JPH07152018A - 強誘電性液晶表示装置 - Google Patents
強誘電性液晶表示装置Info
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- JPH07152018A JPH07152018A JP25939094A JP25939094A JPH07152018A JP H07152018 A JPH07152018 A JP H07152018A JP 25939094 A JP25939094 A JP 25939094A JP 25939094 A JP25939094 A JP 25939094A JP H07152018 A JPH07152018 A JP H07152018A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】長期間の使用に拘らずセルへの振動伝達を確実
に抑制すると共に駆動時におけるセルの温度上昇を抑え
る。 【構成】外部からの振動や衝撃が固定枠6に伝わって
も、該振動等はコイル状バネ23にて減衰されてセル2
へはほとんど伝わらない。このコイル状バネ23は金属
製であるため長期使用に伴う弾性率の低下が少なく、し
たがって振動等を減衰させる効果は持続される。また、
固定枠6と固定板3との間隙は閉塞されないため、セル
2の周辺の空気はこの間隙を通って対流し、セル2の温
度上昇は抑制される。
に抑制すると共に駆動時におけるセルの温度上昇を抑え
る。 【構成】外部からの振動や衝撃が固定枠6に伝わって
も、該振動等はコイル状バネ23にて減衰されてセル2
へはほとんど伝わらない。このコイル状バネ23は金属
製であるため長期使用に伴う弾性率の低下が少なく、し
たがって振動等を減衰させる効果は持続される。また、
固定枠6と固定板3との間隙は閉塞されないため、セル
2の周辺の空気はこの間隙を通って対流し、セル2の温
度上昇は抑制される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、強誘電性
液晶表示装置に係り、詳しくはセルへの振動伝達を緩和
させる機構に関する。
液晶表示装置に係り、詳しくはセルへの振動伝達を緩和
させる機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、強誘電性液晶を利用した液晶
表示装置は、特開平2−93425号公報、特開平3−
203773号公報、特開平4−106529号公報等
において種々提案されている。図1に、その一例を示
す。
表示装置は、特開平2−93425号公報、特開平3−
203773号公報、特開平4−106529号公報等
において種々提案されている。図1に、その一例を示
す。
【0003】この液晶表示装置1は、主として、セル
2、セル2を支持するための固定板(セル支持体)3、
及びバックライト5を備えており、これらを固定枠6に
て支持することにより構成されている。
2、セル2を支持するための固定板(セル支持体)3、
及びバックライト5を備えており、これらを固定枠6に
て支持することにより構成されている。
【0004】このうちのセル2は、強誘電性液晶を2枚
のガラス基板で挟持することにより構成されており、こ
れらのガラス基板上には透明電極が形成されると共に配
向処理が施されている。また、固定板3は、例えばプラ
スチックや金属板によって形成されており、かかる固定
板3にはセル2よりも若干小さい開口部が形成されてい
る。そして、固定板3の開口部周辺にはゴム系の接着剤
7が塗布されており、この接着剤7によって開口部を閉
塞するようにセル2が貼り付けられている。なお、セル
2の上下両面には上偏光板9及び下偏光板10が貼り付
けられている。また、セル2の取り出し電極には、フレ
キシブルなプリント配線フィルム11が接続されてお
り、かかるプリント配線フィルム11には、セル2を駆
動するための回路基板12が電気的に接続されている。
そして、この回路基板12は、上述した固定板3にネジ
等によって固定されている(以下、これらの固定板3、
セル2、上下偏光板9,10、プリント配線フィルム1
1、回路基板12を総称して“表示ユニットU”とす
る)。
のガラス基板で挟持することにより構成されており、こ
れらのガラス基板上には透明電極が形成されると共に配
向処理が施されている。また、固定板3は、例えばプラ
スチックや金属板によって形成されており、かかる固定
板3にはセル2よりも若干小さい開口部が形成されてい
る。そして、固定板3の開口部周辺にはゴム系の接着剤
7が塗布されており、この接着剤7によって開口部を閉
塞するようにセル2が貼り付けられている。なお、セル
2の上下両面には上偏光板9及び下偏光板10が貼り付
けられている。また、セル2の取り出し電極には、フレ
キシブルなプリント配線フィルム11が接続されてお
り、かかるプリント配線フィルム11には、セル2を駆
動するための回路基板12が電気的に接続されている。
そして、この回路基板12は、上述した固定板3にネジ
等によって固定されている(以下、これらの固定板3、
セル2、上下偏光板9,10、プリント配線フィルム1
1、回路基板12を総称して“表示ユニットU”とす
る)。
【0005】この表示ユニットUは、固定板3の全周縁
がゴム系接着剤13によって固定枠6に接着されること
に基づき、固定枠6によって宙づり状態で支持されてお
り、また固定枠6の下部にはバックライト5が取り付け
られている。また、このバックライト5の表面には拡散
板8が貼り付けられている。そして、これらのバックラ
イト5、固定枠6、固定板3及びセル2によって略密閉
空間15が形成されており、セル2が多少振動しても略
密閉空間15によるエアダンパ効果により該振動がすぐ
に減衰するようになっている。さらに、固定枠6の上部
にはカバー16を介して表示板17が取り付けられてお
り、この表示板17によってセル2等が保護されるよう
になっている。
がゴム系接着剤13によって固定枠6に接着されること
に基づき、固定枠6によって宙づり状態で支持されてお
り、また固定枠6の下部にはバックライト5が取り付け
られている。また、このバックライト5の表面には拡散
板8が貼り付けられている。そして、これらのバックラ
イト5、固定枠6、固定板3及びセル2によって略密閉
空間15が形成されており、セル2が多少振動しても略
密閉空間15によるエアダンパ効果により該振動がすぐ
に減衰するようになっている。さらに、固定枠6の上部
にはカバー16を介して表示板17が取り付けられてお
り、この表示板17によってセル2等が保護されるよう
になっている。
【0006】このような構成の液晶表示装置1において
は、上述したように固定枠6と固定板3との間に弾性を
有するゴム系接着剤13が介装されており、かつ固定板
3とセル2との間にも同じく弾性を有するゴム系接着剤
7が介装されているため、外部からの衝撃や振動がこれ
らの接着剤13,7によって減衰され、その衝撃等がセ
ル2に伝達されにくいという利点を有している。また、
固定板3の全周縁がゴム系接着剤13によって密封され
て、バックライト5、固定枠6、固定板3及びセル2に
よって略密閉空間15が形成されているため、セル2が
多少振動しても略密閉空間15によるエアダンパ効果に
より該振動がすぐに減衰する。したがって、セル2の撓
みは最小限に抑えられ、強誘電性液晶セル固有の問題で
ある配向欠陥の発生を抑制し、表示品位の低下も防止し
ている。
は、上述したように固定枠6と固定板3との間に弾性を
有するゴム系接着剤13が介装されており、かつ固定板
3とセル2との間にも同じく弾性を有するゴム系接着剤
7が介装されているため、外部からの衝撃や振動がこれ
らの接着剤13,7によって減衰され、その衝撃等がセ
ル2に伝達されにくいという利点を有している。また、
固定板3の全周縁がゴム系接着剤13によって密封され
て、バックライト5、固定枠6、固定板3及びセル2に
よって略密閉空間15が形成されているため、セル2が
多少振動しても略密閉空間15によるエアダンパ効果に
より該振動がすぐに減衰する。したがって、セル2の撓
みは最小限に抑えられ、強誘電性液晶セル固有の問題で
ある配向欠陥の発生を抑制し、表示品位の低下も防止し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した液
晶表示装置1においては表示ユニットUの支持が固定板
3の全周縁に密着して設けられたゴム系接着剤13によ
って行われているが、該接着剤は一般的に長期間の使用
により劣化して弾性率が低下してしまうことから、該弾
性率の低下に伴い振動等が完全には減衰されなくなり、
セル2には配向欠陥が生じてしまうという問題があっ
た。このような問題は、セル2が15インチ以下の小サ
イズであればあまり顕著ではないが、20インチを越え
る大画面サイズのセル2においてはかなり顕著となる。
特に、このような大画面サイズのセルは、例えば机上で
使用するワードプロセッサのように立てた状態で使用さ
れるのが一般的であるが、そのような場合には表示ユニ
ットUの全重量はゴム系接着剤13全体に分散されずに
特定部分(セル2や固定板3の下部)に集中するため、
該特定部分の接着剤13が劣化し易いという問題があっ
た。
晶表示装置1においては表示ユニットUの支持が固定板
3の全周縁に密着して設けられたゴム系接着剤13によ
って行われているが、該接着剤は一般的に長期間の使用
により劣化して弾性率が低下してしまうことから、該弾
性率の低下に伴い振動等が完全には減衰されなくなり、
セル2には配向欠陥が生じてしまうという問題があっ
た。このような問題は、セル2が15インチ以下の小サ
イズであればあまり顕著ではないが、20インチを越え
る大画面サイズのセル2においてはかなり顕著となる。
特に、このような大画面サイズのセルは、例えば机上で
使用するワードプロセッサのように立てた状態で使用さ
れるのが一般的であるが、そのような場合には表示ユニ
ットUの全重量はゴム系接着剤13全体に分散されずに
特定部分(セル2や固定板3の下部)に集中するため、
該特定部分の接着剤13が劣化し易いという問題があっ
た。
【0008】一方、液晶表示装置の駆動時においてはセ
ル2やバックライト5や回路基板12などが発熱する
が、上記従来例のようにセル2の周囲に略密閉空間15
を形成すると、セル2の周囲の空気が対流しないためセ
ル2の温度が上昇してしまい、表示品質が劣化するとい
う問題もあった。
ル2やバックライト5や回路基板12などが発熱する
が、上記従来例のようにセル2の周囲に略密閉空間15
を形成すると、セル2の周囲の空気が対流しないためセ
ル2の温度が上昇してしまい、表示品質が劣化するとい
う問題もあった。
【0009】そこで、本発明は、セル支持体及びセルを
バネによって宙づり状態で支持することにより振動減衰
の効果を持続させ、かつセル周辺における空気の対流を
可能としてセルの温度上昇を抑制する強誘電性液晶表示
装置を提供することを目的とするものである。
バネによって宙づり状態で支持することにより振動減衰
の効果を持続させ、かつセル周辺における空気の対流を
可能としてセルの温度上昇を抑制する強誘電性液晶表示
装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、表面に電極が形成された一対
の基板を対向させて貼り合わせると共にこれら一対の基
板間に強誘電性液晶を保持させたセルと、該セルを支持
するセル支持体と、該セル支持体を支持する固定枠と、
を備えた強誘電性液晶表示装置において、前記固定枠と
前記セル支持体との間にバネが介装されて、前記セル支
持体及び前記セルが宙づり状態で支持されてなる、こと
を特徴とする。この場合、前記バネが、棒状の金属素材
をコイル状又はヘアピン状に成形されてなる、ようにす
ると好ましい。また、前記バネが、平板状の金属素材を
U字状又はヘアピン状に成形されてなる、ようにしても
よい。さらに、前記バネが樹脂からなる、ようにしても
よい。またさらに、前記バネが、金属と樹脂とによって
構成されてなる、ようにしてもよい。
みなされたものであって、表面に電極が形成された一対
の基板を対向させて貼り合わせると共にこれら一対の基
板間に強誘電性液晶を保持させたセルと、該セルを支持
するセル支持体と、該セル支持体を支持する固定枠と、
を備えた強誘電性液晶表示装置において、前記固定枠と
前記セル支持体との間にバネが介装されて、前記セル支
持体及び前記セルが宙づり状態で支持されてなる、こと
を特徴とする。この場合、前記バネが、棒状の金属素材
をコイル状又はヘアピン状に成形されてなる、ようにす
ると好ましい。また、前記バネが、平板状の金属素材を
U字状又はヘアピン状に成形されてなる、ようにしても
よい。さらに、前記バネが樹脂からなる、ようにしても
よい。またさらに、前記バネが、金属と樹脂とによって
構成されてなる、ようにしてもよい。
【0011】
【作用】以上構成に基づき、外部からの振動や衝撃が前
記固定枠に伝わっても、該振動等はバネによって減衰さ
れて前記セル支持体やセルには伝わりにくい。また、該
バネは、長期間の使用によってもその弾性率が低下せ
ず、したがって振動減衰の効果を持続させることができ
る。さらに、前記固定枠と前記セル支持体との間に介装
されるバネは該間隙空間を密封しないので、空気の対流
を阻害しない。
記固定枠に伝わっても、該振動等はバネによって減衰さ
れて前記セル支持体やセルには伝わりにくい。また、該
バネは、長期間の使用によってもその弾性率が低下せ
ず、したがって振動減衰の効果を持続させることができ
る。さらに、前記固定枠と前記セル支持体との間に介装
されるバネは該間隙空間を密封しないので、空気の対流
を阻害しない。
【0012】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。なお、図1に示すものと同一部分は同一符
号を付して説明を省略する。
て説明する。なお、図1に示すものと同一部分は同一符
号を付して説明を省略する。
【0013】本実施例に係る液晶表示装置20において
は、図2に示すように、固定枠6と固定板(セル支持
体)3との間には複数の金属製のコイル状バネ23,…
が介装されている。これらのコイル状バネ23,…は、
図3に示すように、固定板3の四方に配設されて、固定
板3及びセル2等からなる表示ユニットUを宙づり状態
に支持している。また、コイル状バネ23,…は固定枠
6と固定板3との間隙を閉塞していないため、セル2及
びバックライト5等によって形成される空間25は密閉
されたものとはならない。
は、図2に示すように、固定枠6と固定板(セル支持
体)3との間には複数の金属製のコイル状バネ23,…
が介装されている。これらのコイル状バネ23,…は、
図3に示すように、固定板3の四方に配設されて、固定
板3及びセル2等からなる表示ユニットUを宙づり状態
に支持している。また、コイル状バネ23,…は固定枠
6と固定板3との間隙を閉塞していないため、セル2及
びバックライト5等によって形成される空間25は密閉
されたものとはならない。
【0014】本実施例によれば、固定枠6と固定板3と
の間には弾性を有するコイル状バネ23,…が介装され
ており、かつ固定板3とセル2との間にも同じく弾性を
有するゴム系接着剤7が介装されているため、外部から
の衝撃や振動がこれらのコイル状バネ23,…や接着剤
7によって減衰され、その衝撃等がセル2に伝達されに
くいという利点を有する。
の間には弾性を有するコイル状バネ23,…が介装され
ており、かつ固定板3とセル2との間にも同じく弾性を
有するゴム系接着剤7が介装されているため、外部から
の衝撃や振動がこれらのコイル状バネ23,…や接着剤
7によって減衰され、その衝撃等がセル2に伝達されに
くいという利点を有する。
【0015】また、コイル状バネ23,…は金属製であ
り、長期間の使用によっても劣化や弾性率の低下があま
りないことから、振動等を減衰させる効果は持続され、
セル2における配向欠陥の発生も抑制できる。このよう
な効果は、セル2が20インチを越える大画面サイズに
特に有効である。また、図2に示すように、セル2を立
てた状態で使用し表示ユニットUの全重量がコイル状バ
ネ23,…の全体に分散されずに特定部分(セル2や固
定板3の下部)に集中する場合であっても同様の効果を
奏する。なお、このようにセル2を立てた状態で使用す
る場合には、コイル状バネ23,…を上下2箇所配置す
るだけで支持でき、部品点数の減少に伴なう製造容易化
が図れる。
り、長期間の使用によっても劣化や弾性率の低下があま
りないことから、振動等を減衰させる効果は持続され、
セル2における配向欠陥の発生も抑制できる。このよう
な効果は、セル2が20インチを越える大画面サイズに
特に有効である。また、図2に示すように、セル2を立
てた状態で使用し表示ユニットUの全重量がコイル状バ
ネ23,…の全体に分散されずに特定部分(セル2や固
定板3の下部)に集中する場合であっても同様の効果を
奏する。なお、このようにセル2を立てた状態で使用す
る場合には、コイル状バネ23,…を上下2箇所配置す
るだけで支持でき、部品点数の減少に伴なう製造容易化
が図れる。
【0016】さらに、コイル状バネ23,…は構造上固
定枠6と固定板3との間隙を閉塞することはないため、
セル2及びバックライト5等によって形成される空間2
5は密閉されたものとはならない。したがって、セル2
の周囲における空気の対流は阻害されず、セル2等の発
熱にかかわらずその温度上昇を抑制することができ、表
示品質の劣化もない。また、セル周辺の空気を密閉する
必要がないことから構造が簡単となり、液晶表示装置2
0の製造コストを安くできる。
定枠6と固定板3との間隙を閉塞することはないため、
セル2及びバックライト5等によって形成される空間2
5は密閉されたものとはならない。したがって、セル2
の周囲における空気の対流は阻害されず、セル2等の発
熱にかかわらずその温度上昇を抑制することができ、表
示品質の劣化もない。また、セル周辺の空気を密閉する
必要がないことから構造が簡単となり、液晶表示装置2
0の製造コストを安くできる。
【0017】なお、本出願人は液晶表示装置の放熱性及
び耐衝撃性を確認するための実験を行った。具体的に
は、同じ環境温度下において一定電圧(VOP25V)を
印加してセル2を駆動し、そのときのセル2上部の温度
(温度上昇値)を測定した。また、液晶表示装置を落下
させて配向劣化発生の有無を観察し、この配向劣化が発
生するときの最大衝撃値を求めた。なお、比較のため図
1に示した従来構造の液晶表示装置1についても同様に
温度及び衝撃値の測定を行った。表1に、その実験結果
を示す。これより、本実施例によればセル2の温度上昇
を19.5℃に抑えることができ、従来例よりも6℃低
く、また耐衝撃性が80Gとなり従来例よりも20Gも
増していることがわかる。
び耐衝撃性を確認するための実験を行った。具体的に
は、同じ環境温度下において一定電圧(VOP25V)を
印加してセル2を駆動し、そのときのセル2上部の温度
(温度上昇値)を測定した。また、液晶表示装置を落下
させて配向劣化発生の有無を観察し、この配向劣化が発
生するときの最大衝撃値を求めた。なお、比較のため図
1に示した従来構造の液晶表示装置1についても同様に
温度及び衝撃値の測定を行った。表1に、その実験結果
を示す。これより、本実施例によればセル2の温度上昇
を19.5℃に抑えることができ、従来例よりも6℃低
く、また耐衝撃性が80Gとなり従来例よりも20Gも
増していることがわかる。
【0018】
【表1】 なお、上述した実施例においては表示ユニットUを支持
するバネの材質を金属製としたが、もちろんこれに限る
必要はなく、経時的な材質劣化が少ないものであれば、
プラスチック等の樹脂や、金属製のバネを樹脂に埋め込
んだ複合材料であってもよい。その場合、バネの弾性
率、及び変形限界等の機械的特性値が金属製のものとは
異なるが、バネの寸法、数量、或は固定枠6と固定板3
との距離等の諸条件を最適化することにより、金属製の
バネと同様の効果を得ることができる。すなわち、外部
からの衝撃や振動が減衰され、その衝撃等がセル2に伝
達されにくく、また、その効果は長期間使用した場合に
でも維持でき、セル2における配向欠陥の発生も抑制可
能である。このような効果は、大画面サイズの場合や、
セル2を立てた状態で使用する場合に特に有効である。
さらに、密閉空間が形成されないため、セル2等の温度
上昇を抑制することができ、表示品質の劣化もない。
するバネの材質を金属製としたが、もちろんこれに限る
必要はなく、経時的な材質劣化が少ないものであれば、
プラスチック等の樹脂や、金属製のバネを樹脂に埋め込
んだ複合材料であってもよい。その場合、バネの弾性
率、及び変形限界等の機械的特性値が金属製のものとは
異なるが、バネの寸法、数量、或は固定枠6と固定板3
との距離等の諸条件を最適化することにより、金属製の
バネと同様の効果を得ることができる。すなわち、外部
からの衝撃や振動が減衰され、その衝撃等がセル2に伝
達されにくく、また、その効果は長期間使用した場合に
でも維持でき、セル2における配向欠陥の発生も抑制可
能である。このような効果は、大画面サイズの場合や、
セル2を立てた状態で使用する場合に特に有効である。
さらに、密閉空間が形成されないため、セル2等の温度
上昇を抑制することができ、表示品質の劣化もない。
【0019】また、上述した実施例においては表示ユニ
ットUを支持するバネの形状をコイル状としたが、もち
ろんこれに限る必要はなく、その他の形状であっても良
い。例えば、棒状の素材を加工してヘアピン状にした
り、平板状の素材を加工してU字状やヘアピン状にした
りしてもよい。
ットUを支持するバネの形状をコイル状としたが、もち
ろんこれに限る必要はなく、その他の形状であっても良
い。例えば、棒状の素材を加工してヘアピン状にした
り、平板状の素材を加工してU字状やヘアピン状にした
りしてもよい。
【0020】さらに、上述実施例においては、セル2と
固定板3との接着をゴム系接着剤7によって行うことに
より該接着剤の弾性を利用して振動減衰の効果をも得て
いたが、もちろんこれに限る必要はなく、セル2と固定
板3との間に振動減衰用の弾性部材を介装させてもよ
い。なお、その場合には、弾性部材−セル2間の接着、
及び弾性部材−固定板3間の接着は非弾性の接着剤によ
って行えば良い。
固定板3との接着をゴム系接着剤7によって行うことに
より該接着剤の弾性を利用して振動減衰の効果をも得て
いたが、もちろんこれに限る必要はなく、セル2と固定
板3との間に振動減衰用の弾性部材を介装させてもよ
い。なお、その場合には、弾性部材−セル2間の接着、
及び弾性部材−固定板3間の接着は非弾性の接着剤によ
って行えば良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
固定枠とセル支持体との間に介装されたバネによってセ
ル支持体及びセルが宙づり状態で支持されているため、
外部からの衝撃や振動が該バネによって減衰され、その
振動のセルへの伝達が抑制される。したがって、振動衝
撃といった機械的ストレスに対してより緩衝効果の大き
い表示装置を実現することができ、配向欠陥発生を抑制
することができる。
固定枠とセル支持体との間に介装されたバネによってセ
ル支持体及びセルが宙づり状態で支持されているため、
外部からの衝撃や振動が該バネによって減衰され、その
振動のセルへの伝達が抑制される。したがって、振動衝
撃といった機械的ストレスに対してより緩衝効果の大き
い表示装置を実現することができ、配向欠陥発生を抑制
することができる。
【0022】また、バネは長期間使用した場合でも弾性
率の低下はほとんどないことから、振動等を減衰させる
効果は持続され、セルにおける配向欠陥の発生を抑制で
きる。このような効果は、20インチを越える大画面サ
イズのセルにおいて顕著であり、セルを立てた状態で使
用しセル等の全重量がバネ全体に分散されずに特定部分
(セル等の下方)に集中する場合において顕著である。
率の低下はほとんどないことから、振動等を減衰させる
効果は持続され、セルにおける配向欠陥の発生を抑制で
きる。このような効果は、20インチを越える大画面サ
イズのセルにおいて顕著であり、セルを立てた状態で使
用しセル等の全重量がバネ全体に分散されずに特定部分
(セル等の下方)に集中する場合において顕著である。
【0023】さらに、前記固定枠と前記セル支持体との
間に介装されるバネは、構造上前記固定枠と前記セル支
持体との間隙を閉塞することがない。したがって、セル
周辺の空気は該間隙を通って対流し、セル等の発熱にか
かわらずその温度上昇を抑制することができ、表示品質
の劣化もない。また、セル周辺の空気を密閉する必要が
ないことから構造が簡単となり、液晶表示装置の製造コ
ストを安くできる。
間に介装されるバネは、構造上前記固定枠と前記セル支
持体との間隙を閉塞することがない。したがって、セル
周辺の空気は該間隙を通って対流し、セル等の発熱にか
かわらずその温度上昇を抑制することができ、表示品質
の劣化もない。また、セル周辺の空気を密閉する必要が
ないことから構造が簡単となり、液晶表示装置の製造コ
ストを安くできる。
【図1】従来の液晶表示装置の構造を示す断面図。
【図2】本発明にかかる液晶表示装置の構造を示す断面
図。
図。
【図3】本発明にかかる液晶表示装置の構造を示す平面
図。
図。
1 液晶表示装置 2 セル 3 セル支持体(固定板) 6 固定枠 7 ゴム系接着剤 13 ゴム系接着剤 20 液晶表示装置 23 バネ(コイル状バネ) U 表示ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 秀太朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 表面に電極が形成された一対の基板を対
向させて貼り合わせると共にこれら一対の基板間に強誘
電性液晶を保持させたセルと、該セルを支持するセル支
持体と、該セル支持体を支持する固定枠と、を備えた強
誘電性液晶表示装置において、 前記固定枠と前記セル支持体との間にバネが介装され
て、前記セル支持体及び前記セルが宙づり状態で支持さ
れてなる強誘電性液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記バネが、棒状の金属素材をコイル状
又はヘアピン状に成形されてなる、請求項1記載の強誘
電性液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記バネが、平板状の金属素材をU字状
又はヘアピン状に成形されてなる、請求項1記載の強誘
電性液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記バネが樹脂からなる、請求項1記載
の強誘電性液晶表示装置。 - 【請求項5】 前記バネが、金属と樹脂とによって構成
されてなる、請求項1記載の強誘電性液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25939094A JPH07152018A (ja) | 1993-09-28 | 1994-09-28 | 強誘電性液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26573393 | 1993-09-28 | ||
| JP5-265733 | 1993-09-28 | ||
| JP25939094A JPH07152018A (ja) | 1993-09-28 | 1994-09-28 | 強誘電性液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07152018A true JPH07152018A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=26544109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25939094A Pending JPH07152018A (ja) | 1993-09-28 | 1994-09-28 | 強誘電性液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07152018A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010026210A (ko) * | 1999-09-03 | 2001-04-06 | 윤종용 | 액정표시장치 |
| JP2001228463A (ja) * | 2000-02-16 | 2001-08-24 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 保持枠、液晶表示装置および携帯機器 |
| JP2005222551A (ja) * | 2004-02-02 | 2005-08-18 | Volkswagen Ag <Vw> | 入力装置 |
| KR100570081B1 (ko) * | 1999-04-23 | 2006-04-12 | 삼성전자주식회사 | 액정표시모듈 및 이를 이용한 정보처리장치 |
| KR100811897B1 (ko) * | 2001-11-16 | 2008-03-10 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 핸드폰 단말기용 액정표시장치 |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP25939094A patent/JPH07152018A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100570081B1 (ko) * | 1999-04-23 | 2006-04-12 | 삼성전자주식회사 | 액정표시모듈 및 이를 이용한 정보처리장치 |
| KR20010026210A (ko) * | 1999-09-03 | 2001-04-06 | 윤종용 | 액정표시장치 |
| JP2001228463A (ja) * | 2000-02-16 | 2001-08-24 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 保持枠、液晶表示装置および携帯機器 |
| KR100811897B1 (ko) * | 2001-11-16 | 2008-03-10 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 핸드폰 단말기용 액정표시장치 |
| JP2005222551A (ja) * | 2004-02-02 | 2005-08-18 | Volkswagen Ag <Vw> | 入力装置 |
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