JPH0714720B2 - 自転車用無段変速装置 - Google Patents
自転車用無段変速装置Info
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- JPH0714720B2 JPH0714720B2 JP62217434A JP21743487A JPH0714720B2 JP H0714720 B2 JPH0714720 B2 JP H0714720B2 JP 62217434 A JP62217434 A JP 62217434A JP 21743487 A JP21743487 A JP 21743487A JP H0714720 B2 JPH0714720 B2 JP H0714720B2
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- ratchet gear
- gear
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自転車に装備され偏心量に応じて無段階に変速
させるようにした自転車用無段変速装置に関する。
させるようにした自転車用無段変速装置に関する。
[従来の技術] 一般に、この種の変速装置はラチェットギヤに噛合する
爪色送りによって無段階に変速伝動するように構成され
ており、これは偏心状態においてラチェット爪が順次駆
動域に入る時に荷重が加わること、または駆動域内にあ
る複数のラチェット爪間の速度差から、その歯先間にギ
ャップを生じる等の原因によって伝動力のガタツキいわ
ゆる脈動が発生する。
爪色送りによって無段階に変速伝動するように構成され
ており、これは偏心状態においてラチェット爪が順次駆
動域に入る時に荷重が加わること、または駆動域内にあ
る複数のラチェット爪間の速度差から、その歯先間にギ
ャップを生じる等の原因によって伝動力のガタツキいわ
ゆる脈動が発生する。
このため脈動を減少させるために特開昭61−184192号公
報が提案されている。これはラチェットギヤおよびラチ
ェット爪を複数組並列に設けてラチェット爪の個数を大
巾に増加することにより、伝動力の脈動を減少させたも
のである。
報が提案されている。これはラチェットギヤおよびラチ
ェット爪を複数組並列に設けてラチェット爪の個数を大
巾に増加することにより、伝動力の脈動を減少させたも
のである。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来技術においては、ラチェットギヤおよびラチェ
ット爪を複数組並列に設ける必要があるため、大型で構
造が複雑になり取り扱いおよびコスト的に問題点を有し
ていた。
ット爪を複数組並列に設ける必要があるため、大型で構
造が複雑になり取り扱いおよびコスト的に問題点を有し
ていた。
そこで本発明はその構成を簡素化し、しかも伝動力の脈
動を予防できる自転車用無段変速装置を提供することを
目的とする。
動を予防できる自転車用無段変速装置を提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、入力側回転部材と、この入力側回転部材と噛
合により回転が伝達されるラチェットギヤなどの出力側
回転部材と、前記入力側回転部材の周方向に複数列配設
され、前記入力側回転部材に設けた枢軸に巻装されたバ
ネを介して各基部側が回動可能に設けられたラチェット
爪とを備え、前記入力側回転部材とラチェットギヤとを
相対的に偏心移動させて変速するようにした自転車用無
段変速装置において、前記ラチェット爪の基部側には、
前記ラチェットギヤとの噛合方向に沿って前記枢軸を遊
挿する長孔を形成すると共に、回転伝達時において弾性
復元力により該ラチェット爪を前記噛合方向に付勢する
緩衝手段を設けて構成される。
合により回転が伝達されるラチェットギヤなどの出力側
回転部材と、前記入力側回転部材の周方向に複数列配設
され、前記入力側回転部材に設けた枢軸に巻装されたバ
ネを介して各基部側が回動可能に設けられたラチェット
爪とを備え、前記入力側回転部材とラチェットギヤとを
相対的に偏心移動させて変速するようにした自転車用無
段変速装置において、前記ラチェット爪の基部側には、
前記ラチェットギヤとの噛合方向に沿って前記枢軸を遊
挿する長孔を形成すると共に、回転伝達時において弾性
復元力により該ラチェット爪を前記噛合方向に付勢する
緩衝手段を設けて構成される。
[実施例] 以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
第1図乃至第11図は第1実施例を示し、第1図乃至第6
図において、1は自転車フレームのメインパイプ、2は
立パイプ、3はチェーンステー、4は自転車フレームと
一体形成されたハンガラッグ、5はクランプ軸、6はそ
のクランク軸5にロックナット7を介し固定されたクラ
ンクアーム、8は後輪、9は後輪ハブ軸、10は後輪用ス
プロケット、11はチェーンである。
図において、1は自転車フレームのメインパイプ、2は
立パイプ、3はチェーンステー、4は自転車フレームと
一体形成されたハンガラッグ、5はクランプ軸、6はそ
のクランク軸5にロックナット7を介し固定されたクラ
ンクアーム、8は後輪、9は後輪ハブ軸、10は後輪用ス
プロケット、11はチェーンである。
12は入力側回転部材である中空円筒状ケースであり、こ
の中空円筒状ケース12はその中心部が前記ロックナット
7によりクランク軸5に固定され、この中空円筒状ケー
ス12にクランクアーム6が一体に形成されている。この
場合、クランクアーム6と中空円筒状ケース12を別体に
形成し、中空円筒状ケース12をクランクアーム6を介し
てクランク軸5に固定させてもよい。13は複数の歯部14
を有するラチェット爪であり、前記中空円筒状ケース12
と、このケース12の蓋体12Aとからなる円筒部15内に6
個のラチェット爪13が等間隔に並列配置され、各ラチェ
ット爪13が基端の枢軸16により回動可能に設けられ、中
空円筒状ケース12に設けたその枢軸16に巻装されたバネ
17により中空円筒状ケース12の中心方向に向って付勢さ
れている。また、第4図乃至第6図のように前記各枢軸
16は各ラチェット爪13の後述するラチェットギヤとの噛
合方向であるその長さ方向に沿って設けられた長孔13T
に遊挿されているとともに、ラチェット爪13の後方に位
置して中空円筒状ケース12に支軸16Aを設け、この支軸1
6Aに前記ラチェット爪13の基端を前記長孔13Tに沿って
ラチェットギヤとの噛合方向である前方へ付勢するコイ
ル状のバネ17Aを巻装し、このバネ17Aにより緩衝手段SA
1を構成している。また各ラチェット爪13の歯部14のケ
ース12側端部には歯部14を有しない受面18が形成され、
この受面18が前記中空円筒状ケース12の内面に一体形成
された後述するラチェットギヤと同径な円軌道19Aを有
する円板状ガイド部19の周面に摺接して案内されるよう
になっている。20は前記ハンガラッグ4内にクランク軸
5を回転可能に支持するベアリング21の止リングであ
り、この止リング20にはハンガ止ナット22が螺着されて
いる。23は前記ハンガラッグ4の端部とハンガ止ナット
22間に挾着固定された円板状の固定カムであり、この固
定カム23の周縁に形成された環状フランジ部24に沿って
偏心移動体である偏心カム25が回動できるように配設さ
れている。またこの偏心カム25の一側端にカム押え26A
を介して設けられたワイヤリール26が前記環状フランジ
部24に回動可能に嵌装されている。また、前記偏心カム
25は前記クランク軸5の中心Aより後側の斜め下部位置
を中心Bとして前記固定カム23に案内されながら回動す
るようになっており、前記記B点を中心とする円弧面27
を有する中心孔28が偏心カム25に形成され、この中心孔
28にクランク軸5が挿通されている。29は前記偏心カム
25の外周に形成された円状のカム面30にベアリング31を
介して回転可能に設けられた出力側回転部材となるラチ
ェットギヤであり、このラチェットギヤ29のカム押え26
A側端部にはスプロケット32が螺着固定されている。33
は前記ベアリング31の止めリング、34はラチェットギヤ
29の歯部29Aとスプロケット32間に介在するカラー、36
は各ラチェット爪13を案内する円状規制部である。
の中空円筒状ケース12はその中心部が前記ロックナット
7によりクランク軸5に固定され、この中空円筒状ケー
ス12にクランクアーム6が一体に形成されている。この
場合、クランクアーム6と中空円筒状ケース12を別体に
形成し、中空円筒状ケース12をクランクアーム6を介し
てクランク軸5に固定させてもよい。13は複数の歯部14
を有するラチェット爪であり、前記中空円筒状ケース12
と、このケース12の蓋体12Aとからなる円筒部15内に6
個のラチェット爪13が等間隔に並列配置され、各ラチェ
ット爪13が基端の枢軸16により回動可能に設けられ、中
空円筒状ケース12に設けたその枢軸16に巻装されたバネ
17により中空円筒状ケース12の中心方向に向って付勢さ
れている。また、第4図乃至第6図のように前記各枢軸
16は各ラチェット爪13の後述するラチェットギヤとの噛
合方向であるその長さ方向に沿って設けられた長孔13T
に遊挿されているとともに、ラチェット爪13の後方に位
置して中空円筒状ケース12に支軸16Aを設け、この支軸1
6Aに前記ラチェット爪13の基端を前記長孔13Tに沿って
ラチェットギヤとの噛合方向である前方へ付勢するコイ
ル状のバネ17Aを巻装し、このバネ17Aにより緩衝手段SA
1を構成している。また各ラチェット爪13の歯部14のケ
ース12側端部には歯部14を有しない受面18が形成され、
この受面18が前記中空円筒状ケース12の内面に一体形成
された後述するラチェットギヤと同径な円軌道19Aを有
する円板状ガイド部19の周面に摺接して案内されるよう
になっている。20は前記ハンガラッグ4内にクランク軸
5を回転可能に支持するベアリング21の止リングであ
り、この止リング20にはハンガ止ナット22が螺着されて
いる。23は前記ハンガラッグ4の端部とハンガ止ナット
22間に挾着固定された円板状の固定カムであり、この固
定カム23の周縁に形成された環状フランジ部24に沿って
偏心移動体である偏心カム25が回動できるように配設さ
れている。またこの偏心カム25の一側端にカム押え26A
を介して設けられたワイヤリール26が前記環状フランジ
部24に回動可能に嵌装されている。また、前記偏心カム
25は前記クランク軸5の中心Aより後側の斜め下部位置
を中心Bとして前記固定カム23に案内されながら回動す
るようになっており、前記記B点を中心とする円弧面27
を有する中心孔28が偏心カム25に形成され、この中心孔
28にクランク軸5が挿通されている。29は前記偏心カム
25の外周に形成された円状のカム面30にベアリング31を
介して回転可能に設けられた出力側回転部材となるラチ
ェットギヤであり、このラチェットギヤ29のカム押え26
A側端部にはスプロケット32が螺着固定されている。33
は前記ベアリング31の止めリング、34はラチェットギヤ
29の歯部29Aとスプロケット32間に介在するカラー、36
は各ラチェット爪13を案内する円状規制部である。
また、前記カム押え26Aには偏心量調節機構37が連結さ
れている。この実施例では、偏心量調節機構37はメイン
パイプ1の上側に固定された円板状受体38に手動操作用
レバー39を有するワイヤリール40が回動可能に支持さ
れ、このワイヤリール40の上下に一対のワイヤ41,42の
一端がピン43,44を介し固定され、ワイヤ41,42の他端が
前記ワイヤリール26の後側上下にピン43A,44Aを介し固
定されている。このピン43,44,43A,44Aはワイヤ41,42が
固定された状態でワイヤリール26,40の孔45に嵌合固定
されている。
れている。この実施例では、偏心量調節機構37はメイン
パイプ1の上側に固定された円板状受体38に手動操作用
レバー39を有するワイヤリール40が回動可能に支持さ
れ、このワイヤリール40の上下に一対のワイヤ41,42の
一端がピン43,44を介し固定され、ワイヤ41,42の他端が
前記ワイヤリール26の後側上下にピン43A,44Aを介し固
定されている。このピン43,44,43A,44Aはワイヤ41,42が
固定された状態でワイヤリール26,40の孔45に嵌合固定
されている。
さらに、前記ラチェット爪13の受面18と円板状ガイド部
19との構造について説明すると、その円板状ガイド部19
はラチェットギヤ29と同径の円軌道19Aを有してクラン
ク軸5と同心状態で中空円筒状ケース12の内面に一体形
成又はビス等による止着によって一体的に形成されてい
る。一方、ラチェット爪13は中空円筒状ケース12の内面
側端に全長に亘り受面18が形成され、そして、その受面
18はラチェット爪13の歯車14の先方まで延設された先部
受面18Aを有している。
19との構造について説明すると、その円板状ガイド部19
はラチェットギヤ29と同径の円軌道19Aを有してクラン
ク軸5と同心状態で中空円筒状ケース12の内面に一体形
成又はビス等による止着によって一体的に形成されてい
る。一方、ラチェット爪13は中空円筒状ケース12の内面
側端に全長に亘り受面18が形成され、そして、その受面
18はラチェット爪13の歯車14の先方まで延設された先部
受面18Aを有している。
また、前記ラチェットギヤ29の円板状ガイド部19側端部
にはラチェットギヤ29とほぼ同径なリング体からなる円
板規制部36が一体的にかつ同心に固定されており、駆動
域D内のラチェット爪13がラチェットギヤ29と噛合する
時に、前記ラチェット爪13の受面18が前記円状規制部36
に係合して、ラチェット爪13の歯車14とラチェットギヤ
29の歯29Aとの噛合深さを規制するように形成されてい
る。
にはラチェットギヤ29とほぼ同径なリング体からなる円
板規制部36が一体的にかつ同心に固定されており、駆動
域D内のラチェット爪13がラチェットギヤ29と噛合する
時に、前記ラチェット爪13の受面18が前記円状規制部36
に係合して、ラチェット爪13の歯車14とラチェットギヤ
29の歯29Aとの噛合深さを規制するように形成されてい
る。
次に、上述のように構成された本実施例装置の作用を説
明する。先ず、クランクペダル46を介してクランクアー
ム6、クランク軸5および中空円筒状ケース12が一体的
に回転すると、その中空円筒状ケース12に装着されたラ
チェット爪13を介しラチェットギヤ29を回転し、ラチェ
ットギヤ29と一体的にスプロケット32が回転し、このス
プロケット32の回転がチェーン11により後輪用スプロケ
ット10を介して後輪8に伝えられる。
明する。先ず、クランクペダル46を介してクランクアー
ム6、クランク軸5および中空円筒状ケース12が一体的
に回転すると、その中空円筒状ケース12に装着されたラ
チェット爪13を介しラチェットギヤ29を回転し、ラチェ
ットギヤ29と一体的にスプロケット32が回転し、このス
プロケット32の回転がチェーン11により後輪用スプロケ
ット10を介して後輪8に伝えられる。
第7図(A)(B)は中空円筒状ケース12の中心にラチ
ェットギヤ29が位置した偏心量oの場合を示しており、
この時ラチェットギヤ29と円板状ガイド部19は同心状態
であり、全てのラチェット爪13はラチェットギヤ29に噛
合した状態で、ラチェット爪13の受面18と中空円筒状ケ
ース12側の円板状ガイド部19との摺接によって、一定傾
斜角で保持される。これによってクランク軸5とスプロ
ケット32の変速比は1:1である。この状態からレバー39
を手動操作により前方に移動すると、ワイヤリール40が
円板状受体38を介して時計方向に回動し、これに伴い一
対のワイヤ41,42とピン43,44,43A,44Aを介して連結され
たワイヤリール26が固定カム23の環状フランジ部24に沿
って時計方向に回動する。。これによって、ワイヤリー
ル26と一体的に偏心カム25がB点を中心として回動し、
結果的に偏心カム25と同心状に設けられたラチェットギ
ヤ29が中空円筒状ケース12の中心すなわちクランク軸5
に対して偏心移動する。この場合、偏心カム25は中心孔
28の円弧面27とクランク軸5とが摺接した状態で案内さ
れ、偏心カム25の回動によって仮想的に得られるクラン
ク軸5の中心Aの移動軌跡はA点からA′点までの円弧
Cとなる。
ェットギヤ29が位置した偏心量oの場合を示しており、
この時ラチェットギヤ29と円板状ガイド部19は同心状態
であり、全てのラチェット爪13はラチェットギヤ29に噛
合した状態で、ラチェット爪13の受面18と中空円筒状ケ
ース12側の円板状ガイド部19との摺接によって、一定傾
斜角で保持される。これによってクランク軸5とスプロ
ケット32の変速比は1:1である。この状態からレバー39
を手動操作により前方に移動すると、ワイヤリール40が
円板状受体38を介して時計方向に回動し、これに伴い一
対のワイヤ41,42とピン43,44,43A,44Aを介して連結され
たワイヤリール26が固定カム23の環状フランジ部24に沿
って時計方向に回動する。。これによって、ワイヤリー
ル26と一体的に偏心カム25がB点を中心として回動し、
結果的に偏心カム25と同心状に設けられたラチェットギ
ヤ29が中空円筒状ケース12の中心すなわちクランク軸5
に対して偏心移動する。この場合、偏心カム25は中心孔
28の円弧面27とクランク軸5とが摺接した状態で案内さ
れ、偏心カム25の回動によって仮想的に得られるクラン
ク軸5の中心Aの移動軌跡はA点からA′点までの円弧
Cとなる。
第9図(A)(B)はラチェットギヤ29に対する中空円
筒状ケース12の偏心量が最大偏心状態にある場合を示し
ており、この時偏心カム25はB点を中心として中心孔28
の左端がクランク軸5と接触する位置まで時計方向に回
動し、偏心カム25と一体的に移動するラチェットギヤ29
は駆動域D内の2個のラチェット爪13A,13Bを押動す
る。これにより、ラチェット爪13A,13Bはバネ17の付勢
力によってラチェットギヤ29と噛合し、他のラチェット
爪13は受面18と円板状ガイド部19との摺接によってラチ
ェットギヤ29と離間した状態で案内される。
筒状ケース12の偏心量が最大偏心状態にある場合を示し
ており、この時偏心カム25はB点を中心として中心孔28
の左端がクランク軸5と接触する位置まで時計方向に回
動し、偏心カム25と一体的に移動するラチェットギヤ29
は駆動域D内の2個のラチェット爪13A,13Bを押動す
る。これにより、ラチェット爪13A,13Bはバネ17の付勢
力によってラチェットギヤ29と噛合し、他のラチェット
爪13は受面18と円板状ガイド部19との摺接によってラチ
ェットギヤ29と離間した状態で案内される。
そして、駆動域D内にあるラチェット爪13A,13Bによる
増速率が最大であるからラチェットギヤ29はラチェット
爪13A,13Bによって増速回転され、他のラチェット爪13
はラチェットギヤ29から離脱する。また、ラチェット爪
13A,13Bが駆動域Dから外れるとともに隣在するラチェ
ット爪13が駆動域D内に入ってラチェットギヤ29を増速
駆動するというように順次増速駆動するラチェット爪13
A,13Bが交代する。
増速率が最大であるからラチェットギヤ29はラチェット
爪13A,13Bによって増速回転され、他のラチェット爪13
はラチェットギヤ29から離脱する。また、ラチェット爪
13A,13Bが駆動域Dから外れるとともに隣在するラチェ
ット爪13が駆動域D内に入ってラチェットギヤ29を増速
駆動するというように順次増速駆動するラチェット爪13
A,13Bが交代する。
第8図(A)(B)はラチェットギヤ29に対する中空円
筒状ケース12の偏心量がoから最大の途中段階の状態に
ある場合を示しており、この時偏心カム25はB点を中心
として中心孔28のほぼ中央にクランク軸5が位置すると
ころまで時計方向に回動し、駆動域D内の3個のラチェ
ット爪13A,13B,13Cがラチェットギヤ29に噛合し他のラ
チェット爪13が全てラチェットギヤ29から離脱してい
る。この場合3個のラチェット爪13A,13B,13Cの傾斜角
は第7図(A)(B)のラチェット爪13A,13Bの傾斜角
より小さい。すなわち、中空円筒状ケース12内には駆動
域D内のラチェット爪13A,13B,13Cによって仮想的にギ
ヤが形成され、このギヤの径が、レバー39の操作により
偏心カム25が回転するに伴って行われるラチェット爪13
A,13B,13Cの傾斜角の変化に応じて変化し、ラチェット
ギヤ29の変速比(増速比)が無段階に変化する。
筒状ケース12の偏心量がoから最大の途中段階の状態に
ある場合を示しており、この時偏心カム25はB点を中心
として中心孔28のほぼ中央にクランク軸5が位置すると
ころまで時計方向に回動し、駆動域D内の3個のラチェ
ット爪13A,13B,13Cがラチェットギヤ29に噛合し他のラ
チェット爪13が全てラチェットギヤ29から離脱してい
る。この場合3個のラチェット爪13A,13B,13Cの傾斜角
は第7図(A)(B)のラチェット爪13A,13Bの傾斜角
より小さい。すなわち、中空円筒状ケース12内には駆動
域D内のラチェット爪13A,13B,13Cによって仮想的にギ
ヤが形成され、このギヤの径が、レバー39の操作により
偏心カム25が回転するに伴って行われるラチェット爪13
A,13B,13Cの傾斜角の変化に応じて変化し、ラチェット
ギヤ29の変速比(増速比)が無段階に変化する。
第8図および第9図で示す偏心時においては、駆動域D
内のラチェット爪13A,13B,13Cはラチェットギヤ29との
噛合荷重によってバネ17Aに復元力を蓄積しながら後方
へ移動し、枢軸16が長孔13Tの前側に位置した状態にな
る。一方、駆動域D外のラチェット爪13A,13B,13Cはラ
チェットギヤ29との噛合荷重が加わらないため、ラチェ
ット爪13A,13B,13Cはバネ17Aの付勢により前方移動した
状態であり、枢軸16は長孔13Tの後側に位置している。
そして、入力側回転部材である中空円筒状ケース12の回
転に伴い駆動域D内のラチェット爪13A,13B,13Cは順々
に入れ替わるが、ラチェット爪13が駆動域Dに入り初め
てラチェットギヤ29と噛合すると噛合荷重が瞬時に中空
円筒状ケース12に伝えられてペダル側へと脈動として伝
達される虞れがある。しかし、本実施例においては、ラ
チェット爪13の基部側には、ラチェットギヤ29との噛合
方向に沿って枢軸16を遊挿する長孔13Tを形成すると共
に、回転伝達時において弾性復元力によりラチェット爪
13を前記噛合方向に付勢する緩衝手段SA1を設け、この
緩衝手段SA1をバネ17Aにより構成しているため、上記噛
合荷重は直接的に中空円筒状ケース12に伝達されず長孔
13Tを介しバネ17Aに吸収され、これによって伝動力の脈
動が良好に予防される。また駆動域D内の複数のラチェ
ット爪13A,13B,13C間の速度差から各ラチェット爪13A,1
3B,13Cの歯先間にギャップを生じ、このため回転途中に
ショックを生じる虞れがある。しかし、上記緩衝手段SA
1によって上記ギャップ分が長孔13Tを介するラチェット
爪13A,13B,13Cの移動により吸収され、上記ショックは
良好に予防される。また、各ラチェット爪13A,13B,13C
はバネ17Aによってラチェットギヤ29の周方向に付勢さ
れているため、ラチェットギヤ29との噛合状態の不具合
が弾性的に解消される。
内のラチェット爪13A,13B,13Cはラチェットギヤ29との
噛合荷重によってバネ17Aに復元力を蓄積しながら後方
へ移動し、枢軸16が長孔13Tの前側に位置した状態にな
る。一方、駆動域D外のラチェット爪13A,13B,13Cはラ
チェットギヤ29との噛合荷重が加わらないため、ラチェ
ット爪13A,13B,13Cはバネ17Aの付勢により前方移動した
状態であり、枢軸16は長孔13Tの後側に位置している。
そして、入力側回転部材である中空円筒状ケース12の回
転に伴い駆動域D内のラチェット爪13A,13B,13Cは順々
に入れ替わるが、ラチェット爪13が駆動域Dに入り初め
てラチェットギヤ29と噛合すると噛合荷重が瞬時に中空
円筒状ケース12に伝えられてペダル側へと脈動として伝
達される虞れがある。しかし、本実施例においては、ラ
チェット爪13の基部側には、ラチェットギヤ29との噛合
方向に沿って枢軸16を遊挿する長孔13Tを形成すると共
に、回転伝達時において弾性復元力によりラチェット爪
13を前記噛合方向に付勢する緩衝手段SA1を設け、この
緩衝手段SA1をバネ17Aにより構成しているため、上記噛
合荷重は直接的に中空円筒状ケース12に伝達されず長孔
13Tを介しバネ17Aに吸収され、これによって伝動力の脈
動が良好に予防される。また駆動域D内の複数のラチェ
ット爪13A,13B,13C間の速度差から各ラチェット爪13A,1
3B,13Cの歯先間にギャップを生じ、このため回転途中に
ショックを生じる虞れがある。しかし、上記緩衝手段SA
1によって上記ギャップ分が長孔13Tを介するラチェット
爪13A,13B,13Cの移動により吸収され、上記ショックは
良好に予防される。また、各ラチェット爪13A,13B,13C
はバネ17Aによってラチェットギヤ29の周方向に付勢さ
れているため、ラチェットギヤ29との噛合状態の不具合
が弾性的に解消される。
また、前記偏心移動時において、ラチェット爪13とラチ
ェットギヤ29との噛合の係脱状態は、第7図(A),第
8図(A),第9図(A)に示すように、駆動域D内の
ラチェット爪13A,13B,13Cは受面18と円軌道19Aとが離脱
してラチェット爪13A,13B,13Cの歯部14がラチェットギ
ヤ29と噛合した状態にあり、駆動域D外のラチェット爪
13はほぼ一定の傾斜角状態で受面18と円軌道19Aが係合
保持された状態でラチェット爪13がラチェットギヤ29か
ら離脱されている。一方、ラチェット爪13が駆動域Dか
ら出るときには、ラチェット爪13の歯部14とラチェット
ギヤ29との離脱に先行して先部受面18Aが円軌道19Aと係
合してラチェット爪13の先端をラチェットギヤ29の接線
方向に案内しながら円滑に離脱され、駆動域Dに入ると
きには、先部受面18Aが円軌道19Aに係合した状態でラチ
ェット爪13をラチェットギヤ29の接線方向に案内しなが
ら円滑に噛合される。
ェットギヤ29との噛合の係脱状態は、第7図(A),第
8図(A),第9図(A)に示すように、駆動域D内の
ラチェット爪13A,13B,13Cは受面18と円軌道19Aとが離脱
してラチェット爪13A,13B,13Cの歯部14がラチェットギ
ヤ29と噛合した状態にあり、駆動域D外のラチェット爪
13はほぼ一定の傾斜角状態で受面18と円軌道19Aが係合
保持された状態でラチェット爪13がラチェットギヤ29か
ら離脱されている。一方、ラチェット爪13が駆動域Dか
ら出るときには、ラチェット爪13の歯部14とラチェット
ギヤ29との離脱に先行して先部受面18Aが円軌道19Aと係
合してラチェット爪13の先端をラチェットギヤ29の接線
方向に案内しながら円滑に離脱され、駆動域Dに入ると
きには、先部受面18Aが円軌道19Aに係合した状態でラチ
ェット爪13をラチェットギヤ29の接線方向に案内しなが
ら円滑に噛合される。
また、第5図のようにラチェット爪13は、受面18と円軌
道19Aとの係合が離脱するとともに、ラチェット爪13の
歯部14とラチェットギヤ29の歯29Aとの噛合に移行した
時、前記受面18は円状規制部36と係合した状態となって
歯14,29A間の噛合深さが規制される。すなわち、両方の
歯14,29Aの噛合状態において歯14の山と歯29Aの谷およ
び歯14の谷29Aの山との間には常に適度のクリアランス
が形成され、これによって歯14,29A相互間の摩擦を良好
に抑抑制できる。
道19Aとの係合が離脱するとともに、ラチェット爪13の
歯部14とラチェットギヤ29の歯29Aとの噛合に移行した
時、前記受面18は円状規制部36と係合した状態となって
歯14,29A間の噛合深さが規制される。すなわち、両方の
歯14,29Aの噛合状態において歯14の山と歯29Aの谷およ
び歯14の谷29Aの山との間には常に適度のクリアランス
が形成され、これによって歯14,29A相互間の摩擦を良好
に抑抑制できる。
第12図乃至第15図は第2実施例を示し、上記実施例と同
一部分に同一符号を用いて説明すると、ラチェット爪13
の長孔13Tに枢軸16を遊挿するとともに、その枢軸16に
外筒16Bを外装し、その外筒16Bの外周面と前記長孔13T
の内周面との間にゴム等からなる弾性体17Bを嵌装し、
この弾性体17Bにより緩衝手段SA2を構成している。そし
て、ラチェット爪13が駆動域D内に入り初めてラチェッ
トギヤ29との噛合荷重が加わり、この回転伝達時におい
てラチェット爪13は弾性体17Bに復元力を蓄積しながら
後方へ移動し、上記噛合荷重は弾性体17Bにより吸収さ
れる。また、速度差から生じる各ラチェット爪13A,13B,
13Cの歯先間のギャップも同様にして弾性体17Bにより吸
収され、伝動力の脈動が良好に予防される。
一部分に同一符号を用いて説明すると、ラチェット爪13
の長孔13Tに枢軸16を遊挿するとともに、その枢軸16に
外筒16Bを外装し、その外筒16Bの外周面と前記長孔13T
の内周面との間にゴム等からなる弾性体17Bを嵌装し、
この弾性体17Bにより緩衝手段SA2を構成している。そし
て、ラチェット爪13が駆動域D内に入り初めてラチェッ
トギヤ29との噛合荷重が加わり、この回転伝達時におい
てラチェット爪13は弾性体17Bに復元力を蓄積しながら
後方へ移動し、上記噛合荷重は弾性体17Bにより吸収さ
れる。また、速度差から生じる各ラチェット爪13A,13B,
13Cの歯先間のギャップも同様にして弾性体17Bにより吸
収され、伝動力の脈動が良好に予防される。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく本
発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えば、変速装置はラチェット爪を備える各種タイ
プのものに適用できることは勿論である。
発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えば、変速装置はラチェット爪を備える各種タイ
プのものに適用できることは勿論である。
[発明の効果] 本発明は、入力側回転部材と、この入力側回転部材と噛
合により回転が伝達されるラチェットギヤなどの出力側
回転部材と、前記入力側回転部材の周方向に複数列配設
され、前記入力側回転部材に設けた枢軸に巻装されたバ
ネを介して各基部側が回動可能に設けられたラチェット
爪とを備え、前記入力側回転部材とラチェットギヤとを
相対的に偏心移動させて変速するようにした自転車用無
段変速装置において、前記ラチェット爪の基部側には、
前記ラチェットギヤとの噛合方向に沿って前記枢軸を遊
挿する長孔を形成すると共に、回転伝達時において弾性
復元力により該ラチェット爪を前記噛合方向に付勢する
緩衝手段を設けたものであり、この緩衝手段により脈動
を吸収するようにして、その構成を簡素化し、伝動力の
脈動を良好に予防できる自転車の無段変速装置を提供す
ることができる。
合により回転が伝達されるラチェットギヤなどの出力側
回転部材と、前記入力側回転部材の周方向に複数列配設
され、前記入力側回転部材に設けた枢軸に巻装されたバ
ネを介して各基部側が回動可能に設けられたラチェット
爪とを備え、前記入力側回転部材とラチェットギヤとを
相対的に偏心移動させて変速するようにした自転車用無
段変速装置において、前記ラチェット爪の基部側には、
前記ラチェットギヤとの噛合方向に沿って前記枢軸を遊
挿する長孔を形成すると共に、回転伝達時において弾性
復元力により該ラチェット爪を前記噛合方向に付勢する
緩衝手段を設けたものであり、この緩衝手段により脈動
を吸収するようにして、その構成を簡素化し、伝動力の
脈動を良好に予防できる自転車の無段変速装置を提供す
ることができる。
第1図乃至第11図は本発明の第1実施例を示し、第1図
は全体縦断面図、第2図は斜視図、第3図は分解斜視
図、第4図及び第5図はラチェット爪の案内状態を示す
断面図、第6図は同斜視図、第7図(A)(B)は偏心
量oの状態を示す断面図、第8図(A)(B)は偏心量
e/2の状態を示す同断面図、第9図(A)(B)は最大
偏心量eの状態を示す同断面図、第10図は偏心量調節機
構を示す斜視図、第11図は使用状態図、第12図乃至第15
図は第2実施例を示し、第12図は縦断面図、第13図は斜
視図、第14図はラチェット爪の断面図、第15図は要部の
断面図である。 12……入力側回転部材 13……ラチェット爪 13T……長孔 16……枢軸 17……バネ 29……出力側回転部材 SA1,SA2……緩衝手段
は全体縦断面図、第2図は斜視図、第3図は分解斜視
図、第4図及び第5図はラチェット爪の案内状態を示す
断面図、第6図は同斜視図、第7図(A)(B)は偏心
量oの状態を示す断面図、第8図(A)(B)は偏心量
e/2の状態を示す同断面図、第9図(A)(B)は最大
偏心量eの状態を示す同断面図、第10図は偏心量調節機
構を示す斜視図、第11図は使用状態図、第12図乃至第15
図は第2実施例を示し、第12図は縦断面図、第13図は斜
視図、第14図はラチェット爪の断面図、第15図は要部の
断面図である。 12……入力側回転部材 13……ラチェット爪 13T……長孔 16……枢軸 17……バネ 29……出力側回転部材 SA1,SA2……緩衝手段
Claims (1)
- 【請求項1】入力側回転部材と、この入力側回転部材と
噛合により回転が伝達されるラチェットギヤなどの出力
側回転部材と、前記入力側回転部材の周方向に複数列配
設され、前記入力側回転部材に設けた枢軸に巻装された
バネを介して各基部側が回動可能に設けられたラチェッ
ト爪とを備え、前記入力側回転部材とラチェットギヤと
を相対的に偏心移動させて変速するようにした自転車用
無段変速装置において、前記ラチェット爪の基部側に
は、前記ラチェットギヤとの噛合方向に沿って前記枢軸
を遊挿する長孔を形成すると共に、回転伝達時において
弾性復元力により該ラチェット爪を前記噛合方向に付勢
する緩衝手段を設けて成ることを特徴とする自転車用無
段変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62217434A JPH0714720B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 自転車用無段変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62217434A JPH0714720B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 自転車用無段変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6460492A JPS6460492A (en) | 1989-03-07 |
| JPH0714720B2 true JPH0714720B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=16704164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62217434A Expired - Lifetime JPH0714720B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 自転車用無段変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714720B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62216040A (ja) * | 1986-03-04 | 1987-09-22 | Fujitsu Ltd | プリコンパイラ・コンパイラ呼出し制御方式 |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP62217434A patent/JPH0714720B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6460492A (en) | 1989-03-07 |
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