JPH07149193A - 車両衝突防止装置 - Google Patents
車両衝突防止装置Info
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- JPH07149193A JPH07149193A JP5300180A JP30018093A JPH07149193A JP H07149193 A JPH07149193 A JP H07149193A JP 5300180 A JP5300180 A JP 5300180A JP 30018093 A JP30018093 A JP 30018093A JP H07149193 A JPH07149193 A JP H07149193A
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- collision prevention
- distance
- deceleration
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は自車と前方物体とが異常接近した際
に警報、自動ブレーキ等の衝突防止処理を実行して衝突
回避を図る車両衝突防止装置に関し、処理の実行判定に
タイヤの状態や走行路の勾配の影響を反映させることを
目的とする。 【構成】 自動ブレーキ時に発生させる基準減速度
a0 、実測した自車の車速V 0 、前方物体の移動速度V
1 及び減速度a1 に基づいて安全距離XB を算出する
(ステップ200〜204)。タイヤ空気圧PT 、テン
パータイヤ装着の有無等タイヤの能力に影響する因子が
正常であるかを見る(ステップ206〜226)。これ
らの因子に異常が検出された場合はXB を長く変更する
(ステップ228)。自車と前方物体の相対距離Xが、
このようにして決定したXB 以下となった場合に限り衝
突防止処理処理を実行する(ステップ230〜23
4)。
に警報、自動ブレーキ等の衝突防止処理を実行して衝突
回避を図る車両衝突防止装置に関し、処理の実行判定に
タイヤの状態や走行路の勾配の影響を反映させることを
目的とする。 【構成】 自動ブレーキ時に発生させる基準減速度
a0 、実測した自車の車速V 0 、前方物体の移動速度V
1 及び減速度a1 に基づいて安全距離XB を算出する
(ステップ200〜204)。タイヤ空気圧PT 、テン
パータイヤ装着の有無等タイヤの能力に影響する因子が
正常であるかを見る(ステップ206〜226)。これ
らの因子に異常が検出された場合はXB を長く変更する
(ステップ228)。自車と前方物体の相対距離Xが、
このようにして決定したXB 以下となった場合に限り衝
突防止処理処理を実行する(ステップ230〜23
4)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の衝突防止装置に
係り、特に自車と前方物体とが異常接近した場合に、運
転者に対する警報、又は自動ブレーキ等の衝突防止処理
を実行して前方物体との衝突を回避する車両衝突防止装
置に関する。
係り、特に自車と前方物体とが異常接近した場合に、運
転者に対する警報、又は自動ブレーキ等の衝突防止処理
を実行して前方物体との衝突を回避する車両衝突防止装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の安全性向上を目的とし
て、車両前方をレーダ装置等で監視し、前方物体と自車
とが不当に接近した場合には運転者に対して警報を発
し、又は運転者の意思とは無関係に自動ブレーキを作動
させる等の衝突防止処理を実行する装置が知られてい
る。これらの装置によれば、運転者の脇見運転や不注意
等による追突事故を未然に防ぐことができ、安全性の向
上に有効である。
て、車両前方をレーダ装置等で監視し、前方物体と自車
とが不当に接近した場合には運転者に対して警報を発
し、又は運転者の意思とは無関係に自動ブレーキを作動
させる等の衝突防止処理を実行する装置が知られてい
る。これらの装置によれば、運転者の脇見運転や不注意
等による追突事故を未然に防ぐことができ、安全性の向
上に有効である。
【0003】ところで、かかる衝突防止処理を実行する
か否かは、自車と前方物体との相対距離に基づいて判断
する必要があり、一般には、自車の車速、自車と前方物
体との相対速度等に基づいて衝突回避に必要な安全距離
を求め、両者の相対距離がこの安全距離以下となった場
合に衝突防止処理を実行する手法が採られている。
か否かは、自車と前方物体との相対距離に基づいて判断
する必要があり、一般には、自車の車速、自車と前方物
体との相対速度等に基づいて衝突回避に必要な安全距離
を求め、両者の相対距離がこの安全距離以下となった場
合に衝突防止処理を実行する手法が採られている。
【0004】この場合、路面状態が異なれば当然に安全
距離も変化するはずであり、何らかの手法で路面状態を
反映させることができれば、衝突防止処理を更に有効に
機能させることができる。
距離も変化するはずであり、何らかの手法で路面状態を
反映させることができれば、衝突防止処理を更に有効に
機能させることができる。
【0005】特開昭58−53543号公報は、かかる
要求に応えるべく、雨天走行時と晴天走行時とで異なる
安全距離を設定する装置を開示している。路面がウェッ
トの場合とドライの場合とでは大きく制動距離が異な
り、また雨天が晴天かは、例えば圧電素子等を用いた降
雨センサによって容易に検出できることに鑑みたもので
ある。
要求に応えるべく、雨天走行時と晴天走行時とで異なる
安全距離を設定する装置を開示している。路面がウェッ
トの場合とドライの場合とでは大きく制動距離が異な
り、また雨天が晴天かは、例えば圧電素子等を用いた降
雨センサによって容易に検出できることに鑑みたもので
ある。
【0006】この場合、晴天時に比べて長い制動距離を
必要とする降雨時には、その実情に合わせて長い距離が
安全距離として確保されることになり、衝突防止装置と
しての有効性が高まることになる。
必要とする降雨時には、その実情に合わせて長い距離が
安全距離として確保されることになり、衝突防止装置と
しての有効性が高まることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置においては、晴天時と降雨時とで安全距離は切り替わ
るものの、他の因子に起因して制動距離が変化する場合
については何ら手当てされていない。
置においては、晴天時と降雨時とで安全距離は切り替わ
るものの、他の因子に起因して制動距離が変化する場合
については何ら手当てされていない。
【0008】つまり、車両の制動距離は、路面がドライ
であるかウェットであるかの他、タイヤの空気圧や摩耗
状態等によっても変化する。また、スペアタイヤとして
テンパタイヤ(小径・幅細のスペアタイヤ)が装着され
ている場合にも、接地能力の低下による制動距離の変化
が生ずる。更に、走行路が平坦である場合と勾配がある
場合とでは、同等の制動トルクに対して発生する減速度
に差異が生じ、従ってこの場合も制動距離に変化が生ず
る。
であるかウェットであるかの他、タイヤの空気圧や摩耗
状態等によっても変化する。また、スペアタイヤとして
テンパタイヤ(小径・幅細のスペアタイヤ)が装着され
ている場合にも、接地能力の低下による制動距離の変化
が生ずる。更に、走行路が平坦である場合と勾配がある
場合とでは、同等の制動トルクに対して発生する減速度
に差異が生じ、従ってこの場合も制動距離に変化が生ず
る。
【0009】このように、車両が停車するのに要する制
動距離は、種々の因子によって変動し、衝突防止処理を
実行することにより確実に衝突を回避するためには、こ
れらの因子の変化をも考慮して、衝突防止処理の実行判
定距離である安全距離を決定する必要がある。
動距離は、種々の因子によって変動し、衝突防止処理を
実行することにより確実に衝突を回避するためには、こ
れらの因子の変化をも考慮して、衝突防止処理の実行判
定距離である安全距離を決定する必要がある。
【0010】この意味で、上記従来の装置は、何ら状況
変化に対する対処を行わない場合に比べれば衝突回避に
対する信頼性を向上させることができるものの、更に改
良の余地を残したものであった。
変化に対する対処を行わない場合に比べれば衝突回避に
対する信頼性を向上させることができるものの、更に改
良の余地を残したものであった。
【0011】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、自車と前方物体との相対距離が安全距離以下と
なった場合に衝突防止処理を実行する機能に加え、タイ
ヤの異常を検出し、若しくは走行路の勾配を検出してこ
れらを安全距離に反映させることにより、または、個々
の状況において減速能力を検出してその結果を安全距離
に反映させることにより上記の課題を解決する車両衝突
防止装置を提供することを目的とする。
であり、自車と前方物体との相対距離が安全距離以下と
なった場合に衝突防止処理を実行する機能に加え、タイ
ヤの異常を検出し、若しくは走行路の勾配を検出してこ
れらを安全距離に反映させることにより、または、個々
の状況において減速能力を検出してその結果を安全距離
に反映させることにより上記の課題を解決する車両衝突
防止装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、上記の課題を解
決する車両衝突防止装置の原理構成図を示す。すなわち
上記の目的は、図1(A)に示すように、自車と前方物
体との相対距離を測定する測距手段M1と、該測距手段
M1の検出する相対距離が所定の安全距離以下となった
場合に所定の衝突防止処理を実行する衝突防止処理実行
手段M2とを備えて自車と前方物体との衝突を防止する
車両衝突防止装置において、自車のタイヤ異常を検出す
るタイヤ異常検出手段M3と、該タイヤ異常検出手段M
3の検出結果に基づいて前記安全距離を決定する安全距
離決定手段M4とを備える車両衝突防止装置により達成
される。
決する車両衝突防止装置の原理構成図を示す。すなわち
上記の目的は、図1(A)に示すように、自車と前方物
体との相対距離を測定する測距手段M1と、該測距手段
M1の検出する相対距離が所定の安全距離以下となった
場合に所定の衝突防止処理を実行する衝突防止処理実行
手段M2とを備えて自車と前方物体との衝突を防止する
車両衝突防止装置において、自車のタイヤ異常を検出す
るタイヤ異常検出手段M3と、該タイヤ異常検出手段M
3の検出結果に基づいて前記安全距離を決定する安全距
離決定手段M4とを備える車両衝突防止装置により達成
される。
【0013】また、図1(B)に示すように、自車と前
方物体との相対距離を測定する測距手段M1と、該測距
手段M1の検出する相対距離が所定の安全距離以下とな
った場合に所定の衝突防止処理を実行する衝突防止処理
実行手段M2とを備えて自車と前方物体との衝突を防止
する車両衝突防止装置において、走行路の勾配を検出す
る勾配検出手段M5と、該勾配検出手段M5の検出結果
に基づいて前記安全距離を決定する安全距離決定手段M
6とを備える車両衝突防止装置も有効である。
方物体との相対距離を測定する測距手段M1と、該測距
手段M1の検出する相対距離が所定の安全距離以下とな
った場合に所定の衝突防止処理を実行する衝突防止処理
実行手段M2とを備えて自車と前方物体との衝突を防止
する車両衝突防止装置において、走行路の勾配を検出す
る勾配検出手段M5と、該勾配検出手段M5の検出結果
に基づいて前記安全距離を決定する安全距離決定手段M
6とを備える車両衝突防止装置も有効である。
【0014】更に、上記の目的は、図1(C)に示すよ
うに、自車と前方物体との相対距離を測定する測距手段
M1と、該測距手段の検出する相対距離が所定の安全距
離以下となった場合に所定の衝突防止処理を実行する衝
突防止処理実行手段M2とを備えて自車と前方物体との
衝突を防止する車両衝突防止装置において、前記衝突防
止処理実行手段M2による衝突防止処理の実行に先立っ
て、適当な制動力を伴う予備制動を実行する予備制動実
行手段M7と、該予備制動実行手段M7により予備制動
が実行された際に自車に発生する減速度を検出する減速
度検出手段M8と、該減速度検出手段M8の検出結果に
基づいて前記安全距離を決定する安全距離決定手段M9
とを備える車両衝突防止装置によっても達成される。
うに、自車と前方物体との相対距離を測定する測距手段
M1と、該測距手段の検出する相対距離が所定の安全距
離以下となった場合に所定の衝突防止処理を実行する衝
突防止処理実行手段M2とを備えて自車と前方物体との
衝突を防止する車両衝突防止装置において、前記衝突防
止処理実行手段M2による衝突防止処理の実行に先立っ
て、適当な制動力を伴う予備制動を実行する予備制動実
行手段M7と、該予備制動実行手段M7により予備制動
が実行された際に自車に発生する減速度を検出する減速
度検出手段M8と、該減速度検出手段M8の検出結果に
基づいて前記安全距離を決定する安全距離決定手段M9
とを備える車両衝突防止装置によっても達成される。
【0015】
【作用】図1(A)に示す車両衝突防止装置において、
前記タイヤ異常検出手段M3は、タイヤの状態を監視し
て、タイヤが適正な能力を発生し得る状態であるかを検
出する。前記安全距離決定手段M4は、その検出結果に
基づいて、タイヤの能力が低下しているほど長い距離を
安全距離として決定する。
前記タイヤ異常検出手段M3は、タイヤの状態を監視し
て、タイヤが適正な能力を発生し得る状態であるかを検
出する。前記安全距離決定手段M4は、その検出結果に
基づいて、タイヤの能力が低下しているほど長い距離を
安全距離として決定する。
【0016】従って、前記衝突防止処理実行手段M2に
おいて、前記測距手段M1で検出された実相対距離が安
全距離以下となった場合に衝突防止処理を実行する場
合、その実行判定にはタイヤの状態が反映されることに
なる。
おいて、前記測距手段M1で検出された実相対距離が安
全距離以下となった場合に衝突防止処理を実行する場
合、その実行判定にはタイヤの状態が反映されることに
なる。
【0017】図1(B)に示す車両衝突防止装置におい
て、前記勾配検出手段M5は、同一の制動力に対して発
生する減速度の大きさの代用特性値として走行路の勾配
を検出する。また、前記安全距離決定手段M6は、下り
勾配が大きいほど減速度が得にくく、また上り勾配が大
きいほど減速度が得やすいことに鑑み、勾配に応じた安
全距離を決定する。
て、前記勾配検出手段M5は、同一の制動力に対して発
生する減速度の大きさの代用特性値として走行路の勾配
を検出する。また、前記安全距離決定手段M6は、下り
勾配が大きいほど減速度が得にくく、また上り勾配が大
きいほど減速度が得やすいことに鑑み、勾配に応じた安
全距離を決定する。
【0018】従って、前記衝突防止処理実行手段M2に
おいて、前記測距手段M1で検出された実相対距離が安
全距離以下となった場合に衝突防止処理を実行する場
合、その実行判定には走行路の勾配が反映されることに
なる。
おいて、前記測距手段M1で検出された実相対距離が安
全距離以下となった場合に衝突防止処理を実行する場
合、その実行判定には走行路の勾配が反映されることに
なる。
【0019】図1(C)に示す車両衝突防止装置におい
て、前記予備制動実行手段M7は、前記衝突防止処理実
行手段M2が衝突防止処理を実行するに先立って既知の
制動力による予備制動を行う。また、前記減速度検出手
段M8は、この際に自車に発生する減速度を検出する。
て、前記予備制動実行手段M7は、前記衝突防止処理実
行手段M2が衝突防止処理を実行するに先立って既知の
制動力による予備制動を行う。また、前記減速度検出手
段M8は、この際に自車に発生する減速度を検出する。
【0020】前記安全距離決定手段M9は、既知の制動
力に対して実際に生じた減速度の大きさが、タイヤの状
態、走行路の路面状況及び勾配等、自車の減速能力に関
わる全ての因子を合成した特性値であることに鑑み、検
出された減速度が大きいほど短い距離を、また減速度が
小さいほど長い距離を安全距離として決定する。
力に対して実際に生じた減速度の大きさが、タイヤの状
態、走行路の路面状況及び勾配等、自車の減速能力に関
わる全ての因子を合成した特性値であることに鑑み、検
出された減速度が大きいほど短い距離を、また減速度が
小さいほど長い距離を安全距離として決定する。
【0021】従って、前記衝突防止処理実行手段M2に
おいて、前記測距手段M1で検出された実相対距離が安
全距離以下となった場合に衝突防止処理を実行する場
合、その実行判定には、衝突防止処理を実行する直前に
おける自車の減速能力が反映されることになる。
おいて、前記測距手段M1で検出された実相対距離が安
全距離以下となった場合に衝突防止処理を実行する場
合、その実行判定には、衝突防止処理を実行する直前に
おける自車の減速能力が反映されることになる。
【0022】
【実施例】図2は、本発明の一実施例である車両衝突防
止装置の全体構成図を示す。
止装置の全体構成図を示す。
【0023】同図において10は液圧ブースタ(以下、
単にブースタという)であり、12はタンデム型ブレー
キマスタシリンダ(以下、単にマスタシリンダという)
である。マスタシリンダ12は、その内部にブレーキペ
ダル14に連動して変位する第一加圧ピストンおよび第
二加圧ピストンを備えており、ブレーキペダル14の踏
込みにより液圧を発生する。
単にブースタという)であり、12はタンデム型ブレー
キマスタシリンダ(以下、単にマスタシリンダという)
である。マスタシリンダ12は、その内部にブレーキペ
ダル14に連動して変位する第一加圧ピストンおよび第
二加圧ピストンを備えており、ブレーキペダル14の踏
込みにより液圧を発生する。
【0024】ここで、第一加圧ピストン及び第二加圧ピ
ストンの変位に伴って発生した液圧は、それぞれ液通路
16,18によりプロポーショニングバイパスバルブ2
0へ導かれる。そして、第一加圧ピストンによって発生
した液圧については左右後輪RL,RRの各ブレーキの
ホイルシリンダ22,24に、また第二加圧ピストンに
よって発生した液圧については左右前輪FL,FRの各
ブレーキのホイルシリンダ26,28に接続されてい
る。
ストンの変位に伴って発生した液圧は、それぞれ液通路
16,18によりプロポーショニングバイパスバルブ2
0へ導かれる。そして、第一加圧ピストンによって発生
した液圧については左右後輪RL,RRの各ブレーキの
ホイルシリンダ22,24に、また第二加圧ピストンに
よって発生した液圧については左右前輪FL,FRの各
ブレーキのホイルシリンダ26,28に接続されてい
る。
【0025】すなわち本実施例の自動ブレーキ装置は前
後2系統式であり、上記各ホイルシリンダ22,24,
26,28は、前記したブレーキ機構2に相当する。
尚、本自動車においては左右後輪RL,RRが駆動輪で
ある。
後2系統式であり、上記各ホイルシリンダ22,24,
26,28は、前記したブレーキ機構2に相当する。
尚、本自動車においては左右後輪RL,RRが駆動輪で
ある。
【0026】プロポーショニングバイパスバルブ20
は、前輪系統および後輪系統のいずれにも正常に液圧が
発生する場合には、後輪RL,RRのホイルシリンダ2
2,24に供給される液圧を、前輪FL,FRのホイル
シリンダ26,28に供給される液圧に対して一定の比
率で減圧する。一方、前輪系統に正常に液圧が発生しな
くなった場合には第一加圧ピストンによって昇圧された
液圧を減圧することなく後輪RL,RRのホイルシリン
ダ22,24に供給するものである。
は、前輪系統および後輪系統のいずれにも正常に液圧が
発生する場合には、後輪RL,RRのホイルシリンダ2
2,24に供給される液圧を、前輪FL,FRのホイル
シリンダ26,28に供給される液圧に対して一定の比
率で減圧する。一方、前輪系統に正常に液圧が発生しな
くなった場合には第一加圧ピストンによって昇圧された
液圧を減圧することなく後輪RL,RRのホイルシリン
ダ22,24に供給するものである。
【0027】また、プロポーショニングバイパスバルブ
20と前輪FL,FRのホイルシリンダ26,28との
間には、図2に示すように増圧装置30が接続されてい
る。この増圧装置30は、マスタシリンダ12の第二加
圧ピストンによって昇圧された液圧を更に増圧する装置
であるが、その役割については後に述べる。
20と前輪FL,FRのホイルシリンダ26,28との
間には、図2に示すように増圧装置30が接続されてい
る。この増圧装置30は、マスタシリンダ12の第二加
圧ピストンによって昇圧された液圧を更に増圧する装置
であるが、その役割については後に述べる。
【0028】尚、マスタシリンダ12の第一加圧ピスト
ン、及び第二加圧ピストンがそれぞれ液圧を発生する第
一加圧室、及び第二加圧室は、第一加圧ピストン及び第
二加圧ピストンが踏み込まれていない場合共にリザーブ
タンク32に連通した状態となる。このため、ブレーキ
フルードが不足状態となると、非制動時に適宜リザーブ
タンク32からマスタシリンダ12へ向けてブレーキフ
ルードの補充がなされることになる。
ン、及び第二加圧ピストンがそれぞれ液圧を発生する第
一加圧室、及び第二加圧室は、第一加圧ピストン及び第
二加圧ピストンが踏み込まれていない場合共にリザーブ
タンク32に連通した状態となる。このため、ブレーキ
フルードが不足状態となると、非制動時に適宜リザーブ
タンク32からマスタシリンダ12へ向けてブレーキフ
ルードの補充がなされることになる。
【0029】ブースタ10はブレーキペダル14の踏力
をブーストして上記第一加圧ピストン及び第二加圧ピス
トンに伝達すべくマスタシリンダ12と一体的に設けら
れたものである。すなわち、ブースタ10の内部にはブ
レーキペダル14の踏込みによりリザーバタンク32に
連通する状態からアキュムレータ34に連通する状態に
切り換えられるパワー圧室が形成されている。
をブーストして上記第一加圧ピストン及び第二加圧ピス
トンに伝達すべくマスタシリンダ12と一体的に設けら
れたものである。すなわち、ブースタ10の内部にはブ
レーキペダル14の踏込みによりリザーバタンク32に
連通する状態からアキュムレータ34に連通する状態に
切り換えられるパワー圧室が形成されている。
【0030】そして、パワー圧室には、パワー圧室内の
圧力をマスタシリンダ12の第一加圧ピストン及び第二
加圧ピストンに伝達するパワーピストンが配設されてい
る。このため、ブレーキペダル14が踏み込まれると、
リザーバタンク32の内圧に開放されていたパワーピス
トンにはアキュムレータ34を介して供給される高圧の
液圧が印加されることとなる。
圧力をマスタシリンダ12の第一加圧ピストン及び第二
加圧ピストンに伝達するパワーピストンが配設されてい
る。このため、ブレーキペダル14が踏み込まれると、
リザーバタンク32の内圧に開放されていたパワーピス
トンにはアキュムレータ34を介して供給される高圧の
液圧が印加されることとなる。
【0031】そして、マスタシリンダ12の第一加圧ピ
ストン及び,第二加圧ピストンが前進せられ、ホイルシ
リンダ22,24,26,28に液圧が伝達されること
となる。尚、パワー室は、ブレーキペダル14の踏力と
反力とが釣り合うとアキュムレータ34にもリザーバタ
ンク32にも連通しない状態となるように構成されてい
る。このためブレーキペダル14の踏み込み量が安定す
ると、以後ブースト力は一定値に保持されることにな
る。
ストン及び,第二加圧ピストンが前進せられ、ホイルシ
リンダ22,24,26,28に液圧が伝達されること
となる。尚、パワー室は、ブレーキペダル14の踏力と
反力とが釣り合うとアキュムレータ34にもリザーバタ
ンク32にも連通しない状態となるように構成されてい
る。このためブレーキペダル14の踏み込み量が安定す
ると、以後ブースト力は一定値に保持されることにな
る。
【0032】アキュムレータ34には、モータ36によ
り駆動されるポンプ38によって昇圧された液圧が逆止
弁40を経て供給される。この際、アキュムレータ34
の液圧は、圧力センサ42の出力信号に基づいてモータ
36の発停が制御されることにより、一定範囲に保たれ
るようになっている。
り駆動されるポンプ38によって昇圧された液圧が逆止
弁40を経て供給される。この際、アキュムレータ34
の液圧は、圧力センサ42の出力信号に基づいてモータ
36の発停が制御されることにより、一定範囲に保たれ
るようになっている。
【0033】また、アキュムレータ34の液圧の異常な
低下は圧力スイッチ44により検出され、ブレーキウォ
ーニングランプが点灯されるとともに、ブザーが作動さ
せられる。尚、アキュムレータ34の液圧は、リリーフ
バルブ46によって適当な水準にガードされている。
低下は圧力スイッチ44により検出され、ブレーキウォ
ーニングランプが点灯されるとともに、ブザーが作動さ
せられる。尚、アキュムレータ34の液圧は、リリーフ
バルブ46によって適当な水準にガードされている。
【0034】ここで、本実施例の自動ブレーキ装置は、
過剰な制動力が生じた場合にはホイルシリンダ22,2
4,26,28に供給されているブレーキ油圧を開放し
て車輪のロックを解除するアンチロック制御、及び過剰
な駆動力が生じた場合に、駆動輪に制動力を発生させて
車輪の空転の収束を図る加速スリップ制御を行うことを
前提として構成されている。
過剰な制動力が生じた場合にはホイルシリンダ22,2
4,26,28に供給されているブレーキ油圧を開放し
て車輪のロックを解除するアンチロック制御、及び過剰
な駆動力が生じた場合に、駆動輪に制動力を発生させて
車輪の空転の収束を図る加速スリップ制御を行うことを
前提として構成されている。
【0035】このため、図2に示すようにプロポーショ
ニングバイパスバルブ20と後輪RL,RRのホイルシ
リンダ34,26との間には、電磁方向切換弁50及び
3位置の方向切換弁である3方向切替弁54,56が、
また増圧装置30と前輪FL,FRのホイルシリンダ2
6,28との間には2個の電磁方向切換弁58,60が
設けられている。
ニングバイパスバルブ20と後輪RL,RRのホイルシ
リンダ34,26との間には、電磁方向切換弁50及び
3位置の方向切換弁である3方向切替弁54,56が、
また増圧装置30と前輪FL,FRのホイルシリンダ2
6,28との間には2個の電磁方向切換弁58,60が
設けられている。
【0036】そして、後輪RL,RR側の電磁方向切換
弁50はもう一つの電磁方向切替弁52を介してブース
タ10のパワー圧室またはアキュムレータ34に接続さ
れ、前輪FL,FR側の電磁方向切換弁58,60は液
通路62,64を介して、3方向切換弁66,68に接
続されている。
弁50はもう一つの電磁方向切替弁52を介してブース
タ10のパワー圧室またはアキュムレータ34に接続さ
れ、前輪FL,FR側の電磁方向切換弁58,60は液
通路62,64を介して、3方向切換弁66,68に接
続されている。
【0037】ここで、電磁方向切換弁52はアンチロッ
ク制御時にはブレーキペダル14の踏力に応じた圧力が
発生するブースタ10のパワー圧室を、また加速スリッ
プ制御時にはブレーキペダル14の操作に関わらず高圧
の液圧が発生しているアキュムレータ34をそれぞれ電
磁方向切替弁50に連通させる。
ク制御時にはブレーキペダル14の踏力に応じた圧力が
発生するブースタ10のパワー圧室を、また加速スリッ
プ制御時にはブレーキペダル14の操作に関わらず高圧
の液圧が発生しているアキュムレータ34をそれぞれ電
磁方向切替弁50に連通させる。
【0038】そして、電磁方向切替弁50は、アンチロ
ック制御時及び加速スリップ制御時共に、電磁方向切替
弁52を経由して供給される液圧を、ホイルシリンダ2
2,24に通じる電磁液圧制御弁54,56に供給す
る。従って、3方向切替弁54,56には、アンチロッ
ク制御時にはブレーキペダル14が踏み込まれていると
きに限り、また加速スリップ制御時には常に高圧の液圧
が供給されることになる。
ック制御時及び加速スリップ制御時共に、電磁方向切替
弁52を経由して供給される液圧を、ホイルシリンダ2
2,24に通じる電磁液圧制御弁54,56に供給す
る。従って、3方向切替弁54,56には、アンチロッ
ク制御時にはブレーキペダル14が踏み込まれていると
きに限り、また加速スリップ制御時には常に高圧の液圧
が供給されることになる。
【0039】また、3方向切替弁54,56はリザーバ
タンク32とも連通しており、供給された高圧の液圧を
ホイルシリンダ22,24に供給してブレーキ油圧を昇
圧し、若しくはホイルシリンダ22,24をリザーバタ
ンク32に連通してブレーキ油圧を減圧し、またはこれ
らの通路を共に遮断してブレーキ油圧を保持するように
機能する。
タンク32とも連通しており、供給された高圧の液圧を
ホイルシリンダ22,24に供給してブレーキ油圧を昇
圧し、若しくはホイルシリンダ22,24をリザーバタ
ンク32に連通してブレーキ油圧を減圧し、またはこれ
らの通路を共に遮断してブレーキ油圧を保持するように
機能する。
【0040】本実施例の車両衝突防止装置における後輪
RL,RRについてのアンチロック制御及び加速スリッ
プ制御は、このようなブレーキ油圧の増圧、減圧、保持
を適当に実行して制動力過剰時にはブレーキ油圧を減圧
し、駆動力過剰時には積極的に駆動輪たる後輪RL,R
Rを制動することで実現するものである。
RL,RRについてのアンチロック制御及び加速スリッ
プ制御は、このようなブレーキ油圧の増圧、減圧、保持
を適当に実行して制動力過剰時にはブレーキ油圧を減圧
し、駆動力過剰時には積極的に駆動輪たる後輪RL,R
Rを制動することで実現するものである。
【0041】一方、前輪FL,FRについては、アンチ
ロック制御のみを行えば足りることから、上記したよう
に後輪RL,RRの系統とは異なる構成を採用してい
る。具体的には、アンチロック制御時に電磁方向切替弁
58,66を切り換えてホイルシリンダ26,28と3
方向切替弁66,68とを連通し、3方向切替え弁6
6,68により液通路62,64をブースタ10のパワ
ー室に連通することでブレーキ油圧を増圧、リザーブタ
ンク32に連通することで減圧、液通路62,64を遮
断することで保持の機能を果たす構成としている。
ロック制御のみを行えば足りることから、上記したよう
に後輪RL,RRの系統とは異なる構成を採用してい
る。具体的には、アンチロック制御時に電磁方向切替弁
58,66を切り換えてホイルシリンダ26,28と3
方向切替弁66,68とを連通し、3方向切替え弁6
6,68により液通路62,64をブースタ10のパワ
ー室に連通することでブレーキ油圧を増圧、リザーブタ
ンク32に連通することで減圧、液通路62,64を遮
断することで保持の機能を果たす構成としている。
【0042】この場合、アンチロック制御時には、ブレ
ーキペダル14が踏み込まれてパワー圧室が適当に昇圧
されている場合にのみホイルシリンダ26,28のブレ
ーキ油圧は増圧され、制動力が過剰となった場合にはそ
のブレーキ油圧がリザーブタンク32に開放されて車輪
のロック状態が解除されることになる。
ーキペダル14が踏み込まれてパワー圧室が適当に昇圧
されている場合にのみホイルシリンダ26,28のブレ
ーキ油圧は増圧され、制動力が過剰となった場合にはそ
のブレーキ油圧がリザーブタンク32に開放されて車輪
のロック状態が解除されることになる。
【0043】ところで、前記増圧装置30には、液通路
70を介してパワー圧室の圧力が供給されている。この
増圧装置30は、ブースタ10が正常に機能しない場合
のフェールセーフ機能を確保すべく配設された装置であ
り、パワー圧室の圧力が正常に昇圧されない場合には、
内蔵する増圧ピストンによりプロポーショニングバイパ
スバルブ20経由で供給された液圧を更に昇圧して前輪
FL,FRのホイルシリンダ26,28に供給するもの
である。
70を介してパワー圧室の圧力が供給されている。この
増圧装置30は、ブースタ10が正常に機能しない場合
のフェールセーフ機能を確保すべく配設された装置であ
り、パワー圧室の圧力が正常に昇圧されない場合には、
内蔵する増圧ピストンによりプロポーショニングバイパ
スバルブ20経由で供給された液圧を更に昇圧して前輪
FL,FRのホイルシリンダ26,28に供給するもの
である。
【0044】尚、かかる異常時にはアンチロック制御、
及び加速スリップ制御の制御を司るECU(電子制御ユ
ニット)72へ向けて差圧スイッチ74から異常信号が
送信され、以後アンチロック制御、加速スリップ制御の
実行を禁止する処置が採られる。また、液通路70には
圧力リミッタ76が設けられており、パワー圧が敗勢限
界に達した後、更にマスタシリンダ液圧が増大させられ
るとき、圧力リミッタ76は増圧装置30からパワー圧
室へのブレーキフルードの逆流を阻止し、増圧作用が行
われないようにする。
及び加速スリップ制御の制御を司るECU(電子制御ユ
ニット)72へ向けて差圧スイッチ74から異常信号が
送信され、以後アンチロック制御、加速スリップ制御の
実行を禁止する処置が採られる。また、液通路70には
圧力リミッタ76が設けられており、パワー圧が敗勢限
界に達した後、更にマスタシリンダ液圧が増大させられ
るとき、圧力リミッタ76は増圧装置30からパワー圧
室へのブレーキフルードの逆流を阻止し、増圧作用が行
われないようにする。
【0045】ECU72はコンピュータを主体とするも
のであり、上記した圧力センサ42,圧力スイッチ4
4,差圧スイッチ74の各信号および前輪FL,FR,
後輪RL,RRの各回転速度を検出する車輪速センサ7
8,80,82,84の検出結果に基づいて自車の車速
V0 ,減速度a0 ,車輪速度WV 等を演算し、その演算
結果に基づいてアンチロック制御および加速スリップ制
御を行う。
のであり、上記した圧力センサ42,圧力スイッチ4
4,差圧スイッチ74の各信号および前輪FL,FR,
後輪RL,RRの各回転速度を検出する車輪速センサ7
8,80,82,84の検出結果に基づいて自車の車速
V0 ,減速度a0 ,車輪速度WV 等を演算し、その演算
結果に基づいてアンチロック制御および加速スリップ制
御を行う。
【0046】ところで、本実施例の車両衝突防止装置に
おいては、マスタシリンダ12とプロポーショニングバ
イパスバルブ20とを連通する2系統の液通路16,1
8及びブースタ10のパワー圧室に通じる液通路に、2
つの油液流入口に供給された油液のうち高圧の油液を油
液流出口から流出させるチェンジバルブ86,88,9
0を介してスプール式電磁液圧制御弁92によって制御
された液圧が供給されるようになっている。
おいては、マスタシリンダ12とプロポーショニングバ
イパスバルブ20とを連通する2系統の液通路16,1
8及びブースタ10のパワー圧室に通じる液通路に、2
つの油液流入口に供給された油液のうち高圧の油液を油
液流出口から流出させるチェンジバルブ86,88,9
0を介してスプール式電磁液圧制御弁92によって制御
された液圧が供給されるようになっている。
【0047】スプール式電磁液圧制御弁92はアキュム
レータ34の液圧を供給電流に比例した高さに制御して
供給する弁であり、自動ブレーキ作動時におけるブレー
キ油圧を制御する装置である。すなわち、スプール式電
磁液圧制御弁92は、ホイルシリンダ側に接続される流
出口をリザーバ32に連通してブレーキ油圧を減少させ
る状態と、アキュムレータ34に連通してブレーキ油圧
を増大させる状態と、いずれにも連通させずブレーキ油
圧を保持させる状態とに切り換わるものである。
レータ34の液圧を供給電流に比例した高さに制御して
供給する弁であり、自動ブレーキ作動時におけるブレー
キ油圧を制御する装置である。すなわち、スプール式電
磁液圧制御弁92は、ホイルシリンダ側に接続される流
出口をリザーバ32に連通してブレーキ油圧を減少させ
る状態と、アキュムレータ34に連通してブレーキ油圧
を増大させる状態と、いずれにも連通させずブレーキ油
圧を保持させる状態とに切り換わるものである。
【0048】尚、上記したチェンジバルブ86,88,
90とスプール式電磁液圧制御弁92との間には、常閉
の電磁開閉弁94が設けられている。そして、これらス
プール式電磁液圧制御弁92および電磁開閉弁94は、
駆動回路96,98を介して本実施例の要部であるコン
トローラ100により制御される。
90とスプール式電磁液圧制御弁92との間には、常閉
の電磁開閉弁94が設けられている。そして、これらス
プール式電磁液圧制御弁92および電磁開閉弁94は、
駆動回路96,98を介して本実施例の要部であるコン
トローラ100により制御される。
【0049】ここで、コントローラ100には、図2及
び図3に示すように、ECU72より、車速V0 、減速
度a0 、及び車輪速WV に関する情報が供給されてい
る。また、前記した測距手段M1を実現すべくレーダ等
により構成した車間距離検出装置102からは、自車の
前方に存在する前方物体の移動速度V1 、減速度a1 、
及び自車と前方物体との相対距離Xに関する情報が供給
されている。
び図3に示すように、ECU72より、車速V0 、減速
度a0 、及び車輪速WV に関する情報が供給されてい
る。また、前記した測距手段M1を実現すべくレーダ等
により構成した車間距離検出装置102からは、自車の
前方に存在する前方物体の移動速度V1 、減速度a1 、
及び自車と前方物体との相対距離Xに関する情報が供給
されている。
【0050】更に、本実施例の車両衝突防止装置は、前
記した勾配検出手段M5に相当するピッチ角センサ10
4、及び各車輪FR,FL,RR,RL毎にタイヤの状
態を検出する、前記タイヤ異常検出手段M3に相当する
タイヤ異常検出装置106,108,110,112を
有しており、コントローラ100にはこれらのセンサの
出力信号も供給されている。
記した勾配検出手段M5に相当するピッチ角センサ10
4、及び各車輪FR,FL,RR,RL毎にタイヤの状
態を検出する、前記タイヤ異常検出手段M3に相当する
タイヤ異常検出装置106,108,110,112を
有しており、コントローラ100にはこれらのセンサの
出力信号も供給されている。
【0051】ここで、ピッチ各センサ104は、平坦路
上における車両姿勢と現実の車両姿勢とを比較して車両
のピッチ角θを検出するセンサで、アクセル操作、ブレ
ーキ操作がなされていない状況におけるピッチ角θを所
定時間平均化してコントローラ100に出力する。従っ
て、コントローラ100には、加減速によるノーズダイ
ブ現象、スクォウト現象等が除外された、走行路の勾配
のみを反映した信号がピッチ角θとして供給される。
上における車両姿勢と現実の車両姿勢とを比較して車両
のピッチ角θを検出するセンサで、アクセル操作、ブレ
ーキ操作がなされていない状況におけるピッチ角θを所
定時間平均化してコントローラ100に出力する。従っ
て、コントローラ100には、加減速によるノーズダイ
ブ現象、スクォウト現象等が除外された、走行路の勾配
のみを反映した信号がピッチ角θとして供給される。
【0052】また、タイヤ異常検出装置106,10
8,110,112は、タイヤの空気圧PT 、及びタイ
ヤの溝深さDに応じた信号を出力するセンサであり、タ
イヤホイルに設けた圧力計、及びレーザ光による干渉法
により溝深さを検出する溝検出センサによって構成す
る。
8,110,112は、タイヤの空気圧PT 、及びタイ
ヤの溝深さDに応じた信号を出力するセンサであり、タ
イヤホイルに設けた圧力計、及びレーザ光による干渉法
により溝深さを検出する溝検出センサによって構成す
る。
【0053】コントローラ100は、これらの情報に基
づいて後述のルーチンを実行し、これにより駆動回路9
6,98を介してスプール式電磁液圧制御弁92、電磁
開閉弁94を制御して自動ブレーキ処理を実行する。こ
の際、図3に示すように警報装置114を設けて、自動
ブレーキの実行と共に運転者への警報を行う構成として
もよく、かかる構成においては、自動ブレーキ及び警報
処理が前記した衝突防止処理となり、コントローラ10
0が前記した衝突防止処理実行手段M3を実現すること
になる。
づいて後述のルーチンを実行し、これにより駆動回路9
6,98を介してスプール式電磁液圧制御弁92、電磁
開閉弁94を制御して自動ブレーキ処理を実行する。こ
の際、図3に示すように警報装置114を設けて、自動
ブレーキの実行と共に運転者への警報を行う構成として
もよく、かかる構成においては、自動ブレーキ及び警報
処理が前記した衝突防止処理となり、コントローラ10
0が前記した衝突防止処理実行手段M3を実現すること
になる。
【0054】ところで、本実施例の衝突防止装置は、車
間距離検出装置102によって検出した前方物体との相
対距離Xが、後述の如く決定する安全距離XB 以下とな
った際に衝突防止処理として自動ブレーキを作動させる
ものである。そして、X>X B の場合は前方物体への衝
突の可能性はないと判断する。この場合、スプール式電
磁液圧制御弁92に電流が供給されることはなく、遮断
状態の電磁開閉弁94がリザーバタンク32に連通され
ることになる。
間距離検出装置102によって検出した前方物体との相
対距離Xが、後述の如く決定する安全距離XB 以下とな
った際に衝突防止処理として自動ブレーキを作動させる
ものである。そして、X>X B の場合は前方物体への衝
突の可能性はないと判断する。この場合、スプール式電
磁液圧制御弁92に電流が供給されることはなく、遮断
状態の電磁開閉弁94がリザーバタンク32に連通され
ることになる。
【0055】このため、かかる状況下でブレーキペダル
14が踏み込まれると、チェンジバルブ86,88,9
0はマスタシリンダ12から供給された液圧を各ホイル
シリンダ22,24,26,28へ向けて供給し、この
結果運転者の意思に従った制動力が各車輪に発生する。
14が踏み込まれると、チェンジバルブ86,88,9
0はマスタシリンダ12から供給された液圧を各ホイル
シリンダ22,24,26,28へ向けて供給し、この
結果運転者の意思に従った制動力が各車輪に発生する。
【0056】一方、車間距離検出装置102が検出した
相対距離Xが安全距離XB 以下となった場合、コントロ
ーラ100は自動ブレーキとしての機能を発揮するため
駆動回路96,98へ向けて適当な制御信号を発する。
この結果、各チェンジバルブ86,88,90には、マ
スタシリンダ12の液圧に加えてスプール式電磁液圧制
御弁92によって調整された適当な電気制御液圧が供給
されることになる。
相対距離Xが安全距離XB 以下となった場合、コントロ
ーラ100は自動ブレーキとしての機能を発揮するため
駆動回路96,98へ向けて適当な制御信号を発する。
この結果、各チェンジバルブ86,88,90には、マ
スタシリンダ12の液圧に加えてスプール式電磁液圧制
御弁92によって調整された適当な電気制御液圧が供給
されることになる。
【0057】従って、チェンジバルブ86,88,90
に電気制御液圧より高いマスタシリンダ液圧が供給され
ていればそのマスタシリンダ液圧が、また、電気制御液
圧がマスタシリンダ液圧より高く、あるいはブレーキペ
ダル14が踏み込まれていない場合には、電気制御液圧
がホイルシリンダ22,24,26,28に供給され
る。
に電気制御液圧より高いマスタシリンダ液圧が供給され
ていればそのマスタシリンダ液圧が、また、電気制御液
圧がマスタシリンダ液圧より高く、あるいはブレーキペ
ダル14が踏み込まれていない場合には、電気制御液圧
がホイルシリンダ22,24,26,28に供給され
る。
【0058】この結果、自動ブレーキの実行判定がなさ
れると、各ホイルシリンダ22,24,26,28には
少なくともスプール式電磁液圧制御弁92で調整された
電磁制御液圧が供給されることになる。本実施例の制動
制御装置装置は、このようにしてブレーキペダル14の
状態に関わらず衝突回避に必要な制動力を確保してい
る。
れると、各ホイルシリンダ22,24,26,28には
少なくともスプール式電磁液圧制御弁92で調整された
電磁制御液圧が供給されることになる。本実施例の制動
制御装置装置は、このようにしてブレーキペダル14の
状態に関わらず衝突回避に必要な制動力を確保してい
る。
【0059】以下、本実施例における安全距離の算出方
法について説明する。
法について説明する。
【0060】図4は、ある時刻t0 において自車0が速
度V0 で走行し、その前方Xの位置を前方物体たる先行
車両1が速度V1 ,減速度a1 で走行している状況を示
している。この場合、自車0が先行車両1との関係で確
保しておくべき安全距離XBは、走行中に先行車1に追
突を生じないことが保証された距離であり、その距離さ
え確保されていれば、少なくとも即座に制動操作を開始
すれば前方障害物への衝突を回避することができる距離
でなければならない。
度V0 で走行し、その前方Xの位置を前方物体たる先行
車両1が速度V1 ,減速度a1 で走行している状況を示
している。この場合、自車0が先行車両1との関係で確
保しておくべき安全距離XBは、走行中に先行車1に追
突を生じないことが保証された距離であり、その距離さ
え確保されていれば、少なくとも即座に制動操作を開始
すれば前方障害物への衝突を回避することができる距離
でなければならない。
【0061】ところで、時刻t0 において速度V1 、減
速度a1 で走行している先行車両1に対して、速度V0
で後続する自車0が、時刻t0 から所定の遅れ時間τの
後に減速度a0 で減速を開始した場合に、先行車両1の
停車後に自車0が停車するものと過程すれば、時刻t0
後停車するまでに短縮する車間距離は、図5(A)中に
斜線で示す面積S1 と等しくなる。
速度a1 で走行している先行車両1に対して、速度V0
で後続する自車0が、時刻t0 から所定の遅れ時間τの
後に減速度a0 で減速を開始した場合に、先行車両1の
停車後に自車0が停車するものと過程すれば、時刻t0
後停車するまでに短縮する車間距離は、図5(A)中に
斜線で示す面積S1 と等しくなる。
【0062】この面積S1 は、後続する自車0が時刻t
0 後停車するまでに移動する距離{V0 ・τ+(V0 2
/a0 )/2}から、先行車両1が時刻t0 後停車する
でに移動する距離(V1 2 /a1 )/2を減じた値であ
り、次式の如く表すことができる。
0 後停車するまでに移動する距離{V0 ・τ+(V0 2
/a0 )/2}から、先行車両1が時刻t0 後停車する
でに移動する距離(V1 2 /a1 )/2を減じた値であ
り、次式の如く表すことができる。
【0063】S1 ={V0 ・τ+(V0 2 /a0 )/
2}−(V1 2 /a1 )/2 従って、時刻t0 の時点で、次式に示す距離XB が確保
されていれば、遅れ時間τの後に減速度a0 で減速を開
始することで、停止時に距離Lを確保して停車できるこ
とが保証されることになる。
2}−(V1 2 /a1 )/2 従って、時刻t0 の時点で、次式に示す距離XB が確保
されていれば、遅れ時間τの後に減速度a0 で減速を開
始することで、停止時に距離Lを確保して停車できるこ
とが保証されることになる。
【0064】 XB ={V0 ・τ+(V0 2 /a0 )/2} −(V1 2 /a1 )/2+L ・・・(1) ところで、上記(1)式は、先行車両1の減速度a1 が
比較的大きく、自車0が先行車両1と等速になる前に先
行車両1が停車することを前提としたものである。これ
に対して、先行車両1の減速度a1 が比較的小さい場合
には、車両を停車させるまでもなく減速過程で両者の速
度が等しくなり、相対速度が“0”となる場合も想定さ
れる。
比較的大きく、自車0が先行車両1と等速になる前に先
行車両1が停車することを前提としたものである。これ
に対して、先行車両1の減速度a1 が比較的小さい場合
には、車両を停車させるまでもなく減速過程で両者の速
度が等しくなり、相対速度が“0”となる場合も想定さ
れる。
【0065】この場合、時刻t0 から両者の速度が等速
となるまでの間に短縮する距離は図5(B)中にハッチ
ングで示す面積S2 に相当し、このS2 に相当する距離
が時刻t0 において確保されていれば衝突が回避される
こととなる。従って、両者が等速になった時点で距離L
を確保することとすれば、安全距離XB は次式の如く表
すことができる。
となるまでの間に短縮する距離は図5(B)中にハッチ
ングで示す面積S2 に相当し、このS2 に相当する距離
が時刻t0 において確保されていれば衝突が回避される
こととなる。従って、両者が等速になった時点で距離L
を確保することとすれば、安全距離XB は次式の如く表
すことができる。
【0066】XB =V0 ・T−(T−τ)2 ・a0 /2 −(V1 ・T−a1 ・T2 /2)+L ・・・(2) 尚、上式中、T=(V0 −V1 +a0 ・τ)/(a0 −
a1 )とする。
a1 )とする。
【0067】つまり、先行車両1の減速度a1 と自車0
の車速V1 とに応じて上記(1)式と(2)式の何れを
用いるべきかを判断し、選定した式に随時各変数を代入
することとすれば、それにより自車0が先行車両1との
関係で確保しておくべき安全距離XB を適切に算出する
ことができる。
の車速V1 とに応じて上記(1)式と(2)式の何れを
用いるべきかを判断し、選定した式に随時各変数を代入
することとすれば、それにより自車0が先行車両1との
関係で確保しておくべき安全距離XB を適切に算出する
ことができる。
【0068】ここで、上記(1)、(2)式中の変数の
うち、車速V0 はECU72より、先行車両1の移動速
度V1 は車間距離検出装置102より、先行車両1の減
速度a1 は、移動速度V1 の時間微分によりそれそれ検
出することができる。また、自車0において減速度a0
が実現されるまでの遅れ時間τ、及び停車時または相対
速度“0”時に確保すべき距離Lについては、設定値と
してコントローラ100に記憶させておくことができ
る。
うち、車速V0 はECU72より、先行車両1の移動速
度V1 は車間距離検出装置102より、先行車両1の減
速度a1 は、移動速度V1 の時間微分によりそれそれ検
出することができる。また、自車0において減速度a0
が実現されるまでの遅れ時間τ、及び停車時または相対
速度“0”時に確保すべき距離Lについては、設定値と
してコントローラ100に記憶させておくことができ
る。
【0069】従って、上記(1),(2)式を用いて安
全距離XB を算出するためには、自動ブレーキ時に自車
0に発生させる減速度a0 さえ決定すればよいことにな
る。
全距離XB を算出するためには、自動ブレーキ時に自車
0に発生させる減速度a0 さえ決定すればよいことにな
る。
【0070】ここで、本実施例の車両衝突防止装置は、
各車輪FR,FL,RR,RLのタイヤの状態、走行路
の勾配等によって発生させ得る減速度a0 に差異が生ず
ることに鑑み、それらの影響を考慮したうえで安全距離
XB の算出を行う点に特徴を有するものである。
各車輪FR,FL,RR,RLのタイヤの状態、走行路
の勾配等によって発生させ得る減速度a0 に差異が生ず
ることに鑑み、それらの影響を考慮したうえで安全距離
XB の算出を行う点に特徴を有するものである。
【0071】以下、かかる機能を実現すべくコントロー
ラ100が実行する具体的な処理の内容について説明す
る。
ラ100が実行する具体的な処理の内容について説明す
る。
【0072】図6は、前記した請求項1記載の発明を実
現すべくコントローラ100が実行する衝突防止ルーチ
ンの第1の例のフローチャートを示す。
現すべくコントローラ100が実行する衝突防止ルーチ
ンの第1の例のフローチャートを示す。
【0073】同図に示すようり、本ルーチンが起動する
と先ずステップ200において自動ブレーキ時に発生さ
せる減速度a0 と遅れ時間τの初期化を行う。この際、
減速度a0 には、通常の走行路、正常なタイヤ状態を想
定した値を、、遅れ時間τには装置の応答特性によって
決定する時間を代入する。
と先ずステップ200において自動ブレーキ時に発生さ
せる減速度a0 と遅れ時間τの初期化を行う。この際、
減速度a0 には、通常の走行路、正常なタイヤ状態を想
定した値を、、遅れ時間τには装置の応答特性によって
決定する時間を代入する。
【0074】ステップ202では、安全距離XB を算出
するための基礎データとして必要な値、すなわち自車の
車速V0 、前方物体の移動速度V1 及び減速度a1 、自
車と前方物体との距離Xの読み込みを行う。そして、こ
れらの読み込みを終えたら、ステップ204へ進んで上
記(1)式、又は(2)式を用いて安全距離XB を演算
する。
するための基礎データとして必要な値、すなわち自車の
車速V0 、前方物体の移動速度V1 及び減速度a1 、自
車と前方物体との距離Xの読み込みを行う。そして、こ
れらの読み込みを終えたら、ステップ204へ進んで上
記(1)式、又は(2)式を用いて安全距離XB を演算
する。
【0075】このようにして基準となる安全距離XB を
演算したら、ステップ206へ進んでタイヤ異常検出装
置106,108,110,112よりタイヤ空気圧P
T を読み込む処理を行う。タイヤのグリップ力は適正な
空気圧が確保されている場合に最も高く、その空気圧P
T が不足又は過剰な状態であると、制動時において適切
な制動力が得られないことに鑑み、その値が異常な場合
には安全距離XB を補正する必要があるからである。
演算したら、ステップ206へ進んでタイヤ異常検出装
置106,108,110,112よりタイヤ空気圧P
T を読み込む処理を行う。タイヤのグリップ力は適正な
空気圧が確保されている場合に最も高く、その空気圧P
T が不足又は過剰な状態であると、制動時において適切
な制動力が得られないことに鑑み、その値が異常な場合
には安全距離XB を補正する必要があるからである。
【0076】このため、タイヤ空気圧PT の読み込みを
終えたら、ステップ208へ進んでPT が適正な水準で
あるかを判別し、ここで適正でないと判別された場合は
ステップ228へ進んで安全距離XB の補正を行う。つ
まり、上記ステップ204においてタイヤが正常である
ことを前提として演算した距離に、タイヤのグリップ力
低下を補正する係数を積算する処理を行う。
終えたら、ステップ208へ進んでPT が適正な水準で
あるかを判別し、ここで適正でないと判別された場合は
ステップ228へ進んで安全距離XB の補正を行う。つ
まり、上記ステップ204においてタイヤが正常である
ことを前提として演算した距離に、タイヤのグリップ力
低下を補正する係数を積算する処理を行う。
【0077】この場合、車輪FR,FL,RR,RLの
グリップ力が低下する一方、低下したグリップ力に対し
て確実に衝突を回避できる距離が安全距離XB として設
定されるため、結局衝突防止処理として自動ブレーキ、
警報等の処理が実行されることにより、確実に衝突が回
避されることになる。尚、上記ステップ206は前記し
たタイヤ異常検出手段M3に、また上記ステップ208
は前記した安全距離決定手段M4に相当する。
グリップ力が低下する一方、低下したグリップ力に対し
て確実に衝突を回避できる距離が安全距離XB として設
定されるため、結局衝突防止処理として自動ブレーキ、
警報等の処理が実行されることにより、確実に衝突が回
避されることになる。尚、上記ステップ206は前記し
たタイヤ異常検出手段M3に、また上記ステップ208
は前記した安全距離決定手段M4に相当する。
【0078】また、本実施例においては、タイヤの状態
として空気圧PT を監視する他、以下ステップ210〜
226に示すように、タイヤのグリップ力に影響を与え
る種々の因子についての監視を行い、これら各因子の何
れかにつき異常が検出された場合は上記ステップ228
の処理を実行することとしている。この意味で、本ルー
チン中、ステップ210〜226も前記したタイヤ異常
検出手段M3,安全距離決定手段M4に相当することに
なる。
として空気圧PT を監視する他、以下ステップ210〜
226に示すように、タイヤのグリップ力に影響を与え
る種々の因子についての監視を行い、これら各因子の何
れかにつき異常が検出された場合は上記ステップ228
の処理を実行することとしている。この意味で、本ルー
チン中、ステップ210〜226も前記したタイヤ異常
検出手段M3,安全距離決定手段M4に相当することに
なる。
【0079】すなわちステップ210は何れかの車輪F
R,FL,RR,RLにテンパタイヤが装着されていな
いかを判別する。具体的には、ステップ210において
図7に示すテンパタイヤ判別サブルーチンを実行して上
記判別を行う。
R,FL,RR,RLにテンパタイヤが装着されていな
いかを判別する。具体的には、ステップ210において
図7に示すテンパタイヤ判別サブルーチンを実行して上
記判別を行う。
【0080】図7に示すルーチンが起動すると、ステッ
プ212で4つの車輪FR,FL,RR,RLの中に突
出した車輪速WV を示すものが存在するかを見る。テン
パタイヤは常用タイヤに比べて小径であり、これを装着
している場合は他の3輪に比べて明らかに車輪速WV が
高速になるからである。
プ212で4つの車輪FR,FL,RR,RLの中に突
出した車輪速WV を示すものが存在するかを見る。テン
パタイヤは常用タイヤに比べて小径であり、これを装着
している場合は他の3輪に比べて明らかに車輪速WV が
高速になるからである。
【0081】判別の結果突出した車輪速WV を示す車輪
が存在する場合は、ステップ214へ進んで他の3輪の
車輪速WV の平均値を盛況車輪速として演算し、次にス
テップ216で突出して検出された車輪速を突出車輪速
として演算する。
が存在する場合は、ステップ214へ進んで他の3輪の
車輪速WV の平均値を盛況車輪速として演算し、次にス
テップ216で突出して検出された車輪速を突出車輪速
として演算する。
【0082】ところで、1つの車輪の車輪速WV が突出
する現象は、テンパタイヤを装着している場合の他、当
該車輪が空転している場合にも生ずる。そこで、本実施
例においては、ステップ218において、突出車輪速と
正常車輪速との比が所定の範囲内にある場合に限りテン
パタイヤが装着されていると判断する。
する現象は、テンパタイヤを装着している場合の他、当
該車輪が空転している場合にも生ずる。そこで、本実施
例においては、ステップ218において、突出車輪速と
正常車輪速との比が所定の範囲内にある場合に限りテン
パタイヤが装着されていると判断する。
【0083】つまり、(1.0<)α≦(異常車輪速)
/(正常車輪速)が不成立の場合は、各輪の回転誤差に
よるものでありテンパタイヤ装着に起因する車輪速差で
ないと判断し、また(異常車輪速)/(正常車輪速)≦
βが不成立の場合は、車輪の空転に起因するものであり
テンパタイヤ装着のためではないと判断して、共に否定
的判定を下して本ルーチンを終了する。尚、上記ステッ
プ212において条件不成立とされた場合と同様、この
場合は以後図6中ステップ220の処理が実行される。
/(正常車輪速)が不成立の場合は、各輪の回転誤差に
よるものでありテンパタイヤ装着に起因する車輪速差で
ないと判断し、また(異常車輪速)/(正常車輪速)≦
βが不成立の場合は、車輪の空転に起因するものであり
テンパタイヤ装着のためではないと判断して、共に否定
的判定を下して本ルーチンを終了する。尚、上記ステッ
プ212において条件不成立とされた場合と同様、この
場合は以後図6中ステップ220の処理が実行される。
【0084】一方、上記ステップ218の条件が成立す
る場合は、突出した車輪速が検出された車輪においてテ
ンパタイヤが装着されていると判断し、肯定的判定を下
して本ルーチンを終了する。尚、この場合は、テンパタ
イヤの能力が常用タイヤの能力に劣ることに鑑み、以後
図6に示すルーチン中、上記ステップ228の処理が実
行される。
る場合は、突出した車輪速が検出された車輪においてテ
ンパタイヤが装着されていると判断し、肯定的判定を下
して本ルーチンを終了する。尚、この場合は、テンパタ
イヤの能力が常用タイヤの能力に劣ることに鑑み、以後
図6に示すルーチン中、上記ステップ228の処理が実
行される。
【0085】ステップ220は、タイヤの異常摩耗に基
づいてタイヤ異常を判別するステップである。すなわ
ち、各車輪FR,FL,RR,RLに配設したタイヤ異
常検出装置106,108,110,112から供給さ
れるタイヤ溝深さDが、所定の判定値に満たない場合に
は異常、十分な溝がある場合は正常と判断する。そし
て、異常と判断された場合は上記ステップ228へ、正
常と判断された場合はステップ222へ進む。
づいてタイヤ異常を判別するステップである。すなわ
ち、各車輪FR,FL,RR,RLに配設したタイヤ異
常検出装置106,108,110,112から供給さ
れるタイヤ溝深さDが、所定の判定値に満たない場合に
は異常、十分な溝がある場合は正常と判断する。そし
て、異常と判断された場合は上記ステップ228へ、正
常と判断された場合はステップ222へ進む。
【0086】ステップ222,224,226は、それ
ぞれアクティブリアステアリング装置(ARS),トラ
クションコントロールシステム(TRC),電子制御サ
スペンション(TEMS)から異常信号が発せられてい
ないかを判別するステップであり、それぞれ異常が検出
された場合には上記ステップ228へ進んで安全距離X
B の補正が行われる。
ぞれアクティブリアステアリング装置(ARS),トラ
クションコントロールシステム(TRC),電子制御サ
スペンション(TEMS)から異常信号が発せられてい
ないかを判別するステップであり、それぞれ異常が検出
された場合には上記ステップ228へ進んで安全距離X
B の補正が行われる。
【0087】ARSは、走行路の状態、横風等により車
両の走行安定性が悪化する状況が想定された場合に、積
極的に後輪を操舵して操安性を高める装置であり、この
装置に異常が生じた場合、かかる機能が得られないとい
う意味で安全距離XB を長く確保する必要があるからで
ある。
両の走行安定性が悪化する状況が想定された場合に、積
極的に後輪を操舵して操安性を高める装置であり、この
装置に異常が生じた場合、かかる機能が得られないとい
う意味で安全距離XB を長く確保する必要があるからで
ある。
【0088】またTRCは、駆動輪に伝達されるトルク
が過剰となるのを防止して、車輪の空転を防ぎ、これに
より操安性を高める装置である。従って、TRCが正常
に機能しない場合は、急加速時等に車両姿勢が乱れて操
安性が損なわれることがあり、この意味であ安全距離X
B を長く確保する必要があるからである。
が過剰となるのを防止して、車輪の空転を防ぎ、これに
より操安性を高める装置である。従って、TRCが正常
に機能しない場合は、急加速時等に車両姿勢が乱れて操
安性が損なわれることがあり、この意味であ安全距離X
B を長く確保する必要があるからである。
【0089】TEMSについては、車両の運転状態等に
応じてサスペンションの剛性を変化させ、快適な乗り心
地と高い限界特性とを両立させる装置であることから、
これに異常が生ずると、正常時に比べて限界特性が低下
する場合があり、この意味で安全距離XB を長く確保す
る必要があるからである。
応じてサスペンションの剛性を変化させ、快適な乗り心
地と高い限界特性とを両立させる装置であることから、
これに異常が生ずると、正常時に比べて限界特性が低下
する場合があり、この意味で安全距離XB を長く確保す
る必要があるからである。
【0090】以上、ステップ206〜228の処理を実
行することにより、本実施例においては、タイヤの状態
を適切に反映した安全距離XB を算出することができ
る。そして、このようにして安全距離XB の演算を終え
たら、以後ステップ230以降で衝突防止処理を実行す
る。
行することにより、本実施例においては、タイヤの状態
を適切に反映した安全距離XB を算出することができ
る。そして、このようにして安全距離XB の演算を終え
たら、以後ステップ230以降で衝突防止処理を実行す
る。
【0091】ステップ230は、上述の如く決定した安
全距離XB と実測された相対距離Xとの間にX<XB の
関係が成立するか、すなわち相対距離Xが安全距離XB
以下となる位置まで前方物体に接近しているかを判別す
るステップであり、その判別は、衝突防止処理の最終的
な実行判定としての意味を有している。
全距離XB と実測された相対距離Xとの間にX<XB の
関係が成立するか、すなわち相対距離Xが安全距離XB
以下となる位置まで前方物体に接近しているかを判別す
るステップであり、その判別は、衝突防止処理の最終的
な実行判定としての意味を有している。
【0092】従って、X<XB が成立すると判別された
場合はステップ232へ進んで警報、及び自動ブレーキ
処理を実行し、また、X<XB が不成立の場合はステッ
プ234へ進んで警報、及び自動ブレーキ処理を停止し
て、上記ステップ202へと帰還する。尚、これらステ
ップ230〜234は、前記した衝突防止処理実行手段
M2に相当している。
場合はステップ232へ進んで警報、及び自動ブレーキ
処理を実行し、また、X<XB が不成立の場合はステッ
プ234へ進んで警報、及び自動ブレーキ処理を停止し
て、上記ステップ202へと帰還する。尚、これらステ
ップ230〜234は、前記した衝突防止処理実行手段
M2に相当している。
【0093】このようにコントローラ100が図6に示
すルーチンを実行する場合、衝突防止処理の実行判定の
基礎となる安全距離XB にタイヤの状態が反映される。
タイヤの状態に関する上記の各因子は、それぞれ限界性
能付近におけるグリップ力に影響を与える因子であり、
これらを考慮して安全距離XB を設定する場合衝突回避
に対する確実性が向上し、緊急時に作動する車両衝突防
止装置の有効性が高まるという効果を奏する。
すルーチンを実行する場合、衝突防止処理の実行判定の
基礎となる安全距離XB にタイヤの状態が反映される。
タイヤの状態に関する上記の各因子は、それぞれ限界性
能付近におけるグリップ力に影響を与える因子であり、
これらを考慮して安全距離XB を設定する場合衝突回避
に対する確実性が向上し、緊急時に作動する車両衝突防
止装置の有効性が高まるという効果を奏する。
【0094】図8は、コントローラ100が前記した請
求項2記載の発明を実現すべく実行する衝突防止ルーチ
ンの第2の例のフローチャートを示す。尚、同図におい
て上記図6に示すルーチンと同様の処理を実行するステ
ップについては、図6中に示す符号を併記してその説明
を簡略する。
求項2記載の発明を実現すべく実行する衝突防止ルーチ
ンの第2の例のフローチャートを示す。尚、同図におい
て上記図6に示すルーチンと同様の処理を実行するステ
ップについては、図6中に示す符号を併記してその説明
を簡略する。
【0095】図8に示すルーチンにおいては、減速度a
0 ,遅れ時間τの初期化を行った後(ステップ30
0)、ステップ302において安全距離XB の算出に要
する自車の車速V0 ,前方物体の減速度a1 及び移動速
度V1 ,並びに相対距離Xに加え、ピッチ各センサ10
4より車両のピッチ角θ(前下がりを正、前上がりを負
とする)を読み込む。
0 ,遅れ時間τの初期化を行った後(ステップ30
0)、ステップ302において安全距離XB の算出に要
する自車の車速V0 ,前方物体の減速度a1 及び移動速
度V1 ,並びに相対距離Xに加え、ピッチ各センサ10
4より車両のピッチ角θ(前下がりを正、前上がりを負
とする)を読み込む。
【0096】尚、θは、上記したように車両の加減速の
影響を除いた値であり、本実施例においては、走行路の
勾配とした把握することができる。この意味で、本ステ
ップ302は、前記した勾配検出手段M5に相当するこ
とになる。
影響を除いた値であり、本実施例においては、走行路の
勾配とした把握することができる。この意味で、本ステ
ップ302は、前記した勾配検出手段M5に相当するこ
とになる。
【0097】ステップ304は、本ルーチンの特徴部で
あり、検出したピッチ角θに基づいて、安全距離XB 算
出の基礎となる減速度a0 を補正するステップである。
すなわち、制動時に車輪と路面との間に発生させ得る制
動力は、タイヤの能力等によって決定され、その値を仮
にF、車重をmとすると、平坦路ではF=m・a0 なる
方程式が成立する。
あり、検出したピッチ角θに基づいて、安全距離XB 算
出の基礎となる減速度a0 を補正するステップである。
すなわち、制動時に車輪と路面との間に発生させ得る制
動力は、タイヤの能力等によって決定され、その値を仮
にF、車重をmとすると、平坦路ではF=m・a0 なる
方程式が成立する。
【0098】一方、走行路に勾配がある場合は、その勾
配の影響で、運動方程式はF−m・g・sin θ=m・a
0 ′なる形に変形する(θは、下り勾配を正)。従っ
て、Fが勾配に因らず一定であるとすれば、勾配θに対
して最大源発生させ得る減速度a0 ′は、F/m−g・
sin θ=a0 −g・sin θとなる。
配の影響で、運動方程式はF−m・g・sin θ=m・a
0 ′なる形に変形する(θは、下り勾配を正)。従っ
て、Fが勾配に因らず一定であるとすれば、勾配θに対
して最大源発生させ得る減速度a0 ′は、F/m−g・
sin θ=a0 −g・sin θとなる。
【0099】このように発生し得る減速度が異なれば、
当然に制動距離に差異が生じることから、安全距離XB
にθを反映させることが望ましい。そこで、本ルーチン
では、本ステップ304において減速度a0 の補正を行
い、次いでステップ306において補正後のa0 を上記
(1)式、又は(2)式に代入して安全距離XB を演算
することとした。
当然に制動距離に差異が生じることから、安全距離XB
にθを反映させることが望ましい。そこで、本ルーチン
では、本ステップ304において減速度a0 の補正を行
い、次いでステップ306において補正後のa0 を上記
(1)式、又は(2)式に代入して安全距離XB を演算
することとした。
【0100】この場合、下り勾配が大きいほど長く、ま
た上り勾配が大きいほど短く、安全距離XB が補正され
ることになり、確実に衝突を回避し得る安全車間XB が
得られることになる。
た上り勾配が大きいほど短く、安全距離XB が補正され
ることになり、確実に衝突を回避し得る安全車間XB が
得られることになる。
【0101】従って、当該安全車間距離XB と実際の相
対距離Xとを比較することにより衝突防止処理の実行判
定を行い(ステップ308)、その結果に従って所定の
衝突防止処理を実行する(ステップ310、312)場
合、走行路の勾配に関わらず、確実に衝突を回避し得る
衝突防止処理が実現されることになる。
対距離Xとを比較することにより衝突防止処理の実行判
定を行い(ステップ308)、その結果に従って所定の
衝突防止処理を実行する(ステップ310、312)場
合、走行路の勾配に関わらず、確実に衝突を回避し得る
衝突防止処理が実現されることになる。
【0102】ところで、ブレーキ操作時に発生する最大
減速度は、図9(A)に示すように路面の摩擦係数μに
比例する。すなわち、図9(A)中に示すように摩擦係
数がμL である場合には、これに対応するGL 以上の減
速度が生じることはない。
減速度は、図9(A)に示すように路面の摩擦係数μに
比例する。すなわち、図9(A)中に示すように摩擦係
数がμL である場合には、これに対応するGL 以上の減
速度が生じることはない。
【0103】一方、路面が十分に高い摩擦係数μを有し
ている場合に車両に生ずる最大減速度Gは、図9(B)
に示すようにホイルシリンダに供給されるブレーキ油圧
Pの大きさに比例し、例えばPB のブレーキ油圧に対し
てはGB の減速度が得られるはずである。従って、仮に
ブレーキ油圧PB に対してGB に満たないGL の減速度
しか得られないとすれば、路面μがμL であると推定す
ることができる。
ている場合に車両に生ずる最大減速度Gは、図9(B)
に示すようにホイルシリンダに供給されるブレーキ油圧
Pの大きさに比例し、例えばPB のブレーキ油圧に対し
てはGB の減速度が得られるはずである。従って、仮に
ブレーキ油圧PB に対してGB に満たないGL の減速度
しか得られないとすれば、路面μがμL であると推定す
ることができる。
【0104】つまり、ホイルシリンダに対して既知のブ
レーキ油圧Pを供給すると共に、その際に生ずる減速度
Gを検出すれば、その減速度Gより路面μを推定するこ
とが可能であり、図10は、かかる推定を実現すべく三
角波形状にブレーキ油圧Pを発生させた場合(同図
(A),(C))における減速度G(同図(B),
(D))との関係を示したものである。
レーキ油圧Pを供給すると共に、その際に生ずる減速度
Gを検出すれば、その減速度Gより路面μを推定するこ
とが可能であり、図10は、かかる推定を実現すべく三
角波形状にブレーキ油圧Pを発生させた場合(同図
(A),(C))における減速度G(同図(B),
(D))との関係を示したものである。
【0105】ここで、図10(A),(B)は路面μが
十分に高く、5g程度の減速度が生じた場合、図10
(C),(D)は、路面μが比較的小さく、ブレーキ油
圧Pに対して車輪がロックし、アンチロックブレーキ機
構(以下、ABSと称す)が作動した結果、0.1g程
度の減速度しか発生しなかった場合を示している。てい
る。
十分に高く、5g程度の減速度が生じた場合、図10
(C),(D)は、路面μが比較的小さく、ブレーキ油
圧Pに対して車輪がロックし、アンチロックブレーキ機
構(以下、ABSと称す)が作動した結果、0.1g程
度の減速度しか発生しなかった場合を示している。てい
る。
【0106】このように車両に発生する最大減速度が異
なる場合、本実施例において自動ブレーキが作動した後
車両が停車するまでに必要な制動距離にも差異が生ずる
ことは明らかであり、衝突回避の確実性を高めるために
は、自動ブレーキの実行判定の基礎となる安全距離XB
に最大減速度を反映させることが好ましい。
なる場合、本実施例において自動ブレーキが作動した後
車両が停車するまでに必要な制動距離にも差異が生ずる
ことは明らかであり、衝突回避の確実性を高めるために
は、自動ブレーキの実行判定の基礎となる安全距離XB
に最大減速度を反映させることが好ましい。
【0107】そこで、本実施例においては、自動ブレー
キ等の衝突防止処理を実行するに先立って、先ず上記図
10(A)に示す如きブレーキ油圧による予備制動を行
い、その際に発生した最大減速度に基づいて安全距離X
B を決定することとした。尚、本実施例においては、図
11に示す代表的路面状態における最大減速度の測定結
果より、最大減速度0.5g以上の場合を高μ路、0.
5g未満の場合を低μ路と区分し、それぞれの場合に応
じて基準の安全距離XB と、これより長い安全距離XB
とを切り換えて用いる構成である。
キ等の衝突防止処理を実行するに先立って、先ず上記図
10(A)に示す如きブレーキ油圧による予備制動を行
い、その際に発生した最大減速度に基づいて安全距離X
B を決定することとした。尚、本実施例においては、図
11に示す代表的路面状態における最大減速度の測定結
果より、最大減速度0.5g以上の場合を高μ路、0.
5g未満の場合を低μ路と区分し、それぞれの場合に応
じて基準の安全距離XB と、これより長い安全距離XB
とを切り換えて用いる構成である。
【0108】図12は、上記機能を実現する車両衝突防
止装置、すなわち前記した請求項3記載の車両衝突防止
装置を実現すべくコントローラ100が実行する衝突防
止処理ルーチンの第3の例のフローチャートを示す。
尚、同図において上記図6に示すルーチンと同一の処理
を実行するステップには同一の符号を併記してその説明
を簡略化する。
止装置、すなわち前記した請求項3記載の車両衝突防止
装置を実現すべくコントローラ100が実行する衝突防
止処理ルーチンの第3の例のフローチャートを示す。
尚、同図において上記図6に示すルーチンと同一の処理
を実行するステップには同一の符号を併記してその説明
を簡略化する。
【0109】図12に示すルーチンが起動すると、先ず
自動ブレーキ作動時に発生させる減速度a0 及び遅れ時
間τの初期化を行う(ステップ400)。この際、a0
については、タイヤ状態が正常で、かつ走行路が平坦な
高μ路であるとして設定した値を代入する。
自動ブレーキ作動時に発生させる減速度a0 及び遅れ時
間τの初期化を行う(ステップ400)。この際、a0
については、タイヤ状態が正常で、かつ走行路が平坦な
高μ路であるとして設定した値を代入する。
【0110】安全距離XB を算出するための基礎データ
として自車の車速V0 ,前方物体の移動速度V1 及び減
速度a1 ,自車と前方物体との相対距離Xを読み込み
(ステップ402)、それらの値を上記(1)式、また
は(2)式に代入して、基準の安全距離XB の計算を行
う(ステップ404)。
として自車の車速V0 ,前方物体の移動速度V1 及び減
速度a1 ,自車と前方物体との相対距離Xを読み込み
(ステップ402)、それらの値を上記(1)式、また
は(2)式に代入して、基準の安全距離XB の計算を行
う(ステップ404)。
【0111】これらの処理を終えたら、次にステップ4
06において本実施例の特徴であるμ判定を行う。この
ステップ406は前記した予備制動実行手段M7、及び
減速度検出手段M8に相当するステップであり、スプー
ル式電磁液圧制御弁92を制御して上記図10(A)に
示すブレーキ油圧Pを発生させると共に、その際に生ず
る減速度Gを検出し、その検出結果に基づいて路面μを
演算する処理を実行する。
06において本実施例の特徴であるμ判定を行う。この
ステップ406は前記した予備制動実行手段M7、及び
減速度検出手段M8に相当するステップであり、スプー
ル式電磁液圧制御弁92を制御して上記図10(A)に
示すブレーキ油圧Pを発生させると共に、その際に生ず
る減速度Gを検出し、その検出結果に基づいて路面μを
演算する処理を実行する。
【0112】尚、減速度Gについては、上記ステップ4
02において検出した自車の車速V 0 を時間微分するこ
とで求めることができる。従って、この場合は車輪速セ
ンサ22,24,26,28も前記した減速度検出手段
M8の一部を構成することになる。
02において検出した自車の車速V 0 を時間微分するこ
とで求めることができる。従って、この場合は車輪速セ
ンサ22,24,26,28も前記した減速度検出手段
M8の一部を構成することになる。
【0113】そしてステップ408で、演算したμと予
め設定した判定値μB (本実施例では上記の如く0.5
gに設定)との比較を行い、μ<μB が負成立の場合は
高μ路、成立する場合は低μ路と判断する。
め設定した判定値μB (本実施例では上記の如く0.5
gに設定)との比較を行い、μ<μB が負成立の場合は
高μ路、成立する場合は低μ路と判断する。
【0114】この場合、上記ステップ404において演
算した安全距離XB は、モデルケースとして、高μ路で
あることを想定したものであるから、上記ステップ40
8において高μ路(μ<μB 不成立)と判別された場合
には安全距離XB をそのまま採用して差し支えない。こ
のため、かかる判定がされた場合はステップ410をジ
ャンプして直接ステップ412へと進む。
算した安全距離XB は、モデルケースとして、高μ路で
あることを想定したものであるから、上記ステップ40
8において高μ路(μ<μB 不成立)と判別された場合
には安全距離XB をそのまま採用して差し支えない。こ
のため、かかる判定がされた場合はステップ410をジ
ャンプして直接ステップ412へと進む。
【0115】一方、上記ステップ408において低μ路
(μ<μB )と判別された場合は、高μ路に比べて制動
距離が長くなると予想されるため、ステップ410へ進
んで安全距離XB を長く変更する処理を行い、かかる変
更処理の後ステップ412へ進む。
(μ<μB )と判別された場合は、高μ路に比べて制動
距離が長くなると予想されるため、ステップ410へ進
んで安全距離XB を長く変更する処理を行い、かかる変
更処理の後ステップ412へ進む。
【0116】そして、このように設定した安全距離XB
と相対距離Xとの関係においてX<XB が成立している
場合は警報・自動ブレーキ等の衝突防止処理を実行し
(ステップ412、414)、X<XB が不成立の場合
は警報・自動ブレーキ等を停止して(ステップ412、
416)、以後上記ステップ402以降の処理を繰り返
し実行する。
と相対距離Xとの関係においてX<XB が成立している
場合は警報・自動ブレーキ等の衝突防止処理を実行し
(ステップ412、414)、X<XB が不成立の場合
は警報・自動ブレーキ等を停止して(ステップ412、
416)、以後上記ステップ402以降の処理を繰り返
し実行する。
【0117】この場合、自動ブレーキ等の衝突防止処理
の実行判定が、車両に発生させ得る減速度をも考慮して
行われることになり、個々の状態に応じて確実に衝突を
回避することができる。
の実行判定が、車両に発生させ得る減速度をも考慮して
行われることになり、個々の状態に応じて確実に衝突を
回避することができる。
【0118】また、本ルーチンの如く既知のブレーキ油
圧Pに対する減速度Gに基づいて安全距離XB を決定す
る構成においては、路面μの他、実質的にはタイヤの能
力や走行路の勾配等の因子も考慮されることになる。車
輪に発生する制動トルクに対して如何なる減速度が生ず
るかについては、路面の状態のみでなく、その勾配やタ
イヤの状態等、制動能力に関する全ての因子が影響する
からである。
圧Pに対する減速度Gに基づいて安全距離XB を決定す
る構成においては、路面μの他、実質的にはタイヤの能
力や走行路の勾配等の因子も考慮されることになる。車
輪に発生する制動トルクに対して如何なる減速度が生ず
るかについては、路面の状態のみでなく、その勾配やタ
イヤの状態等、制動能力に関する全ての因子が影響する
からである。
【0119】従って、コントローラ100が本ルーチン
を実行する場合は、ピッチ角センサ104やタイヤ異常
検出装置106,108,110,112を設けること
なくそれらの状態を安全距離XB に反映させることがで
きる。この場合、摩耗したタイヤであっても予備制動程
度の減速度に対しては十分な能力を発揮し得る場合があ
るため、厳密に限界性能付近におけるタイヤの能力を反
映させることはできないが、簡易な構成で多くの因子を
反映させて衝突回避の確実性の向上を図ることができる
という効果を奏する。
を実行する場合は、ピッチ角センサ104やタイヤ異常
検出装置106,108,110,112を設けること
なくそれらの状態を安全距離XB に反映させることがで
きる。この場合、摩耗したタイヤであっても予備制動程
度の減速度に対しては十分な能力を発揮し得る場合があ
るため、厳密に限界性能付近におけるタイヤの能力を反
映させることはできないが、簡易な構成で多くの因子を
反映させて衝突回避の確実性の向上を図ることができる
という効果を奏する。
【0120】尚、上記の例においては、警報・自動ブレ
ーキ等の処理を実行する前段階で適宜μ判定を実行する
構成としているが、演算された安全距離XB との関係
で、X B より長い第2の安全距離XB2を設定し、相対距
離XがX<XB2となった場合に限ってμ判定を実行する
構成としてもよい。
ーキ等の処理を実行する前段階で適宜μ判定を実行する
構成としているが、演算された安全距離XB との関係
で、X B より長い第2の安全距離XB2を設定し、相対距
離XがX<XB2となった場合に限ってμ判定を実行する
構成としてもよい。
【0121】この場合、衝突防止処理を実行する必要性
がある場合にのみ予備制動が実行されることになり、不
要な予備制動が排除できると共に、予備制動を、自動ブ
レーキの作動開始に先立つ警報として機能させることが
可能となり有効である。
がある場合にのみ予備制動が実行されることになり、不
要な予備制動が排除できると共に、予備制動を、自動ブ
レーキの作動開始に先立つ警報として機能させることが
可能となり有効である。
【0122】また、上記例においては、予備制動時にお
いて4輪全てに制動力を発生させることを前提としてい
るが、これに限るものではなく、例えば4輪中2輪にの
み制動力を発生させる構成としてもよい。この場合、図
13に示すように4輪全てに制動力を発生させる場合に
比べて小さな減速度でμ推定を実現でき、μ推定時の衝
撃を緩和することができる。
いて4輪全てに制動力を発生させることを前提としてい
るが、これに限るものではなく、例えば4輪中2輪にの
み制動力を発生させる構成としてもよい。この場合、図
13に示すように4輪全てに制動力を発生させる場合に
比べて小さな減速度でμ推定を実現でき、μ推定時の衝
撃を緩和することができる。
【0123】ところで、本実施例の車両衝突防止装置の
如くABSを装備するブレーキ機構においては、車輪の
ロックが検出させると、そのロック状態を解除すべくホ
イルシリンダ22,24,26,28のブレーキ油圧が
増減圧されることは前記した通りである。
如くABSを装備するブレーキ機構においては、車輪の
ロックが検出させると、そのロック状態を解除すべくホ
イルシリンダ22,24,26,28のブレーキ油圧が
増減圧されることは前記した通りである。
【0124】この場合、自動ブレーキ時における目標ブ
レーキ油圧と、車輪をロックさせないために維持すべき
ブレーキ油圧とが大きくかけ離れていると、図14
(A)に示すようにABS作動時においてブレーキ油圧
が大きく増減圧されることになり、均一な制動力を確保
する観点からも乗り心地確保の観点からも好ましくない
事態を招く。
レーキ油圧と、車輪をロックさせないために維持すべき
ブレーキ油圧とが大きくかけ離れていると、図14
(A)に示すようにABS作動時においてブレーキ油圧
が大きく増減圧されることになり、均一な制動力を確保
する観点からも乗り心地確保の観点からも好ましくない
事態を招く。
【0125】この場合、図14(B)に示すように、自
動ブレーキ時における目標ブレーキ油圧を、ABS作動
時に維持すべきブレーキ油圧付近まで低減させることと
すれば、比較的ブレーキ油圧を平滑させることができ、
均一な制動力と良好な乗り心地とを確保することができ
る。
動ブレーキ時における目標ブレーキ油圧を、ABS作動
時に維持すべきブレーキ油圧付近まで低減させることと
すれば、比較的ブレーキ油圧を平滑させることができ、
均一な制動力と良好な乗り心地とを確保することができ
る。
【0126】この場合、ブレーキ油圧と路面μとが比例
関係にあることから、ABS作動時に車輪をロックさせ
ることなく制動力を発揮させるためにホイルシリンダに
供給すべきブレーキ油圧の大きさPM は、走行路の路面
μと比例関係となり、図15に示すように予めその関係
をマップとして設定することができる。
関係にあることから、ABS作動時に車輪をロックさせ
ることなく制動力を発揮させるためにホイルシリンダに
供給すべきブレーキ油圧の大きさPM は、走行路の路面
μと比例関係となり、図15に示すように予めその関係
をマップとして設定することができる。
【0127】図16は、かかる点に鑑みて自動ブレーキ
作動時における車両特性の向上を目的としてコントロー
ら100が実行する目標油圧設定ルーチンの一例のフロ
ーチャートを示す。尚、同図において上記図12に示す
ルーチンと同一の処理を実行するステップには同一の符
号を併記してその説明を簡略化する。
作動時における車両特性の向上を目的としてコントロー
ら100が実行する目標油圧設定ルーチンの一例のフロ
ーチャートを示す。尚、同図において上記図12に示す
ルーチンと同一の処理を実行するステップには同一の符
号を併記してその説明を簡略化する。
【0128】図16に示すルーチンにおいては、先ず走
行路のμ判定を行い(ステップ500)、次いで判定し
てμに基づいて高μ路(μ<μB 不成立)か低μ路(μ
<μ B )かの判定を行う(ステップ502)。これらの
μ判定は、図12中、ステップ406,408の判定と
同様により実現されるものであり、同ステップ406,
408の検出結果をそのまま用いる構成としてもよい。
行路のμ判定を行い(ステップ500)、次いで判定し
てμに基づいて高μ路(μ<μB 不成立)か低μ路(μ
<μ B )かの判定を行う(ステップ502)。これらの
μ判定は、図12中、ステップ406,408の判定と
同様により実現されるものであり、同ステップ406,
408の検出結果をそのまま用いる構成としてもよい。
【0129】そして、高μ路(μ<μB が不成立)であ
ると判別された場合は、ABSが作動しないと判断して
そのまま今回の処理を終了し、低μ路(μ<μB が成
立)と判別された場合に限ってステップ504へ進む。
ると判別された場合は、ABSが作動しないと判断して
そのまま今回の処理を終了し、低μ路(μ<μB が成
立)と判別された場合に限ってステップ504へ進む。
【0130】このステップ504は、自動ブレーキ作動
時における目標ブレーキ油圧を路面μに応じて設定する
ステップであり、具体的には上記ステップ500におい
て演算された路面μの値で上記図15に示すマップを検
索して目標ブレーキ油圧PMを設定する処理を行う。
時における目標ブレーキ油圧を路面μに応じて設定する
ステップであり、具体的には上記ステップ500におい
て演算された路面μの値で上記図15に示すマップを検
索して目標ブレーキ油圧PMを設定する処理を行う。
【0131】コントローラ100がかかる処理を行う場
合、自動ブレーキ作動時においてABSが有効に機能さ
せることができ、上記各衝突防止処理ルーチンと組み合
わせて実行することにより、本実施例の車両衝突防止装
置の機能をより高めることができる。
合、自動ブレーキ作動時においてABSが有効に機能さ
せることができ、上記各衝突防止処理ルーチンと組み合
わせて実行することにより、本実施例の車両衝突防止装
置の機能をより高めることができる。
【0132】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、タイヤの状態に応じた安全距離が決定されるため、
衝突防止処理の実行判定にタイヤの状態を反映させるこ
とができる。この場合、限界付近での減速能力が適切に
考慮されることになり、従来の装置に比べてより確実に
前方物体との衝突を回避することが可能となる。
ば、タイヤの状態に応じた安全距離が決定されるため、
衝突防止処理の実行判定にタイヤの状態を反映させるこ
とができる。この場合、限界付近での減速能力が適切に
考慮されることになり、従来の装置に比べてより確実に
前方物体との衝突を回避することが可能となる。
【0133】また、請求項2記載の発明によれば、安全
距離が走行路の勾配に応じて決定されるため、同一の制
動力に対する減速度の大きさを、衝突防止処理の実行判
定に反映させることができる。このため、本発明によっ
ても従来の装置に比べてより確実に前方物体との衝突を
回避することが可能となる。
距離が走行路の勾配に応じて決定されるため、同一の制
動力に対する減速度の大きさを、衝突防止処理の実行判
定に反映させることができる。このため、本発明によっ
ても従来の装置に比べてより確実に前方物体との衝突を
回避することが可能となる。
【0134】更に、請求項3記載の発明によれば、衝突
防止処理を実行する直前の自車の減速能力に基づいて安
全車間距離が決定される。この場合、減速能力には、タ
イヤの状態や走行路の状態等、所定の減速度に対して自
車が発生し得る減速度に関する全ての因子が反映されて
いることから、現実の走行状態を忠実に衝突防止処理の
実行判定に反映させることができる。
防止処理を実行する直前の自車の減速能力に基づいて安
全車間距離が決定される。この場合、減速能力には、タ
イヤの状態や走行路の状態等、所定の減速度に対して自
車が発生し得る減速度に関する全ての因子が反映されて
いることから、現実の走行状態を忠実に衝突防止処理の
実行判定に反映させることができる。
【0135】また、本発明に係る車両衝突防止装置は、
タイヤの状態を監視する機構や走行路の勾配を検出する
機構等を個々に設ける必要がないことから、簡単な構成
により、比較的低コストで実現できるという特長をも有
している。
タイヤの状態を監視する機構や走行路の勾配を検出する
機構等を個々に設ける必要がないことから、簡単な構成
により、比較的低コストで実現できるという特長をも有
している。
【図1】本発明に係る車両用衝突防止装置の原理構成図
である。
である。
【図2】本発明の一実施例である車両衝突防止装置の構
成図である。
成図である。
【図3】本実施例の車両衝突防止装置のコントローラの
周辺構成図である。
周辺構成図である。
【図4】安全距離XB の算出方法を説明するための図
(その1)である。
(その1)である。
【図5】安全距離XB の算出方法を説明するための図
(その2)である。
(その2)である。
【図6】コントローラが実行する衝突防止処理ルーチン
の第一の例のフローチャートである。
の第一の例のフローチャートである。
【図7】コントローラが実行するテンパータイヤ判別ル
ーチンの一例のフローチャートである。
ーチンの一例のフローチャートである。
【図8】コントローラが実行する衝突防止処理ルーチン
の第二の例のフローチャートである。
の第二の例のフローチャートである。
【図9】路面摩擦係数μ、ブレーキ油圧Pと最大減速度
Gとの関係を示す図である。
Gとの関係を示す図である。
【図10】μ推定実行時にホイルシリンダに供給するブ
レーキ油圧の例、及びそれにより車両に生ずる減速度の
例を示す図である。
レーキ油圧の例、及びそれにより車両に生ずる減速度の
例を示す図である。
【図11】代表的な路面状態における最大減速度の測定
結果である。
結果である。
【図12】コントローラが実行する衝突防止処理ルーチ
ンの第三の例のフローチャートである。
ンの第三の例のフローチャートである。
【図13】4輪に制動力を発生させてμ推定を実行した
場合に生ずる減速度と2輪に制動力を発生させてμ推定
を実行した場合に生ずる減速度とを比較した図である。
場合に生ずる減速度と2輪に制動力を発生させてμ推定
を実行した場合に生ずる減速度とを比較した図である。
【図14】自動ブレーキ作動時にアンチロックブレーキ
機構が作動した場合のブレーキ油圧の変動を示す図であ
る。
機構が作動した場合のブレーキ油圧の変動を示す図であ
る。
【図15】路面摩擦係数μとアンチロックブレーキ機構
作動時における目標ブレーキ油圧PM との関係を表す図
である。
作動時における目標ブレーキ油圧PM との関係を表す図
である。
【図16】コントローラが実行する目標ブレーキ油圧設
定ルーチンの一例のフローチャートである。
定ルーチンの一例のフローチャートである。
M1 測距手段 M2 衝突防止処理実行手段 M3 タイヤ異常検出手段 M4,M6,M9 安全距離決定手段 M5 勾配検出手段 M7 予備制動実行手段 M8 減速度検出手段 12 マスタシリンダ 22,24,26,28 ホイルシリンダ 78,80,82,84 車輪速センサ 92 スプール式電磁液圧制御弁 96,98 駆動回路 100 コントローラ 102 車間距離検出装置 104 ピッチ角センサ 106,108,110,112 タイヤ異常検出装置 114 警報装置
Claims (3)
- 【請求項1】 自車と前方物体との相対距離を測定する
測距手段と、該測距手段の検出する相対距離が所定の安
全距離以下となった場合に所定の衝突防止処理を実行す
る衝突防止処理実行手段とを備え、自車と前方物体との
衝突を防止する車両衝突防止装置において、 自車のタイヤ異常を検出するタイヤ異常検出手段と、 該タイヤ異常検出手段の検出結果に基づいて前記安全距
離を決定する安全距離決定手段とを備えることを特徴と
する車両衝突防止装置。 - 【請求項2】 自車と前方物体との相対距離を測定する
測距手段と、該測距手段の検出する相対距離が所定の安
全距離以下となった場合に所定の衝突防止処理を実行す
る衝突防止処理実行手段とを備え、自車と前方物体との
衝突を防止する車両衝突防止装置において、 走行路の勾配を検出する勾配検出手段と、 該勾配検出手段の検出結果に基づいて前記安全距離を決
定する安全距離決定手段とを備えることを特徴とする車
両衝突防止装置。 - 【請求項3】 自車と前方物体との相対距離を測定する
測距手段と、該測距手段の検出する相対距離が所定の安
全距離以下となった場合に所定の衝突防止処理を実行す
る衝突防止処理実行手段とを備え、自車と前方物体との
衝突を防止する車両衝突防止装置において、 前記衝突防止処理実行手段による衝突防止処理の実行に
先立って、適当な制動力を伴う予備制動を実行する予備
制動実行手段と、 該予備制動実行手段により予備制動が実行された際に自
車に発生する減速度を検出する減速度検出手段と、 該減速度検出手段の検出結果に基づいて前記安全距離を
決定する安全距離決定手段とを備えることを特徴とする
車両衝突防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5300180A JPH07149193A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 車両衝突防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5300180A JPH07149193A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 車両衝突防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07149193A true JPH07149193A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17881708
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5300180A Pending JPH07149193A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 車両衝突防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07149193A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7395138B2 (en) | 2003-08-08 | 2008-07-01 | Nissan Motor Co., Ltd. | Driving assist system for vehicle |
| US7457694B2 (en) | 2002-09-18 | 2008-11-25 | Nissan Motor Co., Ltd. | Driving assist system for vehicle |
| WO2013046298A1 (ja) | 2011-09-26 | 2013-04-04 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の運転支援システム |
| CN104798123A (zh) * | 2012-11-21 | 2015-07-22 | 丰田自动车株式会社 | 驾驶辅助装置以及驾驶辅助方法 |
| JP2016224615A (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-28 | 株式会社デンソー | 警報制御装置 |
| US9669826B2 (en) | 2012-11-21 | 2017-06-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Driving-assistance device and driving-assistance method |
| JP2019212184A (ja) * | 2018-06-08 | 2019-12-12 | 日立建機株式会社 | 車両干渉防止システム、接近判定装置 |
| CN112441086A (zh) * | 2019-08-30 | 2021-03-05 | 比亚迪股份有限公司 | 轨道车辆及其控制方法、系统和列车控制与管理系统 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5300180A patent/JPH07149193A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| DE112012007157B4 (de) * | 2012-11-21 | 2020-10-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrunterstützungsvorrichtung und Fahrunterstützungsverfahren |
| CN104798123A (zh) * | 2012-11-21 | 2015-07-22 | 丰田自动车株式会社 | 驾驶辅助装置以及驾驶辅助方法 |
| CN104798123B (zh) * | 2012-11-21 | 2016-11-02 | 丰田自动车株式会社 | 驾驶辅助装置以及驾驶辅助方法 |
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| US10421398B2 (en) | 2012-11-21 | 2019-09-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Driving-assistance device and driving-assistance method |
| DE112012007158B4 (de) * | 2012-11-21 | 2020-11-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrunterstützungsvorrichtung und Fahrunterstützungsverfahren |
| JP2016224615A (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-28 | 株式会社デンソー | 警報制御装置 |
| JP2019212184A (ja) * | 2018-06-08 | 2019-12-12 | 日立建機株式会社 | 車両干渉防止システム、接近判定装置 |
| CN112441086A (zh) * | 2019-08-30 | 2021-03-05 | 比亚迪股份有限公司 | 轨道车辆及其控制方法、系统和列车控制与管理系统 |
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