JPH071404Y2 - バルコニー手摺の構造 - Google Patents

バルコニー手摺の構造

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JPH071404Y2
JPH071404Y2 JP4816788U JP4816788U JPH071404Y2 JP H071404 Y2 JPH071404 Y2 JP H071404Y2 JP 4816788 U JP4816788 U JP 4816788U JP 4816788 U JP4816788 U JP 4816788U JP H071404 Y2 JPH071404 Y2 JP H071404Y2
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exposed metal
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pipe
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Inventor
幸夫 泉
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日興化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は鉄骨建造物におけるバルコニー、ベランダ、防
柵(以下単にバルコニーという)の手摺の構造に関する
ものである。
「従来の技術及び考案が解決しようとする課題」 従来の鉄骨建造物におけるバルコニー手摺は両端が内部
鉄骨に固定された鉄製管の両端部をコンクリート、セメ
ントモルタル(以下単にコンクリートという)で埋めこ
み、その他の部分を手摺として露出させているものであ
つた。かかる構造の手摺では鉄製管の露出部が直射日光
で高温になつた場合、その熱が埋めこみ取り付け部に伝
わり、コンクリートと鉄の熱膨張係数が異なることより
鉄の部分がコンクリートより膨張してコンクリートを押
す力が生じる。この力が繰り返し作用するとコンクリー
トの部分に亀裂が生じ、亀裂から雨水及び亜硫酸ガス、
塩類、炭酸ガス等を含む大気が侵入し鉄の部分を錆させ
腐蝕させるものである。錆の発生は単に鉄製管の腐蝕の
みならず、錆による膨張の為一層コンクリートを押す力
が増し亀裂を大にし被害を大きくするものである。本考
案はかかる欠点のない鉄骨建造物におけるバルコニー手
摺の構造を提供しようとするものである。
「課題を解決するための手段」 本考案は鉄骨建造物におけるバルコニー手摺の構造であ
つて、内部鉄骨に固定されレジンモルタル壁に埋めこま
れている鞘管及び露出金属管よりなり、鞘管延長部に露
出金属管が外挿されているか、あるいは鞘管に露出金属
管の延長部が内挿されており、且つ鞘管延長部とそれに
外挿される露出金属管とは、又は鞘管とそれに内挿され
る露出金属管の延長部とはゴム系パツキング又はシーリ
ング材を介して挿入されている鉄骨建造物におけるバル
コニー手摺の構造である。
本考案における鞘管と内部鉄骨との固定は溶接、ボルト
締めその他の慣用手段によればよく、必要に応じて鞘管
の取り付け部に固定用プレートを溶接し、固定用プレー
トによつて内部鉄骨に固定してもよい。本考案において
はバルコニー手摺となる金属管は直接内部鉄骨に固定さ
れないので、その材質は鉄製でなくてもよく、アルミ、
アルミ合金その他の材質であつてもよい。又、バルコニ
ー手摺は通常断面が長方形の管であるが、本考案は断面
長方形の管に限定されるものではない。
レジンモルタルとは合成樹脂エマルジヨン又はゴムラテ
ツクスをセメント、細骨材等よりなるセメントモルタル
に加えたものをいい、必要に応じてカーボンフアイバ
ー、ステンレス単繊維を混入したものをいう。合成樹脂
としてはエチレン酢ビ共重合体、アクリル酸系樹脂、エ
ポキシ系樹脂等があげられ、ゴムとしてはSBRその他の
合成ゴム及び天然ゴムがあげられる。細骨材としては硅
砂、川砂等があげられる。ゴム系パツキング及びシーリ
ング材としては弾性を有し耐久性のあるものであればい
ずれでもよい。シーリング材としては例えばポリサルフ
アイト系、シリコーン系のものがあげられる。
又駆体コンクリートにネジ切りボルトをアンカーとして
エポキシ樹脂等で埋めこみ固着させ、ネジ切りボルトに
ワイヤー等を取り付け、レジンモルタルと駆体コンクリ
ートとの接着を強固にすることは一層好ましいことであ
る。
本考案にかかるバルコニー手摺の構造は既設建造物の補
修の際に適用されることが多いが、新設建造物にも適用
できるものである。既設建造物の補修の場合、バルコニ
ー手摺の両端部を本考案に示す構造にすることが好まし
いが、補修の際、一方のコンクリート壁に亀裂が全く入
つていない場合は、その部分はそのままにしておいて亀
裂の入つたコンクリート壁の部分のみを本考案に示す構
造にしてもよい。
「作用」 本考案で係るバルコニー手摺は以上のような構造なの
で、手摺の露出部分が直射日光によつて高温になり膨張
しても、二重管になつていること及び鞘管と露出金属管
とはゴム系パツキング又はシーリング材を介して挿入さ
れていることによつて、露出部の熱及び膨張によるコン
クリート壁を押す力が吸収、分散され、直接手摺取り付
け部に伝えないという作用を示すものである。従つて手
摺取り付け部のコンクリート壁に力が作用せずコンクリ
ート壁に亀裂が入らないという効果を示すものである。
更にコンクリート壁の部分はレジンモルタル壁であるの
で、わずかの力ではレジンモルタル壁に亀裂が入ること
は殆どないという作用を示すものである。又本考案にお
いては二重管であるので手摺の部分のみ他の材質の管に
できるという作用も有するのである。
「実施例」 既設建造物のバルコニー手摺の補修の場合について本考
案を説明する。第1図、第3図は夫々補修後及び補修前
のバルコニー手摺の取り付け部の要部を示す説明断面略
図であり、第2図、第4図は夫々第1図、第3図を補足
する要部の説明斜視略図であり、第1〜4図においては
露出金属管が鞘管延長部に外挿されている場合である。
第5図は補修後露出金属管の延長部が鞘管に内挿されて
いる場合の説明断面略図である。図において、1は鞘
管、2は露出金属管、3はレジンモルタル壁、4はゴム
系パツキング又はシーリング材、5は固定用プレート、
6は従来の手摺、7は従来のコンクリート壁、8は亀
裂、9は駆体コンクリート、10は鞘管延長部、11は露出
金属管の延長部、12は内部鉄骨、13は補助鉄骨である。
次に補修作業の手順について述べる。バルコニー手摺の
コンクリート壁に亀裂が生じた部分を取り除き、駆体コ
ンクリート9(下地コンクリート)の表面をケレン清掃
する。ステンレス製ネジ切りボルト(図示せず)をエポ
キシ樹脂で駆体コンクリート9に固着させ、ステンレス
ワイヤー(図示せず)を取り付けレジンモルタルがよく
接着できるようにする。その後、従来の手摺6を所定位
置(新たなレジンモルタルに接する位置)で切断し、本
考案の露出金属管2とする。一方露出金属管2に内挿さ
れる鞘管延長部10を有する鞘管1を作り、端部に固定用
プレート5を溶接する。鞘管延長部10を露出金属管2に
挿入後、固定用プレート5を内部鉄骨12に補助鉄骨13を
介し、そのつなぎ目を溶接し鞘管を内部鉄骨に固定す
る。鞘管延長部10の露出金属管2への挿入部全体にゴム
弾性を有するシーリング材を圧入し鞘管1と露出金属管
2を固定し、両者の間に雨水や大気が入らないようにす
る。その後、所定厚みになるようにベニヤ板で囲み下記
処方のレジンモルタルを注入し硬化させ鞘管1を固定す
る。
処方 変性エチレン酢ビ共重合体エマルジヨン 0.4部 (固形分44〜46%、粘度500〜2000、 pH4.5〜6.5) シリコーン系消泡剤 0.1部 セメント 1.0部 硅砂、川砂 2.0部 カーボンフアイバー 0.1部 硬化後ベニヤ板をはずし、レジンモルタルの表面を慣用
手段で仕上げ所定の色にペイント仕上げをする。
上記実施例では鞘管延長部に露出金属管が外挿される場
合について説明したが、第5図に示すように従来の手摺
6を所定位置より長く切断し、鞘管に内挿される露出金
属管の延長部11を設けてもよい。この場合の鞘管は所定
位置までの長さがあればよい。又新設の建造物において
も上記実施例と同様に行うことができる。
「考案の効果」 本考案の上記のような構造なので、バルコニー手摺の露
出部が直射日光によつて高温になり膨張しても、その熱
及び膨張力が、二重管であること及びゴム系パツキング
又はシーリング剤でシールされていることにより、吸
収、分散され直接コンクリート壁に作用せず、コンクリ
ート壁に亀裂を生じさせないという効果を有するもので
ある。更にコンクリート壁がレジンモルタルであること
により、一層亀裂が入りにくく耐久性があるという効果
を示すものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図は夫々補修後及び補修前のバルコニー手
摺の取り付けの要部を示す説明断面略図であり、第2
図、第4図は夫々第1図、第3図を補足する要部の説明
斜視略図であり、第5図は他の取り付け態様の要部を示
す説明断面略図である。 1は鞘管、2は露出金属管、3はレジンモルタル、4は
パツキング又はシーリング材、5は固定プレート、9は
駆体コンクリート、10は鞘管延長部、11は露出金属管の
延長部、12は内部鉄骨、13は補助鉄骨。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨建造物におけるバルコニー手摺の構造
    であって、内部鉄骨に固定されレジンモルタル壁に埋め
    こまれている鞘管及び露出金属管よりなり、鞘管延長部
    に露出金属管が外挿されているか、あるいは鞘管に露出
    金属管の延長部が内挿されており、且つ鞘管延長部とそ
    れに外挿される露出金属管とは、又は鞘管とそれに内挿
    される露出金属管の延長部とはゴム系パッキング又はシ
    ーリング材を介して挿入されている鉄骨建造物における
    バルコニー手摺の構造。
JP4816788U 1988-04-09 1988-04-09 バルコニー手摺の構造 Expired - Lifetime JPH071404Y2 (ja)

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JPH01150837U JPH01150837U (ja) 1989-10-18
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