JPH0713287B2 - インダクションプラズマ溶射装置 - Google Patents
インダクションプラズマ溶射装置Info
- Publication number
- JPH0713287B2 JPH0713287B2 JP3141164A JP14116491A JPH0713287B2 JP H0713287 B2 JPH0713287 B2 JP H0713287B2 JP 3141164 A JP3141164 A JP 3141164A JP 14116491 A JP14116491 A JP 14116491A JP H0713287 B2 JPH0713287 B2 JP H0713287B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- gas supply
- gas
- sprayed
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Plasma Technology (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、誘導結合型プラズマ
内でセラミックスや金属等の粉末を効率よく加熱し、溶
解して噴射でき、主として溶射に使用されるインダクシ
ョンプラズマ溶射装置に関するものである。
内でセラミックスや金属等の粉末を効率よく加熱し、溶
解して噴射でき、主として溶射に使用されるインダクシ
ョンプラズマ溶射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インダクションプラズマ溶射装置
としては、図3に示す構造のものが知られている。即
ち、透明石英で形成された外側管1、中間管2、キャリ
アガス導入管3からなる三重構造のトーチに水冷誘導コ
イル4を設けたものである。
としては、図3に示す構造のものが知られている。即
ち、透明石英で形成された外側管1、中間管2、キャリ
アガス導入管3からなる三重構造のトーチに水冷誘導コ
イル4を設けたものである。
【0003】外側管1は、下端が開口し、上端が中間管
2の上部外周に結合することで閉じられ、その上端部内
に外側ガス供給路5が接線方向に開口している。中間管
2は下端が外側管1の下端よりも上方に位置し、その下
端部外径が拡大形成されていて、外側管1の内周面との
間にガスの速度を増して冷却効率を高めるため環状の約
1mmの小間隙6を形成し、その上端がキャリアガス導
入管3の上部外周に結合することで閉じられ、その上端
部内に中間ガス供給路7が外側ガス供給路5と同じ周方
向に沿うように接線方向に開口している。
2の上部外周に結合することで閉じられ、その上端部内
に外側ガス供給路5が接線方向に開口している。中間管
2は下端が外側管1の下端よりも上方に位置し、その下
端部外径が拡大形成されていて、外側管1の内周面との
間にガスの速度を増して冷却効率を高めるため環状の約
1mmの小間隙6を形成し、その上端がキャリアガス導
入管3の上部外周に結合することで閉じられ、その上端
部内に中間ガス供給路7が外側ガス供給路5と同じ周方
向に沿うように接線方向に開口している。
【0004】キャリアガス導入管3はその下端部が中間
管2内の下端近くに開口しており、上端部がキャリアガ
ス供給路8となっている。図中9はプラズマ炎である。
管2内の下端近くに開口しており、上端部がキャリアガ
ス供給路8となっている。図中9はプラズマ炎である。
【0005】この装置は、プラズマ炎9による高温から
外側管1を冷却するために、外側ガス供給路5から外側
ガスとしてアルゴンまたは窒素ガスを供給し、中間ガス
供給路7からは中間ガスとしてアルゴンを、キャリアガ
ス供給路8からキャリアガスとしてアルゴンを夫々供給
して誘導コイル4を作動させて使用する。
外側管1を冷却するために、外側ガス供給路5から外側
ガスとしてアルゴンまたは窒素ガスを供給し、中間ガス
供給路7からは中間ガスとしてアルゴンを、キャリアガ
ス供給路8からキャリアガスとしてアルゴンを夫々供給
して誘導コイル4を作動させて使用する。
【0006】外側ガスは、外側管1内に外側ガス供給路
5から接線方向に導入されるので、螺旋状に回転しなが
ら流出する。キャリアガスを流さない状態でプラズマ炎
を発生させると、扁平したフレーム状となるが、キャリ
アガスを流し流量を増加させると、プラズマ炎の中心が
凹状になってくる。この時、セラミックスあるいは金属
などの粉体をキャリアガス供給路内に投入すると、プラ
ズマ炎によって粉体が溶融され、プラズマ炎の下部に設
けられた被溶射物に溶融された粉体がキャリアガスの力
で溶射され、被膜が形成される。
5から接線方向に導入されるので、螺旋状に回転しなが
ら流出する。キャリアガスを流さない状態でプラズマ炎
を発生させると、扁平したフレーム状となるが、キャリ
アガスを流し流量を増加させると、プラズマ炎の中心が
凹状になってくる。この時、セラミックスあるいは金属
などの粉体をキャリアガス供給路内に投入すると、プラ
ズマ炎によって粉体が溶融され、プラズマ炎の下部に設
けられた被溶射物に溶融された粉体がキャリアガスの力
で溶射され、被膜が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】いま、被溶射物に銅の
粉体を溶射する場合、プラズマ炎は最高10000℃に
もなるが、銅の粉体が入る部分は誘導コイルの中心部分
になっているため、プラズマ炎の温度が最高3000℃
程度になっている。しかしながら、銅は融点が約100
0℃、沸点が約2500℃であるので銅の一部は気体化
(ヒューム)される。このヒュームの大部分はキャリア
ガス、中間ガス、外側ガスによって被溶射物に溶射され
るが、ヒュームの一部は外側管を外れて浮遊し、被溶射
物の溶射されていないところに付着する。この溶射され
ていないところに付着したヒュームは、被溶射物によっ
て冷却され固体化するが、大気中の酸素によって酸化さ
れてしまう。この固体化したヒュームの上に新しい溶融
した銅が溶射されるため、被溶射物には完全に溶射され
ない個所が点々と生じ、溶射不良となるという問題があ
った。
粉体を溶射する場合、プラズマ炎は最高10000℃に
もなるが、銅の粉体が入る部分は誘導コイルの中心部分
になっているため、プラズマ炎の温度が最高3000℃
程度になっている。しかしながら、銅は融点が約100
0℃、沸点が約2500℃であるので銅の一部は気体化
(ヒューム)される。このヒュームの大部分はキャリア
ガス、中間ガス、外側ガスによって被溶射物に溶射され
るが、ヒュームの一部は外側管を外れて浮遊し、被溶射
物の溶射されていないところに付着する。この溶射され
ていないところに付着したヒュームは、被溶射物によっ
て冷却され固体化するが、大気中の酸素によって酸化さ
れてしまう。この固体化したヒュームの上に新しい溶融
した銅が溶射されるため、被溶射物には完全に溶射され
ない個所が点々と生じ、溶射不良となるという問題があ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な従来の装置における問題点を解消するためになされた
もので、三重構造のトーチにおける外側管のさらに外側
にアルゴンガスを流出させるヒューム防止用ガス供給管
を設けたインダクションプラズマ溶射装置を提供するこ
とを目的とするものである。
な従来の装置における問題点を解消するためになされた
もので、三重構造のトーチにおける外側管のさらに外側
にアルゴンガスを流出させるヒューム防止用ガス供給管
を設けたインダクションプラズマ溶射装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【作用】この発明におけるインダクションプラズマ溶射
装置は、外側管のさらに外側に設けたヒューム防止用ガ
ス供給管からアルゴンガスを螺旋状に流出させることに
より、溶射中に発生するヒュームも酸化されることなく
完全に溶射することができる。
装置は、外側管のさらに外側に設けたヒューム防止用ガ
ス供給管からアルゴンガスを螺旋状に流出させることに
より、溶射中に発生するヒュームも酸化されることなく
完全に溶射することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1について説
明する。図1において、10は石英製トーチであり、外
側管1、中間管2、キャリアガス導入管3とヒューム防
止用ガス供給管11とからなっている。4は水冷誘導コ
イルである。また5は外側ガス供給路、7は中間ガス供
給路、8はキャリアガス供給路、9はプラズマ炎であ
る。この発明は外側管1の外側にさらにヒューム防止用
ガス供給管11を設けたことが要旨であり、このヒュー
ム防止用ガス供給管11は上端が外側管1の上部外周に
結合して閉じられている。そしてその上端部内にヒュー
ム防止用ガス供給路12が接線方向に開口している。下
部は水冷誘導コイル4と外側管1の間を通って外側管1
より下方で外方向に弧状に開口し、その下端は被溶射物
(図示せず)近くまで延びている。
明する。図1において、10は石英製トーチであり、外
側管1、中間管2、キャリアガス導入管3とヒューム防
止用ガス供給管11とからなっている。4は水冷誘導コ
イルである。また5は外側ガス供給路、7は中間ガス供
給路、8はキャリアガス供給路、9はプラズマ炎であ
る。この発明は外側管1の外側にさらにヒューム防止用
ガス供給管11を設けたことが要旨であり、このヒュー
ム防止用ガス供給管11は上端が外側管1の上部外周に
結合して閉じられている。そしてその上端部内にヒュー
ム防止用ガス供給路12が接線方向に開口している。下
部は水冷誘導コイル4と外側管1の間を通って外側管1
より下方で外方向に弧状に開口し、その下端は被溶射物
(図示せず)近くまで延びている。
【0011】このような構造としたことにより、この発
明のインダクションプラズマ溶射装置では、ヒューム防
止用ガス供給路12からアルゴンガスを供給すると、ヒ
ューム防止用ガス供給管11と外側管1との間を該ガス
が螺旋状に回転しながら流出するので、溶射中に発生し
たヒュームはこのアルゴンガスによって被溶射物の溶射
されている個所近傍に付着することとなり、酸化される
ことなく完全に溶射することができるのである。
明のインダクションプラズマ溶射装置では、ヒューム防
止用ガス供給路12からアルゴンガスを供給すると、ヒ
ューム防止用ガス供給管11と外側管1との間を該ガス
が螺旋状に回転しながら流出するので、溶射中に発生し
たヒュームはこのアルゴンガスによって被溶射物の溶射
されている個所近傍に付着することとなり、酸化される
ことなく完全に溶射することができるのである。
【0012】図2は、この発明の他の実施例を示す装置
の概略縦断側面図であって、ヒューム防止用ガス供給管
11の内径を大きくして、水冷誘導コイル4を外側管1
とヒューム防止用ガス供給管11との間に設けるように
したものである。これは図1に示す構造の装置では外側
管1の外側に設けたヒューム防止用ガス供給管11の外
周に水冷誘導コイル4を配置するので、該コイルの径が
大きくなることからインダクションプラズマを発生させ
るのに大電力を必要とするという問題があり、この問題
をなくすために水冷誘導コイル4をヒューム防止用ガス
供給管11の内部に設けたものである。
の概略縦断側面図であって、ヒューム防止用ガス供給管
11の内径を大きくして、水冷誘導コイル4を外側管1
とヒューム防止用ガス供給管11との間に設けるように
したものである。これは図1に示す構造の装置では外側
管1の外側に設けたヒューム防止用ガス供給管11の外
周に水冷誘導コイル4を配置するので、該コイルの径が
大きくなることからインダクションプラズマを発生させ
るのに大電力を必要とするという問題があり、この問題
をなくすために水冷誘導コイル4をヒューム防止用ガス
供給管11の内部に設けたものである。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば外側管
の外側にヒューム防止用ガス供給管を設け、溶射時に該
供給管と外側管との間にアルゴンガスを螺旋状に回転し
ながら流出するようにしたので、溶射中に発生したヒュ
ームが酸化することなく被溶射物の溶射個所近傍に溶射
することができるのである。
の外側にヒューム防止用ガス供給管を設け、溶射時に該
供給管と外側管との間にアルゴンガスを螺旋状に回転し
ながら流出するようにしたので、溶射中に発生したヒュ
ームが酸化することなく被溶射物の溶射個所近傍に溶射
することができるのである。
【図1】この発明の一実施例を示すインダクションプラ
ズマ溶射装置の概略縦断側面図である。
ズマ溶射装置の概略縦断側面図である。
【図2】この発明の他の実施例を示すインダクションプ
ラズマ溶射装置の概略縦断側面図である。
ラズマ溶射装置の概略縦断側面図である。
【図3】従来のインダクションプラズマ溶射装置の縦断
側面図である。
側面図である。
1 外側管 2 中間管 3 キャリアガス導入管 4 水冷誘導コイル 5 外側ガス供給路 6 小間隙 7 中間ガス供給路 8 キャリアガス供給路 9 プラズマ炎 10 トーチ 11 ヒューム防止用ガス供給管 12 ヒューム防止用ガス供給路
Claims (2)
- 【請求項1】 一端から外側ガスを接線方向に導入し、
他端の開口から放出する外側管、該外側管内に同軸的に
設けられ、一端から中間ガスを接線方向に導入し、他端
の開口から放出する中間管およびその中間管内に同軸的
に設けられ、一端から供給されるキャリアガスを他端の
開口から放出するキャリアガス導入管とからなる三重構
造のトーチと、そのトーチの開口部外周に設けた誘導コ
イルとから構成され、この誘導コイルから高周波を印加
してプラズマを発生させて溶射するインダクションプラ
ズマ溶射装置において、外側ガスを通す外側管の外側に
ヒューム防止用ガス供給管を設けたことを特徴とするイ
ンダクションプラズマ溶射装置。 - 【請求項2】 ヒューム防止用ガス供給管はその下部が
外方向に弧状に開口していることを特徴とする請求項1
記載のインダクションプラズマ溶射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3141164A JPH0713287B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | インダクションプラズマ溶射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3141164A JPH0713287B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | インダクションプラズマ溶射装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04341552A JPH04341552A (ja) | 1992-11-27 |
| JPH0713287B2 true JPH0713287B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=15285627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3141164A Expired - Lifetime JPH0713287B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | インダクションプラズマ溶射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0713287B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008027657A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Tokyo Institute Of Technology | プラズマ源、処理装置及び処理方法 |
| JP2013532349A (ja) * | 2010-05-05 | 2013-08-15 | ペルキネルマー ヘルス サイエンシーズ, インコーポレイテッド | 耐酸化性誘導装置 |
| US10995406B2 (en) * | 2016-04-01 | 2021-05-04 | Universities Space Research Association | In situ tailoring of material properties in 3D printed electronics |
| US20180006223A1 (en) * | 2016-05-31 | 2018-01-04 | Universities Space Research Association | Method to print organic electronics without changing its properties |
-
1991
- 1991-05-16 JP JP3141164A patent/JPH0713287B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04341552A (ja) | 1992-11-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4390772A (en) | Plasma torch and a method of producing a plasma | |
| US4741286A (en) | Single torch-type plasma spray coating method and apparatus therefor | |
| JP3219763B2 (ja) | 極めて短い精製時間と低電力消費の高周波直接誘導による酸化混合物連続溶融炉 | |
| JPS61259778A (ja) | 複ト−チ型プラズマ溶射方法及びその装置 | |
| FI91477B (fi) | Menetelmä metallien sulattamiseksi ja/tai puhdistamiseksi ja jäähdytyslaite tässä käytettävälle grafiittielektrodille | |
| CA2086821A1 (en) | Plazma burner for transferred arc | |
| JPH0713287B2 (ja) | インダクションプラズマ溶射装置 | |
| JPH06126159A (ja) | 材料処理方法および装置 | |
| US4638488A (en) | Fine grains producing apparatus | |
| JP4462072B2 (ja) | 金属溶湯の連続噴霧装置 | |
| JPH03180432A (ja) | 金属の溶解方法および溶解装置 | |
| JPH0521194A (ja) | インダクシヨンプラズマ溶射装置 | |
| USRE31018E (en) | Method and apparatus for shielding the effluent from plasma spray gun assemblies | |
| EP1112793A2 (en) | Guide tube structure for flux concentration | |
| JP2704395B2 (ja) | 電気アーク精錬に供する黒鉛電極の冷却方法ならびにそれに供する黒鉛電極の冷却装置 | |
| JPH03224625A (ja) | 超微粉合成装置 | |
| EP1113083A2 (en) | Method for controlling flux concentration in guide tubes | |
| JPH0494859A (ja) | 金属の精密鋳造装置 | |
| JPH1072615A (ja) | 溶融金属の取鍋精錬方法ならびにその精錬装置 | |
| JP3216007B2 (ja) | 金属再溶解装置 | |
| JPH0713288B2 (ja) | インダクションプラズマ溶射装置 | |
| JPH1072616A (ja) | 溶融金属の取鍋精錬方法ならびにその精錬装置 | |
| JPS6037267A (ja) | 金属材料を熱により切断するための方法および装置 | |
| JPH01255608A (ja) | 溶融金属の流下方法およびアトマイズ装置用ノズル | |
| JP2591956Y2 (ja) | 真空誘導溶解鋳造装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960109 |