JPH07144251A - 鋳型の造型方法およびその装置 - Google Patents

鋳型の造型方法およびその装置

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JPH07144251A
JPH07144251A JP5295304A JP29530493A JPH07144251A JP H07144251 A JPH07144251 A JP H07144251A JP 5295304 A JP5295304 A JP 5295304A JP 29530493 A JP29530493 A JP 29530493A JP H07144251 A JPH07144251 A JP H07144251A
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JP
Japan
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mold
cavity
blowing
port
molding
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JP5295304A
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English (en)
Inventor
Masao Nakayama
雅夫 中山
Masafumi Nishida
雅文 西田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャビティ16内の鋳物砂の充填率を向上さ
せる。 【構成】 本発明に係る鋳型の造型方法は、薄く広いキ
ャビティ16内に複数の吹込口12bから鋳物砂を吹き
込み、そのキャビティ16内に鋳物砂を充填させて、薄
く広い鋳型を造型する鋳型の造型方法において、突き棒
20を動かして所定の吹込口12bを開き、他の吹込口
12bを閉じた状態で、その所定の吹込口12bからキ
ャビティ16内に鋳物砂を吹き込む工程と、突き棒20
により所定の吹込口12bを閉じた後に、別の吹込口1
2bを開いてその別の吹込口12bからキャビティ16
内に鋳物砂を吹き込む工程とを有している。このよう
に、複数の吹込口12bを突き棒20により順番に開閉
しながら、キャビティ16内に鋳物砂を吹き込むことに
より、鋳物砂等が他の吹込口12bからキャビティ16
の外に逆流するのを防止でき、鋳物砂の充填率を向上さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄く広いキャビティ内
に複数の吹込口から鋳物砂を吹き込み、そのキャビティ
内に鋳物砂を充填させて、薄く広い鋳型を造型する鋳型
の造型方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の小孔から一つの鋳枠内に鋳物砂を
充填する技術が、実開昭63−127739号公報に記
載されており、この技術を応用して薄く幅広の鋳型を造
型する鋳型の造型装置の一例が図5に示されている。前
記鋳型の造型装置1は、バックメタル2を用いた鋳型を
造型するための装置であり、製品形状と等しい形状の金
型4を備えている。前記金型4には、その表面から所定
の間隔を隔てた位置に前記バックメタル2が固定できる
ようになっており、その金型4とバックメタル2との間
にキャビティ6が形成される。ここで、前記バックメタ
ル2には、前記キャビティ6内に鋳物砂を吹き込むため
の複数の吹込口2bが形成されており、一方、前記金型
4にはキャビティ6内の空気を排出できるように複数の
排気通路4fが形成されている。さらに、前記排気通路
4fとキャビティ6との境目にはスリット4sが設けら
れており、キャビティ6内に吹き込まれた鋳物砂が外に
排出されないようになっている。
【0003】前記金型4およびバックメタル2の真上に
は、キャビティ6内に鋳物砂を吹き込むためのブロータ
ンク7が所定位置に位置決めされている。前記ブロータ
ンク7は、内部に溜められた鋳物砂を圧縮空気の力によ
って外部に放出する構造であり、その下部にはノズル状
のマガジン7mがバックメタル2の吹込口2bに相当す
る数だけ設けられている。ここで、前記マガジン7m
は、バックメタル2の吹込口2bと水平方向の位置が一
致するようになっている。この構造により、前記金型4
にバックメタル2が固定された状態で、その金型4とバ
ックメタル2が図示されていない昇降装置の働きにより
上昇し、図5に示されるように、前記バックメタル2の
吹込口2bに前記マガジン7mの先端が接続されると、
ブロータンク7内の鋳物砂が圧縮空気によってマガジン
7mからキャビティ6内に吹き込まれる。そして、空気
のみが金型4の排気通路4fから外部に排気されて、キ
ャビティ6内には鋳物砂が充填される。そして、充填さ
れた鋳物砂が焼成されることにより、バックメタル2の
内側に薄く幅広の鋳型が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
鋳型の造型装置1によると、薄く幅広いキャビティ6の
内部には、複数のマガジン7mから同時に鋳物砂が吹き
込まれる。このため、ある吹込口2bから鋳物砂ととも
に勢い良く吹き込まれた空気が排気通路4fから抜けき
らずに他の吹込口2bを通ってマガジン7m内に逆流す
ることがある。この結果、ブローイングの効果が相殺さ
れて前記造型装置1では鋳物砂の充填が充分に行われ
ず、焼成された鋳型の品質が低下するという問題があ
る。本発明の技術的課題は、ある吹込口2bからキャビ
ティ6に吹き込まれた鋳物砂等が他の吹込口2bからマ
ガジン7m内に逆流しないようにして、鋳物砂の充填率
を向上させようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
特徴を有する鋳型の造型方法およびその装置によって解
決される。即ち、請求項1に係る鋳型の造型方法は、薄
く広いキャビティ内に複数の吹込口から鋳物砂を吹き込
み、そのキャビティ内に鋳物砂を充填させて、薄く広い
鋳型を造型する鋳型の造型方法において、開閉機構によ
り所定の吹込口を開き、他の全ての吹込口を閉じた状態
で、その所定の吹込口から前記キャビティ内に鋳物砂を
吹き込む工程と、前記開閉機構により前記所定の吹込口
を閉じた後に、別の吹込口を開いてその別の吹込口から
キャビティ内に鋳物砂を吹き込む工程と、を有してい
る。また、請求項2に係る鋳型の造型装置は、薄く広い
キャビティ内に複数の吹込口から鋳物砂を吹き込み、そ
のキャビティ内に鋳物砂を充填させて、薄く広い鋳型を
造型する鋳型の造型装置において、前記開閉機構の一部
を構成する棒状部材であって、前記吹込口の平面形状と
ほぼ等しい断面形状を有しており、前記吹込口に挿入さ
れることによりその吹込口を閉じる突き棒と、前記突き
棒を前記吹込口に挿入したり、あるいは抜くように、そ
の突き棒を移動させる突き棒移動機構と、を有してい
る。
【0006】
【作用】請求項1に記載された発明によると、所定の吹
込口からキャビティ内に鋳物砂が吹き込まれている状態
では、他の全ての吹込口は開閉機構により閉じられてい
る。このために、その所定の吹込口から鋳物砂と共に勢
い良く吹き込まれた空気が他の吹込口からキャビティの
外側に逆流することはない。また、前記所定の吹込口が
開閉機構により閉じられた後に、別の吹込口が開かれて
その吹込口からキャビティ内に鋳物砂が吹き込まれる。
このために、同様に、前記吹込口から吹き込まれた鋳物
砂等が他の吹込口からキャビティの外側に逆流すること
もない。このように、複数の吹込口を開閉機構により順
番に開閉しながら、キャビティ内に鋳物砂を吹き込むこ
とにより、鋳物砂等が他の吹込口からキャビティの外側
に逆流するのを防止できる。したがって、ブローイング
の効果が相殺されることがなくなり、キャビティに対す
る鋳物砂の充填率が向上する。請求項2に記載された発
明によると、突き棒移動機構により突き棒を吹込口に挿
入したり、あるいは抜くことにより、前記吹込口を開閉
することができ、請求項1に記載された発明を実施する
ことができる。さらに、所定の吹込口から鋳物砂等が吹
き込まれた後に、前記突き棒をその所定の吹込口に挿入
すれば、前記吹込口が閉じられるとともに、その吹込口
の内側に位置する鋳物砂が突き棒によりキャビティ内に
押し込まれる。このため、キャビティに対する鋳物砂の
充填率が一層向上する。
【0007】
【実施例】以下、図1、図2に基づいて、本発明の第1
実施例に係る鋳型の造型方法およびその装置の説明を行
う。ここで、図1は、本実施例に係る鋳型の造型装置1
0の縦断面図であり、図2は、鋳型の造型装置10の要
部縦断面図である。前記鋳型の造型装置10は、バック
メタル12を用いた薄く幅広の鋳型を造型するための装
置であり、鋳物製品の形状と等しい形状の金型14を備
えている。前記金型14には、その表面から所定の間隔
を隔てた位置に前記バックメタル12が固定できるよう
になっており、その金型14とバックメタル12との間
にキャビティ16が形成される。ここで、前記バックメ
タル12には、前記キャビティ16内に鋳物砂を吹き込
むための複数の吹込口12bが形成されており、一方、
前記金型14にはキャビティ16内の空気を排出できる
ように複数の排気通路14fが形成されている。さら
に、前記排気通路14fとキャビティ16との境目には
スリット14sが設けられており、キャビティ16内に
吹き込まれた鋳物砂が外に排出されないようになってい
る。ここで、以後の説明のため前記吹込口12bは、図
1中左から順番に第1、…、第4の番号を付するものと
する。また、前記金型14およびバックメタル12は、
図示されていない昇降装置に載置されており、この昇降
装置により所定の範囲内を昇降できるようになってい
る。
【0008】前記金型14およびバックメタル12の真
上には、キャビティ16内に鋳物砂を吹き込むためのブ
ロータンク17が所定位置に位置決めされている。前記
ブロータンク17は、内部に溜められた鋳物砂を圧縮空
気の力で外部に放出する構造であり、タンク上部には鋳
物砂を貯留するサンドホッパー18からの送り配管18
pが接続されている。さらに、前記ブロータンク17の
上部側面には、遮断弁19zを介して圧縮空気配管19
が接続されており、前記遮断弁19zが所定のタイミン
グで開かれることにより、前記ブロータンク17の内部
に圧縮空気が供給される。ここで、圧縮空気の圧力は、
3Kg/cm2 〜 5Kg/cm2 に設定される。また、前記ブロー
タンク17の下部には、下向きにノズル状のマガジン1
7mがバックメタル12の吹込口12bに相当する数だ
け設けられている。ここで、前記マガジン17mは、金
型14に固定されたバックメタル12の吹込口12bと
水平方向の位置が一致するようになっている。
【0009】前記マガジン17mは、図2にその詳細が
示されるように、先端部が絞られて先細になっており、
その開孔17kの内径がバックメタル12の吹込口12
bの内径にほぼ等しく設定されている。さらに、前記マ
ガジン17mの内部には、前記開孔17kおよび吹込口
12bの内径にほぼ等しい外径を備える円柱状の突き棒
20と、その突き棒20を支持する連結シャフト22の
先端が同軸に収納されている。ここで、前記連結シャフ
ト22は、図1に示されるように、その基端部が前記ブ
ロータンク17の外側に突出しており、前記基端部に移
動シリンダ24のピストンロッド24pが連結されてい
る。さらに、前記移動シリンダ24は、前記ブロータン
ク17の外部所定位置に設けられた支持架台25に前記
突き棒20および連結シャフト22と同軸に固定されて
いる。
【0010】この構造により、前記移動シリンダ24が
ピストンロッド24pを延出する方向に作動されると、
突き棒20はマガジン17mの内部を下降して開孔17
kを塞ぐとともに、前記バックメタル12の吹込口12
bに挿入される。ここで、前記突き棒20の下面には面
取りが施されており、突き棒20がスムーズに開孔17
kおよび吹込口12bに挿入されるようになっている。
また、逆に、前記移動シリンダ24がピストンロッド2
4pを収納する方向に作動されると、突き棒20はマガ
ジン17mの内部を上昇して前記吹込口12bおよび開
孔17kから抜かれ、その吹込口12bおよび開孔17
kが開放される。ここで、前記連結シャフト22がブロ
ータンク17の壁面を貫通する部分にはゴム製のOリン
グ17rが装着されており、前記ブロータンク17内の
気密性が確保される。即ち、上記した突き棒20、移動
シリンダ24および連結シャフト22等が本発明の開閉
機構に相当し、移動シリンダ24および連結シャフト2
2等が本発明の突き棒移動機構に相当する。ここで、以
後の説明のため突き棒20、マガジン17mおよび移動
シリンダ24は、図1中左から順番に、第1、…、第4
の番号を付するものとする。
【0011】次に、本実施例に係る鋳型の造型方法の説
明を行う。先ず、金型14が下限位置にある状態で、前
記金型14の上に予め決められたようにバックメタル1
2がセットされる。これによって、前記金型14とバッ
クメタル12との間にキャビティ16が形成される。次
に、昇降装置が駆動されて金型14とバックメタル12
が所定レベルだけ上昇し、前記バックメタル12の吹込
口12bが前記ブロータンク17のマガジン17mに接
続される。なお、この状態で、移動シリンダ24は、ピ
ストンロッド24pを延出しているために、突き棒20
は前記バックメタル12の吹込口12bに挿入されて、
前記吹込口12bは閉鎖される。
【0012】次に、前記ブロータンク17にサンドホッ
パー18から送り配管18pを介して規定量の鋳物砂が
供給され、さらに、遮断弁19zが開かれて圧縮空気配
管19から圧縮空気がブロータンク17内に吹き込まれ
る。次に、この状態で、第1移動シリンダ24が第1突
き棒20を上昇させて、第1マガジン17mの開孔17
kおよびバックメタル12の第1吹込口12bが開放さ
れる。これによって、前記ブロータンク17から第1マ
ガジン17mおよび第1吹込口12bを介して前記キャ
ビティ16内に鋳物砂が吹き込まれる。なお、鋳物砂と
共にキャビティ16内に供給された圧縮空気は排気通路
14fから外部に排出される。このようにして所定時間
が経過すると、第1移動シリンダ24が第1突き棒20
を下降させて、前記第1突き棒20が第1マガジン17
mの開孔17kを塞ぐとともに、前記バックメタル12
の第1吹込口12bに挿入される。これによって、前記
第1吹込口12bの内側に位置する鋳物砂が第1突き棒
20によってキャビティ16内に押し込まれるととも
に、その第1吹込口12bが第1突き棒20によって塞
がれる。
【0013】次に、上記と同じ手順で、第2移動シリン
ダ24が第2突き棒20を上昇させることにより、第2
マガジン17mの開孔17kおよびバックメタル12の
第2吹込口12bが開放される。これによって、前記ブ
ロータンク17から第2マガジン17mおよび第2吹込
口12bを介して前記キャビティ16内に鋳物砂が吹き
込まれる。そして所定時間が経過すると、第2移動シリ
ンダ24が第2突き棒20を下降させて、前記第2突き
棒20が第2マガジン17mの開孔17kを塞ぐととも
に、前記バックメタル12の第2吹込口12bに挿入さ
れる。これによって、前記第2吹込口12bの内側に位
置する鋳物砂が第2突き棒20によってキャビティ16
内に押し込まれるとともに、その第2吹込口12bが突
き棒20によって塞がれる。
【0014】以下、同様に、第3、第4移動シリンダ2
4が順番に作動されることにより、第3、第4マガジン
17mおよび第3、第4吹込口12bから順番に前記キ
ャビティ16内に鋳物砂が吹き込まれる。このようにし
て、前記キャビティ16に対する鋳物砂の充填が終了す
ると、次に、充填された鋳物砂が焼成されて、前記バッ
クメタル12の内側に薄く幅広の鋳型が形成される。な
お、鋳型の造型が完了すると、金型14およびバックメ
タル12、鋳型等は昇降装置によって下限位置まで降ろ
されるが、前記マガジン17mの開孔17kは突き棒2
0によって塞がれているために、前記ブロータンク17
から鋳物砂等が流出することはない。
【0015】このように本実施例に係る鋳型の造型方法
によると、第1〜第4吹込口12bを第1〜第4突き棒
20により順番に開閉しながら、キャビティ16内に鋳
物砂を吹き込むために、鋳物砂とともに吹き込まれた空
気が排気通路14fから抜け難くても他の吹込口12b
からマガジン17m内に逆流することがなくなる。この
ため、ブローイングの効果が相殺されることがなく、鋳
物砂の充填率を向上させることができる。なお、本実施
例においては、第1〜第4吹込口12bを第1〜第4突
き棒20により順番に開閉する構造であるが、マガジン
17mの開孔17kを横方向からシャッターで蓋をする
構造でも可能である。さらに、所定の吹込口12bから
鋳物砂等が吹き込まれた後に、突き棒20をその所定の
吹込口12bに挿入して吹込口12bを閉じる構造のた
めに、吹込口12bの内側の鋳物砂が突き棒20により
キャビティ16内に押し込まれて一層鋳物砂の充填率が
向上する。
【0016】図3は、本発明の第2実施例に係る鋳型の
造型装置の縦断面図である。本実施例に係る鋳型の造型
装置100は、第1実施例に係る鋳型の造型装置10の
ブロータンク17を複数のブロータンク117に分割し
て、各々のブロータンク117にマガジン117m、突
き棒120および移動シリンダ124等を一セットづつ
設けるようにしたものである。この構造により、各々の
マガジン117mに均等に鋳物砂および圧縮空気が供給
されるようになり、大型の鋳型を造型する場合にもキャ
ビティ116内の鋳物砂の充填率が均等化する。
【0017】図4は、前記鋳型の造型装置100により
造型された鋳型を上下から組み合わせることにより成形
された鋳型Wであり、その内部には、湯道M、堰Cおよ
び製品成形部Kが形成される。ここで、前記鋳型Wに注
入される溶湯としては、鋳鋼(凝固温度 約1470℃)が
使用される。前記鋳型Wのバックメタル112には、堰
Cの上を横断する位置に細長い開口112mが形成され
ており、この開口112mの内部に上方から堰折り鉄板
Yが挿入されて、前記堰Cが切断される構造になってい
る。また、前記堰折り鉄板Yには、その表面に断熱層と
しての砂(図示されていない)の層が形成されている。
なお、前記砂の粘結剤としては、砂の再生を考慮して鋳
型の鋳物砂と同じものが使用される。
【0018】前記鋳型Wに溶湯が注入されて、堰Cを形
成する砂型部116sの温度が溶湯の凝固温度(約1470
℃)よりも約10℃程度低くなると、前記堰折り鉄板Yが
下降して堰Cが切断される。ここで、前述のように、堰
折り鉄板Yの表面には、砂の断熱層が形成されているた
めに、堰折り鉄板Yが堰Cを切断してもその堰折り鉄板
Yが溶湯を冷却することはほとんどなく、溶湯の指向性
凝固が崩れることはない。また、堰Cの上方の砂型部1
16sの厚みtは、堰折り時に、その砂型部116sの
砂の粘結剤が溶湯の熱によって溶かされて、砂がサラサ
ラの状態になるような所定の厚みに設定されている。こ
れによって、前記堰折り鉄板Yが堰Cを切断する際に、
前記砂型部116sが抵抗になることがなく、スムーズ
に堰Cが切断される。このように、従来は、後処理で溶
断等により行われていた堰折が簡単に行われるようにな
り、鋳造コストが低減する。なお、次頁の第1表は、堰
の肉厚と、それに対応する砂型部116sの適正な厚み
tとを表している。
【0019】
【発明の効果】本発明によると、複数の吹込口を開閉機
構により順番に開閉しながら、キャビティ内に鋳物砂を
吹き込むために、鋳物砂等が他の吹込口からキャビティ
の外側に逆流するのを防止できる。このため、ブローイ
ングの効果が相殺されることがなくなり、キャビティに
対する鋳物砂の充填率が向上する。さらに、突き棒によ
り吹込口の鋳物砂がキャビティ内に押し込まれるため
に、キャビティ内の鋳物砂の充填率が一層向上する。こ
のため、薄く広い鋳型でも高品質で造型することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る鋳型の造型装置の縦
断面図である。
【図2】第1実施例に係る鋳型の造型装置の要部断面図
である。
【図3】本発明の第2実施例に係る鋳型の造型装置の縦
断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る鋳型の造型装置を使
用して造型された鋳型の縦断面図である。
【図5】従来の鋳型の造型装置の縦断面図である。
【符号の説明】
12 バックメタル 12b 吹込口 14 金型 16 キャビティ 17 ブロータンク 17m マガジン 20 突き棒 22 連結シャフト(突き棒移動機構) 24 移動シリンダ(突き棒移動機構)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄く広いキャビティ内に複数の吹込口か
    ら鋳物砂を吹き込み、そのキャビティ内に鋳物砂を充填
    させて、薄く広い鋳型を造型する鋳型の造型方法におい
    て、 開閉機構により所定の吹込口を開き、他の全ての吹込口
    を閉じた状態で、その所定の吹込口から前記キャビティ
    内に鋳物砂を吹き込む工程と、 前記開閉機構により前記所定の吹込口を閉じた後に、別
    の吹込口を開いてその別の吹込口からキャビティ内に鋳
    物砂を吹き込む工程と、を有することを特徴とする鋳型
    の造型方法。
  2. 【請求項2】 薄く広いキャビティ内に複数の吹込口か
    ら鋳物砂を吹き込み、そのキャビティ内に鋳物砂を充填
    させて、薄く広い鋳型を造型する鋳型の造型装置におい
    て、 前記開閉機構の一部を構成する棒状部材であって、前記
    吹込口の平面形状とほぼ等しい断面形状を有しており、
    前記吹込口に挿入されることによりその吹込口を閉じる
    突き棒と、 前記突き棒を前記吹込口に挿入したり、あるいは抜くよ
    うに、その突き棒を移動させる突き棒移動機構と、を有
    することを特徴とする鋳型の造型装置。
JP5295304A 1993-11-25 1993-11-25 鋳型の造型方法およびその装置 Pending JPH07144251A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009030315B4 (de) * 2008-06-26 2013-01-10 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Vorrichtung zum Bilden eines Sandkernes

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009030315B4 (de) * 2008-06-26 2013-01-10 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Vorrichtung zum Bilden eines Sandkernes

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