JPH071368A - ロボットの位置・姿勢認識方法及び装置 - Google Patents

ロボットの位置・姿勢認識方法及び装置

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JPH071368A
JPH071368A JP16982893A JP16982893A JPH071368A JP H071368 A JPH071368 A JP H071368A JP 16982893 A JP16982893 A JP 16982893A JP 16982893 A JP16982893 A JP 16982893A JP H071368 A JPH071368 A JP H071368A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボットの位置・姿勢認識を短時間におこな
うことができるようにする。 【構成】 ロボットの位置・姿勢認識装置は、アーム
3、4の角度を検出し検出信号を出力するエンコーダ1
5、16を含むロボット1と、各検出信号を処理する検
出回路25a,25bと、検出回路25a,25bから
のデータとロボットの座標系との関係を求めるCPU2
1とからなる。検出回路25a,25bは同一構成であ
り、検出回路25aは、検波信号を得る位相検出回路2
51、その検波信号を可逆計数する可逆カウンタ25
2、撮像タイミングで発生する位置認識信号SCにより
可逆カウンタ252の計数値をセットするレジスタ25
5からなる。レジスタ255は撮像タイミングのアーム
3、4の角度データを保持しているため、CPU21は
ロボット1を停止させることなく角度データを使用でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロボットに関する。更に
詳述すると、本発明はロボットの位置・姿勢を認識する
方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にロボットには多種の型式のものが
提供されているが、いずれの型式のロボットでもロボー
トアーム先端の位置、姿勢を認識することは、ロボット
を駆動制御する上で非常に重要である。
【0003】従来、ロボットの位置、姿勢を認識する方
法としては、(1)センサもパターン認識能力もないも
の、(2)センサはあるがパターン認識能力のないも
の、(3)センサとパターン認識能力のあるものに大別
される。各方法は、それぞれ利点と欠点があり、その使
用の目的に応じて使い分けられているが、コンピュータ
の発達により、比較的安価にかつ確実に位置の推定がで
きる上記(1)の方法がよく採用されている。
【0004】これは、初期位置を与えておき、その後は
モータ等の回転数から現在の位置を推定する方法であっ
て、具体的にはモータの回転数をエンコーダで検出して
コンピュータ内に取り込み、コンピュータにより予め与
えられていた初期位置及びエンコーダからの検出パルス
を基に所定の計算をしてロボットの位置を推定するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のロボットの位置・姿勢認識方法にあっては、コ
ンピュータの計算周期毎にしか位置認識が行えなかった
ため、位置認識を行う際にはロボットアームを低速に移
動させたり、場合によってはロボットアームを停止させ
る必要があり、認識に時間がかかり過ぎるという欠点が
あった。
【0006】本発明は、上述した従来技術の欠点を解消
し、位置、姿勢認識を短時間におこなうことができきる
ロボットの位置・姿勢認識方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係るロボットの位置・姿勢認
識方法は、各アームの角度を検出するセンサからの検出
信号を可逆カウンタで計数し、これら可逆カウンタの計
数値から各アームの移動量を算出することにより各アー
ムの大まかな位置・姿勢を求め、かつロボットアームの
先端に設けられた視覚認識装置の撮像タイミングで位置
認識信号を発生し、この撮像タイミングでの位置認識信
号で可逆カウンタの計数値をレジスタに記憶させ、前記
可逆カウンタ、レジスタの値及び撮像データとから得ら
れるデータとロボットの座標系との関係を求めるように
している。
【0008】また、請求項2記載のロボットの位置・姿
勢認識装置は、アームの角度を検出して検出信号を出力
するセンサと、該センサからの検出信号を位相検出して
検波信号を得る位相検出回路、前記位相検出回路からの
検波信号を可逆計数する可逆カウンタ、撮像タイミング
で発生する位置認識信号により前記可逆カウンタの計数
値をセットするレジスタからなる検出回路と、各アーム
毎の検出回路における可逆カウンタの計数値を読み込み
その計数値からアームの移動量を算出するとともに、前
記各アーム毎の検出回路におけるレジスタにセットされ
た値を読み込みそのセット値及び撮像データから得られ
るデータとロボットの座標系との関係を求める演算処理
装置とを備えるようにしている。
【0009】さらに、請求項3記載に発明に係るロボッ
トの位置・姿勢認識装置は、アームの角度を検出して検
出信号を出力するセンサと、前記センサからの検出信号
を位相検出して検波信号を得る位相検出回路、前記位相
検出回路からの検波信号を可逆計数する可逆カウンタ、
撮像タイミングで発生する認識信号により前記可逆カウ
ンタの計数値をセットするレジスタ、撮像タイミングで
発生する認識信号によりセット状態になる判定信号保持
部からなる検出回路と、各アーム毎の検出回路における
可逆カウンタの計数値を読み込みその計数値からアーム
の移動量を算出するとともに、前記判定信号保持部がセ
ット状態のときに前記レジスタにセットされた値を読み
込み、そのセット値及び撮像データから得られるデータ
とロボットの座標系との関係を求める演算処理装置とを
備えるようにしている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、各アームの角度を検
出するセンサからの検出信号を可逆カウンタで計数し、
これら可逆カウンタの計数値から各アームの移動量を算
出することにより各アームの大まかな位置・姿勢を求め
ることができる。また、大まかな位置・姿勢を求めてゆ
き、その値が規定の領域に入ったときに、ロボットアー
ムの先端に設けられた視覚認識装置を撮像する。この撮
像タイミングで位置認識信号を発生させる。この撮像タ
イミングでの認識信号で可逆カウンタの計数値はレジス
タに記憶される。すなわち、撮像タイミングのときの各
アームの角度が可逆カウンタにあるので、これらをレジ
スタに記憶させてしまう。これにより、従来なら、撮像
タイミングで各アームの移動を停止し、前記各可逆カウ
ンタの値を演算処理装置が読み取り、読み取り終了後に
再びアームを移動させる過程が必要であったが、本発明
では移動中でも、当該撮像タイミングでの可逆カウンタ
の計数値がレジスタに記憶されているため、各アームを
停止させる必要がまったくなくなる。これにより、ロボ
ットを停止させることなく、前記可逆カウンタ、レジス
タの値及び撮像データから得られるデータとロボットの
座標系との関係を求めることができる。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明を実現するため、一つのセンサに対して、上記位相
検出回路と、上記可逆カウンタと、上記レジスタとから
なる検出回路を設け、かつ各センサに対してそれぞれ検
出回路を設け、かつ前記各検出回路における可逆カウン
タの計数値を演算処理装置が読み込みその計数値からア
ームの移動量を算出する。また、演算処理装置は、前記
各検出回路におけるレジスタにセットされた値を読み込
みそのセット値及び撮像データとから得られるデータと
ロボットの座標系との関係を求めることができる。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明における検出回路に、判定信号保持部を付加し、認
識信号が入力されたことをセットしておいて、演算処理
装置に認識信号が入力されたことを知らせるようにした
ものである。これにより、演算処理装置とは同期しない
認識信号でも確実に各レジスタのセット値及び撮像デー
タから得られるデータとロボットの座標系との関係を求
めることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0014】図1に本発明のロボットの位置・姿勢認識
方法の実施例を実現する装置の一例を示す。該図におい
て、符号1はスカラ形ロボットである。スカラ形ロボッ
ト1は、主に、ベース2、第1アーム3、第2アーム
4、第1モータ5、第1減速機5A、第2モータ6、第
2減速機6A、第3モータ7、第4モータ8、第3減速
機8Aを備えている。また、ベース2には第1アーム3
が回動可能に固定されており、この第1アーム3の先端
には第2アーム4が回動可能に固定されている。ベース
2には、第1モータ5及び第4モータ8が固定されてい
る。第1モータ5は、減速機5Aを介して第1アーム3
を回転させるようになっている。第4モータ8は、プリ
ー9a,9bに掛け渡されたペルト10aと、プリー9
c,9dに掛け渡されたペルト10bとにより、スプラ
インシャフト先端把持部11aを所望角度だけ回転させ
られるようになっている。第2モータ6は第1アーム3
に固定されており、第2モータ6で第2アーム4を回転
できるようになっている。第2モータ6の先端内部には
第3モータ7が内蔵固定されており、第3モータ7はプ
リー12a,12bに掛け渡されたペルト13によりボ
ールネジ14を回転させることにより、スプラインシャ
フト11bを図示上下動できるようになっている。ま
た、第1モータ5、第2モータ6、第3モータ7、及び
第4モータ8には、エンコーダ15、16、17及び1
8がそれぞれ設けられており、各エンコーダ15、1
6、17及び18は各モータ5、6、7及び8の回転数
を検出できるようになっている。これらエンコーダ1
5、16は、第1アーム3及び第2アーム4の角度を検
出するセンサとして使用される。もちろん、エンコーダ
17はスプラインシャフト先端把持部11aの上下動の
距離を、エンコーダ18はスプラインシャフト先端把持
部11aの角度を測定するセンサとして使用される。
【0015】このスカラ形ロボット1はロボット制御装
置20に電気的に接続されており、ロボット制御装置2
0の制御下に、各モータ5、6、7及び8を回転させ、
かつ各エンコーダ15、16、17及び18からの検出
信号で各モータ5、6、7及び8の回転を駆動制御する
とともに、第2アーム4の先端位置を推定できるように
なっている。
【0016】ロボット制御装置20は、各種の演算処理
や各種の制御を実行する演算処理装置(CPU)21
と、バス22と、メモリー23と、サーボモータコント
ロールインターフェース24a,24b,24c,24
dと、検出回路25a,25b,25c,25dとを備
えている。CPU21には、バス22を介してメモリー
23と、サーボモータコントロールインターフェース2
4a,24b,24c,24dとが接続されるととも
に、検出回路25a,25b,25c,25dが接続さ
れている。サーボモータコントロールインターフェース
24a,24b,24c及び24dは、図示しないが、
各モータ5,6,7及び8に電気的にそれぞれ接続され
ており、各モータ5,6,7及び8の回転をCPU21
の指令に基づいて回転駆動制御する。検出回路25a,
25b,25c及び25dは、全て同一回路構成となっ
ているので、検出回路25aのみの構成について説明す
る。検出回路25aは、エンコーダ15からの検出信号
SA,SBを取り込み、これを検波して検波信号Sa,
Sbの内の一つを出力できる位相検出回路251と、位
相検出回路251からの検波信号Sa,Sbの内の一つ
を差引計数する可逆カウンタ252と、この可逆カウン
タ252の計数値をCPU21に読み込ませるスリース
テートバッファ253と、位置認識信号SCが入力され
たときに前記位置認識信号SCの微分信号Scを形成す
る微分回路254と、この微分信号Scが入力されたと
きに、その入力時点の可逆カウンタ252の計数値をセ
ットするレジスタ255と、このレジスタ255のセッ
ト値をCPU21に読み込ませるスリーステートバッフ
ァ256と、微分信号Scが入力されるとセットされC
PU21によりリセットされる判定信号保持部257と
から構成されている。
【0017】図2に、ロボット制御装置20の検出回路
25aの具体的構成の一例を示す。この図は、特に、ス
リーステートバッファ253,256、微分回路254
及び判定信号保持部257の構成例について説明してい
る。
【0018】位相検出回路251は、エンコーダ15か
らの検出信号SA,SB及びクロックφ0 を取り込み、
検波信号Sa又はSbを可逆カウンタ252に供給でき
るようになっている。可逆カウンタ252は、検波信号
Sa又はSbを計数する回路である。可逆カウンタ25
2の出力は、スリーステートバッファ253及びレジス
タ255に供給されるようになっている。スリーステー
トバッファ253は、CPU21からバス22を介して
与えられるリード信号R0 によって動作し、可逆カウン
タ252の計数値出力をバス22のデータバスに供給す
る。これにより、CPU21は、可逆カウンタ252の
計数値を取り込むことができる。
【0019】位置認識信号SCは、微分回路254に入
力される。微分回路254は、二つのD型フリップフロ
ップFF1 ,FF2 と、一つのナンド回路NAとを備
え、位置認識信号SCをフリップフロップFF1 のD入
力端子に入力し、フリップフロップFF1 の出力端子を
フリップフロップFF2 のD入力端子に接続し、フリッ
プフロップFF1 ,FF2 のクロック端子にクロックφ
0 を与え、フリップフロップFF1 ,FF2 の各出力端
子からの信号をナンド回路NAの両入力端子に供給し、
ナンド回路NAの出力端子から、微分信号Scを得るよ
うになっている。この微分信号Scは、レジスタ255
と、判定信号保持部257に入力されるようになってい
る。
【0020】レジスタ255は、微分信号Scが入力さ
れた時点の可逆カウンタ252の計数値をセットし、こ
れをスリーステートバッファ256に供給している。ス
リーステートバッファ256は、CPU21からバス2
2を介して与えられるリード信号R1 により動作し、レ
ジスタ255の値をバス22のデータバスに供給できる
ようになっている。
【0021】また、判定信号保持部257は、フリップ
フロップFF3 と、アンド回路ADと、バッファBFと
を備え、微分信号ScがフリップフロップFF3 に入力
されると、フリップフロップFF3 がセットされ、アン
ド回路ADからの出力信号があるとリセットされるよう
になっている。フリップフロップFF3 の出力端子はバ
ッファBFを介してバス22のデータバスに接続されて
おり、このバッファBFはCPU21からのリード信号
2 により動作して、フリップフロップFF3の出力信
号をバス22のデータバスに供給できるようになってい
る。また、このバッファBFの出力はアンド回路ADの
一方の入力端子に供給されており、またCPU21から
バス22を介して与えられるライト信号W0 はアンド回
路ADの他方の入力端子に供給されている。そして、ア
ンド回路ADは、バッファBFの出力と、ライト信号W
0 との双方が論理積されたときに、クリア信号をフリッ
プフロップFF3のクリア端子に供給できるようになっ
ている。
【0022】図3に上記位相検出回路251の具体的構
成の一例を示す。該図において、位相検出回路251
は、四つのフリップフロップFF21,FF22,FF23
FF24と、反転入力端子を少なくとも一つを有する四つ
のアンド回路AD21,AD22,AD23,AD24と、二つ
のオア回路OR21,OR22とを備えている。
【0023】エンコーダからの信号SAは、フリップフ
ロップFF21のD入力端子に入力し、フリップフロップ
FF21の出力端子をフリップフロップFF22のD入力端
子に接続し、フリップフロップFF21,FF22のクロッ
ク端子にクロックφ0 を与えられるようになっている。
フリップフロップFF21の出力端子からの信号は、アン
ド回路AD21,AD24,AD27,AD28の入力端子に供
給するとともに、アンド回路AD22,AD23,AD25
AD26の反転入力端子に供給できるようになっている。
フリップフロップFF22の出力端子からの信号は、アン
ド回路AD21,AD22,AD25,AD27の入力端子に供
給するとともに、アンド回路AD23,AD24,AD26
AD27の反転入力端子に供給できるようになっている。
エンコーダからの信号SBは、フリップフロップFF23
のD入力端子に入力し、フリップフロップFF23の出力
端子をフリップフロップFF24のD入力端子に接続し、
フリップフロップFF23,FF24のクロック端子にクロ
ックφ0 を与えられるようになっている。フリップフロ
ップFF23の出力端子からの信号は、アンド回路A
23,AD24,AD25,AD28の入力端子に供給すると
ともに、アンド回路AD21,AD22,AD26,AD27
反転入力端子に供給できるようになっている。フリップ
フロップFF24の出力端子からの信号は、アンド回路A
21,AD24,AD25,AD26の入力端子に供給すると
ともに、アンド回路AD22,AD23,AD27,AD28
反転入力端子に供給できるようになっている。アンド回
路AD21,AD22,AD23,AD24の出力端子はオア回
路OR21の入力端子に接続されており、このオア回路O
21は各入力端子に入力された信号の論理積がとられる
と検波信号Saが出力端子から出力されるようになって
いる。アンド回路AD25,AD26,AD27,AD28の出
力端子はオア回路OR22の入力端子に接続されており、
このオア回路OR22は各入力端子に入力された信号の論
理積がとられると検波信号Saが出力端子から出力され
るようになっている。
【0024】図4にロボットの位置・姿勢認識方法を説
明するための説明図を示す。尚、図4はロボット1を上
から見たものである。ベース2には第1アーム3が回動
可能に固定されており、この固定点を原点O1 として当
該原点O1 を通ってX軸とY軸とがとられている。ま
た、第1アーム3には第2アーム4が回動可能に固定さ
れており、この固定点を移動点O2 とする。そして、第
1アーム3の長さを原点O1 と移動点O2 との間の長さ
1 とし、第2アーム4の長さを移動点O2 と移動点O
3 との間の長さL2 とし、かつスプラインシャフト先端
把持部11aに固定した腕11cの先端に取付けたカメ
ラ30と移動点O2までの距離をL2’とする。また、ワ
ーク35のX軸、Y軸に対する位置をXt、Ytとし、
かつカメラ30の座標におけるカメラ30とワーク35
との位置関係をXc、Ycとする。
【0025】上述したようなロボットの位置・姿勢認識
装置の作用を図1ないし図4を基に図5及び図6を参照
しながら以下に説明する。なお、図5はCPU21の処
理フローである。また、図6は位相検出回路251のタ
イミングチャートであり、横軸に時間を、縦軸に各信号
をそれぞれ示している。また、この実施例では、カメラ
30は、本来、移動点O3 を中心として回動可能であ
り、かつXY平面に対して直交座標系方向に移動可能で
あるが、説明を簡単にするためにカメラ30は第2アー
ム4に固定した状態で説明することにする。したがっ
て、ロボット制御装置20には、エンコーダ15及びエ
ンコーダ16からの各検出信号SA,SBを処理するも
のとする。
【0026】まず、ロボット制御装置20のCPU21
からの指令に基づき、サーボモータコントロールインタ
ーフェース24a及び24bは、第1モータ5及び第2
モータ6を回転駆動する。これにより、第1モータ5が
回転して第1減速機5Aを介して第1アーム3を第1モ
ータ5の回転方向に応じた方向に移動させる。また、第
2モータ6が回転して第2減速機6Aを介して第2アー
ム4を第2モータ6の回転方向に応じた方向に移動させ
る。これら第1モータ5及び第2モータ6の回転数及び
回転方向はエンコーダ15及びエンコーダ16により検
出される。エンコーダ15からの検出信号SA,SB
は、検出回路25aに入力される。また、エンコーダ1
6からの検出信号SA,SBは、検出回路25bに入力
される。
【0027】この検出信号SA,SBは、検出回路25
aの位相検出回路251により位相検出される。すなわ
ち、図6に示すように、クロックφ0 が位相検出回路2
51の各フリップフロップFF21,FF22, FF23,F
24のクロック端子に入力されているときに、期間Tp
において図示のようなタイミングの検出信号SA,SB
が入力されると、フリップフロップFF21,FF22,
23,FF24、アンド回路AD21〜AD28の作用により
オア回路OR21から検波信号Saが得られ、また、期間
Tmにおいて図示のようなタイミングの検出信号SA,
SBが入力されると、フリップフロップFF21,FF
22, FF23,FF24、アンド回路AD21〜AD28の作用
によりオア回路OR22から検波信号Sbが得られる(図
6)。
【0028】このような検波信号Sa,Sbは、可逆カ
ウンタ252に入力される。可逆カウンタ252では、
例えば検波信号Saが入力されたときに加算し、検波信
号Sbが入力されたときに減算する。
【0029】同様に、エンコーダ16からの検出信号S
A,SBは、検出回路25bにおいて、検出回路25a
と同様に処理される。
【0030】ここで、CPU21はタイマー割込みがか
かると、図5に示すフローチャートの処理に移行する。
CPU21は、まず、検出回路25a、25bの可逆カ
ウンタ252の値を読む処理をする(ステップ50
1)。これは、CPU21が、まず、n=1としてリー
ド信号R0 をバス22を介してスリーステートバッファ
253aに与えると、スリーステートバッファ253a
がアクティブになって、可逆カウンタ252aの計数値
Rnをバス22のデータバスに乗せるので、CPU21
はこれを(計数値Rn)読み込むことで読み込み処理が
終了する。次に、CPU21は、n=2としてリード信
号R1 をバス22を介してスリーステートバッファ(図
示せず)に与えると、スリーステートバッファがアクテ
ィブになって、可逆カウンタ(図示せず)の計数値R2
をバス22のデータバスに乗せるので、CPU21はこ
れを(計数値R2 )読み込むことで読み込み処理が終了
する。このように、必要な外部データを読み込む処理が
終了すると、次に計算処理に移行する。
【0031】つぎに、CPU21は、第1アーム3の移
動量の変化分だけ取り出す処理を実行する(ステップ5
02)。これは、今回読み込んだ計数値R1 からメモリ
ー23に記憶されている前回の可逆カウンタ252の計
数値Z1 を差引き、その演算結果をD1 とすることによ
り、第1アーム3の移動量(変化分)が求まる。同様
に、D2 =R2 −Z2 の計算をすることにより、第2ア
ーム4の移動量(変化分)が求まる。
【0032】ついで、CPU21は、移動量を求める処
理をする(ステップ503)。まず、メモリー23の領
域P1に記憶されているデータに演算結果D1を加算する
(P1 =P1 +D1 )。同様に、P2 =P2 +D2 の計
算をする。これにより、P1及びP2 を求めることがで
きる。
【0033】その後、CPU21は、今回読み込んだ計
数値R1 、R2 をZ1 、Z2 としてメモリー23の各エ
リアに記憶させる(ステップ504)。
【0034】この処理が終了すると、次に、CPU21
は、第1アーム3の角度θ1 及び第2アーム4と第1ア
ーム3のなす角度θ2 を算出する処理を実行する(ステ
ップ505)。これは、第1減速機5Aの減速比jaか
らθ1 =P1 /jaの計算をすることにより第1アーム
3のX軸になす角度θ1 を求めるとともに、第2減速機
6Aの減速比jbからθ2 =P2 /jaの計算をするこ
とにより第2アーム4が第1アーム3に対してなす角度
θ1 を求めている。
【0035】このようにして各角度θ1 、θ2 が算出さ
れたら、CPU21は、次の数式1を使用して第2アー
ム4の先端の移動点O3 の位置の計算をする(ステップ
506)。
【0036】
【数1】 このようにしてX,Yを算出した後に、CPU21は、
判定信号保持部257の状態を読みにゆく(ステップ5
07)。これは、CPU21からバス22を介してバッ
ファBFにリード信号R2 を与えることにより、バッフ
ァBFをアクティブ状態にし、フリップフロップFF2
の出力端子の信号をバス22のデータバスを介してCP
U21に取り込むことにより得られる。この時点では、
フリップフロップFF3 の値が論理“0”であるので
(ステップ507;N)、CPU21はタイマールーチ
ンを抜けて、他の処理に移行する。
【0037】上述のような処理をタイマーからの指令に
より一定時間毎に処理することにより、第1アーム3及
び第2アーム4のおおまかな位置、姿勢を求めることが
できる。
【0038】ここで、第1アーム3及び第2アーム4の
大まかな位置、姿勢が規定された領域(カメラ30によ
る撮像可能な領域)に入った時点で、CPU21はカメ
ラ30に対してシャッター閉の指令を出力する。このシ
ャッター閉の指令によりカメラ30のシャッターが閉じ
ると同時に、シャッター閉信号により位置認識信号SC
が形成される。この位置認識信号SCは、検出回路25
a,25b,25c,25dに入力される。例えば、検
出回路25aにおいて、微分回路254では、二つのフ
リップフロップFF1 ,FF2 の各クロック端子に常時
クロックφ1 が供給されており、位置認識信号SCがフ
リップフロップFF1 に入力されると、二つのフリップ
フロップFF1 ,FF2 とナンド回路NAの作用により
位置認識信号SCの立ち上がり部分が微分されてナンド
回路NAの出力端子から微分信号Scが出力される。こ
の微分信号Scがレジスタ255に供給されると、レジ
スタ255は可逆カウンタ252のその時点の計数値を
セットする。これにより、レジスタ255には、その時
点の値を保持したままとなる。
【0039】一方、微分信号Scは判定信号保持部25
7にも供給される。判定信号保持部257では、微分信
号Scが入力されると、フリップフロップFF3 がセッ
トされることになる。
【0040】このような状態でタイマー割込みがかかる
と、CPU21は、図5に示すフローチャートを上述の
ように処理し(ステップ501〜506)、ついでフリ
ップフロップFF3 の出力が論理“1”になっているか
を判定する(ステップ507)。すなわち、CPU21
は、判定信号保持部257のバッファBFにリード信号
2 を与え、バッファBFをアクティブにしてフリップ
フロップFF3 の内容をバス22を介してCPU21に
読み込む。この場合にフリップフロップFF3がセット
されているから、フリップフロップFF3 の出力端子の
データは論理“1”となっているので(ステップ50
7;Y)、CPU21は、検出回路25aのレジスタ2
55の値C1 と、検出回路25bのレジスタの値C2
を読み込むとともに、先に処理したステップ501〜5
06で得たデータを使用して数式2及び数式3の計算を
する(ステップ508)。
【0041】
【数2】
【数3】 このようにしてX’,Y’を求めることができる。その
後に、CPU21はバス22を介して判定信号保持部2
57のアンド回路ADにラント信号W0 を出力すると、
アンド回路ADで論理積がとられてフリップフロップF
3 をリセットする(ステップ508)。
【0042】このように、例えば画像データによりロボ
ット1が把持するべき位置が画像の座標系内で求まった
場合、メインルーチンにデータ取得を知らせるため、ハ
ンドシェークビットの操作を行う(ステップ509)。
そして、CPU21は、数式4を使用してカメラ座標の
位置、姿勢の情報をロボット座標に変換する。
【0043】
【数4】 上述したように数式4により演算することでロボット1
の把持位置を算出することができる。したがって、本実
施例では、撮像点上を通過するだけで撮像から目標位置
の算出をおこなうことが可能なため、作業が高速化でき
る。
【0044】なお、上記実施例では、位置認識信号SC
が入力されたことを確実に検知するため、判定信号保持
部257を設け、位置認識信号SCが入力されたときに
判定信号保持部257をセットしておき、CPU21の
タイマー割込み時の処理フローの処理で判定信号保持部
257のセット/リセットを判定し、その後の処理を実
行しているが、CPU21側でシャッター閉指令(撮像
指令)を出したことが分かっているので、それを基にレ
ジスタ255の値を読みにゆくようにしてもよい。この
ように構成する場合には、判定信号保持部257は不要
となる。
【0045】図7に本発明の応用例を示す。この応用例
は、ロボット1のスプラインシャフト11bの先端側に
レーザセンサ40を固定してワーク35までの距離を測
定できるようにしたものであり、スプラインシャフト1
1bが下降してワーク35との間で一定の距離に達した
ところで、位置認識信号SCを出力できるようにしたも
のである。
【0046】即ち、レーザセンサ40にはセンサ処理装
置41が接続されている。このセンサ処理装置41は、
レーザセンサ40を駆動するとともに、レーザセンサ4
0からの検出信号を処理してレーザセンサ40とワーク
35との距離を、デジタルデータあるいは距離に応じた
距離検出電圧信号VL として出力できるようになってい
る。センサ処理装置41からの距離検出電圧信号V
L は、コンパレータ42の一方の入力端子に入力され
る。コンパレータ42の他方の入力端子は、比較用電圧
REF を形成する可変抵抗機43の可変端子に接続され
ている。可変抵抗機43は、比較用電圧VREF を可変で
きる。また、コンパレータ42は、比較用電圧VREF
り大きな距離検出電圧信号VL が入力されたときにはそ
の出力端子から“H”を出力し、前記以外の距離検出電
圧信号VL が入力されたときにはその出力端子から
“L”を出力するようになっている。
【0047】いま、レーザセンサ40とワーク35が一
定の距離だけ近づいたときに、センサ処理装置41から
一定距離に応じた距離検出電圧信号VL が出力される。
この距離検出電圧信号VL がコンパレータ42の一方の
入力端子に入力されると、予め設定しておいた比較用電
圧VREF より大きくなるため、コンパレータ42の出力
端子から“H”が出力される。このコンパレータ42の
出力端子から出力された“H”は、位置認識信号SCと
して検出回路25a,25b,25c,25dに入力さ
れる。これにより、各検出回路25a,25b,25
c,25dのレジスタ255には、その時点の可逆カウ
ンタ252の値がセットされる。また、各検出回路25
a,25b,25c,25dの判定信号保持部257
は、“1”にセットされることになる。したがって、移
動前に判定信号保持部257をリセットしておけば、上
記ロボット1を移動中に正確な位置が認識できることに
なる。
【0048】もし、レーザセンサ40によりワーク35
の位置が認識されなかった場合には、センサ処理装置4
1から距離検出電圧信号VL は比較用電圧VREF より低
いため、コンパレータ42の出力(位置認識信号SC)
は“L”のままであり、第1アーム3及び第2アーム4
の移動完了後も判定信号保持部257はクリアされたま
まとなる。したがって、第1アーム3及び第2アーム4
の予定移動範囲を過ぎてもなお各検出回路25a,25
b,25c,25dの判定信号保持部257がリセット
状態であったときに、CPU21がこれらを読み取るこ
とにより、認識に異常があったことを知ることができ
る。なお、この応用例の場合には、位置認識信号SCが
入力されたことを保持しておくため、判定信号保持部2
57を必ず設けておく必要がある。
【0049】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、各アームの角度を検出するセン
サからの検出信号を可逆カウンタで計数し、これら可逆
カウンタの計数値から各アームの移動量を算出すること
により各アームの大まかな位置・姿勢を求め、また、撮
像手段に撮像指令を出した時点における可逆カウンタの
値をレジスタに記憶させ、撮像時の各アームの角度及び
撮像データから得られるデータと、ロボットの座標系の
関係とが求められるので、ロボットを停止させることな
くロボットの位置、姿勢を精度良くかつ高速に求めるこ
とができる。
【0050】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明を実現するため、一つのセンサに対し
て、位相検出回路、可逆カウンタ、レジスタからなる検
出回路を設け、かつ各センサに対してそれぞれ検出回路
を設け、かつ前記各検出回路における可逆カウンタの計
数値を演算処理装置が読み込みその計数値からアームの
移動量を算出し、かつ撮像タイミングの可逆カウンタの
計数値をレジスタにセットし、そのセット値及び撮像デ
ータから得られるデータとロボットの座標系との関係と
を求めるようにしたので、ロボットを停止させることな
くロボットの位置、姿勢を精度良くかつ高速に求めるこ
とが可能なロボットの位置・姿勢認識装置を得ることが
できる。
【0051】さらに、請求項3記載の発明では、請求項
2記載の発明における検出回路に、判定信号保持部を付
加し、認識信号が入力されたことをセットしておいて、
演算処理装置に認識信号が入力されたことを知らせるよ
うにしたので、演算処理装置とは同期しない認識信号で
も確実に各レジスタのセット値を演算処理装置に取り込
むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロボットの位置・姿勢認識方法を実現
するロボットの位置・姿勢認識装置の実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】同ロボットの位置・姿勢認識装置の具体的構成
例を示すブロック図である。
【図3】同位相検出回路の具体的構成例を示す回路図で
ある。
【図4】同ロボットの位置・姿勢認識方法を説明するた
めの説明図である。
【図5】同ロボットの位置・姿勢認識装置の動作を示す
フローチャートである。
【図6】同位相検出回路の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図7】同応用例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ロボット 2 ベース 3 第1アーム 4 第2アーム 5 第1モータ 6 第2モータ 7 第3モータ 8 第4モータ 15 エンコーダ(センサ) 16 エンコーダ(センサ) 17 エンコーダ(センサ) 18 エンコーダ(センサ) 20 ロボット制御装置 21 演算処理装置(CPU) 25a,25b,25c,25d 検出回路 251 位相検出回路 252 可逆カウンタ 255 レジスタ 257 判定信号保持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各アームの角度を検出するセンサからの
    検出信号を可逆カウンタで計数し、これら可逆カウンタ
    の計数値から各アームの移動量を算出することにより各
    アームの大まかな位置・姿勢を求め、かつロボットアー
    ムの先端に設けられた視覚認識装置の撮像タイミングで
    位置認識信号を発生し、この撮像タイミングでの位置認
    識信号で可逆カウンタの計数値をレジスタに記憶させ、
    前記可逆カウンタ、レジスタの値及び撮像データとから
    得られるデータとロボットの座標系との関係を求めるこ
    とできることを特徴とするロボットの位置・姿勢認識方
    法。
  2. 【請求項2】 アームの角度を検出して検出信号を出力
    するセンサと、該センサからの検出信号を位相検出して
    検波信号を得る位相検出回路、前記位相検出回路からの
    検波信号を可逆計数する可逆カウンタ、撮像タイミング
    で発生する位置認識信号により前記可逆カウンタの計数
    値をセットするレジスタからなる検出回路と、各アーム
    毎の検出回路における可逆カウンタの計数値を読み込み
    その計数値からアームの移動量を算出するとともに、前
    記各アーム毎の検出回路におけるレジスタにセットされ
    た値を読み込みそのセット値及び撮像データから得られ
    るデータとロボットの座標系との関係を求める演算処理
    装置とを備えたことを特徴とするロボットの位置・姿勢
    認識装置。
  3. 【請求項3】 アームの角度を検出して検出信号を出力
    するセンサと、該センサからの検出信号を位相検出して
    検波信号を得る位相検出回路、前記位相検出回路からの
    検波信号を可逆計数する可逆カウンタ、撮像タイミング
    で発生する認識信号により前記可逆カウンタの計数値を
    セットするレジスタ、撮像タイミングで発生する認識信
    号によりセット状態になる判定信号保持部からなる検出
    回路と、各アーム毎の検出回路における可逆カウンタの
    計数値を読み込みその計数値からアームの移動量を算出
    するとともに、前記判定信号保持部がセット状態のとき
    に前記レジスタにセットされた値を読み込み、そのセッ
    ト値及び撮像データから得られるデータとロボットの座
    標系との関係を求める演算処理装置とを備えたことを特
    徴とするロボットの位置・姿勢認識装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0798406A (ja) * 1994-04-28 1995-04-11 Seikosha Co Ltd カラーフィルタの製造方法
JP2012183606A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Seiko Epson Corp ロボット位置検出装置及びロボットシステム

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