JPH0715121U - 波板のプレス加工用金型 - Google Patents

波板のプレス加工用金型

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JPH0715121U
JPH0715121U JP4925493U JP4925493U JPH0715121U JP H0715121 U JPH0715121 U JP H0715121U JP 4925493 U JP4925493 U JP 4925493U JP 4925493 U JP4925493 U JP 4925493U JP H0715121 U JPH0715121 U JP H0715121U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】上側、下側両凹凸部6、7の噛合時に、金属板
に過剰な引っ張り応力が加わる事を防止する。 【構成】下型2の上面に下側凹凸部7を、上型10の下
面に上側凹凸部6を、それぞれ形成する。上型10は、
昇降板4に固定の支持壁11を介して、金属板の送り方
向後側が下方に傾斜した状態で設ける。金属板は、上型
10が1回昇降する毎に、上側、下側両凹凸部6、7の
1ピッチ分ずつ送り込む。上型10を下降させると、上
型10の、下方に傾斜した端部から他端部に向けてタイ
ミングをずらせて上側、下側両凹凸部6、7が噛合し、
1個ずつフィンを形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案の波板のプレス加工用金型は、例えば建材パネルのハニカム構造体を製 造すべく、帯状の金属板を波形に形成するのに使用される。
【0002】
【従来の技術】
例えば建材パネルの内側に補強材として設けられるハニカム構造体は、図6に 示す様に、多数の角形凹凸状のフィン9、9を形成した金属板8を組み合わせる 事で製造する。帯状の金属板8にフィン9、9を形成するには、図7に示す様な 金型を使用する事が考えられる。
【0003】 基板1の上面には下型2を、又、この基板1に立設したガイドロッド3、3に 沿って上記基板1と平行なまま昇降自在な、昇降板4の下面には上型5を、それ ぞれ固定している。上記上型5の下面にはラック状の上側凹凸部6を形成してい る。上記下型2の上面には、上側凹凸部6と噛合自在な、ラック状の下側凹凸部 7を形成している。
【0004】 8は被加工物である金属板で、この金属板8に、フィン9、9(図6参照)を 形成する。実際の場合、ロール状に巻回されたものを、図示しない送り込み機構 によりアンコイルしつつ、上記上型5と下型2との間に送り込む。金属板8が上 型5と下型2との間に送り込まれたならば、図示しないプレス加工機のラムによ り昇降板4を下降させ、上記金属板8を上型5と下型2との間で押圧する。
【0005】 この結果、図6に示す様に金属板8に、互いに噛合する上側、下側両凹凸部6 、7の歯(凹凸)の数に見合う数のフィン9、9が一度に形成される。金属板8 にフィン9、9を形成したならば、昇降板4を上昇させ、上記送り込み機構を作 動させて、金属板8のフィン9、9形成済の部分を、上型5と下型2との間から 送り出すと共に、金属板8のフィン9、9未形成部分を、上記上型5と下型2と の間に送り込み、再び昇降板4を下降させる。以下、同様の作業を繰り返す事に より、金属板8にフィン9、9を形成する。この様にしてフィン9、9を形成さ れた金属板8は、別途設けた切断装置により所定寸法に切断され、ハニカム構造 体を造るのに使用される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の波板のプレス加工用金型は、上下型の間で加圧される金属板に過剰の 引っ張り応力が加わるのを防止する事で、良質な波板を得る事を目的として考え られたものである。
【0007】 上述した従来構造の場合、金属板8を上側、下側両凹凸部6、7の間で押圧す るのに伴ない、上側、下側両凹凸部6、7の角部6a、7a同士と金属板8とが 強く噛み合って、当該部分に強い摩擦力が作用し、上型5の下降によっても、金 属板8が上型5と下型2との間に引き込まれにくくなる。この結果、上記角部6 a、7aの間で、両角部6a、7aの距離L1 に対応する金属板8の部分8a、 8aが、上側、下側両凹凸部6、7の凸部側面の長さL2 に迄引き延ばされる傾 向となる。この結果、上記部分8a、8aで、上記金属板8に加えられる引っ張 り応力が過剰になり、金属板8が切断され易くなる。
【0008】 本考案の波板のプレス加工用金型は、上述の様な事情に鑑みて考えられたもの である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の波板のプレス加工用金型は、基板と、この基板に固定され、前後方向 に亙るラック状の下側凹凸部を上面に形成した下型と、前後方向に亙るラック状 で、上記下側凹凸部に噛合自在な上側凹凸部を下面に形成した上型と、上記基板 の上方で昇降する昇降板と、この昇降板の下面に垂下された1対の支持壁と、こ の1対の支持壁の互いに整合する位置に穿設された、上下方向に長い長孔と、上 記上型の左右両側面に固設され、上記長孔に遊合した支持ピンとを備えている。 そして、上記上型は、下型から離隔した状態で、波板に加工すべき金属板の送り 方向後側に対向する一端側が他端側よりも下方に傾斜する様にしている。
【0010】
【作用】
上述の様に構成される本考案の波板のプレス加工用金型を用いて、金属板にフ ィンを形成する際の作用は、次の通りである。プレス加工機のラムにより昇降板 を1回昇降させる毎に、上型と下型の間に、金属板をフィン1個分に見合う長さ 分ずつ送り込む。そして、プレス加工機のラムにより昇降板を下降させ、金属板 を上型と下型との間で押圧する。上型と下型とが離隔した状態で上型は、金属板 の送り方向後側に対向する一端側を他端側よりも下方に傾斜させている為、上側 、下側両凹凸部は昇降板の下降に伴なって上記一端側から他端側へと順に噛合す る。この為、前記従来装置の様に金属板に過剰な引っ張り応力が加わる事がなく 、良質の波板を確実に造る事が出来る。
【0011】
【実施例】
次に図示の実施例に就いて説明する。本考案の波板のプレス加工用金型は、図 1に示す様に、基板1の上面に固定された下型2と、プレス加工機のラムにより 下方に押圧される昇降板4の下方に支持された上型10とを備えている。この昇 降板4は基板1の上方に、図示しないガイドロッドと長孔との係合により、昇降 並びに前後方向に亙る若干の水平移動自在に支持している。
【0012】 上記昇降板4の下面には、左右1対の支持壁11を垂下している。そして、各 支持壁11の中央位置には、上下方向に長い長孔12を穿設し、各長孔12に、 上記上型5の左右両側面に設けた支持ピン13を遊合させている。
【0013】 上型10の下面には、上型10の前後方向(図1の左右方向)に亙るラック状 の上側凹凸部6を形成している。又、上記下型2の上面には、上記上側凹凸部6 と同様、下型2の前後方向に亙るラック状の下側凹凸部7を形成している。これ ら上側凹凸部6と下側凹凸部7とは、上記昇降板4と共に上型10が下降する事 で、互いに噛合する。
【0014】 更に、この上型10は、その前後両端部の重量を異ならせている。即ち、金属 板8の送り方向後側に対応する、上型10の一端部(図1の左端部)を他端部( 図1の右端部)よりも重くする事で、上記昇降板4の上昇時に、一端側が他端側 よりも下方に位置する方向に傾斜させる。この様に、上型10の一端側を下方に 傾斜させる事に伴ない、昇降板4の下降時に上型10に形成した上側凹凸部6は 、先ずその一端が下型2に形成した下側凹凸部7の一端に噛合する。この状態か ら更に昇降板4を下降させると、支持ピン13を長孔12の内側で上昇させつつ 、上側、下側両凹凸部6、7が他端側へと順に噛合する。
【0015】 昇降板4を上昇させ、下型2と上型10とを離隔させた状態で、これら上型1 0と下型2との間位置には、図示しない送り込み機構により、フィン9、9を形 成すべき金属板8を送り込む。この送り込み機構は、プレス加工用金型の、金属 板8の送り方向前側(図1の右側)に設けられており、ロール状に巻回された帯 状の金属板8をリコイルしながら、上記上型10下型2との間に送り込む。金属 板8の送り込みは、上型10が上昇する毎に、上記上側、下側両凹凸部6、7の 1ピッチ相当分ずつ行なう。
【0016】 上述の様に構成され、金属板8の送り込み機構と組み合わされる本考案の波板 のプレス加工用金型を用いて、金属板8に前記図6に示す様なフィン9、9を形 成する場合、次の様に行なう。
【0017】 先ず、図1〜2に示す様に上型10を上昇させ、下型2との間に金属板8を挿 通自在な空間を設けた状態で、上記送り込み機構により金属板8を、図2に示す 状態に迄送り込む。次いで、図示しないラムを下降させて、昇降板4を下方に押 圧する。昇降板4の下降により上記上型10に形成した上側凹凸部6は、下型2 に形成した下側凹凸部7の一端から他端に向けて順に当接していく。
【0018】 上記一端から他端へ向けて順に噛合していく事は、上型10の両側面に設けた 支持ピン13が、支持壁11の長孔12を上昇する事で許容され、最終的には上 側、下側両凹凸部6、7が、その一端から他端迄、全長に亙って噛合した状態と なる。この為、上記図2に示す状態に送り込まれた金属板8は、上側、下側両凹 凸部6、7の右端部分で押圧される。
【0019】 この結果、図3に示す様に、金属板8の一端部(図2〜3の左端部)に1個の フィン9が形成される。この際、上記両凹凸部6、7は、その全長に亙って同時 には噛合せず、一端から他端に向けて順次噛合するので、両凹凸部6、7の間へ の上記金属板8の引き込みは、特に大きな摩擦力に妨げられる事なく円滑に行な われる。
【0020】 この様にして金属板8の一端部にフィン9を形成したならばラムを上昇させ、 昇降板4を、この昇降板4と基板1との間に設けたばね(図示せず)の弾力によ り上昇させる事で、上型10を上昇させる。上型10が上昇し、上型10と下型 2との間に隙間が形成されると、前記送り込み機構が両型10、2の間に上記金 属板8を、上側、下側両凹凸部6、7の1ピッチ相当分だけ送り込む。従って、 図4に示す様に、既に形成されたフィン9は、下側凹凸部7の、図4の左から第 2番目の凸部に対向する。
【0021】 この状態で再び昇降板4を昇降機構により下降させれば、上板4の上昇に伴な い再び図1に示す姿勢となった上型10が、その一端から順に下側2に当接し、 上側、下側両凹凸部6、7が金属板8の送り方向後側から順に噛合する。
【0022】 上側、下側両凹凸6、7の噛合により、上記フィン9が上記第2番目の凸部に 位置決めされた状態で、金属板8の前側部分が第1番目の凹凸部分によって押圧 され、新たなフィン9が形成される。この場合に於いても、新たに形成されるフ ィン9は1個のみである為、金属板8に過剰な引っ張り応力が加わる事はなく、 金属板8が切断される事はない。
【0023】 この様にして、金属板8に第2番目のフィン9を形成したならば、次いで図5 に示す様に昇降板4を上昇させる事で上型10を上昇させ、金属板8を次の1ピ ッチ相当分送り込む。以下、同様にして昇降板4の昇降、金属板8の送り込みを 繰り返し、図6に示す様なフィン9、9を形成する。
【0024】 本考案の波板のプレス加工用金型を組み込んだプレス加工装置によれば、前述 した通り、上型10を金属板8の送り方向後方部分で下方に傾斜させ、且つ、上 型10が1回昇降する毎に、金属板8を上側、下側両凹凸部6、7の1ピッチ相 当分ずつ送り込む為、押圧に伴なって金属板8に過剰な引っ張り応力が作用する 事がない。従って、上側、下側両凹凸部6、7の噛合により金属板8が部分8a 、8a(図7)で切断される事がなくなり、良質な波板を、確実に製造出来る。
【0025】 尚、本実施例に於いては、上型10を傾斜させた状態で支持すべく、その両端 部の重量を異ならせているが、上型10をその両端部で等しい重量とすると共に 、昇降板4又は支持壁11と上型10との間に適宜のばねを設け、金属板8の送 り方向後側部分に対応する上型10の一端部を、下方に付勢しておく様に構成し ても良い。
【0026】
【考案の効果】
本考案の波板のプレス加工用金型は、上述の様に構成され作用する為、ハニカ ム構造体等に用いる波板を製造する作業を確実に行なえ、生産現場での歩留りの 向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を示す略側面図。
【図2】フィン形成工程の第一段階を示す、要部側面
図。
【図3】フィンを形成した状態を示す、金属板の側面
図。
【図4】フィン形成工程の第二段階を示す、要部側面
図。
【図5】同じく第三段階を示す要部側面図。
【図6】フィンを形成した金属板を示す斜視図。
【図7】従来装置を示す、側面図。
【符号の説明】
1 基台 2 下型 3 ガイドロッド 4 昇降板 5 上型 6 上側凹凸部 6a 角部 7 下側凹凸部 7a 角部 8 金属板 8a 部分 9 フィン 10 上型 11 支持壁 12 長孔 13 支持ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板の上面に固定され、前
    後方向に亙るラック状の下側凹凸部を上面に形成した下
    型と、前後方向に亙るラック状で、上記下側凹凸部に噛
    合自在な上側凹凸部を下面に形成した上型と、上記基板
    の上方で昇降する昇降板と、この昇降板の下面に垂下さ
    れた1対の支持壁と、この1対の支持壁の互いに整合す
    る位置に穿設された、上下方向に長い長孔と、上記上型
    の左右両側面に固設され、上記長孔に遊合した支持ピン
    とを備え、上記上型は、下型から離隔した状態で、波板
    に加工すべき金属板の送り方向後側に対向する一端側が
    他端側よりも下方に傾斜するものである、波板のプレス
    加工用金型。
JP1993049254U 1993-08-19 1993-08-19 波板のプレス加工用金型 Expired - Lifetime JP2597615Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101339313B1 (ko) * 2011-09-21 2013-12-09 정연숙 철도 차량용 출입 매트
JP2015051458A (ja) * 2013-08-07 2015-03-19 淡路鉄工株式会社 建材用波板鋼板の製造方法及び製造装置

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KR101339313B1 (ko) * 2011-09-21 2013-12-09 정연숙 철도 차량용 출입 매트
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