JPH07156889A - 航空機の脚の昇降装置 - Google Patents
航空機の脚の昇降装置Info
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- JPH07156889A JPH07156889A JP30790793A JP30790793A JPH07156889A JP H07156889 A JPH07156889 A JP H07156889A JP 30790793 A JP30790793 A JP 30790793A JP 30790793 A JP30790793 A JP 30790793A JP H07156889 A JPH07156889 A JP H07156889A
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Abstract
ストローク合せの不要な脚の昇降装置に関する。 【構成】 航空機の前脚3の近傍にノーズギヤアクチュ
エータモータ7を配設するとともに、左右の主脚2、2
の間に近接してメインギヤアクチュエータモータ8を配
設する。又、緊急時の手動式脚下げ手段として、手動ハ
ンドル9を取り付けた歯車函10を設け、この歯車函1
0と前脚3、主脚2の間を夫々第1トルクチューブ11
と第2トルクチューブ12で連結し、且つこの歯車函1
0に切換機構22を設けて前脚3と主脚2に対する動力
伝達を選択的に切換える得るようにする。又、歯車函1
0に代えて分配機構34を設けてもよい。
Description
機においてストローク合せの不要な脚の昇降装置に関す
る。
空機において、例えばボナンザ、A36のように脚を電
気式アクチュエータで昇降させるような航空機が知られ
ている。そしてこのような航空機において、ノーズギア
とメインギアの昇降用として単独のアクチュエータを使
用するようにしており、又、緊急脚下げ時のバックアッ
プ系統は、アクチュエータを除いて正常時の系統を兼用
するようにしている。つまり、前記ボナンザ、A36の
場合であれば、正常時であればモータの動力をウォーム
ギアからトルクチューブを介して脚に伝達し、緊急時は
手動ハンドルの動力を前記正常時のウォームギアからト
ルクチューブを介して脚に伝達している。
単独のアクチュエータを兼用して複数の脚を同時に昇降
させようとすると、各脚の昇降ストロークを正確に合せ
る必要があり、ストローク合せの作業に労力と多大の時
間を要するという問題があった。又、複数の脚に動力を
伝達する必要があることから、アクチュエータより下流
の動力伝達系統が長くなり、その間の部品点数が増えて
重量が増加するばかりでなく、故障の確率も増すという
問題があった。又、緊急時においては、手動ハンドルに
よって同時に複数の脚を下げるため操作力が大きくな
り、しかも緊急時にも各脚のストローク合せを必要とす
る等の問題があった。更に、緊急脚下げ時にいずれか1
つの脚でもアンロック状態になれば、再度全部の脚を脚
上げしてやり直す必要があることから、正常にロックし
ていた脚までアンロックになる可能性があった。
め、本発明は航空機の前方と後方の脚を上げ下げする昇
降装置において、前方の脚を電気的に作動させる第1の
電気式作動装置と、後方の脚を電気的に作動させる第2
の電気式作動装置を独立に設け、これら第1、第2の電
気式作動装置を夫々の脚に近接配置するようにした。
又、前記昇降装置に非常脚下げ用の手動式脚下げ手段を
設け、この手動式脚下げ手段に、手動ハンドルを取り付
けた歯車函と、この歯車函と前記前方の脚を連結する第
1の動力伝達装置と、該歯車函と後方の脚を連結する第
2の動力伝達装置を設けるとともに、この歯車函に切換
手段を設け、この切換手段によって前方の脚と後方の脚
に対する動力伝達を選択的に切換えることが出来るよう
にした。又、前記歯車函に代えて分配手段を設け、この
分配手段によって手動ハンドルから伝達される動力を前
方の脚と後方の脚に対して差動的に分配出来るようにし
た。
を各脚に近接配置することで、各作動装置の下流の部品
点数が減少し、又、各作動装置までの系統は電気配線等
の軽量部品であるため重量が低減する。又、各脚の昇降
ストロークを合せるような余分な作業が不要となる。
又、緊急脚下げにおいては、前方の脚と後方の脚に対す
る動力伝達を切換えることで操作力の軽減が図られ、
又、動力伝達を差動的に分配するようにすれば操作力を
一定に保つことが出来る。しかも、緊急脚下げ時におい
てもストローク合せの必要がなく、又、緊急脚下げ時に
いずれかの脚に不具合が生じても当該脚のみを再操作す
ればよい。
いて、添付した図面に基づき説明する。図1は昇降装置
の系統図、図2は主脚の作動部の平面図で胴体中央を境
に脚下げと脚上げの夫々の状態を示す状態図、図3は同
側面図である。
示すように、機体1の略中央部に設けられた二本の主脚
2、2と、機体1の前方に設けられた一本の前脚3の合
計三脚式の航空機に適用され、これら主脚2及び前脚3
はリトラクト機能を備えている。
ための昇降装置としては、図1の破線で示す電気配線を
主体とした正常脚操作系統4と、同図の実線で示す緊急
脚操作系統5に区分され、正常脚操作系統4は、操縦席
前方の脚操作ハンドル6と、この脚操作ハンドル6操作
の電気信号によって作動する第1の電気式作動装置とし
てのノーズギヤアクチュエータモータ7、第2の電気式
作動装置としてのメインギヤアクチュエータモータ8
と、この各アクチュエータモータ7、8と前脚3、主脚
2を連結する連結機構を備えている。
前方に手動ハンドル9を取り付けてなる歯車函10と、
この歯車函10から前脚3の連結機構に向けて延出する
第1の動力伝達装置としての第1トルクチューブ11
と、主脚2の連結機構に向けて延出する第2の動力伝達
装置としての第2トルクチューブ12を備え、手動ハン
ドル9の操作によって第1、第2トルクチューブ11、
12及び各連結機構を介して前脚3と主脚2の昇降動を
行わせる。
2及び図3に基づいて主脚2の作動部の概要について説
明する。尚、図2の胴体中央線P―P(機首方向は図中
左方)を境に左方は脚下げ状態を示し、右方は脚上げ状
態を示す。
ショックストラット13と、このストラット13の下端
部に取り付けられるホイル14と、主脚2を昇降せしめ
るための中折れ式のリトラクトバー15と、このリトラ
クトバー15の下端部が連結される脚柱16を備え、こ
のリトラクトバー15の上端は胴体側に支持されるトラ
ニオン17によって支持している。
ータ8は両主脚2、2間の胴体中心線P―P上に配設さ
れ、このメインギヤアクチュエータモータ8とリトラク
トバー15の間には連結機構18(図では一部のみを示
す。)が設けられている。そして、メインギヤアクチュ
エータモータ8の作動によって左右の主脚2、2の昇降
動がなされるようにしている。
トと、このストラットの下端に取り付けられたホイール
20(図1)と、不図示の中折れ式のリトラクトバーと
を備え、前記ノーズギヤアクチュエータモータ7は前脚
3の側方に設けられている。そして、このノーズギヤア
クチュエータモータ7とリトラクトバーの間には、不図
示の連結機構を設けている。
7の作動によって前脚3の昇降動がなされるようにして
いる。
モータ8とノーズギヤアクチュエータモータ7は夫々独
立して設けられていることから、前脚3と主脚2の厳密
なストローク合せは不要であり、しかもメインギヤアク
チュエータモータ8は主脚2に近接し、ノーズギヤアク
チュエータモータ7は前脚3に近接していることから、
各アクチュエータモータ7、8より下流の部品点数が少
なくなり、軽量化が可能となる。
7に基づき説明する。ここで、図4から図6は歯車函の
斜視図、断面図、分解斜視図であり、図7は分配機構の
断面図である。
機構22が設けられている。そして、この切換機構22
には切換ハンドル23が設けられるとともに、この切換
ハンドル23の操作によって動力の伝達を前記第1トル
クチューブ11、又は第2トルクチューブ12に選択的
に切換えるようにしている。
の前面側にアーム25を介して取り付けられている。そ
して、このアーム25の基端部はハンドル軸26に連結
し、このハンドル軸26には一体のギヤ26aが設けら
れている。そしてこのギヤ26aにはギヤ列27を介し
て下流の一対の出力軸28、28のギヤ28a、28a
が噛合している。又、この出力軸28の片側端面には凹
部28bを設けている。
設けられており、歯車ケース24によって回転自在に支
持される一対の回転軸30、30と、この回転軸30に
スプライン嵌合するクラッチ筒31と、このクラッチ筒
31を前記出力軸28の方向に付勢するスプリング32
と、前記切換ハンドル23を備えている。そして、クラ
ッチ筒31の片側端面には段部31aと突起部31bが
設けられ、前記スプリング32によってクラッチ筒31
が出力軸28の方向に付勢されると、この突起部31b
が該出力軸28端面の凹部28bに嵌合するようにして
いる。そして、各回転軸30の端部には第1トルクチュ
ーブ11と第2トルクチューブ12が接続される。
に対して軸33まわりに揺動可能に取り付けられてお
り、又、一端部には歯車ケース24内に向けて突出する
一対の係合ピン23a、23aを備えている。
々前記一対のクラッチ筒31、31端面の段部31a、
31aに当接可能となり、切換ハンドル23が倒れた側
のクラッチ筒31を出力軸28から遠ざける方向に押圧
して、当該側の出力軸28とクラッチ筒31を切り離
す。
2トルクチューブ12の延出端は、夫々前述の前脚3、
及び主脚2の連結機構に接続されている。
おいて、切換ハンドル23を一方側に倒すと、当該側の
クラッチ筒31が切り離され、手動ハンドル21の動力
は他方側の第1トルクチューブ11或いは第2トルクチ
ューブ12のいずれか一方側にのみ伝達され、当該側の
連結機構を介して当該脚の緊急脚下げが行われる。
ることで、操作力の軽減化が図られ、又、全ての脚を厳
密にストローク合せする必要がなくなる。しかも、例え
ばいずれか一方側の緊急脚下げが不調であった時でも、
当該側の脚のみを再操作すればよく、他の正常の脚に影
響を与えない。
配機構を設けた実施例について、図7に基づき説明す
る。
ル21から動力を伝達する入力トルクチューブ35と、
この入力トルクチューブ35に連結する入力軸36と、
この入力軸36と一体のドライブギヤ36aと、このド
ライブギヤ36aに噛合するドリブンギヤ37aと、こ
のドリブンギヤ37aと一体のディファレンシャルケー
ス37と、このディファレンシャルケース37内のピニ
オンシャフト38のピニオン40に噛合する一対のサイ
ドギヤ41、41と、各サイドギヤ41、41と一体の
出力軸43、43を備え、この出力軸43の一方側に第
1トルクチューブ11が接続されるとともに、他方側の
出力軸43に第2トルクチューブ12が接続されて差動
機構を構成している。
トルクチューブ35から動力が伝達されると、主脚2と
前脚3の脚下げ重さに応じて動力が分配され、全体とし
て操作力を一定に保つことが出来る。
脚が先にロックすると、その後の全動力が残りの脚にか
かることになり、全ての脚を厳密にストローク合せする
ことは不要である。
第1の電気式作動装置と第2の電気的作動装置を各脚に
近接配置するようにしたため、各作動装置の下流の部品
点数が減少し重量を低減させることが可能となる。又、
独立に作動装置を設けているから各脚の昇降ストローク
を合せるような余分な作業が不要となる。又、緊急脚下
げ系統においては、前方の脚と後方の脚に対する動力伝
達を切換え、或いは差動的に分配することで操作力の軽
減が図られ、しかも、緊急脚下げ時においてもストロー
ク合せの必要がない。又、緊急脚下げ時にいずれかの脚
に不具合が生じても当該脚のみを再操作すればよい。
と脚上げの夫々の状態を示す状態図
Claims (3)
- 【請求項1】 航空機の前方と後方の脚を上げ下げする
昇降装置において、前記前方の脚を電気的に作動させる
第1の電気式作動装置と、前記後方の脚を電気的に作動
させる第2の電気式作動装置を備え、これら第1、第2
の電気式作動装置を夫々の脚に近接配置してなることを
特徴とする航空機の脚の昇降装置。 - 【請求項2】 前記昇降装置は非常脚下げ用の手動式脚
下げ手段を備え、この手動式脚下げ手段は、手動ハンド
ルが取り付けられた歯車函と、この歯車函と前記前方の
脚を連結する第1の動力伝達装置と、該歯車函と後方の
脚を連結する第2の動力伝達装置を備えるとともに、前
記歯車函は、前記手動ハンドルで伝達される動力を前方
の脚と後方の脚に対して選択的に切換える切換手段を備
えてなることを特徴とする請求項1に記載の航空機の脚
の昇降装置。 - 【請求項3】 前記歯車函に代えて、手動ハンドルで伝
達される動力を前方の脚と後方の脚に対して差動的に分
配する分配手段を備えてなることを特徴とする請求項2
に記載の航空機の脚の昇降装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05307907A JP3095598B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 航空機の脚の昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05307907A JP3095598B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 航空機の脚の昇降装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07156889A true JPH07156889A (ja) | 1995-06-20 |
| JP3095598B2 JP3095598B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=17974610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05307907A Expired - Fee Related JP3095598B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 航空機の脚の昇降装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3095598B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2875475A1 (fr) * | 2004-09-21 | 2006-03-24 | Airbus France Sas | Systeme de manoeuvre d'un train d'atterrissage pour aeronef et aeronef comportant un tel systeme |
| JP2009519160A (ja) * | 2005-12-13 | 2009-05-14 | エアバス・ドイチュラント・ゲーエムベーハー | 共通のパワーエレクトロニクスユニットを用いていくつかの電気サーボモータまたは駆動モータに冗長的に電力を供給する方法および装置 |
| GB2583464A (en) * | 2019-04-18 | 2020-11-04 | Airbus Operations Ltd | System and method for landing gear retraction |
| JP7106082B1 (ja) * | 2021-06-08 | 2022-07-26 | 多摩川精機株式会社 | 航空機用降着装置昇降ギア構造 |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP05307907A patent/JP3095598B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
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| FR2875475A1 (fr) * | 2004-09-21 | 2006-03-24 | Airbus France Sas | Systeme de manoeuvre d'un train d'atterrissage pour aeronef et aeronef comportant un tel systeme |
| WO2006032811A1 (fr) * | 2004-09-21 | 2006-03-30 | Airbus France | Systeme de manoeuvre d'un train d'atterrissage pour aeronef et aeronef comportant un tel systeme |
| JP2009519160A (ja) * | 2005-12-13 | 2009-05-14 | エアバス・ドイチュラント・ゲーエムベーハー | 共通のパワーエレクトロニクスユニットを用いていくつかの電気サーボモータまたは駆動モータに冗長的に電力を供給する方法および装置 |
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| US11608160B2 (en) | 2019-04-18 | 2023-03-21 | Airbus Operations Limited | System and method for landing gear retraction |
| JP7106082B1 (ja) * | 2021-06-08 | 2022-07-26 | 多摩川精機株式会社 | 航空機用降着装置昇降ギア構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3095598B2 (ja) | 2000-10-03 |
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