JPH0714194A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH0714194A
JPH0714194A JP5203460A JP20346093A JPH0714194A JP H0714194 A JPH0714194 A JP H0714194A JP 5203460 A JP5203460 A JP 5203460A JP 20346093 A JP20346093 A JP 20346093A JP H0714194 A JPH0714194 A JP H0714194A
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disk device
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伸夫 竹下
Teruo Fujita
輝雄 藤田
Morihiro Karaki
盛裕 唐木
Mitsuru Irie
満 入江
Kazuhiko Nakane
和彦 中根
Kenjiro Kime
健治朗 木目
Hideaki Kobachi
秀彰 小鉢
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスク上に光を精度良く集光照射するこ
とが可能な光ディスク装置を提供する。 【構成】 2分割光検知器218 の2つの受光面216, 217
が相対している分割帯219 において、受光面216, 217端
部の形状は、略三角波状であり、互いに噛み合ってい
る。これにより分割帯219 の幅dを広げることなく、受
光面216, 217の境界を成す分割線長を長くすることがで
き、分割帯219 の幅dを広げた場合と同様に、焦点誤差
検出信号におけるリニアゾーンが拡大される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的情報記録媒体で
ある光ディスク上に光スポットを集光し情報の記録再生
を行うための光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置では、光学的情報記録媒
体である光ディスク上に光スポットを照射する場合、光
ディスク上に光スポットの集光点を一致させること、及
び光ディスクに対して光軸を垂直にすることが特に重要
である。光ディスク上に光スポットの集光点を一致させ
るには、照射した光の反射光を受光して集光点位置を検
出し、その結果に基づいてレンズの位置調節を行ってい
る。
【0003】図70は従来の光ディスク装置の一部を示す
概略図、図71は従来の光ディスク装置における光ディス
クの情報トラックと各光スポットの焦点ずれ信号の関係
を示すための情報トラック拡大概念図である。図70にお
いて、101 は光ディスク、102 は光源である半導体レー
ザ、103 は半導体レーザ102 から放射された光ビーム、
104 は光ビーム103 を平行光束に変換するコリメータレ
ンズ、105 はビームスプリッタ、106 は対物レンズ、10
7 は光ディスク101 上に集光された光スポット、108a,
108bは対物レンズ106 をその光軸方向に駆動するための
フォーカシングコイル、109 は収束レンズ、110 は光デ
ィスク101 に対する光スポット107 の焦点ずれ量を検知
するためのシリンドリカルレンズ等の焦点ずれ検出用光
学素子、111 は焦点ずれ信号及び情報信号を得るための
光検知器および差動増幅器である。112 は半導体レーザ
102 、対物レンズ106 、光検知器および差動増幅器111
等により構成された光ヘッド装置部である。113 は光検
知器および差動増幅器111の出力であり、光ディスク101
に対する光スポット107 の焦点ずれ信号が出力されて
いる。114 は焦点ずれ制御回路である。
【0004】図71において、115 は情報が記録されるラ
ンド部、116 はグルーブ部、117 は上記情報トラックを
横切る方向に光スポット107 を走査した時に、焦点ずれ
信号として観測されるグルーブ干渉信号であり焦点ずれ
信号113 上に重畳される信号である。グルーブ干渉信号
の1周期は、情報トラックの間隔(これは、ランド部の
間隔もしくはグルーブ部の間隔に等しい)に対応してい
る。
【0005】次に動作について説明する。図70におい
て、半導体レーザ102 から出射された光ビーム103 はコ
リメータレンズ104 により平行光束に変換される。ビー
ムスプリッタ105 を透過した光ビーム103 は、対物レン
ズ106 により光ディスク101 上に光スポット107 として
集光される。光ディスク101 より反射された光ビーム10
3 はビームスプリッタ105 により反射され、焦点ずれ検
出用光学素子110 を透過し、光検知器および差動増幅器
111 により受光され電気信号に変換される。
【0006】光ディスク101 に対する光スポット107 の
焦点ずれ補正は、光ディスク101 に対する光スポット10
7 の焦点ずれ量を、焦点ずれ検出用光学素子110 、光検
知器および差動増幅器111 を用いて検出し、その出力を
焦点ずれ制御回路114 を介してフォーカシングコイル10
8a, 108bに印加することにより対物レンズ106 をその光
軸方向に駆動制御することにより行う。
【0007】図72は、例えば特公昭62−18973号
公報及びG.Bouwhuis他、“Principl
es of Optical Disk Syste
m,”Adam Hilger社、pp.77〜79
(1985)に記載された瞳遮蔽法または半光束法と呼
ばれる一般的な焦点誤差検出に使用する従来装置を示す
構成図であり、遮蔽板を使用した場合を示す。図73〜78
は、光ディスク上での光スポットの焦点ずれ状態と従来
装置の光検知器上での光スポット形状の関係を示したも
のである。
【0008】図72において201 は記録再生用の光束を放
射する半導体レーザなどの発光源である。図では半導体
レーザからの出射光束をEと称している。202 は出射光
束Eを透過すると共に後述する光ディスク206 からの反
射光束Rを反射させるビームスプリッタ、203 は出射光
束Eを平行光束にすると共に反射光束Rを後述する2分
割光検知器上に集光させるコリメータレンズ、205 は出
射光束Eを光ディスクなどの光ディスク206 上に集光す
ると共に光ディスクからの反射光束Rを平行光束にする
対物レンズである。207 は光ディスク206 からの反射光
束Rのほぼ半分を遮蔽する遮蔽板である。
【0009】209 はその一部が遮蔽板207 によって除か
れた反射光束R1を受光する2分割光検知器であり、光
軸Aに垂直な平面内に配列された2つの受光面210 ,21
1 から構成されている。又、受光面210 ,211 の分割線
の方向は遮蔽板207 の上縁208 の接線方向にほぼ一致し
ている。通常、この2分割光検知器はPIN型フォトダ
イオードにより構成されている。S1,S2は各受光面
210 ,211 から得られる電気信号を表わしており、比較
器214 から出力されるS1とS2の差が焦点誤差信号F
ESとなる。
【0010】次に、図73〜図78を参照しながら、図72に
示した従来装置の動作について説明する。情報の記録再
生を行う場合に発光源201 から放射される出射光束E
は、ビームスプリッタ202 を通り、コリメータレンズ20
3 で平行光束となり、対物レンズ205 で集光されて光デ
ィスク206 上に照射される。そして、光ディスク206 で
反射された反射光束Rは対物レンズ205 、及び、コリメ
ータレンズ203 を介してビームスプリッタ202 に至り、
このビームスプリッタ202 で反射される。次いで反射光
束Rのほぼ半分が遮蔽板207 で遮蔽された後、その残り
のR1が2分割光検知器209 上に入射する。
【0011】ところで、図73,図74に示すように、出射
光束Eの集光点が光ディスク206 上に位置していると
き、反射光束R1の集光点が2分割光検知器209 上に位
置するように、かつ、反射光束R1の集光点が受光面21
0 と211 の間隙、即ち2分割光検知器209 の位置は分割
線209a上に位置するように調整されている。従って、出
射光束Eの集光点が光ディスク206 上に位置していると
きには受光面210 ,211に入射する光量は等しくなり、
受光面210 ,211 からの出力S1,S2も等しくなる。
図74でP1は受光面上での反射光束R1の集光スポット
である。
【0012】次に、光ディスク206 が対物レンズ205 に
近づいた場合には、図75に示すように反射光束R1が集
光する前に2分割光検知器209 に入射する。従って、図
76に示すように、反射光束R1の大半は受光面210 に入
射し、受光面211 にはほとんど入射しない。図76中のP
3は受光面210 上での反射光束R1の形状を示してい
る。
【0013】逆に、光ディスク206 と対物レンズ205 と
の距離が遠くなれば、図77に示すように反射光束R1は
2分割光検知器209 の手前で集光する。従って、図78に
示すように、反射光束R1の大半は受光面211 に入射
し、受光面210 にはほとんど入射しなくなる。図78中の
P5は受光面211 上での反射光束R1の形状を示してい
る。
【0014】各反射光束R1が入射する受光面210 ,21
1 は、それぞれの受光量に比例した電流S1,S2を発
生するので、焦点誤差信号FESはS1,S2の差をと
ることで得ることができる。何故ならば、図73及び図74
に示したように光ディスク206 と対物レンズ205 との距
離が適正で出射光束Eの集光点がちょうど光ディスク20
6 上に位置する場合には、S1とS2の差は零となるか
らである。また、図75及び図76に示したように光ディス
ク206 と対物レンズ205 との距離が近すぎる場合には負
(もしくは正)、図77及び図78に示したように光ディス
ク206 と対物レンズ205 との距離が遠すぎる場合には正
(もしくは負)となるからである。このようにして得ら
れた焦点誤差信号FESは位相補正器、増幅器を通して
対物レンズアクチュエータ(図示せず)に供給され、出
射光束Eの集光点は光ディスク206 上に常に保たれるこ
とになる。
【0015】ここで、焦点誤差信号FESが焦点ずれΔ
x(出射光束Eの集光点と光ディスク206 との間隔)に
比例して変化する範囲をリニアゾーンと呼べば、対物レ
ンズの開口数が0. 5から0. 6の場合、従来例に示し
た瞳遮蔽法のリニアゾーンの幅は2〜3μmである。図
79は、2分割光検知器209 上の集光スポットP1と分割
線209aの関係を示すために集光スポットP1近傍を拡大
した図である。また、図80には焦点誤差信号FESと焦
点ずれΔxの関係を示した。ここでは、図79に示すよう
に、2分割光検知器209 の分割線209aの幅d2 は集光ス
ポットP1の広がりに比べて十分小さいと仮定してい
る。詳細は、G.Bouwhuis 他、“Princ
iples of Optical Disc Sys
tem,”Adam Hilger社、p.p.77〜
79 (1985) もしくは、入江 他 “Focu
s Sensing Characteristics
of the Pupil Obscuration
Method for Continuously
Grooved Disks,” Jpn.J. Ap
pl. Phys.26巻、p.p.183〜186
(1987)を参照されたい。
【0016】図81は前述した瞳遮蔽法または半光束法を
実施するため屋根型プリズムを使用した場合の構成を示
す斜視図である。図82〜84は情報記録面上での光スポッ
トの焦点ずれ状態と従来装置の光検知器上での光スポッ
ト位置、形状の関係を示したものである。図81におい
て、301 は記録再生用の光束を放射する半導体レーザな
どの光源であり、この光源301 からの出射光束をEと称
している。302 は光源301 からの出射光束Eを平行光束
に変換するコリメータレンズである。303 はコリメータ
レンズ302 からの平行光束を反射すると共に後述する光
ディスク305 からの反射光束Rを透過させるビームスプ
リッタ、304 は出射光束Eを後述する光ディスク305 の
情報記録面323 上に集光するとともに光ディスク305 か
らの反射光束Rを平行光束にする対物レンズである。
【0017】305 は光ディスクなどの光ディスクであ
り、306 は光ディスク305 の情報記録面323 上に形成さ
れた集光スポットである。307 は案内溝と呼ばれるもの
で、図に示したようにx方向に刻まれている。ここで、
y方向とは光ディスク305 と平行な面内にあり、かつ、
案内溝307 に垂直な方向である。また、z方向は情報記
録面323 に垂直な方向である。308 は反射光束Rを後述
の2分割光検知器311, 315上に集光する集束レンズであ
り、309 は光ディスク305 からの反射光束Rを2つの光
束R1、R2に分割する屋根型プリズムである。310 は
屋根型プリズム309 の屋根でありy方向を向いている。
311 は光束R1を受光する2分割光検知器であり、光軸
Aに垂直な平面内に配列された2つの受光面312, 313か
ら構成されている。314 は2分割光検知器311 上の光ス
ポットである。また、315 は光束R2を受光する2分割
光検知器であり、光軸Aに垂直な平面内に配列された2
つの受光面316, 317から構成されている。318 は2分割
光検知器315 上の光スポットである。
【0018】受光面312, 313の境界である分割線の方
向、および受光面316 、317 の境界である分割線の方向
は、屋根型プリズム309 の屋根310 の方向(y方向)に
ほぼ一致している。通常、これら2分割光検知器はPI
N型フォトダイオードにより構成されている。また、S
1は受光面312 と317 から得られる出力信号の和を表わ
しており、S2は受光面313 と316 から得られる出力信
号の和を表わしている。そして、S1とS2の差が差動
増幅器319 によって取り出され、焦点誤差信号FESと
なる。この焦点誤差信号FESは位相補償回路/増幅器
320 を介して対物レンズ駆動機構321, 322に供給され
る。
【0019】次に、図82〜図84を参照しながら、図81に
示した従来装置の動作について説明する。情報の記録再
生を行う場合には、光源301 から放射される出射光束E
は、コリメータレンズ302 で平行光束となり、ビームス
プリッタ303 で反射され、対物レンズ304 に向かう。次
に、この出射光束Eは対物レンズ304 で集光され情報記
録面323 上に集光スポット306 として照射される。そし
て、情報記録面323 で反射された反射光束Rは対物レン
ズ304 , ビームスプリッタ303 を通過し、集束レンズ30
8 によって集束光束となる。次いで、屋根型プリズム30
9 によって2つの光束R1とR2に分割され、R1は2
分割光検知器311 に、R2は2分割光検知器315 に入射
する。
【0020】ところで、出射光束Eの集光スポット306
が光ディスク305 の情報記録面323上に位置していると
きは、図82に示すよう、光束R1の集光スポット314 が
2分割光検知器311 上に位置するように、かつ、光束R
1の集光スポット314 が受光面312 と313 の間の分割線
上に位置するように、2分割光検知器311 の位置は調整
されている。同時に、光束R2の集光スポット318 が2
分割光検知器315 上に位置するように、かつ、光束R2
の集光スポット318 が受光面316 と317 の間の分割線上
に位置するように、2分割光検知器315 の位置も調整さ
れている。従って、出射光束Eの集光スポット306 が情
報記録面323 上に位置している時には受光面312, 313に
入射する光量は等しくなり、受光面316, 317からの出力
も等しくなる。よって、受光面313 と316 から得られる
出力信号の和であるS1と受光面312 と317 から得られ
る出力信号の和であるS2は等しくなる。
【0021】次に、光ディスク305 が対物レンズ304 に
Δz近づいた場合を考える。図83に示すように、光束R
1、R2は集光する前に2分割光検知器311, 315それぞ
れに入射する。従って、光束R1の大半は受光面313 に
入射し、受光面312 にはほとんど入射しなくなると同時
に、光束R2の大半は受光面316 に入射し、受光面317
にはほとんど入射しなくなる。よって、受光面313 と31
6 から得られる出力信号の和であるS1は受光面312 と
317 から得られる出力信号の和であるS2より大きくな
る。
【0022】逆に、光ディスク305 と対物レンズ304 と
の距離がΔz遠くなれば、図84に示すように、光束R
1、R2は2分割光検知器311, 315それぞれの手前で集
光する。従って、光束R1の大半は受光面312 に入射
し、受光面313 にはほとんど入射しなくなると同時に、
光束R2の大半は受光面317 に入射し、受光面316 には
ほとんど入射しなくなる。よって、受光面313 と316 か
ら得られる出力信号の和であるS1は受光面312 と317
から得られる出力信号の和であるS2より小さくなる。
【0023】以上、説明したように、焦点誤差信号FE
SはS1、S2の差をとることで得ることができる。何
故ならば、図82に示したように光ディスク305 と対物レ
ンズ304 との距離が適正で出射光束Eの集光スポット30
6 がちょうど情報記録面323上に位置する場合には、S
1とS2の差は零となるからである。また、図83に示し
たように光ディスク305 と対物レンズ304 との距離が近
すぎる場合には正(もしくは負)、図84に示したように
光ディスク305 と対物レンズ304 との距離が遠すぎる場
合には負(もしくは正)となるからである。
【0024】図85は焦点ずれΔf(Δfは集光スポット
306 と情報記録面323 との間隔である)と焦点誤差信号
FESとの関係を示したグラフである。このようにして
得られた焦点誤差信号FESは位相補償器/増幅器320
を通して対物レンズ駆動機構321, 322に供給され、出射
光束Eの集光スポット306 は情報記録面323 上に常に保
たれることになる。また、実施例の構成の部分で説明し
たように、屋根型プリズム309 の屋根310 の方向は前記
光ディスク305 の案内溝307 の接線方向(x方向)に対
して略直交する方向に設定されており、これは集光スポ
ット306 が光ディスク305 の案内溝307 を横切るとき
に、焦点誤差信号FESに現れる外乱をできるだけ小さ
く保つためである。これに関しては、“入江他、Focus
Sensing Characteristics of the Pupil Obscuration M
ethod for Continuously Grooved Disks, Japan Journa
l of Applied Phisics,vol.26, pp.183-186(1987) ”に
詳しく説明されている。
【0025】次いで、図86を用いて、この方法が典型的
な光ディスク装置に適用された場合の光学部品のパラメ
ータについて述べる。案内溝307 の間隔が1.6μmで
あり直径が90mmや130mmの光ディスク305 であ
る場合、対物レンズ304 の開口数NAobj は通常0. 5
から0. 55に設定される。今、このNAobj を0.5
5とし、対物レンズの入射瞳の直径φobj を3mmとす
れば、対物レンズ304 の焦点距離fobj は、 fobj =(φobj /2)/NAobj =(3/2)/0. 55 =3. 3(mm) …(1) となる。このとき、情報記録面323 上の集光スポット30
6 の直径は1〜2μm程度となる。一方、集束レンズ30
8 の焦点距離fs は、光検知器311 、315 上の集光スポ
ット314, 318の直径を数10μmから50μmと大きく
できるようにfobj の10倍から20倍に設定されるこ
とが多い。以下では、fs はfobj の10倍の33mm
に設定された場合を考える。
【0026】ところで、集束レンズ308 から屋根型プリ
ズム309 までの光学的距離d3 は小さいほうが望まし
い。これは、屋根型プリズム309 が集束レンズ308 から
離れる(d3 が大きくなる)と屋根310 の位置での光束
径が小さくなるので、反射光束Rを2つの半円状光束R
1、R2に分割するための屋根310 の位置精度が厳しく
なるためである。さらに、屋根310 の形状は完全な鋭角
ではないため、この位置での光束径が小さいと屋根310
での散乱が増大し2分割光検知器311, 315への到達光量
が減少するためである。ここでは、d3 がfs の1/
3、即ち、11mmの場合を考える。すると屋根型プリ
ズムの位置での光束の直径φp は、 φp =φobj * (fs ―d3 )/ fs =3. 3 * ( 33 ― 11 )/ 33 =2. 2 (mm) …(2) となり、屋根310 のx方向の位置精度は数100μmと
実際的な値となる。
【0027】次に、屋根型プリズム309 による偏向角θ
3 は、2分割光検知器311 の受光面312 と313 との間の
分割線(2分割光検知器315 の受光面316 と317 との間
の分割線)の光軸Aからの距離sと前述のd3 、fs に
よって、 θ3 = s/(fs ― d3 ) …(3) と表すことができる。sは、2分割検知器311, 315が通
常一つのパッケージに入っていることから大きくでき
ず、0. 2mmから0. 5mmが一般的な値である。こ
こでは、sが0. 3mmの場合を想定すると、上式から
θ3 は、 θ3 = 0. 3/(33―11) = 13. 6 (mrad) …(4) となる。
【0028】最後に、屋根310 の頂角を2φとし、θ3
が充分小さい場合には、θ3 とφの間に、 θ3 = Arcsin{n*sin(π/2―φ)}―(π/2―φ) = n*(π/2―φ)―(π/2―φ) = (n―1)*(π/2―φ) …(5) が成立するので、屋根型プリズムを構成するガラスの屈
折率nを一般的な1.5とすれば、φは、 φ = π/2 ―{θ3 /(n―1)} = π/2 ―{0. 0136/0. 5} = 1. 54359 (rad) = 88. 44 (度) …(6) となる。故に、頂角2φは176. 88度となる。
【0029】次に光ディスクに照射する光の光軸を光デ
ィスクに対して垂直にするための機構について述べる。
図87は特開昭59−223953号公報に記載された従
来の光ディスク装置を示す分解斜視図、図88はその概略
断面図である。図87および図88おいて、401 は対物レン
ズ、402 は対物レンズ駆動装置、410 は対物レンズ駆動
装置402 の基台の底部に形成された凸の球面、403 は光
学ブロック、411 は光学ブロック403 の上面に形成また
は固着された凹の球面、404a, 404b,412a, 412bはコイ
ルバネ、405a, 405b, 405c, 405dはネジ穴、406a, 406
b, 406c, 406dはネジ、408 は対物レンズ401 の光軸、4
09 は焦点である。
【0030】凸の球面410 が凹の球面411 に嵌め込ま
れ、対物レンズ駆動装置402 が凸の球面410 および凹の
球面411 の中心で回転自在となるように光学ブロック40
3 へ取り付けられている。コイルバネ412a, 412bは、ネ
ジ穴405c, 405dにねじ込まれたネジ406c,406dによって
圧縮され、一定の力で対物レンズ駆動装置402 を光学ブ
ロック403 側に引っ張っている。
【0031】次に動作について説明する。コイルバネ40
4a,404bは対物レンズ駆動装置402を押し上げ、球面410
と球面411 が滑らかに動くようにしている。ネジ406
a,406bは対物レンズ傾き調整用のネジであり、この2
本のネジを回すことによって対物レンズ駆動装置402 と
一体になった対物レンズ401 の傾きを調整する。
【0032】図89は、特公昭63−53618号公報に
従来例として示された従来の光ディスク装置の要部斜視
図、図90は、図89のIII −III 線矢視断面図である。図
において、531 は磁性材で形成されたベースで上面中央
部に軸532 が固定されている。533 は上記軸532 に嵌合
保持され軸532 とですべり軸受け機構を構成する軸受筒
で保持筒534 に固定されている。534aは対物レンズ535
を支持している底壁、534bは外周にフォーカシングコイ
ル536 とトラッキングコイル537 を固定した筒部であ
る。そして外側ヨーク539a,539bが筒部534bの外側に、
図示しない内側ヨークが筒部534bの内側に設けられてお
り、永久磁石540 が上記外側ヨーク539a,539bとベース
531 の間に接着固定されている。
【0033】541 は上記ベース531 の上面に立設された
小軸で、軸受筒533 との間にゴム等で形成されたトラッ
キング方向の中立位置設定用ダンパ部材542 が設けられ
ている。543 は対物レンズ535 へ入射する光を導く光通
過穴である。
【0034】次に動作について説明する。フォーカシン
グコイル536 へ通電制御することにより保持筒534 の位
置を図89中のZ軸方向へ駆動し、フォーカシング制御を
行う。また、トラッキングコイル537 へ通電制御するこ
とにより保持筒534 の位置を図89中のY軸方向へ駆動し
トラッキング制御を行う。
【0035】図91は、特開平4−243021号公報に
示された従来の光ディスク装置を示す要部断面図、図92
は、図91において、角度調整後の固定手段である接着剤
がバネ要素および減衰要素となる状態を示すモデル図で
ある。
【0036】図において、光学ヘッド651 は、対物レン
ズ組立体652 とキャリッジ653 より構成される。対物レ
ンズ組立体652 は、対物レンズ654 、対物レンズアクチ
ュエータ655 及びレーザー立ち上げ用のミラー656 が組
み込まれ、かつ底板657 の下面の中央に、対物レンズ65
4 を中心とする半径R6 の球の一部よりなる球面凸部65
8 を有する。
【0037】キャリッジ653 の箱部660 の底板661 の上
面には、球面凹部を有する取付台662 が形成されてい
る。
【0038】対物レンズ組立体652 はキャリッジ653 の
箱部660 内に収容され、球面凸部658 を取付台662 上に
載置した状態で、底板657 側から複数本のねじ663 によ
り球面凸部658 の周囲の部位が固定されている。
【0039】対物レンズ654 の光軸664 を、装着された
光ディスク665 の面に対して垂直となるようにする角度
調整は、光ディスク装置本体666 のシャーシベース667
に形成してある開口668 を通して、シャーシベース667
の下面からねじ回しを使用してねじ663 を適宜締めたり
緩めたりすることにより行われる。ねじ663 を操作する
ことにより対物レンズ組立体652 が球面凸部658 と取付
台662 が接した状態で微小量摺動し、光軸664 の角度を
調整できる。
【0040】670 は底板657 の球面凸部658 と取付台66
2 の間に塗布された接着剤で、光軸664 の角度調整後、
底板657 を取付台662 に固定する。670a, 670bは、各々
接着剤670 の機械的特性を表すバネ要素および減衰要素
である。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】図70に示す従来装置に
おける焦点ずれ信号は、図93に示すように光ディスク10
1 の機械的な面振れに図71に示したグルーブ部116 から
の干渉信号117 が重畳されている。従って、対物レンズ
106 は本来光ディスクの機械的な面振れ成分のみに追従
すれば良いだけであったのが、グルーブ部からのグルー
ブ干渉信号117 に対しても追従させられることになり、
制御回路上の電圧飽和等を引き起こすという問題点があ
った。特に、情報トラックに対するアクセス時には、上
記グルーブ部からの干渉信号117 の全振幅がアクセス速
度で決定される周波数で焦点ずれ信号113 に重畳される
ため、焦点制御系に対して最も悪影響をおよぼすことに
なる。図94はトラックアクセス時の焦点ずれ信号を示す
概略図である。図94に示すようにトラッキング時である
T1及びT3領域と比較して、情報トラックアクセス時
であるT2領域時には焦点ずれ信号113 中のグルーブ干
渉信号117 は増大し、グルーブ干渉信号117 の周波数が
高いと焦点制御系の飽和や発振が発生するという問題点
があった。
【0042】また図72に示す従来装置は前述のように構
成されているので、焦点誤差信号FESが焦点ずれに対
して線形に変化する範囲、即ち、リニアゾーンの幅が2
〜3μmと狭いという問題点があった。リニアゾーンが
狭すぎると、装置外部からの振動や衝撃によって焦点制
御のためのサーボがはずれ、出射光束の集光点を光ディ
スク206 上に維持できないという現象が発生しやすくな
る。また、2分割光検知器209 のわずかの位置ずれが焦
点誤差信号FESに大きなオフセットを与えたりする。
【0043】瞳遮蔽法において焦点誤差検出のリニアゾ
ーンの幅を拡大する方法としては、分割線209aの幅d2
を拡大する方法が特開昭63−131333号公報、ま
たは、入江 他 “Focus Sensing Ch
aracteristicsof the Pupil
Obscuration Method forCo
ntinuously Grooved Disk
s,” Jpn. J.Appl. Phys.26
巻、p.p.183〜186(1987)に示されてい
る。例えば、上記文献の一つ(入江著)には、分割線20
9aの幅d2 ,光源201 の波長λ(=0. 78μm),2
分割光検知器209 へ入射する反射光束の遮蔽板207 の手
前の開口数NA1 (=0. 053)の間に、 d2 ≧λ/NA1 =0. 78μm/0. 053=14. 7μm…(7) の関係が成立すれば、リニアゾーンが拡大できることが
示されている。実際、上記d2 を50μmに設定し、対
物レンズ205 の開口数が0. 5の場合、d2 が10μm
の2分割光検知器に比べてリニアゾーンの幅は2倍以上
になる。図95には、分割線の幅d2 が10μmと50μ
mの各々の場合について、焦点誤差信号FESと焦点ず
れΔxの関係を示した。
【0044】図96は、この解析に用いられた2分割光検
知器209 の受光面210, 211が分割線209a近傍でどの様な
感度(単位受光量当りの出力電流)分布を有するかを示
したものであり、K1は受光面210 の感度分布、K2は
受光面211 の感度分布を示している。この図では座標原
点(z=0)が分割線209aの中央のz座標であり、ここ
に入射した光束は受光面210, 211両方に等量の電流を生
じさせる(即ち、z=0において受光面210, 211の感度
K1,K2が等しい)。また、分割線209aの中ではそれ
ぞれの受光面の感度は直線的に変化し、相対する受光面
の端部で零になる。
【0045】ところが、このような2分割光検知器209
を用いた場合、光ディスク206 からの反射光束R1の大
半が分割線209a上に入射する。通常、2分割光検知器20
9 はPINフォトダイオードで構成されているので、分
割線209aの幅が広い場合には分割線209aの領域に空乏層
が形成されにくく、入射光束によって生成される電子や
ホールの移動速度が遅くなるという現象が発生する。こ
の現象により、もし、この2分割光検知器209 を情報信
号の再生にも使った場合、分割線209aの幅が広い2分割
光検知器では周波数特性が劣化し、高域での再生出力が
減少するという問題点があった。
【0046】さらに図81に示す従来装置は前述のように
構成されているので、屋根310 の頂角2φが180度よ
りわずかに小さい角度(176度から178度)にもか
かわらず屋根型プリズム309 の屋根310 が丸みを帯びな
いように、かつ、屋根の位置精度が数100μm以下と
なるように研磨しなければならないという問題点があっ
た。通常このような研磨には時間と精密な作業が要求さ
れるため、屋根の位置精度が厳しく、かつ、その頂角が
180度に近い屋根型プリズムの値段は高価なものであ
った。
【0047】一方、光ディスクに対し光軸を垂直にする
ための、図87, 88に示す従来装置においては、対物レン
ズの傾きのみを調整したいにもかかわらず、対物レンズ
駆動装置全体を傾角調整しているために装置が複雑で部
品点数も多く、小型薄型化の障害となる問題点があっ
た。また、球面を設けるために設計の自由度が大幅に制
限されるという問題点もあった。また、傾角調整後の固
定方法として接着剤が用いられることが多いが、接着剤
で保持されている部分の重量が大きく、光ディスクに対
するアクセス時に対物レンズ駆動装置全体が振動し、ア
クセス後のトラッキング引き込みに時間を要するためア
クセス時間を短縮できないという問題点もあった。
【0048】また図89, 90に示す従来装置においては、
次のような問題点があった。すなわち、軸532 と軸受筒
533 によりすべり軸受機構を構成しているため、フォー
カシング駆動およびトラッキング駆動時に軸532 と軸受
筒533 の間に摩擦力が発生し、摩擦力が非線型要素とし
て作用して制御系を不安定にしてしまう場合があった。
【0049】また、軸532 と軸受筒533 の間の相対接触
運動により摩耗扮が発生し、摩耗扮の飛散により対物レ
ンズや光ディスクに対して光学的に悪影響をおよぼすと
ともに、すべり軸受機構部の寿命を低下させてしまうと
いった問題点もあった。
【0050】さらに図91に示す従来装置は、上記光軸66
4 の調整される角度は、ねじ663 の調整角度に対応する
のに対し、ねじ663 の回動角度は正確には決まらないた
め、どの程度ねじ663 を回転させれば良いのか経験的に
判断することになり、調整精度を高めるためにはかなり
の熟練を要しており、光軸664 の角度調整を精度良く行
うことは困難であった。
【0051】また、角度調整にねじを使用しているの
で、調整後の被調整部の固定手段として別のねじを使用
すると調整がずれてしまうため、接着剤を固定手段とし
て用いていた。よって、固定後に再調整が必要になった
場合でも再調整ができないといった問題点もあった。
【0052】また、接着剤の信頼性及び固定力は、ねじ
固定の場合と比較して低いため、対物レンズ654 の光デ
ィスク665 に対するフォーカシング及びトラッキング制
御系に不要共振を発生させてしまうといった問題点もあ
った。図97は図91の光ディスク装置のフォーカス方向周
波数特性図である。図92におけるレンズ654 を矢印F方
向に駆動するフォーカス制御系において、接着剤670 が
バネ要素670aとして作用するため、図97中の周波数f1
に不要共振が発生していた。
【0053】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、焦点ずれ信号からグルーブ干渉信
号を除去することができる光ディスク装置を得ることを
目的とする。
【0054】また、瞳遮蔽法に使われる2分割光検知器
の分割線の幅を広げることなくリニアゾーンを拡大する
ことにより、焦点制御動作の安定化を図るとともに、上
記2分割光検知器の高周波数特性の劣化を防ぐことがで
きる光ディスク装置を得ることを目的とする。
【0055】また、高価な屋根型プリズムの替わりに、
安価な回折格子を用い、かつその動作が安定であり、し
かも効率の良い光ディスク装置を得る。
【0056】さらにまた、対物レンズのみの傾き調整が
可能で、しかも、構成が簡素で部品点数が少なく、アク
セス時の不要振動も生じにくい光ディスク装置を得るこ
とを目的としている。
【0057】また、フォーカシング制御やトラッキング
制御を行う際に、摩擦力が発生せず安定な制御系を得ら
れるとともに、摩耗扮が発生せず周辺部に光学的な悪影
響や寿命低下を生じさせない光ディスク装置を得ること
を目的とする。
【0058】また、対物レンズの光軸調整を簡単かつ高
精度に行えるとともに、周波数特性が良好で信頼性の高
い光ディスク装置を得ることを目的とする。
【0059】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る光ディス
ク装置は、2個の光スポットを情報トラックのランド部
とグルーブ部に各々配置し、各々の光スポットからの焦
点ずれ信号をグルーブ干渉信号が打ち消しあうように演
算処理した後、この演算処理された信号により焦点制御
を行うようにしたものである。
【0060】第2発明に係る光ディスク装置は、光スポ
ットをランド部に複数個、グルーブ部に少なくとも1個
配置し、上記ランド部に配置した複数の光スポットで並
列記録・並列再生を行うとともに、上記ランド部と上記
グルーブ部に配置された各々の光スポットからの焦点ず
れ信号を演算処理した後、この演算処理された信号によ
り焦点制御を行うようにしたものである。
【0061】第3発明に係る光ディスク装置は、回折格
子を用いて光ビームを分割し複数の光スポットを形成す
るとともに、回折格子を回転調整することにより複数の
光スポットをランド部上およびグルーブ部上に配置し、
上記ランド部と上記グルーブ部に配置された各々の光ス
ポットからの焦点ずれ信号を加算して得られた信号によ
り焦点制御を行うようにしたものである。
【0062】第4発明に係る光ディスク装置は、光スポ
ットをランド部に1個、グルーブ部に2個配置し、特開
昭61−94246号公報記載に記載された、いわゆる
差動プッシュプル法によりトラッキング制御を行うとと
もに、各々の光スポットからの焦点ずれ信号を演算処理
して得られた信号により焦点制御を行うようにしたもの
である。
【0063】第5発明に係る光ディスク装置は、記録・
再生時にはランド部上に光スポットを配置する一方、情
報トラックアクセス時には、回折格子を光ビームに対し
て垂直な面内において回転駆動することにより、ランド
部とグルーブ部に光スポットを配置し、各々の光スポッ
トからの焦点ずれ信号を演算処理して得られた信号によ
り焦点制御を行うようにしたものである。
【0064】第6発明に係る光ディスク装置は、記録・
再生時にはランド部上に光スポットを配置する一方、情
報トラックアクセス時にはドーブプリズムを光ビームに
対して垂直な面内において回転駆動することにより、ラ
ンド部とグルーブ部に光スポットを配置し、各々の光ス
ポットからの焦点ずれ信号を演算処理して得られた信号
により焦点制御を行うようにしたものである。
【0065】第7発明に係る光ディスク装置は、2分割
光検知器の2つの受光面が相対する分割帯での受光面端
部の形状を略鋸歯状もしくは略三角波状とし、それぞれ
の受光面端部が互いに噛み合った形状に構成したもので
ある。
【0066】第8発明に係る光ディスク装置は、2つの
受光面を分割する分割線が、 y = (p/d)z + 2np y =−(p/d)z +(2n−1)p 但し、−d/2 ≦ z ≦ d/2, n:整数 で表現されるようになしてある。
【0067】第9発明に係る光ディスク装置は、2分割
光検知器の受光面端部における略鋸歯状又は略三角波状
部分のピッチpと、前記光源の波長λと、前記2分割光
検知器に入射する前記光ディスクからの反射光束の開口
数NA1 との間に、 NA1 ≦ 5λ/8p が成立するようになしてある。
【0068】第10発明に係る光ディスク装置は、2分割
光検知器の受光面端部における略鋸歯状又は略三角波状
部分の分割帯を横切る方向の幅dと、前記光源の波長λ
と、前記2分割光検知器に入射する前記光ディスクから
の反射光束の開口数NA1 との間に、 d≧ λ/NA1 が成立するように、前記2分割光検知器を構成してあ
る。
【0069】第11発明に係る光ディスク装置は、2分割
光検知器の分割帯内に多数の微小受光面を形成し、これ
らの微小受光面を2つの受光面のどちらか一方に電気的
に接続する接続線をほぼ等間隔に設け、接続線の方向を
分割帯を横切る方向に設定するとともに、それぞれの受
光面から延びる接続線を交互に配置し、さらに、一本の
接続線によって接続された微小受光面の面積が電気的に
接続された受光面からの距離に略比例して減少するよう
に構成したものである。
【0070】第12発明に係る光ディスク装置は、2分割
光検知器の分割帯内に多数の矩形状受光面を配置し、隣
合う矩形状受光面を交互に左右の受光面に接続するとと
もに、それぞれの受光面に接続された矩形状受光面はそ
の受光面からの距離に略比例してその短辺の長さが減少
するように構成したものである。
【0071】第13発明に係る光ディスク装置は、反射光
束を複数の光束に分割する手段を入射面の略半面が回折
格子部である光束分割素子で構成し、かつ、回折格子部
によって生成される前記反射光束の1つ以上の回折光と
回折格子部を通過しない光束とを用いて焦点誤差信号を
得るように構成したものである。
【0072】また、第14発明に係る光ディスク装置は、
反射光束を複数の光束に分割する手段を入射面の略半面
が透過型もしくは反射型の平面型回折格子の形成された
回折格子部であり、残りの略半面が透過性もしくは反射
性の非回折格子部である光束分割素子で構成し、かつ、
前記回折格子部と非回折格子部の境界線が幾何学的に前
記反射光束を略2等分するように配置され、かつ、回折
格子部によって生成される前記反射光束の1つ以上の回
折光と非回折格子部からの光束とを用いて焦点誤差信号
を得るように構成したものである。
【0073】また、第15発明に係る光ディスク装置は、
前記光束分割素子において、これの回折格子部の格子線
が直線で、かつ、格子周期が一定で、かつ、格子線の方
向が上記回折格子部と非回折格子部との境界線の方向に
略直交するものである。
【0074】また、第16発明に係る光ディスク装置は、
前記光束分割素子において、回折格子部と非回折格子部
の境界線が直線で、かつ、この直線の方向が前記光ディ
スク上の案内溝の接線方向に対して略直交する方向に投
影されるものである。
【0075】また、第17発明に係る光ディスク装置は、
前記光束分割素子の平面型回折格子において、この平面
型回折格子が2値の位相深さを有し、その位相変調のデ
ューティが略50%で位相変調の深さが略180度とす
るものである。
【0076】また、第18発明に係る光ディスク装置は、
前記光束分割素子の平面型回折格子において、位相変調
が表面の凹凸、もしくは、屈折率の変調によって実現す
るものである。
【0077】また、第19発明に係る光ディスク装置は、
前記複数の2分割光検知器において、光束分割素子の回
折格子部の回折作用によって得られた1つ以上の光束を
受光する1個以上の2分割光検知器と光束分割素子の非
回折格子部からの光束を受光する1個の2分割光検知器
が1個のパッケージに納められているものである。
【0078】また、第20発明に係る光ディスク装置は、
前記複数の2分割光検知器において、各2分割光検知器
の分割線が略直線状で、かつ、全ての分割線が1本の略
直線上に存在するものである。
【0079】第21発明に係る光ディスク装置は、光束分
割手段を略半面が回折格子部である素子によって構成し
てあり、2分割光検知器の分割線の形状を略鋸歯状,略
三角波状又は略正弦波状としてある。
【0080】第22発明に係る光ディスク装置は、対物レ
ンズなどの光学手段と、これを保持するホルダの間にリ
ング状の平板を配置するとともに、この平板の一面に接
する光学手段との間および平板の他面に接するホルダと
の間に、それぞれ光軸を通りかつ互いに交わる第1,第
2の直線上に光軸を挟んで二つづつ合計四つの突起を設
けたものである。
【0081】第23発明に係る光ディスク装置は、ホルダ
に切り欠き部を設けるとともに、リング状の平板に上記
切り欠き部に嵌り込む舌片を設けたものである。
【0082】第24発明に係る光ディスク装置は、ホルダ
に切り欠き部を設けるとともに、リング状の平板および
光学手段に、それぞれ上記切り欠き部に嵌り込む舌片を
設けたものである。
【0083】第25発明に係る光ディスク装置は、光ディ
スク上に光ビームを集光させる対物レンズと、この対物
レンズが一端に固定されたレンズホルダと、この対物レ
ンズの光軸に対して平行な軸を有する支持軸と、この支
持軸に対して垂直でかつ上記軸線方向に一定量離間した
一組の平面上に各々配置され、内周が支持軸に外周が上
記レンズホルダに各々固定された上記軸線に対してほぼ
同心形状を有する一組の板バネを配置したものである。
【0084】第26発明に係る光ディスク装置は、対物レ
ンズやレンズホルダ等から構成される可動部の重心位置
が支軸上に配置されるように、レンズホルダの他端にバ
ランスウェイトを設けたものである。
【0085】第27発明に係る光ディスク装置は、板バネ
に上記支軸の軸線を含む平面部を構成する折り曲げ部を
設けたものである。
【0086】第28発明に係る光ディスク装置は、上記2
枚の板バネを相互に結合したものである。
【0087】第29発明に係る光ディスク装置は、板バネ
の内周部と支軸の間に、弾性部材を設けたものである。
【0088】第30発明に係る光ディスク装置は、上記支
軸の一端をベースに固定すると共に、他端を保持した保
持板を支軸の軸線に対して垂直な面内で位置調整するこ
とにより、対物レンズの角度調整を行うことを可能とし
たものである。
【0089】第31発明に係る光ディスク装置は、支軸の
一端を固定部の半凹球面に、他端を保持板の半凹球面に
摺動自在に保持してあり、支軸に対して略垂直な面内で
前記保持板を移動させることにより前記支軸を傾け、前
記光学系の角度調整を行う構成となしてある。
【0090】第32発明に係る光ディスク装置は、支軸の
一端は固定部に固定されかつホルダを摺動自在かつ回動
自在に支持し、支軸の他端は保持板に保持してあり、該
保持板を前記支軸に略垂直な面内で移動させることによ
り前記支軸を湾曲させ、前記光学系の角度調整を行う構
成となしてある。
【0091】
【作用】第1発明にあっては、ランド部に配置された光
スポットから得られる焦点ずれ信号中のグルーブ干渉信
号が、グルーブ部に配置された光スポットから得られる
焦点ずれ信号中のグルーブ干渉信号と逆相であることを
利用して、2つの焦点ずれ信号を加算して焦点ずれ信号
中のグルーブ干渉信号を除去する。
【0092】第2発明にあっては、ランド部に配置した
複数の光スポットにより並列記録・並列再生を行う。
【0093】第3発明にあっては、回折格子を回転調整
することにより、複数の光スポットの位置調整を行う。
【0094】第4発明にあっては、差動プッシュプル法
と組み合わせることにより、光検知器パターンを効率よ
く利用したトラッキング制御と焦点ずれ制御を行う。
【0095】第5発明にあっては、情報トラックアクセ
ス時に回折格子を回転駆動することにより、トラッキン
グ時にランド部に配置し並列記録・並列再生を行ってい
た複数の光スポットを、グルーブ上に配置させ、これら
の光スポットからグルーブ干渉信号を除去した焦点ずれ
信号を得る。
【0096】第6発明にあっては、アクセス時にドーブ
プリズムを回転駆動することにより、トラッキング時に
ランド部に配置し並列記録・並列再生を行っていた複数
の光スポットを、上記ランド部と上記グルーブ部に配置
し、グルーブ干渉信号を除去した焦点ずれ信号を得る。
【0097】第7〜第12発明にあっては、焦点誤差検出
信号が焦点ずれ量に対して直線的に変化する範囲、即ち
リニアゾーンが拡大するとともに、高周波特性劣化のな
い2分割光検知器が得られる。
【0098】第13〜第20発明にあっては、光束分割素子
の回折格子部と非回折格子部の境界線が従来の屋根型プ
リズムの屋根として働き、光ディスクからの反射光束を
分割する。さらに、回折格子部に入射した光束は回折格
子により偏向され、非回折格子部を経た光束とは異なる
位置に集光されるので、光束分割素子を経たそれぞれの
光束は対応する2分割光検知器で受光される。
【0099】また、平面型回折格子は入射光束の波面の
位相を空間的に変調することにより回折光を生成する。
【0100】第21発明にあっては、光束分割手段を略半
面が回折格子部である素子によって構成し、2分割光検
知器の分割線の形状を略鋸歯状,略三角波状又は略正弦
波状としているので、焦点誤差検出信号が焦点ずれ量に
対して直線的に変化する範囲、即ちリニアゾーンが拡大
するとともに、高周波特性劣化が少なく、2分割光検知
器の横ずれによる焦点誤差信号の変動を小さくすること
ができる。
【0101】第22発明においては、リング状の平板と光
学手段の間に設けた一対の突起は、その先端が支点とな
って光学手段をその突起を結ぶ第1の直線を回転中心と
して突起の高さに応じた角度だけ一方向に傾けることが
でき、またリング状の平板とホルダの間に設けた一対の
突起は上記第1の直線と交差する第2の直線を回転中心
として一方向に傾けることができるので、結局、光学手
段を交差する二方向にそれぞれ傾角を調整することがで
きる。
【0102】第23発明にあっては、ホルダの切り欠き部
にリング状の平板の舌片が嵌り込むので、リング状の平
板がホルダに対して回転しないので、光学手段の一つの
傾角方向が変化しない。
【0103】第24発明にあっては、ホルダの切り欠き部
に、リング状の平板の舌片および光学手段の舌片が嵌り
込んで共に回転しないので、光学手段の二つの傾角方向
とも変化しない。
【0104】第25発明にあっては、支持軸に対して同心
形状を有する一組の板バネは、対物レンズのフォーカシ
ング方向の駆動に対しては傘状に変形し、トラッキング
方向の駆動に対しては支持軸を中心とした渦巻き状に変
形することにより対物レンズのフォーカシング方向とト
ラッキング方向の駆動制御が可能なようにレンズホルダ
を支持する。
【0105】第26発明にあっては、可動部の重心位置が
支軸上にあるので、光ディスクに対するシーク時に可動
部に対して支軸を回転中心とした回転モーメントが発生
しない。
【0106】第27発明にあっては、板バネの折り曲げ部
は、特にトラッキング方向の駆動制御時に板バネの不要
なねじれ共振モードを抑圧する。
【0107】第28発明にあっては、相互結合された板バ
ネは、板バネのバネ定数のバラツキを低減する。
【0108】第29発明にあっては、板バネの内周部と支
持軸の間に配置された弾性部材は、板バネの有する共振
ピークを低減するとともに、特に板バネのバネ定数が高
くなりがちなトラッキング方向のバネ定数を所望の値に
設定することが容易となる。
【0109】第30〜第32発明にあっては、上記保持板の
位置を平面内で位置調整することにより、対物レンズの
2軸方向の角度調整を可能とする。
【0110】
【実施例】図1は第1発明における光ディスク装置の一
部を示す概略図、図2は図1中の光検知器部124 の詳細
図、図3は第1発明における情報トラック上の光スポッ
ト配置関係を示す概略図、図4は第1発明における光デ
ィスク装置の情報トラックと各光スポットの焦点ずれ信
号の関係を示すための情報トラック拡大概念図、図5は
第1発明における光ディスク装置の演算後の焦点ずれ信
号を示す図、図6は第1発明における光ディスク装置の
トラックアクセス時の焦点ずれ信号を示す概略図であ
る。図において、従来の装置と同一あるいは相当する部
分には同一符号を付し説明を省略する。
【0111】図において、120 は2個の光ビーム121a、
121bを出射する半導体レーザ、122a、122bは各々光ビー
ム121a、121bが対物レンズ106 により集光された光スポ
ットであり、図2に示すように光スポット122a、122b
は、光ディスク101 上の情報トラックのトラックピッチ
Pdの半分であるPd/2の距離をおいて配置されてい
る。123 は光ディスク101 に対する光スポット122a、12
2bの焦点ずれ量を検知するためのシリンドリカルレンズ
等からなる焦点ずれ検出用光学素子、124 は、光ディス
ク101 上の光スポット122a、122bからの反射光を受光し
焦点ずれ信号を発生させる光検知器パターン124a, 124b
および差動増幅器124c, 124dから構成される光検知器部
である。125 は半導体レーザ120 、対物レンズ106 、光
検知器部124 等から構成された光ヘッド装置部である。
126 は光検知器部124 から得られる焦点ずれ信号を加算
するための加算器、127 は焦点制御回路である。
【0112】次に動作について説明する。まず光スポッ
ト122a、122bの強度は等しいと仮定する。図4に示すよ
うに、光スポット122a、122bが情報トラックを横切った
際に、各々の光スポット122a、122bから得られる焦点ず
れ信号中に観測されるグルーブ干渉信号128a、128bは、
時間軸上では位相が180°ずれた振幅の等しい波形と
して現れる。これは、グルーブ干渉信号の1周期が情報
トラックの間隔に対応しており、光スポット122a、122b
の情報トラックに垂直な方向での相対的な位置ずれ(ト
ラッキングずれ)が情報トラック間隔の半分であること
による。従って、光検知器部124 から得られる焦点ずれ
信号を加算器126 で加算することにより、加算器126 の
出力においては、図5に示すように、グルーブ干渉信号
が除去された焦点ずれ信号が得られることになる。よっ
て、図6に示すようにトラックアクセス時の焦点ずれ信
号にグルーブ干渉信号が重畳されず、情報トラックアク
セス時であるT2領域においても焦点ずれ信号に雑音は
現われない。
【0113】図7は第2発明における光ディスク装置の
一部を示す概略図、図8は第2発明における情報トラッ
ク上の光スポット列の配置関係を示す概略図である。従
来の装置や第1発明の実施例と同一あるいは相当する部
分には同一符号を付し説明を省略する。図において、14
0 は3個以上の光ビームを放射する半導体レーザ、141
a、141b、141c、141d、141eは、半導体レーザ140 から
出射された光ビーム、142a、142b、142c、142d、142eは
光ビーム141a、141b、141c、141d、141eを各々対物レン
ズ106 により集光した光スポットであり、光ディスク10
1 上の情報トラックのトラックピッチPdの半分である
Pd/2ずつの距離をおいて配置されている。143 は光
ビーム141a、141b、141c、141d、141eを分離するととも
に光ディスク101 に対する光スポット142a、142b、142
c、142d、142eの焦点ずれ量を検知するためのシリンド
リカルレンズ等からなる焦点ずれ検出用光学素子、144
は光検知器部であり、光ビーム141a、141b、141c、141
d、141eを受光するための光検知器パターンである144
a、144b、144c、144d、144eおよび差動増幅器(図示せ
ず)から構成されている。
【0114】図7、図8に示す実施例においては、情報
トラックのランド部に集光している光スポット141a、14
1c、141eにより、情報の並列記録・並列再生等を行うこ
とができる。また、情報トラックのランド部に集光して
いる光スポット141a、141c、141eと、グルーブ部に集光
している光スポット141b、141dでは、観測されるグルー
ブ干渉信号は180°位相が異なっているため、ランド
部に集光している光スポットから得られる焦点ずれ信号
出力と、グルーブ部に集光している光スポットから得ら
れる焦点ずれ信号出力を選択的に演算処理回路145 によ
り演算し、焦点ずれ信号からグルーブ干渉信号を除去す
ることができる。
【0115】図9は第3発明における光ディスク装置の
一部を示す概略図、図10は第3発明における情報トラッ
ク上の光スポット列の配置関係を示す概略図である。図
において、従来の装置や上述の実施例と同一あるいは相
当する部分には同一符号を付し説明を省略する。図9に
おいて、150 は半導体レーザ102 から放射された光ビー
ム103 を複数の光ビーム151a、151b、151cに分割する回
折格子、152a、152b、152cは光ビーム151a、151b、151c
が各々対物レンズ106 により集光された光スポットであ
り、図10に示すように光ディスク101 上の情報トラック
のトラックピッチPdの半分であるPd/2ずつの距離
をおいて配置されている。153 は光ビーム151a、151b、
151cを分離するとともに光ディスク101 に対する光スポ
ット152a、152b、152cの焦点ずれ量を検知するためのシ
リンドリカルレンズ等からなる焦点ずれ検出用光学素
子、154 は光検知器部であり、光ビーム151a、151b、15
1cを受光するための光検知器パターンである154a、154
b、154c及び差動増幅器から構成されている。
【0116】図9、図10に示す実施例においては、情報
トラックのランド部に集光している光スポット152bとグ
ルーブ部に集光している光スポット152a、152cでは、観
測されるグルーブ干渉信号は180°位相が異なってい
る。よって、回折格子の形状等で決定される各光スポッ
ト152a、152b、152cの光量比に応じて光検知器部154の
出力を演算処理回路145 により演算し、グルーブ干渉信
号を焦点ずれ信号から除去することができる。光スポッ
ト152a、152b、152cの間隔は回折格子の形状によりに設
定している。また、情報トラックに対する光スポット15
2a、152b、152cの相対的な配置は、回折格子を回転調整
することにより微調整している。
【0117】図11は第4発明における光ディスク装置の
一部を示す概略図、図12は第4発明における図11中の光
検知器部を示す詳細図である。図において、従来の装置
や上述の実施例と同一あるいは相当する部分には同一符
号を付し説明を省略する。図11において、160 は光検知
器部であり、光ビーム151a、151b、151cを受光するため
の光検知器である161 、162 、163 、および差動増幅器
(図示せず)から構成されている。161a〜161d、162a〜
162d、163a〜163d、は各々光検知器161 、162、163 の
光検知器分割パターンである。
【0118】図12に示すように、光検知器161 、162 、
163 の光検知器分割パターンを各々4分割し、161a〜16
1d、162a〜162d、163a〜163dのように構成すると、適当
な係数Gを選択し、式(8)により、特開昭61−94
246号公報に記載された、いわゆる差動プッシュプル
法により光ディスク101 上の情報トラックに対する光ス
ポット152a、152b、152cのトラックずれを検知できると
共に、適当な係数Kを選択し、式(9)により、光ディ
スク101 上の情報トラックに対する光スポット152a、15
2b、152cの焦点ずれ信号を検知できる。 トラックずれ信号 =(162a+162b−162c−162d) −G(161a+161b−161c−161d+163a+163b−163c−163d)…(8) 焦点ずれ信号 =(162a−162b−162c+162d) −K(161a−161b−161c+161d+163a−163b−163c+163d)…(9)
【0119】図13は第5発明における光ディスク装置の
一部を示す概略図、図14は第5発明における情報トラッ
ク上の光スポット列の配置関係を示す概略図である。図
において、従来の装置や上述の実施例と同一あるいは相
当する部分には同一符号を付し説明を省略する。図13に
おいて、150 は半導体レーザ102 から出射された光ビー
ム103 を複数の光ビーム151a、151b、151cに分割する回
折格子であり、光ビーム103 に対して垂直な面内におい
て回転可能に支持されている。170a、170bは回折格子15
0 を光ビーム103 に対して垂直な面内において回転駆動
するための駆動コイルであり、トラッキング時は図14に
示すように光スポット152a、152b、152cは、光ディスク
101 上の情報トラックのトラックピッチPdずつの距離
をおいて配置されている。
【0120】図14に示すように、記録・再生などのトラ
ッキング時には光スポット152a、152b、152cがトラック
ピッチPdずつの距離をおいて配置されるように、情報
トラックの延長方向と光スポット152a、152b、152cから
なる光スポット列の成す角度をθ1とし、並列記録・並
列再生ができる。そして、情報トラックに対するアクセ
ス時には、回折格子150 を駆動コイル170a、170bにより
回転させることにより情報トラック上の光スポット列を
回転させ、情報トラックの延長方向と光スポット列の成
す角度をθ1からθ2に変化させる。そうすることによ
り、図10に示すように光スポット152a、152b、152cがト
ラックピッチPdの半分のPd/2ずつの距離をおいて
配置される。アクセス時には光検知器部154 の出力を演
算処理回路145 により演算し、グルーブ干渉信号を焦点
ずれ信号から除去することができる。
【0121】図15は第6発明における光ディスク装置の
一部を示す概略図、図16は第6発明における図15中のド
ーブプリズム部の光路の詳細を示す光路図である。図に
おいて、従来の装置や上述の実施例と同一あるいは相当
する部分には同一符号を付し説明を省略する。図15にお
いて、180 は回折格子150 により分割された光ビーム15
1a、151b、151cの光路関係を変換するドーブプリズム、
181a、181bはドーブプリズム180 を光ビーム103 に対し
て垂直な面内において回転駆動するための駆動コイルで
ある。
【0122】本実施例においては、図14に示すように、
記録・再生などのトラッキング時には光スポット152a、
152b、152cがトラックピッチPdずつの距離をおいて配
置されるように、情報トラックの延長方向と光スポット
152a、152b、152cからなる光スポット列の成す角度をθ
1とし、並列記録・並列再生ができる。そして、図10に
示す如く情報トラックに対するアクセス時には、ドーブ
プリズム180 を駆動コイル181a、181bにより回転させる
ことにより情報トラック上の光スポット列を回転させ、
情報トラックの延長方向と光スポット列の成す角度をθ
1からθ2に変化させる。そうすることにより、図10に
示すように光スポット152a、152b、152cがトラックに垂
直な方向にトラックピッチPdの半分のPd/2ずつの
距離をおいて配置される。アクセス時には光検知器部6
0の出力を演算処理回路145 により演算し、グルーブ干
渉信号を焦点ずれ信号から除去することができる。
【0123】図17は第7発明に係る光ディスク装置の2
分割光検知器を示す平面図、図18はその分割帯の一部拡
大図である。図17において、218 は2分割光検知器、21
6 及び217 は2分割光検知器218 の受光面である。ここ
で、2分割光検知器218 以外の光ディスク装置の構成要
素は図70に示した従来例と同様であり、従来例中の2分
割光検知器209 を上記2分割光検知器218 と置き換えれ
ば本実施例の光ディスク装置が構成できる。219 は受光
面216 と217 が相対する分割帯であり、分割帯の長手方
向(図17中ではy方向)は遮蔽板の上縁208 の接線方向
とほぼ一致している。図18に示すように分割帯219 の中
での受光面端部の形状は略三角波状であり、2つの受光
面216, 217の端部は互いに噛み合っている。図18中に示
した231は2つの受光面216, 217の境界を成す分割線で
あって、y方向に略三角波状に変化している。ここで、
2 は分割帯219 の幅、Pは分割帯219 に於ける三角波
状部分のピッチである。
【0124】図19は第7発明に係る分割線231 を示した
ものであり、分割線231 の幅が無視できるくらい狭いと
仮定し、yz座標系の原点が分割帯219 の中心に設定し
た場合を示している。図19から明らかなように、分割線
231 は、 y= (P/d2 )z + 2nP y=−(P/d2 )z+(2n−1)P 但し、−d2 /2 ≦ z≦ d2 /2,n:整数で表
現される。
【0125】次に、図17に示した実施例の動作につい
て、従来例の説明に用いた図70〜図76を参照しながら、
説明する。但し、これらの図において2分割光検知器20
9 は2分割光検知器218 で置き換えた場合を考える。ま
た、ここでの仮定は、三角波状部分のピッチPが2分割
光検知器218 上の集光スポットの大きさに比べて、無視
できるくらい小さいとすることである。この2分割光検
知器218 を用いた光ディスク装置の動作は従来例とほと
んど同じであるが、以下に簡単に説明を行なう。
【0126】図71,図72に示すように、出射光束Eの集
光点が光ディスク206 上に位置しているとき、反射光束
R1が2分割光検知器218 上に位置するように、かつ、
反射光束R1の集光点が分割帯219 上に位置し受光面21
6, 217からの出力電流S1,S2が等しくなるようによ
うに、2分割光検知器218 の位置が調整されている。
【0127】次に、光ディスク206 が対物レンズ205 に
近づいた場合には、図73に示すように反射光束R1が集
光する前に2分割光検知器218 に入射する。従って、図
74に示すように、反射光束R1の大半は受光面216 に入
射し、受光面217 にはほとんど入射しない。逆に、光デ
ィスク206 と対物レンズ205 との距離が遠くなれば、図
75に示すように反射光束R1は2分割光検知器209 の手
前で集光する。従って、図76に示すように、反射光束R
1の大半は受光面217 に入射し、受光面216 にはほとん
ど入射しなくなる。
【0128】反射光束R1が入射する受光面216, 217は
それぞれの受光量に比例した出力電流S1,S2を発生
するので、焦点誤差信号FESはS1,S2の差をとる
ことで得ることができる。何故ならば、図71及び図72に
示したように光ディスク206と対物レンズ205 との距離
が適正で出射光束Eの集光点がちょうど光ディスク206
上に位置する場合には、S1とS2の差は零となるから
である。また、図73及び図74に示したように光ディスク
206 と対物レンズ205 との距離が近すぎる場合には負
(もしくは正)、図75及び図76に示したように光ディス
ク206 と対物レンズ205 との距離が遠すぎる場合には正
(もしくは負)となるからである。このようにして得ら
れた焦点誤差信号FESは位相補正器、増幅器を通して
対物レンズアクチュエータ(図示せず)に供給され、出
射光束Eの集光点は光ディスク206 上に常に保たれる
ことになるのも従来例と同じである。
【0129】次に、図19を用いてこの2分割光検知器21
8 を用いた光ディスク装置のリニアゾーンについて考え
る。いま、2分割光検知器218 に入射する光束のうちy
=y2 (y1 は任意の値)、z=z1 (−d2 /2≦z
1 ≦d2 /2)を中心に半径w(wはd2 に比べて十分
小さい)の部分を考える。いま、Pはwに比べて十分小
さいと仮定すると、この部分光束のうち(2/d2 +z
1 )/d2 が受光面216 に当り、(2/d2 −z1 )/
2 が受光面217 に当たるので、受光面216, 217の出力
電流S1,S2は部分光束の座標z1 に対して、分割帯
219 内で直線的に変化する。即ち、受光面216, 217の感
度分布は図94と同じになる。従って、2分割光検知器21
8 の分割帯219 の幅を広げることは、従来例で示された
2分割光検知器209 の分割線209aの幅を広げることと等
価になりうることが示された。よって、分割帯219 の幅
を広げることにより、リニアゾーンの拡大が可能とな
る。さらに、2分割光検知器218 の分割線231 の幅は広
げる必要はないので、この2分割光検知器218 の周波数
特性が劣化することはない。
【0130】次に第9,第10発明について説明する。実
際の2分割光検知器においては、作成プロセスの制約か
ら分割帯219 の幅d2 はある幅以下にはできないので、
鋸歯状もしくは三角波状部のピッチPもある値以下には
できない。従って、2分割光検知器218 上の集光スポッ
トの直径がピッチPに比べて十分大きくなるよう、2分
割光検知器218 に入射する反射光束Rの収束角α(図73
に図示)、即ち、開口数NA1 (NA1 =sinα)を
設定する必要がある。反射光束Rのちょうど半分が遮蔽
板207 によって遮蔽され、残りの半分がR1として2分
割光検知器218 に入射するものとし、出射光束Eの集光
点が光ディスク206 上にちょうど位置している場合、分
割帯219 に平行な方向(y方向)のスポット直径(最初
に光強度が零となる直径)2wy は、 2wy = 1. 22 λ/NA で与えられる(図20) 。
【0131】ここで、ピッチPの値が一定であるとし
て、上記反射光束のNA1 のいくつかの値(即ち、上記
2wy のいくつかの値)について焦点誤差信号を計算し
てみた。図21に示すように、NA1 が大きいと集光スポ
ットのy方向の位置ずれが焦点誤差信号に影響を与える
が、NA1 が、 NAa = 5λ/8P より小さくなると、集光スポットのy方向への位置ずれ
が焦点誤差信号に与える影響は非常に小さくなる。さら
に、NA1 が、 NAa = λ/2P より小さくなると、集光スポットがy方向に位置ずれし
ても焦点誤差信号は変化しなくなる。ピッチPが15μ
m,光源の波長λが0. 78μmの場合、このNAaは
0. 026になり、y方向のスポット径2wy は36.
6μmとなる。図22は、上記NA1 を0. 026、分割
帯のピッチPを15μm、分割帯の幅d2を88μmに
設定し、対物レンズのNAが0. 53の場合の焦点誤差
信号を示したものである。図22からわかるように5から
6μmのリニアゾーンが得られている。
【0132】図23は第11発明に係る光ディスク装置の2
分割光検知器を示す平面図である。上述の実施例では分
割帯219 の形状を図18に示すように三角波状としたが、
図23に示すような構成でもよい。図23において、220 は
2分割光検知器、221 及び222 は受光面で図17に示す実
施例の受光面216 及び217 に対応している。223 は分割
帯219 内に配置された微小受光面であり、その面積は2
分割光検知器上の集光スポット径に比べて十分小さい。
分割帯219 の中にはこの微小受光面が複数存在し、接続
線224 によって接続されている。接続線224 も分割帯21
9 内に複数存在し、間隔が略Pで受光面221 および222
から分割帯を横切る方向(図ではz方向)に延びてい
る。そして、受光面221 から延びる接続線と受光面222
から延びる接続線は交互に並んでおり、受光面221 から
延びた接続線は受光面222 の手前まで伸び、受光面222
には達していないし、受光面222 から延びた接続線は逆
に受光面221 の手前まで伸び、受光面221 には達してい
ない。さらに、一本の接続線224 によって接続された微
小受光面223 は、電気的に接続された受光面221 または
222 からの距離に比例してその面積が減少する構成にな
っており、分割帯219の中央付近ではほぼその面積が等
しい微小受光面223 がy方向に並ぶことになる。受光面
221 または222 の近傍では当然、微小受光面223 の面積
は最大もしくは最小となる。
【0133】図23に示す2分割光検知器220 が図17に示
す2分割光検知器218 と異なる点は分割帯219 内の微小
受光面223 が接続線224 で接続されている点であり、基
本的な動作は同じである。例えば、2分割光検知器220
に入射する強度分布が一様な光束のうち、分割帯219 の
中心線(座標z=0)上に入射する部分光束を考える
と、これのほぼ半分が受光面221 に接続された微小受光
面群に入射し、残りのほぼ半分は受光面222 に接続され
た微小受光面群に入射する。この場合、受光面221 およ
び222 それぞれからの出力電流はほぼ等しくなる。ま
た、上記中心線と受光面221 の間の線上(z=z1 )に
入射する部分を考えると、中心線からの距離(ここでは
1 )に比例して受光面221 に接続された微小受光面群
に入射する光量が増加し、受光面222 に接続された微小
受光面群に入射する光量が減少する。従って、受光面22
1, 222各々の単位光量に対する出力電流(感度)は部分
光束の入射点z1 に対して、図96に示した感度分布と同
じ変化をすることになる。分割帯219 の中で受光面が存
在しない領域の面積は従来例の2分割光検知器に比べて
小さくなり、かつ、従来例に示した2分割光検知器の分
割線の幅を広げることにより得られた感度分布(図96)
を実現できるので、リニアゾーンが広く周波数特性の劣
化のない光ディスク装置を得ることができる。
【0134】ところで、図23においては分割帯219 内の
微小受光面223 は円形であるが、受光面221 及び222 か
らの距離に略比例してその面積が変化する構成であれ
ば、その形状は任意に設定できる。
【0135】図17及び図23に示す実施例では、分割帯21
9 内において受光面が分割帯219 に垂直な方向(z方
向)に延伸するような構成であるが、図24に示す構成で
もよい。この実施例においては、分割帯219 内に複数の
矩形状受光面225, 226が配列されており、受光面221 か
222 かのどちらかに接続されている。そして、矩形状受
光面225, 226の長辺の方向はy方向であり、受光面221
に接続された矩形状受光面225 群と受光面222 に接続さ
れた矩形状受光面226 群は櫛状に交互に配列されてい
る。且つ、矩形状受光面225 もしくは226 は、受光面22
1 ,222 からの距離に比例してその短辺の長さが減少す
る構成である。もちろん、受光面と受光面を分離する分
割線の幅は十分狭く設定されている。この実施例におい
ても、分割帯219 内に多数の矩形状受光面が配置され、
それぞれの短辺の長さ(z方向の幅)が2分割光検知器
220 上のスポット径に比べて十分小さければ、図17, 図
23に示す実施例と同様に動作するのは明らかである。従
って、この2分割光検知器220を用いて、リニアゾーン
が広く周波数特性の劣化のない光ディスク装置を得るこ
とが出来る。尚、図24において分割帯219 内の矩形状受
光面225, 226の数は合計8であるが、矩形状受光面225,
226の短辺の長さが2分割光検知器220 上のスポット径
に比べて十分小さい限り、その数は任意である。
【0136】ところで上記説明では、この発明を光記録
再生装置の光ディスク装置に利用する場合について述べ
たが、自動焦点カメラ等の光ディスク装置にも利用でき
ることはいうまでもない。
【0137】次に第13〜第21発明について説明する。図
25はこの実施例における光ディスク装置を示す構成図で
ある。図26〜31は情報記録面での光スポットの焦点ずれ
状態と本光ディスク装置の光検知器上での光スポット位
置、形状の関係を示したものである。図25において、符
号301 から308 、および、320 から323 は、図81に示す
従来例中のものと同じである。324 は光ディスク305 か
らの反射光束Rを2つ以上の光束に分割する光束分割素
子であり、略半面に回折格子が形成されている。光束分
割素子324 において、341 は回折格子が形成された回折
格子部であり、342 は回折格子がない非回折格子部であ
る。さらに、回折格子部341 と非回折格子部342 との間
の境界線は反射光束Rを幾何学的に略2等分するように
配置されている。図においては非回折格子部342からの
光束Raと回折格子部341 からの光束Rbの2つが示さ
れているが、回折格子部341 の回折作用によって2つ以
上の光束が生じる場合には、光束分割素子324 は反射光
束Rを3つ以上の光束に分割することになる。
【0138】325 は光束Raを受光する2分割光検知器
であり、光軸Aに垂直な平面内に配列された2つの受光
面326, 327から構成されている。また,328 は2分割光
検知器325 上の集光スポットである。329 は光束Rbを
受光する2分割光検知器であり、光軸Aに垂直な平面内
に配列された2つの受光面330, 331から構成されてい
る。332 は2分割光検知器329 上の集光スポットであ
る。受光面326 と受光面327 との間の分割線の方向、お
よび、受光面330 と受光面331 との間の分割線の方向
は、光束分割素子324 の回折格子部341 と非回折格子部
342 との間の境界線の方向(y方向)にほぼ一致してい
る。
【0139】次に、FESaは2分割光検知器325 から
得られる焦点誤差信号で、受光面326 からの出力信号と
受光面327 からの出力信号の差を表している。同様に,
FESbは2分割光検知器329 から得られる焦点誤差信
号で、受光面330 からの出力信号と受光面331 からの出
力信号の差を表している。337, 338はこれら焦点誤差信
号FESa、FESbを得るための差動増幅器である。
焦点誤差信号FESa、FESbは加算器340 によって
加え合わせられ、焦点誤差信号FESとなる。
【0140】次に、図26〜図31を参照しながら、図25に
示した実施例の動作について説明する。情報の記録再生
を行う場合には、光源301 から放射される出射光束Eは
コリメータレンズ302 で平行光束となり、ビームスプリ
ッタ303 で反射され、対物レンズ304 に向かう。次に、
この出射光束Eは対物レンズ304 で集光され情報記録面
323 上に集光スポット306 として照射される。そして、
情報記録面323 で反射された反射光束Rは対物レンズ30
4 、ビームスプリッタ303 を通過し、集束レンズ308 に
よって集束光束となる。次いで、この光束Rは光束分割
素子324 に入射し、非回折格子部342 に入射したその断
面が半円状の光束Raはそのまま直進し、2分割光検知
器325 に向かう。また、回折格子部341 に入射したその
断面が半円状の光束Rbは回折格子部の回折作用により
偏向され、2分割光検知器329 に向かう。
【0141】図26、図27に示すように、出射光束Eの集
光スポット306 が光ディスク305 の情報記録媒面323 上
に位置しているとき、光束Raの集光スポット328 が2
分割光検知器325 上に位置するように、かつ、集光スポ
ット328 が受光面326, 327の間の分割線上に位置するよ
うに、2分割光検知器325 の位置は調整されている。同
時に、光束Rbの集光スポット332 が2分割光検知器32
9 上に位置するように、かつ、集光スポット332 が受光
面330, 331間の分割線上に位置するように、2分割光検
知器329 の位置も調整されている。ここでいう集光スポ
ットとは集束光束がほぼ最小に絞りこまれた状態のこと
である。従って、出射光束Eの集光スポット306 が情報
記録面323 上に位置しているときには受光面326, 327に
入射する光量は等しくなるので、受光面326, 327からの
出力も等しくなる。同時に、受光面330, 331に入射する
光量も等しくなるので、受光面330, 331からの出力も等
しくなる。よって、焦点誤差信号FESa、FESbは
ともに零になり、これらFESa、FESbの和である
焦点誤差信号FESも零になる。
【0142】次に、光ディスク305 が対物レンズ304 に
ΔZ近づいた場合を考える。図28、図29に示すように、
光束Ra,Rbは集光する前に2分割光検知器325, 329
のそれぞれに入射する。従って、光束Raの大半は受光
面327 に入射し、受光面326にはほとんど入射しなくな
ると同時に、光束Rbの大半は受光面330 に入射し、受
光面331 にはほとんど入射しなくなる。それぞれの受光
面はその受光量に比例した出力を発生するので、受光面
327 の出力は受光面326 の出力より大きくなりこれらの
差である焦点誤差信号FESaは正になる。同様に、受
光面330 の出力と受光面331 の差である焦点誤差信号F
ESbも正になる。よって、これらFESa、FESb
の和である焦点誤差信号FESも正になる。
【0143】逆に、光ディスク305 と対物レンズ304 と
の距離がΔZ遠くなれば、図30,図31に示すように、光
束Ra,Rbは2分割光検知器325, 329それぞれの手前
で集光する。従って、光束Raの大半は受光面326 に入
射し、受光面327 にはほとんど入射しなくなると同時
に、反射光束Rbの大半は受光面331 に入射し、受光面
330 にはほとんど入射しなくなる。それぞれの受光面は
その受光量に比例した出力を発生するので、受光面327
の出力は受光面326 の出力より小さくなり、これらの差
である焦点誤差信号FESaは負になる。同様に、受光
面330 の出力と受光面331 の差である焦点誤差信号FE
Sbも負になる。よって、これらFESa、FESbの
和である焦点誤差信号FESも負になる。
【0144】以上まとめると、光ディスク305 と対物レ
ンズ304 との距離が適正で出射光束Eの集光スポット30
6 がちょうど情報記録面323 上に位置する場合には、焦
点誤差信号FESは零となる。また、光ディスク305 と
対物レンズ304 との距離が近すぎる場合には正、光ディ
スク305 と対物レンズ304 との距離が遠すぎる場合には
負となる。図32は焦点ずれΔf(Δfは集光スポット30
6 と情報記録面323 との間隔である)と焦点誤差信号F
ESa、FESbとの関係を示す図である。最後に、こ
の焦点誤差信号FESは位相補正器/増幅器320 を通し
て対物レンズ駆動機構321, 322に供給され、出射光束E
の集光スポット306 は情報記録面323 上に常に保たれる
ことになるのは従来例と同じである。
【0145】光束分割素子324 の回折格子部341 と非回
折格子部342 との間の境界線が、従来例における屋根型
プリズム309 の屋根310 と同じ働きをするのは上述した
とおりであり、本実施例では、回折格子部341 と非回折
格子部342 との間の境界線の方向は前記光ディスク305
の案内溝307 の接線方向(x方向)に対して略直交する
方向(y方向)に設定されている。これは、従来例と同
じように、光スポット306 が光ディスク305 の案内溝30
7 を横切るときに、焦点誤差信号FESに現れる外乱を
できるだけ小さく保つためである。
【0146】また、本実施例において、回折格子部342
に入射する光束をほとんど回折できるように回折格子の
構造を決定し、かつ、回折された光束をすべて受光する
ように複数の2分割光検知器を用意すれば、光束分割素
子324 に入射する光束のほぼ100%を焦点誤差信号生
成に利用でき、効率の良い光ディスク装置を構成でき
る。さらに、回折格子の格子周期が一定で格子線が上記
境界線に対して略直交するするように回折格子部341 を
構成すれば、光源301 の波長変動に対して2分割光検知
器329 上の光スポットは分割線上を移動するだけである
ので、焦点誤差信号FESbひいてはFESにはオフセ
ットは発生しない。このときには、2分割光検知器325
の分割線と2分割光検知器329 の分割線はほぼ一直線上
に並ぶ。
【0147】ところで、焦点誤差信号FESを得るのに
2つの2分割光検知器325, 329を用意しているのは、2
つの2分割光検知器が一個のパッケージに納められてい
る場合、これが分割線に垂直な方向(図25でx方向)に
ずれたときに発生する焦点誤差信号中のオフセットを少
なくできるからである。ここで、y方向のずれはオフセ
ットに影響を与えないのは図25から明らかである。2分
割光検知器のx方向のずれに対してオフセットが抑圧で
きる理由は以下の通りである。図26、図27に示したよう
に、出射光束Eの集光スポット306 が光ディスク305 の
情報記録媒面323 上に位置しているときには、受光面32
6, 327からの出力が等しく、かつ、受光面330, 331から
の出力も等しくなるように、2分割光検知器325, 329の
位置が調整されている。2分割光検知器325, 329がx方
向に同じ距離だけ移動した場合を考えると、受光面326
及び受光面330 の出力が増加し、受光面327 及び受光面
331 の出力が減少するので、FESaが減少しFESb
増加する。従って、もし、FESaとFESbの特性が
同じであれば、FESaとFESbの和であるFESは
変化しないことになる。FESaとFESbの特性が全
く同じでなくとも、2つの焦点誤差信号FESa、FE
Sb中に現われるオフセットの符号は互いに逆であるの
で、それらの和である焦点誤差信号FESのオフセット
の現れかたは焦点誤差信号FESa、FESbそれぞれ
よりは小さくできる。
【0148】従来例での屋根型プリズム309 の替わりに
本実施例で述べた光束分割素子324を用いる利点として
以下の3つの点があげられる。ひとつは、回折格子部34
1と非回折格子部342 との間の境界領域の幅が極めて小
さくできる(例えば、10μm以下)ので、この部分で
の散乱損失を低く抑さえることができるという利点であ
る(それ故、この境界領域を境界線と呼んでいる)。他
の利点は、光束分割素子324 における境界線の位置精度
を数10μm以下に容易に保てることと光束分割素子の
製造コストを屋根型プリズムに比べて安くできるという
点である。これらはすべて、光学研磨の替わりとして、
半導体プロセスでの光リソグラフィやエッチングの技
術、もしくは、ホログラフィの作成技術がこの光束分割
素子の製作に使えるからである。
【0149】上述の実施例で示された光束分割素子324
として図33に示すような回折格子部341 が平面型回折格
子である光束分割素子343 を使うことができる。図33で
は、基板の屈折率がnで、溝深さがh、周期がpG 、溝
部の幅がaの矩形状溝を持つ回折格子が示されている。
この回折格子の溝は直線で周期pG は一定であり、回折
格子部341 と非回折格子部342 との境界線は略直線であ
る。また、溝の方向と前記境界線の方向は略直交してい
る。
【0150】この回折格子の溝深さhと溝幅aは、使用
する発光源の波長をλとすれば、 h = λ/{2(n―1)} …(10) a = pG /2 …(11) 上記条件がほぼ満足されるように選ばれる。これは、回
折格子が入射光束に対してデューティが50%で深さが
180度の位相変調を加えることに対応している。光束
分割素子343 の表面、裏面それぞれでのフレネル損失が
ないと仮定すれば、回折格子部に入射した光束の40.
5%が1次回折光として、同じく40.5%がマイナス
1次回折光として回折され、0次回折光は発生しないこ
ととなる。残りの20%は3次以上の奇数次回折光とな
る。
【0151】図34は第13〜第21発明の他の実施例におけ
る光ディスク装置を示す構成図である。図35〜37は、情
報記録面での光スポットの焦点ずれ状態と本光ディスク
装置の光検知器上での光スポット位置、形状の関係を示
したものである。図34において、301 〜308 、320 〜32
3 、325 〜338 、341 、342 は図25に示す実施例中のも
のと同じである。343 は光ディスク305 からの反射光束
Rを3つの光束Ra,Rb,Rcに分割する光束分割素
子であり、回折格子部341 と非回折格子部342との境界
線が反射光束Rを略2等分するように配置されている。
ここで、Raは非回折格子部341 をそのまま通過した光
束であり、Rbは回折格子部342 によってプラス1次回
折光として回折された光束であり、Rcは回折格子部34
2 によってRbとは反対方向にマイナス1次回折光とし
て回折された光束である。光束分割素子343 への反射光
束Rが強度分布が一様の円形ビームであり、光束分割素
子343 の回折格子部341 と非回折格子部342 との境界線
がこの円形ビームをちょうど2等分する場合を考える
と、上記ビームの50%が光束Raに、20. 25%が
光束Rbに、20. 25%が光束Rcになる。
【0152】上記ビームの残りの9. 5%は高次回折光
としてより大きな角度で偏向されるので、図34では光検
知器に入射はできない。しかし、これら高次回折光を受
光するための光検知器を用意することは容易である。従
って、Ra,Rb,Rcの3つ光束を利用する場合には
光束分割素子343 に入射する光束の約90%を焦点誤差
信号生成のために利用できるし、これら3つに加えて2
次以上の回折光も利用すれば光束分割素子343 に入射す
る光束の約ほぼ100%を焦点誤差信号生成のために利
用できることになる。図34においては、図25に示す、光
束Raを受光する2分割光検知器325 と光束Rbを受光
する2分割光検知器329 に加えて、光束Rcを受光する
2分割光検知器333 が示されている。2分割光検知器33
3 は光軸Aに垂直な平面内に配列された2つの受光面33
4, 335から構成されており、336は2分割光検知器333
上の光スポットである。
【0153】受光面334, 335との間の分割線の方向も、
光束分割素子343 の回折格子部341と非回折格子部342
との間の境界線の方向(y方向)にほぼ一致している
し、これら3つの2分割光検知器325, 329, 333 のそれ
ぞれの分割線は一本の直線347 の上にほぼ並んでい
る。FESa、FESbはそれぞれ2分割光検知器325,
329から得られる焦点誤差信号であるのは図25に示す実
施例と同じである。FEScは2分割光検知器333 から
得られる焦点誤差信号であり、受光面334 からの出力信
号と受光面335 からの出力信号の差を表している。339
はこれら焦点誤差信号FEScを得るための差動増幅器
である。焦点誤差信号FESa、FESb、FEScは
加算器344 によって加え合わせられ、焦点誤差信号FE
Sとなる。
【0154】次に、図35〜図37を参照しながら、図34に
示した実施例の動作について説明する。情報の記録再生
を行う場合には、発光源301 から放射される出射光束E
は、コリメータレンズ302 で平行光束となり、ビームス
プリッタ303 で反射され、対物レンズ304 に向かう。こ
の出射光束Eは対物レンズ304 で集光され情報記録面32
3 上に集光スポット306 として照射される。そして、情
報記録面323 で反射された反射光束Rは対物レンズ304
、ビームスプリッタ303 を通過し、集束レンズ308 に
よって集束光束となる。ここまでは、図25に示す実施例
と同じである。次いで、反射光束Rは光束分割素子343
によって3つの光束Ra,Rb,Rcに分割され、Ra
は2分割光検知器325 に、Rbは2分割光検知器329
に、また、Rcは2分割光検知器333 に入射する。図34
に示したように、Ra、Rb、Rcの断面形状は略半円
である。
【0155】この実施例の焦点誤差検出動作は図25に示
す実施例とほぼ同じで、違いは光束Rcを光束Rbと同
じように利用している点である。図35は出射光束Eの集
光スポット306 が光ディスク305 の情報記録面323 上に
位置しているときの、2分割光検知器325, 329, 333 上
の集光スポット328, 332, 334 それぞれの状態を示した
ものである。光束分割素子343 上の回折格子は格子周期
が一定で格子線も直線状なので、回折格子部へ入射する
集束光束は格子線の方向に対して垂直な方向に偏向され
るだけである。従って、集光スポット328, 332, 334 は
一本の直線347上に並ぶ。また、この場合、受光面334,
335に入射する光量も等しくなるので、受光面334, 335
からの出力も等しくなる。よって、焦点誤差信号FES
cはFESa、FESbと同じく零になり、これらFE
Sa、FESb、FEScの和である焦点誤差信号FE
Sも零になる。
【0156】図36は、光ディスク305 が対物レンズ304
にΔZ近づいた場合の2分割光検知器325, 329, 333 上
の集光スポット328, 332, 334 それぞれの状態を示した
ものである。このときは、光束Rcの大半は受光面334
に入射し、受光面335 にはほとんど入射しなくなるの
で、受光面334 の出力と受光面335 の差である焦点誤差
信号FEScは、FESa、FESbと同じく正にな
り、FESa、FESb、FEScの和である焦点誤差
信号FESも正になる。
【0157】図37は光ディスク305 と対物レンズ304 と
の距離がΔZ遠くなった場合の2分割光検知器325, 32
9, 333 上の集光スポット328, 332, 334 それぞれの状
態を示したものである。このときは、光束Rcの大半は
受光面335 に入射し、受光面334 にはほとんど入射しな
くなるので、受光面334 の出力と受光面335 の差である
焦点誤差信号FEScは、FESa、FESbと同じく
負になり、FESa、FESb、FEScの和である焦
点誤差信号FESも負になる。
【0158】図38は焦点ずれΔf(Δfは集光スポット
306 と情報記録面323 との間隔である)と焦点誤差信号
FESa、FESb、FESc、およびFESとの関係
を示したグラフである。また、光スポット306 が光ディ
スク305 の案内溝307 を横切る時に生じる焦点誤差信号
FES中の外乱をできるだけ小さく保つために、回折格
子部341 と非回折格子部342 との境界線の方向は前記光
ディスク305 の案内溝307 の接線方向(x方向)に対し
て略直交する方向に設定されている。
【0159】焦点誤差信号FESを得るのに3つの2分
割光検知器325, 329, 333 を用意するのは、3つの2分
割光検知器が一個のパッケージに納められていてこれが
分割線に垂直な方向(図25でx方向)にずれたときに発
生する焦点誤差信号FES中のオフセットを少なくでき
るからである。ここで、y方向のずれはオフセットに影
響を与えないのは図34から明らかである。2分割光検知
器のx方向のずれに対してオフセットが抑圧できる理由
は図25に示す実施例と同じである。図35に示したよう
に、出射光束Eの集光スポット306 が光ディスク305 の
情報記録面323 上に位置しているときには、受光面326,
327の出力が等しく、かつ、受光面330, 331の出力が等
しく、さらに、受光面334, 335の出力も等しくなるよう
に、2分割光検知器325, 329, 333 の位置が調整されて
いる。
【0160】2分割光検知器325, 329, 333 がx方向に
同じ距離だけ移動した場合を考えると、受光面326, 33
0, 334 の出力が増加し、受光面327, 331, 335 の出力
が減少するので、FESaが減少しFESb、FESc
が増加する。従って、焦点誤差信号FESaのオフセッ
トの符号は、FESb、FEScのオフセットの符号に
対して逆となるので、それらの和である焦点誤差信号F
ESのオフセットの現れかたは焦点誤差信号FESa、
FESb、FEScそれぞれよりは小さくできるのであ
る。
【0161】次に、図39を用いて、典型的な光ディスク
装置に図34に示す実施例を適用した場合の光学部品のパ
ラメータについて述べる。対物レンズ304 の開口数NA
objを0.55、対物レンズの入射瞳の直径φobj を3
mm、対物レンズの焦点距離fobj を3.3mm、集束
レンズの焦点距離fs を33mm、集束レンズ308から
光束分割素子343 までの光学的距離d3 を11mm、2
分割光検知器329 (または333 )の中心から2分割光検
知器325 の中心までの距離sを0.3mmに設定した
(この場合、3つの2分割光検知器325, 329, 333 は一
つのパッケージに納めることが容易となる)。これらの
値は前述した従来の典型的な光ディスク装置における値
である。
【0162】回折格子による偏向角θは、 θ = Arctan{s/(fs−d3 )} …(12) が満足できるように設定され、さらに、回折格子の周期
G は、光源の波長λと上記θ3 によって、 pG = λ / sinθ3 …(13) で与えられる。λを0. 78μmとすれば、θ3 、pは θ3 = Arctan{0. 3/(33−11) = 13. 6(mrad3 ) …(14) pG = 0. 78/sin(0. 0136) = 57. 2(μm) …(15) となる。従って、回折格子の溝深さh、溝幅aはそれぞ
れ式(10)、(11)から h = 0. 78/{2(1. 5−1)} = 0. 78(μm) …(16) a = 57. 2/2 = 28. 6(μm) …(17) と求められる。溝深さ0. 78μm、溝幅28. 6μm
の矩形状の溝を有する回折格子を光リソグラフィ等の技
術で製造することは一般的に極めて容易である。
【0163】さらに、光源301 の波長λが変化した場合
について考える。このとき、偏向角θ3 は式(13)に従
って変動するので、2分割光検知器329, 333上に回折さ
れた光束Rb、Rcの集光スポット332, 336の位置が変
化する。しかし、3つの集光スポット328, 332, 336 は
もともと一本の直線347 上にあり、かつ、2分割光検知
器325, 329, 333 の分割線も一本の直線347 上に存在す
るので、集光スポット332, 336は分割線上を動くだけで
ある。さらに、格子周期一定の回折格子にはレンズ作用
はないので、集光スポットの大きさ、形状はほとんど変
化しない。よって、光源301 の波長変動が焦点誤差信号
FESに与える影響はほとんど無いと言える。
【0164】光束分割素子343 の回折格子部341 、非回
折格子部342 が透過性である場合について説明したが、
これらが反射性であってもよいのは言うまでもない。
【0165】また、図33においては光束分割素子343 が
集束光束中に置かれていたが、平行光束中に置いてもよ
い。この場合には、集束レンズ308 が光束分割素子343
と2分割光検知器325, 329, 333 の間に配置される。
【0166】また、図33においては光束分割素子343 の
回折格子部341 は表面が凹凸である平面型回折格子で構
成されていたが、図40に示したような屈折率変調型の回
折格子で構成することもできる。図において、345 は屈
折率が基板の屈折率nに比べてΔn変化した領域であ
り、領域の深さはh、幅はa、周期はpG である。hと
aは各々、 h = λ/(2Δn) …(18) a = pG /2 …(19) をほぼ満足できるように選ぶのが望ましい。この条件
は、式(10)、(11)と同じであり、回折格子が入射光
束に対してデューティが50%で深さが180度の位相
変調を加えることに対応している。
【0167】図41は、第21発明に係る光ディスクを示す
構成図であり、図25に示す2分割検知器325, 329を、図
17に示す2分割検知器218 と同様の構成である2分割検
知器351, 352に代えている。他の構成は図25に示すもの
と同様であり、同じ符号を付して説明を省略する。本実
施例では、図25における効果に加えて、焦点誤差信号が
焦点ずれに対して直線的に変化する範囲を従来のフーコ
ー法に比べて広くすることができる、信号検出の際に周
波数特性の劣化が少ない、集光スポット画光ディスクの
案内溝を横切るときの外乱が小さい、光検知器の横ずれ
による焦点誤差信号の変動が小さい等の効果がある。
【0168】図42は、第21発明に係る光ディスクを示す
構成図であり、図34に示す2分割検知器325, 329, 333
を、図17に示す2分割検知器218 と同様の構成である2
分割検知器353, 354, 355 に代えている。他の構成は図
34に示すものと同様であり、同じ符号を付して説明を省
略する。本実施例では、図34における効果に加えて、上
述の実施例と同等の効果がある。なお分割線の形状は、
図41, 図42に示す略三角波状(又は略鋸歯状)の他に、
略正弦波状であってもよい。
【0169】次に第22〜24発明について説明する。図43
は、第22発明に係る光ディスク装置の傾角調整部の第1
実施例を示す分解斜視図、図44は、図43の傾角調整部を
搭載した光ディスク装置の要部斜視図、図45はこの平面
図、図46は図45のI−I線矢視断面図、図47は図45のII
−II線矢視断面図である。
【0170】図43において、420 は対物レンズ、421 は
リング状の平板(以下、「平板」という)、422a, 422b
は平板421 に設けられた対を成す上側突起で、光軸408
を通る第1の直線L1 上に設けられている。423a,423b
は平板421 に設けられた対を成す下側突起で、光軸408
を通って第1の直線L1 に直交する第2の直線L2 上に
設けられている。424 は対物レンズホルダ、425 は軸受
け、426 フォーカシング用コイルである。
【0171】図44〜図47において、430 はベースであ
り、光源(図示せず)より出射された光ビーム431 が側
面から入射可能なように光束通過用穴430aを側面に有し
ている。432 はフォーカスベースであり、摩擦係数が小
さなフッ素樹脂がコーティングされた支持軸433 の下端
部を保持している。434a,434bは上下方向に着磁された
フォーカシング用マグネットであり、フォーカシング用
ヨーク435a、435bと共にフォーカスベース432 に接着固
定されており、フォーカスベース432 は固定ネジ436a,
436bによりベース430 に対して固定されている。
【0172】437a, 437bは左右方向に2極着磁されたト
ラッキング用マグネット、438 は側面から入射する上記
光ビーム431 を鉛直上方へ反射する打ち上げミラーであ
り、各々ベース430 に対して接着固定されている。439
は駆動電流印加用FPC、440 はフォトインタラプタ、
442 はフォトインタラプタ固定用プレートであり、駆動
電流印加用FPC439 およびフォトインタラプタ440 は
各々ネジ443, 444によりベース430 に対して固定されて
いる。
【0173】424 は軽量で高剛性なプラスチック材等で
形成された対物レンズホルダであり、支持軸433 に対し
て平行に突出したフィン部424aaが上記フォトインタラ
プタ440 のギャップ部内に配置されるように対物レンズ
ホルダ424 に一体的に設けられている。420 は対物レン
ズホルダ424 の長手方向の一端に固定された対物レン
ズ、421 は対物レンズホルダ424 と対物レンズ420 の間
に配置された平板、447は対物レンズホルダ424
の長手方向の対物レンズ420 が配置されていない方の一
端に固定されたバランスウェイトである。
【0174】425 は対物レンズホルダ424 に対して対物
レンズ420 の光軸と平行な軸を有するように固定された
軸受けであり、支持軸433 に対して嵌合されている。42
6 は対物レンズホルダ424 に対して軸受け425 と同軸を
成すように固定されたフォーカシング用コイルであり、
フォーカスベース432 と上記フォーカシング用ヨーク43
5a,435bで形成された磁気ギャップ中に配置されるよう
に構成されている。450 は対物レンズホルダ424 に固定
された可動部FPCであり、対物レンズホルダ424 の両
側面に接着固定されたトラッキング用コイル451a, 451b
間を接続すると共に、フォーカシング用コイル426 およ
びトラッキング用コイル451a, 451bに対して図示してい
ないリード線を通じて駆動電流を供給する中継基板の機
能を有している。以上の424 〜452dで可動部453 を構成
している。454a〜454dはダンパであり、対物レンズホル
ダ424 に設けられた突起部455a, 455bと、ベース430 に
設けられたピン部456a〜456dに各々固定され、可動部45
3 を支持軸433 に対して摺動および回動自在に支持す
る。457 はカバーであり、ベース430 に対し固定されて
いる。
【0175】次に動作について説明する。図43中に示し
た対物レンズ420 の矢印A4 方向傾き調整を行なう場合
には、平板421 に設けられた上側突起422a,422bの先端
を中心として、対物レンズ420 が矢印A4 方向に傾くよ
うに、対物レンズ420 に対して適切な点に所望の力を与
える。また、対物レンズ420 の矢印B4 方向傾き調整を
行なう場合には、同様に、下側突起423a,423bの先端を
中心として、対物レンズ420 が矢印B4 方向に傾くよう
に、対物レンズ420 に対して適切な点に所望の力を与え
る。
【0176】実際の傾き調整量としては、一般的な光デ
ィスク装置においては、10mrad(約0.57de
g)程度の調整を行なう場合が多い。対物レンズ420 の
外径が約5mmとした場合、10mradの調整を行な
うために必要な対を成す上側突起422a,422b、および対
を成す下側突起423a,423bの突出量は、25μm程度で
あり、製造上からも問題の無い値である。
【0177】対物レンズ420 の傾き調整が完了した後、
対物レンズホルダ424 に対して平板421 および対物レン
ズ420 を接着剤等により固定する。
【0178】対物レンズ420 を駆動する動作としては、
光スポット(図示せず)のフォーカスズレを補正する場
合は、フォーカシングコイル426 に所望の電流を印加
し、フォーカシングマグネット434a,434bが発生する磁
力との相互作用により得られる電磁力により、可動部45
3 ひいては対物レンズ420 を図46中に示した矢印C4
向に駆動制御し、フォーカシング方向の制御を行なう。
また、光スポット(図示せず)のトラックズレを補正す
る場合は、トラッキングコイル451a, 451bに所望の電流
を印加し、トラッキング用マグネット437a, 437bが発生
する磁力との相互作用により得られる電磁力により、支
持軸433 を中心として可動部453 を図45中に示した矢印
4 方向に回動させ、対物レンズ420 のトラッキング方
向の制御を行なう。
【0179】図48は、第22発明の第2実施例の要部を示
す分解斜視図で、対物レンズ420 に対して傾角を与える
ための四つの突起のうち、二つを対物レンズホルダ424
に突起424b,424cとして設けたもので、本実施例は、図
43に示す実施例と同様の動作を期待できる。
【0180】図49は、第22発明の第3実施例の要部を示
す分解斜視図で、対物レンズ420 に対して傾角を与える
ための四つの突起のうち、二つを対物レンズ420 に突起
420a, 420bとして設けたもので、本実施例は、図43に示
す実施例と同様の動作を期待できる。
【0181】図50は、第22発明の第4実施例の要部を示
す分解斜視図で、対物レンズ420 に対して傾角を与える
ための四つの突起のうち、二つを対物レンズ420 に突起
420a, 420bとして、また二つを対物レンズホルダ424 に
突起424b, 424cとして設けたもので、本実施例は、図43
に示す実施例と同様の動作を期待できる。
【0182】図51は、第23発明に係る光ディスク装置の
要部を示す分解斜視図で、平板421に面内方向の回転を
規制するための舌片421aを設け、対物レンズホルダ424
に舌片421aが嵌り込む切り欠き部424dを設けた場合の他
の実施態様を示すもので、対物レンズ420 の傾角調整の
方向を限定することが可能となる。
【0183】図52は、第24発明に係る光ディスク装置の
要部を示す分解斜視図で、平板421に面内方向の回転を
規制するための舌片421aを設けるとともに、対物レンズ
420 にも面内方向の回転を規制するための舌片420cを
設け、対物レンズホルダ424に設けた切り欠き部424d内
に嵌り込むようにしたもので、対物レンズ420 の傾角調
整の方向を限定することが可能となる。
【0184】上記各実施例では、この発明を対物レンズ
の傾き調整に利用する場合について述べたが、コリメー
トレンズ等の他のレンズに対して、あるいは、反射ミラ
ー等の光学系に対しても利用できることはいうまでもな
い。
【0185】また、上記各実施例では、この発明を対物
レンズ単体の傾き調整に利用する場合について述べた
が、対物レンズ駆動装置全体、あるいは、対物レンズ駆
動装置と光源部や光検出部を含む光ヘッド装置全体の傾
き調整に対しても利用できることはいうまでもない。
【0186】図53は、第25発明に係る光ディスク装置の
要部分解斜視図、図54は、図53の要部平面図、図55は、
図53の要部断面図、図56および図57は、図53の光ディス
ク装置のフォーカシング方向の駆動状態を示す要部断面
図、図58は、図53の板バネ部の形状を示す詳細図であ
る。
【0187】図53〜図58において、501 はベースであ
り、光源(図示せず)より出射された光ビーム502 が底
面から入射可能なように光束通過用穴501aを底面に有し
ているとともに、固定穴部501bにより支持軸503 の下端
部を保持している。504a, 504bは上下方向に着磁された
フォーカシング用マグネットであり、フォーカシング用
ヨーク505a, 505bと共にベース501 に接着固定されてい
る。
【0188】506a, 506bは左右方向に2極着磁されたト
ラッキング用マグネットであり、各々背面にトラッキン
グ用ヨーク507a, 507bが設けられている。
【0189】510 はプラスチック材で形成されたレンズ
ホルダ、511 はレンズホルダ510 の長手方向の一端に固
定された対物レンズであり、光ビーム502 を光ディスク
512の情報記録面513 上に集光スポット514 として集光
させる。
【0190】516a,516bは内周部が支持軸503 に外周部
がレンズホルダ510 に対して固定され、支持軸503 に対
してほぼ同心形状を有する一組の板バネである。支持軸
503に対する板バネ516a,516bの軸方向の位置決めは、
支持軸503 に設けた段差により容易に行うことが可能と
なる。517 は板バネ516a,516bと同軸を成すようにして
レンズホルダ510 に対して固定されたフォーカシング用
コイルであり、フォーカシング用ヨーク505a,505bと対
向した位置に配置されている。518a, 518bはレンズホル
ダ510 の両側面に接着固定されたトラッキング用コイル
である。
【0191】次に動作について説明する。集光スポット
514 のフォーカスズレを補正する場合は、フォーカシン
グコイル517 に所望の電流を印加し、フォーカシングマ
グネット504a,504bが発生する磁力との相互作用により
得られる電磁力によりレンズホルダ510 を支持軸503 に
沿って移動させることにより対物レンズ511 を図中矢印
4 方向に駆動制御しフォーカシング方向の制御を行な
う。
【0192】また、集光スポット514 のトラックズレを
補正する場合は、トラッキングコイル518a, 518bに所望
の電流を印加し、トラッキング用マグネット506a, 506b
が発生する磁力との相互作用により得られる電磁力によ
り、支持軸503 を中心として板バネ516a,516bを渦巻き
状に変形させレンズホルダ510 を図54中の矢印D4 方向
に回動させ、対物レンズ511 のトラッキング方向の制御
を行なう。
【0193】図59は第26発明に係る光ディスク装置の要
部断面図で、図55と同一符号はそれぞれ同一部分を示し
ており、515 はレンズホルダ510 の長手方向の対物レン
ズ511 が配置されていない方の一端に固定されたバラン
スウェイトであり、レンズホルダ510 等から構成される
可動部の重心位置が支軸503 上に配置されるように配置
されている。
【0194】本実施例においては、支持軸503 を中心と
した回転方向のダイナミックバランスが確保されてお
り、対物レンズ駆動装置が光ディスク512 に対するシー
ク動作を行った際にも可動部に回転モーメントが発生せ
ず、シーク後に不要な残留共振が発生しないメリットが
ある。
【0195】図60は第27発明に係る光ディスク装置に使
用する板バネの拡大斜視図である。本実施例において
は、板バネ519a, 519bが支持軸に対して垂直な平面内の
みでなく平面外の折り曲げ部519c, 519dを有している場
合の例を示している。本形状の板バネであれば、特にト
ラッキング方向の駆動制御時に板バネの不要なねじれ共
振モードを抑圧することが可能となる。
【0196】図61は第28発明に係る光ディスク装置に使
用する板バネの拡大斜視図である。本実施例において
は、2枚の板バネが相互に結合された場合の例を示して
いる。本形状の板バネ520 は、フォーカシング方向とト
ラッキング方向のバネ定数を単体で管理できるため、光
ディスク装置の周波数特性のばらつきを抑え、量産性を
向上することが可能となる。
【0197】図62は第29発明に係る光ディスク装置の要
部平面図で、図54と同一符号はそれぞれ同一部分を示し
ている。本実施例においては、板バネ521a, 521b(521b
は不図示)の内周部と支持軸503 の間に弾性部材522 を
配置した例を示している。本実施例では板バネの有する
共振ピークを低減できるとともに、特に板バネのバネ定
数が高くなりがちなトラッキング方向のバネ定数を所望
の値に設定することが容易となる。
【0198】第30〜第32発明について説明する。図63
は、第30発明に係る光ディスク装置の要部を示す分解斜
視図、図64は、図63の要部平面図、図65は、図63の要部
断面図、図66は、図63に示す光ディスク装置において、
対物レンズ単体の光軸が取付面に対して角度θ6 だけ傾
きを有している場合の対物レンズ角度調整後の状態を表
す要部断面図である。
【0199】図63〜図66において、601 は固定部である
ベースであり、光源(図示せず)より出射された光ビー
ム602 が底面から入射可能なように光束通過用穴601aを
底面に有しているとともに、固定穴部601bにより摩擦係
数が小さいフッ素樹脂がコーティングされた支軸603 の
下端部を保持している。604a,604bは上下方向に着磁さ
れたフォーカシング用マグネットであり、フォーカシン
グ用ヨーク605a,605bと共にベース601 に接着固定され
ている。
【0200】606a,606bは左右方向に2極着磁されたト
ラッキング用マグネットであり、各々背面にトラッキン
グ用ヨーク607a,607bが設けられている。608a〜608dは
べース601 に設けられたネジ穴である。
【0201】610 はプラスチック材で形成されたレンズ
ホルダ、611 はレンズホルダ610 の長手方向の一端に固
定された対物レンズであり、光ビーム602 を光ディスク
612内の情報記録面613 上に集光スポット614 として集
光させる。615 は上記レンズホルダ610 の長手方向の対
物レンズ611 が配置されていない方の一端に固定された
バランスウェイトである。
【0202】616 はレンズホルダ610 に対して対物レン
ズ611 の光軸と平行な軸を有するように固定された軸受
けであり、支軸603 に対して嵌合されている。617 はレ
ンズホルダ610 に対して軸受け616 と同軸を成すように
固定されたフォーカシング用コイルであり、フォーカシ
ング用ヨーク605a,605bと対向する位置に配置されてい
る。618a, 618bはレンズホルダ610 の両側面に接着固定
されたトラッキング用コイルである。
【0203】620 は保持板であるカバーであり、光ビー
ム通過用穴621 、支軸603 の上端部を保持する保持穴62
2 、カバー620 体の位置調整を行うための調整ピン(図
示せず)と嵌合するピン用穴624a, 624bおよびカバー62
0 をベース601 に対して固定するための固定ネジ625a〜
625dが入るネジ穴626a〜626dを有している。
【0204】次に動作について説明する。対物レンズ61
1 の矢印A4 方向(ジッタ方向)の角度調整を行なう場
合には、カバー620 を図中矢印AA方向にベース601 の
上面に沿って平行移動させることにより支軸603 を矢印
4 方向に傾け、結果として対物レンズ611 の矢印A4
方向の角度調整を行なう。対物レンズ611 の矢印B4
向(トラッキング方向)の角度き調整を行なう場合に
は、カバー620 を図中矢印BB方向にベース601 の上面
に沿って平行移動させることにより支軸603 を矢印B4
方向に傾け、結果として対物レンズ611 の矢印B4 方向
の角度調整を行なう。
【0205】この角度調整を微視的に見れば、支軸603
の剛性がベース601 やカバー620 の剛性と比較して高い
ため、固定穴部601b、保持穴622 が微小変形している。
10mrad程度の傾き調整を行なう場合のカバー620
の調整時移動量は、支軸603の長さを約10mmとする
と約0. 1mmであり、実際の製造工程上からも問題の
無い値である。
【0206】対物レンズ611 の角度調整が完了した後、
カバー620 を固定ネジ625a〜625dを用いてベース601 に
対して固定する。
【0207】対物レンズ611 を駆動する動作について説
明する。集光スポット614 のフォーカスズレを補正する
場合は、フォーカシングコイル617 に所望の電流を印加
し、フォーカシングマグネット604a,604bが発生する磁
力との相互作用により得られる電磁力により対物レンズ
611 を図65中の矢印C4 方向に駆動制御し、フォーカシ
ング方向の制御を行なう。また、集光スポット614 のト
ラックズレを補正する場合は、トラッキングコイル618
a, 618bに所望の電流を印加し、トラッキング用マグネ
ット606a,606bが発生する磁力との相互作用により得ら
れる電磁力により、支軸603 を中心としてレンズホルダ
610 を電磁力により図64中の矢印D4 方向に回動させ、
対物レンズ611 のトラッキング方向の制御を行なう。
【0208】図67は本実施例のフォーカス方向周波数特
性を示す図で、図97に示した従来例のような不要共振が
生じない。
【0209】図68は、第31発明に係る光ディスク装置の
要部を示す拡大断面図で、図63と同一符号はそれぞれ同
一、または相当部分を示している。本実施例は、図63に
示す支軸603 の代わりに、両端部を略半凸球面形状に形
成した支軸631 を用い、ベース601 に略半凹球面形状に
形成した固定穴部633 を設けるとともにカバー620 にも
略半凹球面形状に形成した保持穴634 を設け、カバー62
0 を支軸631 の軸に略垂直な平面内で矢印AA方向等に
位置調整することにより対物レンズ611 の角度調整を行
なう場合の他の実施態様を示すもので、本実施例は、図
63に示す実施例と同様の動作を期待できる。
【0210】図69は、図63に示す支軸603 と比較して剛
性の小さい支軸641 を用い、支軸631 を湾曲させること
により対物レンズ611 の角度調整を行なう場合の他の実
施態様を示すもので、本実施例は図63に示す実施例と同
様の動作を期待できる。
【0211】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0212】第1発明に係る光ディスク装置は、演算後
の焦点ずれ信号からグルーブ干渉信号を除去するので、
安定な焦点制御を実現できる。
【0213】また、第2発明に係る光ディスク装置は、
3個以上の複数の光スポットを用いることにより、同時
に並列記録・並列再生を行うこともできる。
【0214】また、第3発明に係る光ディスク装置は、
複数の光スポットを発生させる手段として回折格子を用
いれば、単一発光源の半導体レーザを用いることができ
装置が安価にできるとともに、回折格子を光ビームに対
して垂直な面内において回転微調整することにより、各
光スポットの配置精度を向上させることができる。
【0215】また、第4発明に係る光ディスク装置は、
いわゆる公知の差動プッシュプル法トラッキングセンサ
法と組み合わせて用いることにより、簡素なセンサ光学
系を実現できる。
【0216】また、第5発明に係る光ディスク装置は、
複数の光スポットを発生させる手段として回折格子を用
いるとともに、トラッキング時とアクセス時に回折格子
を光ビームに対して垂直な面内において回転駆動するこ
とにより、複数の光スポットから構成される光スポット
列を情報トラックに対して任意の角度に設定でき、効率
良く並列記録・並列再生を行うこともできる。
【0217】また、第6発明に係る光ディスク装置は、
複数の光スポットを発生させる手段として回折格子を用
いるとともに、複数の光スポットから構成される光スポ
ット列を情報トラックに対して任意の角度に設定する手
段としてドーブプリズムを用い、トラッキング時とアク
セス時にドーブプリズムを光ビームに対して垂直な面内
において回転駆動することにより、効率良く並列記録・
並列再生を行うことができるとともに、光検知器上の集
光スポット位置が変動しないように構成することもでき
る。
【0218】第7〜第10発明に係る光ディスク装置は、
2分割光検知器の分割帯内において相対する2つの受光
面端部の形状を鋸歯状もしくは略三角波状に形成し、か
つ、2つの受光面端部が互いに噛み合う形状に構成した
ので、焦点誤差信号が焦点ずれに対して直線的に変化す
る範囲が拡大できる。さらに、2分割光検知器の受光面
を分離する分割線の幅を広げる必要がないので、光ディ
スクからの反射光束が分割帯に入射する場合にも2分割
光検知器の周波数特性の劣化は生じない。従って、瞳遮
蔽法にこの2分割光検知器を用いても、焦点制御動作の
安定化,及び高周波数特性の向上を実現することができ
る。
【0219】また、第11発明に係る光ディスク装置は、
2分割光検知器の分割帯内に多数の微小受光面を配置
し、これらの微小受光面を2つの受光面のどちらか一方
に電気的に接続する接続線をほぼ等間隔に分割帯を横切
る方向に配置し、それぞれの受光面から延びる接続線を
交互に配置し、そして、一本の接続線によって接続され
た微小受光面は電気的に接続された受光面からの距離に
比例してその面積が減少するように、2分割光検知器を
構成したので、焦点誤差信号が焦点ずれに対して直線的
に変化する範囲が拡大できる。さらに、分割帯の中で受
光面が存在しない領域の面積を小さくできるので、光デ
ィスクからの光が分割帯に入射する場合にも2分割光検
知器の周波数特性の劣化は生じない。従って、瞳遮蔽法
にこの2分割光検知器を用いても、焦点制御動作の安定
化,及び高周波数特性の向上を実現することができる。
【0220】また、第12発明に係る光ディスク装置は、
2分割光検知器の分割帯内において多数の矩形状受光面
を配置し、隣合う矩形状受光面を交互に左右の受光面に
接続するとともに、それぞれの受光面に接続された矩形
状受光面はその受光面からの距離に比例してその短辺の
長さが減少する構成にしたので、焦点誤差信号が焦点ず
れに対して直線的に変化する範囲が拡大できる。さら
に、分割帯の中で受光面が存在しない領域の面積を小さ
くできるので、光ディスクからの光が分割帯に入射する
場合にも2分割光検知器の周波数特性の劣化は生じな
い。従って、瞳遮蔽法にこの2分割光検知器を用いて
も、焦点制御動作の安定化,及び高周波数特性の向上を
実現することができる。
【0221】第13〜第20発明に係る光ディスク装置は、
光ディスクからの反射光束を分割する手段として、回折
格子が略半面に形成された光束分割素子を用いたので、
安価にて安定な動作及び高効率を実現することができ
る。
【0222】また、平面型回折格子を形成した光束分割
素子を用いた場合、平面型回折格子は光学リソグラフィ
やエッチングの技術で作製されるので、簡単な構成なが
ら性能が安定で非常に安価な光ディスク装置を実現でき
る。
【0223】第21発明に係る光ディスク装置は、回折格
子が略半面に形成された光束分割素子にて反射光束を分
割し、この分割された光束を、相対する2つの受光面端
部の形状が略鋸歯状, 略三角波状又は略正弦波状である
2分割光検知器にて受光するので、焦点制御動作の安定
化,及び高周波数特性の向上を、安価にて効率良く実現
することができる。
【0224】第22発明に係る光ディスク装置は、傾き調
整を行なうための部品を薄い一枚のリング状平板のみで
構成できるため、安価で小型薄型な光ディスク装置を得
ることが可能となる。
【0225】また、従来例のような大きな球面を設ける
必要が無いため、設計の自由度を大幅に広げることが可
能となる。
【0226】また、接着剤で保持されている部分の重量
が、対物レンズのみであるため軽く、このため光ディス
クに対するアクセス時に不要な振動が発生しにくく、ア
クセス時間を短縮することが可能となる。
【0227】また、第23, 第24発明に係る光ディスク装
置は、上記2つの各々対を成す突起の位置が変化しない
ように切り欠き部と舌片を設け、各々の対を成す突起を
結ぶ直線がほぼ直交するように配置して、それぞれの直
線の方向が光ディスクの半径方向、および接線方向に対
応するように構成することにより、光学手段の傾く方向
を規定し、傾き調整を容易にすることが可能となる。
【0228】第25発明に係る光ディスク装置は、可動部
を板バネで支持することにより接触部を無くしたので、
フォーカシング制御やトラッキング制御を行う際に摩擦
力を発生せず安定な制御系を有するとともに、摩耗扮が
発生せず周辺部に光学的な悪影響や寿命低下を生じさせ
ないという効果がある。
【0229】また、第26発明に係る光ディスク装置は、
光ディスクに対するシーク時に可動部に対して支軸を回
転中心とした回転モーメントが発生しないため、シーク
完了後の不要な残留振動を抑圧することができる。
【0230】また、第27発明に係る光ディスク装置は、
特にトラッキング方向の駆動制御時に板バネの不要なね
じれ共振モードを抑圧することができるため、安定な制
御系を有するという効果がある。
【0231】また、第28発明に係る光ディスク装置は、
板バネのバネ定数のバラツキを低減することが可能なた
め、量産性の高いという効果がある。
【0232】また、第29発明に係る光ディスク装置は、
板バネの有する共振ピークを低減するとともに、特に板
バネのバネ定数が高くなりがちなトラッキング方向のバ
ネ定数を所望の値に設定することが容易なため、安定な
制御系を有するという効果がある。
【0233】第30発明に係る光ディスク装置は、対物レ
ンズの角度調整量が保持板であるカバーの移動量と対応
しており、微少角度内ではほぼ比例の関係にあるため並
進量を制御することにより、調整精度を向上させること
が可能となる効果がある。
【0234】また、第31発明に係る光ディスク装置は、
対物レンズの角度調整を一度行った後に、再度角度調整
が必要となった場合でも容易に再調整を行える効果があ
る。
【0235】また、第32発明に係る光ディスク装置は、
対物レンズの角度調整後の固定手段としてネジを使用す
ることができ、対物レンズアクチュエータの周波数特性
に悪影響を及ぼさないような強力な固定力を得ることが
できるとともに、信頼性を高められる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係る光ディスク装置の一部を示す概
略図である。
【図2】図1中の光検知器部の詳細図である。
【図3】図1に示す実施例における情報トラック上の光
スポット配置関係を示す概略図である。
【図4】図1に示す実施例における光ディスク装置の情
報トラックと各光スポットの焦点ずれ信号の関係を示す
ための情報トラック拡大概念図である。
【図5】図1に示す実施例における光ディスク装置の演
算後の焦点ずれ信号を示す図である。
【図6】図1に示す実施例における光ディスク装置のト
ラックアクセス時の焦点ずれ信号を示す概略図である。
【図7】第2発明に係る光ディスク装置の一部を示す概
略図である。
【図8】図7に示す実施例における情報トラック上の光
スポット配置関係を示す概略図である。
【図9】第3発明に係る光ディスク装置の一部を示す概
略図である。
【図10】図9に示す実施例における情報トラック上の
光スポット列の配置関係を示す概略図である。
【図11】第4発明に係る光ディスク装置の一部を示す
概略図である。
【図12】図11に示す実施例における図10中の光検知器
部を示す詳細図である。
【図13】第5発明に係る光ディスク装置の一部を示す
概略図である。
【図14】図13に示す実施例における情報トラック上の
光スポット配置関係を示す概略図である。
【図15】第6発明に係る光ディスク装置の一部を示す
概略図である。
【図16】図15に示す実施例における図15中のドーブプ
リズム部の光路の詳細を示す光路図である。
【図17】第7〜第10発明に係る光ディスク装置におけ
る2分割光検知器を示す平面図である。
【図18】図17に示す2分割光検知器の分割帯部分の拡
大図である。
【図19】図17に示す2分割光検知器の分割線をyz座
標上に示した図である。
【図20】出射光束の集光点が光ディスク上に位置して
いる場合の2分割光検知器上に照射される集光スポット
の形状を示す図である。
【図21】2分割光検知器において分割帯と平行な方向
に集光スポットがずれた場合の焦点誤差信号特性図であ
る。
【図22】図17に示す実施例における焦点誤差信号の特
性図である。
【図23】第11発明に係る光ディスク装置における2分
割光検知器を示す平面図である。
【図24】第12発明に係る光ディスク装置における2分
割光検知器を示す平面図である。
【図25】第13〜第20発明に係る光ディスク装置の構成
を示す斜視図である。
【図26】図25に示す実施例において、対物レンズから
の出射光束の集光スポットが情報記録面上にあるときの
光路の概略図である。
【図27】図25に示す実施例において、対物レンズから
の出射光束の集光スポットが情報記録面上にあるとき光
束分割素子と2分割光検知器での光束の状態を示す図で
ある。
【図28】図25に示す実施例において、情報記録面が対
物レンズに近づいたときの光路の概略図である。
【図29】図25に示す実施例において、情報記録面が対
物レンズから近づいたときの光束分割素子と2分割光検
知器での光束の状態を示す図である。
【図30】図25に示す実施例において、情報記録面が対
物レンズから離れたときの光路の概略図である。
【図31】図25に示す実施例において、情報記録面が対
物レンズから離れたときの光束分割素子と2分割光検知
器での光束の状態を示す図である。
【図32】図25に示す実施例において得られる焦点誤差
信号を示す図である。
【図33】表面が凹凸の平面型回折格子が形成された光
束分割素子の斜視図である。
【図34】第13〜第20発明に係る光ディスク装置の他の
実施例における光ディスク装置を示す構成図である。
【図35】図34に示す実施例において、対物レンズから
の出射光束の集光スポットが情報記録面上にあるとき光
束分割素子と2分割光検知器での光束の状態を示す図で
ある。
【図36】図34に示す実施例において、情報記録面が対
物レンズから近づいたときの光束分割素子と2分割光検
知器での光束の状態を示す図である。
【図37】図34に示す実施例において、情報記録面が対
物レンズから離れたときの光束分割素子と2分割光検知
器での光束の状態を示す図である。
【図38】図34に示す実施例において得られる焦点誤差
信号を示す図である。
【図39】図34に示す実施例における光学部品のパラメ
ータを説明するための図である。
【図40】屈折率変調型の平面型回折格子が形成された
光束分割素子の斜視図である。
【図41】第21発明に係る光ディスク装置の構成を示す
斜視図である。
【図42】第21発明に係る光ディスク装置の他の構成を
示す斜視図である。
【図43】第22発明に係る光ディスク装置における傾角
調整部の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図44】図43に示す傾角調整部を搭載した光ディスク
装置の要部斜視図である。
【図45】図43に示す傾角調整部を搭載した光ディスク
装置の要部平面図である。
【図46】図45のI−I線矢視断面図である。
【図47】図45のII−II線矢視断面図である。
【図48】第22発明に係る光ディスク装置における傾角
調整部の第2実施例を示す分解斜視図である。
【図49】第22発明に係る光ディスク装置における傾角
調整部の第3実施例を示す分解斜視図である。
【図50】第22発明に係る光ディスク装置における傾角
調整部の第4実施例を示す分解斜視図である。
【図51】第23発明に係る光ディスク装置における傾角
調整部を示す分解斜視図である。
【図52】第24発明に係る光ディスク装置における傾角
調整部を示す分解斜視図である。
【図53】第25発明に係る光ディスク装置の要部を示す
分解斜視図である。
【図54】図53に示す要部の平面図である。
【図55】図53に示す要部の断面図である。
【図56】図53〜図55に示す実施例のフォーカシング方
向の駆動状態を示す要部の断面図である。
【図57】図53〜図55に示す実施例のフォーカシング方
向の駆動状態を示す要部の断面図である。
【図58】図53〜図57に示す実施例の板バネの形状を示
す平面図である。
【図59】第26発明に係る光ディスク装置の要部を示す
断面図である。
【図60】第27発明に係る光ディスク装置に使用する板
バネの斜視図である。
【図61】第28発明に係る光ディスク装置に使用する板
バネの斜視図である。
【図62】第29発明に係る光ディスク装置の要部を示す
平面図である。
【図63】第30発明に係る光ディスク装置の要部を示す
分解斜視図である。
【図64】図63に示す要部の平面図である。
【図65】図63に示す要部の断面図である。
【図66】図63〜図65に示す実施例において、角度調整
後の状態を示す要部の断面図である。
【図67】図63〜図65に示す実施例におけるフォーカス
方向周波数特性図である。
【図68】第31発明に係る光ディスク装置の要部を示す
拡大断面図である。
【図69】第32発明に係る光ディスク装置の角度調整後
の状態を示す要部の断面図である。
【図70】従来の光ディスク装置の一部を示す概略図で
ある。
【図71】図70に示す従来装置における光ディスクの情
報トラックと各光スポットの焦点ずれ信号の関係を示す
ための情報トラック拡大概念図である。
【図72】他の従来装置の構成を示す図である。
【図73】図72に示す従来装置において反射光束が合焦
した場合の状態を示す図である。
【図74】図73に示す状態における2分割光検知器の受
光面を示す平面図である。
【図75】図72に示す従来装置において反射光束が合焦
する前に受光面に照射された場合の状態を示す図であ
る。
【図76】図75に示す状態における2分割光検知器の受
光面を示す平面図である。
【図77】図72に示す従来装置において反射光束が受光
面に照射される前に合焦した場合の状態を示す図であ
る。
【図78】図77に示す状態における2分割光検知器の受
光面を示す平面図である。
【図79】図72に示す2分割光検知器の受光面を示す平
面図である。
【図80】図72に示す従来装置による焦点誤差信号の特
性図である。
【図81】さらに他の従来装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図82】図81に示す従来装置において、対物レンズか
らの出射光束の集光スポットが情報記録面上にあるとき
の光路の概略図である。
【図83】図81に示す従来装置において、情報記録面が
対物レンズに近づいたときの光路の概略図である。
【図84】図81に示す従来装置において、情報記録面が
対物レンズから離れたときの光路の概略図である。
【図85】図81に示す従来装置において、光学部品のパ
ラメータを説明するための図である。
【図86】図81に示す従来装置における光学部品のパラ
メータを示す図である。
【図87】さらに他の従来装置を示す分解斜視図であ
る。
【図88】図87に示す従来装置の概略断面図である。
【図89】さらに他の従来装置の要部を示す斜視図であ
る。
【図90】図89のIII −III 線矢視断面図である。
【図91】さらに他の従来装置の要部の断面図である。
【図92】図91に示す従来装置において角度調整後の固
定手段である接着剤がバネ要素及び減衰要素となる状態
を示すモデル図である。
【図93】図70に示す従来装置における焦点ずれ信号を
示す図である。
【図94】図70に示す従来装置におけるトラックアクセ
ス時の焦点ずれ信号を示す概略図である。
【図95】図79に示す受光面からの検出信号に基づく焦
点誤差信号の特性図である。
【図96】図79に示す二つの受光面の感度分布を示す特
性図である。
【図97】図91に示す従来装置のフォーカス方向周波数
特性図である。
【符号の説明】
101, 206, 305 光ディスク 115 ランド部 116 グルーブ部 122a, 122b, 142a〜142e, 152a〜152c 光スポット 124, 144 光検知器部 126 加算器 127 制御回路 129 焦点ずれ信号 145 演算処理回路 150 回折格子 160 光検知器 170a, 170b, 181a, 181b 駆動コイル 180 ドーブプリズム 201 発光源 207 遮蔽板 216, 217, 221, 222 受光面 218, 220, 325, 329, 333 2分割光検知器 219 分割帯 223 微小受光面 224 接続線 225 短形状受光面 226 短形状受光面 231 分割線 301 光源 304, 420, 511, 611 対物レンズ 324, 343 光束分割素子 328, 332, 336 集光スポット 341 回折格子部 342 非回折格子部 408 光軸 420a, 420b, 424b, 424c 突起 420c, 421a 舌片 421 リング状の平板 422a, 422b 上側突起 423a, 423b 下側突起 424 対物レンズホルダ 424a フィン部 424d 切り欠き部 425 軸受け 426 フォーカシング用コイル 503 支持軸 510, 610 レンズホルダ 515 バランスウェイト 516a, 516b 板バネ 601 ベース 601b, 633 固定穴部 603, 631, 641 支軸 620 カバー 622, 634 保持穴 FES,FESa,FESb,FESc 焦点誤差信号 E 出射光束 R,R1,R2 反射光束 Ra,Rb,Rc 光束 L1 第1の直線 L2 第2の直線
フロントページの続き (72)発明者 入江 満 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社映像システム開発研究所内 (72)発明者 中根 和彦 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三 菱電機株式会社産業システム研究所内 (72)発明者 木目 健治朗 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社映像システム開発研究所内 (72)発明者 小鉢 秀彰 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社映像システム開発研究所内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報トラックを形成するランド部とグル
    ーブ部とを有する光ディスク上に対して集光スポットを
    照射し、情報の記録・再生を行うための光ディスク装置
    において、集光スポットを前記ランド部とグルーブ部と
    に各々単数個配置してあり、各々の集光スポットの反射
    光から得られる焦点ずれ信号を演算した信号を用いて焦
    点制御を行う構成となしてあることを特徴とする光ディ
    スク装置。
  2. 【請求項2】 情報トラックを形成するランド部とグル
    ーブ部とを有する光ディスク上に対して集光スポットを
    照射し、情報の記録・再生を行うための光ディスク装置
    において、集光スポットを前記ランド部とグルーブ部と
    に各々複数個配置してあり、各々の集光スポットの反射
    光から得られる焦点ずれ信号を演算した信号を用いて焦
    点制御を行うとともに、ランド部に配置した集光スポッ
    トを用いて並列記録・並列再生を行う構成となしてある
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 情報トラックを形成するランド部とグル
    ーブ部とを有する光ディスク上に対して集光スポットを
    照射し、情報の記録・再生を行うための光ディスク装置
    において、回折格子により光ビームを分割し複数の集光
    スポットを形成してあり、前記回折格子を回転調整する
    ことにより各々の集光スポット位置を調整するように構
    成するとともに、各々の集光スポットの反射光から得ら
    れる焦点ずれ信号を演算した信号を用いて焦点制御を行
    う構成となしてあることを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 情報トラックを形成するランド部とグル
    ーブ部とを有する光ディスク上に対して集光スポットを
    照射し、情報の記録・再生を行うための光ディスク装置
    において、少なくとも前記ランド部とグルーブ部とにそ
    れぞれ1個及び2個の集光スポットを形成してあり、そ
    れら3個の集光スポットの反射光から得られる焦点ずれ
    信号を演算した信号を用いて焦点制御を行うように構成
    するとともに、それら3個の集光スポットの反射光から
    得られるトラッキングずれ信号を演算した信号を用いて
    トラッキング制御を行う構成となしてあることを特徴と
    する光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 情報トラックを形成するランド部とグル
    ーブ部とを有する光ディスク上に対して集光スポットを
    照射し、情報の記録・再生を行うための光ディスク装置
    において、回折格子により光ビームを分割し複数の集光
    スポットを形成してあり、情報トラックに対するアクセ
    ス時に前記回折格子を回転駆動するように構成するとと
    もに、各々の集光スポットの反射光から得られる焦点ず
    れ信号を演算した信号を用いて焦点制御を行う構成とな
    してあることを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 情報トラックを形成するランド部とグル
    ーブ部とを有する光ディスク上に対して集光スポットを
    照射し、情報の記録・再生を行うための光ディスク装置
    において、ドーブプリズムにより光ビームを分割し複数
    の集光スポットを形成してあり、情報トラックに対する
    アクセス時に前記ドーブプリズムを回転駆動するように
    構成するとともに、各々の集光スポットの反射光から得
    られる焦点ずれ信号を演算した信号を用いて焦点制御を
    行う構成となしてあることを特徴とする光ディスク装
    置。
  7. 【請求項7】 光源からの出射光を光学系を介して光デ
    ィスクに集光照射し、この光ディスクからの反射光束の
    一部を遮蔽して2分割光検知器の2つの受光面が相対す
    る分割帯近傍に照射し、前記2分割光検知器の2つの受
    光面からの出力信号に基づいて焦点誤差信号を得る光デ
    ィスク装置において、前記2分割光検知器の分割帯にお
    ける受光面端部の形状を略鋸歯状又は略三角波状であっ
    て相互に噛み合うようになしてあることを特徴とする光
    ディスク装置。
  8. 【請求項8】 2分割光検知器の受光面端部における略
    鋸歯状又は略三角波状部分のピッチをp、前記略鋸歯状
    又は略三角波状部分の分割帯を横切る方向の幅をdと
    し、yz座標系の原点を分割帯の中心に設定するととも
    に、分割帯の長手方向をy方向に設定し分割帯の短手方
    向をz方向に設定した場合、2つの受光面を分割する分
    割線が、 y = (p/d)z + 2np y =−(p/d)z +(2n−1)p 但し、−d/2 ≦ z ≦ d/2, n:整数 で表現されることを特徴とする請求項7記載の光ディス
    ク装置。
  9. 【請求項9】 2分割光検知器の受光面端部における略
    鋸歯状又は略三角波状部分のピッチpと、前記光源の波
    長λと、前記2分割光検知器に入射する前記光ディスク
    からの反射光束の開口数NA1 との間に、 NA1 ≦ 5λ/8p が成立するようになしてあることを特徴とする請求項7
    記載の光ディスク装置。
  10. 【請求項10】 2分割光検知器の受光面端部における
    略鋸歯状又は略三角波状部分の分割帯を横切る方向の幅
    dと、前記光源の波長λと、前記2分割光検知器に入射
    する前記光ディスクからの反射光束の開口数NA1 との
    間に、 d≧ λ/NA1 が成立するように、前記2分割光検知器を構成してある
    ことを特徴とする請求項7記載の光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 光源からの出射光を光学系を介して光
    ディスクに集光照射し、この光ディスクからの反射光束
    の一部を遮蔽して2分割光検知器の2つの受光面が相対
    する分割帯近傍に照射し、前記2分割光検知器の2つの
    受光面からの出力信号に基づいて焦点誤差信号を得る光
    ディスク装置において、前記2分割光検知器の分割帯内
    に複数の分割された微小受光面を形成してあり、これら
    の微小受光面を2つの受光面のどちらか一方に電気的に
    接続する接続線を分割帯を横切る方向にほぼ等間隔に設
    けるとともに、それぞれの受光面から延びる接続線を交
    互に配置してあり、さらに、一本の接続線によって接続
    された微小受光面の面積が電気的に接続された受光面か
    らの距離に略比例して減少するように構成してあること
    を特徴とする光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 光源からの出射光を光学系を介して光
    ディスクに集光照射し、この光ディスクからの反射光束
    の一部を遮蔽して2分割光検知器の2つの受光面が相対
    する分割帯近傍に照射し、前記2分割光検知器の2つの
    受光面からの出力信号に基づいて焦点誤差信号を得る光
    ディスク装置において、前記2分割光検知器の分割帯内
    に多数の矩形状受光面を配置してあり、隣合う矩形状受
    光面を交互に左右の受光面に接続するとともに、各受光
    面に接続された矩形状受光面の短辺の長さがその受光面
    からの距離に略比例して減少するように構成してあるこ
    とを特徴とする光ディスク装置。
  13. 【請求項13】 光源からの出射光を光学系を介して光
    ディスクに集光照射し、この光ディスクからの反射光束
    を複数の光束に分割し、分割された前記反射光束の各々
    を複数の2分割光検知器の分割線近傍に集光照射し、前
    記光源からの出射光が前記光ディスク上で合焦である場
    合においては前記2分割光検知器の分割線上に前記反射
    光束の集光スポットが形成され、前記複数の2分割光検
    知器の出力信号に基づいて焦点誤差信号を得る光ディス
    ク装置において、前記反射光束を複数の光束に分割する
    手段を入射面の略半面が回折格子部である光束分割素子
    で構成してあり、かつ、前記回折格子部によって生成さ
    れる前記反射光束の1つ以上の回折光と前記回折格子部
    を通過しない光束とを用いて焦点誤差信号を得るように
    構成してあることを特徴とする光ディスク装置。
  14. 【請求項14】 光源からの出射光を光学系を介して光
    ディスクに集光照射し、この光ディスクからの反射光束
    を複数の光束に分割し、分割された前記反射光束の各々
    を複数の2分割光検知器の分割線近傍に集光照射し、前
    記光源からの出射光が前記光ディスク上で合焦である場
    合においては前記2分割光検知器の分割線上に前記反射
    光束の集光スポットが形成され、前記複数の2分割光検
    知器の出力信号に基づいて焦点誤差信号を得る光ディス
    ク装置において、前記反射光束を複数の光束に分割する
    手段を、入射面の略半面が透過型又は反射型の平面型回
    折格子が形成された回折格子部であり、残りの略半面が
    透過性又は反射性の非回折格子部である光束分割素子で
    構成してあり、かつ、前記回折格子部と前記非回折格子
    部の境界線が幾何学的に前記反射光束を略2等分するよ
    うに配置され、かつ、前記回折格子部によって生成され
    る前記反射光束の1つ以上の回折光と前記非回折格子部
    からの光束とを用いて焦点誤差信号を得るように構成し
    てあることを特徴とする光ディスク装置。
  15. 【請求項15】 光束分割素子は、回折格子部の格子線
    が直線であり、格子周期が一定であり、かつ、格子線の
    方向が前記回折格子部と非回折格子部との境界線の方向
    に略直交せしめてあることを特徴とする請求項13及び
    請求項14記載の光ディスク装置。
  16. 【請求項16】 光束分割素子は、回折格子部と非回折
    格子部の境界線が直線であり、かつ、この直線の方向が
    前記光ディスク上の案内溝の接線方向に対して略直交す
    る方向に投影されるようになしてあることを特徴とする
    請求項13及び請求項14記載の光ディスク装置。
  17. 【請求項17】 光束分割素子の平面型回折格子は、2
    値の位相深さを有し、その位相変調のデューティが略5
    0%で位相変調の深さが略180度であることを特徴と
    する請求項14記載の光ディスク装置。
  18. 【請求項18】 光束分割素子の平面型回折格子は、位
    相変調が表面の凹凸、又は、屈折率の変調によって実現
    されていることを特徴とする請求項14記載の光ディス
    ク装置。
  19. 【請求項19】 複数の2分割光検知器は、光束分割素
    子の回折格子部の回折作用によって得られた1つ以上の
    光束を受光する1個以上の2分割光検知器と光束分割素
    子の非回折格子部からの光束を受光する1個の2分割光
    検知器が1個のパッケージに納められていることを特徴
    とする請求項13及び請求項14記載の光ディスク装
    置。
  20. 【請求項20】 複数の2分割光検知器は、各2分割光
    検知器の分割線が略直線状で、かつ、全ての分割線が1
    本の略直線上に存在することを特徴とする請求項13及
    び請求項14記載の光ディスク装置。
  21. 【請求項21】 光源からの出射光を光学系を介して光
    ディスクに集光照射し、この光ディスクからの反射光束
    を光束分割手段にて複数の光束に分割し、分割された前
    記反射光束の各々を複数の2分割光検知器の分割線近傍
    に集光照射し、前記光ディスク上に前記出射光の集光ス
    ポットが合焦しているときに前記反射光束の集光スポッ
    トが前記分割線上に略位置するように前記2分割光検知
    器を配置して、前記複数の2分割光検知器の出力信号に
    基づいて焦点誤差信号を得る光ディスク装置において、
    前記光束分割手段を略半面が回折格子部である素子によ
    って構成してあり、前記2分割光検知器の分割線の形状
    を略鋸歯状,略三角波状又は略正弦波状としてあること
    を特徴とする光ディスク装置。
  22. 【請求項22】 ホルダに保持されている光学系の光軸
    を所望の方向に角度調節する光ディスク装置において、
    前記光学系とホルダとの間に前記光学系の周縁付近で接
    するリング状の平板を設けてあり、この平板と前記光学
    系との間およびこの平板と前記ホルダとの間に、それぞ
    れ光軸を通りかつ互いに交わる第1,第2の直線上に、
    前記光軸を挟んで二つづつ合計四つの突起を設けてお
    き、前記光学系の光軸の向きを前記突起の高さに応じた
    角度だけ所望の方向に調節する構成となしてあることを
    特徴とする光ディスク装置。
  23. 【請求項23】 ホルダに切り欠き部を設けるととも
    に、リング状の平板に前記切り欠き部に嵌り込んで周方
    向への回転を阻止する舌片を設けてあることを特徴とす
    る請求項22記載の光ディスク装置。
  24. 【請求項24】 ホルダに切り欠き部を設けるととも
    に、リング状の平板および光学系にそれぞれ前記切り欠
    き部に嵌り込んで周方向への回転を阻止する舌片を設け
    てあることを特徴とする請求項22記載の光ディスク装
    置。
  25. 【請求項25】 光学的に情報の記録・再生を行うため
    の光ディスク上に集光される集光スポット位置を駆動制
    御するための機構を備える光ディスク装置において、前
    記光ディスク上に光ビームを集光させる対物レンズと、
    該対物レンズが一端に固定されたレンズホルダと、前記
    対物レンズの光軸に対して平行な軸線を有する支持軸
    と、該支持軸に対して垂直でありかつ前記軸線方向に一
    定量離間した一組の平面上に各々配置され、内周が前記
    支持軸に、外周が前記レンズホルダに各々固定され、前
    記軸線に対してほぼ同心形状を有する一組の板バネとを
    有し、前記軸線に沿って前記レンズホルダを駆動するこ
    とによりフォーカシング制御を行い、前記軸線を中心に
    して前記レンズホルダを回動させることによりトラッキ
    ング制御を行う構成となしてあることを特徴とする光デ
    ィスク装置。
  26. 【請求項26】 板バネに支持されたレンズホルダを備
    える可動部の重心位置が支持軸上に配置されるように、
    前記レンズホルダ上にバランスウェイトを設けてあるこ
    とを特徴とする請求項25記載の光ディスク装置。
  27. 【請求項27】 板バネが平面に対して垂直な要素も有
    することを特徴とする請求項25または請求項26記載
    の光ディスク装置。
  28. 【請求項28】 板バネが相互に結合されていることを
    特徴とする請求項25,請求項26,または請求項27
    記載の光ディスク装置。
  29. 【請求項29】 板バネの内周部に弾性部材を付加して
    あることを特徴とする請求項25ないし請求項28のい
    ずれかに記載の光ディスク装置。
  30. 【請求項30】 ホルダに保持されている光学系の光軸
    を、所望の方向に角度調整する光ディスク装置におい
    て、角度調整のための機構を支持固定する固定部と、一
    端が該固定部に固定されかつ前記ホルダを摺動自在かつ
    回動自在に支持する支軸と、該支軸の他の一端を保持す
    る保持板とを有し、該保持板を前記支軸に略垂直な面内
    で移動させることにより前記支軸を傾け、前記光学系の
    角度調整を行う構成となしてあることを特徴とする光デ
    ィスク装置。
  31. 【請求項31】 ホルダに保持されている光学系の光軸
    を、所望の方向に角度調整する光ディスク装置におい
    て、角度調整のための機構を支持固定し半凹球面形状部
    を有する固定部と、半凹球面形状部を有する保持板と、
    両端を半凸球面形状とするとともに一端を前記固定部の
    半凹球面形状部に、他端を保持板の半凹球面形状部に摺
    動自在に保持された支軸とを有し、前記支軸に対して略
    垂直な面内で前記保持板を移動させることにより前記支
    軸を傾け、前記光学系の角度調整を行う構成となしてあ
    ることを特徴とする光ディスク装置。
  32. 【請求項32】 ホルダに保持されている光学系の光軸
    を、所望の方向に角度調整する光ディスク装置におい
    て、角度調整のための機構を支持固定する固定部と、一
    端が該固定部に固定されかつ前記ホルダを摺動自在かつ
    回動自在に支持する支軸と、該支軸の他端を保持する保
    持板とを有し、該保持板を前記支軸に略垂直な面内で移
    動させることにより前記支軸を湾曲させ、前記光学系の
    角度調整を行う構成となしてあることを特徴とする光デ
    ィスク装置。
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KR20140078536A (ko) 2012-12-17 2014-06-25 신에쯔 세끼에이 가부시키가이샤 플랜지 부착 내열성 유리 통체 적층형 구조체, 플랜지 부착 내열성 유리 용기 및 그 제조 방법

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JPH04222933A (ja) * 1990-12-26 1992-08-12 Olympus Optical Co Ltd 焦点検出装置

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