JPH07147953A - 抗菌剤及び抗菌剤の使用方法 - Google Patents
抗菌剤及び抗菌剤の使用方法Info
- Publication number
- JPH07147953A JPH07147953A JP5320885A JP32088593A JPH07147953A JP H07147953 A JPH07147953 A JP H07147953A JP 5320885 A JP5320885 A JP 5320885A JP 32088593 A JP32088593 A JP 32088593A JP H07147953 A JPH07147953 A JP H07147953A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- effect
- fatty acid
- lyso
- antibacterial
- test
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tea And Coffee (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ショ糖脂肪酸エステル単独、又は、リゾ型リ
ン脂質単独で存在した抗菌活性のバラツキを抑制するこ
とのできる抗菌剤及び抗菌剤の使用方法を得る。 【構成】 ショ糖脂肪酸エステルとリゾ型リン脂質との
混合物を主成分としてなるもの、及び、ショ糖脂肪酸エ
ステルとリゾ型リン脂質との両者を添加する使用方法で
ある。
ン脂質単独で存在した抗菌活性のバラツキを抑制するこ
とのできる抗菌剤及び抗菌剤の使用方法を得る。 【構成】 ショ糖脂肪酸エステルとリゾ型リン脂質との
混合物を主成分としてなるもの、及び、ショ糖脂肪酸エ
ステルとリゾ型リン脂質との両者を添加する使用方法で
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば化粧品や医薬品
又は食品などの製品の保存安定性を向上させる抗菌剤に
関するものである。
又は食品などの製品の保存安定性を向上させる抗菌剤に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ショ糖脂肪酸エステル類(諏訪ら、日本
食品工業学会誌,33巻,1号,p44−p51,1986)や、
リゾレシチン(特開平1−95755号公報),リゾホ
スファチジルグリセロール(特開平3−118305号
公報)等の所謂リゾ型リン脂質が、抗菌作用を有するこ
とは知られており、化粧品や医薬品又は食品などに用い
られている。また近年、これら抗菌剤は、特にホットベ
ンダーで流通される缶コーヒー等での利用が増加してい
る。とりわけ、ショ糖脂肪酸エステルは耐熱性芽胞細菌
に有効な安全な抗菌剤として、ホットベンダーで販売さ
れる殆どの缶コーヒー,紅茶,スープ類に添加されてい
る。
食品工業学会誌,33巻,1号,p44−p51,1986)や、
リゾレシチン(特開平1−95755号公報),リゾホ
スファチジルグリセロール(特開平3−118305号
公報)等の所謂リゾ型リン脂質が、抗菌作用を有するこ
とは知られており、化粧品や医薬品又は食品などに用い
られている。また近年、これら抗菌剤は、特にホットベ
ンダーで流通される缶コーヒー等での利用が増加してい
る。とりわけ、ショ糖脂肪酸エステルは耐熱性芽胞細菌
に有効な安全な抗菌剤として、ホットベンダーで販売さ
れる殆どの缶コーヒー,紅茶,スープ類に添加されてい
る。
【0003】尚、食品業界で問題となっている耐熱性芽
胞細菌の全ては、グラム陽性有芽胞桿菌(Family Bacil
laceae)のバシラス属(Genus Bacillus)とクロストリジ
ウム属(Genus Clostridium) である。前者はフラットサ
ワー缶の、後者は膨張缶の原因菌となっている。
胞細菌の全ては、グラム陽性有芽胞桿菌(Family Bacil
laceae)のバシラス属(Genus Bacillus)とクロストリジ
ウム属(Genus Clostridium) である。前者はフラットサ
ワー缶の、後者は膨張缶の原因菌となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の通り、ショ糖脂
肪酸エステル類及びリゾ型リン脂質の各々が抗菌作用を
有することは知られていた。しかしながら、ショ糖脂肪
酸エステル類及びリゾ型リン脂質には、各々抗菌スペク
トラムにバラツキが見られていた。
肪酸エステル類及びリゾ型リン脂質の各々が抗菌作用を
有することは知られていた。しかしながら、ショ糖脂肪
酸エステル類及びリゾ型リン脂質には、各々抗菌スペク
トラムにバラツキが見られていた。
【0005】本発明者等は、鋭意研究を行い、リゾレシ
チンやリゾホスファチジルチジルグリセロール等のリゾ
型リン脂質に、ショ糖脂肪酸エステルを組合せて使用す
ることにより、抗菌作用が相乗的に強まること、および
各々の単独使用では菌種により、抗菌活性にバラツキが
見られるが、併用により、バラツキを抑制できることを
見出し本発明を完成した。
チンやリゾホスファチジルチジルグリセロール等のリゾ
型リン脂質に、ショ糖脂肪酸エステルを組合せて使用す
ることにより、抗菌作用が相乗的に強まること、および
各々の単独使用では菌種により、抗菌活性にバラツキが
見られるが、併用により、バラツキを抑制できることを
見出し本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明は、ショ糖脂肪酸エステル単
独、又は、リゾ型リン脂質単独で存在した抗菌活性のバ
ラツキを抑制することのできる抗菌剤及び抗菌剤の使用
方法を得ることを目的とする。
独、又は、リゾ型リン脂質単独で存在した抗菌活性のバ
ラツキを抑制することのできる抗菌剤及び抗菌剤の使用
方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る抗菌剤は、
ショ糖脂肪酸エステルとリゾ型リン脂質との混合物を主
成分としてなるものである。
ショ糖脂肪酸エステルとリゾ型リン脂質との混合物を主
成分としてなるものである。
【0008】また、具体的には、前記リゾ型リン脂質
が、リゾレシチン又はリゾホスファチジルグリセロール
の何れか一方又はその両方である。
が、リゾレシチン又はリゾホスファチジルグリセロール
の何れか一方又はその両方である。
【0009】更に、本発明に係る抗菌剤の使用方法は、
ショ糖脂肪酸エステルとリゾ型リン脂質との両者を添加
する方法である。
ショ糖脂肪酸エステルとリゾ型リン脂質との両者を添加
する方法である。
【0010】
【作用】本発明においては、ショ糖脂肪酸エステルとリ
ゾ型リン脂質との混合物を主成分としてなるものである
ため、ショ糖脂肪酸エステル単独、又は、リゾ型リン脂
質単独の抗菌作用が相乗的に強まること、及び各々の単
独使用では菌種により、抗菌活性にバラツキが見られる
が、併用により、バラツキを抑制できる。
ゾ型リン脂質との混合物を主成分としてなるものである
ため、ショ糖脂肪酸エステル単独、又は、リゾ型リン脂
質単独の抗菌作用が相乗的に強まること、及び各々の単
独使用では菌種により、抗菌活性にバラツキが見られる
が、併用により、バラツキを抑制できる。
【0011】尚、本発明に係るリゾ型リン脂質として
は、好ましくはレシチンを原料に用い、グリセロールの
存在下、ホスホリパーゼDの転移反応で製造したホスフ
ァチジルグリセロールを更にホスホリパーゼA2 で処理
し、部分加水分解して製造したリゾホスファチジルグリ
セロール(特開平2−273536号公報)、また、レ
シチン、分画レシチン等をホスホリパーゼA2 で処理
し、部分加水分解したリゾレシチンの何れか一方又はそ
の両方を用いることができる。
は、好ましくはレシチンを原料に用い、グリセロールの
存在下、ホスホリパーゼDの転移反応で製造したホスフ
ァチジルグリセロールを更にホスホリパーゼA2 で処理
し、部分加水分解して製造したリゾホスファチジルグリ
セロール(特開平2−273536号公報)、また、レ
シチン、分画レシチン等をホスホリパーゼA2 で処理
し、部分加水分解したリゾレシチンの何れか一方又はそ
の両方を用いることができる。
【0012】また、本発明に係るショ糖脂肪酸エステル
は、一般に抗菌作用を有するものであれば何れのものも
使用でき、例えば缶コーヒー等に用いられる高HLB値
(11〜15)のものが臭気や苦味等がなく、官能的品
質もよく、好適であり、例えば三菱化成食品製P167
0がある。
は、一般に抗菌作用を有するものであれば何れのものも
使用でき、例えば缶コーヒー等に用いられる高HLB値
(11〜15)のものが臭気や苦味等がなく、官能的品
質もよく、好適であり、例えば三菱化成食品製P167
0がある。
【0013】更に、本発明では、ショ糖脂肪酸エステル
とリゾ型リン脂質との両者を添加する使用方法であるた
め、従来のショ糖脂肪酸エステル又はリゾ型リン脂質の
使用に付加して、他方を添加することにより、従来単独
で存在した抗菌作用のバラツキが抑制される。
とリゾ型リン脂質との両者を添加する使用方法であるた
め、従来のショ糖脂肪酸エステル又はリゾ型リン脂質の
使用に付加して、他方を添加することにより、従来単独
で存在した抗菌作用のバラツキが抑制される。
【0014】
【実施例】実施例A.耐熱性芽胞細菌に対する抗菌活性 1.材料と方法 図1は耐熱性試験の概要を示すフローチャートである。
図1に示す通り、試験菌株を芽胞形成培地にて培養し、
加熱処理により栄養細胞を殺し、耐熱試験用芽胞を−2
0℃で保存した。再生用培地で、活性化処理を行った
後、油浴で加熱処理し、耐熱芽胞数測定試験及び発芽・
増殖抑制保存試験を行った。
図1に示す通り、試験菌株を芽胞形成培地にて培養し、
加熱処理により栄養細胞を殺し、耐熱試験用芽胞を−2
0℃で保存した。再生用培地で、活性化処理を行った
後、油浴で加熱処理し、耐熱芽胞数測定試験及び発芽・
増殖抑制保存試験を行った。
【0015】[被験乳化剤]被験乳化剤として、転移レ
シチンPG80(リン脂質中のPG80%以上),転移
レシチンLPG80,酵素分解レシチンF2,及びショ
糖脂肪酸エステルP1670(三菱化成食品(株),パ
ルミチン酸タイプ)を用いた。尚、転移レシチンLPG
80と酵素分解レシチンF2とのリン脂質組成(DL発
色面積%)は次の表1に示す。これらの乳化剤をエタノ
ールで溶解し、各試験濃度の100倍溶液として用い
た。
シチンPG80(リン脂質中のPG80%以上),転移
レシチンLPG80,酵素分解レシチンF2,及びショ
糖脂肪酸エステルP1670(三菱化成食品(株),パ
ルミチン酸タイプ)を用いた。尚、転移レシチンLPG
80と酵素分解レシチンF2とのリン脂質組成(DL発
色面積%)は次の表1に示す。これらの乳化剤をエタノ
ールで溶解し、各試験濃度の100倍溶液として用い
た。
【0016】
【表1】
【0017】[耐熱性芽胞試験菌株]耐熱性の芽胞菌と
しては、B.ステアロサーモフィルス(Bacillus stearoth
ermophilus) 、C.サーマセチカム(Clostridium thermac
eticum) 、C.サーモヒドロサルファリカム(Clostridium
thermohydrosulfuricum) を用いた。
しては、B.ステアロサーモフィルス(Bacillus stearoth
ermophilus) 、C.サーマセチカム(Clostridium thermac
eticum) 、C.サーモヒドロサルファリカム(Clostridium
thermohydrosulfuricum) を用いた。
【0018】[芽胞形成用培地]B.ステアロサーモフィ
ルス用芽胞形成用培地は、バクトトリプトン5g,イー
ストエキス3g,食塩2g,ブドウ糖1g,硫酸マンガ
ン 0.5g ,塩化カルシウム 1.5g ,寒天20g,精製水
1L(pH7.2)を用いた。
ルス用芽胞形成用培地は、バクトトリプトン5g,イー
ストエキス3g,食塩2g,ブドウ糖1g,硫酸マンガ
ン 0.5g ,塩化カルシウム 1.5g ,寒天20g,精製水
1L(pH7.2)を用いた。
【0019】C.サーマセチカム用芽胞形成用培地(PE
−2培地)は、バクトトリプトン5g,可溶性デンプン
1g,イーストエキス5g,チオグリコール酸ナトリウ
ム 0.5g ,L−システィン塩酸塩 0.5g ,精製水1Lで
調製後、試験管に15ml分注し、炭酸カルシウムをま
ぶしたアラスカ種エンドウ豆5粒を加えた後滅菌し、使
用した。
−2培地)は、バクトトリプトン5g,可溶性デンプン
1g,イーストエキス5g,チオグリコール酸ナトリウ
ム 0.5g ,L−システィン塩酸塩 0.5g ,精製水1Lで
調製後、試験管に15ml分注し、炭酸カルシウムをま
ぶしたアラスカ種エンドウ豆5粒を加えた後滅菌し、使
用した。
【0020】C.サーモヒドロサルファリカム用芽胞形成
用培地(鉄サルファイト培地)は、バクトトリプトン1
0g,無水亜硫酸ナトリウム 0.5g ,寒天1g,精製水
1Lを121℃、20分間滅菌後、使用時に濾過滅菌し
たクエン酸第2鉄5%液を1Lに10ml添加して用い
た。
用培地(鉄サルファイト培地)は、バクトトリプトン1
0g,無水亜硫酸ナトリウム 0.5g ,寒天1g,精製水
1Lを121℃、20分間滅菌後、使用時に濾過滅菌し
たクエン酸第2鉄5%液を1Lに10ml添加して用い
た。
【0021】[芽胞の調製]B.ステアロサーモフィルス
の芽胞の調製は、保存菌株を前培養後、芽胞形成用培地
上に表面塗抹し、55℃で5日間培養した。顕微鏡によ
り芽胞形成を確認した。芽胞形成を顕微鏡により確認
後、培地表面の菌体を滅菌精製水に懸濁させ、遠心洗浄
後、滅菌M/15リン酸緩衝液(pH7.0)にて2回
遠心洗浄後、同液に浮遊させ、90℃、20分間加熱処
理後−20℃で凍結保存した。
の芽胞の調製は、保存菌株を前培養後、芽胞形成用培地
上に表面塗抹し、55℃で5日間培養した。顕微鏡によ
り芽胞形成を確認した。芽胞形成を顕微鏡により確認
後、培地表面の菌体を滅菌精製水に懸濁させ、遠心洗浄
後、滅菌M/15リン酸緩衝液(pH7.0)にて2回
遠心洗浄後、同液に浮遊させ、90℃、20分間加熱処
理後−20℃で凍結保存した。
【0022】C.サーマセチカムの芽胞の調製は、保存菌
株を前培養後、PE−2培地に接種し、アネロパック
(三菱ガス化学(株)製)を用いて、55℃、15日間
嫌気培養した。芽胞形成を顕微鏡により確認後、遠心集
菌し、滅菌精製水、滅菌M/15リン酸緩衝液(pH
7.0)により遠心洗浄後、滅菌M/15リン酸緩衝液
に浮遊させ、90℃、20分間加熱処理後−20℃で凍
結保存した。
株を前培養後、PE−2培地に接種し、アネロパック
(三菱ガス化学(株)製)を用いて、55℃、15日間
嫌気培養した。芽胞形成を顕微鏡により確認後、遠心集
菌し、滅菌精製水、滅菌M/15リン酸緩衝液(pH
7.0)により遠心洗浄後、滅菌M/15リン酸緩衝液
に浮遊させ、90℃、20分間加熱処理後−20℃で凍
結保存した。
【0023】C.サーモヒドロサルファリカムの芽胞の調
製は、保存菌株を前培養後、鉄サルファイト培地に接種
しアネロパックを用いて55℃、20日間嫌気培養し
た。芽胞形成を顕微鏡により確認後、遠心集菌し、滅菌
精製水、滅菌M/15リン酸緩衝液(pH7.0)によ
り遠心洗浄後、滅菌M/15リン酸緩衝液に浮遊させ、
90℃、20分間加熱処理後−20℃で凍結保存した。
製は、保存菌株を前培養後、鉄サルファイト培地に接種
しアネロパックを用いて55℃、20日間嫌気培養し
た。芽胞形成を顕微鏡により確認後、遠心集菌し、滅菌
精製水、滅菌M/15リン酸緩衝液(pH7.0)によ
り遠心洗浄後、滅菌M/15リン酸緩衝液に浮遊させ、
90℃、20分間加熱処理後−20℃で凍結保存した。
【0024】[再生用培地]B.ステアロサーモフィルス
再生用培地は、トリプトソイブイヨン+寒天培地(日水
製薬(株)社製)を用いた。
再生用培地は、トリプトソイブイヨン+寒天培地(日水
製薬(株)社製)を用いた。
【0025】C.サーマセチカム再生用培地は、ビーレン
ス(Beerens) とデス・ロザー(Des Rosier)の培地(バク
トソイトン10g,イーストエキス10g,ブドウ糖1
0g,塩化ナトリウム5g,L−システィン塩酸塩0.
6g,寒天1g,精製水1L,pH7.2〜7.4)を
用いた。
ス(Beerens) とデス・ロザー(Des Rosier)の培地(バク
トソイトン10g,イーストエキス10g,ブドウ糖1
0g,塩化ナトリウム5g,L−システィン塩酸塩0.
6g,寒天1g,精製水1L,pH7.2〜7.4)を
用いた。
【0026】C.サーモヒドロサルファリカム再生用培地
は、変法TGC寒天培地(日水製薬(株)社製)を用い
た。
は、変法TGC寒天培地(日水製薬(株)社製)を用い
た。
【0027】[耐熱性試験]耐熱試験は次の通り行っ
た。 (1) 加熱処理…芽胞液を90℃、20分間活性化させた
後、芽胞数がミルクコーヒー1ml当たり104 〜10
6 になるように加え、1分間超音波処理を行い芽胞を分
散させた。分散後TDTチューブ(φ0.9×15c
m,内径 0.7mm)に 0.7mlずつ分注し、所定時間加
熱処理した。尚、加熱温度は次の表2を参照。
た。 (1) 加熱処理…芽胞液を90℃、20分間活性化させた
後、芽胞数がミルクコーヒー1ml当たり104 〜10
6 になるように加え、1分間超音波処理を行い芽胞を分
散させた。分散後TDTチューブ(φ0.9×15c
m,内径 0.7mm)に 0.7mlずつ分注し、所定時間加
熱処理した。尚、加熱温度は次の表2を参照。
【0028】(2) 油浴…断熱材の厚さ5cmのオイルバ
ス(内寸40.5×32.5×29.5cm、外寸55.0×44.5×35.0
cm)に約40Lのシリコンオイルを入れ、温度制御を
約±0.1℃の精度になるようにヒータを設置して試験
を行った。試験管投入後は、断熱材で覆いをして保温し
た。
ス(内寸40.5×32.5×29.5cm、外寸55.0×44.5×35.0
cm)に約40Lのシリコンオイルを入れ、温度制御を
約±0.1℃の精度になるようにヒータを設置して試験
を行った。試験管投入後は、断熱材で覆いをして保温し
た。
【0029】(3) 耐熱性芽胞の測定…オイルバス加熱後
急冷し、TDTチューブをやすりで開封し、最確数法に
より生残菌数を測定した後、pHを測定した。生残菌数
の測定には再生用培地を用いた。培養条件は下表を参
照。
急冷し、TDTチューブをやすりで開封し、最確数法に
より生残菌数を測定した後、pHを測定した。生残菌数
の測定には再生用培地を用いた。培養条件は下表を参
照。
【0030】(4) 抗菌効果の判定…未加熱時の生菌数を
基準にし各加熱時間、添加乳化剤毎の生残菌数から生残
率を求め、各供試菌に対する抗菌効果を比較した。尚、
対照は乳化剤無添加ミルクコーヒーとし、同様に処理し
た。
基準にし各加熱時間、添加乳化剤毎の生残菌数から生残
率を求め、各供試菌に対する抗菌効果を比較した。尚、
対照は乳化剤無添加ミルクコーヒーとし、同様に処理し
た。
【0031】(5) 発芽・増殖試験…乳化剤の再発芽抑制
効果或いは栄養菌体増殖抑制効果を測定するために、加
熱処理したTDTチューブを各菌の発芽・増殖温度で保
存し(表2)、所定の期間保存後に各5本ずつ開封し、
再生用培地で菌数を測定後にpHを測定した。
効果或いは栄養菌体増殖抑制効果を測定するために、加
熱処理したTDTチューブを各菌の発芽・増殖温度で保
存し(表2)、所定の期間保存後に各5本ずつ開封し、
再生用培地で菌数を測定後にpHを測定した。
【0032】
【表2】
【0033】[ミルクコーヒー液]尚、ミルクコーヒー
液は、グラニュー糖80g,全脂粉乳18g,インスタ
ントコーヒー15gを精製水1Lに溶かし、75℃、2
0分間加熱した。冷却後10%炭酸水素ナトリウム溶液
でpH7に調製し、被験乳化剤を混合し、マイクロフル
イダイザー(マイクロフルイデックス社製)により乳化
した。乳化後、121℃、5分間滅菌し、試験に供し
た。
液は、グラニュー糖80g,全脂粉乳18g,インスタ
ントコーヒー15gを精製水1Lに溶かし、75℃、2
0分間加熱した。冷却後10%炭酸水素ナトリウム溶液
でpH7に調製し、被験乳化剤を混合し、マイクロフル
イダイザー(マイクロフルイデックス社製)により乳化
した。乳化後、121℃、5分間滅菌し、試験に供し
た。
【0034】2.結果 (a) 滅菌処理効果の増強 200〜500ppmの各種乳化剤をコーヒーミルク中
に添加し、B.ステアロサーモフィルスの耐熱性に与える
影響を、またその他の菌株に対しては500ppmで同
様の試験を行った。その結果を次の表3に示した。
に添加し、B.ステアロサーモフィルスの耐熱性に与える
影響を、またその他の菌株に対しては500ppmで同
様の試験を行った。その結果を次の表3に示した。
【0035】
【表3】
【0036】表3に示す通り、PG80は、B.ステアロ
サーモフィルスに対し350ppm以上で穏やかな効果
を示した。C.サーマセチカムに対しては強い抗菌効果を
示した。また、LPG80は、C.サーマセチカムに対し
非常に効果的で、また、B.ステアロサーモフィルスにも
強い効果を示した。C.サーモヒドロサルファリカムに対
する効果は弱かった。
サーモフィルスに対し350ppm以上で穏やかな効果
を示した。C.サーマセチカムに対しては強い抗菌効果を
示した。また、LPG80は、C.サーマセチカムに対し
非常に効果的で、また、B.ステアロサーモフィルスにも
強い効果を示した。C.サーモヒドロサルファリカムに対
する効果は弱かった。
【0037】更に、F2はどの試験菌株にもかなり有効
であった。P1670もどの菌にも有効であったもの
の、B.ステアロサーモフィルスに対する効果は弱かっ
た。また、PG80とP1670は、B.ステアロサーモ
フィルスの増殖を促進する例も見られた。
であった。P1670もどの菌にも有効であったもの
の、B.ステアロサーモフィルスに対する効果は弱かっ
た。また、PG80とP1670は、B.ステアロサーモ
フィルスの増殖を促進する例も見られた。
【0038】(b) 発芽・増殖抑制効果 前項で行った加熱滅菌処理後のTDTチューブを各菌の
至適温度に所定時間保存し、開封して生菌とpHを測定
した。これにより残存芽胞の発芽とその後の栄養菌体の
増殖に与える乳化剤の影響を調べることができる。その
結果を表4に示した。
至適温度に所定時間保存し、開封して生菌とpHを測定
した。これにより残存芽胞の発芽とその後の栄養菌体の
増殖に与える乳化剤の影響を調べることができる。その
結果を表4に示した。
【0039】
【表4】
【0040】(1) どの乳化剤も特にC.サーマセチカムに
対しては、強い発芽・増殖抑制効果を示した。 (2) B.ステアロサーモフィルスに対してもどの乳化剤も
有効であったものの、効果は穏やかで、LPG80とP
1670の500ppmがやや強い程度であった。
対しては、強い発芽・増殖抑制効果を示した。 (2) B.ステアロサーモフィルスに対してもどの乳化剤も
有効であったものの、効果は穏やかで、LPG80とP
1670の500ppmがやや強い程度であった。
【0041】(c) 乳化剤の併用効果 缶コーヒーで実際に問題となる耐熱性芽胞菌は、例え
ば、B.ステアロサーモフィルスはF0値(滅菌価;12
1℃で菌が死滅する時間(分)で、ボツリヌス菌のz=
18を基にして計算した値)が40、C.サーマセチカム
は200、Desulfotomaculumや、C.nigrificans は約6
0等と高く、通常コーヒーの滅菌に使う121℃、40
分間の加熱処理では常にある確率で事故が起きることに
なる。また、前項までの結果では、乳化剤は菌種により
効果にバラツキがあるため、乳化剤の併用効果でそのバ
ラツキを抑えられるかどうかを調べた。試験は、現在殆
ど缶物類に使われているのがショ糖脂肪酸エステルであ
ることを考慮して、リン脂質誘導体類対P1670で行
った。
ば、B.ステアロサーモフィルスはF0値(滅菌価;12
1℃で菌が死滅する時間(分)で、ボツリヌス菌のz=
18を基にして計算した値)が40、C.サーマセチカム
は200、Desulfotomaculumや、C.nigrificans は約6
0等と高く、通常コーヒーの滅菌に使う121℃、40
分間の加熱処理では常にある確率で事故が起きることに
なる。また、前項までの結果では、乳化剤は菌種により
効果にバラツキがあるため、乳化剤の併用効果でそのバ
ラツキを抑えられるかどうかを調べた。試験は、現在殆
ど缶物類に使われているのがショ糖脂肪酸エステルであ
ることを考慮して、リン脂質誘導体類対P1670で行
った。
【0042】(1) B.ステアロサーモフィルスの耐熱性に
対する結果を表5に示した。LPG80,F2何れの試
料もP1670との併用効果を示した。B.ステアロサー
モフィルスの芽胞を接種したミルクコーヒーに2種類の
乳化剤を加えて加熱滅菌処理し、残存する耐熱性芽胞を
測定して乳化剤の抗菌性に対する併用効果を調べた。
対する結果を表5に示した。LPG80,F2何れの試
料もP1670との併用効果を示した。B.ステアロサー
モフィルスの芽胞を接種したミルクコーヒーに2種類の
乳化剤を加えて加熱滅菌処理し、残存する耐熱性芽胞を
測定して乳化剤の抗菌性に対する併用効果を調べた。
【0043】
【表5】
【0044】ショ糖脂肪酸エステル(P1670)単独
では、効果がなく(500ppmでもマイナス)、ま
た、リゾ型レシチン単独でも、高濃度でのみ有効(LP
G80で500ppm,F2では350ppm以上)だ
ったが、併用群では、より少ない量で強い抗菌活性が確
認できた。
では、効果がなく(500ppmでもマイナス)、ま
た、リゾ型レシチン単独でも、高濃度でのみ有効(LP
G80で500ppm,F2では350ppm以上)だ
ったが、併用群では、より少ない量で強い抗菌活性が確
認できた。
【0045】また、常法の発芽・増殖に対しても同様の
乳化剤併用効果が現われるかどうかを検討した。この場
合生菌数は測定せずに、所定温度時間加熱後のTDTチ
ューブを増殖温度に保存し、pHの変化を測定した。も
し、B.ステアロサーモフィルスが増殖していれば生産さ
れる有機酸によりpHが低下することになり、今までの
試験でも生菌数とpHの低下とは一致する結果が得られ
ている。その結果、乳化剤単独使用と同様の静菌効果は
認められるものの、併用効果は検出できなかった。
乳化剤併用効果が現われるかどうかを検討した。この場
合生菌数は測定せずに、所定温度時間加熱後のTDTチ
ューブを増殖温度に保存し、pHの変化を測定した。も
し、B.ステアロサーモフィルスが増殖していれば生産さ
れる有機酸によりpHが低下することになり、今までの
試験でも生菌数とpHの低下とは一致する結果が得られ
ている。その結果、乳化剤単独使用と同様の静菌効果は
認められるものの、併用効果は検出できなかった。
【0046】(2) C.サーマセチカムの耐熱性に対する効
果を調べた。詳しくは、C.サーマセチカムの芽胞を接種
したミルクコーヒーに2種類の乳化剤を加えて加熱滅菌
処理し、残存する耐熱性芽胞を測定して抗菌性に対する
乳化剤の併用効果を調べた。結果を次の表6に示す。
果を調べた。詳しくは、C.サーマセチカムの芽胞を接種
したミルクコーヒーに2種類の乳化剤を加えて加熱滅菌
処理し、残存する耐熱性芽胞を測定して抗菌性に対する
乳化剤の併用効果を調べた。結果を次の表6に示す。
【0047】
【表6】
【0048】表6に示す通り、LPG80、F2何れの
試料もP1670との併用効果を示した。また、芽胞の
発芽・増殖に対する効果を見るために前項と同様にpH
の変化を調べたところ、LPG80では124℃、0分
と10分加熱試料で発芽・増殖抑制効果が見られた。こ
れと同様の静菌効果が30分加熱の試料にも観察された
ものの、この場合には対照のpH低下が少なく、判定は
できなかった。しかしながら、これらの静菌効果もまた
乳化剤単独使用でも観察されている結果とは差はなく、
併用効果は検出できなかった。また、F2のpH測定の
結果も同様であった。
試料もP1670との併用効果を示した。また、芽胞の
発芽・増殖に対する効果を見るために前項と同様にpH
の変化を調べたところ、LPG80では124℃、0分
と10分加熱試料で発芽・増殖抑制効果が見られた。こ
れと同様の静菌効果が30分加熱の試料にも観察された
ものの、この場合には対照のpH低下が少なく、判定は
できなかった。しかしながら、これらの静菌効果もまた
乳化剤単独使用でも観察されている結果とは差はなく、
併用効果は検出できなかった。また、F2のpH測定の
結果も同様であった。
【0049】以上のように、各々単独では、高濃度での
み有効(P1670は350ppm以上、+PG80で
250ppm以上、F2では350ppm以上)で、且
つ効果もさほどでなかったが、併用群ではより少ない量
で強い抗菌活性が確認できた。
み有効(P1670は350ppm以上、+PG80で
250ppm以上、F2では350ppm以上)で、且
つ効果もさほどでなかったが、併用群ではより少ない量
で強い抗菌活性が確認できた。
【0050】(3) C.サーモヒドロサルファリカムの耐熱
性に対する効果を調べた。詳しくは、C.サーモヒドロサ
ルファリカムの芽胞を接種したミルクコーヒーに2種類
の乳化剤を加えて加熱滅菌処理した。結果を次の表7に
示す。
性に対する効果を調べた。詳しくは、C.サーモヒドロサ
ルファリカムの芽胞を接種したミルクコーヒーに2種類
の乳化剤を加えて加熱滅菌処理した。結果を次の表7に
示す。
【0051】
【表7】
【0052】表7に示すとおり、残存する耐熱性芽胞を
測定して抗菌性に対する乳化剤の併用効果を調べた。そ
の結果、p1670では、高濃度でのみ有効(350p
pm以上)で、リゾレシチンは、単独では効果がなかっ
たが、併用群では、より少ない量で強い抗菌活性が確認
できた。また、それ以外の試料は僅かに抗菌効果がある
と推定できるものの、明瞭に効果があると判定できる箇
所はなかった。
測定して抗菌性に対する乳化剤の併用効果を調べた。そ
の結果、p1670では、高濃度でのみ有効(350p
pm以上)で、リゾレシチンは、単独では効果がなかっ
たが、併用群では、より少ない量で強い抗菌活性が確認
できた。また、それ以外の試料は僅かに抗菌効果がある
と推定できるものの、明瞭に効果があると判定できる箇
所はなかった。
【0053】発芽・増殖に対する併用効果を、未加熱、
或いは121℃で10分又は30分加熱した試料を65
℃で保存し、経時的に静菌数を測定することにより調べ
た。その結果、乳化剤を添加しない対象では1週間以降
に著しい菌の増殖が認められたのに対し、F2とショ糖
脂肪酸エステル併用群では、逆に菌数は著しく低下し、
以降42日目まで菌の増殖が抑えられ、強い静菌効果が
発揮されることがわかった。
或いは121℃で10分又は30分加熱した試料を65
℃で保存し、経時的に静菌数を測定することにより調べ
た。その結果、乳化剤を添加しない対象では1週間以降
に著しい菌の増殖が認められたのに対し、F2とショ糖
脂肪酸エステル併用群では、逆に菌数は著しく低下し、
以降42日目まで菌の増殖が抑えられ、強い静菌効果が
発揮されることがわかった。
【0054】(e) 官能検査 以上のように、リゾ型のリン脂質は優れた殺菌効果、菌
発育抑制作用、耐熱性芽胞性細菌に対する抗菌活性等を
有し、食品・化粧品分野で、抗菌剤、日持ち向上剤とし
ての応用が期待される。一方、食品分野では、官能的品
質も素材としての大切な要素である。過去、効果はあり
ながら味やにおいに欠点があるため実用化されなかった
乳化剤の例も多い。
発育抑制作用、耐熱性芽胞性細菌に対する抗菌活性等を
有し、食品・化粧品分野で、抗菌剤、日持ち向上剤とし
ての応用が期待される。一方、食品分野では、官能的品
質も素材としての大切な要素である。過去、効果はあり
ながら味やにおいに欠点があるため実用化されなかった
乳化剤の例も多い。
【0055】そこで、LPG80とF2分画を、薄味の
コーヒーに、「無添加」,「250ppm」,「500
ppm」,「750ppm」の4試料を作成し、各々1
21℃で15分間滅菌後、官能検査を行った。パネラー
は、任意の10名ずつをLPG80とF2との2種類に
割り当て官能検査法で検査を行った。「コーヒーらしさ
について」及び「後味について」7段階評価を行い、4
試料に「好ましい順位」を付けた。評価結果はスピアマ
ンの順位相関検査法で統計処理を行った。結果を表8に
示す。
コーヒーに、「無添加」,「250ppm」,「500
ppm」,「750ppm」の4試料を作成し、各々1
21℃で15分間滅菌後、官能検査を行った。パネラー
は、任意の10名ずつをLPG80とF2との2種類に
割り当て官能検査法で検査を行った。「コーヒーらしさ
について」及び「後味について」7段階評価を行い、4
試料に「好ましい順位」を付けた。評価結果はスピアマ
ンの順位相関検査法で統計処理を行った。結果を表8に
示す。
【0056】
【表8】
【0057】表8に示す通り、無添加の対照に対して、
有意差は検出されなかった。以上の結果から、特にリゾ
型のリン脂質は官能的にも充分に実用に耐え得る優れた
抗菌素材であることが確認された。
有意差は検出されなかった。以上の結果から、特にリゾ
型のリン脂質は官能的にも充分に実用に耐え得る優れた
抗菌素材であることが確認された。
【0058】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、ショ糖脂
肪酸エステルとリゾ型リン脂質との混合物を主成分とし
てなるものであるため、ショ糖脂肪酸エステル単独、又
は、リゾ型リン脂質単独の抗菌作用を相乗的に強めまる
ことができ、また各々の単独使用では菌種により、抗菌
活性にバラツキが見られるが、併用により、バラツキを
抑制することができる。
肪酸エステルとリゾ型リン脂質との混合物を主成分とし
てなるものであるため、ショ糖脂肪酸エステル単独、又
は、リゾ型リン脂質単独の抗菌作用を相乗的に強めまる
ことができ、また各々の単独使用では菌種により、抗菌
活性にバラツキが見られるが、併用により、バラツキを
抑制することができる。
【0059】更に、本発明では、ショ糖脂肪酸エステル
とリゾ型リン脂質との両者を添加する使用方法であるた
め、従来のショ糖脂肪酸エステル又はリゾ型リン脂質の
使用に付加して、他方を添加することにより、従来単独
で存在した抗菌作用のバラツキが抑制されるという効果
がある。
とリゾ型リン脂質との両者を添加する使用方法であるた
め、従来のショ糖脂肪酸エステル又はリゾ型リン脂質の
使用に付加して、他方を添加することにより、従来単独
で存在した抗菌作用のバラツキが抑制されるという効果
がある。
【図1】耐熱性試験の概要を示すフローチャートであ
る。
る。
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】[ミルクコーヒー液]尚、ミルクコーヒー
液は、グラニュー糖80g,脱脂粉乳6g,全脂粉乳1
8g,インスタントコーヒー15gを精製水1Lに溶か
し、75℃、20分間加熱した。冷却後10%炭酸水素
ナトリウム溶液でpH7に調製し、被験乳化剤を混合
し、マイクロフルイダイザー(マイクロフルイデックス
社製)により乳化した。乳化後、121℃、5分間滅菌
し、試験に供した。
液は、グラニュー糖80g,脱脂粉乳6g,全脂粉乳1
8g,インスタントコーヒー15gを精製水1Lに溶か
し、75℃、20分間加熱した。冷却後10%炭酸水素
ナトリウム溶液でpH7に調製し、被験乳化剤を混合
し、マイクロフルイダイザー(マイクロフルイデックス
社製)により乳化した。乳化後、121℃、5分間滅菌
し、試験に供した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】2.結果 (a) 滅菌処理効果の増強 200〜500ppmになるように各種乳化剤をコーヒ
ーミルク中に添加し、B.ステアロサーモフィルスの耐熱
性に与える影響を、またその他の菌株に対しては500
ppmで同様の試験を行った。その結果を次の表3に示
した。
ーミルク中に添加し、B.ステアロサーモフィルスの耐熱
性に与える影響を、またその他の菌株に対しては500
ppmで同様の試験を行った。その結果を次の表3に示
した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/00 E C W 47/24 47/26 ADZ
Claims (3)
- 【請求項1】 ショ糖脂肪酸エステルとリゾ型リン脂質
との混合物を主成分としてなることを特徴とする抗菌
剤。 - 【請求項2】 前記リゾ型リン脂質が、リゾレシチン又
はリゾホスファチジルグリセロールの何れか一方又はそ
の両方であることを特徴とする請求項1記載の抗菌剤。 - 【請求項3】 ショ糖脂肪酸エステルとリゾ型リン脂質
との両者を添加することを特徴とする抗菌剤の使用方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5320885A JPH07147953A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 抗菌剤及び抗菌剤の使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5320885A JPH07147953A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 抗菌剤及び抗菌剤の使用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07147953A true JPH07147953A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=18126354
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5320885A Pending JPH07147953A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 抗菌剤及び抗菌剤の使用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07147953A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999026632A1 (en) * | 1997-11-20 | 1999-06-03 | Statens Serum Institut | Phospholipids having antimicrobial activity with or without the presence of antimicrobials |
| KR100662318B1 (ko) * | 1999-02-10 | 2006-12-28 | 하세가와 고오료오 가부시끼가이샤 | 산성 음료 중에서 안정한 항균제 조성물 |
| WO2009057768A1 (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-07 | Nagase Chemtex Corporation | 抗真菌剤及び抗菌剤 |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP5320885A patent/JPH07147953A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999026632A1 (en) * | 1997-11-20 | 1999-06-03 | Statens Serum Institut | Phospholipids having antimicrobial activity with or without the presence of antimicrobials |
| KR100662318B1 (ko) * | 1999-02-10 | 2006-12-28 | 하세가와 고오료오 가부시끼가이샤 | 산성 음료 중에서 안정한 항균제 조성물 |
| WO2009057768A1 (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-07 | Nagase Chemtex Corporation | 抗真菌剤及び抗菌剤 |
| JP5468385B2 (ja) * | 2007-11-02 | 2014-04-09 | ナガセケムテックス株式会社 | 抗真菌剤及び抗菌剤 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Wijnands et al. | Spores from mesophilic Bacillus cereus strains germinate better and grow faster in simulated gastro-intestinal conditions than spores from psychrotrophic strains | |
| Brynestad et al. | Clostridium perfringens and foodborne infections | |
| International Commission on Microbiological Specifications for Foods | Microorganisms in foods 5: Characteristics of microbial pathogens | |
| Ryser et al. | Survival of Listeria monocytogenes in cold-pack cheese food during refrigerated storage | |
| Johnson | Clostridium botulinum | |
| Foegeding et al. | Heat resistance and growth of Listeria monocytogenes in liquid whole egg | |
| Faille et al. | Injury and lethality of heat treatment of Bacillus cereus spores suspended in buffer and in poultry meat | |
| Baron et al. | Isolation and characterization of a psychrotolerant toxin producer, Bacillus weihenstephanensis, in liquid egg products | |
| Blake et al. | Sensory and microbial quality of milk processed for extended shelf life by direct steam injection | |
| Walker et al. | Food borne illness from Clostridium perfringens | |
| Redondo-Solano et al. | Thermal resistance of Clostridium difficile spores in peptone water and pork meat | |
| Lyver et al. | Competitive inhibition of Clostridium botulinum type E by Bacillus species in a value-added seafood product packaged under a modified atmosphere | |
| Beard et al. | Thermal resistance of bacterial spores in milk-based beverages supplemented with nisin | |
| Eckner et al. | Contribution of composition, physicochemical characteristics and polyphosphates to the microbial safety of pasteurized cheese spreads | |
| Bolton et al. | Poultry food safety control interventions in the domestic kitchen | |
| Nassar et al. | Biogenic amines in chicken meat products in relation to bacterial load, pH value and sodium chloride content | |
| Patel et al. | Evaluation of enrichment broths for their ability to recover heat‐injured Listeria monocytogenes | |
| JP3238554B2 (ja) | 乳成分入りコーヒー飲料の製造法 | |
| Parkinson et al. | Botulism | |
| Wijnands et al. | Bacillus cereus: characteristics, behaviour in the gastro-intestinal tract, and interaction with Caco-2 cells | |
| Jordan et al. | The effect of Cl. sporogenes on Cl. botulinum | |
| Woo et al. | Characterization of lipase activity in cold-stored butter | |
| Bevilacqua et al. | Alicyclobacillus spp.: a spore-forming and spoiling microorganism with thermoacidophilic traits | |
| SU350823A1 (ru) | СПОСОБ ПРЕДОТВРАЩЕНИЯ ПОЯВЛЕНИЯ ГОРЬКОГОВКУСА в СЫРЕ | |
| JPH03118305A (ja) | 抗菌剤 |