JPH07155303A - 自律神経機能検査装置 - Google Patents

自律神経機能検査装置

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Publication number
JPH07155303A
JPH07155303A JP5307892A JP30789293A JPH07155303A JP H07155303 A JPH07155303 A JP H07155303A JP 5307892 A JP5307892 A JP 5307892A JP 30789293 A JP30789293 A JP 30789293A JP H07155303 A JPH07155303 A JP H07155303A
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JP
Japan
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electrocardiogram
information
load
interval
measurement
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Withdrawn
Application number
JP5307892A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihito Osawa
規人 大沢
Toru Wakamura
徹 若村
Yukio Goto
幸生 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuda Denshi Co Ltd
Original Assignee
Fukuda Denshi Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fukuda Denshi Co Ltd filed Critical Fukuda Denshi Co Ltd
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リアルタイムの自律神経検査を可能とするこ
とにより、迅速・適確な処置を可能とすると共に、安静
時及び負荷時のデータを比較可能とすることにより、よ
り正確な判断を可能とすることを目的とする。 【構成】 心電図測定装置100で先ず安静臥位時の心
電図を測定して、R波間隔変動測定回路70でR−R間
隔変動を測定し、これを一旦メモリ10a又は外部記憶
装置40に記憶する。そして次に負荷起立時の心電図を
測定して同様にR−R間隔変動を測定する。そして、表
示装置20及び/又はプリンタ30より安静時の測定結
果と負荷時の測定結果を併せて同一画面として出力す
る。このR−R間隔変動には、所定心拍分の統計結果の
他、R−R時間のトレンド、R−Rヒストグラム、FF
T等が含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自律神経機能検査装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】臨床現場における医師と自律神経との係
りは、そもそも術中の麻酔管理における迷走神経反射
や、交感神経の反射刺激による冠スパズム、脊椎麻酔や
硬膜外麻酔による交感神経遮断による血圧低下やショッ
ク、また、相対的迷走神経亢進による気管支喘息体質患
者における気管支痙攣の予防と抑制等があるが、このよ
うな術中はもとより、術前・術後の自律神経学的解析
は、ともすれば疎かになりがちである。
【0003】近年、我国における情報化社会に働く人々
の間には、いろいろのストレスによる自律神経不安定症
候群ともいえる患者が増加しつつあり、社会不安の一因
ともなっているのが現状である。そして、病院を訪れる
患者は、内科や精神科は勿論のこと、麻酔科外来でも痛
みや神経疾患を扱うペインクリニックにおいて、関連し
た疾患を多く扱うようになってきた。即ち、自律神経失
調以外でも、痛みの悪循環に交感神経の深い関わりがあ
ることも知られ、交感神経ブロック療法が痛みのみなら
ず抹消血行障害の改善をもたらし、広く神経機能全般に
好影響を及ぼすことが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、交感、副交感神経を含めた自律神経系障害が根底
にある患者の診断、治療効果の判定の必要度も近年とみ
に増しているにも拘らず、現在まで臨床の現場でこれら
を簡易に又は手軽に利用して自律神経機能を総合的に解
析、診断し得る機器が見当たらなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、なく
とも安静時及び負荷時の心電図情報を測定する心電図情
報測定手段と、該心電図情報測定手段で測定した少なく
とも安静時及び負荷時の心電図情報より心拍間隔変動を
測定解析する解析手段と、前記解析手段による少なくと
も安静時及び負荷時の心拍間隔変動の測定解析結果を出
力する出力手段とを備え、該出力手段の出力の結果、心
拍間隔変動の測定解析結果が正常平均値と比し低値か高
値かにより自律神経系調節機能の良否を判定可能とす
る。
【0006】そして例えば、安静時の心電図情報は安静
臥位時の、負荷時の心電図情報は起立時の心電図情報で
ある。又は、心電図情報は心電図第II誘導信号を測定す
るものである。
【0007】
【作用】以上の構成において、容易且つ迅速に自律神経
機能を測定し、解析結果を表示することができ、適確な
自律神経機能の検査が可能となる。また、以上の検査を
リアルタイムで行うことも可能であり、より正確な自律
神経機能の検査が可能と成る。更に、例えば安静臥位時
の、負荷時の心拍間隔変動の測定解析結果を出力するこ
とも可能であり、より正確な診断処置が可能と成る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。 [第1実施例]図1は本発明に係る一実施例の自律神経
機能検査装置の構成を示す図であり、図中、10は本実
施例における各種自律神経機能検査処理を行うと共に、
検査結果を表示装置20やプリンタ30より出力するコ
ンピュータ(パーソナルコンピュータ)であり、所定容
量のメモリ10aを備えている。20は各種検査結果等
を表示出力する表示装置であり、本実施例ではCRTデ
ィスプレイを用いている。また30は各種検査結果等を
印刷出力するプリンタであり、本実施例ではインクジェ
ットプリンタを用いている。
【0009】40は各種被検者情報や検査結果等を記憶
する外部記憶装置であり、本実施例ではハードディスク
装置を用いている。50は被検者情報や本実施例装置の
動作指示等を入力する操作部である。なお、操作部50
は上述したパーソナルコンピュータ10に常設されてい
る場合にはパーソナルコンピュータ10に常設されてい
る操作部で代用してもよい。
【0010】60は本実施例装置における自律神経機能
の検査に重要な役割を持つ心拍間隔を示す心電図情報の
R−R波間隔を精密に計測するためのタイマ回路、70
はタイマ回路60を用いて心電図情報のR−R波間隔変
動を測定するR波変動測定回路、80は心電図情報より
R波を検出する等の心電図情報の解析を行う心電図情報
解析部である。90は外部インタフェースであり、心電
図測定装置100とのインタフェース等を司る。
【0011】また、100は心電図を測定する心電図測
定装置、110は、生体電極部120よりの検出微小信
号を増幅するアンプ回路、120は生体電極部であり、
被検者200の測定部位に装着され、被検者よりの生体
信号を検出する。本実施例では外来診療中にでも簡単に
検査可能とするために、三角電極板で構成されており、
これを単に胸にあてるだけで簡単且つ迅速に被検者体表
面から心電図情報を検出可能に構成されている。
【0012】以上の構成を備える本実施例における自律
神経機能検査装置の自律神経機能測定の基本原理を以下
に説明する。本実施例は、自律神経の影響を非常に敏感
に感受する心電図R−R間隔を連続して測定し、この測
定結果から自律神経機能を判定しようとするものであ
る。即ち、現在臨床的に利用可能な心電図からより多く
のR−R間隔変動測定値を演算分析、及び統計処理可能
とし、且つ結果を適切に出力しようとするものである。
具体的には後述する図2及び図3の処理により自律神経
機能検査を行い、結果を出力する。
【0013】先ず図2のステップS1で操作部50より
被検者情報を入力する。例えば、被検者のID番号、氏
名、年齢区分、年齢、性別、処置の種類等を入力する。
なお、この情報は、ID番号のみを入力することによ
り、例えば外部記憶装置40に記憶してある対応被検者
情報を読み出してくる様に構成して、他項目の入力を省
略可能に構成してもよい。この入力結果はメモリ10a
の所定領域に記憶される。そして続くステップS2以降
で、先ず最初に安静仰臥位時の心電図情報を検出する処
理を行う。このため最初に被検者を安静臥位状態にして
生体電極部120(三角電極板)を被検者の所定部位に
当てて心電図情報収集可能とする。本実施例では心電図
第II誘導信号を検出する様に生体電極部120を装着す
る。
【0014】この被検者への電極の装着が終了すると、
ステップS3で操作部50より安静臥位時の心電図情報
収集開始を指示入力する。これによりコンピュータ10
はタイマ回路60を起動すると共に、外部インタフェー
ス90を介して該外部インタフェース90に接続されて
いる心電図測定装置100を起動する。心電図測定装置
はコンピュータ10よりの起動がかかると続くステップ
S4に示す様にアンプ回路110を付勢して生体電極部
120よりの微小生体検出電位を増幅して取り込む。こ
の取り込まれた安静臥位時の心電図情報は、外部インタ
フェース90を介して心電図情報解析部80に送られ
る。
【0015】心電図情報解析部80は、続くステップS
5で測定心電図よりQRS波の検出処理を実行してR波
ピークを検出する。そして、R波検出をR波間隔変動測
定回路70に報知する。R波間隔変動測定回路70は、
心電図情報解析部80のR波検出間隔時間をタイマ回路
60を用いて測定する。即ち、心電図情報解析部よりの
R波検出トリガパルス列のR−R間隔時間を1mS単位
で計測する。
【0016】なお、以上の説明は、心電図測定装置10
0が、生体よりの心電図情報を検出して単に出力するの
みの機能した有していない場合を例として説明した。し
かし、この心電図測定装置が心電図のQRS波を検出す
る機能を有し、R波ピーク検出結果を直接出力可能であ
る場合には心電図情報解析部80は不要であり、心電図
測定装置100よりのR波検出信号で直接R波間隔変動
測定回路70を起動すればよい。また、心電図情報測定
装置にこのR波間隔時間を詳細に測定する機能を有して
いる場合には、R波間隔変動測定回路70も不要にな
り、この場合にはコンピュータ10に直接R波間隔時間
を出力すればよい。以上の構成は後述する負荷時の心電
図情報収集においても同様である。
【0017】このいずれかの方法で得られた安静臥位時
のR波間隔時間はコンピュータ10に送られ、コンピュ
ータ10はステップS6でこの安静臥位時のR波間隔を
メモリ10aの所定領域に記憶する。そして続くステッ
プS7でR波間隔変動を調べ、統計処理して処理結果を
同じくメモリ10aの安静臥位時の統計結果記憶領域に
記憶する。具体的には、先ずこの安静臥位時の測定結果
をR−Rトレンドの形で画面等に表示可能な様にパター
ン展開してメモリ10aに記憶すると共に、以下の統計
処理結果を記憶する。
【0018】統計処理の内容としては、(1)R−R計
測値(最大R−R時間、最小R−R時間、平均R−R時
間、SD、最大/最小比)、(2)HR計測値(最大H
R、最小HR、平均HR、SD、CV)の算出を行う。
【0019】なお、計測に際しては、異常R波の削除を
行って上記統計処理を行う。そして次のステップS8で
安静臥位時の必要数のR波の計測処理が終了したか否か
を判断する。所定数のR波の計測処理が終了していない
場合にはステップS4に戻り次のR波に対する処理を続
行する。一方、R波の計測処理が所定数、例えば「25
0」計測された場合にはこの安静臥位時の心電図情報計
測処理を終了してステップS8よりステップS9に進
む。そしてステップS9で統計結果を表示装置20に表
示する。
【0020】続くステップS10で測定結果を外部記憶
装置40に記憶するか否かを判断する。測定結果を外部
記憶装置40に記憶しない場合にはステップS12に進
む。一方、測定結果を外部記憶装置40に記憶する場合
にはステップS10よりステップS11に進み、測定結
果及び統計処理結果をメモリ10aより読み出して外部
記憶装置40に記憶する。そしてステップS12に進
む。これにより、以後同一被検者の心電図計測時におい
て、以前の測定結果をいつでも読み出してきて利用する
ことができる。
【0021】ステップS12では、測定結果をプリンタ
30よりレポートの形で印刷出力するか否かを判断す
る。レポートの形で印刷出力しない場合にはステップS
15に進む。一方、統計結果をプリンタ30よりレポー
トとして印刷出力する場合にはステップS13に進み、
統計結果をプリンタ30よりレポートとして印刷出力す
る。そしてステップS15以下の処理に進み、負荷時に
おける心電図情報の計測処理を行う。
【0022】先ずステップS15において、負荷時にお
ける心電図情報として起立時の心電図情報を測定するた
めの準備作業を行う。即ち、被検者に立ち上がった起立
姿勢を取ってもらい上記同様に生体電極部120を測定
部位に当てて心電図測定装置100を起動する。続いて
ステップS16で心電図測定装置は、コンピュータ10
よりの起動がかかるとアンプ回路110を付勢して生体
電極部120よりの微小生体検出電位を増幅して取り込
む。この取り込まれた安静臥位時の心電図情報は、外部
インタフェース90を介して心電図情報解析部80に送
られる。
【0023】心電図情報解析部80は、続くステップS
17で測定心電図よりQRS波の検出処理を実行してR
波ピークを検出する。そして、R波検出をR波間隔変動
測定回路70に報知する。R波間隔変動測定回路70
は、心電図情報解析部80のR波検出間隔時間をタイマ
回路60を用いて測定する。即ち、心電図情報解析部よ
りのR波検出トリガパルス列のR−R間隔時間を1mS
単位で計測する。
【0024】このようにして得られた起立負荷時のR波
間隔時間はコンピュータ10に送られ、コンピュータ1
0はステップS18でこの起立負荷時のR波間隔をメモ
リ10aの所定起立負荷時記憶領域に記憶する。そして
続くステップS19でR波間隔変動を調べ、統計処理し
て処理結果を同じくメモリ10aの起立負荷時の統計結
果記憶領域に記憶する。そして、この統計処理結果を上
述した安静臥位時の統計結果が表示されている表示装置
20の表示画面に重ねる様にして表示する。なお、この
統計処理の統計内容は上述したステップS7における安
静時と同様である。このように本実施例によれば、リア
ルタイムで安静時と負荷時のR−Rトレンドを同一画面
に表示させることができ、2つを比較することにより、
迅速・適確な診断・処置を可能としています。
【0025】そして次のステップS20で起立負荷時の
必要数のR波の計測処理が終了したか否かを判断する。
所定数のR波の計測処理が終了していない場合にはステ
ップS164に戻り次のR波に対する処理を続行する。
一方、R波の計測処理が所定数、例えば「250」計測
された場合には一連の心電図情報計測処理を終了してス
テップS20よりステップS21に進む。
【0026】ステップS21では、測定結果を外部記憶
装置40に記憶するか否かを判断する。測定結果を外部
記憶装置40に記憶しない場合にはステップS23に進
む。一方、測定結果を外部記憶装置40に記憶する場合
にはステップS21よりステップS22に進み、測定結
果及び統計処理結果をメモリ10aより読み出して外部
記憶装置40に記憶する。そしてステップS23に進
む。
【0027】ステップS23では、測定結果をプリンタ
30よりレポートの形で印刷出力するか否かを判断す
る。レポートの形で印刷出力しない場合には処理を終了
する。一方、統計結果をプリンタ30よりレポートとし
て印刷出力する場合にはステップS24に進み、統計結
果をプリンタ30よりレポートとして印刷出力する。そ
して処理を終了する。
【0028】以上の測定及び統計結果により、安静時と
負荷時の例えばR−Rトレンドを同一画面上に表示でき
るため、両トレンドの比較によりより正確な自律神経系
の診断処置が可能と成る。なお、上述した外部記憶装置
40への記録内容は、被検者情報、負荷前である安静時
の測定データ、負荷中の測定データ等を関連付けて記憶
する。このため、例えば後日、記憶計測結果より任意の
2つのデータを読み出してきて表示出力及びレポート出
力が可能である。即ち、他の被検者との比較や、同一被
検者の過去のデータとの比較機能を有している。この被
検者情報はこの出力処理時に修正が可能である。
【0029】また、上述の表示装置20の表示画面への
表示内容及びプリンタ30よりのレポート出力の内容に
は、以下のものがある。 (1)安静時のデータの「被検者情報」+ (2)負荷中のデータの「被検者情報」+「R−R時間
一覧表」 (3)安静時と負荷中のデータの「被検者情報」+「R
−Rトレンド表示」 (4)安静時と負荷中のデータの「R−Rヒストグラ
ム」+「FFT解析結果」 (5)安静時のデータの「被検者情報」+「R−R時間
軸トレンド表示」 (6)負荷中のデータの「被検者情報」+「R−R時間
軸トレンド表示」 (7)以上の全内容の同時出力 以上の出力内容は適時選択可能であり、(7)の様に全
て出力しても、また、(1)〜(6)のいずれかを選択
して、あるいは(1)〜(6)の幾つかを組み合わせて
出力することも可能である。
【0030】本実施例における測定結果の全内容の出力
結果例を図4に示す。図4中最上段が安静臥位時、及び
起立時の「被検者情報」出力領域、続いて、安静臥位
時、及び起立時の「R−R時間一覧表(R−R計測値及
びHR計測値の上述した各統計結果、及び最大及び最小
の変動率、計測R波個数)」の出力領域、中央部近傍の
3段目が安静臥位時、及び起立時の「R−Rトレンド表
示」出力領域、4段目が安静臥位時の「R−Rヒストグ
ラム」+「FFT解析結果」出力領域、最下段が起立負
荷時の「R−Rヒストグラム」+「FFT解析結果」出
力領域である。なお、「FFT解析結果」は、フーリエ
解析によるパワースペクトルの棒グラフである。
【0031】なお、この図4に示すトレンドグラフはプ
リンタ30よりのプリント例であり、表示装置20での
表示例においては、中央の横に長いブルーラインとして
R−R間各地の正常平均値「0.86〜0.9」がバラ
ンス帯として描出され、R−Rトレンドがこのバランス
帯に比しどの値であるかを容易に認識可能に表示され
る。そして、例えば安静時のトレンドグラフを黄色、負
荷時のトレンドグラフを赤色で同一画面に表示すればよ
り区別が容易と成る。
【0032】また、この出力は上述したリアルタイムの
例に限定されるものではなく、外部記憶装置40に記憶
された測定結果を読み出してきて再生した画面に必要に
応じて、時間間隔の測定も開始心拍、終了心拍の指定を
行うことにより可能と成る。その数値の例を図4の各表
示領域の右端部に示す。次に、本実施例におけるこの図
4等の出力結果を参照した、R−R間隔の“ゆらぎ”を
解析することによる自律神経機能測定法をより具体的に
説明する。
【0033】(1)R−R時間一覧表による判定 R−R間各値の正常平均値である「0.86〜0.9」
より低値であれば交感神経、高値なら迷走神経優位な状
態と判断可能である。そして、自律神経系調節機能の良
否は、後述する(2)のR−Rトレンドグラフを参照し
て判断することが望ましいが、数値のみで推定するに
は、起立負荷時の最大値の数値が安静仰臥位時の平均値
に達しているかいるか否かで推定可能である。なお、C
V値の大は、迷走神経の活動が活発であることを示して
おり、若年層に見られる。
【0034】(2)R−Rトレンドグラフによる判定 R−R間各地の正常平均値「0.86〜0.9」である
上述したバランス帯が交感神経と迷走神経量機能のバラ
ンス帯であり、図5に示す自律神経緊張度の判定例に示
す様に、トレンドグラフがこの帯より上の方で経過すれ
ばするほど迷走神経がより優位であり、この帯より下の
方で経過すればするほど交感神経がより優位と判定でき
る。
【0035】そして、起立負荷によって交感神経が興奮
すると、スタート位置が下方に移動するが、起立時のト
レンドグラフが経過中に安静時のトレンドグラフに速や
かに重なってゆくような例は、2つの自律神経のバラン
ス調整がよいと判定できることになる。図4の例では、
図中に矢印で示す98心拍目で復帰している。しかしな
がら、起立負荷後250心拍まで観察しても安静時の位
置に復帰しないものは、自律神経のバランス調整が悪い
と判断できる。従って、この本実施例の表示画面等をベ
ッドサイドで被検者に見せることで、治療の必要性、予
後等を説明、納得してもらうのに非常に有効である。な
お、この時、バランス調整のよい正常な被検者の結果を
外部記憶装置40より読み出してきて表示することもで
き、より被検者への説明等の説得力が増すことに成る。
【0036】(3)ヒストグラムによる判定 X軸がR−R間隔値で、この値が上記と同様「0.86
〜0.9」より減少して、左方向にグラフが移行すれば
交感神経が優勢になったことを、逆に増加して右方向に
移動すれば迷走神経が優勢になったことを示している。
この様子を図6に示す。従って、このヒストグラムを確
認することで自律神経機能を検査できる。 (4)FFT(フーリエ解析パワースペクトルの周波数
分布)による判定 フーリエ解析パワースペクトルの周波数分布から、
「0.19〜0.27]Hzを中心とした高周波成分が多
い場合は迷走神経系の影響が強いことを示し、交感神経
系の影響が強い場合は「0.04〜0.12]Hzといっ
た低周波周波数成分が特に立位で増加する。従って、低
周波部分の面積の高周波部分の面積に対する比率が増す
と、交感神経側に傾いていることを、逆にこの比率が低
下すると迷走神経側に傾いていることが判明する。この
様子を図7に示す。従って、この両周波数成分の割合を
確認することで自律神経機能を検査できる。
【0037】以上説明した様に本実施例によれば、心電
図測定装置100での検出心電図情報を基にして安静時
のRーR間隔値を予め測定して所定メモリに格納してお
き、負荷時の心電図を検出した時に、このリアルタイム
での検出心電図情報より計測しつつある負荷時のR−R
間隔計測結果を安静時のRーR間隔計測結果と共に同一
画面に出力できるため、容易且つ迅速に自律神経機能を
測定し、解析結果を表示することができ、適確な自律神
経機能の検査が可能となる。
【0038】また、この本実施例の表示画面等をベッド
サイドで被検者に見せることで、治療の必要性、予後等
を説明、納得してもらうのに非常に有効である。更に、
例えば安静臥位時の、あるいは負荷時の心拍間隔変動の
測定解析結果を出力することも可能であり、より正確な
診断処置が可能と成る。 [他の実施例]以上の説明においては、外部記憶装置4
0としてハードディスク装置を念頭に説明したが、本発
明は以上の例に限定されるものではなく、これをフレキ
シブルディスク装置等のメディアを容易に交換可能な機
器で構成し、例えば被検者毎に1枚の磁気ディスクメデ
ィアを割り当てるように構成してもよい。
【0039】更に、上記した様に心電図測定装置が心電
図解析機能を有しており、R波を検出する機能を有して
いる場合にはR−R間隔のみ測定すれば足り、他には一
般市販パーソナルコンピュータ及び一般市販表示装置及
びプリンタを用意し、本実施例R−R間間隔値統計・出
力機能をプログラムの形で用意し、これをパーソナルコ
ンピュータに実行させるのみで以上の自律神経機能検査
装置が構成できる。この際も一般市販製品を利用できる
ため、実用的で扱い易い、低コストな構成とでき、利用
価値は大である。
【0040】更に、以上の説明においては、心電図測定
装置100、表示装置20及びプリンタ30とは別構成
であったが、本発明は以上の例に限定されるものではな
く、心電図測定装置がページプリンタ及び表示装置を兼
備している場合には、これらを省略することも可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、1つ
の画面に安静時と負荷時のR−R間隔計測結果をリアル
タイムで出力することが可能と成り、容易且つ迅速に自
律神経機能を測定し、解析結果を表示することができ、
適確な自律神経機能の検査が可能となる。
【0042】また、この本実施例の表示画面等をベッド
サイドで被検者に見せることで、治療の必要性、予後等
を説明、納得してもらうのに非常に有効である。更に、
例えば安静臥位時の、あるいは負荷時の心拍間隔変動の
測定解析結果を出力することも可能であり、より正確な
診断処置が可能と成る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本実施例におけるR−R間隔変動統計処理を示
すフローチャートである。
【図3】本実施例におけるR−R間隔変動統計処理を示
すフローチャートである。
【図4】本実施例におけるR−R間隔変動統計結果出力
例を示す図である。
【図5】本実施例におけるR−Rトレンドにおける自律
神経緊張度の判定を説明するための図である。
【図6】本実施例におけるR−Rヒストグラムの変動の
意味を説明するための図である。
【図7】本実施例におけるFFTによるパワースペクト
ルの意義を説明するための図である。
【符号の説明】
10 パーソナルコンピュータ 10a メモリ 20 表示装置 30 プリンタ 40 外部記憶装置 50 操作部 60 タイマ回路 70 R波間隔変動測定回路 80 心電図情報解析部 90 外部インタフェース 100 自動図測定装置 110 アンプ回路 120 生体電極部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 幸生 愛知県名古屋市昭和区菊園町5丁目10の6

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも安静時及び負荷時の心電図情
    報を測定する心電図情報測定手段と、 該心電図情報測定手段で測定した少なくとも安静時及び
    負荷時の心電図情報より心拍間隔変動を測定解析する解
    析手段と、 前記解析手段による少なくとも安静時及び負荷時の心拍
    間隔変動の測定解析結果を出力する出力手段とを備え、 該出力手段の出力の結果、心拍間隔変動の測定解析結果
    が正常平均値と比し低値か高値かにより自律神経系調節
    機能の良否を判定可能とすることを特徴とする自律神経
    機能検査装置。
  2. 【請求項2】 安静時の心電図情報は安静臥位時の、負
    荷時の心電図情報は起立時の心電図情報であることを特
    徴とする請求項1記載の自律神経機能検査装置。
  3. 【請求項3】 心電図情報は心電図第II誘導信号を測定
    するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2
    のいずれかに記載の自律神経機能検査装置。
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