JPH07144247A - 段付き部品の鍛造金型及び段付き部品の鍛造方法 - Google Patents
段付き部品の鍛造金型及び段付き部品の鍛造方法Info
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Abstract
低減でき、金型寿命を向上できる段付き部品の鍛造金型
及び段付き部品の鍛造方法を提供する。 【構成】 軸方向下段部、中段部、上段部に第1小径部
2、大径部4、第2小径部3を有する段付き部品を、1
工程で鍛造成形する為に、下型20に第1小径穴27の
上端に連なり上方へ向かって大径化するように傾斜した
環状のテーパー穴28を予め形成し、上型パンチ40の
筒状部の下端に、上方に向かって小径化するように傾斜
した環状のテーパー面46を予め形成し、テーパー穴2
8により第1小径部2への素材の流動を促進し、テーパ
ー面46により第2小径部への素材の流動を促進する。
Description
部、上段部に夫々第1小径部、大径部、第2小径部を有
する軸状又は筒状の段付き部品を鍛造成形するための鍛
造金型及び鍛造方法に関し、特に、第1小径部と大径部
と第2小径部とを1工程で鍛造成形可能な段付き部品の
鍛造金型及び段付き部品の鍛造装置に関する。
夫々第1小径部、大径部、第2小径部が形成され、自動
車のミッションのアウトプットギヤ等として使用される
鍛造成形品である段付き部品として、例えば、図6に示
すものがある。この段付き部品100は、軸方向下段部
の第1小径部101と、軸方向中段部の大径部102
と、軸方向上段部の第2小径部103とから形成され、
大径部102と第1,第2小径部101,103とは、
第1,第2小径部101,103から大径部に向けてし
だいに径が大きくなるように傾斜した第1,第2環状テ
ーパー部104,105を介して一体に連なっている。
この段付き部品100は、鍛造成形後に、切削加工によ
り大径部に歯形を形成して完成品となる。
00は、図4に示す円筒状の鍛造素材110を用いて、
図5に示すように第1工程において、下段部の第1小径
部101と第1環状テーパー部104とをまず鍛造成形
し、次に図6に示すように第2工程において、上段部の
第2小径部103と第2環状テーパー部105とを鍛造
成形していた。
段付き部品100の鍛造成形は、前記第1工程と第2工
程の2工程で行われていたために、工程数が多く、加工
コストが高くなるといった問題があった。この発明の目
的は、鍛造工程の工程数を削減して、1工程で鍛造成形
することができ、加工コストを低減できる段付き部品の
鍛造方法を提供することである。
鍛造金型は、軸方向下段部、中段部、上段部に夫々第1
小径部、大径部、第2小径部を有する軸状又は筒状の段
付き部品を鍛造成形する為の鍛造金型であって、前記鍛
造金型の下型ダイは、第1小径部を成形する為の第1小
径穴と、この第1小径穴の上端に連なり、上方へ向かっ
て大径化するように傾斜した環状のテーパー穴と、この
テーパー穴の上端に連なり大径部を成形する為の大径穴
とを備え、前記鍛造金型の上型パンチは、第2小径部を
成形する為の第2小径穴を有するとともに、前記大径穴
に摺接状に内嵌される筒状に形成され、その下端部に
は、上方に向かって小径化するように傾斜した環状のテ
ーパー面が形成されたことを特徴とするものである。
向下段部、中段部、上段部に夫々第1小径部、大径部、
第2小径部を有する軸状又は筒状の段付き部品を1工程
で鍛造成形する方法であって、前記第1小径部を成形す
る為の第1小径穴と、この第1小径穴の上端に連なり、
上方へ向かって大径化するように傾斜した環状のテーパ
ー穴と、このテーパー穴の上端に連なり大径部を成形す
る為の大径穴とを備えた下型ダイと、前記第2小径部を
成形する為の第2小径穴を有するとともに、前記大径穴
に摺接状に内嵌される筒状に形成され、下端部には上方
に向かって小径化するように傾斜した環状のテーパー面
が形成された上型パンチとを用い、前記下型ダイのテー
パー穴の傾斜を介して第1小径穴への鍛造素材の流動を
促進するとともに、上型パンチのテーパー面を介して第
2小径穴への鍛造素材の流動を促進することを特徴とす
るものである。ここで、前記第1小径部の長さが第2小
径部の長さよりも大きいときには、前記テーパー穴の傾
斜角を前記テーパー面の傾斜角よりも大きく設定する
(請求項2に従属の請求項3)ことができる。
型においては、鍛造素材を下型ダイの大径穴にセット
し、上型パンチを下型ダイに対して下降させ、上型パン
チの筒状部を下型ダイの大径穴に内嵌状に挿入し、この
筒状部で鍛造素材を押圧して成形する。この成形時に、
下型ダイのテーパー穴の傾斜面に鍛造素材の一部が案内
されて第1小径穴に流動する。また、この鍛造素材の一
部は、上型パンチの筒状部の下端部の環状テーパー面に
案内されて第2小径部に流動する。こうして、軸方向下
段部に第1小径部が、軸方向中段部に大径部が、軸方向
上段部に第2小径部が夫々形成された段付き部品が得ら
れる。このように、この段付き部品を1工程で鍛造成形
することができるので、鍛造成形の工程数を削減するこ
とができ、加工コストを低減することができる。
は、上記鍛造金型と同様の作用・効果が得られる。更
に、下型ダイの傾斜状のテーパー穴によって、第1小径
穴への鍛造素材の流動が促進されるとともに、上型パン
チの傾斜状のテーパー面によって、第2小径穴への鍛造
素材の流動が促進されるので、欠肉のない成形品が得ら
れ、鍛造成形時における鍛造加工力が低減し、且つ金型
と鍛造素材との焼付きが生じず、金型寿命を向上させる
ことができる。
テーパー穴の傾斜角をテーパー面の傾斜角よりも大きく
設定することによって、テーパー穴の傾斜面における鍛
造素材の流動を、テーパー面における鍛造素材の流動よ
りも大きく促進できるので、第1小径部の長さを第2小
径部の長さよりも大きくすることができる。また、第1
小径部の長さと第2小径部の長さに応じて、テーパー穴
の傾斜角と、テーパー面の傾斜角とを適切に設定するこ
とによって、欠肉のない成形品を1工程で鍛造成形する
ことができる。
しつつ説明する。本実施例は、自動車のミッションのア
ウトプットギヤ等の鍛造成形品である段付き部品を鍛造
成形する鍛造金型及び鍛造方法に本発明を適用した場合
の一例である。上記段付き部品1は、図3に示すよう
に、軸方向下段部の第1小径部2と、軸方向中段部の大
径部4と、軸方向上段部の第2小径部3とからなり、軸
心部に貫通孔7を有するものである。
る段付き部品1を鍛造成形する鍛造装置10の鍛造金型
11の下型20は、中心部に成形用穴21を有するダイ
22と、このダイ22の中央貫通孔30に挿入装着され
たマンドレル24と、ダイ22を下側セットプレート2
5に固定するダイホルダー26とからなり、下側セット
プレート25は鍛造装置10のベース部材12に固定さ
れている。ダイ22の成形用穴21は、第1小径穴27
と、この第1小径穴27の上端に連なり、上方へ向かっ
て大径化するように傾斜した環状のテーパー穴28と、
このテーパー穴28の上端に連なる大径穴29とからな
る。
40は、下端部に、上記大径穴29に摺接状に内嵌され
る筒状部41を有するパンチ42と、このパンチ42を
上側セットプレート43に固定するパンチホルダー44
とからなり、上側セットプレート43は鍛造装置10の
ラム部材13に固定されている。マンドレル24には、
ダイ22の中央貫通孔30(これは、第1小径穴27と
同径でその下端に連なっている)に内嵌された下側の大
径部31と、第1小径穴27の底面を形成する段部32
と、この段部32を介して上部に連接された小径部33
とが形成されている。
第1小径穴27とほぼ同径の第2小径穴45が形成さ
れ、下端部には上方へ向かって小径化するように傾斜し
た環状のテーパー面46が形成されている。この環状テ
ーパー面46とテーパー穴28とは、鍛造成形する段付
き部品1の形状に応じて、後述する製造方法で説明する
理由によって、その各傾斜角の大きさが予め適切に設定
される。即ち、環状のテーパー穴28の傾斜角θ1は、
段付き部品1の第1小径部2の長さh1に応じた大きさ
に予め設定され、また、環状のテーパー面46の傾斜角
θ2は、段付き部品1の第2小径部3の軸方向の長さh
2に応じた大きさに予め設定される。
さh1が第2小径部3の軸方向の長さh2より長いこと
から、環状のテーパー穴28の傾斜角θ1は、環状のテ
ーパー面46の傾斜角θ2よりも大きく形成され、段付
き部品1においては、大径部4から第1小径部2に連な
る第1環状テーパー部5が傾斜角θ1に成形され、ま
た、大径部4から第2小径部3に連なる第2環状テーパ
ー部6が傾斜角θ2に成形される。
部2の軸方向の長さh1が約34mm、第2小径部3の
軸方向の長さh2が約24mm、下側の第1環状テーパ
ー部5の傾斜角度θ1が30°、上側の第2環状テーパ
ー部6の傾斜角度θ2が15°になるように設定されて
いる。
鍛造金型11を用いて、段付き部品1を鍛造成形する鍛
造方法について説明する。最初に、筒状の鍛造素材8
に、マンドレル24の小径部33を貫通した状態で、ダ
イ22の成形用穴21の大径穴29部分に鍛造素材8を
セットする。次に、ラム部材13を下降させ、上側セッ
トプレート43とパンチホルダー44を介してパンチ4
2を下降させ、このパンチ42の筒状部41を、ダイ2
2の成形用穴21の大径穴29に内嵌状に挿入して、鍛
造素材8の外周部分に押し込ませる。
パンチ42の筒状部41で押圧されると、鍛造素材8の
下部側部分が、成形用穴21のテーパ穴28の傾斜面で
案内されて流動が促進され、第1小径穴27に流動して
第1小径部2が成形され、また、鍛造素材8の上部側部
分が、パンチ42の筒状部41の環状のテーパー面46
で案内されて流動が促進され、第2小径穴45に流動し
て軸方向上段部の第2小径部3が成形され、鍛造素材8
の軸方向中段部により、第1,第2小径部2,3と一体
的に大径部4が成形され、マンドレル24の小径部33
により、貫通孔7が成形される。
ンチ42の筒状部41の下端面の環状テーパー面46の
傾斜角よりも、ダイ22の成形用穴21のテーパー穴2
8の傾斜角の方が大きいので、第2小径穴45への鍛造
素材8の流動の促進よりも第1小径穴27への鍛造素材
8の流動の促進が大きくなる。これにより、鍛造成形さ
れた段付き部品1の第1小径部2の軸方向の長さh1
が、第2小径部3の軸方向の長さh2より、長く成形さ
れる。本実施例の場合には、ダイ22の成形用穴21の
テーパー穴28による鍛造素材8の流動の促進がパンチ
42の筒状部41の下端面の環状テーパー面46による
鍛造素材8の流動の促進より大きいので、段付き部品1
の第1小径部2の方が第2小径部3より長く形成され
る。
方向の長さを第1小径部2の軸方向の長さより長く形成
したい場合には、ダイ22の成形用穴21のテーパー穴
28の傾斜角の大きさより、パンチ42の筒状部41の
下端面の環状テーパー面46の傾斜角の大きさを大きく
すればよい。尚、これら傾斜角は、実験等を介して第1
及び第2小径部2,3の長さとの関連において適切に設
定することが望ましい。このように、ダイ22の成形用
穴21のテーパー穴28の傾斜角の大きさと、パンチ4
2の筒状部41の下端面の環状テーパー面46の傾斜角
の大きさを適切に設定することによって、段付き部品1
の第1小径部2と第2小径部3との長さ寸法を自由に設
定して鍛造成形することができる。
後、上型40を上昇させ、この段付き部品1を下型20
からエジェクトして取り出す。その後、切削加工ステー
ションにおいて、段付き部品1の大径部4の外周部に歯
形部を形成したり、外周面を切削したりして、自動車の
ミッションのアウトプットギヤ等として使用される段付
き部品の完成品が得られる。
付き部品の鍛造方法によれば、軸方向中段部の大径部4
と、軸方向下段部の第1小径部2と、軸方向上段部の第
2小径部3とを同時に鍛造成形することができ、段付き
部品1の鍛造成形を1工程で行うことができるので、工
程数を半減させて、加工コストを低減することができ
る。しかも、パンチ42の筒状部41の下端面の環状テ
ーパー面46と、ダイ22の成形用穴21のテーパー穴
28によって、鍛造成形時における鍛造素材8の流動が
促進されるので、鍛造成形時の鍛造加工力を低減できる
とともに、金型11と鍛造素材8との焼付きを防止で
き、金型寿命を向上することができる。
8の傾斜角の大きさと、パンチ42の筒状部41の下端
面の環状テーパー面46の傾斜角の大きさを予め適切に
設定することによって、段付き部品1の第1小径部2と
第2小径部3の軸方向の長さを自由に設定することがで
きる。尚、上記実施例においては、軸心部に貫通孔7が
形成される筒状の段付き部品1の鍛造金型及び段付き部
品の鍛造方法について説明したが、本発明はこれに限ら
ず、例えば、前記マンドレル24の小径部33がないも
のを使用することによって、中実状の段付き部品が得ら
れる鍛造金型及び鍛造方法にも適用できるものである。
の縦断面図である。
成形した状態を示す縦断面図である。
き部品の縦断面図である。
造成形品の縦断面図である。
造成形品の縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 軸方向下段部、中段部、上段部に夫々第
1小径部、大径部、第2小径部を有する軸状又は筒状の
段付き部品を鍛造成形する為の鍛造金型であって、 前記鍛造金型の下型ダイは、第1小径部を成形する為の
第1小径穴と、この第1小径穴の上端に連なり、上方へ
向かって大径化するように傾斜した環状のテーパー穴
と、このテーパー穴の上端に連なり大径部を成形する為
の大径穴とを備え、 前記鍛造金型の上型パンチは、第2小径部を成形する為
の第2小径穴を有するとともに、前記大径穴に摺接状に
内嵌される筒状に形成され、その下端部には、上方に向
かって小径化するように傾斜した環状のテーパー面が形
成された、 ことを特徴とする段付き部品の鍛造金型。 - 【請求項2】 軸方向下段部、中段部、上段部に夫々第
1小径部、大径部、第2小径部を有する軸状又は筒状の
段付き部品を1工程で鍛造成形する方法であって、 前記第1小径部を成形する為の第1小径穴と、この第1
小径穴の上端に連なり、上方へ向かって大径化するよう
に傾斜した環状のテーパー穴と、このテーパー穴の上端
に連なり大径部を成形する為の大径穴とを備えた下型ダ
イと、 前記第2小径部を成形する為の第2小径穴を有するとと
もに、前記大径穴に摺接状に内嵌される筒状に形成さ
れ、下端部には上方に向かって小径化するように傾斜し
た環状のテーパー面が形成された上型パンチとを用い、 前記下型ダイのテーパー穴の傾斜を介して第1小径穴へ
の鍛造素材の流動を促進するとともに、上型パンチのテ
ーパー面を介して第2小径穴への鍛造素材の流動を促進
することを特徴とする段付き部品の鍛造方法。 - 【請求項3】 前記第1小径部の長さが第2小径部の長
さよりも大きいときには、前記テーパー穴の傾斜角を前
記テーパー面の傾斜角よりも大きく設定することを特徴
とする請求項2に記載の段付き部品の鍛造方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP5316005A JP2847024B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 段付き部品の鍛造金型及び段付き部品の鍛造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5316005A JP2847024B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 段付き部品の鍛造金型及び段付き部品の鍛造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07144247A true JPH07144247A (ja) | 1995-06-06 |
| JP2847024B2 JP2847024B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=18072187
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP5316005A Expired - Fee Related JP2847024B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 段付き部品の鍛造金型及び段付き部品の鍛造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2847024B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002346681A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-12-03 | Uk:Kk | 中空段付軸の製造方法 |
| US7082805B2 (en) | 2003-11-25 | 2006-08-01 | Denso Corporation | Manufacturing method for cylindrical part |
| JP2009095854A (ja) * | 2007-10-16 | 2009-05-07 | Ngk Spark Plug Co Ltd | スパークプラグ用の主体金具の製造方法 |
| CN103056261A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-04-24 | 重庆水轮机厂有限责任公司 | 轻轨简支梁抗剪榫模锻方法 |
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-
1993
- 1993-11-22 JP JP5316005A patent/JP2847024B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2847024B2 (ja) | 1999-01-13 |
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