JPH07135304A - 化合物半導体装置とその製造方法および化合物半導体層の欠陥測定方法 - Google Patents

化合物半導体装置とその製造方法および化合物半導体層の欠陥測定方法

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JPH07135304A
JPH07135304A JP5302175A JP30217593A JPH07135304A JP H07135304 A JPH07135304 A JP H07135304A JP 5302175 A JP5302175 A JP 5302175A JP 30217593 A JP30217593 A JP 30217593A JP H07135304 A JPH07135304 A JP H07135304A
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compound semiconductor
gaas
semiconductor device
substrate
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JP5302175A
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Shunei Yoshikawa
俊英 吉川
Hiroaki Ochimizu
洋聡 落水
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化合物半導体装置とその製造方法および化合
物半導体層の欠陥測定方法に関し、InGaP/InG
aAs系結晶積層体の上に高品質のGaAs層を形成す
る方法と、この場合にGaAs層を観察することによっ
て、下層のInGaP層、InGaAs層のラフネスを
測定する方法を提供する。 【構成】 GaAs基板1の上に格子定数が整合しない
i−GaAs層2、i−InGaAs層3、n−InG
aP層4等を成長し、その上に膜厚が目的とする膜厚よ
り薄い第1のn−GaAs層51 を成長し、成長を中断
して砒素雰囲気中でアニールした後、第2のn−GaA
s層52 を目的とする膜厚まで成長して最上層の第2の
n−GaAs層52 に穴が生じるのを抑制する。この場
合、GaAs基板1として面方位が(100)just
方向、または、(111)A方向に傾斜したオフ基板を
用いて最上層の第2のn−GaAs層52 に穴が生じる
のを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速電子移動度トラン
ジスタ等の化合物半導体装置とその製造方法および化合
物半導体層の欠陥測定方法に関する。
【0002】近年、化合物半導体結晶を用いて形成され
た半導体装置(ここでは化合物半導体装置と称すること
にする)が種々開発されている。そして、これらの化合
物半導体装置の電気的特性を向上するために、エネルギ
ーギャップに着目して化合物半導体層を積層すると、格
子不整合があるために積層する化合物半導体層に歪みを
生じることがある。
【0003】また、GaAs基板と格子不整合のInG
aAs層中の電子の飽和速度が大きいことに着目して、
格子定数が異なるInGaAs層とInGaP層を積層
する場合があり、この場合、GaAs層とInGaP層
に圧縮歪みと引っ張り歪みが生じることになる。この現
象は広く、化合物半導体を用いた半導体レーザ装置、半
導体発光装置、半導体受光装置等の光電変換装置、ある
いは、高速電子移動度トランジスタ(HEMT)等の化
合物半導体装置にも生じている。
【0004】このような歪み半導体層を評価する方法と
して、フォトルミネッセンス(PL)法やホール効果
(Hall Effect)法が用いられているが、そ
の評価は、歪み半導体層の上に数百nm以上の膜厚の化
合物半導体層を成長した上で行われていた。これらの評
価方法においては、歪み半導体層にキャリアを閉じ込め
てPL発光させたり、歪み半導体層にキャリアを走行さ
せたりして評価している。
【0005】
【従来の技術】図8は、従来のInGaP/InGaA
s系結晶積層体の構造図である。この図において、21
はGaAs基板、22はi−GaAs層、23はi−I
nGaAs層、24はn−InGaP層、25はn−G
aAs層である。
【0006】このInGaP/InGaAs系結晶積層
体においては、GaAs基板21の上に、i−GaAs
層22、i−InGaAs層23、n−InGaP層2
4、n−GaAs層25が順次成長している。
【0007】この積層体を用いてInGaP/InGa
As系HEMTを形成する場合には、i−GaAs層2
2をバッファ層にし、i−InGaAs層23を電子走
行層にし、n−InGaP層24を30nmより薄くし
て電子供給層にし、n−GaAs層25を4nmより薄
いキャップ層にする。
【0008】キャップ層になるn−GaAs層25を4
nmより薄くする理由は、n−GaAs層25の一部を
エッチングして除去し、n−GaAs層25の上にDモ
ードHEMTのゲート電極を形成し、n−InGaP層
24の上にEモードHEMTのゲート電極を形成して、
閾値を最適設計するためである。
【0009】この場合、歪み層は電子走行層になるi−
InGaAs層23であり、その上には、電子供給層に
なるn−InGaP層24と、キャップ層になるn−G
aAs層25が形成されているが、従来、前記のように
極めて薄いn−InGaP層24とn−GaAs層25
が、歪みを有するi−InGaAs23の影響をどのよ
うに受けるのかは確認されていなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、従来の
方法によってInGaP/InGaAs系結晶積層体の
上にGaAs層を成長し、成長したGaAs層の表面の
状態を原子間力顕微鏡(AFM)によって観察したとこ
ろ、n−GaAs層25に多数の穴が生じていることを
発見した。
【0011】ここでは、InGaP/InGaAs系結
晶積層体の上にGaAs層をMOVPE法によって成長
し、成長炉としては減圧バレル型炉を用い、III 族原料
をトリメチルガリシム(TMG)、トリエチルガリウム
(TEG)、トリメチルインジウム(TMI)とし、V
族原料をアルシン(AsH3 )とした。また、化合物半
導体層の成長時の減圧バレル型炉内の圧力を50tor
r、成長温度を660℃とし、成長用基板を3インチの
GaAs(100)2.5°オフ基板とした。
【0012】図9は、従来のInGaP/InGaAs
系結晶積層体の上のGaAs層の組織を示す原子間力顕
微鏡写真である。この原子間力顕微鏡写真によると、n
−GaAs層25の表面に、3.4×108 /cm2
度の多数の穴が開いていることが観察される。
【0013】試みに、i−InGaAs層23を介在さ
せないでn−InGaP層24とn−GaAs層25を
成長したところ、n−GaAs層25の表面に穴は観察
されなかった。また、n−InGaP層24とn−Ga
As層25の界面の成長条件を変化させても、この穴が
なくなることはなかった。
【0014】これは、GaAsおよびInGaPの格子
定数とInGaAsの格子定数が大きく異なるため、i
−InGaAs層23に歪みが生じ、歪みが生じている
部分からV族のPが脱離し、n−InGaP層24から
n−GaAs層25への組成の切り換えが悪い微小領域
が成長条件によらず発生するためと考えられる。
【0015】n−InGaP層24の厚みを100nm
程度に厚くすると、n−GaAs層25の表面に穴があ
くことはない。これは、n−InGaP層24からn−
GaAs層25への切り換え界面が、歪みを有するi−
InGaAs層23から離れるためである。
【0016】このInGaP/InGaAs系HEMT
を形成するためのInGaP/InGaAs系結晶積層
体においては、前記のようにn−InGaP層24の膜
厚を薄くする必要があるため、n−GaAs層25の表
面の穴の発生を避けることができず、このような穴が形
成されたn−GaAs層25の上にエッチングレートの
差が大きいInGaPからなるエッチングストッパー層
を形成すると、この穴の中にInGaPが入り込み、こ
のエッチングストッパー層をエッチング除去する際に、
InGaPのエッチングレートが極めて大きいため、穴
の下のInGaPからなる電子供給層もエッチングされ
てしまう。
【0017】この穴を生じているn−GaAs層25の
表面の上にDモードのゲート電極を形成すると、ゲート
電極が電子供給層であるn−InGaP層24に接触す
ることがあり、この穴がn−GaAs層25を貫通して
いない場合でも、Dモード特性とEモード特性が混在す
ることになって閾値電圧がずれる現象が発生する。
【0018】また、n−GaAs層25の表面に生じる
穴は、このn−GaAs層25を20nm以上に厚く成
長すれば埋められてしまうことが観察される。n−Ga
As層25の穴の下には、電子供給層であるn−InG
aP層24がありその表面が歪みInGaAsP化しG
aAsが成長しにくくなっていると考えられる。
【0019】穴の中でGaAsは穴の側壁から成長して
いくと考えられるが、穴の側壁は(311)面等でGa
Asの成長速度は極端に遅い。そのため、穴が埋まるま
でには長時間が必要であり、その結果、キャップ層であ
るn−GaAs層25を厚くした場合には穴は埋められ
る。しかし、前記の理由によって、この場合はキャップ
層であるn−GaAs層25の厚さは5nm程度に抑え
る必要があるため、穴の発生を避けることはできないと
いうことになる。
【0020】本発明は、化合物半導体装置とその製造方
法、特に、InGaP/InGaAs系結晶積層体の上
に高品質のGaAs層を成長する手段を提供すること、
および、化合物半導体層の欠陥測定方法を提供すること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる化合物半
導体装置においては、GaAs基板と、該GaAs基板
の上に形成された格子定数が整合しないことに起因する
歪みを含むが転位を有しない薄い化合物半導体層と、該
歪みを含む薄い化合物半導体層の上に形成されたGaA
s層を含み、該GaAs層が、目的とする膜厚まで成長
する前に成長を中断し、砒素雰囲気中でアニールした後
目的とする膜厚まで成長された層である構成を採用し
た。
【0022】この場合、成長を中断し、砒素雰囲気中で
アニールするときのGaAs層の膜厚を30原子層以内
の膜厚にすることができる。
【0023】また、この場合、歪みを含む化合物半導体
層を、臨界膜厚以下のInGaAsP,InGaAs,
GaAsP,GaP,InAs,GaAsSb,InG
aAsSb,GaSb,InSbにすることができ、歪
みを含む化合物半導体層とGaAs層の間に膜厚50n
m以下のPを含む化合物半導体層を存在させることがで
きる。
【0024】また、この場合、InGaP/InGaA
s系もしくはAlGaInP/InGaAs系HEMT
のInGaPもしくはAlGaInP電子供給層の上に
GaAsキャップ層が形成され、該GaAsキャップ層
が、目的とする膜厚まで成長する前に成長を中断し、砒
素雰囲気中でアニールした後目的とする膜厚まで成長さ
れた層である構成とすることができる。
【0025】また、本発明にかかる化合物半導体装置の
製造方法においては、GaAs基板の上に格子定数が整
合しない薄い化合物半導体層を成長する工程と、該薄い
化合物半導体層の上にGaAs層を成長する工程を含
み、該GaAs層の膜厚が目的とする膜厚まで成長する
前に成長を中断し、砒素雰囲気中でアニールした後目的
とする膜厚まで成長する工程を採用することができる。
この場合、電子供給層をAlGaInPとすることもで
きる。
【0026】この場合、GaAs層の膜厚が30原子層
以内の膜厚に成長したときにその成長を中断し、砒素雰
囲気中でアニールした後再び成長することができる。
【0027】また、この場合、アニール温度を成長温度
と同じかそれ以上にし、あるいは、アニールする際の砒
素圧がGaAs層を成長する際と同じかそれ以上にし、
また、GaAs層を有機金属気相成長法により成長する
ことができる。
【0028】また、本発明にかかる他の化合物半導体装
置においては、化合物半導体からなり、面方位が(10
0)just方向または(111)A方向に傾斜したオ
フ基板の上に成長した化合物半導体層をキャリア走行層
とした構成を採用した。
【0029】この場合、オフ基板の傾斜角を4°以内に
することができ、化合物半導体装置を高電子移動度トラ
ンジスタ(HEMT)にすることができ、化合物半導体
層をIII −V族化合物半導体にし、Asを含む層とPを
含む層のヘテロ接合を含む構成にすることができる。
【0030】また、この場合、化合物半導体からなる基
板をGaAsとし、電子走行層をInGaAsにし、電
子供給層をInGaPもしくはAlGaInPにするこ
とができる。
【0031】また、本発明にかかる化合物半導体装置の
製造方法においては、化合物半導体からなり、面方位が
(100)just方向、または、(111)A方向に
傾斜したオフ基板の上に、キャリア走行層として用いる
化合物半導体層を成長する工程を採用した。
【0032】この場合、オフ基板の傾斜角を4°以内に
し、化合物半導体層を有機金属気相成長法によって成長
することができる。
【0033】また、本発明にかかる他の化合物半導体装
置においては、面方位が(100)just方向、また
は、(111)A方向に傾斜したGaAs基板と、該G
aAs基板の上に形成された格子定数が整合しないこと
に起因する歪みを含むが転位を有しない薄い化合物半導
体層と、該歪みを含む薄い化合物半導体層の上に形成さ
れたGaAs層を含み、該GaAs層が、目的とする膜
厚まで成長する前に成長を中断し、砒素雰囲気中でアニ
ールした後目的とする膜厚まで成長された層である構成
を採用した。
【0034】また、本発明にかかる他の化合物半導体装
置の製造方法においては、面方位が(100)just
方向、または、(111)A方向に傾斜したGaAs基
板の上に格子定数が整合しない薄い化合物半導体層を成
長する工程と、該薄い化合物半導体層の上にGaAs層
を成長する工程を含み、該GaAs層が、目的とする膜
厚まで成長する前に成長を中断し、砒素雰囲気中でアニ
ールした後目的とする膜厚まで成長する工程を採用し
た。
【0035】また、本発明にかかる化合物半導体層の欠
陥測定方法においては、基板の上に、複数の化合物半導
体層を積層して形成した後に、選択エッチングにより上
層の化合物半導体層を除去し、中間層の表面ラフネスを
観察し、また最上層の化合物半導体層の表面のラフネス
を観察し、比較することによって、該中間層または最上
層の化合物半導体層の表面のラフネスの原因となった、
下層の化合物半導体層の微小欠陥や組成ゆらぎの状態を
間接的に測定する手法を採用した。
【0036】
【作用】本発明の化合物半導体装置のように、GaAs
基板の上に格子定数が整合しない薄い化合物半導体層を
成長し、この薄い化合物半導体層の上にキャップ層とな
るGaAs層を成長する工程において、このGaAs層
の膜厚が目的とする膜厚に成長する前、例えば、30原
子層以内の膜厚に成長した段階で成長を一旦中断し、砒
素雰囲気中でアニールした後に再び成長する工程を採用
することによって、このGaAs層に穴が発生するのを
抑制することができる。この場合、このアニール時の温
度とAs圧を、GaAs層を成長する時と同じかそれ以
上にすることにより有効に穴の発生を抑制することがで
きる。
【0037】これはアニール、特に、温度とAs圧を、
GaAs層を成長する時と同じかそれ以上にするアニー
ルによって、その表面のGa原子にエネルギーを与え、
Asとのボンドを切らせ、表面をマイグレーションする
作用を発現させ、また、As圧を高くすることによっ
て、Gaが表面から気相中に拡散していくのを防いでい
る。そして、Ga原子は表面自由エネルギーを最小にす
るように表面をマイグレーションし、その結果、表面自
由エネルギーを大きくしている穴を塞ぐものと考えられ
る。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (第1実施例)この実施例の化合物半導体装置の製造方
法においては、InGaP/InGaAs系HEMTを
製造するためのInGaP/InGaAs系結晶積層体
をMOVPE法によって成長した。そして、従来技術と
同様に、成長炉としては減圧バレル型炉を用い、III 族
原料をトリメチルガリシム(TMG)、トリエチルガリ
ウム(TEG)、トリメチルインジウム(TMI)と
し、V族原料をアルシン(AsH3 )とした。また、結
晶成長時の圧力を50torr、成長温度を660℃と
し、成長用基板を、GaAsからなる3インチ(10
0)2.5°オフ基板とし、成長したキャップ層となる
最上層のn−GaAsの表面を原子間力顕微鏡(AF
M)によって評価した。
【0039】図1は、第1実施例によるInGaP/I
nGaAs系結晶積層体の構造図である。この図におい
て、1はGaAs基板、2はi−GaAs層、3はi−
InGaAs層、4はn−InGaP層、51 は第1の
n−GaAs層、52 は第2のn−GaAs層である。
【0040】この実施例によるInGaP/InGaA
s系結晶積層体においては、GaAs基板1の上に、バ
ッファ層となるi−GaAs層2、チャネル層となるi
−InGaAs層3、電子供給層となる厚さが30nm
より薄いn−InGaP層4、キャップ層となる第1の
n−GaAs層51 と第2のn−GaAs層52 が先に
説明した成長条件で順次成長している。
【0041】そして、最上層のキャップ層を成長する際
に、前記の成長条件で30原子層以内の膜厚に第1のn
−GaAs層51 を成長した後に、一旦成長を中断し、
成長温度より50℃高い温度で、AsH3 流量を成長時
の2倍にし、As圧を高くして10分間アニールし、再
び前記の成長条件で第2のn−GaAs層52 を、第1
のn−GaAs層51 と第2のn−GaAs層52 の膜
厚が5nmになるまで成長した。
【0042】この実施例によると、第2のn−GaAs
層52 の表面に従来の技術において生じていた穴は低減
された。
【0043】図2は、第1実施例のInGaP/InG
aAs系結晶積層体の上のGaAs層の組織を示す原子
間力顕微鏡写真である。この原子間力顕微鏡写真による
と、InGaP/InGaAs系結晶積層体の上に形成
された第2のn−GaAs層52 の表面には穴が存在し
ていないことがわかる。
【0044】なお、アニール時の温度とAs圧は、成長
時の条件より高い場合に効果が顕著であり、成長時の温
度より低い場合や、AsH3 流量を成長時より減少した
場合は、アニール工程を加えても第2のn−GaAs層
2 の表面の穴は塞がらなかった。この実施例によって
形成した第2のn−GaAs層52 の表面にInGaP
からなるエッチングストッパー層を成長した場合は、D
モードHEMTとEモードHEMTを作り分けても特性
上何の問題も生じなかった。
【0045】この実施例において、前記の歪みを含む化
合物半導体層を、臨界膜厚以下のInGaAsP,In
GaAs,GaAsP,GaP,InAs,GaAsS
b,InGaAsSb,GaSb,InSbとすること
ができる。
【0046】また、歪みを含む化合物半導体層とキャッ
プ層となるGaAs層の間に膜厚50nm以下のInG
aP等のPを含む化合物半導体層が存在する場合、歪み
によって脱離しやすいPの飛散を抑制することができ
る。
【0047】先にも説明したように、この実施例におけ
る前記図2の原子間力顕微鏡写真は、InGaP/In
GaAs系結晶積層体の上に形成した第2のn−GaA
s層52 の表面を観察することによって、間接的にその
下層のn−InGaP層4やi−InGaAs層3の表
面のラフネスを測定しようとしたものである。本発明者
らは、さらに、InGaP/InGaAs系結晶積層体
の上に第1のn−GaAs層51 と第2のn−GaAs
層52 を形成した後、この第2のn−GaAs層52
第1のn−GaAs層51 、または、n−InGaP層
4をエッチング除去して直接n−InGaP層4の表面
や、i−InGaAs層3の表面を原子間力顕微鏡によ
ってラフネスを観察した。
【0048】具体的には、第1のn−GaAs層51
第2のn−GaAs層52 を(フッ酸+H2 2 +H2
O)によってエッチング除去し、n−InGaP層4を
HClによってエッチング除去して、n−InGaP層
4の表面と、i−InGaAs層3の表面を原子間力顕
微鏡で観察した。
【0049】ところが、上記の観察によって、下層のn
−InGaP層4の表面またはi−InGaAs層3の
表面のラフネスと最上層の第2のn−GaAs層52
ラフネスとが極端に異なることが見出された。すなわ
ち、最上層の第2のn−GaAs層52 の表面には多数
の穴が発生していても、下層のn−InGaP層4の表
面またはi−InGaAs層3の表面を直接観察する
と、穴が全く観察されない場合があった。
【0050】この理由として、i−InGaAs層3の
中で、InAsの微小部分とGaAsの微小部分が分離
した組成ゆらぎや微小な欠陥が生じていても原子間力顕
微鏡によっては観察することはできず、i−InGaA
s層3の表面に何らの異常も認められない。
【0051】ところが、このような組成ゆらぎは、その
上に形成する半導体層の成長モードに影響を与えるた
め、n−InGaP層4の表面、または、第1のn−G
aAs層51 、第2のn−GaAs層52 の表面に、i
−InGaAs層3の組成ゆらぎを顕在化する形で現出
されるものと考えられる。
【0052】このi−InGaAs層3は電子走行層で
あるため、この層に組成ゆらぎがあると特性に悪影響を
与えるため、本来ならば、i−InGaAs層3を成長
した段階で組成ゆらぎを観察することが望ましいが、従
来これを観察する手法が確立されていなかった。
【0053】この知見を利用すると、上層の半導体層の
表面を観察することによって、下層の組成ゆらぎ等の微
小な欠陥を推定して、その基板を製造工程から排除した
り、組成ゆらぎ等が発生した原因を探究する試料にする
ことができる。なお、i−InGaAs層3の表面のラ
フネスを直接観察しようとして、i−InGaAs層3
を成長した後に温度を下げ、その表面を観察すると、そ
の上にn−InGaP層4等を連続して成長した場合の
i−InGaAs層3の表面のラフネスとは全く異なる
ものになり、実際のHEMTの特性に与える影響を観察
することにはなり得ないことがわかった。
【0054】(第2実施例)化合物半導体装置を製造す
るための化合物半導体層の有機金属気相成長(MOVP
E)法によって成長する場合は、従来、その基板として
(100)方向から僅かに外れた(2〜4°)面方位を
もつ化合物半導体からなるオフ基板を使用していた。そ
して、そのオフ方向は(100)方向であった。
【0055】上記の方向にオフした化合物半導体基板を
用いると、キンクサイトが数多く形成され、クロライド
成長の結果からそれがエピタキシャル成長に必須である
と考えられていたためである。しかも、オフ基板を用い
なければ、AlGaAs系HEMTの高電流利得を得る
ことができないことから、ヘテロ界面の組成の急峻性向
上や酸素不純物等の混入を防ぐためには基板をオフさせ
ることは必要であると信じられていた。
【0056】ところが、最近になり、電子供給層にIn
GaPを使用するHEMTが、低雑音特性に優れ、In
GaPの物性からその層を薄くすることができるため高
電流利得が得られ、Alを含まないため酸化に強い等の
点で注目を集め、AlGaAs系HEMTと置き替わろ
うとしている。
【0057】このInGaP系HEMTでは電子走行層
にInGaAsを用いると、2次元電子ガス特性を決め
る重要なヘテロ界面で双方の組成のAsとPの切り換え
が行われるが、V族は蒸気圧が大きく表面から離脱しや
すいため、V族の切り換えの急峻性を向上することはII
I 族のそれに比べて困難である。したがって、AlGa
As系HEMTの成長に関して蓄積されたノウハウだけ
で良好な特性を得るのは難しく、成長シーケンス自体の
工夫が必要である。
【0058】電子供給層にInGaPを使用するHEM
Tの各結晶層の成長条件の1つである成長基板の面方位
についても、従来のAlGaAs系HEMTの場合と同
様でよいのか否か確認されていなかった。InGaAs
電子走行層はGaAsと格子不整合であるため歪みを内
包しており、ヘテロ界面のラフネスを増加させてしまう
という問題もある。
【0059】ヘテロ界面のラフネスを大きくする最大の
要因はステップバンチングと呼ばれる不規則な2次元方
向の成長である。この不規則な2次元方向の成長は、オ
フ基板のステップが表面にあると起こりやすいと考えら
れ、オフ基板のステップ形状と関係がありそうである
が、確認されるに至っていなかった。
【0060】本発明者らは、このInGaAs電子走行
層とGaAs電子供給層の格子不整合に起因するヘテロ
界面のラフネスと成長基板の面方位との関係を検討した
結果、成長基板の面方位を(100)just方向か、
(111)A面方向にオフすること、特に、このオフ角
を4°以内にすることによって、ヘテロ界面のラフネス
を最小にし、かつ、組成急峻性向上できることを発見し
た。
【0061】このように、成長基板の面方位を(10
0)justか、方向から(111)A面方向にオフす
ることにより、ステップをなくすか、Aステップのみを
表面に露出させることができ、V族切り換え時における
V族元素のエピタキシャル層への進入を最小限に抑える
ことができる。その結果、AsとPの切り換えの急峻性
を向上させることができ、面方向を4°以内にすること
によって、ステップバンチングの過度の発生を防ぐこと
ができる。
【0062】図3は、第2実施例によるInGaP/I
nGaAs系結晶積層体の構造図である。この図におい
て、11はGaAs基板、12はi−GaAs層、13
はi−InGaAs層、14はi−InGaP層、15
はn−InGaP層、16はn−GaAs層である。
【0063】この実施例によるInGaP/InGaA
s系結晶積層体においては、GaAs基板11の上に、
バッファ層になるi−GaAs層12、電子走行層にな
るi−InGaAs層13、不純物散乱抑制層になるi
−InGaP層14、電子供給層になるn−InGaP
層15、キャップ層になるn−GaAs層16が順次形
成されている。
【0064】この図に示されたInGaP/InGaA
s系HEMTを製造するための結晶積層体は、成長炉は
減圧バレル型炉を用いたMOVPE法によって成長さ
れ、III 族原料としてはTMG,TEG,TMI、V族
原料としてはAsH3 ,PH3、成長圧力を50tor
rとし、成長温度を660℃とし、成長基板としては種
々のオフ角を有する直径3インチのGaAs基板11を
用いた。そして、オフ角を変えた場合のヘテロ界面のラ
フネスを原子間力顕微鏡(AFM)によって評価した。
【0065】図4は、成長基板のオフ方向を変えた場合
の電子移動度とラフネスの関係図である。この図には、
成長基板のオフ方向を変えた場合の電子走行層になるi
−InGaAs層13中の電子の移動度と、キャップ層
になるn−GaAs層16の表面のラフネスの関係を示
しているが、オフ角はすべて2°である。
【0066】なお、キャップ層になるn−GaAs層1
6の表面のラフネスは、i−InGaAs層13とi−
InGaP層14の間のヘテロ接合のラフネスを反映し
ているため、キャップ層になるn−GaAs層16の表
面のラフネスを評価することによって、間接的にこのヘ
テロ接合のラフネスを評価することができる。
【0067】この図から、成長基板のオフ方向が(10
0)justのときラフネスは最も小さく、移動度も高
いことがわかる。成長基板が(100)justからオ
フしている場合は、数nmのラフネスが存在することが
分かるが、これはステップバンチングのためである。ま
た、(111)A,(110),(111)B方向のオ
フ基板のラフネスはほぼ同じであるが、電子の移動度に
大きな差があることがわかる。
【0068】電子の移動度については、(111)A面
方向にオフした場合が最も高く、従来の(110)方向
がその次であり、(111)B方向にオフした場合が最
も悪い。ヘテロ接合のラフネスの他に移動度を決めるの
は界面の組成急峻性で、特に、V族の切り換え急峻性は
特性に大きな影響を及ぼすことが発見された。そこで、
オフにより組成急峻性に差がでないかどうかをPL法で
検討した。
【0069】図5は、InGaP層の表面にAsH3
流した場合のPL発光波長の変化説明図である。この図
の横軸は発光波長(nm)を示し、縦軸はPL強度(任
意単位)を示している。この図の曲線aは通常の成長法
によって成長し、その上にGaAsを形成しない場合
の、InGaP表面からのPL発光強度を示しており、
曲線bはInGaPを成長した後AsH3 中でアニール
した場合の表面からのPL発光強度を示している。
【0070】InGaP層の表面にAsH3 を流してア
ニールすると、AsがInGaP内に取り込まれるた
め、77Kで測定した結果は、発光波長の中心がほぼ6
55nmからほぼ690nmへと、長波長側にシフトし
ている。このシフト量がAsの取り込み量に比例してい
るため、切り換え急峻性の評価に用いることにした。
【0071】図6、図7は、基板のオフ方向を変えた場
合のPL発光スペクトル図であり、(A)〜(D)はオ
フ方向を変えた場合のPL発光スペクトルを示してい
る。これらの図に描かれた3つの曲線は、InGaP層
の表面の3か所のPL発光スペクトルを測定しているこ
とを示している。これらの図から、(111)B方向に
オフした場合に、発光波長の中心が最も大きくシフトし
ており、(100)justと、(111)A方向にオ
フした場合に、この発光波長の中心のシフトが小さいこ
とがわかる。したがって、(100)justと、(1
11)A面方向にオフした場合に、組成急峻性も最もよ
くなるといえる。
【0072】以上のことから従来の(110)方向にオ
フすることよりも、(100)justか、(111)
A面方向にオフさせたほうが組成急峻性がよく、HEM
Tの特性をより向上させることができることになる。ま
た、オフ角を4°以上にした場合は、InGaAsの表
面自由エネルギーの安定性から(311)面の形成が顕
著になってヘテロ界面のラフネスを悪化させることか
ら、オフ角は4°以下にすることが望ましいことが分か
った。
【0073】なお、上記の第1実施例は、GaAs基板
の上に格子定数が整合しない薄い化合物半導体層を成長
し、その上にGaAs層を成長する場合、このGaAs
層の膜厚が30原子層以内の膜厚に成長した段階で成長
を中断し、砒素雰囲気中でアニールした後再び成長する
化合物半導体装置の製造方法であり、第2実施例は、化
合物半導体からなり、面方位が(100)方向、また
は、(111)A方向に4°以内傾斜したオフ基板の上
に、キャリア走行層として用いる化合物半導体層を成長
する化合物半導体装置の製造方法に関するものであった
が、この両実施例の特徴を併せもたせることによってよ
り特性の良好な化合物半導体装置を実現することができ
る。
【0074】上記の各実施例においては、HEMTを製
造する場合を予定して説明したが、本発明を、HEMT
以外の電界効果型半導体装置に対しても適用することが
できる。
【0075】
【発明の効果】本発明によると、MOVPE成長による
InGaP/InGaAs系HEMTの製造工程の歩留
りを向上させることができ、係る低雑音HEMTやHE
MTLSIの製造コストの低減に寄与するところが大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるInGaP/InGaAs系
結晶積層体の構造図である。
【図2】第1実施例のInGaP/InGaAs系結晶
積層体の上のGaAs層の組織を示す原子間力顕微鏡写
真である。
【図3】第2実施例によるInGaP/InGaAs系
結晶積層体の構造図である。
【図4】成長基板のオフ方向を変えた場合の電子移動度
とラフネスの関係図である。
【図5】InGaP層の表面にAsH3 を流した場合の
PL発光波長の変化説明図である。
【図6】基板のオフ方向を変えた場合のPL発光スペク
トル図(1)であり、(A),(B)はオフ方向を変え
た場合のPL発光スペクトルを示している。
【図7】基板のオフ方向を変えた場合のPL発光スペク
トル図(2)であり、(C),(D)はオフ方向を変え
た場合のPL発光スペクトルを示している。
【図8】従来のInGaP/InGaAs系結晶積層体
の構造図である。
【図9】従来のInGaP/InGaAs系結晶積層体
の上のGaAs層の組織を示す原子間力顕微鏡写真であ
る。
【符号の説明】
1 GaAs基板 2 i−GaAs層 3 i−InGaAs層 4 n−InGaP層 51 第1のn−GaAs層 52 第2のn−GaAs層 11 GaAs基板 12 i−GaAs層 13 i−InGaAs層 14 i−InGaP層 15 n−InGaP層 16 n−GaAs層 21 GaAs基板 22 i−GaAs層 23 i−InGaAs層 24 n−InGaP層 25 n−GaAs層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/205

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaAs基板と、該GaAs基板の上に
    形成された格子定数が整合しないことに起因する歪みを
    含むが転位を有しない薄い化合物半導体層と、該歪みを
    含む薄い化合物半導体層の上に形成されたGaAs層を
    含み、該GaAs層が、目的とする膜厚まで成長する前
    に成長を中断し、砒素雰囲気中でアニールした後目的と
    する膜厚まで成長された層であることを特徴とする化合
    物半導体装置。
  2. 【請求項2】 成長を中断し、砒素雰囲気中でアニール
    するときのGaAs層の膜厚が30原子層以内の膜厚で
    あることを特徴とする請求項1に記載された化合物半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 歪みを含む化合物半導体層が、臨界膜厚
    以下のInGaAsP,InGaAs,GaAsP,G
    aP,InAs,GaAsSb,InGaAsSb,G
    aSb,InSbであることを特徴とする請求項1に記
    載された化合物半導体装置。
  4. 【請求項4】 歪みを含む化合物半導体層とGaAs層
    の間に膜厚50nm以下のPを含む化合物半導体層が存
    在することを特徴とする請求項1に記載された化合物半
    導体装置。
  5. 【請求項5】 InGaP/InGaAs系もしくはA
    lGaInP/InGaAs系HEMTのInGaPも
    しくはAlGaInP電子供給層の上にGaAsキャッ
    プ層が形成され、該GaAsキャップ層が、目的とする
    膜厚まで成長する前に成長を中断し、砒素雰囲気中でア
    ニールした後目的とする膜厚まで成長された層であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載された化合物半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 GaAs基板の上に格子定数が整合しな
    い薄い化合物半導体層を成長する工程と、該薄い化合物
    半導体層の上にGaAs層を成長する工程を含み、該G
    aAs層の膜厚が目的とする膜厚まで成長する前に成長
    を中断し、砒素雰囲気中でアニールした後目的とする膜
    厚まで成長することを特徴とする化合物半導体装置の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 GaAs層の膜厚が30原子層以内の膜
    厚に成長したときにその成長を中断し、砒素雰囲気中で
    アニールした後再び成長することを特徴とする請求項6
    に記載された化合物半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 アニール温度が成長温度と同じかそれ以
    上であることを特徴とする請求項6に記載された化合物
    半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 アニールする際の砒素圧がGaAs層を
    成長する際と同じかそれ以上であることを特徴とする請
    求項6に記載された化合物半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 GaAs層を有機金属気相成長法によ
    り成長することを特徴とする請求項6に記載された化合
    物半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 化合物半導体からなり、面方位が(1
    00)just方向、または、(111)A方向に傾斜
    したオフ基板の上に成長した化合物半導体層をキャリア
    走行層として用いたことを特徴とする化合物半導体装
    置。
  12. 【請求項12】 オフ基板の傾斜角が4°以内であるこ
    とを特徴とする請求項11に記載された化合物半導体装
    置。
  13. 【請求項13】 高電子移動度トランジスタであること
    を特徴とする請求項11に記載された化合物半導体装
    置。
  14. 【請求項14】 化合物半導体層がIII −V族化合物半
    導体からなり、Asを含む層とPを含む層のヘテロ接合
    を含むことを特徴とする請求項11に記載された化合物
    半導体装置。
  15. 【請求項15】 化合物半導体からなる基板がGaAs
    であり、電子走行層がInGaAsであり、電子供給層
    がInGaPもしくはAlGaInPであることを特徴
    とする請求項11に記載された化合物半導体装置。
  16. 【請求項16】 化合物半導体からなり、面方位が(1
    00)just方向または(111)A方向に傾斜した
    オフ基板の上に、キャリア走行層として用いる化合物半
    導体層を成長することを特徴とする化合物半導体装置の
    製造方法。
  17. 【請求項17】 オフ基板の傾斜角が4°以内であるこ
    とを特徴とする請求項16に記載された化合物半導体装
    置の製造方法。
  18. 【請求項18】 化合物半導体層を有機金属気相成長法
    によって成長することを特徴とする請求項16に記載さ
    れた化合物半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 面方位が(100)just方向また
    は(111)A方向に傾斜したGaAsオフ基板と、該
    GaAsオフ基板の上に形成された格子定数が整合しな
    いことに起因する歪みを含むが転位を有しない薄い化合
    物半導体層と、該歪みを含む薄い化合物半導体層の上に
    形成されたGaAs層を含み、該GaAs層が、目的と
    する膜厚まで成長する前に成長を中断し、砒素雰囲気中
    でアニールした後目的とする膜厚まで成長された層であ
    ることを特徴とする化合物半導体装置。
  20. 【請求項20】 面方位が(100)just方向、ま
    たは、(111)A方向に傾斜したGaAs基板の上に
    格子定数が整合しない薄い化合物半導体層を成長する工
    程と、該薄い化合物半導体層の上にGaAs層を成長す
    る工程を含み、該GaAs層が、目的とする膜厚まで成
    長する前に成長を中断し、砒素雰囲気中でアニールした
    後目的とする膜厚まで成長することを特徴とする化合物
    半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 基板の上に、複数の化合物半導体層を
    積層して形成した後に、選択エッチングにより上層の化
    合物半導体層を除去して中間層の表面ラフネスを観察
    し、また最上層の化合物半導体層の表面のラフネスを観
    察し、比較することによって、該中間層または最上層の
    化合物半導体層の表面のラフネスの原因となった、下層
    の化合物半導体層の微小欠陥や組成ゆらぎの状態を間接
    的に測定することを特徴とする化合物半導体層の欠陥測
    定方法。
JP5302175A 1993-11-09 1993-11-09 化合物半導体装置とその製造方法および化合物半導体層の欠陥測定方法 Withdrawn JPH07135304A (ja)

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US08/337,829 US5762706A (en) 1993-11-09 1994-11-08 Method of forming compound semiconductor device
US09/025,645 US5945690A (en) 1993-11-09 1998-02-18 Compound semiconductor device

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5945690A (en) * 1993-11-09 1999-08-31 Fujitsu Limited Compound semiconductor device
JP2023122382A (ja) * 2022-02-22 2023-09-01 国立大学法人 宮崎大学 半導体積層体の製造方法及び半導体積層体

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