給を維持しつ
つ、大気中のCO2の流入およびH2Oの透過を防止でき
る。この結果、廉価に、広い負荷範囲において安定した
放電性能を発揮するボタン形空気電池を供給することが
可能となる。
【0019】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0020】本実施例に用いたボタン形空気電池は、図
1に示した従来例と同様の構成となっているが、多孔性
テフロン膜からなる撥水膜に多孔性ポリオレフィン膜を
用いている点で異なる。この多孔性ポリオレフィン膜
は、細孔を部分的に閉鎖するため部分的に加圧・圧縮さ
れた、あるいは膜表面に部分的に紫外線硬化型樹脂のイ
ンクを塗布したものである。
1に示した従来例と同様の構成となっているが、多孔性
テフロン膜からなる撥水膜に多孔性ポリオレフィン膜を
用いている点で異なる。この多孔性ポリオレフィン膜
は、細孔を部分的に閉鎖するため部分的に加圧・圧縮さ
れた、あるいは膜表面に部分的に紫外線硬化型樹脂のイ
ンクを塗布したものである。
【0021】まず実際に、多孔性フィルムの作製を行っ
た。作製内容は下記の従来例2種類と、本発明の実施例
2種類の計4種類である。実施例の多孔性ポリオレフィ
ン膜としては、多孔性ポリエチレン膜を用いた。
た。作製内容は下記の従来例2種類と、本発明の実施例
2種類の計4種類である。実施例の多孔性ポリオレフィ
ン膜としては、多孔性ポリエチレン膜を用いた。
【0022】(比較例1)ガーレNo.50000sを
センター値として前記従来例1の方法で作製したテフロ
ン膜。
センター値として前記従来例1の方法で作製したテフロ
ン膜。
【0023】(比較例2)ガーレNo.3500sの多
孔性テフロン膜を前記従来例2の方法で全面的に平衡ロ
ーラーで圧縮し、ガーレNo.50000sをセンター
値として作製した多孔性テフロン膜。
孔性テフロン膜を前記従来例2の方法で全面的に平衡ロ
ーラーで圧縮し、ガーレNo.50000sをセンター
値として作製した多孔性テフロン膜。
【0024】(実施例1)ガーレNo.3500sの多
孔性ポリエチレン膜を機械的に部分圧縮し、ガーレN
o.50000sをセンター値として作製した多孔性ポ
リエチレン膜。
孔性ポリエチレン膜を機械的に部分圧縮し、ガーレN
o.50000sをセンター値として作製した多孔性ポ
リエチレン膜。
【0025】ここで機械的に部分圧縮する方法は、図2
(a)に示す凸状のローラーで、図2(b)に示すよう
にストライプ状に加圧して行った。
(a)に示す凸状のローラーで、図2(b)に示すよう
にストライプ状に加圧して行った。
【0026】(実施例2)ガーレNo.500〜500
0sの多孔性ポリエチレン膜の外界当接表面部分の70
〜95%を部分的に紫外線硬化型樹脂を塗布した多孔性
ポリエチレン膜。
0sの多孔性ポリエチレン膜の外界当接表面部分の70
〜95%を部分的に紫外線硬化型樹脂を塗布した多孔性
ポリエチレン膜。
【0027】ここで紫外線硬化型樹脂を塗布する方法
は、速乾性の紫外線硬化型のウレタン樹脂、シリコン樹
脂を主成分とするUVインクを、上記の面積だけ印刷機
で印刷するようにしたものである。
は、速乾性の紫外線硬化型のウレタン樹脂、シリコン樹
脂を主成分とするUVインクを、上記の面積だけ印刷機
で印刷するようにしたものである。
【0028】次に、作製した4種類の膜のガーレNo.
を測定し、透気性のバラツキを検討した。その結果を
(表1)に示す。
を測定し、透気性のバラツキを検討した。その結果を
(表1)に示す。
【0029】
【表1】
【0030】(表1)で明らかなように、実施例の多孔
性ポリエチレン膜は、比較例に対し透気性のバラツキが
小さいことが分かる。なお、これらのガーレNo.は各
々50枚作製した際の最大値と最小値である。
性ポリエチレン膜は、比較例に対し透気性のバラツキが
小さいことが分かる。なお、これらのガーレNo.は各
々50枚作製した際の最大値と最小値である。
【0031】次に、上記4種類の膜を撥水膜として使用
した空気電池PR2330(直径23.1mm、高さ3.
0mm)を作製し、放電試験をそれぞれ10個ずつ行っ
た。その結果を図3,図4に示す。なお、PR2330
は、公称電圧1.4V、公称電気容量700mAhの空
気電池である。
した空気電池PR2330(直径23.1mm、高さ3.
0mm)を作製し、放電試験をそれぞれ10個ずつ行っ
た。その結果を図3,図4に示す。なお、PR2330
は、公称電圧1.4V、公称電気容量700mAhの空
気電池である。
【0032】図3は125Ω負荷、23℃,60%R.
H.での放電カーブであり、放電時間の最小値と最大値
のものについてグラフ化した。
H.での放電カーブであり、放電時間の最小値と最大値
のものについてグラフ化した。
【0033】比較例1では、酸素流入不足、つまり透気
性不足により一部放電電圧が低下しているのがわかる。
性不足により一部放電電圧が低下しているのがわかる。
【0034】図4は3.0KΩ負荷、23℃,60%
R.H.での放電カーブであり、放電時間の最小値と最
大値のものについてグラフ化した。
R.H.での放電カーブであり、放電時間の最小値と最
大値のものについてグラフ化した。
【0035】比較例1では、放電途中において一部電圧
が低下しているのがわかる。これは必要以上に透気性が
あり、外界の影響を大きく受けたためである。
が低下しているのがわかる。これは必要以上に透気性が
あり、外界の影響を大きく受けたためである。
【0036】比較例2では、比較例1程ではないが、同
様の理由により電圧低下がみられ、バラツキが若干大き
いことがわかる。
様の理由により電圧低下がみられ、バラツキが若干大き
いことがわかる。
【0037】以上のように本実施例によれば、低ガーレ
No.の多孔性ポリエチレン膜を部分的に圧縮すること
により、高ガーレNo.でバラツキの小さい安定した膜
が得られ、125Ω〜3.0KΩ負荷の広い負荷範囲に
おいても安定した放電性能が得られることがわかる。
No.の多孔性ポリエチレン膜を部分的に圧縮すること
により、高ガーレNo.でバラツキの小さい安定した膜
が得られ、125Ω〜3.0KΩ負荷の広い負荷範囲に
おいても安定した放電性能が得られることがわかる。
【0038】なお、本実施例1ではガーレNo.350
0sの多孔性ポリエチレン膜を部分圧縮したものを示し
たが、ガーレNo.500〜5000sの膜を部分圧縮
しても同様の効果が得られた。
0sの多孔性ポリエチレン膜を部分圧縮したものを示し
たが、ガーレNo.500〜5000sの膜を部分圧縮
しても同様の効果が得られた。
【0039】また本実施例ではストライプ状に部分圧縮
したが、点状などに部分圧縮しても同様の効果が得られ
ることがわかった。
したが、点状などに部分圧縮しても同様の効果が得られ
ることがわかった。
【0040】部分圧縮する面積は、本実施例では膜全体
の約90%強である。95%以上の閉鎖になると酸素の
拡散不良が生じ、電池性能に悪影響を及ぼす可能性があ
り、逆に、70%以下になると部分圧縮する前の多孔性
ポリエチレン膜にはかなり高ガーレNo.の物が必要に
なってくるため、70〜95%の範囲内でコントロール
するのが最適といえる。さらにガーレ数500〜500
0sの多孔性ポリエチレン膜の外界当接表面を70〜9
5%部分的に印刷する方法でも同様の効果が得られた。
の約90%強である。95%以上の閉鎖になると酸素の
拡散不良が生じ、電池性能に悪影響を及ぼす可能性があ
り、逆に、70%以下になると部分圧縮する前の多孔性
ポリエチレン膜にはかなり高ガーレNo.の物が必要に
なってくるため、70〜95%の範囲内でコントロール
するのが最適といえる。さらにガーレ数500〜500
0sの多孔性ポリエチレン膜の外界当接表面を70〜9
5%部分的に印刷する方法でも同様の効果が得られた。
【0041】
【表2】
【0042】(表2)は前記放電試験を行った電池と同
じロットの電池についての空気孔耐漏液性の結果を示し
たものである。試験は45℃,70%R.H.の環境下
で300Ωの負荷をかけて放電を行い、放電末期の電圧
が0.9Vになった時点を0としたときの経過時間と空
気孔からの漏液が認められた電池の個数を示したもので
ある。この条件下においては電池内の水分の放出はな
く、かつ放電による亜鉛の酸化により、電池内の空隙率
はほぼ0%となっている。
じロットの電池についての空気孔耐漏液性の結果を示し
たものである。試験は45℃,70%R.H.の環境下
で300Ωの負荷をかけて放電を行い、放電末期の電圧
が0.9Vになった時点を0としたときの経過時間と空
気孔からの漏液が認められた電池の個数を示したもので
ある。この条件下においては電池内の水分の放出はな
く、かつ放電による亜鉛の酸化により、電池内の空隙率
はほぼ0%となっている。
【0043】(表1),(表2)から明らかなように、
本実施例の多孔性ポリエチレン膜を用いた電池は、従来
の多孔性テフロン膜を用いた電池と比較して問題がなか
った。
本実施例の多孔性ポリエチレン膜を用いた電池は、従来
の多孔性テフロン膜を用いた電池と比較して問題がなか
った。
【0044】なお、他の多孔性ポリオレフィン膜、例え
ば多孔性ポリプロピレン膜などでも、放電特性および空
気孔耐漏液特性において、実施例とほぼ同様の結果が得
られた。
ば多孔性ポリプロピレン膜などでも、放電特性および空
気孔耐漏液特性において、実施例とほぼ同様の結果が得
られた。
【0045】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなように
本発明によれば、ボタン形空気電池に用いる多孔性ポリ
オレフィン膜の細孔を部分的に閉鎖することで、高ガー
レNo.でバラツキの小さい膜が得られ、この多孔性ポ
リオレフィン膜を用いることにより広い負荷範囲で放電
性能の安定したボタン形空気電池を廉価に得ることがで
きる。
本発明によれば、ボタン形空気電池に用いる多孔性ポリ
オレフィン膜の細孔を部分的に閉鎖することで、高ガー
レNo.でバラツキの小さい膜が得られ、この多孔性ポ
リオレフィン膜を用いることにより広い負荷範囲で放電
性能の安定したボタン形空気電池を廉価に得ることがで
きる。
【図1】一般的な空気電池の構成を示す断面図
【図2】(a)は本実施例の多孔性ポリエチレン膜を部
分圧縮する凸状ローラーの断面図 (b)は同部分圧縮した多孔性ポリエチレン膜の断面図
分圧縮する凸状ローラーの断面図 (b)は同部分圧縮した多孔性ポリエチレン膜の断面図
【図3】各種膜を用いた空気電池のハイレート放電曲線
を示す図
を示す図
【図4】各種膜を用いた空気電池のローレート放電曲線
を示す図
を示す図
1 亜鉛 2 負極ケース(封口板) 3 ガスケット 4 正極ケース 5 セパレータ 6 空気極 7 撥水膜 8 空気孔 9 拡散紙 10 シール紙 11 部分圧縮用圧延ローラー 12 部分圧縮した多孔性ポリエチレン膜
Claims (5)
- 【請求項1】 空気極と、空気孔を有する正極ケースと
の間に撥水膜として配される多孔性ポリオレフィン膜を
部分的に加圧圧縮し、透気度ガーレNo.を45000
〜50000sにする多孔性ポリオレフィン膜の製造
法。 - 【請求項2】 空気極と、空気孔を有する正極ケースと
の間に撥水膜として配される多孔性ポリオレフィン膜の
表面に紫外線硬化型樹脂のインクを部分的に塗布し、透
気度ガーレNo.を45000〜50000sにする多
孔性ポリオレフィン膜の製造法。 - 【請求項3】 多孔性ポリオレフィン膜の細孔を加圧・
圧縮する面積あるいはインクを塗布する面積が、膜全体
の面積の70〜95%である請求項1または2記載の多
孔性ポリオレフィン膜の製造法。 - 【請求項4】 上記請求項1または2の製造法により、
細孔を部分的に閉鎖した多孔性ポリオレフィン膜を、撥
水膜として空気極と、空気孔を有する正極ケースとの間
に配したボタン形空気電池。 - 【請求項5】 多孔性ポリオレフィン膜の細孔を加圧・
圧縮する面積あるいはインクを塗布する面積が、膜全体
の面積の70〜95%である請求項4記載のボタン形空
気電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5270623A JPH07130405A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | ボタン形空気電池および多孔性ポリオレフィン膜の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5270623A JPH07130405A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | ボタン形空気電池および多孔性ポリオレフィン膜の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07130405A true JPH07130405A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17488672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5270623A Pending JPH07130405A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | ボタン形空気電池および多孔性ポリオレフィン膜の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07130405A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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