JPH07140371A - 宇宙航行体搭載用反射鏡装置及びこの反射鏡装置の歪補正装置 - Google Patents
宇宙航行体搭載用反射鏡装置及びこの反射鏡装置の歪補正装置Info
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- JPH07140371A JPH07140371A JP30876993A JP30876993A JPH07140371A JP H07140371 A JPH07140371 A JP H07140371A JP 30876993 A JP30876993 A JP 30876993A JP 30876993 A JP30876993 A JP 30876993A JP H07140371 A JPH07140371 A JP H07140371A
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- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 肉厚を、直径Dに対してD/25〜D/10
0とした反射鏡10と、この反射鏡10を弾力的に保持
する板状弾性体20、この板状弾性体20と宇宙航行体
のバルクヘッド40の間の複数箇所に設けられ、印加さ
れる電圧に応じて伸縮し、反射鏡10と他の光学系部材
50の位置調整を行なう微動素子30とからなる保持部
材とを備えた構成としてある。 【効果】 反射鏡の薄形軽量下が図れ、かつこの反射鏡
のアライメント調整を容易に行なえる。
0とした反射鏡10と、この反射鏡10を弾力的に保持
する板状弾性体20、この板状弾性体20と宇宙航行体
のバルクヘッド40の間の複数箇所に設けられ、印加さ
れる電圧に応じて伸縮し、反射鏡10と他の光学系部材
50の位置調整を行なう微動素子30とからなる保持部
材とを備えた構成としてある。 【効果】 反射鏡の薄形軽量下が図れ、かつこの反射鏡
のアライメント調整を容易に行なえる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射鏡の薄型軽量化を
図れ、かつ、この反射鏡と他の光学系部材とのアライメ
ント調整を容易に行なえ、さらに、宇宙航行体の打上時
にかかる大加速度から前記反射鏡を保護する固定部材を
備えた宇宙航行体搭載用反射鏡装置と、前記反射鏡の重
力下における歪を補正する歪補正装置に関する。
図れ、かつ、この反射鏡と他の光学系部材とのアライメ
ント調整を容易に行なえ、さらに、宇宙航行体の打上時
にかかる大加速度から前記反射鏡を保護する固定部材を
備えた宇宙航行体搭載用反射鏡装置と、前記反射鏡の重
力下における歪を補正する歪補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光学系の反射鏡は、反射鏡面に
高精度(0.1[μm]以下)の無歪状態が要求され
る。このような光学系反射鏡を含む反射鏡装置を宇宙航
行体に搭載する場合、反射鏡は、宇宙空間の無重力下で
使用されるのに対し、地上の重力下でその面形状が評価
されるので、一般の光学系反射鏡と同様、重力下におい
てその面形状に歪が生じるものであってはならず、さら
に、宇宙航行体の打上時の大加速度に耐えられるもので
なければならない。そこで、従来の宇宙航行体搭載用反
射鏡装置では、重力下における反射鏡の無歪状態の維持
と、打上時にかかる大加速度に耐えられる強度を得るた
めに、ガラス(比重2〜4)又は金属(アルミニウム:
比重2.7,ヘリウム:比重1.84)により反射鏡を
形成するとともに、この反射鏡の肉厚をその直径Dに対
しD/5〜D/10といった厚いものとし、反射鏡を高
剛性にしていた。
高精度(0.1[μm]以下)の無歪状態が要求され
る。このような光学系反射鏡を含む反射鏡装置を宇宙航
行体に搭載する場合、反射鏡は、宇宙空間の無重力下で
使用されるのに対し、地上の重力下でその面形状が評価
されるので、一般の光学系反射鏡と同様、重力下におい
てその面形状に歪が生じるものであってはならず、さら
に、宇宙航行体の打上時の大加速度に耐えられるもので
なければならない。そこで、従来の宇宙航行体搭載用反
射鏡装置では、重力下における反射鏡の無歪状態の維持
と、打上時にかかる大加速度に耐えられる強度を得るた
めに、ガラス(比重2〜4)又は金属(アルミニウム:
比重2.7,ヘリウム:比重1.84)により反射鏡を
形成するとともに、この反射鏡の肉厚をその直径Dに対
しD/5〜D/10といった厚いものとし、反射鏡を高
剛性にしていた。
【0003】また、このような構成の反射鏡は、例え
ば、実開昭63−152800号に示されるような高剛
性の保持部材により、宇宙航行体に固定されており、宇
宙航行体の打上時の大加速度による反射鏡の取り付けず
れ防止が図られていた。
ば、実開昭63−152800号に示されるような高剛
性の保持部材により、宇宙航行体に固定されており、宇
宙航行体の打上時の大加速度による反射鏡の取り付けず
れ防止が図られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、宇宙航行体に
搭載される機器はより軽量であることが要求され、上述
した従来の宇宙航行体搭載用反射鏡装置では、反射鏡を
高剛性とするためにその肉厚を厚くしていたので、反射
鏡が大重量となってしまうという問題があった。また、
このように反射鏡を大重量にすると、その保持部材も高
剛性とする必要があり、保持部材まで大重量になってし
まうという問題があった。さらに、保持部材は反射鏡と
他の光学系部材のアライメント調整手段を備えているの
が通例であり、このため、反射鏡が大重量であると、反
射鏡と他の光学系部材のアライメント調整が困難とな
り、保持部材が複雑化してしまうという問題もあった。
搭載される機器はより軽量であることが要求され、上述
した従来の宇宙航行体搭載用反射鏡装置では、反射鏡を
高剛性とするためにその肉厚を厚くしていたので、反射
鏡が大重量となってしまうという問題があった。また、
このように反射鏡を大重量にすると、その保持部材も高
剛性とする必要があり、保持部材まで大重量になってし
まうという問題があった。さらに、保持部材は反射鏡と
他の光学系部材のアライメント調整手段を備えているの
が通例であり、このため、反射鏡が大重量であると、反
射鏡と他の光学系部材のアライメント調整が困難とな
り、保持部材が複雑化してしまうという問題もあった。
【0005】ここで、上記問題点を解決するために、反
射鏡の肉厚を薄くすることが考えられる。しかし、反射
鏡の肉厚を薄くすると反射鏡の剛性が低下し、地上では
重力の影響を受けて反射鏡面が歪んでしまい面形状が評
価できず、また、宇宙航行体の打上時の大加速度に反射
鏡が耐えられなくなり破損してしまうという問題があ
る。したがって、従来から宇宙航行体搭載用反射鏡装置
の反射鏡の肉厚を一定の厚さ以下に薄くすることは試み
られていなかった。
射鏡の肉厚を薄くすることが考えられる。しかし、反射
鏡の肉厚を薄くすると反射鏡の剛性が低下し、地上では
重力の影響を受けて反射鏡面が歪んでしまい面形状が評
価できず、また、宇宙航行体の打上時の大加速度に反射
鏡が耐えられなくなり破損してしまうという問題があ
る。したがって、従来から宇宙航行体搭載用反射鏡装置
の反射鏡の肉厚を一定の厚さ以下に薄くすることは試み
られていなかった。
【0006】本発明は、上記問題点にかんがみてなされ
たものであり、薄形かつ軽量化した反射鏡の重力下での
歪補正及び宇宙航行体の打上時にかかる大加速度からの
保護を可能とし、反射鏡の薄形軽量化を図れ、かつこの
反射鏡と他の光学系部材とのアライメント調整が容易に
行なえる宇宙航行体搭載用反射鏡装置及びこの反射鏡装
置の歪補正装置の提供を目的とする。
たものであり、薄形かつ軽量化した反射鏡の重力下での
歪補正及び宇宙航行体の打上時にかかる大加速度からの
保護を可能とし、反射鏡の薄形軽量化を図れ、かつこの
反射鏡と他の光学系部材とのアライメント調整が容易に
行なえる宇宙航行体搭載用反射鏡装置及びこの反射鏡装
置の歪補正装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の宇宙航行体搭載用反射鏡装置は、人
工衛星等の宇宙航行体に搭載し、無重力下で使用される
反射装置における反射鏡の肉厚を、直径Dに対してD/
25〜D/100とした構成としてある。また、請求項
2記載の宇宙航行体搭載用反射鏡装置は、反射鏡を弾力
的に保持する板状弾性体と、この板状弾性体と宇宙航行
体のバルクヘッドの間の複数箇所に設けられ、印加され
る電圧に応じて伸縮し、前記反射鏡の位置の調整を行な
う微動素子とからなる保持部材を備えた構成としてあ
る。さらに、請求項3記載の宇宙航行体搭載用反射鏡装
置は、宇宙航行体の打上時に反射鏡をバルクヘッドに圧
着固定する固定部材と、宇宙航行体の打上後、この固定
部材による前記反射鏡の固定を解除する固定解除手段と
を備えた構成としてある。またさらに、請求項4記載の
反射鏡装置の歪補正装置は、反射鏡の裏面形状と対応す
る形状の凹部を形成した支持台と、この支持台の凹部に
取り付けられ、支持台凹部に載置された前記反射鏡の裏
面側から光を照射する光源と、この光源からの光に照ら
されている前記反射鏡を、該反射鏡裏面側から撮影し、
画像信号を出力する光検出部と、この光検出器から画像
信号を入力して画像処理を行なう画像処理部と、この画
像処理部からの信号にもとづいて、前記反射鏡を通過し
た光の偏光率を求め、動作させる微動素子とその動作量
を決定する制御部と、前記微動素子にそれぞれ接続し、
前記制御部からの信号にもとづいて所定の微動素子に所
定の電圧を印加する駆動部と、前記支持台の凹部表面に
突設してあり、前記駆動部からの印加された電圧に応じ
て伸縮し、前記反射鏡裏面を部分的に押引して前記反射
鏡の歪を補正する前記微動素子とを備えた構成としてあ
る。
め、請求項1記載の宇宙航行体搭載用反射鏡装置は、人
工衛星等の宇宙航行体に搭載し、無重力下で使用される
反射装置における反射鏡の肉厚を、直径Dに対してD/
25〜D/100とした構成としてある。また、請求項
2記載の宇宙航行体搭載用反射鏡装置は、反射鏡を弾力
的に保持する板状弾性体と、この板状弾性体と宇宙航行
体のバルクヘッドの間の複数箇所に設けられ、印加され
る電圧に応じて伸縮し、前記反射鏡の位置の調整を行な
う微動素子とからなる保持部材を備えた構成としてあ
る。さらに、請求項3記載の宇宙航行体搭載用反射鏡装
置は、宇宙航行体の打上時に反射鏡をバルクヘッドに圧
着固定する固定部材と、宇宙航行体の打上後、この固定
部材による前記反射鏡の固定を解除する固定解除手段と
を備えた構成としてある。またさらに、請求項4記載の
反射鏡装置の歪補正装置は、反射鏡の裏面形状と対応す
る形状の凹部を形成した支持台と、この支持台の凹部に
取り付けられ、支持台凹部に載置された前記反射鏡の裏
面側から光を照射する光源と、この光源からの光に照ら
されている前記反射鏡を、該反射鏡裏面側から撮影し、
画像信号を出力する光検出部と、この光検出器から画像
信号を入力して画像処理を行なう画像処理部と、この画
像処理部からの信号にもとづいて、前記反射鏡を通過し
た光の偏光率を求め、動作させる微動素子とその動作量
を決定する制御部と、前記微動素子にそれぞれ接続し、
前記制御部からの信号にもとづいて所定の微動素子に所
定の電圧を印加する駆動部と、前記支持台の凹部表面に
突設してあり、前記駆動部からの印加された電圧に応じ
て伸縮し、前記反射鏡裏面を部分的に押引して前記反射
鏡の歪を補正する前記微動素子とを備えた構成としてあ
る。
【0008】
【作用】上記構成からなる請求項1記載の宇宙航行体搭
載用反射鏡装置によれば、一応の強度を確保しつつ、反
射鏡の薄形かつ軽量化が図れる。また、請求項2記載の
宇宙航行体搭載用反射鏡装置における保持部材によれ
ば、保持部材が軽量かつ簡素な構成となり、反射鏡と他
の光学系部材のアイライメント調整が容易に行なえる。
さらに、請求項3記載の宇宙航行体搭載用反射鏡装置に
おける固定部材によれば、反射鏡をバルクヘッドに圧着
固定でき、宇宙航行体の打上時にかかる大加速度からの
反射鏡の保護が可能となる。またさらに、請求項4記載
の反射鏡装置の歪補正装置によれば、薄形かつ軽量化し
た反射鏡の重力化における歪補正が可能となり、薄形軽
量反射鏡の地上での面形状評価が行なえる。
載用反射鏡装置によれば、一応の強度を確保しつつ、反
射鏡の薄形かつ軽量化が図れる。また、請求項2記載の
宇宙航行体搭載用反射鏡装置における保持部材によれ
ば、保持部材が軽量かつ簡素な構成となり、反射鏡と他
の光学系部材のアイライメント調整が容易に行なえる。
さらに、請求項3記載の宇宙航行体搭載用反射鏡装置に
おける固定部材によれば、反射鏡をバルクヘッドに圧着
固定でき、宇宙航行体の打上時にかかる大加速度からの
反射鏡の保護が可能となる。またさらに、請求項4記載
の反射鏡装置の歪補正装置によれば、薄形かつ軽量化し
た反射鏡の重力化における歪補正が可能となり、薄形軽
量反射鏡の地上での面形状評価が行なえる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の宇宙航行体搭載用反射鏡装置
及びこの反射鏡装置の歪補正装置の実施例について、図
面を参照しつつ説明する。まず、本発明の宇宙航行体搭
載用反射鏡装置における反射鏡及びこの反射鏡の保持部
材の実施例について説明する。図1は本実施例に係る反
射鏡及びこの反射鏡の保持部材を示す側面断面図であ
る。本実施例の宇宙航行体搭載用反射鏡装置は、反射鏡
を薄形かつ軽量とし、この反射鏡を板状弾性体と微動素
子からなる保持部材によって保持した構成としてある。
及びこの反射鏡装置の歪補正装置の実施例について、図
面を参照しつつ説明する。まず、本発明の宇宙航行体搭
載用反射鏡装置における反射鏡及びこの反射鏡の保持部
材の実施例について説明する。図1は本実施例に係る反
射鏡及びこの反射鏡の保持部材を示す側面断面図であ
る。本実施例の宇宙航行体搭載用反射鏡装置は、反射鏡
を薄形かつ軽量とし、この反射鏡を板状弾性体と微動素
子からなる保持部材によって保持した構成としてある。
【0010】同図において、10は薄形かつ軽量化した
反射鏡であり、ガラスによって形成されている。また、
反射鏡10の肉厚は直径Dに対し約D/25〜D/10
0としてある。ここで、肉厚をD/25以下とすると反
射鏡の剛性が低くすぎ、また、D/100以上とする
と、重量が重くなってしまう。さらに、この反射鏡10
の底面中心には、突出部11が形成してある。20,2
0(,20)は板状弾性体であり、それぞれ一端を突出
部11に接合してある。これら板状弾性体20は、歪を
与えることなく反射鏡10をやわらかく三点保持してい
る。また、これら板状弾性体20の他端裏面には、反射
鏡10と他の光学系部材(二次反射鏡)50のアライメ
ントを調整する微動素子30,30(,30)が取り付
けてある。この微動素子30は、図2に示すように、複
数の圧電素子を積層した構成となっており、図中の+,
−端子に印加される電圧に比例して矢印A,B方向に伸
縮する。40はバルクヘッドであり、これら反射鏡10
と板状弾性体20及び微動素子30を取り付けてある。
反射鏡であり、ガラスによって形成されている。また、
反射鏡10の肉厚は直径Dに対し約D/25〜D/10
0としてある。ここで、肉厚をD/25以下とすると反
射鏡の剛性が低くすぎ、また、D/100以上とする
と、重量が重くなってしまう。さらに、この反射鏡10
の底面中心には、突出部11が形成してある。20,2
0(,20)は板状弾性体であり、それぞれ一端を突出
部11に接合してある。これら板状弾性体20は、歪を
与えることなく反射鏡10をやわらかく三点保持してい
る。また、これら板状弾性体20の他端裏面には、反射
鏡10と他の光学系部材(二次反射鏡)50のアライメ
ントを調整する微動素子30,30(,30)が取り付
けてある。この微動素子30は、図2に示すように、複
数の圧電素子を積層した構成となっており、図中の+,
−端子に印加される電圧に比例して矢印A,B方向に伸
縮する。40はバルクヘッドであり、これら反射鏡10
と板状弾性体20及び微動素子30を取り付けてある。
【0011】次に、上記構成からなる本実施例の宇宙航
行体搭載用反射鏡装置のアライメント調整動作について
説明する。例えば、本反射鏡装置を地球表面の撮影用カ
メラとして使用した場合、反射鏡10と他の光学系部材
50のアライメントにずれが生じると、地球局において
画像のゆがみが検出される。このように画像のゆがみが
検出されたとき、地球局から宇宙航行体へ補正信号を送
信する。すると、この補正信号を受信した宇宙航行体で
は、この補正信号にもとづいて図示しない制御部が、動
作させる所定の微動素子30及びその動作量を決定し、
駆動部に信号を出力する。そして、駆動部がこの信号に
もとづいて、所定の微動素子30に電圧を印加すると、
所定の微動素子30が伸縮する。これにより、反射鏡本
体10の傾き角度が変わり、反射鏡本体10の光軸が図
1矢印C,Dの二次元方向に移動し、他の光学系部材5
0とのアライメント調整が行なわれる。
行体搭載用反射鏡装置のアライメント調整動作について
説明する。例えば、本反射鏡装置を地球表面の撮影用カ
メラとして使用した場合、反射鏡10と他の光学系部材
50のアライメントにずれが生じると、地球局において
画像のゆがみが検出される。このように画像のゆがみが
検出されたとき、地球局から宇宙航行体へ補正信号を送
信する。すると、この補正信号を受信した宇宙航行体で
は、この補正信号にもとづいて図示しない制御部が、動
作させる所定の微動素子30及びその動作量を決定し、
駆動部に信号を出力する。そして、駆動部がこの信号に
もとづいて、所定の微動素子30に電圧を印加すると、
所定の微動素子30が伸縮する。これにより、反射鏡本
体10の傾き角度が変わり、反射鏡本体10の光軸が図
1矢印C,Dの二次元方向に移動し、他の光学系部材5
0とのアライメント調整が行なわれる。
【0012】このような構成からなる本実施例装置にお
ける反射鏡によれば、一定の強度を確保しつつ反射鏡の
薄形かつ軽量化が図れ、また、本実施例装置における保
持部材によれば、板状弾性体20と微動素子30からな
る軽量かつ簡素な構成の保持部材とすることができると
ともに、反射鏡10と他の光学系部材50のアライメン
ト調整を容易に行なえる。
ける反射鏡によれば、一定の強度を確保しつつ反射鏡の
薄形かつ軽量化が図れ、また、本実施例装置における保
持部材によれば、板状弾性体20と微動素子30からな
る軽量かつ簡素な構成の保持部材とすることができると
ともに、反射鏡10と他の光学系部材50のアライメン
ト調整を容易に行なえる。
【0013】次に、本発明の宇宙航行体搭載用反射鏡装
置における反射鏡固定手段の実施例について、図3を参
照しつつ説明する。図3は本実施例に係る反射鏡固定手
段を示すものであり、同図(a)は平面図、同図(b)
は側面断面図である。本実施例の宇宙航行体搭載用反射
鏡装置は、宇宙航行体の打上時において反射鏡を圧着固
定するシート状の固定部材(固定部材)と、宇宙空間に
おいてこのシート状固定部材を巻き取る巻取部(固定解
除手段)を備えた構成としてある。
置における反射鏡固定手段の実施例について、図3を参
照しつつ説明する。図3は本実施例に係る反射鏡固定手
段を示すものであり、同図(a)は平面図、同図(b)
は側面断面図である。本実施例の宇宙航行体搭載用反射
鏡装置は、宇宙航行体の打上時において反射鏡を圧着固
定するシート状の固定部材(固定部材)と、宇宙空間に
おいてこのシート状固定部材を巻き取る巻取部(固定解
除手段)を備えた構成としてある。
【0014】同図において、60はシート状固定部材で
あり、一端が巻取部70に取り付けられているととも
に、他端がワイヤ61を介してワイヤカッタ71に保持
され、反射鏡10に覆い被さるように張設されている。
このシート状固定部材60は、反射鏡10を下方に抑え
つけることによって、反射鏡10裏面に設けた突出部1
1をバルクヘッド40に圧着させて、反射鏡10を固定
している。また、巻取部70はシート状固定部材60を
巻き取るための軸芯を備えており、この軸芯には、常
時、図中矢印E方向に回転する力が加わっている。さら
に、ワイヤカッタ71は、宇宙航行体打上時の重力下に
おいてワイヤ61を保持し、打上後の無重力下におい
て、図示しない制御部からの指示にもとづいて、内蔵さ
れたカッタでワイヤ61を切断する。このように、ワイ
ヤカッタ71がワイヤ61を切断すると、シート状固定
部材60が巻取部70に巻き取られ、反射鏡10の圧着
固定が解除される。
あり、一端が巻取部70に取り付けられているととも
に、他端がワイヤ61を介してワイヤカッタ71に保持
され、反射鏡10に覆い被さるように張設されている。
このシート状固定部材60は、反射鏡10を下方に抑え
つけることによって、反射鏡10裏面に設けた突出部1
1をバルクヘッド40に圧着させて、反射鏡10を固定
している。また、巻取部70はシート状固定部材60を
巻き取るための軸芯を備えており、この軸芯には、常
時、図中矢印E方向に回転する力が加わっている。さら
に、ワイヤカッタ71は、宇宙航行体打上時の重力下に
おいてワイヤ61を保持し、打上後の無重力下におい
て、図示しない制御部からの指示にもとづいて、内蔵さ
れたカッタでワイヤ61を切断する。このように、ワイ
ヤカッタ71がワイヤ61を切断すると、シート状固定
部材60が巻取部70に巻き取られ、反射鏡10の圧着
固定が解除される。
【0015】このような構成からなる本実施例の反射鏡
固定手段によれば、シート状固定部材60と巻取部70
及びワイヤカッタ71といった軽量かつ簡素な部材によ
って、薄形かつ軽量化した反射鏡10を宇宙航行体の打
上時にかかる大加速度から保護することができる。
固定手段によれば、シート状固定部材60と巻取部70
及びワイヤカッタ71といった軽量かつ簡素な部材によ
って、薄形かつ軽量化した反射鏡10を宇宙航行体の打
上時にかかる大加速度から保護することができる。
【0016】次に、本発明の反射鏡装置の歪補正装置の
実施例について、図面を参照しつつ説明する。図4は本
実施例に係る反射鏡装置の歪補正装置を示すものであ
り、同図(a)は平面図、同図(b)は側面断面図であ
る。また、図5は、本歪補正装置のブロック図である。
本実施例の歪補正装置は、地上での面形状評価時におい
て上記薄形かつ軽量化された反射鏡の歪を補正するもの
であり、ガラスに応力が加わるとその透過光に偏光が生
じるという性質(光の偏光率)を利用し、反射鏡の歪を
微動素子によって補正する構成としてある。
実施例について、図面を参照しつつ説明する。図4は本
実施例に係る反射鏡装置の歪補正装置を示すものであ
り、同図(a)は平面図、同図(b)は側面断面図であ
る。また、図5は、本歪補正装置のブロック図である。
本実施例の歪補正装置は、地上での面形状評価時におい
て上記薄形かつ軽量化された反射鏡の歪を補正するもの
であり、ガラスに応力が加わるとその透過光に偏光が生
じるという性質(光の偏光率)を利用し、反射鏡の歪を
微動素子によって補正する構成としてある。
【0017】図4において、110は反射鏡10の支持
台であり、反射鏡10の裏面形状と対応する形状の凹部
111が形成してある。この凹部111には、複数の光
源120が放射状に埋設されているとともに、後述する
多数の微動素子170が突設されている。これら光源1
20は、凹部111上に載置された反射鏡10の裏面側
から光を照射する。図5に示すように、(光弾性)光検
出部130(図4には図示せず)は、光源120の光に
照らされている反射鏡10を、該反射鏡10表面側から
撮影し、画像信号を出力する。画像処理部140は、光
検出器130から入力した画像信号を画像処理してディ
ジタル信号化する。
台であり、反射鏡10の裏面形状と対応する形状の凹部
111が形成してある。この凹部111には、複数の光
源120が放射状に埋設されているとともに、後述する
多数の微動素子170が突設されている。これら光源1
20は、凹部111上に載置された反射鏡10の裏面側
から光を照射する。図5に示すように、(光弾性)光検
出部130(図4には図示せず)は、光源120の光に
照らされている反射鏡10を、該反射鏡10表面側から
撮影し、画像信号を出力する。画像処理部140は、光
検出器130から入力した画像信号を画像処理してディ
ジタル信号化する。
【0018】制御部150は、画像処理部140からの
ディジタル信号にもとづいて、反射鏡10を通過した光
の偏光率を求め、動作させる微動素子170選択し、か
つ、その動作量を定めて信号を出力する。駆動部160
は、対応する微動素子170とそれぞれ接続しており、
制御部150の信号にもとづき、選択された微動素子1
70に所定の電圧を印加する。微動素子170は、凹部
111に載置された反射鏡10の裏面と接触しており、
駆動部160から電圧が印加されたとき、伸縮して反射
鏡10裏面を部分的に押引して反射鏡10の歪を補正す
る。
ディジタル信号にもとづいて、反射鏡10を通過した光
の偏光率を求め、動作させる微動素子170選択し、か
つ、その動作量を定めて信号を出力する。駆動部160
は、対応する微動素子170とそれぞれ接続しており、
制御部150の信号にもとづき、選択された微動素子1
70に所定の電圧を印加する。微動素子170は、凹部
111に載置された反射鏡10の裏面と接触しており、
駆動部160から電圧が印加されたとき、伸縮して反射
鏡10裏面を部分的に押引して反射鏡10の歪を補正す
る。
【0019】このような構成からなる本実施例の反射鏡
装置の歪補正装置によれば、薄形かつ軽量化した反射鏡
10の重力下における歪補正が可能となり、薄形かつ軽
量化した反射鏡本体10の地上での面形状評価が行なえ
る。
装置の歪補正装置によれば、薄形かつ軽量化した反射鏡
10の重力下における歪補正が可能となり、薄形かつ軽
量化した反射鏡本体10の地上での面形状評価が行なえ
る。
【0020】なお、本発明の宇宙航行体搭載用反射鏡装
置及びこの反射鏡装置の歪補正装置は、上記実施例に限
定されるものではない。例えば、上記実施例では、反射
鏡10を三個の板状弾性体20と微動素子30により三
点保持する構成としたが、これら保持部材20,30を
増加して四点,六点・・・保持としてもよい。
置及びこの反射鏡装置の歪補正装置は、上記実施例に限
定されるものではない。例えば、上記実施例では、反射
鏡10を三個の板状弾性体20と微動素子30により三
点保持する構成としたが、これら保持部材20,30を
増加して四点,六点・・・保持としてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の宇宙航行
体搭載用反射鏡装置及びこの反射鏡装置の歪補正装置に
よれば、薄形かつ軽量化した反射鏡の重力下での歪補正
及び宇宙航行体の打上時にかかる大加速度からの保護が
可能となり、反射鏡の薄形軽量化を図れ、かつこの反射
鏡と他の光学系部材とのアライメント調整が容易に行な
える。
体搭載用反射鏡装置及びこの反射鏡装置の歪補正装置に
よれば、薄形かつ軽量化した反射鏡の重力下での歪補正
及び宇宙航行体の打上時にかかる大加速度からの保護が
可能となり、反射鏡の薄形軽量化を図れ、かつこの反射
鏡と他の光学系部材とのアライメント調整が容易に行な
える。
【図1】本発明の宇宙航行体搭載用反射鏡装置における
反射鏡及びこの反射鏡の保持部材の実施例を示す側面断
面図である。
反射鏡及びこの反射鏡の保持部材の実施例を示す側面断
面図である。
【図2】上記保持部材の微動素子を示す斜視図である。
【図3】本発明の宇宙航行体搭載用反射鏡装置における
反射鏡固定手段の実施例を示すものであり、同図(a)
は平面図、同図(b)は断面図である。
反射鏡固定手段の実施例を示すものであり、同図(a)
は平面図、同図(b)は断面図である。
【図4】本発明の反射鏡装置の歪補正装置の実施例を示
すのであり、同図(a)は平面図、同図(b)は側面断
面図である。
すのであり、同図(a)は平面図、同図(b)は側面断
面図である。
【図5】本歪補正装置のブロッック図である。
10 反射鏡 11 突出部 20 板状弾性体 30 微動素子 40 バルクヘッド 50 他の光学系部材(二次反射鏡) 60 シート状固定部材(固定部材) 61 ワイヤ 70 巻取部(固定解除手段) 71 ワイヤカッタ 110 支持台 111 凹部 120 光源 130 光検出部 140 画像処理部 150 制御部 160 駆動部 170 微動素子
Claims (4)
- 【請求項1】 人工衛星等の宇宙航行体に搭載し、無重
力下で使用される反射装置における反射鏡の肉厚を、直
径Dに対してD/25〜D/100としたことを特徴と
する宇宙航行体搭載用反射鏡装置。 - 【請求項2】 反射鏡を弾力的に保持する板状弾性体
と、 この板状弾性体と宇宙航行体のバルクヘッドの間の複数
箇所に設けられ、印加される電圧に応じて伸縮し、前記
反射鏡の位置の調整を行なう微動素子とからなる保持部
材を備えた請求項1記載の宇宙航行体搭載用反射鏡装
置。 - 【請求項3】 宇宙航行体の打上時に反射鏡をバルクヘ
ッドに圧着固定する固定部材と、 宇宙航行体の打上後、この固定部材による前記反射鏡の
固定を解除する固定解除手段とを備えた請求項1又は2
記載の宇宙航行体搭載用反射鏡装置。 - 【請求項4】 反射鏡の裏面形状と対応する形状の凹部
を形成した支持台と、 この支持台の凹部に取り付けられ、支持台凹部に載置さ
れた前記反射鏡の裏面側から光を照射する光源と、 この光源からの光に照らされている前記反射鏡を、該反
射鏡裏面側から撮影し、画像信号を出力する光検出部
と、 この光検出器から画像信号を入力して画像処理を行なう
画像処理部と、 この画像処理部からの信号にもとづいて、前記反射鏡を
通過した光の偏光率を求め、動作させる微動素子とその
動作量を決定する制御部と、 前記微動素子にそれぞれ接続し、前記制御部からの信号
にもとづいて所定の微動素子に所定の電圧を印加する駆
動部と、 前記支持台の凹部表面に突設してあり、前記駆動部から
の印加された電圧に応じて伸縮し、前記反射鏡裏面を部
分的に押引して前記反射鏡の歪を補正する前記微動素子
とを備えたことを特徴とする反射鏡装置の歪補正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5308769A JP2590713B2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 宇宙航行体搭載用反射鏡装置及びこの反射鏡装置の歪補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5308769A JP2590713B2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 宇宙航行体搭載用反射鏡装置及びこの反射鏡装置の歪補正装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07140371A true JPH07140371A (ja) | 1995-06-02 |
| JP2590713B2 JP2590713B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=17985084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5308769A Expired - Lifetime JP2590713B2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 宇宙航行体搭載用反射鏡装置及びこの反射鏡装置の歪補正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2590713B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017024415A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-02-02 | ショット アクチエンゲゼルシャフトSchott AG | 加工物を表面全体で支持する一体型の支持体 |
| JP2017138595A (ja) * | 2016-02-03 | 2017-08-10 | タレス | 可変形状鏡 |
| JPWO2020122196A1 (ja) * | 2018-12-13 | 2021-02-15 | 三菱電機株式会社 | 光学装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6114603A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-22 | Hitachi Chem Co Ltd | カ−ボン繊維強化プラスチツクミラ− |
| JPS63156036U (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-13 | ||
| JPH02204701A (ja) * | 1989-02-02 | 1990-08-14 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 光学系熱変形制御装置およびその操作方法 |
| JPH04275510A (ja) * | 1991-03-04 | 1992-10-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 太陽追尾装置 |
-
1993
- 1993-11-15 JP JP5308769A patent/JP2590713B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6114603A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-22 | Hitachi Chem Co Ltd | カ−ボン繊維強化プラスチツクミラ− |
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| JPWO2020122196A1 (ja) * | 2018-12-13 | 2021-02-15 | 三菱電機株式会社 | 光学装置 |
| US11391913B2 (en) | 2018-12-13 | 2022-07-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Optical device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2590713B2 (ja) | 1997-03-12 |
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