JPH0714690A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH0714690A
JPH0714690A JP5150226A JP15022693A JPH0714690A JP H0714690 A JPH0714690 A JP H0714690A JP 5150226 A JP5150226 A JP 5150226A JP 15022693 A JP15022693 A JP 15022693A JP H0714690 A JPH0714690 A JP H0714690A
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JP
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pulse transformer
discharge lamp
power supply
switch element
supply circuit
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JP5150226A
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Takeshi Saito
毅 斎藤
Atsuo Wake
厚夫 和氣
Takayuki Imai
崇之 今井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチ素子5に必要以上の耐圧を持った高
価なものを使ったり、保護回路を設けたりする必要を無
くす。また、パルストランス2の二次巻線22,23の
巻数を減らしてパルストランス2を小型化する。 【構成】 パルストランス2の一次巻線21に流れる電
流をオン・オフするスイッチ素子5に直列にインダクタ
ンス4を挿入した構成で、パルストランス2の二次巻線
電流が放電ランプ電流値で飽和するようにする。また、
パルストランス2の磁路に設けるギャップを巻線径より
小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パルストランスによ
り放電ランプを起動する放電灯点灯装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】メタルハライドランプ等の放電ランプ
を、起動、点灯するための放電灯点灯装置としては、例
えば図7に示すような構成が知られている。図におい
て、1は電源回路、2はパルストランス、3は放電ラン
プ、5はスイッチ素子、6は直流電源、11〜14は電
界効果型トランジスタ、15,16は電界効果型トラン
ジスタ11〜14を駆動する駆動回路、17はコンデン
サ、21はパルストランス2の一次巻線、22,23は
パルストランス2の二次巻線、61はダイオード、62
はコンデンサ、63はバッテリである。
【0003】このような構成の放電灯点灯装置では、ブ
リッジ構成を成すスイッチング素子である4個の電界効
果型トランジスタ11,12,13,14によって構成
されるインバータ回路の11,14および12,13の
2組の電界効果型トランジスタを互いにスイッチングす
ることにより、バッテリ63の出力を交番させ、矩形波
交流電力として放電ランプ3へ供給している。
【0004】放電ランプ3の起動時には、放電ランプ3
の主電極間を絶縁破壊させるため、10数kV以上の高
電圧が必要となる。従来の例では、パルストランス2の
昇圧比を大きくすることで高電圧を発生して放電ランプ
3へ印加する。これにより、放電ランプ3が起動する
と、それ以後は、前述の電源回路1による矩形波交流電
力をもって安定点灯に至る。
【0005】このような放電灯点灯装置では、放電ラン
プ3の起動時に高電圧を発生するために、直流電源6の
一方の出力電圧であるコンデンサ62に充電された電圧
を用いてスイッチ素子である電界効果型トランジスタ5
をオンし、一定時間後にオフすることでパルストランス
2の一次巻線21のインダクタンスL1 にL1 ・di/
dtなる電圧を発生させ、この電圧をパルストランス2
で昇圧することで10数kV以上の高電圧を発生してい
た。
【0006】図6(a)にスイッチ素子5に流れる電流
波形の概略を示す。(b)はスイッチ素子5に供給され
る駆動電圧である。スイッチ素子5に流れる電流は、図
6(a)に示すように、スイッチ素子5がオンしている
時間、VDC/L1 の傾きで増加し続ける。ここで、VDC
は直流電源6の出力電圧である。スイッチ素子5をt on
後にオフしたときには、ton・VDC/L1 の電流とな
る。
【0007】このようなパルス発生方法では、オン時間
の設定がせいぜい数μsまでしか設定できないことと、
スイッチ素子5に流せる電流値とスイッチ素子5に印加
できる電圧値に制限があることから、ある程度パルスト
ランス2の一次巻線21のインダクタンス値L1 を大き
くする必要がある。その結果、パルストランス2のコア
の大きさおよび一次巻線の巻数に制限が生じることとな
り、パルストランス2を充分に小さく設計できないとい
う問題が生じる。
【0008】さらに、高温動作時においては、パルスト
ランス2が常温での設計電流値になる前に飽和し、充分
な高圧パルス電圧が得られないばかりか、スイッチ素子
5に過大な電流が流れ、スイッチ素子5が破壊する。し
たがって、高温動作時にパルストランス2が飽和しない
ようにするためには、パルストランス2のコアをさらに
大きくする必要があった。
【0009】また、放電灯点灯装置と放電ランプ3とを
接続する出力線の種類や長さによって、出力線の持つ容
量値が変化するため、パルストランス2の二次巻線2
2,23に発生する高圧パルス電圧の減衰特性が変化す
る。したがって、放電ランプ3両端で必要な高圧パルス
電圧とするためには、パルストランス2の昇圧比を出力
線に応じて設計する必要があった。
【0010】このような問題を解決するため、パルスト
ランス2の一次巻線21とスイッチ素子5からなる直列
回路にさらにインダクタンスを直列に挿入することで、
高圧パルス発生時にスイッチ素子5を流れる電流を、挿
入したインダクタンスで制限する方法がある。この挿入
インダクタンスを高温時においても充分な飽和電流特性
とすることで、高温時においても、高圧パルス発生時に
スイッチ素子5を流れる電流を、挿入したインダクタン
スで制限できる。さらに、この挿入インダクタンスの値
を出力線の持つ容量値に応じてパルストランス2の一次
回路で共振条件が成立するように調節することができ
る。
【0011】ここで、インダクタンス4を直列に挿入す
ることによる作用について、以下に詳しく説明する。出
力線の持つ容量は、パルストランス2の一次回路に等価
的にパルストランス2の昇圧比の2乗倍で一次巻線と並
列に接続された形となる。この出力線容量を含んだ等価
一次容量とパルストランス2の一次インダクタンスL 1
とで決まる並列共振周波数は出力線の持つ容量値で変わ
る。これに対して、この並列共振回路と直列に接続され
る挿入インダクタンス4とスイッチ素子5の等価出力容
量との直列共振回路の共振周波数が前記の並列共振周波
数と一致するように挿入インダクタンス4の値を調節す
ることで、直列共振回路のインピーダンスを0とし、並
列共振回路のインピーダンスを無限大とでき、パルスト
ランス2の一次巻線に有効に電圧を印加できる。なお、
直列共振周波数の調整を挿入インダクタンス4の他、ス
イッチ素子5と並列にコンデンサを付加することでも同
様の効果を得ることができる。
【0012】また、スイッチ素子5に流れる最大電流は
ON・VCC/L1 で決まり、挿入インダクタンス4によ
り、パルストランス2の一次巻線のインダクタンス値L
1 に挿入インダクタンス4の分が増えることにより、ス
イッチ素子5の最大電流を制限できる。また、出力線の
容量値が大きい場合(出力線の長さが長い場合など)に
は、パルスが減衰してしまうため、出力線の末端部で所
望の高圧パルス電圧を得るためには、パルストランス2
の昇圧比を変えて調整する必要があるが、出力線の持つ
容量値を含めて、上記のように、パルストランス2の一
次回路で共振条件を成立させることで、パルストランス
2の昇圧比を変えずに所望の高圧パルス電圧を得ること
ができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のパル
ストランス2の二次巻線22,23は、充分な高圧パル
ス電圧を発生するため、かなりの巻数にする必要があ
る。その結果、二次巻線22および23のインダクタン
スの和であるL2 の値が大きくなる。このパルストラン
ス2の二次巻線22,23の持つインダクタンス値L2
の作用で、前述の矩形波交流電力を放電ランプ3に供給
する時に電流交番毎にパルストランス2の二次巻線2
2,23に逆起電力が発生する。この逆起電力が、図7
のブリッジ構成を成す電界効果型トランジスタ11〜1
4の耐圧を超える場合には、電界効果型トランジスタ1
1〜14が電圧破壊するため、過大な耐圧を持った高価
なスイッチング素子を使用するかまたは別途保護回路を
設ける必要があった。
【0014】また、二次巻線22,23のインダクタン
ス値を下げるため、パルストランス2のコアに大きなギ
ャップを設ける方法があるが、この場合には一次巻線2
1と二次巻線22,23の結合が悪くなり、10数kV
以上の高電圧を発生するため二次巻線22,23をかな
り巻き上げる必要が生じる。この結果、二次巻線22,
23の巻数でパルストランス2の最小の大きさが決まっ
てしまう。さらに、二次巻線の巻数の増加により、二次
巻線22,23の持つ抵抗成分が増え、点灯装置の効率
が低下するという問題を生じる。
【0015】この発明の目的は、パルストランスの二次
巻線に発生する逆起電力を抑制することである。また、
この発明の他の目的は、パルストランスの二次巻線に発
生する逆起電力の抑制のためにコアにギャップを設ける
ときに、パルストランスの二次巻線の巻数を少なくする
ことである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の放電灯点灯装
置は、電源回路と、この電源回路に接続された放電ラン
プと、この放電ランプと電源回路との間に二次巻線が直
列に接続されたパルストランスと、直流電源回路に接続
されたパルストランスの一次巻線とインダクタンスとス
イッチ素子とからなる直列回路と、スイッチ素子の駆動
回路とを備え、パルストランスを、二次巻線に流れるラ
ンプ電流値よりも小さい電流値で飽和するようにしたも
のである。
【0017】また、この発明の放電灯点灯装置は、電源
回路と、この電源回路に接続された放電ランプと、この
放電ランプと電源回路との間に二次巻線が直列に接続さ
れたパルストランスと、直流電源回路に接続されたパル
ストランスの一次巻線とインダクタンスとスイッチ素子
とからなる直列回路と、スイッチ素子の駆動回路とを備
え、パルストランスの磁路に設けたギャップの大きさ
を、パルストランスの巻線の線径よりも小さくしたもの
である。
【0018】
【作用】この発明の放電灯点灯装置は、パルストランス
の二次巻線に流れる電流値がランプ電流以下でパルスト
ランスを飽和させることで、二次巻線のインダクタンス
としての作用を減らし、放電ランプの点灯時にこの二次
巻線によって発生する逆起電力を抑制する。
【0019】また、パルストランスの磁路に設けるギャ
ップの大きさをパルストランスの巻線径よりも小さくす
ることで、一次巻線と二次巻線との結合を良好にし、二
次巻線の巻数を大幅に減らす。さらに、少ない二次巻線
電流ですぐにパルストランスが飽和し、放電ランプの点
灯時に二次巻線によって発生する逆起電力を抑制でき
る。また、二次巻線の巻数が減らせるため、二次巻線の
持つ抵抗成分が減る。
【0020】
【実施例】図1は、この発明の放電灯点灯装置の一実施
例の構成図である。図1において、1は電源回路、2は
パルストランス、3は放電ランプ、4はインダクタン
ス、5はスイッチ素子、6は直流電源、7はスイッチ素
子駆動回路である。図2は、この発明の放電灯点灯装置
の一実施例の具体構成図である。
【0021】以下、この発明の実施例を図2に基づいて
説明する。電源回路1は、フルブリッジ構成を成す4つ
の電界効果型トランジスタ11〜14の11,14およ
び12,13の2組の電界効果型トランジスタを互いに
スイッチングすることにより、バッテリ63の出力を交
番させ、矩形波交流電源として動作する。つまり、電源
回路1は、放電ランプ3を流れる電流の方向を切り換
え、点灯を維持する。
【0022】なお、15,16はそれぞれ電界効果型ト
ランジスタ11,12および電界効果型トランジスタ1
3,14を駆動する駆動回路である。駆動回路15,1
6は、放電ランプ3が音響的共鳴現象を起こさない程度
の低い周波数、例えば400Hz程度で、互いに逆位相
で動作する。すなわち、これら駆動回路15,16の出
力信号により、電界効果型トランジスタ11と電界効果
型トランジスタ14が同時にオン・オフし、また、電界
効果型トランジスタ12と電界効果型トランジスタ13
が同時にオン・オフする。
【0023】すなわち、電界効果型トランジスタ11と
電界効果型トランジスタ14がオンすると、バッテリ6
3→電界効果型トランジスタ11→パルストランス2の
二次巻線22→放電ランプ3→パルストランス2の二次
巻線23→電界効果型トランジスタ14→バッテリ63
の経路で電流が流れる。つぎに、電界効果型トランジス
タ12と電界効果型トランジスタ13がオンすると、バ
ッテリ63→電界効果型トランジスタ13→パルストラ
ンス2の二次巻線23→放電ランプ3→パルストランス
2の二次巻線22→電界効果型トランジスタ12→バッ
テリ63の経路で電流が流れる。以後、電界効果型トラ
ンジスタ11,14と電界効果型トランジスタ12,1
3は互いにオン・オフを繰り返し、負荷である放電ラン
プ3へ矩形波電力を供給する。
【0024】つぎに、放電ランプ3の起動動作について
説明する。コンデンサ62は、ダイオード61を介して
バッテリ63に接続しており、電源回路1とバッテリ6
3を共用した直流電源6を構成している。スイッチ素子
5には電界効果型トランジスタを用いており、スイッチ
素子駆動回路7から信号を受け、オン・オフ動作する。
スイッチ素子5は、インダクタンス4とパルストランス
2の一次巻線21と直列回路を構成しており、直流電源
6の出力コンデンサ62と接続され、パルストランス2
は、スイッチ素子5のオン・オフ動作により、フライバ
ックトランスとして動作する。スイッチ素子5は、スイ
ッチ素子駆動回路7からの図6(b)に示すようなスイ
ッチ素子駆動電圧によりオン/オフされる。
【0025】スイッチ素子5がオンすると、直流電源6
の出力コンデンサ62からパルストランス2の一次巻線
21とインダクタンス4とスイッチ素子5である電界効
果型トランジスタとからなる直列回路を介して図6
(a)に示すようなスイッチ素子電流(ドレイン電流)
が流れる。スイッチ素子5がオンしている時間は、電流
はVDC/L1 の傾きで増加し続ける。ここで、VDCは直
流電源6の出力電圧、L1はパルストランス2の一次巻
線21のインダクタンスとインダクタンス4の直列イン
ダクタンス値である。スイッチ素子5のオン時間ton
には電流値はton・VDC/L1 となる。
【0026】スイッチ素子5をton後にオフすると、パ
ルストランス2の一次巻線21とインダクタンス4のイ
ンダクタンス作用により、それぞれその両端にキック電
圧を発生する。この一次巻線21の両端に発生したキッ
ク電圧をパルストランス2により昇圧し、二次巻線2
2,23に10数kV以上の高圧パルス電圧を発生す
る。
【0027】パルストランス2は、この高圧パルス電圧
を放電ランプ3へ印加し、パルス電流をコンデンサ17
を介して還流させる。このとき、コンデンサ17は、高
圧パルス電圧が電源回路1の電界効果型トランジスタ1
1〜14へ戻り、破壊することを防止する機能を有す
る。このようにして印加された高圧パルス電圧により、
放電ランプ3の主電極間が絶縁破壊し、放電ランプ3は
起動する。
【0028】以上の動作により、放電ランプ3は起動
し、電源回路1から供給される低周波の矩形波交流電力
により、安定点灯に至る。ここで、インダクタンス4
は、パルストランス2の一次巻線21の回路で共振条件
が成立するような値とし、かつ、電流飽和しないインダ
クタンスたとえば空芯コイルなどを使うことで、パルス
トランス2の一次巻線21に大きな共振電圧を印加する
ことができる。したがって、パルストランス2の磁気飽
和設計は二次巻線22,23だけを考慮すればよいこと
となる。
【0029】図3は、従来のパルストランス2の二次巻
線電流対インダクタンス特性を示す図の一例である。図
4はこの実施例のパルストランス2の二次巻線電流対イ
ンダクタンス特性を示す図の一例である。従来のパルス
トランス2は、一次巻線21電流による飽和を防止しな
ければならないという制約から、パルストランス2のギ
ャップを大きく設定していたため、二次巻線22,23
に流れるランプ電流値ILAではパルストランス2が飽和
しない特性となっていた。このような特性では、矩形波
交流電力を放電ランプ3に供給する時に電流交番毎にパ
ルストランス2の二次巻線22,23がインダクタンス
として働き、逆起電力が発生する。
【0030】一方、この実施例によれば、一次巻線21
の電流による飽和を考慮する必要がないため、二次巻線
22,23に流れるランプ電流値ILAでパルストランス
2が飽和する特性となる設計が可能である。図4に示す
この実施例のように、ランプ電流値ILAでパルストラン
ス2が飽和する設計とすることで、矩形波交流電力を放
電ランプ3に供給する時に電流交番毎にパルストランス
2の二次巻線22,23のインダクタンスとしての効果
がなくなり、逆起電力が発生しない。したがって、スイ
ッチ素子5には、必要以上の高耐圧の高価なものを使わ
なくてもよく、また、別途保護回路も必要ない。
【0031】図5は、この発明の一実施例で用いるパル
ストランス2の特性を説明する図である。図5(a)
は、巻線径に対するパルストランス2のギャップ対昇圧
比特性を示す。巻線径よりもギャップが小さい領域で
は、一次巻線21と二次巻線22,23の結合が良好と
なり、昇圧比が大きく取れる。これは、一次巻線21に
よって発生する磁束の漏れが、巻線径よりもギャップが
小さい領域で大幅に少なくなり、二次巻線22,23と
の結合が良好になるためである。
【0032】図5(b)は、図5(a)の各ギャップに
対して同じ高電圧を得るのに必要な巻線を巻いたときの
巻線径に対するパルストランス2のギャップ対飽和電流
特性を示す。図5(b)に示すように、パルストランス
2のギャップを巻線径よりも小さくするとパルストラン
ス2が飽和しやすくなる。この実施例のように、巻線径
よりもパルストランス2の磁路に設けるギャップを小さ
くすることで、二次巻線22,23の巻数を少なくして
もパルストランス2は確実に飽和し、二次巻線22,2
3の巻数を大幅に減らすことができるので、パルストラ
ンス2を小形化することが可能である。さらに、少ない
二次巻線電流によってパルストランス2が飽和するた
め、二次巻線22,23のインダクタンスとしての効果
を低減でき、逆起電力の発生を抑制でき、スイッチ素子
5には、必要以上の高耐圧の高価なものを使わなくてよ
い。
【0033】この実施例では、直流電源6を電源回路1
の一部と共用しているが、まったく独立した直流電源回
路を構成しても、同様の効果を得ることができる。ま
た、この実施例のほか、電源回路1としてほかの構成の
交流電源や、あるいは直流電源でもよいことは勿論であ
る。また、この実施例では、スイッチ素子5として半導
体スイッチ素子である電界効果型トランジスタを用いた
が、これ以外にも同等の手段、例えばトランジスタやサ
イリスタ等を用いても良く、放電ギャップなど、半導体
スイッチ素子以外のものを用いても構わない。
【0034】また、この実施例では、パルストランス2
には、出力線を双方向に有する構成のものを用いたが、
出力線を一方向のみに有するものでも同様である。ま
た、この実施例のパルストランス2の一次回路に共振条
件を成立させるために、例えば、パルストランス2の一
次巻線21やインダクタンス4やスイッチ素子5と並列
にコンデンサを付加してもよいことはいうまでもない。
【0035】また、図1では、放電ランプ3の点灯時の
ランプ電流を制限して安定点灯させるための安定器は、
本発明と直接関係しないので、図示を省いているが、電
流制限用にチョークコイルあるいはコンデンサを適宜挿
入すればよい。また、電源とインバータとの間にチョッ
パ手段を設けて電力制御することにより、放電ランプを
安定点灯させることもできる。
【0036】
【発明の効果】この発明の放電灯点灯装置は、パルスト
ランスを、二次巻線に流れるランプ電流値よりも小さい
電流値で飽和するようにしたので、パルストランスの二
次巻線の持つインダクタンスによる放電ランプ点灯中の
逆起電力の発生を抑制することができ、電源回路に保護
回路を設ける必要がなく、スイッチ素子の耐圧も必要以
上に大きくする必要がなくなり、小形で低コストの放電
灯点灯装置が実現できる。
【0037】また、パルストランスの磁路に設けるギャ
ップを巻線径よりも小さくすることにより、二次巻線の
巻数を減らすことができ、パルストランスを小形化で
き、かつ、点灯装置の効率を良くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の放電灯点灯装置の一実施例の構成図
である。
【図2】この発明の放電灯点灯装置の一実施例の具体構
成図である。
【図3】従来のパルストランスの特性を説明する図であ
る。
【図4】この発明の放電灯点灯装置の一実施例で用いる
パルストランスの特性を説明する図である。
【図5】この発明の放電灯点灯装置の一実施例で用いる
パルストランスの特性を説明する図である。
【図6】図1におけるスイッチ素子5の動作を説明する
図である。
【図7】従来例の放電灯点灯装置の構成図である。
【符号の説明】
1 電源回路 2 パルストランス 3 放電ランプ 4 インダクタンス 5 スイッチ素子 6 直流電源 7 スイッチ素子駆動回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源回路と、この電源回路に接続された
    放電ランプと、この放電ランプと前記電源回路との間に
    二次巻線が直列に接続されたパルストランスと、直流電
    源回路に接続された前記パルストランスの一次巻線とイ
    ンダクタンスとスイッチ素子とからなる直列回路と、前
    記スイッチ素子の駆動回路とを備え、前記パルストラン
    スを、二次巻線に流れるランプ電流値よりも小さい電流
    値で飽和するようにした放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 電源回路と、この電源回路に接続された
    放電ランプと、この放電ランプと前記電源回路との間に
    二次巻線が直列に接続されたパルストランスと、直流電
    源回路に接続された前記パルストランスの一次巻線とイ
    ンダクタンスとスイッチ素子とからなる直列回路と、前
    記スイッチ素子の駆動回路とを備え、前記パルストラン
    スの磁路に設けたギャップの大きさを、前記パルストラ
    ンスの巻線の線径よりも小さくした放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 電源回路と、この電源回路に接続された
    放電ランプと、この放電ランプと前記電源回路との間に
    二次巻線が直列に接続されたパルストランスと、直流電
    源回路に接続された前記パルストランスの一次巻線とイ
    ンダクタンスとスイッチ素子とからなる直列回路と、前
    記スイッチ素子の駆動回路とを備え、前記パルストラン
    スを、二次巻線に流れるランプ電流値よりも小さい電流
    値で飽和するようにし、かつ前記パルストランスの磁路
    に設けたギャップの大きさを、前記パルストランスの巻
    線の線径よりも小さくした放電灯点灯装置。
JP5150226A 1993-06-22 1993-06-22 放電灯点灯装置 Pending JPH0714690A (ja)

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