JPH07144111A - 一体成形フィルターエレメントの製造方法 - Google Patents

一体成形フィルターエレメントの製造方法

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JPH07144111A
JPH07144111A JP31926993A JP31926993A JPH07144111A JP H07144111 A JPH07144111 A JP H07144111A JP 31926993 A JP31926993 A JP 31926993A JP 31926993 A JP31926993 A JP 31926993A JP H07144111 A JPH07144111 A JP H07144111A
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bag
shaped
filter element
felt
integrally molded
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Application number
JP31926993A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Otaka
仁志 大高
Takeshi Hajiyama
毅 櫨山
Kiyomine Taniguchi
清峰 谷口
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Nittetsu Mining Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレメントの組立てに、労力と時間が必要な
シール作業や缶体取付け金具の装着作業等を必要としな
い、ろ過部と缶体取付け部を一体成形されたフィルター
エレメントの製造方法を提供する。 【構成】 濾過部分と缶体取付け部分に区画して、高耐
熱性ポリイミド繊維のフェルトシートからなる袋状体を
形成し、該袋状体の濾過部分を平行配列の複数の縦長片
方開放の袋状セルに縁取し、該袋状セルに平行配列の複
数の所望の断面形状を有する通気性の棒状ないし管状の
中子を配備し、前記袋状体の缶体取付け部分に缶体取付
け金具を配備し、前記袋状体を加熱一体成形してなる自
立可能に剛直な平行配列構造を有する一体成形フィルタ
ーエレメントの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塵を含む空気その他の
気体(ガス)から塵を捕集する集塵機に使用するフィル
ターエレメント、特に焼却炉排ガス中の煤塵その他微粒
子状を捕集するのに好適なフィルターエレメントを製造
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集塵機に使用するフィルターエレメント
には、自己支持自立形で、かつ交換容易な取扱易いカー
トリッジ型のフィルターエレメントがある。これらフィ
ルターエレメントは様々な形状のもの例えば、円筒状や
封筒状等のものがあり、またフィルター自身は表面を波
形にして濾過面積を多くしている場合が多い。フィルタ
ーの材料には、天然繊維、合成繊維やガラス繊維等が使
用される。前記繊維を紙に梳いたりあるいは不織布に加
工し、それを波型に成形して、蛇腹状とした濾材を円筒
状や封筒状等に整えた後、その端部を金属製あるいは合
成樹脂製の枠材(フレーム)及び缶体取付け部に接着ま
たは圧着し、シールして、カートリッジ型エレメントと
する製造方法が知られている。
【0003】また、粒状ポリエチレンを金型成形して、
波型に成形して蛇腹状とした濾材を封筒状に整え、さら
に粒状ポリエチレンの間の気泡の部分にポリテトラフル
オロエチレンからなる充填剤を充填して濾別孔径を調節
してフィルターエレメントを製造する方法が特公平2−
39926号公報に記載されている。このように粒状材
料から金型を用いて濾材を成形する場合には、精密な金
型を製作する必要があり、コストが高くつき、また、上
記濾材の製作では、一旦金型成形した成形体に充填剤を
充填する工程を必要とするので、製作コストが一層高く
つく上に製作時間も長時間を要するという欠点がある。
さらに、ポリエチレン製の成形体を骨格としているので
100℃の温度にも耐えず、耐熱性のフィルターエレメ
ントとはいえない。
【0004】芳香族ポリイミドは熱安定性に優れ、難燃
性である等優れた特性を有する素材高分子である。しか
しながら、この芳香族ポリイミドは分解を伴わずに溶融
することが困難で、また沸点の高い極性溶剤にしか溶解
しない等の特性から、例えば製膜する場合、通常の溶融
製膜法や溶液製膜法を用いることは困難である。従っ
て、上記特公平2−39926号公報に記載されている
フィルターエレメントの製作の場合の粒状ポリエチレン
ようにポリイミド粉体材料を使用して成形体を成形する
ことは、予備成形体に加工する必要があるなど、成形体
の成形は簡単ではない。
【0005】高耐熱性ポリイミド繊維からなる不織布又
はフェルトシートを出発原材料とし、ポリイミドのガラ
ス転移点を超えた温度で高耐熱性ポリイミド繊維からな
る不織布又はフェルトシートを適当な時間加熱すること
により、芳香族ポリイミド繊維の有する収縮性とそれに
よって促進される繊維の相互融合により、通気性成形体
を成形する方法が特開平2−503333号公報に記載
されている。この技術を用いて、平板形や筒状のような
単純な成形物を成形することは可能であっても、自立可
能な表面波形のフィルターを製作することは困難であ
る。また、前記通気性成形体の製造方法は、金型を使用
するため、不織布又はフェルトの取り付けに多大の労力
を要し、さらに昇温、加熱、冷却のために長時間を要
し、生産コストが高くなる。
【0006】本発明者等は、高耐熱性フィルターを製作
するために研究をすすめ、高耐熱性ポリイミド繊維のフ
ェルトシート又は不織布(以下単にフェルトシートとい
う)に成形した後、そのフェルトシートを予熱、成形及
び冷却の各工程を経て凹凸波形に成形した後、凹凸波形
成形品を所要の寸法に裁断し、これを2枚向き合わせて
支持枠で固定し、一辺を残して成形品の間の隙間をシー
ル接着して箱形フィルターエレメントを製造し、このエ
レメントに缶体取付け金具を装着する方法を完成した。
【0007】また図15に示すように、高耐熱性ポリイ
ミド繊維からなるフェルトシート5を2枚重ね合わせ、
2枚のフェルトシート5を図16に示すように線状に縫
い合わせ、片方開放の平行な複数の縦長袋状セル10に
縁取りし、図17に示すように各袋状セル10に開放端
から金属製の所望の断面形状を有する管状中子19を嵌
入して内部支持した後、加熱収縮させるか、または図1
8に示すように金属製の金型20の間に挟んで加熱圧縮
成形した後、嵌入した管状中子19を引き抜きフィルタ
ーエレメントを製造し、そのフィルターエレメントの開
放端部分の外側に密着して、上下1対の缶体取り付け部
材21を挟着し、缶体取り付け部材21を加圧加熱ある
いは溶接して図19に示す外付け型フィルターエレメン
ト22を製造する方法を完成した。(特願平5−170
974号)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記箱
形フィルターエレメントや、缶体取り付け部材が外付け
されているフィルターエレメントを製造する、以前に提
案したフィルターエレメントの製造方法は以下のような
問題点を有する。すなわち、 (1)フィルターエレメントを組立てる際の成形品の間
の隙間をシール接着、あるいはエレメントに缶体取付け
金具を装着する際に必要となるシール作業には多大の労
力と時間が必要である。 (2)シール作業では、作業者の個人差が生じ、フィル
ターエレメントの品質にムラが生じる。 (3)シール作業の機械化は不可能ではないが、多大の
コストがかかる。 (4)接着ではピンホールが発生するが、これらピンホ
ール故障の確認・検査は困難である。 (5)シール作業には弾力性のある、高価な耐熱接着剤
や耐熱シール剤が必要である。 (6)加熱圧縮成形した後、嵌入した管状中子を引き抜
く作業は困難な作業で、手間が掛かる。のような問題点
である。
【0009】本発明の課題は以前に提案した前記フィル
ターエレメントの製造方法の問題点を解決して、組立て
に必要なシール作業や缶体取付け部材の装着等の多大の
労力と時間が必要な作業を必要としない、ろ過部分と缶
体取付け部分を加熱一体成形する該フィルターエレメン
トの製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の一
体成形フィルターエレメントの製造方法によって達成さ
れる。すなわち、 本発明の目的とする前記一体成形フ
ィルターエレメントの製造方法は、 1)高耐熱性ポリイミド繊維からなるフェルトシート2
枚を重ね合わせ、該2枚のフェルトシートを片方開放の
袋状に縁取りすると共に、取付け金具が入る余白部分を
残して、平行配列の複数の縦長片方開放の袋状セルに縁
取りし、前記複数の袋状セルに開放端から所望の断面形
状を有する、耐熱剛体製材料からなる通気性の棒状ない
し管状の中子を挿入して内部支持し、次いで前記余白部
分内に取付け部材を嵌入した後、前記袋状フェルトシー
トの開放端を前記取付け金具入口部分に固定し、ろ過部
分と取付け部分を加熱一体成形することを特徴とする複
数の突起状セルを有する自立可能に剛直な平行配列構造
を有する一体成形フィルターエレメントの製造方法。
【0011】あるいは2)前記高耐熱性ポリイミド繊維
のフェルトシート2枚からなる片方開放の袋状体の前記
複数の袋状セルに前記通気性の棒状ないし管状の中子を
挿入し、前記余白部分内に前記取付け部材を嵌入した
後、前記袋状フェルトシートの開放端を前記取付け部材
入口部分に固定するに当たって前記袋状フェルトシート
の開放端を、同質のフェルトシート片と縫合あるいは熱
接着により封止して固定すること特徴とする1)に記載
の自立可能に剛直な平行配列構造の有する一体成形フィ
ルターエレメントの製造方法によって達成される。
【0012】前記2枚のフェルトシートを全体として片
方開放の袋状に縁取りする工程と、取付け金具が入る余
白部分を残して、平行配列の複数の縦長片方開放の袋状
セルに縁取りする工程は同時に行っても、また別工程と
して2段に加工しても構わない。前記耐熱剛体製材料と
しては、金属材料、耐熱樹脂材料またはセラミック材料
等を例示することができる。また、通気性管状または棒
状中子としては、中空孔あき管状中子や多孔性の管状中
子または繊維集合体製棒状中子等を挙げることができ
る。従って、耐熱剛体製材料からなる通気性の棒状ない
し管状の中子をより具体的に示せば、パンチングメタル
製管状中子や炭素繊維集合体製棒状中子等を例示するこ
とができる。
【0013】前記フェルトシート袋の余白部分に取付け
部材を嵌入した後、その開放端を前記取付け部材入口部
分に固定する方法としては、例えば図7を用いて説明す
れば、取付け部材2の内側にフェルトシート5を折り込
み、例えば図10で示すような金属製平板15と締め金
具16とを用いて固定する等種々の方法が採り得る。し
かしながら、後に詳しく例を用いて説明するように、取
付け金具入口部分の外側で袋状フェルトシートの開放端
を同質のフェルトシート片と縫合あるいは熱接着により
封止した後、加熱成形して固定する方法が特別の治具等
を必要とせずかつ緊密に固定できるので好ましい。
【0014】前記フェルトシートを袋状に縁取りし、さ
らにまた平行配列の複数の縦長片方開放の袋状セルに縁
取りする場合の縁取り方法は、縫い合わせても良くある
いは線状に熱接着しても良い。また、前記袋状のフェル
トシートに縁取りした平行配列の複数の縦長片方開放の
袋状セルの中に、その開放端から棒状中子を挿入する
が、挿入する棒状中子の断面形状としては、菱形、丸
形、楕円形、長方形あるいは多角形等種々の断面形状が
挙げられる。以前提案された、前記フィルターエレメン
トの製造法では、各袋状セルに開放端から嵌入した金属
製管状中子19は成形後引き抜いたが、中空孔あき中子
のような通気性の中子の場合にはフィルターエレメント
内に残留させたままフィルターエレメントを完成しても
フィルターのろ過特性等品質的問題は起こらない。
【0015】本発明に使用する高耐熱性ポリイミド繊維
は、少なくとも280℃の耐熱性を有し、本発明の目的
を達成し得るポリイミド繊維であればいずれも使用でき
るが、特に例示すれば、下記一般式(1)で表される繰
り返し単位を有するポリイミドから製作される繊維が好
ましい例として挙げられる。
【0016】
【化1】
【0017】また、本発明に使用するポリイミド繊維か
ら構造のないフリースを得る方法については米国特許第
4,188,690号明細書に記載されている。このフ
リースからフェルトを製造する方法については西ドイツ
特許第1,785,165号明細書に記載されている。
また、本発明に使用する前記高耐熱性ポリイミド繊維か
らなるシートはフェルトシートのみでなく、不織布から
なるシートであっても良い。
【0018】以下に図1〜図15を用いて本発明の一体
形フィルターエレメントの製造方法を具体的に説明す
る。ただし以下の説明は本発明の理解を深めるためのも
のであり、発明を制限するものではない。
【0019】(具体的製造方法の説明)前記図15に示
した高耐熱性ポリイミド繊維からなるフェルトシート5
をその一端を残して袋状に、例えば縫製によって縁取り
し、次いで図3に示すように筒状部を構成する部分及び
袋余白部7を残して平行配列の複数の縦長片方開放の袋
状セル10に例えば縫製によって縁取りする。次いで袋
余白部7の反対側の余白部を巻いて筒状部6を作る。
(図4) 図5には、本発明の一体形フィルターエレメントの製造
に使用する中空孔あき中子4及び取付け部材2を例示し
た。例示した中空孔あき中子4は断面菱形のパンチング
メタル製の管状中子であるが、前記した通り、その断面
の形状は菱形、丸形、楕円形、長方形あるいは多角形等
種々の断面形状でも良い。また中子4を通気性とするに
は中空孔あきの管状構造とする他繊維集合体からなる棒
状中子、あるいは多孔性の管状中子等としても良い。ま
た、前記パンチングメタルは厚みが0.3mmのもので
は加工の際の圧力に耐えられないことがあり、0.4m
m以上の厚みであることが好ましく、0.5mmのもの
が特に好ましい。
【0020】図5に示した取付け部材2は、本発明のフ
ィルターエレメントを集塵機の缶体に取付けるための取
付け部材であり、耐熱性の剛性の強い材料で構成されて
おれば良く、特に限定されないが、通常金属製である。
この取付け部材2の両側面の凹部は缶体に固定した際の
位置決めに必要な部分である。また、開口部9は除塵し
たガスを排出するための開口である。図6には、図4で
示した例えば縫製により成形した袋状フェルトシートの
筒状部6に例えば金属製の円柱棒18を挿入した状態を
示した。この筒状部6に円柱棒18を挿入することは本
発明の一体形フィルターエレメントの製造に必須の工程
ではないが、加熱成形した際の該エレメントの取付け金
具2と反対側の当該端部の過剰な収縮を防止し、また筒
状部6は後にフィルターエレメントの使用時、緩衝材と
して役立つ。従って、この様な作用を持つ構成部材なら
ば筒状部6に円柱棒18を挿入した構成でなくても良
く、例えば筒状部6に金属製厚板を通しても良く、種々
の方式の収縮防止方式が考えられる。
【0021】図6に示す、成形した袋状フェルトシート
の袋状セル10に、例えば図5に示した断面菱形のパン
チングメタル製の棒状中子4を挿入し、さらにその上部
の袋余白部7に図5に示した例えば金属製の取付け部材
2を挿入する。この状態を袋状フェルトシートの開放端
側から観た図が図7である。図7に示すように、取付け
部材2を透して袋状セル10中に挿入した棒状中子4が
見える。この状態において、例えば同質のフェルトシー
トを袋状フェルトシートの開口部に当てがって、両者を
例えば縫い合わせて開口部を封止する。さらにこの状態
で取付け部材2の肘部に図9に示したように押え金具1
2を当てがい、取付け部材2の凹部にボルト13を通
し、ナット14締めして、図8に示すような本発明の一
体成形フィルターエレメントの加熱成形する前の準備状
態が完成する。
【0022】図8に示した準備状態のフィルターエレメ
ントに、例えばエレメントの上下両面に金属製平板をあ
て、金属製平板15をその要部で締め金具16で押さ
え、加熱成形室内の架台上に載せ、円柱棒18を適宜に
支える。(図10) 図10の状態で、加熱成形室内の温度を上昇させて、準
備状態フィルターエレメントの温度を250〜430℃
の範囲の適温に加熱して収縮成形する。加熱・収縮成形
に要する時間は通常10分間から2時間であるが、フィ
ルターエレメントの通気性等の特性によって決められる
時間加熱・収縮成形を行えば良く、特に限定されない。
【0023】かくして、金属製平板15、押え金具12
及び円柱棒18を外して図1に示す本発明の一体成形フ
ィルターエレメント1の外形が完成する。図2で、この
状態の本発明の一体成形フィルターエレメント1におけ
る、取付け部材2及び中空孔あき中子4の配備状態を示
している。前記図1に示したフィルターエレメント1の
取付け部材2の上端部の通気性皮膜(フェルトシート5
を加熱・収縮成形して得られた通気性皮膜である。)の
一部を図11に示すように切り取って開口部9を作って
本発明の一体成形フィルターエレメント1を完成する。
ここで、フィルターエレメント1の取付け部材2の上端
部の通気性皮膜を切り取って作る該開口部9の形状は図
11に示すように単一の細長い楕円形でも良いが、その
他複数の円形開口あるいは角形開口を一列に並べた開口
部等除塵した気体が抵抗なく通過できるように開口され
るならば特に限定されない。
【0024】図12に本発明の一体成形フィルターエレ
メント1の正面図を、図14に側面図を示した。また図
13は本発明の一体成形フィルターエレメント1のろ過
部分の断面形状を示す模式図である。但し、この断面模
式図はこの具体的態様の説明における1例であり、既に
述べた通り、断面形状としては、菱形、丸形、楕円形、
長方形あるいは多角形等種々の断面形状であって良い。
【0025】
【実施例】上記、本発明の通気性の高耐熱性ポリイミド
成形体よりなる一体成形フィルターエレメントを製造す
る方法の例を以下に実施例を示して説明する。しかし本
発明は以下の実施例によって制限されるものではない。
【0026】実施例1 容器に予め80gのベンゾフェノン−3,3´,4,4
´−テトラカルボン酸二無水物および4,4´−メチレ
ン−ビス−(トリレンイソシアネート)から製造された
延伸比1:5、太さ30μmのポリイミド繊維からニー
ドルパンチ法で予備成形された目付500g/m2 、厚
さ2.2mmのフェルトシートから、幅3,500m
m、長さ1,500mmの試験片を切り取った。上記の
ポリイミド繊維を構成するポリイミドの化学構造式を下
記に示す。
【0027】
【化2】
【0028】本試験片を2枚重合わせ、縫製によって2
枚のフェルトシートの周囲3方を縫い合わせ、さらに取
付け部材を挿入するための袋余白部350mmと円柱棒
を挿入するための筒状部を設けるための余白100mm
を残して、中央部幅3,500mm、長さ1,050m
mの部分に縫製により幅70mm、長さ1,050mm
の袋状セルを50本平行に、原フェルトシート製袋の開
放部側に開放端をもつように作製し、これら袋状セル
に、菱形の対角長が50mm×20mmである断面菱形
の、長さ1,000mm、厚み0.5mmのパンチング
メタル製棒状中子を挿入する。これらパンチングメタル
製棒状中子のパンチングメタルには孔径3mmの孔が4
mmのピッチで設けられ、開孔率は51%である。
【0029】さらに、棒状中子を挿入した袋状セルの上
部の袋余白部に、幅1080mm、開口部及び凹部を有
する厚み側が62mm、高さが55mmである金属製取
付け部材を(その厚み側を袋の開放部側にして)挿入
し、フェルトシート製袋の開放部を、フェルトシートと
同質で大きさが取付け部材の厚み側の面と相似のフェル
トシートと、縫い合わせて封止する。前記袋余白部に金
属製取付け部材を封入したことにより、袋に生じた取付
け部の肘の部分に前に図9で示した押さえ金具を当てが
い、押さえ金具の切欠きと取付け部材の凹部に(フェル
トシートで覆われているそのフェルトシートの上に)ボ
ルトを通し、ナットで締めて、取付け部を図9で示した
ように整形する。
【0030】先に、本発明の具体的製造方法の説明で、
図10に示したように、準備状態に整形したフィルター
エレメントの上下両面に金属製平板をあて、金属製平板
をその要部で締め金具で押さえ、加熱成形室内の架台上
に載せ、円柱棒を適宜に支えた形で加熱成形室内に置
き、加熱成形室内の温度を上昇させて、準備状態フィル
ターエレメントの温度を330℃に加熱して1時間収縮
成形する。加熱成形室の温度を常温にまで冷却し、金属
製平板及び押え金具を外し、円柱棒を筒状部から引き抜
く。続いて、取付け部材の開口部に相当する部分におい
て、ポリイミド製通気性シートを直径30mmφの円形
開口を50mmピッチで18個設けて、通気開口部とす
る。かくて、50個の突起状セルを有する、ろ過面積約
6m2 のろ過部と取付け部が一体化されたフィルターエ
レメントが完成する。また、前記フィルターエレメント
の通気開口部は、幅50mm長さ約1000mmのスリ
ット状の開口部としても良い。
【0031】
【発明の効果】
(1)本発明の一体成形フィルターエレメントは、原料
フェルトシートより構成された袋中に構成部材を挿入
し、全体をフェルトシートで包んで、フェルトシートを
加熱収縮させて、ろ過部及び取付け部を一体として成形
するので、組立てが簡単で、かつ安定して好品質のエレ
メントを製造することができる。 (2)本発明の一体成形フィルターエレメントは、エレ
メント部材間でのシール漏れが発生する心配がない。 (3)箱形フィルターエレメントのように、ろ過部と他
の部材とを組み立てる工程が不要である。 (4)箱形フィルターエレメントや取付け部材を外付け
するフィルターエレメントの場合のように成形品の間の
隙間を接着してシールする必要がない。 (5)成形品の間の隙間をシールする必要がないので、
シール材料やシール剤が一切不要である。 (6)ろ過部の中子を引抜く工程やそのための装置が不
要である。 (7)取付け部材の上部のシールを同質の通気性フェル
トシートとの縫い合わせて封止した場合には、封止面が
フラットで、この部分を切削して簡単に開口部とするこ
とができる。 (8)(7)の封止法により取付け部を封止した場合に
は、封止面がフラットであるので、除塵機に取付けた
際、除塵機の取付け部材の面とフィルターエレメント取
付け部材の面をガスケットにより緊密にシールすること
ができ、塵埃の洩れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一体成形フィルターエレメントの1例
を示す斜視図。
【図2】本発明の一体成形フィルターエレメントの1例
の構成を示す説明図。
【図3】本発明のフィルターエレメントの原料のフェル
トシートを縫合した状態の斜視図。
【図4】図3の縫合されたフェルトシートに筒状部を形
成した状態を示す斜視図。
【図5】本発明の一体成形フィルターエレメントの構成
部材を示す説明図。
【図6】本発明のフィルターエレメント製造の中間工程
を示す説明図。
【図7】本発明のフィルターエレメント製造の組立て中
間工程を示す説明図。
【図8】本発明の一体成形フィルターエレメントの加熱
成形前の組上がり状態を示す斜視図。
【図9】本発明の一体成形フィルターエレメントの取付
け部付近の加熱成形前の養生の状態を示す斜視図。
【図10】本発明の一体成形フィルターエレメントの全
体の加熱成形前の養生の状態を示す斜視図。
【図11】本発明の一体成形フィルターエレメントの排
気口側からみた図。
【図12】本発明の一体成形フィルターエレメントの正
面図。
【図13】本発明の一体成形フィルターエレメントのろ
過部の断面模式図。
【図14】本発明の一体成形フィルターエレメントの側
面図。
【図15】取付け部材外型フィルターエレメントの原料
フェルトシートを重ね合わせた状態の斜視図。
【図16】図15の原料フェルトシートを縫合わせた状
態を示す斜視図。
【図17】取付け部材外型フィルターエレメントの製造
において、袋状セルに中子を挿入した状態を示す斜視
図。
【図18】取付け部材外型フィルターエレメントを加熱
・加圧成形する製造工程を示す説明図。
【図19】取付け部材外型フィルターエレメントの製造
において、取付け部材を付ける工程を示す説明図。
【図20】取付け部材外型フィルターエレメントを示す
斜視図。
【符号の説明】
1 本発明の一体成形フィルターエレメント 2 取付け部材 3 縫目 4 中空孔あき中子 5 フェルトシート 6 筒状部 7 袋余白部 8 取付け部 9 取付け部材開口部 10 袋状セル 11 ろ過部 12 押え金具 13 ボルト 14 ナット 15 平板 16 締め金具 17 架台 18 円柱棒 19 管状中子 20 金属製金型 21 外付け取付け部材 22 取付け部材外型フィルターエレメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高耐熱性ポリイミド繊維からなるフェル
    トシート2枚を重ね合わせ、該2枚のフェルトシートを
    片方開放の袋状に縁取りすると共に、取付け金具が入る
    余白部分を残して、平行配列の複数の縦長片方開放の袋
    状セルに縁取りし、前記複数の袋状セルに開放端から所
    望の断面形状を有する、耐熱剛体製材料からなる通気性
    の棒状ないし管状の中子を挿入して内部支持し、次いで
    前記余白部分内に取付け部材を嵌入した後、前記袋状フ
    ェルトシートの開放端を前記取付け金具入口部分に固定
    し、ろ過部分と取付け部分を加熱一体成形すること特徴
    とする自立可能に剛直な平行配列構造を有する一体成形
    フィルターエレメントの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記高耐熱性ポリイミド繊維のフェルト
    シート2枚からなる片方開放の袋状体の前記複数の袋状
    セルに前記通気性の棒状ないし管状の中子を挿入し、前
    記余白部分内に前記取付け部材を嵌入した後、前記袋状
    フェルトシートの開放端を前記取付け部材入口部分に固
    定するに当たって前記袋状フェルトシートの開放端を、
    同質のフェルトシート片と縫合あるいは熱接着により封
    止して固定すること特徴とする請求項1記載の自立可能
    に剛直な平行配列構造の有する一体成形フィルターエレ
    メントの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110575709A (zh) * 2019-09-24 2019-12-17 苏州拜革环能科技有限公司 无粘合剂空气过滤器滤芯及生产工艺
RU199098U1 (ru) * 2020-03-27 2020-08-14 Общество с ограниченной ответственностью "ФИНГО-Комплекс" Каркас рукава для рукавного фильтра
RU199489U1 (ru) * 2020-03-27 2020-09-03 Общество с ограниченной ответственностью "ФИНГО-Комплекс" Рукавный фильтр

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