JPH0714210B2 - 画像デ−タの直交変換符号化方法 - Google Patents
画像デ−タの直交変換符号化方法Info
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- JPH0714210B2 JPH0714210B2 JP61090535A JP9053586A JPH0714210B2 JP H0714210 B2 JPH0714210 B2 JP H0714210B2 JP 61090535 A JP61090535 A JP 61090535A JP 9053586 A JP9053586 A JP 9053586A JP H0714210 B2 JPH0714210 B2 JP H0714210B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明はデータ圧縮を目的とした画像データの符号化方
法、特に詳細には直交変換を利用した画像データの符号
化方法に関するものである。
法、特に詳細には直交変換を利用した画像データの符号
化方法に関するものである。
(発明の技術的背景および先行技術) 例えばTV信号等、中間調画像を担持する画像信号は膨大
な情報量を有しているので、その伝送には広帯域の伝送
路が必要である。そこで従来より、このような画像信号
は冗長性が大きいことに着目し、この冗長性を抑圧する
ことによって画像データを圧縮する試みが種々なされて
いる。また最近では、例えば光ディスクや磁気ディスク
等に中間調画像を記録することが広く行なわれており、
この場合には記録媒体に効率良く画像信号を記録するこ
とを目的として画像データ圧縮が広く適用されている。
な情報量を有しているので、その伝送には広帯域の伝送
路が必要である。そこで従来より、このような画像信号
は冗長性が大きいことに着目し、この冗長性を抑圧する
ことによって画像データを圧縮する試みが種々なされて
いる。また最近では、例えば光ディスクや磁気ディスク
等に中間調画像を記録することが広く行なわれており、
この場合には記録媒体に効率良く画像信号を記録するこ
とを目的として画像データ圧縮が広く適用されている。
このような画像データ圧縮方法の一つとして、画像デー
タの直交変換を利用するものがよく知られている。この
方法は、ディジタルの2次元画像データを適当な標本数
ずつのブロックに分け、このブロック毎に標本値からな
る数値列を直交変換し、この変換により特定の成分にエ
ネルギーが集中するので、エネルギーの大きな成分は長
い符号長を割当てて符号化(量子化)し、他方低エネル
ギーの成分は短い符号長で粗く符号化することにより、
各ブロック当りの符号数を低減させるものである。上記
直交変換としては、フーリエ(Fourier)変換、コサイ
ン(Cosine)変換、アダマール(Hadamard)変換、カル
ーネン−レーベ(karhunen−Love)変換、ハール(Ha
ar)変換等がよく用いられるが、ここでアダマール変換
を例にとって上記方法をさらに詳しく説明する。まず第
2図に示すように、ディジタルの2次元画像データを所
定の1次元方向に2個ずつ区切って上記ブロックを形成
するものとする。このブロックにおける2つの標本値x
(0)とx(1)とを直交座標系で示すと、前述のよう
にそれらは相関性が高いので、第3図に示すようにx
(1)=x(0)なる直線の近傍に多く分布することに
なる。そこでこの直交座標系を第3図図示のように45°
変換して、新しいy(0)−y(1)座標系を定める。
この座標系においてy(0)は変換前の原画像データの
低周波成分を示すものとなり、該y(0)は、x
(0)、x(1)よりもやや大きい値(約√2倍)をと
るが、その一方原画像データの高周波成分を示すy
(1)はy(0)軸に近い非常に狭い範囲にしか分布し
ないことになる。そこで例えば上記x(0)、x(1)
の符号化にそれぞれ7ビットの符号長を必要としていた
とすると、y(0)については7ビットあるいは8ビッ
ト程度必要となるが、その一方y(1)は例えば4ビッ
ト程度の符号長で符号化できることになり、結局1ブロ
ック当りの符号長が低減され、画像データ圧縮が実現さ
れる。
タの直交変換を利用するものがよく知られている。この
方法は、ディジタルの2次元画像データを適当な標本数
ずつのブロックに分け、このブロック毎に標本値からな
る数値列を直交変換し、この変換により特定の成分にエ
ネルギーが集中するので、エネルギーの大きな成分は長
い符号長を割当てて符号化(量子化)し、他方低エネル
ギーの成分は短い符号長で粗く符号化することにより、
各ブロック当りの符号数を低減させるものである。上記
直交変換としては、フーリエ(Fourier)変換、コサイ
ン(Cosine)変換、アダマール(Hadamard)変換、カル
ーネン−レーベ(karhunen−Love)変換、ハール(Ha
ar)変換等がよく用いられるが、ここでアダマール変換
を例にとって上記方法をさらに詳しく説明する。まず第
2図に示すように、ディジタルの2次元画像データを所
定の1次元方向に2個ずつ区切って上記ブロックを形成
するものとする。このブロックにおける2つの標本値x
(0)とx(1)とを直交座標系で示すと、前述のよう
にそれらは相関性が高いので、第3図に示すようにx
(1)=x(0)なる直線の近傍に多く分布することに
なる。そこでこの直交座標系を第3図図示のように45°
変換して、新しいy(0)−y(1)座標系を定める。
この座標系においてy(0)は変換前の原画像データの
低周波成分を示すものとなり、該y(0)は、x
(0)、x(1)よりもやや大きい値(約√2倍)をと
るが、その一方原画像データの高周波成分を示すy
(1)はy(0)軸に近い非常に狭い範囲にしか分布し
ないことになる。そこで例えば上記x(0)、x(1)
の符号化にそれぞれ7ビットの符号長を必要としていた
とすると、y(0)については7ビットあるいは8ビッ
ト程度必要となるが、その一方y(1)は例えば4ビッ
ト程度の符号長で符号化できることになり、結局1ブロ
ック当りの符号長が低減され、画像データ圧縮が実現さ
れる。
以上、2つの画像データ毎に1ブロックを構成する2次
の直交変換について説明したが、この次数を上げるにし
たがって特定の成分にエネルギーが集中する傾向が強く
なり、ビット数低減の効果を高めることができる。一般
的には、直交関数行列を用いることによって上記の変換
を行なうことができ、極限的には上記直交関数行列とし
て対象画像の固有関数を選べば、変換画像はその固有値
行列となり、行列の対角成分のみで元の画像を表現でき
ることになる。また上記の例は画像データを1次元方向
のみにまとめてブロック化しているが、このブロックは
2次元方向に亘るいくつかの画像データで構成してもよ
く、その場合には1次元直交変換の場合よりもより顕著
なビット数低減効果が得られる。
の直交変換について説明したが、この次数を上げるにし
たがって特定の成分にエネルギーが集中する傾向が強く
なり、ビット数低減の効果を高めることができる。一般
的には、直交関数行列を用いることによって上記の変換
を行なうことができ、極限的には上記直交関数行列とし
て対象画像の固有関数を選べば、変換画像はその固有値
行列となり、行列の対角成分のみで元の画像を表現でき
ることになる。また上記の例は画像データを1次元方向
のみにまとめてブロック化しているが、このブロックは
2次元方向に亘るいくつかの画像データで構成してもよ
く、その場合には1次元直交変換の場合よりもより顕著
なビット数低減効果が得られる。
上述の2次元直交変換で得られた変換データは、各ブロ
ック内で変換に利用された直交関数のシーケンシー(0
を横切る数)順に並べられる。このシーケンシーは空間
周波数と対応が有るので、各変換データは第4図に示す
ように縦横方向に周波数順に並ぶことになる。そこで低
周波成分を担う変換データ(第4図の左上方側のデー
タ)には比較的長い符号長を割当て(前述の1次元2次
直交変換においてy(0)に長い符号長を割当てたこと
と対応する)、高周波成分を担う変換データ(第4図の
右下方側のデータ)には比較的短い符号長を割当てる
か、あるいは切り捨てることにより、ブロック当りの符
号長が低減される。
ック内で変換に利用された直交関数のシーケンシー(0
を横切る数)順に並べられる。このシーケンシーは空間
周波数と対応が有るので、各変換データは第4図に示す
ように縦横方向に周波数順に並ぶことになる。そこで低
周波成分を担う変換データ(第4図の左上方側のデー
タ)には比較的長い符号長を割当て(前述の1次元2次
直交変換においてy(0)に長い符号長を割当てたこと
と対応する)、高周波成分を担う変換データ(第4図の
右下方側のデータ)には比較的短い符号長を割当てる
か、あるいは切り捨てることにより、ブロック当りの符
号長が低減される。
上述の変換データの切り捨ては、周知のようにいわゆる
ゾーンサンプリングによってなされる。つまり前記第4
図に示したように変換データは各ブロックB内で縦横方
向に周波数順に並べられるので、シーケンシー0の変換
データy(1,1)を中心とする円弧R上に同一周波数成
分の変換データyが並ぶことになる。そこで例えばこの
第4図に斜線で示すゾーンZ内の変換データyをサンプ
リングして、このサンプリングされた変換データyのみ
を符号化すれば、大幅なデータ圧縮が達成されるのであ
る。
ゾーンサンプリングによってなされる。つまり前記第4
図に示したように変換データは各ブロックB内で縦横方
向に周波数順に並べられるので、シーケンシー0の変換
データy(1,1)を中心とする円弧R上に同一周波数成
分の変換データyが並ぶことになる。そこで例えばこの
第4図に斜線で示すゾーンZ内の変換データyをサンプ
リングして、このサンプリングされた変換データyのみ
を符号化すれば、大幅なデータ圧縮が達成されるのであ
る。
ところが上記ブロックB内の変換データ分布状態は各画
像毎にまた各ブロック毎にまちまちであるので、上述の
ゾーンZを固定にしておくと、あるブロックにおいては
画像再現上有用な変換データが切り捨てられて再生画像
の画質が劣化したり、反対にあるブロックにおいてはさ
ほど有用でない変換データもサンプリングされて画像デ
ータ圧縮効果を高められない、という問題が生じること
になる。このような不具合を解消するため従来より、サ
ンプリングゾーンのパターンを複数用意しておき、各ブ
ロックの変換データ分布状態を認識した上で適切なゾー
ンパターンを選択し、その選択されたパターンに基づい
てゾーンサンプリングを行なうことも考えられている。
しかしながらこのような方法においては、用意できるゾ
ーンパターンの数に実用上限りが有り、したがってさほ
ど適切でないゾーンパターンに基づいてゾーンサンプリ
ングがなされることも当然起こりうる。
像毎にまた各ブロック毎にまちまちであるので、上述の
ゾーンZを固定にしておくと、あるブロックにおいては
画像再現上有用な変換データが切り捨てられて再生画像
の画質が劣化したり、反対にあるブロックにおいてはさ
ほど有用でない変換データもサンプリングされて画像デ
ータ圧縮効果を高められない、という問題が生じること
になる。このような不具合を解消するため従来より、サ
ンプリングゾーンのパターンを複数用意しておき、各ブ
ロックの変換データ分布状態を認識した上で適切なゾー
ンパターンを選択し、その選択されたパターンに基づい
てゾーンサンプリングを行なうことも考えられている。
しかしながらこのような方法においては、用意できるゾ
ーンパターンの数に実用上限りが有り、したがってさほ
ど適切でないゾーンパターンに基づいてゾーンサンプリ
ングがなされることも当然起こりうる。
(発明の目的) 本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであ
り、いかなる画像データのブロックに対しても、再生画
像の画質を損なうことなく画像データ圧縮効果を極限ま
で高めることができる。画像データの直交変換符号化方
法を提供することを目的とするものである。
り、いかなる画像データのブロックに対しても、再生画
像の画質を損なうことなく画像データ圧縮効果を極限ま
で高めることができる。画像データの直交変換符号化方
法を提供することを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明の第1の画像データの直交変換符号化方法は、各
ブロック内の変換データの各々の絶対値の増減に対応し
て増減する特性値を高周波成分側から低周波成分側に向
かって順次加算し、 各ブロックにおいて、この加算値が所定値に達したとき
の変換データよりも低周波数側の変換データのみをゾー
ンサンプリングして、符号化するようにしたことを特徴
とするものである。
ブロック内の変換データの各々の絶対値の増減に対応し
て増減する特性値を高周波成分側から低周波成分側に向
かって順次加算し、 各ブロックにおいて、この加算値が所定値に達したとき
の変換データよりも低周波数側の変換データのみをゾー
ンサンプリングして、符号化するようにしたことを特徴
とするものである。
本発明の第2の画像データの直交変換符号化方法は、基
本的には上記第1の方法と同様に、前述の加算値が所定
値に達したときの変換データよりも低周波数側の変換デ
ータのみをゾーンサンプリングするものであるが、高周
波成分を示す変換データの絶対値が全体的に小さいよう
な場合に変換データを切り捨てる(すなわちサンプリン
グしない)領域がむやみに低周波領域まで拡大しないよ
うにしたもので、具体的には予め限界の周波数を定めて
おき、上記加算値が所定値に達したときの周波数がこの
限界周波数よりもより低い場合には、この限界周波数よ
りも低周波数側の変換データをすべてサンプリングし、
反対に上記加算値が所定値に達したときの周波数がこの
限界周波数以上である場合には、上と同じように加算値
が所定値に達したときの変換データよりも低周波数側の
変換データのみをサンプリングし(つまり限界周波数と
上記加算値が所定値に達したときの周波数とを比較し
て、より高い方の周波数を選択し、その選択された周波
数よりも低周波数側の変換データのみをサンプリングす
る)、このサンプリングされた変換データを符号化する
ようにしたものである。
本的には上記第1の方法と同様に、前述の加算値が所定
値に達したときの変換データよりも低周波数側の変換デ
ータのみをゾーンサンプリングするものであるが、高周
波成分を示す変換データの絶対値が全体的に小さいよう
な場合に変換データを切り捨てる(すなわちサンプリン
グしない)領域がむやみに低周波領域まで拡大しないよ
うにしたもので、具体的には予め限界の周波数を定めて
おき、上記加算値が所定値に達したときの周波数がこの
限界周波数よりもより低い場合には、この限界周波数よ
りも低周波数側の変換データをすべてサンプリングし、
反対に上記加算値が所定値に達したときの周波数がこの
限界周波数以上である場合には、上と同じように加算値
が所定値に達したときの変換データよりも低周波数側の
変換データのみをサンプリングし(つまり限界周波数と
上記加算値が所定値に達したときの周波数とを比較し
て、より高い方の周波数を選択し、その選択された周波
数よりも低周波数側の変換データのみをサンプリングす
る)、このサンプリングされた変換データを符号化する
ようにしたものである。
また本発明の第3の画像データの直交変換符号化方法
も、基本的には上記第1の方法と同様に、前述の加算値
が所定値に達したときの変換データよりも低周波数側の
変換データのみをサンプリングするものであるが、再生
画像において前記ブロックの境界に濃度段差が生じるこ
と(いわゆるブロック歪み)を防止したもので、具体的
には相隣接するブロックにおける前記サンプリングの領
域の大きさの差が所定値を上回っている場合、それらの
サンプリング領域の少なくとも一方の高周波側限界を上
記差が所定値以内となるように修正することを特徴とす
るものである。
も、基本的には上記第1の方法と同様に、前述の加算値
が所定値に達したときの変換データよりも低周波数側の
変換データのみをサンプリングするものであるが、再生
画像において前記ブロックの境界に濃度段差が生じるこ
と(いわゆるブロック歪み)を防止したもので、具体的
には相隣接するブロックにおける前記サンプリングの領
域の大きさの差が所定値を上回っている場合、それらの
サンプリング領域の少なくとも一方の高周波側限界を上
記差が所定値以内となるように修正することを特徴とす
るものである。
なお以上述べた「変換データの絶対値の増減に対応して
増減する特性値」としては、該変換データの絶対値その
ものや、変換データの2乗値等が利用できる。
増減する特性値」としては、該変換データの絶対値その
ものや、変換データの2乗値等が利用できる。
(作用) 第4図における右下側の高周波領域に、画像再現上さほ
ど重要でない変換データが比較的広く分布している場合
には、それら変換データの絶対値が全体的に小さく、し
たがって前記特性値の加算値が所定値に達するところの
変換データは、より低周波数側に存在する。そこでこの
場合は、上記方法によればゾーンサンプリングの領域が
比較的狭く設定され、さほど重要でない変換データが多
く切り捨てられて画像データ圧縮効果が高められる。
ど重要でない変換データが比較的広く分布している場合
には、それら変換データの絶対値が全体的に小さく、し
たがって前記特性値の加算値が所定値に達するところの
変換データは、より低周波数側に存在する。そこでこの
場合は、上記方法によればゾーンサンプリングの領域が
比較的狭く設定され、さほど重要でない変換データが多
く切り捨てられて画像データ圧縮効果が高められる。
一方第4図に示す高周波領域に絶対値の大きい変換デー
タ(それらは画像再現上ある程度重要なものである)が
多く存在する場合、上記特性値の加算値が所定値に達す
るところの変換データは、より高周波数側に存在する。
そこでこの場合はゾーンサンプリングの領域が比較的広
く設定され、画像データ圧縮効果はある程度下がるもの
の、画像再現上有用な変換データが切り捨てられること
がなくなる。
タ(それらは画像再現上ある程度重要なものである)が
多く存在する場合、上記特性値の加算値が所定値に達す
るところの変換データは、より高周波数側に存在する。
そこでこの場合はゾーンサンプリングの領域が比較的広
く設定され、画像データ圧縮効果はある程度下がるもの
の、画像再現上有用な変換データが切り捨てられること
がなくなる。
(実施態様) 以下、図面に示す実施態様に基づいて本発明を詳細に説
明する。
明する。
第1図は本発明の第1の画像データの直交変換符号化方
法を実施する装置を概略的に示すものである。中間調画
像を示す画像データ(原画像データ)xは、まず前処理
回路10に通され、雑音除去のための平滑化等、データ圧
縮効率を上げるための前処理を受ける。この前処理を受
けた画像データxは直交変換回路11に通され、まず2次
元直交変換を受ける。この2次元直交変換は例えば第5
図に示すように、上記画像データxが示す中間調画像G
内の標本数(画素数)M×Nの矩形ブロックB毎に行な
われる。なおこの直交変換としては、例えば前述のアダ
マール変換が用いられる。このアダマール変換は、その
変換マトリクスが+1と−1のみからなるので、他の直
交変換に比べればより簡単な変換回路によって実行され
うる。また周知の通り2次元直交変換は1次元直交変換
に縮退することができる。つまり上記2次元のブロック
B内のM×N画素に関する画像データに対して縦方向に
1次元直交変換をかけ、さらに、得られたM×Nの変換
データに対して横方向に1次元直交変換をかけることに
よって2次元直交換が行なわれる。なお、縦方向、横方
向の変換の順序は逆であってもよい。
法を実施する装置を概略的に示すものである。中間調画
像を示す画像データ(原画像データ)xは、まず前処理
回路10に通され、雑音除去のための平滑化等、データ圧
縮効率を上げるための前処理を受ける。この前処理を受
けた画像データxは直交変換回路11に通され、まず2次
元直交変換を受ける。この2次元直交変換は例えば第5
図に示すように、上記画像データxが示す中間調画像G
内の標本数(画素数)M×Nの矩形ブロックB毎に行な
われる。なおこの直交変換としては、例えば前述のアダ
マール変換が用いられる。このアダマール変換は、その
変換マトリクスが+1と−1のみからなるので、他の直
交変換に比べればより簡単な変換回路によって実行され
うる。また周知の通り2次元直交変換は1次元直交変換
に縮退することができる。つまり上記2次元のブロック
B内のM×N画素に関する画像データに対して縦方向に
1次元直交変換をかけ、さらに、得られたM×Nの変換
データに対して横方向に1次元直交変換をかけることに
よって2次元直交換が行なわれる。なお、縦方向、横方
向の変換の順序は逆であってもよい。
上記の2次元直交変換によって得られた変換データy
は、第4図に示すように各ブロック内Bで、上記直交変
換の基になった関数(例えばアダマール変換にあっては
Walsh関数、フーリエ変換にあっては三角関数等)のシ
ーケンシー順に縦横方向に並べられる。前述のようにこ
のシーケンシーは空間周波数と対応しているので、変換
データyは上記ブロックB内で、縦横方向に空間周波数
順に(つまり画像のディテール成分の粗密の順に)並べ
られることになる。なおこの第4図では、最上行左端列
の変換データy(1,1)がシーケンシー0(ゼロ)に対
応するものであり、周知のようにこの変換データy(1,
1)はブロックB内の平均画像濃度を示すものとなる。
は、第4図に示すように各ブロック内Bで、上記直交変
換の基になった関数(例えばアダマール変換にあっては
Walsh関数、フーリエ変換にあっては三角関数等)のシ
ーケンシー順に縦横方向に並べられる。前述のようにこ
のシーケンシーは空間周波数と対応しているので、変換
データyは上記ブロックB内で、縦横方向に空間周波数
順に(つまり画像のディテール成分の粗密の順に)並べ
られることになる。なおこの第4図では、最上行左端列
の変換データy(1,1)がシーケンシー0(ゼロ)に対
応するものであり、周知のようにこの変換データy(1,
1)はブロックB内の平均画像濃度を示すものとなる。
このように並べられた変換データyは第1図図示のよう
に符号化回路12に送られ、符号化される。この符号化回
路12は、後述のようにして作成される割当てビット配分
表に従った符号長(ビット数)で、ブロックB内の各変
換データyを符号化する。上記ビット配分表は例えば第
6図に示すように、前記シーケンシー毎に固有のビット
数を割当てたものであり、前述のように変換データyは
低周波成分にエネルギーが集中しているから、このエネ
ルギーが高い低周波成分には比較的長い符号長を与え、
一方エネルギーが低い高周波成分には比較的短い符号長
を与えることにより、ブロックB当りの必要なビット数
が低減され、画像データ圧縮が達成される。また、第6
図にも示されるように、特に高い周波数成分を担う変換
データyには0ビットを割当てて切り捨て、その他の変
換データyのみをサンプリングすることにより(いわゆ
るゾーンサンプリング)、画像データ圧縮効果はより一
層高められる。
に符号化回路12に送られ、符号化される。この符号化回
路12は、後述のようにして作成される割当てビット配分
表に従った符号長(ビット数)で、ブロックB内の各変
換データyを符号化する。上記ビット配分表は例えば第
6図に示すように、前記シーケンシー毎に固有のビット
数を割当てたものであり、前述のように変換データyは
低周波成分にエネルギーが集中しているから、このエネ
ルギーが高い低周波成分には比較的長い符号長を与え、
一方エネルギーが低い高周波成分には比較的短い符号長
を与えることにより、ブロックB当りの必要なビット数
が低減され、画像データ圧縮が達成される。また、第6
図にも示されるように、特に高い周波数成分を担う変換
データyには0ビットを割当てて切り捨て、その他の変
換データyのみをサンプリングすることにより(いわゆ
るゾーンサンプリング)、画像データ圧縮効果はより一
層高められる。
しかしここで、上記ゾーンサンプリングの領域が余りに
広いと画像データ圧縮効果を十分に高めることが不可能
となり、他方ゾーンサンプリング領域が余りに狭いと、
画像再現上有用な変換データyが多く切り捨てられてし
まうことになる。以下、画像毎にまたブロック毎に異な
る変換データyの分布状態に対応して、上記ゾーンサン
プリング領域を適正に設定する本発明方法の特徴部分に
ついて説明する。
広いと画像データ圧縮効果を十分に高めることが不可能
となり、他方ゾーンサンプリング領域が余りに狭いと、
画像再現上有用な変換データyが多く切り捨てられてし
まうことになる。以下、画像毎にまたブロック毎に異な
る変換データyの分布状態に対応して、上記ゾーンサン
プリング領域を適正に設定する本発明方法の特徴部分に
ついて説明する。
第1図図示のように符号化回路12に接続されたビット配
分決定部20は、前述のように並べられた変換データyを
受け、これらの変換データyの絶対値を高周波成分側か
ら低周波成分側に向かって順次加算する。すなわちこの
加算は、第4図に矢印Hで示すように、シーケンシー最
大の変換データy(M,N)から出発して、変換データy
(1,1)を中心とする円弧Rに沿った経路で各変換デー
タyの絶対値を足し合わせて行なわれる。そしてビット
配分決定部20は、この加算値がある変換データyのとこ
ろで所定値に達すると、その変換データyよりも低周波
数側の変換データyのみに1ビット以上の符号長を割当
て、その他の変換データyには0(ゼロ)ビットを割当
てる。つまり第4図で説明すれば、上記所定値に達した
ときの変換データy0であったとすると、この変換データ
y0を通り円弧Rと同心状の円弧R0に沿った変換データ
y、およびそれよりも右下側領域にある変換データyに
対して0ビットを割当てる。なお1ビット以上の符号長
が与えられる各変換データyに対して、それぞれどのよ
うなビット数を割当てるかは、予め記憶された配分表に
従って決定してもよいし、あるいは実際の各変換データ
yの値を調べそれに応じて決定してもよい。以上述べた
ビット配分決定部20におけるビット配分決定のための処
理の流れを、分かりやすく第7図に示す。
分決定部20は、前述のように並べられた変換データyを
受け、これらの変換データyの絶対値を高周波成分側か
ら低周波成分側に向かって順次加算する。すなわちこの
加算は、第4図に矢印Hで示すように、シーケンシー最
大の変換データy(M,N)から出発して、変換データy
(1,1)を中心とする円弧Rに沿った経路で各変換デー
タyの絶対値を足し合わせて行なわれる。そしてビット
配分決定部20は、この加算値がある変換データyのとこ
ろで所定値に達すると、その変換データyよりも低周波
数側の変換データyのみに1ビット以上の符号長を割当
て、その他の変換データyには0(ゼロ)ビットを割当
てる。つまり第4図で説明すれば、上記所定値に達した
ときの変換データy0であったとすると、この変換データ
y0を通り円弧Rと同心状の円弧R0に沿った変換データ
y、およびそれよりも右下側領域にある変換データyに
対して0ビットを割当てる。なお1ビット以上の符号長
が与えられる各変換データyに対して、それぞれどのよ
うなビット数を割当てるかは、予め記憶された配分表に
従って決定してもよいし、あるいは実際の各変換データ
yの値を調べそれに応じて決定してもよい。以上述べた
ビット配分決定部20におけるビット配分決定のための処
理の流れを、分かりやすく第7図に示す。
以上のようにして決定されたビット配分を示す情報Qは
符号化回路12に送られ、該符号化回路12はこのビット配
分情報に従って各変換データyを符号化する。この際、
前述のように0ビットが割当てられた変換データyは切
り捨てられ、1ビット以上の符号長が与えられた変換デ
ータyのみがサンプリングされ、符号化される。ここで
0ビットが割当てられる変換データyの領域は前述のよ
うにして決定されたので、ブロックB内において高周波
領域に画像再現上さほど重要でない(つまり絶対値が小
さい)変換データyが比較的広く分布している場合に
は、ゾーンサンプリングの領域が比較的狭く設定され
る。したがって、さほど有用でない変換データyを符号
化することが回避され、ブロックB当りの必要なビット
数が大いに低減される。一方ブロックB内において、画
像再現上比較的重要な(つまり絶対値がある程度大き
い)変換データyが高周波領域まで広範に分布している
場合には、ゾーンサンプリングの領域が比較的広く設定
される。したがってこの場合には、ブロックB当りの必
要なビット数は上記の場合よりも多くなるが、画像再現
上有用な変換データyが切り捨てられることがなくな
る。
符号化回路12に送られ、該符号化回路12はこのビット配
分情報に従って各変換データyを符号化する。この際、
前述のように0ビットが割当てられた変換データyは切
り捨てられ、1ビット以上の符号長が与えられた変換デ
ータyのみがサンプリングされ、符号化される。ここで
0ビットが割当てられる変換データyの領域は前述のよ
うにして決定されたので、ブロックB内において高周波
領域に画像再現上さほど重要でない(つまり絶対値が小
さい)変換データyが比較的広く分布している場合に
は、ゾーンサンプリングの領域が比較的狭く設定され
る。したがって、さほど有用でない変換データyを符号
化することが回避され、ブロックB当りの必要なビット
数が大いに低減される。一方ブロックB内において、画
像再現上比較的重要な(つまり絶対値がある程度大き
い)変換データyが高周波領域まで広範に分布している
場合には、ゾーンサンプリングの領域が比較的広く設定
される。したがってこの場合には、ブロックB当りの必
要なビット数は上記の場合よりも多くなるが、画像再現
上有用な変換データyが切り捨てられることがなくな
る。
以上のようにして符号化された画像データg(y)およ
び円弧R0の位置情報は、第1図図示のように記録再生装
置13において例えば光ディスクや磁気ディスク等の記録
媒体(画像ファイル)に記録される。上記の通りこの画
像データg(y)は画像データxに対して大幅な圧縮が
なされているから、光ディスク等の記録媒体には、大量
の画像が記録されうるようになる。画像再生に際してこ
の画像データg(y)および円弧R0の位置情報は記録媒
体から読み出され、復号回路14において前記変換データ
yに復号される。こうして復号された変換データyは逆
変換回路15に送られて、前記2次元直交変換との逆変換
を受ける。それにより原画像データxが復元され、この
原画像データxが画像再生装置16に送られ、該データx
が担持する画像が再生される。
び円弧R0の位置情報は、第1図図示のように記録再生装
置13において例えば光ディスクや磁気ディスク等の記録
媒体(画像ファイル)に記録される。上記の通りこの画
像データg(y)は画像データxに対して大幅な圧縮が
なされているから、光ディスク等の記録媒体には、大量
の画像が記録されうるようになる。画像再生に際してこ
の画像データg(y)および円弧R0の位置情報は記録媒
体から読み出され、復号回路14において前記変換データ
yに復号される。こうして復号された変換データyは逆
変換回路15に送られて、前記2次元直交変換との逆変換
を受ける。それにより原画像データxが復元され、この
原画像データxが画像再生装置16に送られ、該データx
が担持する画像が再生される。
次に本発明の第2の方法の実施態様について説明する。
この第2の方法は、前記第1図の装置と基本的に同じ構
成の装置によって実施されうる。しかしこの場合は、ビ
ット配分決定部20に後述のような記憶手段が設けられ
る。以下、ビット配分決定処理の流れを示す第8図と、
第10図とを参照して、このビット配分決定処理について
説明する。ビット配分決定部20は第10図に示すような所
定の限界周波数F′と、変換データy(1,1)を中心と
しこの限界周波数F′を通る円弧R′とを記憶手段に記
憶している。この円弧R′は、再生画像の画質を損うこ
とのない最小のゾーンサンプリング領域を規定するもの
である。つまりゾーンサンプリング領域をこの円弧R′
よりもさらに低周波域側に絞ると、再生画像の画質が損
なわれる恐れがある。なおこのような円弧R′は、実験
的、経験的に求めておくことができる。
この第2の方法は、前記第1図の装置と基本的に同じ構
成の装置によって実施されうる。しかしこの場合は、ビ
ット配分決定部20に後述のような記憶手段が設けられ
る。以下、ビット配分決定処理の流れを示す第8図と、
第10図とを参照して、このビット配分決定処理について
説明する。ビット配分決定部20は第10図に示すような所
定の限界周波数F′と、変換データy(1,1)を中心と
しこの限界周波数F′を通る円弧R′とを記憶手段に記
憶している。この円弧R′は、再生画像の画質を損うこ
とのない最小のゾーンサンプリング領域を規定するもの
である。つまりゾーンサンプリング領域をこの円弧R′
よりもさらに低周波域側に絞ると、再生画像の画質が損
なわれる恐れがある。なおこのような円弧R′は、実験
的、経験的に求めておくことができる。
ビット配分決定部20は前記第1の方法におけるのと同様
にして、各変換データyの絶対値を変換データy(M,
N)から順次加算し、この加算値が所定値に達したとき
の変換データy0を求める。次いでビット配分決定部20は
この変換データy0に対応する周波数F0と、上記限界周波
数F′のどちらがより高いかを判定する。変換データy0
に対応する周波数F0の方が限界周波数F′より高い場合
(第10図図示のような状態)、ビット配分決定部20は前
述の第1の方法におけるのと同様に、変換データy(1,
1)を中心として変換データy0を通る円弧R0よりも低周
波数側の領域をゾーンサンプリング領域とする。それと
は反対に、周波数F0よりも限界周波数F′の方が高い場
合、つまり第10図において上記変換データy0が円弧R′
上の変換データy′と比べてより変換データy(1、
1)に近いものであった場合、ビット配分決定部20は前
記円弧R′よりも低周波数側の領域をゾーンサンプリン
グ領域とする。このようにして決定されたゾーンサンプ
リング領域における各変換データyへのビット配分は、
前記第1の方法におけるのと同様にして行なわれる。
にして、各変換データyの絶対値を変換データy(M,
N)から順次加算し、この加算値が所定値に達したとき
の変換データy0を求める。次いでビット配分決定部20は
この変換データy0に対応する周波数F0と、上記限界周波
数F′のどちらがより高いかを判定する。変換データy0
に対応する周波数F0の方が限界周波数F′より高い場合
(第10図図示のような状態)、ビット配分決定部20は前
述の第1の方法におけるのと同様に、変換データy(1,
1)を中心として変換データy0を通る円弧R0よりも低周
波数側の領域をゾーンサンプリング領域とする。それと
は反対に、周波数F0よりも限界周波数F′の方が高い場
合、つまり第10図において上記変換データy0が円弧R′
上の変換データy′と比べてより変換データy(1、
1)に近いものであった場合、ビット配分決定部20は前
記円弧R′よりも低周波数側の領域をゾーンサンプリン
グ領域とする。このようにして決定されたゾーンサンプ
リング領域における各変換データyへのビット配分は、
前記第1の方法におけるのと同様にして行なわれる。
符号化回路12は、以上のようにして決定されたビット配
分に従って変換データyを符号化するが、この第2の方
法においては上述のようにしてゾーンサンプリング領域
が決定されているから、高周波領域に絶対値が小さい変
換データyが広く分布しているような場合でも、ゾーン
サンプリング領域がいたずらに狭められることがない。
つまりゾーンサンプリング領域は、最小でも前記円弧
R′よりも低周波数側の領域となる。このようにするこ
とにより、画像再現上有用な変換データyが切り捨てら
れることがなくなる。
分に従って変換データyを符号化するが、この第2の方
法においては上述のようにしてゾーンサンプリング領域
が決定されているから、高周波領域に絶対値が小さい変
換データyが広く分布しているような場合でも、ゾーン
サンプリング領域がいたずらに狭められることがない。
つまりゾーンサンプリング領域は、最小でも前記円弧
R′よりも低周波数側の領域となる。このようにするこ
とにより、画像再現上有用な変換データyが切り捨てら
れることがなくなる。
次に本発明の第3の方法の実施態様について説明する。
この第3の方法も、前記第1図の装置と基本的に同じ構
成の装置によって実施されうる。しかしこの場合はビッ
ト配分決定部20に、隣接ブロックBのゾーンサンプリン
グ領域を記憶する記憶手段が設けられる。以下、ビット
配分決定処理の流れを示す第9図と、第11図とを参照し
て、このビット配分決定処理について説明する。ビット
配分決定部20は前記第1の方法におけるのと同様にし
て、各ブロックBにおけるゾーンサンプリング領域およ
びビット配分を決定するが、相隣接する2つのブロック
におけるサンプリング領域の大きさの差を所定値以内に
収める修正処理を随時行なう。すなわち例えば第11図に
示すように、第(n−1)番目に直交変換がなされたブ
ロックBn-1のゾーンサンプリング領域が円弧Rn-1よりも
低周波数側の領域であり、そして第n番目に直交変換が
なされたブロックBnのゾーンサンプリング領域が円弧Rn
よりも低周波数側の領域であったとする。ビット配分決
定部20はブロックBnのビット配分決定の際に、上記円弧
Rn-1を示す情報を記憶手段に記憶しており、この円弧R
n-1と円弧Rnの半径の差を求める。そしてビット配分決
定部20は、この両者の半径の差が所定値rを上回ってい
る場合には、その差がrとなるように円弧Rnを修正す
る。第11図は、円弧Rnの半径が円弧Rn-1の半径にrを加
えた値を上回っているので、この値を半径とする円弧
Rn′に修正される様子を示しているが、円弧Rnの半径が
円弧Rn-1の半径からrを引いた値を下回っている場合に
も、円弧Rnはその半径がこの値となるように修正され
る。ビット配分決定部20は、こうして修正された円弧
Rn′あるいは円弧Rn(修正不要の場合)によってゾーン
サンプリング領域を規定し、その領域におけるビット配
分を決定する。そして符号化回路12はこのビット配分に
従って変換データyを符号化する。また上記円弧Rnある
いはRn′を示す情報が、ブロックBn-1の円弧Rn-1を示す
情報に代えて前記記憶手段に記憶あれ、次に直交変換が
なされるブロックBn+1のゾーンサンプリング領域を、必
要があれば修正するために利用される。
この第3の方法も、前記第1図の装置と基本的に同じ構
成の装置によって実施されうる。しかしこの場合はビッ
ト配分決定部20に、隣接ブロックBのゾーンサンプリン
グ領域を記憶する記憶手段が設けられる。以下、ビット
配分決定処理の流れを示す第9図と、第11図とを参照し
て、このビット配分決定処理について説明する。ビット
配分決定部20は前記第1の方法におけるのと同様にし
て、各ブロックBにおけるゾーンサンプリング領域およ
びビット配分を決定するが、相隣接する2つのブロック
におけるサンプリング領域の大きさの差を所定値以内に
収める修正処理を随時行なう。すなわち例えば第11図に
示すように、第(n−1)番目に直交変換がなされたブ
ロックBn-1のゾーンサンプリング領域が円弧Rn-1よりも
低周波数側の領域であり、そして第n番目に直交変換が
なされたブロックBnのゾーンサンプリング領域が円弧Rn
よりも低周波数側の領域であったとする。ビット配分決
定部20はブロックBnのビット配分決定の際に、上記円弧
Rn-1を示す情報を記憶手段に記憶しており、この円弧R
n-1と円弧Rnの半径の差を求める。そしてビット配分決
定部20は、この両者の半径の差が所定値rを上回ってい
る場合には、その差がrとなるように円弧Rnを修正す
る。第11図は、円弧Rnの半径が円弧Rn-1の半径にrを加
えた値を上回っているので、この値を半径とする円弧
Rn′に修正される様子を示しているが、円弧Rnの半径が
円弧Rn-1の半径からrを引いた値を下回っている場合に
も、円弧Rnはその半径がこの値となるように修正され
る。ビット配分決定部20は、こうして修正された円弧
Rn′あるいは円弧Rn(修正不要の場合)によってゾーン
サンプリング領域を規定し、その領域におけるビット配
分を決定する。そして符号化回路12はこのビット配分に
従って変換データyを符号化する。また上記円弧Rnある
いはRn′を示す情報が、ブロックBn-1の円弧Rn-1を示す
情報に代えて前記記憶手段に記憶あれ、次に直交変換が
なされるブロックBn+1のゾーンサンプリング領域を、必
要があれば修正するために利用される。
以上述べたようにして、相隣接するブロックのゾーンサ
ンプリング領域が大きくかけ離れないようにすることに
より、再生画像において各ブロックの境界部に濃度段差
が生じる、いわゆるブロック歪みの発生を防止すること
ができる。
ンプリング領域が大きくかけ離れないようにすることに
より、再生画像において各ブロックの境界部に濃度段差
が生じる、いわゆるブロック歪みの発生を防止すること
ができる。
なお以上説明した実施態様においては、各ブロックにお
いて変換データyの絶対値を加算して、その加算値を所
定値と比較するようにしているが、こうして加算する特
性値は上記絶対値の増減に対応して増減するものであれ
ばよく、したがってその他例えば、変換データyの2乗
値等を加算するようにしてもよい。また先に述べたよう
に変換データyは、低周波数側のものほど画像再生上よ
り重要であるから、上記の特性値として、各変換データ
yが振幅を示しているところの空間周波数の逆数で重み
付けした値を用いれば、より好ましい。すなわちそのよ
うにすれば、高周波領域に絶対値の小さな変換データy
が広く分布しているような場合に、ゾーンサンプリング
領域がむやみに狭められて、画像再生上有用な変換デー
タyが切り捨てられてしまうことを防止できる。
いて変換データyの絶対値を加算して、その加算値を所
定値と比較するようにしているが、こうして加算する特
性値は上記絶対値の増減に対応して増減するものであれ
ばよく、したがってその他例えば、変換データyの2乗
値等を加算するようにしてもよい。また先に述べたよう
に変換データyは、低周波数側のものほど画像再生上よ
り重要であるから、上記の特性値として、各変換データ
yが振幅を示しているところの空間周波数の逆数で重み
付けした値を用いれば、より好ましい。すなわちそのよ
うにすれば、高周波領域に絶対値の小さな変換データy
が広く分布しているような場合に、ゾーンサンプリング
領域がむやみに狭められて、画像再生上有用な変換デー
タyが切り捨てられてしまうことを防止できる。
また上記特性値の加算値と比較する所定値は、最適な値
を予め定めておいてもよいし、あるいはブロックBの特
性値をすべて累積し、この累積値に所定比率を乗じた値
としてもよいし、さらには通常格別に大きな値をとるシ
ーケンシー0の変換データy(1,1)に関する特性値を
除いてブロックB内のその他の特性値をすべて累積し、
この累積値に所定比率を乗じた値としてもよい。
を予め定めておいてもよいし、あるいはブロックBの特
性値をすべて累積し、この累積値に所定比率を乗じた値
としてもよいし、さらには通常格別に大きな値をとるシ
ーケンシー0の変換データy(1,1)に関する特性値を
除いてブロックB内のその他の特性値をすべて累積し、
この累積値に所定比率を乗じた値としてもよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明の画像データの直交変換
符号化方法は、画像データをブロック毎に直交変換して
得た変換データをゾーンサンプリングするに当たり、画
像再生上有用な変換データをすべてサンプリングした上
でサンプリング領域を特に小さく設定できるものであ
る。したがって本発明方法によれば、データ圧縮を経て
再生される画像の画質を劣化させることなく、データ圧
縮率を著しく高めることが可能になる。
符号化方法は、画像データをブロック毎に直交変換して
得た変換データをゾーンサンプリングするに当たり、画
像再生上有用な変換データをすべてサンプリングした上
でサンプリング領域を特に小さく設定できるものであ
る。したがって本発明方法によれば、データ圧縮を経て
再生される画像の画質を劣化させることなく、データ圧
縮率を著しく高めることが可能になる。
そして特に本発明の第2の画像データの直交変換符号化
方法においては、ゾーンサンプリング領域の下限を設け
て、該領域がむやみに小さくならないようにしているか
ら、変換データの符号化に際して有用な変換データが切
り捨てられて再生画像の画質が劣化することを防止でき
る。
方法においては、ゾーンサンプリング領域の下限を設け
て、該領域がむやみに小さくならないようにしているか
ら、変換データの符号化に際して有用な変換データが切
り捨てられて再生画像の画質が劣化することを防止でき
る。
また本発明の第3の画像データの直交変換符号化方法に
おいては、相隣接するブロックのサンプリング領域が大
きくかけ離れないようにしているから、再生画像におい
てブロック歪みが生じることを防止できる。
おいては、相隣接するブロックのサンプリング領域が大
きくかけ離れないようにしているから、再生画像におい
てブロック歪みが生じることを防止できる。
第1図は本発明方法を実施する装置の概略構成を示すブ
ロック図、 第2図および第3図は本発明に係る直交変換を説明する
説明図、 第4図は本発明の第1の方法におけるゾーンサンプリン
グを説明する説明図、 第5図は本発明に係る画像のブロック分割を説明する説
明図、 第6図は本発明に係るビット配分表を説明する説明図、 第7、8および9図はそれぞれ、本発明の第1、2およ
び3の方法におけるビット配分決定処理の流れを示す流
れ図、 第10図および第11図はそれぞれ、本発明の第2および第
3の方法におけるゾーンサンプリングを説明する説明図
である。 11…直交変換回路、12…符号化回路 20…ビット配分決定部 F′…限界周波数 B、Bn-1、Bn、Bn+1…画像データのブロック R、R0、Rn-1、Rn、Rn′…シーケンシー0の変換データ
を中心とする円弧 r…円弧の半径の差、x…原画像データ y…変換データ y0…特性値の加算値が所定値に達したところの変換デー
タ g(y)…符号化された画像データ
ロック図、 第2図および第3図は本発明に係る直交変換を説明する
説明図、 第4図は本発明の第1の方法におけるゾーンサンプリン
グを説明する説明図、 第5図は本発明に係る画像のブロック分割を説明する説
明図、 第6図は本発明に係るビット配分表を説明する説明図、 第7、8および9図はそれぞれ、本発明の第1、2およ
び3の方法におけるビット配分決定処理の流れを示す流
れ図、 第10図および第11図はそれぞれ、本発明の第2および第
3の方法におけるゾーンサンプリングを説明する説明図
である。 11…直交変換回路、12…符号化回路 20…ビット配分決定部 F′…限界周波数 B、Bn-1、Bn、Bn+1…画像データのブロック R、R0、Rn-1、Rn、Rn′…シーケンシー0の変換データ
を中心とする円弧 r…円弧の半径の差、x…原画像データ y…変換データ y0…特性値の加算値が所定値に達したところの変換デー
タ g(y)…符号化された画像データ
Claims (8)
- 【請求項1】2次元画像データに対して、所定の直交関
数に基づいてブロック毎に直交変換をかけた後、 この変換を受け前記ブロック内で前記直交関数のシーケ
ンシー順に並べられた変換データをそれぞれ固有の符号
長で符号化する画像データの直交変換符号化方法におい
て、 前記ブロック内の変換データの各々の絶対値の増減に対
応して増減する特性値を高周波成分側から低周波成分側
に向かって順次加算し、 各ブロックにおいて、この加算値が所定値に達したとき
の変換データよりも低周波数側の変換データのみをサン
プリングし、 このサンプリングされた変換データをそれぞれ固有の符
号長で符号化することを特徴とする画像データの直交変
換符号化方法。 - 【請求項2】前記特性値が、前記変換データの絶対値で
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像
データの直交変換符号化方法。 - 【請求項3】前記特性値が、前記変換データの2乗値で
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像
データの直交変換符号化方法。 - 【請求項4】前記特性値が、それに対応する変換データ
が振幅を示しているところの空間周波数の逆数で重み付
けされたものであることを特徴とする特許請求の範囲第
1項から第3項いずれか1項記載の画像データの直交変
換符号化方法。 - 【請求項5】前記所定値が、前記ブロック内のすべての
特性値を累積した値に所定比率を乗じた値であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項から第4項いずれか1
項記載の画像データの直交変換符号化方法。 - 【請求項6】前記所定値が、前記ブロック内のシーケン
シー0(ゼロ)の変換データに関する特性値を除くその
他すべての特性値を累積した値に所定比率を乗じた値で
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項から第4項
いずれか1項記載の画像データの直交変換符号化方法。 - 【請求項7】2次元画像データに対して、所定の直交関
数に基づいてブロック毎に直交変換をかけた後、 この変換を受け前記ブロック内で前記直交関数のシーケ
ンシー順に並べられた変換データをそれぞれ固有の符号
長で符号化する画像データの直交変換符号化方法におい
て、 前記ブロック内の変換データの各々の絶対値の増減に対
応して増減する特性値を高周波成分側から低周波成分側
に向かって順次加算し、 各ブロックにおいて、この加算値が所定値に達したとき
の変換データに対応する周波数と、予め設定しておいた
限界周波数とを比較して、より高い方の周波数を選択
し、この選択された周波数よりも低周波数側の変換デー
タのみをサンプリングし、 このサンプリングされた変換データをそれぞれ固有の符
号長で符号化することを特徴とする画像データの直交変
換符号化方法。 - 【請求項8】2次元画像データに対して、所定の直交関
数に基づいてブロック毎に直交変換をかけた後、 この変換を受け前記ブロック内で前記直交関数のシーケ
ンシー順に並べられた変換データをそれぞれ固有の符号
長で符号化する画像データの直交変換符号化方法におい
て、 前記ブロック内の変換データの各々の絶対値の増減に対
応して増減する特性値を高周波成分側から低周波成分側
に向かって順次加算し、 各ブロックにおいて、この加算値が所定値に達したとき
の変換データよりも低周波数側の変換データのみをサン
プリングし、 このサンプリングされた変換データをそれぞれ固有の符
号長で符号化するようにし、 相隣接するブロックにおける前記サンプリングの領域の
大きさの差が所定値を上回っている場合、それらのサン
プリング領域の少なくとも一方の高周波側限界を前記差
が所定値以内となるように修正することを特徴とする画
像データの直交変換符号化方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61090535A JPH0714210B2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 画像デ−タの直交変換符号化方法 |
| DE19873787298 DE3787298T2 (de) | 1986-01-27 | 1987-01-27 | Verfahren zur Bildsignalkodierung mittels Orthogonaltransformation. |
| EP19870101104 EP0235566B1 (en) | 1986-01-27 | 1987-01-27 | Method of image signal encoding by orthogonal transformation |
| US07/007,218 US4805030A (en) | 1986-01-27 | 1987-01-27 | Method of image signal encoding by orthogonal transformation |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61090535A JPH0714210B2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 画像デ−タの直交変換符号化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62247688A JPS62247688A (ja) | 1987-10-28 |
| JPH0714210B2 true JPH0714210B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=14001103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61090535A Expired - Fee Related JPH0714210B2 (ja) | 1986-01-27 | 1986-04-18 | 画像デ−タの直交変換符号化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714210B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63109660A (ja) * | 1986-10-28 | 1988-05-14 | Konica Corp | 変換符号化における符号化成分決定方法 |
| JPS63136890A (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-09 | Nec Corp | 画像信号符号化装置 |
| JPH01278185A (ja) * | 1988-04-29 | 1989-11-08 | Nec Home Electron Ltd | 画像信号符号化装置 |
| JPH0262175A (ja) * | 1988-08-26 | 1990-03-02 | Fujitsu Ltd | 画像符号化伝送装置 |
| JP2816168B2 (ja) * | 1989-01-31 | 1998-10-27 | コニカ株式会社 | 画像データの圧縮装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56136093A (en) * | 1980-03-26 | 1981-10-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | Adaptive quantizer |
-
1986
- 1986-04-18 JP JP61090535A patent/JPH0714210B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| IEEETRANSACTIONSONCOMMUNICATIONS,23[7(1975)P.785−786 |
| IEEETRANSACTIONSONCOMMUNICATIONS,25[11P.1285−1292 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62247688A (ja) | 1987-10-28 |
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