JPH07150740A - 防音床下地構造 - Google Patents

防音床下地構造

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JPH07150740A
JPH07150740A JP5266659A JP26665993A JPH07150740A JP H07150740 A JPH07150740 A JP H07150740A JP 5266659 A JP5266659 A JP 5266659A JP 26665993 A JP26665993 A JP 26665993A JP H07150740 A JPH07150740 A JP H07150740A
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bolt
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Masahiro Nakagawa
雅博 中川
Masayuki Okuzawa
将行 奥澤
Takashi Nakai
隆 中井
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 床構造体上に面材が配置され、この面材の下
部に、不陸調整ボルト7を装着したゴム3と、ゴム配設
部以外の空気層内に部分充填された多孔体とが配置され
た防音床下地構造であって、前記不陸調整ボルト7に
は、面材下面部に当接するパネル受け部72を外周に備
え、面材貫通穴24に部分挿入された中空内面ネジ管部
71と、ゴム上端部に当接するゴム受け部73、および
中空内面ネジ管部にネジ結合により上下スライド固定自
在でゴム受け部に回動自在に接続されている支持ボルト
部74とを配備する。 【効果】 L−52レベル以下という重量衝撃音の防音
性能を有する床下地構造がレベル調整および施工容易な
ものとして可能となり、特に集合住宅で問題になってい
る階下への重量床衝撃音を簡便施工で低減することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、防音床下地構造に関
するものである。さらに詳しくは、この発明は、集合住
宅等のコンクリート床構造体における床衝撃音、特に重
量衝撃音を低減する等に有用で、レベル調整および施工
性にも優れた防音床下地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の木質床への関心の高まりととも
に、特に集合住宅において階下に影響を与える床衝撃音
が問題になってきている。そこで、木質床特有の問題と
して、人の歩行や物の落下などによって発生する軽量衝
撃音を低減するための木質系の防音床が開発され、JI
S A 1419に示される遮音等級でL−40(日本
建築学会設計指針特級)のレベルにまで衝撃音が低減さ
れてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな改良された防音床でも、子供の飛び跳ねや走り回り
等によって発生する重量衝撃音については、コンクリー
ト等の躯体(床構造体)の性能で決定される防音性能し
か達成できていない。実際、たとえば、躯体が150m
m厚のコンクリートスラブの場合、上記遮音等級でL−
55(日本建築学会設計指針2級)でしかない。すなわ
ち、軽量衝撃音では高い防音性能を有していても、重量
衝撃音に対しては生活上大きな問題があった。
【0004】また、従来の重量衝撃音を低減する床構造
としては、図4に示すように、グラスウールやロックウ
ール等の緩衝材(ア)をコンクリート等の床構造体
(イ)の上に置き、その表面に、コンクリートや木質材
等の重量面材(ウ)を載荷した浮床構造が知られている
が、面材(ウ)がコンクリートの場合は湿式工法になる
ため、また木質材の場合は高重量を確保するために多層
になるため、施工が煩雑である。
【0005】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであって、従来技術の欠点を克服し、軽量衝
撃音だけでなく、重量衝撃音に対しても防音効果に優
れ、特にL−52以下のレベルが実現され、かつ、床面
としてのレベル調整が容易で、施工性にも優れた防音床
下地構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、床構造体上に面材が配置され、
この面材の下部に、不陸調整ボルトを装着したゴムと、
ゴム配設部以外の空気層内に部分充填された多孔体とが
配置された防音床下地構造であって、前記不陸調整ボル
トは、面材下面部に当接するパネル受け部を外周に備
え、かつ面材貫通穴に部分挿入された中空内面ネジ管部
と、ゴム上端部に当接するゴム受け部、および中空内面
ネジ管部にネジ結合により上下スライド固定自在でゴム
受け部に回動自在に接続されている支持ボルト部とを有
していることを特徴とする防音床下地構造を提供する。
【0007】
【作用】すなわち、この発明の発明者は、上記の課題を
解決するための手段について検討し、床構造体上に面材
を配置する床構造において、面材の下部にゴムを配設
し、このゴムの配設部以外の空気層内にガラスウールや
ロックウール等の多孔体を部分充填配置する場合には、
重量衝撃音の低減が図られ、遮音性能がL−52以下の
レベルにまで実現されることを見出した。
【0008】しかしながら、この構造においては、ゴム
という弾性体を使用することから、床構造体としてのコ
ンクリート面に対して床面下地として適した構造とする
ためには、剛性の板材の場合等とは異った、不陸調整の
ための工夫が使用であった。そこでこの発明において
は、ゴムの不陸調整手段として、上記の通りの不陸調整
ボルトを使用する。これによって、重量衝撃音の低減効
果に優れ、しかも不陸調整が容易で、施工性にも優れた
この発明の防音床下地構造が実現される。
【0009】さらに詳しく説明すると、床面の重量床衝
撃音については、これを低減させるのは面材とゴムとの
共振による防振効果であると考えられるが、この低減効
果は、通常は、共振周波数を30(Hz)以下にするこ
とが必要となる。また、重量衝撃の場合、材質の相違に
関係なく、衝撃が加えられた際、63(Hz)バンド付
近に圧力波が生じ、125(Hz)バンド付近に面材
(2)のたわみによって曲げ波が生じて、それらが階下
に伝搬され衝撃音となる。
【0010】この発明の防音床下地構造では、ゴムの存
在によって、たとえば特に下地材としてのバネ定数を
1.2×106 (N/m/m2 )以下程度とすること
で、面材との共振周波数を30(Hz)以下とし、その
共振による防振効果によって重量衝撃を階下に伝えな
い。また、多孔体が空気層内に、より好ましくは充填体
積率が20〜90%に充填配置されることによって、6
3(Hz)バンド付近の圧力波は、その厚みが好ましく
は40mm以上の空気層を通じて逃げ、125(Hz)
バンド付近の曲げ波は多孔体の通気抵抗によって失われ
ることになる。
【0011】そして、このような優れた防音作用を持つ
床下地構造は、この発明の不陸調整ボルトの配置によっ
て床面としてのレベル調整、施工性は容易となる。すな
わち、面材貫通穴に部分挿入された中空内面ネジ管部へ
の支持ボルト部の上下スライド自在なネジ結合によっ
て、また、この支持ボルト部は、ゴム受け部に回動自在
に接続しているため、面材上方からの貫通穴を通じての
操作によってゴムの不陸は極めて容易に調整されること
になる。
【0012】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発
明の防音床下地構造について説明する。
【0013】
【実施例】参考例 図1に示したように、RCコンクリート150mm厚の
床構造体(1)上に、不陸調整板(6)(厚み20m
m)を介してゴム(3)を配置し、空気層(4)中に多
孔体(5)を充填し、その上に、面材(2)として、パ
ーティクルボード(21)、合板(22)および表面仕
上げ材(23)を配設した。なお、多孔体(5)は筋状
に配置した。構成上の条件は以下の通りとした。
【0014】<面 材(2)> 表面仕上げ材(23) 12mm 合 板(22) 12mm パーティクルボード(21)20mm(3尺×3尺) <多孔体(5)> ロックウール80K、50mm、充填率52% <空気層(4)> 厚み 50mm <ゴム(3)> 防振ゴム50度、単位面積当りのバネ定数 3.7×105 (N/m/m2 )、4個 この構造による単位面積当りの下地材バネ定数は1.1
×106 (N/m/m 2 )とした。
【0015】総厚94mmのこの防音床下地構造におい
ては、重量衝撃音の遮音等級はL−50であった。ま
た、軽量衝撃音の遮音等級はL−47であった。重量衝
撃音の防音性能に優れた床下地構造が実現された。しか
しながら、この構造の場合には、ゴムの不陸調整の手段
として、厚み20mmの剛性の調整板を使用しているこ
とから、不陸調整によるレベル整合は必ずしも容易でな
く、実際の床面施工においては、床上方からの作業も不
可能であって、不陸調整手段としては万全ではない。実施例 そこで、図1の構成において、不陸調整板(6)に代え
て、図2に例示した、この発明の不陸調整ボルト(7)
を配置した。
【0016】この不陸調整ボルト(7)は、面材(2)
としてのパーティクルボード(21)の貫通穴(24)
に部分挿入された中空内面ネジ管部(71)を有し、こ
のネジ管部(71)は、外周には、パーティクルボード
(21)の下面部に当接してこれを支持するパネル受け
部(72)を備えている。また、不陸調整ボルト(7)
は、ゴム(3)上端部に当接してこれを支持するゴム受
け部(73)とともに、中空内面ネジ管部(71)およ
びゴム受け部(73)に接続する支持ボルト部(74)
を有している。
【0017】中空内面ネジ管部(71)には、ネジ結合
によって上下スライド固定自在に支持ボルト部(74)
が接続され、また、この支持ボルト部(74)は、その
下部において、ゴム受け部(73)に抜けどめされつつ
回動自在に接続されている。ゴム(3)には、脱離が生
じないように、周面の段差部(31)にゴム受け部(7
3)の筒部(75)が当接して支持するようにしてもい
る。
【0018】ゴム(3)の不陸調整は、中空内面ネジ管
部(71)の中空部(76)に床面上方より六角レンチ
またはドライバーを挿入し、支持ボルト(74)を回動
させることにより、これを上下スライドさせて行うこと
ができる。この不陸調整ボルト(7)を用いて、参考例
と同様に、総厚94mmの防音床下地構造を構成した。
その重量衝撃音の防音性能は、L−52であり、軽量衝
撃音の防音性能はL−47であった。
【0019】防音性能に優れるとともに、床面上方から
の不陸調整が容易な施工性に優れた床下地構造が実現さ
れた。なお、図3は、不陸調整の手順を例示したもので
ある。まず、パーティクルボード(21)等のレベルを
水準器にて調整し、次いで、六角レンチまたはプラスド
ライバー(8)を上方より上記の中空部(76)に挿入
し、支持ボルト(74)を回わす。この場合、まずは4
隅の支持ボルトでレベルを出し、残りの支持ボルトを調
整する。
【0020】なお、図1にも示した多孔体(5)の配置
については、筋状に、あるいはピース状に配置するなど
の各種の態様が可能となる。多孔体(5)そのものも、
吸音性能に優れ、軽量であるものならば、ガラスウー
ル、ロックウールに限定されることはなく、各種の天
然、もしくは合成の繊維集塊、ブロック体等を用いるこ
とができる。
【0021】もちろんゴム(3)についても各種の硬度
や種類のものであってよく、上記の下地材バネ定数を満
たすものとして適宜に選択される。面材(2)の構成に
ついても同様である。
【0022】
【発明の効果】この発明により、以上詳しく説明した通
り、L−52レベル以下という重量衝撃音の防音性能を
有する床下地構造がレベル調整および施工容易なものと
して可能となり、特に集合住宅で問題になっている階下
への重量床衝撃音を簡便施工で低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】不陸調整板を用いた構造を例示した断面図であ
る。
【図2】この発明の不陸調整ボルトを用いた例を示した
一部切欠き断面図である。
【図3】不陸調整の操作を示した正面図である。
【図4】従来例を示した断面図である。
【符号の説明】
1 床構造体 2 面材 3 ゴム 4 空気層 5 多孔体 6 調整板 21 パーティクルボード 22 合板 23 表面仕上げ材 24 貫通穴 31 段差部 7 不陸調整ボルト 71 中空内面ネジ管部 72 パネル受け部 73 ゴム受け部 74 支持ボルト部 75 筒部 76 中空部 8 六角レンチ/ドライバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床構造体上に面材が配置され、この面材
    の下部に、不陸調整ボルトを装着したゴムと、ゴム配設
    部以外の空気層内に部分充填された多孔体とが配置され
    た防音床下地構造であって、前記不陸調整ボルトは、面
    材下面部に当接するパネル受け部を外周に備え、かつ面
    材貫通穴に部分挿入された中空内面ネジ管部と、ゴム上
    端部に当接するゴム受け部、および中空内面ネジ管部に
    ネジ結合により上下スライド固定自在で、ゴム受け部に
    回動自在に接続されている支持ボルト部とを有している
    ことを特徴とする防音床下地構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003328539A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Shuji Endo 二重床の足部材の防音具
JP2004332480A (ja) * 2003-05-12 2004-11-25 Joto Techno Co Ltd 逆スラブ方式の建物の基礎構造
JP2018131841A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 創機工業株式会社 組立式ステージおよびジャッキ機構

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