JPH07155774A - パルプ製紙排水を脱色するために還元剤とポリマーで処理する方法 - Google Patents

パルプ製紙排水を脱色するために還元剤とポリマーで処理する方法

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JPH07155774A
JPH07155774A JP20870194A JP20870194A JPH07155774A JP H07155774 A JPH07155774 A JP H07155774A JP 20870194 A JP20870194 A JP 20870194A JP 20870194 A JP20870194 A JP 20870194A JP H07155774 A JPH07155774 A JP H07155774A
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wastewater
polymer
color
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decolorizing
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Amy M Tseng
エム.ツェン エイミー
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エイチ.コリンズ ジョン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パルプ製紙排水を脱色する方法において、安
価で脱色効果の大きい方法を提供する。 【構成】 次の工程を含んでなるパルプ製紙排水を脱色
する方法である: (a)前記排水を発色させる官能基の少なくとも一部を
不活性化できる還元剤で前記排水を処理し、(b)工程
(a)の後に、排水を脱色できるポリマーで前記排水を
処理する。好ましくは、還元剤は、前記発色官能基を酸
化、還元、及び/又は化学的変性することによって前記
発色官能基の少なくとも一部を不活性化することがで
き、前記排水のpHは約4.0〜約11.0の範囲にあ
り、前記還元剤は、亜硫酸水素ナトリウム、ハイドロサ
ルファイト、過硫酸ナトリウムから選択し、ポリマーは
ポリアミン、好ましくはエピクロロヒドリン−ジメチル
アミンである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、パルプ製紙排
水を脱色するための2つの工程のプロセスに関する。詳
しくは、このプロセスは、排水の発色官能基と反応する
ことができる還元剤で製紙工場の排水を処理し、次いで
脱色することができるポリマーで排水を処理することを
含む。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】製紙工
場から流出する排水の脱色は、従来よりパルプ製紙工業
における課題である。一般の水路に放流する前に排水を
脱色処理する必要がある。米国の木材パルプ生産能力は
約6000万トン/年である。木材の平均セルロース含
有率は約40%であるため、この6000万トンの生産
のためには1億5000万トンの木材を生産する必要が
ある。これらの2つの数値の違いは、セルロース繊維を
遊離するため、パルプ化処理においてリグニン及びヘミ
セルロースを除去又は分離しなければならないことを表
す。
【0003】ここで、パルプ化プロセスは木材中に存在
するリグニンの100%は除去せず、クラフトとスルフ
ィットのパルプ化のいずれにおいても約5%が残存する
(機械的パルプ化ではこの量はかなり多い)。目的とす
る最終製品が高級紙である場合、この残存リグニンを除
去する必要があり、パルプの漂白によって行う。米国に
おいて生産されるパルプの35%以上が漂白されるた
め、毎年約100万トンのリグニンが漂白プラントで除
去され、この殆どはアルカリ抽出工程である。除去プロ
セス(即ち、漂白)において残存リグニンは可溶化され
るため、この量は膨大である。可溶化されたリグニン
は、漂白プラントの酸化過程の間に生成したキノイド部
分と不飽和の結合によって生じた、可視光の強い吸収体
である。結果として、漂白プラントの流出液は強く着色
している。製紙工場の流出液にはこの他の発色源もある
が、漂白を行った場合、その流出液が排水の色の主な原
因であることが容易に分かる。事実として、クラフト法
の漂白製紙工場において、第1アルカリ抽出工程からの
流出液は、排水の色の少なくとも70%の原因である。
【0004】パルプ化と漂白操作の目標は、木材中のセ
ルロース繊維からリグニンとヘミセルロースを除去する
ことである。パルプ化によって除去された95%は、黒
液中に存在する無機化合物質の回収プロセスにおける燃
料として燃やすことが多い。漂白操作において、5%の
残存リグニンは分解と可溶化によって繊維から分離し、
最終的に排水中に入る。したがって、化学的除去はこの
溶解性を減らすことによってのみ達成することができる
が、それは困難な操作であることが分かっている。
【0005】流出液の脱色プロセスは、石灰、パルプや
クレーのような固体粒状物、分散剤/界面活性剤、製紙
プロセスの各工程で使用するポリマーの存在のため、か
なり複雑である。固体粒状物は一般にアニオントラッシ
ュと称される。製紙プロセスから流出する排液からの脱
色に関する殆どの政府規制は、正確な色(true color)、
即ち7.6のpHに調節して0.8ミクロンの濾紙で濾
過したサンプルによる465nmの光の吸収としてのE
PA/NCASI試験で測定される色に関係する。色は
標準カラー単位(scu)で表し、これは吸光度と等価
な度合い生成するカラー標準溶液の濃度を示す(1sc
u=1mg/リットル(塩化白金酸塩として))。
【0006】しかし、一般の水路に排水が流入したとき
に肉眼で色が見えるため、パルプ製紙工業の排出液の見
かけの色を下げる要請が強くなっている。見かけの色は
濾過やpH調節をしていない液の色であり、一部は光を
散乱する粒子による。処理を行った系の正確な色は弱い
が、対応する見かけの色が強い場合がある。この問題
は、系の濁りの増加を生じさせる懸濁した粒状物の存在
によって一般に生じる。したがって、脱色のための全て
の新しい処理は、流出液の正確な色を除くだけでなく、
見かけの色もまた抑えることが重要である。
【0007】脱色の要請は主として連邦の環境局からで
ある。以前は着色した排液の放出は水の美的価値のみに
影響すると考えられていたが、生物学者は起こりうる毒
性作用、即ち、水を通る光の透過率の低下の効果が光合
成活性のレベルの低下を生じさせ、当然にこの活性の低
下が溶存酸素濃度を低下させることについて関心を強め
ている。さらに、これらの着色した廃棄物は生物的酸化
にかなり抵抗し、これらの着色した物質の大部分は生物
的処理プラントでは除去されない。
【0008】副生物は水溶性であり、かなりの量が産出
されることが示されている。このことは脱色に使用する
化学物質に厳しい要求を課している。ここで、生物学的
処理の前又は途中又はその後に独立した排水の流れから
色の90%以上を除去することができる漂白プラントの
アルカリ抽出工程のような、利用可能な技術が既に存在
している。これらの技術には化学物質処理(例、ミョウ
バン、第二鉄、石灰の高分子電解質)、生物プロセス
(木材腐朽菌)、物理的プロセス(例、限外濾過、イオ
ン交換、炭素吸着)がある。いずれの方法も経済性が良
くないため、広範囲な使用を享有していない。
【0009】脱色の用途に使用する物品への要求は非常
に厳しく、即ち、その物品は発色物を不溶性にする仕方
で発色物と反応できなければならず、発色物を含む排水
は生成量が極めて多量であるため、脱色用物品は非常に
少ない投与量で作用しなければならず、そうでなければ
実施不可能なコストが障害になるであろう。通常の化学
処理法、例えばエピクロロヒドリン−ジメチルアミン
(Epi−DMA)で合成したポリマーによる処理に伴
う共通の問題は、これらのポリマーが、系の色を、それ
を超えると再度色を散乱しやすいある値以下に下げるこ
とができないことである。この問題は「過剰投与」と称
される。
【0010】1つの例として、米国の東南部のある製紙
工場において、1000カラー単位から約350カラー
単位まで色を下げるためにEpi−DMAを使用してい
る。ここで、政府はパルプ製紙工場の排水の許容できる
色のレベルを約100カラー単位に下げる用意をしてい
る。現在のところ、製紙排水の中の発色物質の化学構造
又は発生源についてはあまり知られていない。一般的に
は、排水の色は主にリグニン分解生成物又は一連のリュ
ーコ発色団(無色)化合物によるものであり、これらは
次いで自動酸化又は脱水素を受けて共役発色団を生成す
ると考えられている。
【0011】いくつかの発色団の構造は炭水化物から誘
導されたケト−エノール生成物であるとの提案がある。
本発明者らは、炭水化物から誘導されたケト−エノール
生成物はEpi−DMAで有効に処理するには小さ過ぎ
ると考える。本発明者らは、2つの工程の処理プログラ
ムを開発し、排水を還元剤で処理して以降のEpi/D
MA処理により好都合な化合物を生成する。
【0012】また、本発明者らは、亜硫酸水素ナトリウ
ムのような還元剤を製紙工場の排水に添加し、次いでポ
リマー(例、ポリアミン)で処理することにより、還元
剤又はポリマーが単独で達成できるよりもはるかに効果
的に排水を脱色できることを見いだした。また、本発明
は多くの付加的な長所を提供するが、これらは以降の説
明より明らかになるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用効果】次の工程を
含んでなるパルプ製紙排水の脱色方法である: (a)排水の色を形成する官能基の少なくとも一部と反
応できる還元剤で排水を処理し、(b)工程(a)の後
に、排水を脱色できるポリマーで排水を処理する。
【0014】本発明による方法の好ましい運転上のパラ
メーターは次の通りである。排水のpHを約6.0〜1
1.0、より好ましくは6.0〜8.5に維持する。反
応温度は好ましくは周囲温度である。還元剤は一般に排
水中に約50〜400ppm(重量基準)の量で添加す
る。ポリマー(ポリマー活性として)は排水に約25〜
500ppm(重量基準)の量で添加する。
【0015】本発明のこの他の目的、長所、特徴は次の
説明と添付の図面を参照することにより理解されるであ
ろう。図1は、エピクロロヒドリン−ジメチルアミンを
併用したときの、亜硫酸水素ナトリウムの投与量の変化
に対する脱色活性の比較である。図2は、亜硫酸水素ナ
トリウムだけのときと、排水の入口の溜で100ppm
のエピクロロヒドリン−ジメチルアミンを併用して亜硫
酸水素ナトリウムの投与量を変化させたときの脱色活性
を比較したグラフである。
【0016】図3は、エピクロロヒドリン−ジメチルア
ミンだけのときと、排水の入口の溜で400ppmの亜
硫酸水素ナトリウムを併用してエピクロロヒドリン−ジ
メチルアミンの投与量を変化させたときの脱色活性を比
較したグラフである。図4は、エピクロロヒドリン−ジ
メチルアミンだけのときと、排水の出口の溜で200p
pmと400ppmの亜硫酸水素ナトリウムを併用して
エピクロロヒドリン−ジメチルアミンの投与量を変化さ
せたときの脱色活性を比較したグラフである。
【0017】図5は、エピクロロヒドリン−ジメチルア
ミンだけのときと、400ppmの亜硫酸水素ナトリウ
ムを併用したときの200ppmのエピクロロヒドリン
−ジメチルアミンの吸光度と波長のプロットである。図
6は、pH6と亜硫酸水素ナトリウムとエピクロロヒド
リン−ジメチルアミンの種々の投与量において、下記の
例4から導いた統計データより求めた予測式から得られ
た等高線プロットを示すグラフである。
【0018】図7は、pH11と亜硫酸水素ナトリウム
とエピクロロヒドリン−ジメチルアミンの種々の投与量
において、下記の例4から導いた統計データより求めた
予測式から得られた等高線プロットを示すグラフであ
る。図8は、エリトロン酸(erythorbic acid) とエピク
ロロヒドリン−ジメチルアミンの種々の投与量におい
て、下記の例5から導いた統計データより求めた予測式
から得られた、濾過後の見かけの色を示すグラフであ
る。
【0019】図9は、エリトロン酸とエピクロロヒドリ
ン−ジメチルアミンの種々の投与量において、下記の例
5から導いた統計データより求めた予測式から得られた
等高線プロットからの正確な色を示すグラフである。図
10は、亜硫酸水素ナトリウムとエピクロロヒドリン−
ジメチルアミンの種々の投与量において、下記の例5か
ら導いた統計データより求めた予測式から得られた等高
線プロットの、濾過後の見かけの色を示すグラフであ
る。
【0020】図11は、亜硫酸水素ナトリウムとエピク
ロロヒドリン−ジメチルアミンの種々の投与量におい
て、下記の例5から導いた統計データより求めた予測式
から得られた等高線プロットからの正確な色を示すグラ
フである。パルプ製紙排水中のいくつかの発色カラー分
子は官能基を含む。これらの官能基は、木材のパルプ化
と漂白プロセスの間に生成した炭水化物の分解生成物に
結合して存在する。本発明者らは、例えば酸化・還元剤
がこれらの官能基と反応し、それによって発色分子を不
活性化するといったような、化学反応によってこれらの
発色官能基を不活性化することができる新規な方法を開
発した。
【0021】発色体の特性評価から、パルプ製紙排水中
に存在するアルデヒドとケト−エノールタイプの分子で
あることが分かった。これらの官能基は化学反応によっ
て変化させることができる。亜硫酸水素ナトリウムは還
元剤であるが、亜硫酸水素ナトリウムとアルデヒドやケ
ト−エノール分子との反応は酸化還元反応だけに限られ
ない。NaHSO3 の、アルデヒド、メチルケトン、環
状ケトン、α−ケトエステルから生成した二重結合及び
/又は亜硫酸水素塩への付加が最も起こり得るメカニズ
ムである。
【0022】NaHSO3 の二重結合への付加は次の反
応式となる。
【0023】
【化1】
【0024】さらに、次の付加反応生成物がアニオン帯
電し、次いで脱色用ポリマー(例、Epi/DMA)の
付加によって容易に除去できることが見いだされた。
【0025】
【化2】
【0026】パルプ製紙排水の好ましい脱色方法は、次
の工程を含んでなる: (a)排水を着色する官能基の少なくとも一部を不活性
化することができる還元剤で排水を処理し、(b)工程
(a)の後に、排水を脱色できるポリマーで排水を処理
する。この還元剤は、好ましくは発色官能基を酸化、還
元、及び/又は化学的に変性することによって発色官能
基の少なくとも一部を不活性化することができる還元剤
である。
【0027】還元剤は、亜硫酸水素ナトリウム、ハイド
ロサルファイト、過硫酸ナトリウムからなる群より選択
される少なくとも1種の化合物である。還元剤は重量基
準で排水に対して約50〜約400ppmの量で添加す
る。ポリマーは好ましくはカチオン系ポリマー及び/又
はカチオン系コポリマーであり、例えばエピクロロヒド
リン−ジメチルアミン、ポリジアリルジメチルアンモニ
ウムクロライド、ポリエチレンイミン、ポリジアリルジ
メチルアンモニウムクロライドとアクリルアミドとのコ
ポリマー、エチレンジクロライド−アンモニアがあり、
これらはまた、還元剤での処理の後に排水を脱色するた
めに使用することができる。
【0028】所望により、エチレンジアミン、アンモニ
ア、ヘキサメチレンジアミン等からなる群より選択され
た少なくとも1種の化合物でポリマーを架橋する。ポリ
マーは活性ベースで約25〜約500ppm(重量)の
量で排水に添加する。
【0029】
【実施例】例1 本発明による脱色処理プログラムを、種々の投与量にお
いて、1つだけのポリマー処理プログラムと比較した。
性能比較のための脱色投与量分布を確立するためにベー
スラインEpi−DMA試験を使用した。
【0030】米国東南部の製紙工場からの排水を亜硫酸
水素ナトリウムによって50〜400ppmの投与量で
処理し、次いでEpi−DMAで処理した。添付の図1
は、正確な色を200scu未満に下げることができる
ことを示す。例として、最大ベースラインの脱色は12
0ppmのEpi−DMAで生じた(即ち、298sc
u)。100ppmの亜硫酸水素ナトリウムと120p
pmのEpi−DMAの組み合わせの処理は色を183
scuまで下げた。また、二重の処理プログラムによっ
て見かけの色が実質的に下がった。
【0031】例2 米国東南部の製紙工場からの2種の水サンプル(溜の入
口と出口)を標準ジャー試験法を用いて評価した。溜の
入口と出口の水サンプルのカラー単位(7.6のpHに
おけるPt−Co)はそれそれ833と621であっ
た。脱色に対する亜硫酸水素ナトリウム処理とそれに続
くEpi−DMA処理の効果を調べた。図2の結果は、
溜の入口の水サンプルを200ppmの亜硫酸水素ナト
リウムで処理した場合、カラー単位が833から780
に減少したことを示す。これと比較して、亜硫酸水素ナ
トリウム(200ppm)処理に続いてEpi−DMA
(100ppmの生成物)で処理すると、さらに220
ppmのカラー単位まで減少する結果となった。入口と
出口の流出液をそれぞれ400ppmの亜硫酸水素ナト
リウムと200ppmのEpi−DMAで処理すると、
それぞれ100と120のカラー単位まで減少する結果
となった(図3と4を参照)。全ての水サンプルの分光
分析は、亜硫酸水素ナトリウム又はEpi−DMAで単
独で処理するよりも、亜硫酸水素ナトリウムとEpi−
DMAを組み合わせて処理した場合に、より多くの着色
体が除去されることを示した(図5参照)。
【0032】例3 米国東南部の製紙工場からの3種の水サンプル(即ち、
溜の入口、酸の下水管、アルカリの下水管)を標準ジャ
ー試験法を用いて評価した。溜の入口は主な流入排水と
しても知られる。酸とアルカリの下水管の流出液は、漂
白プロセスの間に発生した液である。溜の入口、酸の下
水管、アルカリの下水管の水サンプルのカラー単位
(7.6のpHにおけるPt−Co)はそれぞれ93
1、580、2621であった。400ppmの亜硫酸
水素ナトリウムと、200ppmのポリマーの単独の効
果、及び400ppmの亜硫酸水素ナトリウムに続く2
00ppmのEpi−DMAの組み合わせの効果を脱色
について調べた。表1に示す結果は、溜の入口の水サン
プルを亜硫酸水素ナトリウムで処理したとき、カラー単
位は931から684(27%の減少)に低下したこと
を示す。これと比較して、亜硫酸水素ナトリウムの次に
Epi−DMAで処理すると、さらに350までカラー
単位が低下した(62%の減少)。Epi−DMA単独
での処理によって、酸の下水管の水サンプルは580か
ら140までカラー単位が低下した(76%の減少)。
ここで、亜硫酸水素ナトリウム単独、又はEpi−DM
Aとの組み合わせは効果的ではなかった。アルカリの下
水管の水サンプルのEpi−DMAによる処理は脱色に
全く効果がなかった。しかしながら、亜硫酸水素ナトリ
ウム単独又はEpi−DMAとの組み合わせでアルカリ
の下水管の水サンプルを処理すると、わずかにカラー単
位の低下(17%)が見られた。
【0033】
【表1】
【0034】例4 主要な混成についての16通りの応答表面デザイン(res
ponse surface design) 実験を行い、Epi−DMAと
亜硫酸水素ナトリウムの投与量をそれぞれ50〜392
ppm、50〜500ppmとし、種々のpH値(4〜
12)とし、溜の入口水の脱色性能について評価した。
次の表2と3に示したデータを使用し、予測式を作成
し、等高線プロットを作図した。
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】統計的解析結果より、0.9835のR平
方値(R-square value)と0.9558のR平方調整値(R
-square Adj. value) を有するモデルとなった。これら
の値は本発明に使用するモデルの正確さを示す。結果は
明らかに亜硫酸水素ナトリウムとEpi−DMAを組み
合わせた処理がpH6、次いでpH11.0において良
好に脱色することを示す(図6と7を参照)。
【0038】例5 エリトロン酸、ハイドロサルファイト、過硫酸ナトリウ
ム、チオシアン酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウムの
ような他の還元剤もまた単独又はEpi−DMAとの組
み合わせで試験した。表4に示した結果はエリトロン
酸、チオシアン酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウムは
脱色に全く効果がないが、ハイドロサルファイト、過硫
酸ナトリウムは単独又はEpi−DMAとの組み合わせ
で脱色できることを示している。
【0039】
【表4】
【0040】エリトロン酸とハイドロサルファイトの効
果を、15通りの改良応答表面デザインを用いて調べ
た。エリトロン酸とハイドロサルファイトの投与量は0
〜200ppmとし、Epi−DMAは90〜160p
pmとした。溜の入口の流出液の見かけ及び正確な色の
データを統計的に解析した。予測式を作成し、等高線プ
ロットを作図した。図8と9に示した結果は、エリトロ
ン酸の単独又はEpi−DMAとの組み合わせのいずれ
も脱色において顕著な効果を示していない。対照的に、
亜硫酸水素ナトリウムとEpi−DMAの二重の処理は
かなりの脱色を示した(図10と11)。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱色活性の比較を示すグラフである。
【図2】脱色活性の比較を示すグラフである。
【図3】脱色活性の比較を示すグラフである。
【図4】脱色活性の比較を示すグラフである。
【図5】吸光度と波長のプロットを示すグラフである。
【図6】等高線プロットを示すグラフである。
【図7】等高線プロットを示すグラフである。
【図8】見かけの色を示すグラフである。
【図9】正確な色を示すグラフである。
【図10】見かけの色を示すグラフである。
【図11】正確な色を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 9/00 504 B 7305−4D (72)発明者 エイミー エム.ツェン アメリカ合衆国,イリノイ 60517,ウッ ドブリッジ,フィーラー ストリート 2013 (72)発明者 ジョン エイチ.コリンズ アメリカ合衆国,イリノイ 60108,ブル ーミンデール,メドウラーク ロード 389

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルプ製紙排水を脱色する方法であっ
    て、次の工程を含んでなる方法: (a)前記排水を発色させる官能基の少なくとも一部を
    不活性化できる還元剤で前記排水を処理し、(b)工程
    (a)の後に、排水を脱色できるポリマーで前記排水を
    処理する。
  2. 【請求項2】 前記還元剤は、前記発色官能基を酸化、
    還元、及び/又は化学的変性することによって前記発色
    官能基の少なくとも一部を不活性化することができる請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記発色官能基は、アルデヒドとケト−
    エノールからなる群より選択された少なくとも1種の化
    合物である請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記排水のpHが約4.0〜約11.0
    の範囲にある請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記排水のpHが約6.0〜約8.5の
    範囲にある請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記還元剤が、亜硫酸水素ナトリウム、
    ハイドロサルファイト、過硫酸ナトリウムからなる群よ
    り選択された少なくとも1種の化合物である請求項1に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ポリマーがポリアミンである請求項
    1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ポリアミンがエピクロロヒドリン−
    ジメチルアミンである請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ポリマーを、エチレンジアミン、ア
    ンモニア、ヘキサメチレンジアミンからなる群より選択
    された少なくとも1種の化合物で架橋する請求項1に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ポリマーが、エピクロロヒドリン
    −ジメチルアミン、ポリエチレンイミン、ポリジアリル
    ジメチルアンモニウムクロライド、ポリジアリルジメチ
    ルアンモニウムクロライドとアクリルアミドとのコポリ
    マー、エチレンジクロライド−アンモニアからなる群よ
    り選択された少なくとも1種のポリマー及び/又はコポ
    リマーである請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記還元剤を前記排水に重量基準で約
    50〜約400ppmの量で添加する請求項1に記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 前記ポリマーを前記排水に重量基準の
    ポリマー活性として約25〜約500ppmの量で添加
    する請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記排水を、生物的排水処理プラント
    の一次若しくは二次箇所から又は一次清澄プラントのい
    ずれかから採取する請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記排水が、排水処理プラントの前で
    処理することができる漂白プラントから採取したアルカ
    リ性の下水である請求項1に記載の方法。
JP20870194A 1993-09-01 1994-09-01 パルプ製紙排水を脱色するために還元剤とポリマーで処理する方法 Pending JPH07155774A (ja)

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