JPH07136198A - 骨内インプラント用の部材組み合わせ - Google Patents

骨内インプラント用の部材組み合わせ

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JPH07136198A
JPH07136198A JP6067034A JP6703494A JPH07136198A JP H07136198 A JPH07136198 A JP H07136198A JP 6067034 A JP6067034 A JP 6067034A JP 6703494 A JP6703494 A JP 6703494A JP H07136198 A JPH07136198 A JP H07136198A
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JP
Japan
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screw
upper structure
hole
male screw
implant
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Application number
JP6067034A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Tani
裕久 谷
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上部構造体2を取り外す必要がある場合に骨
内インプラント1まで撤去する必要がなく、長期間生体
内で機能させても骨内インプラント1と上部構造体2と
の嵌合部に隙間が生じて体液が上部構造体2内部へ侵入
することがない骨内インプラント用の部材組み合わせを
提供する。 【構成】 上端の嵌合突起部1bと該突起部1bを貫通
して上面に開口したネジ孔1aを有する骨内インプラン
ト1と、該インプラント1の上部に取り付けられ上下に
貫通したバカ孔2aを有する上部構造体2であって、前
記骨内インプラント1の嵌合突起部1bに嵌合する下側
の嵌合孔2bと上側の雄ネジ固定孔2cを有する上部構
造体2と、前記雄ネジ固定孔2cに係止されるテーパー
形状のネジ頭3aと前記ネジ孔1aに螺合するネジ足3
cを有する雄ネジ3と、からなる骨内インプラント用の
部材組み合わせ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、骨内インプラント用の
部材組み合わせに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、歯科及び医科の医療分野における
骨内インプラントの進歩は著しく、種々の骨内インプラ
ントが使用されている。従来、これらの骨内インプラン
トと上部構造体や、歯冠部を含む上部構造体同士の締結
はネジ、樹脂、セメント等の締結部材により接合して行
っていた。また、緩み止めとして、ネジを樹脂またはセ
メント等で固定したり、金属製又は樹脂製のワッシャ
ー、バネ、O−リング等をネジと共に使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】樹脂、セメント等の締
結部材により接合して行う従来の骨内インプラントと上
部構造体の締結方法は、何らかの要因で締結されている
上部構造体が破損したり、あるいは口腔内環境が変化し
て上部構造体を取り外す必要がある場合に、上部構造体
だけを撤去できず、インプラントまで撤去しなければな
らないという問題点を有していた。
【0004】また、上部構造体の取り外しを考慮してネ
ジで締結したものは、長期間の生体内での使用によって
緩みが生じて抜け落ちたり、破損する問題を有し、更に
ネジの緩みによりインプラントと上部構造体との嵌合部
に隙間が生じて、体液が上部構造体内部へ侵入するとい
う問題点(体液が侵入すると、そこが感染源になりやす
くなり、またインプラントが脱落することがある)を有
していた。
【0005】また、金属製のワッシャーやバネをネジと
共に使用する場合には、ワッシャーやバネの材料とし
て、生体親和性に優れ、しかも他の部材(上部構造体
等)と接触しても電池とならないものを選択する必要が
あった。そのため、使用できる材料が限定されるという
問題点があり、さらにこのような材料は材質面でも問題
(ワッシャーやバネとしての十分な性能が発揮できな
い、高価格である等)があった。樹脂製のワッシャーや
バネの場合には、耐久性が低いので短期間で交換する必
要があるという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、これらの問題点の解決に
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は第一
に「上端の嵌合突起部と該突起部を貫通して上面に開口
したネジ孔を有する骨内インプラントと、該インプラン
トの上部に取り付けられ、上下に貫通したバカ孔を有す
る上部構造体であって、前記骨内インプラントの嵌合突
起部に嵌合する下側の嵌合孔と上側の雄ネジ固定孔を有
する上部構造体と、前記雄ネジ固定孔に係止されるテー
パー形状のネジ頭と前記ネジ孔に螺合するネジ足を有す
る雄ネジと、からなる骨内インプラント用の部材組み合
わせ(請求項1)」を提供する。
【0008】また、本発明は第二に「上面に開口した径
の大きな嵌合孔と該嵌合孔に開口した径の小さなネジ孔
を有する骨内インプラントと、該インプラントの上部に
取り付けられ、上下に貫通したバカ孔を有する上部構造
体であって、前記骨内インプラントの嵌合孔に嵌合する
嵌合突起部を下側に、雄ネジ固定孔を上側に有し、前記
バカ孔が前記突起部を貫通している上部構造体と、前記
雄ネジ固定孔に係止されるテーパー形状のネジ頭と前記
ネジ孔と螺合するネジ足を有する雄ネジと、からなる骨
内インプラント用の部材組み合わせ(請求項2)」を提
供する。
【0009】また、本発明は第三に、「前記嵌合突起部
及び嵌合孔に回り止め構造を設けたことを特徴とする請
求項1又は2記載の部材組み合わせ(請求項3)」を提
供する。また、本発明は第四に「前記雄ネジにおいて、
ネジ頭とネジ足との間に、弾性変形可能な部位を設けた
ことを特徴とする請求項1〜3記載の部材組み合わせ
(請求項4)」を提供する。
【0010】また、本発明は第五に「上面に開口した径
の大きな上部構造体固定孔と該固定孔に開口した径の小
さなネジ孔を有する骨内インプラントと、前記固定孔に
係止されるテーパー形状の頭部と前記ネジ孔と螺合する
雄ネジ部を有する上部構造体と、からなる骨内インプラ
ント用の部材組み合わせ(請求項5)」を提供する。ま
た、本発明は第六に「前記上部構造体において、テーパ
ー形状の頭部と雄ネジ部との間に、弾性変形可能な部位
を設けたことを特徴とする請求項5記載の部材組み合わ
せ(請求項6)」を提供する。
【0011】また、本発明は第七に「前記雄ネジのネジ
頭に、又は前記雄ネジ部を有する上部構造体の頭部に、
上面に開口した雌ネジ部を設けたことを特徴とする請求
項1〜6記載の部材組み合わせ(請求項7)」を提供す
る。また、本発明は第八に「前記雄ネジ及び/又は前記
上部構造体に取り付けられ、上下に貫通したバカ孔を有
する第2の上部構造体であって、前記雄ネジ及び/又は
前記上部構造体と嵌合する下側の嵌合孔と上側の締結ネ
ジ固定孔を有する第2の上部構造体と、前記締結ネジ固
定孔に係止されるネジ頭と前記雌ネジ部に螺合するネジ
足を有する締結ネジと、をさらに組み合わせた請求項7
記載の部材組み合わせ(請求項8)」を提供する。
【0012】また、本発明は第九に「前記第2の上部構
造体の嵌合孔及び、前記雄ネジ及び/又は上部構造体の
被嵌合部に、回り止め構造をそれぞれ設けたことを特徴
とする請求項8記載の部材組み合わせ(請求項9)」を
提供する。また、本発明は第十に「前記第2の上部構造
体の少なくとも前記雄ネジ及び/又は前記上部構造体と
の接触部分が鋳接用合金からなることを特徴とする請求
項8又は9記載の部材組み合わせ(請求項10)」を提供
する。
【0013】また、本発明は第十一に「前記第2の上部
構造体がアクリル樹脂又はワックスからなり、歯科鋳造
法により形成されてなることを特徴とする請求項8又は
9記載の部材組み合わせ(請求項11)」を提供する。
【0014】
【作用】本発明にかかる上部構造体には、歯肉部分を貫
通し、骨内インプラントに締結される歯肉貫通部材(以
下、アバットメントと称する)や歯肉貫通部材及び歯冠
部と結合する支持支台(以下、コアと称する)が一体と
なった歯肉貫通型支持支台(以下、アバットメントコア
と称する)、及び歯肉貫通型骨内インプラントに締結さ
れ、かつ歯冠部と結合される支持支台が含まれる。 本
発明にかかる骨内インプラント1と上部構造体2の締結
は、例えば、次のように行う。
【0015】骨内インプラント(例えば、歯科用インプ
ラント)1の嵌合突起部1bを上部構造体(例えば、ア
バットメント)2の嵌合孔2bに挿入し、上部構造体2
のバカ孔2aから雄ネジ3を挿入して、任意の締め付け
トルクで締め込んでネジ足(ネジ部)3cと骨内インプ
ラント1のネジ孔1aを螺合させる(雄ネジ3と骨内イ
ンプラント1が締結される)。
【0016】このとき、雄ネジ3のテーパー形状のネジ
頭(座面)3aは、上部構造体の雄ネジ固定孔2cに係
止され(全面又は部分的に)、摩擦力が発生する。その
ため、上部構造体2に雄ネジ3が固定され、しかも振動
等による雄ネジ3の緩みを防止して、緩みによる体液の
侵入を防ぐことができる。骨内インプラントと上部構造
体を締結する別の例を次に示す。
【0017】上面に開口した径の大きな上部構造体固定
孔と該固定孔に開口した径の小さなネジ孔を有する骨内
インプラント(例えば、歯科用インプラント)の前記固
定孔から、前記固定孔に係止されるテーパー形状の頭部
と前記ネジ孔と螺合する雄ネジを有する上部構造体(例
えば、アバットメント)を挿入して、任意の締め付けト
ルクで締め込んで、上部構造体の雄ネジ部と骨内インプ
ラントのネジ孔を螺合させる(上部構造体と骨内インプ
ラントが締結される)。
【0018】このとき、上部構造体のテーパー形状の頭
部は、骨内インプラントの上部構造体固定孔に係止され
(全面又は部分的に)、摩擦力が発生する。そのため、
骨内インプラントに上部構造体が強く固定され、しかも
振動等によるネジの緩みを防止して、緩みによる体液の
侵入を防ぐことができる。このようにして、骨内インプ
ラントと上部構造体が締結される。
【0019】ところで、前記嵌合突起部及び嵌合孔に回
り止め形状をそれぞれ設けることにより、嵌合孔に嵌合
突起部を挿入した時に、骨内インプラントと上部構造体
を仮止めし、雄ネジを挿入して締め込む操作を確実かつ
容易にし、かつ、骨内インプラントと上部構造体の締結
をより強化することができるので好ましい(請求項
3)。
【0020】また、雄ネジのネジ頭とネジ足の間、又は
上部構造体のテーパー形状の頭部と雄ネジ部との間に、
弾性変形可能な部位(例えば、図4のくびれた胴部分
(逃げ溝)3b)を設けると、雄ネジのネジ足又は上部
構造体の雄ネジ部と骨内インプラントのネジ孔を螺合す
るときに、この部位が弾性変形する。この弾性変形によ
り、雄ネジのテーパー形状のネジ頭は、上部構造体の雄
ネジ固定孔に、より強く係止されて固定され、又は上部
構造体のテーパー形状の頭部は、骨内インプラントの上
部構造体固定孔に、より強く係止されて固定される。
【0021】そのため、上部構造体に雄ネジが強く固定
され、又は骨内インプラントに上部構造体が強く固定さ
れ、しかも振動等によるネジの緩みを防止して、緩みに
よる体液の侵入を防ぐことができるという、前記効果を
さらに大きくすることができる。従って、雄ネジのネジ
頭とネジ足の間、又は上部構造体のテーパー形状の頭部
と雄ネジ部との間に、弾性変形可能な部位を設けること
が好ましい(請求項4、6)。
【0022】上部構造体を取り外す必要がある場合は、
雄ネジ又は雄ネジ部を治具を使用して緩めて解放するこ
とにより、上部構造体だけを撤去できる。従って、骨内
インプラントまで撤去する必要がない。本発明にかかる
雄ネジ3のネジ頭又は雄ネジ部を有する上部構造体の頭
部に、上面に開口した雌ネジ部(ネジ孔)を設けること
が好ましい(請求項7)。これにより、雄ネジ3又は雄
ネジ部を有する上部構造体に、別の(第2の)上部構造
体(例えば歯冠部)を締結することができる。
【0023】例えば、前記雄ネジ及び/又は前記上部構
造体に取り付けられ、上下に貫通したバカ孔を有する第
2の上部構造体であって、前記雄ネジ及び/又は前記上
部構造体と嵌合する下側の嵌合孔と上側の締結ネジ固定
孔を有する第2の上部構造体と、前記締結ネジ固定孔に
係止されるネジ頭と前記雌ネジ部に螺合するネジ足を有
する締結ネジと、を請求項7記載の部材に、さらに組み
合わせることができる(請求項8)。
【0024】なお、このときの締結部位にも本発明にか
かる構造を設けることが好ましい。第2の上部構造体を
取り外す必要がある場合に、締結ネジを治具によって緩
めて解放することにより、第2の上部構造体だけを除去
(撤去)できる。即ち、骨内インプラントや別の上部構
造体まで除去する必要がない。また、前記第2の上部構
造体の嵌合孔及び、前記雄ネジ及び/又は上部構造体の
被嵌合部に、回り止め構造をそれぞれ設けることが好ま
しい(請求項9)。これにより、嵌合孔に被嵌合部を嵌
合させたときに、第2の上部構造体と、雄ネジ及び/又
は上部構造体とを仮止めし、締結ネジを挿入して締め込
む操作を確実かつ容易にし、しかも締結をより強化する
ことができる。
【0025】また、前記第2の上部構造体の少なくとも
前記雄ネジ及び/又は前記上部構造体との接触部分に、
鋳接用合金(例えば、各種歯科用金属を鋳接できる合
金)を使用することが好ましい(請求項10)。これによ
り、面精度が特に要求される第2の上部構造体の前記接
触部分を容易かつ確実に作製できる。また、前記第2の
上部構造体に、アクリル樹脂又はワックスを使用するこ
とが好ましい(請求項11)。これにより、第2の上部構
造体を容易、確実、かつ安価に作製できる。
【0026】以下、実施例によって本発明をより具体的
に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0027】
【実施例】実施例を図1から図9を参照して説明する。
図1は歯科用インプラント(骨内インプラントの一例)
1とアバットメント(上部構造体の一例)2、及び雄ネ
ジ3の模式図(側面図)である。尚、歯科用インプラン
ト1は顎骨に埋植されている。
【0028】図2は図1の歯科用インプラント1の概略
断面図である。歯科用インプラント1は上端の嵌合突起
部1bと該突起部1bを貫通して上面に開口したネジ孔
1aを有する。図3は図1のアバットメント2の概略断
面図である。アバットメント2は、歯科用インプラント
1の上部に取り付けられ、インプラント1の嵌合突起部
1bに嵌合する下側の嵌合孔2bと上側の雄ネジ固定孔
2cからなる上下に貫通したバカ孔2aを有する。
【0029】図4は図1の雄ネジ3の詳細図(側面図)
である。雄ネジ3は、前記雄ネジ固定孔2cに係止され
るテーパー形状のネジ頭3aと前記ネジ孔1aに螺合す
るネジ足3c、及び弾性変形可能なくびれた胴部分3b
を有する。図5は歯科用インプラントの別の一例であ
る。歯科用インプラント1、アバットメント2’、雄ネ
ジ3、歯冠4とその内部の構成部材(第2の上部構造体
の一例)5、及び締結ネジ6の模式図(側面図)であ
る。ここで、歯科用インプラント1は顎骨に埋植されて
いる。
【0030】図6はアバットメント2’の概略断面図で
あり、図3のアバットメントに嵌合突起部2dをさらに
設けたものである。図7は雄ネジ3(図5参照)の概略
側面図であり、そのネジ頭に、上面に開口した雌ネジ部
(ネジ孔)3dを設けた。図8は歯冠4内部の構成部材
(第2の上部構造体の一例)5の概略断面図であり、該
構成部材は、上下に貫通したバカ孔を有し、アバットメ
ント2’の嵌合突起部2dと嵌合する下側の嵌合孔5b
と上側の締結ネジ固定孔5aを有する。
【0031】図9は歯冠4及び内部の構成部材5をアバ
ットメント2’及び雄ネジ3に固定する締結ネジ6の概
略側面図である。次に、以上の構成に基づいて、歯科用
インプラント1にアバットメント2を締結する方法につ
いて説明する。まず、アバットメント2の嵌合孔2bに
歯科用インプラント1の嵌合突起部1bを中心線を軸と
して任意の相対角で挿入した。アバットメント2の嵌合
孔2bは、回り止め用十二角形状を有しており、また歯
科用インプラント1の嵌合突起部1bは、回り止め用六
角形凸形状を有しているので、中心線を軸として30度
刻みで任意の相対角で、アバットメント2の嵌合孔2b
に歯科用インプラント1の嵌合突起部1bを挿入でき
た。また、歯科用インプラント1とアバットメント2を
仮止めすることができたので、雄ネジ3を挿入して締め
込む操作(後述する)が確実かつ容易であった。
【0032】次に、アバットメント2のバカ孔2aから
雄ネジ3を挿入して、任意の締め付けトルクで締め込ん
でネジ足3cと歯科用インプラント1のネジ孔1aを螺
合させて、雄ネジ3とインプラント1を締結した。この
とき、雄ネジ3のテーパー形状のネジ頭3aは、アバッ
トメント2の雄ネジ固定孔2c(テーパー形状のネジ頭
3aの全面を係止する形状とした)に係止され、摩擦力
が発生した。そのため、アバットメント2に雄ネジ3が
固定され、しかも振動等による雄ネジ3の緩みを防止し
て、緩みによる体液の侵入を防ぐことができた。
【0033】なお、雄ネジのネジ頭3aとネジ足3cの
間に、弾性変形可能な部位として、くびれた胴部分3b
を設けたので、ネジ足3cと歯科用インプラント1のネ
ジ孔1aを螺合したときに、この胴部分3bが弾性変形
した。そのため、この胴部分3bを設けないときと比較
して、雄ネジ3のテーパー形状のネジ頭3aは、アバッ
トメント2の雄ネジ固定孔2cに、より強く係止されて
固定され、振動等による雄ネジ3の緩みを防止して、緩
みによる体液の侵入を防ぐことができるという効果をさ
らに大きくすることができた。
【0034】このようにして、歯科用インプラント1と
アバットメント2を締結した。また、同様にして歯科用
インプラント1に締結したアバットメント2’に、鋳接
法或いは鋳造技術により内部構成部材5を作製してなる
歯冠(又はメタルフレーム)4を締結ネジ6により締結
した(図5参照)。この際、締結ネジ6の上側にできた
空間は、各種歯科用レジンを用いて封鎖(封止)した。
【0035】このようにして、歯科用インプラント1
に、アバットメント2’、雄ネジ3、及び締結ネジ6を
介して歯冠4が締結され、咬合が可能となった。尚、本
発明はこの実施例に限定されるわけではなく、骨内イン
プラントと上部構造体や上部構造体同士の締結にも利用
できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上部構造体(第2の上部構造体を含む)や歯冠を取り外
す必要がある場合に、上部構造体や歯冠だけを撤去でき
るので、骨内インプラントまで撤去する必要がない。し
かも、長期間の生体内での機能によって、骨内インプラ
ントと上部構造体の締結、或いは、雄ネジ又は上部構造
体と第2の上部構造体との締結に緩みが生じるというこ
とがないので、骨内インプラントと上部構造体との嵌合
部などの嵌合部分に隙間が生じて、体液が上部構造体な
どの内部へ侵入するという問題は発生しない。
【0037】また、骨内インプラントと上部構造体との
嵌合部等の嵌合部分に回り止め形状を設けることによ
り、雄ネジ又は締結ネジを挿入して締め込む操作が確実
かつ容易となる。また、雄ネジのネジ頭とネジ足の間、
又は上部構造体のテーパー形状の頭部と雄ネジ部との間
に、弾性変形可能な部位を設けることにより、骨内イン
プラントと上部構造体の締結の緩み防止や体液の上部構
造体内部への侵入防止の効果が増大する。
【0038】また、歯冠内部の構成部材を除けば、既成
部品によりインプラント治療ができるので、システム化
され、確実な治療が可能となり、しかも操作性に優れて
いるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、歯科用インプラント(骨内インプラントの
一例)1とアバットメント(上部構造体の一例)2及び
雄ネジ3の模式図(側面図)である。
【図2】は、図1の歯科用インプラント(骨内インプラ
ントの一例)1の概略断面図である。
【図3】は、図1のアバットメント(上部構造体の一
例)2 の概略断面図である。
【図4】は、図1の締結用ネジ(締結部材の一例)3の
詳細図(側面図)である。
【図5】は、歯科用インプラント(骨内インプラントの
一例)1、アバットメント(上部構造体の一例)2’、
雄ネジ3、歯冠4及びその内部構成部材(第2の上部構
造体の一例)5、締結ネジ6の模式図(側面図)であ
る。
【図6】は、アバットメント2’の概略断面図である。
【図7】はネジ頭に、上面に開口した雌ネジ部(ネジ
孔)3dを設けた雄ネジ3の概略側面図である。
【図8】は、歯冠4の内部構成部材(第2の上部構造体
の一例)5の概略断面図である。
【図9】は、締結ネジ6の概略側面図である。
【符号の説明】
1・・・歯科用インプラント(骨内インプラントの一
例) 1a・・ネジ孔 1b・・嵌合突起部 2・・・アバットメント(上部構造体の一例) 2a・・バカ孔 2b・・嵌合孔 2c・・雄ネジ固定孔 2d・・嵌合突起部 3・・・雄ネジ 3a・・テーパー形状を有するネジ頭 3b・・くびれた胴部分(弾性変形可能な部位の一例) 3c・・ネジ足 3d・・雌ネジ部(ネジ孔) 4・・・歯冠 5・・・歯冠内部を構成する部材(第2の上部構造体の
一例) 5a・・締結ネジ固定孔 5b・・嵌合孔 6・・・締結ネジ 以 上

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端の嵌合突起部と該突起部を貫通して
    上面に開口したネジ孔を有する骨内インプラントと、該
    インプラントの上部に取り付けられ、上下に貫通したバ
    カ孔を有する上部構造体であって、前記骨内インプラン
    トの嵌合突起部に嵌合する下側の嵌合孔と上側の雄ネジ
    固定孔を有する上部構造体と、前記雄ネジ固定孔に係止
    されるテーパー形状のネジ頭と前記ネジ孔に螺合するネ
    ジ足を有する雄ネジと、からなる骨内インプラント用の
    部材組み合わせ。
  2. 【請求項2】 上面に開口した径の大きな嵌合孔と該嵌
    合孔に開口した径の小さなネジ孔を有する骨内インプラ
    ントと、該インプラントの上部に取り付けられ、上下に
    貫通したバカ孔を有する上部構造体であって、前記骨内
    インプラントの嵌合孔に嵌合する嵌合突起部を下側に、
    雄ネジ固定孔を上側に有し、前記バカ孔が前記突起部を
    貫通している上部構造体と、前記雄ネジ固定孔に係止さ
    れるテーパー形状のネジ頭と前記ネジ孔と螺合するネジ
    足を有する雄ネジと、からなる骨内インプラント用の部
    材組み合わせ。
  3. 【請求項3】 前記嵌合突起部及び嵌合孔に回り止め構
    造を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の部材
    組み合わせ。
  4. 【請求項4】 前記雄ネジにおいて、ネジ頭とネジ足と
    の間に、弾性変形可能な部位を設けたことを特徴とする
    請求項1〜3記載の部材組み合わせ。
  5. 【請求項5】 上面に開口した径の大きな上部構造体固
    定孔と該固定孔に開口した径の小さなネジ孔を有する骨
    内インプラントと、前記固定孔に係止されるテーパー形
    状の頭部と前記ネジ孔と螺合する雄ネジ部を有する上部
    構造体と、からなる骨内インプラント用の部材組み合わ
    せ。
  6. 【請求項6】 前記上部構造体において、テーパー形状
    の頭部と雄ネジ部との間に、弾性変形可能な部位を設け
    たことを特徴とする請求項5記載の部材組み合わせ。
  7. 【請求項7】 前記雄ネジのネジ頭に、又は前記雄ネジ
    部を有する上部構造体の頭部に、上面に開口した雌ネジ
    部を設けたことを特徴とする請求項1〜6記載の部材組
    み合わせ。
  8. 【請求項8】 前記雄ネジ及び/又は前記上部構造体に
    取り付けられ、上下に貫通したバカ孔を有する第2の上
    部構造体であって、前記雄ネジ及び/又は前記上部構造
    体と嵌合する下側の嵌合孔と上側の締結ネジ固定孔を有
    する第2の上部構造体と、前記締結ネジ固定孔に係止さ
    れるネジ頭と前記雌ネジ部に螺合するネジ足を有する締
    結ネジと、をさらに組み合わせた請求項7記載の部材組
    み合わせ。
  9. 【請求項9】 前記第2の上部構造体の嵌合孔及び、前
    記雄ネジ及び/又は上部構造体の被嵌合部に、回り止め
    構造をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項8記載の
    部材組み合わせ。
  10. 【請求項10】 前記第2の上部構造体の少なくとも前記
    雄ネジ及び/又は前記上部構造体との接触部分が鋳接用
    合金からなることを特徴とする請求項8又は9記載の部
    材組み合わせ。
  11. 【請求項11】 前記第2の上部構造体がアクリル樹脂又
    はワックスからなり、歯科鋳造法により形成されてなる
    ことを特徴とする請求項8又は9記載の部材組み合わ
    せ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8123524B2 (en) 2005-04-12 2012-02-28 Biotechnology Institute, I Mas D, S.L. Dental implant, pieces to be connected to a dental implant, and the internal connection between the dental implant and each piece
KR101881421B1 (ko) * 2018-04-13 2018-07-24 주식회사 하이니스 어버트먼트 조립체

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