JPH07131065A - 半導体発光素子 - Google Patents
半導体発光素子Info
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- JPH07131065A JPH07131065A JP27205393A JP27205393A JPH07131065A JP H07131065 A JPH07131065 A JP H07131065A JP 27205393 A JP27205393 A JP 27205393A JP 27205393 A JP27205393 A JP 27205393A JP H07131065 A JPH07131065 A JP H07131065A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造で、サブピーク波長光の強度をメ
インピーク波長光の強度の1%以下に抑制でき、また、
該サブピーク波長光の強度を必要に応じて自在に制御で
きる発光素子を提供することである。 【構成】 p型またはn型の伝導型でキャリア密度が5
×1017cm-3以下の第1番目の半導体層1と、該半導
体層の直上に形成され該半導体層と伝導型が同じでキャ
リア密度が5×1017cm-3以下の第2番目の半導体層
2と、これら半導体層の上方に設けられこれらと異なる
伝導型が上側であるpn接合面3cとを備え、かつ、第
1番目の半導体層のバンドギャップがpn接合部3のバ
ンドギャップより小さいものであるる半導体発光素子で
ある。ただし、第1番目の半導体層及び/または第2番
目の半導体層が、基板及び/またはpn接合部を形成す
る一方の半導体層を兼ねるものであってもよい。
インピーク波長光の強度の1%以下に抑制でき、また、
該サブピーク波長光の強度を必要に応じて自在に制御で
きる発光素子を提供することである。 【構成】 p型またはn型の伝導型でキャリア密度が5
×1017cm-3以下の第1番目の半導体層1と、該半導
体層の直上に形成され該半導体層と伝導型が同じでキャ
リア密度が5×1017cm-3以下の第2番目の半導体層
2と、これら半導体層の上方に設けられこれらと異なる
伝導型が上側であるpn接合面3cとを備え、かつ、第
1番目の半導体層のバンドギャップがpn接合部3のバ
ンドギャップより小さいものであるる半導体発光素子で
ある。ただし、第1番目の半導体層及び/または第2番
目の半導体層が、基板及び/またはpn接合部を形成す
る一方の半導体層を兼ねるものであってもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発光ダイオードなどの
半導体発光素子(以下、「発光素子」という)に関し、
詳しくは、主波長とは別に、他の波長帯に発生する有害
な発光を抑制・制御しうる構造に関する。
半導体発光素子(以下、「発光素子」という)に関し、
詳しくは、主波長とは別に、他の波長帯に発生する有害
な発光を抑制・制御しうる構造に関する。
【0002】
【従来の技術】LEDや半導体レーザーなどの発光素子
における発光は、1つの半導体結晶材料の中に発光層と
して形成されたpn接合部に対して順方向に電圧を加
え、自由電子と正孔とが再結合しエネルギーを放出する
ことによって生じる発光現象である。そして、その目的
の発光波長の中心(以下「メインピーク波長」とい
う。)は、活性層として用いられる半導体結晶材料のバ
ンドギャップでほぼ決まる。しかし、実際の発光素子に
おいては、上記メインピーク波長とは別に、他の波長帯
にも発光波長の中心(以下「サブピーク波長」とい
う。)が存在し問題となる場合がある。例えば、GaA
s基板上にAlGaAs発光層を成長させた赤色LED
の場合について説明すると、図5にグラフとして破線で
示すように、メインピーク波長が650〜670nmで
あるのに対して、880〜900nmのサブピーク波長
に発光が観測される等の現象例が知られている。
における発光は、1つの半導体結晶材料の中に発光層と
して形成されたpn接合部に対して順方向に電圧を加
え、自由電子と正孔とが再結合しエネルギーを放出する
ことによって生じる発光現象である。そして、その目的
の発光波長の中心(以下「メインピーク波長」とい
う。)は、活性層として用いられる半導体結晶材料のバ
ンドギャップでほぼ決まる。しかし、実際の発光素子に
おいては、上記メインピーク波長とは別に、他の波長帯
にも発光波長の中心(以下「サブピーク波長」とい
う。)が存在し問題となる場合がある。例えば、GaA
s基板上にAlGaAs発光層を成長させた赤色LED
の場合について説明すると、図5にグラフとして破線で
示すように、メインピーク波長が650〜670nmで
あるのに対して、880〜900nmのサブピーク波長
に発光が観測される等の現象例が知られている。
【0003】サブピーク波長は設計上の目的以外の予期
しない発光波長であるため、このような波長帯にも発光
が生じるような発光素子を、例えば光電センサーの光源
に用いると、誤動作などが発生し種々の問題となる。サ
ブピーク波長光の発生の原因は、メインピーク波長光の
照射により基板が励起されて放出されるフォトルミネッ
センスであることが知られている。この現象に対処する
ために、従来、基板のキャリア濃度を1×1016〜1×
1018cm-3程度とするか、同様のキャリア濃度の薄層
を従来の結晶基板上に1層設けることによってサブピー
ク波長光の発生を抑制していた。
しない発光波長であるため、このような波長帯にも発光
が生じるような発光素子を、例えば光電センサーの光源
に用いると、誤動作などが発生し種々の問題となる。サ
ブピーク波長光の発生の原因は、メインピーク波長光の
照射により基板が励起されて放出されるフォトルミネッ
センスであることが知られている。この現象に対処する
ために、従来、基板のキャリア濃度を1×1016〜1×
1018cm-3程度とするか、同様のキャリア濃度の薄層
を従来の結晶基板上に1層設けることによってサブピー
ク波長光の発生を抑制していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構造によるサブピーク波長光の強度抑制は、メインピ
ーク波長光の1.5〜3%程度に抑えることが限度であ
り、それ以下とすることはできなかった。本発明の目的
は、上記問題を解消し、簡単な構造で、サブピーク波長
光の強度をメインピーク波長光の強度の1%以下に抑制
でき、また、該サブピーク波長光の強度を必要に応じて
自在に制御できる発光素子を提供することである。
な構造によるサブピーク波長光の強度抑制は、メインピ
ーク波長光の1.5〜3%程度に抑えることが限度であ
り、それ以下とすることはできなかった。本発明の目的
は、上記問題を解消し、簡単な構造で、サブピーク波長
光の強度をメインピーク波長光の強度の1%以下に抑制
でき、また、該サブピーク波長光の強度を必要に応じて
自在に制御できる発光素子を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、発光層で
あるpn接合部の接合面に対して基板側にある半導体層
のうち隣接する2層を、共にキャリア濃度5×1017c
m-3以下とすることによって、従来と同様の簡単な構造
を維持しながら、サブピーク波長光の強度を従来よりさ
らに制御・抑制できることを見出し本発明を完成した。
即ち、本発明の発光素子は、p型またはn型の伝導型で
キャリア濃度が5×1017cm-3以下の第1番目の半導
体層と、該半導体層の直上に形成され該半導体層と伝導
型が同じでキャリア濃度が5×1017cm-3以下の第2
番目の半導体層と、これら半導体層の上方に設けられこ
れらと異なる伝導型が上側であるpn接合面とを備え、
かつ、第1番目の半導体層のバンドギャップがpn接合
部のバンドギャップより小さいものである。ただし、第
1番目の半導体層が基板を兼ねるものであってもよく、
また、第2番目の半導体層がpn接合部を形成する一方
の半導体層を兼ねるものであってもよく、さらには、第
1番目の半導体層が基板を兼ね、第2番目の半導体層が
pn接合部を形成する一方の半導体層を兼ねるものであ
ってもよい。
あるpn接合部の接合面に対して基板側にある半導体層
のうち隣接する2層を、共にキャリア濃度5×1017c
m-3以下とすることによって、従来と同様の簡単な構造
を維持しながら、サブピーク波長光の強度を従来よりさ
らに制御・抑制できることを見出し本発明を完成した。
即ち、本発明の発光素子は、p型またはn型の伝導型で
キャリア濃度が5×1017cm-3以下の第1番目の半導
体層と、該半導体層の直上に形成され該半導体層と伝導
型が同じでキャリア濃度が5×1017cm-3以下の第2
番目の半導体層と、これら半導体層の上方に設けられこ
れらと異なる伝導型が上側であるpn接合面とを備え、
かつ、第1番目の半導体層のバンドギャップがpn接合
部のバンドギャップより小さいものである。ただし、第
1番目の半導体層が基板を兼ねるものであってもよく、
また、第2番目の半導体層がpn接合部を形成する一方
の半導体層を兼ねるものであってもよく、さらには、第
1番目の半導体層が基板を兼ね、第2番目の半導体層が
pn接合部を形成する一方の半導体層を兼ねるものであ
ってもよい。
【0006】第1番目および第2番目の半導体層は、p
n接合部の接合面に対してp型側・n型側のいずれの側
に設けられるものであってもよいが、それらの伝導型は
設けられた側のpn接合部の伝導型と同じ型となる。例
えば、第1番目および第2番目の半導体層がpn接合面
に対してp型側に設けられれば、これらの伝導型はp型
となるということである。以下、本明細書では、便宜
上、これら第1番目および第2番目の半導体層が、pn
接合面に対してp型側に設けられる場合について説明す
る。
n接合部の接合面に対してp型側・n型側のいずれの側
に設けられるものであってもよいが、それらの伝導型は
設けられた側のpn接合部の伝導型と同じ型となる。例
えば、第1番目および第2番目の半導体層がpn接合面
に対してp型側に設けられれば、これらの伝導型はp型
となるということである。以下、本明細書では、便宜
上、これら第1番目および第2番目の半導体層が、pn
接合面に対してp型側に設けられる場合について説明す
る。
【0007】本明細書でいう「pn接合面」は、ホモ接
合やヘテロ接合など2層からなるpn接合における接合
面の他、2重ヘテロ接合、あるいは、1つまたは多重の
量子井戸構造における接合面を意味する。また、第1番
目の半導体層と第2番目の半導体層とは別個の層であ
り、結晶構造や成分比等が互いに異なる材料からなるも
のである。
合やヘテロ接合など2層からなるpn接合における接合
面の他、2重ヘテロ接合、あるいは、1つまたは多重の
量子井戸構造における接合面を意味する。また、第1番
目の半導体層と第2番目の半導体層とは別個の層であ
り、結晶構造や成分比等が互いに異なる材料からなるも
のである。
【0008】第1番目および第2番目の半導体層に所望
のキャリア濃度を施与するためのドーパントとして用い
られる物質は、特に限定されるものではないが、特にZ
nは、Te,Siなど他の物質に比べて材料中への拡散
性がよく、目的とするキャリア濃度を正確に得ることが
容易であり、好ましいものの1つである。
のキャリア濃度を施与するためのドーパントとして用い
られる物質は、特に限定されるものではないが、特にZ
nは、Te,Siなど他の物質に比べて材料中への拡散
性がよく、目的とするキャリア濃度を正確に得ることが
容易であり、好ましいものの1つである。
【0009】
【作用】第1番目の半導体層のキャリア濃度を小さくす
ることによって、サブピーク波長光が抑制される。さら
に、隣接する第2番目の半導体層を、第1番目の半導体
層に対するドーパントの拡散防止層とすることによっ
て、第1番目の半導体のキャリア濃度の上昇が抑制され
る。このためには、第2番目の半導体層のキャリア濃度
を小さくすればよい。本発明の発光素子は、これら隣接
する2つの層のキャリア濃度を、共に5×1017cm-3
以下とすることによって、サブピーク波長光を最も好ま
しく抑制し、メインピーク波長光強度の1%以下とした
のである。これら各層のキャリア濃度の下限としては、
第1番目の半導体層に電極を設ける場合には、オーミッ
ク電極のコンタクト抵抗値を考慮して、1×1017cm
-3以上であることが好ましい。また、第1番目および第
2番目の半導体層に電極を設ける必要のない場合は、結
晶成長の安定性・再現性を考慮して、キャリア濃度5×
1016cm-3以上であることが好ましい。
ることによって、サブピーク波長光が抑制される。さら
に、隣接する第2番目の半導体層を、第1番目の半導体
層に対するドーパントの拡散防止層とすることによっ
て、第1番目の半導体のキャリア濃度の上昇が抑制され
る。このためには、第2番目の半導体層のキャリア濃度
を小さくすればよい。本発明の発光素子は、これら隣接
する2つの層のキャリア濃度を、共に5×1017cm-3
以下とすることによって、サブピーク波長光を最も好ま
しく抑制し、メインピーク波長光強度の1%以下とした
のである。これら各層のキャリア濃度の下限としては、
第1番目の半導体層に電極を設ける場合には、オーミッ
ク電極のコンタクト抵抗値を考慮して、1×1017cm
-3以上であることが好ましい。また、第1番目および第
2番目の半導体層に電極を設ける必要のない場合は、結
晶成長の安定性・再現性を考慮して、キャリア濃度5×
1016cm-3以上であることが好ましい。
【0010】第1番目の半導体層および/または第2番
目の半導体層は、基板および/またはpn接合面を形成
する一方の半導体層を兼ねるものであってもよく、これ
によって、従来と同じ単純な構造を維持することが可能
となる。
目の半導体層は、基板および/またはpn接合面を形成
する一方の半導体層を兼ねるものであってもよく、これ
によって、従来と同じ単純な構造を維持することが可能
となる。
【0011】第1番目および第2番目の半導体層のキャ
リア濃度を5×1016〜5×1017cm-3の範囲で変化
させることで、メインピーク波長光強度の1%以下の範
囲において、意図するレベルで十分安定してサブピーク
波長光の強弱を制御することができる。従って、サブピ
ーク波長光に対しても他の用途を与えることが可能とな
り、サブピーク波長光に対する制御が有用なものとなっ
た。ただし、第1の半導体層にて、フォトルミネセンス
効果によるサブピーク波長光が発生するためには、該第
1の半導体層のバンドギャップを、pn接合部のバンド
ギャップよりも小さくする必要がある。
リア濃度を5×1016〜5×1017cm-3の範囲で変化
させることで、メインピーク波長光強度の1%以下の範
囲において、意図するレベルで十分安定してサブピーク
波長光の強弱を制御することができる。従って、サブピ
ーク波長光に対しても他の用途を与えることが可能とな
り、サブピーク波長光に対する制御が有用なものとなっ
た。ただし、第1の半導体層にて、フォトルミネセンス
効果によるサブピーク波長光が発生するためには、該第
1の半導体層のバンドギャップを、pn接合部のバンド
ギャップよりも小さくする必要がある。
【0012】
【実施例】以下、本発明の発光素子を実施例にもとづき
具体的に説明する。なお、本発明がこれに限定されるも
のでないことは言うまでもない。次に示す実施例1〜4
は、発光ダイオードを例として、本発明による発光素子
の構造の基本的なバリエーションを具体的に示すもので
ある。また、図1〜図4は、これら各々の実施例におけ
る発光素子の構造を模式的に示す図である。 〔実施例1〕本実施例による発光素子は、図1に示すよ
うに、基板4直上に形成されるp型でキャリア濃度が5
×1017cm-3以下の第1番目の半導体層1と、該半導
体層の直上に形成され該半導体層と伝導型が同じで材料
が異なりキャリア濃度が5×1017cm-3以下の第2番
目の半導体層2と、これら半導体層1,2の上方に設け
られ、これらと異なる伝導型、即ちn型が上側であるp
n接合面3cとを備えるものである。また、3は発光層
であるpn接合部であって、3a,3bは各々該pn接
合部3を形成するn型半導体層・p型半導体層であり、
X,Yは電極である。なお、第1番目および第2番目の
半導体層のドーパントとしてZnを用いた。
具体的に説明する。なお、本発明がこれに限定されるも
のでないことは言うまでもない。次に示す実施例1〜4
は、発光ダイオードを例として、本発明による発光素子
の構造の基本的なバリエーションを具体的に示すもので
ある。また、図1〜図4は、これら各々の実施例におけ
る発光素子の構造を模式的に示す図である。 〔実施例1〕本実施例による発光素子は、図1に示すよ
うに、基板4直上に形成されるp型でキャリア濃度が5
×1017cm-3以下の第1番目の半導体層1と、該半導
体層の直上に形成され該半導体層と伝導型が同じで材料
が異なりキャリア濃度が5×1017cm-3以下の第2番
目の半導体層2と、これら半導体層1,2の上方に設け
られ、これらと異なる伝導型、即ちn型が上側であるp
n接合面3cとを備えるものである。また、3は発光層
であるpn接合部であって、3a,3bは各々該pn接
合部3を形成するn型半導体層・p型半導体層であり、
X,Yは電極である。なお、第1番目および第2番目の
半導体層のドーパントとしてZnを用いた。
【0013】pn接合面3cは、順方向電流によって、
可視・不可視を問わず発光現象が得られる公知の半導体
結晶により構成される。また、上述のように、ホモ接合
・ヘテロ接合の他、2重ヘテロ接合、さらに、その中で
も1つまたは多重の量子井戸構造における接合面を意味
する。pn接合部に用いられる材質を表1に示す。
可視・不可視を問わず発光現象が得られる公知の半導体
結晶により構成される。また、上述のように、ホモ接合
・ヘテロ接合の他、2重ヘテロ接合、さらに、その中で
も1つまたは多重の量子井戸構造における接合面を意味
する。pn接合部に用いられる材質を表1に示す。
【0014】基板4は、pn接合部など種々の半導体結
晶層を成長させるための土台となる結晶であって、単一
の元素からなる半導体、化合物半導体、または上記成長
させるべき半導体結晶と格子定数の整合性が良好である
ような結晶であればどのようなものであってもよい。表
1に、基板に用いられる材料を、pn接合部の材料に好
適な組み合わせとして示す。
晶層を成長させるための土台となる結晶であって、単一
の元素からなる半導体、化合物半導体、または上記成長
させるべき半導体結晶と格子定数の整合性が良好である
ような結晶であればどのようなものであってもよい。表
1に、基板に用いられる材料を、pn接合部の材料に好
適な組み合わせとして示す。
【0015】第1番目,第2番目の半導体層1,2は、
互いに異なるものであり、また、上記基板に対して結晶
成長可能な関係を有する材料であればよい。第1番目,
第2番目の半導体層1,2の各厚みは、これらが他の層
を兼用せずに独立して設けられる場合は、5〜50μm
程度がよく、特に10〜20μm程度が好ましい。表1
に、該半導体層1,2に用いられる材料を、pn接合部
の材料と基板の材料とに好適な組み合わせとして示す。
互いに異なるものであり、また、上記基板に対して結晶
成長可能な関係を有する材料であればよい。第1番目,
第2番目の半導体層1,2の各厚みは、これらが他の層
を兼用せずに独立して設けられる場合は、5〜50μm
程度がよく、特に10〜20μm程度が好ましい。表1
に、該半導体層1,2に用いられる材料を、pn接合部
の材料と基板の材料とに好適な組み合わせとして示す。
【0016】
【表1】
【0017】表中における括弧内の数字は、キャリア濃
度(単位cm-3)である。また、表中に示す活性層は図
示していない。以下、同様である。
度(単位cm-3)である。また、表中に示す活性層は図
示していない。以下、同様である。
【0018】第1番目,第2番目の半導体層やpn接合
部を基板上に形成する方法としては、エピタキシャル成
長可能な成膜方法がよく、CVD法(化学気相堆積
法),MOCVD法(有機金属気相成長法),VPE法
(気相エピタキシャル成長法),LPE法(液相エピタ
キシャル成長法),MBE法(分子線エピタキシャル成
長法)等が例示される。
部を基板上に形成する方法としては、エピタキシャル成
長可能な成膜方法がよく、CVD法(化学気相堆積
法),MOCVD法(有機金属気相成長法),VPE法
(気相エピタキシャル成長法),LPE法(液相エピタ
キシャル成長法),MBE法(分子線エピタキシャル成
長法)等が例示される。
【0019】〔実施例2〕本実施例による発光素子は、
図2に示すように、実施例1における基板4のキャリア
濃度を5×1017cm-3以下として、第1番目の半導体
層1が基板4を兼ねる構造としたものである。かくし
て、積層数を増加させない構造でありながら、従来より
大幅な抑制作用を得ることができ、好ましい構造とな
る。表2に、第1番目の半導体層1(=基板4),第2
番目の半導体層2,pn接合部3a,3bに、各々用い
られる材料の好適な組み合わせを示す。
図2に示すように、実施例1における基板4のキャリア
濃度を5×1017cm-3以下として、第1番目の半導体
層1が基板4を兼ねる構造としたものである。かくし
て、積層数を増加させない構造でありながら、従来より
大幅な抑制作用を得ることができ、好ましい構造とな
る。表2に、第1番目の半導体層1(=基板4),第2
番目の半導体層2,pn接合部3a,3bに、各々用い
られる材料の好適な組み合わせを示す。
【0020】
【表2】
【0021】〔実施例3〕本実施例による発光素子は、
図3に示すように、実施例1におけるpn接合部のp型
半導体層3bのキャリア濃度を5×1017cm-3以下と
して、第2番目の半導体層1がpn接合部を形成する一
方のp型半導体層3bを兼ねる構造としたものである。
このような構造もまた、実施例2と同様の理由から、好
ましい構造である。表3に、基板4,第1番目の半導体
層1,第2番目の半導体層2(=p型半導体層3b),
n型半導体層3aに、各々用いられる材料の好適な組み
合わせを示す。
図3に示すように、実施例1におけるpn接合部のp型
半導体層3bのキャリア濃度を5×1017cm-3以下と
して、第2番目の半導体層1がpn接合部を形成する一
方のp型半導体層3bを兼ねる構造としたものである。
このような構造もまた、実施例2と同様の理由から、好
ましい構造である。表3に、基板4,第1番目の半導体
層1,第2番目の半導体層2(=p型半導体層3b),
n型半導体層3aに、各々用いられる材料の好適な組み
合わせを示す。
【0022】
【表3】
【0023】〔実施例4〕本実施例による発光素子は、
図4に示すように、実施例1における、基板4と、pn
接合部のp型半導体層3bのキャリア濃度とを共に5×
1017cm-3以下として、第1番目の半導体層1が基板
4を兼ね、第2番目の半導体層2がpn接合部を形成す
る一方のp型半導体層3bを兼ねる構造としたものであ
る。このような構造は、基本的な発光ダイオードの構造
と全く同じであり、かつ、従来より大幅な抑制作用を示
すため、最も好ましいサブピーク波長光の抑制構造であ
る。表4に、第1番目の半導体層1(=基板4),第2
番目の半導体層2(=p型半導体層3b),n型半導体
層3aに各々用いられる材料の好適な組み合わせを示
す。
図4に示すように、実施例1における、基板4と、pn
接合部のp型半導体層3bのキャリア濃度とを共に5×
1017cm-3以下として、第1番目の半導体層1が基板
4を兼ね、第2番目の半導体層2がpn接合部を形成す
る一方のp型半導体層3bを兼ねる構造としたものであ
る。このような構造は、基本的な発光ダイオードの構造
と全く同じであり、かつ、従来より大幅な抑制作用を示
すため、最も好ましいサブピーク波長光の抑制構造であ
る。表4に、第1番目の半導体層1(=基板4),第2
番目の半導体層2(=p型半導体層3b),n型半導体
層3aに各々用いられる材料の好適な組み合わせを示
す。
【0024】
【表4】
【0025】上記実施例1〜4で示した発光素子は、p
n接合部の単純な一例を示したものであって、これらを
種々の2重ヘテロ接合等に置き換えることで、サブピー
ク波長光が抑制された様々な発光素子が得られる。
n接合部の単純な一例を示したものであって、これらを
種々の2重ヘテロ接合等に置き換えることで、サブピー
ク波長光が抑制された様々な発光素子が得られる。
【0026】〔性能試験〕上記実施例による発光素子を
実際に発光させ、これを測光することによってサブピー
ク波長光の抑制程度を調べた。発光素子の構造は実施例
4で示した発光ダイオードとし、基板およびpn接合部
に用いる各々の材料を、表4の第1番目に示す組み合わ
せとした。即ち、 pn接合部のn層 ;Al0.7 Ga0.3 As ( 1×1018 ) 第2番目の半導体層 ;Al0.35Ga0.65As ( 5×1017 ) 第1番目の半導体層(基板);GaAs ( 5×1017 ) という構成および材料の組み合わせである。ただし、括
弧内の数字は、キャリア濃度(単位cm-3)である。図
5は、上記発光ダイオードの測光結果による波長と発光
強度の関係を示すグラフである。同図に太線で示すよう
に、サブピーク波長光は880〜900nmの波長帯に
観測されたが、その強さはメインピーク波長光の1%以
下であり、十分効果的に抑制されていることが確認でき
た。また、表1〜4に示した材料の組み合わせをもっ
て、実施例1〜4で示した発光素子の構造について測光
したところ、全て上記と同様のサブピーク波長光の抑制
効果を確認できた。
実際に発光させ、これを測光することによってサブピー
ク波長光の抑制程度を調べた。発光素子の構造は実施例
4で示した発光ダイオードとし、基板およびpn接合部
に用いる各々の材料を、表4の第1番目に示す組み合わ
せとした。即ち、 pn接合部のn層 ;Al0.7 Ga0.3 As ( 1×1018 ) 第2番目の半導体層 ;Al0.35Ga0.65As ( 5×1017 ) 第1番目の半導体層(基板);GaAs ( 5×1017 ) という構成および材料の組み合わせである。ただし、括
弧内の数字は、キャリア濃度(単位cm-3)である。図
5は、上記発光ダイオードの測光結果による波長と発光
強度の関係を示すグラフである。同図に太線で示すよう
に、サブピーク波長光は880〜900nmの波長帯に
観測されたが、その強さはメインピーク波長光の1%以
下であり、十分効果的に抑制されていることが確認でき
た。また、表1〜4に示した材料の組み合わせをもっ
て、実施例1〜4で示した発光素子の構造について測光
したところ、全て上記と同様のサブピーク波長光の抑制
効果を確認できた。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の発光素子
は、簡単な構造で、サブピーク波長光の強度をメインピ
ーク波長光の強度の1%以下に抑制でき、センサーの誤
動作などの問題を解消することができる。また、サブピ
ーク波長光を発する第1番目の半導体層へのドーパント
の拡散が、第2番目の半導体層により抑制されるので、
意図するレベルで十分安定してサブピーク波長光を発生
させ得、このサブピーク波長光を他の用途に利用する場
合に有利である。
は、簡単な構造で、サブピーク波長光の強度をメインピ
ーク波長光の強度の1%以下に抑制でき、センサーの誤
動作などの問題を解消することができる。また、サブピ
ーク波長光を発する第1番目の半導体層へのドーパント
の拡散が、第2番目の半導体層により抑制されるので、
意図するレベルで十分安定してサブピーク波長光を発生
させ得、このサブピーク波長光を他の用途に利用する場
合に有利である。
【図1】本発明の発光素子の一実施例による構造を模式
的に示す図である。
的に示す図である。
【図2】本発明の発光素子の一実施例による構造を模式
的に示す図である。
的に示す図である。
【図3】本発明の発光素子の一実施例による構造を模式
的に示す図である。
的に示す図である。
【図4】本発明の発光素子の一実施例による構造を模式
的に示す図である。
的に示す図である。
【図5】本発明および従来の発光ダイオードの発光にお
ける、波長と発光強度との関係を示すグラフである。
ける、波長と発光強度との関係を示すグラフである。
1 第1番目の半導体層 2 第2番目の半導体層 3 pn接合部 3c pn接合面 4 基板
Claims (5)
- 【請求項1】 p型またはn型の伝導型でキャリア濃度
が5×1017cm-3以下の第1番目の半導体層と、第1
番目の半導体層の直上に形成され該半導体層と伝導型が
同じでキャリア濃度が5×1017cm-3以下の第2番目
の半導体層と、これら半導体層の上方に設けられこれら
と異なる伝導型が上側であるpn接合面とを備え、か
つ、第1番目の半導体層のバンドギャップがpn接合部
のバンドギャップより小さいものである半導体発光素
子。 - 【請求項2】 第1番目の半導体層が、基板を兼ねるも
のである請求項1記載の半導体発光素子。 - 【請求項3】 第2番目の半導体層が、pn接合部を形
成する一方の半導体層を兼ねるものである請求項1記載
の半導体発光素子。 - 【請求項4】 第1番目の半導体層が基板を兼ね、第2
番目の半導体層がpn接合部を形成する一方の半導体層
を兼ねるものである請求項1記載の半導体発光素子。 - 【請求項5】 第1番目および第2番目の半導体層のド
ーパントがZnである請求項1記載の半導体発光素子。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27205393A JPH07131065A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 半導体発光素子 |
| US08/330,838 US5442202A (en) | 1993-10-29 | 1994-10-27 | Semiconductor light emitting element |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27205393A JPH07131065A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 半導体発光素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07131065A true JPH07131065A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17508458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27205393A Pending JPH07131065A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 半導体発光素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07131065A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001284637A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-12 | Kyocera Corp | 半導体発光素子 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP27205393A patent/JPH07131065A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001284637A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-12 | Kyocera Corp | 半導体発光素子 |
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