JPH07139220A - 制振装置 - Google Patents
制振装置Info
- Publication number
- JPH07139220A JPH07139220A JP29220693A JP29220693A JPH07139220A JP H07139220 A JPH07139220 A JP H07139220A JP 29220693 A JP29220693 A JP 29220693A JP 29220693 A JP29220693 A JP 29220693A JP H07139220 A JPH07139220 A JP H07139220A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- damping
- vibration
- building
- damping device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 減衰ダンパーの取り付けを容易化し、かつ減
衰の調整・変更を容易に行なうことのできる制振装置を
提供することを目的とする。 【構成】 HMD20を、建物2の床面3上に固定し
た、鋼鈑4aと弾性体4bとを積層してなる弾性支持体
4と、弾性支持体4上に載置した錘5と、床面3上の、
錘5の中心部下方に固定した基台9と、錘5の下面に設
けた反力ビーム11と、反力ビーム11の下端と床面3
との間に介装した減衰ダンパーAとを備える構成とし
た。
衰の調整・変更を容易に行なうことのできる制振装置を
提供することを目的とする。 【構成】 HMD20を、建物2の床面3上に固定し
た、鋼鈑4aと弾性体4bとを積層してなる弾性支持体
4と、弾性支持体4上に載置した錘5と、床面3上の、
錘5の中心部下方に固定した基台9と、錘5の下面に設
けた反力ビーム11と、反力ビーム11の下端と床面3
との間に介装した減衰ダンパーAとを備える構成とし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、超高層ビル等
の建築構造物において、強風、地震等により励起される
振動を低減するのに好適な制振装置に関するものであ
る。
の建築構造物において、強風、地震等により励起される
振動を低減するのに好適な制振装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】制振装置として知られるチューンドマス
ダンパー(Tuned Mass Damper、以
下、「TMD」と称する)は、高層建物あるいは塔状建
物などの、風や地震に対する一次振動を低減するために
用いられるものである。このTMDは、建物の固有周期
(一次固有周期)と等しい固有周期を有する錘を揺動自
在に支持し、この錘が建物の揺れに伴って共振して大き
く変形することにより建物の揺れのエネルギーを吸収し
て、建物の揺れを低減して制振するようになっている。
このようなTMDは、エネルギーを使わない、いわばパ
ッシブ(受動)型の制振装置となっている。
ダンパー(Tuned Mass Damper、以
下、「TMD」と称する)は、高層建物あるいは塔状建
物などの、風や地震に対する一次振動を低減するために
用いられるものである。このTMDは、建物の固有周期
(一次固有周期)と等しい固有周期を有する錘を揺動自
在に支持し、この錘が建物の揺れに伴って共振して大き
く変形することにより建物の揺れのエネルギーを吸収し
て、建物の揺れを低減して制振するようになっている。
このようなTMDは、エネルギーを使わない、いわばパ
ッシブ(受動)型の制振装置となっている。
【0003】このようなTMDに、錘を変位させる駆動
装置を取り付け、駆動装置に備えた制御機構によって建
物の揺れ等を検出し、より効果的に錘を変位させて制振
性能を増大させるアクティブ型の制振装置として、ハイ
ブリッドマスダンパー(Hybrid Mass Da
mper、以下、「HMD」と称する)がある。
装置を取り付け、駆動装置に備えた制御機構によって建
物の揺れ等を検出し、より効果的に錘を変位させて制振
性能を増大させるアクティブ型の制振装置として、ハイ
ブリッドマスダンパー(Hybrid Mass Da
mper、以下、「HMD」と称する)がある。
【0004】このHMDの構成は、例えば、以下に示す
ようになっている。すなわち、図4および図5に示すよ
うに、HMD1は、平面視矩形で、建物2の例えば最上
階の床面3に設置されている。HMD1は、その四隅の
床面3上に固定された多段積層ゴムからなる弾性支持体
4と、これら弾性支持体4上に載置された鋼製の錘5
と、錘5を床面3に略平行な面内で変位させる駆動装置
6とを主要構成としている。
ようになっている。すなわち、図4および図5に示すよ
うに、HMD1は、平面視矩形で、建物2の例えば最上
階の床面3に設置されている。HMD1は、その四隅の
床面3上に固定された多段積層ゴムからなる弾性支持体
4と、これら弾性支持体4上に載置された鋼製の錘5
と、錘5を床面3に略平行な面内で変位させる駆動装置
6とを主要構成としている。
【0005】弾性支持体4は、鋼鈑4aと、ゴム等の弾
性体4bとが交互に積層されてなるもので、弾性体4b
の変形によりその上面に載置した錘5の水平方向への変
位のみを許容し、上下方向への変位を拘束するものであ
る。駆動装置6は、一方向(以下、「X方向」と称す
る)に延在し、かつ両端部が錘5に回転自在に支持され
たボールねじ7と、このボールねじ7を回転駆動させる
駆動モータ8(図4参照)と、錘5の中心部の下方の床
面3上に固定された平面視矩形の基台9と、この基台9
上に、前記ボールねじ7の延在する方向と直交する方向
(以下、「Y方向」と称する)に移動自在に支持され、
かつボールねじ7と螺合する上部ベース部材10とを備
えた構成とされている。これにより、錘5は、X方向に
ついては、駆動モータ8でボールねじ7を回転駆動させ
たときに、基台2上の上部ベース部材10に反力を得て
変位するようになっており、Y方向については変位自在
となっている。また、図5に示したように、錘5の下面
には、基台9の側面と一定間隔を隔てて対向するよう、
反力ビーム(ストッパ部材)11が設けられている。一
方、基台9の側面の反力ビーム11に対向する位置に
は、ゴム製等の緩衝部材12が取り付けられている。こ
れら反力ビーム11,緩衝部材12により、錘5が過大
に変位したときに、その変位が規制されるようになって
いる。
性体4bとが交互に積層されてなるもので、弾性体4b
の変形によりその上面に載置した錘5の水平方向への変
位のみを許容し、上下方向への変位を拘束するものであ
る。駆動装置6は、一方向(以下、「X方向」と称す
る)に延在し、かつ両端部が錘5に回転自在に支持され
たボールねじ7と、このボールねじ7を回転駆動させる
駆動モータ8(図4参照)と、錘5の中心部の下方の床
面3上に固定された平面視矩形の基台9と、この基台9
上に、前記ボールねじ7の延在する方向と直交する方向
(以下、「Y方向」と称する)に移動自在に支持され、
かつボールねじ7と螺合する上部ベース部材10とを備
えた構成とされている。これにより、錘5は、X方向に
ついては、駆動モータ8でボールねじ7を回転駆動させ
たときに、基台2上の上部ベース部材10に反力を得て
変位するようになっており、Y方向については変位自在
となっている。また、図5に示したように、錘5の下面
には、基台9の側面と一定間隔を隔てて対向するよう、
反力ビーム(ストッパ部材)11が設けられている。一
方、基台9の側面の反力ビーム11に対向する位置に
は、ゴム製等の緩衝部材12が取り付けられている。こ
れら反力ビーム11,緩衝部材12により、錘5が過大
に変位したときに、その変位が規制されるようになって
いる。
【0006】このような構成からなるHMD1には、図
6に示すように、錘5の振動を減衰させるため、減衰ダ
ンパー13が取り付けられている。減衰ダンパー13
は、所定の減衰力を発揮するよう、弾性支持体4の鋼鈑
4a,4a,…間に所定数配設されている。各減衰ダン
パー13は、プレート13a,13a間にアスファルト
系のゴム等の粘弾性体13bを挟み込んだ構成とされて
おり、スペーサ14,14,…を介して、上下の鋼鈑4
a,4aにボルト・ナット15で取り付けられている。
なお、これらの減衰ダンパー13は、取付時にボルト・
ナット15を締結するに際し、作業上のスペースが必要
であるため交互に配置されている。
6に示すように、錘5の振動を減衰させるため、減衰ダ
ンパー13が取り付けられている。減衰ダンパー13
は、所定の減衰力を発揮するよう、弾性支持体4の鋼鈑
4a,4a,…間に所定数配設されている。各減衰ダン
パー13は、プレート13a,13a間にアスファルト
系のゴム等の粘弾性体13bを挟み込んだ構成とされて
おり、スペーサ14,14,…を介して、上下の鋼鈑4
a,4aにボルト・ナット15で取り付けられている。
なお、これらの減衰ダンパー13は、取付時にボルト・
ナット15を締結するに際し、作業上のスペースが必要
であるため交互に配置されている。
【0007】上記のような構成のHMD1では、強風時
や地震時に建物2が振動したときには、図示しないセン
サで建物2および錘5の振動を検出し、図示しない制御
機構によって、その検出値に基づき最適の条件で錘5が
変位するように駆動モータ8の回転を制御する。駆動モ
ータ8の回転によりボールねじ7が回転すると、錘5が
X方向に変位し、建物2のX方向成分の振動が打ち消さ
れるようになっている。また、建物2のY方向成分の振
動については、錘5がY方向に変位自在な構成とされて
いるため、この錘5が、いわばTMDの場合と同様に作
用し、建物2のY方向の振動を打ち消すようになってい
る。
や地震時に建物2が振動したときには、図示しないセン
サで建物2および錘5の振動を検出し、図示しない制御
機構によって、その検出値に基づき最適の条件で錘5が
変位するように駆動モータ8の回転を制御する。駆動モ
ータ8の回転によりボールねじ7が回転すると、錘5が
X方向に変位し、建物2のX方向成分の振動が打ち消さ
れるようになっている。また、建物2のY方向成分の振
動については、錘5がY方向に変位自在な構成とされて
いるため、この錘5が、いわばTMDの場合と同様に作
用し、建物2のY方向の振動を打ち消すようになってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の制振装置には、以下のような問題が存在
する。従来のHMD1では、前述したように錘5の変位
を減衰させるための減衰ダンパー13が、弾性支持体4
の鋼鈑4a,4a,…間に設けられて、いわば弾性支持
体4と一体に設けられた構成となっている。その上、多
数の減衰ダンパー13を一つ一つボルト・ナット15で
締結して取り付けなければならない。しかも、鋼鈑4
a,4a,…の間隔は、各鋼鈑4aや弾性支持体4等の
製作誤差により一定ではなく、各減衰ダンパー13を取
り付ける毎に、上下の鋼鈑4a,4aの間隔に合わせて
スペーサ14の高さを決めて、減衰ダンパー13の高さ
を調整しなければならない。以上のような理由から、H
MD1への減衰ダンパー13の取り付け作業が非常に手
間のかかるものとなっており、これによって、HMD1
の組立工期の短縮化が妨げられ、しかも、錘5の減衰を
調整・変更しようとする場合も、減衰ダンパーの差換え
などに手間がかかり、これもまた非常に困難であるとい
う問題があった。本発明は、以上のような点を考慮して
なされたもので、減衰ダンパーの取り付けを容易化し、
かつ減衰の調整・変更を容易に行なうことのできる制振
装置を提供することを目的とする。
たような従来の制振装置には、以下のような問題が存在
する。従来のHMD1では、前述したように錘5の変位
を減衰させるための減衰ダンパー13が、弾性支持体4
の鋼鈑4a,4a,…間に設けられて、いわば弾性支持
体4と一体に設けられた構成となっている。その上、多
数の減衰ダンパー13を一つ一つボルト・ナット15で
締結して取り付けなければならない。しかも、鋼鈑4
a,4a,…の間隔は、各鋼鈑4aや弾性支持体4等の
製作誤差により一定ではなく、各減衰ダンパー13を取
り付ける毎に、上下の鋼鈑4a,4aの間隔に合わせて
スペーサ14の高さを決めて、減衰ダンパー13の高さ
を調整しなければならない。以上のような理由から、H
MD1への減衰ダンパー13の取り付け作業が非常に手
間のかかるものとなっており、これによって、HMD1
の組立工期の短縮化が妨げられ、しかも、錘5の減衰を
調整・変更しようとする場合も、減衰ダンパーの差換え
などに手間がかかり、これもまた非常に困難であるとい
う問題があった。本発明は、以上のような点を考慮して
なされたもので、減衰ダンパーの取り付けを容易化し、
かつ減衰の調整・変更を容易に行なうことのできる制振
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、建築構造物上
に設置されて、該構造物の振動を低減する制振装置であ
って、該制振装置は、前記構造物の床面上に固定された
弾性支持体と、該弾性支持体上に載置された錘と、該錘
の中心部下方の床面上に固定された基台と、前記基台の
側面と一定間隔を隔てて対向するよう、前記錘の下面に
下方に向けて延出させて設けられたストッパ部材とを備
えてなり、かつ、前記ストッパ部材の下端部と前記床面
との間に、前記錘の水平方向への変位を減衰させる減衰
機構が一以上介装されていることを特徴としている。
に設置されて、該構造物の振動を低減する制振装置であ
って、該制振装置は、前記構造物の床面上に固定された
弾性支持体と、該弾性支持体上に載置された錘と、該錘
の中心部下方の床面上に固定された基台と、前記基台の
側面と一定間隔を隔てて対向するよう、前記錘の下面に
下方に向けて延出させて設けられたストッパ部材とを備
えてなり、かつ、前記ストッパ部材の下端部と前記床面
との間に、前記錘の水平方向への変位を減衰させる減衰
機構が一以上介装されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の制振装置では、錘の下面に設けた、下
方に向けて延出するストッパ部材の下端部と、床面との
間に減衰機構を介装する構成としたので、この減衰機構
によって、錘の水平方向への変位が減衰される。また、
減衰機構の取り付け、あるいは減衰の調整・変更に際し
ても、この減衰機構が、従来の減衰機構のように弾性支
持体と一体に取り付けられておらず、独立して設けられ
ているので、その作業を容易に行なうことが可能とな
る。
方に向けて延出するストッパ部材の下端部と、床面との
間に減衰機構を介装する構成としたので、この減衰機構
によって、錘の水平方向への変位が減衰される。また、
減衰機構の取り付け、あるいは減衰の調整・変更に際し
ても、この減衰機構が、従来の減衰機構のように弾性支
持体と一体に取り付けられておらず、独立して設けられ
ているので、その作業を容易に行なうことが可能とな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図3に示す一実施
例を参照して説明する。ここでは、例えば本発明に係る
制振装置を、錘を変位させる駆動装置を備えたアクティ
ブ型の制振装置であるHMD(Hybrid Mass
Damper)に適用する場合の実施例を用いて説明
する。図1ないし図3は、本発明に係る制振装置の一例
を示すものである。これらの図において、従来例として
示した図4ないし図6と共通する部分については、同一
符号を付してある。
例を参照して説明する。ここでは、例えば本発明に係る
制振装置を、錘を変位させる駆動装置を備えたアクティ
ブ型の制振装置であるHMD(Hybrid Mass
Damper)に適用する場合の実施例を用いて説明
する。図1ないし図3は、本発明に係る制振装置の一例
を示すものである。これらの図において、従来例として
示した図4ないし図6と共通する部分については、同一
符号を付してある。
【0012】HMD(制振装置)20は、平面視矩形
で、建物(建築構造物)2の例えば最上階の床面3に設
置されている。HMD20は、その四隅の床面3上に固
定された多段積層ゴムからなる弾性支持体4と、これら
弾性支持体4上に載置された鋼製の錘5と、錘5を床面
3に略平行な面内で変位させる駆動装置6とを主要構成
としている。
で、建物(建築構造物)2の例えば最上階の床面3に設
置されている。HMD20は、その四隅の床面3上に固
定された多段積層ゴムからなる弾性支持体4と、これら
弾性支持体4上に載置された鋼製の錘5と、錘5を床面
3に略平行な面内で変位させる駆動装置6とを主要構成
としている。
【0013】弾性支持体4は、鋼鈑4aと、ゴム等の弾
性体4bとが交互に積層されてなるもので、弾性体4b
の変形によりその上面に載置した錘5の水平方向への変
位のみを許容し、上下方向への変位を拘束するものであ
る。
性体4bとが交互に積層されてなるもので、弾性体4b
の変形によりその上面に載置した錘5の水平方向への変
位のみを許容し、上下方向への変位を拘束するものであ
る。
【0014】ここで、駆動装置6の構成について説明す
る。錘5の中央部には、その上下面を連通する平面視矩
形の開口部21が形成されている。開口部21の両側部
には一方向(以下、「X方向」と称する)に延在するリ
ニアレール22,22が敷設されている。リニアレール
22,22間には、ACサーボモータ等の駆動モータ8
(図1参照)を備えたボールねじ7が、その両端部を錘
5に回転自在に支持されて並設されている。また、リニ
アレール22,22上には、上部ベース部材10が移動
自在に載置されており、この上部ベース部材10は、ボ
ールねじ7に螺合した構成とされている。一方、図2に
示したように、錘5の開口部21の下方の床面3上に
は、平面視略正方形のコンクリート製の基台9が固定さ
れている。この基台9の上面には、前記X方向と直交す
る方向(以下、「Y方向」と称する)に延在する一対の
リニアレール23(一方のみを図示してある)が敷設さ
れている。そして、リニアレール23上には、下部ベー
ス部材24が移動自在に載置されている。前記上部ベー
ス部材10と下部ベース部材24とは、これらを屈曲自
在に連結するボールジョイント25および上下方向に伸
縮自在なシリンダ機構26を介して接続されている。こ
れにより、X方向については、上部ベース部材10は、
ボールジョイント25,シリンダ機構26,下部ベース
部材24を介して基台9と一体となっており、X方向へ
の移動が規制された構成となっている。一方、Y方向に
ついては、上部ベース部材10は、下部ベース部材24
と一体に移動自在な構成となっている。これにより、錘
5は、X方向については、駆動モータ8でボールねじ7
を回転駆動させたときに、基台2上の上部ベース部材1
0に反力を得て変位するようになっており、Y方向につ
いては変位自在となっている。
る。錘5の中央部には、その上下面を連通する平面視矩
形の開口部21が形成されている。開口部21の両側部
には一方向(以下、「X方向」と称する)に延在するリ
ニアレール22,22が敷設されている。リニアレール
22,22間には、ACサーボモータ等の駆動モータ8
(図1参照)を備えたボールねじ7が、その両端部を錘
5に回転自在に支持されて並設されている。また、リニ
アレール22,22上には、上部ベース部材10が移動
自在に載置されており、この上部ベース部材10は、ボ
ールねじ7に螺合した構成とされている。一方、図2に
示したように、錘5の開口部21の下方の床面3上に
は、平面視略正方形のコンクリート製の基台9が固定さ
れている。この基台9の上面には、前記X方向と直交す
る方向(以下、「Y方向」と称する)に延在する一対の
リニアレール23(一方のみを図示してある)が敷設さ
れている。そして、リニアレール23上には、下部ベー
ス部材24が移動自在に載置されている。前記上部ベー
ス部材10と下部ベース部材24とは、これらを屈曲自
在に連結するボールジョイント25および上下方向に伸
縮自在なシリンダ機構26を介して接続されている。こ
れにより、X方向については、上部ベース部材10は、
ボールジョイント25,シリンダ機構26,下部ベース
部材24を介して基台9と一体となっており、X方向へ
の移動が規制された構成となっている。一方、Y方向に
ついては、上部ベース部材10は、下部ベース部材24
と一体に移動自在な構成となっている。これにより、錘
5は、X方向については、駆動モータ8でボールねじ7
を回転駆動させたときに、基台2上の上部ベース部材1
0に反力を得て変位するようになっており、Y方向につ
いては変位自在となっている。
【0015】また、錘5の下面の、開口部21の両側に
は、上下方向に伸縮自在な油圧シリンダ等からなるブレ
ーキ機構27,27が設けられている。各ブレーキ機構
27は、通常は収縮状態とされて、その先端部に設けら
れた伸縮子27aが床面3と一定間隔を保ち、例えば過
大な振動が発生したとき等に各ブレーキ機構27を伸長
させることにより、伸縮子27aを床面3に押しつけ
て、錘5の変位を阻止するようになっている。
は、上下方向に伸縮自在な油圧シリンダ等からなるブレ
ーキ機構27,27が設けられている。各ブレーキ機構
27は、通常は収縮状態とされて、その先端部に設けら
れた伸縮子27aが床面3と一定間隔を保ち、例えば過
大な振動が発生したとき等に各ブレーキ機構27を伸長
させることにより、伸縮子27aを床面3に押しつけ
て、錘5の変位を阻止するようになっている。
【0016】錘5の下面には、基台9の側面と一定間隔
を隔てて対向するよう、反力ビーム(ストッパ部材)1
1が設けられている。この反力ビーム11は、錘5の下
面に一端が固定されて、鉛直下方に向けて延在する鋼材
11a,11a,…の下端に、水平方向に延在する鋼材
11b,11b,…が取り付けられて、平面視略ロ字状
をなすように構成されている。一方、基台9の側面の反
力ビーム11に対向する位置には、ゴム製等の緩衝部材
12が取り付けられている。これら反力ビーム11,緩
衝部材12により、錘5が過大に変位したときに、その
変位が規制されるようになっている。
を隔てて対向するよう、反力ビーム(ストッパ部材)1
1が設けられている。この反力ビーム11は、錘5の下
面に一端が固定されて、鉛直下方に向けて延在する鋼材
11a,11a,…の下端に、水平方向に延在する鋼材
11b,11b,…が取り付けられて、平面視略ロ字状
をなすように構成されている。一方、基台9の側面の反
力ビーム11に対向する位置には、ゴム製等の緩衝部材
12が取り付けられている。これら反力ビーム11,緩
衝部材12により、錘5が過大に変位したときに、その
変位が規制されるようになっている。
【0017】図1に示したように、この反力ビーム11
の四辺それぞれにおいて、鋼材11bと床面3との間に
は、錘5の変位を減衰するための減衰ダンパー(減衰機
構)Aが介装されている。図3に示すように、各減衰ダ
ンパーAは、上下の取付プレート28a,28b間に、
鋼鈑29と、アスファルト系のゴム等からなる粘弾性体
30とが交互に積層された構成からなり、上方の取付プ
レート28aが、ブラケット31を介して鋼材11bに
図示しないボルトなど固定され、下方の取付プレート2
8bが床面3に図示しないボルトなどで固定された構成
となっている。この減衰ダンパーAは、粘弾性体30に
よって、錘5の変位を減衰するようになっている。
の四辺それぞれにおいて、鋼材11bと床面3との間に
は、錘5の変位を減衰するための減衰ダンパー(減衰機
構)Aが介装されている。図3に示すように、各減衰ダ
ンパーAは、上下の取付プレート28a,28b間に、
鋼鈑29と、アスファルト系のゴム等からなる粘弾性体
30とが交互に積層された構成からなり、上方の取付プ
レート28aが、ブラケット31を介して鋼材11bに
図示しないボルトなど固定され、下方の取付プレート2
8bが床面3に図示しないボルトなどで固定された構成
となっている。この減衰ダンパーAは、粘弾性体30に
よって、錘5の変位を減衰するようになっている。
【0018】次に、上記のような構成からなるHMD2
0の作用について説明する。HMD20では、図4ない
し図6に示したHMD1と同様に、強風時や地震時に建
物2が振動したときには、図示しないセンサで建物2お
よび錘5の振動を検出し、その検出値に基づき駆動モー
タ8の回転を制御して、錘5をX方向に変位させて、建
物2のX方向成分の振動を制振する。また、建物2のY
方向成分の振動については、この錘5が、いわばTMD
の場合と同様に作用し、建物2のY方向の振動を打ち消
すようになっている。なお、このときの錘5の変位は、
減衰ダンパーA,A,…により減衰されている。
0の作用について説明する。HMD20では、図4ない
し図6に示したHMD1と同様に、強風時や地震時に建
物2が振動したときには、図示しないセンサで建物2お
よび錘5の振動を検出し、その検出値に基づき駆動モー
タ8の回転を制御して、錘5をX方向に変位させて、建
物2のX方向成分の振動を制振する。また、建物2のY
方向成分の振動については、この錘5が、いわばTMD
の場合と同様に作用し、建物2のY方向の振動を打ち消
すようになっている。なお、このときの錘5の変位は、
減衰ダンパーA,A,…により減衰されている。
【0019】上述したHMD20では、減衰ダンパーA
によって、錘5の変位を減衰することができる。また、
HMD20を組み立てるときに減衰ダンパーAを取り付
けるには、これを反力ビーム11の下端と床面3との間
に独立して取り付けるのみでよく、図4ないし図6に示
したHMD1の減衰ダンパー13のように弾性支持体4
と一体に設けられた構成ではないので、取り付けに手間
がかからない。これにより、減衰ダンパーAの取り付け
が、従来よりも大幅に容易化され、この結果、HMD2
0の組立に要する期間を短縮化することができる。ま
た、減衰力を調整・変更するに際しても、粘弾性体30
の面積を変更したり、取り付ける減衰ダンパーAの数を
変更するのみで対応することができるので、この作業も
容易に行なうことができる。
によって、錘5の変位を減衰することができる。また、
HMD20を組み立てるときに減衰ダンパーAを取り付
けるには、これを反力ビーム11の下端と床面3との間
に独立して取り付けるのみでよく、図4ないし図6に示
したHMD1の減衰ダンパー13のように弾性支持体4
と一体に設けられた構成ではないので、取り付けに手間
がかからない。これにより、減衰ダンパーAの取り付け
が、従来よりも大幅に容易化され、この結果、HMD2
0の組立に要する期間を短縮化することができる。ま
た、減衰力を調整・変更するに際しても、粘弾性体30
の面積を変更したり、取り付ける減衰ダンパーAの数を
変更するのみで対応することができるので、この作業も
容易に行なうことができる。
【0020】なお、上記実施例として、錘5を変位させ
る駆動機構6を備えたアクティブ型の制振装置であるH
MD20の例を用いたが、減衰ダンパーAを備えるので
あれば、駆動機構6を備えない、いわゆるTMDにおい
ても、同様の構成とすることにより、上記と同様の効果
を得ることができる。また、減衰ダンパーAを、鋼鈑2
9と、粘弾性体30とからなる構成としたが、これに限
るものではなく、錘5の変位を減衰できるのであれば、
例えば電気粘性流体を用いる構成とする等、他の構成と
しても良い。さらに、減衰ダンパーAの積層数、設置数
についても限定するものではないのは言うまでもない。
る駆動機構6を備えたアクティブ型の制振装置であるH
MD20の例を用いたが、減衰ダンパーAを備えるので
あれば、駆動機構6を備えない、いわゆるTMDにおい
ても、同様の構成とすることにより、上記と同様の効果
を得ることができる。また、減衰ダンパーAを、鋼鈑2
9と、粘弾性体30とからなる構成としたが、これに限
るものではなく、錘5の変位を減衰できるのであれば、
例えば電気粘性流体を用いる構成とする等、他の構成と
しても良い。さらに、減衰ダンパーAの積層数、設置数
についても限定するものではないのは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の制振装置
によれば、錘の下面に設けた、下方に向けて延出するス
トッパ部材の下端部と、床面との間に減衰機構を介装す
る構成としたので、この減衰機構によって、錘の水平方
向への変位を減衰することができる。また、減衰機構の
取り付け、あるいは減衰調整に際しても、この減衰機構
が、従来の減衰機構のように弾性支持体と一体に取り付
けられておらず、独立して設けられているので、減衰機
構の取り付け、あるいは減衰の調整・変更作業が大幅に
容易化され、この結果、制振装置の組立に要する期間を
短縮化することができる。
によれば、錘の下面に設けた、下方に向けて延出するス
トッパ部材の下端部と、床面との間に減衰機構を介装す
る構成としたので、この減衰機構によって、錘の水平方
向への変位を減衰することができる。また、減衰機構の
取り付け、あるいは減衰調整に際しても、この減衰機構
が、従来の減衰機構のように弾性支持体と一体に取り付
けられておらず、独立して設けられているので、減衰機
構の取り付け、あるいは減衰の調整・変更作業が大幅に
容易化され、この結果、制振装置の組立に要する期間を
短縮化することができる。
【図1】本発明に係る制振装置の一例を示す平面図であ
る。
る。
【図2】同制振装置の正断面図である。
【図3】同制振装置に備えた減衰機構を示す正面図であ
る。
る。
【図4】従来の制振装置の一例を示す平面図である。
【図5】同制振装置の正断面図である。
【図6】同制振装置に備えた減衰機構の取付構造を示す
正面図である。
正面図である。
2 建物(建築構造物) 4 弾性支持体 5 錘 9 基台 11 反力ビーム(ストッパ部材) 20 HMD(制振装置) A 減衰ダンパー(減衰機構)
Claims (1)
- 【請求項1】 建築構造物上に設置されて、該構造物の
振動を低減する制振装置であって、該制振装置は、前記
構造物の床面上に固定された弾性支持体と、該弾性支持
体上に載置された錘と、該錘の中心部下方の床面上に固
定された基台と、前記基台の側面と一定間隔を隔てて対
向するよう、前記錘の下面に下方に向けて延出させて設
けられたストッパ部材とを備えてなり、かつ、前記スト
ッパ部材の下端部と前記床面との間に、前記錘の水平方
向への変位を減衰させる減衰機構が一以上介装されてい
ることを特徴とする制振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29220693A JPH07139220A (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29220693A JPH07139220A (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 制振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07139220A true JPH07139220A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=17778903
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29220693A Pending JPH07139220A (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 制振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07139220A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107572355A (zh) * | 2017-09-20 | 2018-01-12 | 张家港市优希宏达机电厂 | 一种电梯对重缓冲装置 |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP29220693A patent/JPH07139220A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107572355A (zh) * | 2017-09-20 | 2018-01-12 | 张家港市优希宏达机电厂 | 一种电梯对重缓冲装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010605 |