JPH0715459B2 - ビニル系共重合体中のカルボン酸ビニル含量の測定方法 - Google Patents
ビニル系共重合体中のカルボン酸ビニル含量の測定方法Info
- Publication number
- JPH0715459B2 JPH0715459B2 JP15405585A JP15405585A JPH0715459B2 JP H0715459 B2 JPH0715459 B2 JP H0715459B2 JP 15405585 A JP15405585 A JP 15405585A JP 15405585 A JP15405585 A JP 15405585A JP H0715459 B2 JPH0715459 B2 JP H0715459B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl
- copolymer
- carboxylic acid
- measuring
- sample
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明はカルボン酸ビニルを含有するビニル系共重合体
中のカルボン酸ビニル含量を、前記共重合体中に残存す
るモノマーの影響を受けることなく測定する方法に関す
る。
中のカルボン酸ビニル含量を、前記共重合体中に残存す
るモノマーの影響を受けることなく測定する方法に関す
る。
[従来の技術及びその問題点] 一般に共重合体の組成はそれを用いた製品特性に大きく
影響し、その組成を迅速かつ正確に求めることが要求さ
れる。例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の場合、
その酢酸ビニル含量の測定方法として従来多用されてい
たものは、例えばISO R 1159に記載されている加水分解
−硝酸銀適定法、または赤外吸収スペクトル法、熱分解
ガスクロマトグラフィー法、核磁気共鳴スペクトル法等
である。またエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)中
の酢酸ビニル含量の測定法もJIS K 6730に記載されてい
る加水分解法や上記と類似の分析方法が多用されてい
る。
影響し、その組成を迅速かつ正確に求めることが要求さ
れる。例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の場合、
その酢酸ビニル含量の測定方法として従来多用されてい
たものは、例えばISO R 1159に記載されている加水分解
−硝酸銀適定法、または赤外吸収スペクトル法、熱分解
ガスクロマトグラフィー法、核磁気共鳴スペクトル法等
である。またエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)中
の酢酸ビニル含量の測定法もJIS K 6730に記載されてい
る加水分解法や上記と類似の分析方法が多用されてい
る。
しかしながら、これら従来の分析法は特殊な装置や測
定、試料調整に長時間を要し、又精度にも難点があっ
た。又共重合体中に酢酸ビニル又はプロピオン酸ビニル
等の遊離のモノマーが残留していると、従来の分析法で
はこれらのモノマーも同時に分析されるため該共重合体
の組成分析が正確に行えないなどの問題点もあった。
定、試料調整に長時間を要し、又精度にも難点があっ
た。又共重合体中に酢酸ビニル又はプロピオン酸ビニル
等の遊離のモノマーが残留していると、従来の分析法で
はこれらのモノマーも同時に分析されるため該共重合体
の組成分析が正確に行えないなどの問題点もあった。
[発明の目的及び問題解決の為の手段] 本発明者らは、上記のような従来技術の欠点にかんがみ
て、カルボン酸ビニルを含むビニル系共重合体中のカル
ボン酸ビニルの含量を迅速かつ精度よく分析する方法を
提供すべく研究を進めた結果、本発明を見い出すに至っ
た。
て、カルボン酸ビニルを含むビニル系共重合体中のカル
ボン酸ビニルの含量を迅速かつ精度よく分析する方法を
提供すべく研究を進めた結果、本発明を見い出すに至っ
た。
即ち、本発明はカルボン酸ビニルを含有するビニル系共
重合体中のカルボン酸ビニル含量を定量する方法を提供
するものであり、更に詳しく述べると該共重合体を不活
性ガス気流中で熱分解し、生成したカルボン酸を純水又
は適当な濃度のアルカリ水溶液に吸収させ該吸収液をイ
オン交換樹脂を充填した分離カラムに導入し、吸収液に
含まれるカルボン酸は同イオンとして分離し又、もしカ
ルボン酸ビニルのようなモノマーが存在すればそれらは
そのままの形で検出定量する方法を提供するものであ
る。
重合体中のカルボン酸ビニル含量を定量する方法を提供
するものであり、更に詳しく述べると該共重合体を不活
性ガス気流中で熱分解し、生成したカルボン酸を純水又
は適当な濃度のアルカリ水溶液に吸収させ該吸収液をイ
オン交換樹脂を充填した分離カラムに導入し、吸収液に
含まれるカルボン酸は同イオンとして分離し又、もしカ
ルボン酸ビニルのようなモノマーが存在すればそれらは
そのままの形で検出定量する方法を提供するものであ
る。
[発明の構成] 以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明で実施の対象となる共重合体としては、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル、塩化ビニル−プロピオン酸ビニル、塩
化ビニル−酢酸ビニル−プロピオン酸ビニル、エチレン
−酢酸ビニル、ビニルピロリドン−酢酸ビニルなどのビ
ニル系重合体である。更に酢酸セルロース、酢酸−プロ
ピオン酸セルロース、酢酸−酪酸セルロース等のセルロ
ース系重合体等も被検体とすることが出来る。これらの
共重合体中に更に他の共重合成分が含有されていてもこ
れらは本測定方法に何等妨害を与えることはない。本測
定の適用により上記共重合体中に含有されるカルボン酸
ビニルの各成分量は任意の組成のものが測定できる。
ル−酢酸ビニル、塩化ビニル−プロピオン酸ビニル、塩
化ビニル−酢酸ビニル−プロピオン酸ビニル、エチレン
−酢酸ビニル、ビニルピロリドン−酢酸ビニルなどのビ
ニル系重合体である。更に酢酸セルロース、酢酸−プロ
ピオン酸セルロース、酢酸−酪酸セルロース等のセルロ
ース系重合体等も被検体とすることが出来る。これらの
共重合体中に更に他の共重合成分が含有されていてもこ
れらは本測定方法に何等妨害を与えることはない。本測
定の適用により上記共重合体中に含有されるカルボン酸
ビニルの各成分量は任意の組成のものが測定できる。
本発明における共重合体の熱分解に適用される装置とし
ては硬質ガラス、石英又は磁製の分解部を用いることが
できる。これら分解炉の形式は特に制限はないが横型の
分解部を持つ分解炉は広い場所を要し、かつ試料の出し
入れが繁雑であるので、縦型炉が望ましい。本発明では
カルボン酸ビニルを含む共重合体を前記熱分解炉で分解
し、含まれるカルボン酸を遊離の形で離脱させる。この
分解温度はビニル系共重合体中のカルボン酸ビニル成分
が完全に離脱する温度であれば良いが300℃より低い温
度では長時間の分解時間が必要となり、又450℃を超え
るとワックス等の分解生成物が多くなり後の工程の吸収
管内に蓄積する為300〜450℃、とりわけ350〜410℃が好
ましい。
ては硬質ガラス、石英又は磁製の分解部を用いることが
できる。これら分解炉の形式は特に制限はないが横型の
分解部を持つ分解炉は広い場所を要し、かつ試料の出し
入れが繁雑であるので、縦型炉が望ましい。本発明では
カルボン酸ビニルを含む共重合体を前記熱分解炉で分解
し、含まれるカルボン酸を遊離の形で離脱させる。この
分解温度はビニル系共重合体中のカルボン酸ビニル成分
が完全に離脱する温度であれば良いが300℃より低い温
度では長時間の分解時間が必要となり、又450℃を超え
るとワックス等の分解生成物が多くなり後の工程の吸収
管内に蓄積する為300〜450℃、とりわけ350〜410℃が好
ましい。
例えば塩化ビニル系共重合体の熱分解に要する時間は、
分解炉温度を350〜410℃とした場合、約20分間で十分で
あり、共重合体の種類によっては10分で熱分解が完了す
るものもある。又、20分以上熱分解を続けてもカルボン
酸の測定値に変化は見られないが、熱分解時間が必要以
上に長くなるとワックス等の副生物が多くなり好ましく
ない。従って、本発明での熱分解時間は30分以内で充分
である。
分解炉温度を350〜410℃とした場合、約20分間で十分で
あり、共重合体の種類によっては10分で熱分解が完了す
るものもある。又、20分以上熱分解を続けてもカルボン
酸の測定値に変化は見られないが、熱分解時間が必要以
上に長くなるとワックス等の副生物が多くなり好ましく
ない。従って、本発明での熱分解時間は30分以内で充分
である。
熱分解により生成するカルボン酸は純水又は適当な濃度
のアルカリ水溶液、例えば0.1規定の水酸化ナトリウム
や水酸化カリウム等に吸収される。しかしながら共重合
体中に未反応のカルボン酸ビニルなどのモノマーが残留
している場合は、吸収液にアルカリ水溶液を用いた場合
これらのモノマーは吸収液中に捕集されると同時に一部
ケン化され、カルボン酸となる為後の分離カラムにより
分離され、共重合体を構成するカルボン酸と同成分とし
て検出される。従って真の共重合体構成成分の測定値が
必要な場合は、この様な夾雑物の捕捉は好ましくないの
でカルボン酸ビニルモノマーをケン化しない純水を吸収
液とする方が好ましい。純水を使用することにより、共
重合体中に残留するモノマー類の影響を全く受けること
なく共重合体を構成するカルボン酸ビニル含量を測定す
ることが可能となった。
のアルカリ水溶液、例えば0.1規定の水酸化ナトリウム
や水酸化カリウム等に吸収される。しかしながら共重合
体中に未反応のカルボン酸ビニルなどのモノマーが残留
している場合は、吸収液にアルカリ水溶液を用いた場合
これらのモノマーは吸収液中に捕集されると同時に一部
ケン化され、カルボン酸となる為後の分離カラムにより
分離され、共重合体を構成するカルボン酸と同成分とし
て検出される。従って真の共重合体構成成分の測定値が
必要な場合は、この様な夾雑物の捕捉は好ましくないの
でカルボン酸ビニルモノマーをケン化しない純水を吸収
液とする方が好ましい。純水を使用することにより、共
重合体中に残留するモノマー類の影響を全く受けること
なく共重合体を構成するカルボン酸ビニル含量を測定す
ることが可能となった。
更に、吸収液量を増やすことにより、共重合体中に残留
しているモノマーを完全に捕集し、酢酸ビニル又はプロ
ピオン酸ビニル含量と同時に定量することも可能になっ
た。
しているモノマーを完全に捕集し、酢酸ビニル又はプロ
ピオン酸ビニル含量と同時に定量することも可能になっ
た。
分析に供する共重合体試料は、熱分解炉中に分解され、
離脱したカルボン酸は後述の不活性ガスに同伴され吸収
液中へ導かれる。ここで用いる不活性ガスは酸素、水分
を実質的に含有しないもの、例えば窒素、ヘリウム、ア
ルゴンなどが使用される。不活性ガスの流量は離脱した
カルボン酸を移動させるに足る量で良いが、必要以上の
流量を用いると吸収液の飛散がはげしくなり好ましくな
い。
離脱したカルボン酸は後述の不活性ガスに同伴され吸収
液中へ導かれる。ここで用いる不活性ガスは酸素、水分
を実質的に含有しないもの、例えば窒素、ヘリウム、ア
ルゴンなどが使用される。不活性ガスの流量は離脱した
カルボン酸を移動させるに足る量で良いが、必要以上の
流量を用いると吸収液の飛散がはげしくなり好ましくな
い。
共重合体の熱分解生成物を吸収した溶液は、アルカリを
吸収液とした場合にはリン酸などの弱酸溶液を適量加
え、水素イオン濃度を酸性側へ移して定容とし、また純
水を吸収液とした場合には、更に純水を加えてクロマト
グラフィー分析に必要な定容とし、以下の液体クロマト
グラフィー分析への供試試料とする。
吸収液とした場合にはリン酸などの弱酸溶液を適量加
え、水素イオン濃度を酸性側へ移して定容とし、また純
水を吸収液とした場合には、更に純水を加えてクロマト
グラフィー分析に必要な定容とし、以下の液体クロマト
グラフィー分析への供試試料とする。
本発明で用いる液体クロマトグラフ装置は、溶離液を系
に送る送液ポンプ、試料導入装置、分離カラム及び検出
器より成る。試料溶液中にはカルボン酸の他に水に可溶
な種々の分解生成物が含有されている。
に送る送液ポンプ、試料導入装置、分離カラム及び検出
器より成る。試料溶液中にはカルボン酸の他に水に可溶
な種々の分解生成物が含有されている。
本発明者らは、これら有機物の妨害をうけることなく目
的とするイオンのみを選択的に分離するカラムとして種
々のイオン交換カラムを検討した結果、例えばポリスチ
レン系の強カチオン交換樹脂を充填したカラムが最適で
あることを見いだした。この際使用する溶離液は、通常
使用される例えばリン酸水溶液を用いることができる。
的とするイオンのみを選択的に分離するカラムとして種
々のイオン交換カラムを検討した結果、例えばポリスチ
レン系の強カチオン交換樹脂を充填したカラムが最適で
あることを見いだした。この際使用する溶離液は、通常
使用される例えばリン酸水溶液を用いることができる。
分離カラムより溶出されるカルボン酸イオンあるいはモ
ノマーは紫外線吸光検出器、又は電気伝導度検出器等の
通常の検出器を使用して定量分析を行うが電気伝導度検
出器ではモノマーの検出ができないため紫外線吸光検出
器の方が望ましい。
ノマーは紫外線吸光検出器、又は電気伝導度検出器等の
通常の検出器を使用して定量分析を行うが電気伝導度検
出器ではモノマーの検出ができないため紫外線吸光検出
器の方が望ましい。
[発明の効果] 本発明は比較的簡便な方法で迅速かつ精度良くビニル系
共重合体中のカルボン酸ビニルを定量することができる 以下本発明を実施例で更に詳述する。
共重合体中のカルボン酸ビニルを定量することができる 以下本発明を実施例で更に詳述する。
実施例1 第1図に示した熱分解装置を用いて共重合体の熱分解を
行った。分析試料である塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体0.3gをガラス瓶2に採取し、試験管3に入れる。試験
管3に接続管5及び吸収管6を接続し、酸素及び水分を
除去した窒素ガスを250ml/分の流速で装置内へ導入し、
吸収管6へ純水75mlを加え、あらかじめ390℃に設定さ
れた加熱炉1へ試験管3を入れ、熱分解を20分間行な
う。熱分解終了後吸収液を100mlのメスフラスコへ移
し、吸収管内を少量の純水で洗浄し洗浄液はメスフラス
コへ加え標線まで純水を加え、液体クロマトグラフ供試
試料とする。液体クロマトグラフは第2図に示した装置
を用いた。第2図において、溶離液供給装置7は、溶離
液を系に供給するためのものであり、そして通常の液体
クロマトグラフィーのそれと同じように送液ポンプ、ダ
ンパー等から構成されている。ダンパーは検出器の性質
として高感度になる程脈動の影響を受けやすいので高性
能のものを使用することが好ましい。試料導入装置8は
サンプルバルブを用いて、あらかじめループ内に試料を
注入しておいてからバルブ切替によりカラムに試料を注
入する通常のタイプのものでよい。必要に応じてこの操
作を手動もしくは自動で行うことができる。分離カラム
9には、高交換容量の強カチオン交換樹脂が詰められて
いる。分離カラム9から溶出する溶出成分を検出器10に
導入して試料中に含まれる各種イオン及びモノマー等を
検出する。溶離液に0.1Mリン酸水溶液を1.0ml/分の流速
で流し、サンプルループとして100ul、分離カラムにス
チレン系カチオン交換樹脂(東洋曹達工業製SCX、粒径5
um)を充填した内径6mmφ×150mmのカラムを、検出器に
210nmの紫外線吸光検出器を使用した。
行った。分析試料である塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体0.3gをガラス瓶2に採取し、試験管3に入れる。試験
管3に接続管5及び吸収管6を接続し、酸素及び水分を
除去した窒素ガスを250ml/分の流速で装置内へ導入し、
吸収管6へ純水75mlを加え、あらかじめ390℃に設定さ
れた加熱炉1へ試験管3を入れ、熱分解を20分間行な
う。熱分解終了後吸収液を100mlのメスフラスコへ移
し、吸収管内を少量の純水で洗浄し洗浄液はメスフラス
コへ加え標線まで純水を加え、液体クロマトグラフ供試
試料とする。液体クロマトグラフは第2図に示した装置
を用いた。第2図において、溶離液供給装置7は、溶離
液を系に供給するためのものであり、そして通常の液体
クロマトグラフィーのそれと同じように送液ポンプ、ダ
ンパー等から構成されている。ダンパーは検出器の性質
として高感度になる程脈動の影響を受けやすいので高性
能のものを使用することが好ましい。試料導入装置8は
サンプルバルブを用いて、あらかじめループ内に試料を
注入しておいてからバルブ切替によりカラムに試料を注
入する通常のタイプのものでよい。必要に応じてこの操
作を手動もしくは自動で行うことができる。分離カラム
9には、高交換容量の強カチオン交換樹脂が詰められて
いる。分離カラム9から溶出する溶出成分を検出器10に
導入して試料中に含まれる各種イオン及びモノマー等を
検出する。溶離液に0.1Mリン酸水溶液を1.0ml/分の流速
で流し、サンプルループとして100ul、分離カラムにス
チレン系カチオン交換樹脂(東洋曹達工業製SCX、粒径5
um)を充填した内径6mmφ×150mmのカラムを、検出器に
210nmの紫外線吸光検出器を使用した。
第3図は試料溶液を第2図の装置によって分析したクロ
マトグラムを示す線図である。縦軸は紫外線吸光検出器
が示す電気量をmVで示し、横軸は保持時間を分で示して
いる。第3図のクロマトグラムには塩素イオンピーク1
1、酢酸イオンピーク12、及び酢酸ビニルモノマーピー
ク13が現れる。酢酸イオンピーク12、及び酢酸ビニルモ
ノマーピーク13のピーク高さ又はピーク面積は濃度と直
線関係にあり、これらを測定することにより試料溶液中
の各々の濃度を求め、又計算により試料採取量中の酢酸
ビニル含量及び酢酸ビニルモノマー量を求めることがで
きる。
マトグラムを示す線図である。縦軸は紫外線吸光検出器
が示す電気量をmVで示し、横軸は保持時間を分で示して
いる。第3図のクロマトグラムには塩素イオンピーク1
1、酢酸イオンピーク12、及び酢酸ビニルモノマーピー
ク13が現れる。酢酸イオンピーク12、及び酢酸ビニルモ
ノマーピーク13のピーク高さ又はピーク面積は濃度と直
線関係にあり、これらを測定することにより試料溶液中
の各々の濃度を求め、又計算により試料採取量中の酢酸
ビニル含量及び酢酸ビニルモノマー量を求めることがで
きる。
得られたクロマトグラムの各成分のピーク面積から試料
中に含有される酢酸ビニル成分は4.01%、また遊離の酢
酸ビニルモノマー量は230ppmてあった。
中に含有される酢酸ビニル成分は4.01%、また遊離の酢
酸ビニルモノマー量は230ppmてあった。
本発明による分析所要時間は、熱分解10〜20分、液体ク
ロマトグラフィー10分であり、従来法の加水分解−硝酸
銀適定法に比較して大幅に短縮された。
ロマトグラフィー10分であり、従来法の加水分解−硝酸
銀適定法に比較して大幅に短縮された。
本定量法による再現精度は、酢酸ビニル含量4%の塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体について0.03%、変動係数
1.3%であった。又本発明に使用した分離カラムは、数
ケ月にわたつて本定量法を実施したにもかかわらず、吸
収液中に含有される有機物による劣化は全く認められな
かった。
ビニル−酢酸ビニル共重合体について0.03%、変動係数
1.3%であった。又本発明に使用した分離カラムは、数
ケ月にわたつて本定量法を実施したにもかかわらず、吸
収液中に含有される有機物による劣化は全く認められな
かった。
実施例2 実施例1と同じ装置を使用し、分析試料として塩化ビニ
ル−プロピオン酸ビニル共重合体中のプロピオン酸ビニ
ルの定量を行い、プロピオン酸イオンのピーク面積から
該共重合体中のプロピオン酸ビニルは26.7%、遊離のプ
ロピオン酸ビニルは630ppmであった。
ル−プロピオン酸ビニル共重合体中のプロピオン酸ビニ
ルの定量を行い、プロピオン酸イオンのピーク面積から
該共重合体中のプロピオン酸ビニルは26.7%、遊離のプ
ロピオン酸ビニルは630ppmであった。
第1図は本発明で用いる熱分解装置の一実施態様を示す
図、第2図は本発明の液体クロマトグラフ分析装置の一
例を示した略示図、第3図は第1図及び第2図の方法に
よって塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を分析したクロ
マトグラムである。 図中の数字は次のとおりである。1−加熱炉、2−ガラ
ス瓶、3−試験管、4−不活性ガス導入口、5……接続
管、6……吸収管、7……溶離液供給装置。8……試料
導入装置、9……分離カラム、10……検出器、11……塩
素イオンのピーク、12……酢酸イオンのピーク、13……
酢酸ビニルモノマーのピーク。
図、第2図は本発明の液体クロマトグラフ分析装置の一
例を示した略示図、第3図は第1図及び第2図の方法に
よって塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を分析したクロ
マトグラムである。 図中の数字は次のとおりである。1−加熱炉、2−ガラ
ス瓶、3−試験管、4−不活性ガス導入口、5……接続
管、6……吸収管、7……溶離液供給装置。8……試料
導入装置、9……分離カラム、10……検出器、11……塩
素イオンのピーク、12……酢酸イオンのピーク、13……
酢酸ビニルモノマーのピーク。
Claims (2)
- 【請求項1】カルボン酸ビニルを含有するビニル系共重
合体中のカルボン酸ビニル含量を測定する方法に於て、
前記共重合体を不活性雰囲気中で熱分解し、生成したカ
ルボン酸を吸収液に吸収させ、次いで該吸収液をイオン
交換カラム層に導入して、吸収液に含まれるカルボン酸
を分離し、分離した成分を検出することを特徴とする測
定方法。 - 【請求項2】ビニル系共重合体が、低級脂肪系カルボン
酸ビニルエステルと塩化ビニルとの共重合体である特許
請求の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15405585A JPH0715459B2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | ビニル系共重合体中のカルボン酸ビニル含量の測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15405585A JPH0715459B2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | ビニル系共重合体中のカルボン酸ビニル含量の測定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6215458A JPS6215458A (ja) | 1987-01-23 |
| JPH0715459B2 true JPH0715459B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=15575924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15405585A Expired - Lifetime JPH0715459B2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | ビニル系共重合体中のカルボン酸ビニル含量の測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0715459B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0244271U (ja) * | 1988-09-21 | 1990-03-27 | ||
| JP4926750B2 (ja) * | 2007-02-22 | 2012-05-09 | 新日鉄エンジニアリング株式会社 | スキップ式搬送装置 |
-
1985
- 1985-07-15 JP JP15405585A patent/JPH0715459B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6215458A (ja) | 1987-01-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Okada et al. | Nonsuppressor ion chromatography of inorganic and organic anions with potassium hydroxide as eluent | |
| Ueta | Gas chromatographic determination of volatile compounds | |
| JPH0715459B2 (ja) | ビニル系共重合体中のカルボン酸ビニル含量の測定方法 | |
| CN114324635B (zh) | 一种利用离子色谱在线基体消除系统测定饮用水中溴酸盐的方法 | |
| Slanina et al. | Fast determination of nitrate in small samples of rain and surface waters by means of uv spectrophotometry and flow-injection analysis | |
| CN111122715A (zh) | 利用离子色谱法同时测定羧甲基纤维素钠中多种痕量阴离子含量的方法 | |
| Rokushika et al. | Anion chromatography of carboxylic acids and keto acids using a hollow-fibre suppressor | |
| Liu et al. | On-site solid phase extraction and HPLC determination of chloramphenicol in surface water and sewage | |
| Lee | System for continuously monitoring hydrogen chloride concentrations in gaseous mixtures using a chloride ion-selective electrode | |
| Wu et al. | Determination of phosgene (carbonyl chloride) in air by high-performance liquid chromatography with a dual selective detection system | |
| Sinemus et al. | Automated determination of mercury by continuous flow vapour generation and collection in a graphite tube | |
| CN110887930A (zh) | 一种测定工作场所中草酸含量的方法 | |
| Dressman et al. | A sample-bottle purging method for the determination of vinyl chloride in water at submicrogram per liter levels | |
| CN117405815B (zh) | 氧弹燃烧-离子色谱法测定食品接触用一次性降解材料中氟含量 | |
| Stan'kov et al. | Gas chromatographic determination of sulfur mustard and lewisite in community air | |
| Felby | Morphine: its quantitative determination in nanogram amounts in small samples of whole blood by electron-capture gas chromatography | |
| Stahl | Ion chromatographic determination of chloride, chlorate, and perchlorate in sulfuric acid solutions | |
| CN121027379B (zh) | 一种原料及口腔护理产品中奥拉氟的定量检测方法 | |
| CN111077255A (zh) | 一种ppsu奶瓶中4,4′-联苯二酚和4,4′-二氯二苯砜迁移量的检测方法 | |
| CN111208247A (zh) | 在线热辅助甲基化-气相色谱质谱法测定人体毛发中γ-羟基丁酸含量的方法 | |
| Zhang et al. | Analysis of hupehenine in the total alkaloids from Fritillaria hupehensis by HPLC-ELSD | |
| CN110487929A (zh) | 一种利用顶空瓶内反应测定人体血清中氧化三甲胺含量的方法 | |
| Houeto et al. | Development of a method for measuring volatile organic compounds in the blood of fire victims using ‘purge and trap’gas chromatography | |
| Horn et al. | Determination of xylitol in human urine by gas-liquid chromatography | |
| Artigas et al. | Determination of tryptamine in brain tissue by capillary gas chromatography mass spectrometry (selected ion monitoring) |