JPH0715467B2 - 陰イオン分析法 - Google Patents
陰イオン分析法Info
- Publication number
- JPH0715467B2 JPH0715467B2 JP60067411A JP6741185A JPH0715467B2 JP H0715467 B2 JPH0715467 B2 JP H0715467B2 JP 60067411 A JP60067411 A JP 60067411A JP 6741185 A JP6741185 A JP 6741185A JP H0715467 B2 JPH0715467 B2 JP H0715467B2
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- anion
- anions
- chromatography
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、液体クロマトグラフイによる陰イオン分析
法に関する。さらに詳しくは逆相イオンペアクロマトグ
ラフイによる陰イオン分析の改良に関する。
法に関する。さらに詳しくは逆相イオンペアクロマトグ
ラフイによる陰イオン分析の改良に関する。
(ロ)従来技術 液体クロマトグラフイによる陰イオンの分析法としては
いわゆるイオンクロマトグラフイ法が知られているが、
装置が専用化してしまい汎用性に乏しくかつ高価であ
る。この点に鑑み、イオン交換クロマトグラフイにおい
て、移相中に紫外吸収性イオンを添加して陰イオンの分
離を行ない、対象陰イオンの溶出の際にこの紫外吸収性
イオンが減少して溶出液の紫外吸光光度が低下する現象
を利用して各種陰イオンの分離分析を行なう提案がなさ
れている(特開昭57-20662号公報)。この方法は分析対
象の陰イオンと上記光吸収性イオン(陰イオン)との和
が系中の対イオン(陽イオン)に対応して一定となる電
気的中性の原理に基づくものであり、光吸収性イオンは
陰イオンの溶離用として働きかつ開接的な陰イオンの検
出用として働く。そして液体クロマトグラフイで一般の
用いられる紫外吸光光度計を用いるため汎用性は高い方
法といえる。
いわゆるイオンクロマトグラフイ法が知られているが、
装置が専用化してしまい汎用性に乏しくかつ高価であ
る。この点に鑑み、イオン交換クロマトグラフイにおい
て、移相中に紫外吸収性イオンを添加して陰イオンの分
離を行ない、対象陰イオンの溶出の際にこの紫外吸収性
イオンが減少して溶出液の紫外吸光光度が低下する現象
を利用して各種陰イオンの分離分析を行なう提案がなさ
れている(特開昭57-20662号公報)。この方法は分析対
象の陰イオンと上記光吸収性イオン(陰イオン)との和
が系中の対イオン(陽イオン)に対応して一定となる電
気的中性の原理に基づくものであり、光吸収性イオンは
陰イオンの溶離用として働きかつ開接的な陰イオンの検
出用として働く。そして液体クロマトグラフイで一般の
用いられる紫外吸光光度計を用いるため汎用性は高い方
法といえる。
かかる紫外吸収性溶離イオンを用いた手法を、いわゆる
逆相イオンペアクロマトグラフイに応用する提案もなさ
れている〔M.Cooke,“Journal of High Resolution Chr
omatography & Chromatography Communications"Vol7,
第515〜519頁(1984)〕。ここで逆相イオンペアクロマ
トグラフイとは、極性移動相と非極性固定相とを組み合
せ、分析対象のイオンとイオンペアを形成しうるカウン
ターイオンの存在下で分離分析を行なう方法であり、一
般にイオン交換クロマトグラフイよりも高カラム効率が
得られ、またイオン交換クロマトグラフイでの成分の保
持は充填剤のイオン交換容量により決定されるのに対
し、この逆相イオンペアクロマトグラフイでは極性移動
相に添加するカウンターイオン(例えば、テトラブチル
アンモニウムイオン)の濃度により保持を調節するとい
う利点を備えた方法である。そして上記M.Cookeの文献
によれば、カウンターイオンとしてテトラブチルアンモ
ニウムを用い、紫外吸収性溶離イオンとしてフタル酸を
用いることにより各種陰イオンの紫外吸収による分離分
析が可能であるとされている。
逆相イオンペアクロマトグラフイに応用する提案もなさ
れている〔M.Cooke,“Journal of High Resolution Chr
omatography & Chromatography Communications"Vol7,
第515〜519頁(1984)〕。ここで逆相イオンペアクロマ
トグラフイとは、極性移動相と非極性固定相とを組み合
せ、分析対象のイオンとイオンペアを形成しうるカウン
ターイオンの存在下で分離分析を行なう方法であり、一
般にイオン交換クロマトグラフイよりも高カラム効率が
得られ、またイオン交換クロマトグラフイでの成分の保
持は充填剤のイオン交換容量により決定されるのに対
し、この逆相イオンペアクロマトグラフイでは極性移動
相に添加するカウンターイオン(例えば、テトラブチル
アンモニウムイオン)の濃度により保持を調節するとい
う利点を備えた方法である。そして上記M.Cookeの文献
によれば、カウンターイオンとしてテトラブチルアンモ
ニウムを用い、紫外吸収性溶離イオンとしてフタル酸を
用いることにより各種陰イオンの紫外吸収による分離分
析が可能であるとされている。
しかしながら、上記逆相イオンペアクロマトグラフイー
においては、移動相中に添加される紫外吸収性溶離イオ
ン、すなわちフタル酸の濃度があまり高いと吸光度測定
セルを通過する光量自体が小さくなり、その結果バツク
グラウンドが高くなつてノイズやドリフトの原因とな
り、また直線性も悪化するという問題点が生じる。その
ためフタル酸添加量をできるだけ減少させることが考え
られるが、この場合には保持時間が長くなつて感度が低
下し、ことに硫酸イオンなどの保持の強い陰イオンを含
む試料を対象とした際に分析時間が著しく長くなるとい
う不都合が生じる。また、移動相のpHを上げることによ
り硫酸イオンなどの溶出をはやめることも考えられる
が、溶出のはやいイオンの分離を損わずに行うには限界
がある。さらにまた、pHを上げることは液体クロマトグ
ラフイで広く用いられるシリカ担体の逆相クロマトグラ
フイ用充てん剤の劣化をはやめることにもなり好ましく
ない。
においては、移動相中に添加される紫外吸収性溶離イオ
ン、すなわちフタル酸の濃度があまり高いと吸光度測定
セルを通過する光量自体が小さくなり、その結果バツク
グラウンドが高くなつてノイズやドリフトの原因とな
り、また直線性も悪化するという問題点が生じる。その
ためフタル酸添加量をできるだけ減少させることが考え
られるが、この場合には保持時間が長くなつて感度が低
下し、ことに硫酸イオンなどの保持の強い陰イオンを含
む試料を対象とした際に分析時間が著しく長くなるとい
う不都合が生じる。また、移動相のpHを上げることによ
り硫酸イオンなどの溶出をはやめることも考えられる
が、溶出のはやいイオンの分離を損わずに行うには限界
がある。さらにまた、pHを上げることは液体クロマトグ
ラフイで広く用いられるシリカ担体の逆相クロマトグラ
フイ用充てん剤の劣化をはやめることにもなり好ましく
ない。
(ハ)発明の目的 この発明は、上記従来の問題点を解消すべくなされたも
のであり、感度の低下や保持時間の増加を招くことな
く、ノイズやドリフトを改善できる紫外吸収による逆相
イオンペアクロマトグラフイを提供しようとするもので
ある。
のであり、感度の低下や保持時間の増加を招くことな
く、ノイズやドリフトを改善できる紫外吸収による逆相
イオンペアクロマトグラフイを提供しようとするもので
ある。
本発明者らは、各種分析条件について鋭意研究を行なつ
た結果、紫外吸収性溶離イオンとしてフタル酸の代わり
にトリメシン酸等の芳香族三塩基酸を用いることによ
り、フタル酸より低い添加量で、かつ、pHを上げること
なく弱酸性領域で陰イオンの保持時間を短縮でき、陰イ
オンの保持時間を短縮でき、溶出のはやいイオンの分離
を損わずに硫酸イオン等の保持の強い陰イオンの溶出時
間を著しく短縮化でき、またフタル酸よりも低い添加量
でも従来と同程度の分析時間や感度が得られるためセル
通過光量を分析時間や感度に悪影響を与えることなく増
加させることができバツクグラウンドを低減させること
ができる事実を見出した。
た結果、紫外吸収性溶離イオンとしてフタル酸の代わり
にトリメシン酸等の芳香族三塩基酸を用いることによ
り、フタル酸より低い添加量で、かつ、pHを上げること
なく弱酸性領域で陰イオンの保持時間を短縮でき、陰イ
オンの保持時間を短縮でき、溶出のはやいイオンの分離
を損わずに硫酸イオン等の保持の強い陰イオンの溶出時
間を著しく短縮化でき、またフタル酸よりも低い添加量
でも従来と同程度の分析時間や感度が得られるためセル
通過光量を分析時間や感度に悪影響を与えることなく増
加させることができバツクグラウンドを低減させること
ができる事実を見出した。
(ニ)発明の構成 かくしてこの発明によれば、極性移動相と非極性固定相
とを用い分析対象の陰イオンとイオンペアを形成しうる
カウンターイオンの存在下で陰イオンの分離分析を行な
う逆相イオンペアクロマトグラフイにおいて、 上記極性移動相中に紫外吸光性溶離剤としての芳香族三
塩基酸を添加して陰イオンの分離を行ない、分離流出液
の芳香族三塩基酸による紫外吸光光度に基づいて陰イオ
ンを検出することを特徴とする陰イオン分析法が提供さ
れる。
とを用い分析対象の陰イオンとイオンペアを形成しうる
カウンターイオンの存在下で陰イオンの分離分析を行な
う逆相イオンペアクロマトグラフイにおいて、 上記極性移動相中に紫外吸光性溶離剤としての芳香族三
塩基酸を添加して陰イオンの分離を行ない、分離流出液
の芳香族三塩基酸による紫外吸光光度に基づいて陰イオ
ンを検出することを特徴とする陰イオン分析法が提供さ
れる。
この発明は、逆相イオンペアクロマトグラフイにおける
従来の紫外吸収性溶離イオンの代わりに芳香族三塩基酸
を用いたものである。これにより従来に比して分析時間
を改善することができ、またバツクグラウンドを低下さ
せることができるため、ノイズ、ドリフト、感度及び直
線性を改善することが可能である。
従来の紫外吸収性溶離イオンの代わりに芳香族三塩基酸
を用いたものである。これにより従来に比して分析時間
を改善することができ、またバツクグラウンドを低下さ
せることができるため、ノイズ、ドリフト、感度及び直
線性を改善することが可能である。
上記芳香族三塩基酸としては、トリメシン酸、トリメリ
ツト酸、ヘミメリツト酸等のベンゼントリカルボン酸が
挙げられる。かかる芳香族三塩基酸はもちろん塩の形態
で添加されてもよい。この添加量は条件によつても異な
るが、紫外光の検出器の感度やバツクグラウンドの点
で、0.1〜1.5mM(移動相中)とするのが適している。
ツト酸、ヘミメリツト酸等のベンゼントリカルボン酸が
挙げられる。かかる芳香族三塩基酸はもちろん塩の形態
で添加されてもよい。この添加量は条件によつても異な
るが、紫外光の検出器の感度やバツクグラウンドの点
で、0.1〜1.5mM(移動相中)とするのが適している。
なお、他の条件は公知の逆相イオンペアクロマトグラフ
イで知られた条件を適宜選択すればよい。その代表例と
しては、いわゆるODS系の非極性固定相を用い、カウン
ターイオンとしてのテトラブチルアンモニウムイオンを
含むpH4〜7の移動相を基本的に用いて溶離を行なう方
法が挙げられる。
イで知られた条件を適宜選択すればよい。その代表例と
しては、いわゆるODS系の非極性固定相を用い、カウン
ターイオンとしてのテトラブチルアンモニウムイオンを
含むpH4〜7の移動相を基本的に用いて溶離を行なう方
法が挙げられる。
(ホ)実施例 各種陰イオン成分を含む試料(水溶液)についてこの発
明の方法により分離分析を行なつた。用いた試料中の陰
イオン成分は下表の通りである。
明の方法により分離分析を行なつた。用いた試料中の陰
イオン成分は下表の通りである。
なお、分析条件は以下の通りである。
分析カラム:Shim−pack CLC−ODS カラム (島津製作所社製;内径6.0mm長さ15cm) 移動相:0.8mMトリメシン酸(紫外吸光性溶離剤)、1.0m
M水酸化テトラブチルアンモニウム、(カウンターイオ
ン)を含むpH4.6水溶液(KOHでpH調整) 流 速:1.5ml/分 カラム温度:40℃ 検出:紫外282nm(感度0.08AUFS) 試料注入量:20μl 得られた結果を第1表に示す。なお、図中の番号は前記
表1のNo.に対応する。このように各陰イオン成分が保
持時間約10分で効率良く分離分析されていることが判
る。
M水酸化テトラブチルアンモニウム、(カウンターイオ
ン)を含むpH4.6水溶液(KOHでpH調整) 流 速:1.5ml/分 カラム温度:40℃ 検出:紫外282nm(感度0.08AUFS) 試料注入量:20μl 得られた結果を第1表に示す。なお、図中の番号は前記
表1のNo.に対応する。このように各陰イオン成分が保
持時間約10分で効率良く分離分析されていることが判
る。
これに対し、トリメシン酸の代わりにフタル酸を用いて
上記と同条件下で分析を行なつた場合には、硫酸イオン
の溶出に30分以上かかることとなり、分析時間を短縮し
感度を高めるためには、フタル酸の濃度を増加させる必
要があることが判るが、この場合にはバツクグラウンド
を上昇させることとなるため好ましくない。
上記と同条件下で分析を行なつた場合には、硫酸イオン
の溶出に30分以上かかることとなり、分析時間を短縮し
感度を高めるためには、フタル酸の濃度を増加させる必
要があることが判るが、この場合にはバツクグラウンド
を上昇させることとなるため好ましくない。
(ヘ)発明の効果 この発明の陰イオン分析法によれば、フタル酸の代わり
に陰イオン溶出力の高い芳香族塩基酸を紫外吸光性溶離
剤として用いるため、少ない添加量で各種陰イオンの分
離を効率良く行なうことができる。そのため、従来に比
してバツクグラウンドを減少させることができ、ノイズ
やドリフトを低減でき、濃度−感度の直線性も改善する
ことができる。
に陰イオン溶出力の高い芳香族塩基酸を紫外吸光性溶離
剤として用いるため、少ない添加量で各種陰イオンの分
離を効率良く行なうことができる。そのため、従来に比
してバツクグラウンドを減少させることができ、ノイズ
やドリフトを低減でき、濃度−感度の直線性も改善する
ことができる。
第1図はこの発明の陰イオン分析法により得られる分析
結果を例示するクロマトグラム図である。
結果を例示するクロマトグラム図である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−20662(JP,A) M.Cooke,“Journal o f High Resolwtion C hromatography & Chr omatography Communi cations”,vol.7,P.515 〜P.519(1984)
Claims (1)
- 【請求項1】極性移動相と非極性固定相とを用い分析対
象の陰イオンとイオンペアを形成しうるカウンターイオ
ンの存在下で陰イオンの分離分析を行なう逆相イオンペ
アクロマトグラフィにおいて、 上記極性移動相中に紫外吸光性溶離剤としての芳香族三
塩基酸を添加して弱酸性領域で陰イオンの分離を行い、
分離流出液の芳香族三塩基酸による紫外吸光光度に基づ
いて陰イオンを検出することを特徴とする陰イオン分析
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60067411A JPH0715467B2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 陰イオン分析法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60067411A JPH0715467B2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 陰イオン分析法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61226658A JPS61226658A (ja) | 1986-10-08 |
| JPH0715467B2 true JPH0715467B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=13344145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60067411A Expired - Fee Related JPH0715467B2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 陰イオン分析法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0715467B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2245653A1 (en) * | 2008-02-15 | 2010-11-03 | Sigma-Aldrich Co. | Anion detection by esi-ms using dicationic liquid salts |
| US8742331B2 (en) | 2008-02-15 | 2014-06-03 | Sigma-Aldrich, Co. | Imidazolium-based liquid salts and methods of use thereof |
| JP2020060534A (ja) * | 2018-10-12 | 2020-04-16 | 国立大学法人福井大学 | 陰イオン検出方法およびそのためのキット |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1168705A (en) * | 1980-05-27 | 1984-06-05 | Hamish Small | Ion exchange chromatography with indirect photometric detection |
-
1985
- 1985-03-30 JP JP60067411A patent/JPH0715467B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| M.Cooke,"JournalofHighResolwtionChromatography&ChromatographyCommunications",vol.7,P.515〜P.519(1984) |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61226658A (ja) | 1986-10-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |