JPH071364Y2 - 建築物床下地盤の水蒸気発生防止構造 - Google Patents
建築物床下地盤の水蒸気発生防止構造Info
- Publication number
- JPH071364Y2 JPH071364Y2 JP9485190U JP9485190U JPH071364Y2 JP H071364 Y2 JPH071364 Y2 JP H071364Y2 JP 9485190 U JP9485190 U JP 9485190U JP 9485190 U JP9485190 U JP 9485190U JP H071364 Y2 JPH071364 Y2 JP H071364Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- building
- floor
- floor base
- water vapor
- ground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Foundations (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、建築物の床下地盤から水蒸気が発生すること
を防止するための手段に関する。
を防止するための手段に関する。
従来技術と問題点 寒冷期になると、建築物室内の壁に発生する結露は、室
内の湿度が高かったり、室温に比べて壁や窓の表面温度
が低いと起きるといわれている。
内の湿度が高かったり、室温に比べて壁や窓の表面温度
が低いと起きるといわれている。
結露の原因となる湿気は、水蒸気となって空気中に含ま
れているが、その水蒸気は、室内暖房器具、厨房、木材
やコンクリートといった建築材料、洗面所、浴室などか
ら発生するといわれている(たとえば、平成2年2月14
日発行・読売新聞北海道特集欄参照)。
れているが、その水蒸気は、室内暖房器具、厨房、木材
やコンクリートといった建築材料、洗面所、浴室などか
ら発生するといわれている(たとえば、平成2年2月14
日発行・読売新聞北海道特集欄参照)。
また、ダニ発生も室内の湿度と密接に関係しているとい
われている。本考案者が水蒸気発生場所を調査したとこ
ろによれば、建築物の床下地盤からも水蒸気の発生して
いることが判明した。
われている。本考案者が水蒸気発生場所を調査したとこ
ろによれば、建築物の床下地盤からも水蒸気の発生して
いることが判明した。
本考案者は、このような知見に基づき、建築物の床下地
盤が水蒸気を発生する原因を追求したところ、寒冷期に
屋外で凍って溶けた水が床下地盤に流れ込んで多湿状態
或いは水溜りをつくることにあることがわかった。この
ような床下地盤への水の流れ込みは、床下地盤と屋外地
盤とが同じ高さであることに起因して起るものと思われ
る。
盤が水蒸気を発生する原因を追求したところ、寒冷期に
屋外で凍って溶けた水が床下地盤に流れ込んで多湿状態
或いは水溜りをつくることにあることがわかった。この
ような床下地盤への水の流れ込みは、床下地盤と屋外地
盤とが同じ高さであることに起因して起るものと思われ
る。
前記した建築物室内の結露発生防止手段としては、建築
物内部のどの部屋もすべて一定温度に保ち、各部屋ごと
の温度差を極力小さくすること、空調換気扇の使用或い
は開窓による換気の励行などがあげられる(前記読売新
聞参照)。
物内部のどの部屋もすべて一定温度に保ち、各部屋ごと
の温度差を極力小さくすること、空調換気扇の使用或い
は開窓による換気の励行などがあげられる(前記読売新
聞参照)。
上記結露発生防止手段のうち、前者の一定温度保持と温
度差解消のための手段は、セントラルヒーティング方式
を採用すればよいのであるが、広い設備面積と高い設備
費とが必要なため、採用者が限られ、一般の住宅に採用
するのが困難である。
度差解消のための手段は、セントラルヒーティング方式
を採用すればよいのであるが、広い設備面積と高い設備
費とが必要なため、採用者が限られ、一般の住宅に採用
するのが困難である。
また、上記後者の換気励行は、一般住宅でもすぐ行ない
得るのであるが、結露しやすい寒冷期に空調換気扇を使
用し或いは開窓して換気するということは、寒さ、冷た
さなどによる苦痛のため、なかなか行ない難いことであ
る。
得るのであるが、結露しやすい寒冷期に空調換気扇を使
用し或いは開窓して換気するということは、寒さ、冷た
さなどによる苦痛のため、なかなか行ない難いことであ
る。
そして、前記床下地盤の水蒸気発生に対する有効な防止
手段は未開発である。
手段は未開発である。
本考案は、かかる諸事情のうち、とくに床下地盤の水蒸
気発生を極力少なくし、できるだけ床下を乾燥状態に保
持せしめることを目的とする。
気発生を極力少なくし、できるだけ床下を乾燥状態に保
持せしめることを目的とする。
問題点解決のための手段 叙上の目的を達成するために本考案がなした手段は、建
築物の床下地盤上に、屋外地盤よりも高い床下傾斜地盤
を形成し、その傾斜地盤を換気窓つきの建築物用基礎で
囲んでなるということである。
築物の床下地盤上に、屋外地盤よりも高い床下傾斜地盤
を形成し、その傾斜地盤を換気窓つきの建築物用基礎で
囲んでなるということである。
作用 床下傾斜地盤が屋外地盤よりも高く、かつ建築物の中心
部を高く、周辺部を低く傾斜盛土して形成されているこ
とにより、水溜りや多湿部ができにくくなり、水はけが
よくなる。そして、床下傾斜地盤は、換気窓によって常
に換気される。
部を高く、周辺部を低く傾斜盛土して形成されているこ
とにより、水溜りや多湿部ができにくくなり、水はけが
よくなる。そして、床下傾斜地盤は、換気窓によって常
に換気される。
実施例 建築物1は、木造住宅の概略を表わした例であり、建築
物用基礎5の上に建築する。床下地盤2は、屋外地盤3
と等高で同一水平面であるが、その上面に床下傾斜地盤
4を形成せしめる。床下傾斜地盤4は、洗砂、その他の
使用に適した土砂を盛土して形成するが、盛土は、建築
物の棟の下方に相当する中心部を高く、周辺部を低く傾
斜盛土し、∧形の山形(第1図示、第2図示)や四角錐
形(第3図示)などに成形し、水溜りができないように
すると共に、水はけがよくなるように成形する。床下地
盤2を屋外地盤3と等高のままにしておいて建築物用基
礎5を構築し、その基礎に換気窓6を開設すると、換気
窓6から床下地盤2上に降り込んだ雨水がどこにも逃げ
られないために僅かではあっても水溜りをつくり、或い
は水溜りといえないまでも多湿部をつくり、また、融雪
水、融氷水など屋外で凍って溶けた水が床下地盤に流れ
込み、同様に水溜り又は多湿部をつくり、水蒸気を盛ん
に発生し、土台、柱下部などに結露せしめ、やがてカビ
を発生せしめるという不都合を生じるので、前記したよ
うに建築物1の床下地盤2上に床下傾斜地盤4を盛土し
て形成せしめる。従って、床下傾斜地盤4は、建築物1
の中心部を高く、周辺部を低く傾斜盛土して形成し、周
辺部の高さを換気窓6の下側縁と等高(図示例)ならし
めるか、或いは換気窓6の下側縁よりも若干高くして換
気窓6に臨ませ(不図示)、水溜りができないようにす
る。建築物用基礎5は、周知のコンクリート基礎であっ
て、適宜の部位に換気窓6を開設し、床下の換気を可能
ならしめ、床下の乾燥に役立たせるようにする。基礎5
は、図示例のように床下地盤2上に構築するも、周知の
構築手段の如く掘削溝にコンクリートを打設し、床下地
盤2よりも高く構築するも任意である。
物用基礎5の上に建築する。床下地盤2は、屋外地盤3
と等高で同一水平面であるが、その上面に床下傾斜地盤
4を形成せしめる。床下傾斜地盤4は、洗砂、その他の
使用に適した土砂を盛土して形成するが、盛土は、建築
物の棟の下方に相当する中心部を高く、周辺部を低く傾
斜盛土し、∧形の山形(第1図示、第2図示)や四角錐
形(第3図示)などに成形し、水溜りができないように
すると共に、水はけがよくなるように成形する。床下地
盤2を屋外地盤3と等高のままにしておいて建築物用基
礎5を構築し、その基礎に換気窓6を開設すると、換気
窓6から床下地盤2上に降り込んだ雨水がどこにも逃げ
られないために僅かではあっても水溜りをつくり、或い
は水溜りといえないまでも多湿部をつくり、また、融雪
水、融氷水など屋外で凍って溶けた水が床下地盤に流れ
込み、同様に水溜り又は多湿部をつくり、水蒸気を盛ん
に発生し、土台、柱下部などに結露せしめ、やがてカビ
を発生せしめるという不都合を生じるので、前記したよ
うに建築物1の床下地盤2上に床下傾斜地盤4を盛土し
て形成せしめる。従って、床下傾斜地盤4は、建築物1
の中心部を高く、周辺部を低く傾斜盛土して形成し、周
辺部の高さを換気窓6の下側縁と等高(図示例)ならし
めるか、或いは換気窓6の下側縁よりも若干高くして換
気窓6に臨ませ(不図示)、水溜りができないようにす
る。建築物用基礎5は、周知のコンクリート基礎であっ
て、適宜の部位に換気窓6を開設し、床下の換気を可能
ならしめ、床下の乾燥に役立たせるようにする。基礎5
は、図示例のように床下地盤2上に構築するも、周知の
構築手段の如く掘削溝にコンクリートを打設し、床下地
盤2よりも高く構築するも任意である。
次に床下傾斜地盤4の盛土形成手段を説明する。
建築物1が新築の場合は、建築物用基礎5を構築した
後、土木機械の搬入や搬出、作業時の騒音が近隣の迷惑
にならないようであれば、土木機械(たとえば、ベルト
コンベア類、ゴムホース類など)を使用して作業し、も
し、土木機械、その他の動力の使用が近隣の迷惑になる
ようであれば、土砂をばけつで運搬するとか、砂袋、土
のうなどその他の物を作業現場に合わせて運搬するなど
して盛土成形する。
後、土木機械の搬入や搬出、作業時の騒音が近隣の迷惑
にならないようであれば、土木機械(たとえば、ベルト
コンベア類、ゴムホース類など)を使用して作業し、も
し、土木機械、その他の動力の使用が近隣の迷惑になる
ようであれば、土砂をばけつで運搬するとか、砂袋、土
のうなどその他の物を作業現場に合わせて運搬するなど
して盛土成形する。
建築物1が既築の場合は、第4図のように畳或いは敷物
を一旦取除き、床板を剥取り或いは切取り、土木機械そ
の他の動力機械の使用が近所の迷惑にならないようであ
れば、当該機械類(図示例は、ベルトコンベアである
が、その他ゴムホース類など)を使用して作業する。こ
の場合、土砂が飛散して床板を汚染するのを防止するた
め、前記機械類の搬出端部から床板開口部にわたって飛
散防止カバーを用いて作業する。このような作業をなん
箇所かで行なって床下傾斜地盤4を盛土成形する。も
し、前記土木機械、その他の動力機械の使用が近所の迷
惑になるようであれば、ばけつ、一輪車などを使用して
土砂を運搬し、床板開口部から床下に盛土する。この場
合、建築物1の表玄関又は裏玄関から歩み板を使用し、
床板、畳、敷物などが土砂で汚染されることを防ぐた
め、レザーを敷き、そのレザー上に歩み板を使用する。
なお、土砂は、ばけつ、一輪車などによる運搬だけでな
く、作業現場に合わせて砂袋、土のうなどを使用するこ
とがある。
を一旦取除き、床板を剥取り或いは切取り、土木機械そ
の他の動力機械の使用が近所の迷惑にならないようであ
れば、当該機械類(図示例は、ベルトコンベアである
が、その他ゴムホース類など)を使用して作業する。こ
の場合、土砂が飛散して床板を汚染するのを防止するた
め、前記機械類の搬出端部から床板開口部にわたって飛
散防止カバーを用いて作業する。このような作業をなん
箇所かで行なって床下傾斜地盤4を盛土成形する。も
し、前記土木機械、その他の動力機械の使用が近所の迷
惑になるようであれば、ばけつ、一輪車などを使用して
土砂を運搬し、床板開口部から床下に盛土する。この場
合、建築物1の表玄関又は裏玄関から歩み板を使用し、
床板、畳、敷物などが土砂で汚染されることを防ぐた
め、レザーを敷き、そのレザー上に歩み板を使用する。
なお、土砂は、ばけつ、一輪車などによる運搬だけでな
く、作業現場に合わせて砂袋、土のうなどを使用するこ
とがある。
図中、符号7は、床下傾斜地盤4の表面に形成した生石
灰層で、床下の乾燥増進に寄与せしめる。
灰層で、床下の乾燥増進に寄与せしめる。
考案の効果 本考案は、叙上のように構成したから、床下傾斜地盤に
よって、水はけがよくなり、水溜りや多湿部ができにく
くなる。従って、床下地盤からの水蒸気発生が抑止さ
れ、床下を乾燥状態に保持し得る。そして、床下傾斜地
盤は、換気窓によって換気されるから、床下の乾燥状態
が一層向上する。従って、土台、柱下部といった床下に
結露する心配、結露を原因とするカビ発生の心配、室内
の多湿状態によるダニ発生の心配などが解消する。
よって、水はけがよくなり、水溜りや多湿部ができにく
くなる。従って、床下地盤からの水蒸気発生が抑止さ
れ、床下を乾燥状態に保持し得る。そして、床下傾斜地
盤は、換気窓によって換気されるから、床下の乾燥状態
が一層向上する。従って、土台、柱下部といった床下に
結露する心配、結露を原因とするカビ発生の心配、室内
の多湿状態によるダニ発生の心配などが解消する。
第1図は本考案結露防止構造を施した建築物の概略縦断
面図、第2図は建築物用基礎の横断面図、第3図は床下
傾斜地盤が四角錐形に盛土形成された他例を示す建築物
用基礎の横断面図、第4図は床下傾斜地盤を機械作業で
盛土形成する一例を示した一部の縦断面図である。 図中、 1…建築物 2…床下地盤 3…屋外地盤 4…床下傾斜地盤 5…建築物用基礎 6…換気窓
面図、第2図は建築物用基礎の横断面図、第3図は床下
傾斜地盤が四角錐形に盛土形成された他例を示す建築物
用基礎の横断面図、第4図は床下傾斜地盤を機械作業で
盛土形成する一例を示した一部の縦断面図である。 図中、 1…建築物 2…床下地盤 3…屋外地盤 4…床下傾斜地盤 5…建築物用基礎 6…換気窓
Claims (1)
- 【請求項1】建築物の床下地盤上に、建築物の中心部を
高く、周辺部を低く傾斜盛土して屋外地盤よりも高い床
下傾斜地盤を形成し、その床下傾斜地盤を換気窓つきの
建築物用基礎で囲んだ建築物床下地盤の水蒸気発生防止
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9485190U JPH071364Y2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 建築物床下地盤の水蒸気発生防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9485190U JPH071364Y2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 建築物床下地盤の水蒸気発生防止構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0453845U JPH0453845U (ja) | 1992-05-08 |
| JPH071364Y2 true JPH071364Y2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=31833115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9485190U Expired - Lifetime JPH071364Y2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 建築物床下地盤の水蒸気発生防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH071364Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-10 JP JP9485190U patent/JPH071364Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0453845U (ja) | 1992-05-08 |
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