JPH07148581A - 溶接チップ管理装置 - Google Patents

溶接チップ管理装置

Info

Publication number
JPH07148581A
JPH07148581A JP6212503A JP21250394A JPH07148581A JP H07148581 A JPH07148581 A JP H07148581A JP 6212503 A JP6212503 A JP 6212503A JP 21250394 A JP21250394 A JP 21250394A JP H07148581 A JPH07148581 A JP H07148581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
welding
diameter
limit value
tip diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6212503A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3289508B2 (ja
Inventor
Yoshikuni Kajimoto
佳邦 梶本
Susumu Hasegawa
進 長谷川
Shin Kinoshita
伸 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP21250394A priority Critical patent/JP3289508B2/ja
Publication of JPH07148581A publication Critical patent/JPH07148581A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3289508B2 publication Critical patent/JP3289508B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップドレス時期の適正化を図ると共に、打
点数とチップ先端径との関係から各種の要因による異常
や故障を早期に発見して溶接チップの寿命を伸ばす。 【構成】 溶接中に溶接チップの打点数Cをカウントし
(S1)、溶接後に溶接チップの先端径Dを測定する
(S2)。そして、先端径Dを上限値Dmax と比較し
(S3)、D>Dmax になると、上限値到達打点数C0
=Cを記憶し(S4)、チップドレスを行わせる(S
6)。そして、チップドレス後の初期先端径異常の有無
を判定して(S8)、必要に応じてブレードの交換を行
わせ(S10)、また、打点数に対する先端径の変化特
性、具体的には上限値到達打点数C0 をチェックし(S
12)、先端径早期上限値到達異常の場合にその要因を分
析して警報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接ガンに装着される
溶接チップの管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体組立ライン等では、溶接用
ロボットによる自動スポット溶接が行われており、これ
は溶接ガンに装着した一対の溶接チップ(電極)によっ
て被溶接物の溶接箇所を両側より押圧挟持してスポット
溶接するものである。また、連続してスポット溶接を行
う場合、ある一定の打点数、溶接を行った時点で、チッ
プドレッサーにて、チップドレス(溶接チップ先端の整
形)を行っている。
【0003】溶接チップは、打点数が多くなるにつれ
て、その先端径が大きくなり、接触面積の増大により電
気抵抗が小さくなって、発熱しにくくなることから、溶
接不良を引き起こしやすくため、適時的に、その先端を
切削して先端形状を整形する必要があるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図14は連続
して溶接を行ったときの打点数とチップ先端径との関係
を示している。正常時には、カーブ1のように先端径が
変化し、打点数Aでチップドレスを行うものとすると、
先端径はB以下に保たれる。しかし、何らかの原因で溶
接チップの損耗が激しくなって、図14のカーブ2のよう
に先端径が変化するとき、先端径は打点数A’(<A)
で既に正常時のチップドレス時期(打点数A)の先端径
と同じになっているが、打点数がAに達するまで、従っ
て先端径がB’(>B)になるまで、チップドレスがな
されないので、打点数A’〜Aの間で先端径がBを超え
て溶接不良が発生する可能性がある。
【0005】そこで、打点数によりチップドレス時期を
判定する代わりに、特開平1−215467号公報に示
されているように、溶接チップの長さを繰り返し測定し
て、測定毎の変化量又はそれを累積した変化量がある基
準値を超えると異常と判定し、チップドレスを行うよう
にしたものもある。しかし、溶接不良に直接関係するの
は、溶接チップの長さではなく、先端径であるから、長
さの変化から損耗の程度を検出するのでは、必ずしも正
確にチップドレス時期を判定することができない。
【0006】また、単にチップドレス時期を判定して、
チップドレスを行うだけでは、各種の要因により溶接チ
ップの損耗が激しくなっている場合に、この要因を取り
除くことにより、溶接チップの寿命を伸ばすことができ
ない。本発明は、このような従来の問題点に鑑み、チッ
プドレス時期の適正化を図ると共に、打点数とチップ先
端径との関係から各種の要因による異常や故障を早期に
発見して溶接チップの寿命を伸ばすことができるように
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、図
1(A)に示すように、溶接チップの打点数を計数する
打点数計数手段aと、溶接チップの先端径を測定するチ
ップ先端径測定手段bと、溶接チップの打点数に対する
先端径の変化特性を抽出する変化特性抽出手段cと、前
記チップ先端径測定手段bにより測定された先端径を上
限値と比較してこれを超えたときにチップドレッサーに
よる溶接チップの先端の整形を行わせるチップドレス指
令手段dと、前記変化特性抽出手段cにより抽出された
変化特性を基準特性と比較してこれから外れているとき
にその要因を分析して警報する警報手段eとを設けて、
溶接チップ管理装置を構成する。
【0008】ここで、前記変化特性抽出手段cは、溶接
チップの打点数に対する先端径の変化特性として、溶接
チップの先端径が上限値に到達したときの打点数を検出
するものであってもよいし、変化特性のカーブを検出す
るものであってもよい。また、図1(A)の構成に加
え、図1(B)に示すように、チップドレス後に溶接チ
ップの先端径を測定する初期先端径測定手段fと、チッ
プドレス後の溶接チップの先端径を上限値及び下限値と
比較して判定する初期先端径判定手段gと、判定の結
果、上限値〜下限値の範囲外のときに再度のチップドレ
スを行わせるチップドレス再指令手段hと、チップドレ
スを所定回繰り返しても前記範囲外のときにチップドレ
ッサーの異常と判定するチップドレッサー異常判定手段
iとを設けるとよい。
【0009】また、図1(A)の構成に加え、図1
(C)に示すように、溶接チップの長さを測定するチッ
プ長測定手段jと、溶接チップの長さを下限値と比較し
てこれを超えたときに溶接チップの交換を行わせるチッ
プ交換指令手段kとを設けるとよい。また、図1(B)
に点線で示すように、溶接チップの長さを測定するチッ
プ長測定手段jと、溶接チップの長さに応じて前記初期
先端径判定手段gにおける比較用の上限値及び下限値を
可変する上・下限値可変手段mとを設けるとよい。
【0010】
【作用】上記の構成においては、溶接チップの先端径を
測定し、測定された先端径を上限値と比較してこれを超
えたときにチップドレスを行わせる。これにより、溶接
チップの先端径を常に上限値以下に管理して、溶接不良
の発生する可能性を低減することができる。
【0011】そして、溶接チップの打点数に対する先端
径の変化特性を抽出し、抽出された変化特性を基準特性
(正常時の打点数とチップ先端径との関係)と比較して
これから外れているときにその要因を分析して警報す
る。これにより、打点数とチップ先端径との関係から各
種の要因による異常や故障を早期に発見して溶接チップ
の寿命を伸ばすことができる。
【0012】ここで、溶接チップの打点数に対する先端
径の変化特性を抽出する際は、溶接チップの先端径が上
限値に到達したときの打点数を検出する方式とすること
により、簡単に実施でき、また変化特性のカーブそのも
のを検出する方式とすることにより、変化特性のより正
確な把握が可能となる。また、チップドレス後に溶接チ
ップの先端径を測定して、上限値及び下限値と比較して
判定し、この判定結果に基づいて、上限値〜下限値の範
囲外のときに再度のチップドレスを行わせることによ
り、チップドレス後の初期先端径を適切に管理でき、ま
た、チップドレスを所定回繰り返しても前記範囲外のと
きにチップドレッサーの異常と判定することにより、チ
ップドレッサーをも適切に管理できる。
【0013】また、溶接チップの長さを測定して、下限
値を超えたときに、溶接チップの交換を行わせること
で、溶接チップの交換時期を適切に管理できる。更に、
溶接チップの交換後、溶接とチップドレスとを繰り返し
て行ったときの、チップドレス後の初期先端径の測定値
の変化を平均的に見てみると、初期先端径の測定値は、
新品時(交換直後)には小さいが、チップドレスを繰り
返す度に、次第に大きくなり、交換直前に最大となる傾
向がある。これは、新品チップとチップドレス後のチッ
プとでは形状が微妙に違うのに対し、例えばレーザー光
線を用いて測定を行う場合、レーザー光線は厚みを持っ
ているため、先端径自体は等しくてもその上下を含めて
測定してしまうので、新品チップとチップドレスを繰り
返したチップとでは測定値が異なるからと考えられる。
【0014】そこで、チップドレス後の溶接チップの先
端径を上限値及び下限値と比較して判定するに際して
は、溶接チップの長さを測定して、この溶接チップの長
さに応じて、比較用の上限値及び下限値を可変すること
により、チップドレッサーの異常判定等の精度がより適
正なものとなる。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図2は本
発明の一実施例の全体構成を示し、ロボット溶接工程ラ
イン1の近傍に溶接用ロボット2が配置され、ロボット
制御盤3により制御されるようになっている。尚、4は
パーソナルコンピュータ、5はコントローラである。
【0016】また、溶接用ロボット2の近傍にチップド
レッサー6が配置され、削りカス排除用ブラシ7と共
に、制御用インターロック盤8により制御されるように
なっている。ここで、チップドレッサー6の近傍にレー
ザー式ラインセンサ9を配置し、これにより溶接用ロボ
ット2の溶接ガンの先端に装着された溶接チップの先端
径を測定し得るようにしてある。従って、このレーザー
式ラインセンサ9がチップ先端径測定手段に相当する。
【0017】図3は溶接用ロボット2により操作される
溶接ガン部分の構成を示し、溶接ガン10の下部に上向き
に装着された溶接チップ11と、溶接ガン10の上部にガン
加圧用エアシリンダ12を介して下向きに装着された溶接
チップ13とを備え、これらにより被溶接物14を押圧挟持
して、スポット溶接を行うようになっている。尚、15は
スプリングバランサー、16はガンハンガー、17はマニュ
アル用握りスイッチである。また、18は給電用の1次側
ケーブル、19はトランス、20は2次側ケーブル、21は補
助ケーブルである。また、22はガン加圧用エアのエア入
口、23はエアレギュレータ、24は電磁バルブ、25は加圧
用エアホース、26は開放用エアホースである。また、27
はガン冷却用の冷却水入口、28は水ストップバルブ、29
は冷却水給水ホース、30は冷却水出口である。
【0018】ここで、エアレギュレータ23にエア圧力セ
ンサ31を配置し、これにより加圧力を測定し得るように
してある。また、冷却水出口30付近に冷却水流量センサ
32を配置し、これにより冷却水流量を測定し得るように
してある。図4はチップドレッサー6の構成を示し、ベ
ース40に取付けたブラケット41の基部側に固定したモー
タ42の回転軸先端にスプロケット43を取付け、このスプ
ロケット43の回転により、ベルト(又はチェーン)44を
介して、ブラケット41の先端部側に回転自在に支持した
スプロケット45を回転駆動するようにしてある。このス
プロケット45は筒状であって、その内周部にチップ整形
用のブレード(切削刃)46を備え、溶接ガンに装着され
た溶接チップ11,13の先端を進入させてブレード46に押
付けることにより、溶接チップ11,13の先端が切削され
て整形されるようになっている。
【0019】図5は溶接チップ管理のフローチャートで
ある。ステップ1(図にはS1と記してある。以下同
様)では、溶接中に、打点数Cをカウントして積算す
る。ステップ2では、溶接後(1台生産後)に、毎回、
レーザー式ラインセンサ9により溶接チップの先端径D
を測定する。
【0020】ステップ3では、測定された溶接チップの
先端径Dを予め定めた上限値Dmaxと比較して、D≦Dm
ax のときはそのまま次の溶接を続け、D>Dmax のと
きはチップドレス等が必要であると判断してステップ4
へ進む。ステップ4では、溶接チップの打点数Cに対す
る先端径Dの変化特性のパラメータとして、先端径Dが
上限値Dmax に到達したときの打数点(現在の打点数)
Cを上限値到達打数点C0 として記憶する。
【0021】尚、本実施例では、溶接チップの打点数に
対する先端径の変化特性のパラメータとして、上限値到
達打数点C0 を検出するようにしたが、溶接チップの先
端径の測定毎にそのときの打点数との関係で先端径を記
憶することにより、変化特性のカーブそのものを検出す
るようにしてもよい。ステップ5では、溶接チップの寿
命に達したか否かをチェックする。具体的には、溶接チ
ップの長さを測定して、所定長さ以下になった場合に寿
命に達したものとするか、溶接チップ交換後のチップド
レスの回数を記憶していて、これが所定値以上になった
場合に寿命に達したものとする。
【0022】寿命に達していなければ、ステップ6へ進
んでチップドレッサー6によりチップドレスを行わせ
て、溶接チップの先端を整形する。チップドレス後は、
ステップ7でレーザー式ラインセンサ9により溶接チッ
プの先端径Dを測定する。そして、ステップ8で測定さ
れた先端径Dが初期先端径として異常か否かを判定す
る。
【0023】ステップ8での判定でチップドレス後の初
期先端径異常の場合は、ステップ9へ進んでかかるチッ
プドレス後の初期先端径異常が頻発している(例えば2
回連続)か否かを判定し、頻発していない場合は突発的
な異常とみなしてそのままの状態で再びチップドレス
(ステップ6)を行わせる。頻発している場合は、チッ
プドレス後の初期先端径異常の要因として、チップドレ
ッサー6におけるブレード46の摩耗又は欠けにより削れ
なくなっていると推定し、ステップ10へ進んでブレード
46の交換を指示した後、交換後に再びチップドレス(ス
テップ6)を行わせる。
【0024】ステップ8でのチップドレス後の先端径の
判定の結果、初期先端径として正常(適正値)である場
合は、ステップ12へ進む。また、ステップ5でのチップ
寿命の判定の結果、寿命に達している場合は、ステップ
11へ進んで溶接チップの交換を指示した後、交換後にス
テップ12へ進む。ステップ12では、溶接チップの打点数
Cに対する先端径Dの変化特性について、基準特性との
適合をチェックする。これは後述する図6のフローチャ
ートに従って行う。
【0025】そして、チェック後に、ステップ13で打数
点Cを0に戻して、溶接を再開する。次に特性チェック
(ステップ12)の処理内容を図6のフローチャートによ
って説明する。ステップ21では、溶接チップの打点数C
に対する先端径Dの変化特性のパラメータである上限値
到達打数点C0 を予め定めた所定値と比較し、所定値以
下の場合に、先端径早期上限値到達異常であると判断し
て、ステップ22へ進む。
【0026】ステップ22では、かかる先端径早期上限値
到達異常が頻発している(例えば2回連続)か否かを判
定し、頻発していない場合は突発的な異常として処理を
終了し、頻発している場合に慢性的な異常であると判断
して、ステップ23へ進む。ステップ23では、エア圧力セ
ンサ31からの信号に基づいて加圧力の低下の有無を判定
し、加圧力の低下がある場合は、先端径早期上限値到達
異常の要因として、1次側エア圧力の低下、エア洩れ、
エアレギュレータ故障等と推定できるので、ステップ24
へ進んで加圧力低下を警報し、エア洩れ、エアレギュレ
ータのチェックを指示する。
【0027】ステップ25では、冷却水流量センサ32から
の信号に基づいて冷却水流量の低下の有無を判定し、冷
却水流量の低下がある場合は、先端径早期上限値到達異
常の要因として、冷却水回路の負荷増大による流量低
下、冷却水回路のゴミづまりによる流量低下等と推定で
きるので、ステップ26へ進んで冷却水流量不足を警報
し、冷却水回路のチェックを指示する。
【0028】ステップ27では、特殊車種(具体的には輸
出使用車種)生産比率の増加の有無を判定する。輸出使
用車種では、防錆処理鋼板、デュラスチール(亜鉛メッ
キ鋼板)等を使用しており、これらが多くなると、メッ
キ分電気抵抗が高くなるため、チップ摩耗速度が増加す
ることから、ステップ28へ進んでドレス条件、溶接条件
の見直しを指示する。具体的には、ドレス時期判定用の
チップ先端径の上限値Dmax を上げると共に、溶接用の
電流値をアップさせるとよい。
【0029】いずれにも該当しない場合は、ステップ29
へ進んで、原因不明の異常有りと警報する。尚、本実施
例においては、図5のステップ1の部分が打点数計数手
段に相当し、図5のステップ2の部分がレーザー式ライ
ンセンサ9と共にチップ先端径測定手段に相当し、図5
のステップ4の部分が変化特性抽出手段に相当し、図5
のステップ3,6の部分がチップドレス指令手段に相当
し、図5のステップ12(図6)の部分が警報手段に相当
する。
【0030】また、図5のステップ7の部分が初期先端
径測定手段に相当し、図5のステップ8の部分が初期先
端径判定手段に相当し、図5のステップ8からステップ
9を経てステップ6へ戻る部分がチップドレス再指令手
段に相当し、図5のステップ9,10の部分が異常判定手
段に相当する。次に本発明の他の実施例について説明す
る。
【0031】この実施例では、図7及び図8の溶接チッ
プ管理のフローチャートに従って処理を行う。ステップ
51では、溶接中に、打点数Cをカウントして積算する。
ステップ52では、溶接後(1台生産後)に、毎回、レー
ザー式ラインセンサ9により溶接チップの先端径Dを測
定する。
【0032】ステップ53では、溶接チップの先端径Dの
測定毎に、そのときの打点数Cとの関係で先端径Dを記
憶することにより、溶接チップの打点数Cに対する先端
径Dの変化特性を記憶する。ステップ54では、溶接チッ
プの打点数Cに対する先端径Dの変化特性のカーブと基
準カーブとの比較を行う。
【0033】ここで、図9に例示する基準カーブに、実
際のカーブがほぼ対応する場合は、正常であるとして、
そのままステップ56へ進む。基準カーブに対し、実際の
カーブが対応しない場合は、図9に例示するタイプ〜
のいずれに該当するかを判別し、判別結果に従って処
理を行う。 タイプの場合: ゴミ付着等が原因であり、数点溶接
を行うと、自動的に基に戻る。このため、処理として
は、そのままステップ56へ進む。
【0034】タイプの場合: 1回これが起きた場合
はタイプと同じと考えられるが、散発するようであれ
ば、溶接チップを異常摩耗させる何らかの原因があると
考えられる。このため、ステップ55へ進んで警報を出力
し、この後にステップ56へ進む。 タイプの場合: 爆発等により溶接チップが異常摩耗
していると考えられる。このため、チップドレスを行わ
せるべく、ステップ57へ進む。
【0035】ステップ56では、測定された溶接チップの
先端径Dを予め定めた上限値Dmaxと比較して、D≦Dm
ax のときはそのまま次の溶接を続け、D>Dmax のと
きはチップドレスが必要であると判断してステップ57へ
進む。ステップ57では、チップドレッサー6によりチッ
プドレスを行わせて、溶接チップの先端を整形する。
【0036】ステップ58では、チップドレス回数CDを
カウントアップする。チップドレス後は、ステップ59で
レーザー式ラインセンサ9により溶接チップの先端径
(初期先端径)Dを測定する。そして、ステップ60で測
定された初期先端径Dを上限値DOmax及び下限値D0min
と比較して、これらの範囲内(D0min≦D≦DOmax)か
否を判定する。
【0037】すなわち、チップドレス後の初期先端径の
測定値が下限値D0minより小さい場合は、バリの発生に
より図10(A)に示すような状態となっていたり、チッ
プドレッサー6におけるブレード46の破損により図10
(C)に示すような状態となっており、また、初期先端
径の測定値が上限値D0maxより大きい場合は、バリの発
生により図10(B)に示すような状態となっていたり、
ブレード46のへたりにより図10(D)に示すような状態
となっている。
【0038】従って、初期先端径の測定値が上限値D0m
ax〜下限値D0minの範囲外のときは、ステップ61へ進ん
でチップドレス回数CDを所定値CD1と比較し、所定
値CD1未満であれば、ステップ57へ戻って、再度のチ
ップドレスを行わせる。しかし、チップドレスを所定回
繰り返しても前記範囲外のときは、ブレード46の破損や
へたり限界であるので、ステップ61での判定によりチッ
プドレス回数CDが所定値CD1以上のときは、ステッ
プ62へ進んで、エラーを出力し、ラインを止めて、ブレ
ード46の交換を行わせる。
【0039】また、前記所定回(CD1)まではいかな
いものの、数回チップドレスを行わないと、前記範囲内
に収まらない場合、あるいはこの状態が散発する場合
は、ブレード46かがへたり始めているとみなすことがで
きる。このため、ステップ60での判定で範囲内の場合
は、ステップ63へ進んでチップドレス回数CDを所定値
CD2(<CD1)と比較し、所定値CD2以上であれ
ば、ステップ64へ進んで、ブレード46の交換を指示する
警報を出力する。
【0040】チップドレス及び測定の終了後は、ステッ
プ65へ進む。ステップ65では、レーザー式ラインセンサ
9を用いて、溶接チップの長さ(チップ長)Lを測定す
る。ステップ66では、測定されたチップ長Lを予め定め
た下限値Lmin と比較して、L<Lmin のときは、ステ
ップ67へ進んで溶接チップの交換を指示する警報を出力
する。
【0041】ステップ67では、計測されたチップ長(但
し交換された場合は交換後の初期チップ長)Lに基づ
き、マップを参照して、初期先端径判定用の上限値D0m
ax及び下限値D0minを設定する。この理由については後
述する。最後に、ステップ68では、打数点C及びチップ
ドレス回数CDを0に戻して、溶接を再開する(ステッ
プ51へ戻る)。
【0042】初期先端径判定用の上限値D0max及び下限
値D0minをチップ長Lに応じて可変とする理由について
説明する。溶接チップの交換後、溶接とチップドレスと
を繰り返して行ったときの、チップドレス後の初期先端
径の測定値の変化を平均的に見てみると、初期先端径の
測定値は、図11に示すように、新品時(交換直後)には
小さいが、チップドレスを繰り返す度に、次第に大きく
なり、交換直前に最大となる。これは、新品チップとチ
ップドレス後のチップとでは図12に示すように形状が微
妙に違うのに対し、測定に用いるレーザー光線は厚みを
持っているため、先端径自体は等しくてもその上下を含
めて測定してしまうので、新品チップとチップドレスを
繰り返したチップとでは測定値が異なるからと考えられ
る。
【0043】そこで、チップドレス後の溶接チップの先
端径を上限値及び下限値と比較して判定するに際して
は、上述の先端径の測定値の変化を考慮する必要があ
る。このため、溶接チップの交換直後からラップ交換直
前までのチップ長データ及びチップドレス後の初期先端
径データを統計処理して、図13に点線で示すようなチッ
プ長と初期先端径との関係を求め、この関係に対し、図
13に実線で示すように初期先端径判定用の上限値D0max
及び下限値D0minを設定する。
【0044】従って、チップドレス後の溶接チップの先
端径をD0max及び下限値D0minと比較して判定するに際
しては、予めチップ長Lを測定して、このチップ長Lに
応じて、図13のマップから、初期先端径判定用の上限値
D0max及び下限値D0minを設定することにより、チップ
ドレッサーの異常判定等の精度がより適正なものとな
る。
【0045】尚、本実施例においては、図7のステップ
51の部分が打点数計数手段に相当し、図7のステップ52
の部分がレーザー式ラインセンサ9と共にチップ先端径
測定手段に相当し、図7のステップ53の部分が変化特性
抽出手段に相当し、図7のステップ56,57の部分がチッ
プドレス指令手段に相当し、図7のステップ54,55の部
分が警報手段に相当する。
【0046】また、図8のステップ59の部分が初期先端
径測定手段に相当し、図8のステップ60の部分が初期先
端径判定手段に相当し、図8のステップ60からステップ
61を経てステップ57へ戻る部分がチップドレス再指令手
段に相当し、図8のステップ61,62の部分が異常判定手
段に相当する。また、図8のステップ65の部分がチップ
長測定手段に相当し、図8のステップ67の部分がチップ
交換指令手段に相当する。更に、図8のステップ68の部
分が上・下限値可変手段に相当する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、溶
接チップのチップドレス時期をチップ先端径を測定して
判定するので、チップ先端径を常に上限値以下に管理し
て、溶接不良の発生する可能性を低減することができる
という効果が得られる。そして、正常時の打点数とチッ
プ先端径との関係を基準特性とし、その基準特性からズ
レを監視することにより、各種の要因による異常や故障
を早期に発見して、溶接チップの寿命を伸ばすことがで
きるという効果が得られる。
【0048】また、溶接チップの打点数に対する先端径
の変化特性を抽出する際に、上限値到達打点数を検出す
る方式とすることにより、簡単に実施でき、また変化特
性のカーブそのものを検出する方式とすることにより、
変化特性のより正確な把握が可能となる。また、チップ
ドレス後に溶接チップの先端径を上限値及び下限値と比
較して判定し、この判定結果に基づいて、上限値〜下限
値の範囲外のときに再度のチップドレスを行わせること
により、チップドレス後の初期先端径を適切に管理で
き、また、チップドレスを所定回繰り返しても前記範囲
外のときにチップドレッサーの異常と判定することによ
り、チップドレッサーをも適切に管理できる。
【0049】また、溶接チップの長さを測定して、下限
値を超えたときに、溶接チップの交換を行わせること
で、溶接チップの交換時期を適切に管理できる。更に、
チップドレス後の溶接チップの先端径を上限値及び下限
値と比較して判定するに際し、溶接チップの長さに応じ
て、比較用の上限値及び下限値を可変することにより、
チップドレッサーの異常判定等の精度がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示すブロック図
【図2】 本発明の一実施例の全体構成を示す図
【図3】 溶接ガン部分の構成を示す図
【図4】 チップドレッサーの構成を示す図
【図5】 溶接チップ管理のフローチャート
【図6】 特性チェックのフローチャート
【図7】 他の実施例の溶接チップ管理のフローチャー
ト(その1)
【図8】 他の実施例の溶接チップ管理のフローチャー
ト(その2)
【図9】 特性判別の態様を示す図
【図10】 初期先端径異常の例を示す図
【図11】 初期先端径の変化特性を示す図
【図12】 新品チップと交換直前のものとを比較する図
【図13】 チップ長と上限値及び下限値との関係を示す
【図14】 打点数−チップ先端径の特性図
【符号の説明】
2 溶接用ロボット 6 チップドレッサー 9 レーザー式ラインセンサ 10 溶接ガン 11 溶接チップ 12 エアシリンダ 13 溶接チップ 14 被溶接物 31 エア圧力センサ 32 冷却水流量センサ 46 ブレード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接ガンに一対装着され、被溶接物を押圧
    挟持してスポット溶接を行う溶接チップの管理装置であ
    って、 前記溶接チップの打点数を計数する打点数計数手段と、 前記溶接チップの先端径を測定するチップ先端径測定手
    段と、 前記溶接チップの打点数に対する先端径の変化特性を抽
    出する変化特性抽出手段と、 前記チップ先端径測定手段により測定された先端径を上
    限値と比較してこれを超えたときにチップドレッサーに
    よる前記溶接チップの先端の整形を行わせるチップドレ
    ス指令手段と、 前記変化特性抽出手段により抽出された変化特性を基準
    特性と比較してこれから外れているときにその要因を分
    析して警報する警報手段と、 を設けてなる溶接チップ管理装置。
  2. 【請求項2】前記変化特性抽出手段は、前記溶接チップ
    の打点数に対する先端径の変化特性として、前記溶接チ
    ップの先端径が上限値に到達したときの打点数を検出す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の溶接チッ
    プ管理装置。
  3. 【請求項3】前記変化特性抽出手段は、前記溶接チップ
    の打点数に対する先端径の変化特性として、そのカーブ
    を検出するものであることを特徴とする請求項1記載の
    溶接チップ管理装置。
  4. 【請求項4】チップドレス後に溶接チップの先端径を測
    定する初期先端径測定手段と、 チップドレス後の溶接チップの先端径を上限値及び下限
    値と比較して判定する初期先端径判定手段と、 判定の結果、上限値〜下限値の範囲外のときに再度のチ
    ップドレスを行わせるチップドレス再指令手段と、 チップドレスを所定回繰り返しても前記範囲外のときに
    チップドレッサーの異常と判定するチップドレッサー異
    常判定手段と、 を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    か1つに記載の溶接チップ管理装置。
  5. 【請求項5】溶接チップの長さを測定するチップ長測定
    手段と、 前記溶接チップの長さを下限値と比較してこれを超えた
    ときに前記溶接チップの交換を行わせるチップ交換指令
    手段と、 を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれ
    か1つに記載の溶接チップ管理装置。
  6. 【請求項6】溶接チップの長さを測定するチップ長測定
    手段と、 前記溶接チップの長さに応じて前記初期先端径判定手段
    における比較用の上限値及び下限値を可変する上・下限
    値可変手段と、 を設けたことを特徴とする請求項4記載の溶接チップ管
    理装置。
JP21250394A 1993-09-27 1994-09-06 溶接チップ管理装置 Expired - Fee Related JP3289508B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21250394A JP3289508B2 (ja) 1993-09-27 1994-09-06 溶接チップ管理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23858393 1993-09-27
JP5-238583 1993-09-27
JP21250394A JP3289508B2 (ja) 1993-09-27 1994-09-06 溶接チップ管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07148581A true JPH07148581A (ja) 1995-06-13
JP3289508B2 JP3289508B2 (ja) 2002-06-10

Family

ID=26519273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21250394A Expired - Fee Related JP3289508B2 (ja) 1993-09-27 1994-09-06 溶接チップ管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3289508B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009160656A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Fanuc Robotics America Inc 溶接キャップチップの検査方法及び検査装置
JP2010051997A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Kanto Auto Works Ltd スポット溶接ガン管理装置
JP2013111588A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Nippon Avionics Co Ltd 抵抗溶接装置
WO2015036038A1 (en) * 2013-09-13 2015-03-19 Sinterleghe S.R.L. An automated adaptive maintenance method and system for welding gun electrodes
ES2549174A1 (es) * 2015-04-30 2015-10-23 Seat, S.A. Procedimiento de reemplazo de electrodos y dispositivo de control de una pinza eléctrica para soldadura de chapa de vehículo automóvil
KR20150133613A (ko) * 2014-05-20 2015-11-30 주식회사 스마트로봇 용접 건 마모도 예측 및 원격 모니터링 시스템
JP2023016265A (ja) * 2021-07-21 2023-02-02 ダイハツ工業株式会社 スポット溶接用電極の研磨方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5048097B2 (ja) 2010-04-05 2012-10-17 ファナック株式会社 スポット溶接システム及びドレッシング判定方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009160656A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Fanuc Robotics America Inc 溶接キャップチップの検査方法及び検査装置
JP2010051997A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Kanto Auto Works Ltd スポット溶接ガン管理装置
JP2013111588A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Nippon Avionics Co Ltd 抵抗溶接装置
WO2015036038A1 (en) * 2013-09-13 2015-03-19 Sinterleghe S.R.L. An automated adaptive maintenance method and system for welding gun electrodes
CN105531067A (zh) * 2013-09-13 2016-04-27 鑫特莱赫股份责任有限公司 用于焊枪电极的自动适应性维护方法及系统
US10618129B2 (en) 2013-09-13 2020-04-14 Sinterleghe S.R.L. Automated adaptive maintenance method and system for welding gun electrodes
CN105531067B (zh) * 2013-09-13 2020-07-07 鑫特莱赫股份责任有限公司 用于焊枪电极的自动适应性维护方法及系统
KR20150133613A (ko) * 2014-05-20 2015-11-30 주식회사 스마트로봇 용접 건 마모도 예측 및 원격 모니터링 시스템
ES2549174A1 (es) * 2015-04-30 2015-10-23 Seat, S.A. Procedimiento de reemplazo de electrodos y dispositivo de control de una pinza eléctrica para soldadura de chapa de vehículo automóvil
JP2023016265A (ja) * 2021-07-21 2023-02-02 ダイハツ工業株式会社 スポット溶接用電極の研磨方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3289508B2 (ja) 2002-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6441342B1 (en) Monitor for electric arc welder
KR960006872B1 (ko) 가공물의 피삭성 검출방법 및 그 검출방법을 이용한 절삭가공기에 의한 가공물의 절삭가공방법
CN111673256B (zh) 电阻点焊焊钳电极磨损状态监测方法及监测装置
JPS5890445A (ja) 工具の摩損監視方法及び装置
US4442337A (en) Method and system for dual control of resistance welding
US7848837B2 (en) Method and apparatus for monitoring the quality of a machining operation
JP3289508B2 (ja) 溶接チップ管理装置
EP1409191B1 (en) Method and system for weld process monitoring
JP3291677B2 (ja) 工作機械用加工刃の状態監視方法とその装置
US8415582B2 (en) Method for monitoring and maintaining a resistance welding apparatus
US12409507B2 (en) Expulsion detection method in electric resistance welding and apparatus therefor
JPH01257510A (ja) 鋸刃の寿命判別予測装置
US7030334B1 (en) Method of diagnosing degradation of a welding system
US6506996B2 (en) System and method for performing preventative maintenance upon spot welding guns
CN111673257A (zh) 焊接电极磨损状态监测方法及监测装置
JP2576326B2 (ja) ストリップ溶接部の良否判定装置
CN111673255B (zh) 电阻点焊焊钳电极磨损状态监测方法及监测装置
JP2002045976A (ja) スポット溶接装置
CN111673254A (zh) 电阻点焊焊钳电极磨损状态监测方法及监测装置
JPS6056853A (ja) 工具異常監視装置
JP2000084797A (ja) Nc機械の制御装置
JP7678647B2 (ja) スポット溶接用電極の研磨方法
JP2501156B2 (ja) 溶接機の診断方法
JPS59102559A (ja) 加工異常検知装置および方法
KR20030086846A (ko) 코일 용접부 진단 방법

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees