JPH0715088B2 - 波状形成アルカリ接着剤組成物 - Google Patents

波状形成アルカリ接着剤組成物

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JPH0715088B2
JPH0715088B2 JP26176492A JP26176492A JPH0715088B2 JP H0715088 B2 JPH0715088 B2 JP H0715088B2 JP 26176492 A JP26176492 A JP 26176492A JP 26176492 A JP26176492 A JP 26176492A JP H0715088 B2 JPH0715088 B2 JP H0715088B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、耐水性を付与し、そして実質的
にホルムアルデヒドを含まない架橋添加剤を含むスター
チ基材の波状形成アルカリ接着剤組成物に関する。
【0002】段ボール紙の製造に使用される方法は通
常、板紙のストリップがまず、加熱された段付きロール
により波状にされる連続工程を包含する。次に、この段
付き板紙ストリップの片側上の突出する先端が接着剤に
より被覆され、そしてその後、通常フェーシングとして
知られている板紙の平らなシートがそれらの先端に適用
される。そのようにして一緒にされた2つの板紙ストリ
ップに熱及び圧力を適用することによって、接着剤結合
をそれらの間に形成する。上記方法は、フェーシングが
その片面のみに適用される単一仕上げ板として当業者に
知られているものを製造する。内部段付き層が2つのフ
ェーシング間にサンドイッチされている二重仕上げ板が
所望される場合、第2操作が行なわれ、ここで接着剤が
単一仕上げ板の暴露先端に適用され、そして次に、接着
剤被覆先端が圧力及び熱の影響下で波状形成機の結合部
分において第2面に対して加圧される。典型的な波状形
成工程及び一般的な波状形成機の操作は、アメリカ特許
第2,102,937号及び第2,051,025号
(Bauer)に記載されている。
【0003】スターチ基材の接着剤は、それらの所望す
る接着特性、低費用及び容易な調製のために波状形成工
程に最っとも日常的に使用される。
【0004】スターチ波状形成接着剤の最っとも基本的
なものは、調理されたスターチの水性分散体に懸濁され
た生のゲル化されていないスターチから成るアルカリ接
着剤である。その接着剤は、ゲル化された又は調理され
たキャリヤーの一次混合物を生成するために水酸化ナト
リウム(苛性ソーダ)により水中、スターチをゲル化す
ることによって製造され、ここで前記一次混合物は次
に、十分に配合された接着剤を製造するために生(ゲル
化されていない)のスターチ、硼砂及び水の二次混合物
にゆっくり添加される。波状形成工程において、接着剤
は、段付き紙媒体又は単一仕上げ板の先端に適用され
(通常25℃〜55℃で)、その後、熱の適用が生のス
ターチのゲル化を引き起こし、粘度の即座の上昇及び接
着剤結合の形成をもたらす。そのような接着剤は、上記
特許(Bauer)に記載される。典型的な“キャリヤーを有
さない”スターチ接着剤は、アメリカ特許第3,48
7,033号(McElmurgなど。)及びアメリカ特許第
3,355,307号(Schoenbergerなど。)に記載さ
れる。
【0005】接着剤が、高い湿度、液体水、溶融する氷
及び同様のものに対する長期の暴露に耐えることができ
る耐水性結合を生成することは段付き板紙の製造におい
てしばしば所望され又は必要である。多くのアプローチ
が、耐水性波状形成接着剤を製造するために考案されて
来た。1つの方法は、酸性のスターチ基材接着剤の調製
を包含し、ここで、尿素−ホルムアルデヒド樹脂が、酸
性触媒、たとえば硫酸アルミニウムと共に組成物に添加
され、それにより製造される段付き板に耐水性結合が生
成される。しかしながら、接着剤組成物自体は、他の重
要な特性、たとえば波状形成機の結合速度、粘度安定性
及びポットライフを欠き、そして過剰のホルムアルデヒ
ド悪臭を示す。さらに、酸性波状形成接着剤は、腐蝕す
る傾向がある。
【0006】酸性波状形成接着剤に関する多くの欠点
は、波状形成産業に使用するための耐水性アルカリ硬化
性スターチ基材接着剤の開発を導びく。その調製におい
ては、熱硬化性樹脂、たとえば尿素−ホルムアルデヒ
ド、レソルシノール−ホルムアルデヒド、メラミン−ホ
ルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒド、ジア
セトンアクリルアミド−ホルムアルデヒド、ケトン−ア
ルデヒド及び尿素−アセトン−ホルムアルデヒドが、耐
水性結合を生成するために、澱粉質成分のための架橋添
加剤として接着剤に添加される。卓越した耐水性特性に
関して、これらの樹脂の中で、アメリカ特許第2,52
9,851号に開示されるようなケトン−ホルムアルデ
ヒド濃縮物、及び特にアセトン−ホルムアルデヒド樹脂
が好ましい。しかしながら、そのような樹脂から製造さ
れたいくつかの接着剤は、良好でないポットライフ及び
粘度不安定性並びに相当のホルムアルデヒド悪臭を有す
る。
【0007】最近、ホルムアルデヒドに関する毒性及び
強化された政府規制のために、工場作業場におけるホル
ムアルデヒドの暴露レベルを減じる重大な努力がなされ
て来た。波状形成接着剤において架橋添加剤として使用
されるアセトン−ホルムアルデヒドは、約1.0〜4.
0重量%の遊離(未反応)ホルムアルデヒドを含む。ア
メリカ特許第3,019,120号及び第3,294,
716号に教授されるような架橋添加剤におけるホルム
アルデヒドレベルを減じるための従来の試みは、遊離ホ
ルムアルデヒドの量を有意な程度に減じておらず、そし
て/又は形成される結合に達成される耐水性の程度の低
下をもたらした。
【0008】アメリカ特許第4,366,275号(Si
lanoなど)においては、スターチ基材のアルカリ波状形
成組成物に使用される架橋添加剤は、アセトン−ホルム
アルデヒド濃縮物及びジメチロールジヒドロキシエチレ
ン尿素(DMDHEU)の混合物を含んで成り、ここで
存在するDMDHEUの少なくとも一部が、アセトン−
ホルムアルデヒド濃縮物に含まれる遊離ホルムアルデヒ
ドとジヒドロキシエチレン尿素との反応により“現場”
生成される。この特許は、アセトン−ホルムアルデヒド
における未反応ホルムアルデヒドが約0.1〜2重量%
に減じられることを開示する。しかしながら、ほとんど
の場合、遊離ホルムアルデヒドは、その濃縮物の約0.
5〜0.9重量%のレベルに減じられることを、実験は
示した。現在の産業必要条件は、未反応ホルムアルデヒ
ドのさらに低いレベルを要求する。
【0009】1つの観点において、本発明は、1.0〜
2.0モルの過酸化水素、好ましくは1.5〜2.0モ
ルの過酸化水素により処理されたアセトン−ホルムアル
デヒド濃縮物から成る架橋添加剤の使用に関する。過酸
化水素は、残留ホルムアルデヒドを、それ自体、二酸化
炭素及び水に酸化され得る蟻酸に酸化する。
【0010】本発明のアルカリ硬化性スターチ基材の波
状形成添加剤は、次の成分: A.接着剤の合計重量に基づいてスターチ約10〜40
重量%、これはスターチのゲル化されていない及びゲル
化された部分を含む(又は“非キャリヤー”接着剤の場
合、合計のスターチ含有量); B.スターチの合計重量に基づいてアルカリ、たとえば
水酸化ナトリウム約0.3〜5重量%; C.接着剤の合計重量に基づいて水約54〜89重量
%;及び D.スターチの合計重量に基づいて、この後に記載され
るような低ホルムアルデヒド架橋添加剤約0.3〜12
重量%(乾量)を含んで成る。
【0011】スターチの合計重量に基づいて約5重量%
までの少量の硼砂又は他の硼素含有塩が、その粘着付与
性質を改良するために添加剤に添加され得る。
【0012】低ホルムアルデヒド架橋添加剤を調製する
ための本明細書に記載される方法においては、アセトン
及びホルムアルデヒドが、約1〜4重量%の未反応(遊
離)ホルムアルデヒドを含む水溶性アセトン−ホルムア
ルデヒド濃縮物を製造するために水性アルカリ条件下
で、約20〜80℃、好ましくは40〜60℃で反応せ
しめられる。反応体の割合は通常、アセトン1モルに対
してホルムアルデヒド2〜5モルの範囲であろう。好ま
しくは、反応体は、アセトン1モルに対してホルムアル
デヒド2.5〜4.5モルの割合で使用されるであろ
う。その反応は、ホルムアルデヒド含有率についてモニ
ターされ、そしてそれが約3%以下である場合、生成物
は約25〜45℃に冷却され、そして酸、たとえば酢
酸、水酢酸及び蟻酸により4.8〜6.2のpHレベルに
中和される。過酸化水素(典型的には30%水性)が、
100%過剰まで、ホルムアルデヒド濃度に関して理論
量で前記濃縮物に添加される。より高い濃度の過酸化水
素が使用され得るが、遊離ホルムアルデヒド1モル当た
り2モル以上の量での過酸化水素の使用は費用的に正当
化されない。濃縮物/過酸化水素の混合物は次に、約7
0〜100℃に加熱され、そして4〜10時間維持され
る。ホルムアルデヒド含有率が再びモニターされる。反
応は、ホルムアルデヒドレベルが、混合物を冷却するこ
とによって0.4%又はそれ以下である場合、通常停止
され、そして必要なら、pHレベルを5.0〜6.0に調
整される。
【0013】ある合成樹脂により仕上げられた布におけ
る遊離ホルムアルデヒドを減じるための酸化体として過
酸化水素の使用は知られているが(フランス特許第26
45554−A,Air Liquide L′)、そ
れは、波状形成接着剤配合物のためのアセトン−ホルム
アルデヒド濃縮物添加剤にこれまで使用されたことはな
い。
【0014】本発明の波状形成接着剤組成物は、スター
チ、水、アルカリ、低ホルムアルデヒド架橋添加剤及び
場合によっては、硼砂から成る。接着剤組成物のゲル化
されていないスターチ及び/又はゲル化されたキャリヤ
ースターチ部分であり得るスターチ成分は、スターチ波
状形成接着剤組成物にこれまで使用されて来た天然の又
は転換されたいくつかのスターチのいづれかから選択さ
れ得る。適切なスターチは、たとえばコーン、ポテト、
トウモロコシ、タピオカ、モロコシ、小麦、及び高アミ
ローススターチ、すなわち30重量%又はそれ以上のア
ミロースを含むスターチに由来するスターチ、及びそれ
らのスターチの種々の誘導体を包含する。従って、適用
可能なスターチの中には、種々のスターチ誘導体、たと
えばエーテル、エステル、既知方法、たとえば緩酸処
理、酸化、等により調製された少々の煮沸性タイプのも
の、及び高アミロース含有率のそれらのスターチの誘導
体が包含される。好ましいスターチは、アルカリタイプ
の波状形成接着剤に典型的には使用されるものである。
【0015】接着剤中のスターチ含有率は、いくつかの
要因、たとえば接着剤の意図された最終使用用途及び使
用されるスターチタイプにひじょうに依存する。ゲル化
された及びゲル化されていないスターチ部分を含む、使
用されるスターチの合計量は、通常、接着剤の合計重量
の約10〜40重量%の範囲で存在する。
【0016】接着剤組成物の残りは、スターチの合計重
量に基づいてアルカリ、たとえば水酸化ナトリウム約
0.3〜5重量%、スターチの合計重量に基づいて下記
の低ホルムアルデヒド架橋添加剤約0.3〜12重量%
(乾量)、好ましくは1〜5重量%及び接着剤の合計重
量に基づいて水約54〜89重量%から成る。
【0017】本発明で使用されるアルカリ(塩基)は好
ましくは、水酸化ナトリウムであり;しかしながら、他
の塩基が、水酸化ナトリウムの一部又は完全な置換体と
して使用され得、そしてたとえばアルカリ金属の水酸化
物、たとえば水酸化カリウム、アルカリ土類水酸化物、
たとえば水酸化カルシウム、アルカリ土類酸化物、たと
えば酸化バリウム、アルカリ金属の炭酸塩、たとえば炭
酸ナトリウム、及びアルカリ金属シリケート、たとえば
珪酸ナトリウムを包含する。そのアルカリは、水性形又
は固体形で使用され得る。
【0018】アセトン−ホルムアルデヒド濃縮物の調製
において、反応は、所望には、窒素雰囲気下で行なわれ
得る。使用されるアルカリ度及び反応温度は、段付き製
品に硬化していない水溶性濃縮物を製造するのに必要で
あるよりも高くあるべきではない。典型的には、反応混
合物のpHは、アルカリ剤、たとえば水酸化ナトリウムの
溶液のインクレメント添加により約8〜12、好ましく
は9〜11で維持される。反応時間は、反応混合物の温
度、アルカリ度及び所望する固体含有率に主に依存する
が、しかし通常、遊離ホルムアルデヒド約1〜4重量%
を含む水溶性アセトン−ホルムアルデヒド濃縮物を得る
ための時間である。濃縮物は典型的には、40〜60重
量%の固形分を有するであろう。
【0019】本発明により示される改良点は、遊離ホル
ムアルデヒドを酸化するために濃縮物に有効量(理論量
以上の100%過剰まで)での過酸化水素の添加にあ
る。濃縮物への過酸化水素の添加は、通常、過酸化水素
の酸性度及び蟻酸の形成によりその混合物のpHを約3.
0〜5.0のレベルに下げるであろう。遊離ホルムアル
デヒド及び過酸化水素との反応は、反応混合物中の遊離
ホルムアルデヒドレベルが混合物の0.4重量%以下に
減じられるまで、70〜100℃で進行せしめられる。
【0020】この段階の変法において、濃縮物は、過酸
化水素との反応の間、7〜10のアルカリpHで維持され
る。これは、塩基、たとえば水酸化ナトリウムの添加に
よりもたらされ得る。これらのpH条件下で、温度は約3
0〜40℃で維持されるべきである。より高い温度及び
/又はより高いpHレベルは、それらが過酸化水素の分解
を促進するので所望されない。
【0021】いくらかの残留過酸化水素が、酸化反応が
停止される場合、残存する(通常、混合物の0.5重量
%以下)。次に、反応は通常、水酸化ナトリウム又は他
の適切な塩基又は酸により5.0〜6.0のpHに調節さ
れる。中性又はアルカリ性pHレベルは、そのようなpHレ
ベルでホルムアルデヒドを生成する樹脂の傾向のために
所望されない。このようにして生成された架橋添加剤
は、本発明のスターチ基材のアルカリ波状形成接着剤組
成物への直接的な使用のために適切である。
【0022】それは必要とされないが、濃縮物における
遊離ホルムアルデヒドの酸化が、たとえば硫酸第二鉄、
硫酸第一鉄、酢酸第二鉄、硫酸第一銅又は第二銅、又は
そのような反応のための他の既知の触媒により触媒され
得る。硫酸第二鉄の使用は、その低い毒性のために及び
それが遊離ホルムアルデヒドの所望するレベルに到達す
るのに必要とされる反応期間を有意に減じるので、好ま
しい。通常、触媒は反応混合物の10〜100ppm の量
で添加される。
【0023】本発明の接着剤組成物の必須成分の他に、
いづれか従来の非化学的機能添加剤が、所望には、少
量、添加剤中に導入され得る。そのような添加剤は、た
とえば湿潤剤、タンパク質、可塑剤、可溶化剤、レオロ
ジー変性剤、粘着付与剤、たとえば硼砂、水コンディシ
ョナー、浸入調節剤、しゃく解剤、たとえば尿素、ゲル
化温度変性剤、不活性充填剤、たとえばクレー及び細か
く粉砕されたポリマー、増粘剤、たとえば無機コロイド
状クレー、グアー、ヒドロキシエチルセルロース、アル
ギネート、ポリビニルアルコール、酸化エチレンのポリ
マー、及び同様のもの、並びにエマルジョン、たとえば
ポリ酢酸ビニルを包含する。
【0024】本発明の接着剤組成物の調製においては、
接着剤に必要とされる合計スターチの一部が、キャリヤ
ーを形成するために苛性ソーダにより水中でゲル化さ
れ、次にそれは生スターチ、硼砂及び水の混合物にゆっ
くり添加される。架橋添加剤は、所望により、生スター
チ混合物又は最終接着剤混合物に添加され得る。
【0025】このようにして得られた接着剤は、現在、
段付き板の調製のために使用されるいづれかの装置を用
いて、単一仕上げ板又は二重仕上げ板を結合するために
使用され得る。接着剤は、段付き紙ストリップの突出す
る先端へのその適用の前、25°〜55℃の間の温度で
維持される。実際の適用は、ほとんどの波状形成機械に
通常使用されるグルーロールの使用により達成され得、
又は所望により、接着剤の異なった分配を達成すること
ができる他の適用方法を利用することができる。段付き
紙ストリップへの接着剤の適用に続いて、次にそのスト
リップは、当業界において良く知られているように、熱
及び圧力の影響下でフェーシング板と即座に接触せしめ
られる。二重仕上げ板は続いて、通常の方法により単一
仕上げ板の開放段付き表面と第2フェーシングとを接触
せしめることによって調製され得る。
【0026】続く例は、本発明の特定の態様を例示す
る。それらの例において、すべての部及び百分率は、重
量によってであり、そして温度は、特にことわらない限
り、度Cである。
【0027】本発明のアセトン−ホルムアルデヒド濃縮
物に含まれる遊離ホルムアルデヒドの量を決定する場
合、滴定方法が使用され、これによれば、濃縮物のサン
プル12gが、粉砕された氷を充填されている250ml
フラスコ中で計量される。次に、これを、pHが10〜1
0.5に達するまで、0.10Nの水酸化ナトリウムに
より滴定する。127g/Lの亜硫酸ナトリウム溶液が
50mLの量で添加され、そしてその得られた溶液が、上
記pHに達するまで0.1Nの塩酸により滴定される。サ
ンプル中の遊離ホルムアルデヒド含有率を決定するため
の式は次の通りである:
【0028】
【数1】
【0029】
【実施例】例 1 本例はアセトン−ホルムアルデヒド縮合物の代表的な調
製を例示する。温度計並びに加熱及び攪拌の手段の備っ
た反応容器中において、アセトン58g(1モル)を5
0%の水性ホルムアルデヒド252.3g(4.2モ
ル)と混ぜ、そしてこの溶液を50−55℃に熱した。
6.25Nの水酸化ナトリウム0.7gを加え、そして
この混合物を発熱反応の際に55〜60℃に維持せしめ
た。更に6.25Nの水酸化ナトリウム21.8gを
2.5〜3時間にわたって加え、その間この反応温度は
57〜58℃に維持せしめた。この反応を更に0.25
時間続け、次いでこの混合物をホルムアルデヒド含有量
について分析した。ホルムアルデヒドの濃度が2.5%
より低くなったら加熱を止め、そしてこの縮合生成物を
40℃迄冷やした。このpHを氷酢酸によって5〜6に調
整した。
【0030】例 2 本例は過酸化水素によるアセトン−ホルムアルデヒド縮
合物におけるホルムアルデヒドの酸化を例示する。温度
計、コンデンサー及びテフロンスターラーの付いたガラ
ス製丸底フラスコの中で、1.1%のホルムアルデヒド
(モルホルムアルデヒド=0.18)を含むアセトン−
ホルムアルデヒド縮合物491.4g(例1の方法によ
って調製)及び30%の水性過酸化水素40.8g
(0.36モル)を85℃で6時間熱した。0.22%
のホルムアルデヒドを含むこの溶液を冷やし、そして
6.25Nの水酸化ナトリウム6.0mlを用いてpH6.
0に中和せしめた。この過酸化水素の濃度はこの混合物
の0.38重量%であった。
【0031】例 3 本例は触媒として硫酸化第二鉄を利用するホルムアルデ
ヒド酸化反応を例示する。例2を実質的に反復したが、
ただし0.019gのFe2 (SO4)3 ・6水和物をこ
の反応混合物に加えた。この縮合物のホルムアルデヒド
濃度は2.75時間の加熱の後に0.13重量%であ
り、そして4時間後には0.05重量%であった。次い
でこの溶液を冷却し、そして6.25Nの水酸化ナトリ
ウム15.0mLを用いてpH6.0に中和せしめた。過酸
化水素の濃度はこの混合物の0.06重量%であった。
【0032】例 4 この低ホルムアルデヒドアセトン−ホルムアルデヒド縮
合物の調製において、高い反応温度を利用した。例2を
実質的に反復したが、ただし酸化反応は100℃にて行
った。4時間の反応時間の後、ホルムアルデヒド濃度は
この混合物の0.15重量%であった。この溶液を冷や
し、そして6.25Nの水酸化ナトリウム5.6mLによ
ってpH6.0に中和せしめた。この過酸化水素の濃度は
この混合物の0.04%であった。
【0033】例 5 本例は、1.55%のホルムアルデヒドを含むアセトン
−ホルムアルデヒド縮合物に基づく過酸化水素の利用を
例示する。例2を実質的に反復したが、ただし1.55
%のホルムアルデヒド(モルホルムアルデヒド=0.1
8)を含むアセトン−ホルムアルデヒド縮合物350g
を用いた。過酸化水素との5時間の反応の後、このホル
ムアルデヒド濃度はこの混合物の0.16重量%であっ
た。この溶液を冷やし、そして6.25Nの水酸化ナト
リウム4.6mLによってpH6.0に中和せしめた。この
過酸化水素の濃度はこの混合物の0.68重量%であっ
た。
【0034】例 6 本例において、酸化はわずかに過剰量の過酸化水素によ
って行った。1.55%のホルムアルデヒド(モルホル
ムアルデヒド=0.18)を含むアセトン−ホルムアル
デヒド縮合物350g及び30%の水性過酸化水素3
0.6g(0.27モル)の混合物を85℃で7時間熱
した。0.16%のホルムアルデヒドを含むこの溶液を
冷やし、そして6.25Nの水酸化ナトリウム5.3mL
を用いてpH6.0に中和せしめた。この過酸化水素の濃
度は0.28%であった。
【0035】例 7 本例において、ホルムアルデヒドの酸化をアルカリ条件
のもとで行った。温度計及びpHメーター電極の備ったガ
ラス製丸底フラスコの中で、1.55%のホルムアルデ
ヒド(モルホルムアルデヒド=0.18)を含むアセト
ン−ホルムアルデヒド縮合物350g及び過酸化水素3
0.6g(0.27モル)の混合物を30−35℃に熱
し、そして6.25Nの水酸化ナトリウムを必要なだけ
加えることによってpHを9.5に維持した。3.5時間
の反応時間の後、このホルムアルデヒドの濃度は0.2
8%であり、そして過酸化水素は完全に消費された。全
部で18.3mLの水酸化ナトリウムが利用された。
【0036】例 8 本例は代表的なアセトン−ホルムアルデヒド縮合物にお
けるホルムアルデヒドの大量スケール酸化を例示する。
2.08%の遊離ホルムアルデヒド(0.31ポンドモ
ルのホルムアルデヒド)を含むアセトン−ホルムアルデ
ヒド縮合物454lb及び33.9%の過酸化水素(0.
63ポンドモルのH2 2)63lbの混合物をゆっくりと
攪拌しながら85℃に熱した。11時間後に0.24%
の遊離ホルムアルデヒドと分析されたこの溶液を次に冷
やし、そして25%の水酸化ナトリウム溶液1lbによっ
てpH値を5.3に中和せしめた。H2 2 濃度はこの縮
合物の0.68重量%であった。
【0037】例 9(比較例) 本例はM.Silanoらの米国特許第4,366,275号に
おいて開示されているプロセスに従う、アセトン−ホル
ムアルデヒド縮合物の遊離ホルムアルデヒドを低めるこ
とを例示する。有効な量(約32g)の固形分25%の
ジヒドロキシエチレンウレア溶液を、例1に記載の通り
に調製したアセトン−ホルムアルデヒド縮合物300g
に加えた。pHを7.5、且つ温度を35−40℃に維持
しながら、この縮合物の遊離ホルムアルデヒド含有量が
この混合物の0.5〜0.9重量%の間の平衡値に達す
るまで遊離ホルムアルデヒドとの反応を続けさせた。更
なる量のジメチオルジヒドロキシエチレンウレアをこの
縮合物に加え、この縮合物を含む接着剤において所望さ
れる性質を授けた。
【0038】次にこの溶液を酢酸を用いて5〜6のpH値
に中和せしめた。ここで得られた縮合物(評価例におい
て用いたもの)の遊離ホルムアルデヒドの濃度はこの混
合物の0.5重量%であった。
【0039】例 10 本例は本発明の代表的な段ボール接着剤の調製を例示す
る。担体スターチの調製 :水2835.6gに1360gの
高アミローストウモロコシスターチ(約50重量%のア
ミロース)を加え、そしてここで得られたスラリーを攪
拌しながら54℃に熱した。129.2gの水酸化ナト
リウムを含む約283.6gの水を次にこのスラリーに
加え、そして加熱を約15分間続け、その後得られた分
散体を冷却且つ希釈するために約2835.6g水を加
えた。
【0040】完全配合接着剤の調製:上記の通りに調製
した担体スターチを20分の時間をかけて、4760g
のトウモロコシスターチ、108.8gの硼砂(Na2
4 7 ・10H2 O)及び8506.8gの水のスラ
リーに加えた。次にこの混合物を20分間にわたって攪
拌し、その後例3,6,8及び9において調製した低ホ
ルムアルデヒド縮合物のうちの1つをこの接着剤全体又
はその一部に加えて接着剤A−Eを作った。これらの縮
合物それぞれにとってのこの付加量は、スターチに基づ
いて2.8重量%の縮合物とした。接着剤Eは例1の縮
合物(H2 2 によって酸化されていない)を含む比較
例(対照)として働き、そして接着剤Fは縮合物を含ま
ないコントロールとして働く。
【0041】例 11 加熱処理したスターチ分散体(及び特に従来の架橋剤を
含むスターチ分散体)は時間とともに増粘することがよ
く理解されており、そしてこの現象はこのようなスター
チ分散体をベースとする全ての段ボール接着剤において
通常見られる。本発明の段ボール接着剤は一定の時間に
わたって比較的安定な粘性を示し、従って従来の接着剤
に匹敵しうる。
【0042】表1には接着剤A−Eが記載され、そして
これらの接着剤組成物の粘性データーをまとめている。
全ての接着剤は緩かな攪拌を伴って38−41℃に保た
れ、そしてセンチポアズにおける粘度を測定するために
Brookfield粘度計(20rpm のセッティング
にて)によってそれらの粘度について試験した。
【0043】Birdアプリケーターによって各接着剤
をガラスのプレートに6mil の厚さにと塗布し、そして
直接手の圧力によって片面ウェブのシート(62lb/1
000平方フィートの湿潤強度ライナー及び33lb/1
000平方フィートの湿潤強度媒体)に移した。この片
面サンプルを次に62lb/1000平方フィートの湿潤
強度ライナーの上に載せ、そしてここで得られた両面板
を0.25psi にてホットプレート上に177℃で5秒
間接着させた。この接着した板を次に22℃、50%の
相対湿度にコンディショニングされた雰囲気に24時間
置き、その後、各ボードの2×5インチのサンプルを水
の中に22℃にて24時間入れた。
【0044】これが経過後、Testing Machines Incorpo
rated, Mineola, New Yorkより入手できる常用の試験装
置を用いて、TAPP1標準T821 OM 87に基
づくウェットピン接着性試験によってこれらのサンプル
を評価した。試験結果は、両面ライナーを片面ウェブか
ら完全に剥離するのに必要とされるポンド(24インチ
のグルーライン当り)において記録した。この結果を表
1に示し、高い値は優れた結果を表わしている。
【0045】
【表1】
【0046】ここで得られたウェットピン接着性は優れ
た商業的に受け入れられる値であり、そして従来の耐水
性接着剤、例えば例IXの架橋接着剤が一体化されている
ものを用いて得られる値に匹敵した。
【0047】まとめると、本発明はスターチをベースと
するアルカリ硬化性段ボール接着剤組成物に、耐水性、
粘度安定性及び受け入れられるポットライフを授ける、
低レベルの遊離ホルムアルデヒドを有する架橋接着剤を
提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭60−36233(JP,B2)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 約1〜4%の未反応ホルムアルデヒドを
    含む水溶性アセトン−ホルムアルデヒド濃縮物を得るた
    めに、アセトン及びホルムアルデヒドが、20〜80℃
    で水性アルカリ条件下で1:約2〜5のモル比(アセト
    ン:ホルムアルデヒド)で反応せしめられる、スターチ
    基材の波状形成接着剤組成物に耐水性を付与するための
    架橋添加剤を調製するための方法であって、その中に存
    在する未反応ホルムアルデヒドと反応するのに少なくと
    も有効量の過酸化水素を前記水溶性アセトン−ホルムア
    ルデヒド濃縮物に添加し、そしてその未反応ホルムアル
    デヒドがその濃縮物の約0.4重量%以下に減じられる
    まで、反応を約70〜100℃で、pH3.0〜5.0で
    又は約30〜40℃で、pH7〜10で進行せしめること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記ホルムアルデヒド酸化反応におい
    て、1.0〜2.0モルの過酸化水素が、1モルの未反
    応ホルムアルデヒドのために使用され、そして前記反応
    が触媒の存在下で行なわれる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記縮合物が、過酸化水素とのホルムア
    ルデヒド酸化反応の間、7.0〜10.0のpHで維持さ
    れ、そして前記温度が30〜40℃で維持される請求項
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法により製造される架
    橋添加剤。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の方法により製造される架
    橋添加剤。
  6. 【請求項6】 下記成分: a.接着剤の合計重量に基づいてスターチ約10〜40
    重量%; b.スターチの合計重量に基づいてアルカリ約0.3〜
    5重量%; c.接着剤の合計重量に基づいて水約54〜89重量
    %; d.約1〜4%の未反応ホルムアルデヒドを含む水溶性
    アセトン−ホルムアルデヒド濃縮物を得るために、アセ
    トン及びホルムアルデヒドを、20〜80℃で水性アル
    カリ条件下で1:約2〜5のモル比(アセトン:ホルム
    アルデヒド)で反応せしめ;その中に存在する未反応ホ
    ルムアルデヒドと反応するのに少なくとも有効量の過酸
    化水素を前記水溶性アセトン−ホルムアルデヒド濃縮物
    に添加し、そしてその未反応ホルムアルデヒドがその濃
    縮物の約0.4重量%以下に減じられるまで、反応を約
    70〜100℃で、pH3.0〜5.0で又は約30〜4
    0℃で、pH7〜10で進行せしめることによって調製さ
    れる架橋添加剤約0.3〜12重量%(スターチの合計
    重量に基づく;乾量)を含んで成る耐水性アルカリ硬化
    性、スターチ基材の波状形成接着剤組成物。
  7. 【請求項7】 前記ホルムアルデヒド酸化反応におい
    て、1.0〜2.0モルの過酸化水素が、1モルの未反
    応ホルムアルデヒドのために使用され、そして前記反応
    が触媒の存在下で行なわれる請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 下記段階: (1)下記成分: a.接着剤の合計重量に基づいてスターチ約10〜40
    重量%; b.スターチの合計重量に基づいてアルカリ約0.3〜
    5重量%; c.接着剤の合計重量に基づいて水約54〜89重量
    %; d.約1〜4%の未反応ホルムアルデヒドを含む水溶性
    アセトン−ホルムアルデヒド濃縮物を得るために、アセ
    トン及びホルムアルデヒドを、20〜80℃で水性アル
    カリ条件下で1:約2〜5のモル比(アセトン:ホルム
    アルデヒド)で反応せしめ;その中に存在する未反応ホ
    ルムアルデヒドと反応するのに少なくとも有効量の過酸
    化水素を前記水溶性アセトン−ホルムアルデヒド濃縮物
    に添加し、そしてその未反応ホルムアルデヒドがその濃
    縮物の約0.4重量%以下に減じられるまで、反応を約
    70〜100℃で、pH3.0〜5.0で又は約30〜4
    0℃で、pH7〜10で進行せしめることによって調製さ
    れる架橋添加剤約0.3〜12重量%(スターチの合計
    重量に基づく;乾量)を含んで成る耐水性アルカリ硬化
    性、波状形成接着剤組成物を、段付き紙ストリップの段
    の先端に適用し;そして (2)接着剤結合を形成するために前記段付き紙ストリ
    ップの接着剤被覆先端にフェーシングを適用することを
    含んで成る段ボール紙を製造するための方法。
  9. 【請求項9】 前記ホルムアルデヒド酸化反応におい
    て、1.5〜2.0モルの過酸化水素が、1モルの未反
    応ホルムアルデヒドのために使用され、そして前記反応
    が鉄の塩触媒の存在下で行なわれる請求項8記載の方
    法。
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