JPH07133713A - 排気ガス浄化装置のパティキュレ−ト捕集用フィルタ及びその製造方法 - Google Patents
排気ガス浄化装置のパティキュレ−ト捕集用フィルタ及びその製造方法Info
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- JPH07133713A JPH07133713A JP5278376A JP27837693A JPH07133713A JP H07133713 A JPH07133713 A JP H07133713A JP 5278376 A JP5278376 A JP 5278376A JP 27837693 A JP27837693 A JP 27837693A JP H07133713 A JPH07133713 A JP H07133713A
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Landscapes
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】再生効率が高く圧力損失が低いフィルタ及びそ
の製法の提供。 【構成及び効果】 ディーゼルエンジンの排気経路に配
設されるパティキュレ−ト捕集用フィルタの多孔性隔壁
23の表面は、多孔性であるため通常の触媒担持基体に
比較してその表面積は格段に広い。そして、フィルタ再
生処理におけるパティキュレ−トの酸化反応は、固相−
気相間触媒反応であるために、気相−気相間触媒反応に
比較して格段に接触能率が良いので、必要な触媒面積は
小さくてよい。したがって、従来のように触媒粒子24
をウオッシュコート層(γ−アルミナ粒子などのセラミ
ック粒子層)に担持させず、フィルタの多孔性隔壁23
に直接担持させても必要な触媒面積を得ることができ、
その結果、パティキュレ−ト捕集時の圧力損失を低下さ
せることなく再生効率の向上が実現する。
の製法の提供。 【構成及び効果】 ディーゼルエンジンの排気経路に配
設されるパティキュレ−ト捕集用フィルタの多孔性隔壁
23の表面は、多孔性であるため通常の触媒担持基体に
比較してその表面積は格段に広い。そして、フィルタ再
生処理におけるパティキュレ−トの酸化反応は、固相−
気相間触媒反応であるために、気相−気相間触媒反応に
比較して格段に接触能率が良いので、必要な触媒面積は
小さくてよい。したがって、従来のように触媒粒子24
をウオッシュコート層(γ−アルミナ粒子などのセラミ
ック粒子層)に担持させず、フィルタの多孔性隔壁23
に直接担持させても必要な触媒面積を得ることができ、
その結果、パティキュレ−ト捕集時の圧力損失を低下さ
せることなく再生効率の向上が実現する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンの
排気中に含まれる微粒子成分(パティキュレ−ト)を捕
集し、再生する排気ガス浄化装置に関する。
排気中に含まれる微粒子成分(パティキュレ−ト)を捕
集し、再生する排気ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の排気ガス浄化装置において、セラ
ミックスからなる多孔性隔壁を軸方向に貫孔して形成さ
れた多数のセルを有するハニカム状のフィルタによりデ
ィーゼルエンジンのパティキュレートを補集し、ある程
度捕集されたらそれを燃焼してフィルタを再生する技術
が公知である。上記セル群の一半(以下、上流側セルと
呼ぶ)は下流側端部が盲栓されており、上記セル群の残
る一半(以下、下流側セルと呼ぶ)は上流側端部が盲栓
されており、上流側セルと下流側セルとは互い違いに配
置されている。そして、多孔性隔壁を通じて上流側セル
から下流側セルへ透過した排気ガス中のパティキュレ−
トは多孔性隔壁に捕集される。
ミックスからなる多孔性隔壁を軸方向に貫孔して形成さ
れた多数のセルを有するハニカム状のフィルタによりデ
ィーゼルエンジンのパティキュレートを補集し、ある程
度捕集されたらそれを燃焼してフィルタを再生する技術
が公知である。上記セル群の一半(以下、上流側セルと
呼ぶ)は下流側端部が盲栓されており、上記セル群の残
る一半(以下、下流側セルと呼ぶ)は上流側端部が盲栓
されており、上流側セルと下流側セルとは互い違いに配
置されている。そして、多孔性隔壁を通じて上流側セル
から下流側セルへ透過した排気ガス中のパティキュレ−
トは多孔性隔壁に捕集される。
【0003】特開平2−28512号公報は、上記した
ハニカム状のセラミックフィルタ(以下、ディーゼルパ
ティキュレ−トフィルタDPFともいう)にγ−アルミ
ナやシリコンカーバイド(SiC)などのセラミック粒
子をウオッシュコートし、その上にプラチナ(Pt)や
パラジウム(Pd)などの低温酸化反応触媒(以下、単
に触媒という)を担持して、DPFの再生効率を向上す
ることを開示している。
ハニカム状のセラミックフィルタ(以下、ディーゼルパ
ティキュレ−トフィルタDPFともいう)にγ−アルミ
ナやシリコンカーバイド(SiC)などのセラミック粒
子をウオッシュコートし、その上にプラチナ(Pt)や
パラジウム(Pd)などの低温酸化反応触媒(以下、単
に触媒という)を担持して、DPFの再生効率を向上す
ることを開示している。
【0004】なお、基体(ここではDPFに相当)の表
面に上記したウオッシュコート層(セラミックスラリー
に浸漬し、乾燥して形成されたセラミック粒子からなる
触媒担持層)を設け、基体表面積に比較して格段に広い
表面積を有するウオッシュコート層を下地層としてその
上に触媒粒子を担持することにより、有効触媒反応表面
積を増大するすることは触媒担持技術における常用手段
である。
面に上記したウオッシュコート層(セラミックスラリー
に浸漬し、乾燥して形成されたセラミック粒子からなる
触媒担持層)を設け、基体表面積に比較して格段に広い
表面積を有するウオッシュコート層を下地層としてその
上に触媒粒子を担持することにより、有効触媒反応表面
積を増大するすることは触媒担持技術における常用手段
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
触媒担持DPFは通常の触媒担持用の基体とは異なって
多孔性であるために、これにセラミック粒子層をウオッ
シュコートするとこのセラミック粒子層がDPFの多孔
性隔壁を目詰まりさせてしまい、その結果としてDPF
の再生効率は向上するものの排気ガス浄化時(パティキ
ュレ−ト捕集時)の圧力損失が増大し、燃費の低下など
の問題を生じることがわかった。
触媒担持DPFは通常の触媒担持用の基体とは異なって
多孔性であるために、これにセラミック粒子層をウオッ
シュコートするとこのセラミック粒子層がDPFの多孔
性隔壁を目詰まりさせてしまい、その結果としてDPF
の再生効率は向上するものの排気ガス浄化時(パティキ
ュレ−ト捕集時)の圧力損失が増大し、燃費の低下など
の問題を生じることがわかった。
【0006】図5に従来の触媒非担持DPF及び上記公
報の触媒担持DPFのパティキュレ−ト捕集量とその圧
力損失との関係を試験した結果を示す。なお、上記両D
PFの直径は143mm,長さは152mm,セル断面
積6.25mm2 、セル密度は100個/cm2 のもの
を用いた。本発明は上記問題点に鑑みなされたものであ
り、圧力損失増大を回避しつつその再生効率の向上を実
現した排気ガス浄化装置のパティキュレ−ト捕集用フィ
ルタ及びその製造方法を提供することをその目的として
いる。
報の触媒担持DPFのパティキュレ−ト捕集量とその圧
力損失との関係を試験した結果を示す。なお、上記両D
PFの直径は143mm,長さは152mm,セル断面
積6.25mm2 、セル密度は100個/cm2 のもの
を用いた。本発明は上記問題点に鑑みなされたものであ
り、圧力損失増大を回避しつつその再生効率の向上を実
現した排気ガス浄化装置のパティキュレ−ト捕集用フィ
ルタ及びその製造方法を提供することをその目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の排気ガス浄化装
置のパティキュレ−ト捕集用フィルタは、セラミックス
からなるパティキュレ−ト捕集用の多孔性隔壁を軸方向
に貫孔して形成されるとともに下流側端部が盲栓される
多数の上流側セルと、前記上流側セルと互い違いに前記
多孔性隔壁を軸方向に貫孔して形成されるとともに上流
側端部が盲栓される下流側セルとを有し、ディ−ゼルエ
ンジンの排気経路に内設される排気ガス浄化装置のパテ
ィキュレ−ト捕集用フィルタにおいて、捕集パティキュ
レ−トを低温酸化する触媒粒子が前記フィルタの前記多
孔性隔壁の表面にウオッシュコート層の介在なしに直接
担持されていることを特徴としている。
置のパティキュレ−ト捕集用フィルタは、セラミックス
からなるパティキュレ−ト捕集用の多孔性隔壁を軸方向
に貫孔して形成されるとともに下流側端部が盲栓される
多数の上流側セルと、前記上流側セルと互い違いに前記
多孔性隔壁を軸方向に貫孔して形成されるとともに上流
側端部が盲栓される下流側セルとを有し、ディ−ゼルエ
ンジンの排気経路に内設される排気ガス浄化装置のパテ
ィキュレ−ト捕集用フィルタにおいて、捕集パティキュ
レ−トを低温酸化する触媒粒子が前記フィルタの前記多
孔性隔壁の表面にウオッシュコート層の介在なしに直接
担持されていることを特徴としている。
【0008】本発明の排気ガス浄化装置のパティキュレ
−ト捕集用フィルタの製造方法は、セラミックスからな
るパティキュレ−ト捕集用の多孔性隔壁を軸方向に貫孔
して形成されるとともに下流側端部が盲栓される多数の
上流側セルと、前記上流側セルと互い違いに前記多孔性
隔壁を軸方向に貫孔して形成されるとともに上流側端部
が盲栓される下流側セルとを有する排気ガス浄化装置の
パティキュレ−ト捕集用フィルタを、触媒化合物含有水
溶液にウオッシュコートすることなく浸漬した後、乾燥
し、焼成することを特徴としている。
−ト捕集用フィルタの製造方法は、セラミックスからな
るパティキュレ−ト捕集用の多孔性隔壁を軸方向に貫孔
して形成されるとともに下流側端部が盲栓される多数の
上流側セルと、前記上流側セルと互い違いに前記多孔性
隔壁を軸方向に貫孔して形成されるとともに上流側端部
が盲栓される下流側セルとを有する排気ガス浄化装置の
パティキュレ−ト捕集用フィルタを、触媒化合物含有水
溶液にウオッシュコートすることなく浸漬した後、乾燥
し、焼成することを特徴としている。
【0009】
【作用及び発明の効果】パティキュレ−ト捕集用フィル
タの多孔性隔壁の表面は、多孔性であるため通常の基体
に比較してその表面積は格段に広い。そして、フィルタ
再生処理におけるパティキュレ−トの酸化反応は、固相
−気相間触媒反応であるために、気相−気相間触媒反応
に比較して格段に接触能率が良いので、必要な触媒面積
は小さくてよい。したがって、従来のように触媒粒子を
上記したウオッシュコート層に担持させず、DPFの多
孔性隔壁に直接担持させても必要な触媒面積が得られる
ことが判明した。
タの多孔性隔壁の表面は、多孔性であるため通常の基体
に比較してその表面積は格段に広い。そして、フィルタ
再生処理におけるパティキュレ−トの酸化反応は、固相
−気相間触媒反応であるために、気相−気相間触媒反応
に比較して格段に接触能率が良いので、必要な触媒面積
は小さくてよい。したがって、従来のように触媒粒子を
上記したウオッシュコート層に担持させず、DPFの多
孔性隔壁に直接担持させても必要な触媒面積が得られる
ことが判明した。
【0010】この結果、パティキュレ−ト捕集時の圧力
損失を低下させることなく再生効率の向上が実現する。
また、本発明の触媒担持フィルタの製造方法は、従来の
触媒担持フィルタのようにウオッシュコート層形成工程
を省略できるので、製造が簡単となる。更に、ウオッシ
ュコート層の厚さのばらつきによる捕集効率及び捕集時
圧力損失の変動が低減できるので、圧力損失に基づいて
行うパティキュレ−ト捕集量の推定が正確となり、捕集
量が予定範囲を逸脱した状態で再生を行う場合に生じる
再生不良やフィルタの溶損、クラック発生などの問題を
防止することができる。
損失を低下させることなく再生効率の向上が実現する。
また、本発明の触媒担持フィルタの製造方法は、従来の
触媒担持フィルタのようにウオッシュコート層形成工程
を省略できるので、製造が簡単となる。更に、ウオッシ
ュコート層の厚さのばらつきによる捕集効率及び捕集時
圧力損失の変動が低減できるので、圧力損失に基づいて
行うパティキュレ−ト捕集量の推定が正確となり、捕集
量が予定範囲を逸脱した状態で再生を行う場合に生じる
再生不良やフィルタの溶損、クラック発生などの問題を
防止することができる。
【0011】
(実施例1)本発明の排気ガス浄化装置の一実施例を図
1に示す。この排気ガス浄化装置は両端密閉のフィルタ
収容ケース1を有し、フィルタ収容ケース1内にはその
上流側から下流側へ、排気圧検出用の上流側圧力センサ
7、温度センサ6、ヒータ9、フィルタ2、フィルタ下
流圧力検出用の下流側圧力センサ17が順番に配置され
ている。フィルタ収容ケース1の上流側の端壁にはディ
ーゼルエンジン20の排気管3が配設されており、排気
管3の途中から送気管10が分岐されている。送気管1
0は電磁弁14を通じて給気用のブロワ13の出口に連
結され、給気用のブロワ13の入口は空気流量センサ1
5を通じて外部に開口している。
1に示す。この排気ガス浄化装置は両端密閉のフィルタ
収容ケース1を有し、フィルタ収容ケース1内にはその
上流側から下流側へ、排気圧検出用の上流側圧力センサ
7、温度センサ6、ヒータ9、フィルタ2、フィルタ下
流圧力検出用の下流側圧力センサ17が順番に配置され
ている。フィルタ収容ケース1の上流側の端壁にはディ
ーゼルエンジン20の排気管3が配設されており、排気
管3の途中から送気管10が分岐されている。送気管1
0は電磁弁14を通じて給気用のブロワ13の出口に連
結され、給気用のブロワ13の入口は空気流量センサ1
5を通じて外部に開口している。
【0012】一方、上記したヒータ9、ブロワ13のモ
ータMはコントローラ8により駆動制御され、また、デ
ィーゼルエンジン20に装着された回転数センサ18の
出力信号はコントローラ8に出力される。コントローラ
8はA/Dコンバータ内蔵マイコン(図示せず)を具備
しており、スイッチ55、56を開閉制御してヒータ
9、ブロワ13を制御するともに、異常発生時に異常警
報ランプ90を点灯する。なお、コントローラ8は、空
気流量センサ15の信号に基づいてブロワ13に印加す
る電圧をデューティ比制御(フィードバック制御)する
ことにより、ブロワ13の給気流量を目標レベルに精密
制御している。91は再生時期表示用のランプである。
ータMはコントローラ8により駆動制御され、また、デ
ィーゼルエンジン20に装着された回転数センサ18の
出力信号はコントローラ8に出力される。コントローラ
8はA/Dコンバータ内蔵マイコン(図示せず)を具備
しており、スイッチ55、56を開閉制御してヒータ
9、ブロワ13を制御するともに、異常発生時に異常警
報ランプ90を点灯する。なお、コントローラ8は、空
気流量センサ15の信号に基づいてブロワ13に印加す
る電圧をデューティ比制御(フィードバック制御)する
ことにより、ブロワ13の給気流量を目標レベルに精密
制御している。91は再生時期表示用のランプである。
【0013】5は給電装置であって、商用地上電源(図
示せず)に接続されるプラグ51、降圧トランス52、
全波整流器53からなり、全波整流器53から出力され
る直流電圧が半導体電力スイッチ55、56を通じてヒ
ータ9及びブロワ駆動モータMに供給される。図3にフ
ィルタ2の軸方向模式断面図を示す。
示せず)に接続されるプラグ51、降圧トランス52、
全波整流器53からなり、全波整流器53から出力され
る直流電圧が半導体電力スイッチ55、56を通じてヒ
ータ9及びブロワ駆動モータMに供給される。図3にフ
ィルタ2の軸方向模式断面図を示す。
【0014】フィルタ2はハニカムセラミックフィルタ
(日本碍子kk製、直径5.66インチ×長さ6イン
チ)であって、多孔性コ−ジェライトを素材として円柱
形状に焼成されている。フィルタ2はその両端面を貫通
する多数のセル(通気孔)を有し、これらセルは、セラ
ミックからなるプラグ20により下流側開口端を封栓さ
れた上流側セル21と、プラグ20により上流側開口端
を封栓された下流側セル22とは多孔性コ−ジェライト
からなる多孔性隔壁23を隔てて交互に配置されてい
る。
(日本碍子kk製、直径5.66インチ×長さ6イン
チ)であって、多孔性コ−ジェライトを素材として円柱
形状に焼成されている。フィルタ2はその両端面を貫通
する多数のセル(通気孔)を有し、これらセルは、セラ
ミックからなるプラグ20により下流側開口端を封栓さ
れた上流側セル21と、プラグ20により上流側開口端
を封栓された下流側セル22とは多孔性コ−ジェライト
からなる多孔性隔壁23を隔てて交互に配置されてい
る。
【0015】これにより、排気ガスは上流側セル21か
ら多孔性隔壁23を通じて隣接する下流側セル22に透
過し、パティキュレ−トだけが多孔性隔壁23に捕集さ
れる。セル21、22の断面積は6.25mm2 、セル
密度は100セル/cm2 である。多孔性隔壁23には
図4に模式的に図示するように触媒粒子24が固着され
ている。この実施例では、触媒粒子24にはPtを採用
し、フィルタ2の体積1l当たりPt2gを多孔性隔壁
23の表面に直接担持させた。なお、排気温が高温とな
る用途ではこのPtにより軽油中の硫黄が酸化してしま
うので、触媒粒子24にはPt及びPdを採用し、フィ
ルタ2の体積1l当たりPt1g、Pd1gを多孔性隔
壁23の表面に直接担持させることが好ましい。
ら多孔性隔壁23を通じて隣接する下流側セル22に透
過し、パティキュレ−トだけが多孔性隔壁23に捕集さ
れる。セル21、22の断面積は6.25mm2 、セル
密度は100セル/cm2 である。多孔性隔壁23には
図4に模式的に図示するように触媒粒子24が固着され
ている。この実施例では、触媒粒子24にはPtを採用
し、フィルタ2の体積1l当たりPt2gを多孔性隔壁
23の表面に直接担持させた。なお、排気温が高温とな
る用途ではこのPtにより軽油中の硫黄が酸化してしま
うので、触媒粒子24にはPt及びPdを採用し、フィ
ルタ2の体積1l当たりPt1g、Pd1gを多孔性隔
壁23の表面に直接担持させることが好ましい。
【0016】ヒータ3は、後述するようにカンタル線を
素材とする電熱抵抗体からなり、フィルタ2の再生時上
流側に当たる端面に近接配置されている。以下、この装
置の動作を説明する。 (パティキュレ−ト捕集動作)ディ−ゼルエンジン20
から排出された排気ガスは排気管3を通じてケース1内
に導入され、排気ガス中のパティキュレ−トはフィルタ
2で捕集され、浄化された排気ガスは尾管4から外部に
排出される。
素材とする電熱抵抗体からなり、フィルタ2の再生時上
流側に当たる端面に近接配置されている。以下、この装
置の動作を説明する。 (パティキュレ−ト捕集動作)ディ−ゼルエンジン20
から排出された排気ガスは排気管3を通じてケース1内
に導入され、排気ガス中のパティキュレ−トはフィルタ
2で捕集され、浄化された排気ガスは尾管4から外部に
排出される。
【0017】(フィルタ再生動作)次に、このフィルタ
2の再生動作を図2のフローチャートに従って説明す
る。なお、この装置ではフィルタ再生動作をエンジン停
止期間に外部電源から受電して手動操作による起動によ
り開始するものとする。再生開始直前に電磁弁14は開
かれる。
2の再生動作を図2のフローチャートに従って説明す
る。なお、この装置ではフィルタ再生動作をエンジン停
止期間に外部電源から受電して手動操作による起動によ
り開始するものとする。再生開始直前に電磁弁14は開
かれる。
【0018】まず、エンジン運転中に実施されるフィル
タ再生判別ルーチン(ステップ100〜111)及びエ
ンジン停止中に実施されるフィルタ再生実行ルーチン
(ステップ112〜116)からなるフィルタ再生ルー
チンを図2に示す。まず、エンジン20の起動とともに
フィルタ再生判別ルーチンがスタートされ、ステップ1
00にて、圧力センサ7、17が検出する排気圧力P
1,P2と、回転数センサ18が検出するエンジン回転
数nと、温度センサ6が検出する排気ガス温度Tに基づ
いて、記憶マップに基づいてパティキュレ−ト捕集量を
算出する。
タ再生判別ルーチン(ステップ100〜111)及びエ
ンジン停止中に実施されるフィルタ再生実行ルーチン
(ステップ112〜116)からなるフィルタ再生ルー
チンを図2に示す。まず、エンジン20の起動とともに
フィルタ再生判別ルーチンがスタートされ、ステップ1
00にて、圧力センサ7、17が検出する排気圧力P
1,P2と、回転数センサ18が検出するエンジン回転
数nと、温度センサ6が検出する排気ガス温度Tに基づ
いて、記憶マップに基づいてパティキュレ−ト捕集量を
算出する。
【0019】次に、ステップ108にて、サーチしたパ
ティキュレ−ト捕集量Gが所定のしきい値Gtを超過し
たかどうかを調べ、超過しなければステップ100にリ
ターンし、超過したらステップ111に進む。ステップ
111では、フィルタ再生を指令するランプ91を点灯
して、ルーチンを終了する。
ティキュレ−ト捕集量Gが所定のしきい値Gtを超過し
たかどうかを調べ、超過しなければステップ100にリ
ターンし、超過したらステップ111に進む。ステップ
111では、フィルタ再生を指令するランプ91を点灯
して、ルーチンを終了する。
【0020】その後、運転者がフィルタ再生を指令する
ランプ91の点灯を視認し、エンジン停止状態にて再生
スイッチ(図示せず)をオンすると、上記フィルタ再生
実行ルーチンが開始される。このルーチンでは、まずス
テップ112にてブロワ13を起動し、次に、内蔵のタ
イマーを起動し(114)、タイマー制御サブルーチン
を実行してモータM及びヒータ9への通電を所定の順序
で行い(116)、再生を終了する。
ランプ91の点灯を視認し、エンジン停止状態にて再生
スイッチ(図示せず)をオンすると、上記フィルタ再生
実行ルーチンが開始される。このルーチンでは、まずス
テップ112にてブロワ13を起動し、次に、内蔵のタ
イマーを起動し(114)、タイマー制御サブルーチン
を実行してモータM及びヒータ9への通電を所定の順序
で行い(116)、再生を終了する。
【0021】以下、フィルタ2への触媒担持工程を詳細
に説明する。まず上記したフィルタ2に硝酸白金塩水溶
液又は白金アンモニウム塩水溶液を含浸させ、フィルタ
2の体積1l当たりPt2gを担持するようにフィルタ
2の吸水量を調整する。次に、120℃、2時間乾燥
後、電気炉にて大気雰囲気中で500℃、1時間焼成し
て白金粒子を多孔性隔壁23の表面に固相析出させた。
なお、この500℃での焼成はパティキュレ−ト再生時
の高温を利用すれば省略可能であるが、この場合、排気
経路に溜った水に白金塩が溶解して偏析する問題が生じ
るので、ここでは電気炉による焼成を行った。
に説明する。まず上記したフィルタ2に硝酸白金塩水溶
液又は白金アンモニウム塩水溶液を含浸させ、フィルタ
2の体積1l当たりPt2gを担持するようにフィルタ
2の吸水量を調整する。次に、120℃、2時間乾燥
後、電気炉にて大気雰囲気中で500℃、1時間焼成し
て白金粒子を多孔性隔壁23の表面に固相析出させた。
なお、この500℃での焼成はパティキュレ−ト再生時
の高温を利用すれば省略可能であるが、この場合、排気
経路に溜った水に白金塩が溶解して偏析する問題が生じ
るので、ここでは電気炉による焼成を行った。
【0022】なお、上記したPt、Pdを担持するには
以下のようにすればよい。まず、フィルタ2に硝酸白金
塩水溶液又は白金アンモニウム塩水溶液を含浸させ、フ
ィルタ2の体積1l当たりPt1gを担持するようにフ
ィルタ2の吸水量を調整する。次に、120℃、2時間
乾燥後、フィルタ2に塩化パラジウム水溶液を含浸さ
せ、フィルタ2の体積1l当たりPd1gを担持するよ
うにフィルタ2の吸水量を調整する。
以下のようにすればよい。まず、フィルタ2に硝酸白金
塩水溶液又は白金アンモニウム塩水溶液を含浸させ、フ
ィルタ2の体積1l当たりPt1gを担持するようにフ
ィルタ2の吸水量を調整する。次に、120℃、2時間
乾燥後、フィルタ2に塩化パラジウム水溶液を含浸さ
せ、フィルタ2の体積1l当たりPd1gを担持するよ
うにフィルタ2の吸水量を調整する。
【0023】次に、120℃、2時間乾燥後、電気炉に
て大気雰囲気中で500℃、1時間焼成して白金粒子及
びパラジウム粒子を多孔性隔壁23の表面に固相析出さ
せた。このフィルタ(触媒直接担持DPF)2を用い
て、上述の捕集、再生方式でパティキュレ−トの捕集、
再生を行った。
て大気雰囲気中で500℃、1時間焼成して白金粒子及
びパラジウム粒子を多孔性隔壁23の表面に固相析出さ
せた。このフィルタ(触媒直接担持DPF)2を用い
て、上述の捕集、再生方式でパティキュレ−トの捕集、
再生を行った。
【0024】その結果、パティキュレ−ト捕集性能及び
圧力損失は触媒非担持フィルタと同等であり、再生効率
が向上した(パティキュレ−トの燃え残りが減少し
た)。更にパティキュレ−ト中に数〜数十%含まれるS
OF(可溶性有機分)の捕集が低減され、その分、再生
時に生じる再生煙が減少した。更に、このフィルタ2
は、低圧着火性能が改善されるので、ヒータ通電電力を
削減できる他、エンジン運転中において、排気ガス中の
CO,HC、ホルムアルデヒドなどの酸化を促進できる
という効果もあり、フォークリフトに搭載して全負荷運
転した場合、触媒非担持DPFに比べてそれらを数分の
一以下とすることができることがわかった。
圧力損失は触媒非担持フィルタと同等であり、再生効率
が向上した(パティキュレ−トの燃え残りが減少し
た)。更にパティキュレ−ト中に数〜数十%含まれるS
OF(可溶性有機分)の捕集が低減され、その分、再生
時に生じる再生煙が減少した。更に、このフィルタ2
は、低圧着火性能が改善されるので、ヒータ通電電力を
削減できる他、エンジン運転中において、排気ガス中の
CO,HC、ホルムアルデヒドなどの酸化を促進できる
という効果もあり、フォークリフトに搭載して全負荷運
転した場合、触媒非担持DPFに比べてそれらを数分の
一以下とすることができることがわかった。
【0025】更に、比較例として、上記と同様の工程、
形状でただ触媒担持前に、フィルタ2をγ−アルミナ粒
子混合スラリーに浸漬(ウオッシュコート)し、乾燥
し、その後で上記触媒担持工程を実施したものを作成
し、試験した。なお、ウオッシュコート層はフィルタ2
に1リットル当たり75g付着させた。その結果、この
ウオッシュコート層付の触媒担持フィルタは、パティキ
ュレ−ト捕集時の圧力損失が増大するばかりでなく、ウ
オッシュコート層の微妙な付着のばらつきにより個体間
の圧力損失、パティキュレ−ト捕集性能のばらつきが大
きかった。また、フィルタ2の再生時にフィルタ2の温
度が約1000℃近傍まで上昇するためにこのウオッシ
ュコート層の表面積がシンタリングにより400m2 /
gから10m2 /g以下に変形してしまい、それととも
に排気浄化性能も激減してしまうことがわかった。
形状でただ触媒担持前に、フィルタ2をγ−アルミナ粒
子混合スラリーに浸漬(ウオッシュコート)し、乾燥
し、その後で上記触媒担持工程を実施したものを作成
し、試験した。なお、ウオッシュコート層はフィルタ2
に1リットル当たり75g付着させた。その結果、この
ウオッシュコート層付の触媒担持フィルタは、パティキ
ュレ−ト捕集時の圧力損失が増大するばかりでなく、ウ
オッシュコート層の微妙な付着のばらつきにより個体間
の圧力損失、パティキュレ−ト捕集性能のばらつきが大
きかった。また、フィルタ2の再生時にフィルタ2の温
度が約1000℃近傍まで上昇するためにこのウオッシ
ュコート層の表面積がシンタリングにより400m2 /
gから10m2 /g以下に変形してしまい、それととも
に排気浄化性能も激減してしまうことがわかった。
【図1】本発明の排気ガス浄化装置の一実施例を示すブ
ロック図、
ロック図、
【図2】その再生動作を示すフローチャート、
【図3】図1のフィルタの模式断面図、
【図4】図3の部分拡大断面図、
【図5】従来の触媒非担持フィルタ及びウオッシュコー
ト層付の触媒担持フィルタの捕集量と圧力損失との関係
を示す特性図、
ト層付の触媒担持フィルタの捕集量と圧力損失との関係
を示す特性図、
2はフィルタ、6は温度センサ、7、17は圧力セン
サ、8はコントローラ、9はヒータ、13はブロワ、2
3はフィルタ2の多孔性隔壁、24は触媒粒子、90は
ヒータ9のケース、91はヒータ9のホルダ、92はヒ
ータ9の電熱線。
サ、8はコントローラ、9はヒータ、13はブロワ、2
3はフィルタ2の多孔性隔壁、24は触媒粒子、90は
ヒータ9のケース、91はヒータ9のホルダ、92はヒ
ータ9の電熱線。
Claims (2)
- 【請求項1】セラミックスからなるパティキュレ−ト捕
集用の多孔性隔壁を軸方向に貫孔して形成されるととも
に下流側端部が盲栓される多数の上流側セルと、前記上
流側セルと互い違いに前記多孔性隔壁を軸方向に貫孔し
て形成されるとともに上流側端部が盲栓される下流側セ
ルとを有し、ディ−ゼルエンジンの排気経路に内設され
る排気ガス浄化装置のパティキュレ−ト捕集用フィルタ
において、 捕集パティキュレ−トを低温酸化する触媒粒子が前記フ
ィルタの前記多孔性隔壁の表面にウオッシュコート層の
介在なしに直接担持されていることを特徴とする排気ガ
ス浄化装置のパティキュレ−ト捕集用フィルタ。 - 【請求項2】セラミックスからなるパティキュレ−ト捕
集用の多孔性隔壁を軸方向に貫孔して形成されるととも
に下流側端部が盲栓される多数の上流側セルと、前記上
流側セルと互い違いに前記多孔性隔壁を軸方向に貫孔し
て形成されるとともに上流側端部が盲栓される下流側セ
ルとを有する排気ガス浄化装置のパティキュレ−ト捕集
用フィルタを、触媒化合物含有水溶液にウオッシュコー
トすることなく浸漬した後、乾燥し、焼成することを特
徴とする排気ガス浄化装置のパティキュレ−ト捕集用フ
ィルタの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5278376A JPH07133713A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 排気ガス浄化装置のパティキュレ−ト捕集用フィルタ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5278376A JPH07133713A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 排気ガス浄化装置のパティキュレ−ト捕集用フィルタ及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07133713A true JPH07133713A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17596480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5278376A Pending JPH07133713A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 排気ガス浄化装置のパティキュレ−ト捕集用フィルタ及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07133713A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005329404A (ja) * | 2005-06-06 | 2005-12-02 | Toyota Motor Corp | 排ガス浄化用フィルター |
| US7223716B1 (en) | 1999-04-09 | 2007-05-29 | Nippon Soken, Inc. | Ceramic support capable of supporting a catalyst, a catalyst-ceramic body and processes for producing same |
| US7358210B2 (en) | 2001-03-22 | 2008-04-15 | Denso Corporation | Ceramic body and ceramic catalyst body |
| WO2023079864A1 (ja) * | 2021-11-04 | 2023-05-11 | 株式会社キャタラー | 排ガス浄化用触媒の製造方法および排ガス浄化用触媒 |
-
1993
- 1993-11-08 JP JP5278376A patent/JPH07133713A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7223716B1 (en) | 1999-04-09 | 2007-05-29 | Nippon Soken, Inc. | Ceramic support capable of supporting a catalyst, a catalyst-ceramic body and processes for producing same |
| US7723263B2 (en) | 1999-04-09 | 2010-05-25 | Nippon Soken, Inc. | Ceramic support capable of supporting a catalyst, a catalyst-ceramic body and processes for producing same |
| US7358210B2 (en) | 2001-03-22 | 2008-04-15 | Denso Corporation | Ceramic body and ceramic catalyst body |
| JP2005329404A (ja) * | 2005-06-06 | 2005-12-02 | Toyota Motor Corp | 排ガス浄化用フィルター |
| WO2023079864A1 (ja) * | 2021-11-04 | 2023-05-11 | 株式会社キャタラー | 排ガス浄化用触媒の製造方法および排ガス浄化用触媒 |
| JP2023069013A (ja) * | 2021-11-04 | 2023-05-18 | 株式会社キャタラー | 排ガス浄化用触媒の製造方法および排ガス浄化用触媒 |
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