JPH071467B2 - 複数の温度制御部を有する装置系の温度制御装置 - Google Patents

複数の温度制御部を有する装置系の温度制御装置

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JPH071467B2
JPH071467B2 JP61205376A JP20537686A JPH071467B2 JP H071467 B2 JPH071467 B2 JP H071467B2 JP 61205376 A JP61205376 A JP 61205376A JP 20537686 A JP20537686 A JP 20537686A JP H071467 B2 JPH071467 B2 JP H071467B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、複数の温度制御部(箇所)がある装置系にお
いて、これらの各温度制御部のスタートを最適タイミン
グで行い、熱エネルギーの無駄を軽減した温度制御装置
に関するものである。
<従来の技術> このような複数の温度制御部がある装置系としては、例
えばプラスチック等の押出機が挙げられる。
その押出機の一例を示すと、第8図の如くで、この装置
では、ホッパ1に供給されたプラスチックペレットは、
フィーダ2により押出機本体3のバレル4部分に送り出
され、このバレル4部分では、内部の送出しスクリュー
により先端方向に移送され、先端アダプタ5のダイス部
分から、押し出される。
この際、プラスチックの流動がスムーズに行くように比
較的長いバレル部分4では複数箇所で、及びアダプタ5
部分ではヒータ6・・・により加熱している。つまり、
複数の加熱ゾーン(A〜D)を有する。
そして、これらの各加熱ゾーン(A〜D)は、始動時、
所定の設定温度(目標値)まで昇温させるための目標温
度到達時間が、種々の原因(例えば、装置各部の熱容量
や時定数、被加熱物体の熱容量が時定数及び各々の間の
熱伝導率等の条件等の相違)により、一般的に異なるこ
とが多い。
これを模式的に誇張して示すと、例えば、第9図(a)
〜(c)の如くで、加熱ゾーンAは設定温度に達するま
で、T1時間掛り、加熱ゾーンBはT2時間、加熱ゾーンC
はT3時間掛かるといった具合である。
<発明が解決しようとする問題点> ところが、従来は、このような各加熱ゾーンの所要目標
温度到達時間が相違するにも拘らず、この点には殆ど留
意することなく、押出機の始動時、各加熱ゾーンの加熱
を同時にスタートさせていた。
このため、複数ある加熱ゾーンのうち、目標温度到達時
間が最も長いゾーン以外のゾーンにあっては、加熱スタ
ートが早過ぎる結果となり、無駄な加熱が行われること
になる。
本発明は、このような従来あまり考慮されなかった始動
時の不要な加熱に着目してなさたもので、この不要な加
熱を除去する温度制御装置を提供せんとするものであ
る。
<問題点を解決するための手段> かゝる本発明の構成を示すと、第1図の如くであり、 複数の温度制御部を有し、その複数の各温度制御部が所
定の目標とする設定温度に達したとき、始動させること
ができる装置系11において、 (a)前記各温度制御部の温度を検出するセンサ12・・
・と、 (b)前記各温度制御部の温度をコントロールするヒー
タ13・・・と、 (c)前記各温度制御部の温度制御のスタートから所定
の目標とする設定温度に達するまでの時間(目標温度到
達時間)を測定・記憶する目標温度到達時間記憶手段14
と、 (d)前記各目標温度到達時間相互を比較し、最長目標
温度到達時間を求めると共に、当該最長目標温度到達時
間と他の目標温度到達時間との差(目標温度到達時間
差)を求める目標温度到達時間比較手段15と、 (e)前記装置系11での温度制御のスタート時、前記目
標温度到達時間比較手段によって得られた最長目標温度
到達時間の温度制御部を最初にスタートさせ、その後、
他の目標温度到達時間の温度制御部は前記目標温度到達
時間差だけ遅れて順次スタートさせるスタート手段16
と、 (f)前記装置系11の温度制御のスタート後、温度セン
サ12・・・からの検出信号と設定部17aで設定した目標
値とを比較してその偏差を取り、前記ヒータにフィード
バックさせる調節器17と、 からなる。
<作用> 従って、本発明の上記装置によれば、当初(初めの1度
の動作などで)、装置中の温度制御部の各目標温度到達
時間を測定して、記憶させれば、次の(次回からの)装
置系11での温度制御スタート時からは、自動的に最長目
標温度到達時間の温度制御部が最初にスタートされ、そ
の後、他の目標温度到達時間の温度制御部は所望の目標
温度到達時間差だけ遅れて順次スタートされる。このた
め、第5図(a)〜(c)に示すように各温度制御部の
温度は、丁度同時期に設定温度に達し、無駄な加熱(第
5図(b)及び(c)の斜線部分)は殆どなくなる。
そして、この装置系11のスタート後は、調節器17により
通常の温度制御動作がなされる。
<実施例> 第2図は本発明の実施例を示したものである。
本例では、装置系11がプラスチック成型用の押出機の場
合で、温度制御部が全部で4個あり(バレル4部分に3
個、先端アダプタ5に1個)、夫々の部分に、当該部分
の温度を検出するセンサ12としての熱電対と加熱用のヒ
ータ13・・・を設けてある。つまり、四つの加熱ゾーン
A〜Dがある。
そして、これらの各センサ12・・・及びヒータ13・・・
は、上記第1図に示した構成からなる本発明の温度制御
装置18に接続されている。
この温度制御装置18には前記調節器17と共用のマイコン
又は独立のマイコンが組み込まれており、上記した各手
段の機能はマイコンのソフトウェアで行われる。
第3図及び第4図はマイコン制御の基本的なフローチャ
ートを示したものである。
第3図は装置系11の各温度制御部が所定の設定温度に達
するまでの目標温度到達時間を測定・記憶させるための
フローチャートで、先ず、ステップP1でスイッチONさ
せ、各ヒータ13・・・を加熱する。そして、一つのヒー
タ13について、ステップP2で、その温度制御部の温度を
センサ12により、入力させる。そして、ステップP3で、
センサ12からの検出温度が設定温度に達したか否かを確
認する。検出温度が設定温度未満の場合は、引き続きセ
ンサ12からの入力信号を取る。次にステップP4で、検出
温度が設定温度に達したときの時間、即ち目標温度到達
時間を測定する。この目標温度到達時間をステップP
5で、メモリに格納記憶させる。この操作は、他のヒー
タ13・・・についても同様にして行い、各温度制御部の
目標温度到達時間を求める。
尚、この際の加熱は、上述したように各温度制御部の目
標温度到達時間を求め、その長短を比較して各温度制御
部のスタート時を決めるためのものであるため、個々の
ヒータ13を別々に加熱して、すなわちあるヒータ13であ
る温度制御部を目標温度まで加熱した後、次に別のヒー
タ13で別の温度制御部を目標温度まで加熱するというこ
とを繰り返すことも可能であるが、それぞれの温度制御
に際して、一旦室温などのスタート温度まで下げた後に
スタートさせる必要があり、全部の目標温度到達時間を
求めるまでには長時間を要するため、好ましくは各ヒー
タ13・・・を同時に加熱して、短時間で全目標温度到達
時間を求めるようにするとよい。また、この同時加熱の
場合、温度制御部によっては温度干渉が起こって、当該
温度干渉を含んだ目標温度到達時間が測定され、上記別
々に加熱された場合に比較して、この温度干渉を含んだ
目標温度到達時間は若干短くなる傾向をとるものの、本
発明では、各目標温度到達時間の時間差によって、単に
対応する温度制御部のスタート時刻を制御のみであるた
め、実用上なんら支障なく、本発明の時間差によるスタ
ート制御の利点は得られる。
第4図はこのようにして得られた装置系11の目標温度到
達時間に基づき、各温度制御部のスタートを順次行うた
めのフローチャートである。
先ず、ステップP20で、上記格納された全ゾンの各目標
温度到達時間を入力させ、ステップP21で、各ゾーンの
目標温度到達時間の中から最大値を求め、この最大値よ
り、各ゾーンの目標温度到達時間を減算し、その値を各
ゾーンの始動時間とする。次に、ステップP22で、各ゾ
ーンの始動時間が経過したか否かを判断し、経過したと
きには、ステップP23により、対応するゾーンの温度制
御を開始する。経過していないときには、これを繰り返
す。
このようにして、結局、最長目標温度到達時間の温度制
御部から順次、所望の目標温度到達時間差遅れで、他の
温度制御部のスタート出力信号が出力される。そして、
このスタート出力後には、調節器17による通常の温度制
御が行われる。
しかして、本発明の温度制御装置18によれば、上述した
ように第3図のフローチャートにより、当初(初めの1
度の動作などで)、装置中の温度制御部の各目標温度到
達時間を測定して、記憶させれば、次の(次回からの)
装置系11での温度制御スタート時からは、第4図のフロ
ーチャートにより、自動的に最長目標温度到達時間の温
度制御部が最初にスタートされ、その後他の目標温度到
達時間の温度制御部が所望の目標温度到達時間差だけ遅
れて順次スタートされる。このため、上述の第5図
(a)〜(c)に示したように各温度制御部の温度は、
丁度同時期に設定温度に達し、無駄な加熱は殆どなくな
る。
従って、熱エネルギーの無駄を大幅に軽減することがで
きる。
かゝるフローチャートをより詳細に示すと、第6図及び
第7図の如くで、このフローチャートでは、全ゾーンを
同時に加熱する場合で、図中、 m:ゾーン数、 n:ゾーンナンバ(1〜m) tn:ゾーンnの目標温度到達時間、 t:タイマーによるカウント時間、 Pn:ゾーンnの目標温度への到達の有無(1・・・到達
済、0・・・未到達) i:目標温度へ到達したゾーン総数、 PVn:ゾーンnの測定値、 SVn:ゾーンnの設定値、 Tmax:目標温度到達時間の最大値、(最長目標温度到達
時間) を表す。
即ち、第6図の目標温度到達時間測定のフローチャート
では、先ず、ステップP31〜P32で、初期設定を行い、ス
テップP33で、目標温度到達時間測定のための制御を開
始する。
この開始により、ステップP34で、ゾーンナンバ1〜m
をスキャンさせ、ステップP34では、入力されたゾーン
ナンバnをm+1と比較し、小さいときは、ステップP
36に導き、逆にゾーン数mより、大きいときには、ステ
ップP37により、ゾーンナンバnを元に戻して、やはり
スキャンさせる。
ステップP36では、当該ゾーンナンバnの温度が目標温
度に到達している否かを判断する。到達済のときには、
ステップP38で、そのゾーン総数が目標温度到達ゾーン
数と同じか否かを判断する。ゾーン総数が目標温度到達
ゾーン数と同じときは、全ゾーンの目標温度到達時間測
定が完了したこととなるため、終了し、未完了の場合
は、上記ステップP34に戻す。
一方、ステップP36で、目標温度に到達していないとき
には、ステップP39に入力され、センサでの測定値が目
標温度の設定値より小さい否かを判断する。小さいと
き、即ち目標温度に到達していないときには、上記ステ
ップP34に戻す。
逆に測定値の方が目標温度より大きいとき、即ち目標温
度に到達したときには、ステップP40で当該するゾーン
ナンバnの目標温度到達時間を求め、記憶手段に格納す
る。そして、その結果、ステップP41では、目標温度に
到達したゾーン数を設定すると共に、当該ゾーンナンバ
nの目標温度到達記号を“1"とする。そして、更にステ
ップP42では、ゾーン総数が目標温度到達ゾーン数と同
じか否かを判断する。ゾーン総数が目標温度到達ゾーン
数と同じときには、既にすべてのゾーンナンバの目標温
度到達時間が求められたことになるため、ステップP40
で最長目標温度到達時間を求め、格納する。目標温度到
達ゾーン数がゾーン総数より小さいときには、引き続
き、他のゾーンナンバの目標温度到達時間を求めるた
め、上記ステップP34に戻す。
この繰り返しにより、すべてのゾーンナンバの目標温度
到達時間が求められれば、測定プログラムは完了する。
第7図のフローチャートは、上記第6図のフローチャー
トで求めた目標温度到達時間により、その時間の長い温
度制御部から順次スタートさせるためのもので、ステッ
プP51〜P56までは第6図のフローチャートと略同様であ
り、ステップP55で、ゾーンナンバnが目標温度に未到
達のときには、ステップP58に入力され、このステップP
58では、最長目標温度到達時間から当該ゾーンナンバn
の目標温度到達時間を減算した時間差が、タイマー時刻
より小さいか否かが判断される。小さいときには、その
当該するゾーンナンバnの温度制御部にあっては、スタ
ート時間が来ていることを意味するため、ステップP59
でゾーンナンバnの制御が開始される。勿論、このと
き、上記時間差は目標温度到達時間が長い程、小さくな
るため(最長目標温度到達時間のゾーンでは、時間差=
0)、目標温度到達時間が長いものからスタートされる
ことになる。このステップP59での制御開始の結果、ス
テップP60では、目標温度に到達したゾーン数を設定す
ると共に、当該ゾーンナンバnの目標温度到達記号を
“1"とする。
一方、上記ステップP58で、減算した時間差よりタイマ
ー時刻が小さいときには、当該するゾーンナンバnのス
タート時間がまだであることを意味するため、上記ステ
ップP53に戻す。
このようにして目標温度到達ゾーン総数が増え、ステッ
プP57により、全ゾーン数と同じになると、ステップP61
により、全ゾーンの本来の温度制御が開始される。全ゾ
ーン数より、小さいときには、やはり上記ステップP53
に戻す。
尚、上記実施例では、装置系11がプラスチック成型用の
押出機の場合であったが、本発明はこれに限定されず、
同様な問題を有する、その他の装置系(例えば、放射成
形機、熱処理路等)にも応用でき、又、加熱する場合に
限らず、冷却する場合でもよい。
<発明の効果> 以上の説明から明らかなように本発明によれば、複数の
温度制御部(箇所)がある装置系において、これらの各
温度制御部のスタートを最適タイミングで行うことがで
きるため、熱エネルギーの無駄を軽減した優れた温度制
御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の構成を示したブロック図、第2図
は本発明装置を押出機の装置系に適用した場合を示した
概略説明図、第3図は装置系の各温度制御部が所定の設
定温度に達するまでの目標温度到達時間を測定・記憶さ
せるため概略フローチャート、第4図は装置系の各目標
温度到達時間に相違に基づき、各温度制御部のスタート
を順次行わせるための概略フローチャート、第5図
(a)〜(c)は本発明装置により、装置系の各温度制
御部のスタートを最適タイミングで行った場合を示した
グラフ、第6図及び第7図は上記第3図及び第4図に対
応したより詳細に示したたフローチャート、第8図は、
温度制御部を複数有する押出機の一例を示した概略図、
第9図(a)〜(c)は上記押出機における温度制御部
の一般的なスタート状態を示したグラフである。 図中、 11……装置系、 12……温度センサ、 13……ヒータ、 14……目標温度到達時間記憶手段、 15……目標温度到達時間比較手段、 16……スタート手段、 17……調節器、 18……温度制御装置、 A〜D……加熱ゾーン、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の温度制御部を有し、その複数の各温
    度制御部が所定の目標とする設定温度に達したとき、始
    動させることができる装置系において、 (a)前記各温度制御部の温度を検出するセンサと、 (b)前記各温度制御部の温度をコントロールするヒー
    タと、 (c)前記各温度制御部の温度制御のスタートから所定
    の目標とする設定温度に達するまでの時間(目標温度到
    達時間)を測定・記憶する目標温度到達時間記憶手段
    と、 (d)前記各目標温度到達時間相互を比較し、最長目標
    温度到達時間を求めると共に、当該最長目標温度到達時
    間と他の目標温度到達時間との差(目標温度到達時間
    差)を求める目標温度到達時間比較手段と、 (e)前記装置系での温度制御のスタート時、前記目標
    温度到達時間比較手段によって得られた最長目標温度到
    達時間の温度制御部を最初にスタートさせ、その後、他
    の目標温度到達時間の温度制御部は前記目標温度到達時
    間差だけ遅れて順次スタートさせるスタート手段と、 (f)前記装置系の温度制御のスタート後、温度センサ
    からの検出信号と設定部で設定した目標値とを比較して
    その偏差を取り、前記ヒータにフィードバックさせる調
    節器と、 からなる温度制御装置。
JP61205376A 1986-09-01 1986-09-01 複数の温度制御部を有する装置系の温度制御装置 Expired - Fee Related JPH071467B2 (ja)

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