JPH07140983A - 楽音発生装置 - Google Patents
楽音発生装置Info
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- JPH07140983A JPH07140983A JP5185639A JP18563993A JPH07140983A JP H07140983 A JPH07140983 A JP H07140983A JP 5185639 A JP5185639 A JP 5185639A JP 18563993 A JP18563993 A JP 18563993A JP H07140983 A JPH07140983 A JP H07140983A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】PCM音源やFM音源では発生することができ
ない、よりバラエティに富んだ表現力の高い楽音を発生
することができる楽音発生装置を提供することを目的と
する。また、カオス音源において、循環路のデータ長を
長くすることなく、また関数演算を複雑にすることな
く、種々の波形を発生することができる楽音発生装置を
提供することを目的とする。 【構成】時間n(ただし、n=0,1,2,3,…)に
おけるデータ値xn が差分方程式xn+1 =f(xn )に
したがって変化するダイナミカルシステムによって波形
データ列を発生するカオス音源において、その関数fの
パラメータをリアルタイム制御するようにする。また、
カオス音源の循環路内を循環するデータの数値制限を行
なうようにする。
ない、よりバラエティに富んだ表現力の高い楽音を発生
することができる楽音発生装置を提供することを目的と
する。また、カオス音源において、循環路のデータ長を
長くすることなく、また関数演算を複雑にすることな
く、種々の波形を発生することができる楽音発生装置を
提供することを目的とする。 【構成】時間n(ただし、n=0,1,2,3,…)に
おけるデータ値xn が差分方程式xn+1 =f(xn )に
したがって変化するダイナミカルシステムによって波形
データ列を発生するカオス音源において、その関数fの
パラメータをリアルタイム制御するようにする。また、
カオス音源の循環路内を循環するデータの数値制限を行
なうようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子楽器の音源など
に用いられる楽音発生装置に関する。
に用いられる楽音発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器の音源として、現実の楽
音をPCM(パルス符号変調)方式で録音してメモリに
格納しておき、演奏時にはこれを読出すとともに、読出
した波形データにエンベロープを付与して出力する方式
が知られている。また、FM(周波数変調)演算によっ
て波形データを生成し、これにエンベロープを付与して
出力する方式が知られている。これらの方式による楽音
波形は、基本的には、その形状が連続的に変化するもの
となる。
音をPCM(パルス符号変調)方式で録音してメモリに
格納しておき、演奏時にはこれを読出すとともに、読出
した波形データにエンベロープを付与して出力する方式
が知られている。また、FM(周波数変調)演算によっ
て波形データを生成し、これにエンベロープを付与して
出力する方式が知られている。これらの方式による楽音
波形は、基本的には、その形状が連続的に変化するもの
となる。
【0003】一方、ダイナミカルシステムxn+1 =f
(xn )(ただし、n=0,1,2,3,…)で発生す
る数列を波形データ列として出力する波形発生器を具備
する楽音発生装置(いわゆる、カオス音源)が、特開平
4−97197号に開示されている。
(xn )(ただし、n=0,1,2,3,…)で発生す
る数列を波形データ列として出力する波形発生器を具備
する楽音発生装置(いわゆる、カオス音源)が、特開平
4−97197号に開示されている。
【0004】これは、入力データをサンプリングクロッ
クの一周期だけ遅延させて出力する遅延回路と、入力デ
ータに関数fを適用して出力する関数演算回路とを含む
循環路を備えたものである。この循環路に数値データを
循環させて、ダイナミカルシステムxn+1 =f(xn )
(n=0,1,2,3,…)にしたがって変化する数列
xn を生成し、波形データとして出力する。
クの一周期だけ遅延させて出力する遅延回路と、入力デ
ータに関数fを適用して出力する関数演算回路とを含む
循環路を備えたものである。この循環路に数値データを
循環させて、ダイナミカルシステムxn+1 =f(xn )
(n=0,1,2,3,…)にしたがって変化する数列
xn を生成し、波形データとして出力する。
【0005】このようなカオス音源によれば、不安定な
振幅の挙動を示す楽音や振幅が不規則に揺らぐ楽音など
を合成できる。
振幅の挙動を示す楽音や振幅が不規則に揺らぐ楽音など
を合成できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のPC
M音源やFM音源を用いた楽音発生装置でも多種の音色
の楽音を発生することはできるが、ユーザの要求はさら
に多様化かつ高度化しており、よりバラエティに富んだ
表現力の高い楽音を発生できる装置が求められている。
M音源やFM音源を用いた楽音発生装置でも多種の音色
の楽音を発生することはできるが、ユーザの要求はさら
に多様化かつ高度化しており、よりバラエティに富んだ
表現力の高い楽音を発生できる装置が求められている。
【0007】上述の特開平4−97197号に開示され
ているカオス音源によれば、PCM音源やFM音源とは
異なるカオス的な振舞いを示す楽音を発生できる。しか
しながら、カオス音源の循環路は、その循環路を循環す
るデータがオーバフローしないようにするために、十分
なデータ長のデータを処理できるように構成しなければ
ならない。また、種々の波形を発生するためには、使用
する関数fを複雑化しなければならず、そのため回路が
複雑化するという問題があった。
ているカオス音源によれば、PCM音源やFM音源とは
異なるカオス的な振舞いを示す楽音を発生できる。しか
しながら、カオス音源の循環路は、その循環路を循環す
るデータがオーバフローしないようにするために、十分
なデータ長のデータを処理できるように構成しなければ
ならない。また、種々の波形を発生するためには、使用
する関数fを複雑化しなければならず、そのため回路が
複雑化するという問題があった。
【0008】この発明の目的は、PCM音源やFM音源
では発生することができない、よりバラエティに富んだ
表現力の高い楽音を発生することができる楽音発生装置
を提供することにある。
では発生することができない、よりバラエティに富んだ
表現力の高い楽音を発生することができる楽音発生装置
を提供することにある。
【0009】また、この発明の目的は、カオス音源にお
いて、循環路のデータ長を長くすることなく、また関数
演算を複雑にすることなく、種々の波形を発生すること
ができる楽音発生装置を提供することにある。
いて、循環路のデータ長を長くすることなく、また関数
演算を複雑にすることなく、種々の波形を発生すること
ができる楽音発生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、時間n(ただし、n=0,1,2,
3,…)におけるデータ値xn が差分方程式xn+1 =f
(xn )にしたがって変化するダイナミカルシステムに
よって波形データ列を発生する波形発生手段と、該波形
発生手段の関数fのパラメータをリアルタイムで制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
め、この発明は、時間n(ただし、n=0,1,2,
3,…)におけるデータ値xn が差分方程式xn+1 =f
(xn )にしたがって変化するダイナミカルシステムに
よって波形データ列を発生する波形発生手段と、該波形
発生手段の関数fのパラメータをリアルタイムで制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、時間n(ただし、nはサンプリング
クロックに基づく0,1,2,3,…の整数)における
データ値xn が差分方程式xn+1 =f(xn )にしたが
って変化するダイナミカルシステムとして機能する循環
路であって、入力データをサンプリングクロックの一周
期だけ遅延させて出力する遅延手段と入力データに関数
fを適用して出力する関数演算手段とを含む循環路を備
えた楽音発生装置において、上記循環路内を循環するデ
ータの数値制限を行なう非線形変換手段を、上記循環路
内に備えたことを特徴とする。
クロックに基づく0,1,2,3,…の整数)における
データ値xn が差分方程式xn+1 =f(xn )にしたが
って変化するダイナミカルシステムとして機能する循環
路であって、入力データをサンプリングクロックの一周
期だけ遅延させて出力する遅延手段と入力データに関数
fを適用して出力する関数演算手段とを含む循環路を備
えた楽音発生装置において、上記循環路内を循環するデ
ータの数値制限を行なう非線形変換手段を、上記循環路
内に備えたことを特徴とする。
【0012】さらに、少なくとも一周期分の波形データ
を記憶した波形メモリを備えた楽音発生装置であって、
時間n(ただし、n=0,1,2,3,…)におけるデ
ータ値xn が差分方程式xn+1 =f(xn )にしたがっ
て変化するダイナミカルシステムによって位相データ列
を発生する位相発生手段と、該位相発生手段の関数fの
パラメータをリアルタイムで制御する制御手段とを備
え、上記位相発生手段から出力される位相データに基づ
いて上記波形メモリから波形データを読出し出力するこ
とを特徴とする。
を記憶した波形メモリを備えた楽音発生装置であって、
時間n(ただし、n=0,1,2,3,…)におけるデ
ータ値xn が差分方程式xn+1 =f(xn )にしたがっ
て変化するダイナミカルシステムによって位相データ列
を発生する位相発生手段と、該位相発生手段の関数fの
パラメータをリアルタイムで制御する制御手段とを備
え、上記位相発生手段から出力される位相データに基づ
いて上記波形メモリから波形データを読出し出力するこ
とを特徴とする。
【0013】
【作用】時間n(ただし、n=0,1,2,3,…)に
おけるデータ値xn が差分方程式xn+1 =f(xn )に
したがって変化するダイナミカルシステムによって波形
データ列を発生する波形発生手段(いわゆる、カオス音
源)の関数fのパラメータをリアルタイムで制御するこ
とにより、波形形状がステップ的に複数段階に渡って変
化するような波形を発生することができる。例えば、所
定のエンベロープに応じて上記関数fのパラメータを時
間変化させたり、演奏操作子からの演奏操作情報に応じ
て上記関数fのパラメータを変化させたりするとよい。
おけるデータ値xn が差分方程式xn+1 =f(xn )に
したがって変化するダイナミカルシステムによって波形
データ列を発生する波形発生手段(いわゆる、カオス音
源)の関数fのパラメータをリアルタイムで制御するこ
とにより、波形形状がステップ的に複数段階に渡って変
化するような波形を発生することができる。例えば、所
定のエンベロープに応じて上記関数fのパラメータを時
間変化させたり、演奏操作子からの演奏操作情報に応じ
て上記関数fのパラメータを変化させたりするとよい。
【0014】カオス音源は、通常、入力データをサンプ
リングクロックの一周期だけ遅延させて出力する遅延手
段と入力データに関数fを適用して出力する関数演算手
段とを含む循環路を備えており、この循環路にデータを
循環させて波形データを生成する。このとき、循環路内
に非線形変換手段を設けて、循環路を循環するデータの
数値制限を行なうようにすれば、循環路のデータ長を長
くすることなく、またその中の演算も単純なままで種々
の波形を出すことができる。
リングクロックの一周期だけ遅延させて出力する遅延手
段と入力データに関数fを適用して出力する関数演算手
段とを含む循環路を備えており、この循環路にデータを
循環させて波形データを生成する。このとき、循環路内
に非線形変換手段を設けて、循環路を循環するデータの
数値制限を行なうようにすれば、循環路のデータ長を長
くすることなく、またその中の演算も単純なままで種々
の波形を出すことができる。
【0015】この場合、特に関数fは簡単で済み係数の
数も少なくてよい。したがって、上述した関数fのパラ
メータのリアルタイム制御に適した音源となる。
数も少なくてよい。したがって、上述した関数fのパラ
メータのリアルタイム制御に適した音源となる。
【0016】カオス音源から発生するデータ列を位相デ
ータとして波形メモリを読み出すようにすれば、従来に
ない新規な音源が得られる。
ータとして波形メモリを読み出すようにすれば、従来に
ない新規な音源が得られる。
【0017】
【実施例】以下、図面を用いて、この発明の実施例を説
明する。
明する。
【0018】図1は、この発明の第1の実施例に係るカ
オス発振器のブロック構成を示す。このカオス発振器
は、遅延回路101、関数発生器102、および補正回
路103を備えている。これらは循環路104を構成す
る。
オス発振器のブロック構成を示す。このカオス発振器
は、遅延回路101、関数発生器102、および補正回
路103を備えている。これらは循環路104を構成す
る。
【0019】遅延回路101は、入力データをサンプリ
ングクロックの一周期だけ遅延させて出力する遅延回路
である。遅延回路101の出力は、関数発生器102に
入力する。関数発生器102は、入力データxに関数f
を適用して、出力データf(x)を出力する。関数発生
器102の出力は、補正回路103に入力する。補正回
路103は、入力データに非線形変換(後述する)を施
して出力する。補正回路103の出力は、遅延回路10
1に入力する。また、補正回路103の出力が、楽音波
形データとして出力される。
ングクロックの一周期だけ遅延させて出力する遅延回路
である。遅延回路101の出力は、関数発生器102に
入力する。関数発生器102は、入力データxに関数f
を適用して、出力データf(x)を出力する。関数発生
器102の出力は、補正回路103に入力する。補正回
路103は、入力データに非線形変換(後述する)を施
して出力する。補正回路103の出力は、遅延回路10
1に入力する。また、補正回路103の出力が、楽音波
形データとして出力される。
【0020】いま補正回路103がないものとして考え
ると、この循環路104は、データ値xn が差分方程式
xn+1 =f(xn )にしたがって変化するダイナミカル
システムを実現している。nはサンプリングクロックに
基づく0,1,2,3,…の整数であり、時間を示して
いる。このようなダイナミカルシステムによって発生さ
れた波形データ列は、周期信号のように見えてランダム
であり、かといって完全にノイズかというと周期性のよ
うなものがある。このようなカオス的な振舞いをする楽
音波形信号を発生することができる。
ると、この循環路104は、データ値xn が差分方程式
xn+1 =f(xn )にしたがって変化するダイナミカル
システムを実現している。nはサンプリングクロックに
基づく0,1,2,3,…の整数であり、時間を示して
いる。このようなダイナミカルシステムによって発生さ
れた波形データ列は、周期信号のように見えてランダム
であり、かといって完全にノイズかというと周期性のよ
うなものがある。このようなカオス的な振舞いをする楽
音波形信号を発生することができる。
【0021】図2は、カオス発振器の関数発生器102
の構成例を示す。関数発生器102としては、ここに示
す例のほか、何次式でもよいし、三角関数や指数関数な
どを用いてもよい。
の構成例を示す。関数発生器102としては、ここに示
す例のほか、何次式でもよいし、三角関数や指数関数な
どを用いてもよい。
【0022】図2(a)は、入力xに対し関数f(x)
=ax+bを出力する関数発生器102の例である。入
力xに対し係数aを乗算する乗算器201、および乗算
器201の出力axに定数b(なお、説明の便宜のため
定数項を示すbも係数bと呼ぶものとする)を加算する
加算器202が備えられている。加算器202の出力a
x+bが、最終的な関数出力f(x)となる。
=ax+bを出力する関数発生器102の例である。入
力xに対し係数aを乗算する乗算器201、および乗算
器201の出力axに定数b(なお、説明の便宜のため
定数項を示すbも係数bと呼ぶものとする)を加算する
加算器202が備えられている。加算器202の出力a
x+bが、最終的な関数出力f(x)となる。
【0023】図2(b)は、入力xに対し関数f(x)
=a2 x2 +a1 x+bを出力する関数発生器102の
例である。入力xに対し、乗算器211で係数a1 /a
2 を乗算し、乗算器212でx2 を計算する。乗算器2
11の出力(a1 /a2 )x、および乗算器212の出
力x2 は、加算器213で加算される。加算器213の
出力x2 +(a1 /a2 )xに対し、乗算器214で係
数a2 を乗算する。乗算結果は、a2 {x2 +(a1 /
a2 )x}=a2 x2 +a1 xとなる。この乗算結果に
対し、加算器215で係数bを加算し、最終的な関数出
力f(x)=a2 x2 +a1 x+bを得る。
=a2 x2 +a1 x+bを出力する関数発生器102の
例である。入力xに対し、乗算器211で係数a1 /a
2 を乗算し、乗算器212でx2 を計算する。乗算器2
11の出力(a1 /a2 )x、および乗算器212の出
力x2 は、加算器213で加算される。加算器213の
出力x2 +(a1 /a2 )xに対し、乗算器214で係
数a2 を乗算する。乗算結果は、a2 {x2 +(a1 /
a2 )x}=a2 x2 +a1 xとなる。この乗算結果に
対し、加算器215で係数bを加算し、最終的な関数出
力f(x)=a2 x2 +a1 x+bを得る。
【0024】図1の補正回路103は、循環路104を
循環するデータの数値制限(言い替えると、振幅制限)
を行なうための非線形変換を行なう回路である。循環路
104を循環するデータ(波形データ)は、ある範囲内
(ここでは、−1から1)に収まる必要がある。しか
し、補正回路103が無い従来の循環路では、カオス・
アルゴリズムの計算上、オーバフローが生じることが多
かった。そこで、この実施例では、補正回路103で非
線形変換を施し、数値制限(振幅制限)を行なうように
している。
循環するデータの数値制限(言い替えると、振幅制限)
を行なうための非線形変換を行なう回路である。循環路
104を循環するデータ(波形データ)は、ある範囲内
(ここでは、−1から1)に収まる必要がある。しか
し、補正回路103が無い従来の循環路では、カオス・
アルゴリズムの計算上、オーバフローが生じることが多
かった。そこで、この実施例では、補正回路103で非
線形変換を施し、数値制限(振幅制限)を行なうように
している。
【0025】図3(a)〜図3(d)は、補正回路10
3による振幅制限の例を示す。いずれの例も、入力デー
タを−1から1の範囲に数値制限するものである。
3による振幅制限の例を示す。いずれの例も、入力デー
タを−1から1の範囲に数値制限するものである。
【0026】図3(a)は、入力データに対しモジュロ
演算を施す補正回路103の入出力を示す。入力をx、
出力を[x]mod と表記すると、このモジュロ演算は、 [x]mod =(x+1)%2−1 と表される。ただし、演算子%の意味は、「p%qと表
記したとき(pは実数、qは自然数)、p%qはpをq
で除した余り(0以上q未満)を示す」である。
演算を施す補正回路103の入出力を示す。入力をx、
出力を[x]mod と表記すると、このモジュロ演算は、 [x]mod =(x+1)%2−1 と表される。ただし、演算子%の意味は、「p%qと表
記したとき(pは実数、qは自然数)、p%qはpをq
で除した余り(0以上q未満)を示す」である。
【0027】図3(b)は、入力データに対し三角波関
数演算を施す補正回路103の入出力を示す。入力を
x、出力を[x]S と表記すると、この三角波関数演算
は、 [x]S = 1−(2x)%2 (2r<x≦2r+1のとき) (2x)%2−1 (2r+1<x≦2r+2のとき) と表される。ただし、rは整数とする。
数演算を施す補正回路103の入出力を示す。入力を
x、出力を[x]S と表記すると、この三角波関数演算
は、 [x]S = 1−(2x)%2 (2r<x≦2r+1のとき) (2x)%2−1 (2r+1<x≦2r+2のとき) と表される。ただし、rは整数とする。
【0028】図3(c)は、入力データの値を制限する
リミッタによる補正回路103の入出力を示す。入力を
x、出力を[x]L と表記すると、この演算は、 と表される。
リミッタによる補正回路103の入出力を示す。入力を
x、出力を[x]L と表記すると、この演算は、 と表される。
【0029】図3(d)は、入力データに対しcos 関数
演算を施す補正回路103の入出力を示す。入力をx、
出力を[x]cos と表記すると、このcos 関数演算は、 [x]cos = cos πx と表される。
演算を施す補正回路103の入出力を示す。入力をx、
出力を[x]cos と表記すると、このcos 関数演算は、 [x]cos = cos πx と表される。
【0030】なお、その他の多項式、三角関数(tan-1
xなど)、対数関数など、任意の関数を用いて数値制限
を行なってよい。このような数値制限を行なう補正回路
103の構成は、従来より知られているものを用いれば
よい。
xなど)、対数関数など、任意の関数を用いて数値制限
を行なってよい。このような数値制限を行なう補正回路
103の構成は、従来より知られているものを用いれば
よい。
【0031】補正回路103により循環路104を循環
するデータの数値制限を行なうと、循環路104におけ
る処理データ長を長くする必要がない。すなわち、遅延
回路101、関数発生器102、および補正回路103
の処理データ長を長くする必要がない。また、関数発生
器102の関数演算は単純なままでいろいろな波形を発
生できる。
するデータの数値制限を行なうと、循環路104におけ
る処理データ長を長くする必要がない。すなわち、遅延
回路101、関数発生器102、および補正回路103
の処理データ長を長くする必要がない。また、関数発生
器102の関数演算は単純なままでいろいろな波形を発
生できる。
【0032】次に、図4〜図8を参照して、図1のカオ
ス発振器の具体的な発振動作の例について説明する。以
下では、関数発生器102として関数f(x)=ax+
bを出力する図2(a)のものを用い、補正回路103
として図3(a)のモジュロ演算を行なうものを用いた
例を説明する。
ス発振器の具体的な発振動作の例について説明する。以
下では、関数発生器102として関数f(x)=ax+
bを出力する図2(a)のものを用い、補正回路103
として図3(a)のモジュロ演算を行なうものを用いた
例を説明する。
【0033】図4(a)は、xn+1 =f(xn )の軌跡
を示すグラフである。横軸はxn 、縦軸はxn+1 を表
す。グラフ401は、関数発生器102の関数xn+1 =
f(xn )=axn +bのグラフである。グラフ402
は補助線(xn+1 =xn のグラフ)である。ただし、係
数a,bは0<a<1.0 ,b>0とし、グラフ401と
補助線402とは必ず交わるものとする。430は、そ
の交点を示す。なお、補正回路103により、循環路1
04を循環するデータxn は常に−1≦xn ≦1である
から、図4(a)〜図8(a)のグラフはその範囲で示
してある。
を示すグラフである。横軸はxn 、縦軸はxn+1 を表
す。グラフ401は、関数発生器102の関数xn+1 =
f(xn )=axn +bのグラフである。グラフ402
は補助線(xn+1 =xn のグラフ)である。ただし、係
数a,bは0<a<1.0 ,b>0とし、グラフ401と
補助線402とは必ず交わるものとする。430は、そ
の交点を示す。なお、補正回路103により、循環路1
04を循環するデータxn は常に−1≦xn ≦1である
から、図4(a)〜図8(a)のグラフはその範囲で示
してある。
【0034】図4(a)で波形データx0 ,x1 ,x2
,x3 ,…を順次求めるのは、以下のようにする。ま
ず、x0 (ここでは、x0 =0とする)を通って縦軸に
平行な直線とグラフ401との交点411からx1 が求
められる。次に、x1 が入力となってx2 =f(x1 )
が計算されるから、交点411を通って横軸に平行な直
線と補助線402との交点412を求め、さらにこの交
点412を通って縦軸に平行な直線とグラフ401との
交点413からx2 が求められる。階段状の矢印420
は、このようにして順次x0 ,x1 ,x2 ,…を求める
様子を示している。
,x3 ,…を順次求めるのは、以下のようにする。ま
ず、x0 (ここでは、x0 =0とする)を通って縦軸に
平行な直線とグラフ401との交点411からx1 が求
められる。次に、x1 が入力となってx2 =f(x1 )
が計算されるから、交点411を通って横軸に平行な直
線と補助線402との交点412を求め、さらにこの交
点412を通って縦軸に平行な直線とグラフ401との
交点413からx2 が求められる。階段状の矢印420
は、このようにして順次x0 ,x1 ,x2 ,…を求める
様子を示している。
【0035】図4(a)から分かるように、a<1.0 ,
b>0であってグラフ401と補助線402とが交点4
30で交わるときには、出力される波形データ列x0 ,
x1,x2 ,…が、交点430に漸近する列となる。図
4(b)は、この波形データ列x0 ,x1 ,x2 ,…の
時間的変化を示すグラフである。時間の経過とともに、
振幅値が、b/(1−a)に収束している。b/(1−
a)は交点430の位置座標(x座標=y座標)であ
る。
b>0であってグラフ401と補助線402とが交点4
30で交わるときには、出力される波形データ列x0 ,
x1,x2 ,…が、交点430に漸近する列となる。図
4(b)は、この波形データ列x0 ,x1 ,x2 ,…の
時間的変化を示すグラフである。時間の経過とともに、
振幅値が、b/(1−a)に収束している。b/(1−
a)は交点430の位置座標(x座標=y座標)であ
る。
【0036】図5(a)は、図4(a)と同様のxn+1
=f(xn )の軌跡を示すグラフである。ただし、図5
(a)では、関数発生器102の関数fの係数aをa=
1.0とし、b>0としている。501Aが、関数fのグ
ラフである。a=1.0 であるので、関数fのグラフ50
1Aは補助線402と平行になっている。
=f(xn )の軌跡を示すグラフである。ただし、図5
(a)では、関数発生器102の関数fの係数aをa=
1.0とし、b>0としている。501Aが、関数fのグ
ラフである。a=1.0 であるので、関数fのグラフ50
1Aは補助線402と平行になっている。
【0037】関数fのグラフ501Aのxn+1 =f(x
n )>1の範囲(一点鎖線の部分501C)は、図1の
補正回路103(図3(a)の演算を行なう)によっ
て、数値限定のためのモジュロ演算が施される。したが
って、この範囲のグラフ501Cは(全体が−1され)
501Bのようになる。言い替えると、関数発生器10
2と補正回路103とを合わせた関数をgとすると、グ
ラフ501Aの−1≦xn+1 ≦1の範囲とグラフ501
Bとを合わせたグラフが関数gのグラフとなる。
n )>1の範囲(一点鎖線の部分501C)は、図1の
補正回路103(図3(a)の演算を行なう)によっ
て、数値限定のためのモジュロ演算が施される。したが
って、この範囲のグラフ501Cは(全体が−1され)
501Bのようになる。言い替えると、関数発生器10
2と補正回路103とを合わせた関数をgとすると、グ
ラフ501Aの−1≦xn+1 ≦1の範囲とグラフ501
Bとを合わせたグラフが関数gのグラフとなる。
【0038】図5(a)においても図4(a)と同様
に、階段状の矢印511のようにして、波形データ列x
0 ,x1 ,x2 ,…を求めることができる。図の矢印5
11の軌跡から分かるように、波形データ列x0 ,x1
,x2 ,…は始めに単調増加していき、所定値以上に
なると矢印511がグラフ501Bに移り、さらに矢印
511がグラフ501Aに移って再び単調増加してい
く。
に、階段状の矢印511のようにして、波形データ列x
0 ,x1 ,x2 ,…を求めることができる。図の矢印5
11の軌跡から分かるように、波形データ列x0 ,x1
,x2 ,…は始めに単調増加していき、所定値以上に
なると矢印511がグラフ501Bに移り、さらに矢印
511がグラフ501Aに移って再び単調増加してい
く。
【0039】図5(b)は、この波形データ列x0 ,x
1 ,x2 ,…の時間的変化を示すグラフである。振幅値
は、時間の経過とともに単調増加していき、所定値以上
になると急激に負数となり、再び単調増加していく。こ
れを繰り返すから、出力波形は、ほぼ一定の周波数(ほ
ぼbの値で定まる)を有することとなる。
1 ,x2 ,…の時間的変化を示すグラフである。振幅値
は、時間の経過とともに単調増加していき、所定値以上
になると急激に負数となり、再び単調増加していく。こ
れを繰り返すから、出力波形は、ほぼ一定の周波数(ほ
ぼbの値で定まる)を有することとなる。
【0040】図6(a)は、図4(a)と同様のxn+1
=f(xn )の軌跡を示すグラフである。ただし、図6
(a)では、関数発生器102の関数fの係数aをa>
1.0とし、b>0としている。601Aが、関数fのグ
ラフである。関数fのグラフ601Aのxn+1 =f(x
n )>1の範囲(一点鎖線の部分601C)も、図5
(a)のグラフ501Bと同様に、補正回路103のモ
ジュロ演算によって、601Bのようになる。
=f(xn )の軌跡を示すグラフである。ただし、図6
(a)では、関数発生器102の関数fの係数aをa>
1.0とし、b>0としている。601Aが、関数fのグ
ラフである。関数fのグラフ601Aのxn+1 =f(x
n )>1の範囲(一点鎖線の部分601C)も、図5
(a)のグラフ501Bと同様に、補正回路103のモ
ジュロ演算によって、601Bのようになる。
【0041】図6(a)においても図4(a)と同様
に、階段状の矢印611のようにして、波形データ列x
0 ,x1 ,x2 ,…を求めることができる。図の矢印6
11の軌跡から分かるように、波形データ列x0 ,x1
,x2 ,…は加速度的に増加していき、所定値以上に
なると矢印611がグラフ601Bに移り、さらに矢印
611がグラフ601Aに移って再び加速度的に増加し
ていく。
に、階段状の矢印611のようにして、波形データ列x
0 ,x1 ,x2 ,…を求めることができる。図の矢印6
11の軌跡から分かるように、波形データ列x0 ,x1
,x2 ,…は加速度的に増加していき、所定値以上に
なると矢印611がグラフ601Bに移り、さらに矢印
611がグラフ601Aに移って再び加速度的に増加し
ていく。
【0042】図6(b)は、この波形データ列x0 ,x
1 ,x2 ,…の時間的変化を示すグラフである。振幅値
は、時間の経過とともに加速度的に増加していき、所定
値以上になると急激に負数となり、再び加速度的に増加
していく。これを繰り返すから、出力波形はある周波数
付近で若干揺れ動く周波数を有することとなる。
1 ,x2 ,…の時間的変化を示すグラフである。振幅値
は、時間の経過とともに加速度的に増加していき、所定
値以上になると急激に負数となり、再び加速度的に増加
していく。これを繰り返すから、出力波形はある周波数
付近で若干揺れ動く周波数を有することとなる。
【0043】図7(a)は、図4(a)と同様のxn+1
=f(xn )の軌跡を示すグラフである。ただし、図7
(a)では、a>1.0 ,b>0とし、関数fのグラフ7
01Aと補助線402とが交点730で交わるものとす
る。
=f(xn )の軌跡を示すグラフである。ただし、図7
(a)では、a>1.0 ,b>0とし、関数fのグラフ7
01Aと補助線402とが交点730で交わるものとす
る。
【0044】関数fのグラフ701Aのxn+1 =f(x
n )>1の範囲(一点鎖線の部分701D)は、図5
(a)のグラフ501Bと同様に、補正回路103のモ
ジュロ演算によって、グラフ701Bのようになる。さ
らに、このグラフ701Aのxn+1 =f(xn )<−1
の範囲(一点鎖線の部分701E)は、補正回路103
のモジュロ演算によって、グラフ701Cのようにな
る。
n )>1の範囲(一点鎖線の部分701D)は、図5
(a)のグラフ501Bと同様に、補正回路103のモ
ジュロ演算によって、グラフ701Bのようになる。さ
らに、このグラフ701Aのxn+1 =f(xn )<−1
の範囲(一点鎖線の部分701E)は、補正回路103
のモジュロ演算によって、グラフ701Cのようにな
る。
【0045】図7(a)においても図4(a)と同様
に、階段状の矢印711のようにして、波形データ列x
0 ,x1 ,x2 ,…を求めることができる。図の矢印7
11の軌跡から分かるように、波形データ列x0 ,x1
,x2 ,…は始めに加速度的に増加していき、所定値
以上になると矢印711がグラフ701Bに移り、さら
に矢印711がグラフ701Aに移り、さらに矢印71
1がグラフ701Cに移り、…というように変化してい
く。
に、階段状の矢印711のようにして、波形データ列x
0 ,x1 ,x2 ,…を求めることができる。図の矢印7
11の軌跡から分かるように、波形データ列x0 ,x1
,x2 ,…は始めに加速度的に増加していき、所定値
以上になると矢印711がグラフ701Bに移り、さら
に矢印711がグラフ701Aに移り、さらに矢印71
1がグラフ701Cに移り、…というように変化してい
く。
【0046】図7(b)は、この波形データ列x0 ,x
1 ,x2 ,…の時間的変化を示すグラフである。振幅値
は、時間の経過とともに始めは加速度的に増加してい
き、所定値以上になると正数と負数とが入り乱れたノイ
ズのようになる。
1 ,x2 ,…の時間的変化を示すグラフである。振幅値
は、時間の経過とともに始めは加速度的に増加してい
き、所定値以上になると正数と負数とが入り乱れたノイ
ズのようになる。
【0047】図8(a)は、図7(a)の状態からさら
に傾きaを増加させたグラフである。関数fのグラフ8
01Aと補助線402とが交点830で交わっている。
関数fのグラフ801Aのxn+1 =f(xn )>1の範
囲(一点鎖線の部分801D)は、補正回路103のモ
ジュロ演算によって、グラフ801Bのようになる。さ
らに、このグラフ801Aのxn+1 =f(xn )<−1
の範囲(一点鎖線の部分801E)は、補正回路103
のモジュロ演算によって、グラフ801Cのようにな
る。
に傾きaを増加させたグラフである。関数fのグラフ8
01Aと補助線402とが交点830で交わっている。
関数fのグラフ801Aのxn+1 =f(xn )>1の範
囲(一点鎖線の部分801D)は、補正回路103のモ
ジュロ演算によって、グラフ801Bのようになる。さ
らに、このグラフ801Aのxn+1 =f(xn )<−1
の範囲(一点鎖線の部分801E)は、補正回路103
のモジュロ演算によって、グラフ801Cのようにな
る。
【0048】図7(a)と同様にして、階段状の矢印8
11のように波形データ列x0 ,x1 ,x2 ,…を求め
ることができる。波形データ列x0 ,x1 ,x2 ,…は
始めに加速度的に増加していき、所定値以上になると矢
印811がグラフ801Bに移り、さらに矢印811が
グラフ801Aに移り、さらに矢印811がグラフ80
1Cに移り、…というように変化していく。
11のように波形データ列x0 ,x1 ,x2 ,…を求め
ることができる。波形データ列x0 ,x1 ,x2 ,…は
始めに加速度的に増加していき、所定値以上になると矢
印811がグラフ801Bに移り、さらに矢印811が
グラフ801Aに移り、さらに矢印811がグラフ80
1Cに移り、…というように変化していく。
【0049】図8(b)は、この波形データ列x0 ,x
1 ,x2 ,…の時間的変化を示すグラフである。図8
(a)のグラフ801Aは図7(a)のグラフ701A
より傾きaが大きいので、グラフ801B,801Cの
定義域はグラフ701B,701Cの定義域より広い。
したがって、図8(b)では、振幅値は時間の経過とと
もに図7(b)の場合よりさらに加速度的に増加してい
き、所定値以上になると正数と負数とが入り乱れたノイ
ズのようになる。ノイズのような状態のとき、その振幅
値の揺れ幅840は、図7(b)における揺れ幅740
より大きくなる。
1 ,x2 ,…の時間的変化を示すグラフである。図8
(a)のグラフ801Aは図7(a)のグラフ701A
より傾きaが大きいので、グラフ801B,801Cの
定義域はグラフ701B,701Cの定義域より広い。
したがって、図8(b)では、振幅値は時間の経過とと
もに図7(b)の場合よりさらに加速度的に増加してい
き、所定値以上になると正数と負数とが入り乱れたノイ
ズのようになる。ノイズのような状態のとき、その振幅
値の揺れ幅840は、図7(b)における揺れ幅740
より大きくなる。
【0050】なお、上記の例ではx0 =0から波形デー
タの出力の生成を開始しているが、これに限らず、任意
の値から開始してよい。初期値は、循環路104の適当
な位置(例えば、遅延回路101)に与えるようにすれ
ばよい。
タの出力の生成を開始しているが、これに限らず、任意
の値から開始してよい。初期値は、循環路104の適当
な位置(例えば、遅延回路101)に与えるようにすれ
ばよい。
【0051】また、図4〜図8の例は、図1の関数発生
器102として関数f(x)=ax+bを出力する図2
(a)のものを用い、補正回路103として図3(a)
のモジュロ演算を行なうものを用いた場合の例である
が、これに限らず他の関数演算や補正演算を用いてよ
い。複雑な関数や補正回路を用いることにより、さらに
多様な波形を出力することができる。
器102として関数f(x)=ax+bを出力する図2
(a)のものを用い、補正回路103として図3(a)
のモジュロ演算を行なうものを用いた場合の例である
が、これに限らず他の関数演算や補正演算を用いてよ
い。複雑な関数や補正回路を用いることにより、さらに
多様な波形を出力することができる。
【0052】また、上記の図4〜図8で説明した係数
a,bの範囲に限ることなく、係数a,bは別の範囲の
値(例えば、aやbが負数の場合など)であってもよ
い。その場合、図1のカオス発振器の発振動作は、図4
〜図8で説明したのと同様にして知ることができる。
a,bの範囲に限ることなく、係数a,bは別の範囲の
値(例えば、aやbが負数の場合など)であってもよ
い。その場合、図1のカオス発振器の発振動作は、図4
〜図8で説明したのと同様にして知ることができる。
【0053】図9は、振幅値の時間的変化の別の例であ
る。図9(a)は、図4(a)と同様のグラフである。
g(x)=ax+bは、関数発生器102の関数fと補
正回路103のモジュロ演算とを合わせた関数を表す。
g(x)と補助線402とがc点で交わっているものと
する。
る。図9(a)は、図4(a)と同様のグラフである。
g(x)=ax+bは、関数発生器102の関数fと補
正回路103のモジュロ演算とを合わせた関数を表す。
g(x)と補助線402とがc点で交わっているものと
する。
【0054】図9の(i) は、係数aが0<a<1.0 の場
合の振幅値の時間的変化を示す。これは、図4(b)と
同じであり、振幅値は徐々にC点に収束する。図9の(i
i)は、係数a=0の場合を示す。このときは、任意の入
力に対して振幅値はいきなりc点に至る。図9の(iii)
は、係数aが−1<a<0の場合を示す。このとき、振
幅値は徐々にC点へと減衰振動して収束する。図9の(i
v)は、係数a=−1の場合を示す。このとき、振幅値は
C点を中心に振動する。図9の(iiv) は、係数a<−1
の場合を示す。このとき、振幅値はその絶対値を増大さ
せながら振動する。
合の振幅値の時間的変化を示す。これは、図4(b)と
同じであり、振幅値は徐々にC点に収束する。図9の(i
i)は、係数a=0の場合を示す。このときは、任意の入
力に対して振幅値はいきなりc点に至る。図9の(iii)
は、係数aが−1<a<0の場合を示す。このとき、振
幅値は徐々にC点へと減衰振動して収束する。図9の(i
v)は、係数a=−1の場合を示す。このとき、振幅値は
C点を中心に振動する。図9の(iiv) は、係数a<−1
の場合を示す。このとき、振幅値はその絶対値を増大さ
せながら振動する。
【0055】この第1の実施例では、図1の関数発生器
102のパラメータをリアルタイムコントロールしてい
る。関数発生器102のパラメータとは、例えば図2
(a)の構成なら係数aや係数b、図2(b)の構成な
ら係数a1 、係数a2 、係数bなどである。これらをリ
アルタイムコントロールすることにより、波形形状がス
テップ的に複数段階にわたって変化するような独特の音
色変化を実現することができる。
102のパラメータをリアルタイムコントロールしてい
る。関数発生器102のパラメータとは、例えば図2
(a)の構成なら係数aや係数b、図2(b)の構成な
ら係数a1 、係数a2 、係数bなどである。これらをリ
アルタイムコントロールすることにより、波形形状がス
テップ的に複数段階にわたって変化するような独特の音
色変化を実現することができる。
【0056】例えば、上記の図4〜図8の例で、係数b
を固定値とし、係数aを1より大きい値から1まで徐々
に減少させるように制御したとする。このとき、出力波
形データの振幅値は、図8(b)→図7(b)→図6
(b)→図5(b)のように変化する。
を固定値とし、係数aを1より大きい値から1まで徐々
に減少させるように制御したとする。このとき、出力波
形データの振幅値は、図8(b)→図7(b)→図6
(b)→図5(b)のように変化する。
【0057】すなわち、始めは振幅値の揺れ幅の大きい
ノイズ成分が多く(図8(b))、徐々に振幅値の揺れ
幅の小さいノイズとなっていき(図7(b))、次に適
当な周波数付近で揺れ動く周波数を有するような波形デ
ータが出力され(図6(b))、最後にはほぼ一定の周
波数を有する波形データとなる(図5(b))。このよ
うに、波形の形状がステップ的に複数段階にわたって変
化する波形データを出力することができる。
ノイズ成分が多く(図8(b))、徐々に振幅値の揺れ
幅の小さいノイズとなっていき(図7(b))、次に適
当な周波数付近で揺れ動く周波数を有するような波形デ
ータが出力され(図6(b))、最後にはほぼ一定の周
波数を有する波形データとなる(図5(b))。このよ
うに、波形の形状がステップ的に複数段階にわたって変
化する波形データを出力することができる。
【0058】図10は、この発明の第2の実施例に係る
楽音発生装置を適用した電子楽器のブロック構成を示
す。
楽音発生装置を適用した電子楽器のブロック構成を示
す。
【0059】この電子楽器は、演奏操作子1001、音
色スイッチ(SW)1002、検出器1003、検出器
1004、カオス発振器1005、ホールド回路100
6、乗算器1007、ディジタルフィルタ1008、効
果回路1009、ディジタルアナログ(D/A)変換器
1010、サウンドシステム1011、音量エンベロー
プジェネレータ(EG)1012、およびカオスEG1
013を備えている。
色スイッチ(SW)1002、検出器1003、検出器
1004、カオス発振器1005、ホールド回路100
6、乗算器1007、ディジタルフィルタ1008、効
果回路1009、ディジタルアナログ(D/A)変換器
1010、サウンドシステム1011、音量エンベロー
プジェネレータ(EG)1012、およびカオスEG1
013を備えている。
【0060】演奏操作子1001は、ユーザが演奏操作
するための操作子である。ここでは鍵盤とする。ユーザ
が鍵盤1001を演奏すると、検出器1003はその演
奏操作を検出し、演奏情報(例えば、キーオン信号やタ
ッチ情報)を出力する。この演奏情報は、音量EG10
12、カオス発振器1005、およびカオスEG101
3に入力する。
するための操作子である。ここでは鍵盤とする。ユーザ
が鍵盤1001を演奏すると、検出器1003はその演
奏操作を検出し、演奏情報(例えば、キーオン信号やタ
ッチ情報)を出力する。この演奏情報は、音量EG10
12、カオス発振器1005、およびカオスEG101
3に入力する。
【0061】音色SW1002は、発生する楽音の音色
を指定するためのスイッチである。ユーザが音色SW1
002により音色を指定する操作を行なうと、検出器1
004はその指定操作を検出し音色情報を出力する。こ
の音色情報は、音量EG1012、カオス発振器100
5、およびカオスEG1013に入力する。
を指定するためのスイッチである。ユーザが音色SW1
002により音色を指定する操作を行なうと、検出器1
004はその指定操作を検出し音色情報を出力する。こ
の音色情報は、音量EG1012、カオス発振器100
5、およびカオスEG1013に入力する。
【0062】図11は、カオス発振器1005のブロッ
ク構成を示す。カオス発振器1005は、係数発生器1
101、加算器1102、乗算器1103、加算器11
04、遅延回路1105、およびモジュロ回路1106
を備えている。
ク構成を示す。カオス発振器1005は、係数発生器1
101、加算器1102、乗算器1103、加算器11
04、遅延回路1105、およびモジュロ回路1106
を備えている。
【0063】加算器1102、乗算器1103、および
加算器1104は、図1の関数発生器102に対応し、
図2(a)と同様の一次関数演算を行なう。その関数は
f(x)=ax+b=(aEG(t) +aofs )x+bとな
る。aEG(t) はカオスEG1013から与えられるパラ
メータで、時間tに応じて変化するエンベロープ値であ
る。aofs は係数発生器1101から与えられるオフセ
ット値である。
加算器1104は、図1の関数発生器102に対応し、
図2(a)と同様の一次関数演算を行なう。その関数は
f(x)=ax+b=(aEG(t) +aofs )x+bとな
る。aEG(t) はカオスEG1013から与えられるパラ
メータで、時間tに応じて変化するエンベロープ値であ
る。aofs は係数発生器1101から与えられるオフセ
ット値である。
【0064】オフセット値aofs をエンベロープ値aEG
(t) に加算して係数aを構成することによって、係数a
が常に所定値より大きくなるようにしている。これによ
り、出力される振幅値が上述の図4(b)のように一定
値になることがないようにしている。
(t) に加算して係数aを構成することによって、係数a
が常に所定値より大きくなるようにしている。これによ
り、出力される振幅値が上述の図4(b)のように一定
値になることがないようにしている。
【0065】モジュロ回路1106は、図1の補正回路
103に対応する。モジュロ回路1106は、図3
(a)のモジュロ演算を行なう。遅延回路1105は、
図1の遅延回路101に対応する。遅延回路1105
は、動作クロック(サンプリングクロック)φs の一周
期分だけ入力データを遅延させる。
103に対応する。モジュロ回路1106は、図3
(a)のモジュロ演算を行なう。遅延回路1105は、
図1の遅延回路101に対応する。遅延回路1105
は、動作クロック(サンプリングクロック)φs の一周
期分だけ入力データを遅延させる。
【0066】係数発生器1101は、検出器1003,
1004から出力された演奏情報および音色情報を入力
し、それらに応じて係数aofs ,bを出力する。これに
より、指定された音色およびタッチなどに応じた音色
(音色変化)の波形データが生成される。
1004から出力された演奏情報および音色情報を入力
し、それらに応じて係数aofs ,bを出力する。これに
より、指定された音色およびタッチなどに応じた音色
(音色変化)の波形データが生成される。
【0067】演奏情報でピッチが指定された場合は、指
定されたピッチに応じて係数bの値を設定すればよい。
定されたピッチに応じて係数bの値を設定すればよい。
【0068】この図11のカオス発振器1005の発振
動作は、基本的に、上述の第1の実施例で説明したのと
同様である。図4〜図9で説明した発振動作の例もその
ままあてはめることができる。
動作は、基本的に、上述の第1の実施例で説明したのと
同様である。図4〜図9で説明した発振動作の例もその
ままあてはめることができる。
【0069】図10のカオスEG1013から出力され
図11の加算器1102に入力するエンベロープ値aEG
(t) は、例えば、図13に示すように時間的変化するパ
ラメータである。図13(a)〜(c)において、横軸
は時間t、縦軸はエンベロープ値aEG(t) を示す。
図11の加算器1102に入力するエンベロープ値aEG
(t) は、例えば、図13に示すように時間的変化するパ
ラメータである。図13(a)〜(c)において、横軸
は時間t、縦軸はエンベロープ値aEG(t) を示す。
【0070】図13(a)のグラフ1301は、急激に
立上がってピークに至りその後徐々に減少していくよう
なエンベロープである。エンベロープの立上がりは、鍵
盤1001の鍵を押下した時点から開始される。このグ
ラフ1301のように変化するエンベロープ値aEG(t)
を図11のカオス発振器に入力すると、出力される波形
データは、係数aの変化に応じて、上述した図8(b)
→図7(b)→図6(b)→図5(b)のように変化す
ることとなる。図13(a)の点線のグラフ1302の
ように、ピークに至ってから所定時間だけピークホール
ドしたエンベロープを用いることもできる。
立上がってピークに至りその後徐々に減少していくよう
なエンベロープである。エンベロープの立上がりは、鍵
盤1001の鍵を押下した時点から開始される。このグ
ラフ1301のように変化するエンベロープ値aEG(t)
を図11のカオス発振器に入力すると、出力される波形
データは、係数aの変化に応じて、上述した図8(b)
→図7(b)→図6(b)→図5(b)のように変化す
ることとなる。図13(a)の点線のグラフ1302の
ように、ピークに至ってから所定時間だけピークホール
ドしたエンベロープを用いることもできる。
【0071】図13(b)のグラフ1303は、徐々に
立ち上がっていくエンベロープである。このグラフ13
03のように変化するエンベロープ値aEG(t) を図11
のカオス発振器に入力すると、出力される波形データ
は、係数aの変化に応じて、上述した図5(b)→図6
(b)→図7(b)→図8(b)のように変化すること
となる。
立ち上がっていくエンベロープである。このグラフ13
03のように変化するエンベロープ値aEG(t) を図11
のカオス発振器に入力すると、出力される波形データ
は、係数aの変化に応じて、上述した図5(b)→図6
(b)→図7(b)→図8(b)のように変化すること
となる。
【0072】図13(c)のグラフ1304は、出力波
形データが図5(b)→図6(b)→図7(b)のよう
に変化するように、増加率の異なる多セグメントの関数
で構成したエンベロープである。始めの区間1311で
は、増加率が比較的小さいので図5(b)のような出力
が比較的長く続く。次の区間1312では図6(b)の
ような出力、次の区間1313では図7(b)のような
出力というように変化する。
形データが図5(b)→図6(b)→図7(b)のよう
に変化するように、増加率の異なる多セグメントの関数
で構成したエンベロープである。始めの区間1311で
は、増加率が比較的小さいので図5(b)のような出力
が比較的長く続く。次の区間1312では図6(b)の
ような出力、次の区間1313では図7(b)のような
出力というように変化する。
【0073】このようにすると、意図的に図5(b)の
状態を長く保つことができ、結果的に、出力波形全体の
中の直流成分時間比が多くなる。聴感上は、音声の破裂
音に似た感じの音が生じやすくなる。
状態を長く保つことができ、結果的に、出力波形全体の
中の直流成分時間比が多くなる。聴感上は、音声の破裂
音に似た感じの音が生じやすくなる。
【0074】再び図10を参照して、カオスEG101
3は、キーオン信号、タッチ情報、および音色情報など
に応じて、上述の図13で説明したような時間変化する
エンベロープ値aEG(t) を出力する。カオス発振器10
05は、タッチ情報、音色情報、およびエンベロープ値
aEG(t) に応じて、波形データを出力する。
3は、キーオン信号、タッチ情報、および音色情報など
に応じて、上述の図13で説明したような時間変化する
エンベロープ値aEG(t) を出力する。カオス発振器10
05は、タッチ情報、音色情報、およびエンベロープ値
aEG(t) に応じて、波形データを出力する。
【0075】カオス発振器1005から出力された波形
データは、ホールド回路1006に入力する。ホールド
回路1006は、サンプリング周波数φs より低い周波
数φRSのリサンプリングクロックに基づいて、入力デー
タをホールド(リサンプリング)する。結果的に、入力
データの間引き処理を行なうこととなる。
データは、ホールド回路1006に入力する。ホールド
回路1006は、サンプリング周波数φs より低い周波
数φRSのリサンプリングクロックに基づいて、入力デー
タをホールド(リサンプリング)する。結果的に、入力
データの間引き処理を行なうこととなる。
【0076】ホールド回路1006の入力の前処理でL
PF(ローパスフィルタ)に通すようなことは行なって
いないから、このような間引き処理を行なうことによ
り、いわゆる折り返しノイズが発生し、スペクトル成分
に変化が生じる。これにより、新たな音色の波形データ
を生成することができる。特に、後段のディジタルフィ
ルタ1008内のBPF(バンドパスフィルタのQを高
くすることで、いわゆるTOMっぽい音色の一種を容易
に作ることができる。なお、FIRフィルタを用いて同
様のスペクトル特性を実現できる。ただし、時間次元で
の波形変化は異なるため、音色感(特に、アタック部)
は異なる。
PF(ローパスフィルタ)に通すようなことは行なって
いないから、このような間引き処理を行なうことによ
り、いわゆる折り返しノイズが発生し、スペクトル成分
に変化が生じる。これにより、新たな音色の波形データ
を生成することができる。特に、後段のディジタルフィ
ルタ1008内のBPF(バンドパスフィルタのQを高
くすることで、いわゆるTOMっぽい音色の一種を容易
に作ることができる。なお、FIRフィルタを用いて同
様のスペクトル特性を実現できる。ただし、時間次元で
の波形変化は異なるため、音色感(特に、アタック部)
は異なる。
【0077】ホールド回路1006の出力は、乗算器1
007に入力する。また、音量EG1012は、検出器
1003,1004からのキーオン信号、タッチ情報、
および音色情報を入力し、これらに応じた音量エンベロ
ープVEG(t) を出力する。
007に入力する。また、音量EG1012は、検出器
1003,1004からのキーオン信号、タッチ情報、
および音色情報を入力し、これらに応じた音量エンベロ
ープVEG(t) を出力する。
【0078】乗算器1007は、ホールド回路1006
からの波形データと音量エンベロープVEG(t) とを乗算
することにより、波形データにエンベロープを付与す
る。乗算器1007の出力(エンベロープを付与した波
形データ)は、ディジタルフィルタ1008に入力す
る。
からの波形データと音量エンベロープVEG(t) とを乗算
することにより、波形データにエンベロープを付与す
る。乗算器1007の出力(エンベロープを付与した波
形データ)は、ディジタルフィルタ1008に入力す
る。
【0079】図12は、ディジタルフィルタ1008の
ブロック構成を示す。ディジタルフィルタ1008は、
係数発生部1201、フィルタ回路1202、およびミ
キサ部1203を備えている。
ブロック構成を示す。ディジタルフィルタ1008は、
係数発生部1201、フィルタ回路1202、およびミ
キサ部1203を備えている。
【0080】フィルタ回路1202は、内部にHPF
(ハイパスフィルタ)、BPF(バンドパスフィル
タ)、およびLPF(ローパスフィルタ)を備えてい
る。乗算器1007から出力された波形データは、フィ
ルタ回路1202に入力し、これら各フィルタによりフ
ィルタリングされる。
(ハイパスフィルタ)、BPF(バンドパスフィル
タ)、およびLPF(ローパスフィルタ)を備えてい
る。乗算器1007から出力された波形データは、フィ
ルタ回路1202に入力し、これら各フィルタによりフ
ィルタリングされる。
【0081】係数発生部1201は、音量EG1012
からの音量エンベロープVEG(t) およびカオスEG10
13からのエンベロープaEG(t) を入力し、これらに基
づいて、フィルタ回路1202のカットオフ周波数やQ
などのパラメータ、およびミキサ部1203における混
合比を出力する。
からの音量エンベロープVEG(t) およびカオスEG10
13からのエンベロープaEG(t) を入力し、これらに基
づいて、フィルタ回路1202のカットオフ周波数やQ
などのパラメータ、およびミキサ部1203における混
合比を出力する。
【0082】ミキサ部1203は、フィルタ回路120
2からのHPFの出力、BPFの出力、およびLPFの
出力、並びに原入力波形データを、係数発生部1201
から与えられた混合比で混合し、出力する。
2からのHPFの出力、BPFの出力、およびLPFの
出力、並びに原入力波形データを、係数発生部1201
から与えられた混合比で混合し、出力する。
【0083】再び図10を参照して、ディジタルフィル
タ1008から出力された波形データは、効果回路10
09に入力する。効果回路1009は、入力した波形デ
ータに、カオスEG1013からのエンベロープaEG
(t) に基づいて、各種の効果を付与する。例えば、リバ
ーブを付与する場合は、エンベロープaEG(t) によって
初期反射、遅延量、レベル、残響密度、およびリバーブ
デプスなどを制御するとよい。また、物理モデルを用い
て効果付与する場合は、エンベロープaEG(t) によっ
て、ループディレイ長、ループ内フィルタ係数、ループ
反射係数、および減衰率などを制御するとよい。
タ1008から出力された波形データは、効果回路10
09に入力する。効果回路1009は、入力した波形デ
ータに、カオスEG1013からのエンベロープaEG
(t) に基づいて、各種の効果を付与する。例えば、リバ
ーブを付与する場合は、エンベロープaEG(t) によって
初期反射、遅延量、レベル、残響密度、およびリバーブ
デプスなどを制御するとよい。また、物理モデルを用い
て効果付与する場合は、エンベロープaEG(t) によっ
て、ループディレイ長、ループ内フィルタ係数、ループ
反射係数、および減衰率などを制御するとよい。
【0084】効果回路1009によって効果が付与され
た波形データは、D/A変換器1010によりアナログ
楽音信号に変換され、サウンドシステム1011によ
り、放音される。
た波形データは、D/A変換器1010によりアナログ
楽音信号に変換され、サウンドシステム1011によ
り、放音される。
【0085】次に、上述の第1および第2の実施例で説
明した関数発生器の他の構成例を説明する。
明した関数発生器の他の構成例を説明する。
【0086】図14は、図4(a)と同様のグラフであ
る。f(x)は関数発生器102の関数を示し、点線4
02は補助線(xn+1 =xn )を示す。ここで、xn+1
=f(xn )=xn の場合は、入力値xn がそのまま次
の値xn+1 として出力されるので、値は変化しない。関
数f(x)のグラフが補助線402より上側にある範囲
(すなわち、xn+1 =f(xn )>xn の範囲)では、
入力したxn より大きな値xn+1 が出力される。逆に、
関数f(x)のグラフが補助線402より下側にある範
囲(すなわち、xn+1 =f(xn )<xn の範囲)で
は、入力したxnより小さな値xn+1 が出力される。
る。f(x)は関数発生器102の関数を示し、点線4
02は補助線(xn+1 =xn )を示す。ここで、xn+1
=f(xn )=xn の場合は、入力値xn がそのまま次
の値xn+1 として出力されるので、値は変化しない。関
数f(x)のグラフが補助線402より上側にある範囲
(すなわち、xn+1 =f(xn )>xn の範囲)では、
入力したxn より大きな値xn+1 が出力される。逆に、
関数f(x)のグラフが補助線402より下側にある範
囲(すなわち、xn+1 =f(xn )<xn の範囲)で
は、入力したxnより小さな値xn+1 が出力される。
【0087】すなわち、関数xn+1 =f(xn )のグラ
フから補助線xn+1 =xn のグラフを減算した結果(図
の斜線部1401)が、各xの値における次のタイミン
グの値との差分(時間微分値)になっている。
フから補助線xn+1 =xn のグラフを減算した結果(図
の斜線部1401)が、各xの値における次のタイミン
グの値との差分(時間微分値)になっている。
【0088】したがって、関数発生器を図15のように
構成することができる。図15の関数発生器は、微分値
発生器1501および加算器1502を備えている。微
分値発生器1501は、入力データxに対し、その時点
での時間微分値を発生する。加算器1502は、その時
間微分値と原入力データxを加算し、関数出力f(x)
を得る。
構成することができる。図15の関数発生器は、微分値
発生器1501および加算器1502を備えている。微
分値発生器1501は、入力データxに対し、その時点
での時間微分値を発生する。加算器1502は、その時
間微分値と原入力データxを加算し、関数出力f(x)
を得る。
【0089】図16は、この発明の第3の実施例に係る
楽音発生装置を適用した電子楽器のブロック構成を示
す。これは、カオス発振器の出力を位相データとして波
形メモリから波形データを読み出す音源を用いた電子楽
器である。
楽音発生装置を適用した電子楽器のブロック構成を示
す。これは、カオス発振器の出力を位相データとして波
形メモリから波形データを読み出す音源を用いた電子楽
器である。
【0090】この電子楽器は、鍵盤1601、ホイール
操作子1602、検出器1603、検出器1604、パ
ラメータ発生器1605、カオスEG1606、加算器
1607、カオス発振器1608、波形メモリ161
1、音量EG1612、乗算器1613、D/A変換器
1614、およびサウンドシステム1615を備えてい
る。
操作子1602、検出器1603、検出器1604、パ
ラメータ発生器1605、カオスEG1606、加算器
1607、カオス発振器1608、波形メモリ161
1、音量EG1612、乗算器1613、D/A変換器
1614、およびサウンドシステム1615を備えてい
る。
【0091】ユーザが鍵盤1601を演奏すると、検出
器1603はその演奏操作を検出し、演奏情報(例え
ば、キーコード、キーオン信号、およびタッチ情報な
ど)を出力する。この演奏情報は、音量EG1612、
パラメータ発生器1605、およびカオスEG1606
に入力する。ユーザがホイール操作子1602を操作す
ると、検出器1604はその操作を検出し、ホイール操
作情報を出力する。ホイール操作情報は、パラメータ発
生器1605に入力する。
器1603はその演奏操作を検出し、演奏情報(例え
ば、キーコード、キーオン信号、およびタッチ情報な
ど)を出力する。この演奏情報は、音量EG1612、
パラメータ発生器1605、およびカオスEG1606
に入力する。ユーザがホイール操作子1602を操作す
ると、検出器1604はその操作を検出し、ホイール操
作情報を出力する。ホイール操作情報は、パラメータ発
生器1605に入力する。
【0092】パラメータ発生器1605は、上述の図1
1の係数発生器1101と同様のもので、検出器160
3,1604から出力された演奏情報およびホイール操
作情報を入力し、それらに応じて係数aofs ,bを出力
する。カオスEG1606は、図10のカオスEG10
13と同様のもので、検出器1603から出力された演
奏情報およびパラメータ発生器1605から出力された
操作情報に基づいて、エンベロープ値aEG(t) を出力す
る。加算器1607は、図11の加算器1102と同様
のもので、オフセット値aofs とエンベロープ値aEG
(t) とを加算して係数aを構成する。
1の係数発生器1101と同様のもので、検出器160
3,1604から出力された演奏情報およびホイール操
作情報を入力し、それらに応じて係数aofs ,bを出力
する。カオスEG1606は、図10のカオスEG10
13と同様のもので、検出器1603から出力された演
奏情報およびパラメータ発生器1605から出力された
操作情報に基づいて、エンベロープ値aEG(t) を出力す
る。加算器1607は、図11の加算器1102と同様
のもので、オフセット値aofs とエンベロープ値aEG
(t) とを加算して係数aを構成する。
【0093】カオス発振器1608は、図11の乗算器
1103、加算器1104、遅延回路1105、および
モジュロ回路1106に対応する。すなわち、カオス発
振器1608は、加算器1607からの係数aおよびパ
ラメータ発生器1605からの係数bを入力し、波形デ
ータを出力する。その波形データを位相データとして、
波形メモリ1611から波形データが読み出される。
1103、加算器1104、遅延回路1105、および
モジュロ回路1106に対応する。すなわち、カオス発
振器1608は、加算器1607からの係数aおよびパ
ラメータ発生器1605からの係数bを入力し、波形デ
ータを出力する。その波形データを位相データとして、
波形メモリ1611から波形データが読み出される。
【0094】なお、カオス発振器1608の出力する波
形データ(位相データ)は図4〜図9で説明したように
発振動作するが、この実施例では、図5(b)や図6
(b)のように鋸歯状の波形が多く出力されるようにパ
ラメータa,bを制御している。これは、通常の波形メ
モリ読出し形式の音源に用いられる位相データ発生器
が、鋸歯状波を出力することに合わせたものである。
形データ(位相データ)は図4〜図9で説明したように
発振動作するが、この実施例では、図5(b)や図6
(b)のように鋸歯状の波形が多く出力されるようにパ
ラメータa,bを制御している。これは、通常の波形メ
モリ読出し形式の音源に用いられる位相データ発生器
が、鋸歯状波を出力することに合わせたものである。
【0095】また、パラメータ発生器1605は、入力
したキーコードに応じてパラメータb(およびa)の値
を設定する。これにより、発生する楽音波形のピッチを
調整する。さらに、パラメータ発生器1605は、ホイ
ール操作情報に応じてパラメータbの値を制御する。こ
れにより、ホイール操作によるピッチベンドが実現され
る。また、パラメータ発生器1605は、ホイール操作
情報に応じてパラメータaofs の値を制御する。これに
より、ホイール操作による位相波の形状の制御が実現さ
れる。
したキーコードに応じてパラメータb(およびa)の値
を設定する。これにより、発生する楽音波形のピッチを
調整する。さらに、パラメータ発生器1605は、ホイ
ール操作情報に応じてパラメータbの値を制御する。こ
れにより、ホイール操作によるピッチベンドが実現され
る。また、パラメータ発生器1605は、ホイール操作
情報に応じてパラメータaofs の値を制御する。これに
より、ホイール操作による位相波の形状の制御が実現さ
れる。
【0096】FM変調波発振器1609と加算器161
0を設けて、カオス発振器1608から出力される波形
データに対し、FM変調波発振器1609からのFM変
調波を加算して位相データとしてもよい。
0を設けて、カオス発振器1608から出力される波形
データに対し、FM変調波発振器1609からのFM変
調波を加算して位相データとしてもよい。
【0097】波形メモリ1611から読み出された波形
データは、乗算器1613に入力する。また、音量EG
1612は、検出器1603からの演奏情報に応じた音
量エンベロープVEG(t) を出力する。乗算器1007
は、波形メモリ1611からの波形データと音量エンベ
ロープVEG(t) とを乗算することにより、波形データに
エンベロープを付与する。乗算器1007の出力(エン
ベロープを付与した波形データ)は、D/A変換器16
14によりアナログ楽音信号に変換され、サウンドシス
テム1615により、放音される。
データは、乗算器1613に入力する。また、音量EG
1612は、検出器1603からの演奏情報に応じた音
量エンベロープVEG(t) を出力する。乗算器1007
は、波形メモリ1611からの波形データと音量エンベ
ロープVEG(t) とを乗算することにより、波形データに
エンベロープを付与する。乗算器1007の出力(エン
ベロープを付与した波形データ)は、D/A変換器16
14によりアナログ楽音信号に変換され、サウンドシス
テム1615により、放音される。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、カオス音源のパラメータをリアルタイム制御してい
るので、そのようなパラメータ値に応じて波形形状がス
テップ的に複数段階に渡って変化するような波形を発生
することができる。また、パラメータ値が所定の範囲内
にある時間が長くなるようにEG制御して、所定の波形
形状で波形出力する時間を長くするようにもできる。操
作子からの操作情報に応じてパラメータを変化させるよ
うにすれば、ユーザの操作に応じた音色変化が実現でき
る。さらに、パラメータをリアルタイム制御したカオス
音源からの波形データ出力を位相データとして波形メモ
リを読出して波形データを生成出力することもでき、こ
れにより新規な音色の楽音を発生できる。結果として、
PCM音源やFM音源では発生することができない、よ
りバラエティに富んだ表現力の高い楽音を発生すること
ができる。
ば、カオス音源のパラメータをリアルタイム制御してい
るので、そのようなパラメータ値に応じて波形形状がス
テップ的に複数段階に渡って変化するような波形を発生
することができる。また、パラメータ値が所定の範囲内
にある時間が長くなるようにEG制御して、所定の波形
形状で波形出力する時間を長くするようにもできる。操
作子からの操作情報に応じてパラメータを変化させるよ
うにすれば、ユーザの操作に応じた音色変化が実現でき
る。さらに、パラメータをリアルタイム制御したカオス
音源からの波形データ出力を位相データとして波形メモ
リを読出して波形データを生成出力することもでき、こ
れにより新規な音色の楽音を発生できる。結果として、
PCM音源やFM音源では発生することができない、よ
りバラエティに富んだ表現力の高い楽音を発生すること
ができる。
【0099】また、カオス音源の循環路にデータの数値
制限を行なう非線形変換手段を設けているので、循環路
のデータ長を長くすることなく、また関数演算を複雑に
することなく、種々の波形を発生することができる。
制限を行なう非線形変換手段を設けているので、循環路
のデータ長を長くすることなく、また関数演算を複雑に
することなく、種々の波形を発生することができる。
【図1】この発明の第1の実施例に係るカオス発振器の
ブロック構成図
ブロック構成図
【図2】カオス発振器の関数発生器の構成例を示す図
【図3】補正回路による振幅制限の例を示す図
【図4】xn+1 =f(xn )の軌跡(a<1.0 )および
振幅値の時間的変化を示す図
振幅値の時間的変化を示す図
【図5】xn+1 =f(xn )の軌跡(a=1.0 )および
振幅値の時間的変化を示す図
振幅値の時間的変化を示す図
【図6】xn+1 =f(xn )の軌跡(a>1.0 )および
振幅値の時間的変化を示す図
振幅値の時間的変化を示す図
【図7】xn+1 =f(xn )の軌跡(a>1.0 )および
振幅値の時間的変化を示す図
振幅値の時間的変化を示す図
【図8】xn+1 =f(xn )の軌跡(a>1.0 )および
振幅値の時間的変化を示す図
振幅値の時間的変化を示す図
【図9】振幅値の時間的変化の別の例を示す図
【図10】この発明の第2の実施例に係る楽音発生装置
を適用した電子楽器のブロック構成図
を適用した電子楽器のブロック構成図
【図11】第2の実施例のカオス発振器のブロック構成
図
図
【図12】第2の実施例のディジタルフィルタのブロッ
ク構成図
ク構成図
【図13】第2の実施例のカオスEGのエンベロープの
例を示す図
例を示す図
【図14】関数発生器の関数fを示す図
【図15】関数発生器の他の構成例を示す図
【図16】この発明の第3の実施例に係る楽音発生装置
を適用した電子楽器のブロック構成図
を適用した電子楽器のブロック構成図
101…遅延回路、102…関数発生器、103…補正
回路、104…循環路、1001…演奏操作子、100
2…音色スイッチ(SW)、1003,1004…検出
器、1005…カオス発振器、1006…ホールド回
路、1007…乗算器、1008…ディジタルフィル
タ、1009…効果回路、1010…ディジタルアナロ
グ(D/A)変換器、1011…サウンドシステム、1
012…音量エンベロープジェネレータ(EG)、10
13…カオスEG、1101…係数発生器、1102…
加算器、1103…乗算器、1104…加算器、110
5…遅延回路、1106…モジュロ回路。
回路、104…循環路、1001…演奏操作子、100
2…音色スイッチ(SW)、1003,1004…検出
器、1005…カオス発振器、1006…ホールド回
路、1007…乗算器、1008…ディジタルフィル
タ、1009…効果回路、1010…ディジタルアナロ
グ(D/A)変換器、1011…サウンドシステム、1
012…音量エンベロープジェネレータ(EG)、10
13…カオスEG、1101…係数発生器、1102…
加算器、1103…乗算器、1104…加算器、110
5…遅延回路、1106…モジュロ回路。
Claims (3)
- 【請求項1】時間n(ただし、n=0,1,2,3,
…)におけるデータ値xn が差分方程式xn+1 =f(x
n )にしたがって変化するダイナミカルシステムによっ
て波形データ列を発生する波形発生手段と、 該波形発生手段の関数fのパラメータをリアルタイムで
制御する制御手段とを備えたことを特徴とする楽音発生
装置。 - 【請求項2】時間n(ただし、nはサンプリングクロッ
クに基づく0,1,2,3,…の整数)におけるデータ
値xn が差分方程式xn+1 =f(xn )にしたがって変
化するダイナミカルシステムとして機能する循環路であ
って、入力データをサンプリングクロックの一周期だけ
遅延させて出力する遅延手段と入力データに関数fを適
用して出力する関数演算手段とを含む循環路を備えた楽
音発生装置において、 上記循環路内を循環するデータの数値制限を行なう非線
形変換手段を、上記循環路内に、備えたことを特徴とす
る楽音発生装置。 - 【請求項3】少なくとも一周期分の波形データを記憶し
た波形メモリを備えた楽音発生装置であって、 時間n(ただし、n=0,1,2,3,…)におけるデ
ータ値xn が差分方程式xn+1 =f(xn )にしたがっ
て変化するダイナミカルシステムによって位相データ列
を発生する位相発生手段と、 該位相発生手段の関数fのパラメータをリアルタイムで
制御する制御手段とを備え、上記位相発生手段から出力
される位相データに基づいて上記波形メモリから波形デ
ータを読出し出力することを特徴とする楽音発生装置。
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|---|---|---|---|
| JP5185639A JP2803703B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 楽音発生装置 |
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| JP5185639A JP2803703B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 楽音発生装置 |
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|---|---|
| JPH07140983A true JPH07140983A (ja) | 1995-06-02 |
| JP2803703B2 JP2803703B2 (ja) | 1998-09-24 |
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ID=16174296
Family Applications (1)
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