JPH07150251A - 熱間加工性および耐食性に優れた高靭性マルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法 - Google Patents

熱間加工性および耐食性に優れた高靭性マルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法

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JPH07150251A
JPH07150251A JP29711593A JP29711593A JPH07150251A JP H07150251 A JPH07150251 A JP H07150251A JP 29711593 A JP29711593 A JP 29711593A JP 29711593 A JP29711593 A JP 29711593A JP H07150251 A JPH07150251 A JP H07150251A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱間加工性および耐食性に優れた高靭性マル
テンサイト系継目無鋼管の製造法。 【構成】 C≦0.05、Si≦0.50、Mn≦1.0 、P≦0.03、
S≦0.01、Cr:11〜17、Cu:0.2 〜7%未満、Ni:1.5 〜
5 、Al≦0.05、N:0.02〜1 で或いは更にMo:0.5 〜2
でC+ 0.8N≧0.06(以上wt.%)を満足する成分を含
む鋼を熱間加工後、Ac3 +10℃〜Ac3 + 200℃に加
熱し室温まで冷却し、或いは更にAc1 〜Ac3 に加熱
し室温まで冷却した後、Ac1 以下で焼戻し処理するこ
とを特徴とする。 【効果】 耐食性はC≦0.05とし、Cr,Ni,Cu或いは
更にMoを添加すれば良好。特にCuは0.2%以上の添加で有
効。 熱間加工性はC+ 0.8N≦0.06を満足すれば良好。ま
た、Cuを1%未満に制限すれば熱間加工時の表面疵の発生
を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱間加工性ならびに耐C
2 腐食性に優れ、耐硫化物応力割れ性に優れた高靭性
マルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、CO2 を多量に含むガスを生産す
るガス井の開発や、2次回収のためのCO2 インジェク
ションが広く行われるようになっている。このような環
境では鋼管の腐食が激しいため耐CO2 腐食性や耐硫化
物応力割れ性等の耐食性に優れたマルテンサイト系ステ
ンレス鋼管が多く要求されている。中でも、耐食性およ
び熱間加工性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼と
して、例えばCおよびNを0.015%以下、Ni:
0.1〜3.0%、Cr:11〜17%にNb:0.0
1〜0.05%、必要によってはMo:0.05〜1.
0%を含有した耐食性に優れた継目無用鋼を提示してい
る、特公昭59−15977号公報や特公昭59−15
978号公報等が挙げられる。これらの鋼は、従来のS
US410,SUS420J1,J2鋼等に比べて、C
含有量を低く制限しているためCr炭化物の析出量が少
なく、耐食性に有効な固溶Cr量を確保できることから
耐食性に優れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなマルテンサイト系ステンレス鋼においては、Cなら
びにNの含有量を著しく低下させると、鋼塊加熱時にオ
ーステナイト基地に熱間加工性を悪化させるδフェライ
ト相が生成し易い欠点がある。したがって、継目無鋼管
圧延のような苛酷な加工条件下では熱間加工割れやその
疵を多く発生し、歩留低下によるコストアップは避けら
れなかった。また、耐食性を更に向上させるために前記
公報のようにCuを少量添加した鋼も開発されている
が、Cu量が高い場合には熱間加工時に表面欠陥が発生
する問題から、疵の手入れ工程を必要とするため高コス
ト化を余儀なくされていた。したがって、これまで、高
耐食性を有し熱間加工時に表面欠陥の生成が少ないマル
テンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管を製造することは
困難とされていた。
【0004】本発明は、このような技術の現状から種々
の検討結果から生じた後述するような知見に基づいて熱
間加工性および耐食性に優れた高靭性マルテンサイト系
ステンレス継目無鋼管の製造法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれまでの
マルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の問題点を解
消するために、多くの実験結果から耐CO2 腐食性や耐
硫化物応力腐食割れ性等の耐食性はCを低減化し必要量
のCr,Ni,Cu或いは更にMoを添加しておけば維
持されること、熱間加工性は、P,S等を低減化して介
在物の形成を抑えると共にNiを添加することによって
変形抵抗の異なる異相の相分率および形状を制御するよ
うな冶金的操作を行うことで得られることを知見した。
更に、熱間加工時の表面欠陥の生成はCuの添加量を制
限することにより抑えられることも知見した。
【0006】特に、本発明者らはCならびにNの効果に
着目し次のような知見を得た。図1は、ベース成分を1
%Cu−4%Ni−15%Cr鋼としてCおよびN含有
量を変えた場合の、耐CO2 腐食特性ならびに熱間加工
時の絞り値を示す。図1において、C.R.は40atm
のCO2 と平衡した180℃の人工海水中における年間
の腐食速度(C.R.)であり、C.R.<0.1mm/yで
あれば十分な耐食性を有すると評価できる。また、R.
A.は1250℃に加熱した試料を900℃で歪速度3
sec-1の条件にて単軸引張変形したときの絞り率(R.
A.)であり、R.A.>70%となれば熱間変形能は良
好であるといえる。なお、CO2腐食試験には熱間加工
後、焼入れ・焼戻し処理を行い、降伏強度が720MPa
程度を示すものを用いた。図1より、耐CO2 腐食特性
を満足するためにはC<0.05%にする必要があり、
また、良好な熱間加工性を有するためには、C+0.8
N>0.06にする必要があるということが読み取れる
(各元素記号の含有量の単位はwt.%)。
【0007】次に図2に4%Ni−15%Cr鋼の18
0℃のCO2 環境におけるC.R.および900℃での
R.A.におよぼすCu量の影響を示す。Cu添加量が
0.2%を超えるとC.R.<0.1mm/yを示し耐食性
は十分であるといえる。また、Cu量が1%を超えると
R.A.<70%となる。これはCu量の増加に伴いへ
げ等の表面疵の発生頻度が多くなるからである。
【0008】本発明は以上に述べた知見を組み合わせて
構成したものであり、その要旨は以下の通りである。す
なわち、重量%で、C ≦0.05%、 Si
≦0.50%、Mn≦1.0%、 P ≦
0.03%、S ≦0.01%、 Cr:11
〜17%、Ni:1.5〜5%、 Cu:0.2
〜1%、Al≦0.05%、 N:0.02〜
0.1%で、かつC+0.8N>0.06を満足し、或
いは更にMo:0.5〜2%を含有し、残部がFeおよ
び不可避的不純物からなる鋼を継目無鋼管に熱間加工し
て低温度まで冷却した後、Ac3 変態点+10℃〜Ac
3 変態点+200℃の温度に加熱し室温まで空冷以上の
冷却速度にて冷却し、続いて、Ac1 変態点以下の温度
にて焼戻し処理するか、或いは上記Ac3 変態点+10
℃〜Ac3 変態点+200℃の温度に加熱し空冷以上で
冷却後、Ac1 変態点〜Ac3 変態点の温度に加熱して
低温度まで空冷以上の速度にて冷却し、続いて、Ac1
変態点以下の温度にて焼戻し処理する耐食性に優れたマ
ルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法であ
る。
【0009】以下に本発明について詳細に説明する。ま
ず、鋼成分の限定理由について述べる。CはCr炭化物
等を形成して耐食性を劣化させる元素であるが、典型的
なオーステナイト形成元素として熱間加工温度域の90
0〜1250℃でδフェライト相の発生を抑制する効果
がある。しかしながら、0.05%を超える量の含有は
Cr炭化物等の析出によるCr欠乏層が生成されて耐C
2 腐食性を劣化する。また、多くの炭化物の粒界析出
によって耐硫化物応力腐食割れ性を著しく劣化する。し
たがって、本発明は耐CO2 腐食性や耐硫化物応力腐食
割れ性等に優れた耐食性を得るためにCの含有量を0.
05%以下とした。
【0010】Siは製鋼上脱酸剤として添加され含有さ
れたもので、鋼の中に0.50%を超えて含有されると
靭性および耐硫化物応力腐食割れ性を低下するために、
0.50%以下とした。Mnは介在物を形成し腐食環境
下で耐硫化物応力腐食割れ抵抗性を損なう元素である
が、オーステナイト単相化するための有用な成分として
添加する。ただし、1.0%を超えて添加すると多量の
介在物を形成して、腐食環境下での耐硫化物応力腐食割
れ抵抗性と靭性を低下する。したがって、Mnの含有量
は、0.1%以下とした。
【0011】Pは粒界に偏析して粒界強度を弱め、熱間
加工性および耐硫化物応力腐食割れ性を低下させるので
0.03%以下とした。Sは硫化物として介在物を形成
し熱間加工性等を低下させるため、S元素と同様にでき
るだけ少ない程好ましく、その上限を0.01%とし
た。Crは本発明の目的とする耐CO2 腐食性を付与
し、ステンレス鋼としての要求される耐食性を付与する
ためには、11%以上の含有が必要である。しかし、1
7%を超えて添加するとフェライト相が生成し易くな
る。したがって、Crの含有範囲を11〜17%とし
た。
【0012】NiはCr含有鋼においては耐食性を向上
させる効果がある。更に、Niは強力なオーステナイト
形成元素として高温加熱時にδフェライト相の形成を抑
制すると共に、δフェライト相の内部に形成されるクラ
ックの成長を抑え、熱間加工性を向上させる効果もあ
る。しかしながら、N:0.02%の場合にNi:1.
5%未満の添加ではそれらの効果が得られず、また、5
%を超えて添加するとAc3 変態点が低下するため残留
オーステナイト相が形成されて強度・靭性が損なわれ
る。したがって、その範囲を1.5〜5%とした。
【0013】Cuは耐CO2 腐食特性を向上させる効果
がある。また、オーステナイト安定化元素であり、Ac
1 変態点を低下させないという利点も有するが、その含
有量が0.2%未満では耐食性向上効果が十分でないこ
と、1%を超えると加熱時に酸化により濃化してへげ疵
等の表面欠陥を発生させることから、添加量を0.2〜
1%の範囲に限定した。また、Cu単独の添加では上記
効果は小さいことから、必ずNiと複合させて添加する
必要がある。
【0014】AlはSiと同様に脱酸剤として添加され
含有されたもので、0.05%を超えて含有されるとA
lNが多数形成されて著しく靭性が低下する。したがっ
て、添加量の上限を0.05%とした。
【0015】Nは耐食性に対し無害であるうえに、Cと
同様に典型的なオーステナイト形成元素であり、熱間加
工温度域の900〜1250℃でフェライト相の形成を
抑える効果がある。その効果は、前述のようにNi−C
r鋼をベース成分、C+0.8N<0.06(C,Nは
wt.%)を満たす含有量の範囲において有効である。し
たがって、C<0.05%の場合に熱間加工温度域にお
いてフェライト相を発生させず、良好な熱間加工性を得
るためにはNを0.02%以上添加する必要がある。ま
た、通常の溶製工程において0.1%以上のN添加は困
難であるために、その範囲を0.02〜0.1%とし
た。
【0016】Moは耐孔食性を向上させるのに有効な元
素であり、必要に応じて添加する。ただし、0.5%以
下の添加ではその効果が小さい。また、強力なフェライ
ト安定化元素であるために2%を超えて添加するとδ相
を生成し易くなることから、その限定範囲を0.5〜2
%とした。
【0017】次に熱処理条件の限定理由について述べ
る。上記のような成分組成に通常の鋼片製造工程を経て
角型や丸型等各種の形状に製造された鋼片は、プラミグ
ル法やマンネスマンプラグミル法或いは熱間押出法等通
常の継目無鋼管製造工程で継目無鋼管に製管形状に熱間
加工した後、低温度まで冷却する。このようにして製造
された継目無鋼管は粗大かつ一部にフェライト組織を生
成したマルテンサイト組織を呈して満足する強靭性が得
られない。また高温度から冷却中に、Cr炭化物や金属
間化合物が粒界に析出し、耐食性や耐硫化物応力腐食割
れや靭性が損なわれる問題がある。本発明は、こうした
問題を解消するために後処理を施す。
【0018】まず、熱間加工して製造された継目無鋼管
を、Ac3 変態点+10℃〜Ac3変態点+200℃の
温度範囲に加熱した後空冷以上の速さで冷却する。この
処理は結晶粒界に析出したCr炭化物やその他の析出物
を溶体化して、Cr炭化物等の析出による耐食性や強靭
性等の劣化を回復するものであって、Ac3 変態点+1
0℃未満の低い温度では一部にフェライト組織やマルテ
ンサイト組織或いはCr炭化物が残存して安定した単一
なオーステナイト相が得られず、またAc3 変態点+2
00℃を超える高い温度では結晶粒が粗大化を起こして
満足する強靭性が得られない。またその温度から冷却に
際しては、Cr炭化物等の再析出による耐食性や強靭性
の劣化を防止するために、室温度まで空冷以上の速さで
冷却する。
【0019】このような熱処理を受けた継目無鋼管はマ
ルテンサイトの単相組織を呈して高い強度を有するが、
マルテンサイト組織に大きな残留応力を生成して靭性が
低い。マルテンサイト組織中に過飽和に固溶された炭素
を析出し、また残留応力を除去して靭性を回復するため
に、オーステナイト相に逆変態することのないAc1
態点未満の温度に加熱し冷却する焼戻し処理を施す。特
に本発明のような組成においてCuを含有する継目無鋼
管を焼戻し処理すると、Cuの析出強化が抑制され、靭
性と耐硫化物応力腐食割れ性が著しく改善される。
【0020】更に本発明は本発明が目的の耐食性と靭性
を改善するために、Ac3 変態点+10℃〜Ac3 変態
点+200℃の温度範囲に加熱する溶体化処理と、Ac
1 変態点未満の温度に加熱し冷却する焼戻し処理の間
に、Ac1 変態点〜Ac3 変態点の2相域温度に加熱し
空冷以上の速さで冷却する熱処理を施す。この中間処理
は、溶体化処理によって硬質化した高強度なマルテンサ
イト組織を軟質化し、焼戻し処理後において均質な強靭
性を有する継目無鋼管を製造するものである。このよう
な本発明の条件から逸脱する温度また遅い冷却速度での
処理法では局部的に存在する高強度なマルテンサイト組
織によって優れた耐食性と均質な強靭性を呈した継目無
鋼管を製造することができない。
【0021】以上のような本発明法によれば、熱間加工
による表面欠陥の発生が少なく、耐CO2 腐食特性・耐
硫化物応力割れ性および靭性に優れた継目無鋼管を製造
することができる。
【0022】
【実施例】表1に示される化学成分の鋼を通常の溶製工
程にて鋳造した後、熱間圧延により鋼管を製造した。ま
ず、圧延ままの鋼管の表面を観察し疵の発生の有無を調
査した。次に加熱処理と焼戻し処理を施したものを用い
て、強度、靭性、耐CO2腐食性、耐硫化物応力割れ性
を調査した。そのときの熱処理温度と強度等の材質につ
いて表2に示す。
【0023】耐CO2 腐食性は40気圧のCO2 と平衡
した180℃の人工海水中での腐食速度で評価した。腐
食速度が0.1mm/y以下であれば耐食性を有すると見な
せる。耐硫化物応力割れ性は丸棒引張試験片を25℃の
5%NaCl溶液中に1気圧の99%CO2 +1%H2
Sガスを飽和した腐食環境中で単軸引張応力を加え、7
20時間で破壊が生じない最大初期応力と降伏応力の比
(Rs値)を求めた。Rs≧0.8であれば優れた特性
であるといえる。表2の結果より、本発明法により製造
された鋼管には熱間加工時に表面欠陥の発生がなく、良
好な耐CO2 腐食性、耐硫化物応力割れ性ならびに高靭
性を示すのに対し、本発明の範囲から外れた比較法では
いずれかの特性が劣っていることが明らかである。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明により熱間加工時に表面欠陥の発
生がなく、良好な耐CO2 腐食性、耐硫化物応力割れ性
ならびに高靭性のあるマルテンサイト系ステンレス鋼継
目無鋼管の製造が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】CとNの耐CO2 腐食性におよぼす影響につい
て示したものである。
【図2】Cu含有鋼のCO2 雰囲気中での耐食性と絞り
率におよぼす影響について示したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 38/44

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で C ≦0.05%、 Si≦0.50%、 Mn≦1.0%、 P ≦0.03%、 S ≦0.01%、 Cr:11〜17%、 Cu:0.2〜1%未満、 Ni:1.5〜5%、 Al≦0.05%、 N :0.02〜0.1%で、かつ C+0.8N>0.06 を満足する成分を含有して残部がFeおよび不可避的不
    純物からなる鋼を継目無鋼管に熱間加工して低温度まで
    冷却した後、Ac3 変態点+10℃〜Ac3 変態点+2
    00℃の温度に加熱し続いて低温度まで空冷以上の冷却
    速度にて冷却し、しかる後、Ac1 変態点以下の温度に
    て焼戻し処理することを特徴とする熱間加工性および耐
    食性に優れた高靭性マルテンサイト系ステンレス鋼継目
    無鋼管の製造法。
  2. 【請求項2】 重量%で C ≦0.05%、 Si≦0.50%、 Mn≦1.0%、 P ≦0.03%、 S ≦0.01%、 Cr:11〜17%、 Cu:0.2〜1%未満、 Ni:1.5〜5%、 Mo:0.5〜2%、 Al≦0.05%、 N :0.02〜0.1%で、かつ C+0.8N>0.06 を満足する成分を含有して残部がFeおよび不可避的不
    純物からなる鋼を継目無鋼管に熱間加工して低温度まで
    冷却した後、Ac3 変態点+10℃〜Ac3 変態点+2
    00℃の温度に加熱し続いて低温度まで空冷以上の冷却
    速度にて冷却し、しかる後、Ac1 変態点以下の温度に
    て焼戻し処理することを特徴とする熱間加工性および耐
    食性に優れた高靭性マルテンサイト系ステンレス鋼継目
    無鋼管の製造法。
  3. 【請求項3】 重量%で C ≦0.05%、 Si≦0.50%、 Mn≦1.0%、 P ≦0.03%、 S ≦0.01%、 Cr:11〜17%、 Cu:0.2〜1%未満、 Ni:1.5〜5%、 Al≦0.05%、 N :0.02〜0.1%で、かつ C+0.8N>0.06 を満足する成分を含有して残部がFeおよび不可避的不
    純物からなる鋼を継目無鋼管に熱間加工して低温度まで
    冷却した後、Ac3 変態点+10℃〜Ac3 変態点+2
    00℃の温度に加熱し続いて低温度まで空冷以上の冷却
    速度にて冷却し、次いでAc1 変態点〜Ac3 変態点の
    温度に加熱し続いて低温度まで空冷以上の冷却速度にて
    冷却し、しかる後、Ac1 変態点以下の温度にて焼戻し
    処理することを特徴とする熱間加工性および耐食性に優
    れた高靭性マルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の
    製造法。
  4. 【請求項4】 重量%で C ≦0.05%、 Si≦0.50%、 Mn≦1.0%、 P ≦0.03%、 S ≦0.01%、 Cr:11〜17%、 Cu:0.2〜1%未満、 Ni:1.5〜5%、 Mo:0.5〜2%、 Al≦0.05%、 N :0.02〜0.1%で、かつ C+0.8N>0.06 を満足する成分を含有して残部がFeおよび不可避的不
    純物からなる鋼を継目無鋼管に熱間加工して低温度まで
    冷却した後、Ac3 変態点+10℃〜Ac3 変態点+2
    00℃の温度に加熱し続いて低温度まで空冷以上の冷却
    速度にて冷却し、Ac1 変態点〜Ac3 変態点の温度に
    加熱し続いて低温度まで空冷以上の冷却速度にて冷却
    し、しかる後、Ac1 変態点以下の温度にて焼戻し処理
    することを特徴とする熱間加工性および耐食性に優れた
    高靭性マルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造
    法。
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