JPH07160879A - 画像処理方法 - Google Patents
画像処理方法Info
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- JPH07160879A JPH07160879A JP34007793A JP34007793A JPH07160879A JP H07160879 A JPH07160879 A JP H07160879A JP 34007793 A JP34007793 A JP 34007793A JP 34007793 A JP34007793 A JP 34007793A JP H07160879 A JPH07160879 A JP H07160879A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 画像を、「ライト、中間、シャドウ」のよう
に視覚的に合致した領域分割を行う。 【構成】 CPUは、画像データ21中の一の画素21
0に着目し、画素210に隣接する画素を検出する。C
PUは、頂点及び辺のデータ画素210に隣接する画素
の中から色空間上における対比強度尺度値が最小(類似
度が最大)となる画素211を画素210に順次統合す
る。色空間上の座標及び実画像上の領域の連結性を考慮
することにより、視覚特性に合致した領域分割が可能と
なる。また、領域統合の判断を隣接するクラスタについ
てのみ行えばよいため、処理時間及びメモリ容量を軽減
できる。また、領域統合されたクラスタに不連続の部分
が生じることもない。
に視覚的に合致した領域分割を行う。 【構成】 CPUは、画像データ21中の一の画素21
0に着目し、画素210に隣接する画素を検出する。C
PUは、頂点及び辺のデータ画素210に隣接する画素
の中から色空間上における対比強度尺度値が最小(類似
度が最大)となる画素211を画素210に順次統合す
る。色空間上の座標及び実画像上の領域の連結性を考慮
することにより、視覚特性に合致した領域分割が可能と
なる。また、領域統合の判断を隣接するクラスタについ
てのみ行えばよいため、処理時間及びメモリ容量を軽減
できる。また、領域統合されたクラスタに不連続の部分
が生じることもない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理方法に関し、
詳しくは画像データをある特徴を有する領域毎に分割を
行う画像処理方法に関する。
詳しくは画像データをある特徴を有する領域毎に分割を
行う画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷・写真・絵画等の分野においては、
画像の明度・色相・彩度・座標(位置)等を総合的にと
らえ、「ライト、中間、シャドウ」のように画像の部分
を分類することが多い。例えば、人物を表す写真の校正
段階において「人物のライトをさらに明るく」等のよう
に、画像のある部分を特定するために「ライト、中間、
シャドウ」という概念が用いられることが多い。「ライ
ト、中間、シャドウ」の判断は専ら作業者の判断に委ね
られており、作業者はこの判断をする際に画像の明度・
色相・彩度・座標等を総合的に考慮することが知られて
いる。
画像の明度・色相・彩度・座標(位置)等を総合的にと
らえ、「ライト、中間、シャドウ」のように画像の部分
を分類することが多い。例えば、人物を表す写真の校正
段階において「人物のライトをさらに明るく」等のよう
に、画像のある部分を特定するために「ライト、中間、
シャドウ」という概念が用いられることが多い。「ライ
ト、中間、シャドウ」の判断は専ら作業者の判断に委ね
られており、作業者はこの判断をする際に画像の明度・
色相・彩度・座標等を総合的に考慮することが知られて
いる。
【0003】近年、印刷等の分野においては、原稿画像
をコンピュータにより処理することが多くなったため、
「ライト、中間、シャドウ」についても同様にコンピュ
ータにより自動的に抽出処理できることが好ましい。画
像中のある領域を抽出する一般的な方法として、濃度差
を有する画像を所定の閾値を用いて領域分割を行う方
法、濃度または色度等のヒストグラムにより決定された
閾値を用いて領域分割を行う方法、画像のエッジを領域
の境界線とみなして領域分割を行う方法等を用いること
が考えられる。
をコンピュータにより処理することが多くなったため、
「ライト、中間、シャドウ」についても同様にコンピュ
ータにより自動的に抽出処理できることが好ましい。画
像中のある領域を抽出する一般的な方法として、濃度差
を有する画像を所定の閾値を用いて領域分割を行う方
法、濃度または色度等のヒストグラムにより決定された
閾値を用いて領域分割を行う方法、画像のエッジを領域
の境界線とみなして領域分割を行う方法等を用いること
が考えられる。
【0004】しかしながら、上記従来の画像処理方法
は、いずれも画像の明度・色相・彩度・座標等をそれぞ
れ別個に判断することにより領域分割を行うものであっ
て、これらを総合的にとらえて領域分割を行うものでは
ない。したがって、従来の画像処理方法によって分割さ
れた領域は、「ライト、中間、シャドウ」という概念に
よる領域とは異なったものとなってしまう。すなわち、
上述した画像処理方法によっては、「ライト、中間、シ
ャドウ」のように、人間の認識に合致した領域分割を行
うことはできない。
は、いずれも画像の明度・色相・彩度・座標等をそれぞ
れ別個に判断することにより領域分割を行うものであっ
て、これらを総合的にとらえて領域分割を行うものでは
ない。したがって、従来の画像処理方法によって分割さ
れた領域は、「ライト、中間、シャドウ」という概念に
よる領域とは異なったものとなってしまう。すなわち、
上述した画像処理方法によっては、「ライト、中間、シ
ャドウ」のように、人間の認識に合致した領域分割を行
うことはできない。
【0005】また、「ライト、中間、シャドウ」の分割
・分類に階層性があることに着目すれば、階層的クラス
タ分析法を画像に適用して、「ライト、中間、シャド
ウ」の各領域を分割・分類することも考えられる。とこ
ろが、この場合には以下の問題が生じる。階層的クラス
タリングを行うためには、全ての画素対についての色空
間上の距離を計算し、この中から最小距離のクラスタ対
を見つけださなければならない。このため、画素数が増
えると、計算対象とするクラスタ対の数は膨大な数とな
り、処理時間および必要とするメモリ容量は膨大なもの
となってしまう。例えば、512×512画素の画像デ
ータにあっては、全画素数n=512×512=262
144における画素対の組み合わせの数はnC2=3.4
36×106となる。この数のデータを同時にメモリに
保持しようとすると、およそ200〜400GByte
sもの大容量メモリを必要とする。また、画素数nにつ
いての画素対の数はnC2=n(n+1)/2で表される
ことから、演算対象となる画素対の数は画素数nの二乗
に比例して増加することが確認できる。したがって、か
かる方法は、膨大な計算時間およびメモリ容量を必要と
するため、高精細画像を対象としたクラスタリングには
適用できず、「ライト、中間、シャドウ」の各領域の分
割を行うことは不可能である。
・分類に階層性があることに着目すれば、階層的クラス
タ分析法を画像に適用して、「ライト、中間、シャド
ウ」の各領域を分割・分類することも考えられる。とこ
ろが、この場合には以下の問題が生じる。階層的クラス
タリングを行うためには、全ての画素対についての色空
間上の距離を計算し、この中から最小距離のクラスタ対
を見つけださなければならない。このため、画素数が増
えると、計算対象とするクラスタ対の数は膨大な数とな
り、処理時間および必要とするメモリ容量は膨大なもの
となってしまう。例えば、512×512画素の画像デ
ータにあっては、全画素数n=512×512=262
144における画素対の組み合わせの数はnC2=3.4
36×106となる。この数のデータを同時にメモリに
保持しようとすると、およそ200〜400GByte
sもの大容量メモリを必要とする。また、画素数nにつ
いての画素対の数はnC2=n(n+1)/2で表される
ことから、演算対象となる画素対の数は画素数nの二乗
に比例して増加することが確認できる。したがって、か
かる方法は、膨大な計算時間およびメモリ容量を必要と
するため、高精細画像を対象としたクラスタリングには
適用できず、「ライト、中間、シャドウ」の各領域の分
割を行うことは不可能である。
【0006】したがって、従来の画像処理方法のいずれ
を用いたとしても、画像を「ライト、中間、シャドウ」
の各領域に分割することはできなかった。
を用いたとしても、画像を「ライト、中間、シャドウ」
の各領域に分割することはできなかった。
【0007】
【発明の目的】そこで、本発明は、画像を人間の認識に
合わせて「ライト、中間、シャドウ」の各領域に分割可
能な画像処理方法を提供することを目的としている。
合わせて「ライト、中間、シャドウ」の各領域に分割可
能な画像処理方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、画像データ中の対比される2つの領域の類似度を、
色空間上における当該2つの領域の座標に基づき算出
し、上記画像データ中の一の領域に隣接した複数の他の
領域のうち、当該一の領域との類似度が最大となる他の
領域を当該一の領域に順次統合することを特徴とする画
像処理方法である。
は、画像データ中の対比される2つの領域の類似度を、
色空間上における当該2つの領域の座標に基づき算出
し、上記画像データ中の一の領域に隣接した複数の他の
領域のうち、当該一の領域との類似度が最大となる他の
領域を当該一の領域に順次統合することを特徴とする画
像処理方法である。
【0009】請求項2に記載の発明は、画像データ中の
対比される2つの領域の類似度を、色空間上における当
該2つの領域の座標に基づき算出し、上記画像データ中
の一の領域に隣接した複数の他の領域のうち、当該一の
領域との類似度が最大となる他の領域を当該一の領域に
順次統合し、領域統合の順序および領域統合された領域
間の類似度を表す履歴データを生成し、上記履歴データ
に従い領域統合された画像データのうち、所定範囲の類
似度の領域対を、領域統合の順序と逆の順序で順次分割
することを特徴とする画像処理方法である。
対比される2つの領域の類似度を、色空間上における当
該2つの領域の座標に基づき算出し、上記画像データ中
の一の領域に隣接した複数の他の領域のうち、当該一の
領域との類似度が最大となる他の領域を当該一の領域に
順次統合し、領域統合の順序および領域統合された領域
間の類似度を表す履歴データを生成し、上記履歴データ
に従い領域統合された画像データのうち、所定範囲の類
似度の領域対を、領域統合の順序と逆の順序で順次分割
することを特徴とする画像処理方法である。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の類似度を画像データ中の対比される2つの
領域を統合したことによる色空間上における各領域の分
散または重心の変化に基づき算出することを特徴とする
画像処理方法である。
求項2記載の類似度を画像データ中の対比される2つの
領域を統合したことによる色空間上における各領域の分
散または重心の変化に基づき算出することを特徴とする
画像処理方法である。
【0011】請求項4に記載の発明は、画像データを構
成する各領域を頂点とみなし、隣接し合う2つの頂点の
類似度を色空間上における2つの頂点の座標に基づき算
出し、算出された類似度を上記2つの頂点を連結する辺
とみなし、一の頂点に連結された複数の辺のなかから、
類似度が最大となる辺を検索するとともに、検索された
辺に連結された他の頂点を上記一の頂点に統合する処理
を繰り返すことを特徴とする画像処理方法である。
成する各領域を頂点とみなし、隣接し合う2つの頂点の
類似度を色空間上における2つの頂点の座標に基づき算
出し、算出された類似度を上記2つの頂点を連結する辺
とみなし、一の頂点に連結された複数の辺のなかから、
類似度が最大となる辺を検索するとともに、検索された
辺に連結された他の頂点を上記一の頂点に統合する処理
を繰り返すことを特徴とする画像処理方法である。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明において、画像データ中の
対比される2つの領域(クラスタ)の類似度を、色空間
上における当該2つの領域の座標に基づき算出する。す
なわち、2つの領域の色度等が近似している場合には、
類似度は大きくなる。そして、画像データ中の一の領域
に隣接した複数の他の領域のなかから、当該一の領域と
の類似度が最大となる他の領域を当該一の領域に順次統
合する。これにより、色度の近似した領域同士が統合さ
れ、領域間のコントラストを十分に高くすることができ
る。
対比される2つの領域(クラスタ)の類似度を、色空間
上における当該2つの領域の座標に基づき算出する。す
なわち、2つの領域の色度等が近似している場合には、
類似度は大きくなる。そして、画像データ中の一の領域
に隣接した複数の他の領域のなかから、当該一の領域と
の類似度が最大となる他の領域を当該一の領域に順次統
合する。これにより、色度の近似した領域同士が統合さ
れ、領域間のコントラストを十分に高くすることができ
る。
【0013】本発明によれば、色空間上座標および実画
像上の座標等を考慮することにより、明度・色度等を総
合的にとらえた領域統合が可能となる。以上のことよ
り、画像を「ライト、中間、シャドウ」のように画像を
大局的にとらえた領域抽出を行うことができる。さら
に、本発明によれば、隣接する領域対についてのみ類似
度を算出すればよいため、類似度のデータ等を保持する
ためのメモリ容量を低減できるとともに、画像に関して
階層的クラスタリングを短時間に行うことができるとい
う利点もある。
像上の座標等を考慮することにより、明度・色度等を総
合的にとらえた領域統合が可能となる。以上のことよ
り、画像を「ライト、中間、シャドウ」のように画像を
大局的にとらえた領域抽出を行うことができる。さら
に、本発明によれば、隣接する領域対についてのみ類似
度を算出すればよいため、類似度のデータ等を保持する
ためのメモリ容量を低減できるとともに、画像に関して
階層的クラスタリングを短時間に行うことができるとい
う利点もある。
【0014】請求項2記載の発明において、画像データ
中の対比される2つの領域の類似度を、色空間上におけ
る当該2つの領域の座標に基づき算出する。そして、上
記画像データ中の一の領域に隣接した複数の他の領域の
うち、当該一の領域との類似度が最大となる他の領域を
当該一の領域に順次統合する。このとき、領域統合の順
序および領域統合された領域間の類似度を表す履歴デー
タを生成しておく。そして、領域統合された画像データ
のうち、上記履歴データに従い、所定範囲の類似度の領
域対を、領域統合の順序と逆の順序で順次分割する。す
なわち、領域統合された画像データは、ある程度特徴の
近似した領域毎に再度分割される。したがって、本発明
によれば、画像データ中から所望の領域を抽出すること
ができるものである。
中の対比される2つの領域の類似度を、色空間上におけ
る当該2つの領域の座標に基づき算出する。そして、上
記画像データ中の一の領域に隣接した複数の他の領域の
うち、当該一の領域との類似度が最大となる他の領域を
当該一の領域に順次統合する。このとき、領域統合の順
序および領域統合された領域間の類似度を表す履歴デー
タを生成しておく。そして、領域統合された画像データ
のうち、上記履歴データに従い、所定範囲の類似度の領
域対を、領域統合の順序と逆の順序で順次分割する。す
なわち、領域統合された画像データは、ある程度特徴の
近似した領域毎に再度分割される。したがって、本発明
によれば、画像データ中から所望の領域を抽出すること
ができるものである。
【0015】請求項3記載の発明においては、請求項1
または請求項2記載の類似度を画像データ中の対比され
る2つの領域を統合した場合における色空間上の各領域
の分散または重心の変化に基づき算出する。例えば、色
度が相違するために色空間上において2領域が離れてい
る場合には、これらの2領域を統合することにより分散
は大きくなる。一方、色度が近似するために色空間上に
おいて2領域が接近している場合には、これらの2領域
を統合したとしても分散はさほど変化しない。また、色
空間上においてかけ離れた2領域を統合した場合には、
統合前後の重心位置が大きく変動する。一方、距離が近
い2領域を統合した場合には、統合前後の重心位置の変
動は少ない。よって、分散または重心の変化に基づき類
似度を算出することが可能となる。
または請求項2記載の類似度を画像データ中の対比され
る2つの領域を統合した場合における色空間上の各領域
の分散または重心の変化に基づき算出する。例えば、色
度が相違するために色空間上において2領域が離れてい
る場合には、これらの2領域を統合することにより分散
は大きくなる。一方、色度が近似するために色空間上に
おいて2領域が接近している場合には、これらの2領域
を統合したとしても分散はさほど変化しない。また、色
空間上においてかけ離れた2領域を統合した場合には、
統合前後の重心位置が大きく変動する。一方、距離が近
い2領域を統合した場合には、統合前後の重心位置の変
動は少ない。よって、分散または重心の変化に基づき類
似度を算出することが可能となる。
【0016】請求項4に記載の発明において、先ず、画
像データを構成する各領域を頂点とみなす。次に、隣接
し合う2つの頂点の類似度を色空間上における2つの頂
点の座標に基づき算出し、算出された類似度を上記2つ
の頂点を連結する辺とみなす。すなわち、各領域、類似
度を頂点および辺を用いたグラフ構造によって表す。そ
して、一の頂点に連結された複数の辺のなかから、類似
度が最大となる辺を検索するとともに、検索された辺に
連結された他の頂点を上記一の頂点に統合する処理を繰
り返す。このようにグラフ構造を用いることにより、領
域統合を階層的に行うことが可能となるものである。
像データを構成する各領域を頂点とみなす。次に、隣接
し合う2つの頂点の類似度を色空間上における2つの頂
点の座標に基づき算出し、算出された類似度を上記2つ
の頂点を連結する辺とみなす。すなわち、各領域、類似
度を頂点および辺を用いたグラフ構造によって表す。そ
して、一の頂点に連結された複数の辺のなかから、類似
度が最大となる辺を検索するとともに、検索された辺に
連結された他の頂点を上記一の頂点に統合する処理を繰
り返す。このようにグラフ構造を用いることにより、領
域統合を階層的に行うことが可能となるものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る画像処理方法
を説明する。
を説明する。
【0018】本実施例に係る画像処理方法を実行可能な
画像処理装置のブロック図を図1に示す。この画像処理
装置は、バス10、CPU11、入力I/F12、プロ
グラムメモリ13、ワークメモリ14、画像メモリ1
5、出力I/F16、外部記憶装置17、GDC(グラ
フィック・ディスプレイ・コントローラ)18、ディス
プレイ19等により構成されている。CPU11は、プ
ログラムメモリ13に書き込まれたプログラムに従い画
像の領域分割等の処理を実行するものである。入力I/
F12は、処理対象となる画像データを入力するための
インタフェースである。画像データは自然画像を表し、
例えば512×512画素のRGB(またはCMYK、
CIE LAB)のカラーのデータより構成される。プ
ログラムメモリ13は上述したCPU11の処理手順を
表すプログラムデータを格納するためのものである。
画像処理装置のブロック図を図1に示す。この画像処理
装置は、バス10、CPU11、入力I/F12、プロ
グラムメモリ13、ワークメモリ14、画像メモリ1
5、出力I/F16、外部記憶装置17、GDC(グラ
フィック・ディスプレイ・コントローラ)18、ディス
プレイ19等により構成されている。CPU11は、プ
ログラムメモリ13に書き込まれたプログラムに従い画
像の領域分割等の処理を実行するものである。入力I/
F12は、処理対象となる画像データを入力するための
インタフェースである。画像データは自然画像を表し、
例えば512×512画素のRGB(またはCMYK、
CIE LAB)のカラーのデータより構成される。プ
ログラムメモリ13は上述したCPU11の処理手順を
表すプログラムデータを格納するためのものである。
【0019】ワークメモリ14はCPU11が領域分割
の処理に伴い算出するデータ(後述するツリーデータ、
リストデータ等)を一時保持しておくためのものであ
る。画像メモリ15は入力I/F12から入力された画
像データを蓄えるためのものである。出力I/F16
は、領域分割された画像データ等を外部機器(プリンタ
等)に出力するためのディジタルインタフェースであ
る。外部記憶装置17は、ハードディスクユニット、光
磁気ディスクユニット等により構成され、画像データ、
領域分割された画像データ、ツリーデータ、リストデー
タ、プログラムデータ等を保存する大容量記憶装置であ
る。GDC18は画像データおよび領域分割後の画像デ
ータ等に基づき、表示データを生成するものである。デ
ィスプレイ19はこの表示データに基づく画像を表示す
るためのものである。
の処理に伴い算出するデータ(後述するツリーデータ、
リストデータ等)を一時保持しておくためのものであ
る。画像メモリ15は入力I/F12から入力された画
像データを蓄えるためのものである。出力I/F16
は、領域分割された画像データ等を外部機器(プリンタ
等)に出力するためのディジタルインタフェースであ
る。外部記憶装置17は、ハードディスクユニット、光
磁気ディスクユニット等により構成され、画像データ、
領域分割された画像データ、ツリーデータ、リストデー
タ、プログラムデータ等を保存する大容量記憶装置であ
る。GDC18は画像データおよび領域分割後の画像デ
ータ等に基づき、表示データを生成するものである。デ
ィスプレイ19はこの表示データに基づく画像を表示す
るためのものである。
【0020】本実施例に係る画像処理方法の詳細を説明
する前に、階層的クラスタリングの概要を先ず説明す
る。階層的クラスタリングは、色相、明度、彩度等の特
徴が近似している(類似度の大きい)領域(クラスタ)
同士を順次統合していくことにより画像の領域分割を行
うものである。この画像処理装置によれば、与えられた
画像を人物と背景との領域に分割することが可能となる
ものである。
する前に、階層的クラスタリングの概要を先ず説明す
る。階層的クラスタリングは、色相、明度、彩度等の特
徴が近似している(類似度の大きい)領域(クラスタ)
同士を順次統合していくことにより画像の領域分割を行
うものである。この画像処理装置によれば、与えられた
画像を人物と背景との領域に分割することが可能となる
ものである。
【0021】例えば、物と背景をあらわす画像データが
画像処理装置に与えられたとする。画像処理装置は、n
画素の画像データ中の各画素の色空間上の座標点を初期
クラスタとする。色空間上におけるn個のクラスタは、
背景を表す画素と人物を表す画素とに対応して2つのか
たまった分布をなす。画像処理装置は、n個の初期クラ
スタの中の一のクラスタに着目し、色空間上においてこ
のクラスタに色度の近いクラスタを探し出す。すなわ
ち、画像処理装置は一のクラスタと他の全てのクラスタ
との色度等を色空間上の座標により計算し、色度の近似
した他のクラスタを探し出す。
画像処理装置に与えられたとする。画像処理装置は、n
画素の画像データ中の各画素の色空間上の座標点を初期
クラスタとする。色空間上におけるn個のクラスタは、
背景を表す画素と人物を表す画素とに対応して2つのか
たまった分布をなす。画像処理装置は、n個の初期クラ
スタの中の一のクラスタに着目し、色空間上においてこ
のクラスタに色度の近いクラスタを探し出す。すなわ
ち、画像処理装置は一のクラスタと他の全てのクラスタ
との色度等を色空間上の座標により計算し、色度の近似
した他のクラスタを探し出す。
【0022】このようにして検出されたクラスタ対は、
実画像におけるる色相、明度、彩度等が互いに近似した
ものとなる。画像処理装置がこのクラスタ対を統合する
ことにより、クラスタの数はn−1個となる。この処理
を繰り返し実行し、クラスタ同士を順次統合すると、最
終的にはクラスタの数は1個となる。ここで、画像処理
装置が領域統合の過程においてクラスタの数が2個とな
った時点において領域統合を中止し、各画素を2つのク
ラスタに分類したとする。このようにして得られた2つ
のクラスタのうち、同一のクラスタを構成する画素同士
は互いに色度が近似しているが、異なるクラスタ間の画
素同士は色度が大きく異なっている。すなわち、画像デ
ータは特徴の異なる2つのグループに分割されたことに
なる。以上の処理により、画像を背景と人物との2つの
領域に分割することが可能となるものである。
実画像におけるる色相、明度、彩度等が互いに近似した
ものとなる。画像処理装置がこのクラスタ対を統合する
ことにより、クラスタの数はn−1個となる。この処理
を繰り返し実行し、クラスタ同士を順次統合すると、最
終的にはクラスタの数は1個となる。ここで、画像処理
装置が領域統合の過程においてクラスタの数が2個とな
った時点において領域統合を中止し、各画素を2つのク
ラスタに分類したとする。このようにして得られた2つ
のクラスタのうち、同一のクラスタを構成する画素同士
は互いに色度が近似しているが、異なるクラスタ間の画
素同士は色度が大きく異なっている。すなわち、画像デ
ータは特徴の異なる2つのグループに分割されたことに
なる。以上の処理により、画像を背景と人物との2つの
領域に分割することが可能となるものである。
【0023】図2は画像データおよび領域統合処理の概
念図である。図2中の符号21は、入力I/F12から
入力された画像データのうちの一部(9画素分)を示し
ている。図3はL*a*b*色空間上における画像データ
を表す図である。本画像処理装置にあっては、例えば画
素(クラスタ)210といずれの画素を統合させるかを
以下のように判断している。
念図である。図2中の符号21は、入力I/F12から
入力された画像データのうちの一部(9画素分)を示し
ている。図3はL*a*b*色空間上における画像データ
を表す図である。本画像処理装置にあっては、例えば画
素(クラスタ)210といずれの画素を統合させるかを
以下のように判断している。
【0024】先ず、画像処理装置は、画素210に隣接
する画素(4近傍または8近傍)を探し出す。画素21
0に隣接する画素のみが、画素210と統合可能なもの
である。そして、画像処理装置は、画素210に隣接す
る画素のうち対比強度尺度値が最小となる(類似度が最
大となる)画素を探し出す。対比強度尺度値は、後述す
るようにL*a*b*色空間(図3)上において領域統合
をした場合に、クラスタの分散値の変化を表したもので
ある。L*a*b*色空間は均等色空間であり、この空間
上における距離は視覚上の色度の差に略比例したものと
なっている。すなわち、L*a*b*色空間における対比
強度尺度値が小さいということは、クラスタ対の色度等
が近似している(類似度が大きい)ことを意味し、対比
強度尺度値が大きいということは領域対の色度等が相違
(類似度が小さい)ということを意味している。
する画素(4近傍または8近傍)を探し出す。画素21
0に隣接する画素のみが、画素210と統合可能なもの
である。そして、画像処理装置は、画素210に隣接す
る画素のうち対比強度尺度値が最小となる(類似度が最
大となる)画素を探し出す。対比強度尺度値は、後述す
るようにL*a*b*色空間(図3)上において領域統合
をした場合に、クラスタの分散値の変化を表したもので
ある。L*a*b*色空間は均等色空間であり、この空間
上における距離は視覚上の色度の差に略比例したものと
なっている。すなわち、L*a*b*色空間における対比
強度尺度値が小さいということは、クラスタ対の色度等
が近似している(類似度が大きい)ことを意味し、対比
強度尺度値が大きいということは領域対の色度等が相違
(類似度が小さい)ということを意味している。
【0025】例えば、L*a*b*色空間において画素2
10と画素211との対比強度尺度値が最小であったと
すると、画像処理装置は画素210と画素211との領
域統合を行う。このような処理を繰り返すことにより、
隣接する画素(クラスタ)対のうち、色度等の近似した
もの同士が順次統合され、最終的には9個の画素は1つ
のクラスタ(領域)にまとめられるものである。
10と画素211との対比強度尺度値が最小であったと
すると、画像処理装置は画素210と画素211との領
域統合を行う。このような処理を繰り返すことにより、
隣接する画素(クラスタ)対のうち、色度等の近似した
もの同士が順次統合され、最終的には9個の画素は1つ
のクラスタ(領域)にまとめられるものである。
【0026】上述した階層的クラスタリング処理を効率
よく行うために、本実施例はいわゆるグラフ構造による
データ処理を行っている。すなわち、画像データを構成
する画素(クラスタ)を頂点とみなし、L*a*b*色空
間における画素(クラスタ)間の対比強度尺度値を辺と
みなし、各領域および各領域間の類似度等をグラフとし
て扱うものである。これらの頂点および辺の全体をグラ
フとしてとらえると、階層的クラスタリングの処理はい
わゆる木(tree)を構成することになる。以下に、
本画像処理装置における各種データ構造を図5〜図8を
参照しながら説明する。
よく行うために、本実施例はいわゆるグラフ構造による
データ処理を行っている。すなわち、画像データを構成
する画素(クラスタ)を頂点とみなし、L*a*b*色空
間における画素(クラスタ)間の対比強度尺度値を辺と
みなし、各領域および各領域間の類似度等をグラフとし
て扱うものである。これらの頂点および辺の全体をグラ
フとしてとらえると、階層的クラスタリングの処理はい
わゆる木(tree)を構成することになる。以下に、
本画像処理装置における各種データ構造を図5〜図8を
参照しながら説明する。
【0027】図5は、頂点のデータ50および辺のデー
タ51を表している。頂点のデータ50はクラスタの情
報を表すものであり、以下のデータにより構成されてい
る。同図において、ラベル501はグラフ中の一意の記
号であればよいが、本実施例では頂点であるクラスタの
実画像上の座標(x,y)を表している。例えば、32
ビットのデータのうちの上位16ビットをy座標値、下
位16ビットをx座標値とすると、ラベル501はy×
65536+xのように表される。また、画像の幅をw
とし、x+y×wのようにラベル501を表すことも可
能である。L*平均値502、a*平均値503、b*平
均値504は、クラスタ内の各画素についてのL*a*b
*色空間における各座標の平均値を表したものである。
サンプル数505は、クラスタを構成する全画素数を表
している。リストへのポインタ506は、ワークメモリ
14上におけるリストデータ60のアドレスを表すもの
である。リストデータ60は、辺のデータのポインタよ
りなるものであり、これについては後述する(図6)。
二分木へのポインタ507は、統合前の頂点を表す二分
木のノードを表すものである。すなわち、二分木のデー
タはクラスタの統合履歴をツリー構造のデータとして表
したものである。
タ51を表している。頂点のデータ50はクラスタの情
報を表すものであり、以下のデータにより構成されてい
る。同図において、ラベル501はグラフ中の一意の記
号であればよいが、本実施例では頂点であるクラスタの
実画像上の座標(x,y)を表している。例えば、32
ビットのデータのうちの上位16ビットをy座標値、下
位16ビットをx座標値とすると、ラベル501はy×
65536+xのように表される。また、画像の幅をw
とし、x+y×wのようにラベル501を表すことも可
能である。L*平均値502、a*平均値503、b*平
均値504は、クラスタ内の各画素についてのL*a*b
*色空間における各座標の平均値を表したものである。
サンプル数505は、クラスタを構成する全画素数を表
している。リストへのポインタ506は、ワークメモリ
14上におけるリストデータ60のアドレスを表すもの
である。リストデータ60は、辺のデータのポインタよ
りなるものであり、これについては後述する(図6)。
二分木へのポインタ507は、統合前の頂点を表す二分
木のノードを表すものである。すなわち、二分木のデー
タはクラスタの統合履歴をツリー構造のデータとして表
したものである。
【0028】辺のデータ51は以下のように構成されて
いる。対比強度尺度値511は辺の両端にある頂点(ク
ラスタ)間のL*a*b*色空間上における分散変化を表
している。すなわち、対比強度尺度値511は、対比さ
れる2つのクラスタを統合したと仮定して、統合前後に
おけるL*a*b*色空間上のクラスタの分散値の変化を
表したものである。したがって、対比強度尺度値が小さ
いということは、2つのクラスタを統合した場合におけ
る分散値の変化が少ないということであり、すなわち、
2つのクラスタの色度が近似している(類似度が大き
い)ということを意味している。逆に、対比強度尺度値
が大きいということは、2つのクラスタを統合した場合
における分散値の変化が大きいということであり、すな
わち、2つのクラスタの色度が相違している(類似度が
小さい)ということを意味している。なお、図3の下式
に従い対比強度尺度値を算出する際に、L*a*b*の各
成分に重み付けをしてもよい。
いる。対比強度尺度値511は辺の両端にある頂点(ク
ラスタ)間のL*a*b*色空間上における分散変化を表
している。すなわち、対比強度尺度値511は、対比さ
れる2つのクラスタを統合したと仮定して、統合前後に
おけるL*a*b*色空間上のクラスタの分散値の変化を
表したものである。したがって、対比強度尺度値が小さ
いということは、2つのクラスタを統合した場合におけ
る分散値の変化が少ないということであり、すなわち、
2つのクラスタの色度が近似している(類似度が大き
い)ということを意味している。逆に、対比強度尺度値
が大きいということは、2つのクラスタを統合した場合
における分散値の変化が大きいということであり、すな
わち、2つのクラスタの色度が相違している(類似度が
小さい)ということを意味している。なお、図3の下式
に従い対比強度尺度値を算出する際に、L*a*b*の各
成分に重み付けをしてもよい。
【0029】辺のデータ51中の頂点のデータへのポイ
ンタ512、513は、辺の両端の頂点のデータのアド
レスを示している。したがって、辺のデータ51を参照
することにより、クラスタの連結関係および各クラスタ
間の類似度を容易に判断することが可能となるものであ
る。
ンタ512、513は、辺の両端の頂点のデータのアド
レスを示している。したがって、辺のデータ51を参照
することにより、クラスタの連結関係および各クラスタ
間の類似度を容易に判断することが可能となるものであ
る。
【0030】図6は、リストデータ60、頂点のデータ
50、辺のデータ51の関係を表している。この図の頂
点のデータ50、辺のデータ51は上述したとうりのも
のである。リストデータ60は、辺のデータ51のアド
レスを示すポインタ601より構成されているものであ
る。よって、リストデータ60を参照することにより、
辺および頂点の連結関係を把握することが可能となるも
のである。また、辺のデータ51中のポインタ512、
513を参照することにより辺の両端にある2つの頂点
のデータ50を探し出すことができ、頂点のデータ50
中のリストへのポインタ506を参照することによりリ
ストデータ60を探し出すことができるものである。
50、辺のデータ51の関係を表している。この図の頂
点のデータ50、辺のデータ51は上述したとうりのも
のである。リストデータ60は、辺のデータ51のアド
レスを示すポインタ601より構成されているものであ
る。よって、リストデータ60を参照することにより、
辺および頂点の連結関係を把握することが可能となるも
のである。また、辺のデータ51中のポインタ512、
513を参照することにより辺の両端にある2つの頂点
のデータ50を探し出すことができ、頂点のデータ50
中のリストへのポインタ506を参照することによりリ
ストデータ60を探し出すことができるものである。
【0031】図7は、頂点のデータ50、ツリー構造の
ノードデータ70を表している。ノードデータ70に
は、2つの頂点(クラスタ)を統合する際の情報が含ま
れており、二分木のデータの一部を構成するものであ
る。ラベル701は統合後の頂点のラベルで、本実施例
では、統合前の2つの頂点のラベルのいずれかとする。
L*平均値702、a*平均値703、b*平均値704
は、2つのクラスタを統合した後の各色成分の平均値で
ある。すなわち、各クラスタの総画素数に従い各色成分
の値を加重平均したものが、L*平均値702、a*平均
値703、b*平均値704である。対比強度尺度値7
05は、上述したように2つのクラスタを統合した場合
におけるL*a*b*色空間上の分散値の変化を示してい
る。
ノードデータ70を表している。ノードデータ70に
は、2つの頂点(クラスタ)を統合する際の情報が含ま
れており、二分木のデータの一部を構成するものであ
る。ラベル701は統合後の頂点のラベルで、本実施例
では、統合前の2つの頂点のラベルのいずれかとする。
L*平均値702、a*平均値703、b*平均値704
は、2つのクラスタを統合した後の各色成分の平均値で
ある。すなわち、各クラスタの総画素数に従い各色成分
の値を加重平均したものが、L*平均値702、a*平均
値703、b*平均値704である。対比強度尺度値7
05は、上述したように2つのクラスタを統合した場合
におけるL*a*b*色空間上の分散値の変化を示してい
る。
【0032】サブツリーへのポインタ706、707
は、統合されたノードデータ70を指し示すものであ
る。このように階層的構造をなすノードデータ70をた
どっていくことにより、領域統合の過程を把握すること
ができるものである。
は、統合されたノードデータ70を指し示すものであ
る。このように階層的構造をなすノードデータ70をた
どっていくことにより、領域統合の過程を把握すること
ができるものである。
【0033】図8は、B−木(tree)を表す図であ
る。このB−木80は、対比強度尺度値をキー(検索項
目)としてリスト81〜86、・・・の中から対比強度
尺度の最小となる辺のデータを検索するために用いられ
るものである。すなわち、このB−木80を参照するこ
とにより、ある頂点(クラスタ)と、この頂点に隣接し
た他の頂点とを結ぶ辺のなかから色度がもっとも類似し
たものを極めて少ないメモリアクセスで検索することが
可能となるものである。この図において、リスト81〜
86、・・・には辺のデータ51のアドレスを指し示す
ポインタが書き込まれており、同一リストのポインタで
示される辺のデータ51は同一の対比強度尺度値をもつ
ものである。これらのポインタは辺のデータ51中の対
比強度尺度値511の昇順に対応して並んでいる。した
がって、最上位のリスト81に登録されたポインタを調
べ、このポインタの示す辺のデータ51を探し出すこと
により、対比強度尺度値が最小となる辺のデータ51を
探索できるものである。なお、対比強度尺度値が同一と
なる辺が複数存在する場合には、同一のリストに複数の
ポインタが登録される。
る。このB−木80は、対比強度尺度値をキー(検索項
目)としてリスト81〜86、・・・の中から対比強度
尺度の最小となる辺のデータを検索するために用いられ
るものである。すなわち、このB−木80を参照するこ
とにより、ある頂点(クラスタ)と、この頂点に隣接し
た他の頂点とを結ぶ辺のなかから色度がもっとも類似し
たものを極めて少ないメモリアクセスで検索することが
可能となるものである。この図において、リスト81〜
86、・・・には辺のデータ51のアドレスを指し示す
ポインタが書き込まれており、同一リストのポインタで
示される辺のデータ51は同一の対比強度尺度値をもつ
ものである。これらのポインタは辺のデータ51中の対
比強度尺度値511の昇順に対応して並んでいる。した
がって、最上位のリスト81に登録されたポインタを調
べ、このポインタの示す辺のデータ51を探し出すこと
により、対比強度尺度値が最小となる辺のデータ51を
探索できるものである。なお、対比強度尺度値が同一と
なる辺が複数存在する場合には、同一のリストに複数の
ポインタが登録される。
【0034】B−木80の根のノードは4つのキー81
1〜814からなり、さらにそれぞれのキーの前後に5
つのポインタ821〜825があり、各ポインタは一つ
のノードを指し、各キーは一つのリストをポイントす
る。これらは、全体として階層構造をなしている。根の
5つのポインタ821〜825はそれぞれ、キー811
より小さいキー、キー811より大きくキー812より
小さいキー、キー812より大きくキー812より小さ
いキー、キー812より大きくキー813より小さいキ
ー、・・・、キー814より大きいキーのようにデータ
が分割して割り当てられ、これらの各ポインタに接続さ
れた各ノードには、さらにデータが分割して割り当てら
れている。従って、各層ごとに最上位のノード801、
802、803をたどっていくことにより、最小の対比
強度尺度値を示す辺のデータへのポインタのリスト81
を探索することができるものである。なお、B−木80
は、リスト81、・・・の追加、削除が容易であるとい
う利点を備えている。また、同一リスト内に複数の対比
強度尺度値が登録されている場合、このうちの一つが削
除されたとしても、リストが空になるまでそのキーは削
除されることはない。すなわち、B−木80は常に平衡
状態を保つため、高速の検索が可能となる。
1〜814からなり、さらにそれぞれのキーの前後に5
つのポインタ821〜825があり、各ポインタは一つ
のノードを指し、各キーは一つのリストをポイントす
る。これらは、全体として階層構造をなしている。根の
5つのポインタ821〜825はそれぞれ、キー811
より小さいキー、キー811より大きくキー812より
小さいキー、キー812より大きくキー812より小さ
いキー、キー812より大きくキー813より小さいキ
ー、・・・、キー814より大きいキーのようにデータ
が分割して割り当てられ、これらの各ポインタに接続さ
れた各ノードには、さらにデータが分割して割り当てら
れている。従って、各層ごとに最上位のノード801、
802、803をたどっていくことにより、最小の対比
強度尺度値を示す辺のデータへのポインタのリスト81
を探索することができるものである。なお、B−木80
は、リスト81、・・・の追加、削除が容易であるとい
う利点を備えている。また、同一リスト内に複数の対比
強度尺度値が登録されている場合、このうちの一つが削
除されたとしても、リストが空になるまでそのキーは削
除されることはない。すなわち、B−木80は常に平衡
状態を保つため、高速の検索が可能となる。
【0035】続いて、本実施例に係る画像処理装置にお
ける階層的クラスタリング処理、すなわち各クラスタを
1つのクラスタに統合するまでの作用を説明する。図4
は本実施例に係る画像処理装置の領域統合の処理を表す
フローチャートである。先ず、CPU11は入力I/F
12を介して画像データを入力し、これを画像メモリ1
5に記憶させる。ここで、図2に示される画像データ2
1が入力されたとする。実際の画像データはこれよりは
るかに画素数が多いが、ここでは3×3の画素の画像デ
ータ21を例に説明を進める。
ける階層的クラスタリング処理、すなわち各クラスタを
1つのクラスタに統合するまでの作用を説明する。図4
は本実施例に係る画像処理装置の領域統合の処理を表す
フローチャートである。先ず、CPU11は入力I/F
12を介して画像データを入力し、これを画像メモリ1
5に記憶させる。ここで、図2に示される画像データ2
1が入力されたとする。実際の画像データはこれよりは
るかに画素数が多いが、ここでは3×3の画素の画像デ
ータ21を例に説明を進める。
【0036】ステップS41において、CPU11は画
像データ21に基づき、頂点のデータ50、辺のデータ
51、ノードデータ70を算出することにより、いわゆ
る格子グラフを生成する(ステップS41)。このステ
ップS41の処理を詳細に表したものが、ステップS4
11、S412のサブルーチンである。
像データ21に基づき、頂点のデータ50、辺のデータ
51、ノードデータ70を算出することにより、いわゆ
る格子グラフを生成する(ステップS41)。このステ
ップS41の処理を詳細に表したものが、ステップS4
11、S412のサブルーチンである。
【0037】ステップS411において、CPU11は
画像データ21の各画素についての頂点のデータを算出
する。頂点のデータ50は上述したように、ラベル50
1、L*a*b*色空間における各色成分の平均値502
〜504、サンプル数505、リストへのポインタ50
6、二分木へのポインタ507により構成されるもので
ある。なお、この時点では領域統合は行われてないた
め、ラベル501は各画素の画像データ上の座標値とな
り、サンプル数505は”1”となる。また、各色成分
の平均値502〜504は画素毎のL*a*b*色空間上
の座標値となる。
画像データ21の各画素についての頂点のデータを算出
する。頂点のデータ50は上述したように、ラベル50
1、L*a*b*色空間における各色成分の平均値502
〜504、サンプル数505、リストへのポインタ50
6、二分木へのポインタ507により構成されるもので
ある。なお、この時点では領域統合は行われてないた
め、ラベル501は各画素の画像データ上の座標値とな
り、サンプル数505は”1”となる。また、各色成分
の平均値502〜504は画素毎のL*a*b*色空間上
の座標値となる。
【0038】さらに、CPU11は各画素について、二
分木のノードデータ70を登録する。このとき、領域統
合は行われていないためいわゆるサブツリーは存在せ
ず、よってサブツリーへのポインタ706、707は空
欄(ゼロ)となる。また、クラスタの分散の変化を表す
対比強度尺度値705も空欄(ゼロ)となる。
分木のノードデータ70を登録する。このとき、領域統
合は行われていないためいわゆるサブツリーは存在せ
ず、よってサブツリーへのポインタ706、707は空
欄(ゼロ)となる。また、クラスタの分散の変化を表す
対比強度尺度値705も空欄(ゼロ)となる。
【0039】ステップS412において、CPU11は
辺のデータ51を以下の手順で算出する。先ず、CPU
11は、画像データ21中の画素210に着目し、この
画素210と、画素210に隣接する(例えば4近傍)
画素211〜214との間のL*a*b*色空間上におけ
る対比強度尺度値を求める。すなわち、CPU11はス
テップS411で算出された頂点データ50中のL*a*
b*の各色成分502〜504に基づき、画素210と
画素211〜214との各画素間における各色成分50
2〜504の分散の変化を調べる。これらの分散の変化
が対比強尺度値511として辺のデータ51に登録され
るものである。また、辺のデータ51のポインタ51
2、513には辺の両端にある頂点のデータ50のアド
レスが書き込まれる。このようにして、画素210を中
心とした4つの辺のデータ51が生成されるものであ
る。
辺のデータ51を以下の手順で算出する。先ず、CPU
11は、画像データ21中の画素210に着目し、この
画素210と、画素210に隣接する(例えば4近傍)
画素211〜214との間のL*a*b*色空間上におけ
る対比強度尺度値を求める。すなわち、CPU11はス
テップS411で算出された頂点データ50中のL*a*
b*の各色成分502〜504に基づき、画素210と
画素211〜214との各画素間における各色成分50
2〜504の分散の変化を調べる。これらの分散の変化
が対比強尺度値511として辺のデータ51に登録され
るものである。また、辺のデータ51のポインタ51
2、513には辺の両端にある頂点のデータ50のアド
レスが書き込まれる。このようにして、画素210を中
心とした4つの辺のデータ51が生成されるものであ
る。
【0040】CPU11は、このようにして生成された
辺のデータ51を図8のB−木80にキーと辺のデータ
へのポインタを登録する。すなわち、CPU11は、対
比強度尺度値の小さい順に辺のデータ51のポインタを
登録し、リスト81、・・・・が完成する。以上のステ
ップS411、S412の処理により、頂点および辺の
データよりなる初期格子グラフが完成する(ステップS
41)。
辺のデータ51を図8のB−木80にキーと辺のデータ
へのポインタを登録する。すなわち、CPU11は、対
比強度尺度値の小さい順に辺のデータ51のポインタを
登録し、リスト81、・・・・が完成する。以上のステ
ップS411、S412の処理により、頂点および辺の
データよりなる初期格子グラフが完成する(ステップS
41)。
【0041】続いて、CPU11はステップS42の判
断を実行する。このとき、領域統合は行われていないた
め、画素数がそのまま総クラスタ数となる。したがっ
て、ステップS42の判断結果はNOとなり、次のステ
ップS43が実行される。ステップS43において、C
PU11はB−木80を参照し、リスト81、・・・の
中から対比強度尺度値が最小となる辺のデータ51を検
索する。検索が終了すると、CPU11はリスト81を
先出し、または、後出し、もしくは何らかの規定に従っ
てリスト全体から削除する。
断を実行する。このとき、領域統合は行われていないた
め、画素数がそのまま総クラスタ数となる。したがっ
て、ステップS42の判断結果はNOとなり、次のステ
ップS43が実行される。ステップS43において、C
PU11はB−木80を参照し、リスト81、・・・の
中から対比強度尺度値が最小となる辺のデータ51を検
索する。検索が終了すると、CPU11はリスト81を
先出し、または、後出し、もしくは何らかの規定に従っ
てリスト全体から削除する。
【0042】対比強度尺度値の最小となる辺のデータ5
1が検索されろと、CPU11はこの辺のデータ51の
両端にある頂点を統合する。例えば、画素210と画素
211との対比強度尺度値が最小であったとすると、画
素210と画素211との統合が行われる。これに伴
い、CPU11は頂点のデータ50、辺のデータ51、
二分木のデータ70等を更新する(ステップS44)。
1が検索されろと、CPU11はこの辺のデータ51の
両端にある頂点を統合する。例えば、画素210と画素
211との対比強度尺度値が最小であったとすると、画
素210と画素211との統合が行われる。これに伴
い、CPU11は頂点のデータ50、辺のデータ51、
二分木のデータ70等を更新する(ステップS44)。
【0043】頂点のデータ50の更新処理を以下に説明
する。CPU11は、ステップS43において統合され
た画素210、211のそれぞれに対応する2つの頂点
のデータ50を読み出し、いずれか一方の頂点のデータ
50を他方の頂点のデータ50に統合する。例えば、画
素210に係る頂点のデータ50を画素211に係る頂
点のデータに統合したとする。2つの画素210、21
1が一つのクラスタに統合された結果、統合後のクラス
タのL*a*b*色空間上における各色成分の平均値50
2〜504は変動する。したがって、CPU11は統合
されたクラスタにおける各色成分の平均値502〜50
4を、画素210に係る頂点のデータ50に登録する。
する。CPU11は、ステップS43において統合され
た画素210、211のそれぞれに対応する2つの頂点
のデータ50を読み出し、いずれか一方の頂点のデータ
50を他方の頂点のデータ50に統合する。例えば、画
素210に係る頂点のデータ50を画素211に係る頂
点のデータに統合したとする。2つの画素210、21
1が一つのクラスタに統合された結果、統合後のクラス
タのL*a*b*色空間上における各色成分の平均値50
2〜504は変動する。したがって、CPU11は統合
されたクラスタにおける各色成分の平均値502〜50
4を、画素210に係る頂点のデータ50に登録する。
【0044】頂点のデータ50中の二分木へのポインタ
507は、以下のように更新される。先ず、CPU11
は新たなノードデータ70を生成し、画素210に係る
頂点のデータ50中のポインタ507を新たなノードデ
ータ70のポインタ706に、画素211に係る頂点の
データ中のポインタ507を新たなノードデータ70の
ポインタ707にそれぞれ登録する。また、CPU11
は、画素210に係るラベル501を新たなノードデー
タ70のラベル701に、画素210、211に係る色
成分502〜504の平均値を新たなノードデータ70
の色成分702〜704に、画素210、211を結ぶ
辺のデータ51中の対比強度尺度値511を新たなノー
ドデータ70の対比強度尺度値705にそれぞれ登録す
る。
507は、以下のように更新される。先ず、CPU11
は新たなノードデータ70を生成し、画素210に係る
頂点のデータ50中のポインタ507を新たなノードデ
ータ70のポインタ706に、画素211に係る頂点の
データ中のポインタ507を新たなノードデータ70の
ポインタ707にそれぞれ登録する。また、CPU11
は、画素210に係るラベル501を新たなノードデー
タ70のラベル701に、画素210、211に係る色
成分502〜504の平均値を新たなノードデータ70
の色成分702〜704に、画素210、211を結ぶ
辺のデータ51中の対比強度尺度値511を新たなノー
ドデータ70の対比強度尺度値705にそれぞれ登録す
る。
【0045】辺のデータ51の更新処理を以下に説明す
る。先ず、画素210、211の双方のリスト60から
頂点210、211に係る辺のデータを削除する。2つ
の頂点を統合した場合、各頂点が保有していた情報が重
複してしまうことがある。そこで、リストデータ60、
B−木80中の重複したデータを削除する。画素21
0、211を統合する第1回目の領域統合の段階におい
ては、画素210、211が重複して連結する辺が存在
しないため、かかる処理は必要がない。新たに統合され
た領域に対する非類似度の更新を、これに隣接するすべ
ての領域について行う。
る。先ず、画素210、211の双方のリスト60から
頂点210、211に係る辺のデータを削除する。2つ
の頂点を統合した場合、各頂点が保有していた情報が重
複してしまうことがある。そこで、リストデータ60、
B−木80中の重複したデータを削除する。画素21
0、211を統合する第1回目の領域統合の段階におい
ては、画素210、211が重複して連結する辺が存在
しないため、かかる処理は必要がない。新たに統合され
た領域に対する非類似度の更新を、これに隣接するすべ
ての領域について行う。
【0046】以上により、画素210、211が一つの
頂点(クラスタ)216に統合される。この後、CPU
11はステップS42に戻り、S42〜S44の処理を
繰り返し実行する。このようにして、画像データ21の
領域統合の段階で、例えば図3に示されるようにそれぞ
れ複数の画素を有するクラスタP、Q、Rが生成された
とする。以下、これらのクラスタP、Q、Rについての
処理を説明する。
頂点(クラスタ)216に統合される。この後、CPU
11はステップS42に戻り、S42〜S44の処理を
繰り返し実行する。このようにして、画像データ21の
領域統合の段階で、例えば図3に示されるようにそれぞ
れ複数の画素を有するクラスタP、Q、Rが生成された
とする。以下、これらのクラスタP、Q、Rについての
処理を説明する。
【0047】ステップS43において、CPU11はB
−木80を参照し、リスト81、・・・の中から対比強
度尺度値が最小となる辺のデータ51を検索する。検索
が終了すると、CPU11は、リストからその検索され
た他の登録を削除し、リストが空であれば、そのキーを
B−木から削除する。対比強度尺度値の最小となる辺の
データ51が検索されろと、CPU11はこの辺のデー
タ51の両端にある頂点を統合する。例えば、クラスタ
PとクラスタQとの対比強度尺度値が最小であったとす
ると、クラスタPとクラスタQとの統合が行われる。こ
れに伴い、CPU11は頂点のデータ50、辺のデータ
51、二分木のデータ70等を更新する(ステップS4
4)。
−木80を参照し、リスト81、・・・の中から対比強
度尺度値が最小となる辺のデータ51を検索する。検索
が終了すると、CPU11は、リストからその検索され
た他の登録を削除し、リストが空であれば、そのキーを
B−木から削除する。対比強度尺度値の最小となる辺の
データ51が検索されろと、CPU11はこの辺のデー
タ51の両端にある頂点を統合する。例えば、クラスタ
PとクラスタQとの対比強度尺度値が最小であったとす
ると、クラスタPとクラスタQとの統合が行われる。こ
れに伴い、CPU11は頂点のデータ50、辺のデータ
51、二分木のデータ70等を更新する(ステップS4
4)。
【0048】頂点のデータ50の更新処理を以下に説明
する。CPU11は、ステップS43において統合され
たクラスタP、Qのそれぞれに対応する2つの頂点のデ
ータ50を読み出し、いずれか一方の頂点のデータ50
を他方の頂点のデータ50に統合する。例えば、クラス
タPに係る頂点のデータ50をクラスタQに係る頂点の
データに統合したとする。2つのクラスタP、Qが一つ
のクラスタに統合された結果、統合後のクラスタのL*
a*b*色空間上における各色成分の平均値502〜50
4は変動する。したがって、CPU11は統合されたク
ラスタにおける各色成分の平均値502〜504を、ク
ラスタQに係る頂点のデータ50に登録する。
する。CPU11は、ステップS43において統合され
たクラスタP、Qのそれぞれに対応する2つの頂点のデ
ータ50を読み出し、いずれか一方の頂点のデータ50
を他方の頂点のデータ50に統合する。例えば、クラス
タPに係る頂点のデータ50をクラスタQに係る頂点の
データに統合したとする。2つのクラスタP、Qが一つ
のクラスタに統合された結果、統合後のクラスタのL*
a*b*色空間上における各色成分の平均値502〜50
4は変動する。したがって、CPU11は統合されたク
ラスタにおける各色成分の平均値502〜504を、ク
ラスタQに係る頂点のデータ50に登録する。
【0049】頂点のデータ50中の二分木へのポインタ
507は、以下のように更新される。先ず、CPU11
は新たなノードデータ70を生成し、クラスタPに係る
頂点のデータ50中のポインタ507を新たなノードデ
ータ70のポインタ706に、クラスタQに係る頂点の
データ中のポインタ507を新たなノードデータ70の
ポインタ707にそれぞれ登録する。また、CPU11
は、クラスタPに係るラベル501を新たなノードデー
タ70のラベル701に、クラスタP、Qに係る色成分
502〜504の平均値を新たなノードデータ70の色
成分702〜704に、クラスタP、Qを結ぶ辺のデー
タ51中の対比強度尺度値511を新たなノードデータ
70の対比強度尺度値705にそれぞれ登録する。
507は、以下のように更新される。先ず、CPU11
は新たなノードデータ70を生成し、クラスタPに係る
頂点のデータ50中のポインタ507を新たなノードデ
ータ70のポインタ706に、クラスタQに係る頂点の
データ中のポインタ507を新たなノードデータ70の
ポインタ707にそれぞれ登録する。また、CPU11
は、クラスタPに係るラベル501を新たなノードデー
タ70のラベル701に、クラスタP、Qに係る色成分
502〜504の平均値を新たなノードデータ70の色
成分702〜704に、クラスタP、Qを結ぶ辺のデー
タ51中の対比強度尺度値511を新たなノードデータ
70の対比強度尺度値705にそれぞれ登録する。
【0050】辺のデータ51の更新処理を図3を参照し
ながら以下に説明する。先ず、CPU11は、頂点P、
Qを結ぶ辺PQを示すポインタ601をリストデータ6
0から削除する。また、頂点P、Qがともに連結する頂
点Rが存在する場合、CPU11は頂点P、Qに関する
リストデータ60から、辺QRRまたは辺RPのポイン
タ601を削除し、B−木80から辺QRまたは辺RP
に関するデータを削除する。さらに、CPU11は頂点
Pに連結する辺のポインタ601を頂点Qのそれにマー
ジする。以上の処理により重複したデータの削除等が行
われ、辺のデータ51に関する更新処理が終了する。
ながら以下に説明する。先ず、CPU11は、頂点P、
Qを結ぶ辺PQを示すポインタ601をリストデータ6
0から削除する。また、頂点P、Qがともに連結する頂
点Rが存在する場合、CPU11は頂点P、Qに関する
リストデータ60から、辺QRRまたは辺RPのポイン
タ601を削除し、B−木80から辺QRまたは辺RP
に関するデータを削除する。さらに、CPU11は頂点
Pに連結する辺のポインタ601を頂点Qのそれにマー
ジする。以上の処理により重複したデータの削除等が行
われ、辺のデータ51に関する更新処理が終了する。
【0051】さらに、原点P、Qと連結していた他の頂
点Tとの辺のデータ51中の対比強度尺度値511は、
統合後のPおよびTのL*a*b*の平均値と構成画素数
に基づき更新処理される(図3中段の式)。この処理
は、上述した頂点データ50の更新処理におけるものと
同様である。統合後の新たな対比強度尺度値511の更
新に際し、更新されるべき辺のデータは一時B−木から
削除され、対比強度尺度値511が更新されると、CP
U11は新たな対比強度尺度値511をキーとしてデー
タ51へのポインタをB−木80に再登録する。
点Tとの辺のデータ51中の対比強度尺度値511は、
統合後のPおよびTのL*a*b*の平均値と構成画素数
に基づき更新処理される(図3中段の式)。この処理
は、上述した頂点データ50の更新処理におけるものと
同様である。統合後の新たな対比強度尺度値511の更
新に際し、更新されるべき辺のデータは一時B−木から
削除され、対比強度尺度値511が更新されると、CP
U11は新たな対比強度尺度値511をキーとしてデー
タ51へのポインタをB−木80に再登録する。
【0052】以上により、ステップS44の処理が終了
する。この後、CPU11はステップS42に戻り、画
像データ21の総クラスタ数が”1”になるまでステッ
プS42〜S44の処理を繰り返し実行する。総クラス
タ数が”1”になった時点で、領域統合処理は終了す
る。この結果、画像データ21は1つの頂点(クラス
タ)250に統合されるものである。
する。この後、CPU11はステップS42に戻り、画
像データ21の総クラスタ数が”1”になるまでステッ
プS42〜S44の処理を繰り返し実行する。総クラス
タ数が”1”になった時点で、領域統合処理は終了す
る。この結果、画像データ21は1つの頂点(クラス
タ)250に統合されるものである。
【0053】なお、上述した領域統合処理は、一のクラ
スタに他のクラスタを順次統合させるものであるが、領
域統合を画像データの局所において並列に行うことも可
能である。このような並列処理はとくに初期の統合過程
において有効である。
スタに他のクラスタを順次統合させるものであるが、領
域統合を画像データの局所において並列に行うことも可
能である。このような並列処理はとくに初期の統合過程
において有効である。
【0054】図4のフローチャートで表された処理によ
る領域統合が終了すると、CPU11は統合履歴を表す
二分木のノードデータ70をワークメモリ14から外部
記憶装置17に書き込む。なお、二分木を構成するノー
ドデータ70の数は画像データの総画素数の約2倍とな
ることから、二分木のデータ数は膨大な数に達する。し
たがって、ワークメモリ14上に配置された二分木のデ
ータの全ての二分木探索を行っていたのでは、メモリア
クセスが膨大となる。そこで、本実施例においては、二
分木を構成するノードデータ70毎に、これを二分木探
索の順に外部記憶装置17に書き込み、読み出し時には
これと逆の順序でノードデータ70毎に外部記憶装置1
7からワークメモリ14に転送する。これにより、ワー
クメモリへの二分木再配置のためのメモリアクセスを大
幅に低減することが可能となるものである。以下に、外
部記憶装置17に対するルートノードからの書き込みお
よび読み込み時の処理を図7に基づき説明する。
る領域統合が終了すると、CPU11は統合履歴を表す
二分木のノードデータ70をワークメモリ14から外部
記憶装置17に書き込む。なお、二分木を構成するノー
ドデータ70の数は画像データの総画素数の約2倍とな
ることから、二分木のデータ数は膨大な数に達する。し
たがって、ワークメモリ14上に配置された二分木のデ
ータの全ての二分木探索を行っていたのでは、メモリア
クセスが膨大となる。そこで、本実施例においては、二
分木を構成するノードデータ70毎に、これを二分木探
索の順に外部記憶装置17に書き込み、読み出し時には
これと逆の順序でノードデータ70毎に外部記憶装置1
7からワークメモリ14に転送する。これにより、ワー
クメモリへの二分木再配置のためのメモリアクセスを大
幅に低減することが可能となるものである。以下に、外
部記憶装置17に対するルートノードからの書き込みお
よび読み込み時の処理を図7に基づき説明する。
【0055】書き込み時においては、ルートノードまた
は所定のノードを始点として以下の処理を再帰的に実行
する。先ず、始点となるノードデータ70中のラベル7
01、L*a*b*の各平均値702〜704、対比強度
尺度値705を外部記憶装置17に書き込む。次に、C
PU11はこのノードデータ70サブツリーへのポイン
タ706を参照し、サブツリーへのポインタ706が空
欄でなければ、サブツリー706が示す次のノードデー
タ70を外部記憶装置17に書き込む。ポインタ706
が空欄である場合には、このポインタ706が書き込ま
れたノードデータ70が「葉」である旨を外部記憶装置
17に書き込み一つ上の親ノードに戻り、ポインタ70
7についても同様の処理を行う。以上の処理を繰り返す
ことにより、ノードデータ70が二分木探索の順に外部
記憶装置17に書き込まれるものである。
は所定のノードを始点として以下の処理を再帰的に実行
する。先ず、始点となるノードデータ70中のラベル7
01、L*a*b*の各平均値702〜704、対比強度
尺度値705を外部記憶装置17に書き込む。次に、C
PU11はこのノードデータ70サブツリーへのポイン
タ706を参照し、サブツリーへのポインタ706が空
欄でなければ、サブツリー706が示す次のノードデー
タ70を外部記憶装置17に書き込む。ポインタ706
が空欄である場合には、このポインタ706が書き込ま
れたノードデータ70が「葉」である旨を外部記憶装置
17に書き込み一つ上の親ノードに戻り、ポインタ70
7についても同様の処理を行う。以上の処理を繰り返す
ことにより、ノードデータ70が二分木探索の順に外部
記憶装置17に書き込まれるものである。
【0056】なお、上記書き込み処理において、二分木
の「葉」となるノードデータ70の判別をサブツリーへ
のポインタ706、707が空欄か否かにより行ってい
るが、対比強度尺度値705が空欄か否かにより行って
もよい。また、ノードデータ70に対応する頂点データ
50中のサンプル数505が”1”になったことをもっ
て当該ノードデータ70が「葉」であることを判断して
もよい。
の「葉」となるノードデータ70の判別をサブツリーへ
のポインタ706、707が空欄か否かにより行ってい
るが、対比強度尺度値705が空欄か否かにより行って
もよい。また、ノードデータ70に対応する頂点データ
50中のサンプル数505が”1”になったことをもっ
て当該ノードデータ70が「葉」であることを判断して
もよい。
【0057】続いて、ノードデータ70の読み込み処理
を説明する。先ず、CPU11はワークメモリ14上に
ノードデータ70の領域を確保し、ここに外部記憶装置
17から読み出された始点となるノードデータ70中の
各データを転送する。次にワークメモリ14から読み出
されるノードデータはこのノードデータ70のポインタ
706がポイントするものとして新たなノードデータ7
0を確保し、そこにワークメモリ14からのデータを読
み込む。このとき、読み込まれたデータが「葉」でなけ
れば、ノードデータ70のポインタ706について同様
の処理を繰り返す。「葉」である場合には、このノード
データ70のポインタ706、707を空欄として一つ
上のノードに戻り、そのノードのポインタ707にポイ
ントされるものとして新たなノードデータ70の確保
と、ワークメモリ14からのデータの読み込みを行い、
このノードデータ70のワークメモリ706について処
理を継続する。
を説明する。先ず、CPU11はワークメモリ14上に
ノードデータ70の領域を確保し、ここに外部記憶装置
17から読み出された始点となるノードデータ70中の
各データを転送する。次にワークメモリ14から読み出
されるノードデータはこのノードデータ70のポインタ
706がポイントするものとして新たなノードデータ7
0を確保し、そこにワークメモリ14からのデータを読
み込む。このとき、読み込まれたデータが「葉」でなけ
れば、ノードデータ70のポインタ706について同様
の処理を繰り返す。「葉」である場合には、このノード
データ70のポインタ706、707を空欄として一つ
上のノードに戻り、そのノードのポインタ707にポイ
ントされるものとして新たなノードデータ70の確保
と、ワークメモリ14からのデータの読み込みを行い、
このノードデータ70のワークメモリ706について処
理を継続する。
【0058】続いて、この二分木をもとにした領域抽出
の処理について説明する。上述した領域統合処理によ
り、図2の(A)に示されるように画像データは最終的
に1つのクラスタ(頂点)250に統合された。この領
域統合の過程を逆にたどることにより、図2の(B)に
示されるように、画像データ21を分割した画像データ
22を得ることが可能である。すなわち、背景、人物等
を表す画像データを、背景の画像領域、人物の画像領域
等に分割し、所望の画像領域を抽出することができるも
のである。
の処理について説明する。上述した領域統合処理によ
り、図2の(A)に示されるように画像データは最終的
に1つのクラスタ(頂点)250に統合された。この領
域統合の過程を逆にたどることにより、図2の(B)に
示されるように、画像データ21を分割した画像データ
22を得ることが可能である。すなわち、背景、人物等
を表す画像データを、背景の画像領域、人物の画像領域
等に分割し、所望の画像領域を抽出することができるも
のである。
【0059】二分木(履歴データ)をルートノードから
「葉」に向かってたどっていくことにより、1のクラス
タを順次2つのクラスタに分割することができるわけで
あるが、二分木をどの深さまでたどるかを以下の手順で
予め決定しておく。先ず、分割を終了させる条件として
対比強度尺度値の下限(類似度の範囲)を、オペレータ
が画像処理装置に与えておく。すなわち、二分木に従い
一つのクラスタを分割していく過程において、各クラス
タの色度がある程度近似したならば分割処理を中止させ
る。これにより、画像を特徴の全く相違する領域毎に分
割することができるものである。
「葉」に向かってたどっていくことにより、1のクラス
タを順次2つのクラスタに分割することができるわけで
あるが、二分木をどの深さまでたどるかを以下の手順で
予め決定しておく。先ず、分割を終了させる条件として
対比強度尺度値の下限(類似度の範囲)を、オペレータ
が画像処理装置に与えておく。すなわち、二分木に従い
一つのクラスタを分割していく過程において、各クラス
タの色度がある程度近似したならば分割処理を中止させ
る。これにより、画像を特徴の全く相違する領域毎に分
割することができるものである。
【0060】対比強度尺度値の下限値が画像処理装置に
与えられると、CPU11はルートのノードデータ70
中の対比強度尺度値705が指示された下限値より小さ
いか否かを判断する。このとき、対比強度尺度値705
が下限値より小さい(類似度が所定値以上)場合には処
理を終了する。一方、対比強度尺度値705が下限値よ
りも大きい(類似度が所定値以下)場合には、CPU1
1はノードデータ70中のポインタ706、707を参
照する。そして、ポインタ706、707が空欄である
場合(サブツリーが存在しない場合)には、CPU11
は処理を終了する。ポインタ706、707が空欄でな
い場合には、ポインタ706、707で示されたサブツ
リーのノードデータ70を参照する。このサブツリーの
対比強度尺度値705が下限値よりも小さい場合には処
理を終了する。これらの処理を繰り返すことにより、二
分木が限定される(二分木の枝が途中で切断される)も
のである。このようにして限定された二分木の「葉」に
よって示される各クラスタは、ある程度特徴が相違した
ものとなっている。
与えられると、CPU11はルートのノードデータ70
中の対比強度尺度値705が指示された下限値より小さ
いか否かを判断する。このとき、対比強度尺度値705
が下限値より小さい(類似度が所定値以上)場合には処
理を終了する。一方、対比強度尺度値705が下限値よ
りも大きい(類似度が所定値以下)場合には、CPU1
1はノードデータ70中のポインタ706、707を参
照する。そして、ポインタ706、707が空欄である
場合(サブツリーが存在しない場合)には、CPU11
は処理を終了する。ポインタ706、707が空欄でな
い場合には、ポインタ706、707で示されたサブツ
リーのノードデータ70を参照する。このサブツリーの
対比強度尺度値705が下限値よりも小さい場合には処
理を終了する。これらの処理を繰り返すことにより、二
分木が限定される(二分木の枝が途中で切断される)も
のである。このようにして限定された二分木の「葉」に
よって示される各クラスタは、ある程度特徴が相違した
ものとなっている。
【0061】図2の(B)に示されるように、ノード2
50をルートとする二分木は画像データ21の各画素に
向かって延びているが、この二分木を途中で切断するこ
とにより、4つのクラスタを「葉」とする二分木が得ら
れるものである。
50をルートとする二分木は画像データ21の各画素に
向かって延びているが、この二分木を途中で切断するこ
とにより、4つのクラスタを「葉」とする二分木が得ら
れるものである。
【0062】このようにして限定された二分木の各葉
を、それ以下のサブツリーのルートノードとして、分割
された領域を示す領域指定データを生成する。なお、こ
の領域指定データは画像データ21に対応した座標値を
持つ二次元データである。先ず、CPU11はルートノ
ードのポインタ706、707を参照する。ポインタ7
06、707が空欄である場合には、CPU11はラベ
ル701から実画像におけるx、y座標を算出し、この
x、y座標に対応した領域指定データの座標にラベル7
01を書き込む。ポインタ706、707が空欄でない
場合には、ポインタ706、707で示されたサブツリ
ーのノードデータ70を参照し、上記と同様の処理を繰
り返していく。このような処理により、分割された各領
域にラベル701が付されるものである。また、各領域
に付されたラベル701を基に、画像データ21から所
望の領域を抽出することが可能となるものである。例え
ば、人物と背景とを表す画像データから、人物を表す領
域のみを抽出することができるものである。
を、それ以下のサブツリーのルートノードとして、分割
された領域を示す領域指定データを生成する。なお、こ
の領域指定データは画像データ21に対応した座標値を
持つ二次元データである。先ず、CPU11はルートノ
ードのポインタ706、707を参照する。ポインタ7
06、707が空欄である場合には、CPU11はラベ
ル701から実画像におけるx、y座標を算出し、この
x、y座標に対応した領域指定データの座標にラベル7
01を書き込む。ポインタ706、707が空欄でない
場合には、ポインタ706、707で示されたサブツリ
ーのノードデータ70を参照し、上記と同様の処理を繰
り返していく。このような処理により、分割された各領
域にラベル701が付されるものである。また、各領域
に付されたラベル701を基に、画像データ21から所
望の領域を抽出することが可能となるものである。例え
ば、人物と背景とを表す画像データから、人物を表す領
域のみを抽出することができるものである。
【0063】本実施例の画像処理装置により領域分割さ
れた画像の一例を図9および図10に示す。図9は原画
像を表している。図10はこの画像を領域分割したデー
タを表している。図9の原画像の階層的クラスタリング
を行うことにより、図10の(A)、(B)、(C)の
ように、順にクラスタが統合されていくものである。図
11は、図9の原画像を領域統合する過程を表したツリ
ーである。このツリーの横軸は領域統合の非類似度を対
数で表したものである。また、図11に付された矢印
(A)、(B)、(C)の各段階の画像が、図10の
(A)、(B)、(C)にそれぞれ対応している。図1
3、図14、図15は、それぞれ図10の(A)、
(B)、(C)に対応しており、領域統合の各段階にお
ける頂点および辺を示すグラフである。図13は同図の
矢印(A)の段階のグラフであり、図14は同図の矢印
(B)の段階のグラフである。さらに、図15は同図の
矢印(C)の段階のグラフを表している。図12は、原
画像121(図9に示されたものと同一)を領域統合す
る各段階の画像121〜126を示している。この図の
画像123、124、125は、図10の(A)、
(B)、(C)に対応している。
れた画像の一例を図9および図10に示す。図9は原画
像を表している。図10はこの画像を領域分割したデー
タを表している。図9の原画像の階層的クラスタリング
を行うことにより、図10の(A)、(B)、(C)の
ように、順にクラスタが統合されていくものである。図
11は、図9の原画像を領域統合する過程を表したツリ
ーである。このツリーの横軸は領域統合の非類似度を対
数で表したものである。また、図11に付された矢印
(A)、(B)、(C)の各段階の画像が、図10の
(A)、(B)、(C)にそれぞれ対応している。図1
3、図14、図15は、それぞれ図10の(A)、
(B)、(C)に対応しており、領域統合の各段階にお
ける頂点および辺を示すグラフである。図13は同図の
矢印(A)の段階のグラフであり、図14は同図の矢印
(B)の段階のグラフである。さらに、図15は同図の
矢印(C)の段階のグラフを表している。図12は、原
画像121(図9に示されたものと同一)を領域統合す
る各段階の画像121〜126を示している。この図の
画像123、124、125は、図10の(A)、
(B)、(C)に対応している。
【0064】以上述べたように、本実施例によれば、隣
接するクラスタ対のうち、色空間上の対比強度尺度値の
最小となる(類似度の最大となる)もの同士を統合する
ことにより階層的クラスタリングを行っている。したが
って、領域統合の判断を隣接するクラスタについてのみ
行えばよいため、処理時間を大幅に短縮できるとともに
処理に要するメモリ容量を軽減できる。
接するクラスタ対のうち、色空間上の対比強度尺度値の
最小となる(類似度の最大となる)もの同士を統合する
ことにより階層的クラスタリングを行っている。したが
って、領域統合の判断を隣接するクラスタについてのみ
行えばよいため、処理時間を大幅に短縮できるとともに
処理に要するメモリ容量を軽減できる。
【0065】また、L*a*b*色空間上の分散変化の最
小となるクラスタ同士を統合するため、大局的な対比関
係を捉えるという視覚特性に合致した領域分割が可能と
なるものである。例えば、写真、映像、印刷等の分野に
おいては、階調を「ライト、中間、シャドウ」のように
主観的に分類することがある。本実施例によれば、視覚
特性に合致したL*a*b*色空間を用いて領域分割を行
っているため「ライト、中間、シャドウ」のような主観
的な画像の分割が可能となるものである。
小となるクラスタ同士を統合するため、大局的な対比関
係を捉えるという視覚特性に合致した領域分割が可能と
なるものである。例えば、写真、映像、印刷等の分野に
おいては、階調を「ライト、中間、シャドウ」のように
主観的に分類することがある。本実施例によれば、視覚
特性に合致したL*a*b*色空間を用いて領域分割を行
っているため「ライト、中間、シャドウ」のような主観
的な画像の分割が可能となるものである。
【0066】なお、L*a*b*色空間の他、U*V*W色
空間、L*u*v色空間等の色空間を使用することも可能
である。色空間上の各成分に重み付けを持たして、対比
強度尺度値を算出することにより、明度、色相、彩度の
いずれを重視した領域分割を行うかを適宜選択してもよ
い。また、本実施例においては、4近傍の画素について
領域統合を行っているが、8近傍の画素について領域統
合を行ってもよい。
空間、L*u*v色空間等の色空間を使用することも可能
である。色空間上の各成分に重み付けを持たして、対比
強度尺度値を算出することにより、明度、色相、彩度の
いずれを重視した領域分割を行うかを適宜選択してもよ
い。また、本実施例においては、4近傍の画素について
領域統合を行っているが、8近傍の画素について領域統
合を行ってもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、色空間上の座標および実画像上の座標等を考慮して
階層的クラスタリングを行っている。したがって、画像
の明度・色相・彩度等を総合的にとらえることができ、
視覚特性に合わせて画像を「ライト、中間、シャドウ」
の各領域に分割することができる。
は、色空間上の座標および実画像上の座標等を考慮して
階層的クラスタリングを行っている。したがって、画像
の明度・色相・彩度等を総合的にとらえることができ、
視覚特性に合わせて画像を「ライト、中間、シャドウ」
の各領域に分割することができる。
【0068】また、隣接するクラスタ対のうち、色空間
上の対比強度尺度値の最小(類似度が最大)となるもの
同士を統合することにより、領域統合の判断対象となる
クラスタ対を限定することができ、クラスタ分割の処理
時間および画像処理装置の負担を軽減することが可能と
なる。また、実画像上において隣接する画素対を統合す
るため、統合された領域に不連続な部分が生じることも
ない。
上の対比強度尺度値の最小(類似度が最大)となるもの
同士を統合することにより、領域統合の判断対象となる
クラスタ対を限定することができ、クラスタ分割の処理
時間および画像処理装置の負担を軽減することが可能と
なる。また、実画像上において隣接する画素対を統合す
るため、統合された領域に不連続な部分が生じることも
ない。
【図1】本発明の一実施例に係る画像処理装置のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】本発明の一実施例に係る画像データ、グラフ構
造のデータ等を表す図である。
造のデータ等を表す図である。
【図3】本発明の一実施例に係る対比強度尺度値の計算
式およびL*a*b*色空間色空間を表す図である。
式およびL*a*b*色空間色空間を表す図である。
【図4】本発明の一実施例に係る画像処理装置の領域統
合処理を表すフローチャートである。
合処理を表すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例に係る頂点のデータ、辺のデ
ータを表す図である
ータを表す図である
【図6】本発明の一実施例に係る頂点のデータ、辺のデ
ータ、リストデータを表す図である。
ータ、リストデータを表す図である。
【図7】本発明の一実施例に係る頂点のデータ、ノード
データを表す図である。
データを表す図である。
【図8】本発明の一実施例に係るB−木等を表す図であ
る。
る。
【図9】本発明の一実施例に係る画像データを表す図で
ある。
ある。
【図10】本発明の一実施例に係る領域分割された画像
データを示す図である。
データを示す図である。
【図11】本発明の一実施例に係る領域統合を表すツリ
ーである。
ーである。
【図12】本発明の一実施例に係る領域分割された画像
データを示す図である。
データを示す図である。
【図13】本発明の一実施例に係る領域統合過程におけ
る頂点および辺を表すグラフである。
る頂点および辺を表すグラフである。
【図14】本発明の一実施例に係る領域統合過程におけ
る頂点および辺を表すグラフである。
る頂点および辺を表すグラフである。
【図15】本発明の一実施例に係る領域統合過程におけ
る頂点および辺を表すグラフである。
る頂点および辺を表すグラフである。
11 CPU 70 ノードデータ(履歴データ) 511、705 対比強度尺度値(類似度)
Claims (4)
- 【請求項1】 画像データ中の対比される2つの領域の
類似度を、色空間上における当該2つの領域の座標に基
づき算出し、 上記画像データ中の一の領域に隣接した複数の他の領域
のうち、当該一の領域との類似度が最大となる他の領域
を当該一の領域に順次統合することを特徴とする画像処
理方法。 - 【請求項2】 画像データ中の対比される2つの領域の
類似度を、色空間上における当該2つの領域の座標に基
づき算出し、 上記画像データ中の一の領域に隣接した複数の他の領域
のうち、当該一の領域との類似度が最大となる他の領域
を当該一の領域に順次統合し、 領域統合の順序および領域統合された領域間の類似度を
表す履歴データを生成し、 上記履歴データに従い領域統合された画像データのう
ち、所定範囲の類似度の領域対を、領域統合の順序と逆
の順序で順次分割することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の類似度を
画像データ中の対比される2つの領域を統合したことに
よる色空間上における各領域の分散または重心の変化に
基づき算出することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項4】 画像データを構成する各領域を頂点とみ
なし、 隣接し合う2つの頂点の類似度を色空間上における2つ
の頂点の座標に基づき算出し、 算出された類似度を上記2つの頂点を連結する辺とみな
し、 一の頂点に連結された複数の辺のなかから、類似度が最
大となる辺を検索するとともに、検索された辺に連結さ
れた他の頂点を上記一の頂点に統合する処理を繰り返す
ことを特徴とする画像処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34007793A JPH07160879A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34007793A JPH07160879A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 画像処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07160879A true JPH07160879A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18333507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34007793A Pending JPH07160879A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 画像処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07160879A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007149139A (ja) * | 2001-12-06 | 2007-06-14 | Nec Corp | 多次元画像をセグメント化する方法および装置 |
| JP2010183416A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 |
| JP2011034410A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Canon Inc | クラスタリング処理方法、クラスタリング処理装置、およびプログラム |
| WO2012005242A1 (ja) * | 2010-07-05 | 2012-01-12 | 日本電気株式会社 | 画像処理装置及び画像分割方法 |
| JP2012094126A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-05-17 | Nikon Corp | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP34007793A patent/JPH07160879A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007149139A (ja) * | 2001-12-06 | 2007-06-14 | Nec Corp | 多次元画像をセグメント化する方法および装置 |
| JP2010183416A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 |
| JP2011034410A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Canon Inc | クラスタリング処理方法、クラスタリング処理装置、およびプログラム |
| WO2012005242A1 (ja) * | 2010-07-05 | 2012-01-12 | 日本電気株式会社 | 画像処理装置及び画像分割方法 |
| JPWO2012005242A1 (ja) * | 2010-07-05 | 2013-09-02 | 日本電気株式会社 | 画像処理装置及び画像分割方法 |
| JP2012094126A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-05-17 | Nikon Corp | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
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