JPH07138069A - セラミックス及びそれを用いた円筒型固体電解質燃料電池並びに平板型固体電解質燃料電池 - Google Patents

セラミックス及びそれを用いた円筒型固体電解質燃料電池並びに平板型固体電解質燃料電池

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JPH07138069A
JPH07138069A JP5303265A JP30326593A JPH07138069A JP H07138069 A JPH07138069 A JP H07138069A JP 5303265 A JP5303265 A JP 5303265A JP 30326593 A JP30326593 A JP 30326593A JP H07138069 A JPH07138069 A JP H07138069A
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Keiichiro Yamashita
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒型固体電解質燃料電池の基体管あるいは
平板型固体電解質燃料電池の支持体などに用いられるラ
ンタンストロンチウムマンガナイト系セラミックスの導
電率を高めるようにする。 【構成】 (Ln1-x AEx 1-y MnO3系ペロブス
カイト固容体を主成分とするランタンストロンチウムマ
ンガナイトであり、Ln中の主構成成分がLa74重量
%以上、Ce5重量%以下、Pr20重量%以下、Nd
1重量%以下で構成され、x及びyの値が0<x≦0.
4、0≦y<0.1でAEがCa若しくはSrであるこ
とを満足している。Ca若しくはSr及びLa、Ce、
Pr、Ndの添加によって導電率が向上される。この組
成のセラミックスは円筒型固体電解質燃料電池の基体管
1または平板型固体電解質燃料電池の支持体に用いて好
適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電率の高いセラミッ
クス及びそれを用いた円筒型並びに平板型の固体電解質
燃料電池に関する。更に詳述すると、円筒型固体電解質
燃料電池の基体管並びに平板型固体電解質燃料電池の集
電体兼用の支持体部分の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】固体電解質燃料電池を用いた発電方式は
高い発電効率が得られる。しかも、作動温度が1000
℃と高く電池から得られる排熱も極めて高いため、排熱
を蒸気タービンや吸収式冷凍機に用いられることによっ
て、発電効率をより高めたり、冷房用の冷熱を得ること
ができる。したがって、固体電解質燃料電池は、コージ
ュネレーション用小型電源から火力代替用大型電源ま
で、幅広い用途が期待されている。
【0003】従来、固体電解質燃料電池においては、円
筒型と平板型との2種類の構造に関して研究が行われて
いる。
【0004】円筒型固体電解質燃料電池は、図17に示
すように、円筒型の基体管1の周りに空気極2と固体電
解質3と燃料極4とを同心状に形成し、固体電解質3と
燃料極4とを分断するように空気極2上に形成されたイ
ンターコネクタ5によって空気極2側の電流が取り出さ
れるように設けられている。インターコネクタ5と燃料
極4との間は固体電解質(ジルコニア電解質膜)3がむ
き出しになっており、電気絶縁的な役割を果たしてい
る。この円筒型固体電解質燃料電池においては、空気が
基体管1の内側を流れ、多孔質の基体管1を通って空気
極2に供給される。この円筒型固体電解質燃料電池は、
熱応力が発生し難い電池構造であり、多孔質基体管
を用いているので機械的強度が比較的大きい、という特
長を持つため、平板型よりも研究開発が先行している。
既に、この円筒型固体電解質燃料電池は25kW級モジ
ュールの発電に成功しており、現在100kW級モジュ
ールの開発に移行している。
【0005】しかしながら、この円筒型固体電解質燃料
電池は、発電された電気が長い集電経路を経て集電され
るため、単位体積当たりの出力密度が低いという問題が
ある。
【0006】円筒型固体電解質燃料電池における各構成
部材の電気抵抗を表1に示す。
【表1】 この表1から明かなように、空気極及び燃料極は、10
00℃における単位長さ当たりの抵抗値(抵抗率)が電
解質に比べて2桁以上小さい割に内部抵抗に占める割合
が大きい。これは、集電電気抵抗が大きいためである。
更に、空気極の電気抵抗が燃料極よりも大きいのは、空
気極材料であるランタンマンガナイト系酸化物(La,
Sr)MnO3 の単位長さ当たり電気抵抗が、燃料極の
材料であるニッケルジルコニアサーメット(Ni−YS
Z)と比較し、約10倍以上大きいためである。このこ
とから、空気極の電気抵抗による電圧低下、ジュール熱
などが電池の出力密度向上を妨げる大きな原因となって
いることが分かる。
【0007】そこで、空気極を厚く製造することによ
り、集電時の空気極の集電抵抗を小さくし、電気の内部
抵抗を減らす試みがなされている。例えば、集電には全
く寄与していないカルシアで安定させたジルコニア基体
管(電池の機械的強度を高める役割を果たしている)
を、空気極と同質のランタンマンガナイトに変更するこ
とが提案されている。この材料変更によって、実質的に
空気極の厚みを基体管の分まで厚くして、空気極の電気
抵抗を低減させることができ、機械的強度を維持したま
ま集電時の空気極の比電気抵抗を小さくでき、エネルギ
ー損失も低減できるからである。
【0008】一方、平板型固体電解質燃料電池は、平板
状に形成された単電池をインターコネクタを兼ねたセパ
レータを介在させて積み重ね、セパレータと単電池の間
に空気を流す空間と燃料を流す空間とを形成するように
したものである。この平板型固体電解質燃料電池のセパ
レータ材(単電池を直列に繋ぐインターコネクタを兼ね
る)としては、従来ランタンクロマイトが採用されてい
る。このランタンクロマイトは、高温で酸化・還元雰囲
気中で唯一化学的に安定な化合物であり、電子伝導を有
することも知られていた。また、熱膨張係数も電池材料
と一致させることができる。このことから、平板型固体
電解質燃料電池のセパレータとしてランタンクロマイト
は好適であると今まで考えられていた。
【0009】しかし、近年、セパレート材として最も期
待されているアルカリ土類金属をドープしたランタンク
ロマイト(La,Ca)CrO3 、La(Cr,Mg)
3、(La,Sr)CrO3 の電気抵抗に大きな問題
があることが判明した。ランタンクロマイトは、図1
9に示すように、還元雰囲気つまりH2 雰囲気中では空
気中の電気抵抗の10倍以上高いこと、そして、ラン
タンクロマイトにおいて電気抵抗が小さいのは酸化雰囲
気中に曝されている表面だけで、表面以外は電気抵抗の
高い還元雰囲気中に近いことが判明した。しかも、ラン
タンクロマイトの高温下での機械的強度は、電解質とし
て最も有力である8モル%イットリア安定化ジルコニア
よりもかなり低く、作動温度となる1000℃では僅か
に3kgf/mm2 にすぎないことがわかった。このこ
とは、図20に示した測定温度と8モル%イットリア安
定化ジルコニアの3点機械曲げ強度との関係と、図21
に示した測定温度と各種アルカリ土類金属をドープした
ランタンクロマイトの3点機械曲げ強度との関係とを比
較すれば明かである。したがって、電解質板と同等の機
械的強度を持つセパレータ材を得ようとすると、セパレ
ータ板は電解質板の8倍以上の厚みが必要となり、必然
的に電気抵抗も大きくなる。このことが高性能な平板型
固体電解質燃料電池の開発を困難にしている。
【0010】そこで、最近は、図18に示すように、空
気と燃料を遮断してその直接接触を防ぐセパレータと集
電体を兼ねる支持体(空気を通す空間あるいは燃料を通
す空間を形成する部材)とを異なる材料で形成し、かつ
単電池104のそれぞれの電極材料と同じ材料を用いて
集電体兼支持体103を形成し、これでセパレータ10
5を挟む構造が検討される傾向にある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在、
円筒型固体電解質燃料電池の基体管の材料として提案さ
れている空気極と同質のランタンマンガナイトにあって
も導電率の向上には限界があり、更に、導電率の高い材
料の開発が望まれている。また、平板型固体電解質にお
いても同様で、集電体を兼ねる支持体(本明細書では、
集電体兼用の支持体という)、特に燃料極よりも10倍
以上電気抵抗が大きな空気極と同じ材料で形成される集
電体兼用の支持体の導電率の向上が望まれている。
【0012】固体電解質燃料電池の実用化及び普及化に
は、その発電コストの低減が不可欠であり、それには燃
料電池の高性能化、つまり高出力密度化が大きく影響す
る。そこで、固体電解質燃料電池は、その高出力化を目
標に開発が進められていくと考えられる。そして、出力
密度を増大させるには、内部抵抗を低減させる必要があ
る。固体電解質燃料電池の内部抵抗は、円筒型の場合に
は基体管、平板型の場合には支持体がそれぞれ全体の6
5%を占めていることから、円筒型固体電解質燃料電池
の基体管や平板型固体電解質燃料電池の支持体の内部抵
抗を低減することが、これら固体電解質燃料電池の出力
密度を高める上で重要である。
【0013】しかるに、今までの固体電解質燃料電池で
は、円筒型固体電解質燃料電池の基体管、平板型固体電
解質燃料電池の支持体いずれにおいても、電気抵抗の低
減という点で改善の余地があり、高出力密度化ひいては
発電コストの低減に限界がある。
【0014】本発明は、導電率の高いセラミックス及び
それを用いた円筒型固体電解質燃料電池並びに平板型固
体電解質燃料電池を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のセラミックスは、(Ln1-x AEx 1- y
MnO3 系ペロブスカイト固容体を主成分とするランタ
ンマンガナイトであり、かつLn中の主構成成分が La 74重量%以上 Ce 5重量%以下 Pr 20重量%以下 Nd 1重量%以下 で構成されており、かつx,yの値が 0<x≦0.4,0≦y<0.1 およびAEがCa若しくはSrのいずれかを満足してい
る。
【0016】また、本発明の固体電解質燃料電池は、こ
のセラミックスで基体管あるいは集電体兼用の支持体を
形成している。
【0017】ここで、CaまたはSrの添加は、ランタ
ンマンガナイトの導電率を向上させ、熱膨張係数を調節
する。しかしながらその反面、xの値が0.4を越える
Ca、Srの添加は、ランタンマンガナイト自身の焼結
(ち密化)を促進させ、ガス透過性を悪化させることと
なり、ガス拡散機能を必要とする円筒型固体電解質燃料
電池の基体管としての実用性を損なうから好ましくな
い。また、ランタンマンガナイトは不定比性(y)をも
つが、その範囲は0≦y<0.1に抑えられる。yの値
が0.1以上になると、単一相のペロブスカイト結晶構
造を生成できなくなるからである。
【0018】また、ランタンLaへのセリウムCe、プ
ラセオジムPr、ネオジムNdの置換は、Mnと複雑な
伝導バンドの形成やMnの価数変化を活発にして導電率
を向上させる。しかしながら、Ce5重量%、Pr20
重量%、Nd1重量%を越えるランタンへの置換は、こ
れらがランタンLaよりイオン半径が小さいため(La
3+:117.2pm、Ce3+:115pm、Pr3+:1
13pm)、ペロブスカイト型の結晶構造を維持できな
くなり、2相混合相となる。そのため、ミクロ的に熱膨
張挙動が変化することにより、熱サイクルで基体管や集
電体を兼ねる支持体が自己破壊する可能性がでてくるか
らである。
【0019】
【作用】ペロブスカイト型結晶構造をもつ固溶体は、イ
オン半径の関係からAサイトのランタンにセリウム(C
e)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、そし
てストロンチウム(Sr)あるいはカルシウム(Ca)
が置換していると考えられる。ランタンは、希土類とし
て一般的な性質である+3価の価数しかもたないが、C
eやPr等は複数の価数(Ce:+3,+4、Pr:+
3,+4等)をもつため、上述の添加量に調整されると
きペロブスカイト型結晶構造を維持したまま、マンガン
Mnとの複雑な伝導バンドを形成して導電率を向上させ
たり、CeやPrなどの価数変化に刺激されMnの価数
変化を活発にし、ホッピング伝導による導電率を向上さ
せる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0021】本発明のランタンマンガナイト系セラミッ
クスは、(Ln1-x AEx 1-y MnO3 系ペロブスカ
イト固容体を主成分とするランタンストロンチウムマン
ガナイトあるいはランタンカルシウムマンガナイト(A
EはCa若しくはSr)であり、かつxの値が0<x≦
0.4好ましくは0<x≦0.3であり、yの値が0≦
y<0.1を満足し、更にLn中の主構成成分が La 74重量%以上 Ce 5重量%以下 Pr 20重量%以下 Nd 1重量%以下 の組成範囲条件を満足するように調整されている。
【0022】これらの粉体は、例えば粉混ぜ法、共沈法
あるいはゾルゲール法によって合成することができる。
また、Laは本来不純物として除去されるCe,Pr,
Ndを積極的に含むため、高純度のものを用意する必要
がない。そこで、多くの不純物を含む低純度のランタン
例えば、表2に示す株式会社大電製のランタンを出発原
料として合成できる。
【表2】
【0023】例えば、出発原料として表2に示すLn2
3 、SrCO3 (和光純薬製99.9%)、そしてM
nCO3 (ナカライテスク製41〜46%)を用いて、
30分混合してから1000℃で6時間仮焼した。その
後、もう一度混合し、1000時間で12時間仮焼し
た。この粉体をもう一度混合した後、1300℃で12
時間焼成し、本発明のランタンストロンチウムマンガナ
イトを合成した。このランタンストロンチウムマンガナ
イトの粉体を20〜30MPaで加圧成形し、所定の大
きさのペレットを得、更にこれを1300℃、2時間の
条件で焼結させた。そして、Srが0<x≦0.3の範
囲に入るように行った。
【0024】このランタンストロンチウムマンガナイト
の粉体に、例えば所定量の溶媒や可塑剤、結合剤、消泡
剤などの機能性物質を添加してスラリー(泥しょう)や
より粘度の高い泥に調整し、これを押し出し成形やドク
ターブレード法によって円筒体に成形したり、均一な厚
さのグリーンシートに成膜することによって得られる。
【0025】このようにして得られたランタンマンガナ
イトの円筒体や膜は、導電率が高く、かつガス透過性と
ある程度の機械的強度を有するので、種々の分野に利用
できる。例えば円筒型固体電解質燃料電池の基体管、平
板型固体電解質燃料電池の集電体兼用の支持体などに好
適に応用できる。
【0026】図1に円筒型固体電解質燃料電池の一実施
例を示す。この円筒型固体電解質燃料電池は、空気極を
兼ねる基体管1の周りに固体電解質3と燃料極4とを同
心状に形成し、固体電解質3と燃料極4とを分断するよ
うに基体管1上に形成されたインターコネクタ5によっ
て基体管の空気極として機能する部分から空気極側の電
流が取り出されるように設けられている。インターコネ
クタ5と燃料極4との間は固体電解質(ジルコニア電解
質膜)3がむき出しになっており、電気絶縁的な役割を
果たしている。
【0027】この円筒型固体電解質燃料電池において、
基体管1は、電池の機械的強度を高める役割を果たすと
共に導電性をも併せ持つため固体電解質3と接する付近
だけではなく全体が空気極として機能し、実質的に空気
極の厚さを基体管1の分まで厚くして、空気極2の電気
抵抗を下げ、エネルギ変換効率の低下を防いでいる。
【0028】また、平板型固体電解質燃料電池の実施例
を図2の(A)及び(B)に示す。この平板型固体電解
質燃料電池は、単電池11と、この単電池11を表裏両
面から挟むガスディフィーザ12,13およびセパレー
タ14を積層してスタック15を構成している。単電池
11は、固体電解質21の表面側と裏面側に空気極19
と燃料極20とを形成してなる。このスタック15の中
心には、ガスディフィーザ12,13に連通する燃料ガ
ス供給路16と空気供給路17とを有するパイプ18が
貫通されている。ガス供給路16は燃料極19側のガス
ディフィーザ12に連通し、空気供給路17は空気極2
0側のガスディフィーザ13に連通している。ガスディ
フィーザ12,13は、図2(A)及び図2(B)に示
すように、円盤に径方向に連通するジグザグ状の溝22
を形成したものであり、この溝22内に燃料ガス若しく
は空気を通して燃料極19及び空気極20に供給するよ
うに構成されている。本実施例の場合、ガスディフィー
ザ12,13は集電体と支持体を兼ね、それぞれランタ
ンマンガナイト系セラミックスによって形成されてい
る。なお、符号23,24は、それぞれ上蓋および下蓋
を示している。
【0029】<比較例1>出発物質にLn2 (CO3
3 ・8H2 O、MnCO3 を用いた。Ln2 (CO3
3 ・8H2 Oは、1000℃、6時間、更に乳鉢で粉砕
後、1300℃、12時間焼成することで、Ln2 3
として用いた。これらを組成比に合わせて、Ln2 3
は5.8900g、MnCO3 ・xH2 Oは4.110
0gを乳鉢により乾式混合した。これらの組成と実際の
秤量した組成比と比較すると若干多くなる。その理由
は、MnCO3 の純度はICP分析の結果、物質に対し
て91重量%、Ln2 3 はICP分析の結果、0.0
2重量%以下の不純物や水分を含むことがわかり、これ
らを差し引いたためである。Ln2 3 中に存在する各
希土類元素の組成は、ICP分析の結果、Ln2 3
重量を1とした場合、La2 3 (酸化ランタン)は7
9.4重量%、CeO2 (酸化セリウム)は4.9重量
%、Pr6 11(酸化プラセオジム)は19.2重量
%、Nd2 3 (酸化ネオジム)は、<0.1重量%で
あることがわかり、これら全体として、Ln:Mn=1
モル:1モルの組成比を満たすように混合した。これら
の混合物を1000℃、6時間更に1000℃12時
間、粉砕、混合しながら仮焼した。これを1300℃、
12時間焼成することにより、LnMnO3 の試料を合
成した。
【0030】<実施例1>出発物質にLn2 (CO3
3 ・8H2 Oより得たLn2 3 、SrCO3 、MnC
3 ・xH2 Oを用いた。これらを組成比に合わせて、
Ln2 3 5.3300g、SrCO3 0.5
300g、MnCO3 ・xH2 O 4.6000gを
乳鉢を用いて乾式混合した。これらの混合物を1000
℃、6時間、更に1000℃、12時間、混合、粉砕を
加えながら仮焼した。これを1300℃、12時間焼成
し、Ln0.9 Sr0.1 MnO3 系固溶体試料を得た。
【0031】<実施例2>出発物質に前記Ln2 (CO
3 3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、SrCO3
を用いた。これらをLn:Sr:Mn=0.8:0.
2:1.0の組成比に合わせて、Ln2 3 4.7
700g、SrCO3 1.0600g、MnCO
3 ・xH2 O 4.6300gを乳鉢を用いて乾式混合
した。これらの混合物を1000℃、6時間更に100
0℃、12時間、混合、粉砕を加えながら仮焼した。こ
れを1300℃、12時間焼成し、Ln0.8 Sr0.2
MnO3 系固溶体試料を得た。
【0032】<実施例3>出発物質に前記Ln2 (CO
3 3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、SrCO3
を用いた。これらをLn:Sr:Mn=0.7:0.
3:1.0の組成比に合わせて、Ln2 3 4.2
000g、SrCO3 1.6100g、MnCO
3 ・xH2 O 4.6600gを乳鉢を用いて乾式混合
した。これらの混合物を1000℃、6時間更に100
0℃、12時間、混合、粉砕を加えながら仮焼した。こ
れを1300℃、12時間焼成し、Ln0.7 Sr0.3
MnO3 系固溶体試料を得た。
【0033】<実施例4>出発物質にLn2 (CO3
3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、CaCO3 を用
いた。これらをLn:Ca:Mn=0.9:0.1:
1.0の組成比に合わせて、Ln2 3 5.42
g、CaCO3 0.37g、MnCO34.68
gを乳鉢を用いて乾式混合した。これらの混合物を10
00℃、6時間、更に1000℃、12時間、混合、粉
砕を加えながら仮焼した。これを1300℃、12時間
焼成し、Ln0.9 Ca0.1 MnO3 系固溶体試料を得
た。
【0034】<実施例5>出発物質に前記Ln2 (CO
3 3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、CaCO3
を用いた。これらをLn:Ca:Mn=0.8:0.
2:1.0の組成比に合わせて、Ln2 3 4.9
400g、CaCO3 0.7500g、MnCO
3 ・xH2 O 4.7900gを乳鉢を用いて乾式混合
した。これらの混合物を1000℃、6時間更に100
0℃、12時間、混合、粉砕を加えながら仮焼した。こ
れを1300℃、12時間焼成し、Ln0.8 Ca0.2
MnO3 系固溶体試料を得た。
【0035】<実施例6>出発物質に前記Ln2 (CO
3 3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、CaCO3
を用いた。これらをLn:Ca:Mn=0.9:0.
1:1.0の組成比に合わせて、Ln2 3 4.4
300g、CaCO3 1.1600g、MnCO
3 4.9100gを乳鉢を用いて乾式混合した。これ
らの混合物を1000℃、6時間更に1000℃、12
時間、混合、粉砕を加えながら仮焼した。これを130
0℃、12時間焼成し、Ln0.7 Ca0.3 MnO3
固溶体試料を得た。
【0036】<比較例2>出発物質に前記Ln2 (CO
3 3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 Oを用いた。こ
れらをLn:Mn=0.95:1.0の組成比に合わせ
て、Ln2 311.5225g、MnCO3 ・x
2 O 9.4195gを乳鉢を用いて乾式混合した。
これらの混合物を1000℃、12時間、混合、粉砕を
加えながら仮焼した。これを1300℃、12時間焼成
し、Ln0.95MnO3 系固溶体試料を得た。
【0037】<実施例7>出発物質にLn2 (CO3
3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、CaCO3 を用
いた。これらをLn:Ca:Mn=(0.9×0.9
5):(1.0×0.95):1.0の組成比に合わせ
て、Ln2 3 10.6094g、CaCO3
0.7175g、MnCO3 9.6368gを乳鉢
を用いて乾式混合した。これらの混合物を1000℃、
6時間、混合、粉砕を加えながら仮焼した。これを13
00℃、12時間焼成し、(Ln0.9 Ca0.1 0.95
MnO3 系固溶体試料を得た。
【0038】<比較例3>出発物質にLn2 (CO3
3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、CaCO3 を用
いた。これらをLn:Ca:Mn=(0.8×0.9
5):(0.2×0.95):1.0の組成比に合わせ
て、Ln2 3 9.6533g、CaCO3
1.4689g、MnCO3 9.8643gを乳鉢
を用いて乾式混合した。これらの混合物を1000℃、
6時間、更に1000℃、12時間、混合、粉砕を加え
ながら仮焼した。これを1300℃、12時間焼成し、
(Ln0.8 Ca0.2 0.85MnO3 系固溶体試料を得
た。
【0039】<比較例4>出発物質にLn2 (CO3
3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、CaCO3 を用
いた。これらをLn:Ca:Mn=(0.7×0.9
5):(0.3×0.95):1.0の組成比に合わせ
て、Ln2 3 8.650g、CaCO3 2.
2566g、MnCO3 10.1028gを乳鉢を
用いて乾式混合した。これらの混合物を1000℃、6
時間、更に1000℃、12時間、混合、粉砕を加えな
がら仮焼した。これを1300℃、12時間焼成し、
(Ln0.7 Ca0.3 0.95MnO3 系固溶体試料を得
た。
【0040】<比較例5>出発物質にLn2 (CO3
3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、CaCO3 を用
いた。これらをLn:Ca:Mn=(0.9×0.
9):(0.1×0.9):1.0の組成比に合わせ
て、Ln2 3 10.3598g、CaCO3
0.7006g、MnCO3 9.9328gを乳鉢
を用いて乾式混合した。これらの混合物を1000℃、
6時間、更に1000℃、12時間、混合、粉砕を加え
ながら仮焼した。これを1300℃、12時間焼成し、
(Ln0.8 Ca0.1 0.9 MnO3 系固溶体試料を得
た。
【0041】<比較例6>出発物質にLn2 (CO3
3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、CaCO3 を用
いた。これらをLn:Ca:Mn=(0.8×0.
9):(0.2×0.9):1.0の組成比に合わせ
て、Ln2 3 9.4209g、CaCO3
1.4335g、MnCO3 10.1617gを乳
鉢を用いて乾式混合した。これらの混合物を1000
℃、6時間、更に1000℃、12時間、混合、粉砕を
加えながら仮焼した。これを1300℃、12時間焼成
し、(Ln0.8 Ca0.2 0.9 MnO3 系固溶体試料
を得た。
【0042】<比較例7>出発物質にLn2 (CO3
3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、CaCO3 を用
いた。これらをLn:Ca:Mn=(0.8×0.
9):(0.3×0.9):1.0の組成比に合わせ
て、Ln2 3 8.4377g、CaCO3
2.2010g、MnCO3 10.4014gを乳
鉢を用いて乾式混合した。これらの混合物を1000
℃、6時間、更に1000℃、12時間、混合、粉砕を
加えながら仮焼した。これを1300℃、12時間焼成
し、(Ln0.7 Ca0.3 0.9 MnO3 系固溶体試料
を得た。
【0043】<実施例8>出発物質に前記Ln2 (CO
3 3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、SrCO3
を用いた。これらをLn:Sr:Mn=(0.9×0.
95):(0.1×0.95):1.0の組成比に合わ
せて、Ln2 3 10.4317g、SrCO3
1.0404g、MnCO3 ・xH2 O 9.47
5gを乳鉢を用いて乾式混合した。これらの混合物を1
000℃、6時間、更に1000℃、12時間、混合、
粉砕を加えながら仮焼した。これを1300℃、12時
間焼成し、(Ln0.9 Sr0.1 0.95MnO3 系固溶
体試料を得た。
【0044】<実施例9>出発物質に前記Ln2 (CO
3 3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、SrCO3
を用いた。これらをLn:Sr:Mn=(0.8×0.
95):(0.2×0.95):1.0の組成比に合わ
せて、Ln2 3 9.3280g、SrCO3
2.0932g、MnCO3 ・xH2 O 9.532
0gを乳鉢を用いて乾式混合した。これらの混合物を1
000℃、6時間、更に1000℃、12時間、混合、
粉砕を加えながら仮焼した。これを1300℃、12時
間焼成し、(Ln0.8 Sr0.2 0.95MnO3 系固溶
体試料を得た。
【0045】<比較例8>出発物質に前記Ln2 (CO
3 3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、SrCO3
を用いた。これらをLn:Sr:Mn=(0.7×0.
95):(0.3×0.95):1.0の組成比に合わ
せて、Ln2 3 8.2110g、SrCO3
3.1587g、MnCO3 ・xH2 O 9.589
2gを乳鉢を用いて乾式混合した。これらの混合物を1
000℃、6時間、更に1000℃、12時間、混合、
粉砕を加えながら仮焼した。これを1300℃、12時
間焼成し、(Ln0.7 Sr0.3 0.95MnO3 系固溶
体試料を得た。
【0046】<比較例9>出発物質に前記Ln2 (CO
3 3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、SrCO3
を用いた。これらをLn:Sr:Mn=(0.9×0.
9):(0.1×0.9):1.0の組成比に合わせ
て、Ln2 3 10.1904g、SrCO3
1.0163g、MnCO3 ・xH2 O 9.770
3gを乳鉢を用いて乾式混合した。これらの混合物を1
000℃、6時間、更に1000℃、12時間、混合、
粉砕を加えながら仮焼した。これを1300℃、12時
間焼成し、(Ln0.9 Sr0.1 0.9 MnO3 系固溶
体試料を得た。
【0047】<比較例10>出発物質に前記Ln2 (C
3 3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、SrCO
3 を用いた。これらをLn:Sr:Mn=(0.8×
0.9):(0.2×0.9):1.0の組成比に合わ
せて、Ln2 3 9.1109g、SrCO3
2.0444g、MnCO3 ・xH2 O 9.827
3gを乳鉢を用いて乾式混合した。これらの混合物を1
000℃、6時間、更に1000℃、12時間、混合、
粉砕を加えながら仮焼した。これを1300℃、12時
間焼成し、(Ln0.8 Sr0.2 0.9 MnO3 系固溶
体試料を得た。
【0048】<比較例11>出発物質に前記Ln2 (C
3 3 ・8H2 O、MnCO3 ・xH2 O、SrCO
3 を用いた。これらをLn:Sr:Mn=(0.7×
0.9):(0.3×0.9):1.0の組成比に合わ
せて、Ln2 3 8.0188g、SrCO3
3.0847g、MnCO3 ・xH2 O 9.885
0gを乳鉢を用いて乾式混合した。これらの混合物を1
000℃、6時間、更に1000℃、12時間、混合、
粉砕を加えながら仮焼した。これを1300℃、12時
間焼成し、(Ln0.7 Sr0.3 0.9 MnO3 系固溶
体試料を得た。
【0049】<X線回析測定試験>試料の同定は、マッ
クサイエンス社製X線回析測定装置(商品名MXP−1
8)を用いてX線粉末回析法により次の条件の下で行っ
た。 X線源 モノクロメータで単色化したCuKα、
CuKβ X線電圧 40KV X線管球電流 150mA 回折角範囲 2θ=20〜80゜
【0050】比較例1及び実施例1〜6で合成したラン
タンストロンチウムマンガナイトまたはランタンカルシ
ウムマンガナイトのX線回析測定の結果を図3〜図9に
示す。これらのX線回折図形には、CeO2 、Pr5
11などの2次成分に関する回折ピークを見いだすことが
できなかった。即ち、不純物がなくランタンマンガナイ
トであることが分かる。また、図3〜図9に現れた全て
の回折ピークは、すべて斜方晶のペロブスカイトのもの
に相当し、実施例1〜7で合成したランタンストロンチ
ウムマンガナイトまたはランタンカルシウムマンガナイ
トは、ペロブスカイト単一相と判断できた。また、今回
合成したランタンストロンチウムマンガナイト中のスト
ロンチウム成分変化によるランタンストロンチウムマン
ガナイトの格子定数変化、ランタンカルシウムマンガナ
イトの中のカルシウム成分変化によるランタンカルシウ
ムマンガナイトの格子定数変化をそれぞれ図12,図1
3に示す。この図から、添加されたCa,Srが結晶中
に取り込まれていることが分かる。
【0051】また、ランタンマンガナイトは不定比性を
もつことが知られている。この不定比がペロブスカイト
結晶構造に与える影響について前述の実施例1〜6の他
に実施例7〜9及び比較例2〜11において検討した。
その結果、比較例2〜11については単一相のペロブス
カイト結晶構造が得られず、図10、図11に示す領域
で不定比性を持つことがわかった。したがって、本発明
の組成範囲をとるとき、不純物が存在せず単一相のペロ
ブスカイト結晶構造を形成でき、作動温度たる1000
℃付近において結晶構造の変化による自己破壊などを引
き起こす虞がないことが分かる。
【0052】<導電率測定実験>導電率測定は、比較例
及び実施例1〜6の組成物を1300℃、12時間で焼
結させたペレットを縦,横2mm、長さ15mmの大き
さにダイヤモンドカッタで切り出し、4端子法により行
った。
【0053】試料に4本の白金線を巻き付けた後、白金
ペースト(株式会社エヌ・イーケムキャット製、Pla
tinum Ink A−3444)で固定し、1時間
焼き付けてから測定した。空気中で500〜1000℃
までの温度範囲で実施した。比較例及び実施例1〜6で
合成したランタンストロンチウムマンガナイト及びラン
タンカルシウムマンガナイトの導電率を図14、図15
に示す。また、先行技術たるランタンストロンチウムマ
ンガナイト及びランタンカルシウムマンガナイトの導電
率を図22、図23に示す。また、不定比組成のランタ
ンマンガナイトの導電率を図16に示す。この比較より
明かなように、本発明のランタンストロンチウムマンガ
ナイト及びランタンカルシウムマンガナイトは先行技術
たるランタンストロンチウムマンガナイト及びランタン
カルシウムマンガナイトに比べて導電率が約1.5倍以
上高い。しかも、不定比組成においても、CaやSrの
添加により導電性が向上することが明らかである。
【0054】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のランタンマンガナイト系セラミックスは、従来のラン
タンマンガナイト系セラミックスよりも導電率が高くか
つ単一相のペロブスカイト結晶構造を生成できるので、
円筒型固体電解質燃料電池の基体管あるいは平板型固体
電解質燃料電池の支持体に用いれば、電池の内部抵抗を
大幅に低減することによって、出力密度を高めて高性能
化を達成できる。そして、出力密度を高めることによ
り、発電コストの低減を実現でき、固体電解質燃料電池
の実用化及び普及化を促進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円筒型固体電解質燃料電池の一実施例
の要部の斜視図である。
【図2】本発明の平板型固体電解質燃料電池の一実施例
の要部を示す図で、(A)は縦断面図、(B)は集電体
を兼ねる支持体(ガスディフィーザ)の平面図である。
【図3】比較例で合成したランタンマンガナイト(Ln
MnO3 )のX線回析図形である。
【図4】実施例1で合成したランタンストロンチウムマ
ンガナイト(Ln0.9 Sr0.1MnO3 )のX線回析図
形である。
【図5】実施例2で合成したランタンストロンチウムマ
ンガナイト(Ln0.8 Sr0.2MnO3 )のX線回析図
形である。
【図6】実施例3で合成したランタンストロンチウムマ
ンガナイト(Ln0.7 Sr0.3MnO3 )のX線回析図
形である。
【図7】実施例4で合成したランタンカルシウムマンガ
ナイト(Ln0.9 Ca0.1 MnO3 )のX線回析図形で
ある。
【図8】実施例5で合成したランタンカルシウムマンガ
ナイト(Ln0.8 Ca0.2 MnO3 )のX線回析図形で
ある。
【図9】実施例6で合成したランタンカルシウムマンガ
ナイト(Ln0.7 Ca0.3 MnO3 )のX線回析図形で
ある。
【図10】(Ln1-y Cax 1-y MnO3 の不定比と
Ca置換量とがペロブスカイト結晶に与える影響を表す
グラフである。ここで、横軸にCaの置換量(x)、横
軸にAサイト欠損量(y)を示し、ペロブスカイト単一
相であった領域を表している。A:菱面体晶系、B:正
方晶系、C:斜方晶系、○:単一相、×:Mn3 4
混合相を表す。
【図11】(Ln1-y Srx 1-y MnO3 の不定比と
Ca置換量とがペロブスカイト結晶に与える影響を表す
グラフである。ここで、横軸にSrの置換量(x)、横
軸にAサイト欠損量(y)を示し、ペロブスカイト単一
相であった領域を表している。A:菱面体晶系、B:正
方晶系、C:斜方晶系、○:単一相、×:Mn3 4
混合相を表す。
【図12】ランタンストロンチウムマンガナイト(La
1-x Srx MnO3 )のストロンチウム量による格子定
数変化を示すグラフである。
【図13】ランタンカルシウムマンガナイト(Ln1-x
Cax MnO3 ,0≦x≦0.3)のカルシウム量によ
る格子定数変化を示すグラフである。
【図14】本発明のランタンカルシウムマンガナイトの
導電率の温度依存性を示すグラフである。
【図15】本発明のランタンストロンチウムマンガナイ
トの導電率の温度依存性を示すグラフである。
【図16】不定比組成の場合の本発明のランタンマンガ
ナイトの導電率の温度依存性をランタンカルシウムマン
ガナイト{(Ln1-x Cax )0.90MnO3}につ
いて示すグラフである。
【図17】従来の円筒型固体電解質燃料電池の要部の斜
視図である。
【図18】集電体兼支持体を単電池の電極材料と同じ材
料で製造し、セパレータ板を挟む従来の平板型固体電解
質燃料電池の分解斜視図である。
【図19】酸素分圧に対するアルカリ土類金属をドープ
したランタンクロマイトの1000℃での導電性依存性
を示すグラフである。
【図20】室温,500℃及び1000℃での8モル%
イットリア安定化ジルコニアの3点曲げ機械強度を示す
グラフである。
【図21】室温,500℃及び1000℃でのアルカリ
土類金属をドープしたランタンクロマイトの3点曲げ機
械強度を示すグラフである。
【図22】先行技術たるランタンストロンチウムマンガ
ナイト(La1-x Srx MnO3)の導電率の温度依存
性を示すグラフである。
【図23】先行技術たるランタンカルシウムマンガナイ
ト(La1-x Cax MnO3 )の導電率の温度依存性を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 円筒型固体電解質燃料電池の基体管 12,13 平板型固体電解質燃料電池のガスディフィ
ーザ(集電体兼用の支持体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 響 神奈川県横須賀市長坂2−6−1 財団法 人電力中央研究所 横須賀研究所内 (72)発明者 阿部 俊夫 神奈川県横須賀市長坂2−6−1 財団法 人電力中央研究所 横須賀研究所内 (72)発明者 村地 紳一郎 佐賀県三養基郡北茂安町中津隈3330 大電 株式会社佐賀工場内 (72)発明者 山下 敬一朗 佐賀県三養基郡北茂安町中津隈3330 大電 株式会社佐賀工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (Ln1-xAEx1-y MnO3 系ペロブ
    スカイト固容体を主成分とするランタンマンガナイトで
    あり、かつLn中の主構成成分が La 74重量%以上 Ce 5重量%以下 Pr 20重量%以下 Nd 1重量%以下 で構成されており、かつx,yの値が 0<x≦0.4,O≦y<0.1 およびAEがCa若しくはSrのいずれかを満足するこ
    とを特徴とするセラミックス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のセラミックスで円筒体を
    形成し、これを単電池を支持する基体管としたことを特
    徴とする円筒型固体電解質燃料電池。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のセラミックスで単電池を
    支持する集電体兼用の支持体を形成としたことを特徴と
    する平板型固体電解質燃料電池。
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