JPH07143687A - 充電装置 - Google Patents

充電装置

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Publication number
JPH07143687A
JPH07143687A JP28529593A JP28529593A JPH07143687A JP H07143687 A JPH07143687 A JP H07143687A JP 28529593 A JP28529593 A JP 28529593A JP 28529593 A JP28529593 A JP 28529593A JP H07143687 A JPH07143687 A JP H07143687A
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JP
Japan
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storage battery
charging
battery
remaining capacity
charge
Prior art date
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Application number
JP28529593A
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English (en)
Inventor
Hideaki Mizumoto
秀顕 水本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蓄電池の満充電までの充電時間を短縮するとと
もに過充電を防止することのできる充電装置を提供す
る。 【構成】蓄電池5は、外部電源1から供給され、充電制
御部3でPWM制御される電流によって充電される。充
電量算出部8は、蓄電池5への充電が開始されてからの
充電時間を検出し、蓄電池5の充電量を算出している。
放電量算出部11は蓄電池5から負荷2への放電が開始
されてからの放電時間を検出して蓄電池5の放電量を算
出している。さらに、残容量算出部12において上記充
電量と放電量とから蓄電池5の残容量を算出している。
そして、充電制御部3において蓄電池5の残容量と所定
値とを比較し、残容量が所定値より多ければトリクル充
電モードで充電する。逆に残容量が所定値よりも少なけ
れば急速充電モードで急速充電するのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷に電源供給を行う
蓄電池を外部電源からの充電電流によって充電する充電
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記のような充電装置として
は、図6に示すようなものがあった。図6に示す充電装
置は、商用電源等の外部電源1から供給される交流電流
をダイオードブリッジDBで全波整流した後ダイオード
3 を介してコンデンサC2 で平滑して負荷2に供給し
ている。また、ダイオードブリッジDBの出力側の端子
は、抵抗R2 を介してコンデンサC3 とツェナーダイオ
ードZDとに接続されており、ダイオードブリッジDB
の出力が上記コンデンサC3 とツェナーダイオードZD
とで定電圧化されて充電制御部13に供給されている。
【0003】充電制御部13は、その電圧出力端子VO
にトランジスタQ2 のゲートが接続されており、トラン
ジスタQ2 をオン/オフ制御するものである。また、充
電制御部13の電流出力端子IO には、抵抗R3 とホト
カプラPCの2次側であるホトトランジスタQ3 との並
列回路及び抵抗R4 が直列に接続されており、電流出力
端子IO の電位は一定に保たれているため電流出力端子
O からの出力電流は上記2つの抵抗R3 ,R4 によっ
て決定される。すなわち、ホトトランジスタQ 3 がオフ
のときには、電流出力端子Io からは2つの抵抗R3
4 によって決まる出力電流が流れ、ホトトランジスタ
3 がオンのときには、一方の抵抗R4のみで決まる出
力電流が流れ、ホトトランジスタQ3 がオンのときに流
れる出力電流はホトトランジスタQ3 がオフのときに流
れる出力電流よりも大きくなる。さらに、充電制御部1
3の電圧出力端子VO からの出力パルスのデューティ比
は、電流出力端子Io からの出力電流が大きいほど小さ
くなるようになっている。
【0004】また、トランジスタQ2 のドレインとダイ
オードD3 との間にトランスTの1次側が接続されてお
り、充電制御部13がトランジスタQ2 をPWM制御す
ることによって、トランジスタQ2 がオンのときにトラ
ンスTの1次側に外部電源1から供給される交流電流が
流れる。この交流電流によってトランスTの2次側に電
圧が生じ、ダイオードD4 及びインダクタL1 を介して
コンデンサC4 が充電される。次に、トランジスタQ2
がオフになるとインダクタL1 に蓄えられていた磁気エ
ネルギが放出されてコンデンサC4 の両端に直流電圧を
得ることができるのである。そして、コンデンサC4
は逆流阻止用のダイオードD5 及び充電電流制限用の抵
抗R5 を介して蓄電池5が並列に接続されており、コン
デンサC 5 の両端に生じる直流電圧によって蓄電池5の
充電電流が供給されるのである。
【0005】一方、外部電源1が取り除かれると、蓄電
池5の電池電圧を昇圧回路9によって負荷2を駆動する
のに必要な電圧にまで昇圧し、蓄電池5から負荷2へ電
源供給を行うのである。ここで、蓄電池5の充電は、蓄
電池5を短時間で満充電するために比較的大きな充電電
流による急速充電を行っている。ただし、蓄電池5が過
充電されると、蓄電池5内部にガスが発生して電池寿命
を縮めてしまうので、そのような過充電を防止するため
に過充電防止のための機能を設けることが一般的に行わ
れている。そこで、図6に示す充電装置においても、蓄
電池5が満充電されると、蓄電池5の自己放電の電流を
補う程度の小さな電流で充電するトリクル充電に切り換
えることによって、蓄電池5の過充電を防止している。
【0006】図6に示す充電装置においては、上記充電
電流の切り換えをタイマ部14のタイマ動作によって行
っており、蓄電池5と並列にトランスTの2次側に接続
されている外部電源検出部6において充電装置に外部電
源1が接続されているか否かを検出し、外部電源1が接
続されている場合にはその検出信号をタイマ部14に送
り、タイマ部14はその検出信号を受けて蓄電池5の充
電を開始してからの経過時間(充電時間)を計時して積
算している。そして、蓄電池5の充電が連続して、ある
いは連続せずに行われるかに関わらず、充電時間の総時
間が所定の時間に達すれば、タイマ部14は制御信号を
送ってトランジスタQ4 をオンさせ、それによってホト
カプラPCの発光ダイオードに電流が流れてホトトラン
ジスタQ 3 がオンとなる。その結果、充電制御部13の
出力電流端子Io の電流が大きくなって充電制御部13
の出力パルスのデューティ比が小さくなるので、充電モ
ードがトリクル充電モードに切り換わり、蓄電池5の充
電電流が低下するのである。
【0007】また、タイマ部14は蓄電池5の電池電圧
を抵抗R6 ,R7 で分圧して検出しており、外部電源1
が接続されていないときの蓄電池5から負荷2への電源
供給や蓄電池5の自己放電等によって蓄電池5の電池電
圧が所定の値より低下すると、タイマ部14は充電時間
の積算値をゼロにリセットするとともに、充電モードを
トリクル充電モードから急速充電モードに切り換えるの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の構成で
は、蓄電池5の電池電圧が所定値以下に低下すると、タ
イマ部14における充電時間の積算値が所定値に達する
まで急速充電が行われ、充電時間の積算値が所定値に達
すると充電モードがトリクル充電モードに切り換えられ
て蓄電池5が過充電になるのを防止することができる。
【0009】ところで、タイマ部14において設定され
ている所定値は、蓄電池5の電池容量と急速充電モード
における充電電流とによって決まるものであり、通常充
電電流と充電時間との積として求められる充電量は蓄電
池5の電池容量Capに対して1.5倍程度の値に設定さ
れる。したがって、急速充電モードにおける充電電流を
Icとすれば、タイマ部14において設定される急速充
電モードにおける充電時間tc は、tc =1.5×Cap
/Icと表される。
【0010】上式の充電時間tc は、蓄電池5を空の状
態から満充電するまでに要する満充電時間を示すもので
あり、トリクル充電モードから急速充電モードに切り換
わった直後に再度充電を行うと、蓄電池5は空になるま
で放電されていないにも関わらず上式で示される充電時
間tc をタイマ部14において計時するまで急速充電が
行われるので、蓄電池5は満充電された後も急速充電モ
ードにおける比較的大きな充電電流で充電されてしまい
蓄電池5が過充電になるという問題がある。
【0011】ここで、トリクル充電と急速充電との充電
モードの切り換えは、蓄電池5の電池電圧を検出するこ
とにより、電池電圧から蓄電池5の残容量を推定して充
電モードを切り換える方法が一般的に採られている。図
7に充電時間に基づく蓄電池5の残容量と、負荷2への
電源供給による放電時間との関係を示す。蓄電池5の充
放電が一定の電流で行われる場合、蓄電池5の残容量と
充電時間及び放電時間とは比例関係にあるので、図7に
示すように、満充電の状態(残容量がCap)にある蓄電
池5から、ある時間ta だけ負荷2に電源供給したとす
ると、その時点での蓄電池5の残容量はC1 となる。そ
こからさらに負荷2へ電源供給することができる時間
(その時点における蓄電池5の残容量)をtd とする
と、逆にその時点から蓄電池5を満充電になるまで充電
するのに要する充電時間はtc となる(図7参照)。こ
こで、既に説明したように時間tc と時間td との間に
はtc=1.5×td なる関係がある。
【0012】よって、充電モードの切り換えを行う蓄電
池5の残容量のレベルを低いレベルに設定すると、蓄電
池5の残容量が僅かしかない場合でも充電モードはトリ
クル充電モードになってしまい蓄電池5を満充電にまで
充電することができないので、通常は負荷2を支障なく
駆動することができる時間tb と放電電流Id2との積に
より求められる残容量Cap2 で切り換わるように設定さ
れている(図8参照)。このため、充電モードがトリク
ル充電から急速充電に切り換わった直後に再度蓄電池5
の充電が行われると、図8に示すように、その残容量の
大小に関わらず常に一定の時間tk をタイマ部14にお
いて計時するまで急速充電が行われるために、蓄電池5
が過充電されてしまい、蓄電池5が劣化したり寿命が短
くなるという問題がある。
【0013】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、蓄電池の残容量が少ないときには急速充電を行う
ことによって短時間での蓄電池の回復を図るとともに、
蓄電池の過充電を防止することができる充電装置の提供
を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、負荷に電源供給する蓄電池と、
負荷に接続される外部電源を検出する外部電源検出部
と、外部電源検出部において外部電源を検出した場合に
のみ外部電源からの充電電流を制御して蓄電池を充電す
る充電制御部と、蓄電池の充電時間を検出して検出した
充電時間によって蓄電池の充電量を算出する充電量算出
部と、蓄電池の放電時間を検出して検出した放電時間に
よって蓄電池の放電量を算出する放電量算出部と、充電
量算出部において算出される充電量と放電量算出部にお
いて算出される放電量とから蓄電池の残容量を算出する
残容量算出部とを備え、残容量算出部において算出され
る蓄電池の残容量に応じて充電制御部が蓄電池の充電モ
ードを蓄電池の自己放電の電流に近い小電流で充電する
トリクル充電モードと上記小電流よりも大きな電流で充
電する急速充電モードとに切り換えることを特徴とす
る。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、満充電された蓄電池から負荷に電源供給している状
態における蓄電池の残容量を所定のしきい値と比較し、
残容量がしきい値より小さくなければ充電モードの切り
換えを禁止する残容量比較部を備えたことを特徴とす
る。請求項3の発明は、請求項1の発明において、充電
制御部が急速充電モードの充電開始時における蓄電池の
残容量と電池容量との差に充電電流が比例するように充
電電流を制御することを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1の発明の構成では、負荷に電源供給す
る蓄電池と、負荷に接続される外部電源を検出する外部
電源検出部と、外部電源検出部において外部電源を検出
した場合にのみ外部電源からの充電電流を制御して蓄電
池を充電する充電制御部と、蓄電池の充電時間を検出し
て検出した充電時間によって蓄電池の充電量を算出する
充電量算出部と、蓄電池の放電時間を検出して検出した
放電時間によって蓄電池の放電量を算出する放電量算出
部と、充電量算出部において算出される充電量と放電量
算出部において算出される放電量とから蓄電池の残容量
を算出する残容量算出部とを備え、残容量算出部におい
て算出される蓄電池の残容量に応じて充電制御部が蓄電
池の充電モードを蓄電池の自己放電の電流に近い小電流
で充電するトリクル充電モードと上記小電流よりも大き
な電流で充電する急速充電モードとに切り換えるので、
蓄電池の残容量が蓄電池の電池容量に満たないときには
急速充電モードで充電して蓄電池を満充電するまでの充
電時間を短縮し、蓄電池の残容量が蓄電池の電池容量に
近い満充電の状態にあるときには、充電モードをトリク
ル充電モードに切り換えて蓄電池の過充電を防止するこ
とができるのである。
【0017】請求項2の発明の構成では、満充電された
蓄電池から負荷に電源供給している状態における蓄電池
の残容量を所定のしきい値と比較し、残容量がしきい値
より小さくなければ充電モードの切り換えを禁止する残
容量比較部を備えたので、蓄電池の残容量が充分あるよ
うな不完全な放電と充電とが繰り返されるような場合で
も、蓄電池の残容量がしきい値より小さくなければトリ
クル充電モードのまま急速充電モードに切り換わらない
ため、蓄電池にかかる負担を軽減することができるので
ある。
【0018】請求項3の発明の構成では、充電制御部が
急速充電モードの充電開始時における蓄電池の残容量と
電池容量との差に充電電流が比例するように充電電流を
制御するので、蓄電池の残容量が少ないときには大きな
充電電流で充電することによって充電時間を短縮し、残
容量が多いときには小さな充電電流で充電することによ
って蓄電池にかかる負担を軽減することができるもので
ある。
【0019】
【実施例】(実施例1)本実施例の概略回路図を図1に
示す。図1に示すように、本実施例の充電装置の外部電
源端子1a,1aには直流の外部電源1が接続されてい
る。また、外部電源端子1aには逆流阻止用のダイオー
ドD1 を介して負荷2が接続され、外部電源1から負荷
2に電源供給が行われる。また、外部電源端子1aには
トランジスタQ1 のエミッタが接続され、トランジスタ
1 のベースに充電制御部3が接続されており、トラン
ジスタQ1 は充電制御部3によってPWM(パルス幅変
調)制御されるのである。このトランジスタQ1 は、ダ
イオードD2 ,インダクタL及びコンデンサC1 ととも
に降圧型チョッパ回路4を構成しており、充電制御部3
がトランジスタQ1 をPWM制御することによって外部
電源1の電源電圧が降圧型チョッパ回路4で降圧されて
蓄電池5を充電している。
【0020】蓄電池5と直列に充電電流検出用の抵抗R
1 が接続され、この抵抗R1 で検出される充電電流の大
きさが充電制御部3に入力されていて、充電電流が略一
定になるように充電制御部3でPWM制御が行われるの
である。ところで、本実施例における負荷2はほぼ抵抗
成分で近似できるものであり、したがって、外部電源1
の電源電圧が略一定であれば、負荷2には定電流が流れ
ることになり、蓄電池5から負荷2へ電源供給される場
合にも、蓄電池5はほぼ定電圧源とみなせるので蓄電池
5が完全放電するまで略一定の放電電流がながれ、蓄電
池5の放電特性は図2に示すような特性を示す。
【0021】また、降圧型チョッパ回路4の出力側には
蓄電池5と並列に外部電源検出部6が接続されており、
外部電源端子1a,1aに外部電源1が接続されている
か否かを検出し、その検出出力を昇圧制御部7と充電量
算出部8とに送る。上記検出出力に基づき、外部電源1
が接続されている場合には、昇圧制御部7は昇圧回路9
の動作を停止させて蓄電池5から負荷2への電源供給を
断っている。一方、充電量算出部8は、外部電源1が接
続されている場合に蓄電池5の充電が開始されてからの
充電時間を検出し、検出した充電時間と充電電流との積
から充電量を算出している。
【0022】蓄電池5には過放電防止回路10が並列に
接続されていて、この過放電防止回路10は蓄電池5の
電池電圧を検出し、蓄電池5の電池電圧が所定値以下に
まで低下すれば昇圧制御部7に停止信号を送る。一方昇
圧制御部7は、その停止信号を受けて昇圧回路9の動作
を停止させ、蓄電池5から負荷2への電源供給を断つこ
とによって蓄電池5の過放電を防止しているのである。
また、上記の場合に過放電防止回路10は充電量算出部
8にリセット信号を送り、そのリセット信号に応じて充
電量算出部8の充電時間をリセットしている。
【0023】また、昇圧制御部7は、外部電源検出部6
及び過放電防止回路10からの検出信号並びに昇圧制御
部7に接続されたスイッチSWの状態に基づいて、外部
電源1が外部電源端子1a,1aに接続されておらず、
かつ、過放電防止回路10が動作しておらず、かつ、ス
イッチSWがオンの時にのみ、昇圧回路9を動作させて
蓄電池5からの供給電源を昇圧して負荷2を駆動するの
である。また、昇圧回路9の動作中には、昇圧制御部7
からの制御信号によって放電量算出部11が動作してお
り、放電量算出部11は、蓄電池5の放電を開始してか
らの放電時間を検出してその放電時間と放電電流との積
より蓄電池5の放電量を算出するものである。
【0024】さらに、充電量算出部8において算出され
た蓄電池5の充電量と、放電量算出部11において算出
された蓄電池5の放電量とのデータが残容量算出部12
に入力され、この残容量算出部12において、上記充電
量と放電量とからその時点での蓄電池5の残容量が算出
されるのである。そして、算出された残容量のデータは
充電制御部3に送られ、充電制御部3はその残容量の値
に応じて降圧型チョッパ回路4のトランジスタQ1 をP
WM制御することによって充電電流の電流値を変えて、
蓄電池5を充電する充電モードをトリクル充電モードと
急速充電モードとに切り換えるのである。
【0025】以下に、充電制御部3による充電モードの
切り換えについてさらに詳しく説明する。蓄電池5の電
池容量をCapとし、急速充電モードにおける充電電流を
Ic、また蓄電池5から負荷2への電源供給時おける放
電電流をIdとすれば、蓄電池5の残容量がほどんどな
い状態から蓄電池5が満充電されるまでの満充電時間t
max と電池容量Capとの関係は次式で表される。
【0026】 tmax =1.5×Cap/Ic ・・・(式1) よって、任意の充電時間tc に対する蓄電池5の充電量
c は、 Cc =Ic/1.5×tc ・・・(式2) によって算出することができる。逆に、任意の放電時間
d に対する蓄電池5の放電量Cd は、 Cd =Id×td ・・・(式3) によって算出することができる。したがって、充電時間
c と放電時間td とが等しい場合には、上記(式2)
及び(式3)より、 Cd /Cc =1.5×Id/Ic ・・・(式4) となり、放電量Cd は充電量Cc の1.5×Id/Ic
倍となる。
【0027】すなわち、充電時間tc 及び放電時間td
を検出し、充電量Cc と放電量Cdとの差を求めること
によって、蓄電池5の残容量を算出することができ、蓄
電池5の残容量の変化を推定して蓄電池5が満充電され
るまで急速充電モードにて充電するものである。本実施
例においては、過放電防止回路10が動作すると昇圧制
御部7から充電量算出部8及び放電量算出部11にリセ
ット信号が送られ、充電量算出部8及び放電量算出部1
1にて検出している充電時間及び放電時間の積算値をリ
セットするようになっているので、過放電防止回路10
が動作する毎に蓄電池5の残容量の推定値を補正するこ
とができる。また、蓄電池5の充電と、蓄電池5から負
荷2への電源供給は同時には行われないので、充電量算
出部8における充電時間の検出と、放電量算出部11に
おける放電時間の検出とがそれぞれ切り換えられて行わ
れるのである。
【0028】いま、充電が開始されてからの充電時間と
放電時間との積算値をtr とし、それからΔt時間さら
に充電した後の積算値ts は ts =tr +Δt ・・・(式5) で表される。また、Δt時間の放電が行われた後の積算
値ts とその直前の積算値tr との関係は、(式1)に
より、 ts =tr −1.5×Id/Ic×Δt ・・・(式6) と表される。つまり、上記積算値ts は蓄電池5の残容
量に比例した値となる。したがって、上記積算値ts
蓄電池5を空の状態から満充電するまでに要する満充電
時間tmax に等しくなったときに蓄電池5は満充電状態
にあると推定されるので、その時点で充電制御部3にお
いて充電モードを急速充電モードからトリクル充電モー
ドに切り換えばよい。その後、トリクル充電モードにお
いては充電量算出部8及び放電量算出部11における充
電時間及び放電時間の検出を停止して上記積算値ts
満充電時間tmax のままに保持しておく。その状態か
ら、蓄電池5より負荷2へ電源供給が行われて蓄電池5
の残容量が減少する場合にも、上述のようにして残容量
の推定を行い、残容量の値が所定の値以下になれば、充
電モードをトリクル充電モードから急速充電モードに切
り換えるのである。つまり、充電電流Icが放電電流I
dに等しいとすれば、充電量及び放電量はそれぞれ充電
時間及び放電時間によって表されるので、残容量算出部
12においては、上記充電時間及び放電時間の積算値t
s を算出して蓄電池5の残容量を推定することになる。
【0029】上述のようにして蓄電池5の残容量に応じ
て急速充電を行う充電時間を決めているので、蓄電池5
の残容量が少なくなった時には急速充電によって短時間
で蓄電池5を満充電するとともに、急速充電が必要以上
に行われて蓄電池5が過充電となるのを防止できるので
ある。さらに、上記の動作を図3に示すフローチャート
により説明する。まず。蓄電池5が完全に放電された状
態を初期状態として、残容量算出部12における充電時
間と放電時間の積算値ts をts =0とする(S1)。
次に、外部電源検出部6によって外部電源1の接続の有
無を検出し(S2)、外部電源1が接続されていれば外
部電源1からの充電電流によって蓄電池5を充電する
(S3及びS4)。充電中は、充電制御部3において残
容量算出部12の積算値ts と蓄電池5の満充電時間t
max とが比較され(S5)、積算値ts が満充電時間t
max よりも小さいときには充電モードを急速充電モード
として急速充電を行い(S6)、積算値ts に1を加算
してts =ts +1として(S7)再び外部電源1の検
出(S2)に戻り、以後蓄電池5が満充電されるか、あ
るいは外部電源1が取り除かれるまで上記のステップが
繰り返される(S2〜S7)。
【0030】そして、蓄電池5が満充電されると、すな
わち積算値ts が満充電時間tmax以上になれば、充電
制御部3は充電モードをトリクル充電モードに切り換え
(S8)、それ以後は外部電源1が取り除かれて負荷2
への放電が行われるまでトリクル充電モードによる充電
が継続される(S2〜S8)。一方、外部電源1が接続
されていないときには充電制御部3において蓄電池5の
電池電圧VB の検出が行われ(S9)、過放電防止回路
10の動作開始のしきい値電圧V1 と比較され(S1
0)、電池電圧VB がしきい値電圧V1 以下で過放電防
止回路10が動作している場合には初期状態に戻る(S
1)。逆に、電池電圧VB がしきい値電圧V1 よりも大
きければ、昇圧制御部7においてスイッチSWの状態検
出が行われ(S11)、スイッチSWがオンであれば昇
圧制御部7は昇圧回路9を動作させて蓄電池5から負荷
2への放電を行い(S13)、積算値ts をts =ts
−1.5×Id/Icとし(S14)、外部電源1の接
続の有無の検出(S2)に再度戻る。そして、スイッチ
SWがオフの場合には昇圧制御部7は昇圧回路9の動作
を行わせずに待機状態となり(S15)、再び外部電源
1の接続の有無の検出を行う(S2)のである。
【0031】なお、蓄電池5を充電する充電回路の回路
構成及び蓄電池5の電池電圧を昇圧して負荷2へ電源供
給を行う昇圧回路9の回路構成は、本実施例のものに限
定するものではなく、蓄電池5を充電する際の充電時間
及び蓄電池5が放電される際の放電時間が検出できるよ
うな回路構成であればよい。また、本実施例においては
昇圧回路9で蓄電池5の電池電圧を昇圧して負荷2へ供
給しているが、昇圧せずに蓄電池5の電池電圧を直接負
荷2へ供給してもよく、さらにまた、負荷2は一つに限
らず複数の負荷へ電源供給するものでもよく、蓄電池5
の充電が可能で、充電時以外は蓄電池5から負荷2へ電
源供給が行われるものであれば、本発明の技術思想を適
用することができる。そして、本実施例では過放電防止
回路10からの信号により昇圧制御部7が蓄電池5から
負荷2への電源供給を停止させるとともに残容量算出部
12における積算値ts を零にリセットしているが、過
放電防止回路10を用いずに積算値ts がts =0とな
ったときに蓄電池5が過放電になったものとみなし、蓄
電池5から負荷2への電源供給を停止させるようにして
もよい。
【0032】(実施例2)本実施例における回路構成は
実施例1のものと共通であるので回路構成についての説
明は省略する。本実施例においては、蓄電池5が一度蓄
電池5の電池容量Capまで満充電され、その満充電の状
態から蓄電池5の放電が行われる場合、充電制御部3に
おいて蓄電池5の残容量が所定のしきい値と比較され、
残容量がそのしきい値より小さくなければ充電制御部3
は充電モードをトリクル充電モードから急速充電モード
に切り換えないようにしている。つまり、本実施例にお
いては、上記のような場合に充電モードの切り換えを禁
止する残容量比較部を充電制御部3によって兼用してい
るのである。
【0033】すなわち、充電制御部3による充電モード
の切り換えにヒステリシス特性を持たせたものであっ
て、蓄電池5から負荷2へ連続的に電源供給が可能な時
間を表す積算値ts と、負荷2の種類に応じて支障なく
連続して負荷2を駆動させ得る保証時間としてのしきい
値t1 とを比較して、積算値ts がしきい値t1 よりも
小さくない場合には充電モードをトリクル充電モードと
することによって、負荷2を通常通り駆動させるととも
に蓄電池5にかかる負担を軽減することができるのであ
る。
【0034】本実施例における実際の動作を図4に示す
フローチャートによって説明する。ただし、基本的な動
作は実施例1のものと共通であるので、共通する部分の
説明は省略する。すなわち、本実施例における動作にお
いて実施例1の動作と異なる点は、蓄電池5から負荷2
への放電を行っている場合に積算値ts をts =ts
1.5×Id/Icとした(S14)後、その積算値t
s を充電制御部3において上記しきい値t1 と比較し
(S14’)、積算値ts がしきい値t1 よりも大きい
場合には外部電源1の検出に戻る(S2)。一方、積算
値ts がしきい値t1 以下の場合には、変数XをX=0
に設定する(S16)。
【0035】そして、外部電源1が接続されて蓄電池5
が充電されると、充電制御部3において積算値ts と蓄
電池5の満充電時間tmax とが比較され(S5)、積算
値t s が満充電時間tmax よりも小さいときには、充電
制御部3において上記変数Xの値がゼロであるか否かを
判別し、変数X=0のとき、すなわち積算値ts がしき
い値t1 以下の時には充電モードを急速充電モードとし
て急速充電を行い(S6)、逆に、変数X≠0の時には
充電モードをトリクル充電モードに切り換えて(S
8)、変数XをX=1に設定して(S8’)、外部電源
1の検出に戻る(S2)という動作を行うのである。
【0036】(実施例3)本実施例における回路構成は
実施例1のものと共通であるので回路構成についての説
明は省略する。本実施例においては、蓄電池5が充電さ
れる際に、その時点での蓄電池5の残容量に応じて充電
制御部3によって充電電流を調節し、蓄電池5の充電を
開始した時点での蓄電池5の残容量に関わらず、常に一
定の急速充電時間で蓄電池5を満充電にできるものであ
る。つまり、蓄電池5の満充電時間tmax と蓄電池5の
充電が開始される時の積算値ts との差を取り、予め定
めた上記一定の急速充電tc0で除した値((tmax −t
s )/tc0)に比例した充電電流によって蓄電池5の急
速充電が行われるように充電制御部3が充電電流を制御
することによって、蓄電池5の残容量が少ないときには
大きな充電電流を流すことで満充電までの充電時間を短
縮し、残容量が多いときには充電電流を小さくすること
によって蓄電池5にかかる負担を軽減することができる
のである。
【0037】上記動作を図5に示すフローチャートによ
って説明すると、充電中に充電制御部3において積算値
s と満充電時間tmax とが比較され(S5)、積算値
sが満充電時間tmax よりも小さいときには、充電制
御部3は充電電流Icを次式で示す値になるように充電
電流を調節する(S6’)。 Ic=k×(tmax −ts )/tc0 なお、kは定数である。そして、積算値ts を ts =ts +k/Ic1 ×(tmax −ts )/tc0 と設定し(S7’)、この積算値ts が満充電時間t
max 以上になるまで積算値ts 、すなわち蓄電池5の残
容量に応じた充電電流で急速充電を行うのである(S2
〜S7’)。なお、Ic1 は基準となる充電電流であ
る。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明は、負荷に電源供給する
蓄電池と、負荷に接続される外部電源を検出する外部電
源検出部と、外部電源検出部において外部電源を検出し
た場合にのみ外部電源からの充電電流を制御して蓄電池
を充電する充電制御部と、蓄電池の充電時間を検出して
検出した充電時間によって蓄電池の充電量を算出する充
電量算出部と、蓄電池の放電時間を検出して検出した放
電時間によって蓄電池の放電量を算出する放電量算出部
と、充電量算出部において算出される充電量と放電量算
出部において算出される放電量とから蓄電池の残容量を
算出する残容量算出部とを備え、残容量算出部において
算出される蓄電池の残容量に応じて充電制御部が蓄電池
の充電モードを蓄電池の自己放電の電流に近い小電流で
充電するトリクル充電モードと上記小電流よりも大きな
電流で充電する急速充電モードとに切り換えるので、蓄
電池の残容量が蓄電池の電池容量に満たないときには急
速充電モードで充電して蓄電池を満充電するまでの充電
時間を短縮することができるという効果がある。また、
蓄電池の残容量が蓄電池の電池容量に近い満充電の状態
にあるときには、充電モードをトリクル充電モードに切
り換えて蓄電池の過充電を防止して蓄電池の長寿命化を
図ることができるという効果がある。
【0039】請求項2の発明は、満充電された蓄電池か
ら負荷に電源供給している状態における蓄電池の残容量
を所定のしきい値と比較し、残容量がしきい値より小さ
くなければ充電モードの切り換えを禁止する残容量比較
部を備えたので、蓄電池の残容量が充分あるような不完
全な放電と充電とが繰り返されるような場合でも、蓄電
池の残容量がしきい値より小さくなければトリクル充電
モードのまま急速充電モードに切り換わらない。その結
果、蓄電池にかかる負担を軽減することができるという
効果がある。
【0040】請求項3の発明は、充電制御部が急速充電
モードの充電開始時における蓄電池の残容量と電池容量
との差に充電電流が比例するように充電電流を制御する
ので、蓄電池の残容量が少ないときには大きな充電電流
で充電することによって急速充電モードにおける充電時
間を短縮することができ、さらに残容量が多いときには
小さな充電電流で充電することによって蓄電池にかかる
負担を軽減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す概略回路構成図である。
【図2】同上の蓄電池の放電時間と電池電圧との関係を
示す電圧波形図である。
【図3】同上の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図4】実施例2の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図5】実施例3の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図6】従来例を示す概略回路構成図である。
【図7】同上の蓄電池の残容量と放電時間との関係を示
す波形図である。
【図8】同上の蓄電池の残容量と放電時間との関係を示
す別の波形図である。
【符号の説明】
1 外部電源 2 負荷 3 充電制御部 5 蓄電池 6 外部電源検出部 7 昇圧制御部 8 充電量算出部 10 過放電防止回路 11 放電量算出部 12 残容量算出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に電源供給する蓄電池と、負荷に接
    続される外部電源を検出する外部電源検出部と、外部電
    源検出部において外部電源を検出した場合にのみ外部電
    源からの充電電流を制御して蓄電池を充電する充電制御
    部と、蓄電池の充電時間を検出して検出した充電時間に
    よって蓄電池の充電量を算出する充電量算出部と、蓄電
    池の放電時間を検出して検出した放電時間によって蓄電
    池の放電量を算出する放電量算出部と、充電量算出部に
    おいて算出される充電量と放電量算出部において算出さ
    れる放電量とから蓄電池の残容量を算出する残容量算出
    部とを備え、残容量算出部において算出される蓄電池の
    残容量に応じて充電制御部が蓄電池の充電モードを蓄電
    池の自己放電の電流に近い小電流で充電するトリクル充
    電モードと上記小電流よりも大きな電流で充電する急速
    充電モードとに切り換えることを特徴とする充電装置。
  2. 【請求項2】 満充電された蓄電池から負荷に電源供給
    している状態における蓄電池の残容量を所定のしきい値
    と比較し、残容量がしきい値より小さくなければ充電モ
    ードの切り換えを禁止する残容量比較部を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の充電装置。
  3. 【請求項3】 充電制御部は、急速充電モードの充電開
    始時における蓄電池の残容量と電池容量との差に充電電
    流が比例するように充電電流を制御することを特徴とす
    る請求項1記載の充電装置。
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