JPH07148206A - 使用済み注射針処理装置 - Google Patents

使用済み注射針処理装置

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JPH07148206A
JPH07148206A JP5320939A JP32093993A JPH07148206A JP H07148206 A JPH07148206 A JP H07148206A JP 5320939 A JP5320939 A JP 5320939A JP 32093993 A JP32093993 A JP 32093993A JP H07148206 A JPH07148206 A JP H07148206A
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processing device
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 随所に持運んで、各種形態の注射針を、片手
の操作で簡単に焼切及びホルダ−部からの脱落を行なえ
る処理装置を提供する。 【構成】 筺体1内上部には上下平行に離間して所定長
さの水平電極を有する針焼切機構2と、針先を螺脱する
針脱落機構3と、その両者間に針先を移動可能とする針
誘導機構4とが一体的に納り、上記各機構に備る針先移
動用の溝30,18,4aが連通して筺体1表面に現
れ、また筺体1内下部には落下針収納部を設ける。さら
に、筺体1内の剰余空間に前記針焼切機構2の電極及び
針脱落機構3の駆動手段に電力を供給する給電手段を備
えて構成する。そして、使用済みの針の焼切と、その針
のホルダ−からの分離脱落とを連続して行えるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として医療用の使用
済み注射針の処理に用いるもので、ホルダ−先端部に嵌
着又は螺着して用いられている注射器や点滴用の翼状針
の使用後不要になった針をホルダ−から抜取って廃棄処
理するための処理装置に関し、詳しくは、針を焼き切っ
て処理するタイプの装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、各種業態、例えば医療用、実
験研究用には注射針が、また縫製用には工業用の縫製針
や一般縫い針が多用されている。これらの針を廃棄する
場合、多くは特に加工はせずに集荷して、処理業者がそ
のままダンボ−ル箱や袋や詰めて専用処分場で処理して
産業廃棄物として埋立処分されている。中には、なんら
安全加工せずに一般廃棄物に混入されて廃棄されている
ことも多く、大きな社会問題となっている。
【0003】注射器には、防疫上の観点から安全のため
に使い捨て注射針が普及、大量に使用され、この結果注
射針ゴミが大量に発生し、安全対策が徹底されていない
ことも相俟って、廃棄処理途中に処理業者が過って手指
などに刺すといった傷害事故があとを断たない。この事
故は、針に付着しているB型,C型肝炎ウイルス、エイ
ズ等による血液感染など重大な事故になる危険性がある
ことから、廃棄には充分注意することが指導されてい
る。その廃棄における安全対策として、嵩ばるが刺さる
ことのない注射器ホルダ−部分と危険な注射針とを分離
させ、特に注射針だけを管理徹底して安全廃棄すること
が行なわれている。この分離方法としては、看護婦が手
指で引抜いてする方法と、処理具を用いて機械的に分離
する方法がある。
【0004】前者の場合は手を滑らして、処理中手指を
刺したり、落として足等に刺さったりすることが避けら
れず、その点でなにも処理しない場合よりもかえって別
の面で危険性が高かった。後者の場合は、簡単なものと
しては、箱体にガイド孔を設け、この孔を注射針の接続
基部が引掛かるように形成し、この取外し孔に掛けて外
す器具が実開平3−88548をはじめ多数提案、提供
されている。この単に取外し孔に挿入して外すタイプの
ものは、注射器ホルダ−に注射針を嵌着してあるタイプ
のものには使用できるが、螺着してあるタイプは引抜こ
うとしただけでは外れないので使用できなかった。
【0005】そこで、螺着タイプでも外せるように、取
外し孔に注射針の基部が押えられるように形成し、ホル
ダ−を手で回転させて外す方式(特開平1−31066
9)が提案された。しかし、ホルダ−を一々回転させる
のは簡単そうに見えてもやるとなると結構厄介な作業で
あった。そこでさらに、その方式の改良として、ホルダ
−部を持ったまま、動力で注射針の基部を回転させて外
す方式(特開平3−76)が提案されている。しかしな
がら、上記の方法によって、針先を外すことが容易には
なったが、針先自体は鋭く尖っているままなので、依然
として、廃棄処理途中に手指などに刺さる傷害事故が防
止することはできない。また、機械的に針先を折曲げて
引抜く装置(実開平2−111448)が提案されてい
る。この処理の場合、針が曲げてある分直線的に突き刺
さることは減少できても殆どの針先端は鋭く尖っている
ままなので、手指などに刺さる傷害事故をなくすことは
できない。
【0006】このため、特開昭60−5155に提案さ
れるように針先を焼切って処理する方式の注射針処理装
置が提案された。ここにおいて、ようやく傷害事故が防
止できるようになった。しかし、この装置には、以下の
ような多くの問題がある。 (1)螺着タイプの螺脱処理ができない。 (2)片手だけでは処理ができない。 (3)電極の使用部分が常に同一位置なので電極で溶融
変形した溶融物が針先に固着し易く引抜こうとするとそ
の溶融物が電極に引っ掛かり抜けなくなるか又は電極を
破損する。 (4)溶融物が電極に固化付着し通電が阻害されて焼切
できない。 (5)針先を電極に挿入しにくい。 以上(1)〜(5)のように多くの難点があって、極め
て使用しにくいためにこれまで普及されるまでに至って
いなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる実情に
鑑みてなされたもので、各種形態の注射針の全てに適応
可能で、随所に持運んで、片手の操作で簡単に焼切及び
ホルダ−部からの脱落を行なえる、耐久性の優れた使用
済み注射針の処理装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の使用済み注射針処理装置は、筺体1内上部
に、離間して一対を成し且つ平行な所定長さの上部電極
7及び下部電極10を有する針焼切機構2と、針先を回
転して螺脱させる針脱落機構3と、それら両機構2,3
間に針先を移動させる針誘導機構4とが一体的に納り、
上記各機構2,3,4に備る針先移動用の溝30,1
8,4aが連通して筺体1上部1aの表面に現れる。ま
た筺体1内下部に、落下針収納部5を設け、さらに筺体
1内の剰余空間に、前記針焼切機構2の電極及び針脱落
機構3の駆動手段20に電力を供給する給電手段6を備
えて構成する。そして、針の焼切とホルダ−からの分離
脱落とが連続して行えるようにしたものである。
【0009】また、前記上部電極7には、平行で同極の
固定電極8及び開閉電極9を備える。また下部電極10
には、前記上部電極7の下方に所定幅の傾斜面11を前
記固定電極8に対面させるものである。さらに、前記固
定電極8を、位置固定された電極固定板13と一体的に
形成された先端の電極部12の上面を下方斜面14に形
成する。また開閉電極9を、その先端縁9aを前記固定
電極8の先端縁8aから間隔を置いて直上位置に戻るよ
うに一体的に形成された板バネ15によって付勢するも
のである。
【0010】さらにまた、針先を挿入ガイドする溝17
及び/又は孔34を有する針先挿入ガイド16を、前記
固定電極8と開閉電極9との間に形成される溝30に合
致させ、前記針焼切機構2の上部に着脱又はスライドさ
せて前記溝17及び/又は孔34を交換して使用可能と
するものである。またさらに、前記挿入ガイド溝17
は、溝上縁を注射針の連結基部Kの幅より狭い溝幅で、
針誘導機構4の誘導溝4aに向けて下方傾斜に形成し、
また前記挿入ガイド孔34は、固定電極8と開閉電極9
との間に形成される溝30の上方に略擦鉢状凹部を形成
し、この底に翼状針挿入孔34を設けるものである。
【0011】また、前記針脱落機構3を、前記針焼切機
構2で焼切された針Sを導き入れる導入溝18と、導入
された針の連結基部Kを把持する挟持部19を備えると
共にこの挟持部19を回転させる駆動手段20を備え、
そして前記挟持部19の突き当りに駆動スイッチ板21
を挟持部19内に前進付勢させるものである。さらに、
前記針誘導機構4を、針焼切機構2の溝30と針脱落機
構3の導入溝18とを誘導溝4aにより直線的に連通
し、該誘導溝4aを針の径より広く且つホルダ−への針
連結基部Kの径より狭く形成するものである。
【0012】また、前記落下針収納部5に、針焼切機構
2の下方に備えた引出し式の収納箱22を設けたもので
ある。さらに、前記針焼切機構2の溝30と連通させ
て、針の連結基部Kを嵌着するホルダ−Hの筒先の径よ
りも広く、且つ連結基部Kの鍔Uよりも狭い行止り溝2
4の両側に、奥行方向漸増する傾斜面25を形成した嵌
着式針用落脱機構23を設けたものである。さらにま
た、前記落下針収納部5上の筺体1の上面1aに、翼状
針投入孔26を設けたものである。
【0013】
【作用】本発明は、以上の構成なので、針焼切機構2に
おいて針Sを焼き切る時に約800℃の高温になり、針
Sの尖端Tからが溶解されると同時に殺菌もされる。従
って、針が刺さりにくくなると共にたとえ刺さってたと
しても殺菌されているのでウイルス等の感染が起こらな
い。看護婦が注射器ホルダ−H部を握ったままで、まず
針焼切機構2で針Sを焼き切り、次にそのまま針脱落機
構3に導いて針Sをホルダ−Hから分離脱落させ、これ
らの作業を片手で連続してできる。この処理作業は、形
態の違う各種注射針の全てにおいて処理が可能となる。
即ち、針先螺着タイプの場合には回転させる針脱落機構
3によって、嵌着タイプの場合には嵌着式針用脱落機構
23によって、また翼状針の場合には針先挿入ガイド1
6の挿入ガイド孔34に挿入して処理できる。させに、
針先挿入ガイド16を外したままの状態でも、上部電極
7の固定電極8及び開閉電極9が同極なので、感電の虞
はなく指が接触しても安全である。焼切ったら翼状針投
入孔26に投入する。
【0014】また、本発明の電極部分が従来の一点差し
入れ型の電極による溶解と異なり、平行電極が長く、針
接触点を傾斜面11をスライド移動させつつ溶解させる
ものなので、溶融物が針先から擦り落され溶融物が電極
に引っ掛かったり抜けなくなったりせず、電極を破損す
るおそれが全くない。また、溶融物が電極に付着しない
ので正常な通電が確保される。また針Sの尖端Tから基
部に向けて電極接触点を移動ずらしながら溶解させるも
のなので、尖端Tから基部にいたるまでの範囲溶解処理
ができる。針Sを電極に挿入する時は、針先挿入ガイド
16によって導かれるので粗雑に針を入れても確実に電
極にセットでき、さらに、上部電極7の一方が開閉電極
9であるのでホルダ−Hが多少傾いていても余裕をもっ
て容易に上部電極7の溝30内に挿入することができ
る。
【0015】
【使用法】本発明を使用する場合は、電源を必要とし、
携帯して持ち歩くためにバッテリ−35にあらかじめ充
電しておく。注射器を使用後の処理過程は、ホルダ−H
と針Sとの連結基部Kの形態に応じて使用部分を選択し
て行なう。螺着タイプの場合には、看護婦が注射器ホル
ダ−H部を握ったままで、図8に示すように、まず針先
を針先挿入ガイド16に入れて、さらに図4及び図5に
示すように、挿入ガイド溝17に沿って下に押すように
して移動させつつ針Sを焼き切る。針先を挿入する時、
針先挿入ガイド16によって導かれるので粗雑に針先を
入れても確実にセットでき、さらに、開閉電極9によっ
てホルダ−Hが多少ずれたり傾いていても余裕をもって
固定電極8と開閉電極9の間に挿入できる。次に図12
に示すように、針連結基部Kを針誘導溝4aに載せて通
過させ、そのまま図10に示す針脱落機構3に導いてホ
ルダ−Hの針連結基部Kを駆動スイッチ板21に押し当
てる。すると針Sの連結基部Kが回転してホルダ−Hか
ら抜ける。そしたら挟持部19から少しバックさせて広
い導入溝18に戻しせばその下の脱落孔31から落下針
収納部5内に落下する。以上これらの全工程は片手でホ
ルダ−Hを持ったまま連続してでできる。
【0016】嵌着タイプの場合には、針Sを焼き切るま
で螺着タイプの場合S同じ工程である。そして、図9に
示すように、嵌着式針用落脱機構23の行止り溝24に
入れるとその両側の傾斜面25によって針Sがホルダ−
Hから押し離されて抜け落ちる。また、翼状針の場合に
は、針先挿入ガイド16を翼状針用針先挿入ガイド37
に交換することによって、翼状部を持って針を直に上部
電極7の固定電極8と開閉電極9との間に挿入して充分
焼き切ることができる。交換する時に、固定電極8及び
開閉電極9が露出しても、同極なので指が接触しても感
電の虞はなく安全である。焼き切ったら引抜き、図1に
示す翼状針投入孔26に投入する。落下針収納部5に焼
切処理された針が溜まったら、針を別の容器等に入れて
廃棄処分する。
【0017】
【実施例】本発明の注射針処理装置を実施例を図で説明
すると、図1に示すように、外観は、筺体1の上面1a
に針焼切機構2と針脱落機構3と両者間の針誘導機構4
とに備る針先移動用の溝30,18,4aが連通して筺
体1表面に現れる。また、筺体1内に納めてあるバッテ
リ−35等の給電手段6(図2に示す)と針焼切機構2
及び針脱落機構3を回路(図中に回路は略す)接続し、
その回路に組込んで、筺体1上面1aに電源スイッチ3
2を設ける。そして筺体1前面には筺体1内下部に設け
た落下針収納部5(図2に示す)の引出し式の収納箱2
2が現れる。さらに、前記収納箱22上の筺体1上面
に、翼状針投入孔26を設け、また携帯する時に、持ち
運び易いように吊りホルダ−33が筺体1の上面1a中
央に固着してある。
【0018】また、筺体1内部には、図2に示されるよ
うに、筺体1内上部には針焼切機構2と針脱落機構3と
それら両者間の針誘導機構4とが一体的に納り、また筺
体1内下部には落下針収納部5を設ける。さらに、筺体
1内の後部の剰余空間には前記針焼切機構2の電極及び
針脱落機構3の駆動手段20に電力を供給するバッテリ
−35等の給電手段6を備えて構成される。そして、針
Sの焼切とホルダ−Hからの分離脱落とが針焼切機構
2、針誘導機構4、針脱落機構3の順に連続して行える
ようにする。
【0019】上記各構成の機構を以下それぞれ詳しく説
明すると、前記針焼切機構2は、図6と図7に示すよう
に、離間して一対を成す上部電極7と下部電極10とで
構成する。前記上部電極7は、30mm長さの平行で同
極の固定電極8及び開閉電極9を備える。また下部電極
10は、前記上部電極7の下方に30mmの長さで10
mm幅の傾斜度45度の傾斜面11を前記固定電極8に
対面させる。さらに、前記固定電極8は、位置固定され
た電極固定板13の先端電極部12を傾斜度45度の下
方斜面14に形成し、開閉電極9を、その先端縁9aを
前記固定電極8の先端縁8aから3mm間隔を置いて直
上位置に戻るように断面U字型の板バネ15によって付
勢する。この板バネ15の開閉電極9の先端縁9aは折
返して、その折返し部分に上下間隔を設けて挟さまれた
状態で差込んだ開閉電極固定板36を固着して板バネ1
5をバックアップする。
【0020】また、前記針焼切機構2の上部には、図3
の(ロ)、図4の(イ)、図5、図6、図7及び図8に
示すように、固定電極8と開閉電極9との間に形成され
る溝30(図3の(イ)、図6及び図7に示す)に合致
させ、且つ針誘導機構4の誘導溝4aに向けて傾斜度4
5度の下方傾斜を形成し、且つ針Sの連結基部Kの幅よ
り狭い幅の挿入ガイド溝17を有する針先挿入ガイド1
6を装着して構成する。さらに、図8に示すように、挿
入ガイド溝17の上部をその挿入ガイド溝17が擦鉢状
の底部に形成されるように形成する。
【0021】挿入ガイド溝17の最奥上部17aに差込
まれた針Sは下方に押されて、図5に示すように、下部
電極10の傾斜面11に針先端Tが突き当り、この接触
によって、既に挟まれて接触して接続している上部電極
7と下部電極10が通電して加熱され、針先端Tが溶解
する。さらに、ホルダ−Hを手で下方に加圧し続ける
と、針先端Tが溶解して短くなって挿入ガイド溝17の
斜面に連結基部Kが載り、押されてその斜面を下り、針
先端Tが溶解しながら挿入ガイド溝17の末端17bに
至る。この間上部電極7と下部電極10との接触点は、
一点に固定されないで、図5に示すよように一方向(矢
印方向)に幅広く移動することになる。そして同時に針
の溶解カスは下部電極10に付着することなく傾斜面1
1を自然落下する。このために針先が電極から抜けなく
なったり、電極自体を破損することなく、正常な通電が
確保される。
【0022】前記針先挿入ガイド16は、筺体1上面1
a又は針焼切機構2上面に設けた嵌着枠27(図3の
(イ)に示す)、スライド枠(図略)等によって、着
脱、スライド交替することが可能である。針先挿入ガイ
ド16を、外して図3の(イ)に示すように固定電極8
と開閉電極9を露出させることによって、連結基部Kの
ない翼状針Yを直接挿入するか、又は図4の(ロ)に示
すように、略擦鉢状凹部の底に翼状針挿入孔34を設け
た翼状針用針先挿入ガイド37を装着し、その挿入ガイ
ド37を、筺体1上面又は針焼切機構2上面に設けた嵌
着枠27に装着して処理することが可能である。それと
は別にスライド枠(図略)を設け、針先挿入ガイド16
と併設して横方向にスライドさせて溝30上の位置を交
替して処理することもできる。また、図3に示すよう
に、挿入ガイド溝17の末部17cの両角を外開きにな
るように削除形成すると共に、その下部に当る固定電極
8と開閉電極9との溝30も挿入ガイド溝17の末部1
7cと同様に末部の両角8b、9bを外開きになるよう
に削除形成すると、図8に示すように、針先を固定電極
8と開閉電極9間に挿入セットする際に、ホルダ−Hが
多少溝30中心位置から外れたり、傾いたりてしていて
もスム−ズに針Sを装着できる。
【0023】次に針脱落機構3を説明すると、図2、図
3及び図10に示すように、針焼切機構2で焼切された
針Sを導き入れる導入溝18と導入された針Sの連結基
部Kを把持する挟持部19を備える。そしてこれに隣接
して伝達機構20aを介してこの挟持部19を回転させ
るモ−タ28を備える。前記挟持部19の突き当りには
接触して反応する駆動スイッチ板21を挟持部19内に
先端部を前進付勢させて設ける。そして、ホルダ−Hの
連結基部Kが駆動スイッチ板21に突き当るとスイッチ
が押されてonとなり駆動モ−タ28が回転して挟持部
19が螺脱方向に回転する。この時、ホルダ−Hは手に
握られてているので回転せず、ホルダ−Hは上に押上げ
られる。するとホルダ−Hが連結基部Kから外れ、スイ
ッチ板21が前進する。するとそのスイッチがoffと
なり、回転が停止する。
【0024】導入溝18の導入口18aには、その下方
に針先に掛かるバック止めゴムシ−ト(図略)を掛け渡
すと、前記回転停止後、ホルダ−Hを導入溝18を後退
させると針先がこのゴムシ−トに引っ掛かり確実にホル
ダ−Hから外れて落下させる態様が可能である。そし
て、前記針誘導機構4は、針焼切機構2の溝30と針脱
落機構3の導入溝18とを直線的に連通し、図12に示
すように、針連結基部Kを載せたままスライドできる誘
導溝4aを形成する。
【0025】また、図8、図9及び図11に示すよう
に、針焼切機構2の溝30と連通させてホルダ−Hに嵌
着して連結する針の専用に嵌着式針用落脱機構23を隣
設する。この機構23は、連結基部Kを嵌着してあるホ
ルダ−Hの筒先の径よりも広く、且つ連結基部Kの鍔U
よりも狭い行止り溝24の両側に、奥行方向漸増する傾
斜面25を形成して構成する。そしてその連結基部Kが
行止り溝24の奥に進ませるにつれて、ホルダ−Hと鍔
Uを広げ、その途中で連結基部Kがホルダ−Hから分離
して脱落する。
【0026】
【発明の効果】本発明は、針焼切機構2で針Sを焼切る
ことによって、針が高温で殺菌され、廃棄処理中におい
て作業員に針が刺さりにくくなり、たとえ刺さってたと
しても殺菌されているので感染が起こらないので極めて
安全である。看護婦が、業務中に携帯していれば、形態
の違う注射針の全てにおいてその場での処理が可能とな
る。特に注射器ホルダ−H部を握ったままで、まず針焼
切機構2で針Sを焼切り、次にそのまま針脱落機構3に
導いて針Sを脱落させ、これらの一連の作業を片手で連
続して、素速く容易に完了することができる。
【0027】また、平行な上部電極7と下部電極10
に、針を移動しつつ焼切するものなので、焼切機能を完
全に長期間維持することが可能となった。さらに、針焼
切機構2で針Sの大部分を溶解させるので、廃棄処分す
る時に嵩ばらなくなる。例えば処理針を容器に詰めた場
合、同一本数で比較するとゴミのボリュ−ム量を未処理
の場合より6割以上も大巾に減量することができるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外観斜視図。
【図2】図1におけるA−A線縦断側面図。
【図3】本発明の(イ)が針先挿入ガイド外した状態
の、(ロ)が針先挿入ガイドを装着した状態を示す要部
の各平面図。
【図4】本発明の針焼切機構に、(イ)が針先挿入ガイ
ドを、(ロ)が翼状針用針先挿入ガイドを装着し、針先
を挿入した状態を示す要部の各縦断側面図。
【図5】針焼切機構において、針先挿入ガイドに案内さ
れて針先がスライド移動する状態を示す縦断側面図。
【図6】針焼切機構における針挿入前の状態を示す要部
の正面図。
【図7】針焼切機構における針挿入後の状態を示す要部
の正面図。
【図8】針先挿入ガイドに針を挿入する過程を示す部分
断面斜視図。
【図9】ホルダ−Hから針先Sが分離脱落する状態を示
す嵌着式針用落脱機構の要部の部分断面斜視図。
【図10】針脱落機構において、螺着タイプの針を
(イ)が導入前の状態、(ロ)が螺脱中の状態を示す要
部の各縦断側面図。
【図11】翼状針用針先挿入ガイドを示す要部の部分断
面斜視図。
【図12】針誘導機構における針の移動中の状態を示す
要部の部分断面斜視図。
【符号の説明】
1 筺体 2 針焼切機構 3 針脱落機構 4 針誘導機構 4a 針誘導溝 5 落下針収納部 6 給電手段 7 上部電極 8 固定電極 8a 固定電極の先端縁 8b 固定電極の末部角削除部 9 開閉電極 9a 開閉電極の先端縁 9b 開閉電極の末部角削除部 10 下部電極 11 下部電極の傾斜面 12 電極固定板の先端電極部 13 電極固定板 14 固定電極の下方斜面 15 板バネ 16 針先挿入ガイド 17 挿入ガイド溝 17a 挿入ガイド溝の最奥上部 17b 挿入ガイド溝の末端 17c 挿入ガイド溝の末部角削除部 18 導入溝 18a 導入口 19 挟持部 20 駆動手段 20a 伝達手段 21 駆動スイッチ板 22 引出し式の収納箱 23 嵌着式針用脱落機構 24 行止り溝 25 傾斜面 26 翼状針投入孔 27 嵌着枠 28 モ−タ 29 バネ 30 上部電極の針先移動用の溝 31 脱落孔 32 電源スイッチ 33 吊りホルダ− 34 翼状針挿入孔 35 バッテリ− 36 開閉電極固定板 37 翼状針用針先挿入ガイド K 注射器の連結基部 U 連結基部の鍔 H 注射器のホルダ− S 注射器の針 T 注射器の針尖端 Y 翼状針

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筺体(1)内上部に、離間して一対を成
    し且つ平行な所定長さの上部電極(7)及び下部電極
    (10)を有する針焼切機構(2)と、針先を回転して
    螺脱させる針脱落機構(3)と、それら両機構(2),
    (3)間に針先を移動させる針誘導機構(4)とが一体
    的に納り、上記各機構(2),(3),(4)に備る針
    先移動用の溝(30),(18),(4a)が連通して
    筺体(1)上部(1a)の表面に現れ、また筺体(1)
    内下部に、落下針収納部(5)を設け、さらに筺体
    (1)内の剰余空間に、前記針焼切機構(2)の電極及
    び針脱落機構(3)の駆動手段(20)に電力を供給す
    る給電手段(6)を備えて成り、針の焼切とホルダ−か
    らの分離脱落とが連続して行えるようにしたことを特徴
    とする使用済み注射針処理装置。
  2. 【請求項2】 上部電極(7)が、平行で同極の固定電
    極(8)及び開閉電極(9)を備え、下部電極(10)
    が、前記上部電極(7)の下方に所定幅の傾斜面(1
    1)を前記固定電極(8)に対面させて成る請求項1の
    使用済み注射針処理装置。
  3. 【請求項3】 固定電極(8)が、位置固定された電極
    固定板(13)と一体的に形成された先端の電極部(1
    2)の上面を下方斜面(14)に形成し、開閉電極
    (9)が、その先端縁(9a)を前記固定電極(8)の
    先端縁(8a)から間隔を置いて直上位置に戻るように
    一体的に形成された板バネ(15)によって付勢されて
    成る請求項2の使用済み注射針処理装置。
  4. 【請求項4】 固定電極(8)と開閉電極(9)との間
    に形成される溝(30)に、針先を挿入ガイドする挿入
    ガイド溝(17)及び/又は挿入ガイド孔(34)が合
    致して成る針先挿入ガイド(16)を、針焼切機構
    (2)の上部に着脱又はスライドさせることによって挿
    入ガイド溝(17)及び/又は挿入ガイド孔(34)を
    交換して使用可能とする請求項1乃至3のうちいずれか
    一項記載の使用済み注射針処理装置。
  5. 【請求項5】 挿入ガイド溝(17)が、その溝の上縁
    を注射針の連結基部Kの幅より狭い溝幅で、針誘導機構
    (4)の誘導溝(4a)に向けて下方傾斜に形成して成
    る請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の使用済み注
    射針処理装置。
  6. 【請求項6】 挿入ガイド孔(34)が、固定電極
    (8)と開閉電極(9)との間に形成される溝(30)
    の上方に略擦鉢状凹部を形成し、この底に翼状針挿入孔
    (34)を設けて成る請求項1乃至5のうちいずれか一
    項記載の使用済み注射針処理装置。
  7. 【請求項7】 針脱落機構(3)が、針焼切機構(2)
    で焼切された針Sを導き入れる導入溝(18)と、導入
    された針の連結基部Kを把持する挟持部(19)を備え
    ると共にこの挟持部(19)を回転させる駆動手段(2
    0)を備え、前記挟持部(19)の突き当りに駆動スイ
    ッチ板(21)を挟持部(19)内に前進付勢させて成
    る請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の使用済み注
    射針処理装置。
  8. 【請求項8】 針誘導機構(4)が、針焼切機構(2)
    の溝(30)と針脱落機構(3)の導入溝(18)とを
    誘導溝(4a)により直線的に連通し、該誘導溝(4
    a)を針の径より広く且つホルダ−への針連結基部Kの
    径より狭く形成して成る請求項1乃至7のうちいずれか
    一項記載の使用済み注射針処理装置。
  9. 【請求項9】 落下針収納部(5)が、針焼切機構
    (2)の下方に備えた引出し式の収納箱(22)である
    請求項1乃至8のうちいずれか一項記載の使用済み注射
    針処理装置。
  10. 【請求項10】 針の連結基部Kを嵌着するホルダ−H
    の筒先の径よりも広く、且つ連結基部Kの鍔Uよりも狭
    い行止り溝(24)の両側に、奥行方向漸増する傾斜面
    (25)を形成して成る嵌着式針用落脱機構(23)
    を、針焼切機構(2)の溝(30)と連通させて設けた
    請求項1乃至9のうちいずれか一項記載の使用済み注射
    針処理装置。
  11. 【請求項11】 落下針収納部(5)上の筺体(1)の
    上面(1a)に、翼状針投入孔(26)を設けた請求項
    1乃至10のうちいずれか一項記載の使用済み注射針処
    理装置。
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