JPH071591A - シームパッカリング判定用の立体標準モデルの製作方法 - Google Patents

シームパッカリング判定用の立体標準モデルの製作方法

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JPH071591A
JPH071591A JP4327311A JP32731192A JPH071591A JP H071591 A JPH071591 A JP H071591A JP 4327311 A JP4327311 A JP 4327311A JP 32731192 A JP32731192 A JP 32731192A JP H071591 A JPH071591 A JP H071591A
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JP
Japan
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standard model
dimensional
seam
dimensional standard
manufactured
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JP4327311A
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English (en)
Inventor
Noboru Matsunaga
永 昇 松
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Janome Corp
Original Assignee
Janome Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】縫製品の縫目付近に形成される縫いじわに関連
するシームパッカリングの等級を判定するための立体標
準モデルを提供すること。 【構成】試縫いされたシームパッカリングの縫いサンプ
ルの起伏量を非接触型表面偏位測定装置で測定し、その
データをコンピュータに取り込み、コンピュータにより
データ処理した(工程1〜3)ものに基づき、紫外線あ
るいはレーザーによる液状樹脂の3次元光重合あるいは
切削容易な材質のブロックの機械的切削により、マスタ
ーパターンを製作し(工程4)、このマスターパターン
から転写技術により樹脂等の成形型を製作し(工程
5)、この成形型を用いてシームパッカリング判定用の
立体標準モデルを成形により製作する(工程6)方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類等の縫い合わせ部
において、シームパッカリングの等級を判定するための
立体標準モデルの製作方法および立体標準モデルを製作
するためのマスターパターンの製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の説明に先立ち、縫製品のシー
ムパッカリングについて説明する。シームパッカリング
とは、JIS L0122には「縫い目の近辺に発生す
る縫いじわがやや規則的に続いたもの」と定義されてい
る。シームパッカリングの発生要因は、多岐にわたるが
主なものとしてその概略を示せば、上下布の伸びの差に
よる場合、縫い糸の伸びによる場合およびその他の場合
等がある。
【0003】シームパッカリングは、その程度に応じて
その等級が1級から5級に分類されている。従来、この
シームパッカリングの等級の判定に当たっては、1級か
ら5級のシームパッカリングを印画紙平面上の陰影によ
り表現した2次元モデルである写真標準との比較判定に
より行っていた。
【0004】この判定方法は、米国の判定規格AATC
C 88B−1964Tによって決定されたもので、シ
ームパッカリングの等級の判定に当たっては、実物の縫
いサンプルと写真標準とをあらかじめ定めた条件で設置
し、その他これらに対する照明条件、判定のための観察
距離等の条件も細かに定められている。
【0005】即ち、実物の縫いサンプルと写真標準の設
置に関しては、これらを板状の架台に併置し、照明に関
しては照明器具を架台上に支持し、照度、照明角度等の
予め決められた規則により実物の縫いサンプルと写真標
準が併置された架台に照明し、決まった距離からボード
上の縫いサンプルと写真標準と比較観察し、縫いサンプ
ルの等級を判定するように定められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来例によれ
ば、第1にシームパッカリング等級の判定に当たって
は、写真標準は2次元であり、判定される縫いサンプル
は3次元形状で、判定等級の精度を上げるには限界があ
り、判定者の主観が入り込む余地も大きく、従って同一
の縫いサンプルに対して判定者により判定等級が必ずし
も一致しないという問題があり、課題となっていた。
【0007】また、第2にシームパッカリング等級の判
定に当たっては、実際問題として前記したような架台等
の大掛かりな道具を準備する必要があり、更に照明条件
等の細かい設定をしなければならず、洗濯業などの作業
現場や衣類の仕入れ現場で手軽に判定できるものではな
く、課題となっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した従来
技術の課題を解決するために、試縫いされたシームパッ
カリングの縫いサンプルを非接触型表面偏位測定装置、
例えば3次元レーザー測定装置によるシームパッカリン
グの凹凸測定データまたは写真撮影によるシームパッカ
リングの陰影の変化をコンピュータに取り込み、コンピ
ュータによりデータ処理したものに基づき紫外線あるい
はレーザーによる液状樹脂の3次元光重合や、切削容易
な材質のブロックの機械的切削により、マスターパター
ンを製作し、この縫いサンプルに基づき製作されたマス
ターパターンから転写技術により樹脂等の成形型を製作
した後、この成形型を用いて立体標準モデルを成形によ
り製作する方法を提供するもので、更には縫いサンプル
に基づき製作され、製作されたマスターパターンに基づ
き射出成形用の型を製作し、これを用いて射出成形によ
りシームパッカリング判定用の立体標準モデルを製作す
る方法を提供するものである。
【0009】
【発明の作用】本発明によれば、第1にパッカリング等
級の判定にあっては、必要に応じて立体標準モデルの表
面を被判定縫目と対比するために色々な角度から観察し
たり、必要に応じて指等の触覚も動員して判定すること
ができるので、写真標準によるシームパッカリング等級
の判定に比較して、短時間で容易に判定できると共に、
判定者による判定等級の差異が従来よりも小さなものと
なり、精度の良いシームパッカリング等級の判定が可能
になるという作用がある。
【0010】第2にシームパッカリング等級の判定に当
たっては、立体標準モデルと被等級判定サンプルとを対
比するだけでよいので、従来の写真標準による場合のよ
うに架台等の大掛かりな道具を準備したり照明条件等の
細かい設定をする必要がなくなり、洗濯業などの作業現
場や衣類の仕入れ現場で手軽にシームパッカリング等級
の判定ができるという作用がある。
【0011】第3に成形用型としてのシリコンゴム型に
より各等級のについてそれぞれ同一の立体標準モデルを
必要に応じた数を注型により容易に複製できるので、立
体標準モデルを必要とする使用者に迅速に提供できると
共に立体標準モデルの各等級についてその判定基準とな
る起伏量に変更があった場合等には、コンピュータによ
るデータ処理によりその変更等に迅速に対応できるとい
う作用がある。
【0012】
【第1実施例】以下本発明を第1実施例により説明す
る。シームパッカリング判定用の立体標準モデルの製作
方法について図1の工程図および各工程に関連する図面
を参照しながら工程順に説明する。
【0013】工程1(シームパッカリングの縫いサンプ
ルの製作、選択) 図1の工程1で、シームパッカリングの縫いサンプルを
多数製作し、その中からシームパッカリング等級の1級
から5級に該当するものを選択する。
【0014】即ち、キャラコ2枚を重ねて直線縫いし、
図2に示すように縫目付近にシームパッカリングが発生
するようにしたサンプル1を縫製条件を変えて多数製作
し、その中からシームパッカリング等級の1級から5級
に該当するものを目視により選択する。
【0015】工程2(縫いサンプルの起伏量の測定) 次に、これらの選択された縫いサンプルのそれぞれに対
してシームパッカリングの起伏量を測定する。即ち、シ
ームパッカリングの起伏量の測定は、図3に示す非接触
型表面偏位測定装置としての3次元レーザー測定装置2
を用い、台板3上に載置された縫いサンプル1に対して
レーザービーム4を投受光する測定ヘッド5を前後左右
に移動させ、レーザービーム4でスキャニングしながら
行う。測定されたシームパッカリング表面の起伏量を示
す偏位データは、直ちにコンピュータCOMの第1の記
憶装置(図示せず)に取り込まれる。
【0016】工程3(コンピュータによるデータの処
理) ここでコンピュータCOMに取り込まれた最初の偏位デ
ータは、目視により選択されたシームパッカリング等級
の1級から5級の縫いサンプルに対するもので、各等級
間の起伏量の補正後の起伏量や1等級間隔を更に細分化
した各等級の中間等級に対する起伏量の数値化は、すべ
てコンピュータCOMにおいて演算処理され、数値化デ
ータとしてコンピュータCOMの第2の記憶装置(図示
せず)に格納される。
【0017】工程4(マスターパターンの製作) シームパッカリング等級の1級から5級の各等級に対す
るマスターパターンの製作は、前記した数値化データに
基づき機械加工によるブロックの切削または光重合樹脂
を用いた3次元光重合による方法により行う。
【0018】本実施例では、光重合樹脂を用いた3次元
光重合による方法について説明する。図4に示すよう
に、3次元光重合モデル製作装置10の定盤11を光重
合する液状樹脂12に沈め、前記した数値化データに基
づき定盤11上にレーザービーム13で図形照射を行う
と、樹脂が重合し固化する。
【0019】一段の固化が完了すると、もう一段定盤1
1を液状樹脂中に沈めレーザービームをその上に図形照
射しながら重合固化を進める。この操作を繰り返すこと
によりマスターパターンとしての3次元光重合モデル1
4を製作することができる。
【0020】ゴム型に形取りされるマスターパターンと
しての3次元光重合モデル14は、一枚の定盤上で各等
級のものを並列的に製作することもでき、また数値化デ
ータの大きさもコンピュータ処理により拡大、縮小が可
能であることから実用上、便利なモデルの製作形態を選
び組み合わせることができる。
【0021】工程5(成形用型の製作) 工程4で製作したマスターパターンから転写技術により
成形用型を製作する。即ち、図6に示すように、型枠1
5内にマスターパターン14を固定し、その上から液状
のシリコンゴム16を注ぎ、真空脱泡すると、液状のシ
リコンゴム16はマスターパターンの表面に密着しその
表面形状を忠実に写しとり、室温で約2〜17時間放置
すると硬化、離型可能となる。硬化したシリコンゴムを
マスターパターンから離型すると成形用型17が完成す
る。
【0022】工程6(立体標準モデルの製作) 成形用型17から立体標準モデルを注型により製作す
る。即ち、図7に示すように成形用型17にウレタン注
型樹脂18を注型すると、6分程度で硬化し、離型の作
業時間を含め10分程度でゴムの成形型17より離型す
ることができる。離型を完了した注型品は、図8に示す
ようにシームパッカリングの立体標準モデル19とな
る。
【0023】以上説明した方法で、1つのマスターパタ
ーン14から多数個の成形用型17を取り注型を繰り返
せば、効率良く多数の立体標準モデル19を製作するこ
とができる。また、このように製作された立体標準モデ
ル19は布という疑似流動変形体でなくソリッド状態で
あるので、経年変化や湿度、温度等の環境変化に何ら影
響を受けないという利点がある。
【0024】また、本発明による立体標準モデルは、写
真標準のように2次元ではなく、3次元モデルであるた
め、シームパッカリング等級の判定を行うに当たり現場
の照明条件をそのまま受け入れて、照明具合にまどわさ
れることなく、適確な比較、判定をすることができる。
【0025】
【第2実施例】以下本発明を第2実施例の工程を示す図
9を参照しながら説明する。該第2実施例は、第1実施
例がマスターパターンから成形用型を製作したのに対
し、成形用型に変えて射出成形用の型を製作し、射出成
形により立体標準モデルを製作する方法である。該第2
実施例においては、工程図以外の図面は省略する。
【0026】工程11〜工程14 これらの工程11〜工程14は、第1実施例の工程1〜
工程4と同様であるので説明は省略する。
【0027】工程15(転写技術による中間型の製作) 工程14で製作したマスターパターンに対して転写技術
により中間型を製作する。実施例では、マスターパター
ンを型枠内に固定し、液状の弾性型取材を注ぎ、硬化
後、マスターパターンから離型し、中間型を製作する。
この弾性型取材には、多硫化ゴム、ウレタンゴム、シリ
コンゴム等の使用が可能である。
【0028】工程16(中間型からの石膏型取り) 中間型を型枠内に固定し、水−石膏スラリーを注ぎ、硬
化させ石膏型取りを行い、石膏型を製作する。
【0029】工程17(簡易型の製作) 工程16で製作した石膏型を用いて非鉄金属合金を減圧
鋳造し、射出成形用の簡易型を製作する。この非鉄金属
合金には亜鉛、アルミニウムまたは銅等のそれぞれの合
金の使用が可能である。
【0030】工程18(立体標準モデルの製作) 工程17で製作した射出成形用の型を使用して、ポリプ
ロピレン、ABS樹脂等の熱可塑性樹の射出成形により
立体標準モデルを製作する。
【0031】この射出成形による立休標準モデルの製作
は、第1実施例に示す成形用型による場合に比べより迅
速に行われると共に1つの型でより多くの立体標準モデ
ルを製作することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1に、
パッカリング等級の判定にあっては、必要に応じて立体
標準モデルの表面を被判定縫目と対比するために色々な
角度から観察したり、必要に応じて指等の触覚も動員し
て判定することができるので、写真標準によるシームパ
ッカリング等級の判定に比較して、短時間で容易に判定
できると共に、判定者による判定等級の差異が、従来よ
りも小さなものとなり、精度の良いシームパッカリング
等級の判定が可能になるという効果が得られる。
【0033】第2にシームパッカリング等級の判定に当
たっては、立体標準モデルと被等級判定サンプルとを対
比するだけでよいので、従来の写真標準による場合のよ
うに架台等の大掛かりな道具を準備したり照明条件等の
細かい設定をする必要がなくなり、洗濯業などの作業現
場や衣類の仕入れ現場で手軽にシームパッカリング等級
の判定ができるという効果が得られる。
【0034】第3に成形用型としてのシリコンゴム型に
より各等級のについてそれぞれ同一の立体標準モデルを
必要に応じた数を注型により容易に複製できるので、立
体標準モデルを必要とする使用者に迅速に提供できると
共に立体標準モデルの各等級についてその判定基準とな
る起伏量に変更があった場合等には、コンピュータによ
るデータ処理によりその変更等に迅速に対応できるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 立体標準モデルの第1実施例の製作工程を示
す工程図
【図2】 シームパッカリングが発生した縫いサンプル
を示す斜視図
【図3】 3次元レーザービーム測定装置による縫いサ
ンプルのシームパッカリングの起伏量の測定を説明する
【図4】 3次元光重合モデル製作装置による3次元光
重合モデルの製作を説明する図
【図5】 マスターパターンの斜視図
【図6】 マスターパターンから成形用型を製作する過
程を示す図
【図7】 成形用型を用いて立体標準モデルを製作する
過程を示す図
【図8】 成形により製作された立体標準モデルを示す
斜視図
【図9】 立体標準モデルの第2実施例の製作工程を示
す図
【符号の説明】
1 縫いサンプル 2 非接触型表面偏位測定装置としての3次元レー
ザービーム測定装置 COM コンピュータ 12 3次元光重合樹脂 14 マスターパターン 17 成形用型 19 立体標準モデル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非接触型表面偏位測定装置により実際の縫
    いサンプルに形成されたシームパッカリングに対して表
    面の起伏量の偏位を測定し、測定された偏位データをコ
    ンピュータに取り込み、取り込まれた偏位データに基づ
    き液状樹脂の3次元光重合によりあるいは切削容易な材
    質のブロックを機械的に切削することによりシームパッ
    カリング判定用の立体標準モデル用マスターパターンを
    製作する方法。
  2. 【請求項2】縫いサンプルに基づき製作された立体標準
    モデル用マスターパターンを用いて転写技術により成形
    用型を製作し、これに基づき成形により立体標準モデル
    を製作することを特徴とするシームパッカリング判定用
    の立体標準モデルの製作方法。
  3. 【請求項3】縫いサンプルに基づき製作された立体標準
    モデル用マスターパターンを用いて射出成形用の型を製
    作し、これに基づき射出成形により立体標準モデルを製
    作することを特徴とするシームパッカリング判定用の立
    体標準モデルの製作方法。
JP4327311A 1992-11-12 1992-11-12 シームパッカリング判定用の立体標準モデルの製作方法 Pending JPH071591A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6474456B2 (en) 1999-12-20 2002-11-05 Aisin Aw Co., Ltd. Hydraulic control apparatus for automatic transmissions

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6474456B2 (en) 1999-12-20 2002-11-05 Aisin Aw Co., Ltd. Hydraulic control apparatus for automatic transmissions

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