JPH07146356A - 移動体用レーダ装置 - Google Patents
移動体用レーダ装置Info
- Publication number
- JPH07146356A JPH07146356A JP29521993A JP29521993A JPH07146356A JP H07146356 A JPH07146356 A JP H07146356A JP 29521993 A JP29521993 A JP 29521993A JP 29521993 A JP29521993 A JP 29521993A JP H07146356 A JPH07146356 A JP H07146356A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- obstacle
- reflected
- radio wave
- doppler shift
- wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 障害物からの反射と多重反射を識別し、障害
物に関する正確な情報を得る。 【構成】 移動体の進行方向に電波を送信アンテナ15
から送信するとともに、電波の反射波を受信アンテナ1
6から受信し、電波の遅延時間から反射に係る障害物と
の距離を、また電波の反射成分に含まれるドップラーシ
フト成分から障害物との相対速度をそれぞれ検知する移
動体用レーダ装置において、信号処理回路22は、前記
検知される各距離に対応する遅延時間間隔及び前記障害
物の一次反射成分の整数倍になる前記相対速度に対応す
るドップラーシフト成分を求め、求めた遅延時間間隔が
一定で、かつ、求めたドップラーシフト成分が障害物の
一次反射成分の整数倍の場合に、反射波を多重反射した
電波と識別する。
物に関する正確な情報を得る。 【構成】 移動体の進行方向に電波を送信アンテナ15
から送信するとともに、電波の反射波を受信アンテナ1
6から受信し、電波の遅延時間から反射に係る障害物と
の距離を、また電波の反射成分に含まれるドップラーシ
フト成分から障害物との相対速度をそれぞれ検知する移
動体用レーダ装置において、信号処理回路22は、前記
検知される各距離に対応する遅延時間間隔及び前記障害
物の一次反射成分の整数倍になる前記相対速度に対応す
るドップラーシフト成分を求め、求めた遅延時間間隔が
一定で、かつ、求めたドップラーシフト成分が障害物の
一次反射成分の整数倍の場合に、反射波を多重反射した
電波と識別する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の移動体の進
行方向に存在する障害物を検出する移動体用レーダ装置
に関する。
行方向に存在する障害物を検出する移動体用レーダ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレーダ装置には、レーダ
技術を応用し、例えば移動体の進行方向に対して特定の
電波を発射し、進行方向前方に存在する障害物に関する
情報(例えば相対距離や相対速度等の情報)をその障害
物からの反射波により獲得し、この情報に基づいて警告
表示や警告音を発して、乗員の注意を喚起させて、移動
体の進行における安全性を確保・向上させるものがあっ
た。このようなレーダ装置では、主にミリ波帯を利用し
たレーダ技術の適用範囲であることから、障害物に関す
る情報を得る原理として、既存の各種レーダ方式(例え
ば、FM−CW、パルス、2周波CW、スペクトラム拡
散方式等)を用いたものが知られている。これらレーダ
方式のいずれを使用して障害物に関する情報を得るかに
よって性能面等での特徴も大きく変わることとなる。従
来では、例えばスペクトラム拡散(Spread Sp
ectrum:SS)方式を用いた特開平4−2869
81号公報に記載されたレーダ装置があった。
技術を応用し、例えば移動体の進行方向に対して特定の
電波を発射し、進行方向前方に存在する障害物に関する
情報(例えば相対距離や相対速度等の情報)をその障害
物からの反射波により獲得し、この情報に基づいて警告
表示や警告音を発して、乗員の注意を喚起させて、移動
体の進行における安全性を確保・向上させるものがあっ
た。このようなレーダ装置では、主にミリ波帯を利用し
たレーダ技術の適用範囲であることから、障害物に関す
る情報を得る原理として、既存の各種レーダ方式(例え
ば、FM−CW、パルス、2周波CW、スペクトラム拡
散方式等)を用いたものが知られている。これらレーダ
方式のいずれを使用して障害物に関する情報を得るかに
よって性能面等での特徴も大きく変わることとなる。従
来では、例えばスペクトラム拡散(Spread Sp
ectrum:SS)方式を用いた特開平4−2869
81号公報に記載されたレーダ装置があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記レーダ
装置では、進行方向前方に複数の障害物が存在する場
合、上記障害物から反射される反射波と、このレーダ装
置を搭載する自動車と障害物との間で繰り返し反射され
る多重反射成分との識別が不可能になることがあった。
このため、上記レーダ装置では、多重反射した電波によ
って誤った情報を乗員に伝えることとなり、障害物に関
する情報を得るという本来の機能を果たさなくなる可能
性があるという問題点があった。
装置では、進行方向前方に複数の障害物が存在する場
合、上記障害物から反射される反射波と、このレーダ装
置を搭載する自動車と障害物との間で繰り返し反射され
る多重反射成分との識別が不可能になることがあった。
このため、上記レーダ装置では、多重反射した電波によ
って誤った情報を乗員に伝えることとなり、障害物に関
する情報を得るという本来の機能を果たさなくなる可能
性があるという問題点があった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、障害物からの反射と多重反射を識別し、障害物に関
する正確な情報を得ることができる移動体用レーダ装置
を提供することを目的とする。
で、障害物からの反射と多重反射を識別し、障害物に関
する正確な情報を得ることができる移動体用レーダ装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、移動体の進行方向に電波を送信アンテ
ナから送信するとともに、当該電波の反射波を受信アン
テナから受信し、該電波の遅延時間から反射に係る障害
物との距離を、また前記電波の反射成分に含まれるドッ
プラーシフト成分から前記障害物との相対速度をそれぞ
れ検知する移動体用レーダ装置において、前記検知され
る各距離に対応する遅延時間間隔及び前記障害物の一次
反射成分の整数倍になる前記相対速度に対応するドップ
ラーシフト成分を求め、該求めた遅延時間間隔及びドッ
プラーシフト成分に応じて前記障害物からの反射波及び
多重反射した電波を識別する信号処理回路からなる識別
手段を備えた移動体用レーダ装置が提供される。
め、本発明では、移動体の進行方向に電波を送信アンテ
ナから送信するとともに、当該電波の反射波を受信アン
テナから受信し、該電波の遅延時間から反射に係る障害
物との距離を、また前記電波の反射成分に含まれるドッ
プラーシフト成分から前記障害物との相対速度をそれぞ
れ検知する移動体用レーダ装置において、前記検知され
る各距離に対応する遅延時間間隔及び前記障害物の一次
反射成分の整数倍になる前記相対速度に対応するドップ
ラーシフト成分を求め、該求めた遅延時間間隔及びドッ
プラーシフト成分に応じて前記障害物からの反射波及び
多重反射した電波を識別する信号処理回路からなる識別
手段を備えた移動体用レーダ装置が提供される。
【0006】
【作用】更新タイミング毎に障害物との距離及び相対速
度の情報を検知し、現在の上記各情報とそれ以前に取り
込まれた上記各情報とを比較・演算し、上記距離情報が
一定で、かつ、相対速度情報が整数倍になっているもの
を多重反射と識別する。従って、多重反射と識別された
障害物に関する情報は、誤情報として扱うことができ、
障害物に関する正確な情報を得ることができる。
度の情報を検知し、現在の上記各情報とそれ以前に取り
込まれた上記各情報とを比較・演算し、上記距離情報が
一定で、かつ、相対速度情報が整数倍になっているもの
を多重反射と識別する。従って、多重反射と識別された
障害物に関する情報は、誤情報として扱うことができ、
障害物に関する正確な情報を得ることができる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図3の図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明に係る移動体用レーダ装
置の構成の一実施例を示すブロック図である。図におい
て、本実施例の移動体用レーダ装置は、SS方式を用い
た場合のもので、送信用発振器11、逓倍器12、送信
用PN符号発生器13、二相位相変調器14及び送信ア
ンテナ15からなる送信部と、受信アンテナ16、ミキ
シング・サーキット(以下、「ミキサー」という。)1
7〜19、中間周波数発振器20及び復調器21からな
る受信部と、信号処理回路22とから構成されている。
いて説明する。図1は、本発明に係る移動体用レーダ装
置の構成の一実施例を示すブロック図である。図におい
て、本実施例の移動体用レーダ装置は、SS方式を用い
た場合のもので、送信用発振器11、逓倍器12、送信
用PN符号発生器13、二相位相変調器14及び送信ア
ンテナ15からなる送信部と、受信アンテナ16、ミキ
シング・サーキット(以下、「ミキサー」という。)1
7〜19、中間周波数発振器20及び復調器21からな
る受信部と、信号処理回路22とから構成されている。
【0008】送信用発振器11は、逓倍器12と接続さ
れており、例えば発振周波数30GHZの発振信号を生
成して上記逓倍器12に出力している。逓倍器12は、
送信用発振器11から入力する発振信号を周波数変換し
て、レーダとして最適な周波数を有する基本発振信号を
生成しており、本実施例のレーダ装置を自動車に用いる
場合、上記基本発振信号は、一般の自動車用としてはミ
リ波帯、すなわち60GHZの周波数である。
れており、例えば発振周波数30GHZの発振信号を生
成して上記逓倍器12に出力している。逓倍器12は、
送信用発振器11から入力する発振信号を周波数変換し
て、レーダとして最適な周波数を有する基本発振信号を
生成しており、本実施例のレーダ装置を自動車に用いる
場合、上記基本発振信号は、一般の自動車用としてはミ
リ波帯、すなわち60GHZの周波数である。
【0009】送信用PN符号発生器13は、PN系列符
号として構成される送信用疑似雑音信号(以下、「送信
用PN信号」という。)を生成している。二相位相変調
器14は、逓倍器12及び送信用PN符号発生器13と
接続されており、上記逓倍器12から出力される基本発
振信号を、上記送信用PN符号発生器13から出力され
る送信用PN信号で二相位相変調することによって、広
帯域にスペクトル拡散された信号を生成し、上記信号を
送信アンテナ15に供給している。
号として構成される送信用疑似雑音信号(以下、「送信
用PN信号」という。)を生成している。二相位相変調
器14は、逓倍器12及び送信用PN符号発生器13と
接続されており、上記逓倍器12から出力される基本発
振信号を、上記送信用PN符号発生器13から出力され
る送信用PN信号で二相位相変調することによって、広
帯域にスペクトル拡散された信号を生成し、上記信号を
送信アンテナ15に供給している。
【0010】送受信アンテナ15,16は、例えば移動
体の前方に配置されている。上記送信アンテナ15は、
二相位相変調器14と接続され、上記二相位相変調器1
4から供給される信号を電波として上記移動体前方に送
信するもので、所定の指向性を有している。また、上記
受信アンテナ16は、上記移動体前方から反射されてく
る電波を受信するもので、上記受信電波は、上記送信ア
ンテナ15から送信された電波が前方の障害物によって
反射され、ドップラーシフトを受けた反射波である。
体の前方に配置されている。上記送信アンテナ15は、
二相位相変調器14と接続され、上記二相位相変調器1
4から供給される信号を電波として上記移動体前方に送
信するもので、所定の指向性を有している。また、上記
受信アンテナ16は、上記移動体前方から反射されてく
る電波を受信するもので、上記受信電波は、上記送信ア
ンテナ15から送信された電波が前方の障害物によって
反射され、ドップラーシフトを受けた反射波である。
【0011】上記受信アンテナ16で受信された信号
は、移動体が自動車の場合、60GHZのミリ波帯、す
なわち超高周波であるため、上記受信信号をこのまま信
号処理回路22に入力させても相関演算ができなくなる
という不都合が生じる。そこで、乗算回路であるミキサ
ーで逓倍器12で生成した高周波成分を取り除く必要が
ある。ところが、上記受信信号から高周波成分を取り除
くと、PN信号、すなわちデジタル信号のみになってし
まうので、距離とともに相対速度を算出する場合には、
上記相対速度を算出するためのドップラーシフトに関す
る情報(ドップラー周波数)をカウントできなくなる。
そこで、信号処理しやすい周波数成分を含む基本発振信
号を加える必要がある。中間周波数発振器20は、上記
基本発振信号を生成してミキサー18,19及び復調器
21に出力している。なお、中間周波数発振器20で生
成される基本発振信号は、1GHZ程度の周波数が望ま
しい。
は、移動体が自動車の場合、60GHZのミリ波帯、す
なわち超高周波であるため、上記受信信号をこのまま信
号処理回路22に入力させても相関演算ができなくなる
という不都合が生じる。そこで、乗算回路であるミキサ
ーで逓倍器12で生成した高周波成分を取り除く必要が
ある。ところが、上記受信信号から高周波成分を取り除
くと、PN信号、すなわちデジタル信号のみになってし
まうので、距離とともに相対速度を算出する場合には、
上記相対速度を算出するためのドップラーシフトに関す
る情報(ドップラー周波数)をカウントできなくなる。
そこで、信号処理しやすい周波数成分を含む基本発振信
号を加える必要がある。中間周波数発振器20は、上記
基本発振信号を生成してミキサー18,19及び復調器
21に出力している。なお、中間周波数発振器20で生
成される基本発振信号は、1GHZ程度の周波数が望ま
しい。
【0012】ミキサー18は、上記中間周波数発振器2
0及び逓倍器12と接続されており、両回路からの基本
発振信号を合成して、ミキサー17に出力している。こ
れは、2つの信号処理、すなわち受信アンテナ16で受
信した信号から60GHZの高周波数成分を取り除き、
かつ、1GHZ程度の扱いやすい中間周波数成分を加え
るためで、ミキサー18は、両回路12,20から入力
する発振周波数を、いったん61GHZ帯の信号に変換
して出力している。
0及び逓倍器12と接続されており、両回路からの基本
発振信号を合成して、ミキサー17に出力している。こ
れは、2つの信号処理、すなわち受信アンテナ16で受
信した信号から60GHZの高周波数成分を取り除き、
かつ、1GHZ程度の扱いやすい中間周波数成分を加え
るためで、ミキサー18は、両回路12,20から入力
する発振周波数を、いったん61GHZ帯の信号に変換
して出力している。
【0013】ミキサー17は、ミキサー19及び復調器
21と接続されており、受信アンテナ16から入力する
受信信号とミキサー18から入力する信号を合成して、
上記ミキサー19及び復調器21に出力している。すな
わち、前方障害物で反射された60GHZ帯の電波は、
ドップラーシフト受け、受信アンテナ16で受信され、
さらにミキサー17によって61GHZ帯の信号と混合
され、取り扱いが容易で前方障害物に係る情報を有する
1GHZ帯の信号としてミキサー19及び復調器21に
出力される。
21と接続されており、受信アンテナ16から入力する
受信信号とミキサー18から入力する信号を合成して、
上記ミキサー19及び復調器21に出力している。すな
わち、前方障害物で反射された60GHZ帯の電波は、
ドップラーシフト受け、受信アンテナ16で受信され、
さらにミキサー17によって61GHZ帯の信号と混合
され、取り扱いが容易で前方障害物に係る情報を有する
1GHZ帯の信号としてミキサー19及び復調器21に
出力される。
【0014】ミキサー19は、ミキサー17及び中間周
波数発振器20と接続されており、ミキサー17から入
力する合成信号に、信号処理回路22で処理しやすい周
波数成分を含む中間周波数発振器20の基本発振信号を
加えて、ドップラーシフトに関する情報fdとして、信
号処理回路22に出力している。復調器21は、ミキサ
ー17及び中間周波数発振器20と接続されており、ミ
キサー17から入力する合成信号を、中間周波数発振器
20の基本発振信号によって中間周波数帯に復調し、ベ
ースバンドに関する情報として、信号処理回路22に出
力している。
波数発振器20と接続されており、ミキサー17から入
力する合成信号に、信号処理回路22で処理しやすい周
波数成分を含む中間周波数発振器20の基本発振信号を
加えて、ドップラーシフトに関する情報fdとして、信
号処理回路22に出力している。復調器21は、ミキサ
ー17及び中間周波数発振器20と接続されており、ミ
キサー17から入力する合成信号を、中間周波数発振器
20の基本発振信号によって中間周波数帯に復調し、ベ
ースバンドに関する情報として、信号処理回路22に出
力している。
【0015】信号処理回路22は、図示しない周波数/
電圧変換器、メモリ、比較器、遅延回路、演算器、出力
部等から構成されており、上記ミキサー19から入力す
るドップラーシフトに関する情報fdに基づいて進行方
向前方に存在する障害物との相対速度を、また上記復調
器21から入力するベースバンドに関する情報に基づい
て障害物に係る距離を上記演算器でそれぞれ算出してい
る。また、信号処理回路22は、送信部から出力した電
波と障害物からの反射波とから電波の遅延時間を上記演
算器で算出し、上記遅延時間、距離情報及び相対速度情
報をメモリに記憶している。そして、上記信号処理回路
22は、この記憶過程を更新タイミング毎に繰り返して
おり、比較器で上記メモリに記憶した情報を、次に取り
込まれる情報と比較する。ここで、記憶された距離情報
と次に取り込まれた距離情報が等しく、かつ、次に取り
込まれた相対速度情報が、記憶された相対速度情報の整
数倍になっている場合には、上記信号処理回路22は、
この取り込んだ情報を多重反射情報と認識する。上記多
重反射情報と認識された情報は、誤情報として取り扱わ
れ、操縦者には伝達されない。
電圧変換器、メモリ、比較器、遅延回路、演算器、出力
部等から構成されており、上記ミキサー19から入力す
るドップラーシフトに関する情報fdに基づいて進行方
向前方に存在する障害物との相対速度を、また上記復調
器21から入力するベースバンドに関する情報に基づい
て障害物に係る距離を上記演算器でそれぞれ算出してい
る。また、信号処理回路22は、送信部から出力した電
波と障害物からの反射波とから電波の遅延時間を上記演
算器で算出し、上記遅延時間、距離情報及び相対速度情
報をメモリに記憶している。そして、上記信号処理回路
22は、この記憶過程を更新タイミング毎に繰り返して
おり、比較器で上記メモリに記憶した情報を、次に取り
込まれる情報と比較する。ここで、記憶された距離情報
と次に取り込まれた距離情報が等しく、かつ、次に取り
込まれた相対速度情報が、記憶された相対速度情報の整
数倍になっている場合には、上記信号処理回路22は、
この取り込んだ情報を多重反射情報と認識する。上記多
重反射情報と認識された情報は、誤情報として取り扱わ
れ、操縦者には伝達されない。
【0016】次に、本実施例における多重反射情報の識
別動作を図2及び図3の図面に基づき説明する。図2に
は、本発明に係る移動体用レーダ装置を搭載した車両C
1の進行方向前方に、障害物の対象としてC2,C3の他の
車両が同一方向に進行している場合が示されている。
この場合、他車両C2,C3は、車両C1に対してそれぞれ
V1,V2なる相対速度を持って進行しているものとし、
上記移動体用レーダ装置が本来検出すべき物理量として
は、C1-C2間距離と相対速度V1及びC1-C3間距離と
相対速度V2である。
別動作を図2及び図3の図面に基づき説明する。図2に
は、本発明に係る移動体用レーダ装置を搭載した車両C
1の進行方向前方に、障害物の対象としてC2,C3の他の
車両が同一方向に進行している場合が示されている。
この場合、他車両C2,C3は、車両C1に対してそれぞれ
V1,V2なる相対速度を持って進行しているものとし、
上記移動体用レーダ装置が本来検出すべき物理量として
は、C1-C2間距離と相対速度V1及びC1-C3間距離と
相対速度V2である。
【0017】本実施例は、SS方式を用いた場合のもの
であるので、上記物理量を検出するために、送信波と受
信波における相関をモニタしている。ここで、もし移動
体用レーダ装置を搭載する車両C1と障害物である他車
両C2との間で繰り返し反射される電波の多重反射が発
生した場合には、図3に示すように、1エポック長内に
複数の自己相関が見られる。
であるので、上記物理量を検出するために、送信波と受
信波における相関をモニタしている。ここで、もし移動
体用レーダ装置を搭載する車両C1と障害物である他車
両C2との間で繰り返し反射される電波の多重反射が発
生した場合には、図3に示すように、1エポック長内に
複数の自己相関が見られる。
【0018】図3において、相関が得られた反射成分
(図3では相関ピークとして示す。)P1〜P5のうち、
本来検出されるべき反射成分は、P1,P3のみである
が、C1-C2間での多重反射により、反射成分P2,P
4,P5なる自己相関が発生している。このような多重反
射による影響の検出・除去は、従来技術では不可能であ
ったが、本発明によれば可能となる。すなわち、本発明
においては、多重反射の影響による自己相関は、自己相
関を示す遅延時間間隔Tが距離に対応したエポック長の
ずれに等しく、しかも等間隔であり、さらに相関が得ら
れた反射成分には、ドップラーシフトとして整数倍、図
3では2v1/λづつのシフト量が加算されていること
を利用し、本実施例のごとく、移動体用レーダ装置と信
号処理回路22を組み合わせて用いることにより、多重
反射成分を検出する。なお、λは、送信波の波長、v1
は、相対速度である。
(図3では相関ピークとして示す。)P1〜P5のうち、
本来検出されるべき反射成分は、P1,P3のみである
が、C1-C2間での多重反射により、反射成分P2,P
4,P5なる自己相関が発生している。このような多重反
射による影響の検出・除去は、従来技術では不可能であ
ったが、本発明によれば可能となる。すなわち、本発明
においては、多重反射の影響による自己相関は、自己相
関を示す遅延時間間隔Tが距離に対応したエポック長の
ずれに等しく、しかも等間隔であり、さらに相関が得ら
れた反射成分には、ドップラーシフトとして整数倍、図
3では2v1/λづつのシフト量が加算されていること
を利用し、本実施例のごとく、移動体用レーダ装置と信
号処理回路22を組み合わせて用いることにより、多重
反射成分を検出する。なお、λは、送信波の波長、v1
は、相対速度である。
【0019】そして、信号処理回路22は、距離情報に
対する遅延時間間隔が一定で、かつ、相対速度に対応す
るドップラーシフト成分が、前方障害物C2の一次反射
成分P1の整数倍である成分P2,P4,P5を多重反射成
分と判断して検出・除去する。これにより、本実施例で
は、算出した移動体と障害物間の距離情報に対する遅延
時間間隔と、一次反射成分の整数倍になる相対速度に対
応するドップラーシフト成分とにより、障害物からの反
射と多重反射を識別するので、自ら発した電波による多
重反射の影響を検出・除去して装置の誤動作を防ぐこと
ができ、従来のレーダ装置と比べて、より高い信頼性を
有する移動体用レーダ装置を提供できる。例えば移動体
の中でも、一般の自動車等に本発明のレーダ装置を応用
すれば、多重反射成分と認識された情報は誤情報として
取り扱われて乗員には伝達されず、従来にはない高い信
頼性の障害物に関する有益な情報を乗員に提供すること
ができる。
対する遅延時間間隔が一定で、かつ、相対速度に対応す
るドップラーシフト成分が、前方障害物C2の一次反射
成分P1の整数倍である成分P2,P4,P5を多重反射成
分と判断して検出・除去する。これにより、本実施例で
は、算出した移動体と障害物間の距離情報に対する遅延
時間間隔と、一次反射成分の整数倍になる相対速度に対
応するドップラーシフト成分とにより、障害物からの反
射と多重反射を識別するので、自ら発した電波による多
重反射の影響を検出・除去して装置の誤動作を防ぐこと
ができ、従来のレーダ装置と比べて、より高い信頼性を
有する移動体用レーダ装置を提供できる。例えば移動体
の中でも、一般の自動車等に本発明のレーダ装置を応用
すれば、多重反射成分と認識された情報は誤情報として
取り扱われて乗員には伝達されず、従来にはない高い信
頼性の障害物に関する有益な情報を乗員に提供すること
ができる。
【0020】なお、本発明は、ドップラーシフトの原理
を応用したものであるから、本実施例のごとくSS方式
の場合に限らず、例えばFM−CW方式、パルス方式、
2周波CW方式等にも応用が可能である。
を応用したものであるから、本実施例のごとくSS方式
の場合に限らず、例えばFM−CW方式、パルス方式、
2周波CW方式等にも応用が可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、移動
体の進行方向に電波を送信するとともに、当該電波の反
射波を受信し、該電波の遅延時間から反射に係る障害物
との距離を、また前記電波の反射成分に含まれるドップ
ラーシフト成分から前記障害物との相対速度をそれぞれ
検知する移動体用レーダ装置において、前記検知される
各距離に対応する遅延時間間隔及び前記障害物の一次反
射成分の整数倍になる前記相対速度に対応するドップラ
ーシフト成分を求め、該求めた遅延時間間隔及びドップ
ラーシフト成分に応じて前記障害物からの反射波及び多
重反射した電波を識別する識別手段を備えたので、障害
物からの反射と多重反射を識別し、障害物に関する正確
な情報を得ることができる。
体の進行方向に電波を送信するとともに、当該電波の反
射波を受信し、該電波の遅延時間から反射に係る障害物
との距離を、また前記電波の反射成分に含まれるドップ
ラーシフト成分から前記障害物との相対速度をそれぞれ
検知する移動体用レーダ装置において、前記検知される
各距離に対応する遅延時間間隔及び前記障害物の一次反
射成分の整数倍になる前記相対速度に対応するドップラ
ーシフト成分を求め、該求めた遅延時間間隔及びドップ
ラーシフト成分に応じて前記障害物からの反射波及び多
重反射した電波を識別する識別手段を備えたので、障害
物からの反射と多重反射を識別し、障害物に関する正確
な情報を得ることができる。
【図1】本発明に係る移動体用レーダ装置の構成の一実
施例を示すブロック図である。
施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例における多重反射情報の識別動作を説
明するための移動体用レーダ装置を搭載した車両と障害
物の車両との模式図である。
明するための移動体用レーダ装置を搭載した車両と障害
物の車両との模式図である。
【図3】本実施例における1エポック長内での自己相関
特性を示す図である。
特性を示す図である。
11 送信用発振器 12 逓倍器 13 送信用PN符号発生器 14 二相位相変調器 15 送信アンテナ 16 受信アンテナ 17〜19 ミキサー 20 中間周波数発振器 21 復調器 22 信号処理回路 C1,C2,C3 車両
Claims (2)
- 【請求項1】 移動体の進行方向に電波を送信するとと
もに、当該電波の反射波を受信し、該電波の遅延時間か
ら反射に係る障害物との距離を、また前記電波の反射成
分に含まれるドップラーシフト成分から前記障害物との
相対速度をそれぞれ検知する移動体用レーダ装置におい
て、 前記検知される各距離に対応する遅延時間間隔及び前記
障害物の一次反射成分の整数倍になる前記相対速度に対
応するドップラーシフト成分を求め、該求めた遅延時間
間隔及びドップラーシフト成分に応じて前記障害物から
の反射波及び多重反射した電波を識別する識別手段を備
えたことを特徴とする移動体用レーダ装置。 - 【請求項2】 前記識別手段は、前記求めた遅延時間間
隔が一定で、かつ、前記求めたドップラーシフト成分が
前記障害物の一次反射成分の整数倍の場合に、反射波を
多重反射した電波と識別することを特徴とする請求項1
記載の移動体用レーダ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29521993A JPH07146356A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 移動体用レーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29521993A JPH07146356A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 移動体用レーダ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07146356A true JPH07146356A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=17817752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29521993A Pending JPH07146356A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 移動体用レーダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07146356A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021519439A (ja) * | 2018-03-23 | 2021-08-10 | ゾナー テクノロジー インコーポレイテッドXonar Technology Inc. | 超広帯域(uwb)レーダを使用した対象物のパターンを検出するためのシステムおよび方法 |
| US12571906B2 (en) | 2018-03-23 | 2026-03-10 | Xonar Technology Inc. | System and method for detecting object patterns using ultra-wideband (UWB) radar |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP29521993A patent/JPH07146356A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021519439A (ja) * | 2018-03-23 | 2021-08-10 | ゾナー テクノロジー インコーポレイテッドXonar Technology Inc. | 超広帯域(uwb)レーダを使用した対象物のパターンを検出するためのシステムおよび方法 |
| US12571906B2 (en) | 2018-03-23 | 2026-03-10 | Xonar Technology Inc. | System and method for detecting object patterns using ultra-wideband (UWB) radar |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US12196847B2 (en) | Range resolution in FMCW radars | |
| EP1757953B1 (en) | FM-CW radar system | |
| EP0777133B1 (en) | FM-CW radar apparatus for measuring relative speed of and distance to an object | |
| JP4007498B2 (ja) | 車載用レーダ装置 | |
| US9778355B2 (en) | Signal processing method and device for frequency-modulated continuous waveform radar system | |
| JP5371277B2 (ja) | レーダ装置 | |
| JPH05264727A (ja) | Fm−cwレーダ方式 | |
| US20070040727A1 (en) | Radar device | |
| US6943727B2 (en) | Length measurement with radar | |
| JP3056579B2 (ja) | 車載レーダ装置 | |
| JP3690249B2 (ja) | Fm−cwレ−ダ装置 | |
| US20210286048A1 (en) | Radar device | |
| JPH11258340A (ja) | レーダ送受信機 | |
| JP2955789B2 (ja) | 自動車用衝突予防レーダ装置 | |
| JPH07146356A (ja) | 移動体用レーダ装置 | |
| JPH06138217A (ja) | Fm−cwレーダ | |
| JP2005537485A (ja) | レーダ信号の単側波帯変調のための装置及び方法 | |
| JP2001242241A (ja) | レーダ装置及び車載用レーダ装置 | |
| JPH07146358A (ja) | 移動体用レーダ装置 | |
| JP2019194627A (ja) | レーダ信号処理装置およびレーダ装置 | |
| JPH0915330A (ja) | レーダ装置 | |
| JP2003222673A (ja) | 距離測定装置及び距離測定方法 | |
| JPH0933637A (ja) | レーダ装置 | |
| JP2016125945A (ja) | レーダ信号処理装置およびレーダ装置 | |
| JP2003270335A (ja) | レーダ装置 |