JPH0714200A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH0714200A
JPH0714200A JP15854793A JP15854793A JPH0714200A JP H0714200 A JPH0714200 A JP H0714200A JP 15854793 A JP15854793 A JP 15854793A JP 15854793 A JP15854793 A JP 15854793A JP H0714200 A JPH0714200 A JP H0714200A
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JP
Japan
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objective lens
support shaft
permanent magnet
magnetic material
driving device
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Application number
JP15854793A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Mori
弘充 森
Shozo Saegusa
省三 三枝
Yoshiaki Yamauchi
良明 山内
Masamichi Ito
正道 伊藤
Koji Ichikawa
厚司 市川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光ディスク装置を垂直に設置した場合に、対物
レンズ駆動装置の耐振性低下を防ぐ。 【構成】支軸10に対して対物レンズ1と反対側に位置
するレンズホルダ2上面の垂直面に支軸10と平行に磁
性材12を設けるとともに、レンズホルダ2の外側固定
部から磁性材12に対向するように永久磁石13を設け
る。さらに、永久磁石13の極と磁性材12との距離を
調整する機構を設け、永久磁石13の極を磁性材12に
対して水平、垂直に向ける機構を設ける。 【効果】本発明によれば、光ディスク装置を垂直に設置
した場合にレンズホルダの自重が支軸に対して負荷とな
って作用しないため、支軸と軸受の摩擦力が低減し、対
物レンズ駆動装置の耐振性低下を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転する情報記録媒体
に集光したレ−ザ光を照射し、情報の再生、記録を行な
う光ディスク装置に搭載される対物レンズ駆動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置の高性能化を実現させる
ためには、レ−ザ光を集光して微小スポットを形成し、
ディスク状情報記録媒体面に照射するとともに、回転す
るディスク状情報記録媒体の動きに対してレ−ザ光を高
精度に追従させる機能を持つ対物レンズ駆動装置が必要
である。◆以下、図15に示す対物レンズ駆動装置の説
明を行う。図15において、対物レンズ1の上には、図
示はされていないが、ディスク状情報記録媒体が装着さ
れている。支軸10に沿ったZ方向の運動によって対物
レンズ1をその焦点方向に駆動させ、ディスク状情報記
録媒体面15での焦点追従を行う。また、支軸10を中
心とした回転運動によって対物レンズ1を回転駆動さ
せ、ディスク状情報記録媒体面15でのトラック追従を
行なう。◆基本的に、図15に示した対物レンズ駆動装
置では、支軸10に対して前後左右に質量のバランスを
とることにより支軸10に負荷がかからないように設
計、製作されている。そのため、図15の対物レンズ駆
動装置を搭載した光ディスク装置を水平に設置、すなわ
ち図15のZ方向と対物レンズ1の焦点駆動方向が一致
する場合、支軸10と軸受11はほとんど接触しない。
【0003】しかし、前記光ディスク装置を垂直に設
置、すなわち図15のX方向と重力方向が一致する場
合、常に支軸10にはレンズホルダ2の自重が負荷とな
って作用するので、対物レンズ1の駆動時に支軸10と
軸受11の間で摩擦力が発生し、さらに摩耗が発生す
る。この摩擦力は、特に対物レンズ1を焦点方向に駆動
させてディスク状情報記録媒体面15での焦点追従を行
なうとき、その追従精度に悪影響を与える。また、摩耗
によって支軸10と軸受11のクリアランスが増加する
と、対物レンズ1の光軸の傾きが増加する。この傾きは
収差を発生させ、再生信号に歪が生じる原因となる。特
開平4−184723号公報には、図15と同様に支軸
と軸受を有する対物レンズ駆動装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術における課
題を以下に詳しく記述する。図15に示した対物レンズ
駆動装置を垂直に設置、すなわち、図15のX方向と重
力方向が一致する場合、常に支軸10にはレンズホルダ
2の自重が負荷となって作用するため、支軸10と軸受
11の摩擦力が大きくなり、対物レンズ1の位置決め追
従誤差の増加を引き起こす。支軸10と軸受11の摩擦
による対物レンズ駆動装置の耐久性低下を防ぐことが第
1の課題である。
【0005】また、対物レンズ1の駆動時に支軸10と
軸受11が接触すると、支軸10が振動するため、その
振動が対物レンズ1に伝わり、対物レンズ1の動特性を
低下させる。支軸10と軸受11の接触による対物レン
ズ駆動装置の耐振性低下を防ぐことが第2の課題であ
る。
【0006】第1、第2の課題を解決するためレンズホ
ルダ2の外側固定部から設けた永久磁石による吸引機構
からはレンズホルダ2に磁気吸引力が作用しているが、
対物レンズ駆動装置を水平に設置、すなわち図15のZ
方向が対物レンズ1の焦点駆動方向と一致する場合、支
軸10に余分な負荷が作用する。そのため、対物レンズ
1の駆動時に発生する支軸10と軸受11の摩擦力が大
きくなり、支軸10の振動が対物レンズ駆動装置に伝わ
り、対物レンズ1の動特性を低下させることがある。前
記吸引機構を設けた対物レンズ駆動装置を水平に設置し
た場合にも、対物レンズ1の駆動を安定させ、同装置の
耐振性低下を防ぐことが第3の課題である。
【0007】本発明の目的は、支軸と軸受の摩擦による
耐久性低下を防止した対物レンズ駆動装置を提供するも
のである。又、本発明の他の目的は、支軸と軸受の摩擦
による耐振性低下を防止した対物レンズ駆動装置を提供
するものである。又、本発明の他の目的は、吸引機構を
設けた対物レンズ駆動装置を水平に設置した場合にも、
対物レンズ1の駆動を安定させ、同装置の耐振性低下を
防止した対物レンズ駆動装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した対物レンズ駆動
装置の第1の課題を解決するため、本発明では支軸に対
して対物レンズと反対側に位置するレンズホルダ上面の
垂直面に、支軸と平行に磁性材を設け、レンズホルダの
外側の固定部には前記磁性材と対向して永久磁石を取り
付けた構成とした磁気的吸引機構(以下、重力補償機構
と称する)を対物レンズ駆動装置の外部から設けた。
【0009】第2の課題を解決するため、永久磁石の極
とレンズホルダに取り付けた磁性材との距離を調整する
機構を前記重力補償機構に設けた。
【0010】第3の課題を解決するため、レンズホルダ
上面の垂直面に設けた磁性材に対して永久磁石の極を垂
直に向けた状態から水平に向けた状態に回転させる機構
を前記重力補償機構に設けた。
【0011】
【作用】本発明では、対物レンズ駆動装置にその外部か
ら磁性材と永久磁石で構成される重力補償機構を設けた
ので、対物レンズ駆動装置を垂直に設置した場合、磁性
材を設けたレンズホルダは磁気吸引力によって自重分だ
け持ち上げられ、支軸にはレンズホルダの自重が負荷と
して作用しない。
【0012】また、前記重力補償機構に、永久磁石の極
とレンズホルダに取り付けた磁性材との距離を調整する
機構を設けると、レンズホルダに作用する磁気吸引力を
調整することができ、支軸と軸受は接触しない。
【0013】さらに、前記重力補償機構に永久磁石の回
転機構を設けると、重力補償機構を設けた対物レンズ駆
動装置を水平に設置した場合に、重力補償機構からレン
ズホルダに作用する余分な磁気吸引力を抑制することが
でき、支軸に作用する余分な負荷が減少する。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例における対物レンズ
駆動装置の斜視図、図2は同対物レンズ駆動装置の磁気
回路斜視図である。◆初めに、この対物レンズ駆動装置
の構成を図1により説明する。1はレ−ザ光を集光する
対物レンズで、レンズホルダ2に保持されている。レン
ズホルダ2はその外側にある固定部材14a、14b、
14c、14dに取り付けられた弾性支持部材3a,3
b,3c,3dによって支持され、その駆動中心に設け
られた軸受11を介して支軸10に接している。◆レン
ズ可動部は対物レンズ1、レンズホルダ2、弾性支持部
材3a,3b,3c,3dから構成されている。◆対物
レンズ1は支軸10に対して左右対称にレンズホルダ2
の上面に取り付けられたフォ−カスコイル4a,4b、
支軸10に対して左右対称にレンズホルダ2の上面と垂
直な面に取り付けられたトラッキングコイル5a,5
b、およびその真下に設けられた図2の磁気回路によっ
て、焦点方向(Z方向)および回転方向(XY平面)の
動作が可能である。◆フォ−カスコイル4a(4b)は
内ヨ−ク8a(8b)を取り囲むように挿入され、トラ
ッキングコイル5a(5b)は内ヨ−ク8a(8b)と
外ヨ−ク7a(7b)の間に配置されている。
【0015】図2に示すように、永久磁石6a(6b)
は外ヨ−ク7a(7b)に取り付けられ、その極を内ヨ
−ク8a(8b)側に向けてある。重力補償機構は、支
軸10に対して対物レンズ1と反対側に位置するレンズ
ホルダ2の上面の垂直面にわたって設けた磁性材12、
およびレンズホルダ2の外側のキャリッジケ−ス16か
ら磁性材12に対向するように取り付けられた永久磁石
13から構成されている。
【0016】次に、この対物レンズ駆動装置の動作を説
明する。第2図の磁気回路において、外ヨ−ク7a(7
b)と内ヨ−ク8a(8b)のギャップ間で磁束がY方
向に流れ、このギャップ間に位置するフォ−カスコイル
4a,4bの部分にX方向の電流が流れるとフレミング
の法則によりZ方向に電磁力が発生し、対物レンズ1は
焦点方向(Z方向)に駆動する。一方、ギャップ間に位
置するトラッキングコイル5a,5bの部分にZ方向の
電流が流れると,5aの部分にはX方向の、5bの部分
には−X方向の電磁力が発生するので、対物レンズ1は
支軸10を中心として回転し、XY平面内を駆動する。
【0017】図3は同実施例における光磁気ディスク装
置の機構部斜視図、第4図は前記光磁気ディスク装置に
おけるレ−ザの光路を示した図である。同装置では、キ
ャリッジケ−ス17内に対物レンズ駆動装置とバイアス
磁石装置18を収める構成をとることによって装置の薄
型化を図っている。◆図3において、15はスピンドル
モ−タ16に固定され、高速で回転するディスク状情報
記録媒体である。キャリッジケ−ス駆動用コイル19
a、19bはベ−ス20に固定されたヨ−ク21a、2
1b、21c、21dおよび永久磁石22a、22bか
ら構成される磁気回路中に配置されている。
【0018】以下、この装置の機能を説明する。ディス
ク状情報記録媒体15面に情報の記録または消去を行う
には、集光したレ−ザ光を前記ディスク状情報記録媒体
15面に照射するとともに、円筒状のバイアス磁石装置
18を回転駆動させることによって前記ディスク状情報
記録媒体15面上に磁界を与える。その際、対物レンズ
1をディスク状情報記録媒体15面上の目標位置まで移
動させるには、キャリッジケ−ス17をキャリッジケ−
ス駆動用コイル19a、19bによりガイドベアリング
23a、23b、23c、23dを介してガイドレ−ル
24a、24b上で走行させ、対物レンズ1をディスク
状情報記録媒体15の半径方向(Y方向)に粗動させ
る。さらにキャリッジケ−ス17内に設けられた前述の
対物レンズ駆動装置を駆動させて、対物レンズ1をディ
スク状情報記録媒体15の焦点方向(Z方向)に、支軸
10を中心として半径方向(Y方向)へ微動させる。
【0019】次に、ディスク状情報記録媒体15面にレ
−ザ光が照射される経路を説明する。図4に示すよう
に、半導体レ−ザ26から出射したレ−ザ光は固定光学
系27、キャリッジケ−ス17側面に設けられたレ−ザ
通過孔25を通過した後、対物レンズ1の真下に位置
し、かつキャリッジケ−ス17底面に固定された立上げ
プリズム28に入射し、ディスク状情報記録媒体15面
と垂直な方向に曲げられ、対物レンズ1によって集光さ
れ、ディスク状情報記録媒体15上に照射される。
【0020】以上の光ヘッドの構成の中に本発明の対物
レンズ駆動装置を具備することになるが、以下に詳しく
その構造を記述する。本発明の第1の例は図1に示して
ある。レンズホルダ2の後方に支軸10と平行になるよ
うに配置した直径dmmの鉄の丸棒12を接着する。その
高さはレンズホルダ2の高さと一致させている。この中
心軸は対物レンズ1と支軸10の中心を結んだ線の延長
線上に位置しており、その中心付近でキャリッジケ−ス
16の固定側から永久磁石13の極を向けている。永久
磁石13と鉄の丸棒12の間に作用する磁気吸引力はレ
ンズホルダ2の自重をキャンセルする大きさである。
【0021】図5及び図6は、図3に示した光磁気ディ
スク装置を垂直に設置,すなわち、同図のX方向を重力
方向に一致させ、かつ対物レンズ1が支軸10の真下に
位置するように設置し、対物レンズ1を焦点方向に駆動
させた場合の対物レンズ1の焦点方向の周波数応答特性
である。◆図5及び図6において、曲線(a)は振幅比
(dB)、曲線(b)は位相(deg)を表す。重力補
償機構を対物レンズ駆動装置外部から設けない場合は、
図5に示すように1次共振が発生する周波数f0(Hz)と
2次共振が発生する周波数f2(Hz)の間の周波数f1
(Hz)において大幅な位相遅れが生じている。この位
相遅れは、対物レンズ1の駆動にともない支軸10と軸
受11の間で摩擦力が大きくなり、支軸10を支持して
構造体の共振を励振し、その共振により対物レンズ1を
励振することが原因である。◆一方、重力補償機構を対
物レンズ駆動装置の外部から設けた場合は、図6に示す
ように周波数f1(Hz)で位相遅れが生じない。これ
は、支軸10と軸受11の間で摩擦力がほとんど発生し
なくなったためである。以上の結果から、重力補償機構
を対物レンズ駆動装置の外部から設けることにより、支
軸10と軸受11の間で発生する摩擦力が低減され、対
物レンズ1の焦点方向の周波数応答特性が大幅に改善さ
れることがわかる。
【0022】次に、重力補償機構のその他の実施例に関
して説明する。図3で示した光磁気ディスク装置を垂直
に設置にした場合、対物レンズ1の周波数応答特性をさ
らに向上させるためには、支軸10と軸受11が常に接
触しないように調整することが必要である。
【0023】7図及び8図は、永久磁石13の極からレ
ンズホルダ2に設けた磁性材12までの距離距離lxの
微調整機構図で、図7は上面図を、図8は断面図を示し
ている。同図において、13は永久磁石、29はキャリ
ッジケ−ス16の壁に設けられた孔である。30はキャ
リッジケ−ス17内に設けた案内機構であり、この案内
機構30には永久磁石13が収まる深さの溝31が設け
られている。12はレンズホルダ2の上面の垂直面に取
り付けた磁性材であり、例えば鉄を使った丸棒を使用す
る。◆永久磁石13は、その極を磁性材12のZ方向の
中心に一致させ、磁性材12に垂直に取り付けてある。
距離lxの調整用部材32には斜線で示すねじが切って
あり、距離lxを調整するには、調整用部材32をキャ
リッジケ−ス17の外から案内機構30にそって回転操
作することによって、図の矢印で示した方向に移動させ
る。
【0024】組立手順を以下に示す。例えばレ−ザドッ
プラ計あるいはレ−ザ変位計とFFTからなる測定系で
対物レンズ1の周波数特性をリアルタイムで観測しなが
ら、周波数応答特性が最もよくなるように距離lxを調
整する。そのあと、永久磁石13の上面に取り付けた非
磁性材のプラスチック板33を案内機構30に接着する
ことによって永久磁石13を固定する。
【0025】図9は図8の点線で囲まれた部分を拡大し
た図であるが、磁性材12を上面から見てコの字型にす
れば、永久磁石13から出る磁束はほとんど磁性材12
に吸収されるため、図7の場合に比べて、永久磁石13
から前記磁気回路へ漏れ出る磁束がより少なくなり、対
物レンズ1の周波数応答特性をさらに向上させることが
できる。
【0026】次に、第3の課題に対する実施例を説明す
る。図3に示した光磁気ディスク装置を水平に設置した
場合には、支軸10にはレンズホルダ2の自重による負
荷は作用しないが、重力補償機構は永久磁石から成り立
っており、それから漏れ出る磁界はレンズホルダ2に作
用するため、支軸10には−X方向に余分な負荷が作用
する。したがって、支軸10と軸受11の間で摩擦力が
発生し、支軸10は振動する。その振動が対物レンズ1
に伝わり、対物レンズ1は共振を起こしたりする。
【0027】図10は、重力補償機構からレンズホルダ
2に作用する磁気吸引力を抑制する機構を示す側面図で
ある。34は永久磁石13の回転停止位置決め用ホルダ
であり、35は、回転した永久磁石13を状態(B)に
保持するための磁性材である。36は永久磁石13の回
転中心であり、永久磁石13の外側に設ける。図3に示
した光磁気ディスク装置を垂直に設置した場合には、永
久磁石13の極が、レンズホルダ2に取り付けた磁性材
12に対して垂直に向く(状態(A))ように、同装置
を水平に設置した場合には、永久磁石13の極がレンズ
ホルダ2に取り付けた磁性材12に対して水平に向く
(状態(B))ように永久磁石13を90度回転させ
る。◆永久磁石13を状態(A)から状態(B)、ある
いは状態(B)から状態(A)へ切り換えるには、例え
ば回転停止位置決め用ホルダ34の外部から永久磁石1
3に磁界を加える。ここでは、永久磁石13の回転中心
36を永久磁石13の外側に設けたことにより、状態
(B)において磁性材12と永久磁石13の極を離すこ
とができ、レンズホルダ2に作用する磁気吸引力を大幅
に小さくすることができる。この回転機構を設けると、
図3に示した光磁気ディスク装置を水平に設置した場合
でも、対物レンズ1の周波数応答特性は乱れない。
【0028】なお、図10では、永久磁石13を状態
(A)から状態(B)へ切り替えるため、永久磁石13
を上方に90度回転させたが、永久磁石13を下方に9
0度回転させてもよい。さらに、図11に示すように永
久磁石13の後側全面に磁性材37を配置すると、永久
磁石13が状態(B)にあるとき、永久磁石13から出
る磁束は磁性材37に吸収されるので、第10図の場合
に比べて、レンズホルダ2に作用する磁気吸引力がより
少なくなる。したがって、支軸10に作用する負荷がよ
り少なくなり、対物レンズ1の周波数応答特性をさらに
向上させることができる。
【0029】図12に別の重力補償機構の実施例を示
す。ここでは鉄心38、コイル39、交流電源43で電
磁石を構成する。鉄心38の中心はレンズホルダ2に取
り付けた磁性材12の中心に一致させる。40a、40
bは電気接点、42a、42bは導電性プレ−トであ
り、40aと42a、40bと42bでマイクロスイッ
チを構成する。41a、41bはそれぞれ導電性プレ−
ト42a、42bを支持し、かつキャリッジケ−ス17
底で+X、−X方向へ導電性プレ−ト42a、42bの
位置決めを行なうための位置決め用部材である。
【0030】図12において、支軸10と軸受11の位
置関係を調整する手順を以下に説明する。まず、装置を
水平に設置した状態で接点40aと導電性プレ−ト42
aを接触させた後、装置を垂直に、すなわち図のX方向
と重力方向が一致するように設置する。このとき、導電
性プレ−ト42aには接点40aを介してレンズホルダ
2の自重が接触力として作用している。◆次に、位置決
め用部材41aをキャリッジケ−ス17上で+X方向に
移動させていくと、導電性プレ−ト42aへの接触力が
減少し、ついには0になり、接点40aと導電性プレ−
ト42aの導通が切れる。このとき、支軸10の上部に
は軸受11を介して、レンズホルダ2の自重が負荷とな
って作用している。以上のようにして、位置決め部材4
1aを位置決めしたあと、これをキャリッジケ−ス17
の底に接着固定する。◆次に、接点40bと導電性プレ
−ト42bを接触させておき、コイル39に通電して、
レンズホルダ2に取付けた磁性材12と電磁石の間に吸
引力を作用させ、レンズホルダ2を−X方向に持ち上げ
る。位置決め用部材41bをキャリッジケ−ス17上で
−X方向に移動させていくと、導電性プレ−ト42bへ
の接触力が減少し、ついには零になり、接点40bと導
電性プレ−ト42bの導通が切れる。このとき、支軸1
0の下部には、軸受11を介して負荷が作用している。
◆以上のようにして、位置決め部材41bを位置決めし
たあと、これをキャリッジケ−ス17の底に接着固定す
る。以上の調整を基にして、接点40aと導電性プレ−
ト42a、接点40bと導電性プレ−ト42bが接触し
ないようにコイル39に流す電流値を調整すると、支軸
10と軸受11が接触しないようにすることができる。
【0031】以上は組立での調整手順であるが、対物レ
ンズ1の駆動時には接点40aと導電性プレ−ト42
a、接点40bと導電性プレ−ト42bによって、支軸
10と軸受11の接触を検出し、支軸10と軸受11が
接触しないようにコイル39に流す電流を制御する。
【0032】図13及び図14にはさらに別の重力補償
機構の実施例であり、図13は上面図、図14は側面図
を示している。レンズホルダ2はその外側の固定部材4
4a、44b、44cから3本の弾性支持部材45a、
45b、45cによって支持されている。46は弾性支
持部材40c移動用部材で、これには斜線部で示すネジ
が切ってある。46をキャリッジケ−ス17の外側から
回転操作することによって、弾性支持部材45cをホル
ダ47a、47bに沿って図の矢印の方向に移動させ
る。◆装置を垂直に設置、すなわち図の+X方向と重力
方向を一致させた場合には、弾性支持部材45cを図の
−X方向に、水平に設置した場合には45cを図の+X
方向に移動させる。弾性支持部材45cは、例えばレ−
ザドップラ計あるいはレ−ザ変位計とFFTからなる測
定系で対物レンズ1の周波数特性をリアルタイムで観測
しながら、周波数応答特性が最もよくなるように調整す
る。その後、固定部材44cの上面に取り付けた非磁性
材のプラスチック板48をホルダ44a、44bに固定
する。この弾性支持部材移動機構によって支軸10と軸
受11が接触しない状態に調整することが可能であり、
対物レンズ1の周波数応答特性が向上する。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光ディス
ク装置を垂直に設置した場合に、対物レンズ駆動装置の
支軸と軸受の間で発生する摩擦力が減少するため、対物
レンズ駆動装置の耐久性が向上するとともに、耐振性低
下を防ぐことができる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である対物レンズ駆動装置の
斜視図。
【図2】図1における磁気回路の斜視図。
【図3】図1に示すにおける対物レンズ駆動装置を備え
た光磁気ディスク装置の機構部の斜視図。
【図4】図3におけるレ−ザ光の光路を示す図。
【図5】図3に示す光磁気ディスク装置を垂直に設置し
重力補償機構を設けない場合における対物レンズの焦点
方向応答特性図。
【図6】図3に示す光磁気ディスク装置を垂直に設置し
重力補償機構を設けた場合における対物レンズの焦点方
向応答特性図。
【図7】本発明における距離lxの調整機構の一例の構成
を示す上面図。
【図8】図7の側面図。
【図9】図8におけるレンズホルダに取り付ける磁性材
の形状図。
【図10】本発明における永久磁石の回転機構の側面
図。
【図11】本発明における永久磁石の回転機構の別の実
施例を示す側面図。
【図12】本発明における重力補償機構の別の実施例を
示す側面図。
【図13】本発明におけるさらに別の重力補償機構の実
施例を示す上面図。
【図14】本発明におけるさらに別の重力補償機構の実
施例を示す側面図。
【図15】従来の対物レンズ駆動装置の一例の斜視図。
【符号の説明】
1−対物レンズ、2−レンズホルダ、3−弾性支持部
材、4−フォ−カスコイル、5−トラッキングコイル、
6−永久磁石、7−外ヨ−ク、8−内ヨ−ク、9−磁気
回路固定部材、10−支軸、11−軸受、12−磁性
材、13−永久磁石、14−弾性支持部材固定部、15
−ディスク状情報記録媒体、16−スピンドルモ−タ、
17−キャリッジケ−ス、18−バイアス磁石、19−
キャリッジケ−ス駆動用コイル、20−ベ−ス、21−
ヨ−ク、22−永久磁石、23−ガイドベアリング、2
4−ガイドレ−ル、25−レ−ザ通過孔、26−半導体
レ−ザ、27−固定光学系、28−立上げプリズム、2
9−キャリッジケ−スの壁に設けられた孔、30−永久
磁石の案内機構、31−案内機構に設けられた溝、32
−距離調整用部材、33−非磁性材のプラスチック板、
34−永久磁石の回転停止位置決め用ホルダ、35−永
久磁石を保持する磁性材、36−永久磁石の回転中心、
37−磁性材、38−鉄心、39−コイル、40−電気
接点、41−導電性プレ−ト位置決め用部材、42−導
電性プレ−ト、43−交流電源、44−弾性支持部材4
5の固定部材、45−弾性支持部材、46−弾性支持部
材40c移動用部材、47−固定部材44cを保持する
ホルダ、48−固定部材44をホルダ47に固定する非
磁性材プラスチック板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 正道 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 市川 厚司 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支軸を設けたベ−ス、前記支軸に対して上
    下および回転駆動が可能であるように装着され対物レン
    ズを保持するレンズホルダ、前記レンズホルダをその外
    側の固定部材から弾性的に支持する少なくとも2本以上
    の弾性支持部材、前記レンズホルダと前記弾性支持部材
    から構成されるレンズ可動部を上下および回転駆動させ
    るため前記レンズホルダ上面に前記支軸に対して左右対
    称に設けられたフォ−カスコイル、前記レンズホルダ上
    面の垂直面に前記支軸に対して左右対称に設けられたト
    ラッキングコイル、および永久磁石とヨ−クから構成さ
    れ前記レンズ可動部の下に設けられた磁気回路を備えた
    対物レンズ駆動装置において、前記対物レンズを重力方
    向に一致させ、かつ前記対物レンズが前記支軸の下側に
    来るように設置した場合に、前記レンズホルダ側には磁
    性材を、前記レンズ可動部の外側固定部には永久磁石も
    しくは電磁石を前記磁性材と対向するように取り付けた
    構成を特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】前記永久磁石の極と前記磁性材との距離を
    調整する機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    対物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】前記永久磁石の極を前記磁性材に対して、
    水平かつ垂直に向ける永久磁石の回転機構を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の対物レンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】前記レンズホルダ側に磁性材を、前記レン
    ズ可動部の外側固定部に電磁石を前記磁性材と対向する
    ように取り付け、前記支軸と前記軸受との接触を検出で
    きるセンサを備えたことを特徴とする請求項1記載の対
    物レンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】前記弾性支持部材を軸方向に移動できる機
    構を備えたことを特徴とする請求項1記載の対物レンズ
    駆動装置。
JP15854793A 1993-06-29 1993-06-29 対物レンズ駆動装置 Pending JPH0714200A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6583547B1 (en) * 2000-03-07 2003-06-24 Hitachi, Ltd. Cathode ray tube with UPF type electron gun having particular electrode structure and spacing

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