JPH0714603U - 半固定抵抗器 - Google Patents
半固定抵抗器Info
- Publication number
- JPH0714603U JPH0714603U JP4164393U JP4164393U JPH0714603U JP H0714603 U JPH0714603 U JP H0714603U JP 4164393 U JP4164393 U JP 4164393U JP 4164393 U JP4164393 U JP 4164393U JP H0714603 U JPH0714603 U JP H0714603U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 摺動体の摺動子が抵抗体膜の両端に挟まれた
開口部分に摺動・位置しても、摺動子の先端と基板とが
摩耗せず、安定した特性が維持できる半固定抵抗器を提
供する。 【構成】馬蹄形状の抵抗体膜2が形成された前記絶縁基
板1上に、前記抵抗体膜2に摺動する摺動子を有する摺
動体4を回動自在に配置した半固定抵抗器において、前
記絶縁基板は馬蹄形状の抵抗体膜2が開口する摺動子2
の摺動軌道部分に、凹部12が形成されている半固定抵
抗器である。
開口部分に摺動・位置しても、摺動子の先端と基板とが
摩耗せず、安定した特性が維持できる半固定抵抗器を提
供する。 【構成】馬蹄形状の抵抗体膜2が形成された前記絶縁基
板1上に、前記抵抗体膜2に摺動する摺動子を有する摺
動体4を回動自在に配置した半固定抵抗器において、前
記絶縁基板は馬蹄形状の抵抗体膜2が開口する摺動子2
の摺動軌道部分に、凹部12が形成されている半固定抵
抗器である。
Description
【0001】
本考案は半固定抵抗器に関するものであり、特に摺動子の長寿命化が図れ、且 つ特性の安定化が可能な半固定抵抗器に関するものである。
【0002】
従来の半固定抵抗器は、図5(a)(b)に示すように、絶縁基板51と、該 絶縁基板51上に馬蹄形状の抵抗体膜2と、該抵抗体膜2上を摺動する摺動子4 a有する摺動体4と、該摺動体4と電気的に接続される端子5bと一体成型され た加締め部材5とから構成されている。
【0003】 絶縁基板51は、図6に示すように、アルミナなどのセラミック基板であり、 絶縁基板51上には、馬蹄形状の酸化ルテニウムなどから成る抵抗体膜2が形成 され、さらに、その抵抗体膜2の両端から延出して絶縁基板51の一方端部に導 出するAg系導体などから成る2つの端子電極3a、3bが形成されている。
【0004】 このような絶縁基板51上には、抵抗体膜2上を摺動する摺動子4aを有する 摺動体4が配置されている。この摺動体4は、基板51の裏面側から挿通され、 加締部材5によって回動可能に配設されている。
【0005】 尚、加締部材5と一体的に形成された端子部5bは、絶縁基板51の他方端部 に位置されている。また、摺動体4の上面には、外部の回動付与力を受けるドラ イバー溝4cが形成されている。
【0006】 このような構造により、前記ドライバー溝4cにドライバーなどを挿入して、 所定量回動させることにより、抵抗体膜2に対する摺動子4aの相対位置が変化 して、抵抗体膜2の一端側の端子3aと摺動子4aと導通する端子5bとの間で 、また、抵抗体膜2の他端側の端子3bと端子5bとの間で所定抵抗値が得られ ることになる。
【0007】
しかしながら、摺動体4を回動操作するにあたり、例えば360°以上回動さ せた場合、摺動子4aが馬蹄形状の抵抗体膜2の両端に挟まれた開口部分をも摺 動されることになる。
【0008】 この開口部分は絶縁基板51が露出しているため、基板51の表面と摺動子4 aとが接触摺動し、摺動子4aの先端が摩耗してしまう。これにより、さらに回 動し、摺動子4aが抵抗体膜2上に復帰して所定位置に接触しても、上述の摩耗 によって特性的不安定となってしまう。これは、当初は顕著に現れないが、抵抗 値調整、即ち摺動体4の回動操作を多数回繰り返すことにより、調整した抵抗値 が一定しないことが顕著となる。
【0009】 さらに、この摩耗した金属粉体が前記開口部に散乱してしまい、抵抗体膜2の 両端間の絶縁信頼性が劣化してしまうという問題点があった。
【0010】 このような摺動体4を一回転させることにより、摺動子4aの先端と絶縁基板 51との摩耗によって発生する種々の問題を解決するために、この開口部分にガ ラスペーストの印刷・焼き付けによるガラス被覆を形成することが考えられるが 、ガラスペーストの印刷・焼きつけ工程が付加され、製造工程が煩雑となる。
【0011】 本考案は上述の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、摺動体の 摺動子が抵抗体膜の両端に挟まれた開口部分に摺動・位置しても、摺動子の先端 が絶縁基板表面に実質的に接触しないようにしたため、摩耗せず、抵抗値調整に 際し、安定した抵抗値の特性が維持できる半固定抵抗器を提供することである。
【0012】
本考案は、馬蹄形状の抵抗体膜が形成された絶縁基板上に、前記抵抗体膜に摺 動する摺動子を有する摺動体を回動自在に配置した半固定抵抗器において、前記 絶縁基板は、馬蹄形状の抵抗体膜の開口部における摺動子の摺動軌道部分に、凹 部を形成した半固定抵抗器である。
【0013】
以上の構成により、摺動体が一回転して、摺動子が馬蹄形状の抵抗体膜から外 れ、抵抗体膜の両端に挟まれる開口部分に摺動位置しても、少なくとも開口部分 の摺動子の摺動軌道部分に、表面が窪んだ凹部を形成されているため、摺動子の 先端が基板に強く接触することがないため、摺動子の先端の摩耗を有効に抑える ことができる。
【0014】 従って、従来の半固定抵抗器で発生していた摺動子の摩耗による種々の問題が 一挙に解決される。
【0015】 また、この凹部を形成するにあたり、絶縁基板を形成するセラミックグリーン シートの成型過程(例えば絶縁基板の貫通穴など成型)工程で、同時に凹部を形 成することができ、製造工程の大きな付加になることがない。
【0016】
以下、本考案の半固定抵抗器を図面に基いて詳説する。図1(a)、(b)は 、半固定抵抗器の上面図及び断面図である。図2は絶縁基板の斜視図であり、図 3は摺動体の外観図であり、図4は加締部材の外観図である。
【0017】 半固定抵抗器は、図1に示すように、絶縁基板1と、該絶縁基板1上に形成さ れた馬蹄形状の抵抗体膜2と、該抵抗体膜2の端部から延出する端子電極3a、 3bと、前記抵抗体膜2上を接触して且つ摺動する摺動子4aを有する摺動体4 と、絶縁基板1上に該摺動体4を摺動可能に保持する加締め部材5とから構成さ れている。
【0018】 絶縁基板1は、図2に示すように、アルミナセラミックなどからなり、その中 央には加締め部材5のピン部5aが貫通する穴1aが形成されている。また、絶 縁基板1の表面には、穴1aを中心として所定幅の馬蹄形状の抵抗体膜2が被着 形成されている。さらに、絶縁基板1の端部には、馬蹄形状の抵抗体膜2の両端 と接続する端子電極3a、3bが被着形成されている。
【0019】 また、馬蹄形状の抵抗体膜2の両端によって挟まれる開口部分、即ち前記絶縁 基板1の表面が露出する摺動子4aの摺動軌道部分には、絶縁基板1の表面から 一段窪んだ凹部12が形成されている。
【0020】 具体的には、未焼成状態の絶縁基板に、プレス加工などを施して、穴1a及び 凹部12を所定形状に加工して、所定焼成条件で焼成を行い、絶縁基板1を形成 する。その後、抵抗体膜2は酸化ルテニウムを主成分とする抵抗体ペーストを用 いて、端子電極3a、3bは銀系(Ag、又はAg−Pd)を主成分とする導電 性ペーストを用いて、夫々所定形状に印刷して、焼きつけにより形成される。
【0021】 摺動体4はステンレススチールなどをから成り、図3に示す概略皿状にプレス 加工される。摺動体4の中心には、加締め部材5のピン部5aが貫通する穴4b が形成され、摺動体4の外周部の一部には、少なくとも前記抵抗体膜2に接触・ 摺動する摺動子4aが形成されている。また、摺動体4の表面には、窪み部分に 跨がってドライバーなどの回動力付与部材が挿入されるドライバー溝4cが形成 されている。尚、摺動子4aと抵抗体膜2との接触信頼性を向上させるために、 摺動子4aを摺動体4の半径方向に2つ並設しても構わない。
【0022】 加締め部材5はステンレスなどからなり、図4に示すようにピン部5aと、該 ピン部5aの下端部から延出する端子部5bとから構成されている。
【0023】 ピン部5aは、絶縁基板1上に摺動体4を回動自在に保持するものであり、基 板1の裏面側から、絶縁基板1の穴1a、摺動体4の穴4bに貫通され、摺動体 4の窪み部内で加締め処理される。また、端子部5bは、摺動子4aと電気的に く接続されるものであり、基板1裏面に沿って、端子電極3a、3bと対向する 端部側に延出されている。
【0024】 上述の加締め処理された加締部材5によって、絶縁基板1上に摺動体4が回動 自在に保持されることになり、馬蹄形状の抵抗体膜2上を摺動子4aが接触・摺 動可能な状態となる。また、電気的には、摺動子4aは摺動体4、加締部材5の ピン部5aを夫々介して端子部5bと導通されることになる。
【0025】 このような構造の半固定抵抗器において、摺動体4のドライバー溝4cに、ド ライバーなどの回動力付与部材を挿入して、所定量回動させることにより、抵抗 体膜2上に接触している摺動子4aの接点位置が変動し、例えば、抵抗体膜2の 一端側の端子電極3aと摺動子4aと導通する端子部5bとの間で、また抵抗体 膜2の他端側の端子電極3bと端子部5bとの間で、夫々抵抗体膜2と摺動子4 aとの接点位置の変化に対応する抵抗値が得られることになる。
【0026】 ここで、通常の摺動体4の回動操作では、摺動子4aが馬蹄形状の抵抗体膜2 が形成された範囲を摺動することになる。さらに、仮に摺動体4を1回転以上回 動操作した場合には、摺動子4aは馬蹄形状の抵抗体膜2の両端によって挟まれ る開口部分を摺動することになる。
【0027】 このとき、本考案の半固定抵抗器の場合、前記開口部分には凹部12が形成さ れているため、摺動子4aの先端が絶縁基板1の表面と接触することが実質的に なくなり、または接触していたとしても接触圧力が極めて小さくなる。このため 、従来のように、摺動子4aの先端と絶縁基板1の表面と接触による摺動子4a の先端の実質的に摩耗がなくなる。
【0028】 従って、摺動子4aが凹部12から抵抗体膜2へ再度復帰しても、摺動子4a と抵抗体膜2との接触状態が安定し、抵抗値の安定した特性を維持することがで きる。また、摺動子4aの先端の摩耗による金属粉体の散乱がないため、抵抗体 膜2の両端間の絶縁信頼性の劣化などが一切なくなる。
【0029】 また、手動によって摺動体4を回動調整した時には、摺動子4aが抵抗体膜2 から外れた時に、摺動抵抗が急激に減少するクリック感を感じることができ、素 早い抵抗値調整が可能となる。
【0030】 ここで、摺動子4aが凹部12内に落ち込む際、または凹部12から復帰する 際、摺動子4aの先端と摺動子4aの摺動軌道方向と略直交する凹部12の2つ 端面12a、12bとの衝突を軽減するため、両端面12a、12bを両端面1 2a、12bと絶縁基板1の表面とのなす角が鈍角となるように傾斜させたり、 また、両端面12a、12bと絶縁基板1の表面との稜線部分をR面加工したり することが好ましい。
【0031】 また、凹部12の深さについては、摺動子4aの先端が凹部12内で自由端状 態となることが望ましいが、凹部12の底面に摺動子4aの接触しても、その接 触圧力による摩耗が発生しない程度になるように勘案して深さに設定すればよい 。
【0032】 上述の実施例においては、3端子型の半固定抵抗器で説明したが、端子の数に かかわらず、馬蹄形状の抵抗体膜を有する全ての半固定抵抗器に適用できる。従 って、絶縁基板の外形寸法、摺動体の構造などの種々の変更しても構わない。
【0033】
以上、本考案によれば、摺動体の回動調整により、抵抗体膜上を接触摺動する 摺動子が、たとえ抵抗体膜が存在しない部分に位置しても、摺動子の先端が絶縁 基板の表面と接触することによる摩耗を大幅に軽減でき、摺動子と抵抗体膜との 接触が長期にわたり安定し、また、抵抗体膜の両端間での絶縁信頼性が向上でき る。
【図1】本考案の半固定抵抗器を示し、(a)は上面
図、(b)は断面図である。
図、(b)は断面図である。
【図2】本考案の半固定抵抗器に用いる絶縁基板の斜視
図である。
図である。
【図3】(a)は摺動体の上面図、(b)は摺動子側か
らみた正面図、(c)は側面図である
らみた正面図、(c)は側面図である
【図4】加締部材の外観斜視図である。
【図5】従来の半固定抵抗器を示し、(a)は上面図、
(b)は断面図である。
(b)は断面図である。
【図6】従来の半固定抵抗器に用いる絶縁基板の斜視図
である。
である。
1 ・・・・・ 絶縁基板 12・・・・・ 凹部 2 ・・・・・ 抵抗体膜 3a、3b・・ 端子電極 4 ・・・・・ 摺動体 4a・・・・・ 摺動子 5 ・・・・・ 加締部材
Claims (1)
- 【請求項1】馬蹄形状の抵抗体膜が形成された絶縁基板
上に、前記抵抗体膜に摺動する摺動子を有する摺動体を
回動自在に配置した半固定抵抗器において、 前記絶縁基板の馬蹄形状の抵抗体膜の開口部における摺
動子の摺動軌道部分に、凹部を形成したことを特徴する
半固定抵抗器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4164393U JPH0714603U (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 半固定抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4164393U JPH0714603U (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 半固定抵抗器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0714603U true JPH0714603U (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=12614022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4164393U Pending JPH0714603U (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 半固定抵抗器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714603U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59172401U (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-17 | 有限会社 ヤマロク商会 | 爪ようじ付歯鏡 |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP4164393U patent/JPH0714603U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59172401U (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-17 | 有限会社 ヤマロク商会 | 爪ようじ付歯鏡 |
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