JPH0715465B2 - 液体クロマトグラフ用マルチチヤンネル検出デ−タ処理装置 - Google Patents
液体クロマトグラフ用マルチチヤンネル検出デ−タ処理装置Info
- Publication number
- JPH0715465B2 JPH0715465B2 JP59204959A JP20495984A JPH0715465B2 JP H0715465 B2 JPH0715465 B2 JP H0715465B2 JP 59204959 A JP59204959 A JP 59204959A JP 20495984 A JP20495984 A JP 20495984A JP H0715465 B2 JPH0715465 B2 JP H0715465B2
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- Japan
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- chromatogram
- absorbance
- acid
- peak
- methylhippuric
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、液体クロマトグラフにおいて紫外・可視吸
光光度計検出器において同時に複数の波長における吸光
度値を測定し、吸光度値を解析した後その処理結果を出
力するマルチチヤンネル検出データ処理装置に関する。
光光度計検出器において同時に複数の波長における吸光
度値を測定し、吸光度値を解析した後その処理結果を出
力するマルチチヤンネル検出データ処理装置に関する。
(ロ)従来技術 液体クロマトグラフにおいてはもともとサンプル中の各
成分を分離することが目的であるが、同一分析条件で含
まれる成分を全て分離できるとは限らず、サンプル中の
成分によってはその溶出挙動が類似しているためにいく
つかの成分が分離不十分となったり、全く分離せずに溶
出する場合がある。
成分を分離することが目的であるが、同一分析条件で含
まれる成分を全て分離できるとは限らず、サンプル中の
成分によってはその溶出挙動が類似しているためにいく
つかの成分が分離不十分となったり、全く分離せずに溶
出する場合がある。
従来の単一波長による検出器を用いた場合、不分離ピー
クかどうかの判定が不可能な場合が多いのみならずこれ
ら不分離ピークの成分の定量は困難である。この様な問
題が発生した場合、カラムや移動相などの分析条件を変
え、これら不分離ピークが分離する条件を検討したり、
あるいはサンプル自体を前処理する必要がある。しかし
ながら分析条件の検討には多くの時間を要し、また最適
な条件がなかなか得られない場合が多い。そして前処理
を行った場合は操作が複雑になったり定量値に及ぼす誤
差を大きくする原因になる場合も多かった。
クかどうかの判定が不可能な場合が多いのみならずこれ
ら不分離ピークの成分の定量は困難である。この様な問
題が発生した場合、カラムや移動相などの分析条件を変
え、これら不分離ピークが分離する条件を検討したり、
あるいはサンプル自体を前処理する必要がある。しかし
ながら分析条件の検討には多くの時間を要し、また最適
な条件がなかなか得られない場合が多い。そして前処理
を行った場合は操作が複雑になったり定量値に及ぼす誤
差を大きくする原因になる場合も多かった。
(ハ)目的 この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、分析条
件を変えずに不分離ピークの成分の定量が可能な液体ク
ロマトグラフ用マルチチヤンネル検出データ処理装置を
提供しようとするものである。
件を変えずに不分離ピークの成分の定量が可能な液体ク
ロマトグラフ用マルチチヤンネル検出データ処理装置を
提供しようとするものである。
(ニ)構成 そしてこの発明の構成は、液体クロマトグラフのカラム
流出流体に対した照射した光の複数の波長における吸光
度情報を同時に検出する複数個の検出手段と、検出手段
によって得られる吸光度情報を任意時間間隔でサンプリ
ングするサンプリング手段と、サンプリング手段によっ
て取り出された吸光度情報を波長ごとに記憶する記憶手
段と、前記吸光度情報を各波長別に吸光度の時間的変化
を示したクロマトグラムとして出力するクロマトグラム
出力手段と、前記流出流体中の任意の1つの成分につい
ての吸光度情報が等しくなる所定の2つの波長を選択
し、前記クロマトグラム上でその2つの波長における流
出流体の吸光度情報の差を演算し、前記流出流体中に含
まれる各成分の吸光度情報のピーク値を分離定量化する
演算手段とを備えることを特徴とする液体クロマトグラ
フ用マルチチャンネル検出データ処理装置である。
流出流体に対した照射した光の複数の波長における吸光
度情報を同時に検出する複数個の検出手段と、検出手段
によって得られる吸光度情報を任意時間間隔でサンプリ
ングするサンプリング手段と、サンプリング手段によっ
て取り出された吸光度情報を波長ごとに記憶する記憶手
段と、前記吸光度情報を各波長別に吸光度の時間的変化
を示したクロマトグラムとして出力するクロマトグラム
出力手段と、前記流出流体中の任意の1つの成分につい
ての吸光度情報が等しくなる所定の2つの波長を選択
し、前記クロマトグラム上でその2つの波長における流
出流体の吸光度情報の差を演算し、前記流出流体中に含
まれる各成分の吸光度情報のピーク値を分離定量化する
演算手段とを備えることを特徴とする液体クロマトグラ
フ用マルチチャンネル検出データ処理装置である。
(ホ)実施例 以下この発明の実施例を図面にて詳述するが、この発明
が以下の実施例に限定されるものではない。
が以下の実施例に限定されるものではない。
第1図においてこの発明の実施例の構成について説明す
る。
る。
(1)はサンプリング手段で、液体クロマトグラフの複
数種類の検出手段(2)によって得られる複数の検出出
力信号を、任意の時間間隔によってサンプリングする。
検出手段(2)はたとえばフォトダイオードアレイを使
用したもので、(検出手段(2)の各チャンネルはフォ
トダイオードの各素子に相当する。)波長200〜699mmで
の吸収スペクトルを1nmおきに常時測定し、サンプリン
グ手段(1)へ検出出力信号を出力する。(3)は記憶
手段で、サンプリング手段(1)にてサンプリングされ
たサンプル信号を記憶し、その中から必要とされるサン
プル信号が出力されてクロマトグラム出力手段(4)へ
伝送される。(5)は演算手段で、記憶手段(3)から
出力される2つの異なるサンプル信号の差をクロマトグ
ラムとして演算するとともに、得られたクロマトグラム
のピーク面積を演算するものである。(6)は表示手段
で、記憶手段(3)から任意の時間における複数のサン
プル信号についてスペクトルとして表示出力するもので
ある。
数種類の検出手段(2)によって得られる複数の検出出
力信号を、任意の時間間隔によってサンプリングする。
検出手段(2)はたとえばフォトダイオードアレイを使
用したもので、(検出手段(2)の各チャンネルはフォ
トダイオードの各素子に相当する。)波長200〜699mmで
の吸収スペクトルを1nmおきに常時測定し、サンプリン
グ手段(1)へ検出出力信号を出力する。(3)は記憶
手段で、サンプリング手段(1)にてサンプリングされ
たサンプル信号を記憶し、その中から必要とされるサン
プル信号が出力されてクロマトグラム出力手段(4)へ
伝送される。(5)は演算手段で、記憶手段(3)から
出力される2つの異なるサンプル信号の差をクロマトグ
ラムとして演算するとともに、得られたクロマトグラム
のピーク面積を演算するものである。(6)は表示手段
で、記憶手段(3)から任意の時間における複数のサン
プル信号についてスペクトルとして表示出力するもので
ある。
つぎにこの発明の実施例の動作について第2〜3図にて
説明する。
説明する。
第2図に示すように、クロマトグラム上のあるピークに
ついて、このピークが成分Aと成分Bとが分離せずに重
なって溶出したものであることが判っており、かつそれ
ぞれの成分A、Bの吸収スペクトル特性に差が認められ
るものとする。このときそれぞれの成分A、Bは溶出時
間が若干ずれる場合が多い。(第2図において点線で示
したものが成分Aの溶出ピーク、一点鎖線で示したもの
が成分Bの溶出ピーク、実線で示したものが成分A、B
が重なったときのピークである。)さらに成分A、Bの
それぞれの吸収スペクトルは第3図に示すようになって
いる。第3図において、波長λ1、λ2においては成分
Aの吸光度が等しく、さらに波長λ3、λ4においては
成分Bの吸光度が等しいことがわかる。いま波長λにお
ける時刻tでの吸光度をAλ(t)と表わすと、波長λ
2の吸光度Aλ2(t)と波長λ1の吸光度Aλ
1(t)との差を求めると、 A1(t)=Aλ2(t)−Aλ1(t)…(1-1) となる。このクロマトグラムにおいては、成分Aについ
ては除去されて、成分Bのみによるピークが得られるも
のである。同様にして波長λ3の吸光度Aλ3(t)と
波長λ4の吸光度Aλ4(t)との差を求めると、 A2(t)=Aλ3(t)−Aλ4(t)…(1-2) となり、このクロマトグラムにおいては、成分Bについ
ては除去され、成分Aのみによるピークが得られる。そ
して成分Aについては(1−2)式で示すクロマトグラ
ムA2(t)で、同じく成分Bについては(1−1)式で
示すクロマトグラムA1(t)によって、それぞれのピー
ク面積を計算することにより定量することが可能とな
る。
ついて、このピークが成分Aと成分Bとが分離せずに重
なって溶出したものであることが判っており、かつそれ
ぞれの成分A、Bの吸収スペクトル特性に差が認められ
るものとする。このときそれぞれの成分A、Bは溶出時
間が若干ずれる場合が多い。(第2図において点線で示
したものが成分Aの溶出ピーク、一点鎖線で示したもの
が成分Bの溶出ピーク、実線で示したものが成分A、B
が重なったときのピークである。)さらに成分A、Bの
それぞれの吸収スペクトルは第3図に示すようになって
いる。第3図において、波長λ1、λ2においては成分
Aの吸光度が等しく、さらに波長λ3、λ4においては
成分Bの吸光度が等しいことがわかる。いま波長λにお
ける時刻tでの吸光度をAλ(t)と表わすと、波長λ
2の吸光度Aλ2(t)と波長λ1の吸光度Aλ
1(t)との差を求めると、 A1(t)=Aλ2(t)−Aλ1(t)…(1-1) となる。このクロマトグラムにおいては、成分Aについ
ては除去されて、成分Bのみによるピークが得られるも
のである。同様にして波長λ3の吸光度Aλ3(t)と
波長λ4の吸光度Aλ4(t)との差を求めると、 A2(t)=Aλ3(t)−Aλ4(t)…(1-2) となり、このクロマトグラムにおいては、成分Bについ
ては除去され、成分Aのみによるピークが得られる。そ
して成分Aについては(1−2)式で示すクロマトグラ
ムA2(t)で、同じく成分Bについては(1−1)式で
示すクロマトグラムA1(t)によって、それぞれのピー
ク面積を計算することにより定量することが可能とな
る。
次に試料として馬尿酸、O−メチル馬尿酸、m−メチル
馬尿酸、P−メチル馬尿酸をそれぞれ1mg/mlの割合に混
合した液と、m−メチル馬尿酸とP−メチル馬尿酸との
それぞれ単品のものを使用した場合の動作について、第
4〜11図をまじえて説明する。
馬尿酸、P−メチル馬尿酸をそれぞれ1mg/mlの割合に混
合した液と、m−メチル馬尿酸とP−メチル馬尿酸との
それぞれ単品のものを使用した場合の動作について、第
4〜11図をまじえて説明する。
まずm−メチル馬尿酸のみを注入し、5分後にPメチル
馬尿酸を注入し得られたデータが記憶手段(3)に記憶
される。記憶されたデータの中からm−メチル馬尿酸と
P−メチル馬尿酸のスペクトルを出力する。出力したス
ペクトルは第4図に示すもので、実線がm−メチル馬尿
酸、点線がP−メチル馬尿酸である。第4図のλ1およ
びλ2においてはm−メチル馬尿酸の吸光度が等しく、
λ3およびλ4においてはP−メチル馬尿酸の吸光度が
等しいため、λ1とλ2での吸光度の差をクロマトグラ
ムとして出力するとm−メチル馬尿酸のピークは消去さ
れ、またλ3とλ4での吸光度の差をクロマトグラムと
して出力するとP−メチル馬尿酸のピークは消去され
る。第5図A、Bに出力されたクロマトグラムを示す。
ここで第5図Aにおいて点線はλ4におけるクロマトグ
ラム、破線はλ3におけるクロマトグラム、実線は同一
時刻におけるλ3での吸光度からλ4での吸光度を引い
たものをクロマトグラムとして出力したもので、P−メ
チル馬尿酸のピークが消去されている。(11.1分後のピ
ークがm−メチル馬尿酸を、16.2分後のピークがP−メ
チル馬尿酸を示している。)同様にして第5図において
は点線はλ1におけるクロマトグラム、波線はλ2にお
けるクロマトグラム、実線はλ2での吸光度から同一時
刻におけるλ1での吸光度を引いたものをクロマトグラ
ムとして出力したもので、m−メチル馬尿酸のピークが
消去されている。すなわちP−メチル馬尿酸を定量する
ためには(1−2)式を利用し、 Ap(t)=Aλ2(t)−Aλ1(t)…(1-3) なるクロマトグラムを使用し、m−メチル馬尿酸を定量
するためには(−1)式を利用し、 Am(t)=Aλ3(t)−Aλ4(t)…(1-4) なるクロマトグラムを使用すれば両異性体が未分離のま
ま溶出していてもそれぞれ個別に定量することが可能で
あることがわかる。
馬尿酸を注入し得られたデータが記憶手段(3)に記憶
される。記憶されたデータの中からm−メチル馬尿酸と
P−メチル馬尿酸のスペクトルを出力する。出力したス
ペクトルは第4図に示すもので、実線がm−メチル馬尿
酸、点線がP−メチル馬尿酸である。第4図のλ1およ
びλ2においてはm−メチル馬尿酸の吸光度が等しく、
λ3およびλ4においてはP−メチル馬尿酸の吸光度が
等しいため、λ1とλ2での吸光度の差をクロマトグラ
ムとして出力するとm−メチル馬尿酸のピークは消去さ
れ、またλ3とλ4での吸光度の差をクロマトグラムと
して出力するとP−メチル馬尿酸のピークは消去され
る。第5図A、Bに出力されたクロマトグラムを示す。
ここで第5図Aにおいて点線はλ4におけるクロマトグ
ラム、破線はλ3におけるクロマトグラム、実線は同一
時刻におけるλ3での吸光度からλ4での吸光度を引い
たものをクロマトグラムとして出力したもので、P−メ
チル馬尿酸のピークが消去されている。(11.1分後のピ
ークがm−メチル馬尿酸を、16.2分後のピークがP−メ
チル馬尿酸を示している。)同様にして第5図において
は点線はλ1におけるクロマトグラム、波線はλ2にお
けるクロマトグラム、実線はλ2での吸光度から同一時
刻におけるλ1での吸光度を引いたものをクロマトグラ
ムとして出力したもので、m−メチル馬尿酸のピークが
消去されている。すなわちP−メチル馬尿酸を定量する
ためには(1−2)式を利用し、 Ap(t)=Aλ2(t)−Aλ1(t)…(1-3) なるクロマトグラムを使用し、m−メチル馬尿酸を定量
するためには(−1)式を利用し、 Am(t)=Aλ3(t)−Aλ4(t)…(1-4) なるクロマトグラムを使用すれば両異性体が未分離のま
ま溶出していてもそれぞれ個別に定量することが可能で
あることがわかる。
つぎに馬尿酸、O−メチル馬尿酸、m−メチル馬尿酸、
P−メチル馬尿酸、をそれぞれ1mg/ml混ぜた混合液を試
料として測定する。
P−メチル馬尿酸、をそれぞれ1mg/ml混ぜた混合液を試
料として測定する。
この結果得られたクロマトグラムを第6図に示す。記録
された波長は上記と同じくλ1〜λ4である。このクロ
マトグラムより馬尿酸(図中HAと記す)とO−メチル馬
尿酸(図中O−MHAと記す)は分離が良好であるがm−
メチル馬尿酸(図中m−MHAと記す)とPメチル馬尿酸
(図中P−MHAと記す)とは分離せずに重なって溶出し
ているのがわかる。波長λ3でのクロマトグラムにおけ
るピークと波長λ1におけるピークのそれぞれの頂点の
時間にずれがあるので、このピークが分離不十分な複数
の成分を含んでいることがわかる。これより分離不十分
の成分がm−メチル馬尿酸とP−メチル馬尿酸とである
ことが予想される。さらに第7図は上記混合液の測定が
得られたデータについて、時間−吸光度−波長を3軸と
する3次元クロマトグラムとして出力した図である。ま
た第8図は同じデータについて吸光度ステップ0.12Ab
s、等高線表示をおこなったものである。第8図におい
てCの溶出ピークが若干斜めに傾むいた様に見えること
より、波長によってピーク頂点の時刻にずれのあること
がわかり、不分離ピークであることが予想される。
された波長は上記と同じくλ1〜λ4である。このクロ
マトグラムより馬尿酸(図中HAと記す)とO−メチル馬
尿酸(図中O−MHAと記す)は分離が良好であるがm−
メチル馬尿酸(図中m−MHAと記す)とPメチル馬尿酸
(図中P−MHAと記す)とは分離せずに重なって溶出し
ているのがわかる。波長λ3でのクロマトグラムにおけ
るピークと波長λ1におけるピークのそれぞれの頂点の
時間にずれがあるので、このピークが分離不十分な複数
の成分を含んでいることがわかる。これより分離不十分
の成分がm−メチル馬尿酸とP−メチル馬尿酸とである
ことが予想される。さらに第7図は上記混合液の測定が
得られたデータについて、時間−吸光度−波長を3軸と
する3次元クロマトグラムとして出力した図である。ま
た第8図は同じデータについて吸光度ステップ0.12Ab
s、等高線表示をおこなったものである。第8図におい
てCの溶出ピークが若干斜めに傾むいた様に見えること
より、波長によってピーク頂点の時刻にずれのあること
がわかり、不分離ピークであることが予想される。
さてつぎに上記混合液の測定で得られ記憶されている同
じデータの中から(1−3)式と(1−4)式とから2
つのクロマトグラムを計算し出力する。その結果は第9
図に示すもので、第9図Aにおいて点線がλ3における
クロマトグラム、破線がλ4におけるクロマトグラム、
実線がAm(t)なるクロマトグラムである。そして第9
図Bにおいては、点線がλ2におけるクロマトグラム、
破線がλ1におけるクロマトグラム、実線がAp(t)な
るクロマトグラムである。これによりそれぞれのピーク
の面積計算をした結果、クロマトグラムAm(t)におい
て、第9図Aの(a)は馬尿酸、(b)はO−メチル馬
尿酸、(c)はm−メチル馬尿酸のピークである。同じ
くクロマトグラムAp(t)についてピークの面積計算を
おこなった結果、第9図Bの(d)はP−メチル馬尿酸
のピークであった。
じデータの中から(1−3)式と(1−4)式とから2
つのクロマトグラムを計算し出力する。その結果は第9
図に示すもので、第9図Aにおいて点線がλ3における
クロマトグラム、破線がλ4におけるクロマトグラム、
実線がAm(t)なるクロマトグラムである。そして第9
図Bにおいては、点線がλ2におけるクロマトグラム、
破線がλ1におけるクロマトグラム、実線がAp(t)な
るクロマトグラムである。これによりそれぞれのピーク
の面積計算をした結果、クロマトグラムAm(t)におい
て、第9図Aの(a)は馬尿酸、(b)はO−メチル馬
尿酸、(c)はm−メチル馬尿酸のピークである。同じ
くクロマトグラムAp(t)についてピークの面積計算を
おこなった結果、第9図Bの(d)はP−メチル馬尿酸
のピークであった。
つぎに求められた定量値から着目しているピークが、m
−メチル馬尿酸、p−メチル馬尿酸だけからなる不分離
ピークであって第3、第4の成分を含んでいないことを
確認する必要がある。
−メチル馬尿酸、p−メチル馬尿酸だけからなる不分離
ピークであって第3、第4の成分を含んでいないことを
確認する必要がある。
まず最初におこなったm−メチル馬尿酸とP−メチル馬
尿酸を5分間隔で注入したデータから、 Am(t)=Aλ3(t)−Aλ4(t)…(1-5) なるクロマトグラムを計算し、m−メチル馬尿酸のピー
クのピーク高さHmとピーク頂点の時刻tmを求める。時刻
tmにおける吸収スペクトル−メチル馬尿酸の吸収スペク
トル)をSmを表す。
尿酸を5分間隔で注入したデータから、 Am(t)=Aλ3(t)−Aλ4(t)…(1-5) なるクロマトグラムを計算し、m−メチル馬尿酸のピー
クのピーク高さHmとピーク頂点の時刻tmを求める。時刻
tmにおける吸収スペクトル−メチル馬尿酸の吸収スペク
トル)をSmを表す。
さらに Ap(t)=Aλ2(t)−Aλ1(t)…(1-6) なるクロマトグラムを計算し、P−メチル馬尿酸のピー
クのピーク高さHpとピーク時点の時刻tpとを求める。時
刻tpにおける吸収スペクトル(P−メチル馬尿酸の吸収
スペクトル)をSpと表わす。
クのピーク高さHpとピーク時点の時刻tpとを求める。時
刻tpにおける吸収スペクトル(P−メチル馬尿酸の吸収
スペクトル)をSpと表わす。
つぎに馬尿酸、O−メチル馬尿酸、m−メチル馬尿酸、
P−メチル馬尿酸との混合試料のデータから、m−メチ
ル馬尿酸とPメチル馬尿酸との両者が溶出しているある
時刻toにおける hm=Aλ3(to)−Aλ4(to)…(1-7) hp=Aλ2(to)−Aλ1(to)…(1-8) とを求める。このとき時刻toにおける吸収スペクトルを
Stoと表わす。
P−メチル馬尿酸との混合試料のデータから、m−メチ
ル馬尿酸とPメチル馬尿酸との両者が溶出しているある
時刻toにおける hm=Aλ3(to)−Aλ4(to)…(1-7) hp=Aλ2(to)−Aλ1(to)…(1-8) とを求める。このとき時刻toにおける吸収スペクトルを
Stoと表わす。
もし不分離ピークがm−メチル馬尿酸とP−メチル馬尿
酸以外のものを含んでないとすれば吸収スペクトルSto
と次式に示す吸収スペクトルSxとは一致するはずであ
る。
酸以外のものを含んでないとすれば吸収スペクトルSto
と次式に示す吸収スペクトルSxとは一致するはずであ
る。
第10図はこのようにして求めた2つのスペクトルを重ね
て出力したものである。実線がSxになる吸収スペクトル
で、点線がStoなる吸収スペクトルである。この不分離
ピークがm−メチル馬尿酸とP−メチル馬尿酸以外の成
分は含んでいないことが確認された。
て出力したものである。実線がSxになる吸収スペクトル
で、点線がStoなる吸収スペクトルである。この不分離
ピークがm−メチル馬尿酸とP−メチル馬尿酸以外の成
分は含んでいないことが確認された。
(ヘ)効果 この発明によれば、同一時刻に複数の波長の吸光度を測
定できるため、分析条件を変えずに不分離ピークの成分
の定量が可能な液体クロマトグラフ用マルチチャンネル
検出データ処理装置が得られる。さらに複数の波長で同
時検出しているので、たった1回の分析で得たデータか
ら不分離ピークの分離定量が可能で、迅速かつ簡便な処
理が可能となるものである。
定できるため、分析条件を変えずに不分離ピークの成分
の定量が可能な液体クロマトグラフ用マルチチャンネル
検出データ処理装置が得られる。さらに複数の波長で同
時検出しているので、たった1回の分析で得たデータか
ら不分離ピークの分離定量が可能で、迅速かつ簡便な処
理が可能となるものである。
第1図はこの発明の実施例ブロック図、第2図は不分離
ピークを示すクロマトグラム、第3図は第2図の不分離
ピークの成分A、Bのスペクトル図、第4図はm−メチ
ル馬尿酸とP−メチル馬尿酸とのスペクトル図、第5図
A、Bはそれぞれm−メチル馬尿酸とP−メチル馬尿酸
のクロマトグラム、第6図は馬尿酸、O−メチル馬尿
酸、P−メチル馬尿酸、m−メチル馬尿酸、P−メチル
馬尿酸の混合試料のクロマトグラム、第7図は第6図の
3次元クロマトグラム、第8図は第7図のデータを吸光
度ステップにより等高線表示をした等高線図、第9図
A、Bはそれぞれ第6図のデータより不分離ピークのそ
れぞれの波長別のクロマトグラム、第10図は吸収スペク
トルStoとSxとのスペクトル図である。 (1)…サンプリング手段、 (2)…検出手段、 (3)…記憶手段、 (4)…クロマトグラム出力手段、 (5)…演算手段、 (6)…表示手段。
ピークを示すクロマトグラム、第3図は第2図の不分離
ピークの成分A、Bのスペクトル図、第4図はm−メチ
ル馬尿酸とP−メチル馬尿酸とのスペクトル図、第5図
A、Bはそれぞれm−メチル馬尿酸とP−メチル馬尿酸
のクロマトグラム、第6図は馬尿酸、O−メチル馬尿
酸、P−メチル馬尿酸、m−メチル馬尿酸、P−メチル
馬尿酸の混合試料のクロマトグラム、第7図は第6図の
3次元クロマトグラム、第8図は第7図のデータを吸光
度ステップにより等高線表示をした等高線図、第9図
A、Bはそれぞれ第6図のデータより不分離ピークのそ
れぞれの波長別のクロマトグラム、第10図は吸収スペク
トルStoとSxとのスペクトル図である。 (1)…サンプリング手段、 (2)…検出手段、 (3)…記憶手段、 (4)…クロマトグラム出力手段、 (5)…演算手段、 (6)…表示手段。
Claims (1)
- 【請求項1】液体クロマトグラフのカラム流出流体に対
して照射した光の複数の波長における吸光度情報を同時
に検出する複数個の検出手段と、 検出手段によって得られる吸光度情報を任意時間間隔で
サンプリングするサンプリング手段と、 サンプリング手段によって取り出された吸光度情報を波
長ごとに記憶する記憶手段と、 前記吸光度情報を各波長別に吸光度の時間的変化を示し
たクロマトグラムとして出力するクロマトグラム出力手
段と、 前記流出流体中の任意の1つの成分についての吸光度情
報が等しくなる所定の2つの波長を選択し、前記クロマ
トグラム上でその2つの波長における流出流体の吸光度
情報の差を演算し、前記流出流体中に含まれる各成分の
吸光度情報のピーク値を分離定量化する演算手段とを備
えることを特徴とする液体クロマトグラフ用マルチチヤ
ンネル検出データ処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59204959A JPH0715465B2 (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | 液体クロマトグラフ用マルチチヤンネル検出デ−タ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59204959A JPH0715465B2 (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | 液体クロマトグラフ用マルチチヤンネル検出デ−タ処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6183963A JPS6183963A (ja) | 1986-04-28 |
| JPH0715465B2 true JPH0715465B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=16499138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59204959A Expired - Lifetime JPH0715465B2 (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | 液体クロマトグラフ用マルチチヤンネル検出デ−タ処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0715465B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4807148A (en) * | 1987-05-29 | 1989-02-21 | Hewlett-Packard Company | Deconvolving chromatographic peaks |
| JP2008203005A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Hitachi High-Technologies Corp | 自動分析装置 |
| JP6011729B2 (ja) * | 2013-08-05 | 2016-10-19 | 株式会社島津製作所 | クロマトグラフ用データ処理装置及びクロマトグラフ用データ処理方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54131985A (en) * | 1978-04-05 | 1979-10-13 | Hitachi Ltd | Two-wavelength spectrophotometer |
| JPS585652A (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-13 | Shimadzu Corp | クロマトグラフ検出デ−タ処理表示装置 |
| JPS5919839A (ja) * | 1982-07-26 | 1984-02-01 | Hiroyasu Funakubo | 液体クロマトグラフイ−における検出成分処理方法 |
| JPS6010438A (ja) * | 1983-06-28 | 1985-01-19 | Fujitsu Ltd | 磁気テ−プ巻き取り制御方式 |
| JPS60104238A (ja) * | 1983-11-10 | 1985-06-08 | Japan Spectroscopic Co | 多波長同時検出による定量分析方法 |
-
1984
- 1984-09-29 JP JP59204959A patent/JPH0715465B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6183963A (ja) | 1986-04-28 |
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